最初に、本発明の実施形態の内容を列記して説明する。
(1)本発明の実施の形態に係る放送受信装置は、番組の情報が複数のパケットに分割されたストリームであって、マルチキャストされるストリームを受信する放送受信装置であって、前記ストリームがマルチキャストされるグループへの参加を通知するための参加情報を送信する参加処理、および前記グループからの離脱を通知するための離脱情報を送信する離脱処理を行う放送受信部と、前記放送受信部を制御する予約管理部とを備え、前記予約管理部は、前記番組の予約録画処理または予約視聴処理の開始時刻の前において前記放送受信部に前記参加処理を行わせ、前記番組の予約録画処理または予約視聴処理の終了時刻以降において前記放送受信部に前記離脱処理を行わせ、前記予約管理部は、前記開始時刻に対する前記参加情報の送信タイミングを所定範囲内で分散させる参加分散処理を行う。
このような構成により、多数の放送受信装置において同一の番組の予約録画または予約視聴の登録が行われても、当該番組に対応するグループへの参加処理の開始時刻を放送受信装置間で分散させることができるため、事業者側の装置等のネットワーク側における負荷を軽減させることができる。したがって、放送番組の配信を円滑に行うことができる。
(2)好ましくは、前記予約管理部は、前記終了時刻に対する前記離脱情報の送信タイミングを所定範囲内で分散させる離脱分散処理を行う。
このような構成により、グループへの参加処理の開始時刻に加えて、さらに、当該グループからの離脱処理の開始時刻を放送受信装置間で分散させることができるため、事業者側の装置等のネットワーク側における負荷をさらに軽減させることができる。
(3)好ましくは、前記番組の予約録画処理の開始時刻は、前記番組に対応する前記パケットの、記憶装置に対する書き込みの開始時刻である。
このような構成により、番組に対応するパケットを記憶装置に対して書き込むべき時刻より前に、当該番組に対応するグループに参加することができる。
(4)好ましくは、前記放送受信装置は、並行して録画可能な番組の上限数を有し、前記予約管理部は、先の予約録画および後の予約録画が時間的に重複することにより前記上限数を超えることになる場合、前記後の予約録画の前記参加分散処理を行わない。
このような構成により、録画番組が放送受信装置の上限数を超える場合に、たとえば、後の番組に対応するグループへの参加処理の開始時刻が前倒しされることを防ぐことができるため、先の番組の予約録画処理が行われる期間を長く確保することができる。
(5)好ましくは、前記予約管理部は、前記送信タイミングに関する設定情報を定期的または不定期に作成する。
このような構成により、番組の放送サービスの事業者における管理装置などの他の装置との間で情報の送受信を行うことなく、たとえば設定情報を更新していくことができる。
(6)好ましくは、前記予約管理部は、前記送信タイミングに関する設定情報を、前記番組の放送サービスの事業者における管理装置から取得する。
管理装置は、グループに参加する可能性のある放送受信装置の最大数など、グループに関する情報を取得可能である。このため、上記のような構成により、放送受信装置において、管理装置により作成された、グループに関する情報に基づく適切な設定情報を取得することができる。
(7)本発明の実施の形態に係る管理装置は、番組の情報が複数のパケットに分割されたストリームであって、マルチキャストされるストリームを放送受信装置へ送信する、前記番組の放送サービスの事業者における管理装置であって、前記放送受信装置は、前記ストリームがマルチキャストされるグループへの参加を通知するための参加情報を送信する参加処理、および前記グループからの離脱を通知するための離脱情報を送信する離脱処理を行い、前記グループの情報を取得し、取得した情報に基づいて、前記番組の予約録画処理または予約視聴処理の開始時刻に対する前記参加情報の送信タイミングに関する設定情報を作成する作成部と、前記作成部により作成された前記設定情報を前記放送受信装置へ送信する通信部とを備える。
このような構成により、多数の放送受信装置において同一の番組の予約録画または予約視聴の登録が行われても、設定情報を用いて、当該番組に対応するグループへの参加処理の開始時刻を放送受信装置間で分散させることができるため、事業者側の装置等のネットワーク側における負荷を軽減させることができる。したがって、放送番組の配信を円滑に行うことができる。
また、管理装置は、グループの情報に基づいて、自己に接続されている放送受信装置の数などに応じた適切な設定情報を作成することができる。このため、上記のような構成により、たとえば、設定情報の作成に用いる関数を変更する場合、管理装置における関数を変更すればよく、各放送受信装置が設定情報を作成する場合と比較して多くの手間を必要としない。
(8)本発明の実施の形態に係る放送受信システムは、番組の情報が複数のパケットに分割されたストリームであって、マルチキャストされるストリームを受信する放送受信装置と、前記番組の放送サービスの事業者における管理装置とを備え、前記放送受信装置は、前記ストリームがマルチキャストされるグループへの参加を通知するための参加情報を送信する参加処理、および前記グループからの離脱を通知するための離脱情報を送信する離脱処理を行い、前記放送受信装置は、前記番組の予約録画処理または予約視聴処理の開始時刻の前において前記参加処理を行い、前記番組の予約録画処理または予約視聴処理の終了時刻以降において前記離脱処理を行い、前記開始時刻に対する前記参加情報の送信タイミングを所定範囲内で分散させる参加分散処理を行う。
このような構成により、多数の放送受信装置において同一の番組の予約録画または予約視聴の登録が行われても、当該番組に対応するグループへの参加処理の開始時刻を放送受信装置間で分散させることができるため、事業者側の装置等のネットワーク側における負荷を軽減させることができる。したがって、放送番組の配信を円滑に行うことができる。
(9)好ましくは、前記放送受信装置は、前記送信タイミングに関する設定情報を前記管理装置から取得し、前記管理装置は、前記グループの情報を取得し、取得した情報に基づいて前記設定情報を作成する。
このような構成により、管理装置は、グループの情報に基づいて、自己に接続されている放送受信装置の数などに応じた適切な設定情報を作成することができる。また、管理装置が設定情報を作成する構成により、たとえば、設定情報の作成に用いる関数を変更する場合、管理装置における関数を変更すればよく、各放送受信装置が設定情報を作成する場合と比較して多くの手間を必要としない。
(10)本発明の実施の形態に係る放送受信方法は、番組の情報が複数のパケットに分割されたストリームであって、マルチキャストされるストリームを受信する放送受信装置における放送受信方法であって、前記番組の予約録画処理または予約視聴処理の開始時刻の前において、前記ストリームがマルチキャストされるグループへの参加を通知するための参加情報を送信する参加処理を行うステップと、前記番組の予約録画処理または予約視聴処理の終了時刻以降において、前記グループからの離脱を通知するための離脱情報を送信する離脱処理を行うステップとを含み、前記参加処理を行うステップにおいては、前記開始時刻に対する前記参加情報の送信タイミングを所定範囲内で分散させる参加分散処理を行う。
このような方法により、多数の放送受信装置において同一の番組の予約録画または予約視聴の登録が行われても、当該番組に対応するグループへの参加処理の開始時刻を放送受信装置間で分散させることができるため、事業者側の装置等のネットワーク側における負荷を軽減させることができる。したがって、放送番組の配信を円滑に行うことができる。
(11)本発明の実施の形態に係る放送配信方法は、番組の情報が複数のパケットに分割されたストリームであって、マルチキャストされるストリームを放送受信装置へ送信する、前記番組の放送サービスの事業者における管理装置における放送配信方法であって、前記放送受信装置は、前記ストリームがマルチキャストされるグループへの参加を通知するための参加情報を送信する参加処理、および前記グループからの離脱を通知するための離脱情報を送信する離脱処理を行い、前記グループの情報を取得し、取得した情報に基づいて、前記番組の予約録画処理または予約視聴処理の開始時刻に対する前記参加情報の送信タイミングに関する設定情報を作成するステップと、作成した前記設定情報を前記放送受信装置へ送信するステップとを含む。
このような方法により、多数の放送受信装置において同一の番組の予約録画または予約視聴の登録が行われても、設定情報を用いて、当該番組に対応するグループへの参加処理の開始時刻を放送受信装置間で分散させることができるため、事業者側の装置等のネットワーク側における負荷を軽減させることができる。したがって、放送番組の配信を円滑に行うことができる。
また、管理装置は、グループの情報に基づいて、自己に接続されている放送受信装置の数などに応じた適切な設定情報を作成することができる。このため、上記のような方法により、たとえば、設定情報の作成に用いる関数を変更する場合、管理装置における関数を変更すればよく、各放送受信装置が設定情報を作成する場合と比較して多くの手間を必要としない。
(12)本発明の実施の形態に係る放送受信方法は、番組の情報が複数のパケットに分割されたストリームであって、マルチキャストされるストリームを受信する放送受信装置と、前記番組の放送サービスの事業者における管理装置とを備える放送受信システムにおける放送受信方法であって、前記放送受信装置は、前記ストリームがマルチキャストされるグループへの参加を通知するための参加情報を送信する参加処理、および前記グループからの離脱を通知するための離脱情報を送信する離脱処理を行い、前記管理装置が、前記グループの情報を取得し、取得した情報に基づいて、前記番組の予約録画処理または予約視聴処理の開始時刻に対する前記参加情報の送信タイミングに関する設定情報を作成し、作成した前記設定情報を前記放送受信装置へ送信するステップと、前記放送受信装置が、前記管理装置から前記設定情報を受信するステップと、前記放送受信装置が、受信した前記設定情報に従って前記参加処理を行うステップとを含む。
このような方法により、多数の放送受信装置において同一の番組の予約録画または予約視聴の登録が行われても、管理装置からの設定情報を用いて、当該番組に対応するグループへの参加処理の開始時刻を放送受信装置間で分散させることができるため、事業者側の装置等のネットワーク側における負荷を軽減させることができる。したがって、放送番組の配信を円滑に行うことができる。
また、このような構成により、管理装置は、グループの情報に基づいて、自己に接続されている放送受信装置の数などに応じた適切な設定情報を作成することができる。また、管理装置が設定情報を作成する構成により、たとえば、設定情報の作成に用いる関数を変更する場合、管理装置における関数を変更すればよく、各放送受信装置が設定情報を作成する場合と比較して多くの手間を必要としない。
(13)本発明の実施の形態に係る放送受信プログラムは、番組の情報が複数のパケットに分割されたストリームであって、マルチキャストされるストリームを受信する放送受信装置において用いられる放送受信プログラムであって、コンピュータを、前記ストリームがマルチキャストされるグループへの参加を通知するための参加情報を送信する参加処理、および前記グループからの離脱を通知するための離脱情報を送信する離脱処理を行う放送受信部と、前記放送受信部を制御する予約管理部、として機能させるためのプログラムであり、前記予約管理部は、前記番組の予約録画処理または予約視聴処理の開始時刻の前において前記放送受信部に前記参加処理を行わせ、前記番組の予約録画処理または予約視聴処理の終了時刻以降において前記放送受信部に前記離脱処理を行わせ、前記予約管理部は、前記開始時刻に対する前記参加情報の送信タイミングを所定範囲内で分散させる参加分散処理を行う。
このような構成により、多数の放送受信装置において同一の番組の予約録画または予約視聴の登録が行われても、当該番組に対応するグループへの参加処理の開始時刻を放送受信装置間で分散させることができるため、事業者側の装置等のネットワーク側における負荷を軽減させることができる。したがって、放送番組の配信を円滑に行うことができる。
(14)本発明の実施の形態に係る放送配信プログラムは、番組の情報が複数のパケットに分割されたストリームであって、マルチキャストされるストリームを放送受信装置へ送信する、前記番組の放送サービスの事業者における管理装置において用いられる放送配信プログラムであって、前記放送受信装置は、前記ストリームがマルチキャストされるグループへの参加を通知するための参加情報を送信する参加処理、および前記グループからの離脱を通知するための離脱情報を送信する離脱処理を行い、コンピュータを、前記グループの情報を取得し、取得した情報に基づいて、前記番組の予約録画処理または予約視聴処理の開始時刻に対する前記参加情報の送信タイミングに関する設定情報を作成する作成部と、前記作成部により作成された前記設定情報を、前記放送受信装置へ送信する通信部、として機能させるためのプログラムである。
このような構成により、多数の放送受信装置において同一の番組の予約録画または予約視聴の登録が行われても、設定情報を用いて、当該番組に対応するグループへの参加処理の開始時刻を放送受信装置間で分散させることができるため、事業者側の装置等のネットワーク側における負荷を軽減させることができる。したがって、放送番組の配信を円滑に行うことができる。
また、管理装置は、グループの情報に基づいて、自己に接続されている放送受信装置の数などに応じた適切な設定情報を作成することができる。このため、上記のような構成により、たとえば、設定情報の作成に用いる関数を変更する場合、管理装置における関数を変更すればよく、各放送受信装置が設定情報を作成する場合と比較して多くの手間を必要としない。
以下、本発明の実施の形態について図面を用いて説明する。なお、図中同一または相当部分には同一符号を付してその説明は繰り返さない。また、以下に記載する実施の形態の少なくとも一部を任意に組み合わせてもよい。
<構成および基本動作>
[放送受信システム]
図1は、本発明の実施の形態に係る放送受信システムの構成を示す図である。
図1を参照して、放送受信システム301は、たとえばIPTVサービスを提供するシステムであり、管理装置201と、ルータ151と、複数の放送受信装置101とを備える。図1では、1組の管理装置201およびルータ151を代表的に示しているが、放送受信システム301は、管理装置201およびルータ151の組を複数備える構成であってもよい。
管理装置201は、たとえば、IP放送サービスのIPTV事業者の施設に設置されたACS(Auto Configuration Servers)であり、当該IPTV事業者により運営されている。管理装置201は、ルータ151を介して複数の放送受信装置101と通信可能である。
また、管理装置201は、番組の情報が複数のIPパケットに分割されたストリームをCDN事業者の施設に設置されたルータ151へ送信する。そして、ルータ151は、管理装置201から送信されたストリームを受信し、受信したストリームをマルチキャストする。IPパケットの宛先アドレスのフィールドには、マルチキャストアドレスが挿入される。
放送受信装置101は、たとえばSTB(Set Top Box)であり、デジタル放送およびVOD(Video On Demand)等のIP放送による番組の情報を受信する。そして、放送受信装置101は、受信した情報に基づいて、当該番組の録画または再生を行なう。
より詳細には、放送受信装置101は、たとえば、IGMP(Internet Group Management Protocol)の規格に従って、受信対象のストリームがマルチキャストされるグループGへの参加を通知するための参加情報をルータ151へ送信する参加処理を行う。参加情報は、たとえば、受信対象のストリームのマルチキャストアドレスを含むJoinメッセージである。
ルータ151は、放送受信装置101から送信されたJoinメッセージを受信し、受信したJoinメッセージの送信元である放送受信装置101をグループGに参加させる処理を行う。具体的には、ルータ151は、Joinメッセージに含まれるマルチキャストアドレスが挿入されているIPパケットの転送先に、当該放送受信装置101を追加する処理を行う。また、ルータ151は、当該放送受信装置101がグループGに参加した旨を管理装置201に通知する。
また、ルータ151は、受信したJoinメッセージに含まれるマルチキャストアドレスを保持する。そして、ルータ151は、保持しているマルチキャストアドレスを含むIPパケットを管理装置201から受信した場合、受信したIPパケットを、当該Joinメッセージの送信元である放送受信装置101へ転送する。
このように、グループGに参加している各放送受信装置101は、管理装置201から配信されたストリームを受信する。そして、各放送受信装置101は、受信したストリームに基づいて、事前に予約録画または予約視聴の登録が行われた番組に対応するIPパケットの、後述する記憶装置であるHDD(Hard Disk Drive)181に対する書き込みを行う予約録画処理、または番組を再生する予約視聴処理を行うことができる。
また、放送受信装置101は、番組の予約録画処理または予約視聴処理の終了後、たとえばIGMPの規格に従って、グループGからの離脱を通知するための離脱情報をルータ151へ送信する離脱処理を行う。離脱情報は、たとえば、受信対象のストリームのマルチキャストアドレスを含むLeaveメッセージである。
ルータ151は、放送受信装置101から送信されたLeaveメッセージを受信し、受信したLeaveメッセージの送信元である放送受信装置101をグループGから離脱させる処理を行う。具体的には、ルータ151は、Leaveメッセージに含まれるマルチキャストアドレスが挿入されているIPパケットの転送先から、当該放送受信装置101を削除する処理を行う。また、ルータ151は、当該放送受信装置101がグループGから離脱した旨を管理装置201に通知する。そして、ルータ151は、当該放送受信装置101へのIPパケットの転送を終了する。
管理装置201は、たとえばルータ151からの通知内容の反映後、グループGに1つ以上の放送受信装置101が登録されているか否かを確認する。そして、管理装置201は、グループGに1つ以上の他の放送受信装置101が参加している場合はIPパケットの送信を継続し、グループGに参加している放送受信装置101が存在しなくなった場合はIPパケットの送信を停止する。
[放送受信装置および管理装置]
図2は、本発明の実施の形態に係る放送受信装置および管理装置の構成を示す図である。
図2を参照して、放送受信装置101は、リモコン信号受信部41と、DLNA(登録商標)(Digital Living Network Alliance)受信部42と、通信部43と、予約管理部44と、IP放送受信部45と、放送視聴部46と、録画部47と、記憶部48とを備える。
記憶部48は、揮発性メモリと、不揮発性メモリとを含む。揮発性メモリは、設定情報DB(データベース)51を保存し、不揮発性メモリは、予約DB52を保存する。設定情報DB51には、自己の放送受信装置101によるJoinメッセージの送信時刻およびLeaveメッセージの送信時刻の少なくともいずれか一方に関する設定情報が含まれる。予約DB52には、ユーザにより登録された番組の予約録画または予約視聴に関する情報が含まれる。
ユーザは、リモコン161またはスマートフォン162の画面等を操作することにより、番組の予約録画または予約視聴の登録を行う。具体的には、ユーザは、予約録画または予約視聴の対象となる番組の、放送日時、番組名または番組名に含まれるワードなどを指定する操作を行うことにより、予約録画または予約視聴の登録を行う。
リモコン信号受信部41は、リモコン161におけるリモコン操作部61からリモコン信号を受信し、受信したリモコン信号に含まれる、ユーザの操作を示す操作情報を予約管理部44へ出力する。
DLNA受信部42は、DLNA規格に従って、ユーザによるスマートフォン162の画面上の操作等を示す操作情報を取得し、ユーザの操作を示す操作情報を予約管理部44へ出力する。
予約管理部44は、リモコン信号受信部41またはDLNA受信部42から出力された操作情報を受けて、当該操作情報に基づいて、ユーザによる登録内容を予約DB52に保存する。
また、予約管理部44は、たとえばユーザの操作により自己の放送受信装置101が起動したタイミングにおいて、予約DB52に予約録画または予約視聴が1つ以上登録されている場合、設定情報を要求する旨の設定情報要求の送信を通信部43に行わせる。通信部43は、予約管理部44による制御に従って、設定情報要求をルータ151経由で管理装置201へ送信する。
管理装置201は、通信部71と、作成部72とを備える。通信部71は、放送受信装置101から送信された設定情報要求をルータ151経由で受信すると、受信した設定情報要求を作成部72へ出力する。
作成部72は、通信部71から出力された設定情報要求を受けると、たとえば、当該設定情報要求の受信タイミングを用いた所定の関数に基づく乱数などのパラメータを作成する。所定の関数は、ルータ151を介して管理装置201に接続されている放送受信装置101の数Nなど、グループGの情報に基づく関数である。管理装置201は、たとえばIPTV事業者からの情報入力を受け付けることにより、グループGの情報を取得する。
そして、作成部72は、作成したパラメータを示す設定情報を通信部71へ出力する。通信部71は、作成部72から受けた設定情報を、設定情報要求の送信元である放送受信装置101へルータ151経由で送信する。
放送受信装置101における通信部43は、管理装置201から送信された新たな設定情報をルータ151経由で受信し、受信した設定情報を設定情報DB51に保存する。
また、予約管理部44は、IP放送受信部45、放送視聴部46および録画部47の制御を行う。
より詳細には、予約管理部44は、予約DB52を参照し、予約DB52に登録された番組の予約録画処理または予約視聴処理の開始時刻の前においてIP放送受信部45に参加処理を行わせる。このとき、予約管理部44は、番組の予約録画処理または予約視聴処理の開始時刻に対するJoinメッセージの送信タイミングを所定範囲内で分散させる参加分散処理を行う。
具体的には、予約管理部44は、設定情報DB51に保存されている設定情報の示すパラメータを用いて参加処理の開始時刻、すなわちJoinメッセージの送信タイミングを決定し、決定した参加処理の開始時刻においてIP放送受信部45に参加処理を行わせる。
ここで、予約管理部44は、上述のとおり、たとえばユーザの操作により自己の放送受信装置101が起動するたびに、通信部43に設定情報要求の送信を行わせる。すなわち、設定情報DB51には、放送受信装置101が起動するたびに新たな設定情報が保存される。このため、予約管理部44は、ある期間にわたって設定情報DB51に保存される各設定情報を用いることで、番組の予約録画処理または予約視聴処理の開始時刻に対するJoinメッセージの送信タイミングを所定範囲内で分散させることができる。
また、複数の放送受信装置101において、各々の起動タイミングに基づく設定情報は互いに異なるパラメータを示す可能性が高く、互いに異なる値のパラメータを用いることにより、同じ番組についてのJoinメッセージの送信タイミングを放送受信装置101間で分散させることができる。
なお、放送受信システム301における複数の放送受信装置101のうちの一部の放送受信装置101において、参加処理の開始時刻が同じ値に設定されてもよい。
IP放送受信部45は、予約管理部44による制御に従って、参加処理の開始時刻において、Joinメッセージを作成し、作成したJoinメッセージを通信部43経由でルータ151へ送信する。
また、IP放送受信部45は、参加処理を行った後に管理装置201から送信されたIPパケットをルータ151および通信部43経由で受信し、受信したIPパケットからたとえばRTP(Real Time Transport Protocol)パケットを抽出する。そして、IP放送受信部45は、抽出したRTPパケットに対して復号化処理を行うことにより映像情報および音声情報を生成し、生成した映像情報および音声情報を放送視聴部46および録画部47へ出力する。
また、予約管理部44は、予約録画の登録が行われた番組の予約録画処理の開始時刻において当該番組の録画が開始され、当該番組の予約録画処理の終了時刻において当該番組の録画が終了されるように録画部47を制御する。
すなわち、録画部47は、IP放送受信部45から出力された映像情報および音声情報を受ける。そして、録画部47は、予約管理部44による制御に従って、IP放送受信部45から受けた映像情報および音声情報をコンテンツファイルとしてHDD181に書き込む。
また、予約管理部44は、予約視聴の登録が行われた番組の予約視聴処理の開始時刻において当該番組の再生が開始され、当該番組の予約視聴処理の終了時刻において当該番組の再生が終了されるように放送視聴部46を制御する。
すなわち、放送視聴部46は、IP放送受信部45から出力された映像情報および音声情報を受ける。そして、放送視聴部46は、予約管理部44による制御に従って、IP放送受信部45から受けた映像情報および音声情報を表示装置171へ送信する。
表示装置171は、放送視聴部46から送信された映像情報および音声情報を受信し、受信した映像情報および音声情報に基づいて番組を再生する。
また、予約管理部44は、予約DB52を参照し、予約DB52に登録された番組の予約録画処理または予約視聴処理の終了時刻以降においてIP放送受信部45に離脱処理を行わせる。
このとき、予約管理部44は、番組の予約録画処理または予約視聴処理の終了時刻に対するLeaveメッセージの送信タイミングを所定範囲内で分散させる離脱分散処理を行う。より詳細には、予約管理部44は、設定情報DB51に保存されている設定情報の示すパラメータを用いて離脱処理の開始時刻、すなわちLeaveメッセージの送信タイミングを決定し、決定した離脱処理の開始時刻においてIP放送受信部45に離脱処理を行わせる。
上述のとおり、設定情報DB51には、放送受信装置101が起動するたびに新たな設定情報が保存される。このため、予約管理部44は、ある期間にわたって設定情報DB51に保存される各設定情報を用いることで、番組の予約録画処理または予約視聴処理の終了時刻に対するLeaveメッセージの送信タイミングを所定範囲内で分散させることができる。
また、複数の放送受信装置101において、各々の起動タイミングに基づく設定情報は互いに異なるパラメータを示す可能性が高く、互いに異なる値のパラメータを用いることにより、同じ番組についてのLeaveメッセージの送信タイミングを放送受信装置101間で分散させることができる。
IP放送受信部45は、予約管理部44による制御に従って、離脱処理の開始時刻において、Leaveメッセージを作成し、作成したLeaveメッセージを通信部43経由でルータ151へ送信する。
なお、通信部43は、自己の放送受信装置101の起動時に加えて、さらに、定期的または不定期に、もしくは予約DB52に新たな予約録画または予約視聴の登録が行われた場合に、設定情報要求をルータ151経由で管理装置201へ送信してもよい。この場合、通信部43は、管理装置201から送信された新たな設定情報をルータ151経由で受信し、受信した設定情報を設定情報DB51に保存する。
また、図1に示す放送受信システム301は、図2に示す、リモコン161、スマートフォン162、表示装置171およびHDD181のうちの少なくともいずれか1つを備える構成であってもよい。
また、放送受信装置101は、表示装置171およびHDD181の少なくともいずれか一方を備える構成であってもよい。
また、管理装置201は、ルータ151を介して自己に接続されている放送受信装置101の数Nに応じて、パラメータを作成するための関数を変更してもよい。たとえば、管理装置201には、数Nが大きいほど、作成されるパラメータの設定可能範囲が大きくなるように関数を変更することができる。これにより、多くの放送受信装置101が管理装置201に接続されていても、複数の放送受信装置101間において、受信される設定情報の示すパラメータを互いに異なる値にすることが可能である。
また、予約管理部44は、参加分散処理および離脱分散処理の両方を行う構成に限らず、たとえば離脱分散処理を行わない構成であってもよい。
また、放送受信装置101は、管理装置201から送信された設定情報を受信する構成に限らず、定期的または不定期に設定情報を作成する構成であってもよい。たとえば、予約管理部44は、ユーザの操作により自己の放送受信装置101が起動したタイミング等に基づいて設定情報を作成し、作成した設定情報を設定情報DB51に保存する。
また、予約管理部44は、たとえば、HDD181に書き込まれた1または複数のコンテンツファイルのうちのいずれか1つのコンテンツファイルに対する再生を指示する操作がユーザにより行われた場合、当該コンテンツファイルの読み出しを放送視聴部46に行わせる。放送視聴部46は、予約管理部44による制御に従って、当該コンテンツファイルをHDD181から読み出して表示装置171へ送信する。表示装置171は、放送視聴部46から送信されたコンテンツファイルを受信し、受信したコンテンツファイルに基づいて番組を再生する。
[開始分散処理および離脱分散処理の例]
(例1)
図3は、本発明の実施の形態に係る放送受信装置における予約管理部による開始分散処理および離脱分散処理の一例を説明するための図である。
図2および図3を参照して、ここでは、ユーザが、番組開始時刻がt11であり、かつ番組終了時刻がt21である番組の予約録画を放送受信装置101に対して登録したとする。
この場合、予約管理部44は、番組開始時刻t11よりも(X1+Y1)秒前の時刻t13においてIP放送受信部45に参加処理を行わせる。X1は、固定値であり、たとえば「30」である。また、Y1は、設定情報の示すパラメータに基づく値であり、たとえば「10」以上「50」以下である。
また、予約管理部44は、番組開始時刻t11よりもX1秒前の時刻t12において当該番組の予約録画処理が開始されるように、録画部47およびIP放送受信部45を制御する。
また、予約管理部44は、番組終了時刻t21よりもX2秒後の時刻t22において当該番組の予約録画処理が終了するように、録画部47およびIP放送受信部45を制御する。X2は、固定値であり、たとえば「30」である。
これにより、予約録画処理の開始時刻t12から予約録画処理の終了時刻t22までの期間において、番組の予約録画処理が行われる。このように、予約録画処理の開始時刻から番組開始時刻までの期間が固定値X1であることにより、複数の番組間において番組開始前の録画時間が統一される。また、このように、番組終了時刻から予約録画処理の終了時刻までの期間が固定値X2であることにより、複数の番組間において番組終了後の録画時間が統一される。
また、予約管理部44は、予約録画処理の終了時刻t22よりもY2秒後、すなわち番組終了時刻t21よりも(X2+Y2)秒後の時刻t23において、IP放送受信部45に離脱処理を行わせる。Y2は、設定情報の示すパラメータに基づく値であり、たとえば「5」以上「25」以下である。
なお、離脱処理の開始時刻は、予約録画処理の終了時刻と同じであってもよい。この場合、Y2は「0」となる。
また、放送受信装置101は、参加処理の送信失敗等を考慮して、参加処理を複数回行うことができる。たとえば、放送受信装置101は、1回目の参加処理を行ったタイミングから100ミリ秒後のタイミングにおいて、2回目の参加処理を行う。
この場合、放送受信装置101は、1回目の参加処理の開始時刻についての参加分散処理に加えて、さらに、2回目の参加処理の開始時刻についての参加分散処理を行ってもよい。すなわち、予約管理部44は、Joinメッセージの再送間隔を放送受信装置101間で所定範囲内で分散させてもよい。
また、予約管理部44は、設定情報の示す同一のパラメータを用いて参加処理の開始時刻および離脱処理の開始時刻を決定する構成に限らない。たとえば、予約管理部44は、設定情報DB51に保存されている設定情報が2種類のパラメータを示す場合、一方のパラメータを用いて参加処理の開始時刻を決定し、他方のパラメータを用いて離脱処理の開始時刻を決定してもよい。
また、設定情報は、パラメータに限らず、参加処理の開始時刻および離脱処理の開始時刻のうちの少なくともいずれか一方の時刻を示してもよい。
(例2)
図4は、本発明の実施の形態に係る放送受信装置における予約管理部による開始分散処理および離脱分散処理の一例を説明するための図である。
図2および図4を参照して、ここでは、ユーザが、放送受信装置101に対して、互いに異なる管理装置201から配信される番組Aおよび番組Bについて予約録画を登録したとする。すなわち、番組Aに対応するグループGと、番組Bに対応するグループGとが異なるとする。以下、番組Aに対応するグループGをグループGAとし、番組Bに対応するグループGをグループGBとする。また、放送受信装置101は、並行して録画可能な番組の上限数Mを有しているとする。
また、先の予約録画である番組Aの予約録画、および後の予約録画である番組Bの予約録画が時間的に重複していることにより、放送受信装置101において並行して行われる予約録画処理の数(以下、「並行予約実行数」とも称する。)が上限数Mを超えるとする。この場合、予約管理部44は、番組Bの予約録画についての参加分散処理を行わない構成であることが好ましい。予約管理部44は、番組Bの予約録画についての参加分散処理を行わない場合、設定情報の示すパラメータを用いることなく、グループGBへの参加処理の開始時刻を決定する。
具体的には、番組Aの番組開始時刻がt11であり、番組Aの番組終了時刻がt21であり、番組Bの番組開始時刻がt21であり、番組Bの番組終了時刻がt31であるとする。
予約管理部44は、上述した「例1」の場合と同様に、設定情報DB51に保存されている設定情報の示すパラメータに基づいて、グループGAへの参加処理の開始時刻t13を決定する。また、予約管理部44は、決定した参加処理の開始時刻t13においてIP放送受信部45にグループGAへの参加処理を行わせる。そして、予約管理部44は、番組開始時刻t11よりもX1秒前の時刻t12において番組Aの予約録画処理が開始されるように、IP放送受信部45および録画部47を制御する。
また、予約管理部44は、グループGBへの参加処理の開始時刻については分散処理を行わず、たとえば番組Bの番組開始時刻t21よりも(X3+Y3)秒前の時刻t25において、グループGBへの参加処理およびグループGAからの離脱処理をIP放送受信部45に行わせる。X3は、固定値であり、たとえば「30」である。また、Y3は、固定値であり、たとえば「10」である。なお、予約管理部44は、グループGAからの離脱処理を時刻t25以降においてIP放送受信部45に行わせてもよい。
このとき、予約管理部44は、グループGBへの参加処理の開始時刻t25において、番組Aの予約録画処理が終了するようにIP放送受信部45および録画部47を制御する。
また、予約管理部44は、番組開始時刻t21よりもX3秒前の時刻t24において番組Bの予約録画処理が開始されるように、IP放送受信部45および録画部47を制御する。
このように、グループGBへの参加処理の開始時刻t25から番組Bの予約録画処理の開始時刻t24までの期間を固定値Y3とする構成により、グループGBへの参加処理の開始時刻が前倒しされることを防ぎ、番組Aの予約録画処理が行われる期間を長く確保することができる。
また、予約管理部44は、番組Bの番組終了時刻t31からX4秒経過した時刻t32において番組Bの予約録画処理が終了するように、IP放送受信部45および録画部47を制御する。X4は、固定値であり、たとえば「30」である。
また、予約管理部44は、たとえば、グループGBからの離脱処理については離脱分散処理を行う。具体的には、予約管理部44は、設定情報DB51に保存されている設定情報の示すパラメータに基づいて、番組Bの予約録画処理の終了時刻t32からY4秒後の時刻t33を離脱処理の開始時刻として決定する。そして、予約管理部44は、決定した離脱処理の開始時刻t33においてIP放送受信部45に離脱処理を行わせる。Y4は、Y1と同じ値であってもよいし、Y1とは異なる値であってもよい。
なお、予約管理部44は、グループGBからの離脱処理について離脱分散処理は行わない構成であってもよい。
また、放送受信装置101は、並行予約実行数が上限数M以内である場合、後の番組の予約録画処理または予約視聴処理の開始後においても、先の番組の予約録画処理または予約視聴処理を継続することができる。この場合、放送受信装置101における予約管理部44は、後の番組に対応するグループGへの参加処理の開始時刻について参加分散処理を行う構成であることが好ましい。
<動作の流れ>
放送受信システム301における各装置は、メモリを含むコンピュータを備え、当該コンピュータにおけるCPU等の演算処理部は、以下のフローチャートおよびシーケンスの各ステップの一部または全部を含むプログラムを当該メモリから読み出して実行する。これら複数の装置のプログラムは、それぞれ、外部からインストールすることができる。これら複数の装置のプログラムは、それぞれ、記録媒体に格納された状態で流通する。
[放送受信システムの動作の流れ]
図5は、本発明の実施の形態に係る放送受信システムの動作手順を定めたシーケンスである。
ここでは、3つの放送受信装置101A,101B,101Cにおいて、番組Aに対する予約録画登録または予約視聴登録が行われた場合について説明する。また、放送受信装置101A,101B,101Cは、たとえば各々の起動時において、設定情報を管理装置201から取得済であるとする。
また、放送受信装置101Aにより取得された設定情報の示すパラメータをYaとし、放送受信装置101Bにより取得された設定情報の示すパラメータをYbとし、放送受信装置101Cにより取得された設定情報の示すパラメータをYcとした場合、パラメータYa,Yb,Ycは、Ya>Yb>Ycの関係であるとする。
図5を参照して、まず、放送受信装置101Aは、取得済である設定情報に基づいて番組Aに対応するグループGAへの参加処理の開始時刻を決定し、決定した参加処理の開始時刻において、番組Aに対応するマルチキャストアドレスを含むJoinメッセージをルータ151へ送信する(ステップS11)。
次に、ルータ151は、放送受信装置101Aから送信されたJoinメッセージを受信すると、放送受信装置101AをグループGAに参加させる処理を行う(ステップS12)。
次に、ルータ151は、放送受信装置101AのグループGAへの参加を管理装置201に通知する(ステップS13)。
次に、放送受信装置101Bは、取得済である設定情報に基づいてグループGAへの参加処理の開始時刻を決定し、決定した参加処理の開始時刻において、番組Aに対応するマルチキャストアドレスを含むJoinメッセージをルータ151へ送信する(ステップS14)。
次に、ルータ151は、放送受信装置101Bから送信されたJoinメッセージを受信すると、放送受信装置101BをグループGAに参加させる処理を行う(ステップS15)。
次に、ルータ151は、放送受信装置101BのグループGAへの参加を管理装置201に通知する(ステップS16)。
次に、放送受信装置101Cは、取得済である設定情報に基づいてグループGAへの参加処理の開始時刻を決定し、決定した参加処理の開始時刻において、番組Aに対応するマルチキャストアドレスを含むJoinメッセージをルータ151へ送信する(ステップS17)。
次に、ルータ151は、放送受信装置101Cから送信されたJoinメッセージを受信すると、放送受信装置101CをグループGAに参加させる処理を行う(ステップS18)。
次に、ルータ151は、放送受信装置101CのグループGAへの参加を管理装置201に通知する(ステップS19)。
次に、管理装置201は、番組Aのストリームを構成するIPパケットをルータ151へ送信する(ステップS20)。
次に、ルータ151は、管理装置201から受信したIPパケットを、グループGAに参加している放送受信装置101A,101B,101Cへ送信する。なお、ルータ151は、放送受信装置101A,101B,101C以外の1または複数の他の放送受信装置101がグループGAに参加中であり、これら1または複数の他の放送受信装置101へIPパケットを送信中である場合、IPパケットの送信先に放送受信装置101A,101B,101Cを追加する(ステップS21)。
次に、放送受信装置101A,101B,101Cの各々は、ルータ151から送信されたIPパケットを受信し、受信したIPパケットに含まれる情報等を用いて、たとえば番組Aの予約録画処理または予約視聴処理を行う(ステップS22)。
次に、放送受信装置101Cは、取得済である設定情報に基づいてグループGAからの離脱処理の開始時刻を決定し、決定した離脱処理の開始時刻において、番組Aに対応するマルチキャストアドレスを含むLeaveメッセージをルータ151へ送信する(ステップS23)。
次に、ルータ151は、放送受信装置101Cから送信されたLeaveメッセージを受信すると、放送受信装置101CのグループGAからの離脱処理を行う(ステップS24)。
次に、ルータ151は、放送受信装置101CのグループGAからの離脱を管理装置201に通知する(ステップS25)。
次に、放送受信装置101Bは、取得済である設定情報に基づいてグループGAからの離脱処理の開始時刻を決定し、決定した離脱処理の開始時刻において、番組Aに対応するマルチキャストアドレスを含むLeaveメッセージをルータ151へ送信する(ステップS26)。
次に、ルータ151は、放送受信装置101Bから送信されたLeaveメッセージを受信すると、放送受信装置101BのグループGAからの離脱処理を行う(ステップS27)。
次に、ルータ151は、放送受信装置101BのグループGAからの離脱を管理装置201に通知する(ステップS28)。
次に、放送受信装置101Aは、取得済である設定情報に基づいてグループGAからの離脱処理の開始時刻を決定し、決定した離脱処理の開始時刻において、番組Aに対応するマルチキャストアドレスを含むLeaveメッセージをルータ151へ送信する(ステップS29)。
次に、ルータ151は、放送受信装置101Aから送信されたLeaveメッセージを受信すると、放送受信装置101AのグループGAからの離脱処理を行う(ステップS30)。
次に、ルータ151は、放送受信装置101AのグループGAからの離脱を管理装置201に通知する(ステップS31)。
次に、管理装置201は、グループGAに参加中である放送受信装置101が存在しない場合、IPパケットの送信を停止する(ステップS32)。なお、管理装置201は、グループGAに放送受信装置101A,101B,101C以外の他の放送受信装置101が参加中である場合は、IPパケットの送信を継続する。
[放送受信装置の動作の流れ]
図6は、本発明の実施の形態に係る放送受信装置の動作手順を定めたシーケンスである。
図6を参照して、まず、予約管理部44は、たとえばユーザの操作により自己の放送受信装置101が起動すると、設定情報要求の管理装置201への送信を通信部43に行わせる。そして、通信部43は、管理装置201から送信された設定情報をルータ151経由で受信し、受信した設定情報を設定情報DB51に保存する(ステップS41)。
次に、予約管理部44は、予約DB52を参照して、1つ以上の番組の予約録画または予約視聴が登録されているか否かを確認する(ステップS42)。そして、予約管理部44は、予約DB52に予約録画または予約視聴が登録されていない場合(ステップS42において「NO」)、新たな登録が行われるまで待機する。
一方、予約管理部44は、1つ以上の番組の予約録画または予約視聴が登録されている場合(ステップS42において「YES」)、予約録画または予約視聴の登録が行われた番組のうち、番組開始時刻が最も早い番組を特定する。そして、予約管理部44は、特定した番組の番組開始時刻および番組終了時刻、ならびに設定情報の示すパラメータに基づいて、参加処理の開始時刻および離脱処理の開始時刻を決定する(ステップS43)。
次に、予約管理部44は、決定した参加処理の開始時刻においてIP放送受信部45に参加処理を行わせる。すなわち、IP放送受信部45は、予約管理部44による制御に従って、Joinメッセージを通信部43経由でルータ151へ送信する(ステップS44)。
なお、予約管理部44は、決定した参加処理の開始時刻よりも前に、当該開始時刻以前に配信が開始される他の番組の予約録画または予約視聴の登録を指示する操作情報を受けた場合、当該他の番組について、参加処理の開始時刻および離脱処理の開始時刻を決定する(ステップS43)。そして、予約管理部44は、決定した参加処理の開始時刻においてIP放送受信部45に参加処理を行わせる(ステップS44)。
次に、予約管理部44は、番組開始時刻よりも所定時間前に上記番組の予約録画処理または予約視聴処理が開始されるように、録画部47または放送視聴部46、およびIP放送受信部45を制御する(ステップS45)。
次に、予約管理部44は、予約DB52を参照して、予約録画または予約視聴の登録が行われている複数の番組のうち、上記番組との間で予約録画または予約視聴が時間的に重複している他の番組であって、上記番組とは異なる管理装置201から配信される他の番組(以下、「他局連続予約番組」とも称する。)が存在するか否かを確認する(ステップS46)。すなわち、他局連続予約番組は、上記番組との間で予約録画または予約視聴が時間的に重複している他の番組であって、対応するグループGが上記番組に対応するグループGとは異なる番組である。
次に、予約管理部44は、他局連続予約番組が存在する場合(ステップS46において「YES」)、並行予約実行数が上限数Mを超えないか否かを確認する(ステップS47)。
そして、予約管理部44は、他局連続予約番組が存在しない場合(ステップS46において「NO」)、または並行予約実行数が上限数Mを超えない場合(ステップS47において「YES」)、実行中である予約録画処理または予約視聴処理が上記番組の番組終了時刻よりも所定時間後に終了されるように、録画部47または放送視聴部46、およびIP放送受信部45を制御する(ステップS48)。
次に、予約管理部44は、ステップS43において決定した予約録画処理の終了時刻において、IP放送受信部45に離脱処理を行わせる(ステップS49)。
次に、予約管理部44は、予約DB52を参照して、追加の予約録画もしくは予約視聴の登録、または予約録画処理もしくは予約視聴処理が行われていない未処理の番組が存在するか否かを確認する(ステップS50)。
そして、予約管理部44は、追加の予約録画もしくは予約視聴の登録、または未処理の番組が存在しない場合(ステップS50において「NO」)、追加の予約録画または予約視聴の登録が行われるまで待機する。
一方、予約管理部44は、追加の予約録画もしくは予約視聴の登録、または未処理の番組が存在する場合(ステップS50において「YES」)、ステップS43以降の動作を再び行う。
また、予約管理部44は、他局連続予約番組が存在し、かつ並行予約実行数が上限数Mを超える場合(ステップS47において「NO」)、後の番組に対してステップS43以降の動作を行う。このとき、予約管理部44は、ステップS43において、後の番組である他局連続予約番組については、参加分散処理を行わず、当該後の番組の番組開始時刻よりも所定時間前の時刻を参加処理の開始時刻として決定する。また、予約管理部44は、ステップS44において、他局連続予約番組についての参加処理を開始する際、継続中である先の番組の予約録画処理または予約視聴処理を停止させて、先の番組に対応するグループGからの離脱処理をIP放送受信部45に行わせる。
なお、予約録画または予約視聴の登録が行われている番組のうち、先の番組との間で、予約録画または予約視聴が時間的に重複する後の番組であって、当該先の番組と同じ管理装置201から配信されることにより対応するグループGが同じである番組が存在するとする。この場合、IP放送受信部45は、先の番組の番組終了時刻後のグループGからの離脱処理、および後の番組の番組開始時刻前のグループGへの参加処理を行うことなく、先の番組および後の番組の各々に対応するIPパケットを受信することができる。
ところで、IP放送サービス等に対応する受信機は、番組の予約録画または予約視聴の登録が行われた場合、当該番組の開始時刻前において、当該番組に対応するストリームがマルチキャストされるグループへの参加処理を行う。そして、CDN事業者側の装置は、上記グループに参加している1または複数の受信機に対してストリームをマルチキャストする。
しかしながら、多数の受信機が同一のグループへの参加処理を一斉に行う場合、CDN事業者側の装置等のネットワーク側における負荷が増大し、各受信機のグループへの参加処理等が円滑に行われない可能性がある。
これに対して、本発明の実施の形態に係る放送受信装置101は、番組の情報が複数のパケットに分割されたストリームであって、マルチキャストされるストリームを受信する。IP放送受信部45は、ストリームがマルチキャストされるグループGへの参加を通知するための参加情報を送信する参加処理、およびグループGからの離脱を通知するための離脱情報を送信する離脱処理を行う。予約管理部44は、IP放送受信部45を制御する。また、予約管理部44は、番組の予約録画処理または予約視聴処理の開始時刻の前においてIP放送受信部45に参加処理を行わせ、番組の予約録画処理または予約視聴処理の終了時刻以降においてIP放送受信部45に離脱処理を行わせる。また、予約管理部44は、番組の予約録画処理または予約視聴処理の開始時刻に対する参加情報の送信タイミングを所定範囲内で分散させる参加分散処理を行う。
このような構成により、多数の放送受信装置101において同一の番組の予約録画または予約視聴の登録が行われても、当該番組に対応するグループGへの参加処理の開始時刻を放送受信装置101間で分散させることができるため、CDN事業者側の装置等のネットワーク側における負荷を軽減させることができる。
したがって、本発明の実施の形態に係る放送受信装置101では、放送番組の配信を円滑に行うことができる。
また、本発明の実施の形態に係る放送受信装置101では、予約管理部44は、番組の予約録画処理または予約視聴処理の終了時刻に対する離脱情報の送信タイミングを所定範囲内で分散させる離脱分散処理を行う。
このような構成により、グループGへの参加処理の開始時刻に加えて、さらに、当該グループGからの離脱処理の開始時刻を放送受信装置101間で分散させることができるため、CDN事業者側の装置等のネットワーク側における負荷をさらに軽減させることができる。
また、本発明の実施の形態に係る放送受信装置101において、番組の予約録画処理の開始時刻は、当該番組に対応するパケットの、HDD181に対する書き込みの開始時刻である。
このような構成により、番組に対応するパケットをHDD181に対して書き込むべき時刻より前に、当該番組に対応するグループGに参加することができる。
また、本発明の実施の形態に係る放送受信装置101は、並行して録画可能な番組の上限数Mを有する。予約管理部44は、先の予約録画および後の予約録画が時間的に重複することにより上限数Mを超えることになる場合、後の予約録画の参加分散処理を行わない。
このような構成により、録画番組が放送受信装置101の上限数Mを超える場合に、たとえば、後の番組に対応するグループGへの参加処理の開始時刻が前倒しされることを防ぐことができるため、先の番組の予約録画処理が行われる期間を長く確保することができる。
また、本発明の実施の形態に係る放送受信装置101では、予約管理部44は、参加情報および離脱情報のうちの少なくともいずれか一方の送信タイミングに関する設定情報を定期的または不定期に作成する。
このような構成により、管理装置201などの他の装置との間で情報の送受信を行うことなく、たとえば設定情報を更新していくことができる。
また、本発明の実施の形態に係る放送受信装置101では、予約管理部44は、参加情報および離脱情報のうちの少なくともいずれか一方の送信タイミングに関する設定情報を、番組の放送サービスのIPTV事業者における管理装置201から取得する。
管理装置201は、グループGに参加する可能性のある放送受信装置101の最大数など、グループGに関する情報を取得可能である。このため、上記のような構成により、放送受信装置101において、管理装置201により作成された、グループGに関する情報に基づく適切な設定情報を取得することができる。
また、本発明の実施の形態に係る管理装置201では、作成部72は、グループGの情報を取得し、取得した情報に基づいて、番組の予約録画処理または予約視聴処理の開始時刻に対する参加情報の送信タイミングに関する設定情報を作成する。通信部71は、作成部72により作成された設定情報を放送受信装置101へ送信する。
このような構成により、多数の放送受信装置101において同一の番組の予約録画または予約視聴の登録が行われても、設定情報を用いて、当該番組に対応するグループGへの参加処理の開始時刻を放送受信装置101間で分散させることができるため、CDN事業者側の装置等のネットワーク側における負荷を軽減させることができる。
したがって、本発明の実施の形態に係る管理装置201では、放送番組の配信を円滑に行うことができる。
また、管理装置201は、グループGの情報に基づいて、自己に接続されている放送受信装置101の数Nなどに応じた適切な設定情報を作成することができる。このため、上記のような構成により、たとえば、設定情報の作成に用いる関数を変更する場合、管理装置201における関数を変更すればよく、各放送受信装置101が設定情報を作成する場合と比較して多くの手間を必要としない。
また、本発明の実施の形態に係る放送受信システム301では、放送受信装置101は、番組の情報が複数のパケットに分割されたストリームであって、マルチキャストされるストリームを受信する。また、放送受信装置101は、ストリームがマルチキャストされるグループGへの参加を通知するための参加情報を送信する参加処理、およびグループGからの離脱を通知するための離脱情報を送信する離脱処理を行う。また、放送受信装置101は、番組の予約録画処理または予約視聴処理の開始時刻の前において参加処理を行い、番組の予約録画処理または予約視聴処理の終了時刻以降において離脱処理を行い、番組の予約録画処理または予約視聴処理の開始時刻に対する参加情報の送信タイミングを所定範囲内で分散させる参加分散処理を行う。
このような構成により、多数の放送受信装置101において同一の番組の予約録画または予約視聴の登録が行われても、当該番組に対応するグループGへの参加処理の開始時刻を放送受信装置101間で分散させることができるため、CDN事業者側の装置等のネットワーク側における負荷を軽減させることができる。
したがって、本発明の実施の形態に係る放送受信システム301では、放送番組の配信を円滑に行うことができる。
また、本発明の実施の形態に係る放送受信システム301では、放送受信装置101は、参加情報および離脱情報のうちの少なくともいずれか一方の送信タイミングに関する設定情報を、番組の放送サービスのIPTV事業者における管理装置201から取得する。管理装置201は、グループGの情報を取得し、取得した情報に基づいて設定情報を作成する。
このような構成により、管理装置201は、グループGの情報に基づいて、自己に接続されている放送受信装置101の数Nなどに応じた適切な設定情報を作成することができる。また、管理装置201が設定情報を作成する構成により、たとえば、設定情報の作成に用いる関数を変更する場合、管理装置201における関数を変更すればよく、各放送受信装置101が設定情報を作成する場合と比較して多くの手間を必要としない。
また、本発明の実施の形態に係る放送受信装置101における放送受信方法では、まず、IP放送受信部45は、番組の予約録画処理または予約視聴処理の開始時刻の前において、ストリームがマルチキャストされるグループGへの参加を通知するための参加情報を送信する参加処理を行う。次に、IP放送受信部45は、番組の予約録画処理または予約視聴処理の終了時刻以降において、グループGからの離脱を通知するための離脱情報を送信する離脱処理を行う。また、予約管理部44は、IP放送受信部45に参加処理を行わせるステップにおいては、番組の予約録画処理または予約視聴処理の開始時刻に対する参加情報の送信タイミングを所定範囲内で分散させる参加分散処理を行う。
このような方法により、多数の放送受信装置101において同一の番組の予約録画または予約視聴の登録が行われても、当該番組に対応するグループGへの参加処理の開始時刻を放送受信装置101間で分散させることができるため、CDN事業者側の装置等のネットワーク側における負荷を軽減させることができる。
したがって、本発明の実施の形態に係る放送受信装置101における放送受信方法では、放送番組の配信を円滑に行うことができる。
また、本発明の実施の形態に係る管理装置201における放送配信方法では、まず、作成部72は、番組の情報が複数のパケットに分割されたストリームがマルチキャストされるグループGの情報を取得し、取得した情報に基づいて、番組の予約録画処理または予約視聴処理の開始時刻に対する参加情報の送信タイミングに関する設定情報を作成する。次に、通信部71は、作成部72により作成された設定情報を放送受信装置101へ送信する。
このような方法により、多数の放送受信装置101において同一の番組の予約録画または予約視聴の登録が行われても、設定情報を用いて、当該番組に対応するグループGへの参加処理の開始時刻を放送受信装置101間で分散させることができるため、CDN事業者側の装置等のネットワーク側における負荷を軽減させることができる。
したがって、本発明の実施の形態に係る管理装置201における放送配信方法では、放送番組の配信を円滑に行うことができる。
また、管理装置201は、グループGの情報に基づいて、自己に接続されている放送受信装置101の数Nなどに応じた適切な設定情報を作成することができる。このため、上記のような方法により、たとえば、設定情報の作成に用いる関数を変更する場合、管理装置201における関数を変更すればよく、各放送受信装置101が設定情報を作成する場合と比較して多くの手間を必要としない。
また、本発明の実施の形態に係る放送受信システム301では、放送受信装置101は、ストリームがマルチキャストされるグループGへの参加を通知するための参加情報を送信する参加処理、およびグループGからの離脱を通知するための離脱情報を送信する離脱処理を行う。放送受信システム301における放送受信方法では、まず、管理装置201は、グループGの情報を取得し、取得した情報に基づいて、番組の予約録画処理または予約視聴処理の開始時刻に対する参加情報の送信タイミングに関する設定情報を作成し、作成した設定情報を放送受信装置101へ送信する。次に、放送受信装置101は、管理装置201から設定情報を受信する。次に、放送受信装置101は、受信した設定情報に従って参加処理を行う。
このような方法により、多数の放送受信装置101において同一の番組の予約録画または予約視聴の登録が行われても、管理装置201からの設定情報を用いて、当該番組に対応するグループGへの参加処理の開始時刻を放送受信装置101間で分散させることができるため、CDN事業者側の装置等のネットワーク側における負荷を軽減させることができる。
したがって、本発明の実施の形態に係る放送受信システム301における放送受信方法では、放送番組の配信を円滑に行うことができる。
また、このような方法により、管理装置201は、グループGの情報に基づいて、自己に接続されている放送受信装置101の数Nなどに応じた適切な設定情報を作成することができる。また、管理装置201が設定情報を作成する構成により、たとえば、設定情報の作成に用いる関数を変更する場合、管理装置201における関数を変更すればよく、各放送受信装置101が設定情報を作成する場合と比較して多くの手間を必要としない。
上記実施の形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記説明ではなく特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
以上の説明は、以下に付記する特徴を含む。
[付記1]
番組の情報が複数のパケットに分割されたストリームであって、マルチキャストされるストリームを受信する放送受信装置であって、
前記ストリームがマルチキャストされるグループへの参加を通知するための参加情報を送信する参加処理、および前記グループからの離脱を通知するための離脱情報を送信する離脱処理を行う放送受信部と、
前記放送受信部を制御する予約管理部とを備え、
前記予約管理部は、前記番組の予約録画処理または予約視聴処理の開始時刻の前において前記放送受信部に前記参加処理を行わせ、前記番組の予約録画処理または予約視聴処理の終了時刻以降において前記放送受信部に前記離脱処理を行わせ、
前記予約管理部は、前記開始時刻に対する前記参加情報の送信タイミングを所定範囲内で分散させる参加分散処理を行い、
前記番組の予約録画処理の終了時刻は、前記番組に対応する前記パケットの、記憶装置に対する書き込みの終了時刻であり、
前記番組の予約視聴処理の開始時刻および終了時刻は、それぞれ、前記番組の再生の開始時刻および終了時刻である、放送受信装置。
[付記2]
番組の情報が複数のパケットに分割されたストリームであって、マルチキャストされるストリームを受信する放送受信装置と、
前記番組の放送サービスの事業者における管理装置とを備え、
前記放送受信装置は、前記ストリームがマルチキャストされるグループへの参加を通知するための参加情報を送信する参加処理、および前記グループからの離脱を通知するための離脱情報を送信する離脱処理を行い、
前記放送受信装置は、前記番組の予約録画処理または予約視聴処理の開始時刻の前において前記参加処理を行い、前記番組の予約録画処理または予約視聴処理の終了時刻以降において前記離脱処理を行い、前記開始時刻に対する前記参加情報の送信タイミングを所定範囲内で分散させる参加分散処理を行い、
前記番組の予約録画処理の終了時刻は、前記番組に対応する前記パケットの、記憶装置に対する書き込みの終了時刻であり、
前記番組の予約視聴処理の開始時刻および終了時刻は、それぞれ、前記番組の再生の開始時刻および終了時刻である、放送受信システム。