JP2002057998A - デジタル放送システム、デジタル放送送信装置、及びデジタル放送受信装置 - Google Patents

デジタル放送システム、デジタル放送送信装置、及びデジタル放送受信装置

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JP2002057998A
JP2002057998A JP2000241788A JP2000241788A JP2002057998A JP 2002057998 A JP2002057998 A JP 2002057998A JP 2000241788 A JP2000241788 A JP 2000241788A JP 2000241788 A JP2000241788 A JP 2000241788A JP 2002057998 A JP2002057998 A JP 2002057998A
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Shinji Negishi
愼治 根岸
Tamotsu Ikeda
保 池田
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Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡略且つ迅速に中継処理を行う。 【解決手段】 放送主局としての放送局10に備えられ
る送信装置50によって、複数のイベントが連続して編
成されたプログラムを含むトランスポートストリームを
生成する。このとき、当該トランスポートストリームが
送信される全てのサービスエリア(例えば、サービスエ
リア10a,20a,30a)を示すエリア情報を、当
該トランスポートストリームに付与して送信する。そし
て、このトランスポートストリームを放送局10から、
放送支局としての放送局20,30に中継したときに、
このトランスポートストリームの内容を変更することな
く、各々のサービスエリア10a,20a,30aで放
送する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、放送主局によっ
て、複数のイベントが連続して編成されたプログラムが
トランスポートストリーム(Transport Stream)として
生成され、このトランスポートストリームを当該放送主
局から複数の放送支局に中継することにより、上記トラ
ンスポートストリームを各放送局のサービスエリア内で
地上波放送するデジタル放送システムに関する。また、
このようなデジタル放送システムにおける放送主局に備
えられるデジタル放送送信装置に関する。さらに、この
ような地上波放送を受信するデジタル放送受信装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】近年では、例えば、音声情報及び画像情
報の圧縮伝送規格のひとつであるMPEG-2 Systems(ITU-T
H.222.0,ISO/IEC 13818-1)を利用したデジタル方式の
地上波放送が、実用化に向けて研究されている。
【0003】このようなデジタル方式の地上波放送は、
従来から利用されているアナログ方式の地上波放送に比
べて、高品質な音声情報や画像情報を伝送することがで
きることから、実用化への期待が高まっている。また、
デジタル方式で伝送することから、音声情報や画像情報
だけでなく、例えばコンピュータや各種の情報端末を介
して利用するような各種データをも伝送することがで
き、様々なコンテンツを組み合わせて多様な放送をする
ことが容易となる。
【0004】MPEG-2 Systemsを利用したデジタル方式の
地上波放送では、一般に、ニュースやドラマなどのよう
に開始時刻・終了時刻が定められた各々の放送番組のこ
とをイベント(event)と称し、複数のイベントが連続
して編成されたプログラムのことをサービス(servic
e)と称する。そして、複数のサービスが、トランスポ
ートストリーム(Transport Stream)として送信され
る。なお、以下では、「サービスエリア」という語との
混同を避けるため、「サービス」のことを「プログラ
ム」と言い換えることとする。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述したよ
うなデジタル方式の地上波放送では、トランスポートス
トリームに含まれるNIT(Network Information Tabl
e)に、地上分配システム記述子を記述するように規定
されている。この地上分配システム記述子は、トランス
ポートストリームを受信するために必要となる各種情報
をそれぞれ示す領域により構成されたデータ構造とされ
ている。具体的には、モード、ガードインターバル、周
波数、及びエリアコードなどをそれぞれ示す領域により
構成されている。このうち、例えばエリアコードを示す
領域には、トランスポートストリームが送信されるサー
ビスエリアを示すエリアコードが記述される。
【0006】しかしながら、従来から用いられている地
上分配システム記述子のデータ構造においては、1つの
エリアコード領域しか設定されておらず、特定のトラン
スポートストリーム中に複数のサービスエリアを記述す
ることができないという問題がある。
【0007】具体的には、トランスポートストリームご
とに関連づけられる地上分配システム記述子のエリアコ
ード領域に、所定のサービスエリア(サービスエリア
A)を示す情報を記述すると、このトランスポートスト
リームはサービスエリアAで送信される場合にのみ有効
となり、他のサービスエリア(例えばサービスエリアB
やサービスエリアC)で送信することはできない。
【0008】したがって、例えば、特定の放送局(以
下、放送主局と称する。)において生成したトランスポ
ートストリームを、他の放送局(以下、放送支局と称す
る。)に中継して、同一内容のトランスポートストリー
ムを各放送局のサービスエリア内でそれぞれ地上波放送
する場合には、以下で説明する処理を行って、地上分配
システム記述子のエリアコード領域を書き換える必要が
あった。
【0009】すなわち、図10においてステップS10
0に示すように、放送支局は、放送主局又は他の放送支
局から送信された放送波を受信する。次に、ステップS
101において受信した放送波に対して復調処理を施す
とともに、ステップS102において復号化処理を施す
ことにより、トランスポートストリームを取り出す。次
に、ステップS103においてトランスポートストリー
ムからNITを抽出し、ステップS104においてNI
Tに記述された地上分配システム記述子のエリアコード
を書き換える。このとき、エリアコードを、当該放送支
局に対応したサービスエリアを示す情報に書き換える。
【0010】次に、ステップS104において書き換え
たNITを、ステップS105において多重化すること
によりトランスポートストリームを生成し、ステップS
106において伝送路符号化処理を施す。次に、符号化
処理が施されたトランスポートストリームに対して、ス
テップS107において変調処理を施して放送波を生成
し、ステップS108において送信する。
【0011】以上のように、同一内容のイベントやプロ
グラムを含むトランスポートストリームをそのまま中継
して送信する場合であっても、異なるサービスエリアで
送信するときには複雑な処理を経てNITを書き換える
必要があり、各放送支局における装置構成が複雑化・高
コスト化してしまうといった問題があった。
【0012】また、以上のような複雑な処理を行う間
に、伝送信号に無視できない程度の遅延が生じてしま
い、サービスエリアが重なるエリアにおいて受信が困難
となってしまうといった問題があった。例えば、放送主
局から中継したトランスポートストリームを、この放送
主局のサービスエリアと隣接する放送支局のサービスエ
リアでも送信する場合に、放送支局で上述したような複
雑な処理を行う間に遅延が生じてしまう。すると、放送
主局と放送支局のサービスエリアが重なるエリアにおい
て、放送主局から送信されたトランスポートストリーム
に対して、放送支局から送信された同一内容のトランス
ポートストリームが遅延して受信されることとなり、い
わゆる「ゴースト障害」が発生して、良好な受信状態を
確保することが困難となってしまう。
【0013】そこで、本発明は、上述した実状に鑑みて
提案されるものであり、放送主局によって生成されたト
ランスポートストリームを、当該放送主局から複数の放
送支局に中継することにより、各放送局のサービスエリ
ア内で地上波放送する場合に、簡略且つ迅速に中継する
ことが可能なデジタル放送システムを提供することを目
的とする。また、このようなデジタル放送システムにお
ける放送主局に備えられるデジタル放送送信装置を提供
することを目的とする。さらに、このような地上波放送
を受信するデジタル放送受信装置を提供することを目的
とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明に係るデジタル放
送システムは、放送主局によって、複数のイベントが連
続して編成されたプログラムを含むトランスポートスト
リーム(Transport Stream)が生成され、このトランス
ポートストリームを当該放送主局から複数の放送支局に
中継することにより、各放送局のサービスエリア内で地
上波放送する場合に適用される。そして、上記放送主局
に備えられる送信装置は、上記トランスポートストリー
ムが送信される全てのサービスエリアを示すエリア情報
を、当該トランスポートストリームに付与して送信す
る。
【0015】以上のように構成された本発明に係るデジ
タル放送システムは、放送主局から送信するトランスポ
ートストリームに、送信対象となる全てのサービスエリ
アを示すエリア情報が含まれていることから、各放送支
局において複雑な信号処理を行う必要なく、中継処理を
大幅に簡略化することができるとともに、各放送支局の
サービスエリアに生じる遅延を著しく低減することがで
きる。
【0016】また、本発明に係るデジタル放送送信装置
は、複数のイベントが連続して編成されたプログラムを
トランスポートストリーム(Transport Stream)として
生成し、サービスエリア内で地上波放送する装置であ
り、エリア情報付与手段を備える。上記エリア情報付与
手段は、上記トランスポートストリームが送信される全
てのサービスエリアを示すエリア情報を、当該トランス
ポートストリームに付与する。
【0017】以上のように構成された本発明に係るデジ
タル放送送信装置は、送信するトランスポートストリー
ムに、送信対象となる全てのサービスエリアを示すエリ
ア情報を付与することができる。したがって、このデジ
タル放送送信装置から送信されたトランスポートストリ
ームを、他のサービスエリアに中継する際に、複雑な信
号処理を行う必要なく、中継処理を大幅に簡略化するこ
とができるとともに、各サービスエリアで中継時に生じ
る遅延を著しく低減することができる。
【0018】さらに、本発明に係るデジタル放送受信装
置は、複数のイベントが連続して編成されたプログラム
を含むトランスポートストリーム(Transport Stream)
を受信する装置であり、エリア情報抽出手段を備える。
上記エリア情報抽出手段は、上記トランスポートストリ
ームから、当該トランスポートストリームが送信される
全てのサービスエリアを示すエリア情報を抽出する。
【0019】以上のように構成された本発明に係るデジ
タル放送受信装置は、受信したトランスポートストリー
ムに含まれるエリア情報を抽出して、このエリア情報を
参照することにより、受信中のサービスエリア以外のサ
ービスエリアにおいても、同一内容のトランスポートス
トリームが送信されているか否かを知ることができる。
したがって、エリア情報に基づいて受信するサービスエ
リアを設定することにより、受信状態を良好に保つこと
が容易となる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面を参照しながら詳細に説明する。本発明は、図
1に示すようなデジタル放送システム1に対して適用す
ることができる。なお、本発明は、デジタル放送システ
ム1への適用に限定されるものではなく、デジタル方式
の地上波放送を送受信するシステムに広く適用すること
ができる。また、本発明を適用して放送する内容として
は、例えば、動画像と音声情報とが組み合わされて送信
されるテレビジョン放送、音声情報だけが送信されるラ
ジオ放送、例えばコンピュータや各種の情報端末を介し
て利用するような各種データが送信されるデータ放送、
或いは、テレビジョン放送やラジオ放送に各種データが
組み合わされて送信されるマルチメディア放送を挙げる
ことができる。
【0021】デジタル放送システム1は、図1に示すよ
うに、複数の放送局10,20,30からそれぞれデジ
タル方式で送信される地上波放送を、受信装置100で
受信するシステムである。
【0022】各放送局10,20,30には、それぞれ
送信装置が備えられており、この送信装置から送信され
る放送波がアンテナから送信される。各放送局10,2
0,30から送信される放送波の到達距離には限界があ
るため、受信装置100でそれぞれの放送波を受信可能
な範囲を、それぞれサービスエリア10a,20a,3
0aとして示す。
【0023】また、各放送局10,20,30から送信
される地上波放送は、例えば、音声情報及び画像情報の
圧縮伝送規格のひとつであるMPEG-2 Systems(ITU-T H.2
22.0,ISO/IEC 13818-1)を利用したデジタル方式の地上
波放送とされている。
【0024】このようにMPEG-2 Systemsを利用したデジ
タル方式の地上波放送では、一般に、ニュースやドラマ
などのように開始時刻・終了時刻が定められた各々の放
送番組のことをイベント(event)と称し、複数のイベ
ントが連続して編成されたプログラムのことをサービス
(service)と称する。そして、複数のサービスが、ト
ランスポートストリーム(Transport Stream)とされ、
このトランスポートストリームが変調されて、放送波と
して送信される。なお、以下では、「サービスエリア」
という語との混同を避けるため、「サービス」のことを
「プログラム」と言い換えることとする。
【0025】ところで、デジタル放送システム1におい
ては、例えば放送局10において生成したトランスポー
トストリームを、他の放送局20,30に中継すること
により、各放送局10,20,30のサービスエリア1
0a,20a,30aにおいてそれぞれ同一のイベント
やプログラムを放送する場合がある。
【0026】このように中継を行うに際しては、放送局
10で生成したトランスポートストリームを、例えば伝
送ケーブルやマイクロ波回線などによって伝送すること
により中継することにより実現される。或いは、放送局
10のサービスエリア10a内に他の放送局20,30
が存在する場合には、放送局10のサービスエリア10
a内で送信されている放送波を、他の放送局20,30
で受信して増幅し、各サービスエリア20,30内で再
度放送波として送信することにより実現することもでき
る。
【0027】また、このとき、各放送局10,20,3
0内のサービスエリア10a,20a,30aでは、異
なる周波数で放送波を送信するとしてもよいし、特にト
ランスポートストリームを放送波に変調する際の変調方
式としてOFDM(Orthogonal Frequency Division Mu
ltiplexing)方式を用いる場合には、同じ周波数で放送
波を送信するとしてもよい。一般に、サービスエリアご
とに異なる周波数で放送波を送信するよう構成されたネ
ットワークは、MFN(Multi-Frequency Network)と
称されており、各サービスエリアで同一の周波数により
放送波を送信するよう構成されたネットワークは、SF
N(Single Frequency Network)と称されている。
【0028】なお、以下の説明においては、各サービス
エリアで送信するトランスポートストリームを生成する
放送局のことを放送主局と称し、この放送主局で生成さ
れたトランスポートストリームが中継される放送局のこ
とを放送支局と称する。また、本発明は、特定の放送局
が恒常的に放送主局となることに限定されるものではな
く、放送するイベントやプログラムごとに、放送主局が
替わってもよい。さらに、本発明は、放送主局で生成さ
れたトランスポートストリームを放送支局に中継するだ
けでなく、この放送支局からさらに別の放送支局に多段
階的に中継する場合にも適用することができる。
【0029】デジタル放送システム1においては、上述
したように中継を行って、複数のサービスエリア内で同
一のイベントやプログラムを含むトランスポートストリ
ームを放送するに際して、放送主局に備えられる送信装
置が、当該トランスポートストリームが送信される全て
のサービスエリアを示すエリア情報を、当該トランスポ
ートストリームに付与して送信するように構成されてい
る。
【0030】すなわち、例えば、放送主局となる放送局
10から放送支局としての放送局20,30にトランス
ポートストリームが中継され、各サービスエリア10
a,20a,30aにおいて、同一のイベントやプログ
ラムを含むトランスポートストリームを放送する場合
に、放送局10に備えられる送信装置は、当該トランス
ポートストリームがサービスエリア10a,20a,3
0aで送信されることを示すエリア情報を、当該トラン
スポートストリームに付与して送信する。
【0031】このように、トランスポートストリーム自
身に当該トランスポートストリームが送信されるサービ
スエリアを示すエリア情報を付与して送信することによ
り、放送支局において複雑な信号処理を行う必要なく、
中継処理を大幅に簡略化することができる。
【0032】例えば、ネットワークをSFNにより構成
し、全てのサービスエリアで同一の周波数により放送を
行う場合、中継を行う放送支局は、図2においてステッ
プS10に示すように、放送主局から送信されたトラン
スポートストリーム又は放送波を受信する。なお、放送
主局から放送支局に中継したトランスポートストリーム
又は放送波を、さらに別の放送支局へと多段階的に中継
する場合には、ステップS10で他の放送支局から送信
されたトランスポートストリーム又は放送波を受信して
もよい。
【0033】次に、この放送支局は、ステップS11に
おいて、受信したトランスポートストリーム又は放送波
を増幅して送信する。このように、極めて簡略な中継処
理を実現することができる。
【0034】また例えば、ネットワークをMFNにより
構成し、サービスエリアごとに異なる周波数で放送を行
う場合、中継を行う放送支局は、図3においてステップ
S20に示すように、放送主局から送信された放送波を
受信する。なお、上述の場合と同様に、放送主局から放
送支局に中継した放送波を、さらに別の放送支局へと多
段階的に中継する場合には、ステップS20で他の放送
支局から送信された放送波を受信してもよい。
【0035】次に、この放送支局は、ステップS21に
おいて、ステップS20で受信した放送波の周波数を所
定の周波数となるように周波数変換処理を施す。次に、
ステップS22において、変調した放送波を増幅して送
信する。このように、ネットワークがMFNにより構成
された場合であっても、極めて簡略な中継処理を実現す
ることができる。
【0036】なお、ネットワークがMFNにより構成さ
れた場合に、放送波によって中継するとせず、例えば伝
送ケーブルやマイクロ波回線などによってトランスポー
トストリームを伝送することにより中継する場合には、
図2に示した場合と同様にして、さらに簡略な中継処理
が可能となる。
【0037】以上で説明したように、本発明によれば、
複雑な信号処理を行う必要なく、極めて簡略な中継処理
を実現することができる。したがって、各放送支局にお
ける装置構成を簡略化・低コスト化することができる。
【0038】また、簡略な中継処理が可能となることか
ら、中継時に生じる遅延を著しく低減することができ
る。したがって、例えば、放送主局と放送支局のサービ
スエリアが重なるエリアにおいて、放送主局から送信さ
れたトランスポートストリームに対して、放送支局から
送信された同一内容のトランスポートストリームが遅延
して受信されることにより生じる受信障害を低減するこ
とができ、良好な受信状態を確保することが容易とな
る。また、例えば、放送波の変調方式としてOFDM方
式を用いた場合には、ガードインターバルを短くするこ
とができ、送信するトランスポートストリームの伝送効
率を向上させることができる。
【0039】さらに、各サービスエリアで放送されるト
ランスポートストリーム中に、エリア情報が付与されて
いることから、受信装置100は、受信したトランスポ
ートストリームに含まれるエリア情報を抽出して、この
エリア情報を参照することにより、受信中のサービスエ
リア以外のサービスエリアにおいても、同一内容のトラ
ンスポートストリームが送信されているか否かを知るこ
とができる。したがって、受信装置100は、エリア情
報に基づいて受信するサービスエリアを設定することに
より、受信状態を良好に保つことが容易とすることがで
きる。
【0040】つぎに、以下では、上述したデジタル放送
システム1において放送主局(上述の例では放送局1
0)に備えられる送信装置について説明する。以下で
は、本発明に係るデジタル放送送信装置を適用した一構
成例として、図4に示すような送信装置50について説
明する。
【0041】送信装置50は、図4に示すように、オー
ディオ信号が入力されるオーディオエンコーダ51と、
ビデオ信号が入力されるビデオエンコーダ52と、デー
タ信号が入力されるデータエンコーダ53と、これらエ
ンコーダによって各信号が変換されたデジタルデータを
多重化してトランスポートストリームを生成する多重化
部54と、多重化部54によって生成されたトランスポ
ートストリームに対して誤り訂正符号化処理などの処理
を施す伝送路符号化部55と、伝送路符号化部55によ
って処理が施されたトランスポートストリームに対し
て、放送特性に適したデジタル変調処理を施して放送信
号を生成する変調部56と、当該送信装置50の各部に
対する制御を行うシステムコントローラ57とを備え
る。
【0042】そして、変調部56により生成された放送
信号は、送信装置50に接続された送信アンテナ60に
出力され、この送信アンテナ60から放送波として送信
される。
【0043】オーディオエンコーダ51、ビデオエンコ
ーダ52、及びデータエンコーダ53は、それぞれオー
ディオ信号、ビデオ信号、及びデータ信号が入力され、
これらの信号に対してそれぞれ圧縮符号化処理を施し
て、デジタルデータとして出力する。これらオーディオ
信号、ビデオ信号、及びデータ信号は、それぞれ音声情
報、画像情報、及び例えばコンピュータや各種の情報端
末を介して利用するような各種データ情報が含まれてい
る。すなわち、放送波に含めて送信するプログラムの情
報内容が、各々のエンコーダに入力される。
【0044】なお、本発明においては、例えば、放送局
から音声情報だけのラジオ放送を送信する場合には、送
信装置50におけるビデオエンコーダ52やデータエン
コーダ53を不要とすることができる。
【0045】多重化部54は、各エンコーダから出力さ
れたデジタルデータのビットストリームに対してパケッ
ト化を施した後に、このビットストリームに対して多重
化処理を施し、MPEG-2 Systemsに準拠したトランスポー
トストリームを生成する。このとき、多重化部54は、
後述するエリア情報や、時刻情報などのような放送に必
要となる各種情報がシステムコントローラから入力さ
れ、これらの情報をトランスポートストリームに付与す
る処理も行う。
【0046】なお、本発明において、送信装置50によ
って1つのトランスポートストリームに、複数のプログ
ラム(サービス)を含めて送信する場合には、上述した
ような各エンコーダを複数組備え、プログラムプログラ
ム単位のビットストリームを複数束ねてさらに多重化処
理を行う。
【0047】伝送路符号化部55は、多重化部54によ
り生成されたトランスポートストリームに対して、誤り
訂正符号化処理を施した後に、連続した誤りをランダム
誤りに変えて誤り訂正能力を高めるためのインターリー
ブ処理を行う。また、受信装置100で同期を取りやす
くするために、トランスポートストリームに対して同期
信号を付加するフレーム化処理を行う。
【0048】このようにして多重化部54及び伝送路符
号化部55により生成されるトランスポートストリーム
は、図5に示すように構成される。トランスポートスト
リームは、図5に示すように、複数のトランスポートス
トリーム・パケット(TSパケット)が連続して構成さ
れている。TSパケットは、4バイトのヘッダ部と、1
84バイトのデータ部により構成されており、全体とし
て、188バイトとされている。TSパケットのヘッダ
部には、同期をとるための同期符号と、各TSパケット
を識別するためのPID(パケット識別番号)が記述さ
れている。TSパケットのデータ部には、放送波に含め
て送信する情報内容が含められる。
【0049】変調部56は、伝送路符号化部55によっ
て処理が施されたトランスポートストリームに対して、
放送特性を考慮して、高能率で誤り耐性が高いデジタル
変調処理を施す。具体的には、例えば、変調方式として
OFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexi
ng)方式を用いることができる。
【0050】なお、送信装置50においては、オーディ
オエンコーダ51及びビデオエンコーダ52での処理
が、それぞれ、MPEGオーディオ及びMPEGビデオ
に準拠した処理であり、多重化部54での処理が、MPEG
-2 Systemsに準拠した処理である。
【0051】システムコントローラ57は、送信装置5
0の各部と各種信号のやりとりをすることによって、各
部の動作を制御する。また、システムコントローラ57
は、エリア情報や、時刻情報などのような放送に必要と
なる各種情報を生成して多重化部54に出力する。
【0052】ここで、エリア情報とは、送信装置50に
よって生成するトランスポートストリームが送信される
全てのサービスエリアを示す情報である。
【0053】送信装置50においては、当該送信装置5
0により生成するトランスポートストリームを送信する
サービスエリアを予め設定しておくことによって、送信
対象である全てのサービスエリアを示すエリア情報をシ
ステムコントローラ57が生成する。そして、生成され
たエリア情報は、多重化部54によってトランスポート
ストリームに付与される。
【0054】このとき、多重化部54は、例えば、図6
に示すようなNIT(Network Information Table)に
記述される地上分配システム記述子に対して、エリア情
報を付与する。NITは、MPEG-2 Systemsで規定される
テーブルであり、ネットワークにより運ばれるトランス
ポートストリームの物理的構成に関する情報、及びネッ
トワーク自身の特性を示すテーブルである。
【0055】なお、本発明においては、エリア情報をN
ITに記述される地上分配システム記述子に対して付与
することに限定されるものではなく、トランスポートス
トリームの所定の位置に付与するとすればよい。ただ
し、NITに記述される地上分配システム記述子には、
従来から各トランスポートストリームごとに唯一のエリ
アコードを記述する領域が用意されており、このエリア
コードにエリア情報を記述することによって、エリア情
報を容易にトランスポートストリームに付与することが
できる。
【0056】まず、以下では、図6を参照しながらNI
Tについて簡略に説明する。なお、NITは、MPEG-2 S
ystemsの規定により、図6に示すようなデータ構造とさ
れている。図6において、[table_id]は、このネットワ
ーク情報セクションが何を示すセクションであるかを示
す識別子であり、自ネットワークのNITである場合に
は「0x40」なる値が、他ネットワークのNITであ
る場合には「0x41」なる値が記述される。すなわ
ち、自ネットワークに関するエリア情報をNITに含め
る場合には、[table_id]の値が「0x40」であるネッ
トワーク情報セクションにエリア情報を付与する必要が
ある。
【0057】また、[section_syntax_indicator]は、セ
クションシンタクス指示を示す識別子であり、その値は
常に「1」とされる。[section_length]は、セクション
長フィールドの直後からCRC(Cyclic Redundancy Ch
eck)を含むセクションの最後までのセクションのバイ
ト数を規定する識別子である。[network_id]は、NIT
が示す分配システムを他の分配システムと区別するため
の識別子である。
【0058】[version_number]は、サブテーブルのバー
ジョン番号を示す識別子である。[current_next_indica
tor]は、この値が「1」である場合に、サブテーブルが
現在のサブテーブルであることを示し、「0」である場
合に、送られるサブテーブルはまだ適用されず、次のサ
ブテーブルを使用することを示す識別子である。[secti
on_number]は、セクションの番号を示す識別子であり、
サブテーブル中の最初のセクションである場合に「0x
00」なる値となる。このセクション番号は、同一の[t
able_id]と[network_id]とを有するセクションの追加ご
とに値が「1」ずつ加算される。
【0059】[last_section_number]は、そのセクショ
ンが属するサブテーブルの最後のセクション、すなわち
最大のセクション番号を有するセクションの番号を示す
識別子である。[network_descriptors_length]は、以下
に続くネットワーク記述子(descripter()のこと)のル
ープの全バイト数を示す識別子である。[transport_str
eam_loop_length]は、CRCの最初のバイトの直前に終
わるトランスポートストリームループの全バイト数を示
す識別子である。
【0060】トランスポートストリームループ中におい
て、[transport_stream_id]は、このトランスポートス
トリームを分配システム内の他の多重から識別するため
の識別子である。[original_network_id]は、元の分配
システムの[network_id]を示す識別子である。[transpo
rt_descriptors_length]は、以下に続くネットワーク記
述子(descripter()のこと)のループの全バイト数を示
す識別子である。[CRC_32]は、CRCを示し、セクショ
ン全体を処理した後にレジスタ出力が「0」となるよう
なCRC値を含む識別子である。
【0061】地上分配システム記述子は、以上のような
データ構造とされたNITにおいて、トランスポートス
トリームループ内のネットワーク記述子として記述する
ことが望ましいとされている。なお、このトランスポー
トストリームループ内のネットワーク記述子には、地上
分配システム記述子の他に、例えばサービスリスト記述
子、緊急情報記述子、システム管理記述子、部分受信記
述子などの各種ネットワーク記述子が記述される。そこ
で、以下では、この地上分配システム記述子について説
明する。
【0062】地上分配システム記述子は、図7に示すよ
うなデータ構造とされている。なお、地上分配システム
記述子は、MPEG-2 Systemsで規定されている[private_d
ata_indicator_descriptor]形式に基づいて、社団法人
電波産業会によって規定されている(ARIB STD-B10)。
【0063】図7において、[descriptor_tag]は、各種
ネットワーク記述子を識別するための識別子であり、地
上分配システム記述子の場合には、所定の値が記述され
る。なお、この[descriptor_tag]に記述すべき値は、ネ
ットワーク記述子の種別に応じて、MPEG-2 Systemsの規
定に即した値とされる。[descriptor_length]は、この
識別子の直後に続くネットワーク記述子のデータ部分の
全バイト数を示す識別子である。
【0064】[area_code]は、当該トランスポートスト
リームが送信されるサービスエリアを示す識別子であ
り、12ビットの識別子である。[guard_interval]は、
当該トランスポートストリームのガードインターバルを
示す識別子である。[transmission_mode]は、当該トラ
ンスポートストリームのモード情報を示す識別子であ
る。[frequency]は、当該トランスポートストリームが
送信される周波数を示す識別子である。
【0065】地上分配システム記述子は、MPEG-2 Syste
msの規定により、以上のようなデータ構造とされている
が、従来のデジタル放送システムにおいては、[area_co
de]に記述されたエリアコードが、トランスポートスト
リームごとに唯一とされていた。
【0066】そこで、本発明を適用した送信装置50
は、例えば、この地上分配システム記述子における[are
a_code]に、当該トランスポートストリームが送信され
るサービスエリアを示すエリア情報を記述する。
【0067】具体的には、例えば、以下の表1に示すよ
うに、[area_code]の各ビットに、それぞれサービスエ
リアを対応させた符号を記述することにより、当該トラ
ンスポートストリームにエリア情報を付与する。
【0068】
【表1】
【0069】すなわち、[area_code]の12ビットに対
して、各々サービスエリアを割り当てておき、各ビット
の値が「1」であれば、そのサービスエリアで当該トラ
ンスポートストリームを送信することを示すとする。な
お、表1に示す例では、[area_code]の各ビットに対し
て、最下位側から、第1のサービスエリア、第2のサー
ビスエリア、第3のサービスエリアをそれぞれ割り当て
た場合の例を示す。また、各ビットの値が「0」のとき
に、そのサービスエリアで当該トランスポートストリー
ムを送信することを示してもよい。
【0070】このように、[area_code]の各ビットにサ
ービスエリアを割り当てるとする場合には、サービスエ
リアの数だけ、[area_code]のビット数を確保する必要
があるが、各送信装置50がビットを確認するだけの極
めて簡略な検出処理によって、当該トランスポートスト
リームを送信対象とされているサービスエリアを検出す
ることができる。また、複数のサービスエリアを示すこ
とが容易である。
【0071】また、例えば、以下の表2に示すように、
[area_code]の各ビットに、当該トランスポートストリ
ームが送信されるサービスエリアに対応した符号を記述
するとしてもよい。
【0072】
【表2】
【0073】すなわち、トランスポートストリームを各
サービスエリア及び複数のサービスエリアで送信する組
み合わせごとに[area_code]に記述する値を予め決めて
おく。例えば表2に示す例では、第2のサービスエリア
だけで当該トランスポートストリームを送信する場合に
は「00000000001」なる値を[area_code]に記述し、第2
及び第3のサービスエリアだけで当該トランスポートス
トリームを送信する場合には「000000000101」なる値を
[area_code]に記述するなどと予め決めておく。
【0074】このように、[area_code]の各ビットに、
当該トランスポートストリームが送信されるサービスエ
リアに対応した符号を記述することによりエリア情報を
トランスポートストリームに付与することにより、上述
したように[area_code]の各ビットにそれぞれサービス
エリアを対応させた符号を記述する場合と比較して、[a
rea_code]に必要となるビット数を低減することができ
る。
【0075】また、例えば、以下の表3に示すように、
[area_code]に、各サービスエリアを示すビット符号
を、当該トランスポートストリームを送信するサービス
エリアに応じて列挙して記述してもよい。
【0076】
【表3】
【0077】すなわち、例えば、第1のサービスエリア
で当該トランスポートストリームを送信する場合には
「000000000000」なる値を[area_code]に記述し、第2
のサービスエリアで当該トランスポートストリームを送
信する場合には「000000000001」なる値を[area_code]
に記述すると決めておく。そして、第1の及び第2のサ
ービスエリアの両方で当該トランスポートストリームを
送信する場合には「000000000000」なる値と「00000000
0001」なる値とを[area_code]に記述する。
【0078】このように、[area_code]に、各サービス
エリアを示すビット符号を、当該トランスポートストリ
ームを送信するサービスエリアに応じて列挙して記述す
ることにより、当該トランスポートストリームを複数の
サービスエリアで送信する場合であっても、これらサー
ビスエリアの組み合わせを考慮せずに、各サービスエリ
アに対応するビット符号を列挙するだけでよいこととな
る。ただし、この場合には、数多くのサービスエリアで
当該トランスポートストリームを送信する場合には、送
信するデータ量が増大してしまう。
【0079】以上で説明したように、本発明を適用した
送信装置50は、送信するトランスポートストリーム
に、当該トランスポートストリームの送信対象となる全
てのサービスエリアを示すエリア情報を付与することが
できる。したがって、送信装置50から送信したトラン
スポートストリームを、他のサービスエリアに中継する
際に、複雑な信号処理を行う必要がなく、中継処理を大
幅に簡略化することができるとともに、各サービスエリ
アで中継時に生じる遅延を著しく低減することができ
る。
【0080】つぎに、以下では、上述した送信装置50
によって送信される地上波放送を受信する受信装置10
0について説明する。以下では、本発明に係るデジタル
放送受信装置を適用した一構成例として、図8に示す受
信装置100について説明する。
【0081】受信装置100は、図8に示すように、送
信装置50によって送信される地上波放送の放送波を受
信する受信アンテナ120から放送信号が入力されて、
この放送信号に対してデジタル復調処置を施す復調部1
01と、復調部101によってデジタル復調処置が施さ
れた信号に対して復号化処理を施してトランスポートス
トリームを取り出す復号化部102と、復号化部102
により取り出されたトランスポートストリームに多重化
されているデジタルデータを抽出して、このデジタルデ
ータの内容に応じた出力を行う抽出部103と、抽出部
103によって抽出されたデジタルデータがそれぞれ入
力されて、それぞれオーディオ信号、ビデオ信号、デー
タ信号を生成するオーディオデコーダ104、ビデオデ
コーダ105、及びデータデコーダ106と、GPS
(Global Positioning System)により送出される信号
に基づいて位置を検出するGPS受信部107と、トラ
ンスポートストリームに含まれるエリア情報を保持する
メモリ108と、当該受信装置100の各部に対する制
御を行うシステムコントローラ109とを備える。
【0082】復調部101は、送信装置50の変調部5
6に対応するものであり、受信アンテナ120から入力
された放送信号に対して、デジタル復調処理を施す。
【0083】復号化部102は、送信装置50の伝送路
符号化部55に対応するものであり、復調部101でデ
ジタル復調処理が施された信号に対して、デインターリ
ーブ処理や誤り訂正処理などを行うことにより復号化
し、トランスポートストリームを取り出す。
【0084】抽出部103は、復号化部102から入力
されたトランスポートストリーム中のTSパケットに記
述されたPID(パケット識別番号)に基づいて、各T
Sパケットを抽出し、各々のTSパケットに含まれるデ
ジタルデータが、オーディオ信号に属するものであるか
ビデオ信号に属するものであるかなどを判別して、各デ
ジタルデータごとに、オーディオデコーダ104やビデ
オデコーダ105などに出力する。また、抽出部103
は、トランスポートストリーム中に含まれるNITを抽
出して、このNITに含まれる情報をシステムコントロ
ーラ109に出力する。同様に、抽出部103は、トラ
ンスポートストリーム中に含まれるSDTやEIT等を
抽出して、これらSDT(Service Description Tabl
e)やEIT(Event Information Table)に含まれる情
報をシステムコントローラ109に出力する。
【0085】オーディオデコーダ104、ビデオデコー
ダ105、及びデータデコーダ106は、それぞれ、抽
出部103から入力されたデジタルデータに対して復号
化処理を施すことにより、オーディオ信号、ビデオ信
号、データ信号を生成する。
【0086】なお、本発明においては、例えば、放送局
から音声情報だけのラジオ放送を送信する場合には、受
信装置100におけるビデオデコーダ105やデータデ
コーダ106を不要とすることができる。
【0087】GPS受信部107は、GPS(Global P
ositioning System)により送出される信号を受信し、
この信号に基づいて受信装置100の位置を検出する。
受信装置100は、GPS受信部107を備えているこ
とにより、当該受信装置100の位置を知ることができ
る。これにより、受信装置100が受信中である当該サ
ービスエリアに隣接する隣接サービスエリアが複数ある
場合であっても、どの隣接サービスエリアが一番近いか
を即座に判断することができる。したがって、例えば、
NITに含まれるリンク情報を参照して複数の隣接サー
ビスエリアに関する情報の中から、現在位置で受信対象
とするに最も最適な隣接サービスエリアを選択すること
が可能となり、この隣接サービスエリアに対応したリン
ク先のプログラム(サービス)を即座に受信することが
できる。
【0088】なお、受信装置100は、GPS受信部1
07を備えることに限定されるものではなく、受信位置
を検出するために他の手段を備えるとしてもよい。この
ような手段としては、例えば、所定の地上放送局から送
出される基準信号を受信して、この基準信号に基づいて
現在位置を検出するとしてもよい。また、例えば、各種
情報を入力操作可能な入力部を備え、この入力部から入
力された現在位置の郵便番号、市外局番、都道府県名、
サービスエリア名などに基づいて現在位置を判断すると
してもよい。
【0089】また、受信装置100は、このように、地
上波放送を受信中の位置を検出する手段を備えずに構成
されていてもよい。この場合には、例えば、NITに含
まれるリンク情報に基づいて複数の隣接サービスエリア
に対応したリンク先のプログラム(サービス)を受信で
きるか否かを順次試行し、良好に受信できたプログラム
(サービス)を最適なリンク先として設定することがで
きる。
【0090】メモリ108は、書き換え可能な各種半導
体メモリにより構成することができ、例えば、受信装置
100に対して着脱自在とされていてもよい。
【0091】システムコントローラ109は、受信装置
100の各部と各種信号のやりとりをすることによっ
て、各部の動作を制御する。また、抽出部103から入
力されたNITに含まれる情報から、エリア情報を抽出
し、メモリ108に保持する。
【0092】そして、システムコントローラ109は、
例えば復調部101から出力される受信レベルが所定の
レベルを下回ったときに、当該サービスエリアの受信可
能範囲外に移動したと判断して、メモリ108に保持し
ているエリア情報を参照し、このエリア情報の中から現
在受信中のイベント又はプログラム(サービス)と同一
内容の放送が他のサービスエリアでも送信されているか
否かを判定する。そして、送信されている場合には、そ
のサービスエリアが当該サービスエリアと隣接している
か否かなどをNITに含まれるリンク情報に基づいて判
定するなどした上で、そのサービスエリアで送信されて
いるプログラム(サービス)を受信するように、復調部
101を制御する。
【0093】すなわち、本発明を適用した受信装置10
0では、受信したトランスポートストリームに含まれる
エリア情報を抽出して、このエリア情報を参照すること
により、受信中のサービスエリア以外のサービスエリア
においても、同一内容のトランスポートストリームが送
信されているか否かを知ることができる。
【0094】したがって、エリア情報を参照することに
より、他のサービスエリアで放送されているプログラム
(サービス)に受信を切り替える際に、当該サービスエ
リアで受信中のイベントやプログラム(サービス)と同
一内容を含むプログラム(サービス)に対して優先的に
同調することが可能となる。これにより、当該サービス
エリアで受信していた内容を優先的に受信し続けること
ができる。
【0095】なお、受信装置100においては、当該サ
ービスエリア内であっても、例えばトンネルの中に位置
する場合や建物等の遮蔽物がある場合などに、受信レベ
ルが低下することが頻繁に起こり得る。したがって、こ
のような状況が頻繁に発生する場合には、例えば、受信
するプログラム(サービス)を切り替える動作の開始対
象とする受信レベルの値をさらに低い値に設定するなど
ように、動作設定の変更が可能とされていることが望ま
しい。また、受信するプログラム(サービス)を切り替
える動作を自動的に行うか否かを、予め設定可能として
もよい。
【0096】また、本発明では、復調部101から出力
される受信レベルが所定のレベルを下回ったときに、当
該サービスエリアの受信可能範囲外に移動したと判断す
ることに限定されるものではなく、例えば、GPS受信
部107により検出された現在位置に基づいて、当該サ
ービスエリアの受信可能範囲外に移動したと判断しても
よい。
【0097】また、受信装置100は、上述のように受
信レベルが低下した場合などに、エリア情報に基づい
て、当該サービスエリアと隣接する隣接サービスエリア
において、当該サービスエリアと同一のトランスポート
ストリームが送信されているか否かをシステムコントロ
ーラ109が判定し、送信されている場合には、受信条
件を切り替えるまでの受信継続時間を、送信されていな
い場合よりも長く設定するとしてもよい。
【0098】この場合における受信装置100の受信切
替動作の一例について、図9に示すフローチャートを参
照して説明する。
【0099】先ず、受信装置100のシステムコントロ
ーラ109は、復調部101から出力される受信レベル
が所定のレベルを下回ったり、GPS受信部107で検
出した現在位置に基づいて当該サービスエリアの受信可
能範囲から外れたと判断したりすると、図9においてス
テップS1に示すように、当該サービスエリアで受信を
継続することが困難であると判断する。
【0100】次に、ステップS2において、システムコ
ントローラ109は、所定の受信継続時間が経過後に依
然として受信困難な状態が継続している場合には、メモ
リ108に保持されたエリア情報を参照する。
【0101】次に、ステップS3において、システムコ
ントローラ109は、エリア情報に基づいて、同一内容
のトランスポートストリームが他の放送局のサービスエ
リアでも送信されているか否かを判定する。そして、判
定の結果、送信されていない場合には処理をステップS
4に進め、送信されている場合には、ステップS5に処
理を進める。
【0102】ステップS4においては、同一の受信条
件、すなわち同一の周波数条件などで受信を継続するこ
とが困難であると判断し、例えば、上述したリンク情報
などに基づいて、受信中のトランスポートストリームと
は異なるトランスポートストリームに含まれるプログラ
ム(サービス)にリンクして同調する動作を行う。
【0103】ステップS5においては、さらに所定の受
信継続時間の間、同一の受信条件で受信を継続すること
を試みる。
【0104】次に、ステップS6において、システムコ
ントローラ109は、ステップS5における受信継続時
間がタイムアウトするまでの間に、受信していたイベン
ト又はプログラム(サービス)に対して再び同調するこ
とができたか否かを判定する。そして、判定の結果、同
調できた場合には処理をステップS7に進め、同調でき
なかった場合には、処理をステップS8に進める。
【0105】ステップS7において、システムコントロ
ーラ109は、受信していたイベント又はプログラム
(サービス)を同一の受信条件で受信を継続する。すな
わち、この場合は、ステップS1において生じた受信困
難な状態が、例えば、トンネルの中に一時的に進入した
場合や建物等の遮蔽物がある場合などを原因とする一時
的なものであり、同一の受信条件のままで受信を継続す
ることが可能である場合に相当する。或いは、例えば、
ネットワークがSFNにより構成されており、且つ、移
動先の隣接サービスエリアにおいても当該サービスエリ
アで受信していたイベント又はプログラム(サービス)
と同一の内容を同一の受信条件のままで受信を継続する
ことが可能である場合に相当する。
【0106】一方、ステップS8以降の処理は、ネット
ワークがMFNにより構成されている可能性を試行する
処理である。すなわち、当該サービスエリアで受信して
いたイベント又はプログラム(サービス)と同一内容の
放送が隣接サービスエリアでも放送されてはいるもの
の、放送波の周波数が異なり、同一内容の受信を継続す
るためには受信条件の変更が必要な処理である。
【0107】すなわち、ステップS8において、システ
ムコントローラ109は、例えば、NITに記述される
地上分配システム記述子における識別子[frequency]を
参照することにより、隣接サービスエリアにおける放送
波の周波数を検出する。なお、地上分配システム記述子
には、識別子[frequency]が複数記述されている場合が
ある。
【0108】次に、ステップS9において、識別子[fre
quency]で示された周波数のうちのひとつを選択し、こ
の周波数を用いて同調することが可能であるか否かを試
行する。そして、試行の結果、同調が可能であれば処理
をステップS10に進め、同調できなかった場合には処
理をステップS11に進める。
【0109】ステップS10において、システムコント
ローラ109は、ステップS9で試行した周波数で受信
を継続するように復調部101を制御する。すなわち、
この場合は、受信装置100が移動した隣接サービスエ
リアにおいても当該サービスエリアで受信していたイベ
ント又はプログラム(サービス)と同一の内容を、異な
る周波数で受信を継続することが可能である場合に相当
する。
【0110】ステップS11において、システムコント
ローラ109は、地上分配システム記述子の識別子[fre
quency]で示された周波数を全て試行したか否かを判定
する。そして、判定の結果、試行が全て行われている場
合には、当該サービスエリアで受信していたイベント又
はプログラム(サービス)と同一内容の受信を継続する
ことが困難であると判断して、処理をステップS4に進
め、受信中のトランスポートストリームとは異なるトラ
ンスポートストリームに含まれるプログラム(サービ
ス)にリンクして同調する動作を行う。また、試行が全
て行われていない場合には、処理をステップS8に戻
し、識別子[frequency]で示された周波数のうちで他の
周波数を選択し、ステップS9における同調の試行を繰
り返す。
【0111】受信装置100は、以上のように動作する
ことによって、ステップS2においてエリア情報を参照
し、ステップS3において、エリア情報に基づいて当該
サービスエリアと同一のトランスポートストリームが隣
接サービスエリアで送信されているか否かを判定する。
そして、送信されていない場合には、ステップS4に処
理を進めて他のリンク先に同調するよう動作し、送信さ
れている場合にはステップS5において所定の受信継続
時間の間、同一の受信条件で受信を継続する。
【0112】このように、エリア情報に基づいて、同一
の受信条件で受信を継続する受信継続時間を設定するこ
とにより、一時的に受信が困難になった場合に、受信中
のイベント又はプログラム(サービス)の受信を継続す
ることを優先することができる。
【0113】なお、上述したステップS9及びステップ
S4においては、GPS受信部107によりで検出した
現在位置に基づいて、試行を優先する周波数やリンク先
を選択するとしてもよい。また、例えば、各種情報を表
示する表示部や、各種情報を入力操作可能な入力部を備
えて受信装置100を構成し、受信の継続が困難となっ
た場合などに優先して同調するリンク先を入力操作可能
としてもよい。
【0114】
【発明の効果】以上で説明したように、本発明に係るデ
ジタル放送システムは、放送主局から送信するトランス
ポートストリームに、送信対象となる全てのサービスエ
リアを示すエリア情報が含まれていることから、各放送
支局において複雑な信号処理を施す必要なく、中継処理
を大幅に簡略化することができるとともに、各放送支局
のサービスエリアに生じる遅延を著しく低減することが
できる。
【0115】また、本発明に係るデジタル放送送信装置
は、送信するトランスポートストリームに、送信対象と
なる全てのサービスエリアを示すエリア情報を付与する
ことができる。したがって、このデジタル放送送信装置
から送信されたトランスポートストリームを、他のサー
ビスエリアに中継する際に、複雑な信号処理を施す必要
なく、中継処理を大幅に簡略化することができるととも
に、各サービスエリアで中継時に生じる遅延を著しく低
減することができる。
【0116】さらに、本発明に係るデジタル放送受信装
置は、受信したトランスポートストリームに含まれるエ
リア情報を抽出して、このエリア情報を参照することに
より、受信中のサービスエリア以外のサービスエリアに
おいても、同一内容のトランスポートストリームが送信
されているか否かを知ることができる。したがって、エ
リア情報に基づいて受信するサービスエリアを設定する
ことにより、受信状態を良好に保つことが容易となる。
【0117】したがって、本発明によれば、放送主局に
よって生成されたトランスポートストリームを、当該放
送主局から複数の放送支局に中継することにより、各放
送局のサービスエリア内で地上波放送する場合に、簡略
且つ迅速に中継することが可能となる。また、良好な受
信状態を確保することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用したデジタル放送システムを説明
するための概略図である。
【図2】同デジタル放送システムにおいて、放送支局で
の中継処理の一例を示すフローチャートである。
【図3】同デジタル放送システムにおいて、放送支局で
の中継処理の別の一例を示すフローチャートである。
【図4】本発明に係るデジタル放送送信装置の一構成例
として示す送信装置の機能ブロック図である。
【図5】同送信装置により送信されるトランスポートス
トリームを説明するための概略図である。
【図6】同送信装置によりトランスポートストリームに
含めて送信されるNITを示す概略図である。
【図7】同NITに含まれる地上分配システム記述子の
一例を示す概略図である。
【図8】本発明に係るデジタル放送受信装置の一構成例
として示す受信装置の機能ブロック図である。
【図9】同受信装置の動作の一例を示すフローチャート
である。
【図10】従来のデジタル放送システムにおいて、放送
支局での中継処理の一例を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 デジタル放送システム、10,20,30 放送
局、10a,20a,30a サービスエリア、50
送信装置、51 オーディオエンコーダ、52ビデオエ
ンコーダ、53 データエンコーダ、54 多重化部、
55 伝送路符号化部、56 変調部、57 システム
コントローラ、60 送信アンテナ、100 受信装
置、101 復調部、102 復号化部、103 抽出
部、104オーディオデコーダ、105 ビデオデコー
ダ、106 データデコーダ、107 GPS受信部、
108 メモリ、109 システムコントローラ、12
0受信アンテナ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 5/44 Fターム(参考) 5C025 AA06 BA18 BA25 DA01 DA05 5C063 AA20 AB03 AC10 CA23 CA34 DA07 DA13 5K061 AA03 AA11 BB06 CD04

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 放送主局によって、複数のイベントが連
    続して編成されたプログラムを含むトランスポートスト
    リーム(Transport Stream)が生成され、このトランス
    ポートストリームを当該放送主局から複数の放送支局に
    中継することにより、各放送局のサービスエリア内で地
    上波放送するデジタル放送システムにおいて、 上記放送主局に備えられる送信装置は、上記トランスポ
    ートストリームが送信される全てのサービスエリアを示
    すエリア情報を、当該トランスポートストリームに付与
    して送信することを特徴とするデジタル放送システム。
  2. 【請求項2】 複数のイベントが連続して編成されたプ
    ログラムをトランスポートストリーム(Transport Stre
    am)として生成し、サービスエリア内で地上波放送する
    デジタル放送送信装置において、 上記トランスポートストリームが送信される全てのサー
    ビスエリアを示すエリア情報を、当該トランスポートス
    トリームに付与するエリア情報付与手段を備えることを
    特徴とするデジタル放送送信装置。
  3. 【請求項3】 上記エリア情報付与手段は、上記トラン
    スポートストリームに含まれるNIT(Network Inform
    ation Table)に記述される地上分配システム記述子の
    エリアコードに対して、上記エリア情報を付与すること
    を特徴とする請求項2記載のデジタル放送送信装置。
  4. 【請求項4】 上記エリア情報付与手段は、上記エリア
    情報として、上記地上分配システム記述子におけるエリ
    アコードの各ビットに、それぞれサービスエリアを対応
    させた符号を記述することを特徴とする請求項3記載の
    デジタル放送送信装置。
  5. 【請求項5】 上記エリア情報付与手段は、上記エリア
    情報として、上記地上分配システム記述子におけるエリ
    アコードに、上記トランスポートストリームを送信する
    サービスエリアに応じたビット符号を記述することを特
    徴とする請求項3記載のデジタル放送送信装置。
  6. 【請求項6】 上記エリア情報付与手段は、上記エリア
    情報として、上記地上分配システム記述子におけるエリ
    アコードに、各サービスエリアを示すビット符号を、上
    記トランスポートストリームを送信するサービスエリア
    に応じて列挙して記述することを特徴とする請求項3記
    載のデジタル放送送信装置。
  7. 【請求項7】 複数のイベントが連続して編成されたプ
    ログラムを含むトランスポートストリーム(Transport
    Stream)を受信するデジタル放送受信装置において、 上記トランスポートストリームから、当該トランスポー
    トストリームが送信される全てのサービスエリアを示す
    エリア情報を抽出するエリア情報抽出手段を備えること
    を特徴とするデジタル放送受信装置。
  8. 【請求項8】 上記エリア情報抽出手段によって抽出さ
    れたエリア情報に基づいて、当該サービスエリアと隣接
    する隣接サービスエリアにおいて、当該サービスエリア
    と同一のトランスポートストリームが送信されているか
    否かを判定し、送信されている場合には、受信状態が劣
    化したときに受信条件を切り替えるまでの受信継続時間
    を、送信されていない場合よりも長く設定する設定切替
    手段を備えることを特徴とする請求項7記載のデジタル
    放送受信装置。
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