JPH09123924A - ドライビングポジション自動調整システム - Google Patents

ドライビングポジション自動調整システム

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JPH09123924A
JPH09123924A JP7285250A JP28525095A JPH09123924A JP H09123924 A JPH09123924 A JP H09123924A JP 7285250 A JP7285250 A JP 7285250A JP 28525095 A JP28525095 A JP 28525095A JP H09123924 A JPH09123924 A JP H09123924A
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JP
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drive position
key
driver
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Application number
JP7285250A
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Inventor
Shiro Nakamura
司朗 中村
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Marelli Corp
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Calsonic Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 各運転者に合ったドライブポジションを自動
的に設定しうる「ドライビングポジション自動調整シス
テム」を提供する。 【解決手段】 トランスポンダ式イモビライザーで使用
されるキーのIDコードを利用して、キーをキーシリン
ダに差し込んでACCへ回すだけで、運転者の好みに応
じたドライブポジション(運転席シート、ステアリング
位置、ドアミラー、ルームミラー)を自動設定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ドライビングポジ
ション自動調整システムに関し、特に、エンジン不正始
動防止装置などで使用されるキーのIDコードを利用し
てキーの所持人に合ったドライブポジションを自動的に
設定できるようにしたものである。
【0002】
【従来の技術】たとえば、不正規のキーによるエンジン
の始動を不可能にして自動車の盗難防止を図る技術とし
て、エンジン不正始動防止装置(またはイモビライザー
ともいう。)と呼ばれるものがある。
【0003】かかる技術の一例として、たとえば、トラ
ンスポンダ素子を用いたエンジン不正始動防止装置(ト
ランスポンダ式イモビライザー)を例にとると、このト
ランスポンダ式イモビライザーは、IDコードを記憶し
たICチップ(トランスポンダ素子)をキーの中に埋め
込んでおき、ICチップから発信されるIDコードをキ
ーシリンダの近傍位置に設けたアンテナを介して読み取
り、読み取ったIDコードをあらかじめ記憶されている
IDコードと照合して、それらが一致したときにのみエ
ンジンの始動を可能とするように構成されている。した
がって、仮に合鍵を作った場合でも、IDコードが知ら
れない限り、エンジンを始動させることはできない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このように、トランス
ポンダ式イモビライザーのキーに記憶されているIDコ
ードは、IDコードの照合結果によりエンジンを始動さ
せるかどうかの判断に利用されており、従来は、このよ
うなセキュリティー以外の用途、たとえば、ドライビン
グポジション(単にドライブポジションともいう。)の
自動設定という利便性(コンビーニエンス)の向上の面
では利用されてこなかった。
【0005】なお、従来のドライビングポジション自動
調整システム(オートドライビングポジションシステ
ム)は、一般に、あらかじめ運転者の好みに応じたドラ
イブポジションをメモリに記憶しておき、所定のスイッ
チ操作により、運転者自身が設定したドライブポジショ
ンを自動的に設定するように構成されている。
【0006】本発明は、トランスポンダ式イモビライザ
ーなどの商品性を高めるためになされたものであり、キ
ーのIDコードを利用してキーの所持人に合ったドライ
ブポジションを自動的に設定することができるドライビ
ングポジション自動調整システムを提供することを目的
とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明は、キーに装着され、IDコードを記憶した読
出し/書込み自在のトランスポンダ素子と、キーシリン
ダの近傍位置に設けられたアンテナと、前記トランスポ
ンダ素子に記憶されているIDコードを前記アンテナを
介して読み取り、読み取ったIDコードをあらかじめ記
憶されているIDコードと照合して、それらが一致した
ときにそのIDコードを含む制御信号を出力する第1制
御手段と、IDコードと関係を持たせて運転者のドライ
ブポジションを記憶する記憶手段と、前記第1制御手段
から前記制御信号を入力したときに、当該制御信号に含
まれるIDコードに対応するドライブポジションを前記
記憶手段から読み出し、読み出したドライブポジション
となるように所定のドライブポジション調整機構を制御
する第2制御手段とを有することを特徴とする。
【0008】このように構成された本発明にあっては、
キーをキーシリンダに差し込むことによりアンテナの近
傍にトランスポンダ素子がくると、第1制御手段は、ト
ランスポンダ素子に記憶されているIDコードをアンテ
ナを介して読み取り、読み取ったIDコードをあらかじ
め記憶されているIDコードと照合して、それらが一致
したときにそのIDコードを含む制御信号を出力する。
記憶手段は、あらかじめ、IDコードと関係を持たせて
キーの所持人(運転者)の好みに応じたドライブポジシ
ョンを記憶している。第2制御手段は、第1制御手段か
ら前記制御信号を入力したときに、当該制御信号に含ま
れるIDコードに対応するドライブポジションを記憶手
段から読み出し、読み出したドライブポジションとなる
ように所定のドライブポジション調整機構を制御する。
すなわち、運転者がキーをキーシリンダに差し込みキー
スイッチをONするだけで当該運転者に合ったドライブ
ポジションが自動的に設定されるので、利便性が向上す
る。
【0009】また、自動車の普及の著しい欧米諸国で
は、自動車1台に対して複数(たとえば、家族全員)の
キーを持つことが一般的であるため、たとえば、上記の
トランスポンダ式イモビライザーにおいては、通常、複
数のIDコードを設定し登録できるようになっている。
したがって、本発明のようにキーのIDコードを利用し
て運転者の識別を行い、運転者の好みに応じたドライブ
ポジションを自動的に設定できるようにすれば、自動車
の盗難防止というセキュリティーと運転者の好みに応じ
たドライブポジションの自動設定という利便性(コンビ
ーニエンス)とを兼ね備えたものとなり、商品性が向上
する。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1は、本発明にかかるドライビ
ングポジション自動調整システムをエンジン不正始動防
止装置に適用したシステムの一例を示す概略構成図であ
る。
【0011】ここに示すエンジン不正始動防止装置は、
従来のトランスポンダ式イモビライザーとまったく同じ
であり、大別して、使用者を識別するためのIDコード
を記憶するICチップ(トランスポンダ素子)1を中に
埋め込んだキー2と、ICチップ1との間で通信を行う
ためのアンテナ3と、このアンテナ3を介してICチッ
プ1との間でデータの送受信などを行う第1制御手段と
しての受信機4と、エンジンの始動などを総合的に制御
するエンジン集中電子制御システム5とから構成されて
いる。
【0012】トランスポンダ素子1は、周知のように、
通信機能と記憶機能を有し、自ら電源を持たずに外部磁
界からのエネルギーを受けて非接触でデータの送受信を
行うものであって、たとえば、アンテナ(コイル)、コ
ンタクトレスインタフェース、アクセスコントロール、
EEPROMなどから構成されている。EEPROMは
記憶内容を電気的に書き替え可能な不揮発性メモリであ
って、IDコードとして後述するローリングIDコード
を記憶している。このように構成されたトランスポンダ
素子1は、内蔵アンテナを介して外部から一定の周波数
(たとえば、125kHz)の磁界エネルギーを受ける
と起動し、同じく内蔵アンテナを介してEEPROMに
記憶されているIDコードを送信しまた外部から受信し
た新しいIDコードをEEPROMに更新登録する機能
を有している。
【0013】アンテナ3はキースイッチ6を構成するキ
ーシリンダ7の近傍位置に設けられている。アンテナ3
は、前記ICチップ1との間で通信を行うものであるた
め、数cm(たとえば、2〜3cm)程度の電波到達距離を
確保できるものであればよい。キースイッチ6は、キー
2を差し込んだだけのオフ(OFF)位置と、電装品に
電力を供給するアクセサリー(ACC)位置と、エンジ
ンを始動させるイグニッション(IG)位置と、エンジ
ン始動時にスタータモータを回転させるスタート(ST
ART)位置とを有し、キー2をキーシリンダ7に差し
込んで各ポジションまで手で回すように構成されてい
る。
【0014】受信機4は、アンテナ3からICチップ1
起動用の磁界エネルギー(125kHz)を発生させる
機能、アンテナ3を介してICチップ1との間でIDコ
ードを含む信号のやり取りを行う機能、システムの各部
を制御する機能、IDコードが一致したときに乱数を発
生させて書き替え用のローリングIDコードを作成する
機能などを有し、こうした各種機能を実現するための回
路構成を有している。たとえば、図示しないが、受信機
4は、送受信回路とEEPROMと制御回路とを有して
いる。送受信回路は、アンテナ3に所定の磁界を発生さ
せたりIDコードのデータを送信するための信号処理を
行い、また、アンテナ3で受信した信号を入力処理(増
幅、整形など)する。EEPROMは、ICチップ1か
ら送られてくるIDコードを照合するためのIDコード
を記憶している。制御回路は、送受信回路、EEPRO
Mなどを制御するとともに、IDコードを照合してエン
ジン集中電子制御システム5や後述するドライブポジシ
ョンコントロールユニットにそれぞれ指令信号を出力し
たり、ローリングIDコードを発生したり等の処理を行
う。
【0015】エンジン集中電子制御システム5は、従来
のそれと同じであって、受信機4(具体的には制御回
路)からの指令信号(エンジンロック信号/エンジンア
ンロック信号)によってソフトウェア上でエンジンの始
動制御をロック/アンロックする機能(ソフトウェアロ
ック機能)を有している。エンジン集中電子制御システ
ム5がソフトウェアロック状態にあれば、キースイッチ
6からイグニッション(IG)信号またはスタート(S
TART)信号を入力してもエンジン集中電子制御シス
テム5はエンジンの始動制御を行わず、エンジンは始動
しない。
【0016】1台の自動車については複数(たとえば、
3個)のキー2が登録可能である。登録された各キー2
のICチップ1にはそれぞれ異なるIDコードが記憶さ
れ、受信機4(具体的にはEEPROM)には登録され
たキー2のIDコードがすべて記憶されている。ここで
は、たとえば、3個のキー2a、2b、2cを登録し、
それぞれのキー2a〜2cをAさん、Bさん、Cさんの
3人が単独で使用する場合を考える。
【0017】また、本案では、上記のエンジン不正始動
防止装置にドライビングポジション自動調整装置が付加
されている。このドライビングポジション自動調整装置
は、大別して、ドライブポジションを手動で操作したり
希望のドライブポジションを記憶させたりするための各
種スイッチが設けられたスイッチユニット8と、後述す
るドライブポジション調整機構を制御する第2制御手段
としてのドライブポジションコントロールユニット9
と、ドライブポジションを設定するための各種のドライ
ブポジション調整機構10〜13とから構成されてい
る。スイッチユニット8には、ドライブポジションを手
動で操作するための操作スイッチのほか、自己の設定し
たドライブポジションに自動調整する自動調整モードの
ON/OFFを選択するモード切替スイッチ、ドライブ
ポジションを記憶させるときに使用する登録スイッチな
どが設けられている。
【0018】ここでは、ドライブポジション調整機構と
して、たとえば、運転席シートを調整する運転席シート
調整機構10、ステアリングポジションを調整するステ
アリング位置調整機構11、左右のドアミラーの鏡面を
調整するドアミラー調整機構12、および、ルームミラ
ーの鏡面を調整するルームミラー調整機構13が設けら
れている。より詳細には、運転席シート調整機構10
は、運転席シートを前後各方向にスライドさせる機構
(スライドモータ、スライドセンサ、スライドリミット
スイッチなど)、運転席シートをリクライニング(前傾
/後傾)させる機構(リクライニングモータ、リクライ
ニングセンサ、リクライニングリミットスイッチな
ど)、運転席シートの前端部および後端部のリフター量
を調整する機構(前端部リフターモータ、前端部リフタ
ーセンサ、前端部リフターリミットスイッチ、後端部リ
フターモータ、後端部リフターセンサ、後端部リフター
リミットスイッチなど)、および、運転席のヘッドレス
トを上下に調整する機構(ヘッドレストリフターモー
タ、ヘッドレストリフターセンサ、ヘッドレストリフタ
ーリミットスイッチなど)を有し、ステアリング位置調
整機構11は、ステアリングのチルトを調整する機構
(チルトモータ、チルトセンサなど)と、ステアリング
のテレスコピックを調整する機構(テレスコピックモー
タ、テレスコピックセンサなど)を有している。また、
ドアミラー調整機構12は、左側と右側の各ドアミラー
の鏡面を上下、左右に調整するための左側ミラーモー
タ、左側ミラーセンサ、右側ミラーモータ、右側ミラー
センサなどを有し、ルームミラー調整機構13は、ルー
ムミラーの鏡面を上下、左右に調整するためのミラーモ
ータ、ミラーセンサなどを有している。上記の各機構を
構成するモータは駆動用であり、センサは位置検出用で
あり、リミットスイッチは範囲を制限するためのもので
ある。
【0019】ドライブポジションコントロールユニット
9は、各センサ、スイッチからの入力データを処理し
て、各機構のモータを制御する。また、ドライブポジシ
ョンコントロールユニット9は記憶手段としてのメモリ
14を内蔵しており、運転者自身の設定した最適なドラ
イブポジション(運転席シート、ステアリング位置、ド
アミラー、ルームミラー)を記憶している。ここでは、
3名分(Aさん、Bさん、Cさん)の記憶が可能であ
り、それぞれ自身が所持するキー2a〜2cのIDコー
ドと関係を持たせて記憶されている。すなわち、Aさん
の所持するキー2aのIDコードにはAさん用のドライ
ブポジションが記憶され、Bさんの所持するキー2bの
IDコードにはBさん用のドライブポジションが記憶さ
れ、Cさんの所持するキー2cのIDコードにはCさん
用のドライブポジションが記憶されている。後述するよ
うに各運転者のドライブポジションの登録は変更可能で
ある。ドライブポジションコントロールユニット9は、
受信機4からIDコードを含む制御信号を入力すると、
その制御信号に含まれるIDコードに対応するドライブ
ポジションをメモリ14から読み出し、読み出したドラ
イブポジションとなるように各調整機構10〜13を制
御する。なお、メモリ14は、上記した運転時のドライ
ブポジション(復帰位置)だけでなく、乗降時の退避位
置をも記憶している。たとえば、運転者が車から降りよ
うとするときには、運転席はシートスライドが後退し、
ステアリングはチルトがはね上げ位置、テレスコピック
が最前位置となるように構成されている。
【0020】図2は、上記のように構成された本システ
ムの動作を示すフローチャートである。なお、イモビラ
イザーとしての本システムの動作は従来のものと同じで
あるから、概略を説明するにとどめる。
【0021】まず、受信機4は、キー2がキーシリンダ
7に差し込まれた状態においてキースイッチ6がアクセ
サリー(ACC)位置に回されたかどうかを判断し(ス
テップS1)、NOであれば待機するが、YESであれ
ば、キー2内のICチップ1と通信し、ICチップ1か
ら発信された信号に含まれるIDコードを受け取る(ス
テップS2)。その後、読み取ったIDコードを自身の
EEPROMに記憶されているIDコードと照合してそ
れらが一致するかどうかを判断し(ステップS3)、I
Dコードが一致する場合には、現在のIDコードを新し
いIDコードに書き替えるべく、新しいIDコードを作
成し(ローリングIDコード)(ステップS4)、自身
のEEPROMに記憶されているIDコードを新しいI
Dコードに更新登録するとともに、アンテナ3から新し
いIDコードを送信してICチップ1のIDコードを新
しいIDコードに更新登録する(ステップS5)。そし
て、ICチップ1のIDコードが正常に書き替えられた
ことを確認した後、エンジン集中電子制御システム5の
ソフトウェアロックを解除する信号をエンジン集中電子
制御システム5に出力する(ステップS6)。これによ
り、エンジン集中電子制御システム5はソフトウェアロ
ックを解除するので、キー2をイグニッション(IG)
位置またはスタート(START)位置に回すことによ
って実際にエンジンを始動させることができる。
【0022】また、IDコードが一致した場合、受信機
4は、その一致したIDコードを含む制御信号をドライ
ブポジションコントロールユニット9に出力する。ドラ
イブポジションコントロールユニット9は、スイッチユ
ニット8に設けられたモード切替スイッチによりドライ
ブポジション自動調整モードが選択されているかどうか
を判断し(ステップS7)、自動調整モードが選択され
ている場合には、さらに、入力した制御信号に含まれる
IDコードにより、キーシリンダ7に差し込まれたキー
2がAさんのキー2aか、Bさんのキー2bか、それと
もCさんのキー2cかを判断する(ステップS8、ステ
ップS9)。Aさんのキー2aであれば、メモリ14か
らAさん用のドライブポジションを読み出し、読み出し
たAさん用ドライブポジションとなるように各調整機構
10〜13を制御し(ステップS10)、Bさんのキー
2bであれば、メモリ14からBさん用のドライブポジ
ションを読み出し、読み出したBさん用ドライブポジシ
ョンとなるように各調整機構10〜13を制御し(ステ
ップS11)、Cさんのキー2cであれば、メモリ14
からCさん用のドライブポジションを読み出し、読み出
したCさん用ドライブポジションとなるように各調整機
構10〜13を制御する(ステップS12)。これによ
って、Aさん、Bさん、Cさんはそれぞれ自身の所持す
るキー2a〜2cをキーシリンダ7に差し込みACCを
ONにするだけで、自分の設定した最適なドライブポジ
ションを自動的に設定することができる。なお、メモリ
14に当該キー2のIDコードに対応するドライブポジ
ションが記憶されていない場合には、ステップS10〜
ステップS12の処理は行われないので、下記の登録処
理を行っておく必要がある。
【0023】自動調整モードが選択されていない場合
(ステップS7)またはドライブポジションの自動調整
を終えた場合(ステップS10〜ステップS12)に
は、さらに、ステップS13で、スイッチユニット8に
設けられた操作スイッチが操作されているかどうかを判
断する。この判断の結果としてYESであれば、運転者
は、手動で自分の好みに応じたドライブポジションを設
定していることになるので(ステップS14)、スイッ
チユニット8に設けられた登録スイッチがONされるこ
とを待って(ステップS15)、運転者により設定され
たドライブポジションを現在使用されているキー2のI
Dコードと関係を持たせてメモリ14に記憶する(ステ
ップS16)。このようにして、ドライブポジションの
設定または変更の登録が行われる。これに対し、ステッ
プS13の判断の結果としてNOの場合は、ドライブポ
ジションの登録は行われず、一連の処理を終了する。
【0024】一方、ステップS3の判断の結果としてI
Dコードが一致しない場合には、NGである旨の表示を
行い(ステップS17)、ただちに一連の処理を終了す
る。この場合には、エンジン集中電子制御システム5は
ソフトウェアロックがかかった状態にあり、キー2を回
してもエンジンは始動しない。また、ドライブポジショ
ンの自動調整も行われない。
【0025】したがって、本案によれば、トランスポン
ダ式イモビライザーで使用されるキー2のIDコードを
利用して運転者に合ったドライブポジション(運転席シ
ート、ステアリング位置、ドアミラー、ルームミラー)
を自動的に設定するようにしたので、従来のように専用
のスイッチ操作を必要とせず、キー2をキーシリンダ7
に差し込んでACCへ回すだけで運転者の好みに応じた
ドライブポジションに設定することができるようにな
り、利便性の向上とともに、機能付加によるトランスポ
ンダ式イモビライザーの商品性が向上する。
【0026】なお、ここでは、本発明をトランスポンダ
式イモビライザーに適用した場合を例にとって説明した
が、これに限定されないことはもちろんである。たとえ
ば、キーにIDコードを記憶させたシステムであればど
のようなものであってもよく、また、キーにIDコード
を記憶させて本発明自体を単独で構成することも可能で
ある。
【0027】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、運
転者がキーをキーシリンダに差し込みキースイッチをO
Nするだけで運転者に合ったドライブポジションが自動
的に設定されるので、利便性が向上する。また、本発明
をキーにIDコードを記憶させた他のシステムに付加す
ることにより、商品性の向上が図られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明にかかるドライビングポジション自動
調整システムをエンジン不正始動防止装置に適用したシ
ステムの一例を示す概略構成図
【図2】 図1に示すシステムの動作を示すフローチャ
ート
【図3】 図2に続くフローチャート
【符号の説明】
1…ICチップ(トランスポンダ素子) 2…キー 3…アンテナ 4…受信機(第1制御手段) 6…キースイッチ 7…キーシリンダ 9…ドライブポジションコントロールユニット(第2制
御手段) 10…運転席シート調整機構(ドライブポジション調整
機構) 11…ステアリング位置調整機構(ドライブポジション
調整機構) 12…ドアミラー調整機構(ドライブポジション調整機
構) 13…ルームミラー調整機構(ドライブポジション調整
機構) 14…メモリ(記憶手段)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 キー(2)に装着され、IDコードを記
    憶した読出し/書込み自在のトランスポンダ素子(1)
    と、 キーシリンダ(7)の近傍位置に設けられたアンテナ
    (3)と、 前記トランスポンダ素子(1)に記憶されているIDコ
    ードを前記アンテナ(3)を介して読み取り、読み取っ
    たIDコードをあらかじめ記憶されているIDコードと
    照合して、それらが一致したときにそのIDコードを含
    む制御信号を出力する第1制御手段(4)と、 IDコードと関係を持たせて運転者のドライブポジショ
    ンを記憶する記憶手段(14)と、 前記第1制御手段(4)から前記制御信号を入力したと
    きに、当該制御信号に含まれるIDコードに対応するド
    ライブポジションを前記記憶手段(14)から読み出
    し、読み出したドライブポジションとなるように所定の
    ドライブポジション調整機構(10〜13)を制御する
    第2制御手段(9)と、 を有することを特徴とするドライビングポジション自動
    調整システム。
JP7285250A 1995-11-01 1995-11-01 ドライビングポジション自動調整システム Pending JPH09123924A (ja)

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