JP4854427B2 - 基板移載装置,基板処理装置,基板移載用アーム - Google Patents

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Description

本発明は,基板移載装置,基板処理装置,基板移載用アーム,基板移載方法に関する。
一般に,半導体ウエハ(以下,単に「ウエハ」とも称する)やガラス基板等の被処理基板の表面に酸化,拡散,CVD,アニールなどの処理を施すために,各種の熱処理装置が用いられる。熱処理装置としては,例えば多数枚のウエハを一度に処理可能な縦型熱処理装置が知られている。
縦型熱処理装置は,縦型の熱処理炉内に例えばウエハを保持するための多数の保持板を上下方向に所定のピッチで配列したウエハ保持ボートを設け,このウエハ保持ボートの各保持板に載置されたウエハを一度に熱処理できるようになっている。ウエハ保持ボートの各保持板にウエハを移載する際には,例えば旋回,昇降,進退動作が可能な移載用アームを備える基板移載装置が使用される。
このような基板移載装置としては,例えば特許文献1に記載されているように,ウエハ保持ボートの各保持板をリング形状にし,支持ピンを上方に突き出るように固定した突き上げ板を各保持板の中央を昇降可能に設け,この突き上げ板で移載用アームからのウエハを受け取って保持板に載置させるものが知られている。
また,例えば特許文献2に記載されているように,上記突き上げ板をアーム状にした第2基板支持アームを設け,移載用アームである第1基板支持アームからのウエハを第2基板支持アームで受け取って保持板に載置させるものもある。さらに,例えば特許文献3に記載されているように,ウエハ保持ボートの各保持板にその上方に突出する爪部を設け,移載用アームで各保持板の爪部上にウエハを載置させるものもある。
特開平8−330318号公報 特開平10−242067号公報 特開平10−242237号公報
ところが,突き上げ板を昇降させてウエハを載置するもの(特許文献1参照)では,ある保持板にウエハを載置すると,それより上にある保持板には突き上げ板を移動させることができない。このため,例えばウエハを保持板に載置させる際には必ず上の保持板から順にウエハを載せていかなければならず,またウエハを保持板から取り出す際には必ず下の保持板から順にウエハを取り出していかなければならない。これでは,任意の保持板との間でウエハをやり取りすることができないという問題がある。
また,上記突き上げ板をアーム状にしたもの(特許文献2参照)では,任意の保持板との間でウエハをやり取りすることはできるものの,突き上げ板の支持ピンは起立した状態固定されているので,支持ピンごとアームを差し入れることができるように保持板のピッチを広くとらなければならない。また,ウエハ保持ボートの各保持板に爪部を設けたもの(特許文献3参照)は,任意の保持板との間でウエハをやり取りすることはできるものの,爪部よりも上に移載用アームを差し入れることができるように保持板のピッチを広くとらなければならないという問題がある。
このように,保持板のピッチを広くとらなければならないものでは,その分ウエハ保持ボートに設けられる保持板の数が少なくなり,ウエハ保持ボートに移載できるウエハの数も少なくなる。このため,一度に熱処理できるウエハの数が少なくなってしまい,スループットが低下する。逆に,スループットの低下を抑えるため,ウエハ保持ボートに設けられる保持板の数を減らさないようにすると,ウエハ保持ボートの高さを高くしなければならず,その分熱処理炉の長さも長くせざるを得ない。
そこで,本発明は,このような問題に鑑みてなされたもので,その目的とするところは,基板保持ボートにおける任意の保持板との間で基板をやり取りでき,かつ保持板のピッチを従来以上に狭くすることができる基板移載装置等を提供することにある。
上記課題を解決するために,本発明のある観点によれば,基板を保持するための多数の保持板を上下方向に配列した基板保持ボートに前記基板を移載するための基板移載装置であって,旋回及び昇降可能に構成された基台と,前記基台に進退可能に設けられ,前記基板を載せて搬送するための搬送フォーク部を有する第1アームと,前記基台に進退可能に設けられ,起倒可能な基板持ち上げ機構を設けた持ち上げフォーク部を有する第2アームとを備えることを特徴とする基板移載装置が提供される。この場合,上記第2アームは,前記保持板に対して前記基板のやり取りをする際に,前記基板持ち上げ機構を倒した状態で前記保持板の下側に出し入れ動作されることが好ましい。
上記課題を解決するために,本発明の別の観点によれば,基板を保持するための多数の保持板を上下方向に配列した基板保持ボートと,この基板保持ボートに基板を移載する基板移載装置とを備え,前記基板保持ボートに移載された複数の基板に対して一度に所定の処理を施す基板処理装置であって,前記基板移載装置は,旋回及び昇降可能に構成された基台と,前記基台に進退可能に設けられ,前記基板を載せて搬送するための搬送フォーク部を有する第1アームと,前記基台に進退可能に設けられ,起倒可能な基板持ち上げ機構を設けた持ち上げフォーク部を有する第2アームとを備え,前記第2アームは,前記保持板に対して前記基板のやり取りをする際に,前記基板持ち上げ機構を倒した状態で前記保持板の下側に出し入れ動作されることを特徴とする基板処理装置が提供される。
上記課題を解決するために,本発明の別の観点によれば,基板を保持するための多数の保持板を上下方向に配列した基板保持ボートに前記基板を移載するために用いられる基板移載用アームであって,旋回及び昇降可能な基台に進退可能に設けられ,起倒可能な基板持ち上げ機構を設けたフォーク部を備えることを特徴とする基板移載用アームが提供される。
このような本発明における基板移載装置においては,起倒可能な基板持ち上げ機構を設けた持ち上げフォーク部332を備える第2アーム(基板移載用アーム)を設けることにより,基板を搬送するための第1アームと,基板を持ち上げるための第2アームをそれぞれ任意の保持板の上下に差し込んで基板の移載を行うことができる。これにより,基板保持ボートにおける任意の保持板との間で基板のやり取り(基板のセット又は取り出し)を行うことができる。また,基板持ち上げ機構を倒した状態で,第2アームを保持板の下側に出し入れすることができるので,各保持板のピッチを従来以上に狭くすることができる。
また,上記第2アームは,その外枠を構成する枠板と,前記枠板の内側にその枠板に対して進退動作可能に設けられた可動板とを備え,前記基板持ち上げ機構は,基板支持部を設けた起倒板と,この起倒板にヒンジ接続された支持板とによりなる基板持ち上げ板を設け,この基板持ち上げ板を前記枠板と前記可動板との間にヒンジ接続することにより,前記可動板の水平方向の動作に応じて前記起倒板を起倒するように構成する。これによれば,可動版を可動させるだけで,起倒板を起倒させることができるので,簡単に基板を持ち上げたり,降ろしたりすることができる。
この場合,上記基板持ち上げ機構は,前記各ヒンジ部の位置と前記各ヒンジ部間の長さを調整することによって,前記可動板の水平方向の動作に応じて前記基板支持部の先端を鉛直方向に動作するように構成してもよい。これによれば,スコットラッセル機構と同様の条件に各ヒンジ部の位置と各ヒンジ部間の長さを調整することによって,起倒板の基板支持部を鉛直運動させて基板を持ち上げることができる。これにより,基板を持ち上げたり,降ろしたりする際に基板が水平方向にずれることを防止できる。
上記課題を解決するために,本発明の別の観点によれば,基板を保持する多数の保持板を上下方向に配列した基板保持ボートに前記基板を移載する基板移載装置を利用した基板移載方法であって,前記基板移載装置は,旋回及び昇降可能に構成された基台と,前記基台に進退可能に設けられ,前記基板を載せて搬送するための搬送フォーク部を有する第1アームと,前記基台に進退可能に設けられ,起倒可能な基板持ち上げ機構を設けた持ち上げフォーク部を有する第2アームとを備え,前記第1アームをその搬送フォーク部に基板を載置した状態で,その基板を移載しようとする保持板の上側に挿入するとともに,前記第2アームをその基板持ち上げ機構を倒した状態で前記保持板の下側に挿入する工程と,前記基板持ち上げ機構を起立させて,前記第1アーム上の基板を持ち上げる工程と,前記第1アームを前記保持板の下側から引き抜く工程と,前記基板持ち上げ機構を倒して,前記保持板上に基板を降ろす工程と,前記基板持ち上げ機構を倒した状態で,前記第2アームを前記保持板の下側から引き抜く工程と,を有することを特徴とする基板移載方法が提供される。これにより,各保持板のピッチが狭くても,保持板の下側に第2アームを差し込んだり,引き抜いたりすることができるので,所望の保持板に確実に基板を載置することができる。
上記課題を解決するために,本発明の別の観点によれば,基板を保持する多数の保持板を上下方向に配列した基板保持ボートに前記基板を移載する基板移載装置を利用した基板移載方法であって,前記基板移載装置は,旋回及び昇降可能に構成された基台と,前記基台に進退可能に設けられ,前記基板を載せて搬送するための搬送フォーク部を有する第1アームと,前記基台に進退可能に設けられ,起倒可能な基板持ち上げ機構を設けた持ち上げフォーク部を有する第2アームとを備え,前記第2アームをその基板持ち上げ機構を倒した状態で,移載しようとする基板が載置されている保持板の下側に挿入する工程と,前記基板持ち上げ機構を起立させて,前記保持板上の基板を持ち上げる工程と,持ち上げられた基板と前記保持板との間に前記第1アームを挿入する工程と,前記基板持ち上げ機構を倒して,前記保持板上の基板を前記第1アームの搬送フォーク部上に降ろす工程と,前記第2アームを前記基板持ち上げ機構を倒した状態で前記保持板の下側から引き抜くとともに,前記第1アームをその搬送フォーク部に基板を載置した状態で前記保持板の上側から引き抜く工程と,を有することを特徴とする基板移載方法が提供される。これにより,各保持板のピッチが狭くても,保持板の下側に第2アームを差し込んだり,引き抜いたりすることができるので,所望の保持板から確実に基板を取り出すことができる。
本発明によれば,基板保持ボートにおける任意の保持板との間で基板をやり取りでき,かつ保持板のピッチを従来以上に狭くすることができる。
以下に添付図面を参照しながら,本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお,本明細書及び図面において,実質的に同一の機能構成を有する構成要素については,同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
(縦型熱処理装置の構成例)
先ず,本発明にかかる基板移載装置を適用可能な縦型熱処理装置の実施形態を図面を参照しながら説明する。本実施形態では,縦型熱処理装置として高速で炉内温度を昇降できる高速昇温熱処理装置(FTP)に適用した場合を例に挙げる。図1は本実施形態にかかる縦型熱処理装置を示す断面図である。
図1に示すように,縦型熱処理装置100は,両端が開口された高純度石英製の処理容器118を備える。処理容器(熱処理炉)118内には,多数の基板例えば半導体ウエハ(以下,単に「ウエハ」とも称する。)を保持する基板保持ボートの1例としてのウエハ保持ボート200が収容される。処理容器118の下端開口部には,蓋部122が気密に着脱自在に設けられている。蓋部122上には,中空円筒体状の石英製の保温筒124が回転自在に設けられている。ウエハ保持ボート200は,蓋部122上に保温筒124を介して載置される。なお,蓋部122は,図示しない昇降機構に連結されている。この昇降機構により,蓋部122の開閉と,処理容器118に対するウエハ保持ボート200の搬入,搬出が行われるようになっている。
処理容器118内の天井部には,この処理容器118内に処理ガスを導入するための処理ガス導入ノズル126が設けられている。一方,処理容器118の下部側壁には,図示しない排気ポンプに接続された排気ノズル128が設けられており,排気ノズル128を介して処理容器118内を排気するようになっている。
処理容器118の外側には,この処理容器118全体を覆うように断熱材130が設けられている。断熱材130の内側面には,その全面に亘って処理容器118を加熱するための加熱ヒータ132が設けられている。この加熱ヒータ132は,例えば2ケイ化モリブデン(商品名:カンタルスーパー発熱体)により構成される。これによれば,単位面積当たりの発熱量を,例えば10〜30ワット/cm2程度と非常に高く設定してウエハの高速昇温が可能となる。
断熱材130の下端部には,送風ファン134に連結されたリング状の送風ヘッダ136が設けられている。送風ヘッダ136の適当箇所からは,処理容器118と断熱材130との間の空間に向けて送風ノズル138が配設されている。熱処理後のウエハ温度の降温時に,送風ノズル138から冷却空気を噴出させて強制空冷を行うことにより,高速降温が可能となる。
断熱材130の天井部には,冷却空気を排出する排気通路140が連結されている。排気通路140には,開閉シャッタ142,排出空気を冷却する冷却機構144,排気ファン146が順次配設されている。
ウエハ保持ボート200は,図2に示すように,ウエハWを保持するための多数の保持板210が上下方向に所定のピッチで配列して設けられている。保持板210は,例えば保温筒124上に配設された複数の支柱220に取り付けられる。支柱220は保持板210の周縁部を取り囲むように設けられており,保持板210はその周縁部が複数の支柱220の内側に水平になるように支持される。
ウエハ保持ボート200の一側方は,支柱220の間隔を大きくとることによって,移載用搬出入口222として開放されている。これにより,ウエハ保持ボート200の各保持板210に対して側方の移載用搬出入口222から基板移載装置300によりウエハWの移載作業を容易に行うことができる。
保持板210は,例えば図2に示すようにウエハWの径よりも大きく,切欠のない連続したリング状に形成される。これによれば,ウエハWに成膜を行う際には中心部に比べて周縁部の方が膜厚が厚くなる傾向にあるところ,保持板210に載置されたウエハWに成膜を行うと,あたかもウエハWの周縁部が延長されたかのように成膜されるので,ウエハWの周縁部も含めた面内全域において均一な膜を形成することができる。また,保持板210をリング状に形成した場合には,その内側径すなわち中空部の径は,ウエハWの下面縁部を安定して保持できる程度の大きさ(直径)であることが好ましい。
なお,保持板210の上面には,ウエハWの水平移動を阻止する凹部(図示しない)が形成されていることが好ましい。これにより,ウエハWが横滑りして保持板210上から脱落することを防止することができる。
上記保持板210および支柱220は耐熱性を有し,かつウエハに対して汚染源にならない材料(例えば石英材,シリコンカーバイト(SiC)材など)であることが好ましい。支柱220の上端及び下端は,図1に示すように,例えば透明石英材或いはシリコンカーバイト材からなる上端リング部材204及び下端リング部材206により固定される。
また,上端リング部材204の中空部には,遮光板202をはめ込むことが好ましい。遮光板202は,例えば不純物を含まない高純度の不透明石英或いは不透明シリコンカーバイトよりなり,加熱ヒータ等からの熱線(光)を遮断するようになっている。これにより,ウエハ保持ボート200の上端近傍には,加熱ヒータ132からの直接光が遮断され,ウエハ保持ボート200の上端近傍に位置するウエハWは,ボート中段部分に位置するウエハと熱的に同じ環境状態にすることができるので,ウエハWの配置位置によって熱処理の結果にばらつきが生じることを防止することができる。
上述したようなウエハ保持ボート200の近傍には,ウエハカセット150が配設される。ウエハカセット150は,例えば樹脂等により形成された基板収納容器により構成される。基板収納容器の内壁面には,図示しない溝が複数形成されており,この溝によって複数枚のウエハWの周縁部が支持される。ウエハカセット150は,例えば25枚のウエハWが収納できるように構成されている。
ウエハ保持ボート200とウエハカセット150とは,ほぼ同一円周上に配設されており,その中心にはこれらウエハ保持ボート200とウエハカセット150との間でウエハの移載を行うための基板移載装置300が配設されている。
(基板移載装置の具体的構成例)
次に,本実施形態にかかる基板移載装置について図面を参照しながら説明する。図3は,図2に示す基板移載装置を拡大した図である。基板移載装置300は,旋回及び昇降可能に構成された基台310と,基台310上に設けられる基板移載用アームとしての第1,第2アーム320,330とを備える。
基台310は,例えば一方向に延出した略箱形状に形成され,その下方には,基台310を旋回及び昇降させるための基台駆動機構302が接続している。基台駆動機構302は例えば以下のように構成される。すなわち,基台駆動機構302は図示しない旋回用モータを備え,この旋回用モータにより基台310を水平回りに旋回できるようになっている。また,基台駆動機構302は図示しない昇降用モータを備え,この昇降用モータで駆動するボールネジにより,基台310を昇降させることができるようになっている。これにより,基台310上の第1,第2アーム310,320は,基台310を介して水平回りに旋回,昇降可能となる。なお,基台駆動機構302の構成は上記のものに限られるものではない。
基台310の上面にはその長手方向に沿って溝312が設けられ,この溝312に沿って第1,第2アーム320,330のスライダ部321,331がそれぞれ独立に進退できるように構成されている。これら基板移載用アームのうち,第1アーム320はその先端側に搬送フォーク部322を有し,この搬送フォーク部322にウエハを載せて搬送するようになっている。この搬送フォーク部322は,後述する第2アーム330の基板持ち上げ機構340の動作と干渉しないようなフォーク形状にすることが好ましい。例えば図3に示す搬送フォーク部322では,中間部から先端にかけて切欠部を有するようなフォーク形状にしたものである。
一方,第2アーム330は,その先端側に起倒可能な基板持ち上げ機構340を設けた持ち上げフォーク部332を有し,この持ち上げフォーク部332により,搬送フォーク部322上のウエハ,保持板210上のウエハ,ウエハカセット150内のウエハなどを持ち上げるようになっている。
第2アーム330は,例えば図3,図4Aに示すように,外枠を構成する枠板334と,この枠板334の内側にその枠板334に対して進退動作可能に設けられた可動板336とを備える。枠板334は,スライダ部331に固定されている。可動板336は枠板334に対して例えば図4Aに示すようにスライダ部331内に設けられたシリンダ機構338により進退方向に水平に駆動できるようになっている。
持ち上げ機構340は,例えば板材をヒンジ接続して折り曲げ自在に構成された基板持ち上げ板により構成する。この基板持ち上げ板は,枠板334と可動板336との間にヒンジ接続され,可動板336の進退動作に応じて起倒するようになっている。具体的には図4Aに示すように持ち上げ機構340が倒れた状態から,シリンダ機構338によって可動板336を進方向に移動させる。これにより,図4Bに示すように持ち上げ機構340が立ち上がる。このような持ち上げ機構340の起倒動作によってウエハWを下面から持ち上げることができる。なお,持ち上げ機構340は,ウエハWをその下面から水平に持ち上げられるように,持ち上げフォーク部332に少なくとも3つ以上取り付けられる。
ここで,持ち上げ機構340の具体的構成例について図面を参照しながら説明する。図5A,図5Bは,持ち上げ機構の具体的構成例を示す斜視図である。持ち上げ機構340は,例えば図5Aに示すようにウエハWの下面を支持する基板支持部346を設けた起倒板342と,起倒板342を支持して起倒させるために起倒板342にヒンジ接続される支持板344とによりなる基板持ち上げ板により構成される。
基板持ち上げ板は,上述したように枠板334と可動板336との間にヒンジ接続される。具体的には例えば枠板334に支持板344の基端をヒンジ接続するとともに,可動板336に起倒板342の基端をヒンジ接続する。なお,基板持ち上げ板の接続状態は,必ずしもこれに限定されるものではなく,図示はしないが,例えば可動板336に支持板344の基端をヒンジ接続するとともに,枠板334に起倒板342の基端をヒンジ接続するようにしてもよい。
基板支持部346は,例えば図5A,図5Bに示すように起倒板342と一体で形成される。すなわち,基板支持部346は,起倒板342の先端面の一部にその先端面から延出するように設けられる。図5A,図5Bでは,基板支持部346を起倒板342の先端面の一側面側寄りに設けた場合を例に挙げているが,必ずしもこれに限られるものではなく,例えば基板支持部346を起倒板342の先端面の他方の側面寄りに設けてもよく,また起倒板342の先端面の中央に設けてもよい。なお,基板支持部346の先端面は,斜めに切欠いたり,面取りしたりすることによって,常に同一の部分がウエハWに接触するように形成することが好ましい。
持ち上げ機構340は,例えば弾性的な復元力のある材料(例えばポリプロピレン,ピアノ線材)で構成する。例えば持ち上げ機構340の起倒板342と支持板344をポリプロピレンの板材により一体で構成する。この場合,起倒板342と支持板344とのヒンジ部は例えばポリプロピレンの板材の表面を切欠いて,薄く残した部分により構成する。図5A,図5Bは,ポリプロピレンの板材の上面を切欠いて,下面を薄く残した部分によりヒンジ部を構成している。
これと同様に,枠板334,可動板336についても例えばポリプロピレンの板材で構成して,可動板336と起倒板342とのヒンジ部,枠板334と支持板344とのヒンジ部についても,例えばポリプロピレンの板材の表面を切欠いて,薄く残した部分により構成する。図5A,図5Bは,可動板336と起倒板342とのヒンジ部,枠板334と支持板344とのヒンジ部はそれぞれ,ポリプロピレンの板材の下面を切欠いて上面を薄く残した部分により構成している。なお,持ち上げ機構340の各ヒンジ部は,上記のものに限られるものではなく,例えばコイルバネなどで構成してもよい。
このような構成の持ち上げ機構340によれば,図5Aに示すように起倒板342が倒れた状態から図5Bに示す進方向(矢印方向)に可動板336を移動させることにより,起倒板342はその基板支持部346ごと,ヒンジ部を中心に回動して立ち上がる。これにより,基板支持部346の先端は枠板334,可動板336の上面から上方に突き出る。この状態で,可動板336を図5Bに示す矢印方向とは反対方向に移動することによって,各部材の弾性的な復元力で起倒板342はその基板支持部346ごと倒れて,図5Aに示すような状態に戻る。
なお,上述したように持ち上げ機構340をヒンジ部によって起倒可能に構成すると,起倒板342が倒れた状態としては,可動板336を進方向に可動すると起倒板342が第2アーム330の上側と下側のいずれにも動く可能性のある思案点の状態になることも考えられる。この点,持ち上げ機構340では,起倒板342と支持板344との間のヒンジ部をこれらの下面に設け,この下面のヒンジ部を中心にして起倒板342が回動するので,起倒板342が第2アーム330の上側に立ち上がる。
また,起倒板342を倒す際には,思案点の状態まで倒さないようにしてもよい。これにより,ヒンジ部を起倒板342と支持板344の下面に設けなくても,可動板336を進方向に可動すれば必ず起倒板342が第2アーム330の上側に立ち上がるようにすることができる。
ところで,図4に示す第2アーム330の具体例では,シリンダ機構338によって可動板336を進退方向に移動させる場合を例に挙げて説明したが,必ずしもこれに限定されるものではなく,例えば図6Aに示すようなカム機構339によって可動板336を進退方向に移動させるようにしてもよい。この場合,例えばカム機構339のカムの形状を楕円状にし,このカムを回転させることによって,図6Aに示すように持ち上げ機構340の起倒板342が倒れている状態から図6Bに示すように起倒板342を立ち上げることができる。
また,図5A,図5Bに示す持ち上げ機構340は,起倒板342の先端面から延出して基板支持部346を形成しているが,必ずしもこれに限られるものではなく,例えば図7A,図7Bに示すように,基板支持部346を構成する板材を起倒板342の下側に取り付けて一体に構成してもよい。
このような構成の持ち上げ機構340によれば,図7Aに示すように起倒板342が倒れた状態から図7Bに示す矢印方向に可動板336を移動させることにより,起倒板342は基板支持部346ごとヒンジ部を中心に回動して立ち上がる。これにより,基板支持部346の先端は枠板334,可動板336の上面から上方に突き出る。この状態で,可動板336を図7Bに示す矢印方向とは反対方向に移動することによって,各部材の弾性的な復元力で起倒板342は基板支持部346ごと倒れて,図7Aに示すような状態に戻る。
このような本実施形態にかかる第2アーム320によれば,基板持ち上げ機構340を倒した状態で,第2アーム330を保持板210の下側から出し入れ動作することができるので,各保持板210のピッチを従来以上に狭くすることができる。
ところで,持ち上げ機構340は,各ヒンジ部の位置と各ヒンジ部間の長さを調整することによって基板支持部346の先端が鉛直方向に沿って直線運動するように構成することができる。例えば水平方向の運動を鉛直方向の直線運動に変換するスコットラッセル機構と同様の条件に各ヒンジ部の位置と各ヒンジ部間の長さを調整することによって,基板支持部346の先端を鉛直運動させてウエハを持ち上げることができる。
以下,図7A,図7Bに示す持ち上げ機構340を例に挙げて,基板支持部346の先端を鉛直運動させるための条件を図面を参照しながら説明する。図8A,図8Bはそれぞれ,持ち上げ機構340が図7A,図7Bの状態のときに側面から見た図である。
図8Bに示すように,可動板336と起倒板342とのヒンジ部をaとし,起倒板342と基板支持部346を構成する板材とヒンジ部をbとし,基板支持部346の先端をcとし,支持板344と枠板334とのヒンジ部をdとする。このとき,ヒンジ部aと先端cとを結ぶ直線の中点にヒンジ部bが重なるようにするとともに,ヒンジ部bとヒンジ部dとを結ぶ直線の長さが,ヒンジ部aとヒンジ部b(ヒンジ部aと先端cとを結ぶ直線の中点)とを結ぶ直線の長さと等しくなるようにする。
このように,図8Bに示す持ち上げ機構340は,スコットラッセル機構と同様の条件になるように,板材の厚みを利用して各ヒンジ部の位置と各ヒンジ部間の長さを調整することによって,可動板336を枠板334に対して進退方向(矢印方向)に動かすことにより,基板支持部346の先端cはその先端cとヒンジ部dを通る鉛直直線上に沿って動く。これにより,基板支持部346の先端cでウエハWの下面を持ち上げることによってウエハWは鉛直に移動するので,持ち上げ機構340による持ち上げ動作によってウエハWが水平方向にずれることを防止することができる。
なお,図5A,図5Bに示すような持ち上げ機構340についても,スコットラッセル機構と同様の条件に各ヒンジ部の位置と各ヒンジ部間の長さを調整することができる。例えば起倒板342と支持板344とのヒンジ部bをこれらの板厚の中心を通るように設けることによって,ヒンジ部aと基板支持部346の先端cとを結ぶ直線の中点にヒンジ部bが重なるようにすることができる。ヒンジ部bとヒンジ部dとを結ぶ直線の長さが,ヒンジ部aとヒンジ部b(ヒンジ部aと基板支持部346の先端cとを結ぶ直線の中点)とを結ぶ直線の長さと等しくなるようにすれば,スコットラッセル機構と同様の条件になる。これにより,基板支持部346の先端cを鉛直運動させてウエハを持ち上げることができる。
このような基板移載装置300においては,目的のウエハWの位置に合わせて基台310を旋回,昇降させて基台310の位置を調整し,第1,2アーム320,330を動作させてウエハカセット150やウエハ保持ボート200に対するウエハWの出し入れを行う。
(基板移載装置の動作)
このような基板移載装置300の動作の具体例について説明する。先ず,ウエハ保持ボート200における任意の保持板210にウエハWを移載する場合について図9を参照しながら説明する。例えば図9(A)に示すようにウエハカセット150から取り出したウエハWを第1アーム320の搬送フォーク部322に載置した状態で,基台310から第1アーム320を進行させて,そのウエハWを移載しようとする保持板210の上側に搬送フォーク部322を挿入する。また,第2アーム330の基板持ち上げ機構340を倒した状態で,基台310から第2アーム330を進行させて,上記保持板210の下側に持ち上げフォーク部332を挿入する。これにより,図9(B)に示す状態になる。
次いで,図9(C)に示すように基板持ち上げ機構340を起立させて,第1アーム320上のウエハWを持ち上げる。このとき,ウエハWは第1アーム320から離れる。この状態で,図9(D)に示すように第1アーム320を保持板210の下側から引き抜く。
続いて,図9(E)に示すように第2アーム330の基板持ち上げ機構340を倒して,保持板210上にウエハWを降ろす。そして,図9(F)に示すように基板持ち上げ機構340を倒したままの状態で,第2アーム330を保持板210の下側から引き抜く。こうして,保持板210上にウエハWをセットすることができる。
これにより,各保持板210のピッチが狭くても,保持板210の下側に第2アーム330を差し込んだり,引き抜いたりすることができるので,所望の保持板210に確実にウエハWをセットすることができる。
次に,ウエハ保持ボート200における任意の保持板210上のウエハWを移載する場合について図10を参照しながら説明する。図10(A)に示すように第2アーム330を基板持ち上げ機構340を倒した状態で,移載しようとするウエハWが載置されている保持板210の下側に持ち上げフォーク部332を挿入する。
次いで,図10()に示すように基板持ち上げ機構340を起立させて,保持板210上のウエハWを持ち上げる。このとき,ウエハWは保持板210から離れる。この状態で,図10(D)に示すように持ち上げられたウエハWと保持板210との間に第1アーム320の搬送フォーク部322を挿入する。
続いて,図10(E)に示すように基板持ち上げ機構340を倒して,保持板210上のウエハWを第1アーム320の搬送フォーク部322上に降ろす。そして,図10(F)に示すように第2アーム330を基板持ち上げ機構340を倒したままの状態で保持板210の下側から持ち上げフォーク部332を引き抜くとともに,第1アーム320をそのフォーク部にウエハWを載置した状態で保持板210の上側から引き抜く。こうして,保持板210からウエハWを取り出すことができる。
これにより,各保持板210のピッチが狭くても,保持板210の下側に第2アーム330を差し込んだり,引き抜いたりすることができるので,所望の保持板210から確実にウエハWを取り出すことができる。
このように,本実施形態にかかる基板移載装置300によれば,ウエハWを載せて搬送するための搬送フォーク部322を有する第1アーム320と,起倒可能な基板持ち上げ機構340を設けた持ち上げフォーク部332を備える第2アーム320とを設けることにより,これら第1,第2アーム320,330をそれぞれ任意の保持板210の上下に差し込んでウエハの移載を行うことができる。これにより,ウエハ保持ボート200における任意の保持板210との間でウエハWのやり取り(ウエハWのセット又は取り出し)を行うことができる。
また,基板持ち上げ機構340を倒した状態で,第2アーム330を保持板210の下側に出し入れすることができるので,各保持板210のピッチを従来以上に狭くすることができる。これにより,ウエハ保持ボート200に設ける保持板210の数を増やすことができ,ウエハ保持ボート200に移載できるウエハWの数も増やすことができる。このため,一度に熱処理できるウエハWの数も増やすことができるので,スループットも向上させることができる。また,ウエハ保持ボート200の高さを低くすることができ,炉長もその分短くすることができる。
なお,上記実施形態では,リング状に形成した保持板210をウエハ保持ボート200に設けた場合を例に挙げて説明したが,必ずしもこれに限定されるものではなく,例えば図11に示すように,円板状に形成した保持板250をウエハ保持ボート200に設けるようにしてもよい。この場合には,保持板250に第2アーム330の基板持ち上げ機構340が挿入可能な孔252を設けるようにする。これにより,円板状の保持板250に対しても,本実施形態における基板移載装置300によってウエハを移載することができる。
以上,添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について説明したが,本発明は係る例に限定されないことは言うまでもない。当業者であれば,特許請求の範囲に記載された範疇内において,各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり,それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
例えば上記実施形態においては,基板処理装置として,高速昇温熱処理装置(FTP)に適用した場合を例に挙げて説明したが,必ずしもこれに限定されるものではなく,複数の基板を上下方向に配列して保持する基板保持ボートに基板を移載する基板処理装置であれば,どのような熱処理装置でも適用することができ,また熱処理装置以外の基板処理装置にも適用可能である。
本発明は,基板移載装置,基板処理装置,基板移載用アーム,基板移載方法に適用可能である。
本発明の実施形態にかかる縦型熱処理装置の概略構成を示す断面図である。 図1に示すウエハ保持ボートを説明するための斜視図である。 同実施形態にかかる基板移載装置の構成例を示す斜視図である。 第2アームの構成例を示す斜視図であって,基板持ち上げ機構が倒れた状態を示す図である。 第2アームの構成例を示す斜視図であって,基板持ち上げ機構が起立した状態を示す図である。 基板持ち上げ機構の構成例を示す斜視図であって,基板持ち上げ機構が倒れた状態を示す図である。 基板持ち上げ機構の構成例を示す斜視図であって,基板持ち上げ機構が起立した状態を示す図である。 第2アームの他の構成例を示す斜視図であって,基板持ち上げ機構が倒れた状態を示す図である。 第2アームの他の構成例を示す斜視図であって,基板持ち上げ機構が起立した状態を示す図である。 基板持ち上げ機構の他の構成例を示す斜視図であって,基板持ち上げ機構が倒れた状態を示す図である。 基板持ち上げ機構の他の構成例を示す斜視図であって,基板持ち上げ機構が起立した状態を示す図である。 図7Aに示す基板持ち上げ機構を側面から見た図である。 図7Bに示す基板持ち上げ機構を側面から見た図である。 ウエハ保持ボートの保持板にウエハをセットする場合の基板移載装置の動作を説明するための図である。 ウエハ保持ボートの保持板からウエハを取り出す場合の基板移載装置の動作を説明するための図である。 ウエハ保持ボートの他の構成例を示す斜視図である。
符号の説明
100 縦型熱処理装置
118 処理容器
122 蓋部
124 保温筒
126 処理ガス導入ノズル
128 排気ノズル
130 断熱材
132 加熱ヒータ
134 送風ファン
136 送風ヘッダ
138 送風ノズル
140 排気通路
142 開閉シャッタ
144 冷却機構
150 ウエハカセット
200 ウエハ保持ボート
202 遮光板
204 上端リング部材
210 保持板
220 支柱
222 移載用搬出入口
250 保持板
252 孔
300 基板移載装置
302 基台駆動機構
310 基台
312 溝
321 スライダ部
322 搬送フォーク部
331 スライダ部
332 持ち上げフォーク部
334 枠板
336 可動板
338 シリンダ機構
339 カム機構
340 基板持ち上げ機構
342 起倒板
344 支持板
346 基板支持部
W ウエハ

Claims (6)

  1. 基板を保持するための複数の保持板を上下方向に配列した基板保持ボートに前記基板を移載するための基板移載装置であって,
    旋回及び昇降可能に構成された基台と,
    前記基台に進退可能に設けられ,前記基板を載せて搬送するための搬送フォーク部を有する第1アームと,
    前記基台に進退可能に設けられ,起倒可能な基板持ち上げ機構と,外枠を構成する枠板と,前記枠板の内側にその枠板に対して進退動作可能に設けられた可動板とを有する第2アームと,を備え,
    前記基板持ち上げ機構は,基板支持部を設けた起倒板と,この起倒板にヒンジ接続された支持板とによりなる基板持ち上げ板を設け,この基板持ち上げ板を前記枠板と前記可動板との間にヒンジ接続することにより,前記可動板の水平方向の動作に応じて前記起倒板を起倒するように構成し,
    前記基板持ち上げ機構,前記枠体及び前記可動板は,弾性的な復元力のある板材により一体で構成し,前記起倒板と前記支持板とのヒンジ部,前記可動板と前記起倒板とのヒンジ部,及び前記枠体と前記支持板とのヒンジ部はそれぞれ,前記板材の表面を欠いて薄く残した部分によって構成したことを特徴とする基板移載装置。
  2. 前記第2アームは,前記保持板に対して前記基板のやり取りをする際に,前記基板持ち上げ機構を倒した状態で前記保持板の下側に出し入れ動作されることを特徴とする請求項1に記載の基板移載装置。
  3. 前記基板持ち上げ機構は,前記各ヒンジ部の位置と前記各ヒンジ部間の長さを調整することによって,前記可動板の水平方向の動作に応じて前記基板支持部の先端を鉛直方向に動作するように構成したことを特徴とする請求項に記載の基板移載装置。
  4. 前記基板持ち上げ機構は,前記起倒板と前記支持板との間のヒンジ部をこれらの下面に設け,この下面のヒンジ部を中心に前記起倒板が回動するように構成したことを特徴とする請求項1に記載の基板移載装置。
  5. 基板を保持するための複数の保持板を上下方向に配列した基板保持ボートと,この基板保持ボートに基板を移載する基板移載装置とを備え,前記基板保持ボートに移載された複数の基板に対して一度に所定の処理を施す基板処理装置であって,
    前記基板移載装置は,旋回及び昇降可能に構成された基台と,前記基台に進退可能に設けられ,前記基板を載せて搬送するための搬送フォーク部を有する第1アームと,前記基台に進退可能に設けられ,起倒可能な基板持ち上げ機構と,外枠を構成する枠板と,前記枠板の内側にその枠板に対して進退動作可能に設けられた可動板とを有する第2アームとを備え,
    前記基板持ち上げ機構は,基板支持部を設けた起倒板と,この起倒板にヒンジ接続された支持板とによりなる基板持ち上げ板を設け,この基板持ち上げ板を前記枠板と前記可動板との間にヒンジ接続することにより,前記可動板の水平方向の動作に応じて前記起倒板を起倒するように構成し,
    前記基板持ち上げ機構,前記枠体及び前記可動板は,弾性的な復元力のある板材により一体で構成し,前記起倒板と前記支持板とのヒンジ部,前記可動板と前記起倒板とのヒンジ部,及び前記枠体と前記支持板とのヒンジ部はそれぞれ,前記板材の表面を欠いて薄く残した部分によって構成し,
    前記第2アームは,前記保持板に対して前記基板のやり取りをする際に,前記基板持ち上げ機構を倒した状態で前記保持板の下側に出し入れ動作されることを特徴とする基板処理装置。
  6. 基板を保持するための複数の保持板を上下方向に配列した基板保持ボートに前記基板を移載するために用いられる基板移載用アームであって,
    旋回及び昇降可能な基台に進退可能に設けられ,起倒可能な基板持ち上げ機構と,外枠を構成する枠板と,前記枠板の内側にその枠板に対して進退動作可能に設けられた可動板とを有し,
    前記基板持ち上げ機構は,基板支持部を設けた起倒板と,この起倒板にヒンジ接続された支持板とによりなる基板持ち上げ板を設け,この基板持ち上げ板を前記枠板と前記可動板との間にヒンジ接続することにより,前記可動板の水平方向の動作に応じて前記起倒板を起倒するように構成し,
    前記基板持ち上げ機構,前記枠体及び前記可動板は,弾性的な復元力のある板材により一体で構成し,前記起倒板と前記支持板とのヒンジ部,前記可動板と前記起倒板とのヒンジ部,及び前記枠体と前記支持板とのヒンジ部はそれぞれ,前記板材の表面を欠いて薄く残した部分によって構成したことを特徴とする基板移載用アーム。
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