JP5561015B2 - コンテンツ受信装置、コンテンツ送信装置、コンテンツ配信システム、及びプログラム - Google Patents

コンテンツ受信装置、コンテンツ送信装置、コンテンツ配信システム、及びプログラム Download PDF

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本発明は、コンテンツ受信装置、コンテンツ送信装置、コンテンツ配信システム、及びプログラムに関する。
近年における通信技術の進展に伴い、地上デジタル放送やBSデジタル放送等のコンテンツをIPネットワークを介して配信するIP再送信サービスが普及しつつある。IP再送信では、番組検索等の際におけるユーザの利便性を向上すべく、放送中及び放送予定のコンテンツに関する番組情報が、コンテンツ配信装置からネットワークを介してコンテンツ受信装置に送信される。コンテンツ受信装置は、ネットワークから受信したトランスポートストリームに含まれているEIT(Event Information Table)やSDT(Service Description Table)等の各種のSI(Service Information)に基づいて、番組情報を取得する。
なお、地上デジタル放送に関する運用規定が、例えば下記非特許文献1に開示されている。
地上デジタルテレビジョン放送 技術資料 ARIB TR−B14 3.9版、第四編(PSI/SI運用規定)、社団法人電波産業会、平成21年7月
上記非特許文献1の13.18「H−EIT[schedule]の日替わり更新運用規則」に記載されているように、地上デジタル放送の番組情報は毎日午前0時に更新される。従って、IP再送信においても、毎日午前0時に番組情報が更新される。また、現行のIP再送信の仕様では、番組情報の更新を開始してから完了するまでの期間として所定の移行期間(SI専用のトランスポートストリームに関しては60秒)が設けられている。そのため、コンテンツ受信装置は、更新後の番組情報を、毎日午前0時1分から取得することが可能となる。コンテンツ受信装置は、所定期間分(例えば当日を含めて8日分)の番組情報を取得した時点で、所定の完了信号(Leaveメッセージ)をネットワークに送信することにより、番組情報の送信に関するマルチキャストグループから離脱する。
そのため、多数のコンテンツ受信装置が更新後の番組情報の取得を午前0時1分から一斉に開始し、ほぼ同時刻に所定期間分の番組情報の取得を完了することにより、多数のコンテンツ受信装置からほぼ同時刻に完了信号が一斉に送信される。その結果、一時的にネットワークに負荷が集中し、安定動作に支障をきたすおそれがある。
本発明はかかる事情に鑑みて成されたものであり、番組情報の定期更新に関わるネットワークへの負荷の集中を回避することが可能な、コンテンツ受信装置、コンテンツ送信装置、コンテンツ配信システム、及びプログラムを得ることを目的とする。
本発明の第1の態様に係るコンテンツ受信装置は、コンテンツ送信装置から送信されたコンテンツをネットワークを介して受信するコンテンツ受信装置であって、前記コンテンツ送信装置から前記ネットワークを介して受信したトランスポートストリームに基づいて、コンテンツに関する番組情報を取得する取得部と、前記取得部による所定期間分の番組情報の取得が完了した場合に、所定の完了信号を前記ネットワークに送信する完了処理部と、を備え、番組情報の定期更新タイミングが前記取得部による番組情報の取得タイミングに重なる場合、前記取得部は、更新完了後の番組情報を取得し、前記完了処理部は、前記取得部による更新完了後の所定期間分の番組情報の取得が完了してから、他のコンテンツ受信装置との間で分散設定される所定の待機時間が経過した後に、前記完了信号を送信することを特徴とするものである。
第1の態様に係るコンテンツ受信装置によれば、番組情報の定期更新タイミングが取得部による番組情報の取得タイミングに重なる場合、完了処理部は、取得部による更新完了後の所定期間分の番組情報の取得が完了してから、他のコンテンツ受信装置との間で分散設定される所定の待機時間が経過した後に、完了信号を送信する。従って、番組情報の定期更新に伴って多数のコンテンツ受信装置が更新完了後の番組情報の取得を一斉に開始し、ほぼ同時刻に所定期間分の番組情報の取得を完了した場合であっても、コンテンツ受信装置からネットワークへの完了信号の送信タイミングは分散される。その結果、番組情報の定期更新に関わるネットワークへの負荷の集中を回避することが可能となる。さらに、完了信号の送信を待機しても、更新後の番組情報の取得自体はその待機前に完了しているため、当該コンテンツ受信装置において、更新後の番組情報が直ちに利用できる。
本発明の第2の態様に係るコンテンツ受信装置は、第1の態様に係るコンテンツ受信装置において特に、前記待機時間をランダムに設定する設定部をさらに備えることを特徴とするものである。
第2の態様に係るコンテンツ受信装置によれば、設定部は、所定期間分の番組情報の取得が完了してから完了信号を送信するまでの待機時間をランダムに設定する。従って、ネットワークへの完了信号の送信タイミングを、多数のコンテンツ受信装置間で効果的に分散させることが可能となる。
本発明の第3の態様に係るコンテンツ受信装置は、第2の態様に係るコンテンツ受信装置において特に、前記設定部は、最大待機時間を示す情報を前記ネットワークから受信し、当該最大待機時間を上限として前記待機時間を設定することを特徴とするものである。
第3の態様に係るコンテンツ受信装置によれば、設定部は、最大待機時間を示す情報をネットワークから受信し、当該最大待機時間を上限として待機時間を設定する。従って、ネットワークの通信負荷状況に応じて必要最小限の最大待機時間を設定することにより、完了信号の送信タイミングが過剰に遅延するという事態を回避することが可能となる。
本発明の第4の態様に係るコンテンツ受信装置は、第1〜第3のいずれか一つの態様に係るコンテンツ受信装置において特に、前記取得部が取得した番組情報を記憶する記憶部と、番組情報を管理する管理部と、をさらに備え、番組情報の定期更新タイミングが前記取得部による番組情報の取得タイミングに重なる場合、前記管理部は、番組情報の更新完了前に前記取得部が取得した番組情報を、前記記憶部へ登録することなく破棄することを特徴とするものである。
第4の態様に係るコンテンツ受信装置によれば、番組情報の定期更新タイミングが取得部による番組情報の取得タイミングに重なる場合、管理部は、番組情報の更新完了前に取得部が取得した番組情報を、記憶部へ登録することなく破棄する。これにより、更新完了前の番組情報と更新完了後の番組情報とが記憶部内に混在するという事態を回避することが可能となる。
本発明の第5の態様に係るコンテンツ受信装置は、第4の態様に係るコンテンツ受信装置において特に、前記トランスポートストリームには、コンテンツ及び番組情報を含む第1のトランスポートストリームと、コンテンツを含まず番組情報を含む第2のトランスポートストリームとが含まれ、番組情報の定期更新タイミングが前記取得部による番組情報の取得タイミングに重なるトランスポートストリームが前記第2のトランスポートストリームである場合、前記管理部は、番組情報の更新タイミングの開始時点において、前記記憶部への番組情報の登録完了状態を示すフラグを未完了状態に設定することを特徴とするものである。
第5の態様に係るコンテンツ受信装置によれば、番組情報の定期更新タイミングが取得部による番組情報の取得タイミングに重なるトランスポートストリームが第2のトランスポートストリームである場合、管理部は、番組情報の更新タイミングの開始時点において、記憶部への番組情報の登録完了状態を示すフラグを未完了状態に設定する。フラグを未完了状態に設定することにより、更新完了後の番組情報の取得及び記憶部への登録が実行されるため、更新完了後の番組情報を記憶部に登録することが可能となる。
本発明の第6の態様に係るコンテンツ受信装置は、第4の態様に係るコンテンツ受信装置において特に、前記トランスポートストリームには、コンテンツ及び番組情報を含む第1のトランスポートストリームと、コンテンツを含まず番組情報を含む第2のトランスポートストリームとが含まれ、番組情報の定期更新タイミングが前記取得部による番組情報の取得タイミングに重なるトランスポートストリームが前記第1のトランスポートストリームである場合、前記管理部は、番組情報の更新タイミングの開始時点において、前記記憶部への番組情報の登録完了状態を示すフラグを未完了状態に設定しないことを特徴とするものである。
第6の態様に係るコンテンツ受信装置によれば、番組情報の定期更新タイミングが取得部による番組情報の取得タイミングに重なるトランスポートストリームが第1のトランスポートストリームである場合、管理部は、番組情報の更新タイミングの開始時点において、記憶部への番組情報の登録完了状態を示すフラグを未完了状態に設定しない。従って、多数のコンテンツ受信装置が予約視聴機能によって同一のコンテンツを視聴しており、番組情報の定期更新タイミングをまたいだ後に当該コンテンツの放送が終了して各コンテンツ受信装置がスタンバイ状態に遷移した場合であっても、各コンテンツ受信装置からネットワークへ完了信号が同時期に送信されるという事態を回避することが可能となる。
本発明の第7の態様に係るコンテンツ受信装置は、第1〜第6のいずれか一つの態様に係るコンテンツ受信装置において特に、前記取得部が更新完了後の番組情報の取得を開始してから、前記待機時間に関する最大待機時間を超える一定時間が経過しても、所定期間分の番組情報の取得を完了しない場合、前記完了処理部は前記完了信号を前記ネットワークに送信することを特徴とするものである。
第7の態様に係るコンテンツ受信装置によれば、取得部が更新完了後の番組情報の取得を開始してから一定時間が経過しても所定期間分の番組情報の取得を完了しない場合、完了処理部は完了信号をネットワークに送信する。これにより、ネットワーク障害等が発生している場合に、コンテンツ受信装置がいつまでも番組情報を受信し続けるという事態を回避することが可能となる。
本発明の第8の態様に係るコンテンツ受信装置は、第7の態様に係るコンテンツ受信装置において特に、前記完了処理部は、前記一定時間が経過してから、他のコンテンツ受信装置との間で分散設定される所定の待機時間が経過した後に、前記完了信号を送信することを特徴とするものである。
第8の態様に係るコンテンツ受信装置によれば、完了処理部は、一定時間が経過してから、他のコンテンツ受信装置との間で分散設定される所定の待機時間が経過した後に、完了信号を送信する。従って、ネットワーク障害等によって多数のコンテンツ受信装置が所定期間分の番組情報を取得できず、当該多数のコンテンツ受信装置において同時刻に一定時間が経過した場合であっても、各コンテンツ受信装置からネットワークへの完了信号の送信タイミングは分散される。その結果、ネットワークへの負荷の集中を回避することが可能となる。
本発明の第9の態様に係るコンテンツ送信装置は、ネットワークを介してコンテンツをコンテンツ受信装置に送信するコンテンツ送信装置であって、コンテンツに関する番組情報を含むトランスポートストリームを送信する送信部と、設定部と、を備え、前記コンテンツ受信装置は、番組情報の定期更新タイミングが番組情報の取得タイミングに重なる場合、更新完了後の所定期間分の番組情報の取得が完了してから、他のコンテンツ受信装置との間で分散設定される所定の待機時間が経過した後に、所定の完了信号を前記ネットワークに送信し、前記設定部は、前記待機時間に関する最大待機時間を設定し、当該最大待機時間を示す情報を前記ネットワークを介して前記コンテンツ受信装置に送信することを特徴とするものである。
第9の態様に係るコンテンツ送信装置によれば、設定部は、待機時間に関する最大待機時間を設定し、当該最大待機時間を示す情報をネットワークを介してコンテンツ受信装置に送信する。従って設定部は、ネットワークの通信負荷状況に応じて必要最小限の最大待機時間を設定することができ、これにより、コンテンツ受信装置からの完了信号の送信タイミングが過剰に遅延するという事態を回避することが可能となる。
本発明の第10の態様に係るコンテンツ配信システムは、コンテンツ送信装置と、前記コンテンツ送信装置から送信されたコンテンツを、ネットワークを介して受信するコンテンツ受信装置と、を備え、前記コンテンツ送信装置は、コンテンツに関する番組情報を含むトランスポートストリームを送信する送信部を有し、前記コンテンツ受信装置は、前記コンテンツ送信装置から前記ネットワークを介して受信したトランスポートストリームに基づいて、コンテンツに関する番組情報を取得する取得部と、前記取得部による所定期間分の番組情報の取得が完了した場合に、所定の完了信号を前記ネットワークに送信する完了処理部と、を有し、番組情報の定期更新タイミングが前記取得部による番組情報の取得タイミングに重なる場合、前記取得部は、更新完了後の番組情報を取得し、前記完了処理部は、前記取得部による更新完了後の所定期間分の番組情報の取得が完了してから、他のコンテンツ受信装置との間で分散設定される所定の待機時間が経過した後に、前記完了信号を送信することを特徴とするものである。
第10の態様に係るコンテンツ配信システムによれば、番組情報の定期更新タイミングが取得部による番組情報の取得タイミングに重なる場合、完了処理部は、取得部による更新完了後の所定期間分の番組情報の取得が完了してから、他のコンテンツ受信装置との間で分散設定される所定の待機時間が経過した後に、完了信号を送信する。従って、番組情報の定期更新に伴って多数のコンテンツ受信装置が更新完了後の番組情報の取得を一斉に開始し、ほぼ同時刻に所定期間分の番組情報の取得を完了した場合であっても、コンテンツ受信装置からネットワークへの完了信号の送信タイミングは分散される。その結果、番組情報の定期更新に関わるネットワークへの負荷の集中を回避することが可能となる。
本発明の第11の態様に係るコンテンツ配信システムは、第10の態様に係るコンテンツ配信システムにおいて特に、前記コンテンツ送信装置は、前記待機時間に関する最大待機時間を設定する設定部をさらに有することを特徴とするものである。
第11の態様に係るコンテンツ配信システムによれば、設定部は、待機時間に関する最大待機時間を設定する。従って設定部は、ネットワークの通信負荷状況に応じて必要最小限の最大待機時間を設定することができ、これにより、コンテンツ受信装置からの完了信号の送信タイミングが過剰に遅延するという事態を回避することが可能となる。
本発明の第12の態様に係るプログラムは、コンテンツ送信装置から送信されたコンテンツをネットワークを介して受信するコンテンツ受信装置に搭載されるコンピュータを、前記コンテンツ送信装置から前記ネットワークを介して受信したトランスポートストリームに基づいて、コンテンツに関する番組情報を取得する取得手段と、前記取得手段による所定期間分の番組情報の取得が完了した場合に、所定の完了信号を前記ネットワークに送信する完了処理手段と、として機能させるためのプログラムであって、番組情報の定期更新タイミングが前記取得手段による番組情報の取得タイミングに重なる場合、前記取得手段は、更新完了後の番組情報を取得し、前記完了処理手段は、前記取得手段による更新完了後の所定期間分の番組情報の取得が完了してから、他のコンテンツ受信装置との間で分散設定される所定の待機時間が経過した後に、前記完了信号を送信することを特徴とするものである。
第12の態様に係るプログラムによれば、番組情報の定期更新タイミングが取得部による番組情報の取得タイミングに重なる場合、完了処理手段は、取得手段による更新完了後の所定期間分の番組情報の取得が完了してから、他のコンテンツ受信装置との間で分散設定される所定の待機時間が経過した後に、完了信号を送信する。従って、番組情報の定期更新に伴って多数のコンテンツ受信装置が更新完了後の番組情報の取得を一斉に開始し、ほぼ同時刻に所定期間分の番組情報の取得を完了した場合であっても、コンテンツ受信装置からネットワークへの完了信号の送信タイミングは分散される。その結果、番組情報の定期更新に関わるネットワークへの負荷の集中を回避することが可能となる。
本発明によれば、番組情報の定期更新に関わるネットワークへの負荷の集中を回避することが可能となる。
本発明の実施の形態に係るコンテンツ配信システムの全体構成を示す図である。 コンテンツ受信装置に搭載されているコンピュータの構成を示す図である。 プログラムを実行することによって処理部に実現される機能の一部を示すブロック図である。 コンテンツ送信装置の機能の一部を示す図である。 番組情報の定期更新タイミングの直前にSI専用トランスポートストリームの受信が開始された場合の処理の第1の例を示すタイミングチャートである。 番組情報の定期更新タイミングの直前にSI専用トランスポートストリームの受信が開始された場合の処理の第2の例を示すタイミングチャートである。
以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて詳細に説明する。なお、異なる図面において同一の符号を付した要素は、同一又は相応する要素を示すものとする。
図1は、本発明の実施の形態に係るコンテンツ配信システム1の全体構成を示す図である。図1に示すようにコンテンツ配信システム1は、ヘッドエンドとしてのコンテンツ送信装置2と、IPネットワーク等のネットワーク3と、セットトップボックス等のコンテンツ受信装置4とを備えて構成されている。コンテンツ受信装置4は、液晶ディスプレイやプラズマディスプレイ等の任意の表示装置5に接続されている。なお、図1には一つのコンテンツ受信装置4のみを示したが、ネットワーク3には多数のコンテンツ受信装置4が接続されている。コンテンツ送信装置2は、地上デジタル放送やBSデジタル放送等の放送局から受信したコンテンツを、ネットワーク3を介してコンテンツ受信装置4に向けて再送信する。
図2は、コンテンツ受信装置4に搭載されているコンピュータの構成を示す図である。図2に示すようにコンピュータは、CPU等の処理部10と、半導体メモリ又はハードディスク等の記憶部11とを有している。記憶部11には所定のプログラム12が記憶されている。処理部10は、記憶部11からプログラム12を読み出して実行する。
図3は、プログラム12を実行することによって処理部10に実現される機能の一部を示すブロック図である。図3に示すように処理部10は、番組情報取得部20、完了処理部21、番組情報管理部22、及び待機時間設定部23を有している。換言すれば、プログラム12は、コンテンツ受信装置4に搭載されているコンピュータを、番組情報取得部20、完了処理部21、番組情報管理部22、及び待機時間設定部23として機能させるためのプログラムである。
図4は、コンテンツ送信装置2の機能の一部を示す図である。図4に示すようにコンテンツ送信装置2は、通常TS送信部30、SI専用TS送信部31、及び最大待機時間設定部32を備えて構成されている。通常TS送信部30は、映像信号や音声信号等のコンテンツと、EIT(Event Information Table)やSDT(Service Description Table)等の各種のSI(Service Information)とを含むトランスポートストリーム(以下「通常トランスポートストリーム」と称す)D1を送信する。SI専用TS送信部31は、コンテンツを含まずSIを含むトランスポートストリーム(以下「SI専用トランスポートストリーム」と称す)D2を送信する。地上デジタル放送のIP再送信においては、通常トランスポートストリームD1には現在視聴中の番組に関する番組情報のみが含まれ、SI専用トランスポートストリームD2には現在放送中の全ての番組に関する番組情報が含まれる。
図3を参照して、番組情報取得部20は、受信した通常トランスポートストリームD1及びSI専用トランスポートストリームD2に含まれているEIT及びSDTを抽出して解析することにより、サービスID、イベントID、番組開始時間、番組継続時間、番組名、及びパレンタルレート等の各種の番組情報D5を取得する。番組情報D5は、番組情報取得部20から番組情報管理部22に入力される。
番組情報管理部22は、入力された番組情報D5のうち記憶部11への登録が必要な番組情報D6を選別して、当該番組情報D6を記憶部11に登録する。記憶部11では、番組情報D6がデータベースとして管理される。例えば、セグメント(1日を3時間毎の8つの時間領域に区切った単位)のバージョン番号に基づいてデータの新旧を判定し、番組情報取得部20から入力された番組情報D5がすでにデータベースに登録されている場合には、番組情報取得部20から入力された番組情報D5を破棄する。一方、番組情報取得部20から入力された番組情報D5が現在データベースに登録されている番組情報より新しい場合には、当該番組情報D5を記憶部11へ登録することによってデータベースを更新する。
セグメントには最大8つのセクションが含まれており、全てのセクションに関する番組情報が揃った場合には、番組情報管理部22は、当該セグメントに関する登録完了状態を示すフラグを「完了状態」に設定する。換言すれば、当該セグメントの受信状態を「受信済み」に設定する。一方、全てのセクションに関する番組情報が揃っていない場合には、番組情報管理部22は、当該セグメントに関する登録完了状態を示すフラグを「未完了状態」に設定する。
コンテンツ送信装置2は、SI専用トランスポートストリームD2を、所定の再送周期(例えば3分間隔)でマルチキャスト送信している。コンテンツ受信装置4がネットワーク3からSI専用トランスポートストリームD2を受信するためには、SI専用トランスポートストリームD2の送信に関するマルチキャストグループへの参加を宣言するためのJoinメッセージを、ネットワーク3に向けて送信する。
コンテンツ受信装置4がSI専用トランスポートストリームD2の受信を開始するタイミングは、以下の通りである。
コンテンツ受信装置4は、その主電源がオンされたタイミングで、SI専用トランスポートストリームD2の受信を開始する。
また、主電源オンのタイミングで所定期間分(例えば当日を含めて8日分)の番組情報を取得できなかった場合には、番組表を表示させるためのユーザ操作が行われたタイミングで、SI専用トランスポートストリームD2の受信を開始する。あるいは、コンテンツ受信装置4がスタンバイ状態に移行した場合には、移行時点から所定時間(例えば15分)が経過するまでのランダムなタイミングで、SI専用トランスポートストリームD2の受信を開始する。さらに、主電源がオンされたタイミングを起点とする一定時間(例えば1時間)毎のチェック周期が設定されており、各チェック周期において番組情報が一部でも取得できていない場合には、そのチェック周期の時点において、番組表が表示されている状態又はコンテンツ受信装置4がスタンバイ状態であれば、SI専用トランスポートストリームD2の受信を開始する。
コンテンツ受信装置4がSI専用トランスポートストリームD2の受信を終了するタイミングは、以下の通りである。
主電源がオンされたタイミングでSI専用トランスポートストリームD2の受信が開始された場合において、その後にホーム画面が表示された場合には、SI専用トランスポートストリームD2の受信を終了する。
番組表を表示させるためのユーザ操作が行われたタイミングでSI専用トランスポートストリームD2の受信が開始された場合において、その後に番組表から他画面へ遷移するユーザ操作が行われた場合には、SI専用トランスポートストリームD2の受信を終了する。
スタンバイ状態に移行したタイミングでSI専用トランスポートストリームD2の受信が開始された場合において、その後にコンテンツ受信装置4がスタンバイ状態からオン状態に復帰した場合には、SI専用トランスポートストリームD2の受信を終了する。
また、上記のいずれかのタイミングでSI専用トランスポートストリームD2の受信が開始された場合において、所定期間分の番組情報の取得が完了した場合、あるいは、受信開始から一定時間(例えば10分間)が経過した場合には、SI専用トランスポートストリームD2の受信を終了する。
ところで、ARIB(Association of Radio Industries and Businesses:電波産業会)の規格及びIP再送信の仕様上、番組情報は毎日午前0時に定期更新される。従って、IP再送信においても、毎日午前0時に番組情報が定期更新される。また、現行のIP再送信の仕様では、番組情報の更新を開始してから完了するまでの期間として所定の移行期間(通常トランスポートストリームに関しては30秒。SI専用トランスポートストリームに関しては60秒)が設けられている。
本実施の形態に係るコンテンツ受信装置4では、番組情報の定期更新タイミングがコンテンツ受信装置4による番組情報の取得タイミングに重なる場合の対策がとられており、以下、その内容について具体的に説明する。
図5は、番組情報の定期更新タイミングの直前にSI専用トランスポートストリームD2の受信が開始された場合の処理の第1の例を示すタイミングチャートである。ここでは、23時58分にSI専用トランスポートストリームD2の受信が開始された例を示している。0時0分から0時1分までの期間P2は、番組情報の定期更新が行われる移行期間である。また、23時58分から0時4分までの期間P1は、この例においてコンテンツ受信装置4がSI専用トランスポートストリームD2を受信している期間である。
23時58分から0時0分までは、番組情報取得部20は、受信したSI専用トランスポートストリームD2に基づいて、番組情報D5を取得する。また、番組情報管理部22は、番組情報取得部20から入力された番組情報D5のうち登録が必要な番組情報D6を選別して、当該番組情報D6をデータベースに登録する。
0時0分の時点において、番組情報管理部22は、記憶部11に登録されているデータベースの全てのセグメントに関して、登録完了状態を示すフラグを「未完了状態」に設定する。なお、この時点で受信しているトランスポートストリームが、SI専用トランスポートストリームD2ではなく通常トランスポートストリームD1である場合(つまり、番組情報の定期更新タイミングが番組情報の取得タイミングに重なるトランスポートストリームが通常トランスポートストリームD1である場合)には、登録完了状態を示すフラグを「未完了状態」に設定する処理は行わない。
また、番組情報管理部22は、0時0分から0時1分までの期間P2内に番組情報取得部20から入力された番組情報D5を、データベースに登録することなく破棄(削除)する。
0時1分以降の期間において、番組情報取得部20は、定期更新完了後の番組情報D5をSI専用トランスポートストリームD2に基づいて取得し、番組情報管理部22は、番組情報取得部20から入力された番組情報D5のうち登録が必要な番組情報D6を選別して、当該番組情報D6をデータベースに登録する。つまり、データベースへの番組情報D6の登録が再開され、これにより、定期更新完了後の番組情報D6に基づいてデータベースが更新される。
この例では、0時4分の時点において、所定期間分(8日分)の番組情報D5の取得が完了している。番組情報取得部20は、所定期間分の番組情報D5の取得が完了すると、その旨を示す信号D3を完了処理部21に入力する。
完了処理部21には、待機時間を示す信号D8が、待機時間設定部23から入力されている。完了処理部21は、番組情報取得部20から信号D3が入力された時点から、信号D8で表される待機時間が経過した後に、SI専用トランスポートストリームD2の送信に関するマルチキャストグループからの離脱を宣言するためのLeaveメッセージ(完了信号D4)を、ネットワーク3に向けて送信する。例えば、0時4分0秒に番組情報取得部20から信号D3が入力され、信号D8で表される待機時間が1分30秒である場合には、0時5分30秒の時点で完了信号D4を送信する。
待機時間設定部23には、待機時間の上限値を表す最大待機時間P3を示す信号D7が、ネットワーク3から入力されている。最大待機時間P3は、その時点でのネットワーク3の通信負荷状況に応じて、コンテンツ送信装置2の最大待機時間設定部32によって設定される。最大待機時間設定部32は、最大待機時間P3が必要最小限に抑えられるように、ネットワーク3の通信負荷が大きい場合には最大待機時間P3を長く設定し、通信負荷が小さい場合には最大待機時間P3を短く設定する。例えば、通信負荷と最大待機時間P3との対応関係を記述したデータテーブルを予め準備し、0時0分の時点でのネットワーク3の通信負荷の計測値に応じた最大待機時間P3をデータテーブルから割り出すことにより、通信負荷状況に応じた最大待機時間P3の適正値を求める。
図5に示した例において、最大待機時間P3は3分0秒に設定されている。従って、待機時間設定部23は、0分0秒から3分0秒までの範囲内で待機時間を設定する。待機時間は、複数のコンテンツ受信装置4間で待機時間が分散するように、コンテンツ受信装置4毎に異なる値に設定される。例えば、コンテンツ受信装置4毎に固有の機器IDに基づいて待機時間を設定することにより、複数のコンテンツ受信装置4間で待機時間を分散させることができる。また、乱数生成器を用いて生成した乱数に基づいて待機時間をランダムに設定することにより、複数のコンテンツ受信装置4間で待機時間を分散させることができる。なお、全てのコンテンツ受信装置4間で待機時間が異なっている必要はなく、一部のコンテンツ受信装置4間で待機時間が同じになってもよい。
図6は、番組情報の定期更新タイミングの直前にSI専用トランスポートストリームD2の受信が開始された場合の処理の第2の例を示すタイミングチャートである。図5と同様に、23時58分にSI専用トランスポートストリームD2の受信が開始された例を示している。23時58分から0時11分までの期間P4は、この例においてコンテンツ受信装置4がSI専用トランスポートストリームD2を受信している期間である。
23時58分から0時0分までは、番組情報取得部20は、受信したSI専用トランスポートストリームD2に基づいて、番組情報D5を取得する。また、番組情報管理部22は、番組情報取得部20から入力された番組情報D5のうち登録が必要な番組情報D6を選別して、当該番組情報D6をデータベースに登録する。
0時0分の時点において、番組情報管理部22は、記憶部11に登録されているデータベースの全てのセグメントに関して、登録完了状態を示すフラグを「未完了状態」に設定する。なお、上記と同様に、この時点で受信しているトランスポートストリームが、SI専用トランスポートストリームD2ではなく通常トランスポートストリームD1である場合には、登録完了状態を示すフラグを「未完了状態」に設定する処理は行わない。
また、番組情報管理部22は、0時0分から0時1分までの期間P2内に番組情報取得部20から入力された番組情報D5を、データベースに登録することなく破棄(削除)する。
0時1分以降の期間において、番組情報取得部20は、定期更新完了後の番組情報D5をSI専用トランスポートストリームD2に基づいて取得し、番組情報管理部22は、番組情報取得部20から入力された番組情報D5のうち登録が必要な番組情報D6を選別して、当該番組情報D6をデータベースに登録する。つまり、データベースへの番組情報D6の登録が再開され、これにより、定期更新完了後の番組情報D6に基づいてデータベースが更新される。
但し、この例ではネットワーク3の通信障害が発生しており、データベースへの番組情報D6の登録が再開された時点(0時1分)から3分以上が経過しても、所定期間分(8日分)の番組情報D5の取得が完了していない。このような事態を想定して、コンテンツ受信装置4には受信継続時間に関する閾値が設定されている。番組情報取得部20が定期更新完了後の番組情報D5の取得を開始してから一定時間(最大待機時間より長い例えば10分間)が経過しても、所定期間分の番組情報D5の取得を完了しない場合には、番組情報取得部20は、その旨を示す信号D3を完了処理部21に入力する。
完了処理部21には、待機時間を示す信号D8が、待機時間設定部23から入力されている。完了処理部21は、番組情報取得部20から信号D3が入力された時点から、信号D8で表される待機時間が経過した後に、完了信号D4をネットワーク3に向けて送信する。例えば、0時11分0秒に番組情報取得部20から信号D3が入力され、信号D8で表される待機時間が2分30秒である場合には、0時13分30秒の時点で完了信号D4を送信する。なお、図6の例で設定される待機時間は、図5の例で設定された待機時間と共通であってもよいし、異なっていてもよい。
待機時間設定部23には、待機時間の上限値を表す最大待機時間P5を示す信号D7が、ネットワーク3から入力されている。最大待機時間P5は、その時点でのネットワーク3の通信負荷状況に応じて、コンテンツ送信装置2の最大待機時間設定部32によって設定される。なお、図6の例で設定される最大待機時間P5は、図5の例で設定された最大待機時間P3と共通であってもよいし、異なっていてもよい。
図6に示した例において、最大待機時間P5は3分0秒に設定されている。従って、待機時間設定部23は、0分0秒から3分0秒までの範囲内で待機時間を設定する。上記と同様に、待機時間は、複数のコンテンツ受信装置4間で待機時間が分散するように、コンテンツ受信装置4毎に異なる値に設定される。例えば、コンテンツ受信装置4毎に固有の機器IDに基づいて待機時間を設定することにより、複数のコンテンツ受信装置4間で待機時間を分散させることができる。また、乱数生成器を用いて生成した乱数に基づいて待機時間をランダムに設定することにより、複数のコンテンツ受信装置4間で待機時間を分散させることができる。
このように本実施の形態に係るコンテンツ受信装置4(並びにコンテンツ配信システム1及びプログラム12)によれば、番組情報の定期更新タイミングが番組情報取得部20による番組情報の取得タイミングに重なる場合、完了処理部21は、番組情報取得部20による更新完了後の所定期間分の番組情報の取得が完了してから、他のコンテンツ受信装置4との間で分散設定される所定の待機時間が経過した後に、完了信号D4を送信する。従って、番組情報の定期更新に伴って多数のコンテンツ受信装置4が更新完了後の番組情報の取得を一斉に開始し、ほぼ同時刻に所定期間分の番組情報の取得を完了した場合であっても、コンテンツ受信装置4からネットワーク3への完了信号D4の送信タイミングは分散される。その結果、番組情報の定期更新に関わるネットワーク3への負荷の集中を回避することが可能となる。さらに、完了信号D4の送信を待機しても、更新後の番組情報の取得自体はその待機前に完了しているため、当該コンテンツ受信装置4において、更新後の番組情報が直ちに利用できる。
ネットワーク3への負荷の集中は、番組情報の取得(Join)タイミングをコンテンツ受信装置間で異ならせることにより抑制し得る。しかしながら、番組情報の更新タイミングが揃えられるので、定期更新に起因する完了信号による負荷の集中は、番組情報の取得タイミングを異ならせることで完了信号のタイミングをずらそうとしても解消できない。この問題はデジタル放送では生じない。本発明者は、IP再送信における定期更新に起因するこの問題を見出し、それを解決することで、コンテンツ配信サービスをより安定して提供し得るようにすると共に、コンテンツ受信装置の利用者の利便性を確保し得るようにした。
また、本実施の形態に係るコンテンツ受信装置4によれば、待機時間設定部23は、所定期間分の番組情報の取得が完了してから完了信号D4を送信するまでの待機時間をランダムに設定する。従って、ネットワーク3への完了信号D4の送信タイミングを、多数のコンテンツ受信装置間4で効果的に分散させることが可能となる。
また、本実施の形態に係るコンテンツ受信装置4によれば、待機時間設定部23は、最大待機時間を示す信号D7をネットワーク3から受信し、当該最大待機時間を上限として待機時間を設定する。従って、ネットワーク3の通信負荷状況に応じて必要最小限の最大待機時間を設定することにより、完了信号D4の送信タイミングが過剰に遅延するという事態を回避することが可能となる。
また、本実施の形態に係るコンテンツ受信装置4によれば、番組情報の定期更新タイミングが番組情報取得部20による番組情報の取得タイミングに重なる場合、番組情報管理部22は、番組情報の更新完了前に番組情報取得部20が取得した番組情報D5を、記憶部11へ登録することなく破棄する。これにより、更新完了前の番組情報と更新完了後の番組情報とが記憶部11内に混在するという事態を回避することが可能となる。
また、本実施の形態に係るコンテンツ受信装置4によれば、番組情報の定期更新タイミングが番組情報取得部20による番組情報の取得タイミングに重なるトランスポートストリームがSI専用トランスポートストリームD2である場合、番組情報管理部22は、番組情報の更新タイミングの開始時点において、記憶部11への番組情報の登録完了状態を示すフラグを未完了状態に設定する。フラグを未完了状態に設定することにより、更新完了後の番組情報の取得及び記憶部11への登録が実行されるため、更新完了後の番組情報を記憶部11に登録することが可能となる。
また、本実施の形態に係るコンテンツ受信装置4によれば、番組情報の定期更新タイミングが番組情報取得部20による番組情報の取得タイミングに重なるトランスポートストリームが通常トランスポートストリームD1である場合、番組情報管理部22は、番組情報の更新タイミングの開始時点において、記憶部11への番組情報の登録完了状態を示すフラグを未完了状態に設定しない。従って、多数のコンテンツ受信装置4が予約視聴機能によって同一のコンテンツを視聴しており、番組情報の定期更新タイミングをまたいだ後に当該コンテンツの放送が終了して各コンテンツ受信装置4がスタンバイ状態に遷移した場合であっても、各コンテンツ受信装置4からネットワーク3へ完了信号D4が同時期(遷移後15分間)に集中して送信されるという事態を回避することが可能となる。
また、本実施の形態に係るコンテンツ受信装置4によれば、番組情報取得部20が更新完了後の番組情報の取得を開始してから一定時間が経過しても所定期間分の番組情報の取得を完了しない場合、完了処理部21は完了信号D4をネットワーク3に送信する。これにより、ネットワーク障害等が発生している場合に、コンテンツ受信装置4がいつまでも番組情報を受信し続けるという事態を回避することが可能となる。
また、本実施の形態に係るコンテンツ受信装置4によれば、完了処理部21は、上記一定時間が経過してから、コンテンツ受信装置4毎に分散設定される所定の待機時間が経過した後に、完了信号D4を送信する。従って、ネットワーク障害等によって多数のコンテンツ受信装置4が所定期間分の番組情報を取得できず、当該多数のコンテンツ受信装置4において同時刻に上記一定時間が経過した場合であっても、各コンテンツ受信装置4からネットワーク3への完了信号D4の送信タイミングは分散される。その結果、ネットワーク4への負荷の集中を回避することが可能となる。
また、本実施の形態に係るコンテンツ送信装置2によれば、最大待機時間設定部32は、ネットワーク3の通信負荷状況に応じて、待機時間に関する最大待機時間を設定し、当該最大待機時間を示す信号D7をネットワーク3を介してコンテンツ受信装置4に送信する。従って、最大待機時間設定部32がネットワーク3の通信負荷状況に応じて必要最小限の最大待機時間を設定することにより、コンテンツ受信装置4からの完了信号D4の送信タイミングが過剰に遅延するという事態を回避することが可能となる。
なお、今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した意味ではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内での全ての変更が含まれることが意図される。
1 コンテンツ配信システム
2 コンテンツ送信装置
3 ネットワーク
4 コンテンツ受信装置
12 プログラム
20 番組情報取得部
21 完了処理部
22 番組情報管理部
23 待機時間設定部
32 最大待機時間設定部

Claims (12)

  1. コンテンツ送信装置が、コンテンツに関する番組情報を含むトランスポートストリームの複数のコンテンツ受信装置へのネットワークを介したマルチキャストを行い、前記コンテンツ受信装置が前記マルチキャストの対象からの離脱要求を示す完了信号を前記ネットワークへ送信し、前記番組情報が定期的に更新されるコンテンツ配信システムにおけるコンテンツ受信装置であって、
    前記コンテンツ受信装置は、前記コンテンツ送信装置から送信された前記コンテンツを前記ネットワークを介して受信し、
    前記番組情報の定期的な更新のタイミングである所定の更新タイミングとは非同期に、前記コンテンツ送信装置から前記ネットワークを介して受信した前記トランスポートストリームに基づいて前記番組情報を取得する取得部と、
    前記取得部による所定期間分の前記番組情報の取得が完了した場合に、前記完了信号を前記ネットワークに送信する完了処理部と、
    を備え、
    前記番組情報の前記更新タイミングが前記取得部による前記番組情報の取得タイミングに重なる場合、前記完了処理部は、前記定期的な更新完了後の前記所定期間分の前記番組情報の前記取得部による取得が完了してから、自己前記コンテンツ受信装置固有の情報に基づいて設定されるかまたはランダムに設定される待機時間が経過した後に、前記完了信号を送信する、コンテンツ受信装置。
  2. 前記待機時間を自己の前記コンテンツ受信装置固有の情報に基づいて設定するかまたはランダムに設定する設定部をさらに備える、請求項1に記載のコンテンツ受信装置。
  3. 前記設定部は、最大待機時間を示す情報を前記ネットワークを介して前記コンテンツ送信装置から受信し、当該最大待機時間を上限として前記待機時間を設定する、請求項2に記載のコンテンツ受信装置。
  4. 前記取得部が取得した前記番組情報を記憶する記憶部と、
    前記番組情報を管理する管理部と、
    をさらに備え、
    前記番組情報の前記更新タイミングが前記取得部による前記番組情報の取得タイミングに重なる場合、前記管理部は、前記番組情報の更新完了前に前記取得部が取得した前記番組情報を、前記記憶部へ登録することなく破棄する、請求項1〜3のいずれか一つに記載のコンテンツ受信装置。
  5. 前記管理部は、前記記憶部への前記番組情報の登録状態を示し、かつ前記番組情報の取得および前記記憶部への登録の実行判断に用いられるフラグを設定可能であり、
    前記フラグが完了状態に設定される場合、前記番組情報の取得および前記記憶部への登録を実行すべきであると判断され、前記フラグが未完了状態に設定される場合、前記番組情報の取得および前記記憶部への登録を実行すべきでないと判断され、
    前記トランスポートストリームには、前記コンテンツ及び前記番組情報を含む第1のトランスポートストリームと、前記コンテンツを含まず前記番組情報を含む第2のトランスポートストリームとが含まれ、
    前記更新タイミングにおいて前記取得部が取得中のトランスポートストリームが前記第2のトランスポートストリームである場合、前記管理部は、前記更新タイミングの開始において、前記フラグを前記未完了状態に設定する処理を行う、請求項4に記載のコンテンツ受信装置。
  6. 前記管理部は、前記記憶部への前記番組情報の登録状態を示し、かつ前記番組情報の取得および前記記憶部への登録の実行判断に用いられるフラグを設定可能であり、
    前記フラグが完了状態に設定される場合、前記番組情報の取得および前記記憶部への登録を実行すべきであると判断され、前記フラグが未完了状態に設定される場合、前記番組情報の取得および前記記憶部への登録を実行すべきでないと判断され、
    前記トランスポートストリームには、前記コンテンツ及び前記番組情報を含む第1のトランスポートストリームと、前記コンテンツを含まず前記番組情報を含む第2のトランスポートストリームとが含まれ、
    前記更新タイミングにおいて前記取得部が取得中のトランスポートストリームが前記第1のトランスポートストリームである場合、前記管理部は、前記更新タイミングの開始において前記フラグを前記未完了状態に設定する処理、を行わない、請求項4に記載のコンテンツ受信装置。
  7. 前記待機時間は、前記コンテンツ送信装置から送信される情報の示す最大待機時間を上限として設定され、
    前記取得部が前記定期的な更新完了後の前記番組情報の取得を開始してから、前記最大待機時間を超える一定時間が経過しても、前記所定期間分の前記番組情報の取得を完了しない場合、前記完了処理部は前記完了信号を前記ネットワークに送信する、請求項1〜6のいずれか一つに記載のコンテンツ受信装置。
  8. 前記取得部が前記定期的な更新の完了後の前記番組情報の取得を開始してから、前記最大待機時間を超える一定時間が経過しても、前記所定期間分の前記番組情報の取得を完了しない場合、前記完了処理部は、前記一定時間が経過してから、自己前記コンテンツ受信装置固有の情報に基づいて設定されるかまたはランダムに設定され待機時間が経過した後に、前記完了信号を送信する、請求項7に記載のコンテンツ受信装置。
  9. コンテンツ送信装置が、コンテンツに関する番組情報を含むトランスポートストリームの複数のコンテンツ受信装置へのネットワークを介したマルチキャストを行い、前記コンテンツ受信装置が前記マルチキャストの対象からの離脱要求を示す完了信号を前記ネットワークへ送信し、前記番組情報が定期的に更新されるコンテンツ配信システムにおけるコンテンツ送信装置であって、
    前記コンテンツ送信装置は、前記ネットワークを介して前記コンテンツを前記コンテンツ受信装置へ送信し、
    前記番組情報を含む前記トランスポートストリームを送信する送信部と、
    設定部と、
    を備え、
    前記コンテンツ受信装置は、前記番組情報の定期的な更新のタイミングである所定の更新タイミングとは非同期に、前記コンテンツ送信装置から前記ネットワークを介して受信した前記トランスポートストリームに基づいて前記番組情報を取得し、
    前記コンテンツ受信装置は、前記番組情報の前記更新タイミングが自己の前記番組情報の取得タイミングに重なる場合、前記定期的な更新完了後の所定期間分の前記番組情報の取得が完了してから、自己固有の情報に基づいて設定されるかまたはランダムに設定される待機時間が経過した後に、前記完了信号を前記ネットワークに送信し、
    前記設定部は、前記待機時間に関する最大待機時間を設定し、当該最大待機時間を示す情報を前記ネットワークを介して前記コンテンツ受信装置に送信する、コンテンツ送信装置。
  10. コンテンツ送信装置と、
    前記コンテンツ送信装置から送信されたコンテンツを、ネットワークを介して受信するコンテンツ受信装置と、
    を備え、
    前記コンテンツ送信装置は、
    前記コンテンツに関する番組情報を含むトランスポートストリームの複数のコンテンツ受信装置へのネットワークを介したマルチキャストを行い、
    前記番組情報は定期的に更新され、
    前記コンテンツ受信装置は、
    前記マルチキャストの対象からの離脱要求を示す完了信号を前記ネットワークへ送信し、
    前記番組情報の定期的な更新のタイミングである所定の更新タイミングとは非同期に、前記コンテンツ送信装置から前記ネットワークを介して受信した前記トランスポートストリームに基づいて前記番組情報を取得する取得部と、
    前記取得部による所定期間分の前記番組情報の取得が完了した場合に、前記完了信号を前記ネットワークに送信する完了処理部と、
    を有し、
    前記番組情報の前記更新タイミングが前記取得部による前記番組情報の取得タイミングに重なる場合、前記完了処理部は、前記定期的な更新完了後の前記所定期間分の前記番組情報の前記取得部による取得が完了してから、自己前記コンテンツ受信装置固有の情報に基づいて設定されるかまたはランダムに設定される待機時間が経過した後に、前記完了信号を送信する、コンテンツ配信システム。
  11. 前記コンテンツ送信装置は、
    前記待機時間に関する最大待機時間を設定し、当該最大待機時間を示す情報を前記ネットワークを介して前記コンテンツ受信装置に送信する、請求項10に記載のコンテンツ配信システム。
  12. コンテンツ受信装置が、コンテンツ送信装置から送信されたコンテンツをネットワークを介して受信し、前記コンテンツ送信装置が、前記コンテンツに関する番組情報を含むトランスポートストリームの複数の前記コンテンツ受信装置への前記ネットワークを介したマルチキャストを行い、前記コンテンツ受信装置が前記マルチキャストの対象からの離脱要求を示す完了信号を前記ネットワークへ送信し、前記番組情報が定期的に更新されるコンテンツ配信システムにおけるコンテンツ受信装置に搭載されるコンピュータを、
    前記番組情報の定期的な更新のタイミングである所定の更新タイミングとは非同期に、前記コンテンツ送信装置から前記ネットワークを介して受信した前記トランスポートストリームに基づいて前記番組情報を取得する取得手段と、
    前記取得手段による所定期間分の前記番組情報の取得が完了した場合に、前記完了信号を前記ネットワークに送信する完了処理手段と、
    として機能させるためのプログラムであって、
    前記番組情報の前記更新タイミングが前記取得手段による前記番組情報の取得タイミングに重なる場合、前記完了処理手段は、前記定期的な更新完了後の前記所定期間分の前記番組情報の前記取得手段による取得が完了してから、自己前記コンテンツ受信装置固有の情報に基づいて設定されるかまたはランダムに設定される待機時間が経過した後に、前記完了信号を送信する、プログラム。
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