JP4847939B2 - 排気浄化装置 - Google Patents
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このSCR触媒を用いた排気後処理装置では、SCR触媒の上流側に尿素水を供給し、この尿素水が排気の熱により分解して生じたアンモニアがSCR触媒に供給される。SCR触媒に供給されたアンモニアは一旦SCR触媒に吸着し、このアンモニアと排気中のNOxとの間の脱硝反応がSCR触媒によって促進されることによりNOxの還元が行われる。
このような問題を解消するため、排気温度が約200℃以下となるような運転状態の場合には尿素水の供給を停止するような制御が行われるが、この場合には排気温度が約200℃以下となる運転状態においてSCR触媒にアンモニアが供給されなくなるため、排気中のNOxを適正に還元することができず、排気浄化効率が低下するといった問題が生じる。
また、SCR触媒に対するアンモニアの蓄積量が所定量に達した場合に、排気中への尿素水の供給を禁止することにより、アンモニアスリップの発生を防止するようにした排気浄化装置が特許文献2によって提案されている。
また、特許文献2に排気浄化装置では、SCR触媒へのアンモニアの蓄積量を監視するだけであり、排気温度が低温のときに尿素水から生成されて蓄積される中間生成物や固体の尿素について着目したものではないため、低い排気温度において尿素水の供給を適正に行うことができない。
更に具体的には、上記排気浄化装置において、上記制御手段は、上記排気通路内における上記中間生成物の蓄積量を繰り返し演算し、直近に求められた上記排気通路内における上記中間生成物の蓄積量と、上記アンモニア選択還元型NOx触媒の温度とに基づき、上記中間生成物の加水分解量を求めることを特徴とする(請求項3)。
尿素供給手段から排気通路内に尿素を供給する場合、供給された尿素の一部が排気通路内に蓄積することがある。そこで、このように構成された排気浄化装置によれば、制御手段は、尿素供給手段から排気通路内に供給された尿素の排気通路内における蓄積量が所定の上限尿素蓄積量に達したときにも、尿素供給手段から排気通路内への尿素の供給を禁止する。
更に具体的には、上記排気浄化装置において、上記制御手段は、上記排気通路内における上記尿素の蓄積量を繰り返し演算し、直近に求められた上記排気通路内における上記尿素の蓄積量と、上記アンモニア選択還元型NOx触媒の温度とに基づき、上記排気通路内に供給された尿素の加熱分解量を求めることを特徴とする(請求項6)。
尿素供給手段から排気通路中に供給された尿素から生成されたアンモニアは、一旦アンモニア選択還元型NOx触媒に吸着し、この吸着したアンモニアと排気中のNOxとの間の脱硝反応がアンモニア選択還元型触媒によって促進されることによりNOxの還元が行われる。このとき、このNOxの還元に消費されるアンモニアの量に比してアンモニア選択還元型触媒に供給されるアンモニアの量が多いと、アンモニア選択還元型触媒に吸着されて蓄積されたアンモニアの量がアンモニア選択還元型触媒の許容蓄積量を上回ってアンモニアスリップが生じる可能性がある。そこで、このように構成された排気浄化装置によれば、制御手段は、アンモニア選択還元型NOx触媒におけるアンモニアの蓄積量が所定の上限アンモニア蓄積量に達したときにも、尿素供給手段から排気通路内への尿素の供給を禁止する。
また具体的には、上記排気浄化装置において、上記制御手段は、上記尿素供給手段から供給される尿素の加熱分解量から、上記第1の生成量を求めることを特徴とする(請求項10)。
また具体的には、上記排気浄化装置において、上記制御手段は、上記中間生成物の加水分解量から、上記第2の生成量を求めることを特徴とする(請求項12)。
或いは上記目的を達成するため、本発明の排気浄化装置は、エンジンの排気通路に配設され、アンモニアを還元剤として排気中のNOxを選択還元するアンモニア選択還元型NOx触媒と、上記排気通路内に尿素を供給することにより、上記尿素から生成されたアンモニアを上記アンモニア選択還元型NOx触媒に供給する尿素供給手段と、上記エンジンの運転状態に応じて上記尿素供給手段から上記排気通路内への尿素の供給を制御し、上記尿素供給手段から上記排気通路内に供給された尿素の上記排気通路内における蓄積量が所定の上限尿素蓄積量未満であり、且つ上記排気通路内に供給された尿素から上記アンモニアが生成される際に生成される中間生成物の上記排気通路内における蓄積量が所定の上限中間生成物蓄積量未満であり、且つ上記アンモニア選択還元型NOx触媒におけるアンモニアの蓄積量が所定の上限アンモニア蓄積量未満であるときに、上記尿素供給手段から上記排気通路内への尿素の供給を許容する制御手段とを備えたことを特徴とする排気浄化装置(請求項14)。
また、中間生成物は、排気通路中に供給された尿素が排気の熱で加熱分解されることによって生成される一方、こうして生成された中間生成物は、排気の熱により加水分解されてアンモニアとなる。そこで、請求項2の排気浄化装置によれば、制御手段は、尿素供給手段から供給される尿素の加熱分解量から求めた中間生成物の生成量と、中間生成物の加水分解量とに基づき、排気通路内における中間生成物の蓄積量を求めるようにしたので、実際の中間生成物の生成状況及び分解状況に対応して、精度よく排気通路内における中間生成物の蓄積量を求めることができる。
排気通路内にける尿素の蓄積は、尿素供給手段からの尿素供給量が、排気通路内における尿素の加熱分解量を上回るときに生じる。そこで、請求項5の排気浄化装置によれば、制御手段は、尿素供給手段から排気通路内への尿素供給量と、排気通路内に供給された尿素の加熱分解量とに基づいて、排気通路における尿素の蓄積量を求めるようにしたので、排気通路内における尿素の実際の供給状況及び分解状況に対応し、精度よく排気通路内における尿素の蓄積量を求めることができる。
アンモニア選択還元型NOx触媒に供給されるアンモニアは、排気中に供給された尿素が加熱分解される際に中間生成物と共に生成されるアンモニアと、この中間生成物が排気の熱によって加水分解する際に生成されるアンモニアとからなる。そこで、請求項8の排気浄化装置によれば、尿素供給手段から排気通路中に供給された尿素から加熱分解によって中間生成物と同時に生成されるアンモニアの第1の生成量と、中間生成物が加水分解することによって生成されるアンモニアの第2の生成量とを合算した総アンモニア生成量に基づき、制御手段がアンモニアの蓄積量を求めるようにしたので、排気通路内における実際のアンモニアの生成状況に対応し、精度よくアンモニア選択還元型NOx触媒におけるアンモニアの蓄積量を求めることができる。
更に、中間生成物の加水分解量は、排気通路内における中間生成物の蓄積量とアンモニア選択還元型NOx触媒の温度とに応じて変化する。そこで、請求項13の排気浄化装置によれば、排気通路内における中間生成物の蓄積量と、アンモニア選択還元型NOx触媒の温度とに基づき、制御手段が中間生成物の加水分解量を求めるようにしたので、精度よく中間生成物の加水分解量を求めることができ、結果としてアンモニア選択還元型NOx触媒における正確なアンモニアの蓄積量を求めることができる。
図1は、本発明の実施形態に係る排気浄化装置が適用されたエンジンの全体構成図であり、図1に基づき排気浄化装置の構成を説明する。
ディーゼルエンジン(以下、エンジンという)1は各気筒共通の高圧蓄圧室(以下コモンレールという)2を備えており、図示しない燃料噴射ポンプから供給されてコモンレール2に蓄えられた高圧の燃料を各気筒に設けられたインジェクタ4に供給し、各インジェクタ4からそれぞれの気筒内に燃料が噴射される。
排気管18はターボチャージャ8のタービン8bを経由した後に排気後処理装置24に接続されている。また、タービン8bの回転軸はコンプレッサ8aの回転軸と連結されており、タービン8bが排気管18内を流動する排気を受けてコンプレッサ8aを駆動するようになっている。
一方、下流側ケーシング30内には、排気中のアンモニアを吸着し、吸着したアンモニアを還元剤として排気中のNOxを選択還元して排気を浄化するアンモニア選択還元型NOx触媒(以下SCR触媒という)36が収容されている。このSCR触媒36は、排気中のNO及びNO2の比率が互いにほぼ等しいときに最も高い浄化効率を発揮しうるものであり、前段酸化触媒32で生成されたNO2の一部がフィルタ34の連続再生に寄与せずに、エンジン1から排出された排気中のNOと共にSCR触媒36に流入することによって、高い浄化率を維持するようになっている。
また、連通路28には、連通路28内の排気中に尿素水を噴射供給する尿素水インジェクタ(尿素供給手段)40が設けられており、尿素水が蓄えられた尿素水タンク42から図示しない供給ポンプによって尿素水が供給されることにより、尿素水インジェクタ40から連通路28内の排気中に尿素水が噴射されるようになっている。
このとき、アンモニアがNOxと反応せずにSCR触媒36から流出した場合には、このアンモニアが後段酸化触媒38によって酸化され、無害なN2となって大気中に放出されるようになっている。
このように構成されるエンジン1の運転制御をはじめとする総合的な制御を行うため、ECU(制御手段)46が設けられる。ECU46はCPU、メモリ、タイマカウンタなどから構成され、様々な制御量の演算を行うと共に、その制御量に基づきECU46に接続された各種デバイスの制御を行っている。
尿素水の供給制御では、エンジン1の運転状態に基づき、ECU46がSCR触媒36で排気中のNOxを選択還元するために必要な尿素水の目標供給量を求め、この目標供給量に基づき尿素水インジェクタ40を制御することにより、尿素水インジェクタ40からSCR触媒36上流側の排気中に尿素水が供給される。
一方、尿素の加水分解とは、尿素が上述のように排気の熱によってアンモニアとイソシアン酸に加熱分解した後、更にイソシアン酸1分子が排気の熱及び排気中のH2O(水)によってアンモニア1分子と二酸化炭素1分子とに分解するものであって、結果的に1分子の尿素がアンモニア2分子と二酸化炭素1分子に分解する。排気温度が比較的高温(例えば160℃以上)の場合には、このような加熱分解及び加水分解により、尿素水インジェクタ40から排気中に供給された尿素がアンモニアと二酸化炭素に分解する。
図2は、尿素及びイソシアン酸の排気通路内における蓄積量、及びSCR触媒36におけるアンモニアの蓄積量を求めるためにECU46が実行する蓄積量演算制御のフローチャートである。この蓄積量演算制御は、エンジン1の運転中において入口側温度センサ44によって検出されたSCR触媒36の入口側の排気温度が所定温度(例えば120℃以上)の場合に、所定時間間隔tcの制御周期ごとに繰り返し実行される。なお、本実施形態では、SCR触媒36の入口側の排気温度が所定温度に達していない場合、排気中に供給された尿素が排気の熱によって分解することが困難であるものとして、尿素水インジェクタ40からの尿素水の供給を行わないようにしている。
尿素分解率Rurは、排気通路内における尿素蓄積量QuとSCR触媒36の触媒温度Tcとに応じて変化し、尿素蓄積量Quの増加に応じて増加すると共に、触媒温度Tcの上昇に応じて増加する。そこで本実施形態では、予め実験等によりこれら尿素蓄積量Qu及び触媒温度Tcと、尿素分解率Rurとの関係を求め、これを尿素分解率マップとしてECU46に記憶させている。図3には、このような尿素分解率マップの一例を示す。なお、本実施形態において触媒温度Tcは、入口側温度センサ44によって検出されたSCR触媒36の入口側の排気温度を用いている。
イソシアン酸分解率Rirは、排気通路内におけるイソシアン酸蓄積量QiとSCR触媒36の触媒温度Tcとに応じて変化し、イソシアン酸蓄積量Qiの増加に応じて増加すると共に、触媒温度Tcの上昇に応じて増加する。そこで本実施形態では、予め実験等によりこれらイソシアン酸蓄積量Qi及び触媒温度Tcと、イソシアン酸分解率Rirとの関係を求め、これをイソシアン酸分解率マップとしてECU46に記憶させている。図4には、このようなイソシアン酸分解率マップの一例を示す。なお、本実施形態において触媒温度Tcは、前述したように入口側温度センサ44によって検出されたSCR触媒36の入口側の排気温度を用いている。
尿素インジェクタ40から排気中に供給された尿素から生成されるアンモニアは、尿素が加熱分解する際に中間生成物であるイソシアン酸と共に生成されるアンモニアと、イソシアン酸が加水分解して生成されるアンモニアとからなることから、このようにしてアンモニア全生成率Ratを求めることにより、実際のアンモニアの生成状況に対応し、排気中に供給された尿素から生成されるアンモニアの単位時間あたりの生成量を精度よく求めることができる。
この上限イソシアン酸蓄積量Qimaxは、尿素インジェクタ40から排気通路内に供給された尿素水の尿素が加熱分解して生成されるイソシアン酸が排気通路内に蓄積した場合に、蓄積したイソシアン酸が高温時に加水分解して生成されるアンモニアによってアンモニアスリップが生じることのないイソシアン酸の蓄積量として予め実験等により求められた蓄積量の上限値に基づいて設定されている。
この上限アンモニア蓄積量Qamaxは、尿素インジェクタ40から排気通路内に供給された尿素水から生成されたアンモニアがSCR触媒36に供給されて吸着し、SCR触媒36におけるアンモニアの蓄積量が増大した場合に、SCR触媒36からのアンモニアスリップが生じることのないアンモニアの蓄積量として予め実験等により求められた蓄積量の上限値に基づいて設定されている。
ステップS14においてECU46は、尿素水インジェクタ40からの尿素水の供給を許容し、前述したようにエンジン1の運転状態に基づいて求められたエンジン1からのNOx排出量に対応し、SCR触媒36によりNOxを選択還元するのに必要な量の尿素水が尿素水インジェクタ40から排気中に供給されるよう、尿素水インジェクタ40を制御して、その制御周期を終了する。そして、次の制御周期においても、ECU46は再びステップS11から同様に処理を行う。
従って、尿素蓄積量Quが上限尿素蓄積量Qumaxに達した場合には、尿素水インジェクタ40からの尿素水の供給が禁止され、排気通路内における更なる尿素の蓄積が防止される。この結果、尿素の蓄積に起因する尿素水インジェクタ40の作動不良や排気後処理装置24の機能低下を的確に防止することができる。
以上で本発明の一実施形態に係る排気浄化装置についての説明を終えるが、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。
更に、上記実施形態では、入口側温度センサ44によって検出されたSCR触媒36入口側の排気温度をそのままSCR触媒36の温度Tcとして用いるようにしたが、SCR触媒36の温度Tcの検出方法はこれに限定されるものではない。例えば、入口側温度センサ44の検出値にSCR触媒36の構造に基づく補正を加えてもよいし、入口側温度センサ44をSCR触媒36の内部に配設した温度センサによる検出や、SCR触媒36の出口側における排気温度の検出を採用するようにしてもよい。
18 排気管(排気通路)
24 排気後処理装置(排気通路)
36 アンモニア選択還元型NOx触媒
40 尿素水インジェクタ(尿素供給手段)
46 ECU(制御手段)
Claims (14)
- エンジンの排気通路に配設され、アンモニアを還元剤として排気中のNOxを選択還元するアンモニア選択還元型NOx触媒と、
上記排気通路内に尿素を供給することにより、上記尿素から生成されたアンモニアを上記アンモニア選択還元型NOx触媒に供給する尿素供給手段と、
上記エンジンの運転状態に応じて上記尿素供給手段から上記排気通路内への尿素の供給を制御し、上記排気通路内に供給された尿素から上記アンモニアが生成される際に生成される中間生成物の上記排気通路内における蓄積量が所定の上限中間生成物蓄積量に達すると、上記尿素供給手段から上記排気通路内への尿素の供給を禁止する制御手段と
を備えたことを特徴とする排気浄化装置。 - 上記制御手段は、上記尿素供給手段から供給される尿素の加熱分解量から求めた上記中間生成物の生成量と、上記中間生成物の加水分解量とに基づき、上記排気通路内における上記中間生成物の蓄積量を求めることを特徴とする請求項1に記載の排気浄化装置。
- 上記制御手段は、上記排気通路内における上記中間生成物の蓄積量を繰り返し演算し、直近に求められた上記排気通路内における上記中間生成物の蓄積量と、上記アンモニア選択還元型NOx触媒の温度とに基づき、上記中間生成物の加水分解量を求めることを特徴とする請求項2に記載の排気浄化装置。
- 上記制御手段は、更に上記尿素供給手段から上記排気通路内に供給された尿素の上記排気通路内における蓄積量が所定の上限尿素蓄積量に達したときにも、上記尿素供給手段から上記排気通路内への尿素の供給を禁止することを特徴とする請求項1に記載の排気浄化装置。
- 上記制御手段は、上記尿素供給手段から上記排気通路内への尿素供給量と、上記排気通路内に供給された尿素の加熱分解量とに基づいて、上記排気通路内における上記尿素の蓄積量を求めることを特徴とする請求項4に記載の排気浄化装置。
- 上記制御手段は、上記排気通路内における上記尿素の蓄積量を繰り返し演算し、直近に求められた上記排気通路内における上記尿素の蓄積量と、上記アンモニア選択還元型NOx触媒の温度とに基づき、上記排気通路内に供給された尿素の加熱分解量を求めることを特徴とする請求項5に記載の排気浄化装置。
- 上記制御手段は、更に上記アンモニア選択還元型NOx触媒におけるアンモニアの蓄積量が所定の上限アンモニア蓄積量に達したときにも、上記尿素供給手段から上記排気通路内への尿素の供給を禁止することを特徴とする請求項1に記載の排気浄化装置。
- 上記制御手段は、上記尿素供給手段から上記排気通路中に供給された尿素から加熱分解によって上記中間生成物と同時に生成されるアンモニアの第1の生成量と、上記中間生成物が加水分解することによって生成されるアンモニアの第2の生成量とを合算した総アンモニア生成量に基づき、上記アンモニア選択還元型NOx触媒におけるアンモニアの蓄積量を求めることを特徴とする請求項7に記載の排気浄化装置。
- 上記制御手段は、上記総アンモニア生成量と、上記エンジンの運転状態に応じて求めたアンモニア選択還元型NOx触媒におけるアンモニアの消費量とに基づき、上記アンモニア選択還元型NOx触媒におけるアンモニアの蓄積量を求めることを特徴とする請求項8に記載の排気浄化装置。
- 上記制御手段は、上記尿素供給手段から供給される尿素の加熱分解量から、上記第1の生成量を求めることを特徴とする請求項8に記載の排気浄化装置。
- 上記制御手段は、上記尿素供給手段から上記排気通路内に供給された尿素の上記排気通路内における蓄積量と、上記アンモニア選択還元型NOx触媒の温度とに基づき、上記尿素の加熱分解量を求めることを特徴とする請求項10に記載の排気浄化装置。
- 上記制御手段は、上記中間生成物の加水分解量から、上記第2の生成量を求めることを特徴とする請求項8に記載の排気浄化装置。
- 上記制御手段は、上記排気通路内における上記中間生成物の蓄積量と、上記アンモニア選択還元型NOx触媒の温度とに基づき、上記中間生成物の加水分解量を求めることを特徴とする請求項12に記載の排気浄化装置。
- エンジンの排気通路に配設され、アンモニアを還元剤として排気中のNOxを選択還元するアンモニア選択還元型NOx触媒と、
上記排気通路内に尿素を供給することにより、上記尿素から生成されたアンモニアを上記アンモニア選択還元型NOx触媒に供給する尿素供給手段と、
上記エンジンの運転状態に応じて上記尿素供給手段から上記排気通路内への尿素の供給を制御し、上記尿素供給手段から上記排気通路内に供給された尿素の上記排気通路内における蓄積量が所定の上限尿素蓄積量未満であり、且つ上記排気通路内に供給された尿素から上記アンモニアが生成される際に生成される中間生成物の上記排気通路内における蓄積量が所定の上限中間生成物蓄積量未満であり、且つ上記アンモニア選択還元型NOx触媒におけるアンモニアの蓄積量が所定の上限アンモニア蓄積量未満であるときに、上記尿素供給手段から上記排気通路内への尿素の供給を許容する制御手段と
を備えたことを特徴とする排気浄化装置。
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