JP4858118B2 - 光ディスク装置及び光ディスク装置のトラッキングサーボ方法 - Google Patents

光ディスク装置及び光ディスク装置のトラッキングサーボ方法 Download PDF

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本発明は、所定間隔ごとにトラックの上方向と下方向に半トラック分ずらしてアドレス情報が記録がされている領域を有する光ディスクに対してデータを記録又は再生するための光ディスク装置及び光ディスク装置のトラッキングサーボ方法に関する。
従来より、光ディスクには、DVD−RAMのように所定間隔ごとにトラックの上方向と下方向に半トラック分ずらしてアドレス情報の記録がされている領域を有する光ディスクがある。このアドレス情報が記録された領域は一般的にCAPA(Complimentary Allocated Pit Addressing)と呼ばれ、概略的に示すと図1(a)のような形である。このCAPAをレーザ光が集光することで形成される光スポットが通過するとき、トラックの上方向と下方向に半トラック分ずらして記録がされているため、図1(b)に示したようにトラッキングエラー信号が乱れる。この乱れがあるままトラッキングサーボ制御を行うと、レーザ光を集光する対物レンズを駆動するアクチュエータは大きく変動し、トラッキングサーボ制御が外れてしまう可能性がある。また、トラッキングサーボ制御が外れなくてもCAPAの箇所における再生信号の精度が悪くなる。
このため、例えば特許文献1で示されているように、CAPAを光スポットが通過する間はトラッキングサーボ制御に使用される信号をホールドし、アクチユエータを大きく変動させない(すなわち、光スポットがCAPAの前後にあるトラックの中心線に光スポットの中心を合わせて進む)ようにしている。トラッキングサーボ制御に使用される信号をホールドするにはCAPAを精度よく検出する必要があるが特許文献1で示されている方法は、信号によりCAPAを検出してトラッキングサーボ制御に使用される信号をホールドしている。
特開2004−55125号公報
しかしながら、従来の方法は、信号によりCAPAを検出した時点で、すでにトラッキングエラー信号の乱れは起こっているので、その時点でトラッキングサーボ制御に使用される信号をホールドしても対物レンズを駆動するアクチュエータの変動は多少なりとも発生する。
さらに、光ディスク装置の振動やディスク表面の汚れや塵や傷などの影響で、信号によりCAPAを検出できなかった場合はトラッキングサーボ制御に使用される信号をホールドできず、対物レンズを駆動するアクチュエータの変動は発生する。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、CAPAによりトラッキングエラー信号に乱れが発生する直前にトラッキングサーボ制御に使用される信号をホールドでき、光ディスク装置の振動やディスク表面の汚れや塵や傷などにより信号からCAPAを検出できない場合でも、的確にトラッキングサーボ制御に使用される信号をホールドできて、対物レンズを駆動するアクチュエータに変動が発生しないようにすることができる光ディスク装置及び光ディスク装置のトラッキングサーボ方法を提供することにある。
請求項1記載の光ディスク装置は、光ディスクを回転させる回転手段と、回転手段により所定角度回転が行われるごとに回転信号を出力する回転信号手段と、光ディスクからの反射光に基づいて生成されたトラッキングエラー信号にS字信号が発生したことを検出することによりアドレス領域を検出するアドレス領域検出手段と、回転信号の周波数を設定された割合で増加させた周波数増加信号を生成する周波数増加信号生成手段と、アドレス領域検出手段によりアドレス領域が検出されたタイミングに基づいて周波数増加信号の波数のカウントを開始し、アドレス領域検出手段により別のアドレス領域が検出されたタイミングに基づいてカウント値を取得する第1のカウント手段と、第1のカウント手段により取得されたカウント値と、第1のカウント手段によりカウントが行われている際のアドレス領域検出手段により検出されたアドレス領域の数とに基づいて、光ディスクのアドレス領域から次のアドレス領域までにカウントされるカウント値を基準カウント値として設定する基準カウント値設定手段と、アドレス領域検出手段によりアドレス領域が検出されたタイミングに基づいて周波数増加信号の波数のカウントを開始し、カウント値を取得することを継続する共にカウント値が基準カウント値に達するごとにカウント値をクリアしてカウントを継続する第2のカウント手段と、第2のカウント手段により取得されるカウント値が基準カウント値設定手段により設定された基準カウント値より設定された値だけ小さい値に達したタイミングと、第2のカウント手段により取得されるカウント値が基準カウント値設定手段により設定された基準カウント値に達したタイミングとで、ホールド開始とホールド終了とを指示するホールド指示手段と、トラッキングサーボ制御手段における信号を入出力すると共に、ホールド指示手段からホールドの指示がされた期間、トラッキングサーボ制御手段における信号の出力に代えてホールドの指示がされた時点において入力したトラッキングサーボ制御手段における信号の波高値をホールドした信号を出力するトラッキングサーボ制御ホールド手段とを備えることを特徴とする。
請求項2記載の光ディスク装置は、光スポットの半径位置を検出する半径位置検出手段を備え、周波数増加信号生成手段が、半径位置検出手段により検出した光スポットの半径位置に基づき周波数を増加させる割合を設定することを特徴とする。
請求項3記載の光ディスク装置は、アドレス領域検出手段によりアドレス領域が検出されたタイミングでウォブル信号の波数のカウントを開始し、カウント値を取得することを継続すると共にアドレス領域検出手段によりアドレス領域が検出されるごとにカウント値をクリアするウォブル信号カウント手段と、ウォブル信号カウント手段によるカウント値が設定された値に達したタイミングでホールド開始を指示し、ウォブル信号カウント手段によるカウント値がクリアされるタイミングでホールド終了を指示するウォブル信号ホールド指示手段とを備え、基準カウント値の設定がされるまでは、ウォブル信号ホールド指示手段がホールド開始及びホールド終了を指示することを特徴とする。
請求項4記載の光ディスク装置のトラッキングサーボ方法は、光ディスクを回転させ所定角度回転が行われるごとに出力される回転信号の周波数を設定された割合で増加させた周波数増加信号を生成すると共に、光ディスクからの反射光に基づいて生成されたトラッキングエラー信号にS字信号が発生したことを検出することによりアドレス領域を検出し、アドレス領域が検出されたタイミングに基づいて周波数増加信号の波数のカウントを開始し、別のアドレス領域が検出されたタイミングに基づいて第1のカウント値を取得し、第1のカウント値と、第1のカウント値のカウントが行われている際に検出されたアドレス領域の数とに基づいて、光ディスクのアドレス領域から次のアドレス領域までにカウントされるカウント値を基準カウント値として設定し、周波数増加信号を生成すると共にS字信号が発生したことを検出することによりアドレス領域を検出し、アドレス領域が検出されたタイミングに基づいて周波数増加信号の波数のカウントを開始し、第2のカウント値を取得することを継続する共に第2のカウント値が基準カウント値に達するごとに第2のカウント値をクリアしてカウントを継続し、第2のカウント値が基準カウント値より設定された値だけ小さい値に達したタイミングと、第2のカウント値が基準カウント値に達したタイミングとで、ホールド開始とホールド終了とを指示し、ホールドの指示がされた期間、トラッキングサーボ制御手段における信号に代えて、トラッキングサーボ制御手段における信号のホールドの指示がされた時点における波高値をホールドした信号をトラッキングサーボに用いることを特徴とする。
請求項5記載の光ディスク装置のトラッキングサーボ方法は、光スポットの半径位置を検出し、検出した光スポットの半径位置に基づき周波数増加信号を生成する際の周波数を増加させる割合を設定することを特徴とする。
請求項1及び請求項4の発明によれば、光ディスクの回転角度を表す回転信号の周波数を設定した割合で増加させた信号を生成し、この信号の波数をカウントして、このカウント値とCAPA間に相当する基準カウント値とに基づいて、トラッキングサーボ制御手段における信号をホールドするようにしたことから、光スポットがCAPAの領域にかかる直前で(すなわちトラッキングエラー信号に乱れが発生する直前で)トラッキングサーポ制御手段における信号をホールドすることができ、信号からCAPAを検出できない場合でも、的確にトラッキングサーボ制御手段における信号をホールドすることができる。また、回転信号の周波数を設定した割合で増加させているので、信号のホールドのタイミングを適切な位置で設定できる。また、CAPA間に相当する基準カウント値に基づいてホールド開始及びホールド終了のカウント値を設定し、カウント値が設定されたホールド開始およびホールド終了のカウント値になったとき、ホールド開始及びホールド終了を行うことから、信号のホールドを精度よく行うことができる。さらに、CAPAが検出されるときのカウント値からCAPA間に相当する基準カウント値を設定することから、光ディスクごとにCAPA間の基準カウント値を設定できるので、CAPA間の間隔が異なる光ディスクがあっても信号のホールドを精度よく行うことができる。
請求項2及び請求項5の発明によれば、回転信号の周波数を増加させる割合を光スポットの半径位置により設定するようにしたことから、線速度一定で記録再生を行う光ディスクの場合でもCAPA間のカウント値を一定にすることができ、信号のホールド制御を行いやすくすることができる。
請求項3の発明によれば、CAPA間の基準カウント値が設定されるまでは、CAPAを検出してからのウォブル信号の波数をカウントし、カウント値が所定数に達するごとに信号のホールドを行うようにしたことから、周波数増加信号のカウント値によるホールドが行われない間もアクチュエータの変動を発生しないようにすることができる。
以下、本発明の形態について図面を参照しながら具体的に説明する。本発明の形態における光ディスク装置は、所定間隔ごとにトラックの上方向と下方向に半トラック分ずらしてアドレス情報の記録がされている領域を有する光ディスクに対してデータを記録又は再生するためのものである。この所定間隔ごとにトラックの上方向と下方向に半トラック分ずらしてアドレス情報の記録がされている領域を有する光ディスクとしては、例えばDVD−RAMがある。
図1は、CAPAの概略とCAPAを光スポットが通過するときのトラッキングエラー信号を示す説明図である。図2は、本発明の光ディスク装置の一例を示す構成図である。図3は同光ディスク装置の信号ホールド回路を示す構成図で、図4は同光ディスク装置のCAPA検出回路を示す構成図である。図5及び図6は、同光ディスク装置においてトラッキングサーボ制御の際、実行するプログラムのフローチャートである。図7は、同光ディスク装置のいくつかの回路が出力する信号の波形を時間軸を合わせて示す説明図である。
図2において、光ディスク装置1は、光ピックアップ装置200の他、表示装置402や入力装置404を備えたコントローラ400、HF信号増幅回路102、フォーカスエラー信号生成回路104、フォーカスサーボ回路106、トラッキングエラー信号生成回路110、トラッキングサーボ回路114、ドライブ回路108,116、レーザ駆動回路202、ターンテーブル300、スピンドルモータ301、スピンドルモータ制御回路302、フィードモータ312、フィードモータ制御回路308等から構成されている。スピンドルモータ制御回路302は、後述するバンドパスフィルタ120からウォブル信号が入力しないときはスピンドルモータ301内にあるエンコーダが出力するパルス信号の周波数がコントローラ400により設定された周波数になるようスピンドルモータ301を回転駆動し、バンドパスフィルタ120からウォブル信号が入力するときは、ウォブル信号の周波数がコントローラ400により設定された周波数になるようスピンドルモータ301を回転駆動する。レーザ駆動回路202は、コントローラ400からの指令に基づいて、光ピックアップ装置200内にあるレーザ光源からレーザ光の出射を行う。
HF信号増幅回路102は、入力した信号を増幅してトラッキングエラー信号生成回路110へ出力する。そして、トラッキングエラー信号生成回路110は、トラッキングエラー信号を生成して信号ホールド回路112へ出力する。そして、信号ホールド回路112は後述するように、入力したトラッキングエラー信号をそのままトラッキングサーボ回路114へ出力するか、トラッキングエラー信号の波高値をホールドした信号をトラッキングサーボ回路114へ出力する。そして、トラッキングサーボ回路114は、入力したトラッキングエラー信号に基づいて、光ディスクDK上に形成されたレーザ光による光スポットが光ディスクDKのトラックを追従するための制御信号を生成しドライブ回路116へ出力する。ドライブ回路116は、入力した信号に基づいて光ピックアップ装置200にあるトラッキングアクチュエータを駆動し、対物レンズが対物レンズの光軸と垂直な方向に駆動するようにする。これにより、レーザ光による光スポットは光ディスクDKのトラックを追従する。
スレッドサーボ回路118は、トラッキングサーボ回路114が出力する信号を入力し、信号の直流成分を検出してこの直流成分が0になるよう、フィードモータ400の送り速度に相当する信号をフィードモータ制御回路308に出力する。フィードモータ制御回路308は、スレッドサーボ回路118から送り速度に相当する信号が入力すると、フィードモータ312内にあるエンコーダが出力するパルス信号から送り速度を算出し、送り速度が入力した速度に合うようフィードモータ400を駆動する。これにより、トラッキングサーボ制御においてトラッキングアクチュエータは中立位置付近で駆動する。尚、フィードモータ制御回路308は、トラッキングサーボ制御が行われないとき、コントローラ400から移動方向を示す信号が入力すると、その方向にターンテーブル300やスピンドルモータ301が移動するようフィードモータ312を回転する。これにより、記録再生を開始する半径位置への移動が行われる。
また、HF信号増幅回路102は、入力した信号を増幅してフォーカスエラー信号生成回路104へ出力する。そして、フォーカスエラー信号生成回路104は、レーザ光の焦点位置の光ディスクDKの表面からのずれであるフォーカスエラー信号を生成してフォーカスサーボ回路106へ出力する。そして、フォーカスサーボ回路106は、入力したフォーカスエラー信号に基づいてレーザ光の焦点位置を光ディスクDKの記録面に合わせるための制御信号を生成しドライブ回路108へ出力する。ドライブ回路108は、入力した信号に基づいて光ピックアップ装置にあるフォーカスアクチュエータを駆動し、対物レンズが対物レンズの光軸と平行な方向に駆動するようにする。これにより、レーザ光の焦点位置は光ディスクDKの記録面に合う。
信号ホールド回路112は、コントローラ400から指示がないときはトラッキングエラー信号生成回路110から入力したトラッキングエラー信号をそのまま出力するが、コントローラ400からホールド開始の指示があると、指示があった時点のトラッキングエラー信号の波高値をホールドして出力し、コントローラ400からホールド終了の指示があると、元の通り入力したトラッキングエラー信号をそのまま出力する。
信号ホールド回路l12の構成を示したものが図3である。波高値記憶・出力回路112aは内部にRAMを有し、トラッキングエラー信号の波高値のデジタルデータを所定間隔で記憶し続け、RAMの記憶容量が満杯になると最初の記憶領域に戻って記憶し続ける。そして、コントローラ400からホールド開始の指示があると最後に記憶したデータとそれより前の数個のデータ(例えば4個)の平均値を計算し、平均値に相当する波高値の信号を出力する。そして、コントローラ400からホールド終了の指示があると、出力を停止しRAMに記憶したデータをすべてクリアしてトラッキングエラー信号の波高値のデジタルデータの記憶を再開する。
信号切替回路112bは、トラッキングエラー信号と波高値記憶・出力回路112aからの信号の2つを入力し、いずれかの信号を出力する。通常はトラッキングエラー信号を出力するが、コントローラ400からホールド開始の指示があると、波高値記憶・出力回路112aからの信号を出力し、コントローラ400からホールド終了の指示があると、元の通りトラッキングエラー信号を出力する。
CAPA検出回路130は、トラッキングエラー信号からCAPAを検出し、検出結果をコントローラ400に出力する回路である。CAPA検出回路130の構成を示したものが図4である。レベル1クロス検出回路130aは、トラッキングエラー信号の平均レベルから上側に検出レベルが設定されており、このレベルを2回トラッキングエラー信号が横切ったとき信号を出力する。レベル1クロス検出回路130aの検出レベルの設定は、コントローラ400を介して入力装置404から行うことができる。レベル2クロス検出回路130bは、トラッキングエラー信号の平均レベルから下側に検出レベルが設定されており、このレベルを2回トラッキングエラー信号が横切ったとき信号を出力する。レベル2クロス検出回路130bの検出レベルの設定はコントローラ400を介して入力装置404から行うことができる。
信号1検出回路130cは、論理回路であり、レベル1クロス検出回路130aから信号が入力した後、所定時間内にレベル2クロス検出回路130bからの信号が入力すると信号をコントローラ400に出力する。これは上下のS字信号がトラッキングエラー信号に発生した場合である。信号2検出回路130dも、論理回路であり、レベル2クロス検出回路130bから信号が入力した後、所定時間内にレベル1クロス検出回路130aからの信号が入力すると信号をコントローラ400に出力する。これは下上のS字信号がトラッキングエラー信号に発生した場合である。
CAPAは、単に検出するのみでなくトラッキングエラー信号に上下でS字信号が発生したか下上でS字信号が発生したかも合わせて検出している。その理由は以下の通りである。DVD−RAMは、ランドとグルーブの両方にデータを記録する光ディスクであり、光スポットがランドにある場合とグルーブにある場合でトラッキングエラー信号の極性を切替える必要があるため、光スポットがランドにあるかグルーブにあるかを検出する必要がある。図1に示すように、光スポットがランドにある場合とグルーブにある場合ではCAPAの部分を光スポットが通過するとき、記録がされている側が異なっているためトラッキングエラー信号に発生するS字信号が上下、下上と反対に現れる。これを利用して光スポットがランドにあるかグルーブにあるかを検出している。より正碓に言えば、ランドからグルーブに切り替わる箇所とグルーブからランドに切り替わる箇所を検出している。
半径値計算回路3l0は、光ディスクDKにレーザ光が照射される位置の半径値をフィードモータ312内にあるエンコーダが出力するパルス信号とインデックス信号とから計算し、デジタルデータにしてコントローラ400に出力する。具体的には、コントローラ400から作動開始の指示がフィードモータ制御回路308に入ったとき、半径値計算回路310にも入り、フィードモータ制御回路308は、フィードモータ312を初期位置まで駆動させストップさせた後、設定された半径位置まで移動させるので、半径値計算回路310は作動開始の指示が入った後、フィードモータ312内にあるエンコーダからのパルス信号の入力がストップしたときを初期半径値として、そのときから入力したパルス信号とインデックス信号とにより駆動距離を算出して初期半径値に加減して半径値とする。
パルス数増加回路304は、スピンドルモータ301内にあるエンコーダが出力するパルス信号を入力し、このパルス信号の周波数を半径値計算回路310から入力した半径値により定まる割合で増加した周波数のパルス信号を生成して出力する。言い換えれば、エンコーダが出力するパルス信号1周期におけるパルス数が入力した半径値により定まる割合であるパルス数の信号を生成し、出力する。信号の波形を示すと図7のようになる(A)がエンコーダが出力するパルス信号であり、(B)がパルス数増加回路304が出力する信号(以下、回転パルス信号という)である。尚、図7では回転パルス信号の周波数の増加割合を模式的に示しており、実際はこの図よりももっと高い。周波数の増加の割合kは、入力した半径値rから以下の数式1で計算される。ここでr0は任意に定めた半径位置であり、k0は任意に定めた半径位置における増加の割合である。
Figure 0004858118
パルス数カウント回路(回転角度)306は、回転パルス信号のパルスの数をカウントし、カウント値をデジタルデータにしてコントローラ400に出力する。カウント開始とカウント値のリセットはコントローラ400からの指示により行われる。
バンドパスフィルタ120は、トラッキングエラー信号を入力し、所定範囲の周波数の信号を描出することでウォブル信号にして出力する。ウォブル信号は、光ディスクDKのトラックが小さく波をうつ形状になっていることを表す信号である。2値化回路122は、ウォブル信号の中間レベルに設定されたラインでハイレベルとローレベルのパルス信号を生成するとともに、そのパルス信号に同期したパルス信号(以下、2値化ウォブル信号という)を生成して出力する回路である。同期したパルス信号とするのは、CAPAの区間も2値化ウォブル信号を出力するためである。パルス数カウント回路(ウォブル)124は、2値化ウォブル信号のパルスの数をカウントし、カウント値をデジタルデータにしてコントローラ400に出力する。カウント開始とカウント値のリセットはコントローラ400からの指示により行われる。
このように構成されたDVD−RAM用の光ディスク装置1は、光ディスクDKの記録再生の指示が入力装置404から入力し、上記で説明した各回路の働きにより光ディスクDKの回転、記録再生の開始半径位置への移動、レーザ光の照射が行われ、トラッキングサーボ制御、フォーカスサーボ制御およびスレッドサーボ制御が開始された後、図5及び図6に示すフローチャートのプログラムがコントローラ400で実行され、CAPAの領域におけるトラッキングエラー信号のホールドが行われる。尚、以後の本実施例の説明において、括弧内の符号は図5及び図6の符号に対応している。以下、図5及び図6のフローチャートに従って説明する。
まず、各種のカウントをクリアし(S102)、時間計測を開始する(S104)。そして、CAPAの上下の変化(S106)及びCAPAの下上の変化(S108)の検出を意味する信号の入力確認を繰り返すことで最初のCAPAの検出が行われる。もし所定時間(例えば光ディスク1周にかかる時間)CAPAが検出されないときは(S110−YES)、光ディスクDKはCAPAが形成されたディスクではないためこのプログラムは不要であり、終了する(S114)。
最初のCAPAが検出された後(S106−YES、S108−YES)、2値化ウォブル信号のパルス数のカウント値がリセットされカウントが開始される(S112,S116)。そして、2値化ウォブル信号のパルス数のカウント値が所定数A(DVD−RAMであればCAPAとCAPAの間のトラックには221個の波が形成されているので221、もしくはトラッキングエラー信号に乱れが発生する少し手前でホールドしたければ220でもよい)に達すると(S118−YES)、トラッキングエラー信号をホールドする指示を出して(S120)、一連の処理を(S122〜S126)を繰り返すことで次のCAPAの検出を行う。
CAPAの検出を行うと、トラッキングエラー信号をホールド解除し(S152)、0から2値化ウォブル信号のカウントを行い(S154)、S字信号の向きに応じて(S156)2値化ウォブル信号のパルス数のカウント値が所定数Aに達したか否かの確認(S118)に戻る。この繰り返しをS字信号の向きが変化するまで(すなわちランドグルーブ切り替え点に来るまで)行う。
CAPAによるS字信号の向きが変化したことの検出(すなわちランドグルーブ切り替え点に来たことの検出)のためのフローが用意されている(S128〜S138)。最初のCAPAが検出されたとき、S字信号が上下であればS=0であり、下上であればS=1が設定される(S102、S112)。そして、このS字信号の向きが、変化すると(S128又はS132−YES)、S=2またはS=3になってトラッキングエラー信号のホールド解除へ行く(S152)ため、S=0又はS=1ではないと判定されると(S156−NO)、回転パルス信号のカウントが開始され(S158)、nがインクリメントされて(S160)、2値化ウォブル信号のパルス数のカウント値が所定数Aに達しているか否かの確認(S118)に戻る。そして次にCAPAによるS字信号の向きが変化するまで、S字信号の上下、下上の変化の確認が繰り返され、CAPAが検出されるごとにnが1づつ増えていく(S118〜160)。
最初にS字信号の向きが変化したとき、S字信号の向きが上下であればS=2であり、下上であればS=3である。よって次にS字信号の向きが変化すると(S130又はS134−YES)、回転パルス信号のパルス数のカウント値Pを取り込んで(S162)、回転パルス信号のカウントを0から開始する(S164)。取り込むカウント値Pは、S字信号の向きが変化してから次に変化するまでのカウント数(即ちランドグルーブ切り替え点から次のランドグルーブ切り替え点までの、即ちディスク1周でのカウント数)である(S162)。
尚、CAPAとCAPAの間のトラックに形成されている波数が規格通りでない光ディスクDKである場合の対応のフローが用意されている。2値化ウォブル信号のパルス数のカウント値が所定数Aに達してから所定数A+Bに達するまでにCAPAが検出されない場合は(S126−YES)、トラッキングエラー信号のホールドを解除し(S140)、mをインクリメントして(S142)、最初のCAPAの検出(S106)へ戻り同じ処理を行う。ここで、所定数Bは、CAPAの領域における2値化ウォブル信号のパルス数であり、DVD−RAMでは11である。そして2値化ウォブル信号のパルス数のカウント値が所定数Aに達してから所定数A+Bに達するまでにCAPAが検出されない場合が所定回数B(例えば3回)に達すると光ディスクDKは規格上のCAPAが形成された光ディスクではないと判定して(S144−YES)、表示装置402に「ディスクは規格外」との表示を行った後(S146)、S148でウォブル信号のパルス数のカウントと回転角度パルス信号のカウントを停止して(S148)、プログラムを終了する(S150)。
この場合は別方式、例えばCAPAの検出から次のCAPAの検出までの間の2値化ウォブル信号のパルス数のカウント値を測定して記憶し、この記憶した値と2値化ウォブル信号のパルス数のカウント値に基づいてトラッキングエラー信号をホールドするなどの方式を採用する。
元のフローに戻って、回転パルス信号のカウントを0から開始した後(S164)、トラッキングエラー信号はホールドされているため(S120)、図7の(c)が示すようにS字信号を検出するAの位置から所定のパルス数CBがカウントされたBの位置でトラッキングエラー信号のホールドを解除する(S166、S168)。そして、Bの位置をカウント開始点にする(S170)。
2値化ウォブル信号のパルス数のカウントは必要なくなったのでカウントを停止し(S172)、取り込んだカウント値Pをnで除算する(S174)ことでCAPAからCAPAまでの基準カウント数PSを算出し、このPSを記憶する。nはS字信号の向きが変化してから次にS字信号が変化するまでに検出したCAPAの数(即ちランドグルーブ切り替え点から次のランドグルーブ切り替え点までに検出したCAPAの数)から1を引いた値(最後のCAPAはカウントしていない)であるため、CAPAとCAPAの間の数である。従って、カウント値PをCAPAとCAPAの間の数nで除算した値は、CAPAからCAPAまでのカウント値である。
以下、このカウント値PSと回転パルス信号のパルス数のカウント値により、トラッキングエラー信号のホールド指示を行う。カウント値がPS−CF−CBに達すると(S176−YES)、トラッキングエラー信号をホールドし(S180)、カウント値がPSに達すると(S182)、トラッキングエラー信号のホールドを解除し(S184)、カウントを0から行う(S186)。これを繰り返す。
CFは、図7のS字信号を検出するAの位置からS字信号の先頭の少し手前のCの位置までに存在するパルス数である。図7のBの位置をカウント開始点にしているので、次のBの位置になるまでのカウント値はPSになり、Cの位置までに存在するカウント値はPS−CF−CBになる。これにより、トラッキングサーボ回路114に入力する信号は、図7のDの波形のようにCAPAの領域においても乱れのない信号となり、アクチュエータの変動を生じさせないようにすることができる。そして、記憶、再生が終了すると(S178−YES)、回転パルス信号のパルス数のカウントを終了し(S188)、プログラムを終了する(S190)。
以上のように、本実施例の光ディスク装置1によれば、光ディスクDKの回転角度を表す回転信号の周波数を設定した割合で増加させた信号を生成し、この信号の波数をカウントして、このカウント値とCAPA間に相当する基準カウント値とに基づいて、トラッキングサーボ制御手段における信号をホールドするようにしたことから、光スポットがCAPAの領域にかかる直前で(すなわちトラッキングエラー信号に乱れが発生する直前で)トラッキングエラー信号生成回路110(トラッキングサーポ制御手段)における信号をホールドすることができ、信号からCAPAを検出できない場合でも、的確にトラッキングサーボ制御手段における信号をホールドすることができる。また、回転信号の周波数を設定した割合で増加させているので、信号のホールドのタイミングを適切な位置で設定できる。特に、光ディスク装置1の振動やディスク表面の汚れや塵や傷などにより信号からCAPAを検出できない場合でも、的確にトラッキングサーボ制御に使用される信号をホールドできて、対物レンズを駆動するアクチュエータに変動が発生しないようにすることができる。
また、回転信号の周波数を増加させる割合を光スポットの半径位置により設定するようにしたことから、線速度一定で記録再生を行う光ディスクの場合でもCAPA間のカウント値を一定にすることができ、信号のホールド制御を行いやすくすることができる。
さらに、CAPA間に相当する基準カウント値に基づいてホールド開始及びホールド終了のカウント値を設定し、カウント値が設定されたホールド開始およびホールド終了のカウント値になったとき、ホールド開始及びホールド終了を行うことから、信号のホールドを精度よく行うことができる。
さらに、CAPAが検出されるときのカウント値からCAPA間に相当する基準カウント値を設定することから、光ディスクごとにCAPA間の基準カウント値を設定できるので、CAPA間の間隔が異なる光ディスクがあっても信号のホールドを精度よく行うことができる。
さらに、CAPA間の基準カウント値が設定されるまでは、CAPAを検出してからのウォブル信号の波数をカウントし、カウント値が所定数に達するごとに信号のホールドを行うようにしたことから、カウント値によるホールドが行われない間もアクチュエータの変動を発生しないようにすることができる。
尚、上記実施例は色々な変形が可能である。上記実施形態ではトラッキングエラー信号をホールドしたが、トラッキングサーボ制御に使用される信号であれば別の信号をホールドしてもよい。例えばトラッキングサーボ回路が出力する信号をホールドしてもよいし、アクチュエータを駆動するドライブ回路が出力する信号をホールドしてもよい。
また、上記実施例においては、回転パルス信号のカウント値によりホールド開始とホールド終了を指示するようにしたが、回転パルス信号のカウント値によりホールド開始を指示し、ホールド開始からの時間を計測して所定時間が経過したときホールド終了を指示してもよいこれによっても同様の効果を得る事ができる。
さらに、上記実施例においては、回転角度パルス信号のカウント開始点を図7におけるBの点であるトラッキングエラー信号のホールドを終了する点としたが、ホールド開始と終了を的確に指示できればカウント開始点はどのような点でもよい、例えばトラッキングエラー信号のホールドを開始する点である図7のCの点としてもよい。これによっても同様の効果を得ることができる。
さらに、上記実施例においては、パルス数増加回路304のパルス数増加の割合を入力した半径位置により設定するとしたが、パルス数増加回路304のパルス数増加の割合は一定とし、図5におけるCAPA間の基準カウント値PSやホールド開始点、終了点を設定する際のCF、CBを半径値に基づいて定めてもよい。これによっても同様の効果を得ることができる。
さらに、上記実施例においては、CAPA間の基準カウント値PSをS字信号の向きが変化してから次にS字信号の向きが変化するまでの(ディスク1周分の)回転パルス信号のカウント値とその間に検出したCAPAの数から算出したが、基準カウント値PSを算出する際の回転パルス信号のカウントとカウントが行われる間のCAPAの数の検出はどのような区間で行ってもよい。また、CAPA間の基準カウント値PSが一定のディスクのみを記録、再生するのであれば、基準カウント値PSを最初から記憶させておき、算出を行わないようにしてもよい。これによっても同様の効果を得ることができる。
以上のように、本発明によれば、CAPAによりトラッキングエラー信号に乱れが発生する直前にトラッキングサーボ制御に使用される信号をホールドでき、光ディスク装置の振動やディスク表面の汚れや塵や傷などにより信号からCAPAを検出できない場合でも、的確にトラッキングサーボ制御に使用される信号をホールドできて、対物レンズを駆動するアクチュエータに変動が発生しないようにすることができる光ディスク装置及び光ディスク装置のトラッキングサーボ方法を提供することができる。
CAPAの概略とCAPAを光スポットが通過するときのトラッキングエラー信号を示す説明図である。 本発明の光ディスク装置の一例を示す構成図である。 同光ディスク装置の信号ホールド回路を示す構成図である。 同光ディスク装置のCAPA検出回路を示す構成図である。 同光ディスク装置においてトラッキングサーボ制御の際実行するプログラムのフローチャートである。 同光ディスク装置においてトラッキングサーボ制御の際実行するプログラムのフローチャートである。 同光ディスク装置のいくつかの回路が出力する信号の波形を時間軸を合わせて示す説明図である。
符号の説明
1・・・・・・光ディスク装置
102・・・・HF信号増幅回路
104・・・・フォーカスエラー信号生成回路
106・・・・フォーカスサーボ回路
108・・・・ドライブ回路
110・・・・トラッキングエラー信号生成回路
112・・・・信号ホールド回路
112a・・・波高値記憶出力回路
112b・・・信号切替回路
114・・・・トラッキングサーボ回路
116・・・・ドライブ回路
118・・・・スレッドサーボ回路
120・・・・バンドパスフィルタ
122・・・・2値化回路
124・・・・パルス数カウント回路(ウォブル)
130・・・・CAPA検出回路
130a・・・レベル1クロス回路
130b・・・レベル2クロス回路
130c・・・信号1検出回路
130d・・・信号2検出回路
200・・・・光ピックアップ装置
202・・・・レーザ駆動回路
300・・・・ターンテーブル
301・・・・スピンドルモータ
302・・・・スピンドルモータ制御回路
304・・・・パルス数増加回路
306・・・・パルス数カウント回路(回転角度)
308・・・・フィードモータ制御回路
310・・・・半径値計算回路
312・・・・フィードモータ
400・・・・コントローラ
402・・・・表示装置
404・・・・入力装置
DK・・・・・光ディスク

Claims (5)

  1. 所定間隔ごとにトラックの上方向と下方向に半トラック分ずらしてアドレス情報が記録されているアドレス領域を有する光ディスクに、対物レンズを介してレーザ光を集光し、該レーザ光により形成される光スポットが該トラックを追従するために該対物レンズを駆動制御するトラッキングサーボ制御手段を備えた光ディスク装置において、
    該光ディスクを回転させる回転手段と、
    該回転手段により所定角度回転が行われるごとに回転信号を出力する回転信号手段と、
    該光ディスクからの反射光に基づいて生成されたトラッキングエラー信号にS字信号が発生したことを検出することにより該アドレス領域を検出するアドレス領域検出手段と、
    該回転信号の周波数を設定された割合で増加させた周波数増加信号を生成する周波数増加信号生成手段と、
    該アドレス領域検出手段によりアドレス領域が検出されたタイミングに基づいて該周波数増加信号の波数のカウントを開始し、該アドレス領域検出手段により別のアドレス領域が検出されたタイミングに基づいてカウント値を取得する第1のカウント手段と、
    該第1のカウント手段により取得されたカウント値と、該第1のカウント手段によりカウントが行われている際の該アドレス領域検出手段により検出されたアドレス領域の数とに基づいて、該光ディスクのアドレス領域から次のアドレス領域までにカウントされるカウント値を基準カウント値として設定する基準カウント値設定手段と、
    該アドレス領域検出手段によりアドレス領域が検出されたタイミングに基づいて該周波数増加信号の波数のカウントを開始し、カウント値を取得することを継続する共にカウント値が基準カウント値に達するごとにカウント値をクリアしてカウントを継続する第2のカウント手段と、
    該第2のカウント手段により取得されるカウント値が該基準カウント値設定手段により設定された基準カウント値より設定された値だけ小さい値に達したタイミングと、該第2のカウント手段により取得されるカウント値が該基準カウント値設定手段により設定された基準カウント値に達したタイミングとで、ホールド開始とホールド終了とを指示するホールド指示手段と、
    該トラッキングサーボ制御手段における信号を入出力すると共に、該ホールド指示手段からホールドの指示がされた期間、該トラッキングサーボ制御手段における信号の出力に代えてホールドの指示がされた時点において入力した該トラッキングサーボ制御手段における信号の波高値をホールドした信号を出力するトラッキングサーボ制御ホールド手段とを備えることを特徴とする光ディスク装置。
  2. 前記光スポットの半径位置を検出する半径位置検出手段を備え、
    前記周波数増加信号生成手段が、該半径位置検出手段により検出した該光スポットの半径位置に基づき周波数を増加させる割合を設定することを特徴とする請求項1記載の光ディスク装置。
  3. 前記アドレス領域検出手段により前記アドレス領域が検出されたタイミングでウォブル信号の波数のカウントを開始し、カウント値を取得することを継続すると共に前記アドレス領域検出手段により前記アドレス領域が検出されるごとにカウント値をクリアするウォブル信号カウント手段と、
    該ウォブル信号カウント手段によるカウント値が設定された値に達したタイミングでホールド開始を指示し、該ウォブル信号カウント手段によるカウント値がクリアされるタイミングでホールド終了を指示するウォブル信号ホールド指示手段とを備え、
    前記基準カウント値の設定がされるまでは、該ウォブル信号ホールド指示手段がホールド開始及びホールド終了を指示することを特徴とする請求項1又は請求項2記載の光ディスク装置。
  4. 所定間隔ごとにトラックの上方向と下方向に半トラック分ずらしてアドレス情報が記録されているアドレス領域を有する光ディスクに、対物レンズを介してレーザ光を集光し、該レーザ光により形成される光スポットが該トラックを追従するために該対物レンズを駆動制御するトラッキングサーボ制御手段を備えた光ディスク装置のトラッキングサーボ方法において、
    該光ディスクを回転させ所定角度回転が行われるごとに出力される回転信号の周波数を設定された割合で増加させた周波数増加信号を生成すると共に、
    該光ディスクからの反射光に基づいて生成されたトラッキングエラー信号にS字信号が発生したことを検出することにより該アドレス領域を検出し、
    該アドレス領域が検出されたタイミングに基づいて該周波数増加信号の波数のカウントを開始し、別のアドレス領域が検出されたタイミングに基づいて第1のカウント値を取得し、
    該第1のカウント値と、該第1のカウント値のカウントが行われている際に検出されたアドレス領域の数とに基づいて、該光ディスクのアドレス領域から次のアドレス領域までにカウントされるカウント値を基準カウント値として設定し、
    該周波数増加信号を生成すると共に該S字信号が発生したことを検出することにより該アドレス領域を検出し、
    アドレス領域が検出されたタイミングに基づいて該周波数増加信号の波数のカウントを開始し、第2のカウント値を取得することを継続する共に第2のカウント値が該基準カウント値に達するごとに第2のカウント値をクリアしてカウントを継続し、
    該第2のカウント値が該基準カウント値より設定された値だけ小さい値に達したタイミングと、該第2のカウント値が該基準カウント値に達したタイミングとで、ホールド開始とホールド終了とを指示し、
    該ホールドの指示がされた期間、該トラッキングサーボ制御手段における信号に代えて、該トラッキングサーボ制御手段における信号のホールドの指示がされた時点における波高値をホールドした信号をトラッキングサーボに用いることを特徴とする光ディスク装置のトラッキングサーボ方法。
  5. 前記光スポットの半径位置を検出し、該検出した光スポットの半径位置に基づき前記周波数増加信号を生成する際の周波数を増加させる割合を設定することを特徴とする請求項4記載の光ディスク装置のトラッキングサーボ方法。
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