JP4855494B2 - イリジウムめっき液及びそのめっき方法 - Google Patents

イリジウムめっき液及びそのめっき方法 Download PDF

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Description

本発明は、イリジウムめっき液及びそのめっき方法に関する。
イリジウムは、高い硬度を有するとともに、高濃度の酸や王水、 もしくはハロゲン類に対しても優れた耐腐食性を示す金属である。そして、その応用範囲は装飾品のみならず所定の金属の硬化剤や触媒、さらには、防腐食材及び電気接点等の材料として工業的に広く利用されている。
このイリジウムを利用する場合のイリジウムめっき液としては、アニオン成分がハロゲンであるイリジウム (III)錯塩に、飽和モノカルボン酸、飽和モノカルボン酸塩、飽和ジカルボン酸、飽和ジカルボン酸塩、飽和ヒドロキシカルボン酸、飽和ヒドロキシカルボン酸塩、アミド、尿素からなる群より選ばれた一種以上の化合物を加えて撹拌したものを、イリジウム化合物として用いるイリジウムめっき液が知られている(特許文献1参照)。
このイリジウムめっき液は、安定で分解しにくく、高い電流効率と速いめっき速度を有する実用的なイリジウムめっき液として有効に利用されている。
しかしながら、このような優れたイリジウムめっき液においても、そのめっき性状に関し、次のような指摘がされている。例えば、リードピンのような電気的接続をするための電子部品に使用する場合(特許文献2参照)、イリジウムめっき被膜にクラックが生じ、電気的特性を十分に満足できない現象が生じる場合がある。このリードピンのような電子部品においては、通常、下地のロジウムにイリジウムめっき被覆することが行われているが、ロジウムのような希少金属の価格高騰に伴い、下地のロジウムを減少させて、イリジウムめっき被膜を厚くめっき処理する対応が検討されている。このようにイリジウムめっき被膜を厚く形成する場合、従来のイリジウムめっき液では、クラックの発生が特に顕著になり、電気的な特性を満足できない場合が生じていた。
特開平6−316786号公報 特開平7−21867号公報
本発明は、上記のような事情の下になされたもので、クラックの発生が極力抑制されたイリジウムめっき被膜を容易に形成できるイリジウムめっき液及びそのめっき方法を提案することを目的とする。
本発明は、アニオン成分がハロゲンであるイリジウム (III)錯塩に、飽和モノカルボン酸、飽和モノカルボン酸塩、飽和ジカルボン酸、飽和ジカルボン酸塩、飽和ヒドロキシカルボン酸、飽和ヒドロキシカルボン酸塩、アミド、尿素からなる群より選ばれた一種以上の化合物を加えて撹拌して得られるイリジウム化合物を用いるイリジウムめっき液において、Fe、Co、Ni、Cuの少なくとも一種以上を含有することを特徴とする。Fe、Co、Ni、Cuの少なくともいずれかの金属がめっき液中に存在することで、イリジウムめっき被膜におけるクラックの発生が効果的に抑制される。
本発明のイリジウムめっき液は、Fe、Co、Ni、Cuの少なくとも一種以上の含有量は、0.01g/L〜10g/Lであることが好ましい。0.01g/L未満であると、クラックが発生しやすくなり、10g/Lを超えると、結晶成長が不安定となる。
このFe、Co、Ni、Cuのいずれかの金属は、可溶性金属塩としてめっき液に含有することが好ましい。
本発明におけるイリジウムめっき液は、イリジウムが金属イリジウム濃度で1〜200g/l含有することが好ましく、より好ましくは10〜20g/lである。イリジウム濃度が1g/lより少ないと電流密度の上限が小さくなって実用に供することが難しくなり、200g/lより多いと飽和してイリジウムが溶解できなくなるとともにコストが高価になり実用上不適となる。イリジウム(III)錯塩としては、ヘキサクロロイリジウム(III)酸塩、ヘキサブロモイリジウム(III)酸塩、ヘキサフルオロイリジウム(III)酸塩、好ましくはヘキサブロモイリジウム(III)酸ナトリウム、ヘキサクロロイリジウム(III)酸ナトリウム等を採用できる。
更に、飽和モノカルボン酸、飽和モノカルボン酸塩、飽和ジカルボン酸、飽和ジカルボン酸塩、飽和ヒドロキシカルボン酸、飽和ヒドロキシカルボン酸塩、アミド、尿素からなる群より選ばれた一種以上の化合物は、0.001〜1.0mol/L添加することが好ましく、より好ましくは0.01〜0.2mol/L添加することである。そして、この化合物としては例えば酢酸、マロン酸二ナトリウム、シュウ酸等を採用でき、好ましくはマロン酸二ナトリウムである。そして、その添加量を0.001〜1.0mol/Lとしたのは、0.001mol/Lより少ないと添加による効果がほとんど現れないためであり、1.0mol/Lより多いと析出が妨げられるためである。
本発明に係るイリジウムめっき液は、必要に応じて、pH調整のための緩衝剤、例えば、ホウ酸、スルファミン酸等を含むことができる。
本発明に係るイリジウムめっき方法は、条件をpH1〜8、温度50〜98℃、電流密度0.01〜3.0A/dmとし、好ましくはPH4〜6、温度80〜90℃、電流密度0.1〜0.8A/dmの操作条件で用いる。PH1〜8としたのは、PHが1より小さいと電流密度の上限が小さくなって実用的でなくなるためであり、PHが8より大きいと水酸化物を生成し沈殿が生ずるからである。そして温度が50℃より低いと極端に析出が起こりにくくなり、温度が98℃より高いと水の蒸発が激しくなり実用上好ましくなくなる。そしてまた、電流密度が0.01A/dmより低い場合は析出速度が極端に小さくなり、3.0A/dmより高い電流密度の場合は水素の発生が起こり、析出物が析出しなくなる。
本発明によれば、クラックの発生が極力抑制されたイリジウムめっき被膜を形成することができる。
実施例1のめっき表面観察写真。 金属添加無しのめっき表面観察写真。 実施例2のめっき表面観察写真。 実施例2Co含有量20.0g/Lのめっき表面観察写真。 実施例3のめっき表面観察写真。 実施例3Ni含有量15.0g/Lのめっき表面観察写真。 実施例4のめっき表面観察写真。 実施例5のめっき表面観察写真。
以下、本発明の実施形態について、実施例を参照しながら詳説する。
実施例1:
この実施例1では、イリジウムめっき液にFeを添加した場合について説明する。この実施例1の液組成は次の通りである。
ヘキサブロモイリジウム(III)酸ナトリウム
15g/L(イリジウム金属換算)
ホウ酸 40g/L
マロン酸二ナトリウム 0.02mol/L
硫酸鉄7水和物 0.01g/L(鉄金属換算)
実施例1では、イリジウム化合物として、上記ヘキサブロモイリジウム(III)酸ナトリウムに、「ジカルボン酸塩」としてのマロン酸二ナトリウムを加え、ホットバスで85℃に保ちながらマグネチックスターラで1時間攪拌したものを用いた。そのイリジウムめっき液に、硫酸鉄7水和物を加えて、めっき液に0.01g/LのFeを含有させた。
そして、2cm×2cmの真鍮片のテストピースに、金ストライクめっき処理を行い、1.0μm厚さの金めっき処理後、厚さ3.0μmのイリジウムめっき皮膜を形成した。めっき処理条件は、pH3.5〜4.0、液温度80〜85℃、電流密度0.5A/dmとした。
被覆したイリジウムめっき皮膜について、金属顕微鏡(400倍)を用いてめっき性状を観察した。その結果を図1に示す。
また、比較のため、Fe、Co、Ni、Cuのいずれも添加していないブランクのイリジウムめっき液により、イリジウムめっき被膜を形成したものを作製した。このブランクのメッキ条件は、Feを含有させた場合と同様とした。その結果を図2に示す。
図2に示すように、Feを含有していないイリジウムめっき液で被覆したものは、表面に多くのクラックが発生していることが確認された。一方、図1に示すようにFeを含有させたイリジウムめっき液の場合は、クラックがほとんど確認されなかった。
また、Feの含有量を0.005g/L、0.01g/L、0.5g/L、5.0g/L、10g/Lと変化させて、そのクラックの発生状態を確認したところ、0.005g/Lではクラックの発生が認められたが、0.01g/L以上ではクラックの発生が認められなかった。
実施例2:
この実施例2では、イリジウムめっき液にCoを添加した場合について説明する。この実施例2の液組成は次の通りである。
ヘキサブロモイリジウム(III)酸ナトリウム
15g/L(イリジウム金属換算)
ホウ酸 40g/L
クエン酸二ナトリウム 0.05mol/L
硫酸コバルト7水和物 0.5g/L(コバルト金属換算)
実施例2では、イリジウム化合物として、上記ヘキサブロモイリジウム(III)酸ナトリウムに、「ヒドロキシカルボン酸塩」としてのクエン酸二ナトリウムを加え、ホットバスで85℃に保ちながらマグネチックスターラで1時間攪拌したものを用いた。そのイリジウムめっき液に、硫酸コバルトを加えて、めっき液に0.5g/LのCoを含有させた。
そして、2cm×2cmの真鍮片のテストピースに、金ストライクめっき処理を行い、1.0μm厚さの金めっき処理後、厚さ3.0μmのイリジウムめっき皮膜を形成した。めっき処理条件は、pH3.5〜4.0、液温度80〜85℃、電流密度0.5A/dmとした。
被覆したイリジウムめっき皮膜について、金属顕微鏡(400倍)を用いてめっき性状を観察した。その結果を図3に示す。
図3に示すように、Coを含有させたイリジウムめっき液の場合はクラックがほとんど確認されなかった。
また、Coの含有量を0.005g/L、0.01g/L、0.5g/L、5.0g/L、10g/Lと変化させて、そのクラックの発生状態を確認したところ、0.005g/Lではクラックの発生が認められたが、0.01g/L以上ではクラックの発生が認められなかった。
さらに、Coの含有量を20.0g/Lとし、金属顕微鏡(400倍)を用いてめっき性状を観察した。その結果を図4に示す。Coの含有量20.0g/Lでは正常な析出は得られなかった。
実施例3:
この実施例3では、イリジウムめっき液にNiを添加した場合について説明する。この実施例3の液組成は次の通りである。
ヘキサブロモイリジウム(III)酸ナトリウム
15g/L(イリジウム金属換算)
ホウ酸 40g/L
シュウ酸 0.05mol/L
硫酸ニッケル6水和物 0.5g/L(ニッケル金属換算)
実施例3では、イリジウム化合物として、上記ヘキサブロモイリジウム(III)酸ナトリウムに、「ジカルボン酸塩」としてのシュウ酸を加え、ホットバスで85℃に保ちながらマグネチックスターラで1時間攪拌したものを用いた。そのイリジウムめっき液に、硫酸ニッケル6水和物を加えて、めっき液に0.5g/LのNiを含有させた。
そして、2cm×2cmの真鍮片のテストピースに、金ストライクめっき処理を行い、1.0μm厚さの金めっき処理後、厚さ3.0μmのイリジウムめっき皮膜を形成した。めっき処理条件は、pH3.5〜4.0、液温度80〜85℃、電流密度0.5A/dmとした。
被覆したイリジウムめっき皮膜について、金属顕微鏡(400倍)を用いてめっき性状を観察した。その結果を図5に示す。
図5に示すように、Niを含有させたイリジウムめっき液の場合はクラックがほとんど確認されなかった。
また、Niの含有量を0.005g/L、0.01g/L、0.5g/L、5.0g/L、10g/Lと変化させて、そのクラックの発生状態を確認したところ、0.005g/Lではクラックの発生が認められたが、0.01g/L以上ではクラックの発生が認められなかった。
さらに、Niの含有量を15.0g/Lとし、金属顕微鏡(400倍)を用いてめっき性状を観察した。その結果を図6に示す。Niの含有量15.0g/Lでは正常な析出は得られなかった。
実施例4:
この実施例4では、イリジウムめっき液にCuを添加した場合について説明する。この実施例4の液組成は次の通りである。
ヘキサブロモイリジウム(III)酸ナトリウム
15g/L(イリジウム金属換算)
ホウ酸 40g/L
酢酸 0.02mol/L
硫酸銅5水和物 0.01g/L(銅金属換算)
実施例4では、イリジウム化合物として、上記ヘキサブロモイリジウム(III)酸ナトリウムに、「モノカルボン酸塩」としての酢酸を加え、ホットバスで85℃に保ちながらマグネチックスターラで1時間攪拌したものを用いた。そのイリジウムめっき液に、硫酸銅5水和物を加えて、めっき液に0.01g/LのCuを含有させた。
そして、2cm×2cmの真鍮片のテストピースに、金ストライクめっき処理を行い、1.0μm厚さの金めっき処理後、厚さ3.0μmのイリジウムめっき皮膜を形成した。めっき処理条件は、pH3.5〜4.0、液温度80〜85℃、電流密度0.5A/dmとした。
被覆したイリジウムめっき皮膜について、金属顕微鏡(400倍)を用いてめっき性状を観察した。その結果を図7に示す。
図7に示すように、Cuを含有させたイリジウムめっき液の場合はクラックがほとんど確認されなかった。
また、Cuの含有量を0.005g/L、0.01g/L、0.5g/L、1.0g/Lと変化させて、そのクラックの発生状態を確認したところ、0.005g/Lではクラックの発生が認められたが、0.01g/L以上ではクラックの発生が認められなかった。
実施例5:
この実施例5では、イリジウムめっき液にCoを添加した場合について説明する。この実施例5の液組成は次の通りである。
ヘキサクロロイリジウム(III)酸ナトリウム
5g/L(イリジウム金属換算)
ホウ酸 20g/L
マロン酸二ナトリウム 0.10mol/L
硫酸コバルト7水和物 0.5g/L(コバルト金属換算)
実施例5では、イリジウム化合物として、上記ヘキサクロロイリジウム(III)酸ナトリウムに、ジカルボン酸塩としてのマロン酸二ナトリウムを加え、ホットバスで85℃に保ちながらマグネチックスターラで1時間攪拌したものを用いた。そのイリジウムめっき液に、硫酸コバルトを加えて、めっき液に0.5g/LのCoを含有させた。
そして、2cm×2cmの真鍮片のテストピースに、金ストライクめっき処理を行い、1.0μm厚さの金めっき処理後、厚さ3.0μmのイリジウムめっき皮膜を形成した。めっき処理条件は、pH3.5〜4.0、液温度80〜85℃、電流密度0.2A/dmとした。
被覆したイリジウムめっき皮膜について、金属顕微鏡(400倍)を用いてめっき性状を観察した。その結果を図8に示す。
図8に示すように、Coを含有させたイリジウムめっき液の場合はクラックがほとんど確認されなかった。
実施例6:
この実施例6では、イリジウムめっき液にNiを添加し、めっき条件を変化させた場合について説明する。この実施例6の液組成は次の通りである。
ヘキサブロモイリジウム(III)酸ナトリウム
10g/L(イリジウム金属換算)
ホウ酸 30g/L
シュウ酸 0.05mol/L
硫酸ニッケル6水和物 0.5g/L(ニッケル金属換算)
実施例6では、イリジウム化合物として、上記ヘキサブロモイリジウム(III)酸ナトリウムに、ジカルボン酸塩としてのシュウ酸を加え、ホットバスで85℃に保ちながらマグネチックスターラで1時間攪拌したものを用いた。そのイリジウムめっき液に、硫酸ニッケル6水和物を加えて、めっき液に0.5g/LのNiを含有させた。
そして、2cm×2cmの真鍮片のテストピースに、金ストライクめっき処理を行い、1.0μm厚さの金めっき処理後、厚さ3.0μmのイリジウムめっき皮膜を形成し、析出効率を測定した。めっき処理条件は、pH2.0〜8.5、液温度40〜95℃、電流密度0.01〜2.0A/dmとした。
液温度85℃、電流密度0.5A/dmとし、pHを変化させた時の析出効率を測定した。
pH0.5では析出効率は0%となり析出しなかった。pH3.0では析出効率は85%であり、クラックは確認されなかった。pH4.0〜7.0までは析出効率は95%〜100%であり、クラックは確認されなかった。さらにpH8.5では水酸化物の沈殿が発生した。
次に電流密度0.5A/dm、pH3.5とし、浴温を変化させた時の析出効率を測定した。
浴温40℃では析出効率は0%と析出しなかった。浴温50℃では析出効率は35%であり、クラックが確認された。浴温60℃〜70℃までは析出効率は40%〜60%であり、クラックは確認されなかった。浴温80℃〜95℃では析出効率は90〜100%であり、クラックは確認されなかった。また、浴温を99℃まで上げた場合、めっき浴からの水の蒸発が激しくなり、安定しためっき処理を行うことが困難となった。
次に浴温85℃、pH3.5とし、電流密度を変化させた時の析出効率を測定した。
電流密度0.01A/dmでは析出効率は50%であり、クラックは確認されなかった。電流密度0.02A/dm〜1.0A/dmでは析出効率は90〜100%であり、クラックは確認されなかった。電流密度1.5A/dmでは析出効率は60%であり、クラックは確認されなかった。電流密度3.0A/dmでは析出効率は20%であり、クラックが確認された。また、電流密度3.5A/dmまで上げた場合、水素が発生して、正常な析出は得られなかった。
クラックの発生が極力抑制されたイリジウムめっき被膜を容易に形成できる。

Claims (2)

  1. アニオン成分がハロゲンであるイリジウム(III)錯塩に、飽和モノカルボン酸、飽和モノカルボン酸塩、飽和ジカルボン酸、飽和ジカルボン酸塩、飽和ヒドロキシカルボン酸、飽和ヒドロキシカルボン酸塩、アミド、尿素からなる群より選ばれた一種以上の化合物を加えて撹拌して得られるイリジウム化合物を用いるイリジウムめっき液において、
    Fe、Ni、Cuの少なくとも一種以上を0.01g/L〜10g/L含有することを特徴とするイリジウムめっき液。
  2. 請求項1に記載のめっき液を使用し、pH1〜8、温度50〜98℃、電流密度0.01〜3.0A/dmの条件でめっきするイリジウムめっき方法。
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