JP4858233B2 - グリーンシート積層ユニット、電子部品の製造方法、および電子部品 - Google Patents
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支持体の上に形成される第1グリーンシートと、
前記第1グリーンシートの上に形成される第2グリーンシートと、を有するグリーンシート積層ユニットであって、
前記第1グリーンシートおよび前記第2グリーンシートが、少なくともセラミックス粉体およびバインダを含み、
前記第1グリーンシートに含まれる前記バインダの含有量が、前記セラミック粉体100体積%に対してX1体積%であり、
前記第2グリーンシートに含まれる前記バインダの含有量が、前記セラミック粉体100体積%に対してX2体積%であり、
前記第1グリーンシートに含まれる剥離剤の含有量が、前記セラミック粉体100体積%に対してY1体積%であり、
前記第2グリーンシートに含まれる剥離剤の含有量が、前記セラミック粉体100体積%に対してY2体積%であり、
前記第1グリーンシートに含まれる帯電除剤の含有量が、前記セラミック粉体100体積%に対してZ1体積%であり、
前記第2グリーンシートに含まれる帯電除剤の含有量が、前記セラミック粉体100体積%に対してZ2体積%であり、
前記第1グリーンシートに含まれる可塑剤およびその他の有機成分の含有量が、前記セラミック粉体100体積%に対してα1体積%であり、
前記第2グリーンシートに含まれる可塑剤およびその他の有機成分の含有量が、前記セラミック粉体100体積%に対してα2体積%である場合に、
(X1+Y1+Z1+α1)/(X2+Y2+Z2+α2)が0.95〜1.05であり、
Y2/Y1が1/3以下、および/またはZ2/Z1が1/3以下であることを特徴とする。
前記内部電極層および前記第1グリーンシートの上に、前記第2グリーンシートが形成されていてもよい。
上記に記載のグリーンシート積層ユニットを用いて電子部品を製造する方法であって、
複数の前記グリーンシート積層ユニットを積層して形成されたグリーンシート積層体を積層して切断しグリーンチップを得る工程と、
前記グリーンチップを焼成する工程と、を有する。
図1は、本発明の第1実施形態に係るグリーンシート積層ユニットを用いて作製された積層セラミックコンデンサの概略断面図、
図2〜図6は、本発明の第1実施形態に係るグリーンシート積層ユニットを用いて図1に示す積層セラミックコンデンサを製造する過程の一部を示す概略断面図である。
(第1実施形態)
積層セラミックコンデンサの全体構成
積層セラミックコンデンサ2の製造方法
(グリーンシート用スラリーの作製)
(内部電極層用ペーストの作製)
(第1グリーンシート10aの形成)
(内部電極層12aの形成)
(第2グリーンシート10bの形成)
(グリーンシート積層ユニットUの形成)
Y2/Y1が1/3以下、および/またはZ2/Z1が1/3以下である。
(グリーンシート積層ユニットUの積層)
(グリーンチップの形成)
(グリーンチップの脱バインダ処理、焼成処理、および熱処理)
保持温度:200〜400[℃]、好ましくは、250〜350[℃]、
保持時間:0.5〜20時間、好ましくは、1〜10時間、
雰囲気 :加湿したN2 とH2 との混合ガス。
昇温速度:50〜500[℃/時間]、好ましくは、200〜300[℃/時間]、
保持温度:1100〜1300[℃]、好ましくは、1150〜1250[℃]、
保持時間:0.5〜8時間、好ましくは、1〜3時間、
冷却速度:50〜500[℃/時間]、好ましくは、200〜300[℃/時間]、
雰囲気ガス:加湿したN2 とH2 との混合ガス等。
保持時間:0〜6時間、特に2〜5時間、
冷却速度:50〜500[℃/時間]、特に100〜300[℃/時間]、
雰囲気用ガス:加湿したN2 ガス等。
(外部電極6、8の形成)
試料1
(剥離強度の測定)
(圧力損失の測定)
試料7〜11
評価2
4… コンデンサ素子本体
6,8… 外部電極
10… 誘電体層
10a… 第1グリーンシート
10b… 第2グリーンシート
10c… 外層用グリーンシート
12,12a… 内部電極層
20a,20b… 支持シート
U… グリーンシート積層ユニット
Claims (9)
- 支持体の上に形成される第1グリーンシートと、
前記第1グリーンシートの上に形成される第2グリーンシートと、を有するグリーンシート積層ユニットであって、
前記第1グリーンシートおよび前記第2グリーンシートが、少なくともセラミックス粉体およびバインダを含み、
前記第1グリーンシートに含まれる前記バインダの含有量が、前記セラミック粉体100体積%に対してX1体積%であり、
前記第2グリーンシートに含まれる前記バインダの含有量が、前記セラミック粉体100体積%に対してX2体積%であり、
前記第1グリーンシートに含まれる剥離剤の含有量が、前記セラミック粉体100体積%に対してY1体積%であり、
前記第2グリーンシートに含まれる剥離剤の含有量が、前記セラミック粉体100体積%に対してY2体積%であり、
前記第1グリーンシートに含まれる帯電除剤の含有量が、前記セラミック粉体100体積%に対してZ1体積%であり、
前記第2グリーンシートに含まれる帯電除剤の含有量が、前記セラミック粉体100体積%に対してZ2体積%であり、
前記第1グリーンシートに含まれる可塑剤およびその他の有機成分の含有量が、前記セラミック粉体100体積%に対してα1体積%であり、
前記第2グリーンシートに含まれる可塑剤およびその他の有機成分の含有量が、前記セラミック粉体100体積%に対してα2体積%である場合に、
(X1+Y1+Z1+α1)/(X2+Y2+Z2+α2)が0.95〜1.05であり、
Y2/Y1が1/3以下、および/またはZ2/Z1が1/3以下であるグリーンシート積層ユニット。 - 前記第1グリーンシートが、前記剥離剤および前記帯電除剤を含み、
前記第2グリーンシートが、前記剥離剤および/または前記帯電除剤を含まないことを特徴とする請求項1に記載のグリーンシート積層ユニット。 - 前記第2グリーンシートでは、前記剥離剤および/または前記帯電除剤の含有量が少ない分に対応して、前記バインダの含有量が、前記可塑剤を含むその他の有機成分の含有量と共に増大している請求項1または2に記載のグリーンシート積層ユニット。
- 前記第1グリーンシートおよび第2グリーンシートのそれぞれに含まれる全ての有機成分の合計が、各々42.4体積%よりも大きく、63.7体積%よりも少ない請求項1〜3のいずれかに記載のグリーンシート積層ユニット。
- 前記第1グリーンシートおよび第2グリーンシートに含まれる前記バインダが、アクリル樹脂であることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のグリーンシート積層ユニット。
- 前記第1グリーンシートと、前記第2グリーンシートとの間に、中間層を有することを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載のグリーンシート積層ユニット。
- 前記第1グリーンシートの上に、前記中間層として内部電極層が形成され、
前記内部電極層および前記第1グリーンシートの上に、前記第2グリーンシートが形成されていることを特徴とする請求項6に記載のグリーンシート積層ユニット。 - 請求項1〜7のいずれかに記載のグリーンシート積層ユニットを用いて電子部品を製造する方法であって、
複数の前記グリーンシート積層ユニットを積層して形成されたグリーンシート積層体を積層して切断しグリーンチップを得る工程と、
前記グリーンチップを焼成する工程と、
を有する電子部品の製造方法。 - 請求項8に記載の製造方法によって製造される電子部品。
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JP2007050785A JP4858233B2 (ja) | 2007-02-28 | 2007-02-28 | グリーンシート積層ユニット、電子部品の製造方法、および電子部品 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2007050785A JP4858233B2 (ja) | 2007-02-28 | 2007-02-28 | グリーンシート積層ユニット、電子部品の製造方法、および電子部品 |
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JP2008218532A JP2008218532A (ja) | 2008-09-18 |
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2007050785A Active JP4858233B2 (ja) | 2007-02-28 | 2007-02-28 | グリーンシート積層ユニット、電子部品の製造方法、および電子部品 |
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