JP2007202112A - 無線ローカルエリアネットワークへアクセスする電子装置を設定するシステム及び方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】安全且つ簡単な方法でAPを介してWLANと通信するクライエント装置を設定する機構を提供する。
【解決手段】無線アクセスポイント装置と電子装置とを含む。無線アクセスポイント装置は、制御回路と第1メディアポートとを含む。制御回路は、無線アクセスポイント装置を制御するとともに、セキュリティデータを生成するために使用される。第1メディアポートはセキュリティデータを出力するためのものである。電子装置は、第2メディアポートとデータ処理回路とを含む。第2メディアポートが第1メディアポートへ電気的に接続されているときに、電子装置は、第2メディアポートを介して、セキュリティデータを受信する。無線アクセスポイント装置を介して無線ローカルエリアネットワークへ無線でアクセスするために、データ処理回路はセキュリティデータに基づいて電子装置を設定する。
【選択図】図2
【解決手段】無線アクセスポイント装置と電子装置とを含む。無線アクセスポイント装置は、制御回路と第1メディアポートとを含む。制御回路は、無線アクセスポイント装置を制御するとともに、セキュリティデータを生成するために使用される。第1メディアポートはセキュリティデータを出力するためのものである。電子装置は、第2メディアポートとデータ処理回路とを含む。第2メディアポートが第1メディアポートへ電気的に接続されているときに、電子装置は、第2メディアポートを介して、セキュリティデータを受信する。無線アクセスポイント装置を介して無線ローカルエリアネットワークへ無線でアクセスするために、データ処理回路はセキュリティデータに基づいて電子装置を設定する。
【選択図】図2
Description
本発明は一般的に、無線ローカルエリアネットワークと、無線ローカルエリアネットワークを設定する方法とに関し、更に詳しくは、無線ローカルエリアネットワークと通信する電子装置を設定するシステム及び方法に関する。
図1を参照して、代表的な無線ローカルエリアネットワーク(WLAN)10の基本構造を示している。無線ローカルエリアネットワーク10は、ノート型コンピュータ120のようなクライエント装置と、無線アクセスポイント(AP)110とを含み、このAP110は有線ローカルエリアネットワーク又はインターネット(図示せず)と接続させてもよい。ユーザは、サービスセットID(SSID)、有線同等プライバシー(WEP)キー、又はワイ・ファイ・プロテクテッド・アクセス(WPA)キーのようなセキュリティ情報で、ノート型コンピュータ120を設定して、ノート型コンピュータ120を、AP110を介してWLAN10へ無線にてアクセスできるようにする必要がある。
ノート型コンピュータ120をアクセスポイント110を介してWLAN10と通信させる前に、ユーザ認証が特にノート型コンピュータ120に対して要求される。一般的に、ユーザ認証には、ノート型コンピュータ120が認可されたクライエントであるかどうかを識別するために、ユーザが、例えばSSIDキー、WEPキー、又はWPAキーのセキュリティ情報をノート型コンピュータ120へ入力することが必要となる。次に、ユーザにより入力されたセキュリティ情報はAP110へ送信される。ユーザ認証が完了してユーザが認証されたことが示された後、AP110は、ノート型コンピュータ120をWLAN10へアクセスさせることが可能となる。その他の点では、無線ローカルエリアネットワークについての関連情報は、下記特許文献1に開示されている。
米国特許第6,744,722号明細書
しかしながら、ユーザ認証の間にセキュリティ情報を入力することは不便である。この不便さのために、例えば無線オーディオ/ビデオ装置のようなクライエント装置は、ユーザが設定して使用することが困難になるおそれがある。その上、ユーザ認証のプロセスの間にセキュリティ情報を入力して送信することは安全ではない。つまり、無線スニフィング(かぎつけ)ツールは、他者の秘密情報を盗もうと意図する者が簡単に入手できるからである。したがって、安全且つ簡単な方法でAPを介してWLANと通信するクライエント装置を設定する機構を有することが望ましい。
したがって、本発明の目的は、電子装置を設定して、無線アクセスポイント(AP)を介して無線ローカルエリアネットワーク(WLAN)と通信させるシステム及び方法を提供することにある。電子装置とAPとの間に有線接続を行うことにより、電子装置は、自動的にAPからWLANへアクセスするためのセキュリティデータを入手し、その後、取得したセキュリティデータに基づいてWLANへアクセスするよう、電子装置そのものを自動的に設定する。
本発明は、無線アクセスポイント装置を介して無線ローカルエリアネットワークへアクセスする電子装置を提供することにより、上記目的を達成する。この電子装置は、メディアポートとデータ処理回路とを含んでいる。メディアポートは、メディアデータ用の通常モードとセットアップモードとに於いて選択的に動作可能である。セットアップモードに於いてメディアポートが無線アクセスポイント装置に電気的に接続されているときに、電子装置は、メディアポートを介して、無線アクセスポイント装置により生成されたセキュリティデータを示す信号を受信する。セキュリティデータは、電子装置と無線アクセスポイント装置との間で認証のための識別子を含んでいる。データ処理回路は、無線アクセスポイント装置を介して無線ローカルエリアネットワークへ無線でアクセスするように、セキュリティデータに基づいて電子装置を設定するために使用される。
本発明は、電子装置を無線ローカルエリアネットワークへアクセスすることを容易にする無線アクセスポイント装置を提供することにより上記目的を達成する。無線アクセスポイント装置は制御回路とメディアポートとを含んでいる。制御回路は、無線アクセスポイント装置を制御するとともに、電子装置と無線アクセスポイント装置との間の認証用セキュリティデータを生成するために使用される。メディアポートを電子装置へ電気的に接続すると、トリガー事象に応答して、無線アクセスポイント装置が、セキュリティデータを示す信号をメディアポートを介して電子装置へ送信し、これにより、電子装置が、無線アクセスポイント装置を介して無線ローカルエリアネットワークへ無線的にアクセスするように、セキュリティデータに基づいて電子装置を設定することが可能となる。
本発明は、無線アクセスポイント装置を介して無線ローカルエリアネットワークと通信する電子装置を設定する方法を提供することにより上記目的を達成する。本方法は下記工程を含む。無線アクセスポイント装置のメディアポートと電子装置のメディアポートとの間に有線接続を行う。つぎに、トリガー事象を生じさせて、無線ローカルエリアネットワークと通信するために電子装置をセットアップするデータを要求する。無線アクセスポイント装置は、無線アクセスポイント装置と電子装置との間の認証のためにセキュリティデータを生成する。セキュリティデータは、トリガー事象に応答して無線アクセスポイント装置のメディアポートを介して伝送される。次に、セキュリティデータは、電子装置のメディアポートを介して受信される。その後、無線アクセスポイント装置を介して無線ローカルエリアネットワークへ無線でアクセスするために、電子装置は、セキュリティデータに基づいて設定される。
本発明は、無線ローカルエリアネットワークを設定するシステムを提供することにより上記目的を達成する。本システムは無線アクセスポイント装置と電子装置とを含んでいる。無線アクセスポイント装置は制御回路と第1メディアポートとを含んでいる。制御回路は、無線アクセスポイント装置を制御するとともに、セキュリティデータを生成するために使用され、そして、第1メディアポートは、セキュリティデータを示す信号を出力するためのものである。電子装置は、第2メディアポートとデータ処理回路とを含んでいる。第2メディアポートは、メディアデータ用の通常モードと、セットアップモードとに於いて選択的に動作可能である。セットアップモードに於いて第2メディアポートが第1メディアポートへ電気的に接続されているときに、電子装置は、第2メディアポートを介して、セキュリティデータを示す信号を受信する。データ処理回路は、無線アクセスポイント装置を介して、無線ローカルエリアネットワークへ無線でアクセスするために、セキュリティデータに基づキー電子装置を設定する。セットアップモードに於いて、第2メディアポートを第1メディアポートへ電気的に接続した後、無線アクセスポイント装置はトリガー事象に応答して、第1メディアポートを介して電子装置へセキュリティデータを出力する。
本発明の他の目的、特徴、利点は、非限定的な好ましい実施形態についての下記詳細な説明から明らかになろう。下記の説明は、添付図面を参照してなされる。
本発明の実施形態に於いて、電子装置は、電子装置をアクセスポイント(AP)へ、好ましくは一時的に、電気的に接続することにより、アクセスポイント(AP)からセキュリティ情報を取得した後に、無線ローカルエリアネットワーク(WLAN)へアクセスするように当該電子装置を自動的にセットアップすることが可能である。この方法により、APを介してWLANと通信するように電子装置を設定する簡単なシステム及び方法が得られるとともに、WLANへアクセスする電子装置を設定するためにセキュリティと認証とに関連する種々の複雑なパラメータを手動で入力することをユーザへ要求する不都合を回避できる。
図2に於いて、本発明の好ましい実施形態に係る、APを介してWLANと通信する電子装置を設定するシステムを、ブロック図に示している。WLAN20はAP210と電子装置220とを含んでいる。AP210は、トリガー装置216と、制御回路214とメディアポート212とを含んでいる。制御回路214は、AP210を制御するとともに、AP210及び電子装置220を識別(同定)するためのセキュリティ情報Dを生成するために使用される。トリガー装置216は、メディアポート212により電子装置220へセキュリティデータDを示す信号を出力するために、トリガー事象(イベント)に応答してAP210を起動させるために使用される。例えば、トリガー事象は、ユーザによる行動に関して生成される。例えば、AP210は、トリガー事象を生成するために、ボタン、キー、又はタッチパッドのようなユーザが触れる装置を含んでいる。1つの例に於いて、ボタンがAP210に設けられ、ユーザはトリガー事象を生成するためにこのボタンを押圧する。
電子装置220はデータを処理する装置であり、そして、オーディオ−ビデオ装置、コンピュータシステム、携帯情報端末(PDA)、メディアアダプタ、又は情報家電のような無線クライエントとして設定されることが出来る。上記無線クライエントは、WLANアクセス用内蔵回路を含んでいてもよいし、又はWLANアダプターを備えている。電子装置220は、メディアポート222とデータ処理回路224とを含んでいる。電子装置220のメディアポート222は、伝送回線230を介してAP210のメディアポート212に結合されることが出来、これにより、電子装置220は、メディアポート222を介してセキュリティデータDを表示する信号を受信する。電子装置220がセキュリティデータDを表示する信号を完全に受信した後、例えば、ユーザが電子装置220と共に自由に移動できるように、伝送回線230を、電子装置220のメディアポート222及びAP210のメディアポート212から接続を断つことが好ましい。次に、受信したセキュリティデータDと、WLANクライエントとして電子装置220を設定するためのセットアッププログラムとに基づキー、データ処理回路224は電子装置220を設定する。電子装置220は、セットアッププログラムを格納するメモリを含んでいてもよい。WLANへアクセスするように電子装置220の設定が完了すると、電子装置220は、AP210を介してWLANと無線で通信することが出来る。
メディアポート212とメディアポート222とは、1つの装置を他の装置とリンクさせるハードウエア及び関連回路を含むユニットである。例えば、メディアポートは、アナログ又はデジタル信号を送受信するオーディオポート、ビデオポート、ユニバーサルシリアルバス(USB)、ゲームポート、補助ポートとして実施することが出来る。電子装置が無線ローカルエリアネットワークと通信するようセットアップされたとき、又は、セットアップモードの間、電子装置220のメディアポート222は、セキュリティデータを示す信号を受信するために使用される。セットアップが完了した後、オーディオポートのようなメディアポート222は、オーディオデータを示すオーディオ信号のようなメディアデータ指示信号を受信又は出力するために通常モードで動作することが出来る。即ち、メディアポート222は、選択的に通常モードかセットアップモードで動作可能である。メディアポート222は、通常モードに於ける、オーディオデータ、画像データ、ビデオデータのようなメディアデータのために設けられている。他方、AP210のメディアポート212は、例えば、メディアポート222と同じように、種々のモードで動作可能である。更に、AP210のメディアポート212は、無線ローカルエリアネットワークへの通信のセットアップのために、AP210に接続されているクライエント装置へ、セキュリティデータDを伝送するための専用ポートとしても使用することができる。
図3は、本発明の好ましい実施形態に係る、アクセスポイントを介して無線ローカルエリアネットワークと通信する電子装置を設定する方法のフローチャートである。本方法は、図2のシステム20のような本発明に係る、APを介してWLANと通信する電子装置を設定するためのシステムに於いて使用されるものである。本方法は、ステップ310に示すように、AP210のメディアポート212を、電子装置220のメディアポート224へ電気的に接続する工程を含む。ステップ315に於いて、APへ接続されたクライエント装置、即ち電子装置をセットアップするためにセキュリティデータを要求することを示すトリガー事象が生成される。トリガー事象は、例えば、ユーザがAPのキー又はボタンを押圧することにより発生させることが出来る。ステップ320に於いて、AP210はセキュリティデータDを生成する。ステップ330に於いて、AP210はトリガー事象に応答して、AP210のメディアポート212を介してセキュリティデータDを表示する信号を伝送する。ステップ340に於いて、電子装置220は、電子装置220のメディアポート222を介して信号を受信する。このようにして、電子装置220は、受信信号により示されたセキュリティデータを取得する。この後、電子装置220は、AP210を介してWLANへ無線でアクセスするために、取得したセキュリティデータに基づいて、自身の設定を行う。
1つの例に於いて、AP210のメディアポート212と、電子装置220のメディアポート222とがオーディオポートである場合、伝送回線230はオーディオケーブルである。電子装置220がAP210を介してWLANと通信するように設定されていると、WLANクライエント用セットアッププログラムが、メッセージウインドウを生成して、ユーザに対してAP210のメディアポート212を電子装置220のメディアポート222へ接続するオーディオケーブルを使用するように指示する表示を行う。オーディオケーブルが適切に接続された後、他のメッセージウインドウが表示されて、例えばユーザに対して、AP210に設けられたボタン、キー、又はタッチ応答式装置を押圧することによって、トリガー装置216を起動するよう指示する表示を行う。
トリガー装置216が起動された後,AP210はセキュリティデータDを生成するとともに、セキュリティデータDを表示する信号をオーディオケーブルを介して電子装置220へ送信する。信号が受信された後、又は、電子装置の設定が成功した後、例えば、ユーザに対して、オーディオケーブルを、メディアポート212及びメディアポート222から接続を断つよう指示するメッセージウインドウが表示される。他の例に於いて、セットアッププログラムが含まれている場合に、セキュリティデータDを表示する信号を電子装置220へ送信するようにするために、オーディオケーブルをメディアポート212とメディアポート222とへ結合することを、トリガー装置216を起動させる事象として機能させることが出来る。更に他の例に於いて、AP210は、トリガー事象が生じる前に、セキュリティデータDを生成することも出来る。例えば、AP210がリセットされた場合、AP210は、セキュリティデータDを含むインフラストラクチャモードに必要なパラメータ全てを自動的にセットアップすることが出来る。
電子装置220は、オーディオケーブルを介して受信された信号に基づいて、セキュリティデータDを取得し、そして、WLANクライエントセットアッププログラムは、取得されたセキュリティデータに基づいてWLANへアクセスするように電子装置220を設定する。特に、AP210により送信された信号はプロトコル又は規格に適合している。例えば、RS-232信号プロトコルは、セキュリティデータの伝送に於いて安全性を確かなものにするために低い通信速度で動作するよう構成されることが出来、そして、チェックサム又はCRCコードのようなエラー処理スキームを使用することができる。電子装置220を無線クライエントとして完全に設定した後、電子装置220は、AP210を介してWLANと通信することが出来る。
AP210により生成されるセキュリティデータDは、SSID(サービスセット識別子)やセキュリティキーのような認証及び/又は暗号化に於いて使用されるデータである。IEEE802.1Xシリーズ規格に基づき、SSIDは、認証用、及び、1つのWLANの他のWLANからの識別用に使用される。特定のWLANへ接続するよう構成された全てのアクセスポイントと全ての装置とは、同一のSSIDを使用していなければならない。WEP(有線同等プライバシー)キー、WPA(ワイ・ファイ・プロテクテッド・アクセス)キー、又はIEEE802.11iに於いて提案されているその他のキーのようなセキュリティキーを、異なるレベルのセキュリティを備えたデータ暗号化に使用して、電子装置220とAP210との間に安全な無線送信を提供する。WLANクライエントセットアッププログラムは、SSID、WEP、WPAキーのようなセキュリティデータを使用して、AP210を介して、WLANへ無線でアクセスするように電子装置220を設定する。
1つの例として、電子装置220は、IEEE802.1X規格に準拠したオーディオ−ビデオシステムサポートWLANであり、そして、オーディオとビデオとを提供するメディアサーバを、AP210につながれたWLANへ接続する。上記実施形態に於いて図示したように設定した後、無線オーディオ−ビデオシステムは、メディアサーバへ無線でアクセスすることができ、再生される映画や歌のファイル又はデータストリームを受信することができる。ユーザは、WLANアクセスのために種々のパラメータを手動で入力する必要はない。
上記に開示したように、WLANと通信する電子装置を設定するシステム及び方法は下記の利点を有する。
まず、APにより発生されたセキュリティデータをクライエント装置へ送信するために有線接続が使用されるため、無線クライエント装置のセットアップの間、セキュリティデータの無線スニフィングを回避できる。
まず、APにより発生されたセキュリティデータをクライエント装置へ送信するために有線接続が使用されるため、無線クライエント装置のセットアップの間、セキュリティデータの無線スニフィングを回避できる。
次に、無線クライエント装置を設定し、使用することは簡単である。セキュリティデータはAPにより自動的に生成され、設定用クライエント装置への伝送が可能であり、クライエント装置側でセキュリティデータを手動で入力する必要がない。ユーザは、単純かつ簡単な方法で、WLANへアクセスするクライエント装置を設定することが出来る
本発明は、例示の目的で好ましい実施形態について説明を行ってキーたが、本発明は上記説明に限定されるものではないことは理解されよう。反対に、本発明は、種々の変更、並びに類似の構成及び手順をも包含するものであり、したがって、添付の特許請求の範囲が最も広い解釈として認められるべきであり、これにより、このような全ての変更、並びに類似の構成及び手順も、本発明に包含されるものである。
本発明は、例示の目的で好ましい実施形態について説明を行ってキーたが、本発明は上記説明に限定されるものではないことは理解されよう。反対に、本発明は、種々の変更、並びに類似の構成及び手順をも包含するものであり、したがって、添付の特許請求の範囲が最も広い解釈として認められるべきであり、これにより、このような全ての変更、並びに類似の構成及び手順も、本発明に包含されるものである。
Claims (41)
- 無線アクセスポイント装置を介して無線ローカルエリアネットワークへアクセスする電子装置であって、
メディアデータ用の通常モードとセットアップモードとに於いて選択的に動作可能なメディアポートであって、前記セットアップモードに於いて、前記メディアポートが前記無線アクセスポイント装置へ電気的に接続されているときに、当該電子装置は前記メディアポートを介して前記無線アクセスポイント装置からセキュリティデータを受信し、前記セキュリティデータは、当該電子装置と前記無線アクセスポイント装置との間の認証のための識別子を含むよう構成されたメディアポートと、
前記無線アクセスポイント装置を介して、前記無線ローカルエリアネットワークへ無線でアクセスするように、前記セキュリティデータに基づいて当該電子装置を設定するデータ処理回路と、
を含む、電子装置。 - 当該電子装置は、セットアッププログラムを格納するメモリを更に含み、前記データ処理回路は、前記無線アクセスポイント装置を介して前記無線ローカルエリアネットワークへアクセスするために、前記セキュリティデータに基づいて当該電子装置を設定するセットアッププログラムを実行する、ことを特徴とする請求項1に記載の電子装置。
- 前記セットアッププログラムは、無線ローカルエリアネットワーククライエントセットアッププログラムであることを特徴とする請求項2に記載の電子装置。
- 前記データ処理回路は、前記セットアッププログラムを実行して、前記無線アクセスポイント装置から前記セキュリティデータを受信するために、前記メディアポートを前記無線アクセスポイント装置へ電気的に接続するようにユーザに対して表示することを特徴とする請求項2に記載の電子装置。
- 前記データ処理回路は、前記セットアッププログラムを実行して、前記メディアポートが前記無線アクセスポイント装置へ電気的に接続された後、前記無線アクセスポイント装置を起動して前記セキュリティデータを送信して、これにより、当該電子装置が前記無線アクセスポイント装置から前記セキュリティデータを受信するようにすることを、更にユーザに対して表示することを特徴とする請求項4に記載の電子装置。
- 前記識別子はサービスセット識別子であることを特徴とする請求項1に記載の電子装置。
- 前記セキュリティデータは、前記無線アクセスポイント装置と当該電子装置との間の暗号化データ送信用キーを含むことを特徴とする請求項1に記載の電子装置。
- 前記キーは、有線同等プライバシーキーであることを特徴とする請求項7に記載の電子装置。
- 前記キーは、ワイ・ファイ・プロテクテッド・アクセスキーであることを特徴とする請求項7に記載の電子装置。
- 前記メディアポートは、伝送回線を介して前記無線アクセスポイント装置に電気的に接続されて、前記セキュリティデータを受信することを特徴とする請求項1に記載の電子装置。
- 前記メディアポートは、前記セキュリティデータが受信された後、前記伝送回線との接続を断たれることを特徴とする請求項10に記載の電子装置。
- 前記メディアポートはオーディオポートであり、前記伝送回線はオーディオケーブルであることを特徴とする請求項10に記載の電子装置。
- 前記メディアポートはオーディオポートであることを特徴とする請求項1に記載の電子装置。
- 当該電子装置はオーディオービデオ装置であることを特徴とする請求項1に記載の電子装置。
- 当該電子装置はメディアアダプターであることを特徴とする請求項1に記載の電子装置。
- 当該電子装置は情報家電であることを特徴とする請求項1に記載の電子装置。
- 電子装置を無線ローカルエリアネットワークへ容易にアクセスさせる無線アクセスポイント装置であって、
当該無線アクセスポイント装置を制御するとともに、前記電子装置と当該無線アクセスポイント装置との間の認証のためのセキュリティデータを生成する制御回路と、
メディアポートであって、このメディアポートが前記電子装置に電気的に接続された後、トリガー事象に応答して当該無線アクセスポイント装置が、前記セキュリティデータを前記メディアポートを介して前記電子装置へ送信して、これにより、前記電子装置が、当該無線アクセスポイント装置を介して前記無線ローカルエリアネットワークへ無線でアクセスするように、前記セキュリティデータに基づいて前記電子装置を設定することができるよう構成されたメディアポートと、
を含む、無線アクセスポイント装置。 - 前記トリガー事象に応答して、当該無線アクセスポイント装置を起動して、前記メディアポートを介して前記セキュリティデータを前記電子装置へ送信して、これにより、前記電子装置が、当該無線アクセスポイント装置を介して前記無線ローカルエリアネットワークへ無線でアクセスするように、前記セキュリティデータに基づいて前記電子装置を設定することができるよう構成されたトリガー装置を更に含むことを特徴とする請求項17に記載の無線アクセスポイント装置。
- 当該無線アクセスポイント装置は、前記トリガー事象を生成させるためにユーザが触れる装置を更に含むことを特徴とする請求項18に記載の無線アクセスポイント装置。
- 前記セキュリティデータは、サービスセット識別子を含むことを特徴とする請求項17に記載の無線アクセスポイント装置。
- 前記セキュリティデータは、当該無線アクセスポイント装置と前記電子装置との間の暗号化データ送信用キーを含むことを特徴とする請求項17に記載の無線アクセスポイント装置。
- 前記キーは、有線同等プライバシーキーであることを特徴とする請求項21に記載の無線アクセスポイント装置。
- 前記キーは、ワイ・ファイ・プロテクテッド・アクセスキーであることを特徴とする請求項21に記載の無線アクセスポイント装置。
- 前記メディアポートは、伝送回線を介して前記電子装置に電気的に接続されて前記セキュリティデータを前記電子装置へ送信することを特徴とする請求項17に記載の無線アクセスポイント装置。
- 前記メディアポートは、前記セキュリティデータが受信された後、前記伝送回線との接続が断たれることを特徴とする請求項24に記載の無線アクセスポイント装置。
- 前記伝送回線はオーディオケーブルであることを特徴とする請求項24に記載の無線アクセスポイント装置。
- 前記メディアポートはオーディオポートであることを特徴とする請求項17に記載の無線アクセスポイント装置。
- 無線アクセスポイント装置を介して無線ローカルエリアネットワークと通信する電子装置を設定する方法であって、
有線接続を行うことにより、前記無線アクセスポイント装置のメディアポートを前記電子装置のメディアポートへ接続するステップと、
前記電子装置をセットアップするデータを要求して前記無線ローカルエリアネットワークと通信するためのトリガー事象を生じさせるステップと、
前記無線アクセスポイント装置と前記電子装置との間の認証のために使用されるセキュリティデータを、前記無線アクセスポイント装置により生成するステップと、
前記トリガー事象に応答して、前記無線アクセスポイント装置の前記メディアポートを介して前記セキュリティデータを送信するステップと、
前記電子装置の前記メディアポートを介して前記セキュリティデータを受信するステップと、
前記無線アクセスポイント装置を介して前記無線ローカルエリアネットワークへ無線でアクセスするために、前記セキュリティデータに基づいて前記電子装置を設定するステップと、
を含む、電子装置を設定する方法。 - 前記セキュリティデータが受信された後、前記有線接続を断つステップを更に含むことを特徴とする請求項28に記載の方法。
- 前記無線アクセスポイント装置の前記メディアポートと前記電子装置の前記メディアポートとは、それぞれオーディオポートであることを特徴とする請求項28に記載の方法。
- 前記セキュリティデータはサービスセット識別子を含むことを特徴とする請求項28に記載の方法。
- 前記セキュリティデータは、前記無線アクセスポイント装置と前記電子装置との間の暗号化データ送信用キーを含むことを特徴とする請求項28に記載の方法。
- 前記キーは、有線同等プライバシーキーであることを特徴とする請求項32に記載の方法。
- 前記キーは、ワイ・ファイ・プロテクテッド・アクセスキーであることを特徴とする請求項32に記載の方法。
- 無線アクセスポイント装置を制御するとともに、セキュリティデータを生成する制御回路と、前記セキュリティデータを出力する第1メディアポートとを含む無線アクセスポイント装置と、
メディアデータ用の通常モードとセットアップモードとに於いて選択的に動作可能な第2メディアポートであって、前記セットアップモードに於いて、前記第2メディアポートが前記第1メディアポートへ電気的に接続されているときに、前記電子装置は、前記無線アクセスポイント装置により生成された前記セキュリティデータを、前記第2メディアポートを介して受信するよう構成された第2メディアポートと、前記電子装置が前記無線アクセスポイント装置を介して前記無線ローカルエリアネットワークへ無線でアクセスするように、前記セキュリティデータに基づいて前記電子装置を設定するするデータ処理回路とを含む電子装置と、を含み、
前記セットアップモードに於いて前記第2メディアポートを前記第1メディアポートへ電気的に接続した後、前記無線アクセスポイント装置は、トリガー事象に応答して、前記第1メディアポートを介して前記電子装置に対して前記セキュリティデータを出力し、
前記セキュリティデータは、前記無線アクセスポイント装置と前記電子装置との間の認証のために識別子を含んでいる、
ことを特徴とする無線ローカルエリアネットワークを設定するシステム。 - 前記無線アクセスポイント装置はトリガー装置を更に含み、このトリガー装置は、前記トリガー事象に応答して、前記無線アクセスポイント装置を起動させて、前記第1メディアポートを介して前記セキュリティデータを前記電子装置へ送信して、これにより、前記電子装置が、前記無線アクセスポイント装置を介して前記無線ローカルエリアネットワークへ無線でアクセスするように、前記セキュリティデータに基づいて前記電子装置を設定することができるよう構成されていることを特徴とする請求項35に記載のシステム。
- 前記識別子はサービスセット識別子であることを特徴とする請求項35に記載のシステム。
- 前記セキュリティデータは、前記無線アクセスポイント装置と前記電子装置との間の暗号化データ送信用キーを含むことを特徴とする請求項35に記載のシステム。
- 前記キーは、有線同等プライバシーキーであることを特徴とする請求項38に記載のシステム。
- 前記キーは、ワイ・ファイ・プロテクテッド・アクセスキーであることを特徴とする請求項38に記載のシステム。
- 前記電子装置の前記第2メディアポートは、前記電子装置のオーディオポートであることを特徴とする請求項35に記載のシステム。
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