JP4846776B2 - 部品実装装置 - Google Patents

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Description

本発明は、ウェハの周縁部をスリットを備えたクランプ機構内に収め、前記周縁部をクランプしてからウェハを拡張し、ウェハから部品を供給する部品供給装置に関する。
この種の部品供給装置は、例えば特許文献1などに記載されている実装装置に設けられているが、ウェハ収納マガジンからウェハを拡張するエキスパンド機構を備えたウェハ支持部(部品供給装置)に移動させ、このウェハ支持部にてウェハが貼られているウェハシートを拡張してチップ部品間の隙間を空けて供給する。
特開2006−135013号公報
しかしながら、このような従来の部品供給装置では、エキスパンド機構に設けられ、ウェハシートの周縁部を支持するウェハフレーム(ウェハリング)を押さえる支持リング(拡張板)には、ウェハをマガジンとの間で移動させるためのスライド装置を通過させるための切り欠き部(分割部)が必要であり、この切り欠き部が形成されているため、切り欠き部は強度が低下し、押さえが十分に行われないため、ウェハシートの拡張が均一に行われなく、隣り合うチップ間の隙間が確実に形成されない部分が発生する虞があり、チップの供給が確実に行われないという問題が発生する。
そこで本発明は、支持リング(拡張板)全体によってウェハフレームを均一に押さえることができ、ウェハシートを均一に拡張することができ、この結果、部品を安定して供給することができる部品供給装置提供することを目的とする。
このため第1の発明は、ウェハが貼られているウェハシートの周縁部を支持するウェハフレームが入り込むスリットが形成され、前記ウェハフレームを支持する挟み込み部材を有したウェハテーブルを備え、前記ウェハフレームを前記挟み込み部材によって支持して前記ウェハシートを拡張し、前記ウェハから部品を供給する部品供給装置において、前記ウェハフレームを前記ウェハテーブル内に引き込む経路に位置し、前記挟み込み部材を補強する補強部材を設けたことを特徴とする。
第2の発明は、ウェハが貼られているウェハシートの周縁部を支持するウェハフレームを支持する環状のベースと、前記ベースの上方に間隔を存して設けられた拡張板と、この拡張板と前記ベースとの間に設けられ、前記ウェハフレームが引き込むまれる部分に切り欠き部が形成された間隔板とを備え、前記ウェハフレームを外部から前記切り欠き部の前端から引き込み、前記ウェハシートをウェハ前記ベース及び前記拡張板の内側に位置させ、前記ウェハフレームを前記拡張板によって上方から押さえて拡張した後に前記ウェハから部品を供給する部品供給装置であり、前記拡張板の前記切り欠き部に対応した部分を上方から押さえる補強装置を備えたことを特徴とする。
第3の発明は、ウェハが貼られているウェハシートの周縁部を支持するウェハフレームを支持する環状のベースと、前記ウェハフレームを前記ベース内に引き込むスライド装置と、このスライド装置が通過する分割部が形成され前記ベースの上方に間隔を存して設けられた拡張板と、この拡張板と前記ベースとの間に設けられて、前記ウェハフレームが引き込まれるときに通過する切り欠き部が分割部に対応して形成された間隔板とを備え、前記ウェハフレームを外部から前記切り欠き部の前端から引き込み、前記ウェハシートを前記ベース及び前記拡張板の内側に位置させ、前記ウェハフレームを前記拡張板によって上方から押さえて前記ウェハシートを拡張した後にウェハから部品を供給する部品供給装置であり、前記分割部に位置し、前記拡張板を上方から押さえる補強装置を備えたことを特徴とする。
第4の発明は、ウェハが貼られているウェハシートの周縁部を支持するウェハフレームを支持する環状のベースと、前記ウェハフレームを前記ベース内に引き込むスライド装置と、このスライド装置が通過する分割部が形成され前記ベースの上方に間隔を存して設けられた拡張板と、この拡張板と前記ベースとの間に設けられて、前記ウェハフレームが引き込まれるときに通過する切り欠き部が分割部に対応して形成された間隔板とを備え、前記ウェハフレームを外部から前記切り欠き部の前端から引き込み、前記ウェハシートを前記ベース及び前記拡張板の内側に位置させ、前記ウェハフレームを前記拡張板によって上方から押さえて拡張した後にウェハから部品を供給する部品供給装置であり、前記ウェハフレームを前記拡張板によって押さえて前記ウェハシートを拡張しウェハから部品を供給するときには、前記拡張板の分割部において前記ベースと拡張板とを上下から挟み込む補強装置を設けたことを特徴とする。
第5の発明は、請求項4に記載の部品供給装置において、前記補強装置は、前記ベース及び前記拡張板の周縁部を上下から挟み込み、前記ベースと前記拡張板との間隔を維持する断面コの字状の補強部材と、この補強部材の上壁に設けられ下方へ突出した抜け止め部材とを備え、前記拡張板の周縁部には前記抜け止め部材が入り込む溝が形成され、前記抜け止め部材が前記溝に入り込んだ状態で、前記ベース及び拡張板と前記補強部材との相対的な位置を変更させる回転機構の回転によって、前記補強部材は前記分割部に移動することを特徴とする。
第6の発明は、請求項5に記載の部品供給装置において、前記補強装置は、前記ベース及び前記拡張板の周縁部を上下から挟み込み、前記ベースと前記拡張板との間隔を維持する断面コの字状の補強部材と、この補強部材の上壁に設けられ下方へ突出した抜け止め部材とを備え、前記拡張板の周縁部に形成されて前記抜け止め部材が入り込む溝と、前記ベース及び拡張板を同時に回転させる回転機構と、この回転機構の回転時に前記補強部材の移動を阻止する移動阻止部材とを備え、前記拡張板は前記回転機構の動作によって前記抜け止め部材が前記溝内に位置した状態で回転し、前記補強部材は前記分割部に位置することを特徴とする。
本発明は、ウェハを拡張するときに、拡張板の全体によってウェハフレームを均一に押さえることができ、ウェハシートを均一に拡張することができ、この結果、部品供給装置から部品を安定して供給することができる。
以下、添付図面を参照して、本願発明に係る拡張機構(エキスパンド機構)を備えた部品供給装置の実施形態について説明する。
図1は部品供給装置の平面図、図2は、部品供給装置に設けられた後述するウェハ支持機構であるウェハテーブルの断面図であり、図3は、部品供給装置に設けられウェハの拡張機構を示した断面図である。
部品供給装置本体1には、図示しない例えば複数枚のウェハを積み重ねて収納したマガジンからウェハシート50に張られた状態のウェハ2が供給される。3は供給されたウェハ2を支持するウェハテーブルであり、このウェハテーブル3は、環状の上下ベース(挟み込み部材)4と、この上下ベース4の上方に間隔を存して設けられた拡張板(挟み込み部材)5と、上下ベース4と拡張板5との間に積み重ねて設けられ、左右に分割された第1及び第2の間隔板6、6及び7、7とから構成されている。そして、上下ベース4と、第1及び第2の間隔板6及び7と、拡張板5とはそれぞれ固定されている。
上下ベース4の上面の前後中央にはウェハ2を供給ストッカとウェハテーブル3との間で移動させるため後述するスライド装置が通過するための溝8、8が形成され、拡張板5の前後の中央部には、溝8、8と同様にスライド装置のための分割部10、10が形成され、右部拡張板11及び左部拡張板12に分割されている。また、拡張板5の下面と第1の間隔板7の上面との間には、ウェハ2の移動時及び拡張時にウェハシートの周縁部を支持する環状のウェハフレーム(以下、フレームという)13が位置する空間(スリット)14が第2の間隔板7によって形成されている。第2の間隔板7、7の前部(図1においては、下部)には、ウェハ2が図1に矢印41にて示したようにウェハテーブル3内へ引き込まれる時、或いは、ウェハテーブル3から引き出されるときに通過するための切り欠き15、15が形成されている。従って、左右の切り欠き15、15間の開口16の幅は、フレーム13の幅と略同様になるように形成されている。このように、開口16が形成されているため、右部拡張板11及び左部拡張板12の前部は第1及び第2の間隔板6及び7によってされていなく、浮いた状態になっている。
更に、ウェハテーブル3には図示しない回転機構が設けられ、この回転機構3はウェハ2から部品をピックアップするときに部品の角度を回転補正するときに、時計回り方向或いは反時計回り方向に回転する。
17は、ウェハテーブル3の開口16から外れた側部の周縁に設けられた補強部材である。この補強部材17は、図3に示したように、断面略コの字上に形成され、上壁18、側壁20及び下壁21から構成され、上壁18の下部には下方へ突出した抜け止め部材である複数の抜け止めピン22が例えば等間隔に設けられている。そして、ピン22は、拡張板5の上面の周縁部に形成された溝23内に差し込まれている。なお、溝23は右部拡張板11の側部から分割部を跨いで左部拡張板12の前部に至り形成されている。
なお、上壁18の下部に、ピン22の代わりに突条を形成してもよい。また、補強部材17の上壁18の下部にその外縁に沿って溝を形成すると共に、拡張板5の上面の周縁部に溝23内に対応し、複数個のピンを間隔を存して設けてもよく、ピンの代わりに突条を形成してもよい。
以下、ウェハ2の拡張機構24について、図3に基づいて説明する。
拡張機構24は、ウェハテーブル3の下方に所定間隔(角度)毎に設けられた昇降機構25と、ウェハテーブル3の下方に設けられた環状のウェハシート支持機構(以下、シート支持機構という。)26とから構成されている。昇降機構25は、シート支持機構26に対して、複数箇所に所定の間隔(角度)毎に設けられ、それぞれは、同様にモータなどの図示しない回転駆動源から例えばタイミングベルト27を介して回転するプーリ28、このプーリの中央に固定された円筒状のナット30及び上下ベース4の下面に固定され垂直に伸びたボールネジ31を備えている。そして、ボールネジ31は、ナット30を貫通している。
また、シート支持機構26は、環状の支持体32と、この支持体32の上面周縁部に固定され、垂直に伸びた環状のシート支持部33とを備えている。そして、ナット30の上部は、上部及び下部に設けられたベアリング44、44を介してシート支持部33を貫通している。このため、複数個所にて同様に昇降機構25が動作すると、シート支持機構26が水平状態を保って昇降する。
34は補強部材17の移動を阻止する移動阻止部材であるシリンダであり、部品供給装置1本体の図示しない例えばフレームに取り付けられている。このシリンダ34はウェハテーブル3の周縁の外方に位置し、ウェハテーブル3に沿い水平に移動可能であり、そのロッド35が図1に矢印にて示したようにウェハテーブル3の中心に向かい伸びたときには、ロッド35の先端部は補強部材17の上部とほぼ同じ高さに位置し、補強部材17が移動したときには、補強部材17の一端或いは他端がロッド35に当接する。
次に、ウェハ2をウェハテーブル3内へ引き込み、部品供給後に引き出すスライド装置51について説明する。
52は、部品供給装置1のスライド駆動源に接続された取り付け部材であり、この取り付け部材52の先端には、垂直に支持部材53が取り付けられている。支持部材53の下端には、ベース54が取り付けられ、前面には接続部財55を介してシリンダ56が取り付けられている。更に、シリンダ56のロッド57の下端には、挟み込み部材58が略水平に取り付けられている。このスライド装置51は図1に破線にて示した引き込み位置であるウェハテーブル3より前方の位置(図1においては下部の位置)と、ウェハ2の収納位置であるウェハテーブル3の後部の位置(図1においては上部の位置)との間でスライドする。
以下、上述した部品供給装置の動作について、図1〜図7に基づいて説明する。なお、図4から図6において、図1から図3において説明した構造と同様構造のものには同様な符号を付しその詳細説明は省略する。
ウェハ2から部品を供給するときには、ウェハ2はスライド装置51によってウェハを積み重ねて収納したマガジンからウェハテーブル3内の空間14内に引き込まれる。このとき、シリンダ56のロッド56が下方へ伸び、挟み込み部材58とベース54との間にフレーム13が挟まれる。そして、スライド装置51は前部の分割部10及び溝8を通過し、後部の分割部10及び溝8まで移動し、第2の間隔板7の左右の切り欠き15、15の間に位置する。そして、ロッド56が引き込まれフレーム13が解除された後、スライド装置51は更にウェハテーブル3より外の位置まで移動し停止する。
その後、上述した部品をピックアップするときに角度を回転補正するための回転機構が動作し、ウェハテーブル3が図1の矢印42に示したように反時計回り方向に90度回転する。このように、部品の角度を回転補正するときに動作する回転機構を兼用することができ、機構の簡略化を図ることができる。このとき、拡張機構24もウェハテーブル3と共に回転する。また、シリンダ34のロッド35は伸びており、補強部材17の上部の一方の端部(図1においては上端)に当接し、ウェハテーブル3が回転するとき、補強部材17の移動はシリンダ34によって阻止される。このため、ウェハテーブル3の回転に伴い、拡張板5が回転するとき、補強部材17に設けられたピン22が溝23内に位置した状態で拡張板5が回転し、補強部材17の位置は維持される。そして、更にウェハテーブル3が回転すると、補強部材17の他方の端部が分割部を跨り、図4に示したように左部拡張板12まで移動する。このとき、補強部材17の一方の端部側に位置したピン22が右部拡張版11の溝23内に位置して補強部材17が支持されている状態で、他方の端部の下に設けられたピン22が左部拡張板12の溝23内は入り、補強部材17の位置は維持される。この結果、補強部材17は右部拡張板11と左部拡張板12とを跨いでほぼ中央に位置し、右部拡張板11及び左部拡張板12それぞれの周縁部において、分割部10の近傍の部分、即ち、第2の間隔板7が存在していなく、右部拡張板11及び左部拡張板12が浮いている部分は、補強部材17によって上下ベース4と共に上下から挟まれ、右部拡張板11及び左部拡張板12は上方から押さえられる。なお、ピン22が溝23に入り込んだ状態で、補強部材17をウェハテーブル3に沿って移動させ、上下ベース4及び拡張板5と補強部材17との相対的な位置を変更してもよい。
図4に示した状態で、次に、拡張機構24が動作し、タイミングベルト27を介してプーリ28が回転し、ナット30が回転する。ナット30の回転によってボールネジ31が下降する。拡張機構24は上述したようにウェハテーブル3に対して複数個所間隔を存して設けられ、同様に運転する。このため、ウェハテーブル3が水平状態を保ちつつ、下降する。ウェハテーブル3の下降に伴い、ウェハ2及びウェハシート50が下降してウェハシート50がシート支持体33の上端に当接し、更に、ウェハテーブル3が下降すると次第にウェハシート50が拡張される。
このとき、ウェハシート50には上方へ力が働き、周囲のフレーム13にも上方へ力が働くが、拡張板5に押さえられる。そして、拡張板5の分割部10の近傍の部分、即ち、右部拡張板11及び左部拡張板12が浮いている部分にも他の部分と同様に上方へ力が働くが、浮いている部分は上下ベース4と共に補強部材17によって上下から上下ベース4と共に挟まれ、上下ベース4から離れないようにされているため、浮いている部分が変形することが防止される。特に、変形し易い右部拡張板11及び左部拡張板12の分割部10の近傍が上方へ変形することを確実に回避できる。このように、右部拡張板11及び左部拡張板12全体によってフレーム13を均一に押さえることができ、ウェハシート50を均一に拡張することができる、この結果、部品を安定して供給することができる。
ウェハ2の拡張運転が終了すると、図示しないピックアップ機構がウェハから部品を順次ピックアップして例えばリードフレーム上にボンディングする。
ウェハ2からの部品供給が終了すると、拡張機構24が動作し、タイミングベルト27を介してプーリ28が逆転し、ナット30が逆転する。ナット30の逆転によってボールネジ31が上昇する。拡張機構24は上述したようにウェハテーブル3に対して複数個所間隔を存して設けられ、同様に運転する。このため、ウェハテーブル3が水平状態を保ちつつ、上昇する。ウェハテーブル3の上昇に伴い、ウェハ2及びウェハシート50が上昇し、シート支持体33の上端から離れる。
そして、ウェハ2の引き出し運転の前に、まず、シリンダ34において、ロッド35が引き込まれ、その状態でシリンダ34が例えば弧状のレールに案内されウェハテーブル3に沿い時計回り方向に移動する。そして、図5に示したように補強部材17の他端に対応した位置でシリンダ34は停止し、その後、ロッド35が伸びる。ロッド35はその先端が補強部材17より内側に位置した状態で停止し、ロッド35は補強部材17の他方の端部に対向する。
その後、回転機構によってウェハテーブル3は図5に矢印43に示したように時計回り方向に90度回転する。このとき、ロッド35は補強部材17の他方の端部(図5においては下端)に当接し、ウェハテーブル3が回転するとき、補強部材17の移動はシリンダ34によって阻止される。このため、ウェハテーブル3の回転に伴い、拡張板5が回転するとき、補強部材17に設けられたピン22が溝23内に位置した状態で拡張板5が回転し、補強部材17の位置は維持される。そして、更にウェハテーブル3が回転すると、ピン22が左部拡張板12の溝23から外れ、補強部材17は図5に示したように右部拡張板11の側部、即ち、ウェハテーブル3に対して図1に示した位置と同じところに位置する。
ウェハテーブル3の回転が停止すると、ロッド35が引き込まれ、その状態でシリンダ34が例えば弧状のレールに案内されウェハテーブル3に沿い反時計回り方向に移動する。そして、図1に示した位置に到達すると停止し、ロッド35が伸びる。
その後、ウェハ2の引き出し運転が開始される。即ち、スライド装置51はウェハテーブル3の外側から後部の分割部10及び溝8まで移動し、挟み込み部材58とベース54との間にフレーム13が位置した状態で、シリンダ56のロッド56が下方へ伸び、挟み込み部材58とベース54との間にフレーム13が挟まれる。そして、スライド装置51は前部の分割部10及び溝8まで移動し、第2の間隔板7の左右の切り欠き15、15の間から外れる。そして、ウェハ2がマガジンの空き段部に収納されるとロッド56が引き込まれフレーム13が解除される。
そして、スライド装置51がマガジンから出た後、マガジンが上昇或いは下降し、ウェハ2が収納されている段にスライド装置51が位置し、ウェハ2がウェハテーブル3から引き出される。以後、同様に、ウェハ2がウェハテーブル3に引き込まれ、上述したように拡張されてウェハから部品が供給されると共に、部品の供給が終了したウェハはウェハテーブル3から引き出される。
なお、シリンダ34を、図1に示した位置と、図5に示した位置との双方に設けてもよく、このように2つのシリンダを設けた場合には、シリンダを移動させる機構を省略することができる。
また、シリンダ34を、図1に示した位置に固定して設けてもよい。
このときには、ウェハをウェハテーブル3に引き込んだ後に、ウェハテーブル3の回転時には、ロッド35によって補強部材17の移動を阻止し、図5に示した状態でウェハシート50を拡張し、部品を供給した後には、一旦ロッド35を引き込み、ウェハテーブル3を補強部材17と共に反時計回り方向に例えば30度回転させ、補強部材17をシリンダ34の反時計回り方向上流側、即ち、図4においては上側に位置させる。次に、ロッド35を伸ばし、ロッドによって補強部材17の時計回り方向への移動を阻止しつつ、ウェハテーブル3を時計回り方向へ回転させる。そして、開口16側の分割部10が図6に示した位置に到達する前にロッド35を引き込み、補強部材17をウェハテーブル3と共に時計回り方向へ回転させ、ウェハテーブル3の回転が停止したときには、補強部材17が図1或いは図6に示した位置に止まるようにしてもよい。このように構成することにより、シリンダは1個で済み、またシリンダを移動させる機構を省略することができる。
更に、補強部材17を図1に示した位置で支持する支持機構を補強部材が昇降可能なようにレール及びガイド等を介して補強部材17に接続し、ウェハテーブル3が回転したときにも補強部材17が移動しないようにしてもよい。このように補強部材17を設けることによって、簡単な機構によって上述した実施例と同様な作用効果を得ることができる。
また、補強部材17の代わりに、右部拡張板11及び左部拡張板12の分割部10の近傍の特に内側の部分をそれぞれ上方から押圧する一対のシリンダを補強部材として設けてもよい。このようにシリンダを設けることによって、ウェハ2を拡張するときに特に変形する可能性がある右部拡張板11及び左部拡張板12の分割部10の近傍の特に内側の部分を確実に支持することができる。
以上のように本発明の実施態様について説明したが、上述の説明に基づいて当業者にとって種々の代替例、修正又は変形が可能であり、本発明はその趣旨を逸脱しない範囲で前述の種々の代替例、修正又は変形を包含するものである。
本願発明の実施形態の部品供給装置の平面図である。 ウェハテーブルの正面図である。 補強部材及びウェハの拡張機構を示す縦断面図である。 ウェハを拡張し、部品を供給するときの状態を示す部品供給装置の平面図である。 ウェハからの部品供給後、ウェハテーブルを回転する前の状態を示す部品供給装置の平面図である。 ウェハからの部品供給後に、ウェハテーブルを回転したときの状態を示す部品供給装置の平面図である。 スライド機構の概略縦断面図である。
符号の説明
1 部品供給装置
2 ウェハ
3 ウェハテーブル
4 上下ベース
5 拡張板
6 第1の間隔板
7 第2の間隔板
8 溝
10 分割部
11 右部拡張板
12 左部拡張板
13 ウェハフレーム
14 空間(スリット)
15 切り欠き
17 補強部材
22 ピン
23 溝
24 拡張機構
34 シリンダ
50 ウェハシート
51 スライド装置

Claims (6)

  1. ウェハが貼られているウェハシートの周縁部を支持するウェハフレームが入り込むスリットが形成され、前記ウェハフレームを支持する挟み込み部材を有したウェハテーブルを備え、前記ウェハフレームを前記挟み込み部材によって支持して前記ウェハシートを拡張し、前記ウェハから部品を供給する部品供給装置において、前記ウェハフレームを前記ウェハテーブル内に引き込む経路に位置し、前記挟み込み部材を補強する補強部材を設けたことを特徴とする部品供給装置。
  2. ウェハが貼られているウェハシートの周縁部を支持するウェハフレームを支持する環状のベースと、前記ベースの上方に間隔を存して設けられた拡張板と、この拡張板と前記ベースとの間に設けられ、前記ウェハフレームが引き込むまれる部分に切り欠き部が形成された間隔板とを備え、前記ウェハフレームを外部から前記切り欠き部の前端から引き込み、前記ウェハシートをウェハ前記ベース及び前記拡張板の内側に位置させ、前記ウェハフレームを前記拡張板によって上方から押さえて拡張した後に前記ウェハから部品を供給する部品供給装置であり、前記拡張板の前記切り欠き部に対応した部分を上方から押さえる補強装置を備えたことを特徴とする部品供給装置。
  3. ウェハが貼られているウェハシートの周縁部を支持するウェハフレームを支持する環状のベースと、前記ウェハフレームを前記ベース内に引き込むスライド装置と、このスライド装置が通過する分割部が形成され前記ベースの上方に間隔を存して設けられた拡張板と、この拡張板と前記ベースとの間に設けられて、前記ウェハフレームが引き込まれるときに通過する切り欠き部が分割部に対応して形成された間隔板とを備え、前記ウェハフレームを外部から前記切り欠き部の前端から引き込み、前記ウェハシートを前記ベース及び前記拡張板の内側に位置させ、前記ウェハフレームを前記拡張板によって上方から押さえて前記ウェハシートを拡張した後にウェハから部品を供給する部品供給装置であり、前記分割部に位置し、前記拡張板を上方から押さえる補強装置を備えたことを特徴とする部品供給装置。
  4. ウェハが貼られているウェハシートの周縁部を支持するウェハフレームを支持する環状のベースと、前記ウェハフレームを前記ベース内に引き込むスライド装置と、このスライド装置が通過する分割部が形成され前記ベースの上方に間隔を存して設けられた拡張板と、この拡張板と前記ベースとの間に設けられて、前記ウェハフレームが引き込まれるときに通過する切り欠き部が分割部に対応して形成された間隔板とを備え、前記ウェハフレームを外部から前記切り欠き部の前端から引き込み、前記ウェハシートを前記ベース及び前記拡張板の内側に位置させ、前記ウェハフレームを前記拡張板によって上方から押さえて拡張した後にウェハから部品を供給する部品供給装置であり、前記ウェハフレームを前記拡張板によって押さえて前記ウェハシートを拡張しウェハから部品を供給するときには、前記拡張板の分割部において前記ベースと拡張板とを上下から挟み込む補強装置を設けたことを特徴とする部品供給装置。
  5. 前記補強装置は、前記ベース及び前記拡張板の周縁部を上下から挟み込み、前記ベースと前記拡張板との間隔を維持する断面コの字状の補強部材と、この補強部材の上壁に設けられ下方へ突出した抜け止め部材とを備え、前記拡張板の周縁部には前記抜け止め部材が入り込む溝が形成され、前記抜け止め部材が前記溝に入り込んだ状態で、前記ベース及び拡張板と前記補強部材との相対的な位置を変更させる回転機構の回転によって、前記補強部材は前記分割部に移動することを特徴とする請求項4に記載の部品供給装置。
  6. 前記補強装置は、前記ベース及び前記拡張板の周縁部を上下から挟み込み、前記ベースと前記拡張板との間隔を維持する断面コの字状の補強部材と、この補強部材の上壁に設けられ下方へ突出した抜け止め部材とを備え、前記拡張板の周縁部に形成されて前記抜け止め部材が入り込む溝と、前記ベース及び拡張板を同時に回転させる回転機構と、この回転機構の回転時に前記補強部材の移動を阻止する移動阻止部材とを備え、前記拡張板は前記回転機構の動作によって前記抜け止め部材が前記溝内に位置した状態で回転し、前記補強部材は前記分割部に位置することを特徴とする請求項5に記載の部品供給装置。
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