JP4855207B2 - ボリューム制御装置、方法、それを用いたオーディオ信号増幅回路ならびに電子機器 - Google Patents

ボリューム制御装置、方法、それを用いたオーディオ信号増幅回路ならびに電子機器 Download PDF

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Description

本発明は、オーディオ信号処理技術に関し、特に電子ボリュームの制御技術に関する。
CDプレイヤやMDプレイヤ、シリコンオーディオ機器に代表されるオーディオ機器は、オーディオ信号の音量すなわち振幅を調節するためのボリューム制御装置を備えている。ボリューム制御装置は、オーディオ機器内に搭載されるホストプロセッサからの指示にもとづいてボリューム値を設定・変更する。
特開平8−317492号公報
デジタルオーディオ機器は、通常RチャンネルとLチャンネルの2チャンネルを有し、チャンネルごとにボリュームが変更可能に構成されるのが一般的である。さらに5.1チャンネルなどのマルチチャンネル再生に対応するものもある。ホストプロセッサからボリューム制御装置に対するボリューム値の変更を、I2Cバスなどのシリアルバスを利用して実行する場合、あるチャンネルのボリュームを変更した後に、次のチャンネルのボリュームを変更することになる。その結果、左右で音量変化にタイムラグが発生するという問題がある。こうしたタイムラグは、時としてユーザに不快な聴感を与える場合がある。
本発明はこうした課題に鑑みてなされたものであり、その目的は複数チャンネルのボリュームを変更する際のタイムラグを減少したボリューム制御装置の提供にある。
本発明のある態様によれば、複数のチャンネルのボリュームを制御するボリューム制御装置が提供される。このボリューム制御回路は、チャンネルごとのボリューム値を示すデータを保持する複数のレジスタと、外部のホストプロセッサから、チャンネルごとのボリューム値を示すデータをシリアル形式で受信し、そのチャンネルのボリューム値を示すデータを、対応するレジスタに書き込むインタフェース部と、少なくともひとつのレジスタの値が更新されると、そのレジスタに対応するチャンネルのボリュームを変更するボリューム設定部と、を備える。インタフェース部は、切り替え可能な第1、第2モードで動作し、第1モードにおいて、指示されたチャンネルに対応するレジスタにボリューム値を示すデータを書き込み、第2モードにおいて、すべてのレジスタにボリューム値を示すデータを書き込む。
この態様によると、第2モードにおいて、ひとつのシリアルデータ、すなわちひとつの信号フレームによって、複数チャンネルのボリュームに対応するレジスタ値が更新されるため、複数チャンネルのボリュームが同じタイミングで変更されることになり、タイムラグを解消することができる。
シリアル形式のデータは、第1、第2モードを指示するデータと、変更の対象となるチャンネルを示すデータと、そのチャンネルのボリューム値を示すデータと、を含んでもよい。
この場合、シリアル形式のデータごと、すなわち信号フレームごとに、モードを設定することができ、柔軟なボリューム設定が可能となる。
ボリューム設定部は、チャンネルごとのデジタルオーディオ信号と、レジスタに格納されたデータが示すボリューム値とを乗算する乗算器を含んでもよい。
本発明の別の態様は、オーディオ信号増幅回路である。このオーディオ信号増幅回路は、複数チャンネルのオーディオ信号を受け、各オーディオ信号のボリュームを制御する上述のボリューム制御装置と、ボリューム制御装置の出力信号をΔΣ変調する変調器と、変調器の出力信号を増幅するD級アンプと、を備える。ある態様のオーディオ信号増幅回路は、ひとつの半導体基板上に一体集積化されてもよい。「一体集積化」とは、回路の構成要素のすべてが半導体基板上に形成される場合や、回路の主要構成要素が一体集積化される場合が含まれ、回路定数の調節用に一部の抵抗やキャパシタなどが半導体基板の外部に設けられていてもよい。1つのLSIとして集積化することにより、回路面積を削減することができる。
本発明のさらに別の態様は、電子機器に関する。この電子機器は、上述のオーディオ信号増幅回路と、オーディオ信号増幅回路の出力信号によって駆動される音声出力部と、オーディオ信号増幅器によって増幅すべきオーディオ信号を生成する音源と、オーディオ信号増幅器とシリアルバスを介して接続され、オーディオ信号増幅器に対してチャンネルごとのボリューム値を示すデータを送信するホストプロセッサと、を備える。
本発明のさらに別の態様によれば、複数のチャンネルのボリュームを制御するボリューム制御方法が提供される。このボリューム制御方法は、外部のホストプロセッサからチャンネルごとのボリューム値を示すデータをシリアル形式にて受信するステップと、チャンネルごとのボリューム値を示すデータを、そのチャンネルに対応するレジスタに書き込むステップと、少なくともひとつのレジスタの値が更新されると、そのレジスタに対応するチャンネルのボリュームを変更するステップと、を備える。書き込むステップは、第1モードにおいて、指示されたチャンネルに対応するレジスタにボリューム値を示すデータを書き込み、第2モードにおいて、すべてのレジスタにボリューム値を示すデータを書き込む。
ある態様の制御方法は、第1、第2モードを指示するデータと、変更の対象となるチャンネルを示すデータと、そのチャンネルのボリューム値を示すデータと、を含むシリアル形式のデータを生成するステップをさらに備えてもよい。
なお、以上の構成要素の任意の組合せ、本発明の表現を、方法、装置などの間で変換したものもまた、本発明の態様として有効である。
本発明に係るボリューム制御装置によれば、チャンネル間のボリューム変更のタイムラグを減少させることができる。
以下、本発明を好適な実施の形態をもとに図面を参照しながら説明する。各図面に示される同一または同等の構成要素、部材、処理には、同一の符号を付するものとし、適宜重複した説明は省略する。また、実施の形態は、発明を限定するものではなく例示であって、実施の形態に記述されるすべての特徴やその組み合わせは、必ずしも発明の本質的なものであるとは限らない。
図1は、本発明の実施の形態に係るオーディオ信号増幅回路100を搭載した電子機器200の構成を示す回路図である。オーディオ信号増幅回路100は、携帯型CDプレイヤ、音楽再生機能付きの携帯電話端末など、スピーカやイヤホンが接続される電子機器に搭載され、そのスピーカやイヤホン(以下の説明ではスピーカとする)などの音声出力部を駆動し、音声信号を出力する。電子機器200は、いわゆるステレオ再生を行うものであり、LチャンネルとRチャンネルの2つの音声を出力する。
まず、電子機器200全体の構成について説明する。電子機器200は、オーディオ信号増幅回路100、音源110、フィルタ120L、120R、スピーカ130L、130Rを備える。以下、添え字のLは、Lチャンネルを、RはRチャンネルを表すものとし、さらにLチャンネルとRチャンネルは同等の構成であるため、特に必要のない限り添え字を省略して説明するものとする。
音源110は、光ディスク、ハードディスク、フラッシュメモリなどの記憶媒体に所定のフォーマットで記録されたデジタルのオーディオ信号を読み出し、これをデコードして、デジタル値の信号として出力する。このデジタルのオーディオ信号S1は、オーディオ信号増幅回路100の入力端子102に入力される。図示しないが、オーディオ信号S1は、LチャンネルとRチャンネルの信号成分を含んでいる。
オーディオ信号増幅回路100は、入力端子102に入力されたオーディオ信号S1を受信し、LチャンネルとRチャンネルで個別にΔΣ変調してビットストリームに変換し、さらに増幅した後に、出力端子104L、104Rからそれぞれ出力する。出力端子104から出力されたビットストリームのオーディオ信号S2は、インダクタおよびキャパシタ(図示せず)を含むフィルタ120に入力される。フィルタ120は、ビットストリームS1の高周波成分を除去する。さらにフィルタ120は、デカップリングキャパシタ(不図示)を含んでおり、LCフィルタの出力信号のDC成分を除去し、スピーカ130へと出力する。本実施の形態において、オーディオ信号増幅回路100は、一つの半導体基板上に、ひとつの機能ICとして一体集積化されることが望ましい。
本実施の形態に係るオーディオ信号増幅回路100は、ホストプロセッサ140から出力されるボリューム制御データDcntに応じて、LチャンネルおよびRチャンネルのボリュームを独立して変更することができる。このために、オーディオ信号増幅回路100は、電子ボリューム制御装置10を備えている。以下、この電子ボリューム制御装置10の構成について、オーディオ信号増幅回路100内のその他のブロックとともに説明する。
オーディオ信号増幅回路100は、電子ボリューム制御装置10、ΔΣ変調器20L、20R、D級アンプ22L、22R、インタフェース部30を備える。
オーディオ信号増幅回路100と音源110とは、所定のバス152を介して接続されている。音源110は、このバス152を介してオーディオ信号増幅回路100に対しオーディオ信号S1を送出する。インタフェース部30は、音源110から所定のフォーマットにて送出されるオーディオ信号S1を受信するためのインタフェースである。インタフェース部30は、受信したオーディオ信号S1を、LチャンネルとRチャンネルに分離し、後段の電子ボリューム制御装置10へと出力する。
電子ボリューム制御装置10は、デジタル演算処理によってオーディオ信号S1L、S1Rの振幅に、ボリューム値に対応する係数を乗じる。ΔΣ変調器20は、電子ボリューム制御装置10から出力されるデジタルオーディオ信号に対して、補間処理およびΔΣ変調を実行する。D級アンプ22は、ΔΣ変調器20から出力されるビットストリームを増幅するレベルシフト回路であり、十分なトランジスタサイズを有するインバータで構成される。D級アンプ22により増幅されたビットストリームのオーディオ信号S2は、上述のように、フィルタ120に入力され、スピーカ130から音声として出力される。
本実施の形態に係る電子ボリューム制御装置10は、ホストプロセッサ140とシリアルバス150を介して接続されており、ホストプロセッサ140から出力されるシリアル形式のボリューム制御データDcntに応じて、LチャンネルおよびRチャンネルのボリュームを個別に制御する。
本実施の形態においてシリアルバスはI2Cバスである。電子ボリューム制御装置10は、インタフェース部12、ボリュームレジスタ14L、14R、ボリューム設定部16を備える。
ボリュームレジスタ14L、14Rは、チャンネルごとのボリューム値を示すデータ(以下、ボリュームデータともいう)を保持するメモリである。インタフェース部12は、外部のホストプロセッサ140からチャンネルごとのボリュームデータを含むボリューム制御データDcntをシリアル形式にて受信し、そのチャンネルのボリュームデータを対応するボリュームレジスタ14L、14Rに書き込む。
インタフェース部12は、切り替え可能な第1、第2モードで動作する。第1モードにおいて、インタフェース部12は、ボリューム制御データDcntによって指示されたチャンネルに対応するボリュームレジスタ14L、14Rのいずれかにボリュームデータを書き込む。一方、インタフェース部12は、第2モードにおいて、すべてのボリュームレジスタ14L、14Rにボリュームデータを書き込む。
ボリューム設定部16は、ボリュームレジスタ14L、16Rのうち、少なくとも一方のデータが更新されると、そのボリュームレジスタ14L、14Rに対応するチャンネルのボリュームを変更する。本実施の形態において、ボリューム設定部16は、乗算器18L、18Rを含む。乗算器18L、18Rはそれぞれ、チャンネルごとのデジタルオーディオ信号S1L、S1Rと、ボリュームレジスタ14L、14Rに格納されたボリュームデータが示すボリューム値とを乗算する。
図2は、シリアル形式のボリューム制御データDcntの信号フォーマットを示す図である。ボリューム制御データDcntは、対象となるレジスタのアドレスを示すアドレスデータ40と、合計8ビットのモードデータ42およびボリュームデータ44を含む。8ビットのデータは、先頭の1ビットが、第1、第2モードを指示するモードデータ42となっており、残りの7ビットが変更後のボリューム値を示すボリュームデータ44となっている。本実施の形態において、レジスタのアドレスデータ40は、ボリューム変更の対象となるチャンネルを示している。たとえば、アドレスデータ40がxxhのとき、Lチャンネルのボリュームが変更され、アドレスデータ40がyyhのとき、Rチャンネルのボリュームが変更される。
モードを指示するモードデータ42は、第1モードのときVolumeLR=0、第2モードのときVolumeLR=1となる。ボリューム値を示す7ビットのボリュームデータ44にもとづいて、128階調もしくはそれ以下でボリュームが制御される。実際には、乗算器18は、7ビットのボリュームデータVolumeLch(またはVolumeRch)をオーディオ信号S1L(またはS1R)と乗算するのではなく、テーブル(不図示)を参照し、ボリュームデータVolumeLch(Rch)に対応する係数を取得し、取得した係数とオーディオ信号S1L(R)を乗算する。
以上のように構成された電子ボリューム制御装置10の動作について、第1モードと第2モードを分けてそれぞれ説明する。図3(a)、(b)は、それぞれ、第1モード、第2モードにおけるボリューム変更のタイムチャートである。なお、図3(a)、(b)に示されるタイムチャートは、説明を簡潔にするため、縦軸および横軸が適宜拡大、縮小されている。
(第1モード)
インタフェース部12は、ボリューム制御データDcntを受信し、モードデータのビットVolLRを参照する。その結果、VolLRが0のとき、第1モードに設定される。第1モードの場合、インタフェース部12は、アドレスデータ40を参照し、指定されたボリュームレジスタ14L、14Rのいずれか一方に、ボリュームデータ44を格納する。ボリュームレジスタ14Lのデータが更新されると、ボリューム設定部16は、Lチャンネルのボリューム値を変更する。
図3(a)に示すように時刻t0にインタフェース部12がLチャンネルのボリュームを変更するボリューム制御データDcntを受信すると、ボリュームレジスタ14Lに、変更後のボリューム値を格納する。ボリューム設定部16の乗算器18Lは、それまでのボリューム値から、ボリュームレジスタ14Lに格納されているデータに対応するボリューム値に向かって、段階的にボリュームを変更していく。時刻t1にLチャンネルのボリュームの遷移が完了する。
時刻t1に、インタフェース部12がRチャンネルのボリュームを変更するボリューム制御データDcntを受信すると、ボリュームレジスタ14Rに、変更後のボリューム値を格納する。ボリューム設定部16の乗算器18Lは、それまでのボリューム値から、ボリュームレジスタ14Lに格納されているデータに対応するボリューム値に向かって、段階的にボリュームを変更していく。時刻t2に、Rチャンネルのボリュームの遷移が完了する。
このように、第1モードでは、LチャンネルとRチャンネルのボリューム値を、ボリューム制御データDcntにもとづいて独立に制御することができる。
(第2モード)
インタフェース部12は、ボリューム制御データDcntを受信し、モードデータのビットVolLRを参照する。その結果、VolLRが1のとき、第2モードに設定される。第2モードの場合、インタフェース部12は、ボリュームレジスタ14L、14Rの両方に、ボリュームデータ44を格納する。ボリュームレジスタ14L、14Rのデータが更新されると、ボリューム設定部16は、LチャンネルおよびRチャンネルのボリューム値を変更する。
図3(b)に示すように、時刻t0に第2モードを指示するボリューム制御データDcntを受信すると、ボリュームレジスタ14L、14Rに、同一のボリューム値が格納される。ボリューム設定部16の乗算器18L、18Rは、それまでのボリューム値から、ボリュームレジスタ14L、14Rに格納されているデータに対応するボリューム値に向かって、段階的にボリュームを変更していく。時刻t1にRチャンネルのボリュームの遷移が完了し、時刻t2にLチャンネルのボリュームの遷移が完了する。
このように、第2モードでは、LチャンネルとRチャンネルのボリュームの遷移を同じタイミングで開始することにより、2つのチャンネルのボリュームの遷移のタイムラグを減少することができる。さらに、各チャンネルのボリュームの遷移が完了するまでの期間を、短縮することができる。
また、第1モードと第2モードを切り替えられるため、第1モードに設定することにより、従来のように、ボリューム制御データDcntにもとづいてLチャンネルあるいはRチャンネルのボリューム値を独立に、異なるタイミングで変更させることも可能となる。
この実施の形態は例示であり、それらの各構成要素や各処理プロセスの組合せにいろいろな変形例が可能なこと、またそうした変形例も本発明の範囲にあることは当業者に理解されるところである。
実施の形態では、第1モードと第2モードを切り替えるための信号が、ボリュームを制御するためのボリューム制御データDcntに含まれる場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。
たとえば、現在のモードを保持するためのモード用のレジスタを別途設け、モードを指示する制御データを、ボリューム制御データDcntとは別に生成し、モード用のレジスタに対して、モードを指示するデータを書き込んでもよい。この場合、ボリューム設定部16は、ボリューム制御データDcntが入力されると、モード用のレジスタを参照して現在のモードを判別し、そのモードに応じて、ボリュームレジスタ14へのデータの書き込みを実行すればよい。この変形例においても、第1モード、第2モードを切り替えることができるため、実施の形態にかかる電子ボリューム制御装置10と同様の効果を得ることができる。さらに、この場合、モードの切り替えるタイミングでモードを指示するデータを送受信すればよいため、ボリューム制御データDcntのビット数を削減することができる。
実施の形態にかかる電子ボリューム制御装置10では、2チャンネルのオーディオ信号のボリュームを制御する場合について説明したが、これをより多くのチャンネルのオーディオ信号に適用してもよい。この場合、チャンネルごとにボリュームレジスタ14および乗算器18を設ければよい。
また、実施の形態では、デジタル演算処理による乗算によってボリューム値を変更する場合について説明したが、本発明はこれに限定されない。たとえば、アナログのオーディオ信号に変換した後に、可変利得増幅器あるいは可変アテネータを利用してボリュームを制御してもよい。この場合、乗算器18に替えて、可変利得増幅器あるいは可変アテネータを設け、ボリュームレジスタ14に格納されるボリューム値に対応したデータにもとづいて、増幅率、あるいは減衰率を変化させればよい。その他、ボリュームの変更については、さまざまな方式を利用することができる。
本発明の実施の形態に係るオーディオ信号増幅回路を搭載した電子機器の構成を示す回路図である。 シリアル形式のボリューム制御データの信号フォーマットを示す図である。 図3(a)、(b)は、それぞれ、第1モード、第2モードにおけるボリューム変更のタイムチャートである。
符号の説明
10 電子ボリューム制御装置、 12 インタフェース部、 14 ボリュームレジスタ、 16 ボリューム設定部、 18 乗算器、 20 ΔΣ変調器、 22 D級アンプ、 30 インタフェース部、 100 オーディオ信号増幅回路、 102 入力端子、 104 出力端子、 110 音源、 120 フィルタ、 130 スピーカ、 140 ホストプロセッサ、 200 電子機器、 Dcnt ボリューム制御データ。

Claims (6)

  1. 複数のチャンネルのボリュームを制御するボリューム制御装置であって、
    チャンネルごとのボリューム値を示すデータを保持する複数のレジスタと、
    外部のホストプロセッサから、第1、第2モードを指示するデータと、ボリューム値を指示するデータと、前記ボリューム値の変更の対象となるチャンネルを指示するデータと、をシリアル形式で受信し、前記第1モードが指示されると、指示されたチャンネルに対応するレジスタに前記ボリューム値を指示するデータを書き込み、前記第2モードが指示されると、すべてのチャンネルに対応するレジスタに前記ボリューム値を指示するデータを書き込むインタフェース部と、
    少なくともひとつの前記レジスタの値が更新されると、そのレジスタに対応するチャンネルのボリュームを変更するボリューム設定部と、
    を備えることを特徴とするボリューム制御装置。
  2. 前記ボリューム設定部は、チャンネルごとのデジタルオーディオ信号と、前記レジスタに格納されたデータが示すボリューム値とを乗算する乗算器を含むことを特徴とする請求項に記載のボリューム制御装置。
  3. 複数チャンネルのオーディオ信号を受け、各オーディオ信号のボリュームを制御する請求項に記載のボリューム制御装置と、
    前記ボリューム制御装置の出力信号をΔΣ変調する変調器と、
    前記変調器の出力信号を増幅するD級アンプと、
    を備えることを特徴とするオーディオ信号増幅回路。
  4. ひとつの半導体基板上に一体集積化されたことを特徴とする請求項に記載のオーディオ信号増幅回路。
  5. 請求項に記載のオーディオ信号増幅回路と、
    前記オーディオ信号増幅回路の出力信号によって駆動される音声出力部と、
    前記オーディオ信号増幅回路によって増幅すべきオーディオ信号を生成する音源と、
    前記オーディオ信号増幅回路とシリアルバスを介して接続され、前記オーディオ信号増幅回路に対してチャンネルごとのボリューム値を示すデータを送信するホストプロセッサと、
    を備えることを特徴とする電子機器。
  6. 複数のチャンネルのボリュームを制御するボリューム制御方法であって、
    外部のホストプロセッサにおいて、第1、第2モードを指示するデータと、ボリューム値を指示するデータと、前記ボリューム値の変更の対象となるチャンネルを指示するデータと、を含むシリアル形式のデータを生成するステップと、
    前記ホストプロセッサから、前記シリアル形式のデータを受信するステップと、
    前記第1モードが指示されると、指示されたチャンネルに対応するレジスタに前記ボリューム値を指示するデータを書き込み、前記第2モードが指示されると、すべてのチャンネルに対応するレジスタに前記ボリューム値を指示するデータを書き込むステップと、
    少なくともひとつの前記レジスタの値が更新されると、そのレジスタに対応するチャンネルのボリュームを変更するステップと、
    を備えることを特徴とするボリューム制御方法。
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