JP4840230B2 - 無線ネットワークシステム、およびそれを構成するための無線機器 - Google Patents

無線ネットワークシステム、およびそれを構成するための無線機器 Download PDF

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Description

本発明は、アクセスポイントと無線機器とによって構成される無線ネットワークシステムおよび該無線ネットワークシステムを構成する無線機器に関するものであって、特に複数の前記無線機器を容易に前記無線ネットワークシステムに参加させるための技術に関するものである。
従来有線ケーブルを用いて構成されていたネットワークに代えて、電波を物理媒体として用いる無線ネットワークが提案されている。例えば、IEEE802.11等の規格による無線LAN(Local Area Network)がそれである。かかる無線ネットワークを介して複数の無線機器が相互に通信可能に無線接続される技術が、例えば特許文献1に開示されている。
ところで、前記無線LANには、前記無線機器同士が相互に通信を行うアドホックモードと呼ばれる通信態様と、前記無線機器同士は直接通信せず前記無線LANを統括するアクセスポイントを介して通信するインフラストラクチャーモードと呼ばれる通信態様の2形態がある。
これらの無線LANにおいては、無線機器が意図しないアクセスポイントや他の無線機器に接続したり、あるいは意図しない無線機器が無線LANに参加することを防ぐため、予め無線LANを構築するように設定がなされた無線機器およびアクセスポイントのみによって前記無線LANが構築される様にされることが多い。かかる設定はアクセスポイントと無線機器との両方において行われる必要が有り、設定する無線機器の数が多い場合には、設定が煩雑となるという問題があった。
かかる問題に対し、WPS(Wi−Fi(登録商標) Protected Setup)といわれる無線LAN設定を容易に行うことができる手法がWi−Fi Allianceにより提唱され、これに対応する機器も実用化されている(非特許文献1参照)。このWPSにおいては、アクセスポイントと無線機器との間で構成されるネットワーク名であるSSID(Service Set Identity)、およびアクセスポイントと無線機器との間の暗号化通信のための鍵であるWPA2鍵が自動的に生成されるなどにより、無線LANを構成するために必要なアクセスポイントおよび無線機器の設定を低減させている(非特許文献2)。
特開2003−338821号公報 株式会社バッファロー、"WZR−AMPG144NH"、[online]、平成19年、株式会社バッファロー[平成19年3月1日検索]、インターネット <URL:http://buffalo.jp/products/catalog/network/wzr−ampg144nh/> Wi−Fi Alliance. Wi−Fi CERTIFIED for Wi−Fi Protected Setup: Easing the User Experience for Home and Small Office Wi−Fi Networks. [online]. Wi−Fi Alliance, 2007. [retrieved on 2007−03−01]. Retrieved from the Internet: <URL:http://www.wifialliance.com/files/wp_18_20070108_Wi−Fi_Protected_Setup_WP_FINAL.pdf>
ところで、前記WPSによる無線LAN設定には、プッシュボタン(Push Button Configration;PBC)方式とPIN(Personal Information Number)コード方式がある。このうち、プッシュボタン方式においては、ユーザがアクセスポイントと無線機器にそれぞれ設けられたボタンを相前後して押下することにより、両者間で無線LANの構成のために必要な情報が交換されると共に、前記レジストラに前記無線機器の識別情報が記録され、前記無線機器は自動的に前記アクセスポイントと通信可能な状態にされる。一方、前記PINコード方式においても、予め各無線機器に固有に設定された例えば8桁の数字からなる個々の無線機器を識別する識別情報であるPINコードを前記レジストラに登録すれば、自動的に前記無線機器は自動的に前記アクセスポイントと通信可能な状態にされる。
しかしながら、前記PINコード方式においては、ネットワークを構成しようとする無線機器が多数存在する場合には、全ての無線機器のそれぞれのPINコードを一つ一つレジストラに登録しなければならないという問題が残る。
本発明は、以上の事情を背景としてなされたものであり、アクセスポイントとの間の無線通信を許可する無線機器の識別情報のレジストラへの登録を容易に行うことができる無線ネットワークシステムを提供することを目的とする。
[課題を解決するための第1の態様
かかる課題を解決するための、第1の態様にかかる発明の要旨とするところは、(a)アクセスポイントと、該アクセスポイントと無線により通信可能な少なくとも2つの無線機器と、を含み、一の無線機器と他の無線機器とは前記アクセスポイントを介さずにアドホックモードにおいて相互に直接通信可能な無線ネットワークシステムにおいて、(b)前記アクセスポイントは、前記無線機器の一部を、前記無線機器のそれぞれと前記アクセスポイントとの間の無線通信を許可するための登録を行うレジストラとして設定するレジストラ設定部を有し、(c)前記無線機器は、前記無線機器を識別するための識別情報を複数記憶可能な記憶部と、(d)前記アドホックモードにおいて、前記他の無線機器に対して、該他の無線機器の記憶部に記憶された前記識別情報の提供を求めるための情報提供要求パケットを所定の間隔で送信する情報提供要求部と、(e)前記一の無線機器の情報提供要求部により送信された情報提供要求パケットを受信した場合に、前記識別情報を含む情報提供応答パケットを前記一の無線機器に対して送信する情報提供応答部と、(f)前記他の無線機器の情報提供応答部により送信された前記情報提供応答パケットを受信する情報提供応答受信部と、(g)前記情報提供応答受信部によって受信された情報提供応答パケットに含まれる識別情報のうち記憶部に記憶されていない識別情報を記憶部に記憶する識別情報取込部と、(h)前記無線機器が、前記アクセスポイントの有するレジストラ設定部によってレジストラとして設定された場合、記憶部に記憶された前記他の無線機器の識別情報を前記アクセスポイントとの間の無線通信を許可する無線機器として登録するレジストラ登録部を有することを特徴とする。
[第1の態様の効果]
このようにすれば、前記無線機器は、前記無線機器を識別するための識別情報を複数記憶可能な記憶部と、前記アドホックモードにおいて、前記他の無線機器に対して、該他の無線機器の記憶部に記憶された前記識別情報の提供を求めるための情報提供要求パケットを所定の間隔で送信する情報提供要求部と、前記一の無線機器の情報提供要求部により送信された情報提供要求パケットを受信した場合に、前記識別情報を含む情報提供応答パケットを前記一の無線機器に対して送信する情報提供応答部と、前記他の無線機器の情報提供応答部により送信された前記情報提供応答パケットを受信する情報提供応答受信部と、前記情報提供応答受信部によって受信された情報提供応答パケットに含まれる識別情報のうち記憶部に記憶されていない識別情報を記憶部に記憶する識別情報取込部と、を有し、前記無線機器の一部が、前記アクセスポイントの有するレジストラ設定部によってレジストラとして設定された場合、レジストラとして設定された無線機器は、記憶部に記憶された前記他の無線機器の識別情報を前記アクセスポイントとの間の無線通信を許可する無線機器として登録するので、前記他の無線機器の識別情報は、前記識別情報取込部によって取り込まれ前記記憶部に記憶されるので、前記他の無線機器について操作者が個別に登録操作を要することなく、前記他の無線機器を無線ネットワークに容易に参加させることができる。
なお、前記無線ネットワークを構成する前記無線機器のそれぞれが有する記憶部に記憶された識別情報は、前記情報提供要求部、情報提供応答部、情報提供応答受信部および識別情報取込部のそれぞれによって、相互に共通した同一の識別情報となる。すなわち、前記無線機器のそれぞれが有する記憶部に記憶された識別情報が共通した同一の識別情報となるので、前記無線機器のいずれがレジストラとして設定された場合であっても、前記無線機器の同一の構成からなる無線ネットワークシステムを構築することができる。
好適には、前記無線ネットワークを構成する前記無線機器は、前記情報提供応答部の作動の有無を決定する共有応答設定部を有することを特徴とする。このようにすれば、前記情報提供応答設定部により前記情報提供応答部の作動の有無が決定され、前記情報提供応答部が作動をしないように設定された場合には前記情報提供応答部によって前記情報提供要求パケットに対する応答が行われないことから、無線機器の有する前記記憶部に記憶された識別情報が前記他の無線機器に提供されることがなく、意図しない無線機器に対し識別情報が提供され、その結果前記意図しない無線機器が無線ネットワークシステムに加わることが防止できる。
また、好適には、(a)前記記憶部は、前記識別情報に加えて、各無線機器のそれぞれを特定するために該各無線機器に予め付された情報である装置特定情報を前記識別情報と関連付けて記憶し、(b)前記情報提供応答部は、相互に関連付けられた前記装置特定情報と前記識別情報を含む情報提供応答パケットを送信し、(c)前記情報提供応答受信部は、相互に関連付けられた前記装置特定情報と前記識別情報を含む情報提供応答パケットを受信し、(d)前記識別情報取込部は、前記関連付けられた装置特定情報と識別情報のうち記憶部に記憶されていない装置特定情報と識別情報とを記憶部に記憶するとともに、(e)前記無線機器は、同一の装置特定情報に関連付けられた前記識別情報について、前記記憶部に記憶された前記識別情報と、前記情報提供応答受信部によって受信された前記識別情報とを比較し、両者が異なっているかを判断する比較部と、(f)前記比較部において、同一の装置特定情報に関連付けられた前記識別情報が異なると判断された場合、前記記憶部に記憶された前記識別情報を、前記情報提供応答パケットに含まれる該装置特定情報に関連付けられた識別情報に更新するよう前記識別情報取込部を制御する識別情報更新部と、を有することを特徴とする。このようにすれば、前記識別情報は前記装置特定情報と関連付けられて記憶されるとともに、前記他の無線機器に対して提供されるので、前記比較部によって、前記無線ネットワークシステムを構成する無線機器の識別情報が変更された場合、すなわち、同一の装置特定情報に関連付けられた識別情報が前記記憶部に記憶されていた識別情報と、前記識別情報取込部によって取り込まれた識別情報で異なる場合が判断され、、前記識別情報更新部によって前記装置特定情報に基づいて前記識別情報が更新されることができる。
[課題を解決するための第2の態様
また、前記課題を解決するための第2の態様にかかる発明は、(a)所定の装置をレジストラとして設定するレジストラ設定部を有するアクセスポイントと無線による通信可能な無線機器であって、(b)前記アクセスポイントを介さずに他の無線機器と直接通信を行うアドホックモードによる作動が可能であり、(c)前記無線機器を識別するための識別情報を複数記憶可能な記憶部と、(d)前記アドホックモードにおいて、前記他の無線機器に対して、該他の無線機器の記憶部に記憶された識別情報の提供を求めるための情報提供要求パケットを所定の間隔で送信する情報提供要求部と、(e)前記情報提供要求部により送信された情報提供要求パケットに応じて、該情報提供要求パケットを受信した他の無線機器が送信する、該他の無線機器の記憶部に記憶された識別情報を含む情報提供応答パケットを受信する情報提供応答受信部と、(f)前記情報提供応答受信部によって受信された情報提供応答パケットのうち前記記憶部に記憶されていない識別情報を前記記憶部に記憶する識別情報取込部と、(g)前記アクセスポイントの有するレジストラ設定部によって前記無線機器がレジストラとして設定された場合、前記記憶部に記憶された前記他の無線機器の識別情報を前記アクセスポイントとの間の無線通信を許可する無線機器として登録するレジストラ登録部と、を有すること、を特徴とする。
[第2の態様の効果]
このようにすれば、前記無線機器は、前記アクセスポイントを介さずに他の無線機器と直接通信を行うアドホックモードによる作動が可能であり、前記記憶部によって前記無線機器を識別するための識別情報を複数記憶され、前記情報提供要求部によって、前記他の無線機器に対して、該他の無線機器の記憶部に記憶された識別情報の提供を求めるための情報提供要求パケットが前記アドホックモードにおいて、所定の間隔で送信され、前記情報提供応答受信部によって、前記情報提供要求部により送信された情報提供要求パケットに応じて、該情報提供要求パケットを受信した他の無線機器が送信する、該他の無線機器の記憶部に記憶された識別情報を含む情報提供応答パケットが受信され、前記識別情報取込部によって、前記情報提供応答受信部によって受信された情報提供応答パケットのうち前記記憶部に記憶されていない識別情報が前記記憶部に記憶され、前記レジストラ登録部によって、前記アクセスポイントの有するレジストラ設定部によって前記無線機器がレジストラとして設定された場合、前記記憶部に記憶された前記他の無線機器の識別情報が前記アクセスポイントとの間の無線通信を許可する無線機器として登録されるので、前記他の無線機器について操作者が個別に登録操作を要することなく、前記他の無線機器を無線ネットワークに容易に参加させることができる。
なお、前記無線ネットワークを構成する前記無線機器のそれぞれが有する記憶部に記憶された識別情報は、前記情報提供要求部情報提供応答受信部および識別情報取込部のそれぞれによって、相互に共通した同一の識別情報となる。すなわち、前記無線機器のそれぞれが有する記憶部に記憶された識別情報が共通した同一の識別情報となるので、前記無線機器のいずれがレジストラとして設定された場合であっても、前記無線機器の同一の構成からなる無線ネットワークシステムを構築することができる。
ここで好適には、前記無線機器は、前記情報提供応答部の作動の有無を決定する情報提供応答設定部を有することを特徴とする。このようにすれば、前記情報提供応答設定部により前記情報提供応答部の作動の有無が決定され、前記情報提供応答部が作動をしないように設定された場合には前記情報提供応答部によって前記情報提供要求パケットに対する応答が行われないことから、無線機器の有する前記記憶部に記憶された識別情報が前記他の無線機器に提供されることがなく、意図しない無線機器に対し識別情報が提供され、その結果前記意図しない無線機器が無線ネットワークシステムに加わることが防止できる。
また好適には、(a)前記記憶部は、前記識別情報に加えて、前記無線機器のそれぞれを特定するために該無線機器に予め付された情報である装置特定情報を前記識別情報と関連付けて記憶し、(b)前記情報提供応答部は、相互に関連付けられた前記装置特定情報と前記識別情報を含む情報提供応答パケットを送信し、(c)前記情報提供応答受信部は、相互に関連付けられた前記装置特定情報と前記識別情報を含む情報提供応答パケットを受信し、(d)前記識別情報取込部は、前記関連付けられた装置特定情報と識別情報のうち自己の記憶部に記憶されていない装置特定情報と識別情報とを自己の記憶部に記憶するとともに、(e)前記無線機器は、同一の装置特定情報に関連づけられた前記識別情報について、前記記憶部に記憶された前記識別情報と、前記情報提供応答受信部によって受信された前記識別情報とを比較し、両者が異なっているかを判断する比較部と、(f)前記比較部において、同一の装置特定情報に関連付けられた前記識別情報が異なると判断された場合、前記記憶部に記憶された前記識別情報を、前記情報提供応答パケットに含まれる該識別情報に更新する識別情報更新部と、を有することを特徴とする。このようにすれば、前記識別情報は前記装置特定情報と関連付けられて記憶されるとともに、前記他の無線機器に対して提供されるので、前記比較部によって、前記無線ネットワークシステムを構成する無線機器の識別情報が変更された場合、すなわち、同一の装置特定情報に関連付けられた識別情報が前記記憶部に記憶されていた識別情報と、前記識別情報取込部によって取り込まれた識別情報で異なる場合が判断され、、前記識別情報更新部によって前記装置特定情報に基づいて前記識別情報が更新されることができる。
以下、本発明の一実施例について、図面を参照しつつ詳細に説明する。
図1は、無線LANを構成する機器を説明するための概念図である。本図において、アクセスポイント10は、無線機器30との間の無線通信を実行する機器であって、例えば図示しないアクセスポイント10に接続された他のネットワークと、該アクセスポイント10と無線接続された無線機器30との中継を行ったり、あるいは、アクセスポイント10に無線接続された複数の無線機器30間の相互の無線通信を中継したりする。
レジストラ20は、アクセスポイント10との通信を許可された無線機器30を、例えば無線機器が個々に有しそれぞれの無線機器を識別するための識別番号としてのPINコードに基づいて記憶する。ここで、アクセスポイント10に無線機器30からの通信要求があった場合には、アクセスポイント10はレジストラ20に対し、該無線機器30がレジストラ20に記憶された無線機器であるかを照合し、レジストラ20に記憶された無線機器であった場合にのみ無線機器30との通信を行う。本図においては、アクセスポイント10とデータ通信可能に接続されたコンピュータ(PC)22がレジストラとしての機能を有することによりレジストラ20が設けられている。このように、レジストラ20はアクセスポイント10の外部に設けられている。
このような例えば図1で示される無線ネットワークに新たな無線機器が加えられる際に必要となる手順として、例えば前記非特許文献2に示したWPSにおけるPINコード方式がある。図2のフローチャートは、このWPSにおけるPINコード方式により無線ネットワークに新たな無線機器が加えられる手順の一例を説明する図である。
図2において、ステップ(以下「ステップ」を省略する。)SA1においては、まず、レジストラを決定するためのレジストラ決定ルーチンが実行される。図3は前記レジストラ決定ルーチンの一例である。まず、SB1においては、レジストラによるアクセスポイントの検索処理が実行される。具体的には例えば、アクセスポイント10から無線により定期的に送信されるビーコン信号を無線通信機能を有するコンピュータ22が受信し(SB1a)、該ビーコン信号の送信元であったアクセスポイント10に対しプローブ要求信号を無線により送信する(SB1b)。続いてコンピュータ22からのプローブ要求信号を受信したアクセスポイント10は、コンピュータ22との通信の確立を行うためのプローブ応答信号を返信する。(SB1c)。このようにして、アクセスポイント10とコンピュータ22とは少なくとも後述するSB3の認証のための最低限の通信が確立される。
なお、前記SB1においては、アクセスポイント10とコンピュータ22とが無線による通信が確立される場合の例を示したが、アクセスポイント10とコンピュータ22との接続は無線通信に限られず、例えば有線LANに接続され通信されても良いし、他の種類のケーブル、例えばUSB(Universal Serial Bus)ケーブルや、シリアルケーブルなどによって接続されて通信されてもよい。すなわち、何れの方法であっても、上述したようにSB3における認証のための最低限の通信が確立されればよい。
続いてSB2においては、操作者により、コンピュータ22に対しアクセスポイント10の識別情報としてのPINコードが入力される。このPINコードは例えば前記WPSのPINコード方式においては8桁の数字である。この入力は、例えばコンピュータ22に設けられた図示しない入出力インタフェースを介して、キーボードなどを用いて行われる。入力されたアクセスポイントのPINコードは、続くSB3における認証で用いられる。
続くSB3においては、コンピュータ22がアクセスポイント10のレジストラとして登録される。具体的には、コンピュータ22は、例えばSB2において入力されたアクセスポイント10のPINコードを暗号化の鍵として用いてコンピュータ22の認証情報を暗号化するとともに、暗号化されたコンピュータ22の認証情報をアクセスポイント10に無線により送信する(SB3a)。
一方、アクセスポイント10は、暗号化されたコンピュータ22の認証情報を受信するとともに、これを復号化し、復号化された結果に基づいてSB2によって入力されたパスワードが正しいものであるかを判断する。そして、前記パスワードが正しい場合にはコンピュータ22をアクセスポイント10自身の外部レジストラ20として登録し、その旨の応答を返信する(SB3b)。以上の処理により、以降はコンピュータ22はアクセスポイント10のレジストラ20として機能することとなる。なお、このときのコンピュータ22とアクセスポイント10との間の通信が例えば改ざんされるなどがなく正当に行われたか否かは、例えば予めコンピュータ22によって算出された送信データのハッシュ値と、アクセスポイント10によって復号された受信データのハッシュ値とが一致するか否かによって判断される。なお、SB3のステップは、必要に応じて、例えば通信環境に障害があって認証に失敗した場合などは複数回繰り返し実行される。
図2に戻って、SA2においては、無線LANに無線機器を参加させるための無線機器追加ルーチンが実行される。具体的には図4に示すフローチャートが無線機器追加ルーチンの一例である。例えば、図1において、無線アクセスポイント10とレジストラ20としてのパーソナルコンピュータ(PC)が存在する無線LANに、無線機器30を参加させようとする場合を説明する。
まず、図4のSC1においては、無線機器30によるアクセスポイント10の検索処理が実行される。具体的には例えば、アクセスポイント10から無線により定期的に送信されるビーコン信号を無線通信機能を有する無線機器30が受信し(SC1a)、該ビーコン信号の送信元であったアクセスポイント10に対しプローブ要求信号を無線により送信する(SC1b)。続いて無線機器30からのプローブ要求信号を受信したアクセスポイント10は、無線機器30との通信の確立を行うためのプローブ応答信号を返信する。(SC1c)。このようにして、アクセスポイント10と無線機器とは少なくとも後述するSC3における認証のための最低限の通信が確立される。
続いてSC2においては、操作者により、レジストラ20に対し無線機器30の識別情報としてのPINコードが入力される。この入力は、例えばレジストラ20としてのコンピュータ22に設けられた図示しない入出力インタフェースを介して、キーボードなどを用いて行われる。入力された無線機器30のPINコードは、続くSC3における認証で用いられる。
続くSC3においては、無線機器30のレジストラ20への登録が実行される。具体的には、無線機器30は、例えば自己のPINコードを暗号化の鍵として用いて、自己の認証情報を暗号化するとともに、暗号化された無線機器30の認証情報をアクセスポイント10を介してレジストラ20に送信する(SC3a)。
一方、レジストラ20は、アクセスポイント10を介して暗号化された無線機器30の認証情報を受信するとともに、これを復号化し、復号化された結果に基づいてSC2によって入力されたパスワードが正しいものであるかを判断する。そして、前記パスワードが正しい場合には無線機器30をレジストラ20に登録し、その旨の応答をアクセスポイント10を介して返信する(SB3b)。以上の処理により、以降は無線機器30はレジストラ20に登録され、その結果アクセスポイント10との無線通信が可能となる。なお、この「無線通信が可能となる」とは、SC1における認証のための最小限の通信が確立されるのみならず、実質的な無線機器30とアクセスポイント10とのデータ通信が可能となるという意である。なお、このときのコンピュータ22とアクセスポイント10との間の通信が、例えば改ざんされることなどがなく正当に行われたか否かは、例えば予めコンピュータ22によって算出された送信データのハッシュ値と、アクセスポイント10によって復号された受信データのハッシュ値とが一致するか否かによって判断される。なお、SC3のステップは、必要に応じて、例えば通信環境に障害があって認証に失敗した場合などは複数回繰り返し実行される。
図2に戻って、続くSA3においては、無線LANへの参加をさせる全ての無線機器についてSA2が実行されたか否かが判断される。そして、本判断が否定される場合には、無線LANへ参加させようとする全ての機器についてSA2が反復実行される。そして、無線LANへ参加させようとする全ての機器についてSA2が実行され無線LANへ参加させた後にSA3の判断が肯定されフローチャートが終了する。
このように、上述の方法においては、レジストラ20に無線機器30を登録する度に操作者がレジストラ20に無線機器30のPINコードを入力しなければならないため、一度に多数の無線機器を登録したい場合には操作者の操作が煩雑なものとなる。
図5は、本発明の適用される無線ネットワークシステムの一例である無線LANを示した図である。なお、以下の説明において相互に共通する部分に関しては同一の符号を付して説明を省略する。図5には、アクセスポイント10と、3台の無線機器である無線機器A30A、無線機器B30B、無線機器C30Cが示されている。なお、個々の無線機器ではなく、無線機器それぞれを区別せず総称する場合にはこれらを無線機器30という。当初は無線機器30はいずれも無線通信を実行するための設定がなされていない未設定状態にある。一方、これらの未設定状態にある無線機器30の全てが無線LANに参加する、すなわちこれらの無線機器30の全てがアクセスポイント10との通信が可能である状態が無線LANが構成された状態である。
図6は、前記無線機器30がそれぞれ有する機能の概要の一例を示した機能ブロック線図である。無線機器30は例えば、PC、プリンタ、ファクス、あるいは一台でプリンタとスキャナ等の機能を有するいわゆる複合機が無線通信機能を備えることによって構成され、前記PC、プリンタ、ファクスあるいは複合機の本来の機能を有する本体部70と、無線通信機能を有する通信部50とを有する。本体部70は、前記PC、プリンタ、ファクスあるいは複合機として機能する機能部72(例えば無線機器30が、プリンタが無線通信機能を備えることによって構成される場合にはプリンタ部72となる)、操作者の操作を受け付けるための入力装置や設定内容を表示・出力するための出力装置を接続するための入出力インタフェース74などによって構成される。また、無線機器30にはそれぞれを識別するための識別情報として、例えば8桁の数字からなるPINコードが付されている。この識別情報は各無線機器30に一意となるように予め付されている。
無線通信機能を有する通信部50は、制御部52、送受信部54、記憶部56、レジストラ部58、アンテナ部60、データ入出力部62、暗号・復号化部64、識別情報提供・取込部66、レジストラ登録部114などによって構成される。送受信部54は、無線通信のための送信データの符号化および受信データの復号化や、送受信に必要な変調および復調などを行うとともに、アンテナ部60を介してデータの送受信を行う。記憶部56は、自己のPINコードを記憶すると共に、後述する識別情報提供・取込部66によって相互に提供したり、提供された情報を取り込んだり(以下「提供・取込」と記す。)された他の無線機器30のPINコードや、PINコードに関連付けられるその他の情報などを記憶するものである。(以下、識別情報としてのPINコード及びそれに関連付けられて記憶されたその他の情報を総称して「登録情報」という。) 図10は記憶部56に記憶される登録情報の例である。図10においては、例えば無線機器30を特定するための情報である装置特定情報としてのMACアドレスとそれぞれの無線機器30に一意となるように付された識別情報とが関連付けられて記憶される様にされている。レジストラ登録部104は、無線LANにおいてアクセスポイント10との通信を許可する無線機器30をそのPINコードに基づいてレジストラ部58に登録する。また、レジストラ部58は、アクセスポイント10からの問い合わせに応じて所定の無線機器30がそのレジストラ部58に記憶されたものであるか否かを判断する。データ入出力部62は、本体部70が無線通信により送受信を行うためのデータの受け渡しを本体部70との間で行う。暗号・復号化部64は、無線機器30が暗号化された無線通信を実行する場合において、送信データを暗号化し、また、受信データを復号化する。また、暗号・復号化部64は、その暗号・復号化の方法として例えば公開鍵暗号化方式を用いる場合には、公開鍵で暗号化された情報を、秘密鍵を用いて復号化を行うなど、暗号化通信に必要となる作動を実行する。
登録情報提供・取込部66は、自己の無線機器30と、自己以外の他の無線機器30(以下、「他の無線機器」という。)との間で記憶部56に記憶された登録情報を提供・取込する。すなわち、登録情報提供・取込部66によって、前記他の無線機器との登録情報の提供・取込によって、自己の無線機器30は、それまで有していた記憶部56の内容に加え、登録情報を提供・取込した前記他の無線機器30の登録情報をも有することとなる。具体的には、登録情報提供・取込部66は、情報提供要求部102、情報提供応答部104、情報提供応答受信部106、識別情報取込部108、作動設定部67および通信検証部68などを有する。
このうち、情報提供要求部102は、他の無線機器30の記憶部56に記憶された登録情報の提供を求める無線機器30が、情報提供要求パケットを他の無線機器30に対して相手先を特定せずに送信(ブロードキャスト)する。情報提供応答部104は、情報提供要求パケットを受信した無線機器30が、その記憶部56に記憶された登録情報を含む情報提供応答パケットを前記情報提供要求パケットを送信した無線機器30に対して送信、すなわち返信する。情報提供応答受信部106は、前記情報提供応答パケットを受信し、受信した情報提供応答パケットに含まれる他の無線機器30の登録情報を取りだす。識別情報取込部108は、情報提供応答受信部106において取りだされた他の無線機器30の登録情報を自己の無線機器30の記憶部56に取り込む。作動設定部67は、登録情報提供・取込部66による登録情報の提供・取込作動を行うか否かの設定を行うものであり、例えば操作者によって作動設定部67が無効に設定された場合には、情報提供応答部104による情報提供要求パケットに対する応答が禁止され、登録情報提供・取込部66による登録情報の提供・取込、特に自己の有する登録情報の他の無線機器30への提供は行われない。また、通信検証部68は、前記暗号・復号化部64による復号の結果、登録情報の提供・取込を行う相手である前記他の無線機器30との通信が例えば改ざんなどがされず正当に行われたかを検証し、正当に行われたと判断された場合にのみ登録情報提供・取込部66による登録情報の提供・取込、特に前記他の無線機器30から提供された前記他の無線機器30の登録情報の受け入れを実行する。
また、制御部52は通信部50を構成する各部の機能を制御する。具体的には例えば、無線機器30が行う無線通信の方式を、アクセスポイント10を介さずに他の無線機器30との無線通信を行うためのアドホックモードと、アクセスポイント10との無線通信を介して他の無線機器30やアクセスポイント10に接続された他のネットワークとの通信を行うためのインフラストラクチャーモードのいずれか一方から他方に切り換える場合などに、通信部50を構成する各部の機能を制御したりする。なお、このように無線機器30の何れもが予めレジストラ部58を有することにより、必要に応じて何れの無線機器30であっても無線LANにおけるレジストラ20として作動することが可能とされている。
図7は、前記アクセスポイント10が有する機能の概要の一例を示した機能ブロック線図である。また、アクセスポイント10にも、無線ネットワーク上のそれぞれの機器を識別するための識別情報として、前記無線機器30と同様に、例えば8桁の数字からなるPINコードが付されている。この識別情報はアクセスポイント10と各無線機器30とを通して一意となるように予め付されている。
アクセスポイント10は例えば、制御部90、送受信部82、記憶部86、レジストラ設定部88、アンテナ部80、ネットワークインタフェース部92、暗号・復号化部84などによって構成される。送受信部82は、前記無線機器30の送受信部54と同様に、無線通信のための送信データの符号化および受信データの復号化や、送受信に必要な変調および復調などを行うとともに、アンテナ部80を介してデータの送受信を行う。記憶部86は、自己のPINコードを記憶すると共に、後述するレジストラ設定部88でレジストラの認証に用いるための情報などを記憶するものである。レジストラ設定部88は、アクセスポイント10以外の機器をレジストラ20として使用する、いわゆる外部レジストラを使用する場合に、その機器をレジストラ20として認証するなどの設定を行う。暗号・復号化部84は、無線機器30の暗号・復号化部64と同様に、その暗号・復号化の方法として例えば公開鍵暗号化方式を用いる場合には、公開鍵で暗号化された情報を、秘密鍵を用いて復号化を行うなど、暗号化通信に必要となる作動を実行する。ネットワークインタフェース部92は、アクセスポイント10が有線LAN94と接続される場合において、アクセスポイント10の参加する無線LANと前記有線LAN94との中継を行う。なお、このネットワークインタフェース部92は必要に応じて設けられればよい。
また、制御部90は、アクセスポイント10を構成する各部の機能を制御する。具体的には例えば、レジストラ設定部88を介して他の外部レジストラ20の設定を行ったり、あるいは設定されたレジストラ20に対し、アクセスポイント10と無線通信しようとする無線機器30の認証を行ったり、レジストラ20によって認証の行われた無線機器30との無線通信を送受信部82を介して行ったりする。
図8は本発明の無線ネットワークシステムの作動の一例を説明するためのフローチャートであって、複数のいずれも未設定状態の無線機器30とアクセスポイント10によって無線LANが構成される作動を説明するものである。
まず、SD1においては、前記未設定状態の各無線機器30がそれぞれアドホックモードにより接続され、それぞれの無線機器30が有する記憶部56に記憶され識別情報としてのPINコードなどの情報を提供・取込するための登録情報提供・取込ルーチンが実行される。
図9は前記SD1において実行される登録情報提供・取込ルーチンの一例を表すフローチャートである。情報提供要求部102に対応する図9のSE1においては、未設定状態とされた無線機器30の任意の1台である無線機器A30Aによって、アドホックモードにより無線通信可能な無線機器30が探索される。このとき、無線機器30は無線通信のための設定が行われていない未設定状態であるが、少なくとも本フローチャートに示す様な登録情報提供・取込ルーチンが実行されるためのアドホックモードによる接続は実行可能なものとされている。本ステップにおける無線機器A30Aによる探索においては、後述するSE3においてその探索に応答する他の無線機器30を認証するため必要となる情報、例えばその認証がCHAP(Challenge Handshake Authentication Protocol)によって行われる場合には必要となるチャレンジ値が、また、無線機器A30Aと応答する他の無線機器30との間の通信が公開鍵暗号化方式によって暗号化される場合には無線機器A30Aの公開鍵が、それぞれ無線機器A30Aからネットワーク上の全ての機器に対して一斉に送信、すなわちブロードキャストされる。
作動設定部67に対応するSE2においては、SE1において無線機器A30Aから送信された情報であるチャレンジ値と無線機器A30Aの公開鍵を受信した他の無線機器である無線機器B30Bによって、その作動設定部67において登録情報提供・取込部66による登録情報の提供・取込を有効に設定されているか否かが判断される。そして、本判断が肯定される場合、すなわち登録情報の提供・取込が有効とされている場合には、SE3以降が実行される。一方、本判断が否定される場合、すなわち登録情報の提供・取込が無効とされている場合には、本ルーチンが終了させられる。
情報提供応答部104に対応するSE3においては、SE1において無線機器A30Aから送信された探索パケットを受信した無線機器B30Bから無線機器A30Aへの返信が行われる。具体的には、無線機器B30Bの暗号・復号化部64において、SE1で無線機器A30Aから送信された無線機器A30Aの公開鍵を用いて、同じくSE1で無線機器A30Aから送信されたチャレンジ値と、無線機器B30Bの識別情報としてのPINコードと、無線機器B30Bの登録情報とが暗号化され、無線機器B30Bから無線機器A30Aに送信される。
情報提供応答受信部106に対応するSE4においては、無線機器A30Aの送受信部54によって、SE3において無線機器B30Bから送信されたデータが受信されると共に、無線機器A30Aの暗号・復号化部64によってその受信されたデータが復号化される。
SE5においては、無線機器A30Aの通信検証部68によって、SE4において復号化されたデータのうちチャレンジ値が正しく復号されたか否かに基づいて、無線機器B30Bから無線機器A30Aへの通信が正当に行われたか否かが判断される。そして、本判断が肯定される場合、すなわち無線機器B30Bから無線機器A30Aへの通信が例えば改ざんされることなく行われたと判断される場合には、SE6が実行される。一方、本判断が否定される場合、すなわち無線機器B30Bから無線機器A30Aへの通信が改ざんされたおそれがあるなどの場合には、SE6およびSE7の実行がスキップされ、SE8が実行される。
SE6においては、SE4で復号されたデータのうち、無線機器B30Bの登録情報および無線機器B30BのPINコードと、無線機器A30Aの記憶部56に記憶された登録情報とが比較される。そして、無線機器B30Bの登録情報および無線機器B30BのPINコードのうち、無線機器A30Aの登録情報に含まれない、すなわち無線機器A30Aの記憶部56に未だ記憶されていない情報があるか否かが判断される。この判断が肯定される場合、すなわち、無線機器B30Bの登録情報および無線機器B30BのPINコードのうち、無線機器A30Aの登録情報に含まれない情報がある場合には続くSE7が実行される。一方、この判断が否定される場合、すなわち、無線機器B30Bの登録情報および無線機器B30BのPINコードはすべて、無線機器A30Aの登録情報に含まれる場合には、無線機器A30Aの登録情報に追加するものはないとしてSE7の実行がスキップされ、SE8が実行される。
SE7においては、SE6において無線機器B30Bの登録情報および無線機器B30BのPINコードのうち、無線機器A30Aの登録情報に含まれないと判断された情報が無線機器A30Aの記憶部56に追加して登録される。この結果、無線機器A30Aの記憶部56は無線機器B30Bの登録情報を全て含むこととなる。
SE8においては、SE1において探索のための信号を送信してから、所定時間が経過したかが判断される。この所定時間は例えば、SE2乃至SE7を実行するのに要する時間と存在する無線機器30の台数に基づいて決定され、具体的には、無線機器A30Aが他の全ての無線機器、例えば図5であれば無線機器B30Bおよび無線機器C30Cのそれぞれとの間でSE2乃至SE7の作動を実行するのに十分な時間となる様に設定される。本ステップの判断が否定される場合には、無線機器B30B以外の無線機器、例えば図5であれば無線機器C30Cからの返信を待機し、返信があった場合には無線機器C30Cとの間でSE3乃至SE7が実行される。一方本ステップの判断が否定される場合には、それ以上登録情報の提供・取込を行う無線機器30は存在しないとしてSE9に移る。
SE9においては、SE3において無線機器A30Aへ返信をおこなった無線機器である無線機器B30Bに対し無線機器A30AからAの登録情報が送信される。具体的には、無線機器A30Aの暗号・復号化部64において、SE3で無線機器B30Bから送信された無線機器B30Bの識別情報としてのPINコードを用いて、無線機器A30Aのチャレンジ値と、無線機器A30Aの識別情報としてのPINコードと、無線機器A30Aの登録情報とが暗号化され、無線機器A30Aから無線機器B30Bに送信される。なお、前記無線機器A30Aのチャレンジ値は、例えば、SE1で無線機器A30Aから送信されたチャレンジ値と同じものが用いらればよい。
続くSE10においては、無線機器B30Bの送受信部54によって、SE9において無線機器A30Aから送信されたデータが受信されると共に、無線機器B30Bの暗号・復号化部64によってその受信されたデータが復号化される。
SE11においては、無線機器B30Bの通信検証部68によって、SE9において復号化されたデータのうちチャレンジ値が正しく復号されたか否かに基づいて、無線機器A30Aから無線機器B30Bへの通信が正当に行われたか否かが判断される。そして、本判断が肯定される場合、すなわち無線機器A30Aから無線機器B30Bへの通信が例えば改ざんされることなく行われたと判断される場合には、SE12が実行される。一方、本判断が否定される場合、すなわち無線機器A30Aから無線機器B30Bへの通信が改ざんされたおそれがあるなどの場合には、SE12およびSE13の実行がスキップされ、本フローチャートは終了させられる。
SE12においては、SE10で復号されたデータのうち、無線機器A30Aの登録情報および無線機器A30AのPINコードと、無線機器B30Bの記憶部56に記憶された登録情報とが比較される。そして、無線機器A30Aの登録情報および無線機器A30AのPINコードのうち、無線機器B30Bの登録情報に含まれない、すなわち無線機器B30Bの記憶部56に未だ記憶されていない情報があるか否かが判断される。この判断が肯定される場合、すなわち、無線機器A30Aの登録情報および無線機器A30AのPINコードのうち、無線機器B30Bの登録情報に含まれない情報がある場合には続くSE19が実行される。一方、この判断が否定される場合、すなわち、無線機器A30Aの登録情報および無線機器A30AのPINコードはすべて、無線機器B30Bの登録情報に含まれる場合には、無線機器B30Bの登録情報に追加するものはないとしてSE13の実行がスキップされ、本フローチャートは終了させられる。
SE13においては、SE12において無線機器A30Aの登録情報および無線機器A30AのPINコードのうち、無線機器B30Bの登録情報に含まれないと判断された情報が無線機器B30Bの記憶部56に追加して登録される。この結果、無線機器B30Bの記憶部56は無線機器A30Aの登録情報を全て含むこととなる。なお、無線機器B30B以外にもSE3の返信を行った無線機器が存在する場合にはその返信を行った無線機器に対してもSE9乃至SE13が同様に行われる。以上のSE5乃至SE13が識別情報取込部108に対応する。
以上の登録情報提供・取込ルーチンが行われた結果、無線機器A30Aおよび無線機器B30Bの記憶部56に記憶された登録情報は同一のものとなり、その内容は無線機器A30Aの周辺に無線通信可能に存在し、その作動設定部67が登録情報の提供・取込を有効となるように設定されている無線機器30についての登録情報を含むようにされる。また、無線機器B30B以外にもSE3の返信を行った無線機器が存在する場合にはその返信を行った無線機器の記憶部56に記憶された登録情報についてもは同一のものとなる。
図8に戻って、続くレジストラ設定部88に対応するSD2においては、SD1において登録情報の提供・取込が行われた無線機器30の任意の一台の無線機器、例えば無線機器A30Aが、レジストラ20として登録される。具体的には無線機器A30Aにおいて、それまで動作していたアドホックモードからアクセスポイント10との通信が可能なインフラストラクチャーモードに切り換えられると共に、操作者によってアクセスポイント10の識別情報としてのPINコードが入力されることによって、アクセスポイント10によって無線機器A30Aがレジストラ20として登録される。この作動は、例えば先に述べた図3のフローチャートによって実行される。
レジストラ登録部114に対応するSD3においては、アクセスポイント10のレジストラ20として登録された無線機器A30Aの登録情報に基づいて、無線機器のレジストラ20への登録が実行される。具体的には、無線機器A30Aの記憶部56に記憶された無線機器30の識別情報が全てレジストラ20に登録される。このとき、無線機器A30Aの記憶部56には、SD1において無線機器A30Aの周辺に無線通信可能に存在し、その作動設定部67が情報提供要求パケットへの応答、すなわち登録情報の提供が有効となるように設定されている無線機器30についての登録情報が含まれる様にされていることから、本ステップにより、無線機器A30Aの周辺に無線通信可能に存在し、その作動設定部67が登録情報の提供・取込を有効となるように設定されている無線機器30は全てレジストラ20に登録され、アクセスポイント10との通信が許可されることになる。
前述の実施例によれば、少なくとも前記無線機器30において未設定状態において実行されるアドホックモードによる作動において、自己の有する前記情報提供要求部によって前記情報提供要求パケットが送信され(SE1)、前記他の無線機器の有する前記情報提供応答部により、前記送信された前記情報提供要求パケットに対し応答がされた場合において(SE3)、前記識別情報取込部により、自己の無線機器と前記他の無線機器とのそれぞれの有する前記記憶部56に記憶された登録情報が提供・取込され、提供・取込された登録情報のうち自己の記憶部に記憶されていない登録情報が自己の記憶部に記憶される(SE4乃至SE13)。そして、前記アクセスポイントの有するレジストラ設定部によってレジストラとして設定された場合には(SD2)、前記記憶部に記憶された前記他の無線機器の登録情報が前記アクセスポイントとの間の無線通信を許可する無線機器として登録されることにより、該他の無線機器と前記アクセスポイントとの無線通信が許可されるので(SD3)、レジストラに個々の無線機器の識別情報を個別に登録することなく、容易に複数の無線機器を含む無線ネットワークとしての無線LANを構築することができる。
なお、前記無線ネットワークを構成する前記複数の無線機器30のそれぞれが有する記憶部56に記憶された登録情報は、前記情報提供応答部によって提供され、前記識別情報取込部により前記登録情報により取込まれた結果、相互に共通した同一の識別情報となる。すなわち、前記登録情報提供・取込部66による登録情報の提供・取込の結果、前記無線機器のそれぞれが有する記憶部に記憶された登録情報、特に無線機器30の識別情報が相互に共通した同一の識別情報となるので、前記複数の無線機器30のいずれが前記アクセスポイント10の有するレジストラ設定部88によりレジストラ20として設定された場合であっても、前記複数の無線機器30の同一の構成からなる無線LANを構築することができる。
また、前述の実施例によれば、前記無線LANを構成する前記無線機器30は、前記情報提供応答部104(SE3)の作動の有無を決定する情報提供応答設定部(作動設定部67・SE2)を有し、前記情報提供応答設定部により前記情報提供応答部104の作動の有無が決定され(SE3)、前記情報提供応答部104が作動をしないように設定された場合には前記登録情報提供・取込部66による識別情報の提供・取込が行われないことから、自己以外の無線機器の有する前記情報提供要求部により、前記情報提供要求パケットが所定の間隔で送信される場合であっても(SE1)、意図しない無線機器との間で登録情報が共有され、その意図しない無線機器が無線ネットワークシステムに加わることが防止できる。
図11は、例えば図5のように既に構築された無線LANを構成する無線機器30の識別情報としてのPINコードが変更された場合に、該変更を自動的に更新するための作動を表すフローチャートであって、主に図6の識別情報提供・取込部66によって実行され、識別情報更新部に相当するものである。図6の比較部110は、記憶部56に記憶された登録情報と、識別情報取込部108によって取り込まれた他の無線機器の記憶部56から提供された登録情報とを比較し、これらにおいて同一の装置特定情報に対して関連付けられた識別情報が異なっていないかを判断する。また、識別情報更新部112は、前記比較部110によって特定の同一の装置特定情報に関連付けられた識別情報が異なっていると判断された場合に、記憶部56に記憶されている登録情報のうち、前記特定の機器特定情報に関連付けられた識別情報を、前記識別情報取込部108において取り込まれた識別情報に更新する。
図11のフローチャートに戻って、まずSF1において、無線LANを構成する無線機器A30AのPINコードが変更される。
SF2においては、既に設定がされているアドホック接続を用いて無線機器A30Aから接続可能な他の無線機器に対し、無線機器A30AのPINコードが変更されたことが通知される。このとき、この通知はすでに無線LANを構成している無線機器、例えば無線機器B30Bに相手先を特定した通信であるユニキャストによっておこなわれ、新しいPINコードのハッシュ値が送信される。なお、相手先を特定した通信であるユニキャストを実行するためには、前記装置特定情報として用いる情報は、通信先の特定に用いることができる情報である必要があるため、前記装置特定情報としては例えばIPアドレスが用いられる。図12はこの場合における登録情報の一例を表すものであり、一つの無線機器30につき、MACアドレス、IPアドレス、および識別情報のそれぞれが記憶されている。
SF3においては、SF2の通知を受信した無線機器B30Bによって、その作動設定部67において登録情報提供・取込部66による登録情報の提供・取込を有効に設定されているか否かが判断される。そして、本判断が肯定される場合、すなわち登録情報の提供・取込が有効とされている場合には、SF4以降が実行される。一方、本判断が否定される場合、すなわち登録情報の提供・取込が無効とされている場合には、本ルーチンが終了させられる。本ステップの作動を実現するための機能が共有応答設定部に対応する。
比較部110に対応するSF4においては、無線機器B30Bの記憶部56に記憶された登録情報に含まれる無線機器A30Aの識別情報が、既に新しい(変更後の)識別情報となっているかが判断される。例えば、SF2において送信された新しいPINコードのハッシュ値が、既登録のPINコード(識別情報)をハッシュ化したハッシュ値と比較して異なっているとき、既に無線機器A30Aの識別情報が変更後のものとなっているとして、本ステップの判断が肯定され、本フローチャートが終了させられる。一方、無線機器B30Bの登録情報に含まれる無線機器A30Aの識別情報が変更後のものではない場合には続くSF5以降が実行される。
続くSF5乃SF9は識別情報更新部11に対応する。まず、SF5においては、SF2の通知を受け取った無線機器B30Bから無線機器A30Aに対して、後述するSF6において無線機器A30Aの変更後の識別情報を無線機器B30Bに通知する際の暗号化に用いるために必要となる情報が送信される。具体的には例えば、後述するSF6の暗号化の方法が公開鍵暗号方式である場合にはBの公開鍵が送信される。また、SF6における通信の正当性の認証のための方法にCHAP方式が用いられる場合にはその際に用いられるチャレンジ値が併せて送信される。
続くSF6においては、無線機器B30Bの送受信部54によって、SF5において無線機器A30Aから送信されたデータが受信されると共に、無線機器B30Bの暗号・復号化部64によってその受信されたデータが復号化される。
SF7においては、無線機器B30Bの通信検証部68によって、SF6において復号化されたデータのうちチャレンジ値が正しく復号されたか否かに基づいて、無線機器A30Aから無線機器B30Bへの通信が正当に行われたか否かが判断される。そして、本判断が肯定される場合、すなわち無線機器A30Aから無線機器B30Bへの通信が例えば改ざんされることなく行われたと判断される場合には、SF9が実行される。一方、本判断が否定される場合、すなわち無線機器A30Aから無線機器B30Bへの通信が改ざんされたおそれがあるなどの場合には、SF9の実行がスキップされ、本フローチャートは終了させられる。
SF9においては、SF7で復号されたデータのうち、無線機器A30Aの変更後の識別情報が無線機器B30Bの登録情報に反映される。すなわち無線機器B30Bの登録情報における無線機器A30Aの識別情報が更新される。なお、無線機器B30B以外にも設定済のアドホック接続を用いて接続可能な無線機器30が存在し、SF2の通知を行った場合には、その通知を行ったそれぞれの無線機器に対してもSF3乃至SF9が同様に行われる。
前述の実施例によれば、記憶部56は、前記識別情報としてのPINコードに加えて、各無線機器30に予め一意に付され、該各無線機器30のそれぞれを特定するための情報である装置特定情報としてのIPアドレスをPINコードと関連付けて記憶し、前記識別情報共有部は、相互に関連付けられたIPアドレスとPINコードとを提供・取込し、提供・取込された前記関連付けられたIPアドレスとPINコードのうち自己の記憶部に記憶されていないIPアドレスとPINコードとを自己の記憶部に記憶することにより、PINコードを共有するものであって(SE3乃至SE13)、記憶部56に記憶されたIPアドレスに関連付けられたPINコードと、前記識別情報共有部により前記他の無線機器30との提供・取込により得られたIPアドレスに関連付けられたPINコードとを比較した場合において、同一のIPアドレスに関連付けられたPINコードが異なる場合にはIPアドレスに関連づけられたPINコードを記憶部56に記憶されたPINコードから前記識別情報共有部により得られた前記識別情報に更新する識別情報更新部(SF1乃至SF9)を有し、識別情報はIPアドレスと関連付けて記憶され、提供・取込されるので、前記無線ネットワークシステムを構成する無線機器のPINコードが変更された場合であっても、IPアドレスに基づいてPINコードを更新することができる。
以上、本発明の実施例を図面に基づいて詳細に説明したが、本発明はその他の態様においても適用される。
例えば、無線機器30は上述の図6に示す機能に加え、プリンタなどの印字手段とともに登録情報の印字機能を有し、記憶部56に記憶された情報を印刷するようにされてもよい。図13はかかる場合における無線機器30の作動を表すフローチャートであって、図8のフローチャートに割り込んで実行されるものである。本フローチャートに示すように、操作者により登録情報の印字操作が行われたことが検知された場合には、SG1の判断が肯定され、SG2において前記登録情報の印字機能により記憶部56に記憶された情報が前記印字手段により印刷される。このような機能は、例えば無線機器30が無線通信機能を有するプリンタからなる場合には既に印字手段を有していることから、容易に実装することができる。
また、例えば、無線機器30は上述の図6に示す機能に加え、ディスプレイパネルなどの表示手段とともに登録情報の表示機能を有し、記憶部56に記憶された情報を図示しない前記表示手段により表示するようにされてもよい。図14はかかる場合における無線機器30の作動を表すフローチャートであって、図8のフローチャートに割り込んで実行されるものである。本フローチャートに示すように、操作者により登録情報の表示操作が行われたことが検知された場合には、SH1の判断が肯定され、SH2において前記登録情報の表示機能により記憶部56に記憶された情報が前記表示手段に表示される。このような機能は、例えば無線機器30が既に表示手段を有する機器からなる場合には容易に実装することができる。
また、実施例1においては、無線機器30のレジストラ20への登録は、各無線機器30の登録情報が自動的に提供・取込され、その提供・取込された結果各無線機器30が有することとなった登録情報に基づいて行われたが、これに限られず、これに加えて操作者が任意に特定の無線機器30の登録情報を追加したりあるいは削除することも可能である。図15および図16はそれぞれ、かかる場合において操作者によって特定の無線機器30の登録情報が追加および削除された場合の作動を表すフローチャートであって、図8のフローチャートに割り込んで実行されるものである。本フローチャートに示す様に、操作者により特定の無線機器30の登録情報の追加操作が行われたことが検知された場合にはSJ1の判断が肯定され、SJ2において操作者が追加しようとした登録情報が該特定の無線機器30の記憶部56に記憶させられる。また、同様に操作者により特定の無線機器30の登録情報の削除操作が行われたことが検知された場合には、SK1の判断が肯定され、SK2においてその特定の無線機器30の記憶部56から操作者が削除しようとした登録情報が削除させられる。
また、上述の実施例においては、共有要求部(SE1)に対応する無線機器の探索に対しては、共有応答部(SE2)に対応する作動設定部67において登録情報提供・取込部66を有効にする設定がされている場合には共有応答部(SE3)に対応する探索に対する返信が行われたが、これに限られず、例えば、各無線機器30が例えば図10乃至図12に示す様な形式で表される情報を応答拒否情報として有し、かかる登録拒否情報に該当する無線機器30からの探索に対しては応答を行わない様にしてもよい。このようにすれば、参加を希望しない無線LANに意図せず無線機器30が参加してしまうことが防止される。
また、上述の実施例においては、図8のフローチャートに示すように、他の無線機器30としての無線機器B30Bから登録情報の提供を受けた無線機器A30は(SE1〜8)、続いて無線機器A30Aの登録情報を無線機器B30Bに送信するようにされており(SE9〜13)、このうちSE5乃至SE13の作動が識別情報取込部に対応するものとされたが、必ずしもこのような作動に限られず、他の無線機器から登録情報の提供を受け、提供された登録情報が取り込まれて作動が終了してもよい。すなわち、図8のフローチャートにおいて、SE9乃至13はなくてもよい。この場合、SE5乃至8が識別情報取込部に対応する。
また、上述の実施例においては、識別情報としてPINコードが用いられたが、これに限られず、パスワードの様なものが用いられてもよい。また、無線機器30の構成は必ずしも図6に示したものに限られず、例えば本体部70を有さないものであってもよい。
また、上述の実施例2においては、無線機器30の識別番号が変更された通知は、既に無線LANに参加している無線機器に対してユニキャストにより送信されたが、新たな識別情報のハッシュ値を送信することができれば他の方法によってもよい。
無線LANを構成する各機器を説明する図である。 従来の方法におけるレジストラによる無線機器の無線LANへの登録の作動を説明するフローチャートである。 図2における外部レジストラ決定ルーチンを説明するフローチャートである。 図2におけるレジストラによる無線機器の登録が行われる無線機器追加ルーチンを説明するフローチャートである。 本発明の適用される無線LANの概要を説明する図である。 図5の無線LANを構成する無線機器の機能の概要を説明する機能ブロック図である。 図5の無線LANを構成するアクセスポイントの機能の概要を説明する機能ブロック図である。 本発明の無線ネットワークシステムの構築のための作動を説明するフローチャートである。 図8の登録情報の提供・取込ルーチンを説明するフローチャートである。 登録情報の一例を説明する図である。 無線機器の識別情報が更新された場合の登録情報の更新のための作動を説明するフローチャートである。 装置特定情報としてIPアドレスが用いられる場合の登録情報の一例を説明する図であって図10に対応する図である。 無線機器が登録情報の印字機能を有する場合における作動を説明するフローチャートである。 無線機器が登録情報の表示機能を有する場合における作動を説明するフローチャートである。 無線機器が操作者による登録情報の追加機能を有する場合における作動を説明するフローチャートである。 無線機器が操作者による登録情報の削除機能を有する場合における作動を説明するフローチャートである。
符号の説明
10:アクセスポイント
20:レジストラ
22:コンピュータ
30:無線機器
56:記憶部
88:レジストラ設定部
SE1:共有要求部
SE3:共有応答部
SE4乃至SE13:識別情報共有部
SE2:共有応答設定部

Claims (6)

  1. アクセスポイントと、該アクセスポイントとインフラストラクチャーモードにおける無線通信により通信可能な少なくとも2つの無線機器と、を含み、一の無線機器と他の無線機器とは前記アクセスポイントを介さずにアドホックモードにおいて相互に直接通信可能な無線ネットワークシステムにおいて、
    前記アクセスポイントは、
    前記無線機器の一部を、前記無線機器のそれぞれと前記アクセスポイントとの間において、前記インフラストラクチャーモードにおける無線通信を許可するための登録を行うレジストラとして設定するレジストラ設定部を有し、
    前記無線機器を識別するための識別情報を複数記憶可能であり、前記一の無線機器と前記他の無線機器とが同一の複数の識別情報を記憶する記憶部と、
    前記アドホックモードにおいて、前記他の無線機器に対して、該他の無線機器の記憶部に記憶された前記識別情報の提供を求めるための情報提供要求パケットを所定の間隔で送信する情報提供要求部と、
    前記アドホックモードにおいて、前記一の無線機器の情報提供要求部により送信された情報提供要求パケットを受信した場合に、前記識別情報を含む情報提供応答パケットを前記一の無線機器に対して送信する情報提供応答部と、
    前記アドホックモードにおいて、前記他の無線機器の情報提供応答部により送信された前記情報提供応答パケットを受信する情報提供応答受信部と、
    前記情報提供応答受信部によって受信された情報提供応答パケットに含まれる識別情報のうち記憶部に記憶されていない識別情報を記憶部に記憶する識別情報取込部と、
    前記無線機器が、前記アクセスポイントと前記インフラストラクチャーモードにおける無線通信により通信可能となるように、前記アクセスポイントの有するレジストラ設定部によってレジストラとして設定された場合、記憶部に記憶された前記他の無線機器の識別情報を前記アクセスポイントとの間において、前記インフラストラクチャーモードにおける無線通信を許可する無線機器として登録するレジストラ登録部と、を有すること
    を特徴とする無線ネットワークシステム。
  2. 前記無線機器は、前記情報提供応答部の作動の有無を決定する情報提供応答設定部を有することを特徴とする請求項1に記載の無線ネットワークシステム。
  3. 前記記憶部は、前記識別情報に加えて、各無線機器のそれぞれを特定するために該各無線機器に予め付された情報である装置特定情報を前記識別情報と関連付けて記憶し、
    前記情報提供応答部は、相互に関連付けられた前記装置特定情報と前記識別情報を含む情報提供応答パケットを送信し、
    前記情報提供応答受信部は、相互に関連付けられた前記装置特定情報と前記識別情報を含む情報提供応答パケットを受信し、
    前記識別情報取込部は、前記関連付けられた装置特定情報と識別情報のうち記憶部に記憶されていない装置特定情報と識別情報とを記憶部に記憶するとともに、
    前記無線機器は、
    同一の装置特定情報に関連付けられた前記識別情報について、前記記憶部に記憶された前記識別情報と、前記情報提供応答受信部によって受信された前記識別情報とを比較し、両者が異なっているかを判断する比較部と、
    前記比較部において、同一の装置特定情報に関連付けられた前記識別情報が異なると判断された場合、前記記憶部に記憶された前記識別情報を、前記情報提供応答パケットに含まれる該装置特定情報に関連付けられた識別情報に更新するよう前記識別情報取込部を制御する識別情報更新部と、を有する
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の無線ネットワークシステム。
  4. 所定の装置をレジストラとして設定するレジストラ設定部を有するアクセスポイントとインフラストラクチャーモードにおける無線通信による通信可能な無線機器であって、
    前記アクセスポイントを介さずに他の無線機器と直接通信を行うアドホックモードによる作動が可能であり、
    前記無線機器を識別するための識別情報を複数記憶可能であり、前記無線機器と前記他の無線機器とが同一の複数の識別情報を記憶する記憶部と、
    前記アドホックモードにおいて、前記他の無線機器に対して、該他の無線機器の記憶部に記憶された識別情報の提供を求めるための情報提供要求パケットを所定の間隔で送信する情報提供要求部と、
    前記アドホックモードにおいて、前記情報提供要求部により送信された情報提供要求パケットに応じて、該情報提供要求パケットを受信した他の無線機器が送信する、該他の無線機器の記憶部に記憶された識別情報を含む情報提供応答パケットを受信する情報提供応答受信部と、
    前記情報提供応答受信部によって受信された情報提供応答パケットのうち前記記憶部に記憶されていない識別情報を前記記憶部に記憶する識別情報取込部と、
    前記アクセスポイントと前記インフラストラクチャーモードにおける無線通信により通信可能となるように、前記アクセスポイントの有するレジストラ設定部によって前記無線機器がレジストラとして設定された場合、前記記憶部に記憶された前記他の無線機器の識別情報を前記アクセスポイントとの間において、前記インフラストラクチャーモードにおける無線通信を許可する無線機器として登録するレジストラ登録部と、を有すること、
    を特徴とする無線機器。
  5. 前記情報提供応答部の作動の可否を決定する情報提供応答設定部を有することを特徴とする請求項4に記載の無線機器。
  6. 前記記憶部は、前記識別情報に加えて、前記無線機器のそれぞれを特定するために該無線機器に予め付された情報である装置特定情報を前記識別情報と関連付けて記憶し、
    前記情報提供応答部は、相互に関連付けられた前記装置特定情報と前記識別情報を含む情報提供応答パケットを送信し、
    前記情報提供応答受信部は、相互に関連付けられた前記装置特定情報と前記識別情報を含む情報提供応答パケットを受信し、
    前記識別情報取込部は、前記関連付けられた装置特定情報と識別情報のうち自己の記憶部に記憶されていない装置特定情報と識別情報とを自己の記憶部に記憶するとともに、
    前記無線機器は、
    同一の装置特定情報に関連づけられた前記識別情報について、前記記憶部に記憶された前記識別情報と、前記情報提供応答受信部によって受信された前記識別情報とを比較し、両者が異なっているかを判断する比較部と、
    前記比較部において、同一の装置特定情報に関連付けられた前記識別情報が異なると判断された場合、前記記憶部に記憶された前記識別情報を、前記情報提供応答パケットに含まれる該識別情報に更新する識別情報更新部と、を有する
    ことを特徴とする請求項4または5に記載の無線機器。
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