JPH11238309A - レベルコントロール装置 - Google Patents

レベルコントロール装置

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JPH11238309A
JPH11238309A JP3913298A JP3913298A JPH11238309A JP H11238309 A JPH11238309 A JP H11238309A JP 3913298 A JP3913298 A JP 3913298A JP 3913298 A JP3913298 A JP 3913298A JP H11238309 A JPH11238309 A JP H11238309A
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JP
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digital
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audio data
recording
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Application number
JP3913298A
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English (en)
Inventor
Junichi Aramaki
純一 荒牧
Yoichi Komatsuzaki
陽一 小松崎
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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  • Signal Processing For Digital Recording And Reproducing (AREA)
  • Control Of Amplification And Gain Control (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 デジタル入力される音声ソースの種別に関わ
らず均一な録音レベルが得られるようにする。 【解決手段】 デジタルインターフェイスにより伝送さ
れるオーディオデータに付加される制御情報としてのカ
テゴリコードを識別し、この識別結果に応じて、カテゴ
リ対応テーブルに記憶されたデータのうちから必要な補
正レベルを得る。そして、この補正レベルに基づいて、
レベルアッテネータにおけるデジタル入力レベルを可変
するように制御する。この際、レベルアッテネータに入
力されるオーディオデータは、16ビットに対して8ビ
ットのマージンが与えられた24ビットの量子化ビット
に変換されていることで、レベルアップによるレベル補
正も可能とされる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばデータイン
ターフェイス等を介して入力されたデジタルオーディオ
データの入力レベルを調整するためのレベルコントロー
ル装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年においては、例えば、ミニディスク
システムや、DAT(Digital Audio Taperecorder)等を
はじめ、デジタルによるオーディオデータの記録再生が
可能なデジタルオーディオ機器が広く普及してきてい
る。
【0003】このようなデジタルオーディオ機器では、
所定の規格に従ったデジタルオーディオインターフェイ
スを備えることで、外部から直接デジタルオーディオデ
ータを入力して記録する、いわゆるデジタル録音が可能
に構成されたものが知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、デジタル録
音が可能な機器に対応する入力ソースとしては、現状と
して、例えばCD(Compact Disc)やミニディスクシステ
ムから出力されるデジタルオーディオデータの他、放送
衛星(BS)や通信衛星(CS)などを利用した衛星放
送によるデジタルオーディオ放送によるデジタルオーデ
ィオデータなどが存在する。
【0005】ところが、例えばCDなどと、BSやCS
などによるデジタルオーディオ放送のデジタル入力レベ
ルとでは、例え同一の曲であっても、デジタルオーディ
オ放送のデジタル入力レベルのほうが−6dB程度低い
ことが知られている。
【0006】このため、例えばデジタルオーディオ機器
において、デジタル録音によりデジタルオーディオ放送
をデジタル録音すると、CDなどのデジタルオーディオ
データをデジタル録音した場合よりも、小さいレベルで
録音されてしまうことになる。従って、例えば同一の記
録媒体に対して、CDなどやデジタルオーディオ放送の
のデジタルオーディオデータが混在して録音されたよう
な場合には、再生時においては当然のことことして、録
音された楽曲ごとに再生レベルが大きくなったり小さく
なったりすることになる。このため、実際の視聴に際し
ては、ユーザは再生する楽曲ごとに聞き易い音量となる
ように調節を行う必要があった。このような音量の調整
は、ユーザにとっては非常に煩わしいものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】そこで本発明は上記した
課題を考慮して、デジタル録音時において、送信側の種
類の相違ごとに異なるデジタルオーディオデータのレベ
ルに関わらず均一な録音レベルが得られるようにして、
結果的に、再生時においても均一な再生レベルが得られ
るようにすることを目的とする。
【0008】このため、少なくとも、オーディオデータ
と、送信側の種別を識別するための送信種別識別情報を
含めて形成される付加情報とからなる所定フォーマット
によるデジタルデータを入力するデータ入力手段と、こ
のデータ入力手段により入力したデジタルデータに含ま
れるオーディオデータのレベルを可変するレベル可変手
段と、データ入力手段により入力したデジタルデータに
含まれる送信種別識別情報が示す送信側の種別について
識別を行う送信種別識別手段と、送信種別識別情報によ
り示される送信側の種別と、オーディオデータに対して
設定すべきレベルを指定するレベル情報との対応を示す
テーブル情報が格納される情報格納手段と、この情報格
納手段に格納されたテーブル情報を参照することによ
り、送信種別識別手段により識別された送信側の種別に
対応するオーディオデータのレベル情報を識別するレベ
ル情報識別手段と、このレベル情報識別手段により識別
されたレベル情報に基づいてレベル可変手段により可変
されるべきオーディオデータのレベルを制御するレベル
制御手段とを備えてレベルコントロール装置を構成する
こととした。
【0009】上記構成によれば、外部より入力されたデ
ジタルオーディオデータについて、そのデジタルオーデ
ィオデータに付加される付加情報としての送信種別識別
情報に基づいて、デジタルオーディオデータのレベルを
可変することが可能となる。送信種別識別情報は、送信
側の種別を識別するための識別コードであるので、本発
明では、デジタルオーディオデータ送信側の種別(ソー
ス)に応じて、入力されたデジタルオーディオデータの
レベルを可変することになる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態のレベ
ルコントロール装置について説明する。なお、本実施の
形態のレベルコントロール装置は、光磁気ディスク(ミ
ニディスク)を記録媒体として用いる記録再生装置に搭
載されているものとされる。また、以降の説明は次の順
序で行うこととする。 1.記録再生装置の構成 2.デジタルインターフェイスフォーマット 3.オーディオデータのレベルの可変動作 3−1.カテゴリ対応テーブル 3−2.処理動作
【0011】1.記録再生装置の構成 本実施の形態のミニディスク記録再生装置1の構成を図
1で説明する。音声データが記録される光磁気ディスク
(ミニディスク)90は、スピンドルモータ2により回
転駆動される。そして光磁気ディスク90に対しては記
録/再生時に光学ヘッド3によってレーザ光が照射され
る。
【0012】光学ヘッド3は、記録時には記録トラック
をキュリー温度まで加熱するための高レベルのレーザ出
力を行ない、また再生時には磁気カー効果により反射光
からデータを検出するための比較的低レベルのレーザ出
力を行なう。このため、光学ヘッド3にはレーザ出力手
段としてのレーザダイオード、偏光ビームスプリッタや
対物レンズ等からなる光学系、及び反射光を検出するた
めのディテクタ等が搭載されている。対物レンズ3aは
2軸機構4によってディスク半径方向及びディスクに接
離する方向に変位可能に保持されている。
【0013】また、ディスク90を挟んで光学ヘッド3
と対向する位置に磁気ヘッド6aが配置されている。磁
気ヘッド6aは供給されたデータによって変調された磁
界を光磁気ディスク90に印加する動作を行なう。光学
ヘッド3全体及び磁気ヘッド6aは、スレッド機構5に
よりディスク半径方向に移動可能とされている。
【0014】再生動作によって、光学ヘッド3によりデ
ィスク90から検出された情報はRFアンプ7に供給さ
れる。RFアンプ7は供給された情報の演算処理によ
り、再生RF信号、トラッキングエラー信号TE、フォ
ーカスエラー信号FE、グルーブ情報(光磁気ディスク
90にプリグルーブ(ウォブリンググルーブ)として記
録されている絶対位置情報)GFM等を抽出する。抽出
された再生RF信号はエンコーダ/デコーダ部8に供給
される。また、トラッキングエラー信号TE、フォーカ
スエラー信号FEはサーボ回路9に供給され、グルーブ
情報GFMはアドレスデコーダ10に供給される。
【0015】サーボ回路9は供給されたトラッキングエ
ラー信号TE、フォーカスエラー信号FEや、マイクロ
コンピュータにより構成されるシステムコントローラ1
1からのトラックジャンプ指令、アクセス指令、スピン
ドルモータ2の回転速度検出情報等により各種サーボ駆
動信号を発生させ、2軸機構4及びスレッド機構5を制
御してフォーカス及びトラッキング制御を行ない、また
スピンドルモータ2を一定線速度(CLV)に制御す
る。
【0016】アドレスデコーダ10は供給されたグルー
ブ情報GFMをデコードしてアドレス情報を抽出する。
このアドレス情報はシステムコントローラ11に供給さ
れ、各種の制御動作に用いられる。また再生RF信号に
ついてはエンコーダ/デコーダ部8においてEFM復
調、CIRC等のデコード処理が行なわれるが、このと
きアドレス、サブコードデータなども抽出され、システ
ムコントローラ11に供給される。
【0017】エンコーダ/デコーダ部8でEFM復調、
CIRC等のデコード処理された音声データ(セクター
データ)は、メモリコントローラ12によって一旦バッ
ファメモリ13に書き込まれる。なお、光学ヘッド3に
よるディスク90からのデータの読み取り及び光学ヘッ
ド3からバッファメモリ13までの系における再生デー
タの転送は1.41Mbit/secで、しかも通常は間欠的に行な
われる。
【0018】バッファメモリ13に書き込まれたデータ
は、再生データの転送が0.3Mbit/sec となるタイミング
で読み出され、エンコーダ/デコーダ部14に供給され
る。そして、音声圧縮処理に対するデコード処理等の再
生信号処理を施され、44.1KHZ サンプリング、1
6ビット量子化のデジタルオーディオ信号とされる。こ
のデジタルオーディオ信号はD/A変換器15によって
アナログ信号とされ、出力処理部16でレベル調整、イ
ンピーダンス調整等が行われてライン出力端子17から
アナログオーディオ信号Aoutとして外部機器に対し
て出力され足り、ヘッドホン出力HPoutとして端子
部27に接続されるヘッドホンに供給される。
【0019】また、エンコーダ/デコーダ部14でデコ
ードされた状態のデジタルオーディオ信号は、デジタル
インターフェース部25に供給されることで、デジタル
出力端子21からデジタルオーディオ信号Doutとし
て外部機器に出力することもできる。例えば光ケーブル
による伝送形態で外部機器に出力される。
【0020】光磁気ディスク90に対して記録動作が実
行される際には、ライン入力端子18に供給された記録
信号(アナログオーディオ信号Ain)は、A/D変換
器19によってデジタルデータとされた後、エンコーダ
/デコーダ部14に供給され、音声圧縮エンコード処理
を施される。なお図示していないがマイクロホン入力端
子を設け、マイクロホン入力を記録信号として用いるこ
とも当然可能である。
【0021】また、この場合には、それぞれデジタルオ
ーディオ信号Din1,Din2,Din3,Din4
が入力される4つのデジタル入力端子20,21,2
2,23が設けられている。これらデジタル入力端子2
0〜23から入力されたデジタルオーディオ信号Din
1〜Din4は入力切換スイッチ24に供給される。入
力切換スイッチ24では、デジタルオーディオ信号Di
n1〜Din4のうちから1つのデジタルオーディオ信
号を択一的に選択してデジタルインターフェース部25
に入力する。なお、入力切換スイッチ24における信号
の切換は、例えばユーザにより行われた操作部29に対
する所定操作に従って、システムコントローラ11が制
御を行うことにより行われるように構成されればよい。
或いは入力切換スイッチ24に対する信号の入力状態を
監視可能な構成を採り、信号が供給されているデジタル
入力端子を検出して、このデジタル入力端子を選択する
ように構成することも考えられる。
【0022】デジタルオーディオ信号(Din1〜Di
n4)としては、後述するようにして、オーディオデー
タに対して制御コード等の付加情報が付加された形式の
データ信号とされている。そこで、デジタルインターフ
ェース部25では、入力されたデジタルオーディオ信号
から制御コード等の付加情報の抽出を行って例えばシス
テムコントローラ11に伝送すると共に、デジタルオー
ディオ信号から抽出したオーディオデータは、レートコ
ンバータ26に対して出力するようにされる。
【0023】例えば実際のデジタルオーディオ信号(D
in1〜Din4)を形成するデジタルオーディオデー
タとしては、サンプリング周波数が、32KHz、4
4.1KHz、48KHzの何れかとされ、量子化ビッ
ト数としては16ビットとされているのが一般的であ
る。また、本実施の形態の記録再生装置が対応するミニ
ディスクシステムにおいては、前述のようにサンプリン
グ周波数が44.1KHzとして規定されている。
【0024】このため、データレートコンバータ26に
おいては、デジタルインターフェース部25から伝送さ
れてくるデジタルオーディオデータについて、例えば3
2KHz、48KHzのサンプリング周波数によるもの
については、44.1KHzのサンプリング周波数に変
換する処理を実行する。
【0025】更に、本実施の形態のデータレートコンバ
ータ26では、量子化ビット数16ビットのデジタルオ
ーディオデータを、これよりも8ビット大きい、24ビ
ットの量子化ビット数としてのデジタルオーディオデー
タに変換する処理も実行する。これにより、本実施の形
態では、外部より入力されたデジタルオーディオデータ
について、16ビットに対して8ビットのマージンを与
えることより高い演算精度が得られるようにしている。
このようにして、プラス側にマージンをとることで、次
に説明するデジタルアッテネータ27において、入力さ
れたデジタルオーディオデータについてプラス側にレベ
ルを可変するレベル補正を行うことが可能になる。
【0026】デジタルアッテネータ27は、上記データ
レートコンバータ26により、サンプリング周波数4
4.1KHz、量子化ビット数16ビットとされたデジ
タルオーディオデータについて、レベルの可変を行うた
めの回路部位である。このデジタルアッテネータ27に
おけるレベルの可変量は、後述するようにして識別した
入力デジタルオーディオデータの送信先の種別に応じて
システムコントローラ11が制御する。
【0027】エンコーダ/デコーダ部14によって圧縮
された記録データはメモリコントローラ12によって一
旦バッファメモリ13に書き込まれて蓄積されていった
後、所定量のデータ単位毎に読み出されてエンコーダ/
デコーダ部8に送られる。そしてエンコーダ/デコーダ
部8でCIRCエンコード、EFM変調等のエンコード
処理された後、磁気ヘッド駆動回路6に供給される。
【0028】磁気ヘッド駆動回路6はエンコード処理さ
れた記録データに応じて、磁気ヘッド6aに磁気ヘッド
駆動信号を供給する。つまり、光磁気ディスク90に対
して磁気ヘッド6aによるN又はSの磁界印加を実行さ
せる。また、このときシステムコントローラ11は光学
ヘッドに対して、記録レベルのレーザ光を出力するよう
に制御信号を供給する。
【0029】操作部29には、記録/再生/編集動作等
をユーザーが指示するための各種の操作キーが設けられ
ている。具体的には、再生キー、記録キー、停止キー、
記録キー、AMS/サーチキー、一時停止キー、編集モ
ードキー、編集操作キー、表示モードキー等が設けら
れ、またディスクタイトルやトラックネームの入力や、
その他情報入力のための操作子等が設けられる。編集動
作としては、トラックネーム入力、ディスクネーム入
力、トラック分割、トラック連結、トラック移動(再生
順としてのトラックナンバの変更)、トラック消去など
が可能とされており、これらの編集動作の指示のために
必要な操作子が設けられている。なお、操作部としてリ
モートコマンダーを用意して、そのリモートコマンダー
により同様の各種操作を実行可能としてもよい。
【0030】操作部29の操作キーやダイヤルによる操
作情報はシステムコントローラ11に供給され、システ
ムコントローラ11は操作情報に応じた動作制御を実行
することになる。
【0031】また表示部30は例えば機器筺体上に設け
られるもので、この表示動作はシステムコントローラ1
1によって制御される。即ちシステムコントローラ11
は表示動作を実行させる際に表示すべきデータを表示部
30内の表示ドライバに送信する。表示ドライバは供給
されたデータに基づいて液晶パネルなどによる表示ディ
スプレイを駆動し、所要の数字、文字、記号などの表示
を実行させる。
【0032】システムコントローラ11は、CPU、プ
ログラムROM、ワークRAM、インターフェース部等
を備えたマイクロコンピュータとされ、上述してきた各
種動作の制御を行う。また、本実施の形態のシステムコ
ントローラ11においては、例えば上記プログラムRO
M内の所定領域に対して、カテゴリ対応テーブル11a
が記憶される。このカテゴリ対応テーブル11aは、デ
ジタルオーディオ信号(Din1〜Din4)から抽出
された制御信号に含まれるカテゴリコードと、デジタル
アッテネータ27における可変レベルとの対応を示すデ
ータとされ、システムコントローラ11がデジタルアッ
テネータ27における可変レベルを制御する際に利用す
るのであるが、これについては後述する。
【0033】ところで、ディスク90に対して記録/再
生動作を行なう際には、ディスク90に記録されている
管理情報、即ちP−TOC(プリマスタードTOC)、
U−TOC(ユーザーTOC)を読み出す必要がある。
システムコントローラ11はこれらの管理情報に応じて
ディスク90上の記録すべきエリアのアドレスや、再生
すべきエリアのアドレスを判別することとなる。この管
理情報はバッファメモリ13に保持される。そして、シ
ステムコントローラ11はこれらの管理情報を、ディス
ク90が装填された際に管理情報の記録されたディスク
の最内周側の再生動作を実行させることによって読み出
し、バッファメモリ13に記憶しておき、以後そのディ
スク90に対する記録/再生/編集動作の際に参照でき
るようにしている。
【0034】また、U−TOCはデータの記録や各種編
集処理に応じて書き換えられるものであるが、システム
コントローラ11は記録/編集動作のたびに、U−TO
C更新処理をバッファメモリ13に記憶されたU−TO
C情報に対して行ない、その書換動作に応じて所定のタ
イミングでディスク90のU−TOCエリアについても
書き換えるようにしている。
【0035】2.デジタルインターフェイスフォーマッ
ト ここで、本例の記録再生装置においてデジタルオーディ
オインターフェースでデータ伝送が行なわれる際のフォ
ーマットについて説明する。図2はデジタルオーディオ
インターフェースフォーマット(以下、IFフォーマッ
トともいう)を示すものである。
【0036】IFフォーマットでは、図2(a)に示す
ように、サンプリング周期(1/Fs)を1フレームと
し、これを基本単位としている。そして、この1フレー
ムにおける左(L)チャンネル及び右(R)チャンネル
の各デジタル出力信号は、各々LSB(最下位ビット)
からMSB(最上位ビット)までが、左チャンネル→右
チャンネルの順で伝送される。各チャンネルに対応する
データがサブフレームと称され、図2(b)にはサブフ
レームの構成が示される。サブフレームは32ビットか
ら成り、左右両チャンネルとなる2つのサブフレームで
1フレームとされる。
【0037】サブフレームの先頭4ビットはプリアンブ
ルとされ、同期及びサブフレームの識別に用いられる。
続く4ビットは予備ビット(AUX)とされ、その予備
ビットに続いて、メインデータとしての20ビットのオ
ーディオデータDAが配される。オーディオデータDA
の後に、V,U,C,Pで表わされる制御信号が各1ビ
ットづつ配される。
【0038】Vビットは有効フラグであり、有効フラグ
が『0』であればこのサブフレームのデータは有効(信
頼できる)とされ、『1』であれば無効(信頼できな
い)とされる。受信側の機器ではこの有効フラグにより
データ処理動作についての判断を行なうことができる。
【0039】Uビットはユーザーデータとされる。この
Uビットが伝送される各サブフレームから集められた平
均1176ビットのデータとしてサブコードを形成す
る。
【0040】Cビットはチャンネルステータスデータと
される。チャンネルステータスとしては、各サブフレー
ムに含まれるCビットを192個(1ワード)を集めた
データフォーマットが規定されている。図3にチャンネ
ルステータスのフォーマットを示す。
【0041】1ワードの最初のビット(ビット0)で送
信側機器が家庭用であるか業務用であるかが区別され
る。続いてビット1〜ビット5の5ビットはコントロー
ル情報が記録される。例えばビット2は著作権保護の識
別ビット、ビット3はエンファシスの有無の識別ビット
とされる。続いてビット8〜ビット15はカテゴリコー
ドとされ、送信側機器の種別に応じて特定のコードが付
される。なお、カテゴリコードの定義内容については、
後述する。
【0042】続いてビット16〜ビット19はソースの
番号であり、これは同一カテゴリの機器を複数台接続す
る場合に、各々の識別に用いられる。ビット20〜ビッ
ト23はチャンネル番号とされ、デジタルオーディオイ
ンターフェースのチャンネル種別を示す。ビット24〜
ビット27にはサンプリング周波数の識別コードが付さ
れ、またビット28、ビット29には、サンプリング周
波数の精度が記される。ビット32以降は未使用とされ
ている。
【0043】図2(b)に示されるPビットはパリティ
ビットとされている。パリティビットとしては、例えば
偶数パリティが使用され、予備ビット、オーディオデー
タDA 、V,U,Cの各ビットについてのエラー検出に
用いられる。
【0044】チャンネルステータスのビット8〜ビット
15によるカテゴリコードの定義内容について説明す
る。カテゴリコードは、図4に示すようにグループ#1
〜#11の11グループに大別される。グループ#1
は、“000 00000”のコードによりゼネラル
(一般)を示すものとされる。また、 グループ#2は
“100 XXXXL”のコードにより光ディスク機器
を示す。ここで、ビット15はLビットと呼ばれ、デジ
タルオーディオデータの世代を示し、一般的には、商業
的に発行された録音済ソフトウエアの場合ビット15は
『1』とされる。また「X」で示されるビットは、例え
ばそのグループ内における定義内容に従って所要の値が
設定される。
【0045】グループ#3は、“010 XXXXL”
のコードによりデジタル/デジタル変換器及び信号処
理装置を示すものとされる。以降、グループ#4は“1
10 XXXXL”のコードにより磁気テープ機器及び
磁気ディスク機器を示し、グループ#5は“001 X
XXXL”又は“011 1XXXL”により映像信号
付き又は無しのディジタル放送受信を示す。グループ#
6は、“101 XXXXL”のコードにより楽器、マ
イクロフォン及びオリジナル信号を生成するソースを示
し、グループ#7は“011 00XXX”のコードに
より著作権情報無のA/Dコンバータを示し、グループ
#8は“011 01XXL”のコードにより著作権情
報有のA/Dコンバータを示す。
【0046】グループ#9は、“000 1XXXL”
のコードにより固体メモリ機器を示し、グループ#10
は“000 0001L”のコードにより商用に供さな
い実験機器を示す。
【0047】また、“111 XXXXL”は未規定と
され、更に、“000 0XXXL”のビットパターン
も、“000 00000”(グループ#1;ゼネラ
ル)及び“000 0001L”(グループ#10;商
用に供さない実験機器)を除き未規定とされている。
【0048】また、上記各グループ内のカテゴリコード
として、特に本実施の形態のデジタルオーディオデータ
のレベル可変に関わるとされるグループ内の定義につい
て説明しておく。
【0049】図5は、グループ#2の光ディスク機器の
グループ内におけるソースの種類の定義を示している。
グループ#2(“100 XXXXL”)としては、
“100 0000L”のコードによりIEC 908
に適合するコンパクトディスクを示し、“100100
0L”のコードによりIEC 908に適合しない光デ
ィスク機器を示し、“100 1001L”のコードに
よりミニディスクシステムを示す。その他のビットパタ
ーンは未規定とされている。
【0050】図6には、グループ#4の磁気テープ機器
及び磁気ディスク機器のグループ内におけるソースの種
類の定義が示されている。グループ#4(“110 X
XXXL”)としては、“110 0000L”のコー
ドによりDATであることを示し、“110 1000
L”のコードによりディジタル音声付きVTRであるこ
とを示し、“110 0001L”のコードによりディ
ジタルコンパクトカセット(DCC)であることを示
す。その他のビットパターンは未規定とされている。
【0051】図7には、グループ#5の映像信号付き又
は無しのディジタル放送受信のグループ内におけるソー
スの種類の定義が示されている。グループ#5(“00
1 XXXXL”/“011 1XXXL”)として
は、“001 0000L”のコードにより日本におけ
る映像信号付き又は無しのディジタルオーディオ放送受
信が示され、“001 1000L”のコードにより欧
州における映像信号付き又は無しのディジタルオーディ
オ放送受信が示される。“001 0011L”のコー
ドにより米国における映像信号付き又は無しのディジタ
ルオーディオ放送受信が示され、“001 0001
L”のコードによりソフトウェア電子配信が示される。
その他のビットパターンは未規定である。
【0052】なお、BSやCSによるデジタルオーディ
オ放送に関すれば、このデジタルオーディオ放送を受信
する機能を有するBSチューナやCSチューナから、受
信したデジタルオーディオ放送をIFフォーマットによ
り伝送出力する際には、上記カテゴリコードとしては、
諸般の事情等により、グループ#5(映像信号付き又は
無しのディジタル放送受信)としてのコードではなく、
グループ#1のゼネラルとしてのコード(“000 0
0000”)が一般的に付されることが分かっている。
【0053】3.オーディオデータのレベルの可変動作 3−1.カテゴリ対応テーブル 前述したように、各オーディオ機器ごとに出力されるデ
ジタルオーディオデータでは、そのレベルが異なる場合
がある。特に、現状としては、CD、MD(ミニディス
ク)、DATなどの機器から出力されるデジタルオーデ
ィオデータと、BSやCSによるデジタル衛星放送を受
信して得られたデジタルオーディオデータとでは、デジ
タル衛星放送によるデジタルオーディオデータのほうが
6dB程度レベルが低いことが分かっている。従って、
この入力レベルをそのまま録音レベルとしてデジタル録
音すれば、再生レベルとしても、CD、MD、DATな
どをソースとしたものと、デジタル衛星放送をソースと
したものとでは大きな差が生じることになる。
【0054】そこで、本実施の形態の記録再生装置にお
いては、IFフォーマットによりデジタル入力端子(2
0〜23)を介して入力されてくるデジタルオーディオ
データがどのソースから出力されたものであるのかを、
制御信号であるCビットにより形成されるチャンネルス
テータスデータのカテゴリコードの内容により識別する
ようにする。そして、識別されたソースに応じて必要が
あれば、デジタルアッテネータ27においてレベルの可
変をして、記録データとしてエンコーダ/デコーダ部1
4に供給するものである。ここで、デジタルアッテネー
タ27から出力されるデジタルオーディオデータがほぼ
一定の所定レベルとなるように、各ソースに応じたデジ
タルアッテネータ27における可変レベルを設定するよ
うにすれば、デジタル録音レベルもソースに関わらず自
動的に一定とすることができるものである。
【0055】また、本実施の形態においては、例えばC
D、MD、DATなどのソースと、デジタル衛星放送に
よるソースとのデジタルオーディオデータのレベルをほ
ぼ一定とするのにあたり、CD、MD、DATなどのソ
ースのレベルに合わせるようにして、デジタル衛星放送
によるソースのレベルを上げるようにして補正を行う構
成を採る。つまり、レベルが小さい方のソースに、レベ
ルが大きい方のソースを合わせるようなレベル補正の仕
方は行わないものである。これにより、実際の録音レベ
ルとしても広いダイナミックレンジを確保することので
きる適正なレベルが得られることになる。
【0056】このようなデジタルオーディオデータのレ
ベルアップによるレベル補正が可能とされるのは、図1
にて説明したようにレートコンバータ26において16
ビットから24ビットに量子化ビット数を変換している
ことに依る。例えば量子化ビット数が16ビットのまま
であると、レベル補正としてはレベルを小さくする方向
にしか可変することができないのであるが、量子化ビッ
ト数を24ビットに増加させて変換した上で、量子化ビ
ット中の操作をデジタルアッテネータ27により行うよ
うにすることで、デジタルデータのままでレベルアップ
も可能なレベル可変処理を行うことが可能になるもので
ある。
【0057】ここで、上記した構成を実現するのには、
カテゴリコードにより識別されたソースと、各ソースに
対して適正に設定されたデジタルオーディオデータの可
変レベルとの対応を示す情報が必要なるのであるが、こ
れが図1にて説明したカテゴリ対応テーブル11aとさ
れる。
【0058】そこで、図8にカテゴリ対応テーブル11
aのデータ内容の一例を示す。ここでは、本実施の形態
の記録再生装置にデジタル入力される音声ソースとし
て、CD、MD、DAT、そしてBS又はCSによるデ
ジタルオーディオ放送に対応する構成を採っている場合
を前提とする。
【0059】この図においては、CDがソースの場合の
カテゴリコードは“100 0000L”(図5参照)
であることから、これに対応するデジタルオーディオデ
ータについての補正レベルとしてはCDのオーディオデ
ータレベルに適合させて設定したレベル1(CD対応レ
ベル)が対応するように記憶されている。また、MDシ
ステムがソースの場合のカテゴリコードは“100 1
001L”(図5参照)であり、これに適合する補正レ
ベルとしてレベル2(MD対応レベル)が対応するよう
に記憶されている。同様に、DATがソースの場合のカ
テゴリコード“110 0000L”(図6参照)に対
して適合する補正レベルとしてレベル3(DAT対応レ
ベル)が対応付けされて記憶されている。
【0060】BS又はCSによるデジタルオーディオ放
送では、前述のように、ゼネラルとしての“000 0
0000”のビットパターンがカテゴリコードとして付
されるのが一般的であるので、図のように、“000
00000”のコードに対応付けして、レベル4(デジ
タルオーディオ放送対応レベル)の補正レベルが設定さ
れている。なお、場合によってはBS又はCSによるデ
ジタルオーディオ放送のソースに対して、グループ#7
によるカテゴリコードが付される可能性もあることか
ら、ここでは、“001 XXXXL”/“011 1
XXXL”のコードもレベル4の補正レベルに対応付け
させて記憶させておくこととする。
【0061】なお、CD、MD、DATがソースとされ
る場合については、現実には、ほぼ同一のデジタル入力
レベルであることから、特にそれぞれ異なる補正レベル
を設定しなくとも、共通の補正レベル(例えばレベル
1)を設定するようにしてよい。また、CD、MD、D
ATのデジタル入力レベルを基準とすれば、レベル1
(2,3)としては可変レベル(可変量0)として設定
して、特にレベルの可変を行わず、デジタルオーディオ
放送対応レベルであるレベル4として、6dBアップの
可変量が設定されるようにすればよいものである。
【0062】また、上記図8に示したカテゴリ対応テー
ブル11aの内容とされる場合、CD、MD、DAT、
及びBS又はCSによるデジタルオーディオ放送以外の
ソースが入力された場合には、カテゴリ対応テーブル1
1aには、それに一致するカテゴリコードが識別されな
い場合があり得る。このような場合には、本実施の形態
では、予め設定された初期レベルとなるように、入力さ
れたデジタルオーディオデータの補正レベルを設定する
ものとする。ここでの初期レベルは、例えばCD、M
D、DAT、及びデジタルオーディオ放送等以外のソー
スとして、ユーザが接続することが想定される入力ソー
スの種別等を考慮して、最も適切なレベルの得られる確
率の高い補正レベルを設定するようにすることが考えら
れる。
【0063】また、図8に示したカテゴリ対応テーブル
11aのデータ内容例はあくまでも一例であって、例え
ば更に多くの種類のソース(カテゴリコード)の種別に
応じた補正レベルとの対応付けがされたデータ内容が付
加されても構わない。
【0064】3−2.処理動作 本実施の形態においては、デジタル録音時において、入
力されたデジタルオーディオデータについてのレベル
(録音レベル)を可変するようにされる。そこで、これ
までの説明を踏まえて、本実施の形態の記録再生装置に
依るデジタルオーディオデータのレベル可変のための処
理動作について、図9のフローチャートを参照して説明
する。この図8に示す処理は、システムコントローラ1
1が実行するものとされる。
【0065】この図に示す処理においては、先ずステッ
プS101において、現在の動作モードが記録モードと
されているか否かについて判別を行っている。ここで、
例えば再生モードであったり、記録又は再生動作が停止
しているような状態のもとでは、このルーチンを抜けて
元の処理に戻るようにされるが、ここで、例えばユーザ
の記録開始のための操作などによって記録モードに移行
したことが判別されると、ステップS102に進む。
【0066】本実施の形態の記録再生装置では、記録信
号として、ライン入力端子18からのアナログオーディ
オ信号Ainと、デジタル入力端子20〜23側からの
デジタルオーディオ信号(Din1〜4)とが入力可能
とされている。このため、記録モードとしては、ディス
ク90にアナログオーディオ信号Ainを記録するため
のアナログ記録モードと、デジタルオーディオ信号(D
in1〜4のうち何れか1つ)を記録するためのデジタ
ル記録モードとが設定される。つまり、録音ソースとし
てアナログオーディオ信号が選択されていればアナログ
記録モードが設定され、デジタルオーディオ信号が選択
されていればデジタル記録モードが設定されることにな
る。
【0067】ステップS102においては、記録モード
としてデジタル記録モードが設定されているか否かが判
別され、ここで、アナログ記録モードが設定されている
ことが判別されれば元のルーチンに戻るようにされる
が、デジタル記録モードが設定されていることが判別さ
れれば、ステップS103に進む。なお、デジタル記録
モードが設定されている状態では、予めの操作部29に
対する操作等に基づいて、デジタル入力端子20〜23
のうちから1つのデジタル入力端子が選択されて、この
選択されたデジタル入力端子に伝送されるデジタルオー
ディオ信号(Din1〜4のうち何れか1つ)が、入力
切換スイッチ24からデジタルインターフェース部25
に対して伝送されている状態にあるものとされる。
【0068】デジタル記録モードに際しては、デジタル
インターフェース部25にて、入力されたデジタルオー
ディオ信号に含まれる制御信号が抽出されてシステムコ
ントローラ11に伝送されている。そこでステップS1
03においては、デジタルインターフェース部25から
供給された制御信号として、Cビットにより形成される
チャンネルステータスのビット8〜ビット15からなる
カテゴリコードの内容(ビットパターン)を識別する。
【0069】続くステップS104においては、上記ス
テップS103により識別されたカテゴリコードのビッ
トパターンと、カテゴリ対応テーブル11aとの内容を
対照する。
【0070】そして続くステップS105において、そ
の対照結果として、先ずステップS103により識別さ
れたカテゴリコードと、カテゴリ対応テーブル11aに
おけるカテゴリコードとで一致するものがあったか否か
が判別される。
【0071】上記ステップS105において肯定結果が
得られた場合には、そのカテゴリ対応テーブル11aに
おいて一致したとされるカテゴリコードに対応して設定
されている補正レベルを認識し、この補正レベルに対応
したデジタルオーディオデータのレベル(録音レベル)
が得られるようにデジタルアッテネータ27を制御す
る。
【0072】これに対して、ステップS105において
否定結果が得られた場合には、ステップS107に進ん
で、入力されたデジタルオーディオデータのレベル(録
音レベル)として、予め規定されている初期レベルが設
定されるようにデジタルアッテネータ27を制御するこ
とになる。
【0073】これまで説明してきた構成とすれば、デジ
タル録音時における録音レベルはソースの相違に関わら
ずほぼ一定とすることができることになる。この際、例
えばデジタルオーディオ放送などの低レベルで入力され
るものについてはそのレベルを上げるようにして補正す
ることで、ダイナミックレンジも確保できるようにして
いる。また、録音レベルの補正に関しては、カテゴリコ
ードの識別結果に基づいて行うようにしたことで、例え
ば、図1に示したような複数のデジタル入力端子を備え
た構成であれば、入力端子のコネクタ形状等の条件さえ
整えば、複数のデジタル入力端子の各々に対して接続す
べきソースの種別は敢えて問わなくとも何の問題も生じ
ないことになる。つまり、ユーザは、特にデジタル入力
端子と機器との対応を考慮することなく、複数のデジタ
ル入力端子に対して任意のソースのデジタル出力端子を
接続してもよいことになる。
【0074】但し、ユーザによっては、複数のデジタル
入力端子の各々に対して接続すべきソースの指定が行わ
れており、その指定に従ってソースの接続をした方が好
ましいと考えることも考えられる。そこで、このような
場合に対応する場合には、接続すべきソースが指定され
た各デジタル入力端子とこれに対応する補正レベルとの
情報がデータとして格納された対応テーブルを備えるよ
うにすればよい。そして、デジタル録音時においては、
選択されたデジタル入力端子に対応する補正レベルを上
記対応テーブルを参照することにより識別し、この補正
レベルに基づいて入力されたデジタルオーディオデータ
のレベルが可変されるようにデジタルアッテネータ27
を制御すればよい。
【0075】なお、上記実施の形態においては、ミニデ
ィスクシステムに対応する記録再生装置に対して本発明
としてのレベルコントロール装置を適用した場合につい
て説明したが、これに限定されるものではなく、例えば
DAT等をはじめとして、他のデジタル録音が可能な機
器に対しても適用が可能である。また、本発明のレベル
コントロール装置はオーディオデータの記録に対応する
のみではなく、何らかの事情により、特にデータ記録は
行わなくとも、入力したデジタルオーディオデータのソ
ースごとのレベルのばらつきを補正する必要があるよう
な装置に対しても適用が可能である。更には、本発明が
対応するデジタルオーディオデータの伝送フォーマット
としても、図2〜図7に示したようなフォーマットに限
定されるものではなく、ソースの種別の識別が可能な識
別情報が付加されている限り本発明の適用が可能とされ
るものである。
【0076】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、デジタル
オーディオデータを伝送する際に制御信号として付加さ
れるカテゴリコード(送信種別識別情報)の内容に基づ
いて、例えば記録データとして入力されたオーディオデ
ータのレベルを可変するように構成される。そこで、送
信側の種別(ソース)の相違により異なる入力レベルの
差が無くなるようにオーディオデータのレベルを可変す
るように構成すれば、送信側の種別の相違に関わらず、
ほぼ均一なオーディオデータの録音レベルが得られるこ
とになり、結果として、例えば1つの記録媒体に対し
て、ソースの異なるオーディオデータがデジタル録音に
より記録されているような場合であっても、ほぼ均一の
再生レベルが得られることになる。このため、ユーザは
再生時において楽曲(トラック)ごとに聞き易い音量に
調節するようなことを特にしなくても済むことになり、
それだけデジタルオーディオ機器の使い勝手が向上され
ることになる。
【0077】また、ここで例えばデジタルインターフェ
イスなどを介して入力したデジタルデータに含まれるオ
ーディオデータについて、量子化ビット数を所定数に増
加するようにして変換してやることで、カテゴリコード
に応じたデジタルオーディオデータのレベルの可変に際
して、入力時のレベルよりも大きなレベルとなるように
補正することが可能となる。これにより、例えば具体的
には、CDなどのソースよりも小さいレベルで入力され
るデジタルオーディオ放送のオーディオデータについて
は、CDなどのソースに合わせたレベルとなるように補
正することが可能となる。つまり、入力ソースに関わら
ず録音レベルを均一化するのに、入力レベルの小さい入
力ソースに合わせる必要が無く、それだけ広いダイナミ
ックレンジを確保しながら録音レベルを均一化を図るこ
とが可能となる。
【0078】また、複数のデジタルデータ入力端子が設
けられた場合に、録音ソースとして選択されたデジタル
データ入力端子から入力されるオーディオデータに付加
されているカテゴリコードを識別して得られたソースに
応じて、このオーディオデータのレベルを可変設定する
ようにすれば、例えば、各デジタルデータ入力端子に対
して接続すべきソースを特に指定しなくとも、常に均一
な録音レベルが得られることになり、それだけユーザの
使い勝手も向上されることになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態のレベルコントロール装置
を備えた記録再生装置のブロック図である。
【図2】デジタルインターフェースフォーマットの説明
図である。
【図3】デジタルインターフェースのCビットにより形
成されるチャンネルステータスデータの説明図である。
【図4】チャンネルステータスデータにおけるカテゴリ
コードの定義内容を示す説明図である。
【図5】チャンネルステータスデータにおけるカテゴリ
コードの定義内容を示す説明図である。
【図6】チャンネルステータスデータにおけるカテゴリ
コードの定義内容を示す説明図である。
【図7】チャンネルステータスデータにおけるカテゴリ
コードの定義内容を示す説明図である。
【図8】カテゴリ対応テーブルのデータ内容の一例を示
す説明図である。
【図9】デジタル録音時におけるオーディオデータのレ
ベル可変のための処理動作を示すフローチャートであ
る。
【符号の説明】
1 記録再生装置、3 光学ヘッド、8 エンコード/
デコード部、11 システムコントローラ、12 メモ
リコントローラ、13 バッファメモリ、14エンコー
ド/デコード部、20〜24 デジタル入力端子、25
デジタルインターフェイス部、26 レートコンバー
タ、27 デジタルアッテネータ、29 操作部、30
表示部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも、オーディオデータと、送信
    側の種別を識別するための送信種別識別情報を含めて形
    成される付加情報とからなる所定フォーマットによるデ
    ジタルデータを入力するデータ入力手段と、 上記データ入力手段により入力したデジタルデータに含
    まれるオーディオデータのレベルを可変するレベル可変
    手段と、 上記データ入力手段により入力したデジタルデータに含
    まれる送信種別識別情報が示す送信側の種別について識
    別を行う送信種別識別手段と、 上記送信種別識別情報により示される送信側の種別と、
    上記オーディオデータに対して設定すべきレベルを指定
    するレベル情報との対応を示すテーブル情報が格納され
    る情報格納手段と、 上記情報格納手段に格納されたテーブル情報を参照する
    ことにより、上記送信種別識別手段により識別された送
    信側の種別に対応する上記オーディオデータのレベル情
    報を識別するレベル情報識別手段と、 上記レベル情報識別手段により識別されたレベル情報に
    基づいて、上記レベル可変手段により可変されるべきオ
    ーディオデータのレベルを制御するレベル制御手段と、 を備えていることを特徴とするレベルコントロール装
    置。
  2. 【請求項2】 当該レベルコントロール装置は、上記レ
    ベル可変手段によりそのレベルが可変されたオーディオ
    データを所定の記録媒体に対応して記録するための記録
    手段が設けられた記録装置に対して備えられることを特
    徴とする請求項1に記載のレベルコントロール装置。
  3. 【請求項3】 上記データ入力手段により入力したデジ
    タルデータに含まれるオーディオデータについて、その
    量子化ビット数を所定数に増加するようにして変換し
    て、上記レベル可変手段に対して出力することのできる
    量子化ビット変換手段が設けられることを特徴とする請
    求項1に記載のレベルコントロール装置。
  4. 【請求項4】 上記データ入力手段は、 複数のデジタルデータ入力端子手段と、これら複数のデ
    ジタルデータ入力端子手段に入力されているデジタルデ
    ータを択一的に選択して上記レベル可変手段に対して出
    力する選択手段を備え、 上記送信種別識別手段は、上記選択手段により選択され
    たデジタルデータに含まれる送信種別識別情報が示す送
    信側の種別について識別を行うように構成されているこ
    とを特徴とする請求項1に記載のレベルコントロール装
    置。
  5. 【請求項5】 上記レベル情報識別手段において、上記
    送信種別識別手段により識別された送信側の種別に対応
    させるべき情報内容が上記テーブル情報に格納されてい
    ないと識別された場合には、 上記レベル制御手段は、所定の初期値としての上記オー
    ディオデータのレベルが得られるように上記レベル可変
    手段を制御することを特徴とする請求項1に記載のレベ
    ルコントロール装置。
JP3913298A 1998-02-20 1998-02-20 レベルコントロール装置 Pending JPH11238309A (ja)

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JP3913298A JPH11238309A (ja) 1998-02-20 1998-02-20 レベルコントロール装置

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007158378A (ja) * 2005-11-14 2007-06-21 Sony Corp 信号切換え装置及びその制御方法
JP2008103790A (ja) * 2006-10-17 2008-05-01 Rohm Co Ltd ボリューム制御装置、方法、それを用いたオーディオ信号増幅回路ならびに電子機器

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007158378A (ja) * 2005-11-14 2007-06-21 Sony Corp 信号切換え装置及びその制御方法
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