JP2002002502A - ステアリング装置 - Google Patents

ステアリング装置

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JP2002002502A
JP2002002502A JP2000184327A JP2000184327A JP2002002502A JP 2002002502 A JP2002002502 A JP 2002002502A JP 2000184327 A JP2000184327 A JP 2000184327A JP 2000184327 A JP2000184327 A JP 2000184327A JP 2002002502 A JP2002002502 A JP 2002002502A
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Kentaro Tsujimoto
健太郎 辻本
Noritake Okawa
憲毅 大川
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Koyo Seiko Co Ltd
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Koyo Seiko Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】部品点数、コストを増大させることなく、ステ
アリングホイールの位置調節のためにコラムを円滑にが
たつきなく揺動させることができるコンパクトな構成の
ステアリング装置を提供する。 【解決手段】ステアリングホイールに接続されるステア
リングシャフト2を支持するコラム3を、連結機構6に
より、車体側部材4に左右方向に沿う揺動軸回りに揺動
可能に連結する。そのコラム3の揺動を操作機構により
固定および固定解除可能である。その連結機構6は、コ
ラム3と同行揺動可能なコラム側部材21と、揺動軸回
りに弾性的に捩れ変形可能な弾性部材23とを有する。
操作機構による揺動固定解除時に、その弾性部材23の
弾性的な捩れ変形によりコラム3が車体側部材4に対し
て揺動可能なように、その弾性部材23がコラム側部材
21と車体側部材4とに一体化されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ステアリングホイ
ールの位置調節が可能ないわゆるチルトタイプのステア
リング装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図7に示すように、従来のチルトタイプ
のステアリング装置101は、ステアリングホイールに
接続されるステアリングシャフト102を支持するコラ
ム103と、そのコラム103を車体側部材104に左
右方向に沿う揺動軸回りに揺動可能に連結する連結機構
105と、そのコラム103の揺動を固定および固定解
除可能な操作機構(図示省略)とを備える。その連結機
構105は、そのコラム103と同行揺動可能なコラム
側部材106と、そのコラム側部材106に形成された
左右方向軸心の支持孔106aに相対回転可能に挿入さ
れる左右方向軸心のカラー106bとを有する。その車
体側部材104はコラム側部材106の外側方に位置す
る一対の受け部104a、104bを有する。そのカラ
ー106bにボルト107のシャフト部が挿入され、そ
のボルト107にナット108がねじ合わされる。その
ナット108とボルト頭部107aとにより両受け部1
04a、104bの間隔が狭められ、カラー106bは
両受け部104a、104bにより挟み込まれることで
車体側部材106に一体化されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】その支持孔106aの
内周とカラー106bの外周との間に隙間があると、操
作機構による揺動固定解除時に、コラム103が車体側
部材に対してがたついてしまう。また、そのような隙間
があると、操作機構による揺動固定解除時に、コラム1
03がステアリング装置の自重により勢いよく揺動して
しまうのを防止する必要がある。そのため、従来は車体
側部材104とコラム103とを連結するバネを設け、
そのバネを介してステアリング装置の重量を車体側部材
104により支持している。しかし、そのようなバネを
設けると、バネやバネを取り付けるための部材が必要で
あることから部品点数が増加し、また、大型化するため
に車体内にステアリング装置以外の装置を配置するため
の設置スペースが制限されるという問題がある。
【0004】そこで、そのカラー106bを支持孔10
6aに圧入し、その支持孔106aの内周とカラー10
6bの外周との相対的な滑りによりコラム103を車体
側部材に対して揺動させることが行われている。これに
より、コラム103が車体側部材に対してがたつくこと
はなく、また、支持孔106aの内周とカラー106b
の外周との間の摩擦によりコラム103がステアリング
装置の自重により揺動するのを防止できる。しかし、コ
ラム103をがたつくことなく円滑に揺動させるには、
そのカラー106bの支持孔106aへの圧入力の範囲
を一定範囲に設定する必要がある。そのため、そのカラ
ー106bの外周と支持孔106aの内周の寸法精度を
非常に高くする必要があるため、極めて高精度の加工が
必要になり加工コストが増大するという問題がある。
【0005】本発明は、上記問題を解決することのでき
るステアリング装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明のステアリング装
置の第1の特徴は、ステアリングホイールに接続される
ステアリングシャフトを支持するコラムと、そのコラム
を車体側部材に左右方向に沿う揺動軸回りに揺動可能に
連結する連結機構と、そのコラムの揺動を固定および固
定解除可能な操作機構とを備え、その連結機構は、その
コラムと同行揺動可能なコラム側部材と、前記揺動軸回
りに弾性的に捩れ変形可能な弾性部材とを有し、前記操
作機構による揺動固定解除時に、その弾性部材の弾性的
な捩れ変形によりコラムが車体側部材に対して揺動可能
なように、その弾性部材がコラム側部材と車体側部材と
に一体化されている点にある。本発明の構成によれば、
操作機構によりコラムの揺動固定を解除すると、弾性部
材の弾性的な捩れ変形により、コラムを車体側部材に対
して揺動させることができる。その弾性部材はコラム側
部材と車体側部材とに一体化されているので、その揺動
に際してコラムのがたつきをなくせる。また、その弾性
部材の弾力の作用によりステアリング装置の自重による
揺動を防止できる。
【0007】前記車体側部材はコラム側部材の外側方に
位置する一対の受け部を有し、前記弾性部材を左右一対
備え、各弾性部材は、左右方向軸心の筒形状を有すると
共に、コラム側部材に形成された支持孔に圧入されるこ
とでコラム側部材に一体化され、各弾性部材それぞれの
内周に一体化される左右方向軸心のカラーが、その支持
孔に挿入され、両カラーに挿入される左右方向軸心のネ
ジシャフトにネジ部材がねじ合わされることにより、両
受け部の間隔が狭められ、各カラーは、各受け部と支持
孔内周の段差とに挟み込まれることで車体側部材に一体
化されているのが好ましい。これにより、コラムの車体
側部材への揺動可能な連結のための組み立てを容易に行
うことができる。
【0008】本発明のステアリング装置の第2の特徴
は、ステアリングホイールに接続されるステアリングシ
ャフトを支持するコラムと、そのコラムを車体側部材に
左右方向に沿う揺動軸回りに揺動可能に連結する連結機
構と、そのコラムの揺動を固定および固定解除可能な操
作機構とを備え、その連結機構は、そのコラムと同行揺
動可能なコラム側部材と、そのコラム側部材に形成され
た左右方向軸心の支持孔に圧入される左右方向軸心のカ
ラーとを有し、そのカラーが径方向に弾性変形可能なよ
うに、そのカラーに軸方向に沿う割りが形成され、その
カラーは、その支持孔の内周に弾力を作用させることが
できるように、その支持孔内で径方向において弾性的に
縮小された状態とされ、前記操作機構による揺動固定解
除時に、その支持孔の内周とカラーの外周との相対的な
滑りによりコラムが車体側部材に対して揺動可能なよう
に、そのカラーは車体側部材に一体化されている点にあ
る。本発明の構成によれば、操作機構によりコラムの揺
動固定を解除すると、支持孔の内周とカラーの外周との
相対的な滑りにより、コラムを車体側部材に対して揺動
させることができる。そのカラーは支持孔の内周に弾力
を作用させると共に車体側部材に一体化されているの
で、その揺動に際してコラムのがたつきをなくせる。そ
のカラーは軸方向に沿う割りを有することで径方向に弾
性変形可能であるため、カラーの外周と支持孔の内周の
寸法精度をそれ程高くすることなく、コラムをがたつく
ことなく円滑に揺動させるのに必要な圧入力で支持孔に
圧入できる。
【0009】前記車体側部材はコラム側部材の外側方に
位置する一対の受け部を有し、そのカラーに挿入される
左右方向軸心のネジシャフトにネジ部材がねじ合わされ
ることにより、両受け部の間隔が狭められ、そのカラー
は、両受け部により挟み込まれることで車体側部材に一
体化されているのが好ましい。これにより、コラムの車
体側部材への揺動可能な連結のための組み立てを容易に
行うことができる。
【0010】
【発明の実施の形態】図1〜図4の第1実施形態の電動
パワーステアリング装置1は、ステアリングシャフト2
と、そのステアリングシャフト2を支持するコラム3
と、そのコラム3を車体側部材4に左右方向に沿う揺動
軸O回りに揺動可能に連結する連結機構6と、その連結
機構6よりもステアリングホイール側において、そのコ
ラム3の揺動を固定および固定解除可能な操作機構13
とを備えている。
【0011】そのステアリングシャフト2とコラム3と
は同軸心とされ、その軸心は車両への取り付け状態にお
いて前方に向かうに従い下方に向かうように傾斜する。
そのステアリングシャフト5の一端にステアリングホイ
ール(図示省略)が連結され、他端に図外自在継手を介
して例えばラックピニオン式等のステアリングギア(図
示省略)が接続される。そのステアリングホイールの回
転がステアリングシャフト2からステアリングギアを介
して車輪に伝達されることで車両の操舵がなされる。ま
た、そのコラム3は操作トルクを検出するトルクセンサ
7のセンサハウジング7aに連結されている。そのセン
サハウジング7aに取り付けられる操舵補助力発生用モ
ータ8により、そのトルクセンサ7により検出される操
舵トルクに応じた操舵補助トルクが付与される。そのト
ルクセンサ7および操舵補助トルクの付与機構は公知の
構成を採用できる。
【0012】その連結機構6は、コラム3と同行揺動可
能なコラム側部材として、上記センサハウジング7aに
一体化された左右一対の支持部材21を有し、図2に示
すように、各支持部材21に左右方向軸心の支持孔21
aが形成されている。その支持孔21aの中心が揺動軸
Oになる。上記車体側部材4は各支持部材21の外側方
に位置する一対の受け部22を有し、両受け部22の間
に両支持部材21が配置される。各支持部材21と各受
け部22との間に、揺動軸O回りに弾性的に捩れ変形可
能な左右一対の弾性部材23が配置されている。各弾性
部材23の材質として本実施形態ではゴムが採用されて
いる。各弾性部材23は左右方向軸心の円筒形状を有す
る。各弾性部材23それぞれの内周に、左右方向軸心の
円筒形カラー24が焼き付けや接着剤等により一体化さ
れている。図3に示すように、各支持部材21の支持孔
21aは、内周に段差21a′が形成されることで大径
部を有する。上記弾性部材23は、その支持孔21aに
おける大径部に圧入されることで支持部材21に一体化
されている。各カラー24は、支持孔21aに挿入さ
れ、左右方向において各受け部22と支持孔21a内周
の段差21a′との間に配置されている。両カラー24
にボルト25における左右方向軸心のネジシャフト25
aが挿入され、そのネジシャフト25aにナット(ネジ
部材)26がねじ合わされている。このねじ合わせによ
り、ボルト25の頭部25bとナット26とにより挟み
込まれる両受け部22の間隔が狭められる。これにより
各カラー24は、各受け部22と段差21a′とに挟み
込まれることで車体側部材4に一体化されている。よっ
て、各カラー24と一体の各弾性部材23は、上記のよ
うに支持部材21に一体化されると共にカラー24を介
して車体側部材4に一体化されている。
【0013】図1、図4に示すように、上記操作機構1
3は第1ブラケット11と第2ブラケット12とを有す
る。その第1ブラケット11は、コラム3の外側方に位
置する一対の側壁11aと、各側壁11aの上端から左
右外方に延びる支持部11bとを有する。各支持部11
bは、車体側部材4に植え込まれたネジ軸40が挿通さ
れ、そのネジ軸40にねじ合わされるナット41と車体
側部材4とで挟み込まれる。その第2ブラケット12
は、一対の側壁12aと、両側壁12aの下端を互いに
連結する連結壁12bとを有し、両側壁12aは上端が
コラム3に溶接され、また、上記第1ブラケット11の
両側壁11aにより相対摺動可能に挟み込まれる。上記
第1ブラケット11の両側壁11aに形成された第1通
孔11a′と、第2ブラケット12の両側壁12aに形
成された第2通孔12a′とに、左右方向軸心を有する
頭部51a付きのボルト51が挿入されている。その第
1通孔11a′は、上記揺動軸Oを中心とする円弧に沿
う長手方向を有する長孔とされている。そのボルト51
は、その第1通孔11a′に、その円弧に沿って相対移
動可能とされている。また、そのボルト51は第2通孔
12a′に軸中心に相対回転しないように挿入され、例
えば、そのボルト51の外周と第2通孔12a′の内周
とは非円形とされる。そのボルト51にワッシャ52を
介してねじ合わされるナット54に、レバー53が一体
化されている。
【0014】そのレバー53を一方向に回転操作する
と、そのナット54とボルト51の頭部51aとにより
両ブラケット11、12の側壁11a、12aが挟み込
まれ、第1ブラケット11に対する第2ブラケット12
の動きが固定されるので、コラム3の揺動が固定され
る。そのレバー53を他方向へ回転操作すると、ナット
54とボルト51の頭部51aとによる両ブラケット1
1、12の側壁11a、12aの挟み込みが解除され
る。これによりコラム3の揺動固定が解除される。この
操作機構13による揺動固定解除時においては、上記弾
性部材23は車体側部材4と支持部材21とに一体化さ
れているので、その弾性部材23の弾性的な捩れ変形に
よりコラム3を車体側部材4に対して揺動軸O回りに揺
動させ、ステアリングホイールの位置を調節できる。そ
の位置調節後にレバー53の操作によりコラム3の揺動
を固定することで、ステアリングホイールの位置決めが
できる。
【0015】上記第1実施形態によれば、操作機構13
によりコラム3の揺動固定を解除すると、弾性部材23
の弾性的な捩れ変形により、コラム3を車体側部材4に
対して揺動させることができる。その弾性部材23は支
持部材21と車体側部材4とに一体化されているので、
その揺動に際してコラム3のがたつきをなくせる。ま
た、その弾性部材23の弾力の作用によりステアリング
装置1の自重による揺動を防止できる。また、弾性部材
23を支持孔21aに圧入後に、カラー24に挿入され
るボルト25のネジシャフト25aにナット26をねじ
合わせるだけで、コラム3を車体側部材4に対して揺動
可能に連結でき、その組み立てを容易に行うことができ
る。
【0016】図5、図6の(1)、(2)は本発明の第
2実施形態に係り、上記第1実施形態と同様部分は同一
符号で示して相違点を説明する。この第2実施形態の連
結機構6においては、上記第1実施形態における連結機
構6の一対の弾性部材23と一対のカラー24に代え
て、単一のカラー61を備えている。そのカラー61は
円筒形状で、軸方向に沿う割り61aが形成され、これ
により径方向に弾性変形可能とされている。このカラー
61の材質として例えばバネ鋼を用いることができる。
支持部材21に形成される左右方向軸心の両支持孔21
aは均一な内径を有するものとされ、両支持孔21aに
カラー61が圧入されている。そのカラー61は、両支
持孔21a内で径方向において弾性的に縮小された状態
とされ、これにより、そのカラー61は支持孔21aの
内周に弾力を作用させている。そのカラー61にボルト
25における左右方向軸心のネジシャフト25aが挿入
され、そのネジシャフト25aにナット(ネジ部材)2
6がねじ合わされている。このねじ合わせにより、ボル
ト25の頭部25bとナット26とにより挟み込まれる
両受け部22の間隔が狭められる。これによりカラー6
1は、両受け部22により挟み込まれることで車体側部
材4に一体化されている。第1実施形態と同様の操作機
構によりコラム3の車体側部材4に対する揺動固定を解
除すると、その支持孔21aの内周とカラー61の外周
との間の相対的な滑りにより、コラム3が車体側部材4
に対して支持孔21aの中心である揺動軸回りに揺動す
るものとされ、ステアリングホイールの位置を調節でき
る。その位置調節後に操作機構によりコラム3の揺動を
固定することで、ステアリングホイールの位置決めがで
きる。他は第1実施形態と同様の構成とされている。
【0017】上記第2実施形態によれば、操作機構によ
りコラム3の揺動固定を解除すると、支持孔21aの内
周とカラー61の外周との相対的な滑りにより、コラム
3を車体側部材4に対して揺動させることができる。そ
のカラー61は支持孔21aの内周に弾力を作用させる
と共に車体側部材4に一体化されているので、その揺動
に際してコラム3のがたつきをなくせる。そのカラー6
1は軸方向に沿う割り61aを有することで径方向に弾
性変形可能であるため、カラー61の外周と支持孔21
aの内周の寸法精度をそれ程高くすることなく、コラム
3をがたつくことなく円滑に揺動させるのに必要な圧入
力で支持孔21aに圧入できる。また、カラー61を支
持孔21aに圧入後に、そのカラー61に挿入されるボ
ルト25のネジシャフト25aにナット26をねじ合わ
せるだけで、コラム3を車体側部材4に対して揺動可能
に連結でき、その組み立てを容易に行うことができる。
【0018】本発明は上記実施形態に限定されない。例
えば、上記実施形態ではコラム側部材として支持部材2
1をセンサハウジング7aに一体化したが、コラム側部
材をコラムに直接に同行揺動可能に取り付けてもよい。
【0019】
【発明の効果】本発明によれば、部品点数、コストを増
大させることなく、ステアリングホイールの位置調節の
ためにコラムを円滑にがたつきなく揺動させることがで
きるコンパクトな構成のステアリング装置を提供でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態のステアリング装置の側
面図
【図2】本発明の第1実施形態のステアリング装置の部
分破断平面図
【図3】本発明の第1実施形態のステアリング装置の要
部の部分破断平面図
【図4】図1のIV−IV線断面図
【図5】本発明の第2実施形態のステアリング装置の部
分破断平面図
【図6】本発明の第2実施形態のステアリング装置にお
けるカラーの(1)は断面図、(2)は正面図
【図7】従来のステアリング装置の部分破断平面図
【符号の説明】
2 ステアリングシャフト 3 コラム 4 車体側部材 6 連結機構 13 操作機構 21 支持部材(コラム側部材) 21a 支持孔 22 受け部 23 弾性部材 25a ネジシャフト 26 ナット(ネジ部材) 61 カラー 61a 割り O 揺動軸

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ステアリングホイールに接続されるステア
    リングシャフトを支持するコラムと、そのコラムを車体
    側部材に左右方向に沿う揺動軸回りに揺動可能に連結す
    る連結機構と、そのコラムの揺動を固定および固定解除
    可能な操作機構とを備え、その連結機構は、そのコラム
    と同行揺動可能なコラム側部材と、前記揺動軸回りに弾
    性的に捩れ変形可能な弾性部材とを有し、前記操作機構
    による揺動固定解除時に、その弾性部材の弾性的な捩れ
    変形によりコラムが車体側部材に対して揺動可能なよう
    に、その弾性部材がコラム側部材と車体側部材とに一体
    化されているステアリング装置。
  2. 【請求項2】前記車体側部材はコラム側部材の外側方に
    位置する一対の受け部を有し、前記弾性部材を左右一対
    備え、各弾性部材は、左右方向軸心の筒形状を有すると
    共に、コラム側部材に形成された支持孔に圧入されるこ
    とでコラム側部材に一体化され、各弾性部材それぞれの
    内周に一体化される左右方向軸心のカラーが、その支持
    孔に挿入され、両カラーに挿入される左右方向軸心のネ
    ジシャフトにネジ部材がねじ合わされることにより、両
    受け部の間隔が狭められ、各カラーは、各受け部と支持
    孔内周の段差とに挟み込まれることで車体側部材に一体
    化されている請求項1に記載のステアリング装置。
  3. 【請求項3】ステアリングホイールに接続されるステア
    リングシャフトを支持するコラムと、そのコラムを車体
    側部材に左右方向に沿う揺動軸回りに揺動可能に連結す
    る連結機構と、そのコラムの揺動を固定および固定解除
    可能な操作機構とを備え、その連結機構は、そのコラム
    と同行揺動可能なコラム側部材と、そのコラム側部材に
    形成された左右方向軸心の支持孔に圧入される左右方向
    軸心のカラーとを有し、そのカラーが径方向に弾性変形
    可能なように、そのカラーに軸方向に沿う割りが形成さ
    れ、そのカラーは、その支持孔の内周に弾力を作用させ
    ることができるように、その支持孔内で径方向において
    弾性的に縮小された状態とされ、前記操作機構による揺
    動固定解除時に、その支持孔の内周とカラーの外周との
    相対的な滑りによりコラムが車体側部材に対して揺動可
    能なように、そのカラーは車体側部材に一体化されてい
    るステアリング装置。
  4. 【請求項4】前記車体側部材はコラム側部材の外側方に
    位置する一対の受け部を有し、そのカラーに挿入される
    左右方向軸心のネジシャフトにネジ部材がねじ合わされ
    ることにより、両受け部の間隔が狭められ、そのカラー
    は、両受け部により挟み込まれることで車体側部材に一
    体化されている請求項3に記載のステアリング装置。
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