JP4849247B2 - 比抵抗値の面内バラツキの小さい複合シリコン電極およびその製造方法 - Google Patents

比抵抗値の面内バラツキの小さい複合シリコン電極およびその製造方法 Download PDF

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Description

この発明は、比抵抗値の面内バラツキの小さい複合シリコン電極およびその製造方法に関するものである。
一般に、半導体集積回路を製造する工程において使用するウエハをエッチングするためのプラズマエッチング方法は、図3に示されるように、真空容器1内にシリコン電極板2および架台3が間隔をおいて設けられており、架台3の上にウエハ4を載置し、エッチングガス7をシリコン電極板2に設けられた貫通細孔5を通してウエハ4に向って流しながら高周波電源6により電極板2と架台3の間に高周波電圧を印加し、高周波電圧の印加によりシリコン電極板2と架台3の間の空間にプラズマ10を発生させ、このプラズマ10による物理反応と、シリコン−エッチングガス7による化学反応により、ウエハ4の表面をエッチングすることにより行われる。
シリコン電極板2としては、単結晶シリコン電極板、多結晶シリコン電極板、柱状晶シリコン電極板などが知られているが、現在ではCZ法により引き上げられた単結晶シリコンインゴットを輪切り状に切断したのち表面研磨して作製した単結晶シリコン電極板が多く使用されている(特許文献1参照)。前記CZ法により引き上げられた単結晶シリコンインゴットは引き上げに際して溶融シリコンが外周部から中心部に向かって凝固するところから、単結晶シリコンインゴットの中心部は外周部に比べて不純物含有量が極微量ではあるが高く、また、溶融シリコンをるつぼ内で溶融し凝固させて作製する多結晶シリコンインゴットおよび柱状晶シリコンインゴットについても外周部から中心部に向かって凝固するところからインゴットの中心部は外周部に比べて不純物含有量が極微量ではあるが高くなり、したがって、不純物含有量の高い単結晶シリコンインゴット、多結晶シリコンインゴットおよび柱状晶シリコンインゴット中心部の比抵抗値は外周部の比抵抗値に比べて10%程度低くなることは避けられなかった。
特開昭61−238985号公報
したがって、単結晶シリコンインゴット、多結晶シリコンインゴットおよび柱状晶シリコンインゴットを輪切り状に切断したのち表面研磨して作製した従来の単結晶シリコン電極板、多結晶シリコン電極板および柱状晶シリコン電極板は、比抵抗値の面内バラツキが10%程度あり、かかる比抵抗値の面内バラツキを有する単結晶シリコン電極板、多結晶シリコン電極板および柱状晶シリコン電極板を使用して被エッチング物であるウエハのプラズマエッチングを行なうと、単結晶シリコン電極板、多結晶シリコン電極板および柱状晶シリコン電極板の比抵抗値の面内バラツキが大きいために、ウエハ面内のエッチングレートを均一にすることができない。
特に、比抵抗値が10Ω・cm以上の比抵抗値を有する単結晶シリコン電極板、多結晶シリコン電極板および柱状晶シリコン電極板ではドーパントの含有量による比抵抗値の差が大きく影響するようになり、この従来の単結晶シリコン電極板または多結晶シリコン電極板を用いてウエハを一層均一にプラズマエッチングすることは難しい。
そこで、本発明者等は、ウエハをプラズマエッチングするに際してウエハ表面を均一にバラツキの少ないプラズマエッチングを行うことができるシリコン電極板を得るべく研究を行った。その結果、
(イ)円板状シリコン電極要素板および単数または複数のリング状シリコン電極要素板の比抵抗値のうちで最大の比抵抗値をRmax、最小の比抵抗値をRminとすると、[(Rmax−Rmin)/Rmax×100](以下、バラツキという)が5%以内にある比抵抗値を有する円板状シリコン電極要素板および単数または複数のリング状シリコン電極要素板を選んで用意し、前記円板状シリコン電極要素板を中心部とし、前記円板状シリコン電極要素板の周囲に単数または複数のリング状シリコン電極要素板を同心円状に嵌め込むことにより得られた複合シリコン電極板は、比抵抗値の面内バラツキが5%以内となり、この複合シリコン電極板を使用してウエハをプラズマエッチングすると、エッチングレートのバラツキが少ない均一なプラズマエッチングすることができる、
(ロ)前記円板状シリコン電極要素板および単数または複数のリング状シリコン電極要素板は、比抵抗値:10〜100Ω・cmの単結晶シリコンインゴット、多結晶シリコンインゴットまたは柱状晶シリコンインゴットから作製することが好ましい、などの研究結果が得られたのである。
この発明は、かかる研究結果に基づいてなされたものであって、
(1)バラツキが5%以内にある比抵抗値を有する円板状シリコン電極要素板および単数または複数のリング状シリコン電極要素板を、前記円板状シリコン電極要素板を中心部とし、前記円板状シリコン電極要素板の周囲に単数または複数のリング状シリコン電極要素板を同心円状に嵌め込んでなる比抵抗値の面内バラツキが小さい複合シリコン電極板、
(2)前記円板状シリコン電極要素板および単数または複数のリング状シリコン電極要素板は、10〜100Ω・cmの比抵抗値を有する前記(1)記載の比抵抗値の面内バラツキの小さい複合シリコン電極板、
(3)前記円板状シリコン電極要素板および単数または複数のリング状シリコン電極要素板は、単結晶シリコンからなる前記(1)または(2)記載の比抵抗値の面内バラツキの小さい複合シリコン電極板、
(4)前記円板状シリコン電極要素板および単数または複数のリング状シリコン電極要素板は、多結晶シリコンからなる前記(1)または(2)記載の比抵抗値の面内バラツキの小さい複合シリコン電極板、
(5)前記円板状シリコン電極要素板および単数または複数のリング状シリコン電極要素板は、柱状晶シリコンからなる前記(1)または(2)記載の比抵抗値の面内バラツキの小さい複合シリコン電極板、
(6)バラツキが5%以内にある比抵抗値を有する円板状シリコン電極要素板および単数または複数のリング状シリコン電極要素板を用意し、前記円板状シリコン電極要素板を中心部とし、前記円板状シリコン電極要素板の周囲に単数または複数のリング状シリコン電極要素板を同心円状に嵌め込む比抵抗値の面内バラツキの小さい複合シリコン電極板の製造方法、
(7)前記円板状シリコン電極要素板および単数または複数のリング状シリコン電極要素板は、10〜100Ω・cmの比抵抗値を有する前記(6)記載の比抵抗値の面内バラツキの小さい複合シリコン電極板の製造方法、
(8)前記円板状シリコン電極要素板および単数または複数のリング状シリコン電極要素板は、単結晶シリコンからなる前記(6)または(7)記載の比抵抗値の面内バラツキの小さい複合シリコン電極板の製造方法、
(9)前記円板状シリコン電極要素板および単数または複数のリング状シリコン電極要素板は、多結晶シリコンからなる前記(6)または(7)記載の比抵抗値の面内バラツキの小さい複合シリコン電極板の製造方法、

(10)前記円板状シリコン電極要素板および単数または複数のリング状シリコン電極要素板は、柱状晶シリコンからなる前記(6)または(7)記載の比抵抗値の面内バラツキの小さい複合シリコン電極板の製造方法、に特徴を有するものである。
円板状シリコン電極要素板および単数または複数のリング状シリコン電極要素板の比抵抗値を10〜100Ω・cmとしたのは、比抵抗値が10Ω・cm以上の比抵抗値を有するシリコン電極板ではドーパントの含有量による比抵抗値の差が大きく影響するようになるからであり、その上限を100Ω・cmとしたのは、100Ω・cmを越える大きな比抵抗値を有するシリコン電極板では導電性を確保することが困難になるからであり、複合シリコン電極板の面内バラツキを5%以内にしたのは、複合シリコン電極板を組立てるために使用する円板状シリコン電極要素板および単数または複数のリング状シリコン電極要素板の比抵抗値のバラツキが0%となるように選ぶことができれば理想的であるが、現状では円板状シリコン電極要素板および単数または複数のリング状シリコン電極要素板の比抵抗値のバラツキが0%となるように選ぶことは難しく、比抵抗値のバラツキが5%以下であるならば許容できるからである。
次に、この発明の比抵抗値の面内バラツキの小さい複合シリコン電極の製造方法を図面に基づいて説明する。
図1はこの発明の比抵抗値の面内バラツキの小さい複合シリコン電極の製造方法を説明するための断面説明図である。まず、図1(a)に示される円板状シリコン電極要素板11、図1(b)に示される中間リング状シリコン電極要素板12および図1(c)に示される最外周リング状シリコン電極要素板13を用意する。
円板状シリコン電極要素板11は図1(a)の断面図に示されるように外周面は円錐状傾斜面15を有している。さらに、この円板状シリコン電極要素板11が嵌合する中間リング状シリコン電極要素板12の内周面および外周面は、図1(b)に示されるように、共に円錐状傾斜面15を有している。さらに前記中間リング状シリコン電極要素板12が嵌合する最外周リング状シリコン電極要素板13の内周面は、図1(c)に示されるように、円錐状傾斜面15を有している。
円板状シリコン電極要素板11、中間リング状シリコン電極要素板12および最外周リング状シリコン電極要素板13はこれらを図1(d)に示されるように同軸的に嵌合して複合シリコン素板16を作製し、この複合シリコン素板16に上面8から下面9に向かって厚さ方向に平行な方向に貫通細孔5を形成することにより図2の断面図に示される複合シリコン電極板14を作製する。前記貫通細孔5は図1(d)に示される複合シリコン素板16を作製したのち形成してもよいが、予め円板状シリコン電極要素板11、中間リング状シリコン電極要素板12および最外周リング状シリコン電極要素板13に設けておいたものでもよい。
円板状シリコン電極要素板11、中間リング状シリコン電極要素板12および最外周リング状シリコン電極要素板13は同じ結晶のシリコンからなることが好ましい。すなわち、円板状シリコン電極要素板11、中間リング状シリコン電極要素板12および最外周リング状シリコン電極要素板13はすべてが単結晶シリコン、多結晶シリコンまたは柱状晶シリコンからなることが好ましい。図1および図2に示されるこの発明の複合シリコン電極板14は中間リング状シリコン電極要素板12を1個だけ使用して作製したが、前記この発明の複合シリコン電極板14を作製するために使用する中間リング状シリコン電極要素板12は複数個使用して作製することもできる。
この発明によると、通常のシリコンインゴットからは得られない面内バラツキの極めて小さい複合シリコン電極板を比較的簡単に作製することができ、これを使用してウエハをプラズマエッチングすると、エッチングレートを一層均一化することができ、使用するシリコン電極板のコストを下げて半導体集積回路を効率良く生産することができ、半導体装置産業の発展に大いに貢献しうるものである。
この発明の比抵抗値の面内バラツキの小さい複合シリコン電極の製造方法を実施例に基づいて具体的に説明する。
実施例1
大外径:120mm、小外径:118mmの寸法を有し上面から下面に向かって傾斜している外周面を有し、比抵抗値:36.0Ω・cmを有する単結晶シリコンからなる円板状シリコン電極要素板を用意し、
さらに大外径:180mm、小外径:178mmの寸法を有し上面から下面に向かって傾斜している外周面、並びに大内径:120mm、小内径:118mmを有し上面から下面に向かって傾斜している内周面を有し、比抵抗値:36.1Ω・cmを有する単結晶シリコンからなる中間シリコンリング中間リング状シリコン電極要素板を用意し、
さらに外径:300mmを有し、かつ大内径:180mm、小内径:178mmの寸法を有し内周面が上面から下面に向かって傾斜している内周面を有する比抵抗値:36.3Ω・cmを有する単結晶シリコンからなる最外周シリコンリングを用意した。
これらを円板状シリコン電極要素板、中間リング状シリコン電極要素板および最外周リング状シリコン電極要素板を嵌め込んで厚さ:5mmを有する複合シリコン素板を作製し、この複合シリコン素板に内径:0.5mmの貫通細孔を孔間ピッチ:8mmとなるようにダイヤモンドドリルを用いて加工し、本発明複合シリコン電極板1を作製した。この本発明複合シリコン電極板1の比抵抗値の面内バラツキは0.8%であった。
実施例2
大外径:120mm、小外径:118mmの寸法を有し上面から下面に向かって傾斜している外周面を有し、比抵抗値:33.8Ω・cmを有する多結晶シリコンからなる円板状シリコン電極要素板を用意し、
さらに大外径:180mm、小外径:178mmの寸法を有し上面から下面に向かって傾斜している外周面、並びに大内径:120mm、小内径:118mmを有し上面から下面に向かって傾斜している内周面を有し、比抵抗値:34.3Ω・cmを有する多結晶シリコンからなる中間シリコンリング中間リング状シリコン電極要素板を用意し、
さらに外径:300mmを有し、かつ大内径:180mm、小内径:178mmの寸法を有する内周面が上面から下面に向かって傾斜している内周面を有する比抵抗値:34.1Ω・cmを有する多結晶シリコンからなる最外周シリコンリングを用意した。
これらを円板状シリコン電極要素板、中間リング状シリコン電極要素板および最外周リング状シリコン電極要素板を嵌め込んで厚さ:5mmを有する複合シリコン素板を作製し、この複合シリコン素板に内径:0.5mmの貫通細孔を孔間ピッチ:8mmとなるようにダイヤモンドドリルを用いて加工し、本発明複合シリコン電極板2を作製した。この本発明複合シリコン電極板2の比抵抗値の面内バラツキは1.5%であった。
実施例3
大外径:120mm、小外径:118mmの寸法を有する上面から下面に向かって傾斜している外周面を有し、比抵抗値:34.0Ω・cmを有する柱状晶シリコンからなる円板状シリコン電極要素板を用意し、
さらに大外径:180mm、小外径:178mmの寸法を有し上面から下面に向かって傾斜している外周面、並びに大内径:120mm、小内径:118mmの寸法を有し上面から下面に向かって傾斜している内周面を有し、比抵抗値:33.5Ω・cmを有する柱状晶シリコンからなる中間シリコンリング中間リング状シリコン電極要素板を用意し、
さらに外径:300mmを有し、かつ大内径:180mm、小内径:178mmの寸法を有する内周面が上面から下面に向かって傾斜している内周面を有する比抵抗値:34.9Ω・cmを有する柱状晶シリコンからなる最外周シリコンリングを用意した。
これらを円板状シリコン電極要素板、中間リング状シリコン電極要素板および最外周リング状シリコン電極要素板を嵌め込んで厚さ:5mmを有する複合シリコン素板を作製し、この複合シリコン素板に内径:0.5mmの貫通細孔を孔間ピッチ:8mmとなるようにダイヤモンドドリルを用いて加工し、本発明複合シリコン電極板3を作製した。この本発明複合シリコン電極板3の比抵抗値の面内バラツキは4.0%であった。
比較例1
大外径:120mm、小外径:118mmの寸法を有し上面から下面に向かって傾斜している外周面を有し、比抵抗値:34.5Ω・cmを有する単結晶シリコンからなる円板状シリコン電極要素板を用意し、
さらに大外径:180mm、小外径:178mmの寸法を有し上面から下面に向かって傾斜している外周面、並びに大内径:120mm、小内径:118mmを有し上面から下面に向かって傾斜している内周面を有し、比抵抗値:35.2Ω・cmを有する単結晶シリコンからなる中間シリコンリング中間リング状シリコン電極要素板を用意し、
さらに外径:300mmを有し、かつ大内径:180mm、小内径:178mmの寸法を有し内周面が上面から下面に向かって傾斜している内周面を有する比抵抗値:36.6Ω・cmを有する単結晶シリコンからなる最外周シリコンリングを用意した。
これらを円板状シリコン電極要素板、中間リング状シリコン電極要素板および最外周リング状シリコン電極要素板を嵌め込んで厚さ:5mmを有する複合シリコン素板を作製し、この複合シリコン素板に内径:0.5mmの貫通細孔を孔間ピッチ:8mmとなるようにダイヤモンドドリルを用いて加工し、本発明複合シリコン電極板1を作製した。この比較複合シリコン電極板1の比抵抗値の面内バラツキは5.73%であった。
従来例1
通常の単結晶シリコンインゴットを輪切りにして外径:300mm、厚さ:5mmの寸法を有する円板を作製し、この円板に内径:0.5mmの貫通細孔を孔間ピッチ:8mmとなるようにダイヤモンドドリルを用いて加工し、従来シリコン電極板1を作製した。この従来シリコン電極板の比抵抗値の面内バラツキは10%であった。
得られた本発明複合シリコン電極板1〜3、比較複合シリコン電極板1および従来シリコン電極板1をエッチング装置にセットし、予めCVDによりSiO2 層を形成した表1に示される外径B:200mmを有するウエハをエッチング装置にセットし、
チャンバー内圧力:10-1Torr、
エッチングガス組成:90sccmCHF3 +4sccmO2 +150sccmHe、
高周波電力:2kW、
周波数:20kHz、
の条件で、ウエハ表面のSiO2 層のプラズマエッチングを行ない、エッチング開始から10分間経過した時点および200時間経過した時点でのウエハ表面のSiO2 層の最大エッチングの深さAおよび最小エッチングの深さBをそれぞれ測定し、その測定値から(A−B)/A×100(%)の値を求め、その結果を表1に示してウエハ表面のエッチング均一性を評価した。
Figure 0004849247
表1に示される結果から、比抵抗値の面内バラツキを無くした本発明複合シリコン電極板1〜3は、比抵抗値の面内バラツキの大きい比較複合シリコン電極板1および従来シリコン電極板1に比べてウエハ表面を均一にエッチングできることが分かる。
この発明の比抵抗値の面内バラツキの小さい複合シリコン電極の製造方法において使用するシリコン電極板の製造方法を説明するための断面説明図である。 この発明の比抵抗値の面内バラツキの小さい複合シリコン電極の製造方法において使用するシリコン電極板の断面説明図である。 従来のプラズマエッチング装置の断面説明図である。
符号の説明
1:真空容器、2:電極板、3:架台、4:Siウエハ、5:貫通細孔、6:高周波電源、7:プラズマエッチングガス、8:上面、9:下面、10:ブラズマ、11:円板状シリコン電極要素板、12:中間リング状シリコン電極要素板、13:最外周リング状シリコン電極要素板、14:複合シリコン電極素板、15:円錐状傾斜面、16:複合シリコン電極板

Claims (10)

  1. バラツキが5%以内にある比抵抗値を有する円板状シリコン電極素板および単数または複数のリング状シリコン電極素板を、前記円板状シリコン電極素板を中心部とし、前記円板状シリコン電極素板の周囲に単数または複数のリング状シリコン電極素板を同心円状に嵌め込んでなることを特徴とする比抵抗値の面内バラツキが小さい複合シリコン電極板。
  2. 前記円板状シリコン電極素板および単数または複数のリング状シリコン電極素板は、10〜100Ω・cmの比抵抗値を有することを特徴とする請求項1記載の比抵抗値の面内バラツキの小さい複合シリコン電極板。
  3. 前記円板状シリコン電極素板および単数または複数のリング状シリコン電極素板は、単結晶シリコンからなることを特徴とする請求項1または2記載の比抵抗値の面内バラツキの小さい複合シリコン電極板。
  4. 前記円板状シリコン電極素板および単数または複数のリング状シリコン電極素板は、多結晶シリコンからなることを特徴とする請求項1または2記載の比抵抗値の面内バラツキの小さい複合シリコン電極板。
  5. 前記円板状シリコン電極素板および単数または複数のリング状シリコン電極素板は、柱状晶シリコンからなることを特徴とする請求項1または2記載の比抵抗値の面内バラツキの小さい複合シリコン電極板。
  6. バラツキが5%以内にある比抵抗値を有する円板状シリコン電極素板および単数または複数のリング状シリコン電極素板を用意し、前記円板状シリコン電極素板を中心部とし、前記円板状シリコン電極素板の周囲に単数または複数のリング状シリコン電極素板を同心円状に嵌め込むことを特徴とする比抵抗値の面内バラツキの小さい複合シリコン電極板の製造方法。
  7. 前記円板状シリコン電極素板および単数または複数のリング状シリコン電極素板は、10〜100Ω・cmの比抵抗値を有することを特徴とする請求項6記載の比抵抗値の面内バラツキの小さい複合シリコン電極板の製造方法。
  8. 前記円板状シリコン電極素板および単数または複数のリング状シリコン電極素板は、単結晶シリコンからなることを特徴とする請求項6または7記載の比抵抗値の面内バラツキの小さい複合シリコン電極板の製造方法。
  9. 前記円板状シリコン電極素板および単数または複数のリング状シリコン電極素板は、多結晶シリコンからなることを特徴とする請求項6または7記載の比抵抗値の面内バラツキの小さい複合シリコン電極板の製造方法。
  10. 前記円板状シリコン電極素板および単数または複数のリング状シリコン電極素板は、柱状晶シリコンからなることを特徴とする請求項6または7記載の比抵抗値の面内バラツキの小さい複合シリコン電極板の製造方法。
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