JP5895678B2 - 無線通信システム及び無線通信方法 - Google Patents

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本発明は、無線通信システム及び無線通信方法に関する。
電子情報機器同士の無線ネットワーク接続については、従来から様々な接続方法が提案されている。たとえば、無線LANを利用し、ネットワーク経由で画像を端末から受信し、その画像を投影する機能を持ったプロジェクタが開発されている。しかしながら、無線LANでは、ネットワーク接続のための設定項目が多く複雑である。このため、無線LANについての知識の乏しいユーザが正しく設定するのは難しい。
これに対して、無線LANの中でもインフラストラクチャモードにおいては、WPS(Wi−Fi Protected Setup)といった規格が存在し、この規格に準拠した製品であれば、無線LANについての知識に乏しいユーザにとっても、アクセスポイントと端末側のそれぞれに搭載されているボタンを押すだけで無線LANの設定を行うことが出来る。
一方で、無線LANのアドホックモードについてはWPSのような規格は存在しない。そのため、各社独自にWPSのような設定モードを開発し、プロジェクタに搭載している。なお、以下、無線LANアドホックモードにおいて、ユーザが自らSSID(Service Set Identifier)やWEP(Wired Equivalent Privacy)キーのような無線LAN設定値を設定することなく、プロジェクタと接続することができるモードのことを「簡単接続モード」と明記する。
たとえば、特許文献1には、「SSIDにIP(Internet Protocol)アドレスを埋め込むこと」により、DHCP(Dynamic Host Configuration Protocol)サーバを利用することなく、IPアドレスを含む無線ネットワークの設定を行う技術が提案されている。
従来の方法では、プロジェクタを簡単接続モードで開始させるためのプロジェクタに対する操作(ボタン押下)と、端末側で簡単接続を開始させるための操作(簡単接続ボタン押下)の計2ステップが必要である。2ステップが必要となる理由は、簡単接続モードにおいて必要となるSSIDやWEPキーなどの設定値を、実際に投影を開始する前にプロジェクタ側と端末側にて事前に共有しておく必要があるためである。
しかしながら、このようにプロジェクタの作動開始までに、接続される側の無線端末装置(プロジェクタ側)と接続する側の無線端末装置の両方の機器にて操作が必要になると、投影するユーザのPCを切り替える際に、毎回プロジェクタ操作が必要となってしまい、ユーザの負担が多くなってしまう。
また、特許文献1の技術だけでは、IPアドレスの設定はできるが、ネットワークキー(WEPキーなど)の設定まではできない。そのため、基地局側(アクセスポイント側)のネットワークキーを変更した場合、その基地局につながる端末すべてのネットワークキーを設定し直す必要がある。
上記課題に対して、本発明の目的とするところは、接続する無線端末装置の操作により投影を開始することが可能な無線通信システム及び無線通信方法を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある観点によれば、
接続される無線端末装置と接続する無線端末装置とが無線通信可能な無線通信システムであって、
前記接続される無線端末装置は、
乱数をBSSIDとして生成する乱数生成器と、
前記無線通信における固有の識別情報を含むSSIDを生成するSSID生成部と、
前記SSIDと前記BSSIDとに基づき、暗号キー番号と暗号キーとを生成する第1の暗号キー生成部と、
MACアドレスと前記SSIDと前記BSSIDとを含むビーコンを送信する第1の無線通信部と、を備え、
前記接続する無線端末装置は、
前記ビーコンを受信する第2の無線通信部と、
前記ビーコンから前記MACアドレスと前記SSIDと前記BSSIDとを抽出する抽出部と、
前記抽出されたMACアドレスから前記接続される無線端末装置のIPアドレスを算出し、前記算出されたIPアドレスと重複しないIPアドレスを自機のIPアドレスとして設定するIPアドレス設定部と、
前記抽出されたSSIDとBSSIDとに基づき、暗号キー番号と暗号キーとを生成する第2の暗号キー生成部と、を備えることを特徴とする無線通信システムが提供される。
以上説明したように、本発明によれば、接続する無線端末装置の操作により投影を開始することができる。
一実施形態に係る無線通信システムの全体構成図。 一実施形態に係るプロジェクタの処理フローを示した図。 一実施形態に係るPCの処理フローを示した図。 一実施形態に係るビーコンを示した図。 一実施形態に係るSSIDのフォーマット例を示した図。 一実施形態に係るWEPキーを生成する方法を示した図。 一実施形態に係るMACアドレスからIPアドレスを生成する方法を示した図。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の実施形態について説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
[無線通信システムの全体構成]
まず、本発明の一実施形態に係る無線通信システムの全体構成について、図1を参照しながら説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る無線通信システムの全体構成図である。
本実施形態に係る無線通信システム1では、無線ネットワーク機能を備えたプロジェクタ100と無線ネットワーク機能を備えたPC200とが無線ネットワークにより接続されている。本実施形態に係る無線通信システム1は、接続される無線端末装置と接続する無線端末装置とが無線通信することが可能なシステムの一例である。無線通信システム1の他の例としては、無線機能を有する電子掲示板を「接続される無線端末装置」、無線機能を有するPCを「接続する無線端末装置」とするシステムであってもよいし、無線機能を有するプリンタを「接続される無線端末装置」、無線機能を有するPCを「接続する無線端末装置」とするシステムであってもよい。
本実施形態に係る無線通信システム1の「接続される無線端末装置」であるプロジェクタ100は、CPU(Central Processing Unit)10、RAM(Random Access Memory)12、FROM(Flash−Read Only Memory)14、乱数生成器15、SSID生成部16、第1の暗号キー生成部17、第1の無線通信部18、IPアドレス設定部19を有している。
乱数生成器15は、乱数を生成する。例えば、乱数生成器15は、無線通信の接続確立の際、乱数を生成し、BSSIDに代入する。乱数生成器15は回路(ハードウエア)又はプログラム(ソフトウエア)を用いて乱数を生成する。
SSID生成部16は、SSIDを生成する。例えば図5では、SSID生成部16は、6バイトの機器シリアル番号40と26バイトの乱数42とから構成されるSSIDを生成する。ここでの機器シリアル番号40は、プロジェクタ100に固有の番号である。よって、SSIDは機器固有の値となり、同種のプロジェクタ100が複数存在する場合もSSIDが異なる値になる、もしくは同値になる可能性は低くなる。
機器シリアル番号14cは、プロジェクタ100に固有の番号として、例えばプロジェクタ100の製造番号、プロジェクタ100の製造番号を更に変換した数値、無線LANにおけるMACアドレス、そのMACアドレスを更に変換した数値であってもよい。
本実施形態では、SSIDには、乱数生成器15により生成された乱数42が含まれる。機器シリアル番号40及び乱数42は、無線通信における固有の識別情報に相当する。乱数42は、無線通信の接続確立の度に乱数生成器15により生成される26バイトのランダム数である。
これにより、たとえ機器シリアル番号40が複数のプロジェクタ100で同値になったとしても、機器シリアル番号40領域以外の残りのSSID領域の乱数42により、無線通信の接続確立の度にユニークなSSIDを生成することができる。以上から生成されるSSIDは、同値になる可能性は極端に低くなって使用上の問題にはならない。
これにより、1つの無線ネットワーク内にSSIDによって特定されるプロジェクタ100は1台しか存在しないという環境を作り出すことができる。よって、PC側に古いSSIDがキャッシュされており、そのSSIDでプロジェクタ側と接続されることを回避することができる。
なお、ここでは機器シリアル番号40を6バイト、乱数42を26バイトとしているが、使用する機器シリアル番号40の長さに応じて乱数42の長さを変更し、最大長32バイトのSSIDを生成する。
SSID生成部16は、MACアドレスに基づきSSIDを生成してもよい。この場合にも、SSID生成部16は、MACアドレスと乱数とを組み合わせた値をSSIDとすることができる。これによって、他のSSIDと同値になる可能性を使用上の問題にならないほど低くすることができる。
CPU10は、プロジェクタ100の全体の制御を行う。例えば、CPU10の全体制御は、RAM12に格納されたプログラムに従って動作することによって実現されうる。このプログラムは、記憶媒体に格納して提供され、図示しないドライバを介してRAM12に読み込まれてもよく、また、ネットワークからダウンロードされてRAM12に格納されてもよい。RAM12に替えて、例えば、図示しないROM(Read Only Memory)、HDD(Hard Disk Drive)を使用してもよい。
FROM14は、例えば、IPアドレス14a、ハッシュ関数14b、プロジェクタ100の機器シリアル番号14c、設定値保持部14dを保持する。IPアドレス14aの生成には、リンクローカルアドレスとMAC(Media Access Control address)アドレスを利用する。リンクローカルアドレスは、169.254.から始まるプロジェクタ100のIPv4アドレスであり、設定値保持部14dに保持されている。例えば設定値保持部14dにはリンクローカルアドレス(169.254.1.1)が保存されている。無線ネットワーク上のプロジェクタ100のMACアドレス(送信元MACアドレス)が(00:00:74:00:01:02)の場合、IPアドレス設定部19は、リンクローカルアドレス(169.254.1.1)の下位2バイトを無線LANにおけるMACアドレスの下位2バイト(1:2)で置き換える。これにより、IPアドレス14a「169.254.1.2」が算出される。算出されたIPアドレス14aはFROM14に保持される。
上記IPアドレス14aの生成方法は一例であり、他の生成方法を用いてもよい。ただし、プロジェクタ100及びPC200は、MACアドレスからIPアドレス14aを生成する方法を予め設定値保持部14d及び設定値保持部24cに保持しておく必要がある。
FROM14には、ハッシュ関数14bとして、WEPキー番号生成用ハッシュ関数とWEPキー生成用ハッシュ関数が保持される。これらのハッシュ関数は、PC200側に保持されるハッシュ関数24bと同一である。このようにWEPキー番号生成用ハッシュ関数、WEPキー生成用ハッシュ関数をプロジェクタ100側とPC200側で共有しておくことにより、プロジェクタ100側とPC200側で同一のWEPキー番号とWEPキーを生成することが可能になる。
設定値保持部14dには、プロジェクタ100とPC200との間で予め設定された無線通信に用いられる設定値(以下、第1の無線設定値と呼ぶ)が記憶される。第1の無線設定値としては、例えば前述したリンクローカルアドレス(プロジェクタ100のIPv4アドレス)、IPv4サブネットマスク(固定値(255.255.0.0))、IPアドレス14aの生成方法等が記憶される。
第1の暗号キー生成部17は、SSIDとBSSIDとに基づき、暗号キー番号と暗号キーとを生成する。具体的には、図6に示したように、32バイトのSSIDと6バイトのBSSIDを連結した38バイトのデータを、FROM14に格納されたハッシュ関数14b(WEPキー番号生成用ハッシュ関数とWEPキー生成用ハッシュ関数)に入力する。その結果得られるハッシュ値がWEPキー番号およびWEPキーとなる。図6では、WEPキー番号として1〜4のいずれかの値が生成され、WEPキーとして5バイト又は13バイトの値が生成される。
第1の無線通信部18は、無線LANインターフェイス18aを介したアドホックモードの無線通信で、随時ビーコンをブロードキャストする。伝送規格がIEEE802.11の場合、第1の無線通信部18は、MACアドレスとSSIDとBSSIDとを含むビーコンを送信する。
PC200は、CPU20、RAM22、HDD(Hard Disk Drive)24、第2の無線通信部26、抽出部27、IPアドレス設定部28、第2の暗号キー生成部29を有している。
CPU20は、PC200の全体の制御を行う。例えば、CPU20の全体制御は、RAM22に格納されたプログラムに従って動作することによって実現されうる。このプログラムは、記憶媒体に格納して提供され、図示しないドライバを介してRAM22に読み込まれてもよく、また、ネットワークからダウンロードされてRAM22に格納されてもよい。RAM22に替えて、例えば、図示しないROM(Read Only Memory)やHDD24(Hard Disk Drive)を使用してもよい。
HDD24には、IPアドレス24a、ハッシュ関数24b、設定値保持部24cが保持されている。IPアドレス24aを算出するためには、まず、プロジェクタ100側に保持されているIPアドレス14aと同値となるIPアドレス28aを生成する必要がある。その生成方法はプロジェクタ100側に保持されたIPアドレス14aの生成方法と同じ方法であり、設定値保持部24cに保持されている。また、IPアドレス24aの生成に必要なリンクローカルアドレスも設定値保持部24cに保持されている。IPアドレス24aの生成に必要なMACアドレスは、図7に示したビーコン内のMACアドレス(送信元MACアドレス)を用いる。送信元MACアドレスが(00:00:74:00:01:02)、リンクローカルアドレスが(169.254.1.1)の場合、IPアドレス設定部28は、リンクローカルアドレス(169.254.1.1)の下位2バイトの部分を、ビーコンに含まれるMACアドレス(00:00:74:00:01:02)の下位2バイトで置き換える。これにより、IPアドレス28a「169.254.1.2」が算出される。このようにして、IPアドレス設定部28は、抽出されたMACアドレスからプロジェクタ100側のIPアドレス14aと同値となるIPアドレス28aを算出する。
さらに、PC200側では、IPアドレス設定部28は、算出されたIPアドレス28aと重複しないIPアドレス24aをPC200のIPアドレスとして設定する。算出されたIPアドレス24aはHDD24に保持される。
上記IPアドレスの生成方法は一例であり、他の生成方法を用いてもよい。ただし、プロジェクタ100及びPC200は、MACアドレスからIPアドレスを生成する方法を予め共有情報としてそれぞれの設定値保持部14d、24cに保持する。このようにしてIPアドレスの生成方法を共有しておくことにより、PC200側でプロジェクタ100のIPアドレスを知ることができ、PC200側でIPアドレスを設定する際に、プロジェクタのIPアドレスとの重複を回避することができる。通常、一般的なARPパケットを利用してIPアドレスの重複確認を行うが、本実施形態に係る手順ではARPパケットを利用したIPアドレスの重複確認が不要となるため、IPアドレスの設定時間を短縮できる。
HDD24には、ハッシュ関数24bとしては、WEPキー番号生成用ハッシュ関数とWEPキー生成用ハッシュ関数とが保持される。ハッシュ関数24bは、プロジェクタ100のFROM14に保持されたハッシュ関数14bと同一であり、暗号キー番号と暗号キーとを生成する際に使用される。
設定値保持部24cには、前述したように、プロジェクタ100とPC200との間で予め設定された無線通信に用いられる設定値(以下、第2の無線設定値と呼ぶ)が記憶される。第2の無線設定値としては、リンクローカルアドレス、IPv4サブネットマスク(固定値)、IPアドレス28aの生成方法等が記憶される。
本実施形態に係る無線通信システム1では、接続する無線端末装置側の操作のみで簡単接続モードによる投影を開始することを実現するために、接続される無線端末装置と接続する無線端末装置とで無線設定値を共有する。つまり、第1の無線設定値と第2の無線設定値とは共通情報として関連している。ここで、第1の無線設定値と第2の無線設定値とが共通情報であるとは、第1の無線設定値と第2の無線設定値とが同一である場合に限られず、例えば、第1の無線設定値に所望の変換を施すことによって第2の無線設定値と同一の値を得られる場合も含む。この場合、当該変換方法も設定値保持部14d及び設定値保持部24cに保持しておく。
なお、設定値保持部24cは、ベンダー情報を保持していてもよい。その場合、PC200は、ベンダー情報に基づき、接続される対象のプロジェクタが特定の機種であるかを判断することができる。判断の結果、PC200は、接続される対象のプロジェクタを特定の機種に制限することも可能である。
第2の無線通信部26は、無線LANインターフェイス26aを介して第1の無線通信部18から送信されたビーコンを受信する。受信したビーコンには、図4に示したように、MACアドレス31とSSID32とBSSID33とが含まれている。
抽出部27は、ビーコンからMACアドレスとSSIDとBSSIDとを抽出する。
第2の暗号キー生成部29は、抽出されたSSIDとBSSIDとに基づき、暗号キー番号と暗号キーとを生成する。具体的には、図6に示したように、SSIDとBSSIDを連結した38バイトのデータを、HDD24に格納されたハッシュ関数24b(WEPキー番号生成用ハッシュ関数とWEPキー生成用ハッシュ関数)に入力する。その結果得られるハッシュ値がWEPキー番号およびWEPキーとなる。これにより、本実施形態では、WEPキー番号として1〜4のいずれかの値が生成され、WEPキーとして5バイト又は13バイトの値が生成される。
このように、第1の暗号キー生成部17と第2の暗号キー生成部29とは、ハッシュ関数14b、24bをそれぞれ利用して暗号キー番号と暗号キーを算出する。これにより、プロジェクタ100とハッシュ関数を共有している無線端末装置のみデータのやり取りができるシステムを構築できる。
特に、PC200側では、ハッシュ関数24bに、受信したビーコンから抽出されたSSIDとBSSIDとを入力する。ハッシュ関数24bから得られるハッシュ値をWEPキー番号、WEPキーとして利用することで、プロジェクタ100、PC200ともに同一のハッシュ関数から同一のWEPキー番号及びWEPキーが得られる。これによれば、ネットワーク生成毎にランダムなパラメータとなるBSSIDおよびSSIDを利用することで、無線通信の接続の確立時毎に異なるWEPキー番号、WEPキーを生成することができる。これにより、セキュリティの強度を向上させることができる。
第1の暗号キー生成部17と第2の暗号キー生成部29とが使用するハッシュ関数14b、24bは、プロジェクタ100が設置される所望の場所(例えば会議室)毎に異なるものに変更しておくことが好ましい。これによれば、その場所で利用されているプロジェクタ100のハッシュ関数を事前に知っている無線端末装置のみしか、プロジェクタ100との通信(投影)ができない。このように会議室等の所望の場所毎にプロジェクタ100のハッシュ関数を変更しておくことで、その場所毎に投影可能な無線端末装置を制御することができる。これにより、よりセキュリティの強度を向上させることができる。この結果、プロジェクタ100への投影目的でない無線端末装置から送られてくるデータを無効にし、プロジェクタ100への誤った映像の投影を防止することができる。
第1の無線通信部18及び第2の無線通信部26は、無線通信の接続後、生成した暗号キー番号と暗号キーを用いて送信データを暗号化し、受信データを復号する。
[無線通信システムの動作]
次に、本発明の一実施形態に係る無線通信システム1の動作について、図2及び図3を参照しながら説明する。図2は、本実施形態に係るプロジェクタ100の処理フローを示し、図3は、本実施形態に係るPC200の処理フローを示す。
(プロジェクタ100の動作)
本実施形態に係るプロジェクタ100では、図2に示したように、CPU10は、乱数生成器15を用いて乱数を生成し、BSSIDに代入する。これによりCPU10は、BSSIDを生成する(S100)。
次に、CPU10は、FROM14に保持されたプロジェクタ100の機器シリアル番号14cと、乱数生成器15を用いて生成された乱数をSSIDに代入する。これによりCPU10は、SSIDを生成する(S102)。
次に、CPU10は、FROM14に保持されたハッシュ関数14bを読み出し、BSSIDとSSIDとをハッシュ関数の入力値として計算し、WEPキー番号及びWEPキーを生成する(S104)。生成方法の一例は、図6を用いて既に説明したのでここでは説明を省略する。
次に、第1の無線通信部18は、無線LANインターフェイス18aを介して随時ビーコンをアドホックモードで送信する(S106)。
本実施形態では、アドホックモードで無線通信が行われるため、PC200との接続が確立しているか否かに関わらず、プロジェクタ100側から随時ビーコンがブロードキャストされ続ける。
その後、プロジェクタ100は、PC200から無線通信の接続が試みられることを待つ。PC200との接続が確立すると、PC200との間でWEPキー番号及びWEPキーを使用して暗号化されたデータを送信し、受信下データを復号する。
(PC200の動作)
本実施形態に係るPC200では、図3に示したように、CPU20は、プロジェクタ100から送信されたビーコンフレームを受信する(S200)。
次に、CPU20は、受信したビーコンフレームに含まれるMACアドレスを抽出する(S202)。CPU20は、抽出したMACアドレスからプロジェクタ100のIPアドレスを算出する(S204)。算出方法の一例は、図7を用いて既に説明したのでここでは説明を省略する。
次に、CPU20は、ビーコンフレームからSSIDとBSSIDとを抽出する(S206)。次に、CPU20は、抽出されたSSIDとBSSIDとからWEPキー番号及びWEPキーを生成する(S208)。生成方法の一例は、既に説明したのでここでは説明を省略する。
次に、CPU20は、S204にて算出されたプロジェクタ100のIPアドレスと重複しないようにPC200側のIPアドレスを生成し、HDD24に保持する(S210)。
このようにして、PC200は、プロジェクタ100から送信されるビーコンフレームに含まれる情報から、プロジェクタ100のIPアドレスやWEPキー番号、WEPキーを算出し、その算出結果を利用してプロジェクタ100への無線通信の接続を行う。プロジェクタ100との接続が確立すると、プロジェクタ100との間でWEPキー番号及びWEPキーを使用して暗号化されたデータを送信し、受信下データを復号する。
以上に説明したように、PC200は、プロジェクタ100が上記のビーコンを送信していれば(アドホックモードのクリエータとして起動していれば)、PC200側からの操作のみでプロジェクタ100との接続を確立することができる。
[効果]
以上説明したように、本実施形態に係る無線通信システム1によれば、ユーザが直接操作することなくPC200とプロジェクタ100との間で送受信される無線LANのビーコンフレームに含まれる情報を共有する。そして、この共有している情報を加工することで、無線通信の接続に必要な情報を生成する。無線通信の接続情報としては、SSID、IPアドレス、WEPキー番号、WEPキーが含まれる。これによれば、共通情報としてPC200とプロジェクタ100とがそれぞれ有する第1及び第2の無線設定値と、生成された接続情報とを利用することにより、PC200側からの接続要求の操作のみで、プロジェクタ100との無線通信の接続を確立することができる。
なお、作成されるSSIDは、プロジェクタ100とPC200との接続が切断される(簡単接続モードによる投影を終了する)度に作り直される。これにより、PC200側にキャッシュされている過去のSSIDを利用して、PC200が誤ったプロジェクタ100と接続されることを避けることができる。
PC200は、ビーコンフレームに含まれるMACアドレスの上位3バイト(ベンダーID部分に相当)と、SSIDに含まれる機器シリアル番号の2つの情報を抽出し、PC200側で予め保持しているベンダーID、シリアル番号と比較してもよい。この場合、MACアドレスの上位3バイトと、SSIDに含まれる機器シリアル番号とがPC200側で想定しているベンダーIDとシリアル番号とに一致する場合、PC200は、そのビーコンフレーム送信元が接続対象のプロジェクタ100であると識別し、無線通信の接続を試みる。これによれば、投影可能なプロジェクタ100を、無線通信の接続前にPC200側で判断することができる。さらに、設定値保持部24cに機器シリアル番号により識別されるプロジェクタ100の操作手順を保持しておくことにより、機器シリアル番号の情報から、どのような手順でプロジェクタ100へ投影を要求すればよいのかをPC200側で判断することができる。
更に、上記の条件に一致するSSIDが複数ある場合は、無線端末装置側の表示画面に接続対象プロジェクタの候補としてSSIDを一覧表示させておき、ユーザが接続先のプロジェクタを選択できるようにすることもできる。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について詳細に説明したが、本発明はかかる例に限定されない。本発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、これらについても、当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
1 無線通信システム
10 CPU
12 RAM
14 FROM
14a IPアドレス
14b ハッシュ関数
14c シリアル番号
14d 設定値保持部
15 乱数生成器
16 SSID生成部
17 第1の暗号キー生成部
18 第1の無線通信部
19 IPアドレス設定部
20 CPU
22 RAM
24 HDD
24a IPアドレス
24b ハッシュ関数
24c 設定値保持部
26 第2の無線通信部
27 抽出部
28 IPアドレス設定部
29 第2の暗号キー生成部
100 プロジェクタ
200 PC
特開2006−254301号公報

Claims (10)

  1. 接続される無線端末装置と接続する無線端末装置とが無線通信可能な無線通信システムであって、
    前記接続される無線端末装置は、
    乱数をBSSIDとして生成する乱数生成器と、
    前記無線通信における固有の識別情報を含むSSIDを生成するSSID生成部と、
    前記SSIDと前記BSSIDとに基づき、暗号キー番号と暗号キーとを生成する第1の暗号キー生成部と、
    MACアドレスと前記SSIDと前記BSSIDとを含むビーコンを送信する第1の無線通信部と、を備え、
    前記接続する無線端末装置は、
    前記ビーコンを受信する第2の無線通信部と、
    前記ビーコンから前記MACアドレスと前記SSIDと前記BSSIDとを抽出する抽出部と、
    前記抽出されたMACアドレスから前記接続される無線端末装置のIPアドレスを算出し、前記算出されたIPアドレスと重複しないIPアドレスを自機のIPアドレスとして設定するIPアドレス設定部と、
    前記抽出されたSSIDとBSSIDとに基づき、暗号キー番号と暗号キーとを生成する第2の暗号キー生成部と、を備えることを特徴とする無線通信システム。
  2. 前記第1の暗号キー生成部と前記第2の暗号キー生成部とは、
    ハッシュ関数を使用して前記暗号キー番号と前記暗号キーとを生成することを特徴とする請求項1に記載の無線通信システム。
  3. 前記第1の暗号キー生成部と前記第2の暗号キー生成部とは、
    同一のハッシュ関数に前記BSSIDと前記SSIDとを入力することにより、前記暗号キー番号と前記暗号キーとを生成することを特徴とする請求項2に記載の無線通信システム。
  4. 前記第1の暗号キー生成部と前記第2の暗号キー生成部とは、
    前記同一のハッシュ関数であって、プロジェクタが設置される所定の場所毎に異なるハッシュ関数を使用して前記暗号キー番号と前記暗号キーとを生成することを特徴とする請求項3に記載の無線通信システム。
  5. 前記SSIDは、前記接続される無線端末装置に固有の機器シリアル番号と前記乱数生成器を用いて生成された乱数とから構成されることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の無線通信システム。
  6. 前記接続する無線端末装置は、
    前記機器シリアル番号に基づき、前記ビーコンを送信した無線端末装置を識別し、該識別された無線端末装置を前記接続される無線端末装置として無線通信の接続を確立することを特徴とする請求項5に記載の無線通信システム。
  7. 前記SSID生成部は、
    前記確立された無線通信の接続が切断される毎に、次の無線通信の接続のために新たなSSIDを生成することを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載の無線通信システム。
  8. 前記接続される無線端末装置及び前記接続する無線端末装置は、
    MACアドレスからIPアドレスを算出する方法を予め共通情報として保持することを特徴とする請求項1〜7のいずれか一項に記載の無線通信システム。
  9. 前記接続する無線端末装置は、
    接続可能な接続される無線端末装置が複数存在する場合、複数の接続される無線端末装置の一覧を表示し、いずれかの接続される無線端末装置を選択可能とすることを特徴とする請求項1〜8のいずれか一項に記載の無線通信システム。
  10. 接続される無線端末装置と接続する無線端末装置とを無線通信可能とするための無線通信方法であって、
    乱数生成器により生成された乱数からなるBSSID及び前記無線通信における固有の識別情報を含むSSIDを生成するSSID生成ステップと、
    前記SSIDと前記BSSIDとに基づき、暗号キー番号と暗号キーとを生成する第1の暗号キー生成ステップと、
    MACアドレスと前記SSIDと前記BSSIDとを含むビーコンを送信する第1の無線通信ステップと、
    前記ビーコンを受信する第2の無線通信ステップと、
    前記ビーコンから前記MACアドレスと前記SSIDと前記BSSIDとを抽出する抽出ステップと、
    前記抽出されたMACアドレスから前記接続される無線端末装置のIPアドレスを算出し、前記算出されたIPアドレスと重複しないIPアドレスを自機のIPアドレスとして設定するIPアドレス設定ステップと、
    前記抽出されたSSIDとBSSIDとに基づき、暗号キー番号と暗号キーとを生成する第2の暗号キー生成ステップと、を含むことを特徴とする無線通信方法。
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