JP4858414B2 - ステアリング装置 - Google Patents

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本発明は、車両に装備されるステアリング装置に関する。
従来、運転者の姿勢や体格に応じてステアリングコラムの傾斜を変更することができるチルト機構が知られている(例えば、特許文献1〜3)。このようなチルト機構を備えながら車両本体にステアリングコラムを取り付けて支持する構造として、例えば、特許文献4には、ステアリングコラムが傾斜される際の軸中心となる枢支部材をピンでかしめることで車体側ブラケットとコラム側ブラケットとを締結する支持構造が開示されている。
また、特許文献5には、ステアリングコラムを跳ね上げる際に、ステアリングコラムを支持する可動ブラケットがスプリングの力により規制部材と衝突して振動や音を発生させないように、緩衝材を備えたチルトステアリング装置が開示されている。
また、特許文献6には、コラム側ブラケットの形状を工夫することでステアリングコラム支持部の剛性を向上したステアリング装置が開示されている。また、特許文献7には、チルト機構と跳ね上げ機構を共用しつつ車両停止時にのみ跳ね上げ機構を作動可能とする跳ね上げ装置が開示されている。また、特許文献8には、チルト回転部以外でピンにてチルト規制されるステアリングコラムが開示されている。
特開2002−2502号公報 特開2005−8022号公報 特開2006−21569号公報 特開2002−370653号公報 実公平4−34137号公報 特開2000−62624号公報 特開2004−9898号公報 特開平6−8830号公報
ところで、上述の各特許文献に記載のチルト機構においては、ステアリングコラムが回動可能にブラケットに支持されるような種々のコラム支持構造が採用されている。しかしながら、これらのコラム支持構造は、チルト機構の回転中心に設けられたボルトやピンかしめ構造によりステアリングコラムを支持するとともに、ステアリングコラムからブラケットが抜けないような抜け止め構造となっている。そのため、コラム支持構造自体が複雑となるとともに、ボルトやピンかしめ構造がブラケットより突出することとなり、ブラケット近傍のスペースの確保や作業性の向上を考慮した新たなコラム支持構造が求められている。
本発明はこうした状況に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、チルト機構を備えるステアリング装置において、ステアリングコラムを支持する支持構造をコンパクトな構成で実現することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある態様のステアリング装置は、車両を操舵するためのステアリングホイールが固着される端部を有し、該ステアリングホイールの回転力を伝達するシャフトと、前記シャフトを回転自在に支持するステアリングコラムと、前記ステアリングコラムを車体側部材に取り付ける取付け部材と、前記ステアリングコラムの傾きを変化させることができるチルト機構と、を備える。前記取付け部材は、該取付け部材に対して前記ステアリングコラムを車両の上下方向に傾けることが可能なように該ステアリングコラムを回転可能に支持する支持部と、前記車体側部材に固定される固定部と、前記支持部から前記ステアリングコラムが抜けないように前記支持部とは異なる位置に設けられた抜け止め部と、を有する。
この態様によると、支持部からステアリングコラムが抜けないように設けられた抜け止め部が支持部とは異なる位置にあるため、支持部に抜け止め機構を兼ねさせる必要がなく、支持部の構造を簡略化することができる。
前記抜け止め部は、前記チルト機構により変化させられる前記ステアリングコラムの角度を所定の範囲に規制するチルト角度規制部を有してもよい。これにより、取付け部材によってチルト機構によりステアリングコラムの傾きを変化させることができる範囲の規制を実現することができる。
前記チルト角度規制部は、前記取付け部材から前記ステアリングコラムが抜けないようにかつ互いに相対移動可能なように前記ステアリングコラムに固定された抜け止め部材と、前記抜け止め部材の移動が前記所定の範囲でスライドできるように前記取付け部材に形成されたスライド穴と、を含んでもよい。これにより、チルト機構によるステアリングコラムの傾きを変化させることができる範囲の規制を簡易な構成で実現することができる。
前記抜け止め部材は、前記スライド穴の端部と係合する際の衝撃を緩和するための緩衝材を有してもよい。また、前記スライド穴は、前記抜け止め部材と係合する際の衝撃を緩和するための緩衝材が端部に設けられていてもよい。これにより、ステアリングコラムの傾きをチルト機構を用いて所定の範囲内で最大限変化させた場合であっても、抜け止め部材とスライド穴とが衝突する際の衝撃を緩和することができる。
本発明によれば、チルト機構を備えるステアリング装置において、ステアリングコラムを支持する支持構造をコンパクトな構成で実現することができる。
以下、図面を参照しながら、本発明を実施するための最良の形態について詳細に説明する。なお、図面の説明において同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明を適宜省略する。
(第1の実施の形態)
図1は、第1の実施の形態に係るステアリング装置の一部を説明するための図である。ステアリング装置10は、ステアリングホイール12、ステアリングシャフト14、ステアリングコラム16、図示しないユニバーサルジョイント等を含んで構成されている。ステアリングホイール12は、円環状のリム、ステアリングシャフト14に差し込むハブ、リムとハブを接続するスポークで構成され、車両を操舵するために運転者により回転操作される。ステアリングシャフト14は、上端側においてステアリングホイール12をナット14aで固着し、ステアリングホイール12の回転力を伝達する役割をもち、ステアリングホイール12とステアリングシャフト14とが同時に回転するように構成される。また、ステアリングシャフト14の下端側には、ユニバーサルジョイントが設けられ、ステアリングギヤボックス側と接続されている。
ステアリングコラム16は、アウターチューブ(外筒)18、インナーチューブ(内筒)20を含み、アウターチューブ18とインナーチューブ20でステアリングシャフト14を回転自在に支持する。アウターチューブ18は、取付けブラケット38を介して車両のフレームなどに固定されている。また、ステアリングコラム16のステアリングホイール12の固定側は、コラムカバー22に覆われている。コラムカバー22には、イグニッションキースイッチなど各種スイッチ類が配置されている。なお、ステアリングコラム16には、チルト機構(後述)やテレスコピック機構などが配置される。
図2は、ステアリングコラム16の外観構成を示す側面図である。図3は、図2のX−X線に沿った断面図である。ステアリングシャフト14は、コラム軸方向にて伸縮可能かつトルク伝達可能なアッパシャフト30とロアシャフト32を備える構成とされ、ステアリングシャフト14を回転自在に支持してコラム軸方向にて伸縮可能なステアリングコラム16がアウターチューブ18とインナーチューブ20を備える構成とされている。
アッパシャフト30は、アウターチューブ18に対して軸受(図示省略)を介して回転自在かつコラム軸方向移動不能に支持されていて、図中の右端ではステアリングホイール12が一体回転可能に組み付けられるようになっている。一方、ロアシャフト32は、インナーチューブ20に軸受(図示省略)を介して回転自在に支持されていて、図中左端にて自在継ぎ手を介して伸縮可能かつトルク伝達可能な中間軸(共に図示省略)に連結される。中間軸は自在継ぎ手を介してステアリングギヤボックス(共に図示省略)に連結される。
アウターチューブ18は、下端部にてインナーチューブ20の上端部にコラム軸方向へ摺動可能に嵌合連結されていて、下端部に固着したコラム側ブラケット34にてチルト及びテレスコピック調整可能な上方支持機構Aを介して車体の一部(図示省略)に固着される車体側ブラケットに組み付けられている。なお、コラム側ブラケット34はアウターチューブ18と一体となるように固着されて、ステアリングコラム16の一部を構成している。また、インナーチューブ20は、下端部に固着した取付けブラケット36にて回動可能な下方支持機構Bを介して車体の一部である車体側部材39に傾動可能に組み付けられるようになっている。つまり、取付けブラケット36は、ステアリングコラム16を車体側部材39に取り付ける取付け部材として機能している。
上方支持機構Aは、ステアリングコラム16の傾動を許可・規制可能でアッパシャフト30に組み付けられるステアリングホイール12の傾斜角度を調整可能なチルト機構と、ステアリングシャフト14とステアリングコラム16のコラム軸方向伸縮を許可・規制可能でステアリングホイール12のコラム軸方向位置を調整可能なテレスコピック機構を一体的に備えたものである。
この上方支持機構Aは、車体側ブラケットに前方へ移動離脱可能に組み付けられる取付けブラケット38を備えるとともに、この取付けブラケット38に対してコラム側ブラケット34を固定・解除可能(解除状態にてチルト調整可能かつテレスコピック調整可能)な締結用ボルト40、スラスト軸受46、カムプレート48,50、ナット52、操作レバー37、カラー54、偏心カム56等を備えている。
取付けブラケット38は、コラム側ブラケット34を上下方向にて傾動可能(チルト可能)かつコラム軸方向に移動可能(テレスコピック可能)に支持するものであり、左右一対のアーム42,44を有するとともに、これらアーム42,44より上方に一対の取付け部60,62を有していて、これらの取付け部60,62に設けた各スリット孔にて、樹脂カプセルと金属カラーを介して、取付けボルトを用いて車体側ブラケットに組み付けられる。なお、各取付けボルトは、車体側ブラケットにあらかじめ固着したウエルドナットに固定されるようになっている。
締結用ボルト40は、取付けブラケット38の両アーム42,44に設けた左右一対の円弧状挿通孔とコラム側ブラケット34に設けた左右一対の直線状挿通孔とに挿通されている。両アーム42,44の円弧状挿通孔(不図示)は、図1に示した下方支持機構Bの回動中心を中心とする円弧状のチルト長孔であり、この円弧状挿通孔をチルト範囲としてチルト調整を可能とするものである。コラム側ブラケット34の直線状挿通孔は、コラム軸方向に沿って形成された直線状のテレスコピック長孔であり、テレスコピック調整を可能とするものである。
スラスト軸受46は、取付けブラケット38の右方のアーム44とナット52間にて締結用ボルト40に組み付けられていて、締結用ボルト40とナット52の一体的な回転を保証している。ナット52は、締結用ボルト40のねじ部40aに固定されている。カムプレート48,50及び操作レバー37は、取付けブラケット38の左方のアーム42と締結用ボルト40の頭部40b間にて締結用ボルト40の軸部40c上に組み付けられている。
左方のカムプレート48と操作レバー37は、一体的に連結されていて、締結用ボルト40の軸部40c上に組み付けられており、右方のカムプレート50に対して相対回転可能である。右方のカムプレート50は、締結用ボルト40の軸部40c上で回動可能かつボルト軸方向に移動可能であり、コラム側ブラケット34の左側の直線状挿通孔に対して回動不能かつコラム軸方向に移動可能である。
左右一対のカムプレート48,50は、操作レバー37の回転を締結用ボルト40の軸方向移動に変換して、締結用ボルト40とナット52を緊締状態(締結用ボルト40の頭部40bとナット52間にて締結用ボルト40の軸部40cが引っ張られた状態)又は弛緩状態(締結用ボルト40の頭部40bとナット52間にて締結用ボルト40の軸部40cが緩められた状態)とするものであり、その詳細な構成は公知であるため、説明は省略する。
操作レバー37は、連結プレート37aを用いて締結用ボルト40の頭部40bに連結されており、締結用ボルト40と一体的に回転する。この操作レバー37が、図1の反時計回り方向に回転操作されると、操作レバー37の回転が両カムプレート48,50により締結用ボルト40の軸方向移動に変換されて、両カムプレート48,50が離間し、締結用ボルト40とナット52が緊締状態とされて、コラム側ブラケット34と取付けブラケット38との間にて得られる摩擦力が増大する。これにより、取付けブラケット38に対してコラム側ブラケット34が摩擦係合により固定(ロック)され、ステアリングコラム16の傾動及びコラム軸方向移動が規制される。
また、操作レバー37が図1の時計回り方向に回転操作されると、操作レバー37の回転が両カムプレート48,50により締結用ボルト40の軸方向移動に変換されて、両カムプレート48,50が近接し、締結用ボルト40とナット52が弛緩状態とされて、上記した摩擦力が減少する。これにより、取付けブラケット38に対するコラム側ブラケット34の摩擦係合による固定が解除されて、ステアリングコラム16の傾動及びコラム軸方向移動が許可される。
カラー54は、コラム側ブラケット34内にて締結用ボルト40の軸部40c上に回動不能かつボルト軸方向に移動不能に一体的に組み付けられていて、操作レバー37の回転操作に伴って締結用ボルト40と一体的に回転する。偏心カム56は、カラー54に一体的に組み付けられていて、アウターチューブ18に設けた開口を通してインナーチューブ20の上端部下面に係合・離間可能であり、操作レバー37の回転操作に伴って締結用ボルト40と一体的に回転する。
下方支持機構Bは、ステアリングコラム16におけるインナーチューブ20を傾動(回動)可能に支持するものであり、インナーチューブ20の下端部に固着した取付けブラケット36を備えている。なお、本実施の形態に係るステアリング装置10は、下方支持機構Bの近傍に、アッパシャフト30やロアシャフト32等のシャフト部材にステアリングホイール12の回転力とは別の回転力を付与する回転力アシスト機構Cを備えている。回転力アシスト機構Cは、モータと、モータの回転軸と同軸に設けられているウォームギヤと、ロアシャフト32の外周に相対回転不能に取り付けられているホイールギヤと、これらを収納するコラムハウジング等(不図示)を含んで構成されている。なお、コラムハウジングは、インナーチューブ20の外周と一体的に形成されている。
次に、取付けブラケット36の構成について説明する。図4は、図2に示す取付けブラケット36近傍を拡大した要部側面図である。図5は、図4のY−Y断面図である。なお、図4、図5には、一対の取付けブラケット36の一方しか記載されていないが、インナーチューブ20を挟んだ反対側に他方の取付けブラケット36も配置されている。
取付けブラケット36は、略L字状の部材であり、折り曲げられている一方の平面部には後述の支持部74及び抜け止め部72が設けられており、折り曲げられている他方の平面部には固定部76が設けられている。
取付けブラケット36は、内側(インナーチューブ20と対向する側)に形成されている支持部74と、車体側部材39に固定される固定部76と、支持部からインナーチューブ20が抜けないように支持部74とは異なる位置に設けられた抜け止め部72と、を有する。支持部74は、取付けブラケット36に対してステアリングコラム16を車両の上下方向に傾けることが可能なようにインナーチューブ20を回転可能に支持する。
また、取付けブラケット36は、固定部76において、ボルト78のねじ部が通過できる程度の直径の貫通孔36cが形成されている。取付けブラケット36は、貫通孔36cと車体側部材39の貫通孔39aとの位置を合わせた状態で、ボルト78とナット80とにより車体側部材39に締結される。これにより、取付けブラケット36と車体側部材39とは互いに動かないように固定される。
本実施の形態に係るステアリング装置10においては、支持部74からステアリングコラム16が抜けないように設けられた抜け止め部72が支持部74とは異なる位置にあるため、支持部74に抜け止め機構を兼ねさせる必要がなく、支持部74の構造を簡略化することができる。
詳述すると、支持部74は、取付けブラケット36の内側に形成された環状の凸部36aを有する。また、インナーチューブ20は、その外周部に穴20aが形成されている。凸部36aは、取付けブラケット36又はインナーチューブ20に対して摩擦抵抗の少ない環状のすべり部材100を外周部に装着した状態で穴20aに挿入される。これにより、取付けブラケット36は、ステアリングコラム16を車両の上下方向に傾けることが可能なようにインナーチューブ20を支持部74により回転可能に支持することができる。
また、取付けブラケット36からインナーチューブ20が抜けないようにする機構を支持部74に兼ねさせる必要がないため、ボルト等を用いて取付けブラケット36を挟んだ状態でインナーチューブ20をねじ止めする必要がなくなる。換言すると、取付けブラケット36の外側(インナーチューブ20と対向する面の反対側)にボルト等が突き出すような構成を採用せずに済む。そのため、図5に示すように、インナーチューブ20の外周部と取付けブラケット36の外側の表面との距離Dを小さくすることができ、ステアリングコラム16を支持する支持部74をコンパクトな構成で実現することができる。
取付けブラケット36は、支持部74を回動中心とした円弧状のスライド穴36bが形成されている。抜け止め部72は、取付けブラケット36からステアリングコラム16が抜けないようにかつ互いに相対移動可能なように、インナーチューブ20に形成された圧入穴20bに圧入されている圧入ピン102と、前述のスライド穴36bとを含んで構成されている。ここで、抜け止め部72は、チルト機構により変化させられるステアリングコラム16の角度をスライド穴36bにより所定の範囲に規制するチルト角度規制部として機能する。これにより、チルト機構によりステアリングコラムの傾きを変化させることができる範囲の規制を取付けブラケット36を用いた簡易な構成で実現することができる。
また、本実施の形態に係る取付けブラケット36は、支持部74と抜け止め部72との間の領域に段差部36dが設けられている。これにより、圧入ピン102の頭部が取付けブラケット36の外側の面に突出する量を抑制することができる。なお、取付けブラケット36にインナーチューブ20を組み付ける構成として、上述の圧入穴20bと圧入ピン102の組合せに代わって、インナーチューブ20に形成されたねじ穴とボルトの組合せであってもよい。
(第2の実施の形態)
図6は、第2の実施の形態に係る取付けブラケット136近傍の要部断面図である。なお、第2の実施の形態に係る取付けブラケット及びその近傍の概略構成の説明のうち、第1の実施の形態で説明した図4、図5の構成と同一又は類似している点の説明については適宜省略する。
本実施の形態に係るブラケット136の支持部174において、圧入ピン102の軸部にはスリーブ状の弾性部材104が装着されている。弾性部材104は、圧入ピン102がスライド穴36bの端部に当たる際の衝撃を緩和する緩衝材の役割を果たす。これにより、チルト機構を用いてスライド穴36bで規制される所定の範囲内でステアリングコラム16の傾きを最大限変化させた場合であっても、圧入ピン102がスライド穴36bの端部に衝突する際の衝撃を緩和することができる。なお、このような緩衝材をスライド穴の端部に設けてもよい。
以上、本発明を上述の各実施の形態を参照して説明したが、本発明は上述の各実施の形態に限定されるものではなく、各実施の形態の構成を適宜組み合わせたものや置換したものについても本発明に含まれるものである。また、当業者の知識に基づいて各実施の形態における処理の組合せや順番を適宜組み替えることや各種の設計変更等の変形を実施の形態に対して加えることも可能であり、そのような変形が加えられた実施の形態も本発明の範囲に含まれうる。
第1の実施の形態に係るステアリング装置の一部を説明するための図である。 ステアリングコラムの外観構成を示す側面図である。 図2のX−X線に沿った断面図である。 図2に示す取付けブラケット近傍を拡大した要部側面図である。 図4のY−Y断面図である。 第2の実施の形態に係る取付けブラケット近傍の要部断面図である。
符号の説明
10 ステアリング装置、 12 ステアリングホイール、 14 ステアリングシャフト、 16 ステアリングコラム、 18 アウターチューブ、 20 インナーチューブ、 30 アッパシャフト、 32 ロアシャフト、 36 取付けブラケット、 36a 凸部、 36b スライド穴、 36c 貫通孔、 36d 段差部、 39 車体側部材、 72 抜け止め部、 74 支持部、 76 固定部、 78 ボルト、 80 ナット、 100 すべり部材、 102 圧入ピン、 104 弾性部材、 136 ブラケット、 174 支持部。

Claims (5)

  1. 車両を操舵するためのステアリングホイールが固着される端部を有し、該ステアリングホイールの回転力を伝達するシャフトと、
    前記シャフトを回転自在に支持するステアリングコラムと、
    前記ステアリングコラムを車体側部材に取り付ける取付け部材と、
    前記ステアリングコラムの傾きを変化させることができるチルト機構と、を備え、
    前記取付け部材は、
    該取付け部材に対して前記ステアリングコラムを車両の上下方向に傾けることが可能なように該ステアリングコラムを回転可能に支持する支持部と、
    前記車体側部材に固定される固定部と、
    前記支持部から前記ステアリングコラムが抜けないように前記支持部とは異なる位置に設けられた抜け止め部と、
    を有することを特徴とするステアリング装置。
  2. 前記抜け止め部は、前記チルト機構により変化させられる前記ステアリングコラムの角度を所定の範囲に規制するチルト角度規制部を有することを特徴とする請求項1に記載のステアリング装置。
  3. 前記チルト角度規制部は、前記取付け部材から前記ステアリングコラムが抜けないようにかつ互いに相対移動可能なように前記ステアリングコラムに固定された抜け止め部材と、前記抜け止め部材の移動が前記所定の範囲でスライドできるように前記取付け部材に形成されたスライド穴と、を含むことを特徴とする請求項2に記載のステアリング装置。
  4. 前記抜け止め部材は、前記スライド穴の端部と係合する際の衝撃を緩和するための緩衝材を有することを特徴とする請求項3に記載のステアリング装置。
  5. 前記スライド穴は、前記抜け止め部材と係合する際の衝撃を緩和するための緩衝材が端部に設けられていることを特徴とする請求項3に記載のステアリング装置。
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