JP4837693B2 - 盗聴器検出器 - Google Patents

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Description

本発明は、盗聴器の検出を行う盗聴器検出器に関するものである。
盗聴器が発する電波信号を検出して盗聴器の有無を判断する盗聴器検出器(たとえば特許文献1を参照)や、スピーカから発せられた音波信号が電波信号として発せられていることを検出して、盗聴器を検知する盗聴器検出器が開示されている(たとえば特許文献2を参照)。
特許文献1,2に開示されている盗聴器検出器は、盗聴器を検出するとスピーカの出力音量を順次下げながら、盗聴器が仕掛けられている設置場所を絞り込んでいくものである。
特開昭49−24089号公報 特開2000−13500号公報
上述の特許文献1,2に開示されている盗聴器検出器は、電波の反射等の影響で盗聴器の存在している方向を特定することが困難で、単純にスピーカの出力音量を下げるだけでは盗聴器の設置場所を絞り込めない欠点がある。
本発明は、盗聴器の設置場所までの距離を視覚的に判断でき、容易に盗聴器を検出できる盗聴器検出器を提供することにある。
本発明の第1の観点の盗聴器検出器は、特定音を発し、受信音が自ら発した特定音か否かを判断して盗聴器の検出を行う盗聴器検出器であって、上記盗聴器の検出結果に応じて上記特定音の出力レベルを段階的に調整する出力レベル調整部と、上記出力レベル調整部で段階的に調整する出力レベルに応じた表示レベルで表示を行う表示部とを有し、上記盗聴器が検出された場合、上記特定音の出力レベルを一段階下げるとともに上記表示レベルを一段上げ、上記盗聴器が検出されなかった場合、上記特定音の出力レベルを一段階上げるとともに上記表示レベルを一段下げる。
好適には、上記出力レベル調整部は、上記特定音の出力レベルが最低段階または最高段階の場合、上記盗聴器が検出されても上記特定音の出力レベルを変更しない。
本発明によれば、盗聴器の設置場所までの距離を視覚的に判断でき、容易に盗聴器を検出できる盗聴器検出器を提供できる。
以下、本発明の実施形態を図面に関連付けて説明する。
図1は、本発明に係る盗聴器検出器の一実施形態を示すブロック図である。
図1の盗聴器検出器100は、受信アンテナ101、受信回路102、増幅器103、バンドパスフィルタ104、マイクロコンピュータ105、切り替え部107、スキャン部106、VCO108、信号増幅器109、スピーカ110、表示部111、および記憶部112を有する。
受信回路102は、高周波増幅器1021、混合器1022、中間周波数増幅器1023、受信レベル検出部(受信レベル制御部)1024、および検波器1025で構成されている。
信号増幅器109は、音量調整部(出力レベル調整部)1091で構成されている。信号増幅器109、およびスピーカ110で発音部が構成されている。
次に、盗聴器検出器100の各構成要素について説明する。
受信アンテナ101は、盗聴器200が発信している電波信号を受信し、電波信号を受信回路102の高周波増幅器1021に出力する。
高周波増幅器1021は、受信アンテナ101が受信した電波信号が入力され、高周波の信号(たとえば400MHz程度)を増幅して混合器1022に出力する。
混合器1022は、高周波増幅器1021によって増幅された電波信号と、VCO108が発振する所定周波数の信号とが入力され、周波数の異なる2つの信号を掛け合わせて混合し、中間周波数増幅器1023に出力する。
中間周波数増幅器1023は、混合器1022から入力された信号の内、中間周波数成分(たとえば10.7MHz程度)のみを増幅し、信号を検波器1025に出力する。
受信レベル検出部1024は、中間周波数増幅器1023が出力した信号の受信レベル(RSSI;Received Signal Strength Indication)を検出し、検出信号SRをマイクロコンピュータ105に出力する。受信レベル検出部1024は、受信レベルが所定のしきい値を超えたか否かを判断し、しきい値を超えた場合は真の検出信号SR1(たとえばハイレベルの電圧信号)を、しきい値を超えない場合は偽の検出信号SR2(たとえばローレベルの電圧信号)をマイクロコンピュータ105に出力する。受信レベルは、スキャン時にマイクロコンピュータ105によって参照される。所定のしきい値は、好適に設定される。
検波器1025は、中間周波数増幅器1023から入力された信号を復調して音声信号を取り出し、増幅器103に出力する。
増幅器103は、検波器1025から音声信号が入力され、所定の音声レベルまで増幅し、バンドパスフィルタ104に出力する。
バンドパスフィルタ104は、増幅された音声信号から特定の周波数成分を取りだし、マイクロコンピュータ105に出力する。
マイクロコンピュータ105は、バンドパスフィルタ104から入力された音声信号を内蔵されたA/D変換器にて割り込み(サンプリング)周波数毎にアナログからデジタルの信号にA/D変換する。
マイクロコンピュータ105は、特定周波数の音声信号を出力させるための信号S1を信号増幅器109に出力する。また、マイクロコンピュータ105は、信号増幅器109に音声信号をスピーカ110を介して出力させるか否かを制御するための制御信号S3を信号増幅器109に出力する。具体的には、マイクロコンピュータ105は、信号増幅器109に音声信号を出力させる場合には制御信号S31を、出力させない場合には制御信号S32を信号増幅器109に出力する。
マイクロコンピュータ105は、受信レベル検出部1024から入力された検出信号SRの真偽に基づいた処理を行う。具体的には、マイクロコンピュータ105は、真の検出信号SR1が入力された場合、A/D変換された音声信号から所定の演算方法によって特定の周波数成分(たとえば1kHz)の振幅の大きさを算出し、偽の検出信号SR2が入力された場合、音声出力を停止させる制御信号S32を信号増幅器109に出力した後、前述の振幅の大きさを算出する。なお、前記演算方法は、特に限定されないが、公開特許公報「特開2007−324914号公報」に記載の方法が望ましい。
後述する割り込み処理において、マイクロコンピュータ105は、特定周波数成分の振幅の大きさが所定のしきい値以上か否かを判断し、特定周波数成分の振幅の大きさがしきい値以上のとき、盗聴器検出フラグをセットする。また、マイクロコンピュータ105は、盗聴器200の検出時またはスキャン周波数が最大に達した時に、音量レベルおよび表示レベルを切り替えるか否かを判定し、切り替える場合、切り替え処理フラグをセットする。
マイクロコンピュータ105は、たとえばPWM(Pulse Width Modulation;パルス幅変調)の平滑電圧によって音量レベルを調整するためのパルス状の制御信号S2を生成し、音量調整部1091に出力する。本実施形態では、音量レベルを5段階で調整するが、何段階に設定するかは好適に設定可能で限定されない。
マイクロコンピュータ105は、表示内容を制御する制御信号S4を生成して表示部111に出力する。これにより、表示部111は、信号増幅器109の出力(音量)レベルに応じた値を表示部111に表示する。ここで、出力レベルに応じた値には、出力レベルの制御値あるいはスピーカ110の出力レベルを含む。
なお、PWMに限らず、後述するデジタル/アナログ(D/A)変換器にて電圧を制御するようにしてもよい。
マイクロコンピュータ105は、不図示のカウンタ等を用いてスキャン開始時点からの経過時間をカウントし、経過時間が所定時間(本実施形態では100ms程度)経過したか否かを判断する。
本実施形態においては、ハードウェアのフィルタと、マイクロコンピュータ105による信号処理(デジタルフィルタの処理)を合わせて用いることにより、簡単なハードウェアと信号処理で高い選択度(Q)で特定周波数を弁別し、高精度の周波数弁別を行い、この弁別された特定周波数レベルをもとに、発信音の音声レベルを制御し、安定した盗聴器200の発見を行うことのできる盗聴器検出器100を実現している。
後述するスキャン部106の電圧比較部CPNは、スキャン周波数(電流供給ノードNDIの電圧VCNT)が最大になったとき、エンド信号ENDをハイレベルにする。マイクロコンピュータ105は、エンド信号ENDがハイレベルになったことを検知すると、スキャン部106のリセット信号線RSTLにハイレベルのリセット信号を出力し、電流供給ノードNDIの電圧を接地電位にリセットする。これにより、スキャン処理が終了する。
なお、マイクロコンピュータ105が行う動作は、記憶部112に記憶されたプログラムにしたがって処理を行うことができる。
次に、スキャン部106および切り替え部107について説明する。図2は、本実施形態に係るスキャン部および切り替え部の構成例を示す回路図である。
スキャン部106は、pnp型のトランジスタTR1とTR2、抵抗R1〜R4、およびノードND1〜ND3で構成されている電圧比較部CPNと、pnp型のトランジスタTR3、抵抗R5〜R7、ノードND4、ND5で構成され、電流IC3を生成する第1の電流源と、キャパシタC1と、電流供給ノードNDIと、電流供給ノードNDIを所定電圧にリセットするためのnpn型のトランジスタTR4と、ノードND6を有する。
電圧比較部CPNの抵抗R1とR2は、電源電位VDDと接地電位GNDとの間に直列に接続されている。
そして、トランジスタTR1は、ベースがノードND1に、エミッタがノードND2に、コレクタがノードND3にそれぞれ接続されている。トランジスタTR2は、ベースがノードND4に、エミッタがノードND2に、コレクタが接地電位GNDにそれぞれ接続されている。
抵抗R3は、電源電位VDDとノードND2との間に接続され、抵抗R4は、接地電位GNDとノードND3との間に接続されている。また、ノードND3は、エンド信号線ENDLに接続されている。
抵抗R5とR6は、電源電位VDDと接地電位GNDとの間に直列に接続され、抵抗R7は、電源電位VDDとトランジスタTR3のエミッタとの間に接続されている。また、キャパシタC1は、電流供給ノードNDIと接地電位GNDとの間に接続されている。さらに、電流供給ノードNDIは、ノードND6とND8を介してVCO制御信号線VCNTLでVCO108と接続されている。
トランジスタTR3は、ベースがノードND5に、エミッタが抵抗R7に、コレクタがノードND4にそれぞれ接続されている。トランジスタTR4は、ベースがリセット信号線RSTLでマイクロコンピュータ105に、エミッタが接地電位GNDに、コレクタがノードND6にそれぞれ接続されている。
切り替え部107は、pnp型のトランジスタTR5、ノードND7、ND8および抵抗R8〜R10で構成され、電流IC4を生成する第2の電流源と、第2の電流源の電流を供給するか否かを切り替え、スイッチとして動作するnpn型のトランジスタTR6を有する。
トランジスタTR5は、ベースがノードND7に、エミッタが抵抗R8に、コレクタがノードND8にそれぞれ接続されている。
抵抗R8は、電源電位VDDとトランジスタTR5のエミッタとの間に接続されている。また、抵抗R9と抵抗R10は、電源電位VDDとトランジスタTR6のコレクタとの間に直列に接続されている。
トランジスタTR6は、ベースが切り替え信号線CNTLでマイクロコンピュータ105に、エミッタが接地電位GNDに、コレクタが抵抗R10にそれぞれ接続されている。
また、VCO制御信号線VCNTLには電流供給ノードNDIの電圧VCNTが、リセット信号線RSTLにはリセット信号RSTが、切り替え信号線CNTLには切り替え信号CNTが、エンド信号線ENDLにはエンド信号ENDが、それぞれ伝搬される。
スキャン部106は、第1の電流源と、オンまたはオフに切り替えられる第2の電流源(切り替え部107が有する)とを用いて、キャパシタC1を充電する。そして、スキャン部106は、電圧比較部CPNにて、電流供給ノードNDIの電圧と基準電圧とを比較し、電流供給ノードNDIの電圧が基準電圧に達した時に、キャパシタC1の電圧を所定電圧(たとえば接地電位)にリセットする。
スキャン部106は、キャパシタC1の電圧が所定電圧にリセットされるまでの期間、電流供給ノードNDIの電圧をVCO108に出力する。
切り替え部107は、マイクロコンピュータ105から制御信号が入力され、受信レベル検出部1024にて検出される受信レベルが一定値以下の場合は、スイッチをオンに切り替える。受信レベルが一定値以上の場合は、スイッチをオフに切り替える。
本実施形態では、図2に示すスキャン部106および切り替え部107によって、スキャン速度を切り替えでき(通常スキャン速度と低速スキャン速度)、スキャン速度を向上させている。
VCO108は、スキャン部106から電流供給ノードNDI(図2)の電圧が入力され、盗聴器検出器100が電波信号を安定して受信するために、スキャン部106からの入力電圧に応じた周波数で発振し、所定周波数の信号を混合器1022に出力する。
信号増幅器109は、マイクロコンピュータ105から特定周波数の音(特定音)を発信するための信号S1が入力される。信号増幅器109は、生成した音声信号をスピーカ110を介して出力するか否かを切り替える制御信号S3が入力され、制御信号S3の内、制御信号S31が入力された場合は、音声信号を出力し、制御信号S32が入力された場合は、音声信号の出力を停止する。
音量調整部1091について図3を適宜参照しながら説明する。図3は、本実施形態に係る音量調整部を説明するための図である。
音量調整部1091は、図示しない音声信号増幅器(Amplifier;以後アンプという)や平滑回路等で構成されている。音量調整部1091は、マイクロコンピュータ105から音量レベルを調整するための制御信号S2が入力され、信号増幅器109が生成した音声信号の音量レベルをアンプ等を用いて5段階で調整し、スピーカ110に出力する。
ここで、音量調整部1091の回路構成について述べる。音量調整部1091は、図3に示すようにパルス状の制御信号S2を平滑回路にて直流に平滑する。たとえば、平滑回路に入力された制御信号S2の電圧を5V、周波数を10kHz、デューティ比を50%とすると、平滑後の電圧は、デューティ比が100%時の半分、すなわち2.5Vとなる。音量調整部1091の回路構成は、限定されないが、スピーカ110が発信する音量が平滑後の電圧に比例するような回路であれば、制御信号S2によって音量を制御できる。
説明の便宜上、最小の音量レベルを音量VOL1、最大の音量レベルを音量VOL5のように、5段階で適宜表記する。この音量レベルの最大値および最小値、音量レベル間の幅などは、好適に設定可能である。
表示部111について説明する。図4は、本実施形態に係る表示部の主要部の構成例を示す回路図である。表示部111は、図4に示すように、スイッチSW1〜SW5、抵抗R11〜R15、発光素子(LED;Light Emitting Diode)としてのLED1〜LED5を有する。それぞれのスイッチSW1〜SW5、抵抗R11〜R15およびLED1〜LED5がそれぞれ直列接続され、直列接続されたそれぞれが並列接続されている。スイッチSW1〜SW5の一端が共通に電源電位VDDに、LED1〜LED5のカソード側が共通に接地電位に接続されている。
表示部111は、マイクロコンピュータ105が盗聴器200を検出すると、盗聴器200の検出結果に応じて図示しない制御信号S4が入力され、制御信号S4に応じたスイッチSWがオンに切り替わってLEDが発光することで、ユーザ(盗聴器検出器100の使用者)と盗聴器200との推定距離を5段階で表示する。この表示の段階を単に表示レベルともいう。表示部111は、他に図示しない発光素子や表示パネルなどが設けられ、たとえば電源の投入状態や検出結果など種々の情報を好適に表示できる。なお、図4に示す表示部111の回路構成は主要部の一例であって、本実施形態に限定されない。
記憶部112は、たとえばフラッシュROMあるいはレジスタ等で構成され、たとえばマイクロコンピュータ105が処理する内容のプログラム、一時的なデータを記憶し、マイクロコンピュータ105によって適宜読み出しされる。記憶部112の構成、記憶内容等は特に限定されない。
盗聴器200は、アンテナ201、およびマイクロフォン202を有する。盗聴器200は、マイクロフォン202で音声(音波信号)を取得し、その音波信号で搬送波の高周波を変調して、アンテナ201を介して送出する。盗聴器200による一連の動作を盗聴と表現する。盗聴器200の構成等は特に限定されないが、盗聴器200がたとえばVOX(Voice Operation Transmission)機能を有することがある。VOX機能は、盗聴器200が音声を受信したときに起動して盗聴を行い、無音状態のときは盗聴を行わない。したがって、無音状態のとき、盗聴器200は電波信号を送出しない。
次に、マイクロコンピュータ105上で実行される盗聴器検出処理について説明する。図5は、本実施形態に係る盗聴器検出器による盗聴器検出処理例を示すフローチャートである。図6は、本実施形態に係る割り込み処理例を示すフローチャートである。
はじめに図5に示す盗聴器検出処理について説明し、その後、図6に示す割り込み処理について説明する。
(ステップST11)
図5に示すように、盗聴器検出処理のメインルーチンが開始される。
(ステップST12)
はじめに、図5に示すように盗聴器検出器100は、ユーザによって設定されたスキャン周波数、発信する音の周波数等を記憶部112等に反映させ、記憶部112内のレジスタの初期化等を行う。なお、ユーザによる初期設定の入力は、図示しない外部入力装置等で設定される。
以下の説明では、盗聴器200に多く使用されている139MHzから400MHzの周波数をカバーするため、スキャン周波数を100MHz〜500MHzとし、音量レベルおよび表示レベルが共に5段階であるものとする。詳細は後述するが、出力する音声信号の周波数を1kHzとすると、割り込み(サンプリング)周波数は、4倍の4kHzに設定する。
(ステップST13)
マイクロコンピュータ105は、スキャンスタート信号(ハイレベルのリセット信号RST)を送出した後、割り込み処理を許可する。これにより、盗聴周波数のスキャンと割り込み処理が開始される。
(ステップST14)
マイクロコンピュータ105は、割り込み処理を終了するか否かの判定を繰り返し行う。
具体的には、マイクロコンピュータ105は、割り込み処理を終了させるか否かを、切り替え処理フラグ(後述のステップST211を参照)で判断し、切り替え処理フラグがセットされるまで繰り返し割り込み処理が行われ(NO)、切り替え処理フラグがセットされると(YES)、割り込み処理を禁止するため、ステップST15の処理を行う。
(ステップST15)
マイクロコンピュータ105は、割り込み処理の実行を禁止する。これにより、盗聴周波数のスキャン処理および音の出力が終了する。
なお、再びステップST13の処理が実行されるまで、割り込み処理は行われない。
(ステップST16)
マイクロコンピュータ105は、盗聴器200の有無を盗聴器検出フラグ(後述のステップST29を参照)によって判断する。マイクロコンピュータ105は、盗聴器検出フラグがセットされていれば(YES)、盗聴器200が検出されたと判断してステップST17の処理を行い、盗聴器検出フラグがセットされていなければ(NO)、盗聴器200が検出されなかったと判断してステップST19の処理を行う。
(ステップST17)
マイクロコンピュータ105は、盗聴器200を検出した場合、現時点での音量レベルが最小音量レベル(音量VOL1)であるか否かを判断する。マイクロコンピュータ105は、最小音量レベルであると判断した場合(YES)、ステップST13の処理に戻り、最小音量レベルでないと判断した場合(NO)、ステップST18の処理を行う。
(ステップST18)
ステップST16にて盗聴器200が検出され、ステップST17にて音量レベルが最小音量レベルでないと判断された場合、マイクロコンピュータ105は、たとえばPWMによって音量レベルを1段階下げるためのパルス状の制御信号S2を生成し、音量調整部1091に出力する。たとえば現段階の音量レベルが音量VOL5であれば、音量VOL4に切り替えるように、音量調整部1091は、次回のスキャン処理に向けて、音量VOL4の音声信号を生成する。
マイクロコンピュータ105は、表示レベルを1段階上げるように、制御信号S4を生成して表示部111に出力する。たとえば現段階の表示レベルが最低レベルの無灯状態であれば、表示部111は、LED1のみが点灯するように、スイッチSW1をオンに切り替え、その他のスイッチをオフの状態に切り替える(図4を参照)。
このように、1回のスキャン(ステップST13〜ST15)で盗聴器200が検出された場合、音量レベルは1段階下げられ、表示レベルは1段階上げられる
(ステップST19)
一方、ステップST16にて盗聴器200が検出されなかった場合、マイクロコンピュータ105は、現時点での音量レベルが最大音量レベル(音量VOL5)であるか否かを判断する。マイクロコンピュータ105が、最大音量レベルであると判断した場合(YES)、音量レベルおよび表示レベルが維持されたまま、ステップST13の処理に戻り、スキャン処理が再開され、最大音量レベルでないと判断した場合(NO)、ステップST110の処理を行う。
(ステップST110)
ステップST16にて盗聴器200が検出されず、ステップST19にて音量レベルが最大音量レベル(音量VOL5)でないと判断された場合、マイクロコンピュータ105は、たとえばPWMによって音量レベルを1段階上げるためのパルス状の制御信号S2を生成し、音量調整部1091に出力する。たとえば現段階の音量レベルが音量VOL3であれば、音量VOL4に切り替えるように、音量調整部1091は、次回のスキャン処理に向けて、音量VOL4の音声信号を生成する。
マイクロコンピュータ105は、表示レベルを1段階下げるように、制御信号S4を生成して表示部111に出力する。たとえば現段階においてLED1〜LED3が点灯していれば、表示部111は、LED1〜LED2のみが点灯するように、スイッチSW1〜SW2をオンの状態に保持し、スイッチSW3をオフに切り替える。
このように、1回のスキャンで盗聴器200が検出されなかった場合、音量レベルは1段階上げられ、表示レベルは1段階下げられる。
その後、再びステップST13の処理に戻る。
続いて、ステップST13〜ST15において実行される割り込み処理について、図6を参照しながら説明する。
(ステップST21)
割り込み処理のルーチンが開始される。後述のステップST27における演算を行って盗聴器200を検出する場合、割り込み処理を行う周波数は、A/D変換のサンプリング周波数であり、出力音の周波数の4倍となる。たとえば、出力音が1kHzであれば、割り込み周波数は4kHzである。
(ステップST22)
マイクロコンピュータ105は、特定周波数の音声信号を出力させる信号S1の信号レベルを切り替えて信号増幅器109に出力し、信号増幅器109は、音声信号を生成する。割り込み周波数が4kHzであれば、1kHzの音声信号を出力するため、2回の割り込み処理ごとに、信号のレベルを切り替えて(ハイレベルならローレベルに、ローレベルならハイレベルに)処理を行う。
(ステップST23)
マイクロコンピュータ105は、バンドパスフィルタ104から入力された音声信号を内蔵されたA/D変換器にて割り込み処理毎にアナログからデジタルの信号にA/D変換する。
(ステップST24)
マイクロコンピュータ105は、不図示のカウンタ等を用いてスキャン開始時点(たとえばステップST13の直後)からの経過時間をカウントしており、最大音量かつ所定時間(本実施形態では100ms程度)経過したか否かを判断する。経過時間が所定時間を経過している場合(YES)、ステップST25の処理を実行し、経過時間が所定時間を経過していない場合(NO)、ステップST27の処理を実行する。なお、経過時間の設定は、本実施形態に限定されず、好適に設定できる。
(ステップST25)
マイクロコンピュータ105は、受信レベル検出部1024から入力された検出信号SRの真偽に基づいた処理を行う。具体的には、マイクロコンピュータ105は、真の検出信号SR1が入力された場合、ステップST27の処理を行い、偽の検出信号SR2が入力された場合、ステップST26の処理を行う。
(ステップST26)
ステップST25にて、検出信号SRが偽の検出信号SR2であった場合、マイクロコンピュータ105は、音声信号の出力を停止させる制御信号S32を信号増幅器109に出力する。これにより、信号増幅器109は、制御信号S32が入力され、音声信号の出力を停止(キャンセル)し、ステップST27の処理を行う。
ところで、盗聴器200は、動作(盗聴)中に電波信号を出力しているため、盗聴器検出器100が盗聴器200に近づくと、受信レベルがしきい値を超える受信領域が存在する。すなわち、受信レベルが所定のしきい値を超えないということは、盗聴器検出器100が受信領域外に位置していることを示す。
本ステップST26の処理により、盗聴器検出器100が不必要な音を放音(出力)することを防いでいる。
(ステップST27)
一方、ステップST25にて、検出信号SRが真の検出信号SR1であった場合、マイクロコンピュータ105は、特定周波数の音声信号を出力させる制御信号S31を信号増幅器109に出力し、信号増幅器109は、特定周波数の音声信号を出力する。
マイクロコンピュータ105は、所定の演算方法によって特定周波数成分(たとえば1kHz)の振幅の大きさ(すなわち電圧)を算出する。
(ステップST28)
マイクロコンピュータ105は、ステップST27において算出した特定周波数成分の振幅の大きさが、しきい値以上であれば(YES)、盗聴器200を検出したものと判断してステップST29の処理を行い、しきい値以下であれば(NO)、盗聴器200が未検出であるものと判断してステップST210の処理を行う。
(ステップST29)
特定周波数成分の振幅の大きさがしきい値以上のとき、マイクロコンピュータ105は、盗聴器検出フラグをセットし、ステップST210の処理を行う。なお、本ステップST29の盗聴器検出フラグは、ステップST16の処理に用いられる。
(ステップST210)
マイクロコンピュータ105は、エンド信号ENDがハイレベルになった場合、またはステップST29の処理において盗聴器検出フラグがセットされた場合、切り替え処理を行うものと判断して(YES)、ステップST211の処理を行い、いずれでもない場合(NO)、ステップST212の処理を行い、割り込み処理を終了する。
(ステップST211)
マイクロコンピュータ105は、音量レベルおよび表示レベルを切り替える場合、切り替え処理フラグをセットし、割り込み処理を終了する(ステップST212)。
以上説明した図5,図6に示す処理は、手順に応じたプログラムとして形成し、CPU等のマイクロコンピュータ105で実行するように構成されている。上述した処理の一部をハードウェアで実現することもできる。
最後に、盗聴器検出器100全体の動作について、図1を中心に図7を適宜参照しながら説明する。
図7は、本実施形態に係る切り替え部、およびスキャン部の動作を説明するためのタイミングチャートである。図7(A)は、電流供給ノードNDIの電圧VCNTを、図7(B)は、エンド信号ENDを、図7(C)は、リセット信号RSTを、図7(D)は、受信レベル検出部1024の受信レベルを、図7(E)は、切り替え信号CNTを、図7(D)のLEVは受信レベルの一定値をそれぞれ示す。
はじめに、受信回路102の動作を中心に説明する。
高周波増幅器1021は、高周波信号を増幅し、混合器1022は、この増幅された高周波信号とVCO108が出力する所定周波数の信号とを掛け合わせる。
そして、VCO108は、スキャン部106の制御信号に基づいて、所定周波数の信号を生成し、スキャン部106の出力電圧に応じて、所定の周波数の信号を生成し、混合器1022に出力する。
中間周波数増幅器1023は、混合器1022から入力され、掛け合わされた信号から、中間周波数成分の信号を取り出して検波器1025と受信レベル検出部1024とに出力する。
受信レベル検出部1024は、中間周波数の信号の受信レベルが所定のしきい値を超えたか否かを判断し、しきい値を超えた場合は真の検出信号SR1(たとえばハイレベルの信号)を、しきい値を超えない場合は偽の検出信号SR2(たとえばローレベルの信号)をマイクロコンピュータ105に出力する。
つづいて、増幅器103は、検波器1025にて検波された音声信号を所定の音声レベルまで増幅し、バンドパスフィルタ104に出力する。そして、バンドパスフィルタ104が、増幅された音声信号から特定の周波数成分を取りだし、マイクロコンピュータ105に出力する。
次に、スキャン部106の動作を中心に、スキャン部106がスキャンし、VCO108が所定周波数の信号を混合器1022に出力するまでの動作について説明する。
切り替え部107は、マイクロコンピュータ105の制御信号に基づいて、スイッチをオンまたはオフに切り替える。
切り替え部107は、受信レベル検出部1024にて検出された受信レベルが一定値以下の場合は、スイッチをオンに切り替え、電波信号の受信レベルが一定値以上の場合は、スイッチをオフに切り替える。
スキャン部106は、マイクロコンピュータ105の制御信号と、切り替え部107のスイッチの切り替えに応じて、低速または通常のスキャン速度でスキャンする。
具体的には、切り替え部107のスイッチがオンの場合は、スキャン部106は、キャパシタを第1および第2の電流源で充電する(通常のスキャン速度)。切り替え部107のスイッチがオフの場合は、スキャン部106は、キャパシタを第1の電流源のみで充電する(低速スキャン)。
そして、スキャン部106は、電流供給ノードNDIの電圧が所定の電圧に達するまで、スキャンを行い、電流供給ノードNDIの電圧をVCO108に出力する。
ここで、スキャン部106および切り替え部107の動作についてより詳細に説明する。
スキャン処理開始時に、図7(C)のように、マイクロコンピュータ105がリセット信号線RSTLにハイレベルのリセット信号RSTを伝搬させることによって、トランジスタTR4がオンに切り替わり、電流供給ノードNDIの電圧が接地電位GNDにリセットされ、キャパシタC1の電荷が0になる。
その後、図7(C)のように、マイクロコンピュータ105がリセット信号線RSTLにローレベルのリセット信号RSTを伝搬させることによって、トランジスタTR4がオフに切り替わり、図7(A)のように、キャパシタC1の充電が開始される。
(通常時のスキャン)
マイクロコンピュータ105は、受信レベル検出部1024の出力を監視しており、図7(D)のように、受信レベル検出部1024が出力する受信レベルが一定値(以後、図7の説明ではLEVとする)以下の場合は、図7(E)のように、切り替え信号線CNTLにハイレベルの切り替え信号CNTを伝搬させることによって、トランジスタTR6がオンに切り替わり、第2の電流源が生成する電流IC4が電流供給ノードNDIを介して、キャパシタC1に供給される。
この時、キャパシタC1は、第1および第2の電流源が生成する電流IC3およびIC4によって充電され、図7(A)のように電流供給ノードNDIの電圧VCNTが上昇する。
そして、この電圧VCNTは、VCO制御信号線VCNTLに伝搬され、VCO108に出力される。
(低速スキャン)
図7(D)に示すように、受信レベル検出部1024が出力する受信レベルが一定値以上の場合は、図7(E)のように、マイクロコンピュータ105は、切り替え信号線CNTLにローレベルの切り替え信号CNTを伝搬させることによって、トランジスタTR6がオフに切り替わり、第2の電流源が生成する電流IC4は電流供給ノードNDIを介して、キャパシタC1に供給されない。
この時、キャパシタC1は、第1の電流源が生成する電流IC3のみによって充電され、図7(A)のように電圧VCNTが上昇する。この時の電圧VCNTの上昇は、キャパシタC1を電流IC3および電流IC4で充電する通常のスキャン時と比較して緩やかに上昇する。
そして、この電圧VCNTは、VCO制御信号線VCNTLに伝搬され、VCO108に出力される。
(通常時のスキャン)
図7(D)に示すように、再び受信レベル検出部1024が出力する受信レベルが一定値以下に切り替わったとすると、図7(E)のように、マイクロコンピュータ105が、再び切り替え信号線CNTLにハイレベルの切り替え信号CNTを伝搬させ、トランジスタTR6がオンに切り替わって、第2の電流源の出力がオンに切り替わる。
この時、キャパシタC1は、第1および第2の電流源が生成する電流IC3およびIC4によって充電され、図7(A)のように電流供給ノードNDIの電圧VCNTが上昇する。
そして、この電圧VCNTは、VCO制御信号線VCNTLに伝搬され、VCO108に出力される。
電圧比較部CPNは、電流供給ノードNDIの電圧とノードND1の電圧とを比較する。電流供給ノードNDIの電圧VCNTが、抵抗R1とR2による分圧電圧(ノードND1の電圧)がVB1に達した時、図7(B)のように、ノードND3の電位が上昇して、エンド信号線ENDLのエンド信号ENDがハイレベルに切り替わり、ハイレベルのエンド信号ENDがマイクロコンピュータ105に出力される。
図7(C)のように、マイクロコンピュータ105が、再びリセット信号線RSTLにハイレベルのリセット信号RSTを伝搬させることによって、電流供給ノードNDIの電圧が接地電位GNDにリセットされる。
このときが、スキャン周波数の最大時(本実施形態では500MHz)であり、1回のスキャンが終了する。
換言すると、受信レベルが一定値以下の場合は、切り替え部107が、トランジスタTR6をオンに切り替え、キャパシタC1の充電を電流IC3とIC4で充電する(通常のスキャン)。受信レベルが一定値以上の場合は、切り替え部107が、トランジスタTR6をオフに切り替え、キャパシタC1の充電を受信レベルが一定値以下の場合より少ない電流IC3のみで充電する(低速スキャン)。
言い換えれば、受信レベルが一定値以下の場合は、切り替え部107が第2の電流源をオンに切り替えることで、キャパシタC1が短時間で充電され、盗聴器200が発信していない周波数帯域を通常時より高速にスキャンする。
本盗聴器検出器100は、スピーカ110で発信させる音量を連続的に変化させながらスキャンを行う。そのため、VCO108の発振周波数が固定される必要がない。
本実施形態では、受信信号の受信レベルに応じて、切り替え部がスキャン速度を切り替えることで、電波信号に特定の情報が含まれているかを判断する信号処理を行う十分な時間を確保している。
一方、VCO108は、スキャン部106の出力電圧に応じて、所定の周波数の信号を生成する。このようにして、VCO108は、混合器1022に所定周波数の信号を出力する。
盗聴器検出器100の使用法について述べる。たとえば、ユーザは盗聴器検出器100を把持し、盗聴器200が設置されていると思われる周辺を移動する。音量レベルが最小レベルに、表示レベルが最大レベルになるときが、盗聴器200の設置場所に最も近いと推定できる。
本実施形態によれば、マイクロコンピュータ105が盗聴器200を検出し、音量調整部1091がマイクロコンピュータ105の検出結果に応じて特定音の音量レベルを段階的に調整し、表示部111がマイクロコンピュータ105の検出結果に応じて音量レベルに応じた表示を行う。したがって、以下のような効果を得ることができる。
1回のスキャンで盗聴器が検出された場合、音量レベルが1段階下げられ、表示レベルは1段階上げられる。逆に、1回のスキャンで盗聴器が検出されなかった場合、音量レベルが1段階上げられ、表示レベルは1段階下げられる。これが交互に繰り返され、表示部111が音量に応じた表示を行うため、ユーザは、盗聴器までの推定距離が視覚的に把握できる。同時に、音量を手がかりに盗聴器までの距離を推定しやすくなる。
音量と表示の変更は、マイクロコンピュータ105にて自動的に連続して実行されるため、ユーザは、音量調節を手動で行う必要がなく、ユーザ自身が移動するだけで盗聴器の設置場所まで容易に到達できる利点がある。したがって、専門知識を必要とせずに容易に盗聴器を発見できる。
本盗聴器検出器は、受信レベルに関係なく、定期的に特定音を発信するため、VOX機能が搭載された盗聴器の検出にも対応できる利点がある。
他の実施形態として、表示部111は、7セグメントLEDを採用してもよい。この場合、表示段階を容易に拡張できる。たとえば、7セグメントLEDを2つ採用すれば、2桁の表示、すなわち99段階の表示が可能である。盗聴器検出器100がもつ処理をソフトウェアで実現すれば、ソフトウェアで表示部111を制御可能である。
音量レベルと表示レベルとを一致させる必要はない。たとえば、音量レベルを6段階、表示レベルを3段階に設定し、音量レベルが2段階下がる度に表示レベルを1段階上げてもよい。
特定周波数の音の発信は、スキャンに連動する必要がない。たとえば、タイマ等を用いて周期的に音を発信するようにしてもよい。音の出力期間も特に限定されない。ステップST25の処理を、すべての音量レベルで実行してもよい。
本実施形態に係る盗聴器検出処理を実行するプログラムは、半導体メモリ、磁気ディスク、光ディスク、フロッピー(登録商標)ディスク等の記録媒体、この記録媒体をセットしたコンピュータによりアクセスし上記プログラムを実行するように構成可能である。
本発明は、当業者であれば本発明の要旨を変更しない範囲内で様々な改変が可能である。
実施形態に係る盗聴器検出器の一形態を示すブロック図である。 実施形態に係るスキャン部および切り替え部の構成例を示す回路図である。 実施形態に係る音量調整部を説明するための図である。 実施形態に係る表示部の主要部の構成例を示す回路図である。 実施形態に係る盗聴器検出器による盗聴器検出処理例を示すフローチャートである。 実施形態に係る割り込み処理例を示すフローチャートである。 実施形態に係る切り替え部、およびスキャン部の動作を説明するためのタイミングチャートである。
符号の説明
100…盗聴器検出器、101…受信アンテナ、102…受信回路、103…増幅器、104…バンドパスフィルタ、105…マイクロコンピュータ(CPU)、106…スキャン部、107…切り替え部、108…VCO、109…信号増幅器、110…スピーカ、111…表示部、112…記憶部、113…スイッチ回路、1021…高周波増幅器、1022…混合器、1023…中間周波数増幅器、1024…受信レベル検出部、1025…検波器、1091…音量調整部、200…盗聴器、201…(盗聴器の)アンテナ、202…マイクロフォン、C1…キャパシタ、IC3、IC4…電流源、ND1〜ND8…ノード、NDI…電流供給ノード、R1〜R10…抵抗、TR1〜TR3、TR5…pnp型のトランジスタ、TR4、TR6…npn型のトランジスタ、VCNTL…VCO制御信号線、RSTL…リセット信号線、CNTL…切り替え信号線、ENDL…エンド信号線、VCNT…VCO制御信号、RST…リセット信号、CNT…切り替え信号、END…エンド信号、SW113…スイッチ。

Claims (2)

  1. 特定音を発し、受信音が自ら発した特定音か否かを判断して盗聴器の検出を行う盗聴器検出器であって、
    上記盗聴器の検出結果に応じて上記特定音の出力レベルを段階的に調整する出力レベル調整部と、
    上記出力レベル調整部で段階的に調整する出力レベルに応じた表示レベルで表示を行う表示部とを有し、
    上記盗聴器が検出された場合、上記特定音の出力レベルを一段階下げるとともに上記表示レベルを一段上げ、上記盗聴器が検出されなかった場合、上記特定音の出力レベルを一段階上げるとともに上記表示レベルを一段下げる
    盗聴器検出器。
  2. 上記出力レベル調整部は、
    上記特定音の出力レベルが最低段階または最高段階の場合、上記盗聴器が検出されても上記特定音の出力レベルを変更しない。
    請求項に記載の盗聴器検出器。
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