JP4844710B2 - フィルタの製造方法、フィルタ、及び液体噴射ヘッド - Google Patents
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このため、打ち抜き片を軟質部材の内部に押し込むことで貫通穴を穿孔することによりポンチを受ける凹部を形成する必要がなくなると共にポンチとの位置合わせが不要になり、貫通穴が多数形成された被加工板を容易に作製することができる。
本発明の第5の態様では、穴周縁部にバリが発生していないフィルタを提供することができる。
本発明の第6の態様では、インク中の異物等をより確実に除去できる液体噴射ヘッド用フィルタを有する液体噴射ヘッドを提供することができる。
記録ヘッド4には先端部に流路ユニット17が配置され、流路ユニット17にはノズル形成面19aにノズル開口20が列設されたノズルプレート19が設けられている。また、ノズル開口20に連通し圧電振動子16によりインクを加圧する圧力発生室21が設けられ、圧力発生室21にはインク貯留室22からインクが供給される。
図3に示すように、キャリッジ3(図1参照)に相当するヘッドホルダ41に記録ヘッド4が結合された状態でインク噴射ヘッド5が構成されている。ヘッドホルダ41の上部には板状部材41aが配置され、板状部材41aにはインクカートリッジ2(図1参照)に進入するインク供給針31が取り付けられている。インク供給針31の内部通路はフィルタ32を介して導入流路33に連通し、導入流路33は板状部材41aの下側に設けた導入管34により形成されている。
図4(a)にはフィルタ32の全体を表す平面視、図4(b)には要部拡大状態を示してある。
図5(a)には本発明の一実施形態例に係る金型装置により打ち抜きを行っている状態の断面、図5(b)には打ち抜き後の被加工板と軟質部材の断面、図5(c)には打ち抜き後の被加工板と軟質部材の平面、図6(a)(b)には打ち抜き工程の動作説明、図7にはカール取り工程の動作説明、図8には凹凸線の形成状況を示してある。
図5(a)図に示すように、金型装置54は、凹凸が形成されていない平盤状の下受けダイ55の上部にはストリッパ56を介してポンチとしての丸パンチ57が設けられ、下受けダイ55の上面には軟質材としてのPET(ポリエチレンテレフタラート:高分子材料)58が設けられている。丸パンチ57の先端57aの径はフィルタ32の微細穴52の径に対応しており、PET58には丸パンチ57の先端57aが挿入されるようになっている。尚、下受けダイ55のPET58側の表面が凹凸が無く平坦であるため、PET58に多数の被加工板51の打ち抜き片62を押し込む際に押し込み量が均一になるため、多数の打ち抜き片62を確実にPET58の内部に留めることができる。
図6(a)に示すように、ストリッパ56を下受けダイ55側に移動させることで丸パンチ57の先端57aが被加工板51に打ち込まれて丸パンチ57の先端57a及び打ち抜き片62がPET58に挿入される。ストリッパ56を上昇させ打ち抜き片62がPET58内に留まった状態で、図6(b)に示すように、PET58と共に被加工板51を1ピッチ分移動させて再び丸パンチ57の先端57aを被加工板51に打ち込む。この動作を繰り返すことで多数の微細穴52を被加工板51に形成する。
微細穴52が多数形成された被加工板51は小判抜き型65により抜かれてフィルタ32の形状に打ち抜かれる。小判抜き型65の上型65aと下型65bの対向面にはそれぞれ凹凸線53を形成するための凹凸部66が設けられ、フィルタ32の形状に打ち抜かれると同時にフィルタ32の表面に凹凸線53が形成される。
凹凸部66が設けられた小判抜き型65を用いることにより小判抜き時に加圧矯正が同時に行える。
従って、圧力発生室21とノズル開口20を有するインク噴射ヘッド5の圧力発生室21に供給されるインク中の異物を捕捉するインク噴射ヘッド用のフィルタ32として用いることができる。
図9(a)に示したポンチ71は、立方体状の本体72の端面に複数本(図示例では16本)の角型の先端部73が設けられている(剣山型)。先端部73の一辺は、例えば、13μmに形成され、図9(b)に示すように、被加工板51の微細穴74の対角線の長さが約15μmにされている。尚、先端部73の形状は円形であってもよい。
図9に示したポンチ71を用いることにより、一度の打ち抜きで複数(図示例では16個)の微細穴74を形成することができる。
図10に示したポンチ81を用いることにより、一度の打ち抜きで一列に並んだ複数(図示例では5個)の微細穴84を形成することができる。
Claims (6)
- ポンチと下受けダイを用いたフィルタの製造方法であって、
軟質部材の上に載置された被加工板にポンチを貫通させて打ち抜き片を軟質部材の内部に押し込み貫通穴を穿孔する打ち抜き工程と、
前記被加工板を凹凸の設けられた小判抜き型にかけ所望の形状に打ち抜くカール取り工程とを有する
ことを特徴とするフィルタの製造方法。 - 請求項1に記載のフィルタの製造方法において、
前記ポンチは、前記被加工板に面した端面に複数本の先端部が設けられている
ことを特徴とするフィルタの製造方法。 - 請求項1もしくは請求項2に記載のフィルタの製造方法において、
前記小判抜き型は、前記被加工板を上から加圧矯正する凹凸部を持つ上型と前記被加工物を下から加圧矯正する凹凸部を持つ下型を有し、該上型と該下型はその面内のおのおのの点において一方が凹で他方が凸の関係を持ち、かつその間に前記被加工板を挟むことができるようになっており、
該上型の凹凸部と該下型の凹凸部の両方が格子状に伸びる凹凸線を有する
ことを特徴とするフィルタの製造方法。 - 請求項3に記載のフィルタの製造方法において、
前記小判抜き型の前記凹凸線の形成された領域と前記小判抜き型の外周との間には、溶着代が形成されている
ことを特徴とするフィルタの製造方法。 - 請求項1〜4の何れかのフィルタの製造方法によって形成されたフィルタ。
- 請求項5のフィルタを、圧力発生室とノズル開口を有する液体噴射ヘッドの圧力発生室に供給される液体中の異物を捕捉する、液体噴射ヘッド用フィルタに用いたことを特徴とする液体噴射ヘッド。
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