JP2007324914A - 盗聴器検出器 - Google Patents
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Abstract
【課題】極めて簡単な構成で、しかも煩雑な操作を行うことなく、高い選択度の受信音声弁別を行え、高精度の検出を行うことができ、容易に盗聴器の位置を特定できる盗聴器検出器を提供する。
【解決手段】所望周波数の3倍以上の周波数を減衰させるフィルタ130と、電波信号を受信し検波した出力信号である音声信号の時系列サンプリングデータのうち、朱蒙周波数の2倍の近傍周期で現れるデータに交互に逆符号の係数をかけて積算し、その積算の変化をもって所望周波数の有無を判断する信号処理回路を含むマイコン140を有する。
【選択図】図2
【解決手段】所望周波数の3倍以上の周波数を減衰させるフィルタ130と、電波信号を受信し検波した出力信号である音声信号の時系列サンプリングデータのうち、朱蒙周波数の2倍の近傍周期で現れるデータに交互に逆符号の係数をかけて積算し、その積算の変化をもって所望周波数の有無を判断する信号処理回路を含むマイコン140を有する。
【選択図】図2
Description
本発明は、盗聴器の発する電波信号を検知して盗聴器を検出する盗聴器検出器に関するものである。
スピーカを有し、スピーカから発せられた音波情報が、電波信号として発せられていることを検知して盗聴器を検出する盗聴器検出装置が知られている(たとえば特許文献1〜3参照)。
図1は、従来の盗聴器検出器の構成例を示すブロック図である(たとえば特許文献1参照)。
この盗聴器検出器1は、図1に示すように、受信アンテナ11、受信回路12、フィルタ13、信号処理部14、発信器15、アンプ16、スピーカ17、および表示部18を有する。
また、検出対象の盗聴器2は、アンテナ21はマイクロフォン(マイク)22を有する。
この盗聴器検出器1は、図1に示すように、受信アンテナ11、受信回路12、フィルタ13、信号処理部14、発信器15、アンプ16、スピーカ17、および表示部18を有する。
また、検出対象の盗聴器2は、アンテナ21はマイクロフォン(マイク)22を有する。
図1の盗聴器検出器1は、発信器15の信号を音声としてスピーカ17から音波情報として出力し、その音波情報が盗聴器2によって、電波として返ってきた信号を受信回路12で音声に戻し、音声のフィルタ13を通した信号を信号処理部14に入力する。
信号処理部14は、発信器15の出力信号と比較して盗聴器2の有無を判定する。
また、信号処理部14は、受信した音声のレベルを表示部18に表示する。
特開昭49−24089号公報
特開昭50−103359号公報
特開2000−13500号公報
信号処理部14は、発信器15の出力信号と比較して盗聴器2の有無を判定する。
また、信号処理部14は、受信した音声のレベルを表示部18に表示する。
ところが、特許文献1〜3に開示された盗聴器検出器は、スピーカから発せられる特定周波数の音声の弁別に関する具体的な記述がなされておらず、高い選択度の受信音声弁別を行うことができず、高精度の検出が困難である。
また、特許文献3には、音量を調整して盗聴器に位置を検知する方法に関する技術が開示されているが、盗聴器の位置が近づいたときに、単に音量を絞っただけでは、絞りすぎたときに位置が特定しにくくなり、絞りが足らなかったときには、検出器の回路が飽和を起こし、レベルのピークが判別できなくなる。
つまり、絞りの調整が難しく、操作が難しいという不利益がある。
つまり、絞りの調整が難しく、操作が難しいという不利益がある。
また、特許文献3には、チャープパルスを用いた方法が提案されているが、構成が複雑で、コスト高となる。
本発明は、かかる事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、極めて簡単な構成で、しかも煩雑な操作を行うことなく、高い選択度の受信音声弁別を行え、高精度の検出を行うことができ、容易に盗聴器の位置を特定できる盗聴器検出器を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明の観点は、盗聴器を発見するための盗聴器検出器であって、音声信号を音波情報として発する音声出力部と、上記音声出力部から発生された音波情報に応答した電波信号を受信し検波した出力信号である音声信号の時系列サンプリングデータのうち、所望周波数2倍の近傍周期で現れるデータに交互に逆符号の係数をかけて積算し、当該積算の変化をもって所望周波数成分の有無を判断する処理回路と、を有する。
好適には、上記処理回路の前段に、所望周波数の3倍以上の周波数を減衰させるフィルタを有する。
好適には、上記サンプリングタイミング信号と上記音声出力部が発する音声信号が同一発振源より形成されている。
好適には、上記処理回路は、積算出力が所定の値になるように上記音声出力部の出力レベルを制御する。
好適には、上記音声出力部の出力レベルに応じた値を表示する表示部を有する。
本発明によれば、簡単な信号処理で、高い選択度の受信音声弁別を行うことができるようになり、高精度の検出が可能になる。
発信源に高価な部品を使用しなくとも、環境や部品バラツキに関係なく安定した検出を行うことができる。
また、煩雑な操作を行うことなく、容易に盗聴器の位置を特定することができる。
発信源に高価な部品を使用しなくとも、環境や部品バラツキに関係なく安定した検出を行うことができる。
また、煩雑な操作を行うことなく、容易に盗聴器の位置を特定することができる。
以下、本発明の実施形態を図面に関連付けて説明する。
図2は、本発明に係る盗聴器検出器の一実施形態を示すブロック図である。
本盗聴器検出器100は、図2に示すように、受信アンテナ110、受信回路120、たとえばバンドパスフィルタ(以下、単にフィルタという場合もある)130、マイクロコンピュータ(以下、マイコン)140、同調周波数制御部150、音声出力部160、および表示部170を有する。
音声出力部160は、音量調整部161、アンプ162、およびスピーカ163を有する。
また、検出対象の盗聴器200は、アンテナ210はマイクロフォン(マイク)220を有する。
音声出力部160は、音量調整部161、アンプ162、およびスピーカ163を有する。
また、検出対象の盗聴器200は、アンテナ210はマイクロフォン(マイク)220を有する。
本実施形態に係る盗聴器検出器100は、音声出力部160のスピーカ163から発生された音波情報に応答した電波信号を受信し検波した出力信号である音声信号の時系列サンプリングデータのうち、所望周波数2倍の近傍周期で現れるデータに交互に逆符号の係数をかけて積算し、この積算の変化をもって所望周波数成分の有無を判断することにより盗盗聴器200を検出する。
受信回路120は、受信アンテナ110により受信した信号を入力し、すなわち、音声出力部160のスピーカ163から発生された音波情報に応答した電波信号を受信し検波した信号をフィルタ130に出力する。
フィルタ130は、受信回路120による音声信号を受けて、音声信号から所望の周波数により高い周波数(たとえば3倍以上の周波数)を減衰させてマイコン140に供給する。
本実施形態のフィルタ130は、上述したように、バンドパスフィルタにより構成され、所望周波数の3倍以上の周波数を減衰させる機能を有する。
バンドパスフィルタ130は、その遮断周波数がたとえば880Hzに設定されている。
本実施形態のフィルタ130は、上述したように、バンドパスフィルタにより構成され、所望周波数の3倍以上の周波数を減衰させる機能を有する。
バンドパスフィルタ130は、その遮断周波数がたとえば880Hzに設定されている。
マイコン140は、所定のサンプリング周波数、具体的には、所望の周波数(本実施形態では880Hz)の複数倍(たとえば2倍または4倍)の周波数の周期でサンプリングしてフィルタ130による音声信号をアナログ信号からデジタル信号に変換するアナログ/デジタル(A/D)変換器141と、音声信号の時系列サンプリングデータのうち、所望する周波数(本実施形態においては880Hz)の2倍の近傍周期で現れるデータに交互に逆符号の係数をかけて積算し、この積算の変化をもって所望周波数成分(880Hz)の有無を判断する信号処理回路142と、を有する。
マイコン140は、後で詳述するように、サンプリングタイミング信号と音声出力部が発する音声信号を同一発振源より形成する。
そして、マイコン140は、積算出力が所定の値になるように音声出力部160の音量調整部161を調整して、スピーカ163の出力レベルを制御する
また、マイコン140は、音声出力部の出力レベルに応じた値を表示部170に表示する。ここで、出力レベルに応じた値には、出力レベルの制御値あるいはスピーカ163の出力レベルを含む。
そして、マイコン140は、積算出力が所定の値になるように音声出力部160の音量調整部161を調整して、スピーカ163の出力レベルを制御する
また、マイコン140は、音声出力部の出力レベルに応じた値を表示部170に表示する。ここで、出力レベルに応じた値には、出力レベルの制御値あるいはスピーカ163の出力レベルを含む。
本実施形態においては、ハードウェアのフィルタ130と、マイコン140による信号処理(デジタルフィルタの処理)を合わせて用いることにより、簡単なハードウェアと信号処理で高い選択度(Q)で特定周波数を弁別し、高精度の周波数弁別を行い、この弁別された特定周波数レベルをもとに、発信音のレベルを制御することにより、安定した盗聴器200の位置の検出を行うことのできる盗聴器検出器を実現している。
以下に、本実施形態に係るマイコンによる信号処理(デジタルフィルタの処理)とハードウェアのフィルタ130について具体的に説明し、簡単なハードウェアと信号処理で高い選択度(Q)を持った盗聴器検出器100を実現できることを証明する。
まず、マイコン140の信号処理について説明する。
ここでは、盗聴器検出器100において、時計マイコンで実現可能なデジタルフィルタについて説明する。
本実施形態においては、周期T/2でデータをサンプリングし、そのデータに交互に逆の符号を付けて積算する信号処理を数学的に表現する。
サンプリングするという処理は、数学的には、δ関数を掛けるということになる。
サンプリングするという処理は、数学的には、δ関数を掛けるということになる。
周期Tのδ関数列C(t)について、まず、図3に示すような、大きさE、幅τのパルス列E(t)を考える。
パルス列E(t)をフーリエ級数で表すと、次のようになる。
よって、パルス列E(t)のフーリエ級数は、次のように表すことができる。
パルスがδ関数になる時、δ関数の定義により以下の条件を満足する。
したがって、δ関数列C(t)のフーリエ級数は、次のように表すことができる。
図4は、本実施形態に係る信号処理を説明するための図であって、関数D(t)を示す図である。
図4の関数D(t)は、δ関数列C(t)とC(t)をT/2ずらしたものに符号を付けたものを足し合わせればよいことから、関数D(t)は次のように表すことができる。
図4の関数D(t)は、δ関数列C(t)とC(t)をT/2ずらしたものに符号を付けたものを足し合わせればよいことから、関数D(t)は次のように表すことができる。
この式(5)において、nが偶数の時、前項と後項は打ち消し合うことから、関数D(t)が次のように表すことができる。
よって、音声信号f(t)に関数D(t)を掛けて積算するという処理は、次のようなことを意味する。
式(7)において、F C(ω)は、次のような、音声信号f(t)のフーリエコサイン変換である。
式(8)からわかるように、音声信号f(t)に関数D(t)を掛けて積算するという処理を行うと周波数ωに加えて、3ω、5ω、7ω・・・の奇数倍の周波数成分が同レベルで現れてくる。
したがって、受信回路120の音声出力(マイコン140の入力段)に3ω以上の周波数成分をカットするフィルタ130を入れないと高調波を拾ってしまう。
逆に、フィルタ130を入れれば、通常フーリエ変換と同じ効果が得られる。また、これ以上の密度の濃いサンプリングは意味がないといえる。
したがって、受信回路120の音声出力(マイコン140の入力段)に3ω以上の周波数成分をカットするフィルタ130を入れないと高調波を拾ってしまう。
逆に、フィルタ130を入れれば、通常フーリエ変換と同じ効果が得られる。また、これ以上の密度の濃いサンプリングは意味がないといえる。
マイコン140の信号処理としては、検出しようとする音声周波数をfとすると、図5に示すように、A/D変換器141で2倍の周波数2fの周期でデータをサンプリングし、そのデータに対して信号処理回路142で正、負の符号を交互に付けて足し算していけばよい。
ここまでは、位相の問題には触れなかったが、実際には入力信号とサンプリングタイミングの周期の位相差についても考慮する必要がある。
位相によって検出レベルは変化する。位相差π/2のとき検出レベルは、ゼロになる。よって、位相のπ/2ずれた同様の信号処理が必要となる。
位相によって検出レベルは変化する。位相差π/2のとき検出レベルは、ゼロになる。よって、位相のπ/2ずれた同様の信号処理が必要となる。
これに伴い、本実施形態においては、図6に示すように、A/D変換器141で4倍の周波数4fの周期でデータをサンプリングし、そのデータのうち奇数側データに対して奇数側信号処理部142Aで正、負の符号を交互に付けて足し算し、偶数側データに対して偶数側信号処理部142Bで正、負の符号を交互に付けて足し算していき、奇数側信号処理部142Aの積算結果Aと偶数側信号処理部142Bの積算結果Bの値の最大値MAX(A,B)、または、(A2 +B2 )1/2 の変化で判定する必要がある。
このデジタルフィルタのQはサンプリングデータを増やせば大きくなり、nが無限大でQも無限大となる。
このデジタルフィルタのQはサンプリングデータを増やせば大きくなり、nが無限大でQも無限大となる。
図7は、この880Hzデジタルフィルタのフィルタ特性のシミュレーション結果を示す図である。
図7において、横軸が周波数を、縦軸が出力レベルをそれぞれ示している。
図7において、横軸が周波数を、縦軸が出力レベルをそれぞれ示している。
図7に示す880Hz付近の波形と同じ波形が2640(880×3)Hz、4400(880×5)Hz・・・にも現れる。
次に、図8に示すように、処理回路としてのマイコン140におけるデジタルフィルタの前段に配置する、880Hz以上の周波数をカットするアクティブバンドパスフィルタについて説明する。
図9は、アクティブバンドパスフィルタの具体的な構成例を示す回路図である。
図9のフィルタ130は、演算増幅器(オペアンプ)131、抵抗素子132〜134、およびキャパシタ135,136を有する。
オペアンプ131の非反転入力端子(+)はキャパシタC135の第1電極、および抵抗素子134の一端に接続され、抵抗素子134の他端はオペアンプ131の出力端子に接続されている。オペアンプ131の反転入力端子(−)は基準信号のVrefの入力ラインに接続されている。
キャパシタC135の第2電極は、抵抗素子132、133の一端、キャパシタC136の第1電極に接続されている、抵抗素子132の他端は信号入力端子TINに接続され、抵抗素子133の他端は接地され、キャパシタC136の第2電極はオペアンプ131の出力端子に接続されている。
キャパシタC135の第2電極は、抵抗素子132、133の一端、キャパシタC136の第1電極に接続されている、抵抗素子132の他端は信号入力端子TINに接続され、抵抗素子133の他端は接地され、キャパシタC136の第2電極はオペアンプ131の出力端子に接続されている。
このような構成を有するアクティブバンドパスフィルタ130の条件は、たとえば、遮断周波数f0が880Hz、Qが5、ゲインが20倍、抵抗素子132の抵抗値R1が962オーム、抵抗素子133の抵抗値R2が641オーム、抵抗素子134の抵抗値R3が38480オーム、キャパシタC135,136の容量C1、C2が47000pFに設定される。
図10は、デジタルフィルタとバンドパスフィルタの総合特性のシミュレーション結果を示す図である。
図10において、横軸が周波数を、縦軸がゲインをそれぞれ示している。
この場合、2640(880×3)Hz、4400(880×5)Hz、・・・の成分は極めて小さく、ハードウェアのバンドパスフィルタ130とマイコン140のデジタルフィルタを組み合わせることによって、マイコン140にさほど負担をかけることなくQの高いフィルタを構成できることがわかる。
この場合、2640(880×3)Hz、4400(880×5)Hz、・・・の成分は極めて小さく、ハードウェアのバンドパスフィルタ130とマイコン140のデジタルフィルタを組み合わせることによって、マイコン140にさほど負担をかけることなくQの高いフィルタを構成できることがわかる。
次に、上記信号処理のA/Dサンプリングタイミング信号とスピーカ163から発せられる音声信号を同一発振源より形成することについて説明する。
図11は、A/Dサンプリングタイミング信号とスピーカ163から発せられる音声信号を同一発振源より形成した場合の構成例を示す図である。
この回路においては、マイコン140の発振源143からクロック信号をそれぞれ分周器144,145で分周して、スピーカ163から発せられる音声信号と、A/Dサンプリングタイミング信号を形成している。
この構成により、仮に発振源のクロック周波数がバラツキや温度でずれたとしても、信号処理において、サンプリングタイミング信号の周波数が受信音声信号周波数の比率に変化はなく、信号処理の能力は全く劣化しない。
そのため、発振源143も高精度である必要はなく、発振源に使用する発振子も水晶振動子などの高価なものは必要なく、極めて安価なCR発振回路が使用できる。
次に、スピーカの出力レベルの制御について説明する。
背景技術のように、音声発振レベルを絞りながら盗聴器200を探した場合、図12に示すような位置関係に盗聴器200と、盗聴検出器100があったとすると、盗聴器検出器100の角度を変化させていったとき、図13に示すように、出力レベルは角度θ=0のときにピークを示す。
図13において、絞りの程度が最適であったときの音声出力レベルの変化がAであったとすると、絞りが足らなかった場合は、回路等で信号の飽和が起こり、Bで示すように、レベル変化がなくなってしまう場合がある。また、絞りが足らなかった場合は、Cで示すように、ピークがはっきりしなくなり、判別しにくくなる。
図13において、絞りの程度が最適であったときの音声出力レベルの変化がAであったとすると、絞りが足らなかった場合は、回路等で信号の飽和が起こり、Bで示すように、レベル変化がなくなってしまう場合がある。また、絞りが足らなかった場合は、Cで示すように、ピークがはっきりしなくなり、判別しにくくなる。
そこで、本実施形態においては、信号処理の積算出力、上記信号処理の説明における(A2 +B2 )1/2の値が所定の値となるように、音声の出力レベルを制御すれば、信号の飽和は起こらず、常に、自動的に最良の測定状態を保つことができる。
測定者の判断にために表示部170に表示するのは、音声レベルでなく音声の制御信号レベル、または、音声の出力レベルとなる。
測定者の判断にために表示部170に表示するのは、音声レベルでなく音声の制御信号レベル、または、音声の出力レベルとなる。
以上説明したように、本実施の形態によれば、受信アンテナ110により受信した信号を入力し、すなわち、音声出力部160のスピーカ163から発生された音波情報に応答した電波信号を受信し検波した信号をフィルタ130に出力する受信回路120、受信回路120による音声信号を受けて、音声信号から所望の周波数により高い周波数(たとえば3倍以上の周波数)を減衰させるフィルタ130、所望の周波数(本実施形態では880Hz)の複数倍(たとえば2倍または4倍)の周波数の周期でサンプリングしてフィルタ130による音声信号をアナログ信号からデジタル信号に変換するアナログ/デジタル(A/D)変換器141と、音声信号の時系列サンプリングデータのうち、所望する周波数(本実施形態においては880Hz)の2倍の近傍周期で現れるデータに交互に逆符号の係数をかけて積算し、この積算の変化をもって所望周波数成分(880Hz)の有無を判断する信号処理回路142と、を含むマイコン140を有することから、極めて簡単な構成で、しかも煩雑な操作を行うことなく、高い選択度の受信音声弁別を行え、高精度の検出を行うことができ、容易に盗聴器の位置を特定できる。
換言すれば、簡単な信号処理で、高い選択度の受信音声弁別を行うことができるようになり、高精度の検出が可能になる。
発信源に高価な部品を使用しなくとも、環境や部品バラツキに関係なく安定した検出を行うことができる。
また、煩雑な操作を行うことなく、容易に盗聴器の位置を特定することができる。
発信源に高価な部品を使用しなくとも、環境や部品バラツキに関係なく安定した検出を行うことができる。
また、煩雑な操作を行うことなく、容易に盗聴器の位置を特定することができる。
100・・・盗聴器検出器、110・・・受信アンテナ、120・・・受信回路、130・・・フィルタ(バンドパスフィルタ)、140・・・マイクロコンピュータ(マイコン)、141・・・アナログ/デジタル(A/D)変換器、142・・・信号処理部、143・・・発振源、160・・・音声出力部、161・・・音量調整部、162・・・アンプ、163・・・スピーカ、170・・・表示部。
Claims (5)
- 盗聴器を発見するための盗聴器検出器であって、
音声信号を音波情報として発する音声出力部と、
上記音声出力部から発生された音波情報に応答した電波信号を受信し検波した出力信号である音声信号の時系列サンプリングデータのうち、所望周波数2倍の近傍周期で現れるデータに交互に逆符号の係数をかけて積算し、当該積算の変化をもって所望周波数成分の有無を判断する処理回路と、
を有する盗聴器検出器。 - 上記処理回路の前段に、所望周波数の3倍以上の周波数を減衰させるフィルタを有する
請求項1記載の盗聴器検出器。 - サンプリングタイミング信号と上記音声出力部が発する音声信号が同一発振源より形成されている。
請求項1または2記載の盗聴器検出器。 - 上記処理回路は、積算出力が所定の値になるように上記音声出力部の出力レベルを制御する
請求項1から3のいずれか一に記載の盗聴器検出器。 - 上記音声出力部の出力レベルに応じた値を表示する表示部を有する
請求項1から4のいずれか一に記載の盗聴器検出器。
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JP2009200814A (ja) * | 2008-02-21 | 2009-09-03 | Rhythm Watch Co Ltd | 盗聴器検出器 |
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CN113543005A (zh) * | 2021-07-01 | 2021-10-22 | 猫岐智能科技(上海)有限公司 | 音频设备检测方法及系统 |
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Legal Events
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A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20090519 |
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A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20090924 |