JP4168714B2 - 通信装置および方法、記録媒体、並びにプログラム - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、通信装置および方法、記録媒体、並びにプログラムに関し、特に、例えば、他の電子機器と無線接続してデータを通信する場合に用いて好適な通信装置および方法、記録媒体、並びにプログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
複数の電子機器を無線接続する技術として、IEEE(Institute of Electrical and Electronics Engineers)802.11bや、ブルートゥース(Bluetooth(登録商標))が知られている。
【0003】
例えば、ブルートゥースを用いた通信においては、通信を制御するマスタと呼ばれる機器から、周囲に存在する機器を検出するための機器検出メッセージがブロードキャスト送信される。そして、マスタは、この機器検出メッセージを受信した機器(スレーブ)から送信される応答メッセージによって、通信可能な機器を検出するとともにその機器のブルートゥースに関する情報を取得することができる(例えば、特許文献1参照)。
【特許文献1】
特開2001−352377号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、通信可能な機器を検出するためには、自身の機器はもとより、通信相手の機器も当然のことながら、ブルートゥース通信機能を起動させる必要がある。
【0005】
しかしながら、通信相手のブルートゥース通信機能を起動させるためには、その機器を直接操作するしかなかった。従って、例えば、機器Aと機器Bを所有しているユーザが、ブルートゥースによる通信で機器Aから機器Bにデータを転送する場合には、機器Aと機器Bのブルートゥース通信機能をそれぞれ直接操作することによって起動させる必要があり、操作が煩雑である課題があった。
【0006】
本発明はこのような状況に鑑みてなされたものであり、無線通信の確立していない相手の機器を直接操作することなく、所定のコマンドデータを送信することによって、相手機器を制御することができるようにするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明の第1の通信装置は、第1の無線通信を行う第1の無線通信手段と、第2の無線通信を行う第2の無線通信手段と、他の通信装置の識別情報を少なくとも含む情報が記録された情報記録媒体の存在を検出する検出手段と、検出手段によって検出された情報記録媒体に対して、第1の無線通信手段による第1の無線通信により、他の通信装置が有する、第2の無線通信を行う通信機能の起動を要求する起動コマンドを供給する供給手段と、第2の無線通信手段を起動させる起動手段と、起動手段により起動された第2の無線通信手段を用いて、起動コマンドに基づいて起動された他の通信装置の通信機能との第2の無線通信を確立する通信確立手段とを備えることを特徴とする。
【0008】
起動コマンドは、他の通信装置の通信機能の名称を指定する情報、および、通信機能の状態を指定する情報を有するようにすることができる。
【0009】
前記起動コマンドに応じて情報記録媒体から送信されてくる応答データを受信する受信手段をさらに設けることができる。
【0010】
応答データは、他の通信装置の通信機能の状態に関する情報を含むことができる。
【0011】
前記起動コマンドは、XML形式で記述されたデータであるものとすることができる。
【0012】
前記他の通信装置との間で接続可能なサービスを探索する探索手段をさらに備えることができる。
【0013】
情報記録媒体は、ICカードであるものとすることができる。
【0014】
本発明の第1の通信方法は、他の通信装置の識別情報を少なくとも含む情報が記録された情報記録媒体の存在を検出する検出ステップと、検出ステップの処理によって検出された情報記録媒体に対して、第1の無線通信部による第1の無線通信により、他の通信装置が有する、第2の無線通信を行う通信機能の起動を要求する起動コマンドを供給する供給ステップと、第2の無線通信を行う第2の無線通信部を起動させる起動ステップと、起動ステップの処理により起動された第2の無線通信部を用いて、起動コマンドに基づいて起動された他の通信装置の通信機能との第2の無線通信を確立する通信確立ステップとを含むことを特徴とする。
【0015】
本発明の第1の記録媒体に記録されているプログラムは、他の通信装置の識別情報を少なくとも含む情報が記録された情報記録媒体の存在を検出する検出ステップと、検出ステップの処理によって検出された情報記録媒体に対して、第1の無線通信部による第1の無線通信により、他の通信装置が有する、第2の無線通信を行う通信機能の起動を要求する起動コマンドを供給する供給ステップと、第2の無線通信を行う第2の無線通信部を起動させる起動ステップと、起動ステップの処理により起動された第2の無線通信部を用いて、起動コマンドに基づいて起動された他の通信装置の通信機能との第2の無線通信を確立する通信確立ステップとを含むことを特徴とする。
【0016】
本発明の第1のプログラムは、他の通信装置の識別情報を少なくとも含む情報が記録された情報記録媒体の存在を検出する検出ステップと、検出ステップの処理によって検出された情報記録媒体に対して、第1の無線通信部による第1の無線通信により、他の通信装置が有する、第2の無線通信を行う通信機能の起動を要求する起動コマンドを供給する供給ステップと、第2の無線通信を行う第2の無線通信部を起動させる起動ステップと、起動ステップの処理により起動された第2の無線通信部を用いて、起動コマンドに基づいて起動された他の通信装置の通信機能との第2の無線通信を確立する通信確立ステップとをコンピュータに実行させる。
【0017】
本発明の第1の通信装置および方法、並びにプログラムにおいては、第1の無線通信および第2の無線通信が行われ、他の通信装置の識別情報を少なくとも含む情報が記録された情報記録媒体の存在が検出され、検出された情報記録媒体に対して、第1の無線通信部により、他の通信装置が有する、第2の無線通信を行う通信機能の起動を要求する起動コマンドが供給され、第2の無線通信部が起動され、起動された第2の無線通信部を用いて、起動コマンドに基づいて起動された他の通信装置の通信機能との第2の無線通信が確立される。
【0018】
本発明の第2の通信装置は、他の通信装置の識別情報を少なくとも含む情報が記憶された記憶媒体を、他の通信装置から取得する第1の取得手段と、第1の取得手段により取得された記憶媒体に記憶されている情報を読み出す読み出し手段と、第1の取得手段により取得された記憶媒体に、他の通信装置が有する、無線通信を行う通信機能の起動を要求する起動コマンドを書き込む書き込み手段とを備えることを特徴とする。
【0019】
前記起動コマンドは、他の通信装置の通信機能の名称を指定する情報、および、通信機能の状態を指定する情報を有するものとすることができる。
【0020】
他の通信装置の所定の機能の状態に関する情報が記憶された記憶媒体を取得する第2の取得手段をさらに設けることができ、読み出し手段は、第2の取得手段により取得された記憶媒体に記憶されている所定の機能の状態に関する情報を読み出すことができる。
【0021】
所定のコマンドデータは、XML形式で記述されたデータであるものとすることができる。
【0022】
記憶媒体は、メモリカードであるものとすることができる。
【0023】
本発明の第2の通信方法は、他の通信装置の識別情報を少なくとも含む情報が記憶された記憶媒体を、他の通信装置から取得し、記憶媒体に記憶されている情報を読み出す読み出しステップと、記憶媒体に、他の通信装置が有する、無線通信を行う通信機能の起動を要求する起動コマンドを書き込む書き込みステップと、書き込みステップの処理により起動コマンドが書き込まれた記憶媒体を他の通信装置に移動する移動ステップとを含むことを特徴とする。
【0024】
本発明の第2の記録媒体に記録されているプログラムは、他の通信装置の識別情報を少なくとも含む情報が記憶された記憶媒体を、他の通信装置から取得し、記憶媒体に記憶されている情報を読み出す読み出しステップと、記憶媒体に、他の通信装置が有する、無線通信を行う通信機能の起動を要求する起動コマンドを書き込む書き込みステップとを含むことを特徴とする。
【0025】
本発明の第2のプログラムは、他の通信装置の識別情報を少なくとも含む情報が記憶された記憶媒体を、他の通信装置から取得し、記憶媒体に記憶されている情報を読み出す読み出しステップと、記憶媒体に、他の通信装置が有する、無線通信を行う通信機能の起動を要求する起動コマンドを書き込む書き込みステップとをコンピュータに実行させる。
【0026】
本発明の第2の通信装置および方法、並びにプログラムにおいては、他の通信装置の識別情報を少なくとも含む情報が記憶された記憶媒体が、他の通信装置から取得され、記憶媒体に記憶されている情報が読み出され、記憶媒体に他の通信装置が有する、無線通信を行う通信機能の起動を要求する起動コマンドが書き込まれる。
【0041】
【発明の実施の形態】
以下、図を参照して、本発明の実施の形態について説明する。
【0042】
図1は、本発明の一実施の形態である、PDA(Personal Digital Assistants)1とパーソナルコンピュータ2との無線接続の概念を示している。
【0043】
PDA1およびパーソナルコンピュータ2は、それぞれ内蔵する無線通信部21(図2)、無線通信部41(図3)のブルートゥース規格に準拠した無線通信により、相互に各種データを送受信できるようになされている。
【0044】
またPDA1およびパーソナルコンピュータ2には、非接触のICカード20(図2)、ICカード40(図3)に対して各種の情報の読み出し、または書き込みが可能な非接触ICカードリーダライタ19、非接触ICカードリーダライタ39がそれぞれ設けられている。このリーダライタは、他の機器に設けられているリーダライタとの間でも各種情報の読み出し、または書き込みが可能である。従って、PDA1とパーソナルコンピュータ2の間では、ブルートゥースによる通信だけでなく、図中において点線矢印で示されるように、リーダライタから輻射される電磁波を介して通信することもできる。
【0045】
図2は、図1に示したPDA1の構成例を示すブロック図である。
【0046】
CPU(Central Processing Unit)11は、ROM(Read Only Memory)12または記憶部18に記憶されているプログラムに従って、各種処理を実行する。RAM(Random Access Memory)13には、CPU11が実行するプログラムやデータが適宜記憶される。CPU11、ROM12、およびRAM13は、バス14を介して相互に接続されている。
【0047】
バス14には、入出力インターフェース15が接続されており、この入出力インターフェース15には、ユーザが操作コマンドを入力するタッチパッド、キーまたはジョグダイヤルなどの入力デバイスよりなる操作入力部16、操作画面を表示するLCD(Liquid Crystal Display)などに映像信号を出力する表示制御部17、プログラムや各種データを格納する、フラッシュメモリなどよりなる記憶部18が接続されている。
【0048】
また、入出力インターフェース15には、ICカード20と電磁波を介して通信する非接触ICカードリーダライタ19、パーソナルコンピュータ2などの無線通信部41(図3)とブルートゥースによる無線通信機能により通信する無線通信部21が接続されている。
【0049】
非接触ICカードリーダライタ19(以下、適宜、リーダライタ19と称する)は、CPU11から供給されてきた制御信号またはICカード20から送信されてきた応答データに基づいて各種処理を実行する。
【0050】
例えば、CPU11は、ICカード20に送信する制御コマンドを生成し、それをバス14および入出力インターフェース15を介してリーダライタ19に出力する。リーダライタ19は、コマンドに応じた変調波を電磁波として輻射し、それに対するアンテナ(図示せず)の負荷の変化に基づいて、ICカード20やパーソナルコンピュータ2のICカード40が近接されたか否かを検出する。そして、近接されたICカードと各種のデータを送受信する。
【0051】
また例えば、リーダライタ19は、ICカード20またはICカード40からの応答データを復調することによって取得したデータを、入出力インターフェース15およびバス14を介してCPU11に供給する。
【0052】
ICカード20には、PDA1のブルートゥースデバイスに関する情報(ブルートゥースデバイス名やブルートゥースアドレス)などが記録され、非接触ICカードリーダライタ19から輻射される電磁波に応じて、そこに記録されている情報を非接触ICカードリーダライタ19に通知する。
【0053】
図3は、図1に示したパーソナルコンピュータ2の構成例を示すブロック図である。同図に示される、CPU31乃至入出力インターフェース35並びに非接触ICカードリーダライタ39乃至無線通信部41は、図2に示したPDA1のCPU11乃至入出力インターフェース15並びにリーダライタ19乃至無線通信部21と基本的に同様の構成を有するものであるため、その説明は省略する。
【0054】
操作入力部36は、ユーザが操作コマンドを入力する、キーボード、マウス、ジョグダイヤル、ボタン、またはスイッチなどの入力デバイスで構成されている。表示制御部37は、操作画面を表示するCRT(Cathode Ray Tube)またはLCDなどに映像信号を出力する。記憶部18は、プログラムや各種データを格納するハードディスクドライブなどで構成されている。
【0055】
また入出力インターフェース35には、操作入力部36乃至無線通信部41の他、磁気ディスク51、光ディスク52、光磁気ディスク53、および半導体メモリ54などの記録媒体に対してデータを読み書きするドライブ42が接続されている。
【0056】
図2および図3において、リーダライタ19,39は、PDA1またはパーソナルコンピュータ2に内蔵されるものとして図示したが、これに限らず、例えば、それらの筐体外部などに設けてもよい。また、ICカード20,40は、説明の便宜上用いた名称であり、必ずしもカード上である必要はなく、例えば、背面に粘着性のあるシール状のものや紙面などに埋め込まれていてもよい。ICカード20,40と基本的に同様の機能を有するものとして、例えば、Felica(登録商標)などがある。
【0057】
以上の構成により、例えば、パーソナルコンピュータ2のICカード40は、ユーザがPDA1をパーソナルコンピュータ2に近づけることで、PDA1の非接触ICカードリーダライタ19から輻射される電磁波を受信したとき、そこに記録されている、ブルートゥースに関する情報をPDA1に提供する。そして、PDA1は、取得したパーソナルコンピュータ2のブルートゥースに関する情報を利用して、周囲に存在するブルートゥースデバイスの中からパーソナルコンピュータ2のみを識別することができる。
【0058】
このように、PDA1のユーザは、ブルートゥースにおいて通常実行される「問い合わせ」をPDA1に実行させることなく、また、通信機器としてパーソナルコンピュータ2を選択するなどの操作を行わずに、PDA1をパーソナルコンピュータ2に近づけるといった単純な操作だけで、ブルートゥースによる通信相手を特定することができる。
【0059】
しかしながら、通信相手を特定することができたとしても、必ずしも通信相手のブルートゥース通信機能が起動しているとは限らない。そこで、通信相手にブルートゥース通信機能を起動させるための特定のコマンドデータを送信することによって、容易にブルートゥース通信を確立することができる。
【0060】
次に、本発明において適用される、特定のコマンドデータの定義について説明する。図4は、インターフェースとしてFelicaを用いた場合に送受信されるデータのパケット構造例を示している。
【0061】
図4Aに示されるように、パケットの先頭には、6バイトの長さのプリアンブル(Preamble)が配置され、ブリアンブルの次には、2バイトのシンクコード(Sunc Code)が配置され、シンクコードの次には、パケットデータが配置され、パケットデータの先頭には、何バイトのパケットデータからなるかを表わす長さ(LEN)が定義される。またパケットデータの次には、エラー検出のための誤り訂正符号である2バイトのパリティ(CRC:Cyclic Redundancy Check)が付加されている。
【0062】
また図4Bに示されるように、パケットデータの先頭PD0には、パケットデータの種類を表わす所定の値が設定される。ここで、本発明では、このPD0に、例えば、16進数の“FF”の値が設定されることによって、以下のパケット構造がシステムディペンデントコマンド(System Dependent Command)であることが表わされる。
【0063】
PD0に“FF”の値が設定された場合、PD1,PD2には、システムを特定するシステムコードが設定され、PD3乃至PD10には、機器ID(IDm)が設定され、PD11には、非同期通信可能なようにトランザクションラベル(tlabel)が設定され、PD12には、コマンドデータの種類を表わすコマンドコードが設定され、PD12には、レスポンスコードが設定され、PD14乃至PDnには、コマンドデータ(Command Data)が配置(格納)される。
【0064】
より詳細にコマンド定義について説明すると、コマンドデータは、拡張性および汎用性を持たせるために、XML(eXtensible Markup Language)形式で記述される。本発明では、例えば、コマンドコードに“00”の値が設定されることによって、コマンドデータがXML形式で記述されていることが表わされる。同様に、レスポンドコードにも16進数の“00”の値が設定される。従って、例えば、コマンドコードおよびレスポンスコードにいずれも“00”が設定されて送信された場合のコマンドデータに対するレスポンス(応答)データは、XML形式で記述されている。
【0065】
レスポンスコードには、コマンドデータに対するレスポンス状態が設定される。例えば、正常にコマンドデータが授受された場合には、16進数の“00”が設定され、コマンドデータが未知である場合には、16進数の“80”が設定され、コマンドデータを実行することができない場合には、16進数の“81”が設定される。なお、所定の時間が経過してもレスポンスがない場合には、コマンドデータの送信側では、送信失敗と判断される。
【0066】
また、1つの機器が複数の機器と通信する場合が考えられるため、トランザクションラベルに、特定の機器を一意に識別できるような値(例えば、AA)が設定されて、コマンドデータAが送信される。そして、複数の機器から返されるレスポンスデータの中から、トランザクションラベルに設定されている値(すなわち、AA)を見ることによって、コマンドデータAに対するレスポンスデータを特定することができる。
【0067】
以上説明した各コードに設定される値は、一例であって、当然、その値は任意に変更することが可能である。
【0068】
図5は、XML形式で記述されたコマンドデータおよびレスポンスデータの例を示している。図5Aは、コマンドデータを示し、図5Bは、そのコマンドデータに対するレスポンスデータを示している。
【0069】
図5Aに示されるように、<setInterfaceState>と</setInterfaceState>で囲まれた範囲には、対象機器の通信インターフェースのオンまたはオフを行うコマンドデータが記述されている。<InterfaceName>と</InterfaceName>で囲まれた範囲には、インターフェース名が指定され、<InterfaceState>と</InterfaceState>で囲まれた範囲には、そのステート(on/off)が指定される。この例においては、<InterfaceName>の要素に、“bluetooth”が記述されており、<InterfaceState>の要素に“on”が記述されているため、ブルートゥース通信機能のオン(起動)を行うコマンドデータであることが表わされている。
【0070】
そして、図5Aのコマンドデータを受信した対象機器からは、図5Bに示されるように、<setInterfaceStateResponse/>と記述されたレスポンス(応答)データが返される。
【0071】
次に、図6のフローチャートを参照して、PDA1が図5Aに示したコマンドデータを用いてパーソナルコンピュータ2のブルートゥース通信機能を起動する場合の処理について説明する。
【0072】
まず、ステップS41において、パーソナルコンピュータ2のCPU31は、ユーザにより操作入力部36が操作され、ブルートゥースデバイスに関する情報の書き込みが指示されると、記憶部38からブルートゥースに関する情報を取得し、それをリーダライタ39に供給し、ICカード40へ書き込ませる。ステップS21において、リーダライタ39は、CPU31から供給されたブルートゥースに関する情報をICカード40に追加する。
【0073】
ステップS1において、PDA1のCPU11は、ユーザにより操作入力部16が操作され、パーソナルコンピュータ2のリーダライタ39を検出し、そのパーソナルコンピュータ2のブルートゥース通信機能の起動を要求するための電磁波の輻射を開始することが指示されたか否かを判定し、その指示がなされるまで処理を繰り返し実行する。
【0074】
ステップS1において、電磁波を輻射することが指示された場合、ステップS2に進み、CPU11は、リーダライタ19を制御し、電磁波の輻射を開始させる(ポーリングを開始する)。なお、ユーザからの指示を受けて電磁波の輻射を行うようにするだけでなく、常時、電磁波の輻射が行われるようにしてもよい。
【0075】
ステップS3において、CPU11は、リーダライタや非接触ICカードを有する機器を検出したか否かをリーダライタ19からの出力に基づいて判定し、そのような機器を検出するまで処理を繰り返し実行する。例えば、PDA1がパーソナルコンピュータ2に近接され、パーソナルコンピュータ2のリーダライタ39により、この電磁波が受信された場合、受信したことを通知する情報が送信されてくるため、CPU11は、この応答に基づいて機器を検出したか否かを判定する。
【0076】
ステップS3において、リーダライタを有する機器を検出したと判定された場合、ステップS4に進み、CPU11は、パーソナルコンピュータ2のリーダライタ39に対して、ブルートゥースに関する情報の送信を要求する。
【0077】
ステップS22において、パーソナルコンピュータ2のリーダライタ39は、PDA1からの送信要求を受信し、ステップS23において、ICカード40に記録されている、ブルートゥースに関する情報を読み出し、PDA1に送信する。
【0078】
ステップS5において、PDA1のCPU11は、リーダライタ19からの出力に基づいて、パーソナルコンピュータ2のブルートゥースに関する情報を受信し、ブルートゥース通信の対象機器を識別する。ステップS6において、CPU11は、リーダライタ19を介してパーソナルコンピュータ2に対して、図5Aに示したようなブルートゥース機能の起動に関するコマンドデータを送信する。
【0079】
ステップS24において、パーソナルコンピュータ2のリーダライタ39は、PDA1から送信されてきたコマンドデータを受信し、ステップS25において、CPU31に対して、ブルートゥース機能の起動を要求する。ステップS42において、パーソナルコンピュータ2のCPU31は、リーダライタ39からの出力(要求)を受信し、ステップS43において、ブルートゥース通信機能(無線通信部41)を起動させる。
【0080】
ステップS26において、パーソナルコンピュータ2のリーダライタ39は、図5Bに示したようなレスポンスデータをPDA1に送信する。このレスポンスデータを受信したPDA1のCPU11は、ステップS7において、自分自身のブルートゥース通信機能(無線通信部21)を起動させる。
【0081】
ステップS8において、PDA1のCPU11は、パーソナルコンピュータ2との間で接続可能なサービスを探索し、接続可能なサービスが複数存在する場合には、接続する(利用する)サービスを選択する。
【0082】
そして、ステップS9,S44において、PDA1とパーソナルコンピュータ2の間でブルートゥースによる通信を確立する処理が実行される。
【0083】
このように、PDA1は、通信相手であるパーソナルコンピュータ2のブルートゥース通信機能が起動されていない場合にも、その機能を起動させるコマンドデータを送信することによって、容易に、パーソナルコンピュータ2のブルートゥース通信機能を起動させることができる。
【0084】
また、以上においては、コマンドデータを送信することによって、通信相手のブルートゥース通信機能を起動させる例について説明したが、これ以外にも、様々なコマンドデータを送信することによって、通信相手の所定の機能を制御することができる。
【0085】
次に、図7のフローチャートを参照して、図6のステップS6,S24乃至S26、およびS42,S43の処理の他の例として、PDA1がパーソナルコンピュータ2の所定の機能を制御する処理について説明する。
【0086】
ステップS61において、PDA1のCPU11は、リーダライタ19を介してパーソナルコンピュータ2に対して、所定の機能を制御するためのセットコマンドデータを送信する。
【0087】
ここで、図8および図9を参照して、所定の機能を制御するためのセットコマンドデータの例について説明する。
【0088】
図8Aの例の場合、<setpowerState>と</setpowerState>で囲まれた範囲に、対象機器の電源のオンまたはオフを行うコマンドデータが記述されており、<powerState>と</powerState>で囲まれた範囲には、そのステート(on/off)が指定される。この例においては、<powerState>の要素に、“on”が記述されているため、パワーステート(電源)のオンを行うコマンドデータであることが表わされている。
【0089】
図9Aの例の場合、<setServiceState>と</setServiceState>で囲まれた範囲に、対象機器が指定したサービスのスタートまたはストップを行うコマンドデータが記述されている。<ServiceName>と</ServiceName>で囲まれた範囲には、サービス名が指定され、<ServiceState>と</ServiceState>で囲まれた範囲には、そのステート(on/off)が指定される。この例においては、<ServiceName>の要素に、“infra”が記述されており、<ServiceState>の要素に“on”が記述されているため、インフラストラクチャモード(ネットワーク接続)のサービスのスタートを行うコマンドデータであることが表わされている。
【0090】
図7の説明に戻り、ステップS71において、パーソナルコンピュータ2のリーダライタ39は、PDA1から送信されてきたセットコマンドデータ(図8Aまたは図9B)を受信し、ステップS72において、CPU31に対して、所定の機能の制御を要求する。ステップS81において、パーソナルコンピュータ2のCPU31は、リーダライタ39からの出力(要求)を受信し、ステップS82において、所定の機能を制御する。
【0091】
これにより、例えば、図8Aに示したセットコマンドデータが受信された場合には、パーソナルコンピュータ2の電源がオンされ、図9Aに示したセットコマンドデータが受信された場合には、パーソナルコンピュータ2のインフラストラクチャモードのサービスがスタートされる。
【0092】
ステップS73において、パーソナルコンピュータ2のリーダライタ39は、ステップS71の処理で受信したセットコマンドデータに対するレスポンス(応答)データをPDA1に送信する。
【0093】
これにより、例えば、図8Aのセットコマンドデータに対しては、図8Bに示されるように、<setpowerStateResponse/>と記述されたレスポンスデータが返される。また、図9Aのセットコマンドデータに対しては、図9Bに示されるように、<setServiceStateResponse/>と記述されたレスポンスデータが返される。
【0094】
以上の処理によって、PDA1は、対象機器であるパーソナルコンピュータ2に対して各種コマンドを送信することによって、容易に、パーソナルコンピュータ2の電源のオン/オフやパーソナルコンピュータ2が指定したサービスのスタート/ストップなどを制御することができる。
【0095】
また、図9Aに示したセットコマンドデータにおいて、<ServiceName>の要素に、“adhoc”が記述された場合には、アドホックモード(機器間接続)のサービスが指定される。さらに、<ServiceName>の要素に記述されるサービスとしては、ブルートゥース固有のサービスに限らず、例えば、汎用的なファイル転送サービスや個々のアプリケーションなどを指定することも可能である。
【0096】
例えば、PDA1から、パーソナルコンピュータ2に、所定の画像ファイルを転送する場合、図9Aに示したセットコマンドデータにおいて、<ServiceName>の要素に汎用的なファイル転送サービスが記述されるとともに、<ServiceState>の要素に“on”が記述され、さらに、他の<ServiceName>の要素に画像編集用のアプリケーションが記述されるとともに、<ServiceState>の要素に“on”が記述される。これにより、PDA1からパーソナルコンピュータ2に、所定の画像ファイルが転送され、指定された画像編集用のアプリケーションによってその画像ファイルが開かれるといった一連の処理を、簡単な操作で行なうことができる。
【0097】
さらに、対象機器の所定の機能を制御するだけでなく、例えば、対象機器の所定の機能の状態を取得することもできる。
【0098】
次に、図10のフローチャートを参照して、図6のステップS6,S24乃至S26、およびS42,S43の処理の他の例として、PDA1が通信相手であるパーソナルコンピュータ2の所定の機能の状態を取得する処理について説明する。
【0099】
ステップS101において、PDA1のCPU11は、リーダライタ19を介してパーソナルコンピュータ2に対して、所定の機能の状態を取得するためのゲットコマンドデータを送信する。
【0100】
ここで、図11乃至図13を参照して、所定の機能の状態を取得するためのゲットコマンドデータの例について説明する。
【0101】
図11Aの例の場合、<getInterfaceState>と</getInterfaceState>で囲まれた範囲に、対象機器の通信インターフェースの状態を取得するコマンドデータが記述されており、<InterfaceName>と</InterfaceName>で囲まれた範囲に、インターフェース名が指定される。この例においては、<InterfaceName>の要素に、“bluetooth”が記述されているため、ブルートゥース通信機能の状態を取得するためのコマンドデータであることが表わされている。
【0102】
図12Aの例の場合、</getpowerState>と記述されることによって、対象機器の電源の状態を取得するためのコマンドデータであることが表わされている。
【0103】
図13Aの例の場合、<getServiceState>と</getServiceState>で囲まれた範囲に、対象機器が指定したサービスの状態を取得するコマンドデータが記述されており、<ServiceName>と</ServiceName>で囲まれた範囲に、サービス名が指定される。この例においては、<ServiceName>の要素に、“infra”が記述されているため、インフラストラクチャモードのサービスの状態を取得するためのコマンドデータであることが表わされている。
【0104】
図10の説明に戻り、ステップS111において、パーソナルコンピュータ2のリーダライタ39は、PDA1から送信されてきたゲットコマンドデータ(図11A、図12A、または図13A)を受信し、ステップS112において、CPU31に対して、所定の機能の状態に関する情報の送信を要求する。ステップS121において、パーソナルコンピュータ2のCPU31は、リーダライタ39からの出力(要求)を受信し、ステップS122において、所定の機能の状態に関する情報を取得し、リーダライタ39に供給する。
【0105】
ステップS113において、リーダライタ39は、CPU39から供給された所定の機能の状態に関する情報に基づいて、ステップS111の処理で受信したコマンドデータに対応するレスポンス(応答)データをPDA1に送信する。
【0106】
これにより、例えば、図11Aのゲットコマンドデータに対しては、図11Bに示されるようなレスポンスデータが返され、図12Aのゲットコマンドデータに対しては、図12Bに示されるようなレスポンスデータが返され、図13Aのゲットコマンドデータに対しては、図13Bに示されるようなレスポンスデータが返される。
【0107】
すなわち、図11Bの例の場合、<InterfaceName>の要素に、“bluetooth”が記述されており、<InterfaceState>の要素に“on”が記述されているため、ブルートゥース通信機能の現在の状態はオンであることが表わされている。図12Bの例の場合、<powerState>の要素に、“on”が記述されているため、電源の現在の状態はオンであることが表わされている。図13Bの例の場合、<ServiceState>の要素に“on”が記述されているため、インフラストラクチャモードのサービスの現在の状態は稼動中であることが表わされている。
【0108】
以上の処理によって、PDA1は、対象機器であるパーソナルコンピュータ2に対して、各種コマンドを送信することによって、容易に、パーソナルコンピュータ2の通信インターフェースの状態や電源の状態、あるいは、パーソナルコンピュータ2が指定したサービスの状態などの情報を取得することができる。
【0109】
すなわち、PDA1とパーソナルコンピュータ2とを非接触で通信させることにより、ICカード20やICカード40に書き込まれている各種情報をそれぞれ読み出したり、あるいは、各種コマンドを通信相手の機器に送信することができる。そして本発明はこれに限らず、各種情報や各種コマンドをメモリカードに記憶させ、そのメモリカードを、直接、通信相手の機器に渡し、メモリカードを受け取った機器が、メモリカードから各種情報や各種コマンドを読み出すこともできる。その場合の構成例および動作例について、以下に説明する。
【0110】
図14は、PDA1とパーソナルコンピュータ2が、メモリカード61を介して、各種情報や各種コマンドの授受を行う場合の概念を示している。なお、図1と対応する部分には同一の符号を付してあり、その説明は適宜省略する。
【0111】
PDA1は、スロット71に装着されたメモリカード61に対して各種の情報の読み出し、または書き込みが可能になされている。同様に、パーソナルコンピュータ2は、スロット81に装着されたメモリカード61に対して各種の情報の読み出し、または書き込みが可能になされている。
【0112】
例えば、パーソナルコンピュータ2のCPU31(図3)は、パーソナルコンピュータ2のブルートゥースデバイスに関する情報を記憶部38またはICカード40から読み出し、入出力インターフェース35およびスロット81を介してメモリカード61に供給し、そこに記憶させる。そして、ブルートゥースデバイスに関する情報が記憶されたメモリカード61をPDA1のスロット71に装着させる。PDA1のCPU11は、スロット71に装着されたメモリカード61に記憶されているブルートゥースデバイスに関する情報を読み出し、ブルートゥース通信の対象機器を識別する。
【0113】
また例えば、PDA1のCPU11(図2)は、パーソナルコンピュータ2用の制御コマンドを生成し、バス14、入出力インターフェース15、およびスロット71を介してメモリカード61に供給し、そこに記憶させる。そして、制御コマンドが記憶されたメモリカード61をパーソナルコンピュータ2のスロット81に装着させる。パーソナルコンピュータ2のCPU31は、スロット81に装着されたメモリカード61に記憶されている制御コマンドを読み出し、所定の機能を制御する。
【0114】
同図に示されるメモリカード61は、例えば、メモリースティック(商標)と呼ばれる本出願人によって開発されたフラッシュメモリカードの一種である。このメモリカード61は、縦21.5×横50×厚さ2.8[mm]の小型薄型形状のプラスチックケース内に電気的に書換えや消去が可能な不揮発性メモリであるEEPROM(Electrically Erasable and Programmable Read Only Memory)の一種であるフラッシュメモリ素子を格納したものであり、10ピン端子を介して画像や音声、音楽あるい各種データの書き込みおよび読み出しが可能となっている。
【0115】
またメモリカード61は、大容量化等による内蔵フラッシュメモリの仕様変更に対しても、使用する機器で互換性を確保することができる独自のシリアルプロトコルを採用し、最大書込速度1.5[MB/S]、最大読出速度2.45[MB/S]の高速性能を実現しているとともに、誤消去防止スイッチを設けて高い信頼性を確保している。
【0116】
従って、PDA1およびパーソナルコンピュータ2は、このようなメモリカード61が装着可能に構成されているために、メモリカード61を介して、他の電子機器との間でデータの共有化を図ることができる。
【0117】
次に、図15のフローチャートを参照して、PDA1が図5Aに示したコマンドデータをメモリカード61に記憶し、そのメモリカード61を装着したパーソナルコンピュータ2が、メモリカード61からコマンドデータを読み出すことで、ブルートゥース通信機能を起動する場合の処理について説明する。
【0118】
ステップS151において、パーソナルコンピュータ2のCPU31は、パーソナルコンピュータ2のブルートゥースデバイスに関する情報を記憶部38またはICカード40から読み出し、入出力インターフェース35およびスロット81を介してメモリカード61に供給し、そこに記憶させる。ステップS152において、パーソナルコンピュータ2のユーザは、ブルートゥースデバイスに関する情報が記憶されたメモリカード61をPDA1に移動させる。
【0119】
ステップS141において、PDA1のユーザは、パーソナルコンピュータ2から移動されてきたメモリカード61を取得し、それをスロット71に装着させる。ステップS142において、PDA1のCPU11は、スロット71に装着されたメモリカード61に記憶されているブルートゥースデバイスに関する情報を、入出力インターフェース15およびバス14を介して読み出し、ブルートゥース通信の対象機器を識別する。
【0120】
ステップS143において、CPU11は、図5Aに示したようなブルートゥース機能の起動に関するコマンドデータを、バス14、入出力インターフェース15、およびスロット71を介してメモリカード61に供給し、そこに記憶させる。ステップS144において、PDA1のユーザは、ブルートゥース機能の起動に関するコマンドデータが記憶されたメモリカード61をパーソナルコンピュータ2に移動させる。
【0121】
ステップS153において、パーソナルコンピュータ2のユーザは、PDA1から移動されてきたメモリカード61を取得し、それをスロット81に装着させる。ステップS154において、パーソナルコンピュータ2のCPU31は、スロット81に装着されたメモリカード61に記憶されているブルートゥース機能の起動に関するコマンドデータを読み出し、ブルートゥース通信機能(無線通信部41)を起動させる。
【0122】
なお、ブルートゥース通信機能が起動される際に、例えば、「ブルートゥース通信機能が起動されました」といったメッセージを、表示制御部37を介してLCDなどに表示させるようにしてもよい。
【0123】
ステップS145乃至S147およびステップS155の処理は、図6で説明したステップS7乃至S9およびステップS44と同様の処理であるため、その説明は省略する。
【0124】
このように、図6に示したリーダライタ19とリーダライタ39の非接触による処理以外にも、図15の処理で説明したように、メモリカード61を利用することによって、PDA1は、容易に、パーソナルコンピュータ2のブルートゥース通信機能を起動させることができる。
【0125】
次に、図16のフローチャートを参照して、図15のステップS143,S144、およびステップS153,S154の処理の他の例として、PDA1が、メモリカード61を利用して、パーソナルコンピュータ2の所定の機能を制御する場合の処理について説明する。
【0126】
ステップS171において、PDA1のCPU11は、所定の機能を制御するためのセットコマンドデータ、すなわち、例えば、図8Aに示したような電源のオンまたはオフを行うコマンドデータ、または図9Aに示したようなサービスのスタートまたはストップを行うコマンドデータを、バス14、入出力インターフェース15、およびスロット71を介してメモリカード61に供給し、そこに記憶させる。ステップS172において、PDA1のユーザは、セットコマンドデータ(図8Aまたは図9A)が記憶されたメモリカード61をパーソナルコンピュータ2に移動させる。
【0127】
ステップS181において、パーソナルコンピュータ2のユーザは、PDA1から移動されてきたメモリカード61を取得し、それをスロット81に装着させる。ステップS182において、パーソナルコンピュータ2のCPU31は、スロット81に装着されたメモリカード61に記憶されているセットコマンドデータを読み出し、所定の機能(例えば、電源オン、またはインフラストラクチャモードのサービスのスタート)を制御する。
【0128】
なお、所定の機能を制御する際に、例えば、「電源がオンされたました」、あるいは、「インフラストラクチャモードのサービスがスタートされました」といったメッセージを、表示制御部37を介してLCDなどに表示させるようにしてもよい。
【0129】
このように、図7に示したリーダライタ19とリーダライタ39の非接触による処理以外にも、図16の処理で説明したように、メモリカード61を利用することによって、PDA1は、容易に、パーソナルコンピュータ2の所定の機能を制御することができる。
【0130】
次に、図17のフローチャートを参照して、図15のステップS143,S144、およびステップS153,S154の処理の他の例として、PDA1が、メモリカード61を利用して、パーソナルコンピュータ2の所定の機能の状態を取得する処理について説明する。
【0131】
ステップS191において、PDA1のCPU11は、所定の機能の状態を取得するためのゲットコマンドデータ、すなわち、例えば、図11Aに示したような通信インターフェースの状態を取得するコマンドデータ、図12Aに示したような電源の状態を取得するためのコマンドデータ、または図13Aに示したようなサービスの状態を取得するコマンドデータを、バス14、入出力インターフェース15、およびスロット71を介してメモリカード61に供給し、そこに記憶させる。ステップS192において、PDA1のユーザは、ゲットコマンドデータ(図11A、図12A、または図13A)が記憶されたメモリカード61をパーソナルコンピュータ2に移動させる。
【0132】
ステップS201において、パーソナルコンピュータ2のユーザは、PDA1から移動されてきたメモリカード61を取得し、それをスロット81に装着させる。ステップS202において、パーソナルコンピュータ2のCPU31は、スロット81に装着されたメモリカード61に記憶されているゲットコマンドデータを読み出し、対応する情報(所定機能の状態に関する情報)を、メモリカード61に記憶させる。ステップS203において、パーソナルコンピュータ2のユーザは、レスポンスデータ(図11B、図12B、または図13B)が記憶されたメモリカード61をパーソナルコンピュータ2に移動させる。
【0133】
ステップS193において、PDA1のユーザは、パーソナルコンピュータ2から移動されてきたメモリカード61を取得し、それをスロット71に装着させる。ステップS194において、PDA1のCPU11は、スロット71に装着されたメモリカード61に記憶されているレスポンスデータを読み出し、パーソナルコンピュータ2の所定機能の状態に関する情報を取得することができる。
【0134】
なお、所定の機能の状態に関する情報を取得する際に、例えば、「ブルートゥース通信機能の現在の状態はオンです」、「電源の現在の状態はオンです」、あるいは、「インフラストラクチャモードの現在の状態は稼動中です」といったメッセージを、表示制御部17を介してLCDなどに表示させるようにしてもよい。
【0135】
このように、図10に示したリーダライタ19とリーダライタ39の非接触による処理以外にも、図17の処理で説明したように、メモリカード61を利用することによって、PDA1は、容易に、パーソナルコンピュータ2の所定機能の状態に関する情報を取得することができる。
【0136】
以上のように、PDA1およびパーソナルコンピュータ2は、リーダライタ19とICカード20、およびリーダライタ39とICカード40をそれぞれ有していなくても、メモリカード61を利用することで、容易に、各種情報やコマンドデータの授受を行うことができる。
【0137】
また、メモリカード61は単なる例であり、他の電子機器との間でデータの共有化を図ることが可能な他の記憶媒体に広く適用することができる。
【0138】
さらに、ICカード20および40や、メモリカード61等の記録媒体だけでなく、例えば、赤外線による通信等を用いて他の電子機器との間でデータの共有化を図るようにしてもよい。
【0139】
また以上において説明したブルートゥースによる無線通信の代わりに、例えば、IEEE802.11aやIEEE802.11bなど、他の無線通信規格を適用することも可能である。IEEE802.11は、IEEE(Institute of Electrical and Electronic Engineers)(米国電気電子学会)でLAN技術の標準を策定している802委員会が1998年7月に定めた無線LANの標準規格群であり、2.4GHz帯上で11Mbpsの伝送速度を実現するIEEE 802.11bや、5.2GHz帯を使ったIEEE 802.11a等がある。
【0140】
図18は、赤外線を用いた無線通信(以下、赤外線通信と称する)により、他の規格による無線通信の設定情報を共有する場合の概念を示している。
【0141】
パーソナルコンピュータ2は、IEEE802.11bを用いた無線通信機能を有しており、同様にIEEE802.11bを用いた無線通信機能を有しているアクセスポイント91と電波を用いた無線通信を行うことにより、アクセスポイント91が接続されているネットワーク92に接続する。
【0142】
また、パーソナルコンピュータ2は、赤外線通信ポート93を有しており、同様に赤外線通信ポート94を有するアクセスポイント94と近接された位置において、IrDA(Infrared Data Association)等に代表される通信規格を用いた赤外線通信を行い、各種の情報をアクセスポイント91と共有することができる。
【0143】
IrDAは、赤外線を利用した近距離のデータ通信規格であり、例えば、バージョン1.0においては、通信可能距離が1mで、最大通信速度が115.2kbpsとなっている。
【0144】
以上のような同様の通信規格により赤外線通信を行うことが可能な赤外線通信ポート93および94をそれぞれ有するパーソナルコンピュータ2およびアクセスポイント91は、通信可能な近距離の位置において、赤外線通信を行う。
【0145】
ところで、IEEE802.11bを用いた無線通信においては、通信により形成されるネットワークを識別するために、通信を行うパーソナルコンピュータ2およびアクセスポイント91によりSSID(Service Set IDentification)と呼ばれるネットワークIDを予め共有しておく必要がある。
【0146】
また、セキュリティ上の面から、通信内容を暗号化することが望ましい。IEEE802.11bを用いた無線通信においては、WEP(Wired Equivalent Privacy)を用いて、送信されるパケットを暗号化することができる。
【0147】
WEPは、無線通信用の暗号化技術であり、通信を行う両者が、共通の、40ビットまたは128ビットの秘密鍵を用いて暗号化、および復号を行う技術である。
【0148】
アクセスポイント91は、予め設定されたSSIDおよびWEP用秘密鍵を保持しており、パーソナルコンピュータ2は、アクセスポイント91と赤外線通信を行うことによって、IEEE802.11bを用いた無線通信における接続に必要なSSIDおよびWEP用秘密鍵を取得する。
【0149】
図19は、図18の場合のパーソナルコンピュータ2の内部の構成例を示す図である。図3と対応する部分には同一の符号を付してあり、その説明は適宜省略する。
【0150】
パーソナルコンピュータ2の入出力インターフェース35には、赤外線通信制御部101が接続されており、赤外線通信ポート93を制御してアクセスポイント91とIrDAを用いた赤外線通信を行う。
【0151】
また、入出力インターフェース35にはアクセスポイント91とIEEE802.11bによる無線通信機能により通信する無線通信部21が接続されている。
【0152】
赤外線通信制御部119は、CPU111から供給されてきた制御信号または赤外線通信ポート94から送信されてきた応答データに基づいて各種処理を実行する。
【0153】
例えば、CPU31は、アクセスポイント91に送信する制御コマンドを生成し、それをバス34および入出力インターフェース35を介して赤外線通信制御部101に出力する。赤外線通信制御部101は、コマンドに応じた変調波を赤外線信号として赤外線通信ポート93より送出し、近接されたアクセスポイント91に各種のデータを送信する。
【0154】
また例えば、赤外線通信制御部101は、赤外線通信ポート93を介してアクセスポイント91より供給された赤外線信号を復調することによってデータを取得し、そのデータを入出力インターフェース35およびバス34を介してCPU31に供給する。
【0155】
図20は、図18のアクセスポイント91の内部の構成例を示す図である。
【0156】
CPU111は、ROM112または記憶部118に記憶されているプログラムに従って、各種処理を実行する。RAM113には、CPU111が実行するプログラムやデータが適宜記憶される。CPU111、ROM112、およびRAM113は、バス114を介して相互に接続されている。
【0157】
バス114には、入出力インターフェース115が接続されており、この入出力インターフェース115には、プログラムや各種データを格納する、RAMやフラッシュメモリなどよりなる記憶部118、赤外線通信ポート94を制御してパーソナルコンピュータ2と赤外線を介して通信する赤外線通信制御部119、パーソナルコンピュータ2とIEEE802.11bによる無線通信機能により通信する無線通信部121が接続されている。
【0158】
赤外線通信制御部119は、CPU111から供給されてきた制御信号または赤外線通信ポート94から送信されてきた応答データに基づいて各種処理を実行する。
【0159】
例えば、CPU111は、パーソナルコンピュータ2に送信する制御コマンドを生成し、それをバス114および入出力インターフェース115を介して赤外線通信制御部119に出力する。赤外線通信制御部119は、コマンドに応じた変調波を赤外線信号として赤外線通信ポート94より送出し、近接されたパーソナルコンピュータ2に各種のデータを送信する。
【0160】
また例えば、赤外線通信制御部119は、赤外線通信ポート94を介してパーソナルコンピュータ2より供給された赤外線信号を復調することによってデータを取得し、そのデータを入出力インターフェース115およびバス114を介してCPU111に供給する。
【0161】
記憶部118には、無線通信部121によるIEEE802.11bを用いた無線通信に関する情報(ssidやWEP用秘密鍵に関する情報)などが記録されており、CPU111は、赤外線通信制御部119より供給されたパーソナルコンピュータ2からの要求に基づいて、それらの情報を赤外線通信部119に供給する。CPU111の制御により記憶部118より供給されたIEEE802.11bを用いた無線通信に関する情報を、赤外線通信制御部119は、赤外線通信ポート94を介してパーソナルコンピュータ2に供給する。
【0162】
次に、図21のフローチャートを参照して、パーソナルコンピュータ2がIEEE802.11bを用いた無線通信によりアクセスポイント91に接続する場合の処理について説明する。
【0163】
最初に、ステップS221において、パーソナルコンピュータ2のCPU31は、ユーザの指示に基づいて赤外線通信制御部101に赤外線通信の準備を開始するように要求し、赤外線通信制御部101は、その要求に基づいて赤外線通信ポート93を制御し、近接されたアクセスポイント91を検出するなどのIrDAを用いた赤外線通信の準備を開始する。
【0164】
同様にアクセスポイント91のCPU111は、ステップS241において、赤外線通信制御部119に赤外線通信の準備を開始するように要求し、赤外線通信制御部119は、その要求に基づいて赤外線通信ポート94を制御し、近接されたパーソナルコンピュータ2を検出するなどのIrDAを用いた赤外線通信の準備を開始する。
【0165】
そして、互いに準備が完了し、通信可能な状態に移行すると、パーソナルコンピュータ2の赤外線通信制御部101は、ステップS222において、赤外線通信ポート93を介して、IrDAを用いた赤外線通信により、近接されたアクセスポイント91に対して接続要求を送信する。
【0166】
ステップS242において、赤外線通信ポート94を介してその接続要求を取得すると、アクセスポイント91の赤外線通信制御部119は、ステップS243において、IrDAを用いて赤外線通信を確立し、赤外線通信ポート94を介してパーソナルコンピュータ2に通知する。
【0167】
ステップS223において、赤外線通信ポート93を介してその通知を取得すると、パーソナルコンピュータ2の赤外線通信制御部101は、ステップS224において、IrDAを用いて赤外線通信を確立する。
【0168】
赤外線通信が確立されると、ステップS225において、パーソナルコンピュータ2のCPU31は、赤外線通信制御部101を制御して、ssidやWEP用秘密鍵等のIEEE802.11bを用いた無線通信によりアクセスポイント91に接続するための情報を含む無線通信接続情報をアクセスポイント91に要求させる。
【0169】
赤外線通信制御部101は、CPU31の要求に基づいて、赤外線通信ポート93を介して、無線通信接続情報をアクセスポイント91に要求する。
【0170】
ステップS244において、赤外線通信ポート94を介してその要求を取得したアクセスポイント91の赤外線通信制御部119は、その要求を入出力インターフェース115およびバス114を介してCPU111に供給する。
【0171】
赤外線通信制御部119よりパーソナルコンピュータ2からの要求を供給されたCPU111は、ステップS245において、記憶部118に記憶されているssidやWEP用秘密鍵等の情報を取得し、無線通信接続情報を生成し、赤外線通信制御部119に供給する。
【0172】
図22は、無線通信接続情報のデータの例を示す図である。
【0173】
図22において、ssidやWEP用秘密鍵等のIEEE802.11bを用いた無線通信によりアクセスポイント91に接続するための情報は、拡張性および汎用性を持たせるために、XML形式で記述されている。
【0174】
タグ<accessPoint>と</accessPoint>で囲まれた範囲には、アクセスポイント91の設定情報が含まれている。タグ<title>と</title>で囲まれた範囲には設定情報の名称(local-net)が記述されており、タグ<802.11b>と</802.11b>で囲まれた範囲には802.11bを用いた無線通信に関する設定情報であるssidとWEP用秘密鍵が記述されている。
【0175】
ssidは、タグ<essid>と</essid>で囲まれて記述されており、WEP用秘密鍵は、タグ<wepkey>と</wepkey>で囲まれて記述されている。図22の場合、ssidは、「0000」であり、WEP用秘密鍵は、「sampl」である。
【0176】
赤外線通信制御部119は、ステップS246において、供給された図22の無線通信接続情報を、赤外線通信ポート94を介して、赤外線通信によりパーソナルコンピュータ2に送信する。
【0177】
ステップS226において、赤外線通信ポート93を介して、その無線通信接続情報を取得したパーソナルコンピュータ2の赤外線通信制御部101は、取得した無線通信接続情報をCPU31に供給する。
【0178】
CPU31は、ステップS227において、その無線通信接続情報に基づいて、無線通信部102を制御し、IEEE802.11bを用いた無線通信に関する設定を行う。すなわち、CPU31は、無線通信部102を制御して、無線通信部102がアクセスポイント91に対して接続を要求する際のssidやWEP用秘密鍵等の情報を、アクセスポイント91より取得した適切な情報に基づいて設定する。
【0179】
図22の場合、CPU31は、タグ<accessPoint>と</accessPoint>で囲まれた範囲にアクセスポイント91の設定情報が記述されていると認識し、タグ<802.11b>と</802.11b>で囲まれた範囲に要求したssidおよびWEP用秘密鍵の情報が記述されていると認識する。そして、CPU31は、タグ<essid>と</essid>で囲まれた「0000」をssidとし、タグ<wepkey>と</wepkey>で囲まれた「sampl」をWEP用秘密鍵として抽出し、それらを用いて無線通信部102を制御して設定する。
【0180】
設定が完了すると、パーソナルコンピュータ2のCPU31は、無線通信部102を制御し、アクセスポイント91に対してIEEE802.11bを用いた無線通信により接続要求を送信させる。
【0181】
ステップ247において、その接続要求を取得したアクセスポイント91の無線通信部121は、CPU111に制御され、ステップS248において、IEEE802.11bを用いた無線通信を確立し、その無線通信により、パーソナルコンピュータ2に通知する。
【0182】
その通知をステップS229において取得したパーソナルコンピュータ2の無線通信部102は、ステップS230において、CPU31に制御され、IEEE802.11bを用いた無線通信を確立する。
【0183】
IEEE802.11bを用いた無線通信が確立され、パーソナルコンピュータ2とアクセスポイント91が接続されると、パーソナルコンピュータ2およびアクセスポイント91は、接続に関する処理を終了し、互いにIEEE802.11bを用いた無線通信を行う。
【0184】
以上のようにして、パーソナルコンピュータ2は、アクセスポイント91より赤外線通信により、IEEE802.11bを用いた無線通信の接続に関する設定情報を取得し、その情報を用いてアクセスポイント91にアクセスし、接続することができる。
【0185】
なお、IEEE802.11bを用いた無線通信の場合、ssidやWEP用秘密鍵等の情報は、通信を行う両者で一致していればよく、上述したようにパーソナルコンピュータ2の設定をアクセスポイント91の設定にあわせるようにしてもよいし、逆に、アクセスポイント91の設定をパーソナルコンピュータ2の設定に合わせるようにしてもよい。
【0186】
図23のフローチャートを参照して、パーソナルコンピュータ2がアクセスポイント91に設定情報を供給する場合の処理の例を説明する。
【0187】
最初に、ステップS261において、パーソナルコンピュータ2のCPU31は、図21のステップS221の場合と同様に、ユーザの指示に基づいて赤外線通信制御部101に赤外線通信の準備を開始するように要求し、赤外線通信制御部101は、その要求に基づいてIrDAを用いた赤外線通信の準備を開始する。
【0188】
同様にアクセスポイント91の赤外線通信制御部119は、ステップS281において、図21のステップS241の場合と同様に、CPU111の要求に基づいてIrDAを用いた赤外線通信の準備を開始する。
【0189】
そして、互いに準備が完了し、通信可能な状態に移行すると、パーソナルコンピュータ2の赤外線通信制御部101は、ステップS222において、図21のステップS222の場合と同様に、赤外線通信ポート93を介して、近接されたアクセスポイント91に対して接続要求を送信する。
【0190】
図21のステップS242およびS243の場合と同様に、アクセスポイント91の赤外線通信制御部119は、ステップS282において、赤外線通信ポート94を介してその接続要求を取得すると、ステップS283において、IrDAを用いて赤外線通信を確立し、パーソナルコンピュータ2に通知する。
【0191】
パーソナルコンピュータ2の赤外線通信制御部101は、図21のステップS223およびS224の場合と同様に、ステップS263において、赤外線通信ポート93を介してその通知を取得すると、ステップS224において、IrDAを用いて赤外線通信を確立する。
【0192】
以上のようにして、赤外線通信が確立されると、ステップS265において、パーソナルコンピュータ2のCPU31は、記憶部38に記憶されているssidやWEP用秘密鍵等の情報を取得し、IEEE802.11bを用いた無線通信に関する情報を含む無線通信接続情報を生成し、生成した無線通信接続情報を赤外線通信制御部101に供給する。
【0193】
赤外線通信制御部101は、ステップS266において、CPU31に供給された無線通信接続情報を、赤外線通信ポート93を介して、赤外線通信によりアクセスポイント91に送信する。
【0194】
ステップS284において、赤外線通信ポート94を介して、その無線通信接続情報を取得したアクセスポイント91の赤外線通信制御部119は、取得した無線通信接続情報をCPU111に供給する。
【0195】
CPU111は、ステップS285において、その無線通信接続情報に基づいて、無線通信部121を制御し、IEEE802.11bを用いた無線通信に関する設定を行う。すなわち、CPU111は、無線通信部121を制御して、無線通信部121がパーソナルコンピュータ2と接続し、無線通信を行う際のssidやWEP用秘密鍵等の情報を、パーソナルコンピュータ2より取得した適切な情報に基づいて設定する。
【0196】
無線通信の設定が完了すると、パーソナルコンピュータ2のCPU31は、ステップS267において、無線通信部102を制御し、アクセスポイント91に対してIEEE802.11bを用いた無線通信により接続要求を送信させる。このとき、無線通信部102は、赤外線通信を用いてアクセスポイント91に供給したssidとWEP用秘密鍵を用いて接続を要求する。
【0197】
ステップ286において、その接続要求を取得したアクセスポイント91の無線通信部121は、CPU111に制御され、ステップS287において、設定したssidおよびWEP用秘密鍵を用いて、IEEE802.11bを用いた無線通信を確立し、その無線通信により、パーソナルコンピュータ2に通知する。
【0198】
その通知をステップS268において取得したパーソナルコンピュータ2の無線通信部102は、ステップS269において、CPU31に制御され、IEEE802.11bを用いた無線通信を確立する。
【0199】
IEEE802.11bを用いた無線通信が確立され、パーソナルコンピュータ2とアクセスポイント91が接続されると、パーソナルコンピュータ2およびアクセスポイント91は、接続に関する処理を終了し、互いにIEEE802.11bを用いた無線通信を行う。
【0200】
以上のようにして、パーソナルコンピュータ2は、赤外線通信により、IEEE802.11bを用いた無線通信の接続に関する設定情報を、アクセスポイント91に供給し、設定させ、その設定情報を用いてアクセスポイント91にアクセスし、接続することができる。
【0201】
また、以上においては、IEEE802.11bによる無線通信におけるネットワークモデルとして、アクセスポイント91を利用したIEEE802.11bによる無線通信によるネットワーク接続(インフラストラクチャ(Infrastructure)モード)について説明したが、アクセスポイント等の特別な通信設備を使わずにネットワークを端末だけで構成するAdHocモードであってもよい。
【0202】
図24は、パーソナルコンピュータ2がAdHocモードによりPDAと接続する場合の概念を示す模式図である。図3および図19と対応する部分には同一の符号を付してあり、その説明は適宜省略する。
【0203】
図24において、PDA1は、赤外線通信ポート131が設けられており、赤外線通信ポート93を有し、近接されたパーソナルコンピュータ2と赤外線通信を行う。また、PDA1およびパーソナルコンピュータ2は、IEEE802.11bを用いた無線通信を行う機能を有しており、互いに電波を用いた無線通信を行う。
【0204】
図25は、図24の場合のPDA1の内部の構成例を示す図である。図2と対応する部分には同一の符号を付してあり、その説明は適宜省略する。
【0205】
図25において、赤外線通信制御部142は、入出力インターフェース15に接続されており、CPU11から供給されてきた制御信号または赤外線通信ポート131から送信されてきた応答データに基づいて各種処理を実行する。
【0206】
例えば、CPU11は、パーソナルコンピュータ2に送信する制御コマンドを生成し、それをバス14および入出力インターフェース15を介して赤外線通信制御部142に出力する。赤外線通信制御部142は、コマンドに応じた変調波を赤外線信号として赤外線通信ポート131より送出し、近接されたパーソナルコンピュータ2に各種のデータを送信する。
【0207】
また例えば、赤外線通信制御部142は、赤外線通信ポート131を介してパーソナルコンピュータ2より供給された赤外線信号を復調することによってデータを取得し、そのデータを入出力インターフェース15およびバス14を介してCPU11に供給する。
【0208】
さらに、入出力インターフェース115には、パーソナルコンピュータ2とIEEE802.11bによる無線通信機能により通信する無線通信部141が接続されている。
【0209】
図24に示されるように、例えば、パーソナルコンピュータ2がPDA1にAdHocモードで接続するために、PDA1に対して無線通信の接続要求を行う場合、図18において説明したインフラストラクチャモードの場合と同様に(図21のフローチャートを参照して説明したように)、パーソナルコンピュータ2は、近接されたPDA1と赤外線通信を行い、PDA1よりssidおよびWEP用秘密鍵等の設定情報を取得し、その設定情報に基づいて、PDA1に対してIEEE802.11bによる無線通信の接続要求を行う。
【0210】
図26は、赤外線通信によりPDA1よりパーソナルコンピュータ2に供給される無線通信接続情報の例を示す図である。図26においては、ssidやWEP用秘密鍵等のIEEE802.11bを用いた無線通信によりPDA1に接続するための情報は、拡張性および汎用性を持たせるために、XML形式で記述されている。
【0211】
この無線通信接続情報は、基本的に図22を用いて説明した場合と同様に構成されている。しかしながら、図26の場合においては、adHocモード用の設定情報であるので、タグ<accessPoint>と</accessPoint>の代わりに、タグ<localNetwork>と</localNetwork>が用いられる。
【0212】
従って、図26の場合、パーソナルコンピュータ2のCPU31は、タグ<localNetwork>と</localNetwork>で囲まれた範囲に、通信相手となるPDA1の設定情報が記述されていると認識し、タグ<essid>と</essid>で囲まれた「0000」をssidとし、タグ<wepkey>と</wepkey>で囲まれた「sampl」をWEP用秘密鍵として抽出し、それらを用いて無線通信部102を制御して設定し、AdHocモードでの接続に用いる。
【0213】
なお、AdHocモードの場合においても、インフラストラクチャモードの場合と同様に、ssidやWEP用秘密鍵等の情報は、通信を行う両者で一致していればよく、上述したようにパーソナルコンピュータ2の設定をPDA1の設定にあわせるようにしてもよいし、逆に、PDA1の設定をパーソナルコンピュータ2の設定に合わせるようにしてもよい。その場合の処理は、図23のフローチャートを参照して説明した場合と同様に行われる。
【0214】
また、以上においては、パーソナルコンピュータ2が、PDA1に対して接続を要求するように説明したが、これに限らず、PDA1がパーソナルコンピュータ2に接続を要求するようにしてもよい。
【0215】
以上においては、XML形式で記述されたコマンドデータを送信するものとして説明したが、この他、例えば、Base64などの方式によりコマンドデータを符号化して送信するようにしてもよい。
【0216】
また以上においては、特に、PDA1とパーソナルコンピュータ2で通信する場合について説明したが、本発明は、これに限られるものではなく、例えば、携帯電話機、デジタルビデオカメラ、あるいはテレビジョン受像機などの電子機器に広く適用することができる。
【0217】
上述した一連の処理は、ハードウェアにより実行させることもできるが、ソフトウェアにより実行させることもできる。一連の処理をソフトウェアにより実行させる場合には、そのソフトウェアを構成するプログラムが、専用のハードウェアに組み込まれているコンピュータ、または、各種のプログラムをインストールすることで、各種の機能を実行することが可能な、例えば汎用のパーソナルコンピュータなどに、記録媒体からインストールされる。
【0218】
コンピュータにインストールされ、コンピュータによって実行可能な状態とされるプログラムを記録する記録媒体は、図3に示されるように、磁気ディスク51(フレキシブルディスクを含む)、光ディスク52(CD-ROM(Compact Disc-Read Only Memory)、DVD(Digital Versatile Disc)を含む)、光磁気ディスク53(MD(Mini-Disc)(登録商標)を含む)、もしくは半導体メモリ54などよりなるパッケージメディア、または、プログラムが一時的もしくは永続的に記録されるROM32や記憶部38などにより構成される。記録媒体へのプログラムの記録は、必要に応じてルータ、モデムなどのインターフェースを介して、公衆回線網、ローカルエリアネットワーク、またはインターネットなどのネットワーク、デジタル衛星放送といった、有線または無線の通信媒体を利用して行われる。
【0219】
なお、本明細書において、記録媒体に記録されるプログラムを記述するステップは、記載された順序に沿って時系列的に行われる処理はもちろん、必ずしも時系列的に処理されなくとも、並列的あるいは個別に実行される処理をも含むものである。
【0220】
【発明の効果】
第1の本発明によれば、相手機器に特別な操作を必要とすることなく、各種制御を自動的に実行することができる。
【0221】
また、第1の本発明によれば、無線通信の確立していない相手の機器を直接操作することなく、電磁波を介して所定のコマンドデータを送信することによって、相手機器を制御することができる。
【0222】
第2の本発明によれば、相手機器に特別な操作を必要とすることなく、各種制御を自動的に実行することができる。
【0223】
また、第2の本発明によれば、無線通信の確立していない相手の機器を直接操作することなく、所定のコマンドデータを記憶させたメモリカードを授受することによって、相手機器を制御することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施の形態である、PDAとパーソナルコンピュータとの無線接続の概念を示す図である。
【図2】 図1のPDAの構成例を示すブロック図である。
【図3】 図1のパーソナルコンピュータの構成例を示すブロック図である。
【図4】 Felicaを用いた場合に送受信されるデータのパケット構造例を示している。
【図5】 XML形式のコマンドデータおよびレスポンスデータの例を示す図である。
【図6】 PDAがパーソナルコンピュータのブルートゥース通信機能を起動する場合の処理を説明するフローチャートである。
【図7】 PDAがパーソナルコンピュータの所定の機能を制御する処理を説明するフローチャートである。
【図8】 所定の機能を制御するためのセットコマンドデータの例を示す図である。
【図9】 所定の機能を制御するためのセットコマンドデータの他の例を示す図である。
【図10】 PDAがパーソナルコンピュータの所定の機能の状態を取得する処理を説明するフローチャートである。
【図11】 所定の機能の状態を取得するためのゲットコマンドデータの例を示す図である。
【図12】 所定の機能の状態を取得するためのゲットコマンドデータの他の例を示す図である。
【図13】 所定の機能の状態を取得するためのゲットコマンドデータの他の例を示す図である。
【図14】 PDAとパーソナルコンピュータが、メモリカードを介して、各種情報や各種コマンドの授受を行う場合の概念を示す図である。
【図15】 PDAがパーソナルコンピュータのブルートゥース通信機能を起動する場合の処理を説明するフローチャートである。
【図16】 PDAがパーソナルコンピュータの所定の機能を制御する処理を説明するフローチャートである。
【図17】 PDAがパーソナルコンピュータの所定の機能の状態を取得する処理を説明するフローチャートである。
【図18】 パーソナルコンピュータが赤外線通信を用いてアクセスポイントより無線通信に関する情報を取得する場合の概念を示す模式図である。
【図19】 図18のパーソナルコンピュータの内部の構成例を示すブロック図である。
【図20】 図18のアクセスポイントの内部の構成例を示す図である。
【図21】 図18のパーソナルコンピュータがアクセスポイントに接続を要求する場合の処理の例を説明するフローチャートである。
【図22】 無線通信接続情報の例を示す図である。
【図23】 図18のパーソナルコンピュータがアクセスポイントに接続を要求する場合の処理の他の例を説明するフローチャートである。
【図24】 PDAとパーソナルコンピュータが、赤外線通信を介して、各種情報や各種コマンドの授受を行う場合の概念を示す図である。
【図25】 図24のPDAの内部の構成例を示す図である。
【図26】 無線通信接続情報の他の例を示す図である。
Claims (18)
- 所定の無線通信規格に従って他の通信装置と無線通信する通信装置において、
第1の無線通信を行う第1の無線通信手段と、
第2の無線通信を行う第2の無線通信手段と、
前記他の通信装置の識別情報を少なくとも含む情報が記録された情報記録媒体の存在を検出する検出手段と、
前記検出手段によって検出された前記情報記録媒体に対して、前記第1の無線通信手段による前記第1の無線通信により、前記他の通信装置が有する、前記第2の無線通信を行う通信機能の起動を要求する起動コマンドを供給する供給手段と、
前記第2の無線通信手段を起動させる起動手段と、
前記起動手段により起動された前記第2の無線通信手段を用いて、前記起動コマンドに基づいて起動された前記他の通信装置の前記通信機能との前記第2の無線通信を確立する通信確立手段と
を備えることを特徴とする通信装置。 - 前記起動コマンドは、前記他の通信装置の前記通信機能の名称を指定する情報、および、前記通信機能の状態を指定する情報を有する
ことを特徴とする請求項1に記載の通信装置。 - 前記起動コマンドに応じて前記情報記録媒体から送信されてくる応答データを受信する受信手段をさらに備える
ことを特徴とする請求項1に記載の通信装置。 - 前記応答データは、前記他の通信装置の前記通信機能の状態に関する情報を含む
ことを特徴とする請求項3に記載の通信装置。 - 前記起動コマンドは、XML形式で記述されたデータである
ことを特徴とする請求項1に記載の通信装置。 - 前記他の通信装置との間で接続可能なサービスを探索する探索手段をさらに備える
ことを特徴とする請求項1に記載の通信装置。 - 前記情報記録媒体は、ICカードである
ことを特徴とする請求項1に記載の通信装置。 - 所定の無線通信規格に従って他の通信装置と無線通信する通信装置の通信方法において、
前記他の通信装置の識別情報を少なくとも含む情報が記録された情報記録媒体の存在を検出する検出ステップと、
前記検出ステップの処理によって検出された前記情報記録媒体に対して、第1の無線通信部による第1の無線通信により、前記他の通信装置が有する、第2の無線通信を行う通信機能の起動を要求する起動コマンドを供給する供給ステップと、
前記第2の無線通信を行う第2の無線通信部を起動させる起動ステップと、
前記起動ステップの処理により起動された前記第2の無線通信部を用いて、前記起動コマンドに基づいて起動された前記他の通信装置の前記通信機能との前記第2の無線通信を確立する通信確立ステップと
を含むことを特徴とする通信方法。 - 所定の無線通信規格に従って他の通信装置と無線通信する通信装置を制御するプログラムであって、
前記他の通信装置の識別情報を少なくとも含む情報が記録された情報記録媒体の存在を検出する検出ステップと、
前記検出ステップの処理によって検出された前記情報記録媒体に対して、第1の無線通信部による第1の無線通信により、前記他の通信装置が有する、第2の無線通信を行う通信機能の起動を要求する起動コマンドを供給する供給ステップと、
前記第2の無線通信を行う第2の無線通信部を起動させる起動ステップと、
前記起動ステップの処理により起動された前記第2の無線通信部を用いて、前記起動コマンドに基づいて起動された前記他の通信装置の前記通信機能との前記第2の無線通信を確立する通信確立ステップと
を含むことを特徴とするコンピュータが読み取り可能なプログラムが記録されている記録媒体。 - 所定の無線通信規格に従って他の通信装置と無線通信する通信装置を制御するコンピュータに、
前記他の通信装置の識別情報を少なくとも含む情報が記録された情報記録媒体の存在を検出する検出ステップと、
前記検出ステップの処理によって検出された前記情報記録媒体に対して、第1の無線通信部による第1の無線通信により、前記他の通信装置が有する、第2の無線通信を行う通信機能の起動を要求する起動コマンドを供給する供給ステップと、
前記第2の無線通信を行う第2の無線通信部を起動させる起動ステップと、
前記起動ステップの処理により起動された前記第2の無線通信部を用いて、前記起動コマンドに基づいて起動された前記他の通信装置の前記通信機能との前記第2の無線通信を確立する通信確立ステップと
を実行させるプログラム。 - 所定の無線通信規格に従って他の通信装置と無線通信する通信装置において、
前記他の通信装置の識別情報を少なくとも含む情報が記憶された記憶媒体を、前記他の通信装置から取得する第1の取得手段と、
前記第1の取得手段により取得された前記記憶媒体に記憶されている前記情報を読み出す読み出し手段と、
前記第1の取得手段により取得された前記記憶媒体に、前記他の通信装置が有する、前記無線通信を行う通信機能の起動を要求する起動コマンドを書き込む書き込み手段と
を備えることを特徴とする通信装置。 - 前記起動コマンドは、前記他の通信装置の前記通信機能の名称を指定する情報、および、前記通信機能の状態を指定する情報を有する
ことを特徴とする請求項11に記載の通信装置。 - 前記他の通信装置の所定の機能の状態に関する情報が記憶された前記記憶媒体を取得する第2の取得手段をさらに備え、
前記読み出し手段は、前記第2の取得手段により取得された前記記憶媒体に記憶されている前記所定の機能の状態に関する情報を読み出す
ことを特徴とする請求項11に記載の通信装置。 - 前記所定のコマンドデータは、XML形式で記述されたデータである
ことを特徴とする請求項11に記載の通信装置。 - 前記記憶媒体は、メモリカードである
ことを特徴とする請求項11に記載の通信装置。 - 所定の無線通信規格に従って他の通信装置と無線通信する通信装置の通信方法において、
前記他の通信装置の識別情報を少なくとも含む情報が記憶された記憶媒体を、前記他の通信装置から取得し、前記記憶媒体に記憶されている前記情報を読み出す読み出しステップと、
前記記憶媒体に、前記他の通信装置が有する、前記無線通信を行う通信機能の起動を要求する起動コマンドを書き込む書き込みステップと、
前記書き込みステップの処理により前記起動コマンドが書き込まれた前記記憶媒体を前記他の通信装置に移動する移動ステップと
を含むことを特徴とする通信方法。 - 所定の無線通信規格に従って他の通信装置と無線通信する通信装置を制御するプログラムであって、
前記他の通信装置の識別情報を少なくとも含む情報が記憶された記憶媒体を、前記他の通信装置から取得し、前記記憶媒体に記憶されている前記情報を読み出す読み出しステップと、
前記記憶媒体に、前記他の通信装置が有する、前記無線通信を行う通信機能の起動を要求する起動コマンドを書き込む書き込みステップと
を含むことを特徴とするコンピュータが読み取り可能なプログラムが記録されている記録媒体。 - 所定の無線通信規格に従って他の通信装置と無線通信する通信装置を制御するコンピュータに、
前記他の通信装置の識別情報を少なくとも含む情報が記憶された記憶媒体を、前記他の通信装置から取得し、前記記憶媒体に記憶されている前記情報を読み出す読み出しステップと、
前記記憶媒体に、前記他の通信装置が有する、前記無線通信を行う通信機能の起動を要求する起動コマンドを書き込む書き込みステップと
を実行させるプログラム。
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