JP4846499B2 - ドライビングポジション調整システム - Google Patents

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    • B60N2/0224Non-manual adjustments, e.g. with electrical operation
    • B60N2/0244Non-manual adjustments, e.g. with electrical operation with logic circuits

Description

本発明は、対象ユーザが乗車した第1車両におけるドライビングポジション調整結果に基づいて、第1車両とは異なる車種の第2車両におけるドライビングポジションを対象ユーザに適するように自動的に調整するドライビングポジション調整システムに関する。
例えば、特許文献1に、車種が異なる場合においても、ユーザの身体的な特徴に基づいて設定が行われるシートなどの機器を、そのユーザの身体的特徴に適するようにセットすることが可能な機器調整システムが記載されている。
この機器調整システムは、データセンターを備え、当該データセンターは、車両から送信されたステアリング、シート、各ミラーの設定位置や角度を、当該車種における構造情報に基づき、アクセルペダルの位置を基準とした3次元座表軸における座標データに変換して記憶する。他の車種における前述の機器の設定を変更する際には、当該他の車種の構造情報に含まれる、前述の機器の各設定位置や角度の座標データを検索し、記憶装置に記憶された座標データと最も一致度合いの高い座標データに対応する設定位置や角度を求め、データセンターから他の車種の車両に送信する。
特開2005−22599号公報
しかしながら、車種が異なると、例えばシートの形状、すなわち、シートの座面の高さ、クッションの厚み、シートの背もたれの幅や高さなども異なることが多い。このため、ある車両におけるステアリング、シート、各ミラーなどの機器の設定位置や角度を、アクセルペダルの位置を基準とした3次元座標軸における座標データにて表し、他車両において、当該座標データと最も一致度合いの高い座標データに対応する設定位置や角度を求めて上記の各機器の設定位置や角度の調節を行っても、必ずしもユーザにとって違和感のない設定にはならないことも起こりえる。
本発明は、上述した点に鑑みてなされたものであり、ユーザが使用車両の車種を変更したとき、そのユーザが違和感を生じることのないドライビングポジションに自動的に調整することが可能なドライビングポジション調整システムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1に記載のドライビングポジション調整システムは、対象ユーザが乗車した第1車両におけるドライビングポジション調整結果に基づいて、第1車両とは異なる車種の第2車両におけるドライビングポジションを対象ユーザに適するように自動的に調整するものであって、
第1車両のドライビングポジションと第2車両のドライビングポジションとの可動範囲をそれぞれ複数の範囲に分割し、第2車両のドライビングポジションの各分割範囲に対して、該当する分割範囲のドライビングポジションを選択するユーザが、第1車両にて、いずれの分割範囲のドライビングポジションを選択したかの割合を、第1車両のドライビングポジションの分割範囲毎に示す統計データを記憶する記憶手段と、
対象ユーザが第1車両に乗車したとき、当該第1車両において対象ユーザによって選択されたドライビングポジションの分割範囲を検出する検出手段と、
検出手段によって検出されたドライビングポジションの分割範囲と、記憶手段に記憶された統計データとに基づいて、対象ユーザに最も適する可能性が高い第2車両のドライビングポジションの分割範囲を推定する推定手段と、
推定手段によって推定されたドライビングポジションの分割範囲を、第2車両に伝達する伝達手段と、
伝達手段によって伝達されたドライビングポジションの分割範囲と一致するように、第2車両のドライビングポジションを制御する制御手段とを備えることを特徴とする。
上述したように、請求項1に記載のドライビングポジション調整システムでは、第1車両と第2車両とにおいて、同一ユーザが選択するドライビングポジションの関係を収集し、その収集データに基づき、第2車両のドライビングポジションの各分割範囲に対して、各ユーザが、第1車両にて、いずれの分割範囲のドライビングポジションを選択したかの割合を、第1車両のドライビングポジションの分割範囲毎に示す統計データを用意する。
この統計データは、複数のユーザが、第1車両と第2車両とで、それぞれ自分に適するドライビングポジションの分割範囲を選択した際の、両ドライビングポジションの分割範囲同士の関係を割合として示すものである。従って、第1車両において、対象ユーザがあるドライビングポジションの分割範囲を選択した場合、同様の分割範囲を選択した複数のユーザの中で、最も多数のユーザが選択した第2車両のドライビングポジションの分割範囲は、対象ユーザにとっても最適である可能性が高い。
このため、第1車両において、対象ユーザが実際に選択したドライビングポジションの分割範囲を検出することにより、統計データに従って、その対象ユーザに最適な第2車両におけるドライビングポジションを推定することができる。
請求項2に記載したように、記憶手段は、第2車両のドライビングポジションの各分割範囲が、対象ユーザに適する確率を示す推定尤度も記憶するものであり、推定手段は、第2車両のドライビングポジションの各分割範囲に対して記憶されている、第1車両において対象ユーザによって選択されたドライビングポジションの分割範囲に付与されている割合と、第2車両のドライビングポジションの各分割範囲に対して付与されている推定尤度との積をそれぞれ算出し、最も高い積に対応する第2車両のドライビングポジションの分割範囲を、対象ユーザに最も適する可能性が高い分割範囲として推定することが好ましい。
このように、第2車両のドライビングポジションの各分割範囲に対して、対象ユーザにとって最適な分割範囲である可能性を示す推定尤度も利用すると、対象ユーザ向けにカスタマイズされた推論によって、高精度に、その対象ユーザに最適なドライビングポジションの分割範囲を推定できる。
上述した推定尤度に関しては、請求項3に記載するように、記憶手段が、第2車両のドライビングポジションの各分割範囲に付与される推定尤度として、初期的に等しい推定尤度を記憶し、推定手段によって、第2車両のドライビングポジションの各々の分割範囲に対して、割合と推定尤度との積が算出される毎に、その積によって、当該第2車両のドライビングポジションの各分割範囲に付与された推定尤度を更新することが好ましい。このようにすれば、第1車両における乗車経験が増すごとに、第2車両のドライビングポジションの各分割範囲に付与される推定尤度が、対象ユーザ向けにカスタマイズされるように構成できる。
請求項4に記載したように、対象ユーザが第1車両に乗車して運転するときの運転環境を検出する第1運転環境検出手段と、対象ユーザが第2車両に乗車して運転するときの運転環境を検出する第2運転環境検出手段とを備え、推定手段は、第1運転環境検出手段が検出する運転環境を複数のグループに分類し、その分類されたグループに対してそれぞれ独立して、対象ユーザに最も適する可能性が高い第2車両のドライビングポジションの分割範囲を推定し、制御手段は、第2運転環境検出手段によって検出される運転環境に該当するグループに対して推定された前記分割範囲を選択して、その選択した分割範囲と一致するように、第2車両のドライビングポジションを制御することが好ましい。運転環境が異なると、対象ユーザが好むドライビングポジションも変化する可能性があるためである。例えば、第1及び第2の運転環境検出手段が検出する運転環境として、請求項5に記載するように、第1車両の外気温度、内気温度、運転している時間帯、及び運転継続時間などがある。
請求項6に記載するように、制御手段は、ドライビングポジションの制御として、運転席シートの複数の可動部を制御するようにしても良いし、さらに、請求項7,8に記載するように、ステアリングホイールの位置を制御したり、ドアミラー、フェンダーミラー、ルームミラーを含むミラーの角度を制御したりしても良い。これらの機器は、対象ユーザの身体的特徴に応じて調整されるべきものだからである。
請求項9に記載したように、記憶手段及び推定手段は、データ管理センターに設けられ、第1車両、第2車両及びデータ管理センターには、それぞれ、相互通信を行うための通信手段が設けられ、伝達手段は、第2車両及びデータ管理センターにそれぞれ設けられた通信手段によって構成することができる。このような構成においては、データ管理センターが、対象ユーザの第2車両における最適なドライビングポジションの分割範囲を演算し、第2車両に、その最適ドライビングポジションに関する情報を送信することができる。
この場合、請求項10に記載したように、データ管理センターは、車種情報、対象ユーザを特定するためのID情報、及びドライビングポジションの調整結果を示す調整結果情報を、各車両から収集することが可能になるので、それらの情報を収集して統計データを作成することが好ましい。このようにすれば、特別な手間を掛けることなく、統計データを作成することができる。ただし、統計データは、複数の被験者に、第1車両と第2車両に実際に乗車してもらい、そのときに調整されたドライビングポジションの分割範囲同士の関係を調べて、事前に作成しても良いことはもちろんである。
請求項11に記載したように、データ管理センターにおける推定手段は、各車両から収集した情報に基づいて統計データが作成されるまでは、第2車両のドライビングポジションの各分割範囲に対して、対応する第1車両のドライビングポジションの分割範囲を中心として、各分割範囲の割合が正規分布する仮統計データを用いて、対象ユーザに最も適する可能性が高い第2車両のドライビングポジションの分割範囲を推定することが好ましい。データ管理センターが複数のユーザから情報を収集して統計データを作成するには、ある程度の期間が必要となる場合もある。上述した仮統計データを用いることによって、その間においても、第2車両における好ましいドライビングポジションの分割範囲を推定することが可能になる。
請求項12に記載したように、記憶手段及び推定手段は、第1車両に設けられ、伝達手段は、第1車両及び第2車両と通信可能であって、第1車両の推定手段によって推定された、対象ユーザに最も適する可能性が高い第2車両のドライビングポジションの分割範囲を示す情報を保存するとともに、当該対象ユーザが第2車両に乗車する際に、保存された第2車両のドライビングポジションの分割範囲を示す情報を第2車両に通信する、対象ユーザによって保持される携帯機であっても良い。このような構成によれば、データ管理センターを介することなく、対象ユーザによってなされた第1車両でのドライビングポジションの調整結果に基づいて推定される最適な第2車両のドライビングポジションの分割範囲を、第2車両に伝達することが可能になる。
請求項13に記載するように、第1車両及び第2車両と、それぞれ相互通信を行うデータ管理センターを設け、データ管理センターは、車種情報、対象ユーザを特定するためのID情報、及びドライビングポジションの調整結果を示す調整結果情報を、各車両から収集して、統計データを作成して、第1車両へ送信し、第1車両は、送信された統計データを記憶手段に記憶するように構成しても良い。このように、第2車両における最適なドライビングポジションを推定するための統計データを第1車両に与えるために、データ管理センターを利用するようにしても良い。この場合、統計データが自動的に作成され、また統計データの更新も容易になるとのメリットがある。
この場合、請求項11と同様の理由から、請求項14に記載するように、第1車両における推定手段は、統計データがデータ管理センターから送信されて記憶手段に記憶されるまでは、第2車両のドライビングポジションの各分割範囲に対して、対応する第1車両のドライビングポジションの分割範囲を中心として、各分割範囲の割合が正規分布する仮統計データを用いて、対象ユーザに最も適する可能性が高い第2車両のドライビングポジションの分割範囲を推定するようにしても良い。
以下、本発明の実施の形態を、図面に基づいて説明する。図1は、本実施形態によるドライビングポジション調整システムの全体構成を示すブロック図である。本実施形態のドライビングポジション調整システムは、主に、車両1、データ管理センター20、及び車両1のユーザによって携帯される携帯機30とから構成される。
車両1には、当該車両1のユーザであるドライバーのドライビングポジションを調整するための各種の装置が設けられている。具体的には、図示しない運転席シートに対する調整を行うシート位置調整装置2、シート角度調整装置3、ヘッドレスト調整装置4が設けられるとともに、図示しないステアリングに対する調整を行うステアリング位置調整装置5及びステアリング角度調整装置6が設けられている。
シート位置調整装置2は、ユーザによるスイッチ操作などに応じて、運転席シートの前後方向における前後位置をモータ等の動力源を利用して調整するものである。シート角度調整装置3は、シート位置調整装置2と同様に、ユーザによるスイッチ操作などに応じて、運転席シートの背もたれ(シートバック)のリクライニング角度を調整するものである。ヘッドレスト調整装置4は、運転席シートのヘッドレストの高さを調整するものである。
なお、運転席シートの調整に関しては、上述した例に限られず、例えばシート座面の高さ位置を調節する座面位置調整装置、座面の前方部分の高さ位置を調節する座面前方部調整装置、背もたれに設けられたランバーサポートの位置を調整するランバーサポート調整装置などを設けても良い。さらに、これらの調整装置を任意に組み合わせて、シート調整を行っても良い。
ステアリング位置調整装置5は、ユーザによる操作などに応じて、モータなどを動力源として、ステアリングホイールの前後の位置を調整するものであり、ステアリング角度調整装置6は、ステアリングホイールの傾き角度を調整するものである。車両のドライバーは、このようなステアリングの前後位置や傾き角度を調整することにより、適切なドライビングポジションを得ることができる。
車両1には、ユーザであるドライバーが最適なドライビングポジションを設定したとき、その最適なドライビングポジションを検出するなどの目的のため、各種センサが設けられている。具体的には、運転席シートに関する設定を検出するために、運転席シートの前後位置を検出するシート位置センサ7、運転席シートの背もたれのリクライニング角度を検出するシート角度センサ8、ヘッドレストの高さを検出するヘッドレストセンサ9が設けられている。さらに、ステアリングに関する設定を検出するために、ステアリングホイールの前後位置を検出するステアリング位置センサ10、ステアリングの傾き角度を検出するステアリング角度センサ11が設けられている。
通信装置12は、後述するECU16から出力された各種データをデータ管理センター20へ送信する。また、データ管理センター20から送信された各種データをECU16へ出力する。さらに、通信装置12は、例えばBluetooth(登録商標)などの短距離無線通信機能も備え、ユーザによって携帯される携帯電話やICカードなどの携帯機30と通信することも可能である。
また、通信装置12は、ユーザを特定するためのユーザID情報,車両1の車種を示す車種情報などを記憶しており、データ管理センター20へECU16から出力された各種データを送信する際には、ユーザID情報及び車種情報を併せて送信する。なお、車両1が複数のユーザによって使用される場合には、予め複数ユーザの各々のユーザIDを通信装置12に登録しておき、実際に車両1を使用するユーザが自身のユーザIDを選択するようにしても良いし、各ユーザによってそれぞれ携帯される携帯機30にユーザID情報を保存しておき、通信装置12は、ユーザID情報を携帯機30との通信によって獲得するように構成しても良い。
ECU16は、ユーザにより、ドライビングポジションを調整するための操作が行われたときに、各種の調整装置2〜6に対して、ユーザ操作に応じた制御信号を出力する。これにより、ユーザが所望するドライビングポジションの調整が行われることになる。また、ECU16は、データ管理センター20から、対象ユーザの最適なドライビングポジションを示す情報を受信すると、そのドライビングポジション情報に従って、各種の調整装置2〜6に制御信号を出力する。さらに、ECU16は、ユーザによってドライビングポジションの調整が行われたときに、その調整位置や調整角度を各種のセンサ7〜11によって検出し、その検出結果を通信装置12を介してデータ管理センター20に送信する。
また、車両1は、車両1の運転環境を検出するためのセンサ群13を備えている。そのセンサ群13には、車両1の内外気温度を検出する温度センサ14、車両1を運転している時間帯や運転継続時間を算出するための内部時計15などが含まれる。
データ管理センター20は、対象ユーザが乗車した車両1(第1車両)で、その対象ユーザによってなされるドライビングポジション調整結果に基づいて、第1車両とは異なる車種の第2車両において、対象ユーザにとって最適なドライビングポジションを推定して、推定した最適なドライビングポジションを示す情報を第2車両へ送信するものである。より具体的に説明すると、データ管理センター20は、第1車両及び第2車両において、それぞれのドライビングポジションの可動範囲を複数の範囲に分割する。そして、第1車両において選択されたドライビングポジションの分割範囲に基づいて、第2車両における最適なドライビングポジションの分割範囲を推定する。この推定された分割範囲が第2車両に送信される最適なドライビングポジション情報となる。
データ管理センター20は、各車両1と通信するための通信装置21、第1車両におけるドライビングポジション調整結果に基づいて第2車両における最適ドライビングポジションの推論やその他の演算処理を行うECU22を備える。さらに、データ管理センター20は、ECU22が推論を行うために必要な、第1車両と第2車両とにおいて、同一ユーザが選択するドライビングポジションの関係を示す統計データ、及び第2車両のドライビングポジションの各分割範囲が、対象ユーザに適する確率を示す推定尤度を保存しているデータベース23を備えている。
次に、データ管理センター20にて実行される、第2車両における最適なドライビングポジションの分割範囲を推論する推論処理について説明する。この推論処理は、第1車両から、対象ユーザによって調整されたドライビングポジションに関する情報が受信される毎に実行される。なお、第2車両が未知である場合には、データ管理センターは、第2車両となりえる複数の車種を対象として、以下に説明する推論処理を行う。あるいは、第1車両からのドライビングポジション情報を保存しておき、対象ユーザによって第2車両の車種を特定する情報が送信されたり、対象ユーザが第2車両に乗車したタイミングで、第2車両としての車種を特定して、以下に示す推論処理を行っても良い。
図2は、データ管理センター20のECU22にて、推論処理を実行する際の推論モデルを説明するためのブロック図である。図2に示す図では、説明をわかりやすくするために、シート前後位置に関して、対象ユーザにとって最適な位置を推定により求める例について説明する。なお、シートの他の可動部やステアリングの高さや角度に関しても、以下に説明するシート前後位置の推論処理と同様の推論処理を実行することで、それぞれ最適な位置や角度を求めることができる。
データ管理センター20のECU22は、ベイズ推論を用いて推論処理を行う。このベイズ推論では、図2に示すように、被験者別の第1車両及び第2車両のシート前後位置の関係から作成された統計データ(事前確率)と、第2車両のシート前後位置の各分割範囲が対象ユーザに適する確率を示す推定尤度から推論モデルが構築される。
上述した事前確率及び推定尤度を設定するため、第1車両及び第2車両のシート前後位置の可動範囲が複数の範囲に分割されるが、図2に示す例では、第1車両及び第2車両ともに、分割範囲の数をNとしている。
上述した事前確率は、複数の被験者(ユーザ)が、第1車両と第2車両とで、それぞれ自分に適するシート前後位置を選択した際の、両シート前後位置の分割範囲同士の関係を割合として示すものである。従って、第1車両において、対象ユーザがあるシート前後位置の分割範囲を選択した場合、同様の分割範囲を選択した複数のユーザの中で、最も多数のユーザが選択した第2車両のシート前後位置の分割範囲は、その対象ユーザにとっても最適である可能性が高いといえる。従って、この事前確率を用いることにより、第1車両において、対象ユーザが実際に選択したシート前後位置の分割範囲に基づいて、その対象ユーザに適した第2車両におけるシート前後位置の分割範囲を推定することができる。
なお、事前確率は、複数の被験者に、第1車両と第2車両とに実際に乗車してもらい、そのときに調整されたシート前後位置の分割範囲同士の関係を調べて、事前に作成することができる。また、データ管理センター20は、各車両から、ユーザID情報、車種情報、ドライビングポジション情報を受信するので、この受信した各情報に基づいて、各車種間(第1車両と第2車両間)におけるシート前後位置などの事前確率を作成しても良い。このようにすれば、特別な手間を掛けることなく、統計データを作成することができる。具体的には、ユーザID情報が一致し、車種情報が異なる場合、それらのドライビングポジション情報は、異なる車種間におけるシート前後位置などの事前確率を作成するための基礎データとして用いることができる。このような基礎データが複数収集できれば、事前確立を作成(算出)することができる。
また、第2車両のシート前後位置の各分割範囲に対して付与される推定尤度は、対象ユーザにとって最適な分割範囲である確率を示すものである。このような推定尤度を利用することにより、各対象ユーザ向けにカスタマイズされた推論によって、高精度に、その対象ユーザに最適なシート前後位置の分割範囲を推定できる。なお、この推定尤度は、初期的には、シート前後位置の各分割範囲に対して等しい確率に設定されている。このため、最初の推論では、上述した事前確率にのみ基づいて、第2車両における最適なシート前後位置の分割範囲が求められることになる。
ECU22による推論処理は、上述した事前確率と推定尤度とからなる推論モデルに、実際に対象ユーザが調整した第1車両におけるシート前後位置の分割範囲を当て嵌めることによって実行される。例えば、図3に示すように、対象ユーザが、ドライビングポジションを調整して、第1車両において分割範囲“2”のシート前後位置を選択したとする。すると、ECU22は、第2車両のシート前後位置の各々の分割範囲“1”〜“N”に関して、第1車両において選択された分割範囲“2”に対して付与されている割合(確率)と、第2車両のシート前後位置の各分割範囲“1”〜“N”に対して付与されている推定尤度(1/N)との積(事後確率)をそれぞれ算出する。そして、最も大きい積(事後確率)に対応する第2車両のシート前後位置の分割範囲を、対象ユーザに最も適する可能性が高い分割範囲として推定する。図3に示す例では、第2車両のシート前後位置の分割範囲“2”に対応する積(事後確率)が最も大きくなるので、分割範囲“2”のシート前後位置が、最適位置として推定される。
このような、最適なシート前後位置を求めるための推論処理が実行されると、同時に、第2車両のシート前後位置の各分割範囲“1”〜“N”に付与されている推定尤度が更新される。すなわち、図3に示すように、第2車両のシート前後位置の各分割範囲“1”〜“N”に対して算出された事前確率と推定尤度の積(事後確率P)を、すべての積の合計(ΣP)で除算した値を新たな推定尤度とする。なお、積の合計ΣPでの除算は、各推定尤度の合計が1となるようにするためのものである。
このように、第2車両のシート前後位置の各分割範囲“1”〜“N”に付与される推定尤度として、初期的に等しい確率に設定しつつ、推論処理が行われる毎に、事前確率と推定尤度との積である事後確率Pに基づいて、第2車両のシート前後位置の各分割範囲“1”〜“N”に付与された推定尤度を更新すると、第1車両における対象ユーザの乗車経験が増すごとに、第2車両のシート前後位置の各分割範囲“1”〜“N”に付与される推定尤度が、その対象ユーザ向けにカスタマイズされる。この結果、その対象ユーザに最適なシート前後位置の分割範囲を高精度に推定できるようになる。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明は上述した実施形態に何ら制限されることなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲において、種々、変形して実施することができる。
例えば、上述した実施形態では、車両1の運転環境を検出するためのセンサ群13を備えている。このセンサ群13によって検出される運転環境を用いることで、さらに対象ユーザにとって好適なドライビングポジションを推定することも可能となる。具体的には、センサ群13によって検出される運転環境を複数のグループに分類し、その分類されたグループに対してそれぞれ独立して、対象ユーザに最も適する第2車両のドライビングポジションの分割範囲を推定する。
そして、対象ユーザが第2車両に乗車したときに、第2車両における運転環境を検出し、検出した運転環境が属するグループに対して推定されたの分割範囲を選択し、その分割範囲に対応するように、第2車両のドライビングポジションを自動的に調整する。
運転環境が異なると、対象ユーザが好むドライビングポジションも変化する可能性があるが、上記のようにすると、運転環境の変化に係わらず、第2車両のドライビングポジションを最適に制御することができる。
上述したように、センサ群13は、内外気温度を検出する温度センサ14、時間を計時する内部時計15を備えている。従って、複数のグループに分類される運転環境としては、例えば、車両の外気温度、内気温度、運転している時間帯、及び運転継続時間などがある。
上述した実施形態では、対象ユーザの最適なドライビングポジションを得るために、シート、ヘッドレスト及びステアリングの位置や角度を調整する例について説明したが、さらに、ドアミラー、フェンダーミラー、ルームミラーなどのミラー類の角度を調整するようにしても良い。シート、ステアリング、ミラーなどの機器は、対象ユーザの身体的特徴に応じて調整されるべきものだからである。
また、上述した実施形態においては、シートの前後位置に関して、第1車両の調整位置に基づいて、第2車両の最適位置を推定する例について説明し、他の調整対象についても、同様の推論処理を個別に行う例について説明した。しかしながら、複数の調整対象を組み合わせて、事前確率や推定尤度を設定し、同時に複数対象の最適分割範囲を求めることも可能である。このような例を図4に示す。
図4に示す例では、シートの前後位置、シートバックのリクライニング角度、及び座面高さ位置の3つのシート調整対象を組み合わせている。従って、第1車両及び第2車両における、3つの調整対象の可動範囲の分割数をそれぞれNとすると、その組み合せ数はNとなる。
この場合、第2車両のシートポジションの推定尤度は、これらの全ての組み合せ(1,1,1)〜(N,N,N)に対してそれぞれ付与された確率を含む。また、事前確率は、第2車両のシートポジションの全ての組み合せ(1,1,1)〜(N,N,N)の各々に対して、第1車両のシートポジションのすべての組み合せ(1,1,1)〜(N,N,N)についてそれぞれ付与された確率を含む。
また、上述した実施形態においては、データ管理センター20が、第1車両からドライビングポジション情報を受信し、それに基づいて、第2車両における最適なドライビングポジションを推定し、その推定情報を第2車両に送信するものであった。すなわち、第1車両と第2車両間において、情報を伝達する役割をデータ管理センター20が担っていた。
しかしながら、データ管理センター20を介することなく、第1車両にて調整されたドライビングポジションに基づいて、第2車両における最適なドライビングポジションを推定し、この推定情報を第2車両に伝達することも可能である。この場合、情報を伝達する役割は、対象ユーザによって保持される携帯機30が担う。また、第2車両における最適なドライビングポジションの推定は、第1車両となる車両1のECU16が行う。
この例についてさらに説明すると、第1車両となる車両1のECU16が、上述した推論処理を行うには、第1車両と第2車両とにおいて、同一ユーザが選択するドライビングポジションの関係を示す統計データ(事前確率)、及び第2車両のドライビングポジションの各分割範囲が対象ユーザに適する確率を示す推定尤度を記憶しておく必要がある。このため、図1に破線で示すように、車両1に、統計データ(事前確率)及び推定尤度を保存しておく記憶装置17を設ける。
この記憶装置17に保存される統計データ(事前確率)は、事前に作成されて記憶装置17に保存されても良いし、上述したデータ管理センター20にて、各車両から受信される情報に基づいて作成された後に車両1に送信されて、車両1の記憶装置17に保存されるものであっても良い。
第1車両となる車両1のECU16は、対象ユーザが車両1に乗車する毎に、各種のセンサ7〜11によって対象ユーザのドライビングポジションの分割範囲を検出する。そして、検出したドライビングポジションの分割範囲を、上述した統計データ(事前確立)と推定尤度とからなる推論モデルに当て嵌めて、第2車両における最適なドライビングポジションの分割範囲を推定演算するとともに、推定尤度の更新を行う。推定演算された第2車両における最適なドライビングポジションの分割範囲及びそのドライビングポジションが適用される第2車両としての車種情報が、通信装置12から携帯機30に送信されて保持される。
このような携帯機30を携帯した対象ユーザが第2車両に乗車すると、第2車両である車両1の通信装置12と携帯機30が通信を行い、携帯機30に保存されている第2車両における最適なドライビングポジションの分割範囲が、第2車両のECU16に送信される。但し、このとき、ECU16は、携帯機30に保存されているドライビングポジションの分割範囲が、自車両に対するものか否かを双方の車種情報に基づいて判断し、合致している場合に、そのドライビングポジションの分割範囲に基づいて、シート、ステアリング、ミラー等の機器を制御する。
また、上述した実施形態や変形例において、データ管理センター20が、各車両1からユーザID情報、車種情報、及びドライビングポジション情報を受信して、その受信した情報から、上述した統計データ(事前確率)を作成する場合、統計データ(事前確率)が作成されるまでにある程度の期間が必要となる場合もある。このような場合、あらゆる車種間の組み合せに用いることが可能な仮統計データを用意しておき、真の統計データが作成されるまでは、その仮統計データを用いて、第2車両における好ましいドライビングポジションの分割範囲を推定するようにしても良い。
あらゆる車種間の組み合せに用いることが可能な仮統計データは、第2車両のドライビングポジションの各分割範囲に対して、対応する第1車両のドライビングポジションの分割範囲を中心として、各分割範囲の割合が正規分布するように設定すれば良い。
本実施形態によるドライビングポジション調整システムの全体構成を示すブロック図である。 第1車両のシート前後位置に基づいて、第2車両における最適なシート前後位置を推定するための推論処理を行う推論モデルを説明するためのブロック図である。 図2に示す推論モデルにおける動作、及び推論処理の結果に基づいて実行される、推定尤度の更新動作を説明するための説明図である。 変形例による、推論モデルを示すブロック図である。
符号の説明
1:車両
2:シート位置調整装置
3:シート角度調整装置
4:ヘッドレスト調整装置
5:ステアリング位置調整装置
6:ステアリング角度調整装置
7:シート位置センサ
8:シート角度センサ
9:ヘッドレストセンサ
10:ステアリング位置センサ
11:ステアリング角度センサ
12:通信装置
16:ECU
20:データ管理センター

Claims (14)

  1. 対象ユーザが乗車した第1車両におけるドライビングポジション調整結果に基づいて、前記第1車両とは異なる車種の第2車両におけるドライビングポジションを前記対象ユーザに適するように自動的に調整するドライビングポジション調整システムであって、
    前記第1車両のドライビングポジションと前記第2車両のドライビングポジションとの可動範囲をそれぞれ複数の範囲に分割し、前記第2車両のドライビングポジションの各分割範囲に対して、該当する分割範囲のドライビングポジションを選択するユーザが、前記第1車両にて、いずれの分割範囲のドライビングポジションを選択したかの割合を、前記第1車両のドライビングポジションの分割範囲毎に示す統計データを記憶する記憶手段と、
    前記対象ユーザが前記第1車両に乗車したとき、当該第1車両において対象ユーザによって選択されたドライビングポジションの分割範囲を検出する検出手段と、
    前記検出手段によって検出されたドライビングポジションの分割範囲と、前記記憶手段に記憶された統計データとに基づいて、前記対象ユーザに最も適する可能性が高い前記第2車両のドライビングポジションの分割範囲を推定する推定手段と、
    前記推定手段によって推定されたドライビングポジションの分割範囲を、前記第2車両に伝達する伝達手段と、
    前記伝達手段によって伝達されたドライビングポジションの分割範囲と一致するように、前記第2車両のドライビングポジションを制御する制御手段とを備えることを特徴とするドライビングポジション調整システム。
  2. 前記記憶手段は、前記第2車両のドライビングポジションの各分割範囲が、対象ユーザに適する確率を示す推定尤度も記憶するものであり、
    前記推定手段は、前記第2車両のドライビングポジションの各分割範囲に対して記憶されている、前記第1車両において対象ユーザによって選択されたドライビングポジションの分割範囲に付与されている割合と、前記第2車両のドライビングポジションの各分割範囲に対して付与されている推定尤度との積をそれぞれ算出し、最も高い積に対応する前記第2車両のドライビングポジションの分割範囲を、前記対象ユーザに最も適する可能性が高い分割範囲として推定することを特徴とする請求項1に記載のドライビングポジション調整システム。
  3. 前記記憶手段は、前記第2車両のドライビングポジションの各分割範囲に付与される前記推定尤度として、初期的に等しい推定尤度を記憶し、前記推定手段によって、前記第2車両のドライビングポジションの各々の分割範囲に対して、前記割合と前記推定尤度との積が算出される毎に、その積によって、当該第2車両のドライビングポジションの分割範囲に付与された推定尤度を更新することを特徴とする請求項2に記載のドライビングポジション調整システム。
  4. 前記対象ユーザが前記第1車両に乗車して運転するときの運転環境を検出する第1運転環境検出手段と、
    前記対象ユーザが前記第2車両に乗車して運転するときの運転環境を検出する第2運転環境検出手段とを備え、
    前記推定手段は、前記第1運転環境検出手段が検出する運転環境を複数のグループに分類し、その分類されたグループに対してそれぞれ独立して、前記対象ユーザに最も適する可能性が高い前記第2車両のドライビングポジションの分割範囲を推定し、
    前記制御手段は、前記第2運転環境検出手段によって検出される運転環境に該当するグループに対して推定された前記分割範囲を選択して、その選択した分割範囲と一致するように、前記第2車両のドライビングポジションを制御することを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載のドライビングポジション調整システム。
  5. 前記第1及び第2運転環境検出手段は、前記運転環境として、前記第1車両の外気温度、内気温度、運転している時間帯、及び運転継続時間の少なくとも1つを検出することを特徴とする請求項4に記載のドライビングポジション調整システム。
  6. 前記制御手段は、前記ドライビングポジションの制御として、運転席シートの複数の可動部を制御することを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれかに記載のドライビングポジション調整システム。
  7. 前記制御手段は、前記ドライビングポジションの制御として、ステアリングホイールの位置を制御することを特徴とする請求項6に記載のドライビングポジション調整システム。
  8. 前記制御手段は、前記ドライビングポジションの制御として、ドアミラー、フェンダーミラー、ルームミラーを含むミラーの角度を制御することを特徴とする請求項6又は請求項7に記載のドライビングポジション調整システム。
  9. 前記記憶手段及び推定手段は、データ管理センターに設けられ、
    前記第1車両、第2車両及びデータ管理センターには、それぞれ、相互通信を行うための通信手段が設けられ、前記伝達手段は、前記第2車両及び前記データ管理センターにそれぞれ設けられた通信手段によって構成されることを特徴とする請求項1に記載のドライビングポジション調整システム。
  10. 前記データ管理センターは、車種情報、対象ユーザを特定するためのID情報、及びドライビングポジションの調整結果を示す調整結果情報を、各車両から収集して、前記統計データを作成し、前記記憶手段に記憶することを特徴とする請求項9に記載のドライビングポジション調整システム。
  11. 前記データ管理センターにおける推定手段は、各車両から収集した情報に基づいて前記統計データが作成されるまでは、前記第2車両のドライビングポジションの各分割範囲に対して、対応する前記第1車両のドライビングポジションの分割範囲を中心として、各分割範囲の割合が正規分布する仮統計データを用いて、対象ユーザに最も適する可能性が高い前記第2車両のドライビングポジションの分割範囲を推定することを特徴とする請求項10に記載のドライビングポジション調整システム。
  12. 前記記憶手段及び推定手段は、前記第1車両に設けられ、
    前記伝達手段は、前記第1車両及び前記第2車両と通信可能であって、前記第1車両の推定手段によって推定された、前記対象ユーザに最も適する可能性が高い前記第2車両のドライビングポジションの分割範囲を示す情報を保存するとともに、当該対象ユーザが前記第2車両に乗車する際に、保存された前記第2車両のドライビングポジションの分割範囲を示す情報を前記第2車両に通信する、前記対象ユーザによって保持される携帯機であることを特徴とする請求項1に記載のドライビングポジション調整システム。
  13. 前記第1車両及び第2車両と、それぞれ相互通信を行うデータ管理センターを設け、
    前記データ管理センターは、車種情報、対象ユーザを特定するためのID情報、及びドライビングポジションの調整結果を示す調整結果情報を、各車両から収集して、前記統計データを作成して、前記第1車両へ送信し、
    前記第1車両は、送信された統計データを前記記憶手段に記憶することを特徴とする請求項12に記載のドライビングポジション調整システム。
  14. 前記第1車両における推定手段は、前記統計データが前記データ管理センターから送信されて前記記憶手段に記憶されるまでは、前記第2車両のドライビングポジションの各分割範囲に対して、対応する前記第1車両のドライビングポジションの分割範囲を中心として、各分割範囲の確率が正規分布する仮統計データを用いて、対象ユーザに最も適する可能性が高い前記第2車両のドライビングポジションの分割範囲を推定することを特徴とする請求項13に記載のドライビングポジション調整システム。
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