JP6319828B1 - Ip放送のセッションを確立するクライアント、システム、方法及びプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】IP放送であっても、ユーザがチャネル切り替え時に違和感を持つことなく、できる限り処理遅延を短くすることができるシステム等を提供する。【解決手段】サーバは、複数のチャネルの動画コンテンツにおける選局情報及びアドレス情報を含むPSI(Program Specific Information)/SI(Service Information)情報を、1つのセッションを介してクライアントへ逐次配信するPSI/SI情報配信手段を有する。これに対し、クライアントは、PSI/SI情報を受信した時に、各チャネルのアドレス情報に向けてセッション確立シーケンスを実行するセッション確立手段と、選局に基づくチャネルについて、セッションを介して動画コンテンツを受信する動画コンテンツ受信手段とを有する。特に、セッション確立手段は、ユーザの選局操作に連動することなく、複数のチャネルのアドレス情報に向けてセッション確立シーケンスを実行する。【選択図】図1

Description

本発明は、IP(Internet Protocol)マルチキャスト放送のセッションを確立する技術に関する。
従来、地上波デジタル放送について、チャネルのスキャン処理の時間を短縮化する受信装置の技術がある(例えば特許文献1参照)。この技術によれば、SI(Service Information、番組配列情報)に含まれるNIT(Network Information Table)情報を受信した際に、受信周波数帯とチャネルとが割り当てられる。具体的には、チャネルのスキャン処理中に取得できたNITに基づいて、チャネル情報が既に判明している周波数帯と、チャネル情報が判明していない周波数帯とを区別する。チャネル情報が判明していない周波数帯のみについて、チャネル情報を検索すべくスキャン処理を続行する。これによって、チャネルのスキャン処理にかかる全体的な時間を短縮化することができる。
IP放送も同様に、EPG(Electronic Program Guide、電子番組表)の構成に必要なSIが、専用のIPセッションを介して、サーバからクライアントへ配信される。ここで、SIによって例えば約8日分の番組情報を転送するためには、約15分程度必要となる。そのために、リアルタイム性が確保されるものではない。
これに対し、IP放送のサーバは、地上波デジタル放送と同様に、PSI(Program Specific Information)情報を約2分程度で、クライアントへ配信している。これによって、番組情報におけるリアルタイム性を確保しようとしている。
特開2011−61496号公報
しかしながら、前述したIP放送におけるPSI情報によれば、クライアントは、最大2程度待機し、第1の遅延が生じる。
また、IP放送の場合、クライアントは、ユーザによって選局されたチャネルのコンテンツストリームを受信するためには、予めセッションを確立しておく必要がある。セッションは、IP放送サーバ、又は、IPマルチキャストのJoinが成立したルータとの間で確立される。ここで、クライアントは通常、ユーザによって選局された後、セッション確立シーケンスを実行するために、そのセッション確立に時間を要し、第2の遅延が生じる。
更に、セッションを介して受信するコンテンツストリームは、暗号化されているために、鍵を用いて復号する必要がある。この復号処理にも時間を要し、第3の遅延が生じる。
このような第1〜第3の遅延の積み重ねは、ユーザから見て、特に「ザッピング操作」のときに違和感を持つ。ザッピング操作とは、ユーザが、リモコンに対して、チャネルを頻繁に切り替えるような操作をいう。この場合、ユーザから見て、チャネルを切り替えたにも拘わらず、直ぐに動画が再生されないという違和感が生じる。
特に、セッション確立シーケンスの実行に要する第2の遅延については、全てのチャネルの放送コンテンツを常に受信可能となっているデジタル放送では、生じることはない。
そのために、IP放送の場合、チャネルを頻繁に切り換えるザッピング操作の際に、動画コンテンツの表示を瞬時に切り替えることは、極めて困難となる。
そこで、本発明は、IP放送であっても、ユーザがチャネル切り替え時に違和感を持つことなく、できる限りスムーズに動画コンテンツを再生することができるクライアント、システム、方法及びプログラムを提供することを目的とする。
本発明によれば、IP(Internet Protocol)放送におけるチャネル毎の動画コンテンツを配信するサーバから、当該動画コンテンツを受信して再生するクライアントにおいて、
サーバから、複数のチャネルの動画コンテンツにおける選局情報及びアドレス情報を含むPSI(Program Specific Information)情報を、1つのセッションを介して逐次受信するPSI情報受信手段と、
PSI情報を受信した時に、当該PSI情報のNITに含まれる各チャネルのアドレス情報に向けてセッション確立シーケンスを実行するセッション確立手段と、
選局に基づくチャネルについて、動画コンテンツを受信する動画コンテンツ受信手段と
を有することを特徴とする。
本発明のクライアントにおける他の実施形態によれば、
セッション確立手段は、ユーザの選局操作に連動することなく、複数のチャネルのアドレス情報に向けてセッション確立シーケンスを実行することも好ましい。
本発明のクライアントにおける他の実施形態によれば、
セッション確立シーケンスを実行すべき複数のチャネルのアドレス情報は、
NITに含まれる全てのチャネルのアドレス情報、
NITに含まれるチャネルの中で、当該NITに記述された第1の所定フラグに基づいて選択されたチャネルのアドレス情報、又は、
NITに含まれるチャネルの中で、クライアントに予め記憶された第2の所定フラグに基づいて選択されたチャネルのアドレス情報
であることも好ましい。
本発明のクライアントにおける他の実施形態によれば、
第1の所定フラグは、サーバによって制御可能な、各チャネルに対する契約可否が対応付けられたティアビットであり、
第2の所定フラグは、クライアントによって制御可能な、各チャネルに対する視聴可否が対応付けられたティアビットであることも好ましい。
本発明のクライアントにおける他の実施形態によれば、
動画コンテンツは、暗号化データであり、
セッション確立手段は、セッション確立時に、チャネル毎に動画コンテンツの復号鍵を取得し、
動画コンテンツ受信手段は、ユーザの選局に基づくチャネルの復号鍵を用いて、当該チャネルのセッションを介して受信した動画コンテンツを復号する
ことも好ましい。
本発明のクライアントにおける他の実施形態によれば、
動画コンテンツは、TS(Transport Stream)パケットによって配信され、
NITに含まれるアドレス情報は、CDN(Content Delivery Network)のサーバ又はルータのアドレスであことも好ましい。
本発明によれば、前述したクライアントと、サーバとを有するシステムであって、
サーバは、クライアントへ配信するNITには、チャネル毎の動画サムネイルを含めており、
クライアントは、選局されたチャネルのセッションを介して受信した動画コンテンツの復号処理時間中、当該チャネルに対応する動画サムネイルを、表示装置へ向けて出力する動画サムネイル表示手段を更に有する
ことを特徴とする。
本発明のシステムにおける他の実施形態によれば、
動画サムネイルは、非暗号化データであり、
動画サムネイル表示手段は、復号することなく、サーバから受信した全てのチャネルの動画サムネイルを並べた1枚の動画を、表示装置へ表示する
ことを特徴とする請求項7に記載のシステム。
本発明のシステムにおける他の実施形態によれば、
クライアントは、暗号化された動画コンテンツの復号処理時間中、選局された当該チャネルの動画サムネイルを拡大させながら表示装置へ表示すると共に、当該動画コンテンツの復号が完了した時、当該動画サムネイルから当該動画コンテンツへ切り替える
ことも好ましい。
本発明のシステムにおける他の実施形態によれば、
クライアントは、動画サムネイルと動画コンテンツとを同期させる
ことも好ましい。
本発明によれば、IP放送におけるチャネル毎の動画コンテンツを配信するサーバと、当該動画コンテンツを受信して再生するクライアントとを有するシステムの動画コンテンツ受信方法において、
サーバが、複数のチャネルの動画コンテンツにおける選局情報及びアドレス情報を含むPSI情報を、1つのセッションを介してクライアントへ逐次配信する第1のステップと、
クライアントが、PS情報を受信した時に、当該PSI情報のNITに含まれる各チャネルのアドレス情報に向けてセッション確立シーケンスを実行する第2のステップと、
クライアントが、選局に基づくチャネルについて、動画コンテンツを受信する第3のステップと
を有することを特徴とする。
本発明によれば、IP放送におけるチャネル毎の動画コンテンツを配信するサーバから、当該動画コンテンツを受信して再生するクライアントに搭載されたコンピュータを機能させるプログラムであって、
サーバから、複数のチャネルの動画コンテンツにおける選局情報及びアドレス情報を含むPSI情報を、1つのセッションを介して逐次受信するPSI情報受信手段と、
PSI情報を受信した時に、当該PSI情報のNITに含まれる各チャネルのアドレス情報に向けてセッション確立シーケンスを実行するセッション確立手段と、
選局に基づくチャネルについて、動画コンテンツを受信する動画コンテンツ受信手段と
してコンピュータを機能させることを特徴とする。
本発明のクライアント、システム、方法及びプログラムによれば、IP放送であっても、ユーザがチャネル切り替え時に違和感を持つことなく、できる限りスムーズに動画コンテンツを再生することができる。
本発明における基本的なシーケンス図である。 コンテンツストリームのデスクランブラを表す説明図である。 動画サムネイルを含むPSI/SI情報を用いたシーケンス図である。 動画サムネイルと動画コンテンツとの表示の切り替えを表す画面図である。 ユーザが選局を繰り返すザッピング時のシーケンス図である。 クライアントがPSI/SI情報を受信した際に、セッションを確立すべきチャネルを選択するシーケンス図である。 本発明におけるクライアントの機能構成図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて詳細に説明する。
図1は、本発明における基本的なシーケンス図である。
IP放送サーバ2は、IPネットワークを介して、クライアント1へ、チャネル毎の映像コンテンツを配信する。ここで配信される映像コンテンツは、放送型コンテンツであり、TS(Transport Stream)パケットレベルで多重化されたマルチキャストストリームである。
クライアント1は、受信した映像コンテンツを、表示装置3へ向けて再生する。図1によれば、クライアント1は、家庭内に設置されたセットトップボックスであり、表示装置3は、ユーザが視聴するテレビである。
図1によれば、以下のようにシーケンスが実行されている。
(S0)最初に、クライアント1は、IP放送サーバ2との間で、1つの専用セッションを確立する。このセッションは、全てのチャネルに共有の番組情報や制御情報を配信するためのものであり、動画コンテンツを送信するためのチャネル毎のセッションとは別のものである。
(第1のステップ:S1)IP放送サーバ2は、複数のチャネルの動画コンテンツにおける「選局情報」及び「アドレス情報」を含む「PSI(Program Specific Information)/SI(Service Information)情報」を、先に確立した専用セッションを介して、クライアント1へ逐次配信する。
TSパケットは、複数のプログラムを利用することができ、以下のような論理的な階層構造を持つ。この階層構造は、PSI情報(伝送制御信号)によって送信される。
[network] -> [TS] -> [program(service)] -> [ES(component)]
[network]:複数のTSパケットの集合体
[program]:ユーザの選局を意味する、TSパケット内に含まれるESの集合体
[ES](Elementary Stream)]:programを構成する各メディア(component)
PSI情報には、「選局情報」として、以下のテーブルが規定されている。
PAT(Program Association Table):TS->programの関係を示すテーブル
PMT(Program Map Table):program->ESの関係を示すテーブル
CAT(Conditional Access Table):限定受信制御関連の情報を示すテーブル
NIT(Network Information Table):network->TSの関係を示すテーブル
「選局情報」「アドレス情報」は、複数のチャネルの動画コンテンツについて、PSI/SI情報の「NIT」に含まれる。
「アドレス情報」とは、CDN(Content Delivery Network)のサーバ又はルータのアドレス(及びポート番号)である。
また、「SI」には、PSIの一部とみなされ、PSI/SI情報として扱われる。具体的には、SIには、EPGの全ての情報が含まれ、前述したNITも含まれる。
そのために、例えば、クライアント1のリセット時に実行されるIP放送サーバ2からのSI情報の受信時、又は、約2分程度で受信されるIP放送サーバ2からのPSI情報の受信時のいずれであっても、第1のステップS1が実行されたと判断する。
(第2のステップ:S2)クライアント1は、PSI/SI情報を受信した時に、各チャネルのアドレス情報に向けてセッション確立シーケンスを実行する。
ここで、「ネットワーク情報テーブルを受信した時」とは、ユーザの選局操作に連動することなく、セッションの確立を開始することを意味する。また、ユーザの選局操作に基づく1つのチャネル以外のチャネル、即ち、複数のチャネルのアドレス情報に向けて、セッションの確立を開始することを意味する。
また、クライアント1は、セッション確立時に、チャネル毎に動画コンテンツの復号鍵を取得する。復号鍵については、図2によって後述する。
尚、クライアント1は、NITを記憶すると共に、新たに受信したNITと比較して、アドレス情報が更新されたか否かを判定するものであってもよい。アドレス情報が更新された場合、新たなアドレス情報へ向けてセッション確立シーケンスを実行する。一方で、新たなNITに含まれなくなったアドレス情報に対するセッションは、切断する。
(第3のステップ:S3)そして、クライアント1は、選局に基づくチャネルについて、セッションを介して動画コンテンツを受信する。
表示装置3が例えばテレビである場合、ユーザは、所持するリモコンからクライアント1へ向けて赤外線信号を送信することができる。クライアント1(又はテレビ)は、受信した赤外線信号に基づく選局によって、チャネルを切り替えることができる。具体的には、切り替えられたチャネルに対応するセッションを介して、コンテンツ要求を送信する。これによって、動画コンテンツを受信することができる。
図2は、コンテンツストリームのデスクランブラを表す説明図である。
図2によれば、クライアント1は、セッション確立時に、チャネル毎に動画コンテンツの復号鍵を取得する。即ち、セッションを確立したチャネルについて、復号鍵を予め取得しておく。
これに対し、動画コンテンツは、暗号化データである。具体的には、TSのコンテンツストリームに含まれるECM(Entitlement Control Message、共通情報)を、予め取得している復号鍵を用いて復号することによって、スクランブル鍵が取得される。これは、CAS((Conditional Access System)クライアントの認証に基づき、認証成功によってスクランブル鍵が得られる。
そして、暗号化データであるTSのコンテンツストリーム(動画コンテンツ)は、スクランブル鍵を用いてデスクランブラによって復号される。デスクランブラから出力された動画コンテンツは、表示装置3へ向けて出力される。
図3は、動画サムネイルを含むPSI/SI情報を用いたシーケンス図である。
図4は、動画サムネイルと動画コンテンツとの表示の切り替えを表す画面図である。
(S1)図3によれば、図1と比較して、PSI/SI情報に、チャネル毎の「動画サムネイル」が含められている。
動画サムネイル(thumb nail)とは、元となる動画コンテンツから、情報量を削減して縮小された動画をいう。サイズ及び画質が落とされ、動画コンテンツを視聴するか否かをユーザに判断させるための「見本」のようなものである。
本発明によれば、具体的には、NITに、チャネル毎の動画サムネイルが含められる。これら動画サムネイルは、非暗号化データであるために、ECMの復号処理やコンテンツストリームの復号処理を必要としない。
(S2)図3によれば、クライアント1は、IP放送サーバ2から受信した全てのチャネルの動画サムネイルを並べた1枚の動画を、表示装置3へ表示する(図4(a)参照)。複数の動画サムネイルは、例えばn行m列に配置されている。各動画サムネイルは、ユーザによって視聴選択(押下)可能なアイコンであってもよい。
(S3)ユーザの操作によって、ch3が選局されたとする。このとき、クライアント1は、ch3のセッションを介してコンテンツ要求を送信する。それと同時に、クライアント1は、ch3の動画サムネイルを、表示装置3へ向けて出力する。
そして、クライアント1は、選局されたチャネルのセッションを介して、ch3の動画コンテンツを受信する。動画コンテンツは暗号化されているために、クライアント1は、動画コンテンツの復号処理を要する。
クライアント1は、ユーザによるch3の選局から動画コンテンツを受信すると共に、その復号処理時間中、ch3の動画サムネイルを、表示装置3へ向けて出力する。その間、クライアント1は、ch3の動画サムネイルを拡大させながら表示装置3へ表示することが好ましい。そして、当該動画コンテンツの復号が完了した時、当該動画サムネイルから当該動画コンテンツへ切り替える。このとき、動画サムネイルと動画コンテンツとを同期させる。
これによって、表示装置3のテレビを視聴するユーザから見ると、選局された動画サムネイルが拡大されながら、シームレス且つスムーズに、動画コンテンツへと切り替わる(図4(b)参照)。
図5は、ユーザが選局を繰り返すザッピング時のシーケンス図である。
(ch3)セッションの確立から、ch3の動画コンテンツの再生までは、前述した図3と全く同じである。
(ch4)ユーザの操作によって、ch4が選局されたとする。このとき、クライアント1は、ch4のセッションを介してコンテンツ要求を送信する。それと同時に、クライアント1は、ch3の動画サムネイルを、表示装置3へ向けて出力する。
(ch5)ユーザは、ch4の選局から直ぐに、ch5の選局へ切り替えたとする。このとき、クライアント1は、ch4の動画コンテンツを受信することなく、ch5のセッションを介してコンテンツ要求を送信する。それと同時に、クライアント1は、ch5の動画サムネイルを、表示装置3へ向けて出力する。
そして、クライアント1は、ch5の選局に基づく動画コンテンツを受信すると共に、その復号処理時間中、ch5の動画サムネイルを、表示装置3へ向けて出力する。その間、クライアント1は、ch5の動画サムネイルを拡大させながら表示装置3へ表示する。そして、当該動画コンテンツの復号が完了した時、当該動画サムネイルから当該動画コンテンツへ切り替える。
図6は、クライアントがPSI/SI情報を受信した際に、セッションを確立すべきチャネルを選択するシーケンス図である。
前述した実施形態によれば、PSI/SI情報に含まれる全てのチャネルのアドレス情報について、セッション確立シーケンスを実行している。
これに対し、以下の実施形態によれば、IP放送サーバ2側で、又は、クライアント1側で、セッションを確立すべきチャネルを選択することができる。
図6(a)によれば、PSI/SI情報に含まれるチャネルの中で、当該PSI/SI情報に記述された第1の所定フラグに基づいて選択されたチャネルのアドレス情報について、セッション確立シーケンスを実行する。
第1の所定フラグは、IP放送サーバ2によって制御可能な、各チャネルに対する契約可否が対応付けられたティアビットであってもよい。
図6(b)によれば、PSI/SI情報に含まれるチャネルの中で、クライアント1に予め記憶された第2の所定フラグに基づいて選択されたチャネルのアドレス情報について、セッション確立シーケンスを実行している。
第2の所定フラグは、クライアントによって制御可能な、各チャネルに対する視聴可否が対応付けられたティアビットであってもよい。
図7は、本発明におけるクライアントの機能構成図である。
図7によれば、クライアント1は、PSI/SI情報受信部11と、動画サムネイル表示部111と、セッション確立部12と、復号鍵蓄積部121と、動画コンテンツ受信部13と、デスクランブラ131と、選局情報受信部14と、動画コンテンツ表示部15とを有する。これら機能構成部は、クライアントに搭載されたコンピュータを機能させるプログラムを実行することによって実現される。勿論、これら機能構成部の処理の流れは、動画コンテンツ受信方法としても理解できる。
[PSI/SI情報受信部11]
PSI/SI情報受信部11は、IP放送サーバ2から、複数のチャネルの動画コンテンツにおけるPSI/SI情報を、1つのセッションを介して逐次受信する。受信したPSI/SI情報のNITに含まれたチャネル毎の選局情報及びアドレス情報は、セッション確立部12へ出力される。また、PSI/SI情報のNITに含まれたチャネル毎の動画サムネイルは、動画サムネイル表示部111へ出力される。
[動画サムネイル表示部111]
動画サムネイル表示部111は、選局されたチャネルのセッションを介して受信した動画コンテンツの復号処理時間中、当該チャネルに対応する動画サムネイルを、表示装置3へ向けて出力する。
[セッション確立部12]
セッション確立部12は、PSI/SI情報を受信した時に、各チャネルのアドレス情報に向けてセッション確立シーケンスを実行する。特に、ユーザの選局操作に連動することなく、複数のチャネルのアドレス情報に向けてセッション確立シーケンスを実行する。
また、セッション確立部12は、セッション確立時に、チャネル毎に動画コンテンツの復号鍵を取得し、その復号鍵を復号鍵蓄積部121へ記憶させる。
更に、セッション確立部12は、PSI/SI情報に記述された、各チャネルに対する契約可否が対応付けられたティアビットを、デスクランブラ131へ出力する。
[復号鍵蓄積部121]
復号鍵蓄積部121は、セッション確立部12から出力されたチャネル毎の動画コンテンツの復号鍵を記憶する。
[動画コンテンツ受信部13]
動画コンテンツ受信部13は、選局に基づくチャネルについて、セッションを介して動画コンテンツを受信する。具体的には、チャネルのアドレス情報へ向けてコンテンツ要求を送信し、動画コンテンツを受信する。受信した動画コンテンツは、デスクランブラ131へ出力される。
[デスクランブラ131]
デスクランブラ131は、当該チャネルのセッションを介して受信した、暗号化された動画コンテンツを、選局に基づくチャネルの復号鍵を用いて、復号する。復号された動画コンテンツは、動画コンテンツ表示部15へ出力される。
[選局情報受信部14]
選局情報受信部14は、ユーザから受信した選局情報、又は、予め記憶された各チャネルに対する視聴可否が対応付けられたティアビットを、デスクランブラ131へ出力する。
[動画コンテンツ表示部15]
動画コンテンツ表示部15は、デスクランブラ131によって復号された動画コンテンツを、表示インタフェースを介して、表示装置3へ向けて出力する。
以上、詳細に説明したように、本発明のクライアント、システム、方法及びプログラムによれば、IP放送であっても、ユーザがチャネル切り替え時に違和感を持つことなく、できる限り処理遅延を短くすることができる。
本発明によれば、クライアントは、ユーザによって選局される前に、セッションを既に確立しているために、そのセッション確立に要する第2の遅延が生じない。
また、暗号化されたコンテンツストリームを復号している間に、ユーザには動画サムネイルを視聴させることができると共に、シームレス且つスムーズに、動画サムネイルと動画コンテンツとを切り替えることができるので、ユーザは、違和感を持たない、
具体的には、ザッピング操作によってチャネルを切り替える際に、できる限り、ユーザに対してチャネルの自然な切り替えを体験させることができる。
前述した本発明の種々の実施形態について、本発明の技術思想及び見地の範囲の種々の変更、修正及び省略は、当業者によれば容易に行うことができる。前述の説明はあくまで例であって、何ら制約しようとするものではない。本発明は、特許請求の範囲及びその均等物として限定するものにのみ制約される。
1 クライアント、セットトップボックス
11 PSI/SI情報受信部
111 動画サムネイル表示部
12 セッション確立部
121 復号鍵蓄積部
13 動画コンテンツ受信部
131 デスクランブラ
14 選局情報受信部
15 動画コンテンツ表示部
2 IP放送サーバ
3 表示装置、テレビ

Claims (12)

  1. IP(Internet Protocol)放送におけるチャネル毎の動画コンテンツを配信するサーバから、当該動画コンテンツを受信して再生するクライアントにおいて、
    前記サーバから、複数のチャネルの動画コンテンツにおける選局情報及びアドレス情報を含むPSI(Program Specific Information)情報を、1つのセッションを介して逐次受信するPSI情報受信手段と、
    前記PSI情報を受信した時に、当該PSI情報のNIT(Network Information Table)に含まれる各チャネルのアドレス情報に向けてセッション確立シーケンスを実行するセッション確立手段と、
    選局に基づくチャネルについて、動画コンテンツを受信する動画コンテンツ受信手段と
    を有することを特徴とするクライアント。
  2. 前記セッション確立手段は、ユーザの選局操作に連動することなく、複数のチャネルのアドレス情報に向けてセッション確立シーケンスを実行する
    ことを特徴とする請求項1に記載のクライアント。
  3. 前記セッション確立シーケンスを実行すべき複数のチャネルのアドレス情報は、
    前記NITに含まれる全てのチャネルのアドレス情報、
    前記NITに含まれるチャネルの中で、当該NITに記述された第1の所定フラグに基づいて選択されたチャネルのアドレス情報、又は、
    前記NITに含まれるチャネルの中で、前記クライアントに予め記憶された第2の所定フラグに基づいて選択されたチャネルのアドレス情報
    であることを特徴とする請求項2に記載のクライアント。
  4. 第1の所定フラグは、前記サーバによって制御可能な、各チャネルに対する契約可否が対応付けられたティアビットであり、
    第2の所定フラグは、前記クライアントによって制御可能な、各チャネルに対する視聴可否が対応付けられたティアビットである
    ことを特徴とする請求項3に記載のクライアント。
  5. 前記動画コンテンツは、暗号化データであり、
    前記セッション確立手段は、セッション確立時に、チャネル毎に動画コンテンツの復号鍵を取得し、
    前記動画コンテンツ受信手段は、ユーザの選局に基づくチャネルの復号鍵を用いて、当該チャネルのセッションを介して受信した動画コンテンツを復号する
    ことを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載のクライアント。
  6. 前記動画コンテンツは、TS(Transport Stream)パケットによって配信され、
    前記NITに含まれる前記アドレス情報は、CDN(Content Delivery Network)のサーバ又はルータのアドレスであ
    ことを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載のシステム。
  7. 請求項1から6のいずれか1項に記載の前記クライアントと、前記サーバとを有するシステムであって、
    前記サーバは、前記クライアントへ配信する前記NITには、チャネル毎の動画サムネイルを含めており、
    前記クライアントは、選局されたチャネルのセッションを介して受信した動画コンテンツの復号処理時間中、当該チャネルに対応する動画サムネイルを、表示装置へ向けて出力する動画サムネイル表示手段を更に有する
    ことを特徴とするシステム。
  8. 前記動画サムネイルは、非暗号化データであり、
    前記動画サムネイル表示手段は、復号することなく、前記サーバから受信した全てのチャネルの動画サムネイルを並べた1枚の動画を、表示装置へ表示する
    ことを特徴とする請求項7に記載のシステム。
  9. 前記クライアントは、暗号化された動画コンテンツの復号処理時間中、選局された当該チャネルの動画サムネイルを拡大させながら表示装置へ表示すると共に、当該動画コンテンツの復号が完了した時、当該動画サムネイルから当該動画コンテンツへ切り替える
    ことを特徴とする請求項8に記載のシステム。
  10. 前記クライアントは、前記動画サムネイルと前記動画コンテンツとを同期させる
    ことを特徴とする請求項9に記載のシステム。
  11. IP放送におけるチャネル毎の動画コンテンツを配信するサーバと、当該動画コンテンツを受信して再生するクライアントとを有するシステムの動画コンテンツ受信方法において、
    前記サーバが、複数のチャネルの動画コンテンツにおける選局情報及びアドレス情報を含むPSI情報を、1つのセッションを介してクライアントへ逐次配信する第1のステップと、
    前記クライアントが、前記PSI情報を受信した時に、当該PSI情報のNITに含まれる各チャネルのアドレス情報に向けてセッション確立シーケンスを実行する第2のステップと、
    前記クライアントが、選局に基づくチャネルについて、動画コンテンツを受信する第3のステップと
    を有することを特徴とする動画コンテンツ受信方法。
  12. IP放送におけるチャネル毎の動画コンテンツを配信するサーバから、当該動画コンテンツを受信して再生するクライアントに搭載されたコンピュータを機能させるプログラムであって、
    前記サーバから、複数のチャネルの動画コンテンツにおける選局情報及びアドレス情報を含むPSI情報を、1つのセッションを介して逐次受信するPSI情報受信手段と、
    前記PS情報を受信した時に、当該PSI情報のNITに含まれる各チャネルのアドレス情報に向けてセッション確立シーケンスを実行するセッション確立手段と、
    選局に基づくチャネルについて、動画コンテンツを受信する動画コンテンツ受信手段と
    してコンピュータを機能させることを特徴とするプログラム。
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