JP4855752B2 - Ip放送の送信方法 - Google Patents

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Description

この発明は、IP放送の送信方法に関し、例えばInternet Protocol(IP)放送を行なう場合にエッジルータの負担を軽減できるように工夫したものである。
近年、通信網において、IPマルチキャスト配信技術を利用した、いわゆるIP放送が始まっている。IP放送では、放送信号を伝送するためのマルチキャストアドレスなどの伝送情報が利用される。受信機は、放送チャンネルに相当する上記伝送情報を予め取得しており、接続される上位ルータを介して送信側のエッジルータへ、所望の番組に割当られているマルチキャストアドレスを通知することで、前記番組の選局動作を行う。プロトコルとしては、IPv4の場合にはIGMP(Internet Group Management Protocol)、IPv6の場合はMLD(Multicast Listener Discovery)といったプロトコルが用いられている。
IP放送では、今後、地上デジタル放送の再送信も想定される。デジタル放送では一般にチャンネル選局情報や番組情報は、番組の映像音声信号とともにMPEG-2 systems規定のTS(Transport Stream)という形式の中に、放送信号として多重伝送される。チャンネル選局情報や番組情報の符号化伝送方式は番組配列情報としてARIB STD-B10で規定されており、SI(Service Information)とも呼ばれる各種の情報テーブルから構成される。
特に伝送周波数等を記載したチャンネル選局情報はNIT(Network Information Table)、BIT(Broadcaster Information Table)、SDT(Service Description Table)の各テーブルに記載し、番組情報はEIT(Event Information Table)に記載される。
受信機では、これらの情報を取得し、番組の選局処理やEPG(Electronic Program Guide:電子番組ガイド)などの番組情報表示に利用する。
特に地上デジタル放送の場合には、各放送局は自局の放送信号に自局のSIのみを多重伝送する。このため、受信機は、例えば電源投入後など適宜、サービスエリア内で受信可能な放送局を順次チャンネルサーチしていき、これらのチャンネル選局情報や番組情報などのSIを取得、更新処理を行っている。つまりサービスエリア内に受信可能な複数の放送局が有る場合、受信機は、複数の放送局をチャンネルスキャンし、各放送局のSIを取得する。なお、ここでは不明なチャンネルを探すときを「チャンネルサーチ」とし、既知の放送のチャンネルを順次切り替えるのを「チャンネルスキャン」している。
さて、IP放送のシステムを利用して地上デジタル放送の再送信を行う場合、CATVにおけるトランスモジュレーション運用仕様のように、再送信側でNITの伝送周波数等の記載部分をIPマルチキャストアドレス等の記載に置き換えて受信機に伝送することが考えられる。
ところが、通常のオンエアー受信時と同様に、配信対象下の数多くの受信機が上記したSIの取得更新処理のためにチャンネルスキャンを行おうとすると、送信側のエッジルータに対し頻繁なチャンネル切換要求が発生することになる。配信対象下の受信機が多くなればなるほど、エッジルータの処理負担が大きくなり、処理能力を越える負荷となった際には、配信システム全体が停止してしまう恐れがある。
なお、この対策として例えば特許文献1に見られるように、現行の地上放送のSI伝送運用を変更して、各地上波放送局の放送信号中に他局のバージョン番号も記載して放送し、全局分のSIを通信網経由でマルチキャスト伝送する手法が示されている。しかしながら、この公知例では既存の放送受信機に対する影響の観点から現行放送運用を変更するのは容易ではなく、また各地上波放送局に対し放送/通信双方の設備変更が必要となるため、実現は非常に困難を伴ってしまう。
特開2005−38340公報
この発明の一面は、現行の地上放送運用や設備変更を伴うことなく、デジタル放送信号をIP放送により再送信することができ、送受双方で円滑かつ簡潔な方法及び装置で実現することを目的とする。
上記の目的を達成するために、この発明の一実施の形態においては、デジタル放送を受信した放送信号をトランスポートストリームの形で放送信号トランスポートストリームとして送信側のエッジルータを介してIPネットワークを通じて受信端末へマルチキャスト配信するステップと、前記受信した放送信号から取得したSI(Service Information)を、前記放送信号と同様にトランスポートストリームの形で前記放送信号トランスポートストリームとは異なるSIトランスポートストリームとして前記送信側のエッジルータを介してIPネットワークを通じて受信端末へマルチキャスト配信するステップと、受信端末からの要求に応じて前記SIトランスポートストリームを受信するのに必要な情報であるサービスエリア選局リストとして、前記サービスエリア選局リストが用いられるエリアを示すサービスエリア識別情報、および前記サービスエリア識別情報により示される地域で受信可能な放送局の一覧を含むものを前記送信側のエッジルータを介してIPネットワークを通じて前記受信端末へユニキャスト配信するステップと、を有することを特徴とする
また、上記の目的を達成するために、この発明の一実施の形態においては、デジタル放送によって送信された放送局からの放送信号から取得したSI(Service Information)が多重されたSIトランスポートストリームを受信するのに必要な情報であるサービスエリア選局リストとして、前記サービスエリア選局リストが用いられるエリアを示すサービスエリア識別情報、および前記サービスエリア識別情報により示される地域で受信可能な放送局の一覧を含むものを送信側のエッジルータを介してIPネットワークを通じて送信側のサーバに要求するステップと、この要求に応じて前記送信側のサーバから前記エッジルータを介してIPネットワークを通じてユニキャスト配信された、前記サービスエリア選局リストを受信するステップと、この受信した前記サービスエリア選局リストを用いて、放送信号がトランスポートストリームの形で前記送信側のサーバから前記IPネットワークを通じてマルチキャスト配信されているSIトランスポートストリームを前記エッジルータへ取得要求することにより、このエッジルータから前記SIトランスポートストリームを受信するステップと、この受信した前記SIトランスポートストリームから得たSI情報を用いて、デジタル放送によって送信された放送信号がトランスポートストリームの形で前記送信側のサーバからマルチキャスト配信されている放送信号トランスポートストリームを前記エッジルータから前記IPネットワークを通じて受信するステップと、を有することを特徴とする
なお、装置に係る本発明は方法に係る発明としても成立し、方法に係る本発明は装置に係る発明としても成立する。
上記した手段によると、現行の地上放送運用や設備変更を伴うことなく、IP放送装置の送信側のエッジルータにおいて、各受信機からのチャンネルスキャンによるチャンネル切り替え要求処理の負荷を軽減することができる。また、受信機でも同時に選局や番組情報表示のための情報取得更新管理が簡素化し、処理負荷の軽減が可能となる。
以下、図面を参照してこの発明の実施の形態を説明する。まず、本発明に係るIP放送システムの全体構成例を図1に示す。
図1において、20はIP放送を行なう送信装置である。送信装置20は、配信するSIのリアルタイム性を確保するため、配信対象となる各地上波放送局のデジタル放送信号を受信する。一般には複数の地上波放送信号受信部21とこれに対応する複数のSI分離部22とを有する。つまり、地上波放送信号受信部とSI分離部は、放送局数分だけ用意されている。地上波放送信号受信部21は、対象となる放送局のデジタル放送信号を受信する。受信方法は、オンエアーで直接、もしくは地上専用回線、或いは衛星経由の専用回線を通じて受信する。地上波放送信号受信部21では、復調処理、誤り訂正復号処理を行い、復調されたトランスポートストリーム(TS)をSI分離部22へ出力する。
SI分離部22では、入力されたTSを、そのまま番組配信サーバ23へ出力する。またSI分離部22は、TSの中からNIT、BIT、SDTを、チャンネル選局情報として分離して制御部28で更新を検知した場合に選局制御サーバ24に出力し、またEITを番組情報として分離する、このとき制御部28が情報の更新を検知した場合にはEITを番組情報サーバ25へ出力する。
番組配信サーバ23は、入力したTSに対し、IPパケット化をはじめとするIP伝送に必要な処理を行い、マルチキャスト配信するための送信信号を生成する。この送信信号が、エッジルータ26へ出力される。また、選局制御サーバ24は、各放送局のNIT、BIT、SDTの各情報をファイル化して、チャンネル選局情報として管理する。また、チャンネル選局情報に基づいて、サービスエリア選局リスト生成部27(後述)で生成されたサービスエリア選局リストを管理する。さらに、これらを受信端末31からの要求に従って、最新のものをたとえばHTTP(S)プロトコルでユニキャスト配信するため、エッジルータ26へ出力する。
番組情報配信サーバ25は、各放送局のEITの各情報をファイル化している。ファイルの情報は、番組情報として更新及び管理され、受信端末31からの要求に従って最新のものがエッジルータ26へ出力される。
さらに制御部28は後述するように、分離した各放送局のNIT、BIT、SDTの各情報のバージョン番号を監視する。そして、「更新」を検知した場合にはファイルを最新のものに書き換えるよう選局制御サーバ24及び番組情報配信サーバ25に指示する。また、バージョンチェックリストテーブルを有し、更新があった場合には、例えば更新フラッグ、或いは更新日時情報をテーブルに記述する。
エッジルータ26を介してIPネットワーク11へマルチキャスト配信された各放送局の放送信号、ユニキャスト配信されたサービスエリア選局リスト、チャンネル選局情報、及び番組情報の各情報は、光回線或いはADSL回線などのアクセス回線を通じて、接続された受信端末31へ供給される。なお、受信端末31は通常、宅内で回線終端装置やADSLモデム、ルータ(いずれも図示せず)を通じて接続される。
受信端末31は、ユニキャスト配信などを通じ独立して取得した、サービスエリア選局リスト、チャンネル選局情報、番組情報を利用する。受信端末31は、取得情報を利用して選局処理、EPG等の番組情報表示処理を行う。また、受信端末31は、受信した放送信号のIP処理等を行う他は、基本的にオンエアー受信の場合と同様に放送信号を再生し表示処理を行う。
サービスエリア選局リストは、放送信号のIPマルチキャスト配信情報とチャンネル選局情報及び番組情報の配信場所とを記述した情報である。受信端末31は、サービスエリア選局リストの中から、IPマルチキャスト配信情報を抽出し、受信条件を設定することができる。さらにまた受信端末31は、サービスエリア選局リストの中から、チャンネル選局情報、番組情報の配信場所の情報を参照し、チャンネル選局情報、及び番組情報を取得することができる。
図2は、受信端末31の基本構成を示す。なお、この実施形態では、放送信号を放送(オンエアー)経由で受信することも可能な構成となっているが、通信路(IPネットワーク)経由で受信する場合を中心に説明する。
図2において、デジタル放送受信装置101は、チューナ部102、デスクランブラ103、TSデコード部104、映像音声デコード部105、表示処理部106、制御部107、キー入力部108、ICカードI/F部110、メモリ部112、通信処理部111から構成されている。
チューナ部102は、デジタル放送受信装置101に入力された放送波から所望のチャンネルを選局し、この選局したチャンネルのトランスポートストリーム(TS)をデスクランブラ103へ出力する。TSはコンテンツ保護のためにそのペイロード部が一般にスクランブルされている。
通信処理部111は、Ethernet(登録商標)等のネットワーク回線に接続され、ネットワークを介してIPパケットデータの送受信処理を行うものである。通信処理部111は、チューナ部102と同様に、番組配信サーバ23からのIPパケット化された放送信号を受信し、IP伝送で施された誤り訂正符号の復号処理を行い、IPパケットからTS信号を抽出し、デスクランブラ103へ出力する。
デスクランブラ103は、通信処理部111やチューナ部102から入力されたTSをデスクランブルしてTSデコード部104へ出力する。
TSデコード部104は、デスクランブラ103から入力されたTSからPSI(Program Specific Information)を基に必要なパケットを分離し、この分離したパケットから更に、放送番組信号(映像、音声)の抽出や各種多重データ(各種SI(Service Information)データやECM,EMM等)を分離する。また、TSデコード部104は、分離した放送番組信号(映像、音声)は映像音声デコード部105へ出力する。
本実施例ではこれに加え、ユニキャスト配信などを通じ独立して取得した、サービスエリア選局リスト、チャンネル選局情報、及び番組情報のSIを利用する。
映像音声デコード部105は、TSデコード部104から入力された放送番組信号(映像、音声)のデコードを行い、表示処理部106へ出力する。
表示処理部106は、映像音声デコード部105から入力された放送番組信号(映像、音声)を図示しない外部のモニタへ出力し表示・音声再生させる。また、表示処理部106は、ユーザとのインターフェース機能を果たすために各種エラー情報の表示画像信号を生成し、この生成した画像信号を放送番組信号(映像、音声)に代えて出力、或いは放送番組信号(映像、音声)と合成して出力する機能を有している。また、表示処理部106は、TSデコード部104で分離されたSIや、ユニキャスト配信などを通じ独立して取得したSIから構成されたEPG画像信号を生成し、この生成した画像信号を放送番組信号(映像、音声)に代えて出力、或いは放送番組信号(映像、音声)と合成して出力する機能を有している。
キー入力部108は、リモートコントローラ(リモコン)109等のユーザインターフェース機器からの赤外線等による遠隔操作信号を受信する機能を有している。メモリ部112はRAM、不揮発性メモリで構成され、たとえばチャンネル選局情報や番組情報の一部は不揮発性メモリに格納される。
制御部107は、上記した各機能を統括して制御する機能を有しており、バス接続やシリアル通信接続等で各機能ブロックをコントロールする。
ICカードI/F部110は、ISO規格であるISO7816に準拠したICカードインターフェースである。
ICカード115は契約管理や視聴制御を行うものであり、CPU119,ROM116,RAM117,不揮発性メモリ120,I/F部118等から構成されており、デジタル放送受信装置101とはISO規格であるISO7816に準拠したインターフェースで接続される。ICカード115内の不揮発性メモリ120には、少なくともカードID、カード固有の鍵が予め設定されている。
制御部107は、TSデコード部104でTSから分離されたEMMやECMを、ICカードI/F部110を介してICカード115へ出力する。ICカード115は、ICカードI/F部110からEMMが入力された場合、カード固有の鍵で復号して、ワーク鍵(Kw)等契約により取得される情報をICカード115内の不揮発性メモリ120に記憶する。また、ICカード115は、ICカードI/F部110からECMが入力された場合、ICカード115内の不揮発性メモリ120に記憶しているワーク鍵(Kw)で復号して、番組を視聴可能か否かの判定後、視聴可能な場合にはスクランブルを解くためのスクランブル鍵(Ks)をデジタル放送受信装置101へ出力する。
デジタル放送受信装置101では、制御部107がICカード115から入力されたスクランブル鍵(Ks)をデスクランブラ103にセットすることにより、デスクランブラ103にてコンテンツのデスクランブルが行われて番組を視聴可能となる。
図3は、このIP放送システムにおいて、IPネットワークを通じて実行される処理シーケンス例を示す。受信端末31は、選局制御サーバ24に対して、サービスエリア選局リストを要求することができる(処理S1)。この要求があると、選局制御サーバ24は、サービスエリア選局リスト生成部27で生成されたサービスエリア選局リストをユニキャスト配信する(処理S2)。また、受信端末31は、選局制御サーバ24に対して、チャンネル選局情報として管理されている各放送局のNIT、BIT、SDTの各情報のファイルを要求することができる(処理S3)。この要求に応答して、選局制御サーバ24は、NIT,BIT,SDTのファイルをユニキャスト配信する(処理S4)。
上記の処理1−処理4は、例えば受信端末31の電源が投入されたときに実行される。以後は、ほとんど実行しなくてもよいが、例えば一定の時間が経過したときに実行されるように受信端末31が設定されていてもよい。
受信端末31は、サービスエリア選局リスト、チャンネル選局情報を用いて、ユーザからリモートコントローラ等による選局指示があった場合に、上位のルータ(図示せず)を通じ、チャンネル選局通知を行ない、エッジルータ26からの配信経路が決定される。(処理S5)。すると番組配信サーバ23は、選局通知に応答する形で当該チャンネルの放送信号(番組)の配信を行なう(処理S6)。
さらにまた受信端末31は、番組情報配信サーバ25に対して、EITファイルを要求することができる(処理S7)。この要求に応答して、番組情報配信サーバ25は、EITファイルをユニキャスト配信する(処理S8)。この処理S7,S8は、例えばバージョンチェックリストがチェックされて、番組ガイドの更新があったことが判明したときに実行される。あるいは、例えば受信端末31の電源が投入されたときに実行される。又は、一定の時間が経過したときに実行されるように受信端末31が設定されていてもよい。
また受信端末31は、選局制御サーバ24に対して、バージョンチェックリストを要求することができる(処理S9)。この要求に応答して選局制御サーバ24は、バージョンチェックリストを配信することができる(処理S10)。この処理S9,S10も例えば受信端末31の電源が投入されたときに実行される。又は、一定の時間が経過したときに実行されるように受信端末31が設定されていてもよい。
図4には、サービスエリア選局リストのデータ構造の一例を示す。サービスエリア選局リスト内の情報としては、サービスエリア識別(4−1)、リスト自体のバージョン番号(4−2)、このエリアにおいて伝送されるチャンネル数(4−)がある。
さらにサービスエリアごとに受信可能な放送局(ネットワーク)の一覧(4−4)がある。この一覧には、各放送信号(TS)識別(4−5)とIPマルチキャスト配信に必要な伝送情報(4−6)との対応表(4−7)が含まれる。IPマルチキャスト配信に必要な情報としては、マルチキャストアドレス、ソースアドレス、ポート番号が含まれる。
さらにサービスエリア選局リスト内の情報としては、NIT/BIT/SDT/EITの各ファイルの配置場所(4−8)、(4−9)、(4−10)、(4−11)が記述されている。また(4−12)は、バージョンチェックリストの配置場所である。
またフラグ情報(4−13)、(4−14)を含んでもよい。フラグ情報(4−13)は、例えばエラー訂正情報を有するか否かを示すフラグとして利用される。つまりIP放送の場合は、放送信号にIP特有の誤り訂正符号を付して放送信号を伝送される場合もあるし、また回線の状況により異なる強度で放送信号に誤り訂正符号を付して伝送されることがあるからである。またフラグ情報(4−14)は、例えば緊急放送を行っているか否かを示す情報である。
受信端末31は、例えば初回電源投入後に上記したリストを取得し、上記の対応表を基にIPマルチキャストによる再送信の放送信号を受信可能にする。また、NIT/BIT/SDT/EITの各ファイルの配置場所を基に、これらの情報を取得する。さらに、同様に記載された、各ファイル(サブテーブル)のバージョンチェックリストの配置場所を基に、バージョンチェックリストを取得し、これを確認することで、NIT/BIT/SDT/EITの各ファイルの効率的な更新検知処理ならびに取得管理処理を行うことができる。
なお、配信対象の放送局が追加されるなど、このサービスエリア選局リスト自体が更新される場合があり、この更新検知処理ならびに取得管理処理のためにはリスト自体のバージョン番号(4−2)を受信端末31で管理確認する。
図5には、さらにバージョンチェックリストのデータ構造例を示す。図5(A)はNIT、BIT、SDTの各ファイルがそれぞれ作成管理されている様子を示している。この例では各ファイルは配信対象の全放送局の各情報テーブルが一括管理され、このファイル自体に個別に付与されたバーション番号を保持している。受信端末はこれを基に効率的な更新検知処理ならびに取得管理処理を行うことができる。図5(A)の例では、エリアコード(5−1A)、リスト自体の統括バージョン番号(5−2A)、各NIT、BIT、SDTの各ファイルのバージョン番号(5−3A)が記述されている。ここで、各NIT、BIT、SDTの各ファイルのバージョンが1つでも変化すると、リスト自体の統括バージョン番号(5−2A)が変化する。このようにしたのは、受信端末31が、リストバージョン番号(5−2A)だけをチェックすれば、どれかファイルのバージョンが変わったことを認識できるからである。
受信端末31は、リストバージョン番号(5−2A)が変化したことを検出したとき、あらためてNIT、BIT、SDTの各ファイルを取得するか、又はオンエアーの信号(つまりチューナ部の出力信号)から直接取得するようにしてもよい。なお、NIT、BIT、SDTの各サブテーブルのバージョン番号を列挙していても受信端末側でこれを更新検知し、必要なサブテーブルのみ取得できてもよい。
図5(B)はEITがテーブル種別毎にファイルを作成管理されている様子を示している。受信端末31は同様に、これを基に効率的な更新検知処理ならびに取得管理処理を行うことができる。従って、ここでもエリアコード(5−1B),リスト自体の統括バージョン番号(5−2B)が定義されている。(5−3B),(5−4B),(5−5B)は、EITのバージョン番号である。複数存在するのは、例えば3日先の放送番組情報が収録されているもの、1週間先の放送番組情報が収録されているもの、例えば3週間先の放送番組情報が収録されているものなどがあるのからである。
なお、本実施例では双方向通信に基づき、XML記述形式でのサービス選局リストならびにバージョンチェックリストを取得、処理する場合について説明したが、この環境、形式に制限されるものではない。たとえば放送経由で取得してもよいし、また、データ構造はたとえば放送でのセクション形式で記述してもよい。
また、IPネットワーク11は、高レートのコンテンツ配信に適したCDN(Content Delivery Network)で通常、閉域ネットワーク構成になっている。IPバージョンはv4であるかv6であるかは特に問わない。
次に、地上波デジタル放送で、TS内に含まれるパケットで送られてくるNITについて追加説明する。NITは、番組を受信するために必要な各種の情報を含む。NITには、地上分配システム記述子と呼ばれる地上伝送路の物理的条件を示す情報がそのまま含まれている場合がある。この場合には受信端末31ではこれを適切に、これを無視しなければならない。また、リモートコントロールキーidが含まれる。リモートコントロールキーidは、通常はリモートコントローラのキー番号を番組選択用に割り振るために利用される。例えばあるTSで送られてきたリモートコントロールキーidが「1」ならば、リモートコントローラのキー番号「1」が、当該キーidに対応するトランスポートストリーム内の代表的番組を受信するためのキー番号として対応付けられる。またNITには、サービス識別(service_id)用情報が含まれ、このサービス識別情報はサービスリスト(service list)を示している。サービスリストとは、例えば受信したチャンネルのTSで放送されている番組のジャンル(複数あれば各ジャンル)、及び番組(代表的番組を含む)を選択するための選択番号を示すリストである。
NITは上記のようにオンエアー放送信号のときは、リモートコントローラのキー番号を設定しているが、IP放送にこのNITをはじめとするチャンネル選局情報をそのまま利用すると、ユーザの混乱を招くことがある。そこで、IP放送の場合、リモートコントローラのキー番号を設定する処理では、リモートコントローラのキー操作は、IP放送受信時独自の形態であることが好ましいことがある。このことは、後で受信端末31の制御部107を説明するときに更に説明する。
図6には、送信装置側の制御部28の各ブロックをさらに詳しく示している。SI取得部282は、NIT/SDT/BITやEITなど必要な最新のSIの取得管理を行う。更新処理部283は、チャンネル選局情報、番組情報の更新処理を行い、チャンネル選局情報管理部283a,番組情報管理部283bを含む。
SI配信指令部284は、選局制御サーバ24、番組情報配信サーバ25と共に、チャンネル選局情報や番組情報を、放送信号のIPマルチキャスト配信とは独立してユニキャスト配信する。サービスエリア選局リスト制御部285とサービスエリア選局リスト生成部27は、放送信号のIPマルチキャスト配信情報と、チャンネル選局情報及び前記番組情報の配信場所とを記載するサービスエリア選局リストを生成するとともに、要求した受信端末31に配信する。
図7には、上記制御部28の制御動作の一例をフローチャートで示している。SIを抽出し更新検知する(SA3)。SIが更新されている場合には、SIの更新処理、バージョンチェックリストの修正処理を行う(ステップSA4)。
また割り込み(受信端末からの要求)が有ったかどうかを判定し(ステップSA5)、有った場合には、要求内容を判断する。要求内容は、ステップSA6(サービスエリア選局リストの要求),SA7(NIT/BIT/SDTファイルの要求),SA8(EITファイルの要求),SA9(バージョンチェックリストの要求),SA10(選局通知)と順次判定され、各操作に応じて対応した処理が実行される。なおこのステップの順序は一例であり、この順序に限定されるものではない。
上記したように送信装置は、地上波の放送信号をインターネット・プロトコル(IP)ネットワークへ再送信する。配信対象となる各放送局の放送信号中からチャンネル選局情報及び番組情報を取得収集するチャンネル選局情報及び番組情報手段を有する。また、これらのチャンネル選局情報及び番組情報を更新管理する更新管理手段を有する。さらにこれらのチャンネル選局情報及び番組情報を上記放送信号のIPマルチキャスト配信とは独立して配信するチャンネル選局情報及び番組情報配信手段を有する。また前記放送信号のIPマルチキャスト配信情報と上記チャンネル選局情報及び前記番組情報の配信場所とを記載するサービスエリア選局リストを配信するサービスエリア選局リスト配信手段を有する。
図8には、受信端末31における制御ブロックをさらに詳しく示している。つまり、制御部107には、サービスエリア選局リスト要求部107a,NIT/BIT/SDTファイル要求部107b,EITファイル要求部107c,バージョンチェックリスト要求部107d,選局通知部107gがある。
さらに、チャンネル選局情報及び番組情報の取得方法制御部107e,チャンネル選局情報及び番組情報の取得制御部107fがある。この制御部107e,107fは、IP放送信号を受信しているが故に必要となった制御部である。たとえばIP放送信号を受信しているとき、バージョンチェックリストをチェックした結果、例えば番組情報のバージョンが変化していることを検出することがある。その場合、サーバからの更新された当該番組情報を取得することも可能であるが、現在受信中の放送局の番組情報であれば、多重されているオンエアー放送信号から直接取得しても構わない。この様な場合は、例えば、チャンネル選局情報及び番組情報の取得が更新されたときは、オンエアー放送信号から取得するように設定を行なうことができる。この設定処理を実現するブロックが、チャンネル選局情報及び番組情報の取得方法制御部107eであり、この制御部107eの設定に従って動作するブロックが、チャンネル選局情報及び番組情報の取得制御部107fである。
さらにまた、制御部107には、時間情報処理部107hが含まれている。オンエアーのデジタル放送では、放送信号とともに、現在時間情報TOT(Time Offset Table)が送られている。しかし、IP放送信号は、一旦サーバに取り込み、サーバから配信される形態であるために、当然、送られてくる現時時間情報は、現在時間より遅れた時間を表している。この結果、この時間情報をそのまま表示することができないことがある。そこで、時間情報を修正して表示するか、又は無視する処理が時間情報処理部107hで行われる。
さらにまた、制御部107には、エラー訂正符号関連フラッグ処理部107iが設けられている。この処理部107iは、エラー訂正符号が付加されているIP放送信号が送られてきたときに、その印となるフラグを検出する。そして、エラー訂正処理機能を稼動し、IP放送信号に対するエラー訂正処理を実行させる。IP放送の場合、オンエアー放送と異なり、信号送信環境が異なる。このためにIP放送独自のエラー訂正符号が放送信号に付加されるからである。
さらにまた、制御部107には、緊急放送関連フラグ処理部107jが設けられている。この処理部107jは、IP放送信号を通じて、緊急放送伝送中であることを現すフラッグ(図4で説明)を検出することができる。そして、フラッグが検出されたとき、緊急放送対応受信機の場合にはこの処理部107jは、強制的に受信端末の受信チャンネルを緊急放送チャンネル及び番組に設定できるように構成されている。
また、制御部107には、リモートコントローラからの制御入力、及びメニュー画面(GUI)からの制御入力を判定する操作入力判定部107kが設けられている。また、制御部107には、操作に対する応答、さらには、装置の動作状況を画面上で表すためのメニュー画面制御部107mが設けられている。
またチャンネル選局情報処理部107nも設けられている。NITは、先に説明したようにオンエアー放送信号のときは、リモートコントローラのキー番号を設定しているが、IP放送の場合にこのNITをそのまま利用すると、混乱を招くことがある。そこで、たとえば、地上/BSなどと同等にIP放送を位置づけて伝送メディア切り替えを行った後でチャンネル、番組などを選択するように処理することも考えられる。この場合、IP放送受信時には、チャンネル選局情報処理部107nが、NITの地上分配システム記述子を無視したり、オンエアー受信時とは異なる適切な処理を行い、EPG表示やバナー表示でのGUIとしてのメニュー画面制御部107mと協同して動作する。IP放送経由であることを明示して表示、選局させることで、ユーザの操作混乱を防止できる。
図9(A)、図9(B)、図9(C),図10(A)、図10(B)は、受信端末31の動作例を示すフローチャートであり、この動作は装置を統括制御する制御部107が中心となって実現される。図9(A)は、受信端末31の電源がオン(ステップSB1)されたときに動作するフローチャートである。サーバに対して、サービスエリア選局リスト要求(ステップSB2)し、取得する(ステップSB3)。そして、この選局リストを受信端末が既に保持しているかを判定(ステップSB4)し、保持していればさらにそのサービスエリア識別が同じかどうか判定する(ステップSB5)。同じであればさらにリストのバージョン番号が同じか確認(ステップSB6)し、同じであれば更新処理は行わないで取得したリストを廃棄する。しかし、選局リストそのものを保持していなかったり、保持していてもサービスエリア識別が異なっていたり、保持していてサービスエリア識別が同じでもバージョン番号が更新されていると判断すれば取得した選局リストを更新/保持する。なお、上記のようにサービスエリア識別を基にサービスエリア選局リストを適切に更新することで、たとえば転居時等で受信端末を再設置した際の再スキャンに相当する処理を円滑に行うことができる。
また、この例では電源オン時を基に説明したが、当該サービスのネットワーク接続時でもよい。
図9(C)はNIT/BIT/SDTの取得処理を表すフローチャートである。取得保持しているサービスエリア選局リストを参照(ステップSF1)し、各ファイルの配置場所を特定(ステップSF2)し、NIT/BIT/SDTファイル要求(ステップSF3)し、取得する(ステップSF4)。EITファイルについても同様に取得(ステップSF5〜SF7)し、格納する。
図9(B)は、バージョンチェックリストを点検するときの動作フローである。バージョンチェックリストを要求し(ステップSC1、SC2)、バージョンの変化が検出された時は(ステップSC3)、例えばチャンネル選局情報及び番組情報をオンエアーの放送信号から取得する(ステップSC4)。
図10(A)は、選局通知を行なった場合の動作フローである。ユーザによる番組選択があると(ステップSD1)、選局通知を行い(ステップSD2)、IP放送信号を受信する。このとき、サービスエリア選局リスト中にエラー訂正関連フラッグが存在した(ステップSD4)場合、受信信号に対してエラー訂正処理が行われる(ステップSD5)。そして番組の映像音声信号の復号処理が行われる(ステップSD6)。また、TOTから得られる時間情報は受信機ごとに適切に処理する(ステップSD3)。
図10(B)は、緊急放送関連フラグが検知されたとき(ステップSE1)の動作フローである。強制的にオンエアー又はネットワークの所定チャンネルの情報を受信処理し、緊急放送を提示する(ステップSE2、SE3)。
このとき、所定チャンネルが、オンエアー放送されているのかネットワーク放送されているのかを識別できる緊急フラグが送られてきてもよい。つまりオンエアー放送のときは、広範囲に渡っての緊急状態、IP放送のときはローカルにおける緊急状態として使い分けるのである。
またこの発明は、上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合せにより種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。更に、異なる実施形態に亘る構成要素を適宜組み合せてもよい。例えば、実際のシステムでは選局制御サーバと番組情報配信サーバが物理的に1つのサーバで構成されていてもよい。また、配信対象となるSIのファイルに関して、たとえば、NIT/BIT/SDTが1つのファイルで一括配信されてもよい。
上記した実施形態を第1の実施形態とし、以下に第2の実施形態を示す。第1の実施形態の各部のブロックと対応する部分には、第1の実施形態と同一符号を付している。本実施形態では、SIをマルチキャスト配信する場合について説明する。図11にそのシステム構成例を示す。
図11に示すように、第1の実施形態の番組情報配信サーバ25が、チャンネル選局情報/番組情報配信サーバ25に変わっている。このチャンネル選局情報/番組情報配信サーバ25は、各放送局の放送信号から取得したSIを再多重し、放送信号と同様に、TS(SI専用TS)の形でマルチキャスト配信する構成となっている。この場合、サービスエリア選局リストは、たとえば図4における各SIの配置場所を示すURL(4−8〜4−11)の代わりにSI専用TSに付与されるトランスポートストリーム識別子TSid(4−5に相当)と、対応するIP伝送情報(4−6に相当)を記載することになる。
図12には、図11の方式の処理シーケンス例を示す。図3のシーケンスに比べた場合、処理S3,S4で上記のサービスエリア選局リストを基に、SI専用TSの選局通知が行なわれる。そして、サーバからマルチキャスト配信された情報の中からオンエアーでの処理と基本的に同様の方法でSIを取得する。この点が図3のシーケンスと異なる。処理S4におけるSI配信(マルチキャスト)では、受信端末ではチャンネル選局情報の取得がメインとなり、処理S8のSI配信(マルチキャスト)では、受信端末では番組情報の取得がメインとなる。
なお、本実施形態ではSIを各放送局のSIを1つのTSに再多重して一括でマルチキャスト配信することで、SI取得のためのチャンネル切り替えの頻度を少なくしている。この手法で取得したSIの一部書き換え(たとえば、actual→other)を発生させずにそのまま再多重する場合には、受信機では本来他のTS(other TS)のSIであるものが、自TS(actual TS)の形で伝送されてくる。このようなTSに対応する受信機の実装状態によっては、このTS伝送に留意してオンエアー受信時とは異なる処理が必要になる可能性もあるが、地上波での放送運用の変更は必要とせず既存の放送受信機に対する悪影響もない。なお、図1の実施形態と図11の実施形態が併用されていてもよい。つまり選局制御サーバ24にチャンネル選局情報及び番組情報が格納され、ここからユニトキャスト配信されてもよい。
この発明が適用された放送システムの構成例を示す説明図である。 図1の受信端末31の構成ブロック例を示す説明図である。 図1の受信端末31と送信側のサーバ間の相互の信号のやり取り例を示す説明図である。 この発明で用いられるサービスエリア選局リストのデータ構造の一例を示す説明図である。 この発明で用いられるバージョンチェックリストのデータ構造の例を示す説明図である。 図1に示した送信装置側の制御部の構成例を示す図である。 図1に示した送信装置側の動作例を示すフローチャートである。 図1に示した受信端末の制御部の構成例を示す図である。 図1に示した受信端末の動作例を示すフローチャートである。 図1に示した受信端末の他の動作例を示すフローチャートである。 この発明の他の実施の形態に係る構成例を示す説明図である。 図11の受信端末31と送信側のサーバ間の相互の信号のやり取り例を示す説明図である。
符号の説明
11…IPネットワーク、20…送信装置、21…地上波放送信号受信部、22…SI分離部、23…番組配信サーバ、24…選局制御サーバ、25…番組情報配信サーバ、26…エッジルータ、27…サービスエリア選局リスト生成部、31…受信端末。

Claims (3)

  1. デジタル放送を受信した放送信号をトランスポートストリームの形で放送信号トランスポートストリームとして送信側のエッジルータを介してIPネットワークを通じて受信端末へマルチキャスト配信するステップと、
    前記受信した放送信号から取得したSI(Service Information)を、前記放送信号と同様にトランスポートストリームの形で前記放送信号トランスポートストリームとは異なるSIトランスポートストリームとして前記送信側のエッジルータを介してIPネットワークを通じて受信端末へマルチキャスト配信するステップと、
    受信端末からの要求に応じて前記SIトランスポートストリームを受信するのに必要な情報であるサービスエリア選局リストとして、前記サービスエリア選局リストが用いられるエリアを示すサービスエリア識別情報、および前記サービスエリア識別情報により示される地域で受信可能な放送局の一覧を含むものを前記送信側のエッジルータを介してIPネットワークを通じて前記受信端末へユニキャスト配信するステップと、
    を有することを特徴とするIP放送の送信方法。
  2. デジタル放送によって送信された放送局からの放送信号から取得したSI(Service Information)が多重されたSIトランスポートストリームを受信するのに必要な情報であるサービスエリア選局リストとして、前記サービスエリア選局リストが用いられるエリアを示すサービスエリア識別情報、および前記サービスエリア識別情報により示される地域で受信可能な放送局の一覧を含むものを送信側のエッジルータを介してIPネットワークを通じて送信側のサーバに要求するステップと、
    この要求に応じて前記送信側のサーバから前記エッジルータを介してIPネットワークを通じてユニキャスト配信された、前記サービスエリア選局リストを受信するステップと、
    この受信した前記サービスエリア選局リストを用いて、放送信号がトランスポートストリームの形で前記送信側のサーバから前記IPネットワークを通じてマルチキャスト配信されているSIトランスポートストリームを前記エッジルータへ取得要求することにより、このエッジルータから前記SIトランスポートストリームを受信するステップと、
    この受信した前記SIトランスポートストリームから得たSI情報を用いて、デジタル放送によって送信された放送信号がトランスポートストリームの形で前記送信側のサーバからマルチキャスト配信されている放送信号トランスポートストリームを前記エッジルータから前記IPネットワークを通じて受信するステップと、
    を有することを特徴とするIP放送の受信方法。
  3. 更に、前記受信した放送信号トランスポートストリームを再生した番組を表示手段に表示するステップと
    を有することを特徴とする請求項2記載のIP放送の受信方法。
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