JP4847864B2 - 光ディスク判別方法及び光ディスク装置 - Google Patents

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Description

本発明は、案内溝による情報トラックを有する記録可能光ディスクと、エンボス形状のピットで情報が記録されている再生専用光ディスクとの判別を実行する光ディスク装置に関している。
光ディスクにはDVD−Rのような記録可能光ディスクとDVD−ROMのような再生専用光ディスクがある。DVD−Rでは、光ディスクの案内溝(グルーブ)からの反射光の差から得られるプッシュプル方式のトラッキングエラー(プッシュプルTE)信号に基づいてトラッキング制御が行われる。これに対して、DVD−ROMでは、光ビームのスポットとピット(物理的な凹凸:エンボスピット)の通過時間差から得られる位相差方式のトラッキングエラー(位相差TE)信号に基づいてトラッキング制御が行われる。位相差TE信号に基づく場合、レンズシフトやデフォーカスが生じたときでも、トラッキング制御は安定である。
従来の光ディスク装置では、装填された光ディスクがDVD−ROMのような再生専用光ディスクか、それとも、DVD−Rのような記録可能光ディスクかを判別し、その判別結果に応じてトラッキング制御方式を切り替えることが必要である。光ディスク装置における記録可能光ディスクと再生専用光ディスクとの判別方法は、例えば特許文献1に開示されている。
DVD−ROMのような再生専用光ディスクの場合、ピットでデータが記録されており、所定の周波数または位相で蛇行を施して情報が記録されている案内溝が存在しない。一方、DVD−Rのような記録可能光ディスクの場合、所定の周波数または位相で蛇行する案内溝が存在する。したがって、このような記録可能光ディスクから再生信号(RF信号)を生成すると、再生信号中に案内溝の蛇行に応じた信号(ウォブル信号)が含まれることになる。光ディスクの再生信号からウォブル信号を抽出できれば、その光ディスクはDVD−ROMではないと判定することができる。
特開2002−133656号公報
上記の従来例では、再生信号からウォブル信号を抽出する必要があるため、ディスク判別を行うには光ビームが光ディスクの情報トラックを追従するようにトラッキング制御を実行する必要がある。プッシュプルTE信号に基づくトラッキング制御を実行した状態で再生信号からウォブル信号を抽出できないときは、その光ディスクがDVD−ROMであると判定できる。しかし、その場合は、トラッキング検出系を、DVD−ROMのトラッキング制御に適した位相差TE方式に切り換える必要がある。トラッキング検出系の切り替えを行うときは、トラッキングエラー信号の振幅やバランスを調整する学習工程が必要になり、切り換え後にトラッキング制御を再実行するためにも余分の時間が必要になる。その結果、光ディスク再生までの時間が例えば2秒程度も余分にかかるという課題があった。
一方、トラッキング制御を実行しない状態で得られるトラッキングエラー信号に基づいて、DVD−ROMとDVD−Rを判別することが考えられる。DVD−ROMのピット深さは、データ再生のために照射するレーザビームの波長λに対して1/4の大きさを示すように形成されているため、DVD−ROMからはプッシュプルTEが生成されない。このため、トラッキング制御を実行しない状態で充分に大きな振幅を有するプッシュプルTEが生成された場合には、装填ディスクがDVD−Rであると判定し、反対にプッシュプルTEが生成されない場合は、装填ディスクがDVD−ROMであると判定することが可能である。この場合は、トラッキング制御を実行しない状態でディスク判別を行っているため、トラッキング制御に必要な学習工程などの余分な時間を割愛することが可能である。
しかしながら、次世代の高密度光ディスクとして有望なBD(Blu−ray Disc)規格では、記録専用型の光ディスク(BD−ROM)のピット深さがλ/4に一律に規定されておらず、BD−ROMからもプッシュプルTEが生成される。このため、プッシュプルTEに基づいて、装填されているBDが記録専用型か否かを判定することが困難である。したがって、BDでは、DVDでは可能であった迅速な方法によって再生専用型か記録可能型かを正しく判別することができないという問題がある。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、その目的は、トラッキング開始前に光ディスクの判別を行うことにより、光ディスク再生までの時間を短縮可能にする光ディスク装置を提供することにある。
本発明の他の目的は、トラッキング開始前に光ディスクの判別を行う方法を提供することにある。
本発明の光ディスク装置は、BD規格に従って製造された記録可能光ディスクおよびBD規格に従って製造された再生専用光ディスクからデータを再生すること、および前記記録可能光ディスクに対してデータを記録することの少なくとも一方を実行する光ディスク装置であって、前記光ディスクは、管理領域と、前記管理領域の外側に位置するユーザ領域とを有し、前記管理領域におけるトラックピッチが前記ユーザ領域におけるトラックピッチよりも広く、トラッキング制御を行わない状態で光ビームを前記光ディスクの前記管理領域に照射し、前記管理領域によって反射された光からプッシュプルトラッキングエラー信号を生成する手段と、前記管理領域から得られる前記プッシュプルトラッキングエラー信号に基づいて、前記光ディスク装置に装填された前記光ディスクが記録可能光ディスクおよび再生専用光ディスクのいずれであるかを判別するディスク判別手段とを備える。
好ましい実施形態において、前記記録可能光ディスクはBD−RまたはBD−REであり、前記再生専用光ディスクはBD−ROMである。
好ましい実施形態において、前記管理領域はPIC領域である。
好ましい実施形態において、前記ディスク判別手段は、前記プッシュプルトラッキングエラー信号の品質に基づいて判別を実行する。
好ましい実施形態において、前記プッシュプルトラッキングエラー信号の品質は、前記プッシュプルトラッキングエラー信号の変調度および対称性の少なくとも一方の計測値によって規定される。
好ましい実施形態において、前記ディスク判別手段は、前記計測値を閾値と比較する比較手段を備え、前記比較手段の出力に応じて判別を実行する。
好ましい実施形態において、前記プッシュプルトラッキングエラー信号からウォブル信号を抽出できるか否かに応じて前記判別を実行する。
好ましい実施形態において、トラッキング制御を行わない状態で、前記光ディスクにおける前記管理領域の外側に位置するユーザ領域に光ビームを照射し、前記ユーザ領域によって反射された光からプッシュプルトラッキングエラー信号を生成し、前記管理領域から得られる前記プッシュプルトラッキングエラー信号、および、前記ユーザ領域から得られる前記プッシュプルトラッキングエラー信号に基づいて、前記光ディスク装置に装填された光ディスクが記録可能光ディスクおよび再生専用光ディスクのいずれであるかを判別する。
好ましい実施形態において、前記管理領域から得られる前記プッシュプルトラッキングエラー信号に対する前記ユーザ領域から得られる前記プッシュプルトラッキングエラー信号の割合に基づいて、前記光ディスク装置に装填された光ディスクが記録可能光ディスクおよび再生専用光ディスクのいずれであるかを判別する。
好ましい実施形態において、前記プッシュプルトラッキングエラー信号を生成する手段は、前記光ディスクの管理領域と、前記管理領域の外側に位置するユーザ領域との境界部分にトラッキング制御を行わない状態で光ビームを照射し、前記管理領域から得られる前記プッシュプルトラッキングエラー信号、および、前記ユーザ領域から得られる前記プッシュプルトラッキングエラー信号に基づいて、前記光ディスク装置に装填された光ディスクが記録可能光ディスクおよび再生専用光ディスクのいずれであるかを判別する。
本発明のディスク判別方法は、BD規格に従って製造された記録可能光ディスクおよびBD規格に従って製造された再生専用光ディスクからデータを再生すること、および前記記録可能光ディスクに対してデータを記録することの少なくとも一方を実行する光ディスク装置におけるディスク判別方法であって、前記光ディスクは、管理領域と、前記管理領域の外側に位置するユーザ領域とを有し、前記管理領域におけるトラックピッチが前記ユーザ領域におけるトラックピッチよりも広く、トラッキング制御を行わない状態で光ビームを前記光ディスクの管理領域に照射し、前記管理領域によって反射された光からプッシュプルトラッキングエラー信号を生成するステップと、前記管理領域から得られる前記プッシュプルトラッキングエラー信号に基づいて、前記光ディスク装置に装填された前記光ディスクが記録可能光ディスクおよび再生専用光ディスクのいずれであるかを判別するステップとを含む、
本発明によれば光ディスクの管理領域から得られるトラック位置信号に基づき、トラッキング制御を開始する前に、再生専用光ディスクと記録可能光ディスクを判別することができる。
本発明の光ディスク装置は、BD規格に従って製造された記録可能光ディスクおよび再生専用光ディスクを含む複数種類の光ディスクに対応している。本願発明者は、BD規格に従って製造された光ディスクの「管理領域」が「ユーザ領域」とは異なる物理的な特徴を有している点に着目し、本願発明を完成した。すなわち、光ディスクの管理領域が有している物理的な構造により、ユーザ領域から得られる信号に基づいては判別できないことを、管理領域から得られる信号に基づけば判別可能であることを見出して本願発明の着想に到達した。
本発明では、光ディスク装置に装填された光ディスクが上記の記録可能光ディスクおよび再生専用光ディスクのいずれであるかを判別するとき、トラッキング制御を実行しない状態で光ビームを光ディスクの「管理領域」に照射することにより、この「管理領域」から反射される光ビームに基づいて「トラック位置信号」を生成し、その波形や振幅の差から上記の判別を行う。この「管理領域」の詳細については、後に詳しく説明する。
本発明による光ディスク装置の構成および動作を説明する前に、「トラック位置信号」を説明する。トラック位置信号とは、典型的には「プッシュプルTE」および「位相差TE」であり、光ディスクの目標トラックに対する光ビームスポットの位置ずれを示すトラッキングエラー(TE)信号である。
まず、図1(a)から図1(b)を参照して「プッシュプルTE」を説明する。
図1(a)および図1(b)は、スパイラル状に形成された案内溝(グルーブ)またはピット(物理的な凹凸)の列を有する光ディスク301に光ビーム303が照射されている様子を示す断面図である。光ビーム303は対物レンズ302によって光ディスク301上に集光されており、光ディスク301で反射された光ビーム303は対物レンズ302を介し、2分割されたフォトダイオード305に入射する。
図1(a)は、光ビーム303が情報トラックの中心に位置する場合を示し、図1(b)は、光ビーム303が情報トラックの中心からシフトしている場合を示している。図1(c)は、2分割されたフォトダイオード305の出力A、Bの差(A−B)によって規定されるプッシュプルTEの波形307を示している。
図1(a)、(b)の上部は、2分割されたフォトダイオード305を照射する反射光ビーム306を模式的に示している。光ビームは案内溝またはピットの端の部分で回折するため、反射光ビームの強度分布304は2つのピークを有している。この強度分布304は、図1(a)に示す例では左右対称であるが、図1(b)に示す例では非対称である。
図1(a)に示すように光ビーム303が案内溝またはピットの中心に位置するとき、反射光ビームの強度分布304が左右対称になるため、2分割されたフォトダイオード305上の反射光分布306は、それぞれのダイオードで均等になる。一方、図1(b)に示すように光ビーム303が案内溝またはピットの中心からシフトした場合、シフト側に位置するフォトダイオード305には案内溝またはピットの端から回折した強い光が入射する。逆に、シフト方向とは反対側のフォトダイオード305に入射する回折光は弱くなる。
図1(c)は、2分割されたフォトダイオード305の出力A、Bの差(A−B)によって規定されるプッシュプルTEの波形307を示している。上述したように、光ビーム303と案内溝またはピット列との位置関係に応じて、2分割されたフォトダイオード305の出力差が変化するため、プッシュプルTEの波形307に基づいて光ビーム303と案内溝またはピット列との位置関係を検出することができる。
このようなプッシュプルTEを生成するためには、案内溝またはピットの深さが重要である。光ビームの実効的な波長をλ[nm]とし、案内溝またはピットの深さをd[nm]とするとき、深さdをλ/8〜λ/12の範囲内に設定した場合に強いプッシュプルTEを生成することができる。一方、深さdがλ/4であれば、プッシュプルTEは略ゼロとなる。
次に、図2(a)から(g)を参照して「位相差TE」を説明する。
図2(a)〜(c)では、光ディスクの回転に伴い、光ビームスポット402がピット401上を右に移動している。図2(a)〜(c)には、光ディスクで反射された光ビームが4つの領域A、B、C、Dに分けられたフォトダイオード404上を照射するときの反射光分布403が記載されている。
図2(d)は、フォトダイオード404の領域A、B、C、Dから出力される電気信号に基づいて、信号A+Dおよび信号B+Cの演算を行う演算器405の構成を模式的に示している。図2(e)、(f)、(g)は、ピット401の中心軸上を光ビーム402が通過した時の演算器405の出力波形を示しており、それぞれ、図2(a)、(b)、(c)の状態に対応している。
図2(a)に示すように、光ビームスポット402がピット401の中心を通過した場合、図2(e)に示すように、信号A+Dと信号B+Cとの間で強度変化の位相が等しくなる。一方、図2(b)または図2(c)に示すように、光ビームスポット402がピット401の中心軸からずれた位置を通過した場合は、図2(f)または図2(g)に示すように、信号A+Dと信号B+Cとの間で強度変化に位相差が生じる。この位相差を検出することにより、ピット401の中止軸に対する光ビームスポット402の位置ずれを検出することができる。
なお、位相差TEは、プッシュプルTEとは異なり、ピットの深さdがλ/4に等しいときに最大化される性質を有している。
次に、本発明の好ましい実施形態で用いられる光ディスクと、その管理領域とを説明する。
まず、図3および図4を参照する。図3(a)は、本実施形態で使用する記録可能光ディスクの平面図であり、図3(b)は、その一部拡大図である。一方、図4(a)は本実施形態で使用する再生専用光ディスクの平面図であり、図4(b)は、その一部拡大図である。本実施形態における記録可能光ディスクは、BD−RE(Blu−ray Disc Rewritable)またはBD−Rであり、再生専用光ディスクは、BD−ROMである。
図3の記録可能光ディスクには、ディスク最内周側から外周側に向かってスパイラル状に延びる情報トラックが形成されている。情報トラックは、物理的には、光ディスク基板に形成された案内溝から構成されている。この案内溝は、ディスク半径方向に周期的に変位する蛇行(ウォブル)形状を有している。ウォブル形状の波形は、基本的には「正弦波」であるが、急峻に変位する部分と緩やかに変位する部分とを組み合わせることにより、「1」または「0」の情報を示すことも可能である。「1」または「0」を示すウォブル波形の列を形成することにより、複数ビットの情報を表現することができる。このような情報トラックに光ビームを照射することによって得られる反射光から、ウォブル波形に応じた信号(ウォブル信号)を検出することができる。
なお、図3の記録可能光ディスクは、例えば相変化型記録材料からなる少なくとも1つの情報記録層を備えている。所定パワー以上の光ビームで情報記録層を照射することにより、情報記録層の光学的性質(屈折率または反射率)を局所的に変化させることができる。こうして、ユーザデータを規定する「記録マーク」の列を情報記録層に形成したり、消去することが可能になる。
図示されている記録可能光ディスクは、ユーザデータが記録される領域(ユーザ領域)とは別に、個々の光ディスクに関するコントロールデータ(管理情報)が記録された「管理領域」を備えている。BD規格によれば、このような管理領域はディスク最内周側に位置し、ユーザ領域は管理領域よりもディスク外周側に位置している。BD規格の管理領域は「PIC領域」とも称されている。ここで、PICは、「Permanent Information & Control data」の略語である。
図3(a)および(b)に示されるように、管理領域の情報トラック101およびユーザ領域の情報トラック102は、両方ともウォブル形状を有しているが、両者のウォブル形状には検出可能な差異が存在している。すなわち、情報トラック101は、管理情報を表現するように蛇行しているのに対し、情報トラック102は、光ディスク上における物理アドレスを表現するように蛇行している。
BD規格では、管理領域における情報トラック101のトラックピッチは0.35μmを中心に±0.01μmの範囲内(すなわち、0.34〜0.36μm)であるのに対して、ユーザ領域における情報トラック102のトラックピッチは0.32μmを中心に±0.01μmの範囲内(すなわち、0.31〜0.33μm)である。このように管理領域におけるトラックピッチがユーザ領域におけるトラックピッチよりも10%程度も広く設計されている理由は、記録/再生動作に必要な管理情報の取得を正確に行えるように、管理領域の情報トラック101から得られるプッシュプルTEの変調度を高め、信号品質(ウォブル信号のCN)を向上させるためである。
ここで、プッシュプルTEの「変調度」とは、図12(a)に示すプッシュプルTEの振幅PP(ピーク・ツー・ピーク値)を、図12(b)に示す「加算信号AS」で規格化した値、すなわち「PP/AS」である。加算信号ASは、例えば図1に示される2分割フォトダイオードの出力A、Bの和(A+B)によって与えられる。2分割フォトダイオードを採用し、加算信号SAが(A+B)で示される場合、変調度は、(A−B)/(A+B)によって表現されることになる。
プッシュプルTEの変調度は、トラックピッチの変化に敏感である。管理領域における情報トラック101のトラックピッチが、ユーザ領域における情報トラック102のトラックピッチよりも僅かに(10%程度)拡大するだけで、プッシュプルTEの振幅PPは1.5倍程度に増加し、その結果、変調度も1.5倍程度に増加する。
このような管理領域における情報トラック101上にも情報記録層が存在しているが、情報トラック101上の情報記録層に記録マークが形成されると、記録マークの存在によってウォブル信号の検出にエラーが生じやすくなる。
なお、前述のようにユーザデータは、情報記録層の光学的性質を局所的に変化させた「記録マーク」を形成することによって記録されるため、書き換え可能であるが、ウォブル形状によって規定される管理情報は、光ディスクの製造段階に案内溝の蛇行形状として固定されてしまうため、書き換え不能である。
次に、図4を参照して、再生専用光ディスクの構成を説明する。
図4の再生専用光ディスクには、スパイラル状に延びる情報ピット列が形成されている。情報ピット列は、光ディスクの基板に形成されたエンボスピットから構成されている。
図示されている再生専用光ディスクも、音楽または映像データなどが記録されている領域とは別に、個々の光ディスクに関する管理情報の記録された管理領域をディスク最内周側に備えている。図4に示すように、管理領域には情報ピット列201が形成されており、ユーザ領域には情報ピット列202が形成されている。
BD−ROMなどの再生専用光ディスクでは、管理領域における情報ピット列201のピット深さが、ユーザ領域における情報ピット列202のピット深さと等しい値に設定されている。BD−ROMの管理領域には物理的な凹凸(ピット)が存在しているため、管理領域からも「位相差TE」を得ることができる。これに対し、図3に示す記録可能光ディスクの管理領域には凹凸ピットや記録マークが形成されないため、管理領域から「位相差TE」を得ることはできない。同様の理由により、BD−ROMの管理領域からは「RF信号」を得ることはできるが、BD−RE/Rの管理領域からは「RF信号」を得ることはできない。
BDの規格上では、BD−ROMにおいても、トラックピッチはBD−RE/Rと同様の範囲に定められている。すなわち、管理領域における情報ピット列201のトラックピッチは0.35μmを中心に±0.01μmの範囲内(すなわち、0.34〜0.36μm)であるのに対して、ユーザ領域における情報ピット列202のトラックピッチは0.32μmを中心に±0.01μmの範囲内(すなわち、0.31〜0.33μm)である。
管理領域は、記録可能光ディスクであるか再生専用光ディスクであるかにかかわらず、ディスク中心から等しい距離の特定部分に設けられている。具体的には、ディスク中心に対して半径22.4mmから半径23.197mmまでの領域が管理領域として使用される。
記録可能光ディスク(BD−RE/R)の管理領域から得られるプッシュプルTEの変調度は、再生専用光ディスク(BD−ROM)の管理領域から得られるプッシュプルTEの変調度よりも大きくなる。一方、BD−ROMでは、ピット列から得られるRF信号を最大化するため、ピット列の深さが光ビームの実効波長λの4分の1程度の大きさに設定される。このため、BD−ROMから得られる位相差TEの信号振幅は大きくなり、その変調度も高くなるが、プッシュプルTEの振幅は相対的に小さくなり、その変調度も低下してしまう。
BD−ROMおよびBD−RE/Rの管理領域およびユーザ領域から再生される各種信号の特徴を以下の表1、表2に要約する。
Figure 0004847864
Figure 0004847864
表1および表2に示される変調度の範囲は、BDの規格によって規定されたものである。これらの表1および表2を比較すると、BD−RE/Rの管理領域から得られるプッシュプルTEの変調度は、同じBD−RE/Rのユーザ領域から得られるプッシュプルTEの変調度よりも僅かに増加しているだけである。しかしながら、実際のBD−RE/Rでは、管理領域のトラックピッチがユーザ領域のトラックピッチよりも拡大し、プッシュプルTEの信号強度(振幅PP)が増大するため、管理領域におけるプッシュプルTEの変調度は、ユーザ領域におけるプッシュプルTEの変調度の1.5倍程度に増加し、BD−ROMから得られるプッシュプルTEの変調度よりも充分に大きな値を示すことになる。BD−RE/Rにおけるトラックピッチ(案内溝のピッチ)は、変調度に強く影響するため、BD−RE/Rでは、管理領域のトラックピッチを規格の範囲内で可能な限り大きく設定する。すなわち、BD−RE/Rでは、管理領域のトラックピッチが0.36(=0.35+0.01)μmに設定されることになる。一方、ユーザ領域では可能な限り多くのトラックを設けるため、トラックピッチは、規格範囲内で最小、すなわち、0.31(=0.32−0.01)μmに設定されることが好ましい。
なお、BD規格によれば、BD−ROMでも、管理領域のトラックピッチは、ユーザ領域のトラックピッチに比べて拡大している。しかし、トラッキング制御を実行するときの安定性を考慮すると、現実のBD−ROMでは、管理領域のトラックピッチをユーザ領域のトラックピッチに可能な限りに近い値に設計することが好ましい。したがって、BD−ROMでは、管理領域のトラックピッチは、0.34(=0.35−0.01)μmに設定され、ユーザ領域のトラックピッチは、0.33(=0.32+0.01)μmに設定されることになる。
また、BD−ROMの管理領域には、案内溝が形成されておらず、プッシュプルTEが生成される原因は、エンボスピットによる回折にある。このため、BD−ROMでは、管理領域のトラックピッチが拡大しても、プッシュプルTEの変調度は、さほど増加しない。
以上の設計上の理由により、BD−ROMの管理領域から得られるプッシュプルTEの変調度は、BD−RE/Rの管理領域から得られるプッシュプルTEの変調度よりも充分に小さくなる。
また、位相差TEについても、BD−RE/Rの管理領域とユーザ領域では差が生じている。すなわち、ユーザ領域にデータが記録されている場合は、ユーザ領域からも充分に大きな位相差TEが生成されるのに対し、管理領域にはユーザデータが書き込まれないため、有意な位相差TEが出力されないからである。
このように、BD規格に従う光ディスクの「管理情報」から得られるトラック位置信号に基づけば、装填されている光ディスクがBD−ROMかBD−RE/Rのいずれであるかを高い精度で判定することに可能になる。本発明では、このような管理領域の特徴を活かし、管理領域から得られるトラック位置信号に基づいて再生専用光ディスクと記録可能光ディスクの判別を行う。
なお、DVD規格に従う光ディスクに対して本発明を適用しようとすると、DVD−ROMとDVD−RAMとを判別することができない。DVD−ROMおよびDVD−RAMの管理領域では、いずれも、管理情報がピット列で記録されているため、トラック位置信号の波形に差異が生じないためである。一方、DVD−ROMでは、ピットの深さが必ずλ/4に規定されているため、DVD−ROMのユーザ領域から得られるプッシュプルTEの変調度は略ゼロである。このため、DVDでは、ユーザ領域から得られるプッシュプルTEに基づいてDVD−ROMか否かを判別することは可能である。
以下、本発明の好ましい実施形態を説明する。
(実施形態1)
まず、図5を参照しながら、本発明による光ディスク装置の第1の実施形態を説明する。
本実施形態の光ディスク装置は、表1の特徴を有する記録可能光ディスクおよび再生専用光ディスクのいずれか一方が装填されたとき、その光ディスクが記録可能型か再生専用型かを判別することができる。
図5には、本実施形態の光ディスク装置に装填された光ディスク501が示されている。光ディスク501の特定位置には管理領域502が設けられ、この管理領域502には、この光ディスクに関する種々の管理情報が記録されている。
本実施形態の光ディスク装置は、光ディスク501に光ビーム504を集光する対物レンズ503と、光ディスク501からの反射光を受けて電気信号に変換する受光部505と、対物レンズ503および受光部505を有する光ピックアップ(不図示)を光ディスク501の半径方向に沿って移動させるステッパ512とを備えている。
光ピックアップは公知の構成を有しており、光ビーム504を放射する光源(半導体レーザ)や、その他の光学素子を具備している。本実施形態では、BD規格に従った再生専用光ディスク(BD−ROM)および記録可能光ディスク(BD−RE/R)からデータを再生することが可能なように、青色半導体レーザを光源として備え、青色の光ビーム504を放射することができる。DVDやCDに対するデータの記録・再生にも対応するため、これらの規格に従う光ディスクを照射するための赤色の光ビームや赤外の光ビームを放射する光源を備えていてもよい。
ステッパ512は、ステッパパルス指令514に応答して光ピックアップを移動させることにより、光ディスク501上における光ビーム504の照射位置をディスク半径方向に沿って移動させることができる。
図示されている光ビーム初期化位置513は、光ビーム504の絶対位置の基準である。光ディスク1が装填され、ディスク判別動作を開始するとき、ステッパ512の動作により、光ピックアップは待避位置から光ディスク501の最内周側に移動する。このとき、光ピックアップは、一旦、光ビーム初期化位置513まで移動することになる。
本実施形態の光ディスク装置は、更に、受光部505から出力される電気信号に基づいて光ビーム504と光ディスク501の案内溝との位置ずれを検出するプッシュプルTE検出回路506と、受光部505から出力される電気信号に基づいて光ビーム504と光ディスク501のピット列とのずれを検出する位相差TE検出回路507と、ピットまたは記録マークによって変化する反射光の強度変化を受光部505の出力から検出するRF検出回路508とを備えている。また更に、プッシュプルTE検出回路506、位相差TE回路507、およびRF検出回路508から出力される信号の振幅または変調度を計測する振幅/変調度測定回路509と、変調度の測定に必要な加算信号を生成する加算信号生成回路520と、計測された振幅または変調度に比較される閾値を保持する閾値保持部510と、閾値保持部510の出力と振幅/変調度測定回路509の出力とを比較する比較部511とを備えている。
なお、データ再生モードにおいて、RF検出カ回路508の出力は復調回路515にも入力され、デコードされる。復調回路515の出力は、データリードライト部516を介して再生信号として出力される。一方、データ記録モードでは、リードライト回路516が外部から受け取ったユーザデータを変調回路517に送出する。変調回路517は、ユーザデータを符号化(エンコード)する。変調回路517の出力は、レーザ駆動回路518に送られ、符号化されたユーザデータに基づいて光ピックアップ内の光源(半導体レーザ)を駆動する。半導体レーザから放射される光ビームの強度は、レーザ駆動回路518の出力に基づいて変化し、光ディスク501のユーザデータ領域にユーザデータを記録することになる。なお、ユーザデータの記録再生は、光ディスク501の種類を判別するための動作を完了し、管理領域502から管理情報を読み出した後に実行される。
次に、図5に加えて図6のフローチャートを参照しつつ、本実施形態におけるディスク判別方法を説明する。
まず、プッシュプルTEを利用して判別を行う方法を説明する。
図5の光ディスク501が光ディスク装置に装填されると、図6のステップS1において、光ビーム504の絶対位置の基準を決めるため、ステッパ512を駆動して光ビーム504を光ビーム初期化位置513まで移動させる(収束ビーム位置初期化)。
次に、ステップS2において、光ビーム504を管理領域502の中間位置に移動させる。具体的には、光ビーム504の照射位置が管理領域502の中間位置まで移動できるパルス数をステッパパルス指令514からステッパ512に送り、ステッパ512を駆動する。このとき、光ビーム504の収束位置は、ディスク外周側に向かって5mm程度は移動することになる。光ディスク501上における管理領域502の位置は、再生専用型でも記録可能型でも共通しているため、いずれの光ディスクが装填されている場合でも、管理領域502の照射が可能な位置に光ピックアップを移動させることができる。なお、管理領域502は、ディスク半径方向に約0.8mmの幅を有しており、この幅はステッパ512の位置決め精度に比べて充分に大きい。このため、管理領域502から外れた領域(例えばユーザ領域)を誤って光ビーム504で照射する可能性は低い。
ステップS3において、光ディスク501の管理領域502を光ビーム504で照射し、管理領域502からの反射光を受光部505で電気信号に変換する。プッシュプルTE検出回路506が受光部505の出力からプッシュプルTEを生成するため、振幅/変調度測定回路509によってプッシュプルTEの変調度を計測する。このとき、フォーカス制御は実行されているが、トラッキング制御は実行されていない。
ステップS4において、振幅/変調度測定回路509の出力と閾値保持部510の出力を比較する。閾値保持部510は、再生専用光ディスクの管理領域502のプッシュプルTEの変調度と記録可能光ディスクの管理領域502のプッシュプルTEの変調度の間の値をあらかじめ保持している。
前述した理由により、BD−RE/RおよびBD−ROMの管理領域におけるトラックピッチは、それぞれ、0.36μmおよび0.34μmに設定されることが好ましい。表1に示す変調度の規格上の範囲は、BD−RE/RとBD−ROMとの間で重なる部分があるが、現実の光ディスクでは、トラックピッチに差異があり、しかも、変調度はトラックピッチに強く依存する。このため、BD−ROMの管理領域から得られるプッシュプルTEの変調度は、表1の範囲の最低レベル(例えば0.1)に近い値をとり、BD−RE/Rの管理領域から得られるプッシュプルTEの変調度は、表1の範囲の最高レベル(例えば0.52)に近い値をとることが多い。このため、閾値を0.3程度の大きさに設定すれば、プッシュプルTEの変調度により、BD−ROMとD−RE/Rとを識別することが可能になる。
再生専用光ディスクは、表1に示すとおり、プッシュプルTEの変調度が低いため、振幅/変調度測定回路509の出力が小さく閾値より小さい値になる。一方、記録可能光ディスクの場合、プッシュプルTEの変調度が高いため、振幅/変調度測定回路509の出力が大きく閾値より高い値になる。したがって、プッシュプルTEの変調度が閾値以下である場合は、光ディスク501は再生専用ディスクであると判定することができ、プッシュプルTEの変調度が閾値以下ではない場合には、光ディスク501が記録可能ディスクであると判定することができる。
このように本実施形態では、管理領域502から得られるプッシュプルTEの変調度の違いを利用して、再生専用光ディスクと記録可能光ディスクとを判別することができる。
上記の例では、プッシュプルTEの変調度の違いを利用しているが、同様にプッシュプルTEの対称性の違いを利用しても再生専用光ディスクと記録可能光ディスクの判別が可能である。
以下、位相差TEを利用して判別を行う方法を説明する。
この場合も、図6に示すステップS1、S2と同様にして、光ビーム504を光ディスク501の管理領域502に照射する。ただし、ここでは、位相差TE検出回路507が受光部505の出力から生成した位相差TEを用いる。具体的には、位相差TE検出回路507から位相差TEを振幅/変調度測定回路509に入力し、位相差TEの振幅を計測する。そして、振幅/変調度測定回路509の出力(振幅計測値)と閾値保持部510の出力とを比較する。閾値保持部510は、前述した再生専用光ディスクの管理領域502の位相差TEの振幅と記録可能光ディスクの管理領域502の位相差TEの振幅との間の値(閾値)をあらかじめ保持している。
前述のように、BD−ROMの管理領域には案内溝は存在せず(図4)、ピット列で情報が記録されているため、予め設定された閾値を超える大きな振幅を有する位相差TEが出力される。一方、BD−RE/Rの管理領域には、ピットや記録マークが存在しないため、位相差TEは出力されない。
このように、光ディスク501の管理領域502から得られる位相差TEの出力の違いを利用しても、再生専用光ディスクと記録可能光ディスクとを判別することが可能である。
(実施形態2)
前述のように、BD−ROMの管理領域にはピット列が形成されているため、BD−ROMの管理領域からRF信号を再生することはできるが、BD−RE/Rの管理領域にはピットや記録マークが形成されていないため、BD−RE/Rの管理領域からはRF信号を再生することができない。
一方、BD−RE/Rの管理領域には蛇行する案内溝が形成されているため、BD−RE/Rの管理領域からはウォブル信号を再生することは可能であるが、BD−ROMの管理領域には蛇行する案内溝が存在していないため、BD−ROMの管理領域からはウォブル信号を再生することはできない。
BD−ROMおよびBD−RE/Rの管理領域およびユーザ領域から再生される各種信号の特徴を以下の表3、表4に要約する。
Figure 0004847864
Figure 0004847864
表3および表4を比較するとわかるように、BD−ROMの場合、管理領域およびユーザ領域のいずれからもウォブル信号を再生することができないのに対し、BD−RE/Rの場合は、管理領域およびユーザ領域のいずれからでもウォブル信号を再生することが可能である。したがって、ウォブル信号再生の有無により、BD−ROMかBD−RE/Rのディスク判別を行うことができる。しかしながら、ウォブル信号を再生するためにトラッキング制御を実行したのでは、従来技術について説明した問題が発生する。そこで、本発明者は、トラッキング制御を実行しない状態で得られるプッシュプルTEに案内溝の蛇行に起因するウォブル信号が重畳されていることに着目した。本実施形態では、プッシュプルTEからウォブル信号を抽出できるか否かに基づいて、上述のディスク判別を実行する。
図13(a)は、BD−RE/Rから得られるプッシュプルTEの波形を示し、図14(a)は、BD−ROMから得られるプッシュプルTEの波形を示している。図13(a)からわかるように、BD−RE/Rから得られるプッシュプルTEには、案内溝の蛇行に起因する高周波成分(ウォブル信号)が重畳されている。適切なフィルタを通すことにより、プッシュプルTEからウォブル信号を抽出することが可能である。図13(b)は、図13(a)のプッシュプルTEから抽出されたウォブル信号の波形を示している。BD−ROMのプッシュプルTEからは、このようなウォブル信号を抽出することできない(図14(b))。
このように光ディスクに蛇行する案内溝が設けられていると、上述のようにウォブル信号がプッシュプルTEには重畳され得るが、案内溝上にユーザデータが記録されていると、ユーザデータの記録マークに起因した振幅の変動(RF信号)もプッシュプルTEに重畳されてしまう。RF信号の周波数帯域はプッシュプル信号の周波数帯域に近いため、両者を分離することは困難である。表3と表4とを比較するとわかるように、ユーザ領域からはBD−RE/RであってもRF信号が生成され得る。このようなRF信号の重畳は、プッシュプルTEからウォブル信号を抽出する上での支障となる。
しかしながら、表3に示すように、BD−RE/Rの管理領域には、ユーザデータが記録されず、RF信号がプッシュプルTEに重畳されることはない。また、管理領域のトラックピッチはユーザ領域のトラックピッチよりも拡大しているため、ウォブル信号の変調度も相対的に大きくなっている。このため、管理領域から得られるプッシュプルTEに基づけば、ウォブル信号を抽出しやすく、その抽出の有無によってディスク判別を高精度で実行することが可能になる。
以下、図7Aを参照して本実施形態の光ディスク装置を説明する。図7Aは、本発明の光ディスク装置構成を示している。
本実施形態の光ディスク装置は、ウォブル信号抽出回路707、振幅測定回路710、第1比較部712、第1閾値保存部714を備えている点を除いて、実施形態1における光ディスク装置の構成と同様の構成を備えている。このため、実施形態1の光ディスク装置について説明した構成と同一の部分については、ここでは説明を繰り返さないことにする。
本実施形態におけるウォブル信号抽出回路707は、トラッキング制御を実行していない状態で、プッシュプルTE検出回路506が出力するプッシュプルTEを受け取り、プッシュプルTEからウォブル信号を抽出する。ウォブル信号は、光ディスク501の案内溝のウォブル波形に含まれる所定周波数または位相を有する信号である。トラッキング制御がなされていない状態では、案内溝の蛇行に伴って変動する成分がプッシュプルTEの振幅に重畳されるため、プッシュプルTEからウォブル信号を抽出することが可能である。
ウォブル信号抽出回路707は、バンドパスフィルタ(BPF)を備えており、ウォブル周波数よりも充分に低い周波数の信号成分と、ウォブル周波数よりも充分に高い周波数の信号成分とを除供することができる。トラッキング制御が行われていない状態で得られるプッシュプルTEは、光ディスクに回転に伴って光ビームがトラックを横切るときに生じる相対的に周波数の低い高周波信号(例えば5kHz以下)に、相対的に周波数の高いウォブル信号(例えば500kHz程度)が重畳された信号波形を有している。このため、ウォブル信号抽出回路707におけるバンドパスフィルタの通過周波数帯域が、ウォブル周波数を含む範囲に設定されていれば、プッシュプルTEからウォブル信号を適切に抽出することか可能になる。
こうして抽出されたウォブル信号は、振幅測定回路710に入力される。振幅測定回路710で測定されたウォブル信号の振幅は、第1比較部712により、第1閾値制保存部714に保存されている閾値と比較される。この閾値よりも大きな振幅を有するウォブル信号が検知されたとき、光ディスク501は蛇行する案内溝を有していることがわかるため、その光ディスク501をBD−RE/Rと判定することができる。一方、閾値よりも小さな振幅しか有さない信号が検出されたときは、案内溝に起因するウォブル信号が検出されなかったことになる。その場合、光ディスク501はBD−ROMであると判定することができる。
このように本実施形態では、トラッキング制御を実行しない状態で得られるプッシュプルTEからウォブル信号を検出できるか否かにより、ディスク判別を行うため、迅速なディスク判別が可能になる。
信号振幅の大きさに基づいてウォブル信号抽出の有無を決定し、ディスク判別を行う代わりに、信号周波数に基づいてウォブル信号抽出の有無を決定してもよい。図7Bは、本実施形態における他の光ディスク装置の構成例を示している。この光ディスク装置は、2値化回路716、周期測定部718、第2比較部722、第2閾値保存部720を備えている点では、図7Aに示す光ディスク装置と異なっている。
図7Bの光ディスク装置では、ウォブル信号が2値化回路716に入力された後、周期測定部718で信号周期の測定が行われる。得られた周期は、第2比較部720により、第2閾値保存部722に保存されている閾値と比較される。
次に、図8のフローチャートを参照しつつ、本実施形態におけるディスク判別方法を説明する。
図7に示すように光ディスク501が光ディスク装置に装填されると、図8のステップS1Aにおいて、光ビーム504の絶対位置の基準を決めるため、ステッパ512を駆動して光ビーム504を光ビーム初期化位置513まで移動させる(収束ビーム位置初期化)。
次に、ステップS2Aにおいて、光ビーム504を管理領域502の中間位置に移動させる。具体的には、光ビーム504の照射位置が管理領域502の中間位置まで移動できるパルス数をステッパパルス指令514からステッパ512に送り、ステッパ512を駆動する。
ステップS3Aにおいて、光ディスク501の管理領域502を光ビーム502で照射し、管理領域502からの反射光を受光部505で電気信号に変換する。プッシュプルTE検出回路506が受光部505の出力からプッシュプルTEを生成する。ウォブル信号抽出回路707は、プッシュプルTEからウォブル信号を抽出する。
再生専用光ディスクの管理領域502の光ディスク情報はピットで記録されており、所定の周波数または位相で蛇行を施しされた案内溝が存在しない。このため、装填された光ディスク501が再生専用光ディスクであれば、ウォブル信号が抽出されない。
一方、記録可能光ディスクの管理領域502には、所定周波数および位相で蛇行する案内溝が存在するため、ウォブル信号を抽出できる。
こうして、ステップS4Aにおいて、ウォブル信号を抽出して、閾値以上の振幅または適切な帯域の周波数が測定された場合には、装填ディスクを記録可能型光ディスクと判定し、ウォブル信号を抽出できなかったと判断された場合は、再生専用光ディスクと判定する。
このように、本実施形態では、管理領域502のプッュプルTEからウォブル信号を抽出できるか否かにより、再生専用光ディスクと記録可能光ディスクを判別する。
本実施形態では、トラッキング制御を行わないときに得られるプッシュプルTEからウォブル信号を抽出できるか否かに応じて、ディスク判別を行うため、トラッキング制御の学習などに要する時間をカットすることが可能である。
なお、トラッキング制御を行わない状態で得られるプッシュプルTEからウォブル信号を抽出するためには、上述のように、バンドパスフィルタにプッシュプルTEを通過させる必要があり、充分に大きな振幅を有するウォブル信号を得ることは難しい。以下の表5は、BD−REとDVD−R(比較例)について、プッシュプルTEの振幅に対するウォブル振幅の比率(ウォブル振幅/プッシュプルTE振幅)を示している。
Figure 0004847864
表5から分かるように、DVD−Rでは「ウォブル振幅/プッシュプルTE振幅」の比率が小さいため、プッシュプルTEからウォブル信号を抽出することは極めて困難な場合がある。このため、DVDでは、プッシュプルTEからウォブル信号を抽出しようとすると、高次(5次以上)のバンドパスフィルタを特別に設けることが必要になる。これに対し、BD−RE/Rの場合は、管理領域から得られる「ウォブル振幅/プッシュプルTE振幅」の比率が充分に高いため、高次のバンドパスフィルタを特別に設けることなく、ウォブル信号の抽出が可能になる。
このように、BD−RE/Rの管理領域から得られるプッシュプルTEには、ユーザ領域に比べて振幅の大きなウォブル信号が重畳され、また、前述したようにRF信号の混入も生じない。このため、本実施形態によれば、プッシュプルTEに基づいてBD−ROMとBD−RE/Rとの間のディスク判別を有効に行うことが可能になる。
参考例
図9は、本参考例による光ディスク装置の構成を示す図である。本実施形態の光ディスク装置は、再生専用プレーヤであり、BD−ROMなどの再生専用光ディスクが装填されることを前提に製造されている。このため、本実施形態は、図5に示すプッシュプルTE検出回路506や、ユーザデータの記録に必要な構成要素を備えていない。
本実施形態の光ディスク装置は、再生専用光ディスクのトラッキング制御に最適なトラック位置信号である位相差TEを生成する位相差TE検出回路507を備えているため、光ディスク501の管理領域から位相差TEを生成し、光ディスク501がBD−ROMか、または、誤って装填されたBD−RE/Rであるかを判別することができる。この判別方法は、実施形態1について説明したとおりである。
図9に示す再生専用の光ディスク装置によれば、通常の再生専用プレーヤが備える位相差TE系構成部品を用いて、装填されたBDが再生専用か記録可能型かを短時間で判別することが可能になる。
(実施形態
前述のようにプッシュプルTEの「変調度」は、プッシュプルTEの振幅PP(ピーク・ツー・ピーク値)を、図12(b)に示すような「加算信号AS」で規格化した値である。この加算信号ASは、光ディスクの情報記録層が示す反射率に大きく依存し、この反射率は、情報記録層に用いる材料の種類によって変動する。
現在開発が進められているBD−RE/Rは、いずれも、情報記録層として相変化材料からなる層を用いている。このような情報記録層は、光の照射を受ける前の初期状態では結晶質であるが、データを書き込むための光照射を受けると、急速な加熱・冷却過程を経て非晶質化する。非晶質化した部分は「記録マーク」であり、記録マークが形成されていない部分(スペース)に比べて光反射率が局所的に低下する。このように情報記録層における反射率の変化がRF信号として検出されることになる。
将来、BD−Rの情報記録層が相変化材料ではなく、有機色素系材料から形成される可能性がある。有機色素系材料からなる情報記録層にデータを書き込むためには、レーザ照射によって情報記録層の一部を加熱し、色素を分解させる必要がある。有機色素系材料によっては、情報記録層の色素が分解した部分の反射率が、他の部分(スペース)の反射率よりも高くなる場合と低くなる場合がある。このように有機色素系材料からなる情報記録層を備えるBD−Rの場合は、反射率が光ディスクごとに大きく変化しやすい。したがって、有機色素系のBD−Rの場合、管理領域およびユーザ領域から得られるプッシュプルTEの「変調度」を所定範囲内に設定するためには、プッシュプルTEの振幅PPそのものを適切な範囲内に調節することが求められる。
一方、BD規格は、プッシュプルTEについて、データが記録されていない領域(未記録領域)における変調度と、データが記録されている領域における変調度との関係を以下のように規定している。
0.75≦(記録領域の変調度)/(未記録領域の変調度)≦1.25 ・・・式1
相変化材料系のBD−Rでは、この式1を満足させることは比較的容易であるが、上述のように、有機色素系のBD−Rでは、反射率の変動が大きいため、式1を満足させるためには、プッシュプルTEの振幅PPを調節する必要がある。トラックピッチが特定の値に規定されている場合、プッシュプルTEを調節するには案内溝の深さを調整することが必要になる。しかし、案内溝の深さは、ユーザ領域も管理領域も区別なく一定である。このため、ユーザ領域から得られるプッシュプルTEについて、上記の式1を満足させるために案内溝の深さを設定したとき、管理領域から得られるプッシュプルTEの変調度が結果的に低下せざるを得ない場合がある。
本実施形態では、管理領域から得られるプッシュプルTEの変調度が低下した場合でも、適切にディスク判別を実行することの可能な光ディスク装置を説明する。
図15(a)から(d)は、いずれも、規格化されたプッシュプルTE(PP/AS)の波形を模式的に示している。図15(a)および図15(b)は、BD−RE/Rから得られる波形を示し、図15(c)および図15(d)は、BD−ROMから得られる波形を示している。
図15の左側部分(図15(a)、(c))に示す波形に比べ、図15の右側部分(図15(b)、(d))に示す波形は、相対的に小さな振幅(変調度)を有している。
上述の理由等により管理領域の「変調度」が低下した場合、図15(b)および図15(c)に示されるように、BD−RE/Rの変調度とBD−ROMの変調度が略等しくなり、両者を区別することが困難になる場合がある。しかし、そのような場合でも、管理領域の変調度に対するユーザ領域の変調度の割合を計測すると、BD−RE/RとBD−ROMとを識別することが可能になる。
すなわち、BD−ROMでは、変調度の増減にかかわらず、管理領域の変調度はユーザ領域の変調度に略等しいのに対して、BD−RE/Rでは、変調度の増減にかかわらず、管理領域の変調度がユーザ領域の変調度よりも充分に大きい。このため、管理領域の変調度に対するユーザ領域の変調度の割合に基づけば、BD−RE/RとBD−ROMとを識別することが可能になる。
以下、本実施形態の光ディスク装置を説明する。
本実施形態の光ディスク装置は、実施形態1や実施形態2における光ディスク装置の構成と同様の構成を備えている。異なる点は、その動作フローにあるため、以下、図10のフローチャートを参照しながら、本実施形態を説明する。
まず、図1に示すように光ディスク501が光ディスク装置に装填されると、ステップS1Bにおいて、光ビーム504の絶対位置の基準を決めるため、ステッパ512を駆動して光ビーム504を光ビーム初期化位置513まで移動させる(収束ビーム位置初期化)。
次に、ステップS2Bにおいて、光ビーム504を管理領域502の中間位置に移動させる。具体的には、光ビーム504の照射位置が管理領域502の中間位置まで移動できるパルス数をステッパパルス指令514からステッパ512に送り、ステッパ512を駆動する。
ステップS3Bにおいて、光ディスク501の管理領域502を光ビーム502で照射し、管理領域502からの反射光を受光部505で電気信号に変換する。プッシュプルTE検出回路506が受光部505の出力からプッシュプルTEを生成する。こうして得られたプッシュプルTEの振幅または変調度を計測し、不図示のメモリ内に保存する。
次に、ステップS4Bにおいて、光ビーム504をユーザ領域のいずれかの位置に移動させる。具体的には、光ビーム504の照射位置が管理領域502からディスク外周側に向かって所定距離だけ移動できるパルス数をステッパパルス指令514からステッパ512に送り、ステッパ512を駆動する。
ステップS5Bにおいて、光ディスク501のユーザ領域を光ビーム502で照射し、ユーザ領域からの反射光を受光部505で電気信号に変換する。プッシュプルTE検出回路506が受光部505の出力からプッシュプルTEを生成する。こうして得られたプッシュプルTEの振幅または変調度を計測し、不図示のメモリ内に保存する。
ステップS7Bにおいて、管理領域512から得られたプッシュプルTEの振幅または変調度(X)に対する、ユーザ領域から得られたプッシュプルTEの振幅または変調度(Y)の比率(Y/X)を計算する。そして、この比率が1に近い(例えば0.7以上1.3以下)場合は、BD−ROMと判定し、比率率が所定値より小さいか、大きい場合場合(例えば0.7未満または1.3超)は、BD−RE/Rと判定する。
このように本実施形態では、BD−RE/Rにおける管理領域とユーザ領域とによって、得られるプッシュプルTEの振幅または変調度が異なることに着目し、ディスク判別を実行している。特にBD−Rのように有機色素系材料から情報記録層が形成されている光ディスクの場合は、光ディスクごとに反射率が変動するため、プッシュプルTEの変調度も変動しやすい。従って、実施形態1の光ディスク装置のように管理領域から得られるプッシュプルTEの変調度のみに基づいてディスク判別を行う場合は、光ディスクの反射率が媒体ごとに変化する場合に誤った判別を行う可能性がある。しかし、本実施形態の光ディスク装置によれば、光ディスク全体の反射率が変動したとしても、管理領域とユーザ領域のトラックピッチ差に起因してプッシュプルTEの変調度レベルが異なることを正確に検出することが可能である。このため、管理領域とユーザ領域の違いに基づく本実施形態の判別方法は、BD−Rが普及した段階で極めて有効になる。
本実施形態では、管理領域のプッシュプルTEの振幅または変調度を計測した後、光ビームスポットをユーザ領域に移動し、ユーザ領域のプッシュプルTEの振幅または変調度を計測しているが、この順序は任意である。さらに、管理領域とユーザ領域の境界部分に光ビームスポットを移動させるようにしてもよい。この場合、光ビームスポットは、偏心した光ディスクの回転に伴って管理領域とユーザ領域との間を交互に行き来することになる。そうすると、図16(a)に示すように、BD−RE/Rであれば、管理領域からのプッシュプルTEとユーザ領域からのプッシュプルTEとが交互に現れる信号を得ることができるため、図16(b)に示すように略一定のプッシュプルTEしか得られないBD−ROMと判別することが可能になる。
なお、図5、図7、図9に記載されている回路などの構成要素は、ハードウェア的に構成されていてもよいし、ソフトウェアまたはハードウェアとソフトウェアの組み合わせによって実現されていても良い。
(実施形態
本発明は、BD専用プレーヤ(再生専用装置)に適用することも可能である。
以下、BD専用プレーヤの実施形態を説明する。本実施形態のBD専用プレーヤも、上記各実施形態の光ディスク装置が備える構成要素と同様の構成要素を備えている。異なる点は、ディスク判別の方法にある。
新品のBD−RE/Rでは、管理領域にもユーザ領域にもデータは記録されてない。これに対して、ユーザデータが記録されたBD−RE/Rでは、管理領域にはデータが記録されてないが、ユーザ領域にはデータが記録された状態にある。一方、BD−ROMでは、管理領域にもユーザ領域にもデータが記録されている。
本実施形態では、上記のことを利用する。すなわち、管理領域から得られる変調度(PP/AS)に対する、ユーザ領域から得られる変調度(PP/AS)の割合Zを計測し、その割合Zの大きさによって、装填された光ディスクが再生可能な光ディスクか否かを判定することができる。
BD−ROMでは、上記の割合Zは1に近い値(例えば0.7≦Z≦1.3の範囲)にあるのに対して、新品のBD−RE/Rでは、管理領域にもユーザ領域にもデータは記録されていないため、上記の割合Zは、例えば0.5≦Z<0.7の範囲にある。一方、ユーザデータが既に書き込まれたBD−RE/Rの場合は、ユーザ領域から得られるプッシュプルTEの変調度が大きく変化するため、割合Zは、例えばZ<0.5の範囲(またはZ>1.3の範囲)にある。
したがって、この割合Zの大きさにより、装填されている光ディスクが新品のBD−RE/Rであると判定されたとき(例えば0.5≦Z<0.7のとき)は、プレーヤを起動させずに速やかにオンロードまたはエラー表示を行う。一方、装填されている光ディスクが、再生可能な状態にある記録済みBD−RE/Rや、BD−ROMであると判定されたとき(Z<0.5またはZ>1.3)は、装置を起動し、再生動作へ移行することが可能となる。
一方、位相差TEを用いて上記の判別を行うことも可能である。新品のBD−RE/Rでは、管理領域からもユーザ領域からも得られる位相差信号TEは極めて小さいか、全く無い。これに対して、記録済みのBD−RE/Rでは、未記録の管理領域から得られる位相差TEは極めて小さいか、全く無いが、記録されているユーザ領域からは管理領域の位相差TEに比べると大きな位相差TEが出力される。
また、記録済みのBD−RE/Rの管理領域から得られる位相差TEよりも、BD−ROMの管理領域およびユーザ領域からは充分に大きな位相差TEが得られる。
このように、管理領域のみならず、ユーザ領域から得られるトラック位置信号またはRF信号を考慮して判別を行うことにより、BD専用プレーヤで再生され得る光ディスク(BD−ROM、記録済みのBD−RE/R)を、再生を要しない光ディスク(未記録BD−RE/R)とを適切に判別することが可能となる。
(他の実施形態)
次に、図11を参照しながら、本発明による光ディスク装置の他の実施形態を説明する。この実施形態は、図5に示す対物レンズ503、受光部505などを備える公知の光ピックアップ1300と、光ディスク501を回転させるディスクモータ1302と、各種の信号処理を行う部分とを備えている。
図11に示す例では、光ピックアップ1300の出力がフロントエンド信号処理部1306を介してエンコーダ/デコーダ1308に送られる。エンコーダ/デコーダ1308は、データ読み出し時、光ピックアップ1300によって得られる信号に基づいて光ディスク501に記録されているデータを復号する。データ書き込み時、エンコーダ/デコーダ1308はユーザデータを符号化し、光ディスク501に書き込むべき信号を生成し、光ピックアップ1300に送出する。
フロントエンド信号処理部1306は、光ピックアップ1300の出力に基づいて再生信号を生成する一方、フォーカスエラー信号FEやトラッキングエラー信号TEを生成する。フロントエンド信号処理部1306は、図5に示すプッシュプルTE検出回路506、位相差TE検出回路507、振幅測定回路506などの機能を実行することが可能である。
フォーカスエラー信号FEやトラッキングエラー信号TEは、サーボ制御部1310に送出される。サーボ制御部1310は、ドライバアンプ1304を介してディスクモータ1302を制御する一方、光ピックアップ1300内のアクチュエータを介して対物レンズの位置を制御する。エンコーダ/デコーダ1308およびサーボ制御部1310などの構成要素は、CPU1309によって制御される。
本実施形態では、不図示のソフトウェアプログラムまたはファームウェアの働きにより、図6のフローチャートに示すような動作が実行され、装填された光ディスク501がBD−ROMかBD−RE/Rかを判別する。
以上、本発明の実施形態について本発明を詳しく説明してきたが、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。
また、本発明による光ディスク装置で使用可能な光ディスクは、単層の情報記録層を備える光ディスクに限定されず、複数の情報記録層を備える多層型光ディスクでもよい。また、CDまたはDVD規格に従う情報記録層とBD規格に従う情報記録層とを備えるハイブリッド型光ディスクであってもよい。ただし、BD規格に従う情報記録層は、記録可能型であっても再生専用型であっても同一の位置の管理領域を備える必要がある。
なお、装填された光ディスク501がBD−ROMかBD−RE/Rかを判別する前に、装填された光ディスクがBD、DVD、およびCDのいずれであるかを判別する公知の動作を実行することが好ましい。この場合、装填された光ディスクがBDであると判別された後、本発明によるディスク判別を行い、そのBDが再生専用か記録可能型かを判別することになる。
本発明の光ディスク装置によれば、トラッキング制御を開始する前に光ディスクが記録可能型か再生専用型かを迅速に判別できるため、トラッキング制御を実行するために必要な工程を実行するための時間を割愛し、光ディスクの再生までの時間を短縮することが可能となる。このため、複数種類の光ディスクに対して一台で対応可能な光ディスク装置として有用である。
(a)から(c)は、プッシュプル方式のトラッキングエラー信号(プッシュプルTE)を説明する図である。 (a)から(g)は、位相差方式のトラッキングエラー信号(位相差TE)を説明する図である。 (a)は、記録可能光ディスクの平面図、(b)は、その一部拡大図である。 (a)は、再生専用光ディスクの平面図、(b)は、その一部拡大図である。 本発明の実施形態1における光ディスク装置を示す構成図である。 本発明の実施形態1における光ディスク判別手順を示すフローチャートである。 本発明の実施形態2における光ディスク装置を示す構成図である。 本発明の実施形態2における光ディスク装置の他の構成例を示す図である。 本発明の実施形態2における光ディスク判別手順を示すフローチャートである。 本発明の実施形態3における光ディスク装置を示す構成図である。 本発明の実施形態3における光ディスク装置の動作を示すフローチャートである。 本発明による光ディスク装置の他の実施形態を示す構成図である。 (a)は、プッシュプルTEの振幅を示す図であり、(b)は、加算信号を示す図である。 (a)は、BD−RE/Rから得られるプッシュプルTEの波形を示す図であり、(b)は、(a)のプッシュプルTEから抽出されたウォブル信号の波形を示す図である。 (a)は、BD−ROMから得られるプッシュプルTEの波形を示す図であり、(b)は、BD−ROMからはウォブル信号が得られないことを示す図である。 (a)から(d)は、いずれも、規格化されたプッシュプルTE(PP/AS)の波形を模式的に示す図であり、(a)および(b)は、BD−RE/Rから得られる波形を示し、(c)および(d)は、BD−ROMから得られる波形を示している。 (a)は、BD−RE/Rにおける管理領域とユーザ領域との境界部分から得られるプッシュプルTEを示す図であり、(b)は、BD−ROMにおける管理領域とユーザ領域との境界部分から得られるプッシュプルTEを示す図である。
101 光ディスク
102 光ビーム
103 受光部
104 アクチュエータ
105 フォーカス位置検出回路
106 トラッキング位置検出回路
107 アクチュエータ制御手段
108 モータ
109 回転数検出手段
110 モータ制御手段
111 ウォブル信号抽出手段
112 ウォブル周期計測手段
113 基準クロック周期計算手段
114 比較部
201 管理領域
202 案内溝
203 ピット列
301 光ディスク
302 対物レンズ
303 光ビーム
304 反射光強度
305 フォトダイオード
306 反射光分布
307 プッシュプルTE
401 ピット
402 光ビーム
403 反射光分布
404 フォトダイオード
405 演算器
501 光ディスク
502 管理領域
503 対物レンズ
504 光ビーム
505 受光部
506 プッシュプルTE検出回路
507 位相差TE検出回路
508 RF検出回路
509 振幅/変調度測定回路
510 閾値保持部
511 比較部
512 ステッパ
513 光ビーム初期化位置
514 ステッパパルス指令
707 ウォブル信号抽出回路
710 振幅測定回路
712 第1比較部
714 第1閾値保存部
716 2値化回路
718 周期測定部
720 第2比較部
722 第2閾値保存部

Claims (11)

  1. BD規格に従って製造された記録可能光ディスクおよびBD規格に従って製造された再生専用光ディスクからデータを再生すること、および前記記録可能光ディスクに対してデータを記録することの少なくとも一方を実行する光ディスク装置であって、
    前記光ディスクは、管理領域と、前記管理領域の外側に位置するユーザ領域とを有し、前記管理領域におけるトラックピッチが前記ユーザ領域におけるトラックピッチよりも広く、
    トラッキング制御を行わない状態で光ビームを前記光ディスクの前記管理領域に照射し、前記管理領域によって反射された光からプッシュプルトラッキングエラー信号を生成する手段と、
    前記管理領域から得られる前記プッシュプルトラッキングエラー信号に基づいて、前記光ディスク装置に装填された前記光ディスクが記録可能光ディスクおよび再生専用光ディスクのいずれであるかを判別するディスク判別手段と、
    を備える光ディスク装置。
  2. 前記記録可能光ディスクはBD−RまたはBD−REであり、前記再生専用光ディスクはBD−ROMである、請求項1に記載の光ディスク装置。
  3. 前記管理領域はPIC領域である請求項2に記載の光ディスク装置。
  4. 前記ディスク判別手段は、前記プッシュプルトラッキングエラー信号の品質に基づいて判別を実行する請求項1に記載の光ディスク装置。
  5. 前記プッシュプルトラッキングエラー信号の品質は、前記プッシュプルトラッキングエラー信号の変調度および対称性の少なくとも一方の計測値によって規定される、請求項4に記載の光ディスク装置。
  6. 前記ディスク判別手段は、前記計測値を閾値と比較する比較手段を備え、前記比較手段の出力に応じて判別を実行する請求項5に記載の光ディスク装置。
  7. 前記ディスク判別手段は、前記プッシュプルトラッキングエラー信号からウォブル信号を抽出できるか否かに応じて前記判別を実行する、請求項1に記載の光ディスク装置。
  8. トラッキング制御を行わない状態で、前記ユーザ領域に光ビームを照射し、前記ユーザ領域によって反射された光からプッシュプルトラッキングエラー信号を生成し、
    前記管理領域から得られる前記プッシュプルトラッキングエラー信号、および、前記ユーザ領域から得られる前記プッシュプルトラッキングエラー信号に基づいて、前記光ディスク装置に装填された光ディスクが記録可能光ディスクおよび再生専用光ディスクのいずれであるかを判別する、請求項1に記載の光ディスク装置。
  9. 前記ディスク判別手段は、前記管理領域から得られる前記プッシュプルトラッキングエラー信号に対する前記ユーザ領域から得られる前記プッシュプルトラッキングエラー信号の割合に基づいて、前記光ディスク装置に装填された光ディスクが記録可能光ディスクおよび再生専用光ディスクのいずれであるかを判別する、請求項8に記載の光ディスク装置。
  10. 前記プッシュプルトラッキングエラー信号を生成する手段は、前記光ディスクの管理領域と前記ユーザ領域との境界部分にトラッキング制御を行わない状態で光ビームを照射し、
    前記管理領域から得られる前記プッシュプルトラッキングエラー信号、および、前記ユーザ領域から得られる前記プッシュプルトラッキングエラー信号に基づいて、前記光ディスク装置に装填された光ディスクが記録可能光ディスクおよび再生専用光ディスクのいずれであるかを判別する、請求項1に記載の光ディスク装置。
  11. BD規格に従って製造された記録可能光ディスクおよびBD規格に従って製造された再生専用光ディスクからデータを再生すること、および前記記録可能光ディスクに対してデータを記録することの少なくとも一方を実行する光ディスク装置におけるディスク判別方法であって、
    前記光ディスクは、管理領域と、前記管理領域の外側に位置するユーザ領域とを有し、前記管理領域におけるトラックピッチが前記ユーザ領域におけるトラックピッチよりも広く、
    トラッキング制御を行わない状態で光ビームを前記光ディスクの管理領域に照射し、前記管理領域によって反射された光からプッシュプルトラッキングエラー信号を生成するステップと、
    前記管理領域から得られる前記プッシュプルトラッキングエラー信号に基づいて、前記光ディスク装置に装填された前記光ディスクが記録可能光ディスクおよび再生専用光ディスクのいずれであるかを判別するステップと、
    を含む、ディスク判別方法。
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