JP6964258B2 - 発音装置、警報装置、及び感知器 - Google Patents

発音装置、警報装置、及び感知器 Download PDF

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Description

本発明は、一般に発音装置、警報装置、及び感知器に関し、より詳細には、複数の周波数の音を発生させる発音装置、警報装置、及び感知器に関する。
従来、住宅における火災やガス漏れなどの異常を検出して警報する住宅用警報器(感知器)が開示されている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1の住宅用警報器は、異常を検出した際に、時間の経過に伴って周波数が直線的に変化するスイープ音(警報音)を出力する発音装置を備えている。
従来の発音装置では、同じトーンあるいはトーンの変化が一定のパターンの音しか発生することができなかった。
特開2010−49604号公報
本発明は、上記事由に鑑みてなされており、その目的は、トーンが異なる複数パターンの音で構成の共通化を図ることが可能な発音装置、警報装置、及び感知器を提供することにある。
本発明の一態様に係る発音装置は、信号生成部と、発音部と、記憶部と、を備える。前記発音部は、複数の国の規格にそれぞれ準拠したトーンが異なる複数のパターンの音を発生可能である。前記記憶部は、前記トーンが異なる前記複数のパターンの音に対応するデータを記憶する。前記信号生成部は、前記記憶部に記憶される前記データの前記複数のパターンのうちいずれかのパターンに対応した信号を前記発音部に出力する。前記発音部は、前記信号生成部からの前記信号に応じたパターンの音を発生させる。前記信号生成部は、検知部にて特定事象が検知された場合に、前記複数のパターンのうちいずれかのパターンに対応した信号を出力することで、前記発音部に前記音を発生させる。
本発明の一態様に係る警報装置は、上記の発音装置であって、前記発音部は、警報音を発生させる。
本発明の一態様に係る感知器は、上記の警報装置と、特定事象を検知する検知部と、を備える。前記警報装置は、前記検知部が前記特定事象を検知した場合、警報音を発生させる。
図1は、本発明の実施形態1に係る発音装置を含む感知器のブロック図である。 図2は、同上の発音装置の斜視図である。 図3は、同上の発音装置の信号生成部が生成するPWM信号のタイムチャートである。 図4は、同上の発音装置の信号生成部が生成するPWM信号の周波数及びデューティのタイムチャートである。 図5は、同上の発音装置の筐体の周波数特性のグラフである。 図6は、本発明の実施形態1の変形例に係る発音装置の信号生成部が生成するPWM信号の周波数及びデューティのタイムチャートである。 図7は、本発明の実施形態1の別の変形例に係る発音装置の信号生成部が生成するPWM信号の周波数及びデューティのタイムチャートである。 図8は、本発明の実施形態2に係る発音装置を含む感知器のブロック図である。 図9は、本発明の実施形態2の変形例に係る発音装置を含む感知器のブロック図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。ただし、以下に説明する実施形態は、本発明の様々な実施形態の一つに過ぎない。下記の実施形態は、本発明の目的を達成できれば、設計等に応じて種々の変更が可能である。
(1)実施形態1
(1.1)構成
図1に、本実施形態の発音装置1を含む感知器100のブロック図を示す。図2に、本実施形態の発音装置1を含む感知器100の外観図を示す。本実施形態の発音装置1は、人間の可聴域(例えば20Hz〜20kHz)に含まれる複数の周波数の音を発生可能な装置である。発音装置1は、時間経過に伴って周波数が変化する音を警報音として発生させる警報装置10である。本実施形態の感知器100は、煙感知器であり、警報装置10を備えている。感知器100は、煙の発生を検知すると警報装置10から警報音を発生させる。
以下に、本実施形態の発音装置1の詳細について説明する。
発音装置1は、信号生成部2、発音部4、音響回路3、及び筐体11(図2参照)を備えている。筐体11は、信号生成部2、発音部4、及び音響回路3を収納しており、例えば建物の天井に取り付けられる。また、筐体11には、発音装置1の動作電源として機能する電源5が設けられている。電源5は、電池で構成されている。なお、電源5は、電池に限らない。発音装置1は、例えば商用電源を動作電源とする構成であってもよい。
信号生成部2は、例えばマイコン(マイクロコンピュータ)であり、PWM信号(PWM:Pulse Width Modulation)を生成する。信号生成部2は、PWM信号の周波数を変化させることができるように構成されている。すなわち、信号生成部2は、周波数及びデューティが可変である信号(PWM信号)を生成するように構成されている。信号生成部2は、PWM信号を音響回路3に出力する。
音響回路3は、インダクタ31、及びスイッチング素子32を備えている。インダクタ31及びスイッチング素子32は、電源5の出力端間に直列接続されている。
インダクタ31は、昇圧コイルとして機能する。インダクタ31の両端間に、発音部4が接続されている。発音部4は、他励式の圧電ブザーで構成されており、インダクタ31の両端電圧が入力される。発音部4は、入力された電圧の周波数の音を発生させる。筐体11には、発音部4が発生させた音を通す孔が形成されており、この孔を通して発音部4が発生させた音が筐体11の外側へ届く。また、発音部4が発生させる音の瞬時音圧の大きさは、発音部4に入力された電圧の振幅の大きさによって変化する。発音部4は、圧電ブザーに限らず、スピーカであってもよい。
スイッチング素子32は、npnトランジスタであり、コレクタに昇圧コイルが接続され、エミッタに電源5の負極側の出力端が接続され、ベースに信号生成部2が接続されている。スイッチング素子32は、PWM信号の信号レベルがHiレベルであるときにオンし、Lowレベルであるときにオフする。したがって、スイッチング素子32は、ベースにPWM信号が入力されることによってオン/オフする。
スイッチング素子32がオン状態である場合、電源5からインダクタ31に供給される電流によって、インダクタ31にエネルギが蓄積される。そして、スイッチング素子32がターンオフしたタイミングで、インダクタ31に蓄積されたエネルギが解放され、発音部4に、電源5の出力電圧を昇圧した電圧が印加される。したがって、発音部4が発生させる音の周波数は、PWM信号の周波数と同じとなる。また、スイッチング素子32のデューティが大きいほど、インダクタ31に蓄積されるエネルギが大きくなり、発音部4に印加される電圧が大きくなる。したがって、PWM信号の周波数が一定である場合、PWM信号のデューティが大きいほど、発音部4での消費電力が大きくなるが、発音部4が発生させる音の瞬時音圧も大きくなる。
詳しくは後述の「(1.2)動作例」で説明するが、信号生成部2は、時間経過に伴ってPWM信号の周波数を変化させる。これにより、時間経過に伴って周波数が変化する音が警報音として、発音部4から発生する。
なお、スイッチング素子32は、pnpトランジスタ、IGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor)、MOSFET(Metal Oxide Semiconductor Field Effect Transistor)等であってもよい。
本実施形態の感知器100は、警報装置10(発音装置1)と、検知部6とを備えている。
検知部6は、特定事象を検知する。本実施形態の検知部6は、特定事象として煙の発生を検知するように構成されている。検知部6は、例えば発光ダイオード等の発光部61と、例えばフォトダイオード等の受光部62とを備えている。発光部61及び受光部62は、受光部62の受光面が、発光部61の照射光の光軸上から外れるように配置されている。筐体11には、煙を筐体11内に導入可能な孔が形成されている。筐体11内に煙が存在しない場合、発光部61の照射光は、受光部62の受光面にほとんど到達しない。筐体11内に煙が存在する場合、発光部61の照射光が煙によって散乱し、散乱した光の一部が受光部62の受光面に到達する。つまり、検知部6は、煙によって散乱された発光部61の照射光を受光部62で受光することで、煙の発生を検知する。
検知部6は、特定事象である煙の発生を検知した場合、検知信号を信号生成部2に送信する。信号生成部2は、検知部6からの検知信号をトリガとして、PWM信号を生成する。つまり、検知部6が煙の発生を検知した場合、信号生成部2がPWM信号を音響回路3に出力することにより、発音部4が音(警報音)を発生させる。
また、複数の感知器100と、親機とを備えた警報システムが構成されていてもよい。この場合、感知器100は、通信部を更に備え、親機と通信可能に構成されている。感知器100は、検知部6が煙の発生を検知した場合、通信部から親機に通知信号を送信する。親機は、通知信号を受信すると、通知信号を送信した感知器100とは異なる他の感知器100から警報音を発生させる。つまり、親機は、1台の感知器100が煙の発生を検知すると、他の感知器100も連動して警報音を発生させる。
なお、検知部6が検知する特定事象は、煙の発生に限らない。例えば、検知部6は、熱の発生を検知するように構成されていてもよい。つまり、感知器100は、熱感知器であってもよい。
(1.2)動作例
次に、本実施形態の発音装置1(警報装置10、感知器100)の動作例について図3、図4を参照して説明する。
信号生成部2は、検知部6が煙の発生を検知した際に入力される検知信号をトリガとしてPWM信号を生成する。信号生成部2は、時間経過に伴ってPWM信号の周波数を変化させる。本実施形態の信号生成部2は、PWM信号の周波数を、第1周波数f1(例えば、1000Hz)と第2周波数f2(例えば、500Hz)とに交互に変化させる。第1周波数f1と第2周波数f2とは、周期T100で変化している。周期T100のうち、PWM信号の周波数が第1周波数f1である期間を第1期間T10(例えば、250m秒、500m秒等)、第2周波数f2である期間を第2期間T20(例えば、250m秒、500m秒等)とする。
図5に筐体11の周波数特性のグラフを示す。第1周波数f1及び第2周波数f2は、筐体11の共振周波数f0との差が互いに異なる。共振周波数f0は、固有振動数とも呼ばれ、筐体11が振動しやすい周波数である。共振周波数f0は、筐体11の材質、形状、音を通す孔の寸法、及び発音部4が有する発音体の共振周波数等によって定まる。共振周波数は、例えばハンマリングテストで測定することができる。ハンマリングテストとは、加速度ピックアップを取り付けた物体をインパルスハンマで打撃し、加速度ピックアップの測定結果をFFTアナライザ(FFT:Fast Fourier Transform)で解析することにより物体の共振周波数を測定する方法である。
本実施形態では、第1周波数f1、第2周波数f2、及び共振周波数f0の関係は、周波数の値が高い順に共振周波数f0、第1周波数f1、第2周波数f2である(f0>f1>f2)。つまり、第1周波数f1と共振周波数f0との差は、第2周波数f2と共振周波数f0との差よりも小さい。言い換えれば、第1周波数f1は、第2周波数f2よりも共振周波数f0に近い値である。
また、信号生成部2は、PWM信号の周波数に応じてPWM信号のデューティを変化させる。本実施形態では、PWM信号の周波数が第1周波数f1であるときのデューティを第1デューティD1とし、PWM信号の周波数が第2周波数f2であるときのデューティを第2デューティD2とする。PWM信号のデューティは、PWM信号の1周期におけるオン時間(信号レベルがHiレベルである時間)が占める割合である。PWM信号の周波数が第1周波数f1であるときの周期(=1/f1)を第1周期T1、オン時間を第1オン時間Ton1とした場合、第1デューティD1は、D1=Ton1/T1となる。PWM信号の周波数が第2周波数f2であるときの周期(=1/f2)を第2周期T2、オン時間を第2オン時間Ton2とした場合、第2デューティD2は、D2=Ton2/T2となる。信号生成部2は、PWM信号の周波数に応じてオン時間を調整することにより、デューティを変化させる。
本実施形態では、第1デューティD1と第2デューティD2との関係は、第1デューティD1の方が第2デューティD2よりも大きい値である(D1>D2)。つまり、PWM信号の周波数が、第1周波数f1と第2周波数f2とのうち共振周波数f0に近い方の第1周波数f1であるときの第1デューティD1は、PWM信号の周波数が第2周波数f2であるときの第2デューティD2よりも大きい。
このように、信号生成部2は、時間経過に伴ってPWM信号の周波数を第1周波数f1と第2周波数f2とに交互に変化させ、かつ、PWM信号のデューティを第1デューティD1と第2デューティD2とに交互に変化させる。第1周波数f1は、第2周波数f2よりも筐体11の共振周波数に近い値である。したがって、筐体11は、第2周波数f2の音に比べて第1周波数f1の音に共鳴しやすい。
また、信号生成部2は、PWM信号の周波数が第1周波数f1であるときの第1デューティD1が、PWM信号の周波数が第2周波数f2であるときの第2デューティD2よりも大きくなるようにPWM信号のデューティを変化させている。つまり、信号生成部2は、PWM信号の周波数が、第2周波数f2よりも筐体11が共鳴しやすい第1周波数f1であるときの第1デューティD1が、第2デューティD2よりも大きくなるように、PWM信号のデューティを変化させている。言い換えれば、信号生成部2は、PWM信号の周波数が、第1周波数f1よりも筐体11が共鳴しにくい第2周波数f2であるときの第2デューティD2が小さくなるように、PWM信号のデューティを変化させている。
信号生成部2は、第1デューティD1を第2デューティD2よりも大きくすることにより、第2周波数f2の音と比べて第1周波数f1の音の瞬時音圧が増大される。さらに、第1周波数f1の音は、筐体11が共鳴しやすいため、第1周波数f1の音の瞬時音圧がより増大される。また、信号生成部2は、第2デューティD2を第1デューティD1よりも小さくしている。これにより、第1周波数f1の音の発生時と比べて、第2周波数f2の音の発生時における発音部4の消費電力が低減する。
なお、上記の第1周波数f1、第2周波数f2、及び共振周波数f0の関係は一例であって、上記に限らない。第1周波数f1及び第2周波数f2は、共振周波数f0よりも高い値であってもよいし、共振周波数f0が第1周波数f1と第2周波数f2との間の値であってもよい。
(1.3)変形例
次に、本実施形態の発音装置1の変形例について説明する。
信号生成部2は、周期T100のうち、PWM信号の周波数が第1周波数f1である第1期間T10を、第2周波数f2である期間を第2期間T20よりも長くしてもよい。これにより、筐体11が共鳴しやすい第1周波数f1の音の発生期間が長くなり、発音部4が発生する音の音圧がより増大される。
上述した例では、信号生成部2は、時間経過に伴ってPWM信号の周波数を、2つの周波数(第1周波数f1、第2周波数f2)に交互に変化させているが、これに限らず、3つ以上の周波数に変化させてもよい。
また、信号生成部2は、時間経過に伴ってPWM信号の周波数を徐々に変化(スイープ)させてもよい。本変形例では、信号生成部2は、PWM信号の周波数を、周期T200(例えば1秒、2秒等)で第2周波数f2から第1周波数f1まで変化させている(図6参照)。第1周波数f1(例えば、1000Hz)と第2周波数f2(例えば、500Hz)との間の周波数を第3周波数f3(例えば、900Hz)とする。また、第3周波数f3から第1周波数f1までの帯域を第1帯域B1、第2周波数f2から第3周波数f3までの帯域を第2帯域B2とする。つまり、信号生成部2は、時間経過に伴ってPWM信号の周波数を複数の帯域(第1帯域B1、第2帯域B2)にわたって徐々に変化させている。また、信号生成部2は、PWM信号のデューティを複数の帯域ごとに変化させている。本変形例では、信号生成部2は、PWM信号の周波数が第1帯域B1に含まれる場合、PWM信号のデューティを第1デューティD1に変化させ、PWM信号の周波数が第2帯域B2に含まれる場合、PWM信号のデューティを第2デューティD2に変化させる。
このように、本変形例の信号生成部2は、PWM信号の周波数を徐々に変化させる際に、PWM信号のデューティを複数の帯域ごとに変化させる。したがって、PWM信号の周波数とデューティとの両方を徐々に変化させる場合に比べて、信号生成部2がPWM信号を生成するための処理が容易となる。
また、単位時間あたりにおけるPWM信号の周波数の変化量(PWM信号の周波数のスイープ速度)は、一定でなくてもよい。PWM信号の周波数が、第1周波数f1を含む第1帯域B1内で変化しているときの単位時間あたりの周波数の変化量を第1変化量Δ1とする。PWM信号の周波数が、第2周波数f2を含む第2帯域B2内で変化しているときの単位時間当たりの周波数の変化量を第2変化量Δ2とする。信号生成部2は、第1変化量Δ1が第2変化量Δ2よりも小さくなるように、PWM信号の周波数を変化させる。つまり、信号生成部2は、PWM信号の周波数が、第1周波数f1を含む第1帯域B1であるときのスイープ速度を遅くする。これにより、第1周波数f1を含む第1帯域B1の音の発生期間が長くなり、発音部4が発生する音の音圧がより増大される。
上述した例では、信号生成部2は、PWM信号の周波数を2つの帯域にわたって変化させているが、3つ以上の帯域にわたって変化させてもよい。
また、上述した例では、信号生成部2は、PWM信号の周波数の帯域ごとにPWM信号のデューティを変化させているが、これに限らない。信号生成部2は、時間経過に伴ってPWM信号の周波数を徐々に変化させ、かつ、PWM信号のデューティをPWM信号の周波数と一対一に対応したデューティに変化させてもよい。つまり、信号生成部2は、PWM信号の周波数の第2周波数f2から第1周波数f1への変化に合わせて、PWM信号のデューティを第2デューティD2から第1デューティD1へ徐々に変化させる(図7参照)。これにより、発音部4が発生する音の音圧が徐々に変化する。
また、信号生成部2は、PWM信号のデューティの変化幅が所定範囲内となるようにPWM信号のデューティを変化させることが好ましい。これにより、周波数の変化による瞬時音圧の差が大きくなり過ぎることが抑制される。
また、信号生成部2は、ユーザが任意に入力した複数の周波数に基づいて、PWM信号のデューティの変化幅が所定範囲内となるようにデューティを設定するように構成されていてもよい。これにより、発音装置1は、ユーザが入力した複数の周波数の音を発生させる場合であっても、消費電力の低減を図ることができる。また、信号生成部2は、PWM信号のデューティが下限値以上となるようにデューティを設定することが好ましい。これにより、PWM信号のデューティが小さいときに発生する音の音圧が、小さくなり過ぎることが抑制される。
また、上述した例では、信号生成部2は、筐体11の共振周波数f0を基準にしてPWM信号のデューティを変化させているが、これに限らない。信号生成部2は、発音部4から筐体11の外側へ放射される音の放射特性に基づいて、PWM信号のデューティを変化させてもよい。本実施形態における放射特性とは、発音部4が所定音圧レベルの音を発生させた場合において、音の周波数に対する、筐体11から放射された音の音圧レベルを示す特性である。この放射特性は、筐体11の共振周波数f0、発音部4の共振周波数、筐体11における発音部4の位置等によって定まる。信号生成部2は、放射特性における音圧レベルがピーク値となる周波数(ピーク周波数f10)を基準にしてPWM信号のデューティを変化させる。例えば、第1周波数f1、第2周波数f2、ピーク周波数f10の関係が、周波数の値が高い順にピーク周波数f10、第1周波数f1、第2周波数f2であるとする(f10>f1>f2)。この場合、信号生成部2は、PWM信号の周波数が、第1周波数f1と第2周波数f2とのうちピーク周波数f10に近い方の第1周波数f1であるときの第1デューティD1を、PWM信号の周波数が第2周波数f2であるときの第2デューティD2よりも大きくする。
また、信号生成部2は、PWM信号の周波数が第1周波数f1であるときの第1オン時間Ton1と、PWM信号の周波数が第2周波数f2であるときの第2オン時間Ton2との差が低減するように、PWM信号のデューティを補正してもよい。例えば、信号生成部2は、PWM信号の第1周波数f1が第1閾値よりも高い場合、予め設定された第1周波数f1に対応するデューティに、第1係数を乗算した値を第1デューティD1とする。また、信号生成部2は、PWM信号の第2周波数f2が第2閾値よりも低い場合、予め設定された第2周波数f2に対応するデューティに、第2係数を乗算した値を第2デューティD2とする。第1係数は、第2係数よりも大きい値である。第1閾値と第2閾値とは、互いに同じ値であってもよいし、互いに異なる値であってもよい。
このように信号生成部2が、PWM信号の周波数に基づいた係数でデューティを補正することにより、PWM信号の周波数を変化させた前後においてオン時間の差を低減することができる。
なお、PWM信号の周波数に基いた係数を用いたPWM信号のデューティの補正は、上記に限らない。
例えば、発音部4から筐体11の外側へ放射される音の放射特性に基づいた係数を用いて、PWM信号のデューティを補正してもよい。この場合、係数は、PWM信号の周波数がピーク周波数f10に近いほど大きくなるように設定される。これにより、発音部4が発生する音の音圧がより増大される。
また、人間の耳の感度が高い周波数に基づいた係数を用いて、PWM信号のデューティを補正してもよい。この場合、係数は、PWM信号の周波数が、人間の耳の感度が高い周波数に近いほど大きくなるように設定される。これにより、人間にとって、発音部4が発生する音がより大きく聞こえる。
また、係数は、PWM信号の周波数が高くなるほど大きくなるように設定されていてもよい。
また、係数は、PWM信号における周波数の変化周期に基づいて設定されていてもよい。この場合、係数は、PWM信号の周波数の変化周期において、PWM信号の周波数が一定に保たれている期間が長いほど大きくなるように設定される。例えば、PWM信号の周波数の変化周期T100において、PWM信号の周波数が第1周波数f1に保たれている第1期間T10と、PWM信号の周波数が第2周波数f2に保たれている第2期間T20とに基づいて、係数が設定される(図3参照)。この場合、第1周波数f1に対応するデューティに乗算する係数(第1係数)は、周期T100において第1期間T10が占める割合(第1期間T10のデューティ)、又は第1期間T10の時間長さが大きいほど、大きくなるように設定される。また、第2周波数f2に対応するデューティに乗算する係数(第2係数)は、周期T100において第2周波数T20が占める割合(第2期間T20のデューティ)、又は第2期間T20の時間長さが大きいほど、大きくなるように設定される。これにより、発音部4が発生する音において、支配的となる周波数のデューティが大きくなり、音圧の増加を図ることができる。
なお、上述した係数は、1以上の値であってもよいし、1未満の値であってもよい。
(2)実施形態2
(2.1)構成
図8に、本実施形態の発音装置1を含む感知器100のブロック図を示す。本実施形態の発音装置1は、発音部4からトーンが異なる複数パターンの音が発生可能である。なお、上述した実施形態1と同様の構成については、同一符号を付して説明を省略する。
本実施形態では、複数(図8では3つ)の感知器100と親機9とで警報システムが構成されている(図8参照)。言い換えれば、警報システムは、複数の感知器100と親機9とを備えている。
本実施形態の感知器100は、発音装置1と、通信部8と、を備えている。通信部8は、親機9と無線通信が可能に構成されている。感知器100は、検知部6が煙の発生を検知した場合、通信部8から親機9に通知信号を送信する。親機9は、通知信号を受信すると、通知信号を送信した感知器100とは異なる他の感知器100に警報信号を送信し、他の感知器100から警報音を発生させる。つまり、親機9は、1台の感知器100が煙の発生を検知すると、他の感知器100も連動して警報音を発生させるよう制御する。なお、通信部8は、親機9との間で有線通信を行うように構成されていてもよい。
また、本実施形態の発音装置1は、発音部4と、信号生成部2と、設定部7と、を備えている。発音部4は、トーンが異なる複数パターンの音が発生可能である。具体的には、信号生成部2は、発音部4に送信するPWM信号の周期、周波数(トーン)を、複数パターンに変化可能に構成されている。これにより、発音部4から複数パターンの音が発生可能となる。複数パターンの音とは、例えば、国際規格の“ISO 8201”、ドイツの“DIN 33404-3”、英国の“BS 5839-1”、フランスの“NF S32-001”、オランダの“NEN 2575”等の規格に準拠したパターンの音である。複数の音のパターンに対応するPWM信号のデータ(周期、周波数、デューティなど)は、例えばROM(Read Only Memory)等の記憶部70に記憶されている。
また、信号生成部2は、実施形態1と同様に、筐体11の共振周波数f0(又はピーク周波数f10)を基準にして、PWM信号のデューティを変化させる。信号生成部2は、PWM信号の周波数が共振周波数f0(ピーク周波数f10)に近い方の周波数であるときのデューティを、PWM信号の周波数が共振周波数f0(ピーク周波数f10)に遠い方の周波数であるときのデューティよりも大きくする。
設定部7は、信号生成部2が発音部4に送信するPWM信号に対応する音のパターンを、信号生成部2に設定する。言い換えれば、設定部7は、信号生成部2が発音部4に送信するPWM信号に対応する音のパターンを決定する。信号生成部2は、複数パターンのうち、設定部7によって設定(決定)されたパターンに対応するPWM信号を発音部4に送信する。
親機9は、ユーザからの操作に応じて設定信号を感知器100(通信部8)に送信するように構成されている。この設定信号には、感知器100の発音装置1(発音部4)から発生させる音のパターンを指示するデータが含まれている。設定部7は、通信部8が親機9から受信した設定信号に基づいて、複数のパターンから、信号生成部2に設定するパターンを決定する。親機9から感知器100への設定信号の送信は、例えば、親機9及び感知器100の設置後の初期設定時に行われる。
上述したように、本実施形態の発音装置1は、複数パターンの音を発生可能に構成されている。そして、発音装置1は、検知部6が煙の発生を検知した場合、複数パターンのうち、親機9によって設定されたパターンの音を警報音として発生させる。したがって、例えば国ごとに警報音として発生させる音のパターンが異なる場合であっても、1種類の発音装置1(感知器100)で各国に対応したパターンの音を警報音として発生させることができる。つまり、各国で発音装置1(感知器100)を共通化することができる。
(2.2)変形例
図9に、本実施形態の発音装置1の変形例を示す。
本変形例の発音装置1は、設定部7が操作部71を有しており、ユーザが操作部71を操作することにより、警報音として発生させる音のパターンを切り替えることができる。
操作部71は、例えばディップスイッチで構成されており、ユーザからの操作を受け付ける。操作部71は、複数のスライドスイッチの状態に、複数のパターンの音が対応付けられている。設定部7は、操作部71が出力する操作信号に基づいて、複数のパターンから、信号生成部2に設定するパターンを決定する。操作信号は、操作部71が有する複数のスライドスイッチの状態を示している。つまり、操作信号は、複数のパターンの音からユーザが選択したパターンの音を示している。信号生成部2は、複数パターンのうち、設定部7によって設定(決定)されたパターンに対応するPWM信号を発音部4に送信する。
このように、本変形例の発音装置1は、検知部6が煙の発生を検知した場合、複数のパターンのうち、ユーザが操作部71に設定したパターンの音を警報音として発生させる。
なお、上述した例では、信号生成部2は、PWM信号の周期、周波数を複数パターンに変化させることにより、発音部4から発生させる音のパターンを変化させているが、この構成に限らない。例えば、信号生成部2は、WAVファイル(RIFF waveform Audio Format、RIFF:Resource Interchange File Format)を再生することにより、発音部4から音を発生させてもよい。ここでいう「WAVファイルを再生する」とは、発音部4から音を発生させるための信号を送信することを意味する。WAVファイルは、発音装置1に設けられた記憶部70に記憶されている。記憶部70には、複数のパターンの音に対応する複数のWAVファイルが記憶されている。信号生成部2は、設定部7によって設定されたパターンに対応するWAVファイルを記憶部70から抽出し、抽出したWAVファイルを再生する。つまり、発音部4は、信号生成部2からの信号に応じたパターンの音を発生させる。これにより、設定部7によって設定されたパターンの音が、警報音として発音部4から発生される。
(3)まとめ
第1態様に係る発音装置1は、発音部4と、信号生成部2と、を備える。発音部4は、トーンが異なる複数のパターンの音を発生可能である。信号生成部2は、複数のパターンのうちいずれかのパターンに対応した信号を発音部4に出力する。発音部4は、信号生成部2からの信号に応じたパターンの音を発生させる。
上記構成により、発音装置1は、トーンが異なる複数パターンの音を発生させることができるので、複数パターンの音ごとに発音装置1の構成を変更することなく、構成の共通化を図ることが可能となる。
第2態様に係る発音装置1は、第1態様において、信号生成部2が発音部4に出力する信号に対応するパターンを、信号生成部2に設定する設定部7を更に備える。
上記構成により、発音部4から発生させる音のパターンを設定することができる。
第3態様に係る発音装置1は、第2態様において、設定部7は、親機9からの設定信号に基いたパターンを、信号生成部2に設定する。
上記構成により、発音装置1とは別に設けられた親機9を用いて、発音部4から発生させる音のパターンを設定することができる。
第4態様に係る発音装置1は、第2態様において、設定部7は、ユーザからの操作を受け付ける操作部71を有する。設定部7は、操作部71が出力する操作信号に基いたパターンを、信号生成部2に設定する。
上記構成により、発音装置1単体で、発音部4から発生させる音のパターンを設定することができる。
第5態様に係る発音装置1は、第1〜第4態様のいずれかにおいて、信号生成部2は、信号として周波数が可変であるPWM信号を生成する。発音部4は、PWM信号の周波数及びデューティに応じた音を発生させる。信号生成部2は、PWM信号の周波数を変化させ、かつ、PWM信号の周波数の変化に応じてPWM信号のデューティを変化させる。
上記構成により、発音装置1は、PWM信号のデューティが一定である場合に比べて、PWM信号のデューティが小さい期間が発生するので、消費電力の低減を図ることが可能となる。
第6態様に係る発音装置1は、第5態様において、発音部4を収納する筐体11を更に備える。信号生成部2は、PWM信号の周波数を、第1周波数f1と第2周波数f2とを含む周波数に変化させる。筐体11の共振周波数f0と第1周波数f1との差は、筐体11の共振周波数f0と第2周波数f2との差よりも小さい。信号生成部2は、PWM信号の周波数が第1周波数f1であるときのデューティを、PWM信号の周波数が第2周波数f2であるときのデューティよりも大きくする。
上記構成により、筐体11が共鳴しやすい第1周波数f1の音を発生させるときのPWM信号のデューティが大きくなることによって、第1周波数f1の音の瞬時音圧が効率よく増大される。したがって、発音装置1は、発音部4から発生させる音の音圧の増大を図ることが可能となる。発音装置1は、発音部4から可聴音を発生させる場合、大音量化を図ることが可能となる。ただし、この構成は、発音装置1に必須の構成ではない。例えば、信号生成部2は、PWM信号の周波数が、人間の耳の感度が高い周波数に近い周波数であるときのデューティを、人間の耳の感度が高い周波数から遠い周波数であるときのデューティよりも大きくするように構成されていてもよい。
第7態様に係る発音装置1は、第6態様において、信号生成部2は、PWM信号の周波数が第1周波数f1である第1期間T10を、PWM信号の周波数が第2周波数f2である第2期間T20よりも長くする。
上記構成により、発音装置1は、瞬時音圧が大きい第1周波数f1の音の発生期間の割合が大きくなり、発音部4から発生させる音の音圧の増大を図ることが可能となる。ただし、この構成は、発音装置1に必須の構成ではなく、例えば、発音装置1は、PWM信号の周波数が第2周波数f2である第2期間T20を、PWM信号の周波数が第1周波数f1である第1期間T10よりも長くしてもよい。これにより、消費電力をより低減することが可能となる。
第8態様に係る発音装置1は、第5〜第7態様のいずれか1つの態様において、信号生成部2は、時間経過に伴ってPWM信号の周波数を複数の帯域にわたって徐々に変化させる。また、信号生成部2は、PWM信号のデューティを複数の帯域ごとに変化させる。
上記構成により、信号生成部2は、PWM信号のデューティを帯域ごとに変化させるので、PWM信号の周波数とデューティとの両方を徐々に変化させる場合に比べて、信号生成部2がPWM信号を生成するための処理が容易となる。
第9態様の係る発音装置1は、第5〜第7態様のいずれか1つの態様において、信号生成部2は、時間経過に伴ってPWM信号の周波数を徐々に変化させる。また、信号生成部2は、PWM信号のデューティをPWM信号の周波数と一対一に対応したデューティに変化させる。
上記構成により、PWM信号のデューティは、PWM信号の変化に合わせて徐々に変化する。したがって、発音装置1は、発音部4から発生する音の音圧を徐々に変化させることが可能となる。
第10態様に係る発音装置1は、第5態様において、発音部4を収納する筐体11を更に備える。信号生成部2は、時間経過に伴ってPWM信号の周波数を、第1周波数を含む第1帯域B1と、筐体11の共振周波数との差が第1周波数f1よりも大きい第2周波数f2を含む第2帯域B2とを含む複数の帯域にわたって徐々に変化させる。また、PWM信号のデューティを複数の帯域ごとに変化させる。PWM信号の周波数が第1帯域B1内で変化しているときの、単位時間あたりにおけるPWM信号の周波数の変化量を第1変化量Δ1とする。PWM信号の周波数が第2帯域B2内で変化しているときの、単位時間あたりにおけるPWM信号の周波数の変化量を第2変化量Δ2とする。信号生成部2は、第1変化量Δ1が第2変化量Δ2よりも小さくなるように、PWM信号の周波数を変化させる。
上記構成により、発音装置1は、第1周波数f1を含む第1帯域B1の音の発生期間を長くして、発音部4が発生させる音の音圧をより増大することが可能となる。ただし、この構成は、発音装置1に必須の構成ではなく、単位時間あたりにおけるPWM信号の周波数の変化量は一定であってもよい。
第11態様に係る発音装置1は、第5態様において、発音部4を収納する筐体11を更に備える。信号生成部2は、発音部4から筐体11の外側へ放射される音の放射特性に基づいて、PWM信号のデューティを変化させる。
上記構成により、発音装置1は、発音部4から発生させる音の音圧の増大を図ることが可能となる。発音装置1は、発音部4から可聴音を発生させる場合、大音量化を図ることが可能となる。
第12態様に係る発音装置1は、第5〜第11態様のいずれかにおいて、信号生成部2は、PWM信号のデューティを、PWM信号の周波数に基いた係数で補正する。
上記構成により、PWM信号の周波数に応じて発音部4から発生する音を調整することができる。
第13態様に係る発音装置1は、第5〜第12態様のいずれか1つの態様において、信号生成部2は、PWM信号のデューティの変化幅が所定範囲内となるようにPWM信号のデューティを変化させる。
上記構成により、発音装置1は、発音部4から発生させる音の瞬時音圧の差が大きくなり過ぎることを抑制することが可能となる。ただし、この構成は、発音装置1に必須の構成ではなく、PWM信号のデューティの変化幅は所定範囲外であってもよい。
第14態様に係る発音装置1は、第5〜第13態様のいずれか1つの態様において、PWM信号の周波数は、20Hz以上かつ20kHz以下である。
上記構成により、人間の可聴音を発生させる発音装置1において、消費電力の低減を図ることが可能となる。
第15態様に係る警報装置10は、第1〜第14態様のいずれか1つの態様の発音装置1であって、発音部4は、警報音を発生させる。
上記構成により、警報装置10は、PWM信号のデューティが小さい期間が発生するので、PWM信号のデューティを一定にする場合に比べて、消費電力の低減を図ることが可能となる。
第16態様に係る感知器100は、第15態様の警報装置10と、特定事象を検知する検知部6とを備え、警報装置10は、検知部6が特定事象を検知した場合、警報音を発生させる。
上記構成により、感知器100は、PWM信号のデューティが小さい期間が発生するので、PWM信号のデューティを一定にする場合に比べて、消費電力の低減を図ることが可能となる。
1 発音装置
10 警報装置
100 感知器
11 筐体
2 信号生成部
3 音響回路
4 発音部
6 検知部
7 設定部
71 操作部
9 親機
f1 第1周波数
f2 第2周波数
T10 第1期間
T20 第2期間
B1 第1帯域
B2 第2帯域
Δ1 第1変化量
Δ2 第2変化量

Claims (16)

  1. 複数の国の規格にそれぞれ準拠したトーンが異なる複数のパターンの音を発生可能な発音部と、
    前記トーンが異なる前記複数のパターンの音に対応するデータを記憶する記憶部と、
    前記記憶部に記憶される前記データの前記複数のパターンのうちいずれかのパターンに対応した信号を前記発音部に出力する信号生成部と、を備え、
    前記発音部は、前記信号生成部からの前記信号に応じたパターンの音を発生させ
    前記信号生成部は、検知部にて特定事象が検知された場合に、前記複数のパターンのうちいずれかのパターンに対応した信号を出力することで、前記発音部に前記音を発生させる
    ことを特徴とする発音装置。
  2. 前記信号生成部が前記発音部に出力する前記信号に対応するパターンを、前記信号生成部に設定する設定部を更に備える
    ことを特徴とする請求項1に記載の発音装置。
  3. 前記設定部は、親機からの設定信号に基づいたパターンを、前記信号生成部に設定する
    ことを特徴とする請求項2に記載の発音装置。
  4. 前記設定部は、ユーザからの操作を受け付ける操作部を有し、前記操作部が出力する操作信号に基づいたパターンを、前記信号生成部に設定する
    ことを特徴とする請求項2に記載の発音装置。
  5. 前記信号生成部は、前記信号として周波数が可変であるPWM信号を生成し、
    前記発音部は、前記PWM信号の周波数及びデューティに応じた音を発生させ、
    前記信号生成部は、前記PWM信号の周波数を変化させ、かつ、前記PWM信号の周波数の変化に応じて前記PWM信号のデューティを変化させる
    ことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の発音装置。
  6. 前記発音部を収納する筐体を更に備え、
    前記信号生成部は、時間経過に伴って前記PWM信号の周波数を、少なくとも第1周波数と第2周波数とに交互に変化させ、
    前記筐体の共振周波数と前記第1周波数との差は、前記筐体の前記共振周波数と前記第2周波数との差よりも小さく、
    前記信号生成部は、前記PWM信号の周波数が前記第1周波数であるときのデューティを、前記PWM信号の周波数が前記第2周波数であるときのデューティよりも大きくする
    ことを特徴とする請求項5に記載の発音装置。
  7. 前記信号生成部は、前記PWM信号の周波数が前記第1周波数である第1期間を、前記PWM信号の周波数が前記第2周波数である第2期間よりも長くする
    ことを特徴とする請求項6に記載の発音装置。
  8. 前記信号生成部は、時間経過に伴って前記PWM信号の周波数を複数の帯域にわたって徐々に変化させ、かつ、前記PWM信号のデューティを前記複数の帯域ごとに変化させる
    ことを特徴とする請求項5〜7のいずれか1項に記載の発音装置。
  9. 前記信号生成部は、時間経過に伴って前記PWM信号の周波数を徐々に変化させ、かつ、前記PWM信号のデューティを前記PWM信号の周波数と一対一に対応したデューティに変化させる
    ことを特徴とする請求項5〜7のいずれか1項に記載の発音装置。
  10. 前記発音部を収納する筐体を更に備え、
    前記信号生成部は、時間経過に伴って前記PWM信号の周波数を、第1周波数を含む第1帯域と、前記筐体の共振周波数との差が前記第1周波数よりも大きい第2周波数を含む第2帯域とを含む複数の帯域にわたって徐々に変化させ、かつ、前記PWM信号のデューティを前記複数の帯域ごとに変化させ、
    前記PWM信号の周波数が前記第1帯域内で変化しているときの、単位時間あたりにおける前記PWM信号の周波数の変化量を第1変化量とし、
    前記PWM信号の周波数が前記第2帯域内で変化しているときの、単位時間あたりにおける前記PWM信号の周波数の変化量を第2変化量とし、
    前記信号生成部は、前記第1変化量が前記第2変化量よりも小さくなるように、前記PWM信号の周波数を変化させる
    ことを特徴とする請求項5に記載の発音装置。
  11. 前記発音部を収納する筐体を更に備え、
    前記信号生成部は、前記発音部から前記筐体の外側へ放射される音の放射特性に基づいて、前記PWM信号のデューティを変化させる
    ことを特徴とする請求項5に記載の発音装置。
  12. 前記信号生成部は、前記PWM信号のデューティを、前記PWM信号の周波数に基いた係数で補正する
    ことを特徴とする請求項5〜11のいずれか1項に記載の発音装置。
  13. 前記信号生成部は、前記PWM信号のデューティの変化幅が所定範囲内となるように前記PWM信号のデューティを変化させる
    ことを特徴とする請求項5〜12のいずれか1項に記載の発音装置。
  14. 前記PWM信号の周波数は、20Hz以上かつ20kHz以下である
    ことを特徴とする請求項5〜13のいずれか1項に記載の発音装置。
  15. 請求項1〜14のいずれか1項に記載の発音装置であって、
    前記発音部は、警報音を発生させる
    ことを特徴とする警報装置。
  16. 請求項15に記載の警報装置と、
    特定事象を検知する検知部と、を備え、
    前記警報装置は、前記検知部が前記特定事象を検知した場合、警報音を発生させる
    ことを特徴とする感知器。
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