JP2522394Y2 - 磁気探知システム - Google Patents

磁気探知システム

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JP2522394Y2
JP2522394Y2 JP2389991U JP2389991U JP2522394Y2 JP 2522394 Y2 JP2522394 Y2 JP 2522394Y2 JP 2389991 U JP2389991 U JP 2389991U JP 2389991 U JP2389991 U JP 2389991U JP 2522394 Y2 JP2522394 Y2 JP 2522394Y2
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pulse
signal
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magnetic
sound
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全成 森木
司 木村
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Mitsubishi Precision Co Ltd
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Mitsubishi Precision Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は洋上において潜航中の
潜水艦を探し出す磁気探知システムに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来この種の方式には、大別すると次の
3種類があった。
【0003】ペンレコ表示方式 ブロック図を図7に
示す。公知の磁気検出器1からの微小検出信号が増幅器
2で増幅され、検出信号としてペン書レコーダ5に入力
し、記録される。熟練した操作員7がこれを目視してい
て、その者の判断で目標探知を判断し操縦士(または操
艦員)8へ報告する。操作員7の熟練に従い正確な目標
探知ができるという利点があるが、操縦士8のほかに操
作員7が必要であり人員増となる。
【0004】自動探知方式 ブロック図を図8に示
す。増幅器2までは図7と同様であり、検出信号が自動
磁探装置6に入力する。自動磁探装置6はCPUを含む
電子回路で構成され、検出信号の波形をCPUで分析す
ることにより自動的に識別し目標探知すると、操縦士8
のヘッドセット9に対しブザー音を流す。これは、特別
の操作員を必要とせず人員減が図られ、目標探知の判断
をプログラムにより行なっていて判断の平均化を図るこ
とができる。しかし、前記の方式に比較して探知の識
別能力が劣り、誤探知が多く、自動探知の時間遅れが大
きいという欠点がある。すなわち、検出信号の波形は、
地磁気、目標の姿勢、自分の飛行機の進行方向等により
異なるため、収録されている波形データとの照合回数が
非常に多く時間遅れが大きくなる。
【0005】自動探知及びペンレコ表示を備えた方式
構成は上記及びを備えたものであり、自動探知を
行なうとともにさらにペン書レコーダの記録からさらに
操作員が確認を行なうものである。正確な目標探知がで
きるとともに判断の平均化をできるが、人員増となる。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】この考案が解決しよう
とする課題は、操作員増の必要なく目標の磁気探知の判
断を正確にできるとともに探知の次の手順例えば攻撃を
迅速にできる磁気探知システムを実現することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の本考案に係る磁気探知システムは、磁気検出器と増幅
器と音響発生器とを備え、前記増幅器は磁気検出信号を
増幅するとともに磁気検出信号の微分信号を出力し、前
記音響発生器は磁気検出信号に応じて振幅および幅を変
化するパルス信号を発生し、パルス信号の振幅および幅
により音響出力の大きさ長さを変化させ、微分信号とパ
ルス信号との状態で音響出力の高低を変化させることを
特徴とするものである。
【0008】
【作用】音響発生器は検出信号に応じて音響(以下この
音響を、「磁気音響」と称することがある。)を発生し
操縦士へ聞かせる。この音響は大きな機内騒音の中でも
識別でき、かつ目標の磁気検出信号の特徴が判断できる
よう、リズミカルな音として検出信号に応じて音程、強
弱等が変化するように構成する。
【0009】
【実施例】以下この考案に係る磁気探知システムの一実
施例を図について説明する。図1において、1は磁気検
出器であり、磁気の強さに応じて微小な検出信号を発生
する。2は増幅器であり微小検出信号を増幅するととも
に、SN比を高める帯域フィルターを備える。ここでは
増幅された検出信号21とこれの微分信号22が出力さ
れる。3は音響発生器であり、検出信号21と微分信号
22に応じて変化する音響を発生する。4はヘッドフォ
ンであり操縦士8に磁気音響31を聞かせるものであ
る。
【0010】音響発生器3について詳細に説明する。音
響発生器3のブロック図を図2に示す。パルス発生回路
3aはパルスP1〜P4の各信号を出力するものであ
り、入力の検出信号21に応じてパルスの振幅および幅
が大きくなるように構成されている。第1振動回路3b
〜第4振動回路3eは全て同一のアナログ回路で構成さ
れていて、入力のパルスに応じて振動波形を出力する。
第1振動回路3bは基準信号発生用である。第2〜第4
振動回路3c〜3eは微分信号22により振動波形の振
動数(周波数)が変化し、微分信号22が正の方向に大
きいとき振動数は高くなり、また微分信号22が負の方
向に大きいとき振動数は低くなる。
【0011】振動回路の詳細を図3に示す。図3に示す
回路は2段のBIQUAD型2次帯域通過フィルタと同じであ
り、長く続く減衰波形を発生することができる。パルス
入力INに対する振動出力波形OUTを図4に示す。ま
た入出力の伝達関数は次の(1)式で示される。なお、
Sはラプラス演算子である。
【0012】 (振動出力)/(パルス入力) =(1/R1C1)・(S/(S2+(1/R3C1)・S+(1/R5R2C1C2))) (1)
【0013】振動回路3b〜3eに入力する微分信号2
2は抵抗値(R2)を変化させ、これにより振動数を変
化させる。
【0014】図2にもどって、加算回路3fは第1振動
3b−out〜第4振動3e−outの各信号を加算し
磁気音響として出力する。
【0015】図5に検出信号21がなかった場合の各部
の波形を示す。パルスP1は基準のパルスであり、これ
と一定の位相関係でパルスP2、パルスP3、パルスP
4が一定の振幅、幅で出力される。譜表SC1に示す通
りこのときの出力は単調な音の繰り返しとなる。
【0016】図6は検出信号21があった場合の各部の
波形である。パルスP1は振幅、幅とも変わらない。パ
ルスP2、パルスP3、パルスP4は、パルスP1と一
定の位相関係で出力されるが、それらの振幅は、各パル
スP2〜P4が出力するタイミングにおける検出信号2
1の振幅に比例し、パルスP2〜P4の幅は検出信号2
1の極性を含めた大きさに比例する。検出信号21がな
いときの状態を0とし、正の方向に大きくなればパルス
の幅は広くなり、負の方向に大きくなればパルスの幅は
狭くなる。パルスの振幅は振動回路3b〜3e(図2)
の初期出力をそれに比例して大きくし、パルスの幅は、
パルス振幅とパルス幅の積に関係して振動出力の持続時
間を決めている。
【0017】各パルスに対応した振動回路の出力は、微
分信号22の振幅と極性の変化に応じて振動数の高低が
変化する。
【0018】譜表SC2に示す通り検出信号があると音
程の変化および強弱の変化が起こり磁気検出の有無を知
るとともに、熟練した者であれば目標の探知も可能であ
る。
【0019】
【考案の効果】以上のように、この考案によれば磁気検
出信号を人が識別しやすい音響信号の変化として出力す
るようにしたため、これを聞く者は迅速かつ的確な磁気
探知ができるとともに次の行動に迅速に移すことができ
る。また、磁気音響は操縦士が直接聞くことができ、操
縦の変化とそれに伴う磁気雑音の相互関係を迅速に直接
に認識できることから、より正確な探知判断を下すこと
ができるという効果があり、また人員減も達成すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案に係る磁気探知システムの一実施例に
よるブロック図である。
【図2】図1に示す音響発生器の詳細ブロック図の一例
である。
【図3】図2に示す振動回路の回路図の一例である。
【図4】振動回路の入出力波形の図である。
【図5】図2に示す音響発生器の各部の波形図であっ
て、検出信号がなかった場合の図である。
【図6】図2に示す音響発生器の各部の波形図であっ
て、検出信号があった場合の図である。
【図7】従来の技術としてのペンレコ表示方式のブロッ
ク図である。
【図8】従来技術としての自動磁探方式のブロック図で
ある。
【符号の説明】
1 磁気検出器 2 増幅器 3 音響発生器 4 ヘッドフォン 3a パルス発生器 3b〜3e 振動回路 3f 加算回路

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 磁気検出器と増幅器と音響発生器とを備
    え、前記増幅器は磁気検出信号を増幅するとともに磁気
    検出信号の微分信号を出力し、前記音響発生器は磁気検
    出信号に応じて振幅および幅を変化するパルス信号を発
    生し、パルス信号の振幅および幅により音響出力の大き
    さ長さを変化させ、微分信号とパルス信号との状態で音
    響出力の高低を変化させることを特徴とする磁気探知シ
    ステム。
JP2389991U 1991-03-02 1991-03-02 磁気探知システム Expired - Lifetime JP2522394Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP2389991U JP2522394Y2 (ja) 1991-03-02 1991-03-02 磁気探知システム

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JP2389991U JP2522394Y2 (ja) 1991-03-02 1991-03-02 磁気探知システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH04109388U JPH04109388U (ja) 1992-09-22
JP2522394Y2 true JP2522394Y2 (ja) 1997-01-16

Family

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6990898B2 (en) 2003-05-23 2006-01-31 Sankyo Seisakusho Co. Mechanical pressing machine

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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US6990898B2 (en) 2003-05-23 2006-01-31 Sankyo Seisakusho Co. Mechanical pressing machine

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JPH04109388U (ja) 1992-09-22

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