JP4859004B2 - コンタクトレンズ、眼内レンズまたは人工角膜用のポリマーおよびコンタクトレンズ - Google Patents

コンタクトレンズ、眼内レンズまたは人工角膜用のポリマーおよびコンタクトレンズ Download PDF

Info

Publication number
JP4859004B2
JP4859004B2 JP17650399A JP17650399A JP4859004B2 JP 4859004 B2 JP4859004 B2 JP 4859004B2 JP 17650399 A JP17650399 A JP 17650399A JP 17650399 A JP17650399 A JP 17650399A JP 4859004 B2 JP4859004 B2 JP 4859004B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
group
trimethylsiloxy
polymer
lenses
ppm
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP17650399A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2001000530A (ja
Inventor
正孝 中村
満 横田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toray Industries Inc
Original Assignee
Toray Industries Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toray Industries Inc filed Critical Toray Industries Inc
Priority to JP17650399A priority Critical patent/JP4859004B2/ja
Publication of JP2001000530A publication Critical patent/JP2001000530A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4859004B2 publication Critical patent/JP4859004B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、眼用レンズ用モノマーおよび眼用レンズ用ポリマーに関するものであり、該眼用レンズ用モノマーおよび眼用レンズ用ポリマーはコンタクトレンズ、眼内レンズ、人工角膜などの眼用レンズとして特に好適に用いられる。
【0002】
【従来の技術】
近年高い酸素透過性を有する眼用レンズ用ポリマーとして3−[トリス(トリメチルシロキシ)シリル]プロピルメタクリレートなどのシロキサニル基含有メタクリレートや、変性ポリシロキサンを一成分とするポリマーからなるものが開発され利用されている(特開昭60−142324号、特開昭54−24047号)。
【0003】
しかしながらこれらのモノマー(マクロマー)からなるポリマーは、酸素透過性を向上させる目的で導入されているシリコーンが持つ性質、即ち疎水性と分子間相互作用が小さいという性質のために表面が疎水性となりやすく水をはじいたり汚れが付きやすいという物性上の欠点が存在していた。
【0004】
また、これらのモノマー(マクロマー)は、N−ビニルピロリドンのような親水性モノマーとの相溶性が悪く、ポリマーの親水性向上のためにこのような親水性モノマーを共重合させた場合には相分離が起こり透明なポリマーが得られないという欠点を有していた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、N−ビニルピロリドンのような親水性モノマーと共重合しても高い透明性を有し、しかも高酸素透過性および高い水濡れ性を有する眼用レンズ用モノマーおよび眼用レンズ用ポリマーを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、本発明のコンタクトレンズ、眼内レンズまたは人工角膜ポリマーおよびコンタクトレンズは、下記の構成を有する。
「〔1〕下記式(a)で表されるコンタクトレンズ、眼内レンズまたは人工角膜モノマー50重量%〜99重量%およびN−ビニルピロリドンを重合成分として含むことを特徴とするコンタクトレンズ、眼内レンズまたは人工角膜ポリマー。
【0007】
【化3】
Figure 0004859004
【0008】
[式(a)中、XはN−Yを表す。
【0009】
は下記式(y1−1)〜(y1−14)および(y2−1)〜(y2−15)から選ばれた置換基を表す。
【0010】
1はHおよびメチル基から選ばれた基を表す。
【0011】
3−[トリス(トリメチルシロキシ)シリル]プロピル基、3−[ビス(トリメチルシロキシ)メチルシリル]プロピル基、3−[(トリメチルシロキシ)ジメチルシリル]プロピル基、トリス(トリメチルシロキシ)シリルメチル基、ビス(トリメチルシロキシ)メチルシリルメチル基およびトリメチルシロキシジメチルシリルメチル基から選ばれた置換基を表す。
【0013】
nは0または1の整数を表す。]
【化2】
Figure 0004859004
【化3】
Figure 0004859004
【化4】
Figure 0004859004
[式(y1−10)および(y1−13)中、iは3〜8の整数を表す。]
〔2〕上記〔1〕のコンタクトレンズ用ポリマーを用いてなるコンタクトレンズ。」
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を説明する。
【0015】
本発明のコンタクトレンズ、眼内レンズまたは人工角膜モノマーは下記式(a)で表されることを特徴とする。
【0016】
【化4】
Figure 0004859004
【0017】
[式(a)中、XはN−Yを表す。
【0018】
は下記式(y1−1)〜(y1−14)および(y2−1)〜(y2−15)から選ばれた置換基を表す。
【0019】
1はHおよびメチル基から選ばれた基を表す。
【0020】
3−[トリス(トリメチルシロキシ)シリル]プロピル基、3−[ビス(トリメチルシロキシ)メチルシリル]プロピル基、3−[(トリメチルシロキシ)ジメチルシリル]プロピル基、トリス(トリメチルシロキシ)シリルメチル基、ビス(トリメチルシロキシ)メチルシリルメチル基およびトリメチルシロキシジメチルシリルメチル基から選ばれた置換基を表す。
【0022】
nは0または1の整数を表す。]
式(a)中、XはN−Yを表す。
【0024】
以下にYとして好適な置換基の例を挙げる。
【0025】
下記式(y1)および(y2)で表される置換基を挙げることができる。
【0026】
【化5】
Figure 0004859004
【0027】
[式(y1)および(y2)中、R22〜R24はそれぞれ独立に、H、置換されていてもよいアルキル基および置換されていてもよいアリール基からなる群から選ばれた置換基を表す。またR23とR24は互いに結合してN原子を含む環を形成してもよい。]
式(y1)および(y2)で表される置換基をさらに具体的に例示するなら、下記式(y1−1)〜(y1−14)および(y2−1)〜(y2−15)で表される置換基が挙げられる。
【0028】
【化6】
Figure 0004859004
【0029】
【化7】
Figure 0004859004
【0030】
【化8】
Figure 0004859004
【0031】
[式(y1−10)および(y1−13)中、iは3〜8の整数を表す。
【0032】
式(a)中、R1はHおよびメチル基から選ばれた基を表す。
【0033】
式(a)中、R3−[トリス(トリメチルシロキシ)シリル]プロピル基、3−[ビス(トリメチルシロキシ)メチルシリル]プロピル基、3−[(トリメチルシロキシ)ジメチルシリル]プロピル基、トリス(トリメチルシロキシ)シリルメチル基、ビス(トリメチルシロキシ)メチルシリルメチル基およびトリメチルシロキシジメチルシリルメチル基から選ばれた置換基を表す。
【0048】
式(a)中、nは0または1の整数を表す。
【0049】
式(a)で表される眼用レンズ用モノマーの合成法の一例としては、以下の方法を挙げることができる。すなわち、式(b1)
【0050】
【化5】
Figure 0004859004
【0051】
で表される化合物と式(b2)
【0052】
【化13】
Figure 0004859004
【0053】
で表される化合物をマイケル付加反応させる方法である。
【0054】
本発明の眼用レンズ用ポリマーは、式(a)で表される眼用レンズ用モノマーを単独で重合して得ることも、他のモノマーと共重合して得ることも可能である。他のモノマーと共重合する場合の共重合モノマーとしては、共重合さえ可能であれば何ら制限はなく、(メタ)アクリロイル基、スチリル基、アリル基、ビニル基および他の共重合可能な炭素炭素不飽和結合を有するモノマーを使用することができる。
【0055】
以下、その例をいくつか挙げるがこれらに限定されるものではない。(メタ)アクリル酸、イタコン酸、クロトン酸、桂皮酸、ビニル安息香酸、メチル(メタ)アクリレート、エチル(メタ)アクリレートなどのアルキル(メタ)アクリレート類、ポリアルキレングリコールモノ(メタ)アクリレート、ポリアルキレングリコールモノアルキルエーテル(メタ)アクリレート、ポリアルキレングリコールビス(メタ)アクリレート、トリメチロールプロパントリス(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールテトラキス(メタ)アクリレート、両末端に炭素炭素不飽和結合を有するシロキサンマクロマーなどの多官能(メタ)アクリレート類、トリフルオロエチル(メタ)アクリレート、ヘキサフルオロイソプロピル(メタ)アクリレートなどのハロゲン化アルキル(メタ)アクリレート類、2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、2,3−ジヒドロキシプロピル(メタ)アクリレートなどの水酸基を有するヒドロキシアルキル(メタ)アクリレート類、N,N−ジメチルアクリルアミド、N,N−ジエチルアクリルアミド、N,N−ジ−n−プロピルアクリルアミド、N,N−ジイソプロピルアクリルアミド、N,N−ジn−ブチルアクリルアミド、N−アクリロイルモルホリン、N−アクリロイルピペリジン、N−アクリロイルピロリジン、N−メチル(メタ)アクリルアミドなどの(メタ)アクリルアミド類、スチレン、α−メチルスチレン、ビニルピリジンなどの芳香族ビニルモノマー、マレイミド類、N−ビニルピロリドン、N−ビニルカプロラクタム、N−ビニルオキサゾリドン、1−ビニルイミダゾール、N−ビニルカルバゾール、ビニルピリジン、ビニルピラジンなどのヘテロ環ビニルモノマー、N−ビニルホルムアミド、N−ビニルアセトアミド、N−メチル−N−ビニルアセトアミドなどのN−ビニルカルボキサミド類、酢酸ビニルなどのビニルエステル類、3−[トリス(トリメチルシロキシ)シリル]プロピル(メタ)アクリレート、3−[ビス(トリメチルシロキシ)メチルシリル]プロピル(メタ)アクリレート、3−[(トリメチルシロキシ)ジメチルシリル]プロピル(メタ)アクリレート、3−[トリス(トリメチルシロキシ)シリル]プロピル(メタ)アクリルアミド、3−[ビス(トリメチルシロキシ)メチルシリル]プロピル(メタ)アクリルアミド、3−[(トリメチルシロキシ)ジメチルシリル]プロピル(メタ)アクリルアミド、[トリス(トリメチルシロキシ)シリル]メチル(メタ)アクリレート、[ビス(トリメチルシロキシ)メチルシリル]メチル(メタ)アクリレート、[(トリメチルシロキシ)ジメチルシリル]メチル(メタ)アクリレート、[トリス(トリメチルシロキシ)シリル]メチル(メタ)アクリルアミド、[ビス(トリメチルシロキシ)メチルシリル]メチル(メタ)アクリルアミド、[(トリメチルシロキシ)ジメチルシリル]メチル(メタ)アクリルアミド、[トリス(トリメチルシロキシ)シリル]スチレン、[ビス(トリメチルシロキシ)メチルシリル]スチレン、[(トリメチルシロキシ)ジメチルシリル]スチレン、N−〔3−[トリス(トリメチルシロキシ)シリル]プロピル〕カルバミン酸ビニル、N−〔3−[ビス(トリメチルシロキシ)メチルシリル]プロピル〕カルバミン酸ビニル、N−〔3−[(トリメチルシロキシ)ジメチルシリル]プロピル〕カルバミン酸ビニルおよび下記式(c1)〜(c19)の化合物などである。
【0056】
【化14】
Figure 0004859004
【0057】
【化15】
Figure 0004859004
【0058】
【化16】
Figure 0004859004
【0059】
【化17】
Figure 0004859004
【0060】
【化18】
Figure 0004859004
【0061】
[式(c1)〜(c19)中、R11はHまたはメチル基を表す。R12はH、置換されていてもよいアルキル基および置換されていてもよいアリール基から選ばれた置換基を表す。R13およびR14はそれぞれ独立にH、置換されていてもよいアルキル基および置換されていてもよいアリール基から選ばれた置換基を表し、R13とR14が互いに結合してNを含む環を形成していてもよい。aは0〜3の整数を表す。]
以下に式(c1)〜(c19)中における、各置換基の具体例を述べる。
【0062】
11はHまたはメチル基を表す。
【0063】
12はH、置換されていてもよいアルキル基および置換されていてもよいアリール基から選ばれた置換基を表すが、好適な具体例としては、メチル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基、ブチル基、イソブチル基、sec−ブチル基、tert−ブチル基、ペンチル基、ヘキシル基、2−エチルヘキシル基、オクチル基、デシル基、ウンデシル基、ドデシル基、オクタデシル基、
シクロペンチル基、シクロヘキシル基、ベンジル基、
ヒドロキシメチル基、2−ヒドロキシエチル基、2−ヒドロキシプロピル基、3−ヒドロキシプロピル基、2,3−ジヒドロキシプロピル基、2−ヒドロキシブチル基、4−ヒドロキシブチル基、2−ヒドロキシペンチル基、5−ヒドロキシペンチル基、2−ヒドロキシヘキシル基、6−ヒドロキシヘキシル基、3−メトキシ−2−ヒドロキシプロピル基、3−エトキシ−2−ヒドロキシプロピル基、フェニル基、4−ヒドロキシフェニル基、2−ヒドロキシフェニル基、4−メトキシフェニル基、2−メトキシフェニル基
および下記式(d1)〜(d10)で表される置換基が挙げられる。
【0064】
【化19】
Figure 0004859004
【0065】
[式(d1)〜(d10)中、mは2〜20の整数を表す。]
13およびR14はそれぞれ独立にH、置換されていてもよいアルキル基および置換されていてもよいアリール基から選ばれた置換基を表し、R13とR14が互いに結合してNを含む環を形成していてもよいが、好適な具体例としては、前述のR12の好適な具体例と同様の置換基を挙げることができる。また、R13とR14が互いに結合してNを含む環を形成している場合、下記構造(E2)で示される部分の具体例としては、
【0066】
【化20】
Figure 0004859004
【0067】
下記式(e1)〜(e7)を挙げることができる。
【0068】
【化21】
Figure 0004859004
【0069】
本発明の眼用レンズ用ポリマーにおいては、良好な機械物性が得られ、消毒液や洗浄液に対する良好な耐性が得られるという意味で、1分子中に2個以上の共重合可能な炭素炭素不飽和結合を有するモノマーを共重合成分として用いることが好ましい。1分子中に2個以上の共重合可能な炭素炭素不飽和結合を有するモノマーの共重合比率は0.1重量%以上が好ましく、0.3重量%以上がより好ましい。
【0070】
また、高酸素透過性と高い水濡れ性を両立させるという点からは、本発明の眼用レンズ用ポリマーはシロキサニル基含有モノマーを(共)重合して用いることが好ましく、その場合のシロキサニル基含有モノマーの(共)重合比率は30重量%〜100重量%、より好ましくは50重量%〜99重量%、最も好ましくは60重量%〜95重量%である。式(a)で表される眼用レンズ用モノマーがシロキサニル基を含有する場合、式(a)で表される眼用レンズ用モノマーが該シロキサニル基含有モノマーの全部または一部であってもよい。
【0071】
本発明の眼用レンズ用ポリマーは、紫外線吸収剤や色素、着色剤などを含むものでもよい。また重合性基を有する紫外線吸収剤や色素、着色剤を、共重合した形で含有してもよい。
【0072】
本発明の眼用レンズ用ポリマーの重合方法、成形方法としては、公知の方法を使用することができる。例えば、一旦、丸棒や板状等に重合、成形しこれを切削加工等によって所望の形状に加工する方法、モールド重合法、およびスピンキャスト重合法などである。
【0073】
本発明の眼用レンズ用ポリマーを(共)重合により得る際は、重合をしやすくするために過酸化物やアゾ化合物に代表される熱重合開始剤や、光重合開始剤を添加することが好ましい。熱重合を行う場合は、所望の反応温度に対して最適な分解特性を有するものを選択して使用する。一般的には10時間半減期温度が40〜120℃のアゾ系開始剤および過酸化物系開始剤が好適である。光重合開始剤としてはカルボニル化合物、過酸化物、アゾ化合物、硫黄化合物、ハロゲン化合物、および金属塩などを挙げることができる。これらの重合開始剤は単独または混合して用いられ、およそ1重量%くらいまでの量で使用される。
【0074】
本発明の眼用レンズ用ポリマーを(共)重合により得る際は、重合溶媒を使用することができる。溶媒としては有機系、無機系の各種溶媒が適用可能であり特に制限は無い。例を挙げれば、水、メチルアルコール、エチルアルコール、ノルマルプロピルアルコール、イソプロピルアルコール、ノルマルブチルアルコール、イソブチルアルコール、tert−ブチルアルコール等のアルコール系溶剤、メチルセロソルブ、エチルセロソルブ、イソプロピルセロソルブ、ブチルセロソルブ、プロピレングリコールモノメチルエーテル、エチレングリコールジメチルエーテル、ジエチレングリコールジメチルエーテル、トリエチレングリコールジメチルエーテル等のグリコールエーテル系溶剤、酢酸エチル、酢酸ブチル、酢酸アミル、乳酸エチル、安息香酸メチル等のエステル系溶剤、ノルマルヘキサン、ノルマルヘプタン、ノルマルオクタン等の脂肪族炭化水素系溶剤、シクロへキサン、エチルシクロへキサン等の脂環族炭化水素系溶剤、アセトン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン等のケトン系溶剤、ベンゼン、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素系溶剤、石油系溶剤等各種のものであり、これらは単独あるいは混合して使用することができる。
【0075】
本発明の眼用レンズ用ポリマーの重合方法、成形方法としては、公知の方法を使用することができる。例えば、一旦、丸棒や板状等に重合、成形しこれを切削加工等によって所望の形状に加工する方法、モールド重合法、およびスピンキャスト重合法などである。
【0076】
一例として本発明の眼用レンズ用ポリマーをモールド重合法により得る場合について、次に説明する。
【0077】
モノマー組成物を一定の形状を有する2枚のモールドの空隙に充填する。そして光重合あるいは熱重合を行ってモールドの形状に賦型する。モールドは、樹脂、ガラス、セラミックス、金属等で製作されているが、光重合の場合は光学的に透明な素材が用いられ、通常は樹脂またはガラスが使用される。眼用レンズ用ポリマーを製造する場合には、多くの場合、2枚の対向するモールドにより空隙が形成されており、その空隙にモノマー組成物が充填されるが、モールドの形状やモノマーの性状によっては眼用レンズ用ポリマーに一定の厚みを与えかつ充填したモノマー組成物の液モレを防止する目的を有するガスケットを併用してもよい。空隙にモノマー組成物を充填したモールドは、続いて紫外線のような活性光線を照射されるか、オーブンや液槽に入れて加熱されて重合される。光重合の後に加熱重合したり、逆に加熱重合後に光重合する両者を併用する方法もありうる。光重合の場合は、例えば水銀ランプや捕虫灯を光源とする紫外線を多く含む光を短時間(通常は1時間以下)照射するのが一般的である。熱重合を行う場合には、室温付近から徐々に昇温し、数時間ないし数十時間かけて60℃〜200℃の温度まで高めて行く条件が、眼用レンズ用ポリマーの光学的な均一性、品位を保持し、かつ再現性を高めるために好まれる。
【0078】
本発明の眼用レンズ用ポリマーは、種々の方法で改質処理を行うことができる。表面の水濡れ性を向上させるためには、該改質処理を行うことが好ましい。
【0079】
眼用レンズ用ポリマーの具体的な改質方法としては、電磁波(光を含む)照射、プラズマ照射、蒸着およびスパッタリングなどケミカルベーパーデポジション処理、加熱、塩基処理、酸処理、その他適当な表面処理剤の使用、およびこれらの組み合わせを挙げることができる。これらの改質手段の中で、簡便であり好ましいのは塩基処理である。
【0080】
塩基処理の一例としては、眼用レンズ用ポリマーを塩基性溶液に接触させる方法、眼用レンズ用ポリマーを塩基性ガスに接触させる方法等が挙げられる。そのより具体的な方法としては、例えば塩基性溶液に眼用レンズ用ポリマーを浸漬する方法、眼用レンズ用ポリマーに塩基性溶液または塩基性ガスを噴霧する方法、眼用レンズ用ポリマーに塩基性溶液をヘラ、刷毛等で塗布する方法、眼用レンズ用ポリマーに塩基性溶液をスピンコート法やディップコート法で塗布する方法などを挙げることができる。最も簡便に大きな改質効果が得られる方法は、眼用レンズ用ポリマーを塩基性溶液に浸漬する方法である。
【0081】
眼用レンズ用ポリマーを塩基性溶液に浸漬する際の温度は特に限定されないが、通常−50℃〜300℃程度の温度範囲内で行われる。作業性を考えれば−10℃〜150℃の温度範囲がより好ましく、−5℃〜60℃が最も好ましい。
【0082】
眼用レンズ用ポリマーを塩基性溶液に浸漬する時間については、温度によっても最適時間は変化するが、一般には100時間以内が好ましく、24時間以内がより好ましく、12時間以内が最も好ましい。接触時間が長すぎると、作業性および生産性が悪くなるばかりでなく、酸素透過性の低下や機械物性の低下などの悪影響が出る場合がある。
【0083】
塩基としてはアルカリ金属水酸化物、アルカリ土類金属水酸化物、各種炭酸塩、各種ホウ酸塩、各種リン酸塩、アンモニア、各種アンモニウム塩、各種アミン類などが使用可能である。
【0084】
塩基性溶液の溶媒としては、無機、有機の各種溶媒が使用できる。例えば、水、メタノール、エタノール、プロパノール、2−プロパノール、ブタノール、エチレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、テトラエチレングリコール、ポリエチレングリコール、グリセリンなどの各種アルコール類、ベンゼン、トルエン、キシレンなどの各種芳香族炭化水素、ヘキサン、ヘプタン、オクタン、デカン、石油エーテル、ケロシン、リグロイン、パラフィンなどの各種脂肪族炭化水素、アセトン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトンなどの各種ケトン類、酢酸エチル、酢酸ブチル、安息香酸メチル、フタル酸ジオクチルなどの各種エステル類、ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、エチレングリコールジアルキルエーテル、ジエチレングリコールジアルキルエーテル、トリエチレングリコールジアルキルエーテル、テトラエチレングリコールジアルキルエーテル、ポリエチレングリコールジアルキルエーテルなどの各種エーテル類、ジメチルホルムアミド、ジメチルアセトアミド、N−メチル−2−ピロリドン、ジメチルイミダゾリジノン、ヘキサメチルホスホリックトリアミド、ジメチルスルホキシドなどの各種非プロトン性極性溶媒、塩化メチレン、クロロホルム、ジクロロエタントリクロロエタン、トリクロロエチレンなどのハロゲン系溶媒、およびフロン系溶媒などである。中でも経済性、取り扱いの簡便さ、および化学的安定性などの点で水が最も好ましい。溶媒としては、2種類以上の物質の混合物も使用可能である。
【0085】
本発明において使用される塩基性溶液は、塩基性物質および溶媒以外の成分を含んでいてもよい。
【0086】
本発明において、眼用レンズ用ポリマーは、塩基処理の後、洗浄により塩基性物質を除くことができる。
【0087】
洗浄溶媒としては、無機、有機の各種溶媒が使用できる。例えば、水、メタノール、エタノール、プロパノール、2−プロパノール、ブタノール、エチレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、テトラエチレングリコール、ポリエチレングリコール、グリセリンなどの各種アルコール類、ベンゼン、トルエン、キシレンなどの各種芳香族炭化水素、ヘキサン、ヘプタン、オクタン、デカン、石油エーテル、ケロシン、リグロイン、パラフィンなどの各種脂肪族炭化水素、アセトン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトンなどの各種ケトン類、酢酸エチル、酢酸ブチル、安息香酸メチル、フタル酸ジオクチルなどの各種エステル類、ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、エチレングリコールジアルキルエーテル、ジエチレングリコールジアルキルエーテル、トリエチレングリコールジアルキルエーテル、テトラエチレングリコールジアルキルエーテル、ポリエチレングリコールジアルキルエーテルなどの各種エーテル類、ジメチルホルムアミド、ジメチルアセトアミド、N−メチル−2−ピロリドン、ジメチルイミダゾリジノン、ヘキサメチルホスホリックトリアミド、ジメチルスルホキシドなどの各種非プロトン性極性溶媒、塩化メチレン、クロロホルム、ジクロロエタントリクロロエタン、トリクロロエチレンなどのハロゲン系溶媒、およびフロン系溶媒などである。
【0088】
洗浄溶媒としては、2種類以上の溶媒の混合物を使用することもできる。洗浄溶媒は、溶媒以外の成分、例えば無機塩類、界面活性剤、および洗浄剤を含有してもよい。
【0089】
該改質処理は、ポリマー全体に対して行っても良く、例えば表面のみに行うなどポリマーの一部のみに行ってもよい。表面のみに改質処理を行った場合にはポリマー全体の性質を大きく変えることなく表面の水濡れ性のみを向上させることができる。
【0090】
本発明の眼用レンズ用ポリマーは、水濡れ性は純水に対する動的接触角(前進時、浸漬速度0.1mm/秒)が90゜以下が好ましい。酸素透過性は、酸素透過係数[ml(STP)cm・cm-2・sec-1・mmHg-1]60×10-11以上が好ましく、70×10-11以上がより好ましく、80×10-11以上が最も好ましい。
【0091】
本発明の眼用レンズ用モノマーおよび眼用レンズ用ポリマーはコンタクトレンズ、眼内レンズ、人工角膜などの眼用レンズとして特に好適に用いられる。
【0092】
【実施例】
以下、実施例により、本発明を具体的に説明するが、本発明はこれによって限定されるものではない。
〔測定方法〕
本実施例における各種測定は、以下に示す方法で行った。
(1)プロトン核磁気共鳴スペクトル
日本電子社製のEX270型を用いて測定した。溶媒にクロロホルム−dを使用し、クロロホルムのピークを内部標準(7.26ppm)とした。
(2)酸素透過係数
理化精機工業社製の製科研式フィルム酸素透過率系を用いて35℃の水中にてフィルム状サンプルの酸素透過係数を測定した。
(3)動的接触角
サンプルとして、5mm×10mm×0.2mm程度のサイズのフィルム状のものを使用し、レスカ社製のWET−6000型を用いて、純水に対する前進時の動的接触角を測定した。浸漬速度は0.1mm/秒、浸漬深さは7mmとした。
〔実施例1〕
(1)1Lのナス型フラスコにメチルアクリレート(48g,0.56mol)、3−アミノプロピルトリス(トリメチルシロキシ)シラン(200g,0.56mol)、酢酸エチル(250ml)を加えて室温で7日間撹拌した。反応終了後、ロータリーバキュームエバポレーターを用いて溶媒を除去した後、減圧蒸留を行ない透明な液体を得た。この液体のプロトン核磁気共鳴スペクトルを測定し分析した結果、0.1ppm付近(27H)、0.4ppm付近(2H)、1.5ppm付近(3H)、2.4〜2.7ppm付近(4H)、2.9ppm付近(2H)および3.7ppm付近(3H)にピークが検出されたことから下記式(h1)
【0093】
【化22】
Figure 0004859004
【0094】
で表される化合物であることを確認した。
(2)200mlのナス型フラスコに、式(h1)の化合物(20.0g)、ビニルアクリレート(22.3g)および酢酸エチル(20g)を加えて室温で48時間撹拌した。反応終了後、ロータリーバキュームエバポレーターを用いて溶媒を除去した後、さらに減圧下、60℃で1時間かけて揮発成分を除去して無色透明液体を得た。得られた液体のプロトン核磁気共鳴スペクトルを測定し分析した結果、7.3ppm付近(1H)、4.9ppm付近(1H)、4.6ppm付近(1H)、3.6ppm付近(3H)、2.8ppm付近(4H)、2.3〜2.6ppm付近(6H)、1.4ppm付近(2H)、0.4ppm付近(2H)および0.1ppm付近(27H)にピークが検出されたことから下記式(M1)
【0095】
【化23】
Figure 0004859004
【0096】
で表される眼用レンズ用モノマーであることを確認した。
〔実施例2〕
(1)1Lのナス型フラスコにN,N−ジメチルアクリルアミド(60.8g)、3−アミノプロピルトリス(トリメチルシロキシ)シラン(200.3g)、エタノール(600ml)を加えて室温で7日間撹拌した。反応終了後、ロータリーバキュームエバポレーターを用いて溶媒を除去した後、減圧蒸留を行ない透明な液体を得た。この液体のプロトン核磁気共鳴スペクトルを測定し分析した結果、3.0ppm付近(3H)、2.9ppm付近(3H)、2.8ppm付近(2H)、2.6ppm付近(2H)、2.5ppm付近(2H)、1.5ppm付近(2H)、0.4ppm付近(2H)および0.1ppm付近(27H)にピークが検出されたことから下記式(h2)
【0097】
【化24】
Figure 0004859004
【0098】
で表される化合物であることを確認した。
(2)100mlのナス型フラスコに、式(h2)の化合物(30.0g)およびビニルアクリレート(6.6g)を加えて60℃で48時間撹拌した。反応終了後、減圧下、60℃で3時間かけて揮発成分を除去して無色透明液体を得た。得られた液体のプロトン核磁気共鳴スペクトルを測定し分析した結果、7.3ppm付近(1H)、4.9ppm付近(1H)、4.5ppm付近(1H)、3.0ppm付近(3H)、2.9ppm付近(3H)、2.8ppm付近(4H)、2.3〜2.6ppm付近(6H)、1.5ppm付近(2H)、0.4ppm付近(2H)および0.1ppm付近(27H)にピークが検出されたことから下記式(M2)
【0099】
【化25】
Figure 0004859004
【0100】
で表される眼用レンズ用モノマーであることを確認した。
〔実施例3〕
実施例1で得た式(M1)の化合物(80重量部)、N−ビニルピロリドン(18重量部)、アジピン酸ジビニル(2重量部)、ダロキュア1173(CIBA社、0.5重量部)およびパーブチルO(日本油脂社、0.5重量部)を混合し撹拌した。均一で透明なモノマー混合物が得られた。このモノマー混合物をアルゴン雰囲気下で脱気した。窒素雰囲気のグローブボックス中で透明樹脂(ポリ4−メチルペンテン−1)製のコンタクトレンズ用モールドに注入し、捕虫灯を用いて光照射(1mW/cm2、10分間)して重合し、レンズ状サンプルを得た。
【0101】
得られたレンズ状サンプルを水和処理した後、1M水酸化ナトリウム水溶液に浸漬し、25℃で4時間改質処理を行った。改質処理後、純水に浸漬し、超音波洗浄器による洗浄(5分間)を2回行った。純水は洗浄が終了する度に交換した。
【0102】
得られたサンプルは透明で濁りが無かった。このサンプルを水和処理したときの酸素透過係数は90×10-11ml(STP)cm・cm-2・sec-1・mmHg-1、動的接触角は67゜であり、高い透明性、高酸素透過性および高い水濡れ性を有していた。
〔実施例4〕
実施例2で得た式(M2)の化合物(80重量部)、N−ビニルピロリドン(18重量部)、アジピン酸ジビニル(2重量部)、ダロキュア1173(CIBA社、0.5重量部)およびパーブチルO(日本油脂社、0.5重量部)を混合し撹拌した。均一で透明なモノマー混合物が得られた。このモノマー混合物をアルゴン雰囲気下で脱気した。窒素雰囲気のグローブボックス中で透明樹脂(ポリ4−メチルペンテン−1)製のコンタクトレンズ用モールドに注入し、捕虫灯を用いて光照射(1mW/cm2、10分間)して重合し、レンズ状サンプルを得た。
【0103】
得られたレンズ状サンプルを水和処理した後、1M水酸化ナトリウム水溶液に浸漬し、25℃で4時間改質処理を行った。改質処理後、純水に浸漬し、超音波洗浄器による洗浄(5分間)を2回行った。純水は洗浄が終了する度に交換した。
【0104】
得られたサンプルは透明で濁りが無かった。このサンプルを水和処理したときの酸素透過係数は90×10-11ml(STP)cm・cm-2・sec-1・mmHg-1、動的接触角は73゜であり、高い透明性、高酸素透過性および高い水濡れ性を有していた。
〔比較例1〕
3−[トリス(トリメチルシロキシ)シリル]プロピルメタクリレート(80重量部)、N−ビニルピロリドン(18重量部)、アジピン酸ジビニル(2重量部)、ダロキュア1173(CIBA社、0.5重量部)およびパーブチルO(日本油脂社、0.5重量部)を混合し撹拌した。該モノマー混合物は不均一で白濁していた。
【0105】
このモノマー混合物をアルゴン雰囲気下で脱気した。窒素雰囲気のグローブボックス中で透明樹脂(ポリ4−メチルペンテン−1)製のコンタクトレンズ用モールドに注入し、捕虫灯を用いて光照射(1mW/cm2、10分間)して重合し、レンズ状サンプルを得た。
【0106】
得られたレンズ状サンプルを水和処理した。該レンズ状サンプルは白濁しておりコンタクトレンズとしては不適であった。
【0107】
【発明の効果】
本発明により、N−ビニルピロリドンのような親水性モノマーと共重合しても高い透明性を有し、しかも高酸素透過性および高い水濡れ性を有する眼用レンズ用モノマーおよび眼用レンズ用ポリマーが提供される。

Claims (2)

  1. 下記式(a)で表されるコンタクトレンズ、眼内レンズまたは人工角膜モノマー50重量%〜99重量%およびN−ビニルピロリドンを重合成分として含むことを特徴とするコンタクトレンズ、眼内レンズまたは人工角膜ポリマー。
    Figure 0004859004
    [式(a)中、XはN−Yを表す。Yは下記式(y1−1)〜(y1−14)および(y2−1)〜(y2−15)から選ばれた置換基を表す。RはHおよびメチル基から選ばれた基を表す。Rは3−[トリス(トリメチルシロキシ)シリル]プロピル基、3−[ビス(トリメチルシロキシ)メチルシリル]プロピル基、3−[(トリメチルシロキシ)ジメチルシリル]プロピル基、トリス(トリメチルシロキシ)シリルメチル基、ビス(トリメチルシロキシ)メチルシリルメチル基およびトリメチルシロキシジメチルシリルメチル基から選ばれた置換基を表す。nは0または1の整数を表す。]
    Figure 0004859004
    Figure 0004859004
    Figure 0004859004
    [式(y1−10)および(y1−13)中、iは3〜8の整数を表す。]
  2. 請求項1記載のコンタクトレンズ用ポリマーを用いてなるコンタクトレンズ。
JP17650399A 1999-06-23 1999-06-23 コンタクトレンズ、眼内レンズまたは人工角膜用のポリマーおよびコンタクトレンズ Expired - Fee Related JP4859004B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17650399A JP4859004B2 (ja) 1999-06-23 1999-06-23 コンタクトレンズ、眼内レンズまたは人工角膜用のポリマーおよびコンタクトレンズ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17650399A JP4859004B2 (ja) 1999-06-23 1999-06-23 コンタクトレンズ、眼内レンズまたは人工角膜用のポリマーおよびコンタクトレンズ

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2011206879A Division JP5375911B2 (ja) 2011-09-22 2011-09-22 コンタクトレンズ、眼内レンズまたは人工角膜用のモノマー

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2001000530A JP2001000530A (ja) 2001-01-09
JP4859004B2 true JP4859004B2 (ja) 2012-01-18

Family

ID=16014789

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP17650399A Expired - Fee Related JP4859004B2 (ja) 1999-06-23 1999-06-23 コンタクトレンズ、眼内レンズまたは人工角膜用のポリマーおよびコンタクトレンズ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4859004B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012051890A (ja) * 2011-09-22 2012-03-15 Toray Ind Inc コンタクトレンズ、眼内レンズまたは人工角膜用のモノマー

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
ES2305205T3 (es) * 2001-03-30 2008-11-01 JOHNSON & JOHNSON VISION CARE, INC. Monomeros, polimeros, lentes oftalmicas de contacto fabricadas con ayuda de los mismos.
DK1445641T3 (da) * 2001-08-28 2008-02-04 Johnson & Johnson Vision Care Okulære linser
CN102416774B (zh) * 2010-09-28 2014-01-29 山东新北洋信息技术股份有限公司 打印浓度的调整方法、控制器及打印机
TWI770237B (zh) 2017-07-26 2022-07-11 日商富士軟片股份有限公司 壓印用硬化性組成物、硬化物、圖案製造方法、微影方法、圖案、微影用遮罩及壓印用聚合性組成物

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60142324A (ja) * 1983-12-28 1985-07-27 Toyo Contact Lens Co Ltd 酸素透過性硬質コンタクトレンズ
JPS63301919A (ja) * 1987-06-02 1988-12-08 Seiko Epson Corp コンタクトレンズ
JPH0649140A (ja) * 1992-07-31 1994-02-22 Kuraray Co Ltd フッ素含有共重合体およびこれを用いた成形物
JPH09183814A (ja) * 1995-12-28 1997-07-15 Menicon Co Ltd 眼用レンズ材料
JP3988224B2 (ja) * 1997-10-24 2007-10-10 東レ株式会社 プラスチック成形品

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012051890A (ja) * 2011-09-22 2012-03-15 Toray Ind Inc コンタクトレンズ、眼内レンズまたは人工角膜用のモノマー

Also Published As

Publication number Publication date
JP2001000530A (ja) 2001-01-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5600863B2 (ja) シリコーンポリマー、眼用レンズおよびコンタクトレンズ
JP4882136B2 (ja) モノマー、ポリマーおよびそれを用いた眼用レンズ
JP4438162B2 (ja) 眼用レンズ用ポリマーの製造法および眼用レンズ
JP2007186709A (ja) 眼用レンズ用モノマー、眼用レンズ用ポリマーおよびコンタクトレンズ
WO2002081485A1 (fr) Monomere, polymere et lentille oculaire et lentille de contact obtenues a partir de ceux-ci
EP1403296B1 (en) Monomers, polymers, and ophthalmic lenses and contact lenses made by using the same
WO2003042222A1 (fr) Monomere, polymere et lentille oculaire les comprenant
JP2001220394A (ja) モノマー、ポリマーおよび眼用レンズ
JP4144088B2 (ja) コンタクトレンズ用ポリマーおよびそれを用いたコンタクトレンズ
JP5076256B2 (ja) モノマー組成物、それを用いたポリマーおよび眼用レンズ
JP4273612B2 (ja) 眼用レンズ
JP4123648B2 (ja) ポリマーおよびそれを用いた眼用レンズ
JP2000191730A (ja) 眼用レンズ用モノマー、眼用レンズ用ポリマーおよびそれを用いたコンタクトレンズ
JP4859004B2 (ja) コンタクトレンズ、眼内レンズまたは人工角膜用のポリマーおよびコンタクトレンズ
JP3982114B2 (ja) 眼用レンズ用モノマー、眼用レンズ用ポリマーおよびそれを用いたコンタクトレンズ
JP4003332B2 (ja) 眼用レンズ用モノマー、それを用いたポリマー、眼用レンズおよびコンタクトレンズ
JP4686839B2 (ja) モノマー、ポリマーおよびそれを用いた眼用レンズ
JP4783963B2 (ja) 眼用レンズ
JP4622071B2 (ja) モノマー、ポリマー、眼用レンズおよびコンタクトレンズ
JP5375911B2 (ja) コンタクトレンズ、眼内レンズまたは人工角膜用のモノマー
JP4882137B2 (ja) 眼用レンズ
JP4058977B2 (ja) ポリマー、それを用いた眼用レンズおよびコンタクトレンズ
JP3937629B2 (ja) モノマーおよびそれを用いたポリマー、プラスチック成形体
JP4058978B2 (ja) ポリマー、それを用いた眼用レンズおよびコンタクトレンズ
JP4103174B2 (ja) 眼用レンズ用ポリマーの製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20041006

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080902

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20081030

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20081209

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20081226

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090306

A911 Transfer of reconsideration by examiner before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20090311

A912 Removal of reconsideration by examiner before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A912

Effective date: 20090522

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110922

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20111027

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20141111

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees