JP2021051630A - 運転者評価システム - Google Patents
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Abstract
【課題】運転者を円滑かつ適切に評価できる運転者評価システムを提供すること。【解決手段】運転者評価システム1に、運転者が運転する車両2と、車両2に設けられ、車両2に乗車する利用者の感情に関する感情情報を取得する心拍センサ24と、心拍センサ24と通信可能な外部サーバ3と、外部サーバ3に設けられ、感情情報に基づいて運転者を評価する第2制御部30とを備え、外部サーバ3に、評価手段による評価結果を、外部端末4がアクセス可能となるように格納する。【選択図】図1
Description
本発明は、運転者評価システムに関する。
タクシーなどの旅客自動車運送事業において、利用者がサービスの利用後に運転手を評価し、その評価結果を他の利用者のために公開することが知られている。
例えば、タクシー利用者によるタクシー運転手の人的評価がデータベース化され、その評価を基に、利用者が運転手を選択するタクシーキャッチシステムが提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
しかし、特許文献1に記載のシステムでは、利用者が、タクシーの利用後に運転手を評価して、その人的評価をシステム管理センタに送信する必要があり、作業が煩雑である。
また、利用者は主観に基づいて運転手を評価するので、各利用者において評価基準が異なる。さらに、利用者により人的評価が意図的に操作されるおそれもある。そのため、運転手に対する評価が、運転手が実際に提供したサービスの品質と適切に対応しない場合がある。
本発明は、運転者を円滑かつ適切に評価できる運転者評価システムを提供する。
本発明[1]は、運転者が運転する車両と、前記車両に設けられ、前記車両に乗車する利用者の感情に関する感情情報を取得する感情取得手段と、前記感情取得手段と通信可能な外部サーバと、前記車両または前記外部サーバに設けられ、前記感情情報に基づいて前記運転者を評価する評価手段と、を備え、前記外部サーバは、前記評価手段による評価結果を、外部端末がアクセス可能となるように格納している、運転者評価システムを含んでいる。
本発明[2]は、前記感情取得手段は、前記利用者の心拍に関する心拍情報を前記感情情報として取得する、上記[1]に記載の運転者評価システムを含んでいる。
本発明の運転者評価システムによれば、感情取得手段が利用者の感情に関する感情情報を取得し、評価手段が感情情報に基づいて運転者を評価する。そのため、利用者が主観に基づいて運転者を評価する必要がなく、運転者は、利用者の感情を一定の基準として評価される。その結果、運転者を円滑かつ適切に評価できる。
そして、外部サーバが、運転者の評価結果を、外部端末によりアクセス可能となるように格納する。そのため、車両の利用希望者は、外部端末を介して、運転者の評価結果を取得でき、運転手を選択するときの指標とすることができる。
1.第1実施形態
<運転者評価システム>
図1を参照して、本発明の第1実施形態としての運転者評価システム1について説明する。
<運転者評価システム>
図1を参照して、本発明の第1実施形態としての運転者評価システム1について説明する。
図1に示すように、運転者評価システム1は、利用者を運送する車両の運転者を、利用者の感情に基づいて評価し、その評価結果を他の利用希望者がアクセス可能となるように格納する。
運転者評価システム1は、車両2と、外部サーバ3とを備える。
車両2は、利用者を車両により運送する運送事業者(例えば、タクシー事業者、ライドシェア事業者など)によって管理される。車両2は、運転者により運転される。
車両2は、車体20と、運転者シート21と、利用者シート22と、圧力センサ23と、感情取得手段としての心拍センサ24と、第1制御部25と、第1通信部26とを備える。
車体20は、運転者および利用者が乗車可能な車内スペース20Aを有する。
運転者シート21は、運転者の座席であって、車内スペース20Aに配置される。
利用者シート22は、利用者の座席であって、車内スペース20Aにおいて、運転者シート21とは別に配置される。なお、図1では、便宜上、1つの利用者シート22が図示され、利用者シート22は、車両前後方向において、運転者シート21に対して後側に間隔を空けて位置するが、利用者シート22の数および配置は、特に制限されない。車両2は、好ましくは、複数の利用者シート22を備える。また、利用者シート22は、車幅方向において、運転者シート21と並んで配置されてもよい。
利用者シート22は、シートクッション22Aと、シートバック22Bとを備える。
シートクッション22Aは、利用者シート22の腰かけ部を構成し、利用者が利用者シート22に着座した状態において、利用者の腰部を支持する。シートクッション22Aは、車両前後方向に延びる。
シートバック22Bは、利用者シート22の背もたれ部を構成し、利用者が利用者シート22に着座した状態において、利用者の背部を支持する。シートバック22Bは、上下方向に延びる。
圧力センサ23は、利用者が利用者シート22に着座したときに、利用者の体重に起因する圧力を検知する。圧力センサ23は、シートクッション22Aに設けられる。
心拍センサ24は、車両2に乗車する利用者の心拍に関する心拍情報を、その利用者の感情に関する感情情報として取得する。心拍センサ24は、シートクッション22Aに対して前方に間隔を空けて配置される。
心拍センサ24は、例えば、マイクロ波ドップラーセンサである。心拍センサ24は、マイクロ波を利用者シート22に着座する利用者の体表面に向けて照射し、利用者の体表面で反射した反射波を受信する。そして、心拍センサ24は、照射したマイクロ波の周波数と受信した反射波の周波数との差から、利用者の心拍に関する心拍情報を取得する。心拍情報は、例えば、利用者の心電図などを含む。
第1制御部25は、心拍センサ24および第1通信部26を制御する。第1制御部25は、中央処理装置(CPU)、ROMおよびRAMなどを備える。第1制御部25は、有線および/または無線により、圧力センサ23、心拍センサ24および第1通信部26のそれぞれに接続される。詳しくは後述するが、第1制御部25は、圧力センサ23からの検知信号を受信可能であり、心拍センサ24からの心拍情報(感情情報)を受信可能である。
第1通信部26は、第1制御部25により制御され、通信ネットワークNを介して、外部サーバ3に、心拍センサ24からの心拍情報(感情情報)を送信可能である。第1通信部26は、例えば、無線送受信器である。
外部サーバ3は、心拍センサ24からの心拍情報(感情情報)を、第1制御部25および第1通信部26を介して受信可能である。言い換えれば、外部サーバ3は、第1制御部25および第1通信部26を介して、心拍センサ24と通信可能である。
外部サーバ3は、評価手段としての第2制御部30と、第2通信部31と、データベース32とを備える。
第2制御部30は、心拍情報(感情情報)に基づいて運転者を評価する。第2制御部30は、中央処理装置(CPU)、ROMおよびRAMなどを備える。第2制御部30は、有線および/または無線により、第2通信部31およびデータベース32のそれぞれに接続される。第2制御部30は、第2通信部31を制御する。
第2通信部31は、通信ネットワークNを介して、第1通信部26と通信可能である。第2通信部31は、例えば、無線送受信器である。
データベース32は、第2制御部30により算出された運転者の評価結果を、外部端末4がアクセス可能となるように格納する。なお、図1では、便宜上、1つの外部端末4を図示しているが、外部端末4の数は、特に制限されない。
外部端末4として、例えば、パーソナルコンピュータ、タブレット型パソコン、スマートフォンなどが挙げられる。外部端末4は、例えば、通信ネットワークNを介して、第2通信部31と通信可能である。外部端末4の所有者として、例えば、車両2の利用者、車両2の利用希望者、車両2の運転者などが挙げられる。
<運転者評価システムの処理>
次いで、図1〜図4を参照して、運転者評価システム1の処理の一実施形態を説明する。
次いで、図1〜図4を参照して、運転者評価システム1の処理の一実施形態を説明する。
図1に示すように、まず、利用希望者の需要に応じて、車両2が配車される。例えば、車両2の利用希望者が所有する外部端末4が、外部サーバ3の第2通信部31に、車両2の配車要求を送信する。車両2の配車要求は、配車希望位置情報と、外部端末4の識別情報とを少なくとも含む。
そして、第2通信部31が配車要求を受信すると、第2制御部30は、公知のアルゴリズムにより、配車可能な車両2のリストを算出する。そして、第2制御部30は、リストに含まれる各車両2を運転する運転者の評価をデータベース32から抽出する。
その後、第2通信部31は、第2制御部30により制御されて、配車可能な車両2のリストおよび運転者の評価を、利用希望者が所有する外部端末4に送信する。
次いで、利用希望者は、外部端末4が受信した配車可能な車両2のリストのなかから、一の車両2を選択する。これによって、外部端末4は、選択した車両2に対応する車両選択信号を第2通信部31に送信する。その後、第2通信部31が車両選択信号を受信すると、第2制御部30は、選択された車両2の運転者が所有する外部端末4を特定する。なお、本実施形態では、運転者評価システム1が管理するすべての車両2について、各車両2を運転する運転者が所有する外部端末4の識別情報が、第2制御部30に予め格納されている。
その後、第2通信部31は、第2制御部30により制御されて、選択された車両2の運転者が所有する外部端末4に、配車希望位置情報を送信する。
そして、車両2が配車希望位置に到着すると、利用希望者は車両2に乗車し、乗車した利用希望者(以下、利用者とする。)が利用者シート22に着座する。
図1および図2に示すように、運転者評価システム1の処理は、利用者が利用者シート22に着座したときに開始される。詳しくは、利用者が利用者シート22に着座すると、圧力センサ23が、利用者の体重に起因する圧力を検知する。圧力センサ23は、圧力を検知している間、連続的に検知信号を第1制御部25に送信する。これにより、第1制御部25が、検知信号の受信により利用者の着座を確認し、心拍センサ24を起動させる。
次いで、心拍センサ24は、第1制御部25が検知信号を連続的に受信している間、利用者シート22に着座する利用者の心拍情報を取得して、第1制御部25に順次送信する(ステップ1)。なお、本実施形態では、心拍情報は、利用者の心電図であって、複数のR波を含む。
その後、利用者が利用者シート22から離席すると、圧力センサ23は、第1制御部25への検知信号の送信を停止する。すると、第1制御部25は、心拍センサ24を停止させ、ステップ1が完了する。
次いで、第1通信部26は、第1制御部25により制御されて、第1制御部25が受信した心拍情報を、第2通信部31に送信する(ステップ2)。
第2通信部31が心拍情報を受信すると、第2制御部30は、心拍情報を解析して、図3に示すように、複数のR波のうち互いに隣り合うR波の間隔(以下、RRIとする。)を、利用者の着座から離席までの心拍測定期間の全体にわたって算出する(ステップ3)。
次いで、第2制御部30は、図4に示すように、「松本佳昭ら著 「心拍揺らぎによる精神的ストレス評価法に関する研究」 ライフサポート Vol.22 No.3 2010年」に準拠して、k番目のRRI(RRI k)を横軸とし、k+n番目のRRI(RRI k+n)を縦軸として、心拍測定期間を所定時間(例えば、60秒間、180秒間など)毎に分けて、所定時間毎に複数のデータをプロットする(ステップ4)。
k番目のRRIは、任意に選択されるRRIである。k+n番目のRRIは、任意に選択されたRRIからn拍後のRRIである。nは、時刻tにおけるRRI(RRI(t))に対する、時刻tにおける平均呼吸周期(RESPI(t))であり、下記式(1)により算出される。
式(1) n=RESPI(t)/RRI(t)
平均呼吸周期は、例えば、利用者が予め測定および把握して、上記した配車要求に含めることができる。そして、平均呼吸周期は、第2制御部30のRAMに一次的に格納される。
平均呼吸周期は、例えば、利用者が予め測定および把握して、上記した配車要求に含めることができる。そして、平均呼吸周期は、第2制御部30のRAMに一次的に格納される。
次いで、第2制御部30は、ステップ4において得られた複数のプロット図に基づいて、運転者を評価する。
例えば、複数のプロット図において時間経過に従ってプロット分布が左下に向かって移動する場合、利用者のストレスが溜まる傾向にあり、運転者を×と評価する。また、複数のプロット図において時間経過に従ってプロット分布が右上に向かって移動する場合、利用者がリラックスしている傾向にあり、運転者を○と評価する。また、複数のプロット図において時間が経過してもプロット分布が移動しない場合、運転者を△と評価する。
また、時系列順に互いに隣り合うプロット図におけるプロット分布の移動方向の回数に基づいて、運転者を評価することもできる。プロット分布が右上に向かって移動する回数が所定回数以上である場合、運転者を○と評価し、プロット分布が右上に向かって移動する回数が所定回数未満である場合、運転者を×と評価する。
これによって、運転者に対する評価結果が決定される。その後、必要に応じて、評価結果は、利用者が所有する外部端末4に送信され、利用者によって確認される。
次いで、図1に示すように、第2制御部30は、運転者の評価結果を、外部端末4がアクセス可能となるようにデータベース32に格納する(ステップ6)。
具体的には、第2通信部31が、車両2の利用希望者が所有する外部端末4から、評価結果へのアクセス要求を受信すると、第2制御部30は、その外部端末4のデータベース32へのアクセスを許容する。
また、上記したように、第2通信部31が、車両2の利用希望者が所有する外部端末4から、車両2の配車要求を受信したときに、第2制御部30は、配車可能な車両2を運転する運転者の評価結果を、第2通信部31を介して、その外部端末4に送信する。
<作用効果>
運転者評価システム1によれば、心拍センサ24が利用者の感情に関する心拍情報(感情情報)を取得し、第2制御部30が心拍情報(感情情報)に基づいて運転者を評価する。そのため、利用者が主観に基づいて運転者を評価する必要がなく、運転者は、利用者の感情を一定の基準として評価される。その結果、運転者を円滑かつ適切に評価できる。
運転者評価システム1によれば、心拍センサ24が利用者の感情に関する心拍情報(感情情報)を取得し、第2制御部30が心拍情報(感情情報)に基づいて運転者を評価する。そのため、利用者が主観に基づいて運転者を評価する必要がなく、運転者は、利用者の感情を一定の基準として評価される。その結果、運転者を円滑かつ適切に評価できる。
そして、外部サーバ3は、運転者の評価結果をデータベース32に、外部端末4によりアクセス可能となるように格納する。そのため、車両2の利用希望者は、外部端末4を介して、運転者の評価結果を取得でき、運転手を選択するときの指標とすることができる。
とりわけ、心拍情報は、後述する第2実施形態の表情情報または後述する第3実施形態の音声情報と比較して、利用者が意図的に操作することが困難である。そのため、感情情報として心拍情報を運転者の評価に利用する第1実施形態では、後述する第2実施形態および第3実施形態と比較して、運転者の評価が利用者に意図的に操作されることを抑制できる。そのため、第1実施形態は、後述する第2実施形態および第3実施形態よりも、運転者の評価の的確性の観点から好ましい。
2.第2実施形態
次に、本発明の第2実施形態について説明する。なお、第2実施形態では、上記した第1実施形態と同様の部材には同様の符号を付し、その説明を省略する。
次に、本発明の第2実施形態について説明する。なお、第2実施形態では、上記した第1実施形態と同様の部材には同様の符号を付し、その説明を省略する。
第1実施形態では、利用者の感情情報の一例として心拍情報に基づいて、運転者を評価するが、利用者の感情情報は、これに限定されない。利用者の感情情報として、例えば、利用者の表情情報、利用者の音声情報などが挙げられる。
第2実施形態では、特開2019−98779号公報に記載の方法に準拠して、利用者の表情情報(顔の特徴量)を取得し、利用者の表情情報に基づいて運転者を評価する。
第2実施形態に係る運転者評価システム1では、図1に示すように、車両2は、心拍センサ24に代えて、画像センサ27を備える。
画像センサ27は、利用者シート22に着座する利用者の表情情報を取得する。画像センサ27として、例えば、カメラ、赤外線センサなどが挙げられる。
画像センサ27が取得した表情情報は、上記と同様にして、外部サーバ3に送信される。そして、外部サーバ3の第2制御部30は、利用者の表情情報に基づいて、運転者を評価する。
例えば、第2制御部30のROMには、人の顔の特徴量と、各特徴量に対応する感情とが対応付けられる感情対応情報が予め格納される。そして、第2制御部30は、利用者の表情情報から特徴量を算出し、その特徴量に対応する利用者の感情を、感情対応情報から推定する。その後、第2制御部30は、推定した利用者の感情に応じて、運転者を評価する。
具体的には、第2制御部30は、感情対応情報に基づいて、利用者の感情を「怖い」および「怖くない」のいずれかに推定する。そして、第2制御部30は、利用者の乗車時間(着座時間)のうち、利用者の感情が「怖い」であると推定された時間の割合が所定値以下である場合、運転者を○と評価し、利用者の感情が「怖い」であると推定された時間の割合が、所定値を超過する場合、運転者を×と評価する。
3.第3実施形態
次に、本発明の第3実施形態について説明する。なお、第3実施形態では、上記した第1実施形態と同様の部材には同様の符号を付し、その説明を省略する。
次に、本発明の第3実施形態について説明する。なお、第3実施形態では、上記した第1実施形態と同様の部材には同様の符号を付し、その説明を省略する。
第3実施形態では、特開2017−211703号公報に記載の方法に準拠して、利用者の音声情報を取得し、利用者の音声情報に基づいて運転者を評価する。
第3実施形態に係る運転者評価システム1では、図1に示すように、車両2は、心拍センサ24に代えて、音声マイク28を備える。
音声マイク28は、利用者シート22に着座する利用者の音声情報を取得する。
音声マイク28が取得した表情情報は、上記と同様にして、外部サーバ3に送信される。そして、外部サーバ3の第2制御部30は、利用者の音声情報に基づいて、運転者を評価する。
例えば、第2制御部30のROMには、音声評価情報が予め格納される。音声評価情報は、例えば、「危ない」、「怖い」などのキーワードを含む。
そして、第2制御部30は、利用者の音声情報にキーワードが含まれているか否かを判断し、利用者の音声情報に含まれるキーワードが所定数未満である場合、運転者を○と評価し、利用者の音声情報に含まれるキーワードが所定数以上である割合、運転者を×と評価する。
4.変形例
上記した実施形態では、第2制御部30が評価手段として機能するが、本発明は、これに限定されず、第1制御部25が評価手段として機能してもよい。この場合、第1制御部25は、利用者の感情情報に基づいて運転者を評価する。そして、第1通信部26は、第1制御部25に制御されて、第1制御部25が算出した評価結果を、第2通信部31に送信する。
上記した実施形態では、第2制御部30が評価手段として機能するが、本発明は、これに限定されず、第1制御部25が評価手段として機能してもよい。この場合、第1制御部25は、利用者の感情情報に基づいて運転者を評価する。そして、第1通信部26は、第1制御部25に制御されて、第1制御部25が算出した評価結果を、第2通信部31に送信する。
また、上記した実施形態では、第2制御部30は、ステップ4において、k番目のRRI(RRI k)を横軸とし、k+n番目のRRI(RRI k+n)を縦軸として、複数のデータをプロットするが、本発明は、これに限定されない。例えば、第2制御部30は、「松本佳昭ら著 「心拍揺らぎによる精神的ストレス評価法に関する研究」 ライフサポート Vol.22 No.3 2010年」に準拠して、k番目のRRI(RRI k)を横軸とし、k+1番目のRRI(RRI k+1)を縦軸として、複数のデータをプロットすることもできる。
この場合、複数のプロット図におけるL/T値が時間経過に従って小さくなる場合、利用者のストレスが溜まる傾向にあり、運転者を×と評価する。また、複数のプロット図におけるL/T値が時間経過に従って大きくなる場合、利用者がリラックスしている傾向にあり、運転者を○と評価する。また、複数のプロット図におけるL/T値が変化しない場合、運転者を△と評価する。
また、上記した実施形態では、運転者の評価が、利用者の感情情報のみに基づいて算出されるが、本発明は、これに限定されない。運転者の評価を、利用者の感情情報に加えて、運転者の感情情報および/または車両情報に基づいて算出することもできる。運転者の感情情報は、上記した利用者の感情情報と同様にして取得できる。車両情報として、例えば、車両2の速度変化情報、車両2の加速度変化情報、操舵角変化情報、アクセルペダル踏み込み量情報、ブレーキペダル踏み込み量情報などが挙げられる。車両情報は、車両2の電気的な制御を実行するコントロールユニット(図示せず)から取得できる。
また、上記した運転者の評価結果を、運転者による利用者の評価に利用することもできる。
これら変形例によっても、上記した実施形態と同様の作用効果を奏することができる。上記した実施形態および変形例は、適宜組み合わせることができる。
1 運転者評価システム
2 車両
3 外部サーバ
24 心拍センサ
25 第1制御部
27 画像センサ
28 音声マイク
30 第2制御部
2 車両
3 外部サーバ
24 心拍センサ
25 第1制御部
27 画像センサ
28 音声マイク
30 第2制御部
Claims (2)
- 運転者が運転する車両と、
前記車両に設けられ、前記車両に乗車する利用者の感情に関する感情情報を取得する感情取得手段と、
前記感情取得手段と通信可能な外部サーバと、
前記車両または前記外部サーバに設けられ、前記感情情報に基づいて前記運転者を評価する評価手段と、を備え、
前記外部サーバは、前記評価手段による評価結果を、外部端末がアクセス可能となるように格納していることを特徴とする、運転者評価システム。 - 前記感情取得手段は、前記利用者の心拍に関する心拍情報を前記感情情報として取得することを特徴とする、請求項1に記載の運転者評価システム。
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