JP4858661B1 - 液体現像剤 - Google Patents
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Abstract
【選択図】図1
Description
<液体現像剤>
本発明の液体現像剤は、トナー粒子と絶縁性液体と分散剤とを含む。かかる液体現像剤は、これらの成分を含む限り、他の任意の成分を含むことができる。他の成分としては、たとえば荷電制御剤、粘度調整剤等を挙げることができる。ここで、各成分の配合割合は、たとえばトナー粒子を10〜50質量%、絶縁性液体を50〜90質量%、および分散剤をトナー粒子の質量に対して0.1〜10質量%とすることができる。
<トナー粒子>
本発明の液体現像剤に含まれるトナー粒子は、通常絶縁性液体に相溶せず絶縁性液体中に分散された状態で存在し、少なくとも、樹脂と、該樹脂中に分散された顔料とを含む。かかるトナー粒子は、これらの成分を含む限り、他の任意の成分を含むことができる。他の成分としては、たとえばワックス、荷電制御剤等を挙げることができる。ここで、樹脂と顔料との配合割合は、たとえば樹脂を50〜92質量%、より好ましくは80〜90質量%とすることができる。樹脂の配合割合が50質量%未満の場合は、結着成分が少なくなるため、必要な定着強度が得られない場合があり、92質量%を超えると、顔料濃度が不十分となる場合がある。
本発明のトナー粒子を構成する樹脂は、酸成分として、3官能以上の芳香族化合物を全酸成分に対してモル比で4〜44%の割合で含むポリエステル樹脂であることを特徴とする。
本発明のトナー粒子に含まれる顔料は、上記の樹脂中に分散されており、第1顔料と第2顔料とを含む。本発明の顔料は、このように第1顔料と第2顔料とを含むことにより、所望の黒色の色調を得るものである。このような顔料の粒径は、0.5μm以下、より好ましくは0.15μm以下である。顔料の粒径が0.5μmを超えると画像の色彩値がずれ、所望の色彩が得られない場合がある。また、顔料粒径の下限値は特に限定されない。以下、第1顔料および第2顔料についてさらに詳細に説明する。
本発明の第1顔料は、カーボンブラックであり、上記樹脂100質量部に対して12〜40質量部含まれることを特徴とする。カーボンブラックの含有量が12質量部未満では、必要な画像濃度を得ることができず、40質量部を超えると、トナー粒子中に占める樹脂の含有量が少なくなるため十分な定着強度を得ることができなくなる。より好ましい含有量は、12〜25質量部、さらに好ましくは12〜20質量部である。
本発明の第2顔料は、銅フタロシアニンブルー顔料、フタロシアニングリーン顔料、カーミン系顔料、ナフトール系顔料、およびキナクリドン系顔料からなる群より選ばれる少なくとも1種の顔料により構成され、上記第1顔料に対して10〜100質量%含まれることを特徴とする。上記の通り、本発明においては、従来の含有量に比しより高濃度のカーボンブラックを含有し得るものであるが、第2顔料の使用により、より十分な画像濃度を得ることに成功したものである。そして、特にこの第2顔料としては、塩基性のものを採用することが好ましい。これは、上述のポリエステル樹脂の酸価が高くなるために第2顔料として塩基性のものを採用することにより、樹脂中における第1顔料を含めた顔料全体の分散性が良好となるとともに色相への影響も小さくなるという効果を得ることができるからである。
銅フタロシアニンブルー顔料:C.I.(カラーインデックス)Pigment Blue15:1、同15:2、同15:3、同15:4等。
フタロシアニングリーン系顔料:C.I.Pigment Green7、同36等。
カーミン系顔料:C.I.Pigment Red48:1、同53:1、同57:1等。
ナフトール系顔料:C.I.Pigment Red5、同269等。
キナクリドン系顔料:C.I.Pigment Red122、同209等。
本発明の液体現像剤に含まれる絶縁性液体とは、常温で不揮発性であり、電気的に絶縁性を示すもの(たとえば抵抗値が1011〜1016Ω・cmの範囲のもの)が好ましい。この範囲の抵抗値を有すれば、通常静電潜像を乱すことがないためである。さらに、このような絶縁性液体としては、臭気および毒性がないものが好ましい。
本発明の液体現像剤に含まれる分散剤は、トナー粒子を絶縁性液体中に安定的に分散させる作用を有するものであり、このため、通常はトナー粒子の表面部に存在(吸着)している。このような分散剤は、絶縁性液体に対して可溶性であることが好ましい。
まず、トナー粒子を構成するポリエステル樹脂は、上述の組成を有する限り従来公知の重縮合方法により製造することができる。すなわち、用いる原料モノマーの種類に応じて異なるものの、一般的には150〜300℃の温度範囲で行なうことができる。また、雰囲気ガスとして不活性ガスを用いたり、各種の溶媒を任意に選択したり、反応容器内圧力を常圧または減圧にする等、任意の条件を採用することができる。
かきまぜ棒、パーシャルコンデンサー、窒素ガス導入管、温度計を備えた四つ口フラスコ中に原料モノマーとして、ビスフェノールAのプロピレンオキサイド付加物(以下の式(I)で示される多価アルコール)を800部、テレフタル酸(多塩基酸)を300部、トリメリット酸(3官能以上の芳香族化合物である多塩基酸)を65部入れ、攪拌しながら窒素ガスを導入し、約170℃の温度で重縮合を行なった。
上記のポリエステル樹脂1の合成方法において、テレフタル酸を330部用い、トリメリット酸を45部用いることを除き、他は全て同様にして「ポリエステル樹脂2」を得た。得られた「ポリエステル樹脂2」の数平均分子量を測定したところ2900であり、酸価は34.5mgKOH/g、ガラス転移点は66℃であった。
上記のポリエステル樹脂1の合成方法において、テレフタル酸を260部用い、トリメリット酸を75部用いることを除き、他は全て同様にして「ポリエステル樹脂3」を得た。得られた「ポリエステル樹脂3」の数平均分子量を測定したところ3200であり、酸価は75.6mgKOH/g、ガラス転移点は70℃であった。
上記のポリエステル樹脂1の合成方法において、テレフタル酸を520部用い、トリメリット酸を用いないことを除き、他は全て同様にして「ポリエステル樹脂4」を得た。得られた「ポリエステル樹脂4」の数平均分子量を測定したところ3000であり、酸価は26.1mgKOH/g、ガラス転移点は62℃であった。
上記のポリエステル樹脂1の合成方法において、テレフタル酸を260部用い、トリメリット酸を85部用いることを除き、他は全て同様にして「ポリエステル樹脂5」を得た。得られた「ポリエステル樹脂5」の数平均分子量を測定したところ3100であり、酸価は88.5mgKOH/g、ガラス転移点は71℃であった。
樹脂としてポリエステル樹脂1を100部、第1顔料としてカーボンブラック(商品名:「REGAL330R」、キャボット・スペシャルティ・ケミカルズ・インク社製)15部、第2顔料(便宜上「第2顔料A」とする)として銅フタロシアニンブルー顔料(商品名:「Fastgen Blue GNPSG」、DIC社製)3部、同じく第2顔料(便宜上「第2顔料B」とする)としてキナクリドン系顔料(商品名:「FASTOGEN Super Magenta RTS」、DIC社製)3部を、ヘンシェルミキサーに投入し十分混合した。その後、ロール内加熱温度100℃の同方向回転二軸押出し機を用いて、この混合物を溶融混練し、冷却後、これをカッターミルを用いて粗粉砕することにより粗粉砕トナーAを得た。
トナー粒子Aの製造方法において、第1顔料としてカーボンブラック(商品名:「REGAL330R」、キャボット・スペシャルティ・ケミカルズ・インク社製)20部用い、第2顔料(便宜上「第2顔料A」とする)として銅フタロシアニンブルー顔料(商品名:「Fastgen Blue GNPSG」、DIC社製)1.5部、同じく第2顔料(便宜上「第2顔料B」とする)としてナフトール系顔料(商品名:「TOSHIKI Red 1022」、DIC社製)1.5部を用いることを除き、他は全てトナー粒子Aと同様にしてトナー粒子Bを得た。このトナー粒子Bの粒径を上記と同様にして測定したところ、2.6μmであった。
トナー粒子Aの製造方法において、第1顔料としてカーボンブラック(商品名:「REGAL330R」、キャボット・スペシャルティ・ケミカルズ・インク社製)12部用い、第2顔料(便宜上「第2顔料A」とする)として銅フタロシアニンブルー顔料(商品名:「Fastgen Blue GNPSG」、DIC社製)6部、同じく第2顔料(便宜上「第2顔料B」とする)としてカーミン系顔料(商品名:「SYMULER Brilliant Carmine 6B 226」、DIC社製)6部を用いることを除き、他は全てトナー粒子Aと同様にしてトナー粒子Cを得た。このトナー粒子Cの粒径を上記と同様にして測定したところ、2.5μmであった。
トナー粒子Aの製造方法において、第1顔料としてカーボンブラック(商品名:「MA100S」、三菱化学社製)15部用い、第2顔料(便宜上「第2顔料A」とする)として銅フタロシアニンブルー顔料とフタロシアニングリーン顔料の混合物(商品名:「KET Blue 111」、DIC社製)3部、同じく第2顔料(便宜上「第2顔料B」とする)としてキナクリドン系顔料(商品名:「FASTOGEN Super Red 7100Y」、DIC社製)3部を用いることを除き、他は全てトナー粒子Aと同様にしてトナー粒子Dを得た。このトナー粒子Dの粒径を上記と同様にして測定したところ、2.6μmであった。
トナー粒子Aの製造方法において、ポリエステル樹脂1に代えてポリエステル樹脂2を用い、第1顔料としてカーボンブラック(商品名:「REGAL330R」、キャボット・スペシャルティ・ケミカルズ・インク社製)35部、第2顔料(便宜上「第2顔料A」とする)として銅フタロシアニンブルー顔料(商品名:「Fastgen Blue GNPSG」、DIC社製)8部、同じく第2顔料(便宜上「第2顔料B」とする)としてキナクリドン系顔料(商品名:「FASTOGEN Super Magenta RTS」、DIC社製)7部を用いることを除き、他は全てトナー粒子Aと同様にしてトナー粒子Eを得た。このトナー粒子Eの粒径を上記と同様にして測定したところ、2.5μmであった。
トナー粒子Aの製造方法において、ポリエステル樹脂1に代えてポリエステル樹脂3を用い、第1顔料としてカーボンブラック(商品名:「MA100S」、三菱化学社製)15部、第2顔料(便宜上「第2顔料A」とする)として銅フタロシアニンブルー顔料(商品名:「Fastgen Blue GNPSG」、DIC社製)5部、同じく第2顔料(便宜上「第2顔料B」とする)としてキナクリドン系顔料(商品名:「FASTOGEN Super Magenta RTS」、DIC社製)5部を用いることを除き、他は全てトナー粒子Aと同様にしてトナー粒子Fを得た。このトナー粒子Fの粒径を上記と同様にして測定したところ、2.5μmであった。
トナー粒子Aの製造方法において、ポリエステル樹脂1に代えてポリエステル樹脂4を用いることを除き、他は全てトナー粒子Aと同様にしてトナー粒子Gを得た。このトナー粒子Gの粒径を上記と同様にして測定したところ、2.5μmであった。
トナー粒子Aの製造方法において、顔料として第1顔料(カーボンブラック(商品名:「REGAL330R」、キャボット・スペシャルティ・ケミカルズ・インク社製))15部のみを用いることを除き、他は全てトナー粒子Aと同様にしてトナー粒子Hを得た。このトナー粒子Hの粒径を上記と同様にして測定したところ、2.4μmであった。
トナー粒子Aの製造方法において、第2顔料(便宜上「第2顔料A」とする)として銅フタロシアニンブルー顔料(商品名:「Fastgen Blue GNPSG」、DIC社製)8部、同じく第2顔料(便宜上「第2顔料B」とする)としてキナクリドン系顔料(商品名:「FASTOGEN Super Magenta RTS」、DIC社製)8部を用いることを除き、他は全てトナー粒子Aと同様にしてトナー粒子Iを得た。このトナー粒子Iの粒径を上記と同様にして測定したところ、2.5μmであった。
トナー粒子Aの製造方法において、ポリエステル樹脂1に代えてポリエステル樹脂5を用いることを除き、他は全てトナー粒子Aと同様にしてトナー粒子Jを得た。このトナー粒子Jの粒径を上記と同様にして測定したところ、2.7μmであった。
トナー粒子Aの製造方法において、顔料の含有量を変える以外(ただし第2顔料Aと第2顔料Bの含有比はトナー粒子Aと同様に両者同量とした)は、全てトナー粒子Aと同様にしてトナー粒子Kを得た。このトナー粒子Kの粒径を上記と同様にして測定したところ、2.5μmであった。
トナー粒子Aの製造方法において、顔料の含有量を変える以外(ただし第2顔料Aと第2顔料Bの含有比はトナー粒子Aと同様に両者同量とした)は、全てトナー粒子Aと同様にしてトナー粒子Lを得た。このトナー粒子Lの粒径を上記と同様にして測定したところ、2.6μmであった。
以下、実施例1〜6および比較例1〜6の液体現像剤を製造した。
絶縁性液体として「IPソルベント2028」(商品名、出光石油化学社製)70部、トナー粒子Aを30部、N−ビニルピロリドン基を有する塩基性の高分子分散剤であるN−ビニルピロリドン/アルキレン共重合体「Antaron V−216」(商品名、GAF/ISP Chemicals社製)1部を混合し、ペイントシェーカーにて1時間分散することにより、液体現像剤を得た。
実施例1におけるトナー粒子Aに代えて、表1の通りトナー粒子B〜Lをそれぞれ用いることを除き、他は全て実施例1と同様にして実施例2〜6および比較例1〜6の液体現像剤を得た。なお、比較例1は、酸成分として3官能以上の芳香族化合物を含まないポリエステル樹脂を用いたものであり、比較例2は第2顔料を含まないものであり、比較例3は第2顔料の含有量が第1顔料に対して100質量%を超えて含有されるものであり、比較例4は酸成分として3官能以上の芳香族化合物を全酸成分に対してモル比で44%を超えて含むポリエステル樹脂を用いたものであり、比較例5は第1顔料の含有量が少ないものであり、比較例6は第1顔料の含有量が多いものである。
<分子量の測定方法>
ポリエステル樹脂の数平均分子量(Mn)は、GPC(ゲル浸透クロマトグラフィー)により測定した。測定条件は以下の通りである。
DETECTOR:RI
COLUMN:ShodexKF-404HQ(商品名、昭和電工社製)+ShodexKF-402HQ(商品名、昭和電工社製)
溶 媒:テトラヒドロフラン(THF)
流 速:0.3ml/min.
較正曲線:標準ポリスチレン
<酸価の測定>
ポリエステル樹脂の酸価は、JIS K5400に規定された条件で測定した。
ポリエステル樹脂のガラス転移点(Tg)は、示差走査熱量計「DSC−6200」(セイコーインスツルメンツ社製)を用い、試料量20mg、昇温速度10℃/min.の条件で測定した。
当該芳香族化合物の割合は、フーリエ変換核磁気共鳴装置(FT−NMR)(商品名:「Lambda400」、日本電子社製)を用いて、1H−NMR分析を行なってその積分比より決定した。測定溶媒はクロロホルムD溶剤とした。その結果を以下の表1(「酸成分モル比」の項)に示す。この「酸成分モル比」は、ポリエステル樹脂を構成する全酸成分に対する3官能以上の芳香族化合物のモル%を示す。
第2顔料0.5gと蒸留水20mlとをガラス製スクリュー管に入れ、それをペイントシェーカーを用いて30分間振り混ぜた後、ろ過することにより得られたろ液のpHをpHメータ(商品名:「D−51」、堀場製作所社製)を用いて測定し、そのpHが7より大きい場合を塩基性、7より小さい場合を酸性とした。このようにして測定したpHを表1(「第2顔料のpH」の項)に示す。なお、同項における「A」、「B」はそれぞれ「第2顔料A」、「第2顔料B」を示す。
20ccガラス瓶に10ccの液体現像剤を入れて、40℃に設定した恒温槽で1ヶ月間保管した。保管前後の粒径を粒度分布計(商品名:「SALD−2200」、島津製作所社製)にて測定した。
図1に示した画像形成装置を用い、実施例1〜6および比較例1〜6の各液体現像剤の単色ソリッド(ベタ)パターン(10cm×10cm、付着量:1.6mg/m2)を記録媒体(コート紙)上に形成し、引き続き、ヒートローラで定着した(180℃×ニップ時間50msec.)。
A:画像濃度1.8以上
B:画像濃度1.7以上1.8未満
C:画像濃度1.7未満
画像濃度の数値が高いものほど、画像濃度が高いことを示す。その結果を表1に示す。
上記と同様にして定着画像を得た。その後、その定着画像を色差計(商品名:「CM−3700」、ミノルタ社製)にてL*a*b*測定を行ない、「Japan Color 色再現印刷2001」のコート紙/K/面積100%部のL*a*b*測定値との色差(ΔE)を算出し、以下の3段階のランク評価を行なった。
A:色差が3未満
B:色差が3以上5未満
C:色差が5以上
数値が小さいものほど、色差が小さいことを示す。その結果を表1に示す。
上記と同様にして定着画像を得た。その後、オフセットがない部位に対して消しゴム(商品名:砂消し「LION 26111」、ライオン事務器社製)を押圧荷重1kgfで2回擦り、画像濃度の残存率を反射濃度計「X−Rite model 404」(商品名、X−Rite社製)により測定し、以下の3段階のランク評価を行なった。
A:画像濃度残存率が90%以上。
B:画像濃度残存率が70%以上90%未満。
C:画像濃度残存率が70%未満。
画像濃度残存率が高いものほど、画像の定着強度が大きいことを示す。その結果を表1(「定着性」の項)に示す。
<プロセス条件>
システム速度:40cm/s
感光体:負帯電OPC
帯電電位:−700V
現像電圧(現像ローラ印加電圧):−450V
1次転写電圧(転写ローラ印加電圧):+600V
2次転写電圧:+1200V
現像前コロナCHG:針印加電圧−3〜5kVで適宜調整。
図1は、電子写真方式の画像形成装置1の概略概念図である。まず、液体現像剤2が規制ブレード4によりすりきられ、現像ローラ3上に液体現像剤2の薄層が形成される。その後、現像ローラ3と感光体5とのニップでトナー粒子が移動し、感光体5上にトナー画像が形成される。
Claims (4)
- トナー粒子と絶縁性液体と分散剤とを含み、
前記トナー粒子は、少なくとも、樹脂と、該樹脂中に分散された顔料とを含み、
前記樹脂は、酸成分として、3官能以上の芳香族化合物を全酸成分に対してモル比で4〜44%の割合で含むポリエステル樹脂であって、
前記顔料は、第1顔料と第2顔料とを含み、
前記第1顔料は、カーボンブラックであり、前記樹脂100質量部に対して12〜40質量部含まれ、
前記第2顔料は、銅フタロシアニンブルー顔料、フタロシアニングリーン顔料、カーミン系顔料、ナフトール系顔料、およびキナクリドン系顔料からなる群より選ばれる少なくとも1種の顔料により構成され、前記第1顔料に対して10〜100質量%含まれる、
液体現像剤。 - 前記第2顔料は、塩基性である、請求項1記載の液体現像剤。
- 前記第2顔料は、水20mlに対してそれを0.5g分散させた分散液のろ液のpHが7.1〜14である、請求項2記載の液体現像剤。
- 前記分散剤は、塩基性の高分子分散剤である、請求項1記載の液体現像剤。
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