JP4838871B2 - ガスセンサ - Google Patents

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Description

本発明は、例えば内燃機関の排気ガス等の被測定ガス中に含まれる特定のガス(例えば、酸素等)を検出するためのガスセンサに関する。
従来から、被測定ガス中の特定のガスを検出するガスセンサ、例えば、内燃機関の排気ガス中の酸素等を検出するためのガスセンサが知られている。また、このようなガスセンサに用いられるガスセンサ素子としては、先端が閉じた有底筒状の固体電解質体の内外面に電極層を有するガスセンサ素子が知られている。このような構造のガスセンサ素子を用いたガスセンサでは、基準ガスとして例えば大気をガスセンサ素子の内側に導入し、外側に被測定ガスを接触させ、ガスセンサ素子内外のガス濃度差に応じて生じる起電力を測定することによって、ガス濃度を検出する。
また、上記のガスセンサでは、ガスセンサ素子の先端側に形成された検知部を金属製のハウジングの先端から突出させるようにして、ガスセンサ素子をハウジングに保持し、突出させたガスセンサ素子の周囲を通気孔が設けられたプロテクタによって覆い、保護した構成となっているものが知られている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2005−326394号公報
上記のガスセンサにおいては、ガスセンサ素子を構成する材料、例えば、電極に使用する白金等の使用量を削減し、製造コストの低減を図るため、ガスセンサ素子の全長を短くする短縮化を行うことが望まれている。
しかしながら、上記のようにガスセンサ素子を短縮化した場合、ガスセンサ素子の先端側に設けられたガス検出部の全体又はその一部が、ガスセンサ素子を保持するハウジングの先端から外部に突出せずに、ハウジング内部に収容された状態となる。このため、ガスセンサ素子を短縮化するとガスセンサの応答性の低下を招くという問題が発生し、十分なガスセンサ素子の短縮化が困難であるという問題があった。
本発明は、上記従来の事情に対処してなされたものである。本発明は、応答性の低下を抑制しつつガスセンサ素子の短縮化を図ることのできるガスセンサを提供しようとするものである。
本発明のガスセンサは、軸線方向に延びるとともに、自身の先端が閉塞された有底円筒状のガスセンサ素子であって、先端側外側面上に検出電極が形成された固体電解質体を有するガスセンサ素子と、前記ガスセンサ素子の内部に挿入された棒状の加熱用ヒータであって、少なくとも前記検出電極に対向する前記ガスセンサ素子の内側面に直接又は他部材を介して接触するヒータ接触部を有するヒータと、自身の貫通孔内に、前記ガスセンサ素子を挿入し、前記ガスセンサ素子の径方向外側を取り囲む筒状のハウジングと、前記ハウジングの先端側に固定されたプロテクタであって、前記ハウジングに外嵌され、自身の内部にガスを導入する外側導入口を有する筒状の外側プロテクタと、この外側プロテクタと間隔を設けて軸線方向に延びる筒状の内側筒状部を有し、前記外側プロテクタの内部に配置された筒状の内側プロテクタとを具備したプロテクタとを備えたガスセンサにおいて、前記ヒータ接触部が、前記ハウジングの先端より後端側に位置するとともに、前記ハウジングに、先端に向けて前記貫通孔が拡径する拡径部が設けられ、かつ、前記ハウジングの先端と前記内側筒状部との間に、前記ガスを前記内側プロテクタの内部に導入する内側導入口が設けられていることを特徴とする。
上記構成の本発明のガスセンサでは、ガスセンサ素子のヒータ接触部がハウジングの先端より後端側に位置する構成となっている。すなわち、加熱用ヒータによって加熱され、ガスを検出可能となるガス検出部の全体又は一部がハウジングの先端よりハウジングの後端側(内部)に入り込んだ構成となっている。そして、ハウジングに、先端に向けて貫通孔が拡径する拡径部が設けられ、かつ、ハウジングの先端と内側筒状部との間に、ガスを内側プロテクタの内部に導入する内側導入口が設けられた構成とすることによって、ガスセンサ素子の全長が従来のガスセンサに比べて短縮化することが可能であると共に、ハウジング内に入り込んだガスセンサ素子の検出部付近にガスの流れが到達し易くなり、応答性の低下が生じることを抑制できるようになっている。
なお、検出電極は、固体電解質体の先端を含む外側面上に形成されていても良いし、先端を含まずに先端側外側面上に形成されていても良い。また、ヒータ接触部は、ガスセンサ素子の検出電極に対向する内側面側に直接接触していても良いし、他部材(例えば、基準電極や保護層等)を介して接触していても良い。なお、「ガスセンサの検出電極に対向する内側面」とはガスセンサの検出電極が形成された固体電解質体の外側面に垂線を引いてその垂線と交差する内側面のことを指す。さらに、ヒータ接触部は、棒状の加熱用ヒータの先端縁の一部もしくは全部であっても良いし、先端側外周面の一部であっても良い。
上記構成の発明のガスセンサでは、軸線方向に沿った断面にて見たときに、拡径部における貫通孔の後端と先端とを結んだ仮想線より径方向内側に、内側導入口の少なくとも一部が設けられている構成とすることが好ましい。これにより、プロテクタ内を通過したガスが、ハウジングの影響を殆ど受けずに拡径部に向けて迅速に、且つ多量に流れ込むので、その結果、迅速に、且つ多量にガスがガスセンサ素子のヒータ接触部付近(ガス検出部)に到達させることができ、応答性の低下が生じることを抑制できる。
上記構成の本発明のガスセンサでは、軸線方向に沿った断面にて見たときに、拡径部における貫通孔の後端と先端とを結んだ仮想線とガスセンサ素子表面との交点より先端側に、ヒータ接触部の少なくとも一部が設けられている構成とすることが好ましい。これによって、拡径部の内周面に沿ったガスの流れによって、迅速に、且つ多量にガスがガスセンサ素子のヒータ接触部(ガス検出部)付近に到達させることができ、応答性の低下が生じることを抑制できる。
上記構成の本発明のガスセンサでは、軸線方向に沿った断面にて見たとき、拡径部における貫通孔の後端よりも先端側に、ヒータ接触部の少なくとも一部が設けられている構成とすることが好ましい。これにより、拡径部の内周面に沿ったガスの流れによって、さらに迅速に、且つ多量にガスがガスセンサ素子のヒータ接触部付近(ガス検出部)に到達させることができ、応答性の低下が生じることをさらに抑制できる。
上記構成の発明のガスセンサでは、拡径部における貫通孔が、ハウジングの先端面に向かうにつれて漸近的に拡径する構成とすることが好ましい。これにより、拡径部に流れ込んだガスが、ガスセンサ素子のヒータ接触部付近(ガス検出部)に到達するまでに、拡径部により緩慢に、または少量になることを防止でき、応答性の低下が生じることを抑制できる。
本発明の別のガスセンサは、軸線方向に延びるとともに、自身の先端が閉塞された有底円筒状のガスセンサ素子であって、先端側外側面上に検出電極が形成された固体電解質体を有するガスセンサ素子と、前記ガスセンサ素子の内部に挿入された棒状の加熱用ヒータであって少なくとも前記検出電極に対向する前記ガスセンサ素子の内面側面に直接又は他部材を介して接触するヒータ接触部を有するヒータと、自身の貫通孔内に、前記ガスセンサ素子を挿入し、前記ガスセンサ素子の径方向外側を取り囲む筒状のハウジングと、前記ハウジングの先端側に固定されたプロテクタであって、前記ハウジングに外嵌され、自身の内部にガスを導入する外側導入口を有する筒状の外側プロテクタと、この外側プロテクタと間隔を設けて軸線方向に延びる筒状の内側筒状部を有し、前記外側プロテクタの内部に配置された筒状の内側プロテクタとを具備したプロテクタとを備えたガスセンサにおいて、前記ヒータ接触部が、前記ハウジングの先端より後端側に位置するとともに、前記ハウジングの先端と前記内側筒状部との間に、前記ガスを前記内側プロテクタの内部に導入する内側導入口が設けられており、前記ガスセンサを前記軸線方向に沿った断面にて見たときに、前記貫通孔と前記ハウジングの先端との交点よりも径方向内側に、前記内側導入口の少なくとも一部が設けられていることを特徴とする。
上記構成の別のガスセンサでは、ガスセンサ素子のヒータ接触部がハウジングの先端より後端側に位置する構成となっている。すなわち、加熱用ヒータによって加熱され、ガスを検出可能となるガス検出部の全体又は一部がハウジングの先端よりハウジングの後端側(内部)に入り込んだ構成となっている。そして、ハウジングの先端と内側筒状部との間に、ガスを内側プロテクタの内部に導入する内側導入口が設けられると共に、この内側導入口の少なくとも一部が貫通孔とハウジングの先端との交点よりも径方向内側に設けられた構成とすることによって、ガスセンサ素子の全長が従来のガスセンサに比べて短縮化することが可能であると共に、プロテクタ内を通過したガスが、ハウジングの影響を殆ど受けずに迅速に、且つ多量にハウジング内に流れ込むので、ハウジング内に入り込んだガスセンサ素子の検出部付近にガスの流れが到達し易くなり、応答性の低下が生じることを抑制できる。
また、上記構成の本発明のガスセンサでは、内側プロテクタの先端部に、当該内側プロテクタ内からガスを排出するためのガス流通孔が設けられた構成とすることができる。これによって、内側プロテクタ内を流通するガスの流れが円滑になり、応答性の低下が生じることを抑制できる。
また、上記構成の本発明のガスセンサでは、外側プロテクタは、ガスセンサ素子の先端部より先端側にガス流通孔が設けられている構成とすることができる。これによって、排気ガス等の中にガスとともに含まれる水分等がガスセンサ素子に到達してガスセンサ素子を損傷させることを防止することができる。
本発明によれば、応答性の低下を抑制しつつガスセンサ素子の短縮化を図ることのできるガスセンサを提供することができる。
本発明の第1実施形態のガスセンサの全体概略構成を示す縦断面図。 図1のガスセンサの要部構成を拡大して示す縦断面図。 図1のガスセンサの要部構成を拡大して示す一部切り欠き斜視図。 他の実施形態のガスセンサの要部構成を拡大して示す縦断面図。 他の実施形態のガスセンサの要部構成を拡大して示す縦断面図。 実施例と比較例の応答特性を調査した結果を示すグラフ。 実施例と比較例の応答特性を調査した結果を示すグラフ。 従来のガスセンサの要部構成を拡大して示す縦断面図。 比較例に係るガスセンサの要部構成を拡大して示す縦断面図。 他の比較例に係るガスセンサの要部構成を拡大して示す縦断面図。 本発明の第2実施形態のガスセンサの要部構成を拡大して示す縦断面図。 図11のA−Aにて切断した横断面図。
以下、本発明のガスセンサを酸素センサに適用した第1実施形態について図面を参照して説明する。図1は、本発明のガスセンサの第1実施形態に係る酸素センサの概略構成を示す縦断面図であり、図2は図1のガスセンサの要部構成を拡大して示す縦断面図、図3は図1のガスセンサの要部構成を拡大して示す一部切り欠き斜視図である。
図1に示すように、ガスセンサ100は、先端が閉じた有底円筒状のガスセンサ素子(酸素検出素子)200を具備している。この、ガスセンサ素子200の筒部内には、棒状のヒータ101が挿入さている。
ガスセンサ素子200は、ジルコニア等を主体とする酸素イオン伝導性の固体電解質体1からなり、その先端部3側(図中下側)に後述する外側電極5が形成された検知領域を有し、検知領域の後端側(図中上側)には、径方向外側に突出する鍔部2が形成されている。
固体電解質体1の外側には、例えばPtあるいはPt合金からなり、無電解めっきなどのめっきによって形成された外側電極5が形成されている。この外側電極5には、電極からの信号を後端側に引き出すためのリード電極(図示せず。)が電気的に接続されている。また、固体電解質体1の内側には、上記外側電極5と同様に、例えばPtあるいはPt合金などからなる内側電極(図示せず。)が形成されている。なお、外側電極5の外側には、スピネル等のセラミック溶射層からなる保護層(図示せず。)が形成されている。
ガスセンサ素子200のうち鍔部2は、絶縁性セラミックからなるホルダ102に係合され、ガスセンサ素子200は、鍔部2の後端側に配置されたタルクから形成されたセラミック粉末104およびセラミック粉末104の後端側に配置されたスリーブ103により、筒状の主体金具105の貫通孔171内に気密に保持されている。なお、本明細書においては、ガスセンサ素子200の軸に沿う方向(図1中、上下方向)のうち、先端部3側(図1中、下方)に向かう側を「先端側」とし、これと反対方向(図1中、上方)に向かう側を「後端側」ということとする。
主体金具105は、ガスセンサ100を排気管等の取付部に取り付けるためのねじ部106や工具係合部107を有し、プロテクタ108がプロテクタ接続部109にレーザ溶接で接続されている。このプロテクタ108は、ガスセンサ素子200の先端部3の一部を覆うように取り付けられている。このガスセンサ100は、ねじ部106より先端側が排気管等のエンジン内に位置し、それより後端側は外部の大気中に位置して使用される。
一方、主体金具105の後端部110は、スリーブ103との間にリングパッキン111を介してかしめられて気密保持されている。また工具係合部107の後端側の接続部112には、筒状の金属外筒113の先端部114が外側からレーザ溶接により固着されている。これらの主体金具105と金属外筒113とによって、ガスセンサ100におけるハウジングの主要部が構成されている。
また、上記金属外筒113の後端側開口、つまり実質的にハウジングの後端側開口は、封止部材、例えばゴム等で構成されたグロメット120を嵌入させてかしめることにより封止されている。
グロメット120の中心部には、大気を金属外筒113内に導入する一方、水分の進入を防ぐフィルタ210が配置されている。またこのグロメット120の先端側には、絶縁性のアルミナセラミックからなるセパレータ122が設けられている。そして、セパレータ122およびグロメット120を貫通してセンサ出力リード線130、131およびヒータリード線132、133が配置されている。
セパレータ122は、後端側部123、先端側部124、およびこれらの間に位置し、これらよりも大径の鍔部125とを有する。鍔部125のうち、後端側部123との間には、先端側(図中下方)ほど拡径してテーパ面をなす外筒当接面126が形成されている。一方、先端側部124との間は、階段状の段差をなす先端側面127が形成されている。
このセパレータ122内には、第1、第2センサ端子金具140、240のコネクタ部141、241、およびヒータ端子部材340、341が互いに絶縁されつつ保持されている。
第1センサ端子金具140は、一体に成形されたコネクタ部141、セパレータ当接部142、挿入部143を有する。このうち、コネクタ部141は、センサ出力リード線130の芯線を把持して、第1センサ端子金具140とセンサ出力リード線130とを電気的に接続する。
また、セパレータ当接部142は、セパレータ122の保持孔に弾性的に当接して、第1センサ端子金具140をセパレータ122内に保持する。また、挿入部143は、ガスセンサ素子200の筒部内に挿入されて、内側電極(基準電極)と導通する。
また、この挿入部143は、この挿入部143がガスセンサ素子200の筒部内に挿入された際に、挿入部143が包囲するヒータ101を押圧し、ヒータ101の軸線がガスセンサ素子200の中心軸線に対して偏心する。これにより、ガスセンサ素子200の筒部内壁(内側電極)に、ヒータ101が接触し、ヒータ接触部201を形成する。なお、ヒータ接触部201に対応するように発熱部161が設けられている。
なお、ガスセンサ素子200の筒部内壁にヒータ接触部201が接することで、より小さな容積に熱エネルギーを集中することになり、ガスセンサ100の活性化時間を短縮する上で効果的である。そして、ガスセンサ素子200のうち、ヒータ接触部201が接触するこのガスセンサ素子200の部位が実質的な検出部202となっている。
一方、第2センサ端子金具240は、一体に形成されたコネクタ部241、セパレータ当接部242、把持部243を有する。このうち、コネクタ部241は、センサ出力リード線131の芯線を把持して、第2センサ端子金具240とセンサ出力リード線131を電気的に接続する。また、セパレータ当接部242は、セパレータ122の保持孔に弾性的に当接して、第2センサ端子金具240をセパレータ122内に保持する。また、把持部243は、ガスセンサ素子200の後端付近の外周を弾性的に把持する。
ヒータ101は棒状のセラミックヒータであり、アルミナを主とする芯材に抵抗発熱体(図示せず)を有する発熱部161が形成されている。電極パッド163、164にろう付け接続されるヒータ端子金具340、341およびヒータリード線132、133を通じて、このヒータ101に通電すると、ガスセンサ素子200の先端部が加熱される。
金属外筒113は、金属製で略円筒形状を成し、先端側(図中下側)に位置し上述したようにその先端部114が主体金具105と接合される第1外筒部115と、第1外筒部115よりも後端側に位置し第1外筒部115よりも小径の第2外筒部116とを有している。この第2外筒部116の軸方向中間部分には、周方向に均等に4箇所、径方向内側に凸部頂面が四角形状となって突出する内側凸部117が形成されている。この内側凸部117のうち、この凸部頂面より先端側には、斜面をなす鍔部当接面118が形成されている。この鍔部当接面118は、セパレータ122の外筒当接面126と当接する。
さらに、セパレータ122の先端側部124の周囲には、付勢金具150が装着されている。この付勢金具150は、円筒状の金属筒部151のほか、この金属筒部151の後端部に金属筒部151と一体に形成された弾性保持部152を有する。
この弾性保持部152は、周方向に等間隔に4箇所点在しており、径方向内側に延びると共に徐々に方向転換して先端側に延びて湾曲してなる。この弾性保持部152は、付勢金具150をセパレータ122の先端側部124に装着すると、弾性変形して付勢金具150を先端側部124に保持する。
上記構成のガスセンサ100は、ねじ部106より先端側(図1において下側)が排気管内等に位置し、それより後端側(図1において上側)が外部の大気中に位置した状態で使用される。ガスセンサ素子200は、その内側に配置されたヒータ101で加熱され活性化される。そして、基準ガスとしての大気は、フィルタ210から金属外筒113内に導入され、ガスセンサ素子200の内側に導入される。一方、ガスセンサ素子200の外側にはプロテクタ108の通気孔187等を介して排気ガスが導入される。
これによって、ガスセンサ素子200には、その内外面の酸素濃度差に応じて酸素濃淡電池起電力が生じる。そして、この酸素濃淡電池起電力を、排気ガス中の酸素濃度の検出信号として取り出すことにより、排気ガス中の酸素濃度を検出する。
図2は、上記構成のガスセンサ100の先端部分を拡大して示すもので、同図に示すように、第1実施形態では、ガスセンサ素子200は、その先端が主体金具105の先端から4mm突出するようになっている。このため、ヒータ接触部201及び検出部202は、その全体が主体金具105の先端から突出せず、主体金具105内に収容された状態となっている。
また、プロテクタ108は、主体金具105の先端側に外嵌される外側プロテクタ186と、この外側プロテクタ186と間隙を設けて外側プロテクタ186の内側に設けられた内側プロテクタ181とを具備している。
このうち、外側プロテクタ186は、自身の後端側が主体金具105の先端側に外嵌され、先端側に向かって延びる外側筒状部188と、外側筒状部188の先端に連結した外側テーパ部189と、外側テーパ部189に連結する外側底部190とを具備している。そして、外側筒状部188には、周方向に沿って複数の通気孔187が形成されている。
また、内側プロテクタ181は、外側筒状部188に対向するように配置された内側筒状部184と、内側筒状部184の先端に連結した内側テーパ部185と、内側テーパ部185に連結する内側底部192とを具備している。
そして、内側プロテクタ181には、内側筒状部184の基端側(後端側)と主体金具105との間に入り口側通気孔182が周方向に沿って複数形成されている。具体的には、図3に示すように、内側筒状部184の後端から、径方向外側に突出すると共に、周方向に間欠的に配置された間欠鍔部193を有する。そして、この間欠鍔部193のそれぞれの隙間が入り口側通気孔182となる。さらに、内側底部192には、出口側通気孔183が形成されている。なお、内側底部192と外側底部190とは接触しており、この出口側通気孔183は外側底部190まで延びている。
また、図2に示すように、主体金具(ハウジング)105の先端部には、先端に向けて貫通孔171が拡径する拡径部501が設けられ、第1実施形態では、この拡径部501がテーパ状に形成されている。
そして、ガスセンサ100は、図示矢印のように、水平方向に排気ガスが流通される排気配管等に、後端側が上部に位置するように挿入固定されるようになっている。この場合、排気ガスは、外側プロテクタ186の通気孔187から外側プロテクタ186と内側プロテクタ181との間(外側筒状部188と内側筒状部184との間)に流入する。この排気ガスには、排気ガスの他水分等が含まれているが、水分等は排気ガスと比較して重いため、外側プロテクタ186と内側プロテクタ181との間を通り、反対側の通気孔187から外部に導出される。
一方、排気ガスは、水分に比べて軽いため、外側プロテクタ186と内側プロテクタ181との間で上方に向けて上昇し、入り口側通気孔182から内側プロテクタ181内に流入する。ここで、出口側通気孔183の外側には、図中矢印で示すように外側テーパ部189に沿った排気ガスの流れが形成されているため、出口側通気部183近傍は負圧となっており、内側プロテクタ181内に流入した排気ガスは、出口側通気孔183から外部に排出される。
上記のような排気ガスの流れによって、排気ガスがガスセンサ素子200の検出部202に供給され、ここで排気ガス中の酸素濃度が検出される。この時、第1実施形態では、ガスセンサ素子200の検出部202全体が主体金具105の先端から突出せず、主体金具105内に収容された状態となっているが、主体金具(ハウジング)105の先端部の拡径部501に沿って主体金具105の内部に排気ガスが導かれるので、応答性が低下することを抑制することができる。
ここで、拡径部501の形状と、ガスセンサ素子200の検出部202との位置の関係は、図2に示すように、検出部202に対応するヒータ接触部201の少なくとも一部が、拡径部501における貫通孔171の後端と先端とを結んだ仮想線(図中一点鎖線で示す)より先端側に位置するようにすることが好ましい。なお、図2は拡径部501の貫通孔171がテーパ状に形成されているため、このテーパ面に沿って仮想線が形成される。これにより、拡径部501の内周面に沿ったガスの流れによって、迅速にガスをガスセンサ素子200の検出部202(ヒータ接触部201)付近に到達させることができ、応答性の低下が生じることを抑制できる。
また、図5に示すように、拡径部501がテーパ状ではなく、段差状に形成されている場合についても、拡径部501における貫通孔171の後端と先端とを結んだ仮想線(図中一点鎖線で示す)より先端側にヒータ接触部201の少なくとも一部が位置するようにすればよい。なお、図2に示されるように、拡径部501の貫通孔171が先端に向かうにつれて漸近的に拡径するテーパ状に形成されていることがより好ましい。なぜなら、拡径部501に流れ込んだガスが、ガスセンサ素子200の検出部202に到達するまでに、拡径部501により緩慢に、または少量になることを防止でき、応答性の低下が生じることを抑制できる。
また、拡径部501における貫通孔171の後端よりも先端側に、ヒータ接触部201の少なくとも一部(第1実施形態では全部)が設けられているので、拡径部501の貫通孔171に沿ったガスの流れによって、さらに迅速に、且つ多量にガスをガスセンサ素子200の検出部202に到達させることができ、応答性の低下が生じることをさらに抑制できる。
さらに、拡径部501における貫通孔171の後端と先端とを結んだ仮想線より径方向内側に、入り口側通気孔182の少なくとも一部が設けられているので、外側筒状部188と内側筒状部184との間を通過したガスが、主体金具105の先端の影響を殆ど受けずに、拡径部501に向けて迅速に、且つ多量に流れ込むので、その結果、迅速に、且つ多量にガスをガスセンサ素子200の検出部202に到達させることができ、応答性の低下が生じることを抑制できる。
(実施例)
図8は、従来のガスセンサの先端部の構成を拡大して示すものである。同図に示すように、従来のガスセンサは、ガスセンサ素子200の先端部が長く、ガスセンサ素子200は、その先端が主体金具105の先端から10mm程度突出するようになっており、ヒータ接触部201は、主体金具105の先端から突出した状態となっている。なお、従来のガスセンサには、上記した拡径部501は設けられていない。
そして、かかる構成において、ガスセンサ素子200の先端部の長さを短くして、図9に示すように、図2に示した場合と同様に、ガスセンサ素子200の先端を主体金具105の先端から4mm突出させた場合(比較例1)。ガスセンサ素子200の先端を主体金具105の先端から2mm突出させた場合(比較例2)。図10に示すように、ガスセンサ素子200の先端を主体金具105の先端から0mm突出させた場合(突出させない場合)(比較例3)について、その応答性を測定した。
上記応答性の測定は、排気量2000ccの4サイクルエンジンの排気管にガスセンサを取り付け、回転数2000rpmとして駆動させた時のガスセンサの出力値を測定することにより行った。なお、ガスセンサを排気管に取り付ける位置は、エンジン排気温が約450℃となる位置とした。この測定では、空燃比(空気/ガソリン)の理論空燃比14.7倍をλ=1としたときに、2秒で強制的にリッチ(λ=0.97)・リーン(λ=1.03)を切り替える制御をした。そして、リッチからリーンへの切り替え後、供試酸素センサの出力がλ=1に対応した値に変化するまでの時間をTRSとし、リーンからリッチへの切り替え後、供試酸素センサの出力がλ=1に対応した値に変化するまでの時間をTLSとして測定値を出力した。
縦軸をTLS(msec)横軸を素子突き出し量(突出量)(mm)とした図6のグラフ、及び縦軸をTRS(msec)横軸を素子突き出し量(突出量)(mm)とした図7のグラフに示すように、従来のガスセンサでは、図9,10に示したように突き出し量(突出量)を4mm以下に少なくすると、応答時間が長くなり、応答性の低下が顕著に表れた。なお、図6,7には、従来のガスセンサにおいて、上記突き出し量(突出量)を10mm,8mm,6mmとした場合の参考例のデータも示してある。
一方、図2に示した実施形態において、突き出し量(突出量)を4mmとした場合(実施例1)、突き出し量(突出量)を2mmとした場合(実施例2)、図4のように突き出し量(突出量)を0mmとした場合(突出させない場合)(実施例3)について、その応答性を測定した。この結果、図6,7に示すように、上記した比較例1〜3の場合に比べて、明らかに応答性の低下を抑制することができた。
なお、図2に示したように、突き出し量(突出量)を4mm以下とすると、ヒータ101がガスセンサ素子200に接触するヒータ接触部(検出部)201の位置は、主体金具105の先端より後端側(内側)となる。このため、上述した比較例1〜3では、応答性の低下が顕著に表れたと考えられる。
なお、第1実施形態において、外側電極5が特許請求の範囲における「検出電極」に相当し、通気孔187が外側導入口に相当し、入り口通気孔183が内側導入孔に相当し、出口通気孔がガス流通孔に相当する。
以上説明したとおり、第1実施形態のガスセンサ100によれば、応答性の低下を抑制しつつガスセンサ素子200の短縮化を図ることができ、製造コストの低減を図ることができる。
次に、本発明の第2実施形態のガスセンサ400について説明する。なお、図11は、ガスセンサ400の要部構成を拡大して示す縦断面図であり、図12は、図11のA−Aにて切断した横断面図である。なお、図12では、ガスセンサ素子200及びヒータ101については省略している。第2実施形態のガスセンサ400では、主体金具405及びプロテクタ408の構造が第1実施形態のガスセンサ100と異なるが、その他の部位については、ガスセンサ100のものと同一のものが用いられている。したがって、ガスセンサ100と共通する部分について、図面においては同一の符号を付し、説明については省略または簡略化する。
第2実施形態では、ガスセンサ素子200は、その先端が主体金具405の先端から4mm突出するようになっている。このため、ヒータ接触部201及び検出部202は、その全体が主体金具405の先端から突出せず、主体金具405内に収容された状態となっている。
また、プロテクタ408は、主体金具405の先端側に外嵌される外側プロテクタ486と、この外側プロテクタ486と間隙を設けて外側プロテクタ486の内側に設けられた内側プロテクタ481とを具備している。
このうち、外側プロテクタ486は、自身の後端側が主体金具405の先端側に外嵌され、先端側に向かって延びる外側筒状部488と、外側筒状部488の先端に連結した外側テーパ部489と、外側テーパ部489に連結する外側底部490とを具備している。そして、外側筒状部488には、周方向に沿って複数の通気孔487が形成されている。
また、内側プロテクタ481は、外側筒状部488に対向するように配置された内側筒状部484と、内側筒状部484の先端に連結した内側テーパ部485と、内側テーパ部485に連結する内側底部492とを具備している。
そして、内側プロテクタ481には、内側筒状部484の基端側(後端側)と主体金具405との間に入り口側通気孔482が周方向に沿って複数形成されている。具体的には、図3と同様の構成であり、内側筒状部484の後端から、径方向外側に突出すると共に、周方向に間欠的に配置された間欠鍔部493(図12参照)を有する。そして、この間欠鍔部493のそれぞれの隙間が入り口側通気孔482となる。さらに、内側底部492には、出口側通気孔483が形成されている。なお、内側底部492と外側底部490とは接触しており、この出口側通気孔483は外側底部490まで延びている。
また、図11に示されるように、第2実施形態では、入り口側通気孔482が、主体金具405の貫通孔471と主体金具405の先端(先端面)との交点Hよりも径方向内側に配置されている。これにより、図12に示されるように、主体金具405の貫通孔471よりも径方向内側に入り口側通気孔482が露出することとなる。なお、主体金具405の貫通孔471と主体金具405の先端面とをつなぐように面取りが設けてある場合、交点Hは、主体金具405の先端面での貫通孔471(面取りを含む)との交点のことを指す。
そして、ガスセンサ400は、図示矢印のように、水平方向に排気ガスが流通される排気配管等に、後端側が上部に位置するように挿入固定されるようになっている。この場合、排気ガスは、外側プロテクタ486の通気孔487から外側プロテクタ486と内側プロテクタ481との間(外側筒状部488と内側筒状部484との間)に流入する。この排気ガスには、排気ガスの他水分等が含まれているが、水分等は排気ガスと比較して重いため、外側プロテクタ486と内側プロテクタ481との間を通り、反対側の通気孔487から外部に導出される。
一方、排気ガスは、水分に比べて軽いため、外側プロテクタ486と内側プロテクタ481との間で上方に向けて上昇し、入り口側通気孔482から内側プロテクタ481内に流入する。ここで、出口側通気孔483の外側には、図中矢印で示すように外側テーパ部489に沿った排気ガスの流れが形成されているため、出口側通気孔483近傍は負圧となっており、内側プロテクタ481内に流入した排気ガスは、出口側通気孔483から外部に排出される。
上記のような排気ガスの流れによって、排気ガスがガスセンサ素子200の検出部202に供給され、ここで排気ガス中の酸素濃度が検出される。この時、第2実施形態では、ガスセンサ素子200の検出部202全体が主体金具405の先端から突出せず、主体金具405内に収容された状態となっているが、入り口通気孔482の少なくとも一部が貫通孔471と主体金具405の先端との交点Hよりも径方向内側に設けられた構成とすることによって、外側筒状部488と内側筒状部484との間を通過したガスが、主体金具405に邪魔されずに迅速に、且つ多量に主体金具405の貫通孔471内に流れ込むので、主体金具405内に入り込んだガスセンサ素子200の検出部202(ヒータ接触部201)付近にガスの流れが到達し易くなり、応答性の低下が生じることを抑制できる。
なお、本発明は上記の実施形態及び実施例に限定されるものではなく、各種の変形等が可能であることは、勿論である。例えば、第1実施形態及び第2実施形態では、通気孔187、487は、外側筒状部188、488に設けられていたが、これに限らず、外側テーパ部189、489に設けられていても良い。また、第1実施形態及び第2実施形態では、ヒータ101がガスセンサ素子200の中心軸線に対して偏心することで、ヒータ101がガスセンサ素子200に接触していたが、これに限らず、センサ素子200とヒータ101との中心軸線をあわせつつ、ガスセンサ素子200の先端部3の内周面にヒータ101の先端縁が当接するようにしても良い。また、第1実施形態及び第2実施形態では、ヒータ接触部201(検出部202)全体が主体金具105、405内に収容されていたが、一部が主体金具105、405の先端に突出していても良い。
100,400……ガスセンサ、101……ヒータ、105、405……主体金具、108,408……プロテクタ、181,481……内側プロテクタ、182,482……入り口側通気孔、183,483……出口側通気孔、186,486……外側プロテクタ、187,487……通気孔、200……ガスセンサ素子、201……ヒータ接触部、501……拡径部。

Claims (8)

  1. 軸線方向に延びるとともに、自身の先端が閉塞された有底円筒状のガスセンサ素子であって、先端側外側面上に検出電極が形成された固体電解質体を有するガスセンサ素子と、
    前記ガスセンサ素子の内部に挿入された棒状の加熱用ヒータであって、少なくとも前記検出電極に対向する前記ガスセンサ素子の内側面に直接又は他部材を介して接触するヒータ接触部を有するヒータと、
    自身の貫通孔内に、前記ガスセンサ素子を挿入し、前記ガスセンサ素子の径方向外側を取り囲む筒状のハウジングと、
    前記ハウジングの先端側に固定されたプロテクタであって、前記ハウジングに外嵌され、自身の内部にガスを導入する外側導入口を有する筒状の外側プロテクタと、この外側プロテクタと間隔を設けて軸線方向に延びる筒状の内側筒状部を有し、前記外側プロテクタの内部に配置された筒状の内側プロテクタとを具備したプロテクタと
    を備えたガスセンサにおいて、
    前記ヒータ接触部が、前記ハウジングの先端より後端側に位置するとともに、
    前記ハウジングに、先端に向けて前記貫通孔が拡径する拡径部が設けられ、かつ、
    前記ハウジングの先端と前記内側筒状部との間に、前記ガスを前記内側プロテクタの内部に導入する内側導入口が設けられている
    ことを特徴とするガスセンサ。
  2. 請求項1記載のガスセンサであって、
    前記軸線方向に沿った断面にて見たときに、前記拡径部における前記貫通孔の後端と先端とを結んだ仮想線より径方向内側に、前記内側導入口の少なくとも一部が設けられていることを特徴とするガスセンサ。
  3. 請求項1又は2記載のガスセンサであって、
    前記軸線方向に沿った断面にて見たときに、前記拡径部における前記貫通孔の後端と先端とを結んだ仮想線より先端側に、前記ヒータ接触部の少なくとも一部が設けられていることを特徴とするガスセンサ。
  4. 請求項1乃至3のいずれか1項記載のガスセンサであって、
    前記軸線方向に沿った断面にて見たときに、前記拡径部における前記貫通孔の後端より先端側に、前記ヒータ接触部の少なくとも一部が設けられていることを特徴とするガスセンサ。
  5. 請求項1乃至4のいずれか1項に記載のガスセンサであって、
    前記拡径部における前記貫通孔は、前記ハウジングの先端面に向かうにつれて漸近的に拡径することを特徴とするガスセンサ。
  6. 軸線方向に延びるとともに、自身の先端が閉塞された有底円筒状のガスセンサ素子であって、先端側外側面上に検出電極が形成された固体電解質体を有するガスセンサ素子と、
    前記ガスセンサ素子の内部に挿入された棒状の加熱用ヒータであって、少なくとも前記検出電極に対向する前記ガスセンサ素子の内面側面に直接又は他部材を介して接触するヒータ接触部を有するヒータと、
    自身の貫通孔内に、前記ガスセンサ素子を挿入し、前記ガスセンサ素子の径方向外側を取り囲む筒状のハウジングと、
    前記ハウジングの先端側に固定されたプロテクタであって、前記ハウジングに外嵌され、自身の内部にガスを導入する外側導入口を有する筒状の外側プロテクタと、この外側プロテクタと間隔を設けて軸線方向に延びる筒状の内側筒状部を有し、前記外側プロテクタの内部に配置された筒状の内側プロテクタとを具備したプロテクタと
    を備えたガスセンサにおいて、
    前記ヒータ接触部が、前記ハウジングの先端より後端側に位置するとともに、
    前記ハウジングの先端と前記内側筒状部との間に、前記ガスを前記内側プロテクタの内部に導入する内側導入口が設けられており、
    前記ガスセンサを前記軸線方向に沿った断面にて見たときに、前記貫通孔と前記ハウジングの先端との交点よりも径方向内側に、前記内側導入口の少なくとも一部が設けられている
    ことを特徴とするガスセンサ。
  7. 請求項1乃至6のいずれか1項に記載のガスセンサであって、
    前記内側プロテクタの先端部に、当該内側プロテクタ内からガスを排出するためのガス流通孔が設けられていることを特徴とするガスセンサ。
  8. 請求項1乃至7のいずれか1項記載のガスセンサであって、
    前記外側プロテクタは、前記ガスセンサ素子の先端部より先端側にガス流通孔が設けられていることを特徴とするガスセンサ。
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