本発明の化合物は、以下に記載する実施例または手順にしたがって、あるいはその1つ以上と同様にして製造することができる。
実施例1
(+/−)−イソプロピル5−[(3,5−ビストリフルオロメチルベンジル)−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)アミノ]−7−ブロモ−2,3,4,5−テトラヒドロベンゾ[b]アゼピン−1−カルボン酸塩の合成
ステップ1 メチル5−ブロモ−2−イソプロポキシカルボニル安息香酸の調製
ジクロロメタン(80mL)中のメチル2−アミノ−5−ブロモ安息香酸(5.0g、24.6mmol)及びピリジン(80.0mL、36.9mmol)に、イソプロピルクロロホルメート(36.9mL、36.9mmol、トルエン中1.0M)を、窒素雰囲気の下、室温で滴下し、1.5時間撹拌した。反応物を水(100mL)に注ぎ、層を分離した。水層をジクロロメタン(2×40mL)で抽出し、有機層を混合し、2N塩酸、飽和カルボン酸水素ナトリウム、及びブライン(各80mL)で洗った。有機層を無水硫酸ナトリウム上で乾燥し、ろ過し、減圧下で溶剤を除去することで、黄白色の固体として標記化合物を得た(6.68g、86%)。
1HNMR(CDCl
3)δ1.31(d、J=6.3Hz、6H)、3.92(s、3H)、5.03(septet、J=6.3Hz、1H)、7.61(dd、J=1.9、8.5Hz、1H)、8.11(d、J=1.9Hz、1H)、8.40(d、J=8.5Hz、1H)、10.31(brs、1H).ESI MSm/z316[C
12H
14BrNO4+H]
+.
ステップ2 メチル5−ブロモ−2−[イソプロポキシカルボニル−(3−メトキシカルボニルプロピル)アミノ]安息香酸塩の調製
メチル5−ブロモ−2−イソプロポキシカルボニル安息香酸(10.0g、31.6mmol)、メチル4−ブロモブチラート(22.9g、126mmol)及びカルボン酸セシウム(41.6g、126mmol)のN、N−ジメチルホルムアミド(150mL)中の懸濁液を、窒素下、80℃で24時間加熱した。混合液を室温で冷却し、水(200mL)へと注いだ。酢酸エチル(3×100mL)で抽出し、水(3×100mL)及びブライン(100mL)で有機抽出物を洗った。有機層を無水硫酸ナトリウム上で乾燥し、ろ過し、減圧下で溶剤を除去した。残留物を、シリカゲル上、ヘキサン/酢酸エチル(60:40)で溶出させながらクロマトグラフすることで、無色油(11.8g、89%)として標記化合物を得た。
1HNMR(CDCl
3、300MHz)(1.05−1.07(m、4H)、1.30−1.32(m、2H)、1.89−1.94(m,2H)、2.38−2.44(m、2H)、3.46−3.60(m、1H)、3.65(s、3H)、3.68−3.79(m、1H)、3.86(s、3H)、4.85−5.01(m、1H)、7.12(d、J=8.3Hz、1H)、7.62(dd、J=1.7、8.4Hz、1H)、8.07(brs、1H);ESI MS m/z416[C
17H
22BrNO6+H]
+.
ステップ3 (+/−)−イソプロピル7−ブロモ−5−オキソ−2,3,4,5−テトラヒドロベンゾ[b]アゼピン−1−カルボン酸塩の調製
トルエン(100mL)中のメチル5−ブロモ−2−[メトキシカルボニルプロピル)アミノ]安息香酸塩(11.7g、28.1mmol)溶液を、トルエン(100mL)中のカリウムtert−ブトキシド(6.31g、56.2mmol)に、窒素雰囲気下、70℃で30分間にわたって添加した。溶液のpHを2N塩酸(25mL)でpH=3に調節し、層を分離した。有機層を無水硫酸ナトリウム上で乾燥し、ろ過し、減圧下で溶剤を除去することで、(+/−)−1−イソプロピル−4−メチル−7−ブロモ−5−オキソ−2,3,4,5−テトラヒドロベンゾ[b]アゼピン−1,4−ジカルボン酸塩を、橙色油(10.5g、粗98%)として得た。(+/−)−1−イソプロピル−4−メチル−7−ブロモ−5−オキソ−2,3,4,5−テトラヒドロベンゾ[b]アゼピン−1,4−ジカルボン酸塩(10.5g、27.3mmol)を氷酢酸(100mL)に溶解し、水(10mL)、続いて濃塩酸(35mL)を添加し、得られる溶液を還流させつつ1時間加熱した。混合物を室温へと冷却し、氷水(500mL)へと注いだ。水(200mL)中の水酸化カリウム(85g)でpH=8へと調節し、混合物を酢酸エチル(3×150mL)で抽出し、有機抽出物を混合した。有機層を無水硫酸ナトリウム上で乾燥し、ろ過し、減圧下で溶剤を除去した。粗無機物(12.0g)をジクロロメタン(30mL)に溶解し、0℃へと冷却した。この溶液に、ピリジン(2.0mL、25.5mmol)を添加し、続いて、トルエン(19.1mL、19.1mmol)中の1.0Mイソプロピルクロロホルメート溶液を滴下し、1.5時間撹拌した。反応物を水(100mL)に注ぎ、層を分離した。水層をジクロロメタン(2×40mL)で抽出し、有機層を混合し、2N塩酸、飽和カルボン酸水素ナトリウム、及びブライン(各80mL)で洗った。有機層を無水硫酸ナトリウム上で乾燥し、ろ過し、減圧下で溶剤を除去した。残留物を、シリカゲル上、ヘキサン/酢酸エチル(60:40)で溶出させながらクロマトグラフすることで、黄色油(3.5g、3ステップにわたり40%)として標記化合物を得た。
1HNMR(CDCl
3、300MHz)(1.30(d、J=6.2Hz、6H)、2.09−2.21(m、2H)、2.75−2.79(m、2H)、3.75−3.80(m、2H)、5.05(septet、J=6.2Hz、1H)、7.38(m、1H)、7.61(dd、J=1.9、8.5Hz、1H)、7.67(m、1H)、7.98(d、J=8.5Hz、1H);ESI MS m/z 326[C
14H
16BrNO3+H]
+.
ステップ4 (+/−)−イソプロピル5−(3,5−ビストリフルオロメチルベンジルアミノ)−7−ブロモ−2,3,4,5−テトラヒドロベンゾ[b]アゼピン−1−カルボン酸塩の調製
無水テトラヒドロフラン(30mL)中のイソプロピル7−ブロモ−5−オキソ−2,3,4,5−テトラヒドロベンゾ[b]アゼピン−1−カルボン酸塩(3.10g、9.50mmol)溶液に、窒素雰囲気下、室温で、3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジルアミン(3.23g、13.31mmol)、続いてチタニウムイソプロポキシド(3.69mL、12.35mmol)を添加し、この溶液を16時間撹拌した。溶液をメタノール(30mL)で希釈し、15分間にわたってホウ化水素ナトリウム(0.539g、14.25mmol)をゆっくり添加し、室温で3.5時間撹拌した。反応物を、2NNaOH(50mL)及び水(50mL)を添加して急冷し、30分間撹拌した。混合物をろ過し、固体を酢酸エチル/エタノール(4:1、3×100mL)で洗った。ろ過物を分離し、有機層を2NNaOH、2N塩酸、及びブライン(各50mL)で洗った。有機層を無水硫酸ナトリウム上で乾燥し、ろ過し、減圧下で溶剤を除去することで、橙色油として標記化合物を得た(5.08g、96%)。この油は、追加的に精製することなく、次の化学に使用するのに充分な純度であった。
ステップ5 (+/−)−イソプロピル5−[(3,5−ビストリフルオロメチルベンジル)シアノアミノ]−7−ブロモ−2,3,4,5−テトラヒドロベンゾ[b]アゼピン−1−カルボン酸塩の調製
N,N−ジメチルアセトアミド中の1−シアノイミダゾール溶液を、N,N−ジメチルアセトアミド中のイソプロピル5−(3,5−ビストリフルオロメチルベンジルアミノ)−7−ブロモ−2,3,4,5−テトラヒドロベンゾ[b]アゼピン−1−カルボン酸塩溶液に、窒素雰囲気下、室温で添加し、その混合物を100℃に加熱した。冷却した混合物を水へと注ぎ、塩化メチレンで抽出した。有機層を無水硫酸ナトリウム上で乾燥し、ろ過し、減圧下で溶剤を除去した。シリカゲル上で残留物をクロマトグラフすることで、標記化合物を得た。
ステップ6 (+/−)−イソプロピル5−[(3,5−ビストリフルオロメチルベンジル)−(2H−テトラゾール−5−イル)アミノ]−7−ブロモ−2,3,4,5−テトラヒドロベンゾ[b]アゼピン−1−カルボン酸塩の調製
無水N,N−ジメチルホルムアミド中の(+/−)−イソプロピル5−[(3,5−ビストリフルオロメチルベンジル)−シアノアミノ]−7−ブロモ−2,3,4,5−テトラヒドロベンゾ[b]アゼピン−1−カルボン酸塩溶液を、無水N,N−ジメチルホルムアミド中のアジ化ナトリウム及び塩化アンモニウムの懸濁液に滴下し、得られる黄色混合物を、窒素下110℃で加熱した。冷却した混合物を水及び2NNaOHで希釈し、ジエチルエーテルで洗った。5N塩酸で酸性化し、沈殿物を回収し、水で洗うことで、標記化合物を得た。
ステップ7 (+/−)−イソプロピル5−[(3,5−ビストリフルオロメチルベンジル)−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)アミノ]−7−ブロモ−2,3,4,5−テトラヒドロベンゾ[b]アゼピン−1−カルボン酸塩の調製
トリ−n−ブチルホスフィンを、トルエン中の(+/−)−イソプロピル5−[(3,5−ビストリフルオロメチルベンジル)−(2H−テトラゾール−5−イル)アミノ]−7−ブロモ−2,3,4,5−テトラヒドロベンゾ[b]アゼピン−1−カルボン酸塩、メタノール、及び1,1’−(アゾカルボニル)ジピペリジン(ADDP)溶液に、窒素下0℃で添加し、室温へと温めた。この混合物を酢酸エチルで希釈し、2N塩酸及びブラインで洗い、硫酸ナトリウム上で乾燥した。減圧下で溶剤を除去し、シリカゲル上でのフラッシュクロマトグラフィーにより、残留物を精製することで、標記化合物を得た。
実施例2
(+/−)−イソプロピル5−[(3,5−ビストリフルオロメチルベンジル)−(3−メチルイソチアゾール−5−イル)アミノ]−7−ブロモ−2,3,4,5−テトラヒドロベンゾ[b]アゼピン−1−カルボン酸塩の合成
ステップ1 (+/−)−イソプロピル7−ブロモ−5−(3−メチルイソチアゾール−5−イルアミノ)−2,3,4,5−テトラヒドロベンゾ[b]アゼピン−1−カルボン酸塩の調製
チタニウムイソプロポキシドを、無水テトラヒドロフラン中の−アミノ−3−メチルイソチアゾール塩酸塩及びイソプロピル7−ブロモ−5−オキソ−2,3,4,5−テトラヒドロベンゾ[b]アゼピン−1−カルボン酸塩の撹拌溶液(実施例1、ステップ3)に、窒素下、室温で添加した。適切な撹拌時間の後、溶液をメタノールで希釈し、ホウ化水素ナトリウムをゆっくり添加し、室温で撹拌した。適切な撹拌時間の後、2NNaOH及び水を添加することで反応物を希釈し、30分間撹拌した。減圧濾過で固体を除去し、固体を酢酸エチル/エタノール(4:1)で洗った。ろ過物を分離し、有機層を2NNaOH、2N塩酸、及びブラインで洗った。有機層を無水硫酸ナトリウム上で乾燥し、ろ過し、減圧下で溶剤を除去することで、標記化合物を得た。
ステップ2 (+/−)−イソプロピル5−[(3,5−ビストリフルオロメチルベンジル)−(3−メチルイソチアゾール−5−イル)アミノ]−7−ブロモ−2,3,4,5−テトラヒドロベンゾ[b]アゼピン−1−カルボン酸塩の調製
水素化ナトリウムを、無水テトラヒドロフラン中のイソプロピル7−ブロモ−5−(3−メチルイソチアゾール−5−イルアミノ)−2,3,4,5−テトラヒドロベンゾ[b]アゼピン−1−カルボン酸塩の溶液に、窒素下、室温で添加した。適切な撹拌時間の後、混合物を3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジルブロマイドで処理し、撹拌を適切な時間続けた。混合物を酢酸エチルで希釈し、水及びブラインで洗い、硫酸ナトリウム上で乾燥した。減圧下で溶剤を除去し、シリカゲル上でのフラッシュクロマトグラフィーにより、残留物を精製することで、標記化合物を得た。
実施例3
(S)−(3,5−ビストリフルオロメチルベンジル)−(1−シクロペンチルメチル−7−メチル−8−トリフルオロメチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾ[b]アゼピン−5−イル)−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)アミンの合成
ステップ1 メチル2−ニトロ−4−トリフルオロメチル安息香酸の調製
濃硫酸(120mL)を、メタノール(2L)中の2−ニトロ−4−トリフルオロメチル安息香酸(200g、850mmol)の溶液に、窒素下、室温で滴下し、混合物を還流しながら48時間加熱した。溶液を室温へと冷却し、減圧下、45℃での濃縮により溶剤の大部分を除去した。不透明の残留物を氷/水(2L)上に注ぎ、酢酸エチル(2×1L)で抽出した。混合した有機抽出物をブライン(1L)で洗い、無水硫酸マグネシウム上で乾燥し、ろ過し、減圧下で溶剤を除去することで、黄色油(212.2g、>99%)として標記化合物を得た。
1HNMR(300MHz、CDCl
3)□8.21(s、1H)、7.95(d、J=1.13Hz、1H)、7.90(s、1H)、3.97(s、3H).
ステップ2 メチル2−アミノ−4−トリフルオロメチル安息香酸の調製
酢酸エチル(2.2L)中のメチル2−ニトロ−4−トリフルオロメチル安息香酸(106g、425mmol)溶液を、酢酸エチル(200mL)中の炭素(11.0g)上の10%パラジウムスラリーに添加し、懸濁液を、水素60psi雰囲気下、室温で3時間撹拌した。懸濁液をCelite(登録商標)パッドを通してろ過し、このパッドを追加的な酢酸エチルで洗った。減圧下で溶剤を除去し、シリカゲル上、イソヘキサン/酢酸エチル(9:1)で溶出させるカラムクロマトグラフィーにより、残留物を精製することで、白色結晶性固体(84g、95%)として標記化合物を得た。
1HNMR(300MHz、CD3OD)(7.93(d、J=8.48Hz、1H)、7.06(s、1H)、6.78(s、1H)、4.86(s、3H)、3.89(s、3H)
ステップ3 メチル2−アミノ−5−ヨード−4−トリフルオロメチル安息香酸の調製
エタノール(3.3L)中のメチル2−アミノ−4−トリフルオロメチル安息香酸(178g、812mmol)溶液を、エタノール(5L)中のヨード(206.1g、812mmol)及び銀(II)硫酸塩(253g、812mmol)の懸濁液に、窒素雰囲気下、室温で添加し、2時間撹拌した。懸濁液をCelite(登録商標)パッドを通してろ過し、このパッドを追加的な酢酸エチル(2L)で洗い、混合されたろ過物から、減圧下、40℃で溶剤を除去した。残留物を酢酸エチル(7.5L)中に溶解し、重炭酸ナトリウム溶液(3×1.5L)、水(3×1.5L)、及びブライン(2L)で洗った。有機層を無水硫酸マグネシウム上で乾燥し、ろ過し、減圧下で溶剤を除去することで、薄茶色の結晶性固体(276.0g、99%)として標記化合物を得た。
1HNMR(300MHz、CDCl
3)□8.39(1H、s)、6.99(1H、s)、5.93(2H、s)、3.90(3H、s).
ステップ4 メチル2−アミノ−5−メチル−4−トリフルオロメチル安息香酸の調製
フッ化セシウム(184.3g、1.21mol)、ボロン酸メチル(63.7g、1.05mol、3molequiv.)、及びビス(ジフェニルホスフィノフェロセン)パラジウム(II)塩化物(27.83g、35.1mmol)を、無水1,4−ジオキサン(2.5L)中のメチル2−アミノ−5−ヨード−4−トリフルオロメチル安息香酸(121g、351mmol)溶液に、窒素雰囲気下、室温で添加し、混合物を80℃で3時間加熱した。混合物を室温にし、次いで酢酸エチル(2.5L)及び水(2.5L)の間を分離し、Celite(登録商標)パッドを通してろ過することで、微細な黒色懸濁物を除去した。水層を酢酸エチル(2×100mL)で抽出し、混合された有機抽出物をブライン(1L)で洗った。無水硫酸マグネシウム上で乾燥し、ろ過し、減圧下、45℃で溶剤を除去することで、橙色結晶性固体(75.25g、92%)として標記化合物を得た。
1HNMR(300MHz、CDCl
3)□7.73(s、1H)、6.93(s、1H)、5.70(s、2H)、3.90(s、3H)、2.33(s、3H).
ステップ5 メチル2−(N−イソプロポキシカルボニル)アミノ−5−メチル−4−トリフルオロメチルベンゾエートの調製
イソプロピルクロロホルメート(900mL、900mmol、トルエン中1M)を、無水ジクロロメタン(2L)中のメチル2−アミノ−5−メチル−4−トリフルオロメチル安息香酸(200g、858mmol)及びピリジン(170mL、2.14mol)の溶液に、窒素雰囲気下、0〜5℃で滴下し、添加の間、5℃以下の温度で内部反応を続けた。溶液/懸濁液を室温へと温め、2時間撹拌した。1MHCl(2L)を添加し、混合物を10分間撹拌した。有機層を回収し、ブライン(1L)で洗い、無水硫酸マグネシウム上で乾燥し、ろ過し、減圧下、45℃で溶剤を除去することで、黄色結晶性固体(283g、>99%)として標記化合物を得た。
1HNMR(300MHz、CDCl
3)□10.25(s、1H)、8.80(s、1H)、7.88(s、1H)、4.97−5.09(m、1H)、3.95(s、3H)、2.43(d、J=1.32Hz、3H)、1.27−1.35(m、6H).
ステップ6 メチル2−{N−イソプロポキシカルボニル−N−(3−メトキシカルボニルプロピル)}アミノ−5−メチル−4−トリフルオロメチル安息香酸の調製
カルボン酸セシウム(504g、1.55mol、2.5molequiv.)及びメチル4−ブロモブチラート(100mL、800mmol)を、無水N,N−ジメチルホルムアミド(2.4L)中のメチル2−(N−イソプロポキシカルボニル)アミノ−5−メチル−4−トリフルオロメチル安息香酸(204g、618mmol)の溶液に、窒素雰囲気下、室温で添加し、懸濁液を55℃で2.5時間加熱した。冷却した混合物を氷/水(7.5L)に注ぎ、1時間撹拌した。懸濁液をろ過し、フィルターパッドを水(3×1L)で洗い、減圧乾燥した。減圧下40℃で乾燥することで、クリーム色固体(261.3g、96%)として標記化合物を得た。
1HNMR(300MHz、ジメチルスルフォキシド−d6)at80(C□7.84(s、1H)、7.57(s、1H)、3.76−3.84(m、3H)、3.52−3.65(m、5H)、2.33(t、J=7.25Hz、2H)、1.72−1.83(m、2H)、1.09(d、J=4.71Hz、6H).
ステップ7 (+/−)−1−イソプロピル4−メチル−7−メチル−5−オキソ−8−トリフルオロメチル−2,3,4,5−テトラヒドロベンゾ[b]アゼピン−1,4−ジカルボン酸塩の調製
テトラヒドロフラン(3.7L)中のメチル2−{N−イソプロポキシカルボニル−N−(3−メトキシカルボニルプロピル)}アミノ−5−メチル−4−トリフルオロメチル安息香酸(130g、310mmol)溶液を、テトラヒドロフラン(3.7L)中のカリウムtert−ブトキシド(618mL、618mmol、テトラヒドロフラン中1M)溶液に、窒素雰囲気下、室温で2時間にわたって添加した。1時間撹拌し、1MHCl(600mL)で混合物を中性pHに酸性化した。ジクロロメタン(2×4L)で抽出し、混合した有機抽出物をブライン(3×1L)で洗った。無水硫酸マグネシウム上で乾燥し、ろ過し、減圧下で溶剤を除去した。シリカゲル上、イソヘキサン/酢酸エチル(9:1)で溶出させるカラムクロマトグラフィーにより、残留物を精製することで、橙色固体(99.7g、83%)として標記化合物を得た。LCMSm/z410(M+Na)+.
ステップ8 イソプロピル7−メチル−5−オキソ−8−トリフルオロメチル−2,3,4,5−テトラヒドロベンゾ[b]アゼピン−1−カルボン酸塩の調製
5MHCl(2.115L)を、氷酢酸(500mL)中の(+/−)−1−イソプロピル−4−メチル−7−メチル−5−オキソ−8−トリフルオロメチル−2,3,4,5−テトラヒドロベンゾ[b]アゼピン−1,4−ジカルボン酸塩(197.2g、509mmol)の溶液に、窒素雰囲気下、室温で添加し、撹拌した混合物を87〜88℃で24時間加熱した。混合物を撹拌しながら室温へと冷却し、懸濁液をろ過した。回収した固体を水で洗い、減圧乾燥した。45℃で減圧乾燥することで、クリーム色の固体(145.4g、87%)として標記化合物を得た。
1HNMR(400MHz、CDCl
3)(7.74(s、2H)、5.03−5.09(m、1H)、3.79(t、J=6.24Hz、2H)、2.77(t、J=6.72Hz、2H)、2.49(d、J=1.47Hz、3H)、2.10−2.20(m、J=6.72、6.72、6.72、6.72Hz、2H)、1.27(d、J=3.91Hz、6H).
ステップ9 7−メチル−8−トリフルオロメチル−1,2,3,4−テトラヒドロベンゾ[b]アゼピン−5−オンの調製
水(7mL)中のイソプロピル7−メチル−5−オキソ−8−トリフルオロメチル−2,3,4,5−テトラヒドロベンゾ[b]アゼピン−1−カルボン酸塩(6.68g、20.28mmol)及び塩化ナトリウム(37.5g)、並びにジメチルスルフォキシド(180mL)の脱ガスした混合物を、窒素下で還流しながら5時間加熱した。冷却した混合物を水(500mL)で希釈し、酢酸エチル(2×300mL)で抽出した。混合した有機抽出物をブライン(200mL)で洗い、無水硫酸ナトリウム上で乾燥し、ろ過した。溶剤を減圧下で除去し、シリカゲル上、酢酸エチル/ヘキサン(1:4)で溶出させるカラムクロマトグラフィーにより、残留物を精製することで、黄色固体(3.94g、80%)として標記化合物を得た。ESI MS m/z 242(M−H)−.
ステップ10 tert−ブチル7−メチル−5−オキソ−8−トリフルオロメチル−2,3,4,5−テトラヒドロベンゾ[b]アゼピン−1−カルボン酸塩の調製
ジ−tert−ブチル重炭酸塩(6.67g、30.58mmol)、ジイソプロピルエチルアミン(5.32mL、30.58mmol)及び4−DMAP(374mg、3.1mmol)を、ジクロロメタン(50mL)中の7−メチル−8−トリフルオロメチル−1,2,3,4−テトラヒドロベンゾ[b]アゼピン−5−オン(2.48g、10.19mmol)溶液に、窒素下、0℃で添加し、混合物を室温へと温めた。混合物を24時間撹拌し、ジクロロメタン(50mL)で希釈した。混合物を2NHCl(2×20mL)及びブライン(20mL)で洗い、無水硫酸ナトリウム上で乾燥し、ろ過した。溶剤を減圧下で除去し、シリカゲル上、酢酸エチル/ヘキサン(1:3)で溶出させるカラムクロマトグラフィーにより、残留物を精製することで、オフホワイトの固体(2.20g、63%)として標記化合物を得た。ESI MS m/z(243(M−Boc)−.
ステップ11 (R)−tert−ブチル5−ヒドロキシ−7−メチル−8−トリフルオロメチル−2,3,4,5−テトラヒドロベンゾ[b]アゼピン−1−カルボン酸塩の調製
ボランジメチル硫化物錯体(3.8mL、7.58mmol、テトラヒドロフラン中2M)を、ジクロロメタン(20mL)中の(S)−2−メチル−CBS−オキソアザボロリジン(9.5mL、9.48mmol、トルエン中1M)の溶液に、窒素下、−30℃で添加した。混合物を30分間撹拌し、ジクロロメタン(20mL)中のtert−ブチル7−メチル−5−オキソ−8−トリフルオロメチル−2,3,4,5−テトラヒドロベンゾ[b]アゼピン−1−カルボン酸塩(2.17g、6.32mmol)の溶液を滴下し、混合物をゆっくり0℃へと温めた。混合物を−20℃のメタノール(200mL)に注ぎ、撹拌しながら混合物を室温へと1時間にわたってゆっくり温めた。溶剤を減圧下で除去し、シリカゲル上、酢酸エチル/ヘキサン(1:2)で溶出させるカラムクロマトグラフィーにより、残留物を精製することで、無色の油(1.65g、76%)として標記化合物を得た。APCI MS m/z 345(M+H)+.
ステップ12 (S)−tert−ブチル5−アジド−7−メチル−8−トリフルオロメチル−2,3,4,5−テトラヒドロベンゾ[b]アゼピン−1−カルボン酸塩の調製
トルエン(20mL)中の(R)−tert−ブチル5−ヒドロキシ−7−メチル−8−トリフルオロメチル−2,3,4,5−テトラヒドロベンゾ[b]アゼピン−1−カルボン酸塩(1.60g、4.65mmol)、ジフェニルホスホリルアジド(DPPA、1.4mL、6.50mmol)及びDBU(1.0mL、6.50mmol)の混合物を、窒素下、65℃で12時間加熱した。冷却した混合物にシリカゲルを添加し、減圧下で溶剤を除去した。酢酸エチル/ヘキサン(1:2)で溶出させるカラムクロマトグラフィーにより、残留物を精製することで、無色の油(1.45g、85%)として標記化合物を得た。APCI MS m/z 356(M−N2)−.
ステップ13 (S)−tert−ブチル5−アミノ−7−メチル−8−トリフルオロメチル−2,3,4,5−テトラヒドロベンゾ[b]アゼピン−1−カルボン酸塩の調製
メタノール(50mL)中の(S)−tert−ブチル5−アジド−7−メチル−8−トリフルオロメチル−2,3,4,5−テトラヒドロベンゾ[b]アゼピン−1−カルボン酸塩(1.44g、3.89mmol)及び木炭(0.15g、50%湿)上の5%パラジウムの混合物を、Parrボトル内、水素20psi下、室温で12時間振盪した。混合物をCelite(登録商標)パッドを通してろ過し、減圧下で溶剤を除去することで、無色の油(1.30g、>99%)として標記化合物を得た。この油は、更なる精製を行うことなく、次のステップに使用した。APCI MS m/z 344(M+H)+.
ステップ14 (S)−tert−ブチル5−(3,5−ビストリフルオロメチルベンジルアミノ)−7−メチル−8−トリフルオロメチル−2,3,4,5−テトラヒドロベンゾ[b]アゼピン−1−カルボン酸塩の調製
3,5−ビストリフルオロメチルベンズアルデヒド(909mg、3.75mmol)を、メタノール(20mL)中の(S)−tert−ブチル5−アミノ−7−メチル−8−トリフルオロメチル−2,3,4,5−テトラヒドロベンゾ[b]アゼピン−1−カルボン酸塩(1.29g、3.75mmol)溶液に、窒素下、室温で添加し、2時間撹拌した。ホウ化水素ナトリウム(283mg、7.5mmol)を添加し、混合物を2時間撹拌した。減圧下で溶剤を除去し、残留物をジクロロメタン(50mL)及び水(50mL)で希釈した。有機層を回収し、水層をジクロロメタン(3×30mL)で抽出した。混合した有機抽出物を水(20mL)及びブライン(20mL)で洗い、無水硫酸ナトリウム上で乾燥した。ろ過し、減圧下で溶剤を除去することで、琥珀色の油(2.09g、98%)として標記化合物を得た。この油は、更なる精製を行うことなく、次のステップに使用した。APCI MS m/z 570(M+H)+.
ステップ15 (S)−tert−ブチル5−[(3,5−ビストリフルオロメチルベンジル)シアノアミノ]−7−メチル−8−トリフルオロメチル−2,3,4,5−テトラヒドロベンゾ[b]アゼピン−1−カルボン酸塩の調製
シアンブロマイド(1.21mL、6.04mmol、アセトニトリル中の5M溶液)を、テトラヒドロフラン(50mL)中の(S)−tert−ブチル5−(3,5−ビストリフルオロメチルベンジルアミノ)−7−メチル−8−トリフルオロメチル−2,3,4,5−テトラヒドロベンゾ[b]アゼピン−1−カルボン酸塩(2.30g、4.03mmol)及びジイソプロピルエチルアミン(1.05mL、6.04mmol)の溶液に、窒素下、室温で添加し、この混合物を50℃で12時間加熱した。冷却した混合物にシリカゲルを添加し、減圧下で溶剤を除去した。酢酸エチル/ヘキサン(2:3)で溶出させるカラムクロマトグラフィーにより、残留物を精製することで、無色の油(2.10g、>99%)として標記化合物を得た。この油は、更なる精製を行うことなく、次のステップに使用した。APCI MS m/z 496(M+H−Boc)+.
ステップ16 (S)−tert−ブチル5−[(3,5−ビストリフルオロメチルベンジル)−(2H−テトラゾール−5−イル)アミノ]−7−メチル−8−トリフルオロメチル−2,3,4,5−テトラヒドロベンゾ[b]アゼピン−1−カルボン酸塩の調製
無水トルエン(20mL)中の(S)−tert−ブチル5−[(3,5−ビストリフルオロメチルベンジル)シアノアミノ]−7−メチル−8−トリフルオロメチル−2,3,4,5−テトラヒドロベンゾ[b]アゼピン−1−カルボン酸塩(2.0g、3.36mmol)、トリエチルアミン塩酸塩(694mg、5.04mmol)及びアジ化ナトリウム(328mg、5.04mmol)の混合物を、窒素下で還流しながら、12時間加熱した。冷却した混合物を酢酸エチル(100mL)で希釈し、2NHCl(2×50mL)、水(50mL)及びブライン(50mL)で洗い、無水硫酸ナトリウム上で乾燥した。ろ過し、減圧下で溶剤を除去することで、オフホワイト色の泡(2.09g、98%)として標記化合物を得た。この泡は、更なる精製を行うことなく、次のステップに使用した。ESI MS m/z 637(M−H)−.
ステップ17 (S)−tert−ブチル5−[(3,5−ビストリフルオロメチルベンジル)−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)アミノ]−7−メチル−8−トリフルオロメチル−2,3,4,5−テトラヒドロベンゾ[b]アゼピン−1−カルボン酸塩の調製
ジイソプロピルアゾジカルボキシレート(0.56mL、3.94mmol)を、メタノール(0.20mL、4.94mmol)及びトルエン(30mL)中の(S)−tert−ブチル5−[(3,5−ビストリフルオロメチルベンジル)−(2H−テトラゾール−5−イル)アミノ]−7−メチル−8−トリフルオロメチル−2,3,4,5−テトラヒドロベンゾ[b]アゼピン−1−カルボン酸塩(2.10g、3.29mmol)及びトリフェニルホスフィン(1.03g、3.94mmol)の溶液に、窒素下、0℃で添加した。混合物を室温へと温め、12時間撹拌した。シリカゲルを添加し、減圧下で溶剤を除去し、シリカゲル上、酢酸エチル/ヘキサン(1:3)で溶出させるカラムクロマトグラフィーにより、残留物を精製することで、無色の油(2.04g、95%)として標記化合物を得た。APCI MS m/z 653(M+H)+.
ステップ18 (S)−(3,5−ビストリフルオロメチルベンジル)−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)−(7−メチル−8−トリフルオロメチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾ[b]アゼピン−5−イル)アミンの調製
トリフルオロ酢酸(10mL)を、塩化メチレン(50mL)中の(S)−tert−ブチル5−[(3,5−ビストリフルオロメチルベンジル)−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)アミノ]−7−メチル−8−トリフルオロメチル−2,3,4,5−テトラヒドロベンゾ[b]アゼピン−1−カルボン酸塩(2.04g、3.13mmol)の溶液に、窒素下、0℃で添加した。混合物を室温へと温め、8時間撹拌し、混合物を飽和水性重炭酸ナトリウム溶液(200mL)に注いだ。混合物を塩化メチレン(200mL)で抽出し、混合した有機抽出物をブライン(50mL)で洗い、無水硫酸ナトリウム上で乾燥し、ろ過した。減圧下で溶剤を除去することで、無色の油(1.73g、>99%)として標記化合物を得た。この油は、更なる精製を行うことなく、次のステップに使用した。APCI MS m/z 553(M+H)+.
ステップ19 (S)−(3,5−ビストリフルオロメチルベンジル)−(1−シクロペンチルメチル−7−メチル−8−トリフルオロメチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾ[b]アゼピン−5−イル)−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)アミンの調製
シクロペンタンカルボキアルデヒド(462mg、4.71mmol)を、酢酸(1mL)及び1,2−ジクロロエタン(10mL)中の(S)−(3,5−ビストリフルオロメチルベンジル)−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)−(7−メチル−8−トリフルオロメチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾ[b]アゼピン−5−イル)アミン(520mg、0.941mmol)の溶液に、窒素下、室温で添加し、1時間撹拌した。トリアセトキシホウ化水素ナトリウム(998mg、4.71mmol)を添加し、5分間撹拌した。混合物を塩化メチレン(30mL)で希釈し、飽和水性重炭酸ナトリウム溶液(2×10mL)で洗った。混合した水性洗浄物を塩化メチレン(20mL)で抽出し、混合した有機抽出物をブライン(20mL)で洗い、シリカゲル上、酢酸エチル/ヘキサン(1:2)で溶出させるカラムクロマトグラフィーにより、残留物を精製することで、無色の油(420mg、70%)として標記化合物を得た。APCI MS m/z 635(M+H)+.
メチル2−(N−イソプロポキシカルボニル)アミノ−5−メチル−4−トリフルオロメチルベンゾエートの代替的調製
ステップ1 2−ヨード−4−メチル−5−トリフルオロメチルフェニルアミンの調製
ジクロロメタン(180mL)中のヨードモノクロライド(27.8g、171mmol)の溶液を、メタノール(180mL)及びジクロロメタン(730mL)中の4−メチル−3−トリフルオロメチルアニリン(25.0g、143mmol)及び重炭酸ナトリウム(14.4g、171mmol)の溶液に、窒素下、室温で添加した。混合物を3時間撹拌し、冷却した混合物を水性メタ重亜硫酸ナトリウム(500mL)で希釈した。有機層を回収し、水層を塩化メチレン(200mL)で抽出した。混合した有機抽出物をブライン(250mL)で洗い、無水硫酸ナトリウム上で乾燥し、ろ過した。減圧下で溶剤を除去することで、茶色の油として標記化合物を得た。この油は、更なる精製を行うことなく、次のステップに使用した。APCI MS m/z 302(M+ H)+.
ステップ2 イソプロピル(2−ヨード−4−メチル−5−トリフルオロメチルフェニル)カルバメートの調製
イソプロピルクロロホルメート溶液(99.6mL、99.6mmol、トルエン中1M)を、ジクロロメタン(350mL)中の2−ヨード−4−メチル−5−トリフルオロメチルフェニルアミン(27.26g、90.55mmol)及びピリジン(14.6mL、181.1mmol)溶液に、窒素雰囲気下、5℃で滴下し、混合物を室温に温めた。3時間撹拌し、この混合物を2NHCl(100mL)及びブライン(100mL)で洗った。無水硫酸ナトリウム上で乾燥し、ろ過し、減圧下で溶剤を除去することで、黄褐色の固体(33.59g、96%)として標記化合物を得た。この油は、更なる精製を行うことなく、次のステップに使用した。APCI MS m/z 388(M+H)+.
ステップ3 メチル2−(N−イソプロポキシカルボニル)アミノ−5−メチル−4−トリフルオロメチルベンゾエートの調製
テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(8.53g、7.4mmol)を、メタノール(75mL)及びアセトニトリル(150mL)中のイソプロピル(2−ヨード−4−メチル−5−トリフルオロメチルフェニル)カルバメート(28.59g、73.8mmol)及びトリエチルアミン(10.3mL、73.8mmol)の溶液に、撹拌されたParr高圧反応容器内、窒素下、室温で添加し、このユニットに20psiの一酸化炭素を加えた。混合物を60℃へと加熱し、混合物を18時間撹拌し、定期的に容器に20〜30psiの一酸化炭素を再度加えた。冷却した混合物にシリカゲルを添加し、減圧下で溶剤を除去した。酢酸エチル/ヘキサン(1:9)で溶出させるカラムクロマトグラフィーにより、残留物を精製することで、橙色の油(19.80g、84%)として標記化合物を得た。APCI MS m/z 320(M+H)+.
実施例4
5−[(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−(1H−テトラゾール−5−イル)−アミノ]−7−メチル−8−トリフルオロメチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−ベンゾ[b]アゼピン−1−カルボン酸エチルエステルの合成
ステップ1 5−[(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−(1H−テトラゾール−5−イル)−アミノ]−7−メチル−8−トリフルオロメチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−ベンゾ[b]アゼピン−1−カルボン酸tert−ブチルエステルの合成
実施例1、ステップ4〜6で使用した手順に類似する手順を用いて、tert−ブチル7−メチル−5−オキソ−8−トリフルオロメチル−2,3,4,5−テトラヒドロベンゾ[b]アゼピン−1−カルボン酸塩(実施例3、ステップ10)を、実施例1、ステップ4のイソプロピル7−ブロモ−5−オキソ−2,3,4,5−テトラヒドロベンゾ[b]アゼピン−1−カルボン酸塩の代わりに使用することで、標記化合物を調製した。MS(ES+):637(M−H).
ステップ2 (3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−(7−メチル−8−トリフルオロメチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾ[b]アゼピン−5−イル)−(1H−テトラゾール−5−イル)−アミンの調製
ジクロロメタン(5mL)及びトリフルオロ酢酸(5mL)を、5−[(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−(1H−テトラゾール−5−イル)−アミノ]−7−メチル−8−トリフルオロメチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−ベンゾ[b]アゼピン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル(0.18g、0.24mmol)に添加した。1〜2時間撹拌した後、反応物をカルボン酸ナトリウムで中和した。有機層を水(5mL)及びブライン(5mL)で洗った。有機物を硫酸ナトリウム上で乾燥し、ろ過した。粗物質を酢酸エチル/ヘキサン(20−60%)で溶出させるクロマトグラフすることにより、油として標記化合物(0.13g、85%)を得た。MS(ES+):539(M+H).
ステップ3 5−[(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−(1H−テトラゾール−5−イル)−アミノ]−7−メチル−8−トリフルオロメチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−ベンゾ[b]アゼピン−1−カルボン酸エチルエステルの調製
エチルクロロホルメート(0.24mmol)及びピリジン(0.24mmol)を、(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−(7−メチル−8−トリフルオロメチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾ[b]アゼピン−5−イル)−(1H−テトラゾール−5−イル)−アミン(0.045g、0.08mmol)のジクロロメタン(5mL)溶液に添加した。14時間の撹拌後、反応物を5%HCl(3mL)、水(3mL)及びブライン(3mL)で洗った。有機物を硫酸ナトリウム上で乾燥し、ろ過した。粗生成物を酢酸エチル/ヘキサン(20−60%)で溶出させるクロマトグラフすることにより、油として標記化合物(0.01g、20%)を得た。MS(ES+):611(M+H).
追加的な化合物は、エチルクロロホルメートを適切な試薬で代替することで、実施例4に記述した手順に従って、調製できた。
実施例15
(S)−5−[(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)−アミノ]−7−メチル−8−トリフルオロメチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−ベンゾ[b]アゼピン−1−カルボン酸エチルエステルの合成
エチルクロロホルメート(0.0223mL、0.233mmol)を、ジクロロメタン(1mL)中の(S)−(3,5−ビストリフルオロメチルベンジル)−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)−(7−メチル−8−トリフルオロメチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾ[b]アゼピン−5−イル)アミン(0.0430g、0.0778mmol)(実施例3、ステップ18)及びピリジン(0.0190mL、0.233mmol)の溶液に、窒素雰囲気下、室温で滴下し、2時間撹拌した。反応混合物を酢酸エチル(10mL)で希釈し、1.0N塩酸(10mL)及び水(3×10mL)で洗った。有機層を無水硫酸ナトリウム上で乾燥し、ろ過し、減圧下で溶剤を除去した。シリカゲル上、酢酸エチル/ヘキサン(0−20%)で溶出させるカラムクロマトグラフィーを用いて、残留物を精製することで、標記化合物(0.0320g、65%)を得た。MS(ES+):625(M+H).
実施例16
(S)−5−[(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)−アミノ]−7−メチル−8−トリフルオロメチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−ベンゾ[b]アゼピン−1−カルボン酸イソプロピルエステルの合成
実施例15に記述した手順に実質的に従い、エチルクロロホルメートをイソプロピルクロロフォルメートで代替することで、標記化合物を調製した。MS(ES+):639(M+H).
実施例17
(S)−5−[(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)−アミノ]−7−メチル−8−トリフルオロメチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−ベンゾ[b]アゼピン−1−カルボン酸tert−ブチルエステルの合成
実施例3、ステップ17に記述した手順に実質的に従って標記化合物を調製した。MS(ES+):675(M+Na)
実施例18
(S)−5−[(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)−アミノ]−7−メチル−8−トリフルオロメチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−ベンゾ[b]アゼピン−1−カルボン酸1−エチル−プロピルエステルの合成
ジクロロメタン中のペンタン−3−オール(0.117ml、1.08mmol)及びジ−イソプロピルエチルアミン(0.189ml、1.08mmol)の混合物に、トルエン(0.480ml、0.905mmol)中のホスゲン20%を、0℃で添加した。この混合物を0℃で10分間撹拌し、次いで、室温まで1時間かけて温めた。ジクロロメタン(1.00ml)中の(S)−(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)−(7−メチル−8−トリフルオロメチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾ[b]アゼピン−5−イル)−アミン(0.100mg、0.181mmol)の溶液、続いて、ピリジン(0.0730ml、0.905mmol)を添加した。反応を室温で終夜続けた。混合物をジクロロメタン(5.05ml)で希釈し、1N塩酸(5.00ml)及び水(3×5.00ml)で洗い、硫酸ナトリウム上で乾燥し、濃縮した。シリカゲルクロマトグラフィー(グラジエント溶出剤、ヘキサン中0−25%酢酸エチル)で精製することで、標記化合物(0.0710g、59%)を調製した。MS(ES+):667(M+H)
実施例19
(S)−5−[(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)−アミノ]−7−メチル−8−トリフルオロメチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−ベンゾ[b]アゼピン−1−カルボン酸シクロペンチルエステルの合成
実施例18に記述した手順に実質的に従い、ペンタン−3−オールをシクロブタノールで代替することで、標記化合物を調製できる。
実施例20
(S)−5−[(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)−アミノ]−7−メチル−8−トリフルオロメチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−ベンゾ[b]アゼピン−1−カルボン酸シクロペンチルエステルの合成
実施例18に記述した手順に実質的に従い、ペンタン−3−オールをシクロペンタノールで代替することで、標記化合物を調製した。MS(ES+):665(M+H).
実施例21
(S)−5−[(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)−アミノ]−7−メチル−8−トリフルオロメチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−ベンゾ[b]アゼピン−1−カルボン酸シクロペンチルエステルの合成
実施例18に記述した手順に実質的に従い、ペンタン−3−オールをシクロヘキサノールで代替することで、標記化合物を調製できる。
実施例22
(S)−5−[(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)−アミノ]−7−メチル−8−トリフルオロメチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−ベンゾ[b]アゼピン−1−カルボン酸2,2,2−トリフルオロ−1−メチル−エチルエステルの合成
実施例18に記述した手順に実質的に従い、ペンタン−3−オールを1,1,1−トリフルオロ−プロパン−2−オールで代替することで、標記化合物を調製できる。
実施例23
(S)−5−[(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)−アミノ]−7−メチル−8−トリフルオロメチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−ベンゾ[b]アゼピン−1−カルボン酸sec−ブチルエステルの合成
実施例18に記述した手順に実質的に従い、ペンタン−3−オールをブタン−2−オールで代替することで、標記化合物を調製できる。
実施例24
(S)−5−[(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)−アミノ]−7−メチル−8−トリフルオロメチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−ベンゾ[b]アゼピン−1−カルボン酸1,2−ジメチル−プロピルエステルの合成
実施例18に記述した手順に実質的に従い、ペンタン−3−オールを3−メチル−ブタン−2−オールで代替することで、標記化合物を調製できる。
実施例25
(+/−)−5−[(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)−アミノ]−7−メチル−8−トリフルオロメチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−ベンゾ[b]アゼピン−1−カルボン酸1−エチル−2−メチル−プロピルエステルの合成
実施例18に記述した手順に実質的に従い、ペンタン−3−オールを2−メチル−ペンタン−3−オールで代替することで、標記化合物を調製した。MS(ES+):681(M+H).
実施例26
(S)−5−[(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)−アミノ]−7−メチル−8−トリフルオロメチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−ベンゾ[b]アゼピン−1−カルボン酸テトラヒドロ−ピラン−4−イルエステルの合成
実施例18に記述した手順に実質的に従い、ペンタン−3−オールをテトラヒドロ−4H−ピラン−4−オールで代替することで、標記化合物を調製した。MS(ES+):681(M+H).
実施例27
(S)−2−{5−[(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−(1−シクロペンチルメチル−7−メチル−8−トリフルオロメチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾ[b]アゼピン−5−イル)−アミノ]−テトラゾール−2−イル}−エタノールの合成
ステップ1 (S)−5−{(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−[2−(2−ヒドロキシ−エチル)−2H−テトラゾール−5−イル]−アミノ}−7−メチル−8−トリフルオロメチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−ベンゾ[b]アゼピン−1−カルボン酸tert−ブチルエステルの調製
(S)−tert−ブチル5−[(3,5−ビストリフルオロメチルベンジル)−(2H−テトラゾール−5−イル)アミノ]−7−メチル−8−トリフルオロメチル−2,3,4,5−テトラヒドロベンゾ[b]アゼピン−1−カルボン酸塩(実施例3、ステップ16)(0.252g、0.395mmol)をDMF(4mL)中に溶解し、カルボン酸カリウム(0.0929g、0.672mmol)の一部を添加した。2−ブロモエタノール(0.0420mL、0.593mmol)の液滴を注入した。終夜室温で撹拌した。反応混合物を酢酸エチル(50mL)及び水(50mL)の間で分離した。更なる酢酸エチル(20mL)で水性を抽出した。有機層を混合し、硫酸ナトリウム上で乾燥し、ろ過し、溶剤を濃縮した。シリカゲル上、酢酸エチル/ヘキサン(0−20%)で溶出させるクロマトグラフを残留物に行うことで、無色の油として標記化合物(0.0700g、26%)を得た。MS(ES+):705(M+Na).
ステップ2 (S)−2−{5−[(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−(7−メチル−8−トリフルオロメチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾ[b]アゼピン−5−イル)−アミノ]−テトラゾール−2−イル}−エタノールの調製
トリフルオロ酢酸(2mL)を、塩化メチレン(2mL)中の(S)−5−{(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−[2−(2−ヒドロキシ−エチル)−2H−テトラゾール−5−イル]−アミノ}−7−メチル−8−トリフルオロメチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−ベンゾ[b]アゼピン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル(0.0650g、0.0952mmol)の溶液に、室温で添加し、1時間撹拌した。溶剤を蒸発させ、飽和水性重炭酸ナトリウム溶液(10mL)の間の残留物を分離した。混合物を塩化メチレン(10mL)で抽出した。2つの層を分離し、無水硫酸ナトリウム上で乾燥し、ろ過した。減圧下で溶剤を除去した。シリカゲル上、酢酸エチル/ヘキサン(0−100%)で溶出させるクロマトグラフを残留物に行うことで、無色の油として標記化合物(0.0340g、62%)を得た。MS(ES+):583(M+H).
ステップ3 (S)−2−{5−[(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−(1−シクロペンチルメチル−7−メチル−8−トリフルオロメチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾ[b]アゼピン−5−イル)−アミノ]−テトラゾール−2−イル}−エタノールの調製
実施例19に記述した手順に実質的に従い、(S)−(3,5−ビストリフルオロメチルベンジル)−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)−(7−メチル−8−トリフルオロメチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾ[b]アゼピン−5−イル)アミンを(S)−2−{5−[(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−(7−メチル−8−トリフルオロメチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾ[b]アゼピン−5−イル)−アミノ]−テトラゾール−2−イル}−エタノールで代替することで、標記化合物を調製した。MS(ES+):665(M+H).
実施例28〜29は、実施例3、ステップ19に記述した手順に実質的に従い、(S)−(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)−(7−メチル−8−トリフルオロメチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾ[b]アゼピン−5−イル)−アミン(実施例3、ステップ18)、及び対応するアルデヒドを開始物質として用いることで、調製できる。
実施例28
(S)−(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−(1−シクロブチルメチル−7−メチル−8−トリフルオロメチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾ[b]アゼピン−5−イル)−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)−アミンの合成
実施例29
(S)−(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−(1−シクロヘキシルメチル−7−メチル−8−トリフルオロメチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾ[b]アゼピン−5−イル)−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)−アミンの合成
実施例30
(S)−(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−(1−エチル−7−メチル−8−トリフルオロメチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾ[b]アゼピン−5−イル)−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)−アミンの合成
実施例3、ステップ19に記述した手順に実質的に従い、(S)−(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)−(7−メチル−8−トリフルオロメチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾ[b]アゼピン−5−イル)−アミン(実施例3、ステップ18)を用い、シクロペンタンカルボキアルデヒドをアセトアルデヒドで代替することで、標記化合物を調製した。MS(ES+):681(M+H).
実施例31
(4−{5−[(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)−アミノ]−7−メチル−8−トリフルオロメチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−ベンゾ[b]アゼピン−1−イルメチル}−シクロヘキシル)−酢酸の合成
ステップ1 (4−{5−[(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)−アミノ]−7−メチル−8−トリフルオロメチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−ベンゾ[b]アゼピン−1−イルメチル}−シクロヘキシル)−酢酸ベンジルエステルの調製
実施例3、ステップ19に記述した手順に実質的に従い、シクロペンタンカルボキアルデヒドを(4−ホルミル−シクロヘキシル)−酢酸ベンジルエステルで代替することで、標記化合物を調製した。MS(ES+):797(M+H).
ステップ2 (4−{5−[(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)−アミノ]−7−メチル−8−トリフルオロメチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−ベンゾ[b]アゼピン−1−イルメチル}−シクロヘキシル)−酢酸の調製
5.0NNaOH(1mL)及びメタノール(1mL)中の(4−{5−[(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)−アミノ]−7−メチル−8−トリフルオロメチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−ベンゾ[b]アゼピン−1−イルメチル}−シクロヘキシル)−酢酸ベンジルエステル(0.0340g、0.0427mmol)の混合物を、60℃で2時間加熱した。溶剤を蒸発させ、水(10mL)に再溶解した。5.0NHClを添加することで、pH=2に調節した。有機層を混合し、無水硫酸ナトリウム上で乾燥し、ろ過した。減圧下で溶剤を除去した。シリカゲル上、酢酸エチル/ヘキサン(0−50%)で溶出させるクロマトグラフを残留物に行うことで、無色の油(0.0200g、67%)として標記化合物を得た。MS(ES+):707(M+H).
実施例32
(S)−5−{5−[(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)−アミノ]−7−メチル−8−トリフルオロメチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−ベンゾ[b]アゼピン−1−イル}−3,3−ジメチル−ペンタン酸の合成
ステップ1 (S)−5−{5−[(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)−アミノ]−7−メチル−8−トリフルオロメチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−ベンゾ[b]アゼピン−1−イル}−3,3−ジメチル−ペンタン酸メチルエステルの調製
実施例3、ステップ19に記述した手順に実質的に従い、シクロペンタンカルボキアルデヒドを3,3−ジメチル−5−オキソ−ペンタン酸メチルエステル(実施例74、ステップ2)で代替することで、標記化合物を調製した。MS(ES+):695(M+H).
ステップ2 (S)−5−{5−[(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)−アミノ]−7−メチル−8−トリフルオロメチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−ベンゾ[b]アゼピン−1−イル}−3,3−ジメチル−ペンタン酸の調製
2.0NNaOH(0.350mL)及びメタノール(1mL)中の混合物(0.0400g、0.0576mmol)を、50℃で2時間加熱した。溶剤を蒸発させ、水(10mL)に再溶解した。5.0NHClを添加することで、pH=2に調節した。有機層を混合し、無水硫酸ナトリウム上で乾燥し、ろ過した。減圧下で溶剤を除去した。シリカゲル上、酢酸エチル/ヘキサン(0−50%)で溶出させるクロマトグラフを残留物に行うことで、無色の油(0.0310g、79%)として標記化合物を得た。MS(ES+):681(M+H).
実施例33
(S)−2−{5−[(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)−アミノ]−7−メチル−8−トリフルオロメチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−ベンゾ[b]アゼピン−1−イル}−エタノールの合成
ステップ1 (S)−[1−(2−ベンジルオキシ−エチル)−7−メチル−8−トリフルオロメチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾ[b]アゼピン−5−イル]−(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)−アミンの調製
実施例3、ステップ19に記述した手順に実質的に従い、シクロペンタンカルボキアルデヒドをベンジルオキシ−アセトアルデヒドで代替することで、標記化合物を調製した。MS(ES+):687(M+H).
ステップ2(S)−2−{5−[(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)−アミノ]−7−メチル−8−トリフルオロメチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−ベンゾ[b]アゼピン−1−イル}−エタノールの調製
エタノール(50mL)中の(S)−[1−(2−ベンジルオキシ−エチル)−7−メチル−8−トリフルオロメチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾ[b]アゼピン−5−イル]−(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)−アミン(0.420g、0.612mmol)及び木炭(0.210g)上の10%パラジウムを、水素バルーン下、室温で3時間撹拌した。混合物を、Celite(登録商標)を通してろ過し、減圧下で溶剤を除去することで、無色の泡(0.350g、97%)として標記化合物を得た。MS(ES+):597(M+H).
実施例34
(S)−5−[(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)−アミノ]−7−エチル−8−トリフルオロメチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−ベンゾ[b]アゼピン−1−カルボン酸tert−ブチルエステルの合成
ステップ1 2−アミノ−4−トリフルオロメチル−5−ビニル−安息香酸メチルエステルの調製
テトラキスパラジウム(トリフェニルホスフィン)(0)(5.00g、4.33mmol)を、トルエン(500mL)中の2−アミノ−5−ヨード−4−トリフルオロメチル−安息香酸メチルエステル(実施例3、ステップ3)(17.25g、49.99mmol)及びトリブチル(ビニル)スズ(16.10mL、55.14mmol)の混合物に添加し、還流しながら14時間加熱した。反応物を室温へと冷却し、混合物を酢酸エチル(1L)で希釈した。混合物を、飽和水性フッ化カリウム溶液(3x300mL)、次いで水(300mL)、続いてブライン(500mL)で洗った。シリカゲル上、酢酸エチル/ヘキサン(0〜15%)で溶出させるカラムクロマトグラフィーにより、残留物を精製することで、黄白色の固体(8.73g、71%)として標記化合物を得た。TLC Rf 0.52(3:1ヘキサン/酢酸エチル);
1HNMR(CDCl
3、300MHz)(3.89(s、3H)、5.21−5.30(m、1H)、5.60−5.71(m、1H)、5.98(bs、2H)、6.83−7.02(m、2H)、8.19(s、1H).
ステップ2 2−イソプロポキシカルボニルアミノ−4−トリフルオロメチル−5−ビニル−安息香酸メチルエステルの調製
トルエン(183.0mL、183.0mmol)中のイソプロピルクロロホルメート1.0M溶液を、0℃に冷却した、塩化メチレン(500mL)中の2−アミノ−4−トリフルオロメチル−5−ビニル−安息香酸及びピリジン(35.0mL、429.20mmol)の溶液に添加した。混合物を0℃で2時間、次いで窒素雰囲気下、室温で16時間撹拌した。混合物を、飽和水性重炭酸ナトリウム溶液(2×200mL)、続いて水性2NHCl溶液(2×200mL)で洗った。混合した有機抽出物をブライン(20mL)で洗い、無水硫酸ナトリウム上で乾燥した。減圧下で溶剤を除去し、シリカゲル上、酢酸エチル/ヘキサン(0〜15%)で溶出させるカラムクロマトグラフィーにより、オフホワイト色の固体(40.50g、87%)として標記化合物を得た。TLCRf0.62(3:1ヘキサン/酢酸エチル);
1HNMR(CDCl
3、300MHz)(1.32−1.33(m、6H)、3.89(s、3H)、5.21−5.27(m、1H)、5.41−5.44(m、1H)、5.63−5.70(m、1H)、7.03−7.11(m、1H)、8.23(s、1H)、8.89(s、1H)、10.32(bs、1H).
ステップ3 5−エチル−2−イソプロポキシカルボニルアミノ−4−トリフルオロメチル−安息香酸メチルエステルの調製
炭素(4.06g、12.22mmol)上の10%パラジウムを、Parrボトル内のメタノール(350mL)中の2−イソプロポキシカルボニルアミノ−4−トリフルオロメチル−5−ビニル−安息香酸メチルエステル(40.48g、122.19mmol)の溶液に添加した。混合物を、Parr振盪機上で2時間振盪しながら、圧力30psiの水素雰囲気下、室温にさらした。混合物をCelite(登録商標)パッドを通してろ過し、減圧下で溶剤を除去することで、白色の固体(39.07g、96%)として標記化合物を得た。TLC Rf 0.62(3:1ヘキサン/酢酸エチル);
1HNMR(CDCl
3、300MHz)(1.13−1.42(m、9H)、2.71−2.80(m、2H)、3.89(s、3H)、5.21−5.27(m、1H)、7.98(s、1H)、8.81(s、1H)、10.23(bs、1H).
ステップ4 5−エチル−2−[イソプロポキシカルボニル−(3−メトキシカルボニル−プロピル)−アミノ]−4−トリフルオロメチル−安息香酸メチルエステルの調製
4−ブロモ−酪酸メチルエステル(74.30g、410.46mmol)を、N,N−ジメチルホルムアミド(800mL)中の5−エチル−2−イソプロポキシカルボニルアミノ−4−トリフルオロメチル−安息香酸メチルエステル(39.05g、117.16mmol)及びカルボン酸セシウム(114.65g、351.88mmol)の混合物に添加した。この混合物を90℃で4時間加熱し、次いで室温へと冷却した。混合物をCelite(登録商標)パッドを通してろ過し、次いで、水(2L)及び酢酸エチル(2L)で混合物を希釈した。有機層を水(500mL)及びブライン(500mL)で洗った。有機層を無水硫酸ナトリウム上で乾燥し、ろ過した。減圧下で溶剤を除去し、シリカゲル上、酢酸エチル/ヘキサン(0〜15%)で溶出させるカラムクロマトグラフィーにより、白色の固体(39.75g、78%)として標記化合物を得た。TLC Rf 0.42(3:1ヘキサン/酢酸エチル);
1HNMR(CDCl
3、300MHz)(1.0−1.10(m、3H)、1.22−1.32(m、6H)、1.78−1.89(m、2H)、2.37−2.40(m、2H)、2.82−2.89(m、2H)、3.41−3.80(m、5H)、3.89(s、3H)、4.78−5.02(m、1H)、7.43(s、1H)、7.91(s、1H).
ステップ5 7−エチル−5−オキソ−8−トリフルオロメチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−ベンゾ[b]アゼピン−1,4−ジカルボン酸1−イソプロピルエステル4−メチルエステルの調製
0℃に冷却したトルエン中の5−エチル−2−[イソプロポキシカルボニル−(3−メトキシカルボニル−プロピル)−アミノ]−4−トリフルオロメチル−安息香酸メチルエステル(39.72g、91.64mmol)の溶液に、カリウムtert−ブトキシド(24.68g、219.92mmol)を添加した。混合物を、窒素雰囲気下、室温で30分間撹拌した。混合物を2NHCl(150mL)で急冷し、酢酸エチル(1.5L)で希釈した。水(2×400mL)及びブライン(500mL)で洗った。有機層を無水硫酸ナトリウム上で乾燥し、Celite(登録商標)パッドでろ過することで、黄色の粘性油(31.25g、85%として標記化合物を得た。TLCRf0.63(3:1ヘキサン/酢酸エチル);
1HNMR(CDCl
3、300MHz)(1.0−1.40(m、9H)、2.31−2.55(m、2H)、2.88−2.94(m、1H)、3.75(s、3H)、3.89(s、3H)、4.89−4.93(m、1H)、5.11−5.12(m、1H)、7.43(s、1H)、7.91(s、1H).
ステップ6 7−エチル−8−トリフルオロメチル−1,2,3,4−テトラヒドロ−ベンゾ[b]アゼピン−5−オンの調製
ジメチルスルホキシド(500mL)中の7−エチル−5−オキソ−8−トリフルオロメチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−ベンゾ[b]アゼピン−1,4−ジカルボン酸1−イソプロピルエステル4−メチルエステル(23.55g、58.61mmol)、塩化ナトリウム(52.50g)、及び水(10.0mL)の混合物を、還流しながら46時間加熱した。この混合物を室温へ冷却し、水(200mL)及び酢酸エチル(200mL)で希釈した。有機層を水(350mL)で洗った。有機層を無水硫酸ナトリウム上で乾燥し、ろ過した。減圧下で溶剤を除去し、シリカゲル上、酢酸エチル/ヘキサン(0〜15%)で溶出させるカラムクロマトグラフィーにより、黄色の固体(9.17g、61%)として標記化合物を得た。TLC Rf 0.32(3:1ヘキサン/酢酸エチル);
1HNMR(CDCl
3、300MHz)(1.10−1.23(m、3H)、2.13−2.21(m、2H)、2.63−2.71(m、2H)、2.83−2.92(m,2H)、3.22−3.31(m、2H)、4.74(bs、1H)、7.03(s、1H)、7.68(s、1H).
ステップ7 7−エチル−5−オキソ−8−トリフルオロメチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−ベンゾ[b]アゼピン−1−カルボン酸tert−ブチルエステルの調製
ジ−tert−ブチル重炭酸塩(21.12g、mmol)を、テトラヒドロフラン(300mL)中のエチル−8−トリフルオロメチル−1,2,3,4−テトラヒドロ−ベンゾ[b]アゼピン−5−オン(8.30g、32.26mmol)、ジ−イソプロピルエチルアミン(20.0mL、114.18mmol)、及びジメチルアミノピリジン(0.395g)の混合物に、室温で添加した。この混合物を、窒素雰囲気下16時間撹拌した。混合物を水性飽和重炭酸ナトリウム溶液(100mL)及び酢酸エチル(1L)で希釈した。有機層をブライン(500mL)で洗い、無水硫酸ナトリウム上で乾燥し、ろ過した。減圧下で溶剤を除去し、シリカゲル上、酢酸エチル/ヘキサン(0〜15%)で溶出させるカラムクロマトグラフィーにより、白色のゴム(8.66g、75%)として標記化合物を得た。TLC Rf 0.69(3:1ヘキサン/酢酸エチル);
1HNMR(CDCl
3、300MHz)(1.19−1.25(m、3H)、1.45(s、11H)、2.19−2.22(m、2H)、2.74−2.83(m、2H)、3.43−3.55(m、2H)、7.62−7.65(bs、1H)、7.80(s、1H).
ステップ8(R)−7−エチル−5−ヒドロキシ−8−トリフルオロメチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−ベンゾ[b]アゼピン−1−カルボン酸tert−ブチルエステルの調製
ボランジメチル硫化物錯体溶液(16.0mL、16.0mmol、テトラヒドロフラン中1M)を、ジクロロメタン(100mL)中の(S)−2−メチル−CBS−オキソアザボロリジン(7.50mL、7.50mmol、トルエン中1M)の溶液に、窒素下、−30℃で滴下した。混合物を30分間撹拌し、ジクロロメタン(50mL)中のtert−ブチル7−エチル−5−オキソ−8−トリフルオロメチル−2,3,4,5−テトラヒドロベンゾ[b]アゼピン−1−カルボン酸塩(8.60g、24.0mmol)の溶液を滴下し、混合物を6時間にわたりゆっくり0℃へと温めた。混合物を−20℃のメタノール(200mL)に注ぎ、撹拌しながら混合物を室温へと1時間にわたってゆっくり温めた。溶剤を減圧下で除去し、シリカゲル上、酢酸エチル/ヘキサン(0〜15%)で溶出させるカラムクロマトグラフィーにより、残留物を精製することで、無色の油(7.62g、88%)として標記化合物を得た。TLC Rf 0.49(3:1ヘキサン/酢酸エチル);
1HNMR(CDCl
3、300MHz)(1.21−2.30(m、19H)、2.83−2.89(m、2H)、4.78−4.80(m、1H)、7.31−7.45(m、2H);キラルHPLC(ODColumn)91.6%ee;APCI MS m/z 360(M+H)+.
ステップ9 (S)−5−アジド−7−エチル−8−トリフルオロメチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−ベンゾ[b]アゼピン−1−カルボン酸tert−ブチルエステルの調製
トルエン(200mL)中の(R)−7−エチル−5−ヒドロキシ−8−トリフルオロメチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−ベンゾ[b]アゼピン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル(7.59g、21.12mmol)、ジフェニルホスホリルアジド(DPPA、5.50mL、25.64mmol)及びDBU(3.95mL、26.41mmol)の混合物を、窒素下、65℃で12時間加熱した。冷却した混合物にシリカゲルを添加し、減圧下で溶剤を除去した。酢酸エチル/ヘキサン(1:2)で溶出させるカラムクロマトグラフィーにより、残留物を精製することで、無色の油(5.79g、71%)として標記化合物を得た。
1HNMR(CDCl
3、300MHz)(1.21−2.30(m、18H)、2.83−2.89(m、2H)、4.78−4.80(m、1H)、7.31−7.45(m、2H);APCI MS m/z 356(M−N2)−.
ステップ10 (S)−5−アミノ−7−エチル−8−トリフルオロメチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−ベンゾ[b]アゼピン−1−カルボン酸tert−ブチルエステルの調製
エタノール(200mL)中の(S)−5−アミノ−7−エチル−8−トリフルオロメチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−ベンゾ[b]アゼピン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル(5.75g、14.96mmol)及び木炭(0.630g、湿50%)上の5%パラジウムの混合物を、Parrボトル内、水素25psi下、室温で2時間振盪した。混合物をCelite(登録商標)パッドを通してろ過し、減圧下で溶剤を除去することで、無色の油(4.93g、>99%)として標記化合物を得た。この油は、更なる精製を行うことなく、次のステップに使用した。
1HNMR(CDCl
3、300MHz)(1.21−2.30(m、19H)、2.83−2.89(m、3H)、4.78−4.80(m、1H)、7.31−7.45(m、2H); APCI MS m/z 359(M+H)+.
ステップ11 (S)−5−(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジルアミノ)−7−エチル−8−トリフルオロメチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−ベンゾ[b]アゼピン−1−カルボン酸tert−ブチルエステルの調製
3,5−ビストリフルオロメチルベンズアルデヒド(4.30g、24.22mmol)を、ジクロロメタン(100mL)及び氷酢酸(6mL)中の(S)−5−アミノ−7−エチル−8−トリフルオロメチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−ベンゾ[b]アゼピン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル(4.91g、13.70mmol)の溶液に、窒素下、室温で添加し、2時間撹拌した。トリアセトキシホウ化水素ナトリウム(6.01g、28.35mmol)を添加し、その混合物を2時間撹拌した。減圧下で溶剤を除去し、残留物をジクロロメタン(50mL)及び水(50mL)で希釈した。有機層を回収し、水層をジクロロメタン(3×30mL)で抽出した。混合した有機抽出物を、水(20mL)及びブライン(20mL)で洗い、無水硫酸ナトリウム上で乾燥した。ろ過し、減圧下で溶剤を除去することで、琥珀色の油(6.58g、75%)として標記化合物を得た。この油は、精製することなく、次のステップに使用した。
1HNMR(CDCl
3、300MHz)(1.21−2.30(m、19H)、2.83−2.89(m、2H)、4.78−4.80(m、3H)、6.89−7.60(m、3H)、7.70−7.91(m、2H);APCI MS m/z 585(M+H)+.
ステップ12 (S)−5−[(3,5−ビストリフルオロメチルベンジル)シアノアミノ]−7−エチル−8−トリフルオロメチル−2,3,4,5−テトラヒドロベンゾ[b]アゼピン−1−カルボン酸tert−ブチルエステルの調製
シアンブロマイド(0.352g、3.33mmol)を、テトラヒドロフラン(3mL)中の(S)−5−(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジルアミノ)−7−エチル−8−トリフルオロメチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−ベンゾ[b]アゼピン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル(0.647g、1.11mmol)及びジイソプロピルエチルアミン(0.679mL、3.89mmol)の溶液に、窒素下、室温で添加し、その混合物を65〜70℃で16時間加熱し、続いて、90℃で16時間加熱した。冷却した混合物をジクロロメタン(40mL)及びブライン(40mL)の間で分離し、層を分離した。水性を更なるジクロロメタン(40mL)で抽出した。有機層を混合し、無水硫酸ナトリウム上で乾燥し、ろ過し、減圧下で濃縮した。シリカゲル上、酢酸エチル/ヘキサン(0〜20%)で溶出させるカラムクロマトグラフィーにより、残留物を精製することで、標記化合物(0.517g、76%)を得た。MS(ES+):627(M+NH4)、632(M+Na).
ステップ13 (S)−5−[(3,5−ビストリフルオロメチルベンジル)−(2H−テトラゾール−5−イル)アミノ]−7−エチル−8−トリフルオロメチル−2,3,4,5−テトラヒドロベンゾ[b]アゼピン−1−カルボン酸tert−ブチルエステルの調製
無水トルエン(20mL)中の(S)−5−[(3,5−ビストリフルオロメチルベンジル)シアノアミノ]−7−エチル−8−トリフルオロメチル−2,3,4,5−テトラヒドロベンゾ[b]アゼピン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル(0.510g、0.837mmol)、アジドトリブチルスズ(0.344mL、1.26mmol)の混合物を、窒素下、100℃で16時間加熱した。冷却した混合物を酢酸エチル(50mL)で希釈し、水性NaF(50mL)及びブライン(50mL)で洗った。無水硫酸ナトリウム上で乾燥した。ろ過し、減圧下で溶剤を除去した。シリカゲル上、酢酸エチル/ヘキサン(0〜60%)で溶出させるカラムクロマトグラフィーにより、残留物を精製することで、標記化合物(0.432g、79%)を得た。MS(ES+):653(M+H).
ステップ14 (S)−5−[(3,5−ビストリフルオロメチルベンジル)−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)アミノ]−7−エチル−8−トリフルオロメチル−2,3,4,5−テトラヒドロベンゾ[b]アゼピン−1−カルボン酸tert−ブチルエステルの調製
ジエチルアゾジカルボキシレート(0.0.240mL、1.32mmol)を、ジクロロメタン(6mL)中の(S)−5−[(3,5−ビストリフルオロメチルベンジル)シアノアミノ]−7−エチル−8−トリフルオロメチル−2,3,4,5−テトラヒドロベンゾ[b]アゼピン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル(0.430g、0.659mmol)、トリフェニルホスフィン(0.262g、0.989mmol)の溶液に、窒素下、室温で添加した。2時間撹拌した。溶剤をロータベーパ上で蒸発させた。シリカゲル上、酢酸エチル/ヘキサン(0〜30%)で溶出させるカラムクロマトグラフィーにより、残留物を精製することで、標記化合物(0.386g、88%)を得た。MS(ES+):689(M+Na).
実施例35
(S)−5−[(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)−アミノ]−7−エチル−8−トリフルオロメチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−ベンゾ[b]アゼピン−1−カルボン酸イソプロピルエステルの合成
ステップ1 (S)−(3,5−ビストリフルオロメチルベンジル)−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)−(7−エチル−8−トリフルオロメチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾ[b]アゼピン−5−イル)アミンの調製
トリフルオロ酢酸(1mL)を、ジクロロメタン(1mL)中の(S)−5−[(3,5−ビストリフルオロメチルベンジル)−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)アミノ]−7−エチル−8−トリフルオロメチル−2,3,4,5−テトラヒドロベンゾ[b]アゼピン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル(2.04g、3.13mmol)の溶液に添加した。室温で30分間撹拌した。有機層を無水硫酸ナトリウム上で乾燥し、ろ過した。減圧下で溶剤を除去した。シリカゲル上、酢酸エチル/ヘキサン(0〜30%)で溶出させるカラムクロマトグラフィーにより、残留物を精製することで、標記化合物(0.318g、98%)を得た。MS(ES+):567(M+H).
ステップ2(S)−5−[(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)−アミノ]−7−エチル−8−トリフルオロメチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−ベンゾ[b]アゼピン−1−カルボン酸イソプロピルエステルの調製
実施例15で使用した手順に類似する手順を用い、(S)−(3,5−ビストリフルオロメチルベンジル)−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)−(7−メチル−8−トリフルオロメチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾ[b]アゼピン−5−イル)アミンを(S)−(3,5−ビストリフルオロメチルベンジル)−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)−(7−エチル−8−トリフルオロメチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾ[b]アゼピン−5−イル)アミンで代替し、エチルクロロホルメートをイソプロピルクロロホルメートで代替することで、標記化合物を調製できる。
以下の実施例36〜43は、実施例18〜25で実質的に記述した手順と同様の手順を用い、(S)−(3,5−ビストリフルオロメチルベンジル)−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)−(7−メチル−8−トリフルオロメチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾ[b]アゼピン−5−イル)アミン(実施例3、ステップ18)を(S)−(3,5−ビストリフルオロメチルベンジル)−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)−(7−エチル−8−トリフルオロメチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾ[b]アゼピン−5−イル)アミン(実施例35、ステップ1)で代替することで、調製できる。
実施例36
(S)−5−[(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)−アミノ]−7−エチル−8−トリフルオロメチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−ベンゾ[b]アゼピン−1−カルボン酸1−エチル−プロピルエステルの合成
実施例37
(S)−5−[(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)−アミノ]−7−エチル−8−トリフルオロメチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−ベンゾ[b]アゼピン−1−カルボン酸シクロペンチル エステルの合成
実施例38
(S)−5−[(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)−アミノ]−7−エチル−8−トリフルオロメチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−ベンゾ[b]アゼピン−1−カルボン酸シクロペンチルエステルの合成
実施例39
(S)−5−[(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)−アミノ]−7−エチル−8−トリフルオロメチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−ベンゾ[b]アゼピン−1−カルボン酸シクロペンチルエステルの合成
実施例40
(S)−5−[(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)−アミノ]−7−エチル−8−トリフルオロメチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−ベンゾ[b]アゼピン−1−カルボン酸2,2,2−トリフルオロ−1−メチル−エチルエステルの合成
実施例41
(S)−5−[(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)−アミノ]−7−エチル−8−トリフルオロメチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−ベンゾ[b]アゼピン−1−カルボン酸sec−ブチルエステルの合成
実施例42
(S)−5−[(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)−アミノ]−7−エチル−8−トリフルオロメチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−ベンゾ[b]アゼピン−1−カルボン酸1,2−ジメチル−プロピルエステルの合成
実施例43
(S)−5−[(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)−アミノ]−7−エチル−8−トリフルオロメチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−ベンゾ[b]アゼピン−1−カルボン酸1−エチル−2−メチル−プロピルエステルの合成
実施例44
(+/−)−9−[(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−(2H−テトラゾール−5−イル)−アミノ]−2,2−ジフルオロ−6,7,8,9−テトラヒドロ−1,3−ジオキサ−5−アザ−シクロヘプタ[f]インデン−5−カルボン酸イソプロピルエステルの合成
ステップ1 2,2−ジフルオロ−9−オキソ−6,7,8,9−テトラヒドロ−1,3−ジオキサ−5−アザ−シクロヘプタ[f]インデン−5−カルボン酸イソプロピルエステルの調製
実施例3、ステップ1〜3(メチル−2−(N−イソプロポキシカルボニル)アミノ−5−メチル−4−トリフルオロメチル安息香酸の代替的調製)で使用した手順に類似する手順を用い、2,2−ジフルオロ−ベンゾ[1,3]ジオキソール−5−イルアミンで開始し、次いで実施例3、ステップ6〜8に進むことで、標記化合物を調製できる。
ステップ2 (+/−)−9−[(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−(2H−テトラゾール−5−イル)−アミノ]−2,2−ジフルオロ−6,7,8,9−テトラヒドロ−1,3−ジオキサ−5−アザ−シクロヘプタ[f]インデン−5−カルボン酸イソプロピルエステルの調製
実施例1、ステップ4〜6で使用した手順に類似する手順を用い、2,2−ジフルオロ−9−オキソ−6,7,8,9−テトラヒドロ−1,3−ジオキサ−5−アザ−シクロヘプタ[f]インデン−5−カルボン酸イソプロピルエステルで開始することで、標記化合物を調製できる。
実施例45
(+/−)−9−[(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)−アミノ]−2,2−ジフルオロ−6,7,8,9−テトラヒドロ−1,3−ジオキサ−5−アザ−シクロヘプタ[f]インデン−5−カルボン酸イソプロピルエステルの合成
実施例1、ステップ7で使用した手順に類似する手順を用い、9−[(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−(2H−テトラゾール−5−イル)−アミノ]−2,2−ジフルオロ−6,7,8,9−テトラヒドロ−1,3−ジオキサ−5−アザ−シクロヘプタ[f]インデン−5−カルボン酸イソプロピルエステルで開始することで、標記化合物を調製できる。
実施例46
(+/−)−イソプロピル5−[(3,5−ビストリフルオロメチル−ベンジル)−(1H−テトラゾール−5−イル)−アミノ]−8−クロロ−2,3,4,5−テトラヒドロベンゾ[b]アゼピン−1−カルボン酸塩の合成
ステップ1 (+/−)イソプロピル5−(3,5−ビストリフルオロメチル−ベンジルアミノ)−8−クロロ−2,3,4,5−テトラヒドロベンゾ[b]アゼピン−1−カルボン酸塩の調製
実施例1、ステップ1〜4で使用した手順に類似する手順を用い、実施例1、ステップ1において、メチル2−アミノ−5−ブロモ安息香酸をメチル−2−アミノ−4−クロロ安息香酸で代替することで、標記化合物を調製した。
ステップ2 (+/−)−イソプロピル5−[(3,5−ビストリフルオロメチル−ベンジル)−シアノ−アミノ]−8−クロロ−2,3,4,5−テトラヒドロベンゾ[b]アゼピン−1−カルボン酸塩の調製
エーテル(2.6mL)中のシアンブロマイド(68mg、0.63mmol)の溶液を、エーテル(2.6mL)中のイソプロピル5−(3,5−ビストリフルオロメチル−ベンジルアミノ)−8−クロロ−2,3,4,5−テトラヒドロベンゾ[b]アゼピン−1−カルボン酸塩(512mg、1.0mmol)の溶液に添加した。混合物を室温で終夜撹拌した。得られる個体を濾別し、エーテルで洗った。ろ過物を水で洗い、無水硫酸ナトリウム上で乾燥し、ろ過し、減圧下で溶剤を除去した。シリカゲル上、ヘキサン/酢酸エチルで溶出するフラッシュクロマトグラフィーにより、残留物を精製することで、標記化合物(204mg、38%)を得た。MS(ES+):534(M+H).
ステップ3 (+/−)−イソプロピル5−[(3,5−ビストリフルオロメチル−ベンジル)−(1H−テトラゾール−5−イル)−アミノ]−8−クロロ−2,3,4,5−テトラヒドロベンゾ[b]アゼピン−1−カルボン酸塩の調製
アジドトリブチルスズ(0.19mL、0.68mmol)を、トルエン(3.6mL)中の(+/−)−イソプロピル5−[(3,5−ビストリフルオロメチル−ベンジル)−シアノ−アミノ]−8−クロロ−2,3,4,5−テトラヒドロベンゾ[b]アゼピン−1−カルボン酸塩(180mg、0.34mmol)の溶液に添加した。混合物を80℃で終夜撹拌した。混合物を室温へと冷却し、酢酸エチル及び1NHCl(8.2mL)を添加し、ろ過し、減圧下で溶剤を除去した。ジクロロメタン/メタノールで溶出させるフラッシュクロマトグラフィー、続いて逆相精製により、残留物を精製することで、標記化合物198mg(量)を得た。MS(ES−):575(M−H).
実施例47
(+/−)−イソプロピル5−[(3,5−ビストリフルオロメチル−ベンジル)−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)−アミノ]−8−クロロ−2,3,4,5−テトラヒドロベンゾ[b]アゼピン−1−カルボン酸塩の合成
カルボン酸ナトリウム(36mg、0.34mmol)及びヨウ化メチル(0.021mL、0.34mmol)を、ジメチルホルムアミド/アセトン(1:1)(1mL)中の(+/−)−イソプロピル5−[(3,5−ビストリフルオロメチル−ベンジル)−(1H−テトラゾール−5−イル)−アミノ]−8−クロロ−2,3,4,5−テトラヒドロベンゾ[b]アゼピン−1−カルボン酸塩(98mg、0.17mmol)の溶液に添加した。反応混合物を室温で終夜撹拌した。次に、水及びジクロロメタンを添加した。層を分離し、有機層をブラインで洗った。有機層を無水硫酸ナトリウム上で乾燥し、ろ過し、減圧下で溶剤を除去した。ヘキサン/酢酸エチルで溶出させるフラッシュクロマトグラフィーにより、残留物を精製することで、標記化合物(70mg、70%)を得た。MS(ES+):591(M+H).
実施例48
(+/−)イソプロピル−6−[(3,5−ビストリフルオロメチル−ベンジル)−(1H−テトラゾール−5−イル)−アミノ]−2,3,6,7,8,9−ヘキサヒドロ−1H−10−アザ−シクロヘプタ[e]インデン−10−カルボン酸塩の合成
ステップ1 2−ヒドロキシイミノ−N−インダン−4−イル−アセトアミドの調製
水(92mL)中の抱水クロラール(5.46g、33mmol)及び無水硫酸ナトリウム(25.6g、180mmol)の溶液に、水(30.8mL)中のヒドロキシルアミン硫酸塩(25.6g、156mmol)、4−アミノインダン(4g、30mmol)、濃塩酸(3.1mL)の混合物を添加した。その混合物を45℃まで90分間、52℃まで45分間、75℃まで60分間加熱した。混合物を室温まで冷却し、固体をろ過した。固体を水及びヘキサンで洗った。固体を減圧乾燥することで、標記化合物(5.54g、90%)を得た。MS(ES−):203(M−H).
ステップ2 1,6,7,8−テトラヒドロ−1−アザ−アス−インダセン−2,3−ジオン
2−ヒドロキシイミノ−N−インダン−4−イル−アセトアミド(5.54g、27.1mmol)の少量を、メタンスルホン酸(21mL)に80℃で添加した。その混合物をこの温度で25分間撹拌した。室温に冷却し、氷水へと注ぎ、沈殿物をろ過した。溶液を温かい1NNaOH中に溶解し、酢酸で中和した。得られる個体をろ過し、ろ過物を濃塩酸で酸性化した。沈殿物をろ過し、水で洗った。固体を乾燥することで、標記化合物(3.80g、72%)を得た。MS(ES−):186(M−H).
ステップ3 4−アミノ−インダン−5−カルボン酸メチルエステルの調製
水(44mL)中の30%水性過酸化水素溶液(5mL)を、水(97mL)中の1,6,7,8−テトラヒドロ−1−アザ−アス−インダセン−2,3−ジオン(3.80mg、20.3mmol)及びNaOH(5.03g、126mmol)に、30分間にわたり添加し、その混合物を室温で1時間撹拌した。1N塩酸で酸味をつけ、固体をろ過し、水で洗い、乾燥することで、4−アミノ−インダン−5−カルボン酸(3.13g、87%)を得た。4−アミノ−インダン−5−カルボン酸(3.07g、17.3mmol)を酢酸エチル(87mL)及びエタノール(87mL)中に溶解し、(トリメチルシリル)ジアゾメタン(17.3mL、34.6mmol、ヘキサン中2M)を室温で添加し、溶液を1時間撹拌した。減圧下で溶剤を除去した。ヘキサン/酢酸エチルで溶出させるフラッシュクロマトグラフィーにより、残留物を精製することで、標記化合物(2.50g、76%)を得た。
1HNMR(MeOD、300MHz)(2.12(quintuplet、J=7.6Hz、2H)、2.75(t、J=7.5Hz、2H)、2.89(t、J=7.5Hz、2H)、3.83(s、3H)、6.53(d、J=8.1Hz、1H)、7.66(d、J=8.1Hz、1H).MS(ES+):192(M+H).
ステップ4 4−イソプロポキシカルボニルアミノ−インダン−5−カルボン酸メチルエステルの調製
イソプロピルクロロホルメート(2.22mL、2.22mmol、トルエン中1.0M)を、ジクロロメタン(4.4mL)中の4−アミノ−インダン−5−カルボン酸メチルエステル(425mg、2.22mmol)及びピリジン(0.44mL、5.5mmol)の溶液に、窒素雰囲気下、0℃で滴下し、室温で24時間撹拌した。1MHClを添加し、層を分離した。水層をジクロロメタンで抽出した。有機層を、無水硫酸ナトリウム上で乾燥し、ろ過した。減圧下で溶剤を除去することで、標記化合物(576mg、93%)を得た。
1HNMR(MeOD)δ1.37(d、J=6.5Hz、6H)、2.16(quintuplet、J=7.7Hz、2H)、2.97(t、J=7.3Hz、2H)、3.05(t、J=7.3Hz、2H)、3.94(s、3H)、4.97(m、1H)、7.22(d、J=8.1Hz、1H)、7.80(d、J=8.1Hz、1H).MS(ES+):278(M+H).
ステップ5 4−[(3−エトキシカルボニル−プロピル)−イソプロポキシカルボニル−アミノ]−インダン−5−カルボン酸メチルエステルの調製
ジメチルホルムアミド(8.2mL)中の4−イソプロポキシカルボニルアミノ−インダン−5−カルボン酸メチルエステル(570mg、2.1mmol)の溶液を、ジメチルホルムアミド(8.2mL)中の水素化ナトリウム、60%分散無機油(82mg、2.1mmol)に、窒素雰囲気下、0℃で添加し、1時間かけて室温とした。エチル4−ブロモブチラート(0.44mL、3.09mmol)を添加し、室温で14時間撹拌し、次に65℃で2時間加熱した。混合物を室温へと冷却し、酢酸エチルで希釈し、1MHCl、水、及びブラインで洗った。有機層を無水硫酸ナトリウム上で乾燥し、ろ過し、減圧下で溶剤を除去した。ヘキサン/酢酸エチルで溶出させるフラッシュクロマトグラフィーにより、残留物を精製することで、標記化合物(651mg、81%)を得た。
1HNMR(MeOD、300MHz)(1.03−1.34(m、9H)、1.85(m、2H)、2.10(m、2H)、2.30(m、2H)、2.82−3.01(m、4H)、3.32(m、1H)、3.68(m、1H)、3.86(s、3H)、4.08(m、2H)、4.91(m、1H)、7.19(d、J=7.7Hz、1H)、7.77(d、J=7.7Hz、1H).MS(ES+):392(M+H).
ステップ6 6−オキソ−2,3,6,7,8,9−ヘキサヒドロ−1H−10−アザ−シクロヘプタ[e]インデン−10−カルボン酸イソプロピルエステルの調製
テトラヒドロフラン(20.4mL)中の4−[(3−エトキシカルボニル−プロピル)−イソプロポキシカルボニル−アミノ]−インダン−5−カルボン酸メチルエステル(510mg、1.30mmol)の溶液を、テトラヒドロフラン(18mL)中のカリウムtert−ブトキシド(2.60mL、2.60mmol、テトラヒドロフラン中の1M)に、窒素雰囲気下、室温で添加した。30分後、混合物を氷/水に注いだ。水層をpHが中性となるまで1MHClで処理し、ジクロロメタンで抽出した。有機層を無水硫酸ナトリウム上で乾燥し、ろ過し、減圧下で溶剤を除去した。ヘキサン/酢酸エチルで溶出させるフラッシュクロマトグラフィーにより、残留物を精製することで、標記化合物(302mg、2ステップにわたり81%)を得た。MS(ES+):288(M+H).
ステップ7 (+/−)イソプロピル−6−[(3,5−ビストリフルオロメチル−ベンジル)−(1H−テトラゾール−5−イル)−アミノ]−2,3,6,7,8,9−ヘキサヒドロ−1H−10−アザ−シクロヘプタ[e]インデン−10−カルボン酸塩の調製
3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジルアミン(349mg、1.15mmol)、続いてチタニウムイソプロポキシド(414mg、1.46mmol)を、6−オキソ−2,3,6,7,8,9−ヘキサヒドロ−1H−10−アザ−シクロヘプタ[e]インデン−10−カルボン酸イソプロピルエステル(300mg、1.04mmol)に、窒素雰囲気下、室温で添加し、その溶液を14時間撹拌した。メタノール(4.3mL)及びホウ化水素ナトリウム(59mg、1.56mmol)を用い、混合物を窒素下、室温で45分間撹拌した。0.1MNaOHを添加し、30分間撹拌した。残留物をCelite(登録商標)パッドを通してろ過し、酢酸エチルで洗った。有機層を分離し、水性を酢酸エチルで抽出した。有機層をブラインで洗い、無水硫酸ナトリウム上で乾燥した。ろ過し、減圧下で溶剤を除去した。ヘキサン/酢酸エチルで溶出させるフラッシュクロマトグラフィーにより、残留物を精製することで、(+/−)イソプロピル−6−(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジルアミノ)−2,3,6,7,8,9−ヘキサヒドロ−1H−10−アザ−シクロヘプタ[e]インデン−10−カルボン酸塩(443mg、83%)を得た。
(+/−)−イソプロピル5−[(3,5−ビストリフルオロメチル−ベンジル)−(1H−テトラゾール−5−イル)−アミノ]−8−クロロ−2,3,4,5−テトラヒドロベンゾ[b]アゼピン−1−カルボン酸塩(実施例46,ステップ2からステップ3まで)の調製の手順と類似する手順を用い、(+/−)−イソプロピル5−(3,5−ビストリフルオロメチル−ベンジルアミノ)−8−クロロ−2,3,4,5−テトラヒドロベンゾ[b]アゼピン−1−カルボン酸塩を実施例46ステップ2の(+/−)−イソプロピル6−(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジルアミノ]−2,3,6,7,8,9−ヘキサヒドロ−1H−10−アザ−シクロヘプタ[e]インデン−10−カルボン酸塩(上で調製)で代替することで、標記化合物を調製した。MS(ES−):581(M−H).
実施例49
(+/−)−9−[(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−(2H−テトラゾール−5−イル)−アミノ]−2,3,6,7,8,9−ヘキサヒドロ−1H−5−アザ−シクロヘプタ[f]インデン−5−カルボン酸イソプロピルエステルの合成
ステップ1 2−ヒドロキシイミノ−N−インダン−5−イル−アセトアミドの調製
水(90mL)中の抱水クロラール(5.56g、33.63mmol)及び無水硫酸ナトリウム(28.58g、201.20mmol)の溶液に、水(30mL)中のヒドロキシルアミン硫酸塩(25.63g、156.16mmol)、5−アミノインダン(4g、30.03mmol)、濃塩酸(3.14mL)の混合物を添加した。その混合物を45℃まで1時間、75℃まで2時間加熱した。混合物を室温まで冷却し、固体をろ過した。固体を水及びエチルエーテルで洗った。固体を減圧乾燥することで、標記化合物(4.98g、81%)を得た。
1HNMR(ジメチルスルフォキシド−d6、300MHz)(1.90(quintuplet、J=7.8Hz、2H)、2.72(q、J=7.8Hz、4H)、7.06(d、J=8.2Hz、1H)、7.28(dd、J=1.5、8.2Hz、1H)、7.49(bs、1H)、9.94(s、1H)、12.02(s、1H).MS(ES−):203(M−H).
ステップ2 1,5,6,7−テトラヒドロ−1−アザ−s−インダセン−2,3−ジオンの調製
2−ヒドロキシイミノ−N−インダン−5−イル−アセトアミド(4.66g、22.84mmol)を少量、65℃で濃硫酸(22mL)に添加し、その混合物を80℃で15分間加熱した。室温まで冷却し、氷水(200mL)に注ぎ、濃縮物をろ過した。固体を温エタノールに溶解し、終夜冷却した。沈殿物をろ過し、エチルエーテルで洗った。固体を乾燥することで、標記化合物(3.3g、77%)を得た。
1HNMR(ジメチルスルフォキシド−d6、300MHz)(1.98(quintuplet、J=7.7Hz、2H)、2.76(t、J=7.7Hz、2H)、2.85(t、J=7.7Hz、2H)、6.74(s、1H)、7.28(s、1H).MS(ES−):186(M−H).
ステップ3 6−アミノ−インダン−5−カルボン酸メチルエステルの調製
30%水性過酸化水素溶液(3mL)を、2NNaOH(23mL)中の1,5,6,7−テトラヒドロ−1−アザ−s−インダセン−2,3−ジオン(2.18g、11.66mmol)の溶液に、5分間かけて添加し、その混合物を室温で3時間撹拌した。pH=5となるまで1N塩酸を加え、酢酸エチル(3×20mL)で抽出した。ブラインで洗い、有機層を無水硫酸ナトリウム上で乾燥し、ろ過し、減圧下で溶剤を除去することで、6−アミノ−インダン−5−カルボン酸(1.7g、86%)を得た。酢酸エチル(2mL)及びエタノール(2mL)に溶解し、(トリメチルシリル)ジアゾメタン(9.6mL、19.2mmol、ヘキサン中2M)を室温で添加し、溶液を16時間撹拌した。減圧下で溶剤を除去した。残留物を、シリカゲル上、ヘキサン/酢酸エチルで溶出させるクロマトグラフすることにより、標記化合物(1.19g、66%)を得る。
1HNMR(CDCl
3、300MHz)(2.05(quintuplet、J=7.3Hz、2H)、2.80(q、J=7.7Hz、4H)、6.59(s、1H)、7.69(s、1H).MS(ES+):192(M+H).
ステップ4 9−オキソ−2,3,6,7,8,9−ヘキサヒドロ−1H−5−アザ−シクロヘプタ[f]インデン−5−カルボン酸イソプロピルエステルの調製
メチル−5−ブロモ−2−[イソプロポキシカルボニル−(3−メトキシカルボニルプロピル)アミノ]安息香酸塩(実施例1、ステップ1及び2)の調製に記述した手順に従い、6−オキソ−2,3,6,7,8,9−ヘキサヒドロ−1H−10−アザ−シクロヘプタ[e]インデン−10−カルボン酸イソプロピルエステル(実施例48、ステップ6)の調製に記述した手順に従い、メチル2−アミノ−5−ブロモ安息香酸を実施例1、ステップ1の6−アミノ−インダン−5−カルボン酸メチルエステルで代替することで、標記化合物を調製した。MS(ES+):288(M+H).
ステップ5 (+/−)−9−[(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−(2H−テトラゾール−5−イル)−アミノ]−2,3,6,7,8,9−ヘキサヒドロ−1H−5−アザ−シクロヘプタ[f]インデン−5−カルボン酸イソプロピルの調製
3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジルアミン(187mg、0.77mmol)、続いてチタニウムイソプロポキシド(835mg、2.94mmol)を、9−オキソ−2,3,6,7,8,9−ヘキサヒドロ−1H−5−アザ−シクロヘプタ[f]インデン−5−カルボン酸イソプロピルエステル(200mg、0.7mmol)に、窒素雰囲気下、室温で添加し、溶液を3日間撹拌した。メタノール(3mL)及びホウ化水素ナトリウム(40mg、1.05mmol)を添加し、その混合物を、窒素下、室温で16時間撹拌した。重炭酸ナトリウム飽和溶液を添加し、Celite(登録商標)パッドを通してろ過し、残留物を酢酸エチルで洗った。有機層を分離し、水性を酢酸エチルで抽出した。有機層をブラインで洗い、有機層を無水硫酸ナトリウム上で乾燥した。ろ過し、減圧下で溶剤を除去した。ヘキサン/酢酸エチル(9:1)で溶出させるシリカカートリッジにより、残留物を精製することで、(+/−)−イソプロピル−9−(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジルアミノ)−2,3,6,7,8,9−ヘキサヒドロ−1H−5−アザ−シクロヘプタ[f]インデン−5−カルボン酸塩(220mg)を得た。
(+/−)−イソプロピル5−[(3,5−ビストリフルオロメチル−ベンジル)−(1H−テトラゾール−5−イル)−アミノ]−8−クロロ−2,3,4,5−テトラヒドロベンゾ[b]アゼピン−1−カルボン酸塩(実施例46,ステップ2からステップ3)の調製に記述した手順に実質的に従い、イソプロピル5−(3,5−ビストリフルオロメチル−ベンジルアミノ)−8−クロロ−2,3,4,5−テトラヒドロベンゾ[b]アゼピン−1−カルボン酸塩を実施例46ステップ2の(+/−)−イソプロピル−9−(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジルアミノ)−2,3,6,7,8,9−ヘキサヒドロ−1H−5−アザ−シクロヘプタ[f]インデン−5−カルボン酸塩(上で調製)で代替することで、標記化合物を調製した。MS(ES−):581(M−H).
実施例50
(+/−)−9−[(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)−アミノ]−2,3,6,7,8,9−ヘキサヒドロ−1H−5−アザ−シクロヘプタ[f]インデン−5−カルボン酸イソプロピルエステルの合成
ジクロロメタン(1mL)中の(+/−)−イソプロピル9−[(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−(2H−テトラゾール−5−イル)−アミノ]−2,3,6,7,8,9−ヘキサヒドロ−1H−5−アザ−シクロヘプタ[f]インデン−5−カルボン酸塩(実施例49)(48mg、0.082mmol)及びメタノール(0.015mL、0.36mmol)の溶液に、トリフェニルホスフィン(22mg、0.082mmol)の一部を、窒素雰囲気下、室温で添加した。ジエチルアゾジカルボキシレート(0.015mL、0.082mmol)を添加した。反応混合物を、室温で終夜撹拌した。メタノール(0.015mL、0.36mmol)、トリフェニルホスフィン(22mg、0.082mmol)及びジエチルアゾジカルボキシレート(0.015mL、0.082mmol)を添加した。6時間の撹拌後、減圧下で溶剤を除去した。ヘキサン/酢酸エチルで溶出させるフラッシュクロマトグラフィーにより、残留物を精製することで、標記化合物(25mg、51%)を得た。MS(ES+):597(M+H).
実施例51
(+/−)−イソプロピル5−[(3,5−ビストリフルオロメチル−ベンジル)−(5−メチル−1H−ピラゾール−3−イル)−アミノ]−8−クロロ−2,3,4,5−テトラヒドロベンゾ[b]アゼピン−1−カルボン酸塩の合成
ステップ1 (+/−)−イソプロピル5−[(3,5−ビストリフルオロメチル−ベンジル)−(3−オキソ−ブチリル)−アミノ]−8−クロロ−2,3,4,5−テトラヒドロベンゾ[b]アゼピン−1−カルボン酸塩の調製
乾燥テトラヒドロフラン(1.4mL)中のイソプロピル5−(3,5−ビストリフルオロメチル−ベンジルアミノ)−8−クロロ−2,3,4,5−テトラヒドロベンゾ[b]アゼピン−1−カルボン酸塩(実施例46、ステップ1)(200mg、0.39mmol)及び4−ジメチルアミノピリジン(6mg、0.049mmol)の溶液に、乾燥テトラヒドロフラン(0.4mL)中のジケテン(0.033mL、0.43mmol)の溶液を、窒素雰囲気下、0℃で添加した。0℃で1.5時間撹拌した後、減圧下で溶剤を除去した。ヘキサン/酢酸エチルで溶出させるフラッシュクロマトグラフィーにより、残留物を精製することで、標記化合物(169mg、73%)を得た。MS(ES+):593(M+H).
ステップ2 (+/−)−イソプロピル5−[(3,5−ビストリフルオロメチル−ベンジル)−(5−メチル−1H−ピラゾール−3−イル)−アミノ]−8−クロロ−2,3,4,5−テトラヒドロベンゾ[b]アゼピン−1−カルボン酸塩の調製
冷たい(氷浴)無水エタノール(1mL)を、(+/−)−5−[(3,5−ビストリフルオロメチル−ベンジル)−(3−オキソ−ブチリル)−アミノ]−8−クロロ−2,3,4,5−テトラヒドロベンゾ[b]アゼピン−1−カルボン酸イソプロピルエステル(118mg、0.20mmol)及び五酸化リン(511mg、3.6mmol)の0℃に冷却し撹拌した混合物に、添加した。次に、混合物を0℃に冷却させつつ、ヒドラジン水和物(0.062mL、2.0mmol)を滴下した。密封した管内で、100℃で終夜加熱した。混合物を冷却し、減圧下で溶剤を除去した。残留物を水及びジクロロメタンの間で分離した。層を分離し、有機層を無水硫酸マグネシウム上で乾燥し、ろ過し、減圧下で濃縮した。ヘキサン/酢酸エチルで溶出させるフラッシュクロマトグラフィー、続いてSCXカートリッジにより、残留物を精製することで、標記化合物(25mg、21%)を得た。MS(ES+):589(M+H).
実施例52
(+/−)−イソプロピル5−[(3,5−ビストリフルオロメチル−ベンジル)−(5−メチル−イソオキサゾール−5−イル)−アミノ]−8−クロロ−2,3,4,5−テトラヒドロベンゾ[b]アゼピン−1−カルボン酸塩の合成
ヒドロキシルアミン塩酸塩(39mg、0.55mmol)及び酢酸ナトリウム(1.5mg、0.018mmol)を、メタノール(1.8mL)中の(+/−)−5−[(3,5−ビストリフルオロメチル−ベンジル)−(3−オキソ−ブチリル)−アミノ]−8−クロロ−2,3,4,5−テトラヒドロベンゾ[b]アゼピン−1−カルボン酸イソプロピルエステル(実施例51、ステップ1)(218mg、0.37mmol)の溶液に、0℃で添加した。反応混合物を還流しながら終夜加熱した。冷却し、減圧下で溶剤を除去した。残留物を酢酸エチル及びブラインで希釈した。層を分離し、有機層を無水硫酸マグネシウム上で乾燥し、ろ過し、減圧下で濃縮した。ヘキサン/酢酸エチルで溶出させるフラッシュクロマトグラフィー、続いてSCXカートリッジにより、残留物を精製することで、標記化合物(85mg、39%)を得た。MS(ES+):590(M+H).
実施例53
(+/−)−イソプロピル5−[(3,5−ビストリフルオロメチル−ベンジル)−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)−アミノ]−9−メチル−8−トリフルオロメチル−2,3,4,5−テトラヒドロベンゾ[b]アゼピン−1−カルボン酸塩の合成
ステップ1 7−メチル−6−トリフルオロメチル−1H−インドール,2,3−ジオンの調製
水(102mL)中の抱水クロラール(6.08g、36.74mmol)及び無水硫酸ナトリウム(28.5g、200.4mmol)の溶液に、水(34mL)中のヒドロキシルアミン硫酸塩(28.5g、173.68mmol)、2−メチル−3−トリフルオロメチル−フェニルアミン(5.85g、33.4mmol)、濃塩酸(3.5mL)の混合物を添加した。混合物を35℃まで1時間、次に52℃まで90分間、75℃まで1時間加熱した。混合物を室温まで冷却し、固体をろ過した。固体を水及びヘキサンで洗った。固体を減圧下で乾燥することで、2−ヒドロキシイミノ−N−(2−メチル−3−トリフルオロメチル−フェニル)−アセトアミド:MS(ES+):245(M−H)を得た。前者の粗生成物の少量を、濃硫酸(44mL)に60℃で添加し、その混合物を80℃で1時間加熱した。室温へと冷却し、氷水(100mL)に注ぎ、混合物を80℃で1時間加熱した。固体を冷水で二回洗った。固体を乾燥することで、標記化合物(3.54g、2ステップで46%)を得た。MS(ES−):228(M−H).
ステップ2 2−アミノ−3−メチル−4−トリフルオロメチル−安息香酸の調製
水(33mL)中の30%水性過酸化水素溶液(3.8mL)を、水(74mL)中の7−メチル−6−トリフルオロメチル−1H−インドール,2,3−ジオン(3.54g、15.46mmol)及びNaOH(3.83g、95.84mmol)の溶液にゆっくり添加した。次に、混合物を室温で1時間撹拌した。1N塩酸を添加し、混合物に酸味を加えた。得られる個体及び水をろ過し、水で洗った。固体を乾燥することで標記化合物(1.7g、50%)を得た。MS(ES+):218(M−H).
ステップ3 (+/−)−イソプロピル5−[(3,5−ビストリフルオロメチル−ベンジル)−シアノ−アミノ]−9−メチル−8−トリフルオロメチル−2,3,4,5−テトラヒドロベンゾ[b]アゼピン−1−カルボン酸塩の調製
実施例48、ステップ3から7に記述した手順にほぼ従って、2−アミノ−3−メチル−4−トリフルオロメチル−安息香酸を用いて、イソプロピル5−(3,5−ビストリフルオロメチル−ベンジルアミノ)−9−メチル−8−トリフルオロメチル−2,3,4,5−テトラヒドロベンゾ[b]アゼピン−1−カルボン酸塩を調製した。
乾燥ジメチルスルフォキシド(3mL)中の無機油(32mg、0.81mmol)中の水素化ナトリウム60%の溶液に、イソプロピル5−(3,5−ビストリフルオロメチル−ベンジルアミノ)−9−メチル−8−トリフルオロメチル−2,3,4,5−テトラヒドロベンゾ[b]アゼピン−1−カルボン酸塩(300mg、0.54mmol)及び乾燥ジメチルホルムアミド(2mL)を添加した。シアンブロマイド(176mg、1.62mmol)を添加し、反応混合物を室温で終夜撹拌した。無機油(32mg、0.81mmol)中の追加的水素化ナトリウム60%及びシアンブロマイド(176mg、1.62mmol)を添加し、1時間撹拌した。水及び酢酸エチルを添加した。層を分離し、有機層を無水硫酸ナトリウム上で乾燥し、ろ過し、減圧下で溶剤を除去した。ヘキサン/酢酸エチルで溶出させるフラッシュクロマトグラフィーにより、残留物を精製することで、標記化合物(124mg、40%)を得た。MS(ES+):582(M+H).
ステップ4 (+/−)−イソプロピル5−[(3,5−ビストリフルオロメチル−ベンジル)−(1H−テトラゾール−5−イル)−アミノ]−9−メチル−8−トリフルオロメチル−2,3,4,5−テトラヒドロベンゾ[b]アゼピン−1−カルボン酸塩の調製
アジ化ナトリウム(42mg、0.64mmol)及びトリエチルアミン塩酸塩(88mg、0.64mmol)を、トルエン(2mL)中の(+/−)−イソプロピル5−[(3,5−ビストリフルオロメチル−ベンジル)−シアノ−アミノ]−9−メチル−8−トリフルオロメチル−2,3,4,5−テトラヒドロベンゾ[b]アゼピン−1−カルボン酸塩(124mg、0.21mmol)の溶液に添加した。その混合物を110℃で終夜撹拌した。混合物を室温へと冷却し、1NHCl(5mL)及びジクロロメタンを添加した。層を分離し、有機層を無水硫酸マグネシウム上で乾燥し、ろ過し、減圧下で溶剤を除去することで、標記化合物117mgを得た。MS(ES):623(M−H).
ステップ5 (+/−)−イソプロピル5−[(3,5−ビストリフルオロメチル−ベンジル)−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)−アミノ]−9−メチル−8−トリフルオロメチル−2,3,4,5−テトラヒドロベンゾ[b]アゼピン−1−カルボン酸塩の調製
乾燥ジクロロメタン(3.4mL)中の(+/−)−イソプロピル5−[(3,5−ビストリフルオロメチル−ベンジル)−(1H−テトラゾール−5−イル)−アミノ]−9−メチル−8−トリフルオロメチル−2,3,4,5−テトラヒドロベンゾ[b]アゼピン−1−カルボン酸塩(87mg、0.139mmol)、メタノール(0.564mL、13.9mmol)、トリフェニルホスフィン(73mg、0.278mmol)の0℃溶液に、窒素下、ジエチルアゾジカルボキシレート(0.128mL、0.278mmol)を添加した。反応混合物を室温で3時間撹拌した。減圧下で溶剤を除去し、ヘキサン/酢酸エチルで溶出させるフラッシュクロマトグラフィーにより、残留物を精製することで、標記化合物(47mg、53%)を得た。MS(ES+):639(M+H).
実施例54
(+/−)−イソプロピル5−[(3,5−ビストリフルオロメチル−ベンジル)−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)−アミノ]−7、9−メチル−8−トリフルオロメチル−2,3,4,5−テトラヒドロベンゾ[b]アゼピン−1−カルボン酸塩の合成
ジクロロメタン(5mL)中の(S)−(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−(7,9−ジメチル−8−トリフルオロメチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾ[b]アゼピン−5−イル)−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)−アミン(実施例148、ステップ2)(0.12mmol)の溶液に、ピリジン(0.37mmol)、続いて、トルエン中のイソプロピルクロロホルメート(0.37mmol)の1.0M溶液を添加した。室温で14時間撹拌した後、ジクロロメタン(10mL)及び水(10mL)で反応物を希釈した。5MHClを滴下することで水性を酸性化した。有機層を分離し、水性をジクロロメタン(2x5mL)で洗った。混合した有機物を硫酸ナトリウム上で乾燥し、ろ過し、溶剤を除去した。混合物を、シリカゲル上、酢酸エチル/ヘキサン(5〜30%)で溶出させるクロマトグラフした。これにより、無色の泡として標記化合物を得た。MS(ES+):653(M+H).
実施例55
(S)−6−[(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)−アミノ]−4−メチル−2,3,6,7,8,9−ヘキサヒドロ−1H−10−アザ−シクロヘプタ[e]インデン−10−カルボン酸イソプロピルエステルの合成
ステップ1 4−アミノ−7−ブロモ−インダン−5−カルボン酸メチルエステルの調製
N−ブロモスクシンイミド(1.99g、11.2mmol)を、酢酸(13mL)中の4−アミノ−インダン−5−カルボン酸メチルエステル(2.15g、11.2mmol)(実施例48、ステップ3)に添加した。その混合物を室温で48時間撹拌した。混合物を氷水に注ぎ、酢酸エチルを添加した。層を分離し、有機層を飽和炭酸水素ナトリウム及びブラインで洗い、硫酸ナトリウム上で乾燥した。減圧下で溶剤を除去することで、標記化合物(3.10g、量)を得た。MS(ES+):271(M+H).
ステップ2 4−ブロモ−6−オキソ−2,3,6,7,8,9−ヘキサヒドロ−1H−10−アザ−シクロヘプタ[e]インデン−10−カルボン酸イソプロピルエステルの調製
実施例3、ステップ5−8に記述した手順に実質的に従い、メチル2−アミノ−5−メチル−4−トリフルオロメチル安息香酸を実施例3、ステップ5の4−アミノ−7−ブロモ−インダン−5−カルボン酸メチルエステルで代替することで、標記化合物を調製した。MS(ES+):366、368(M+H).
ステップ3 (S)−6−(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジルアミノ)−4−ブロモ−2,3,6,7,8,9−ヘキサヒドロ−1H−10−アザ−シクロヘプタ[e]インデン−10−カルボン酸イソプロピルエステルの調製
実施例3、ステップ11−14に記述した手順に実質的に従い、tert−ブチル−7−メチル−5−オキソ−8−トリフルオロメチル−2,3−4,5−テトラヒドロベンゾ[b]アゼピン−1−カルボン酸塩を実施例3、ステップ11の4−ブロモ−6−オキソ−2,3,6,7,8,9−ヘキサヒドロ−1H−10−アザ−シクロヘプタ[e]インデン−10−カルボン酸イソプロピルエステルで代替することで、標記化合物を調製した。MS(ES+):593、595(M+H).
ステップ4 (S)−6−(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジルアミノ)−4−メチル−2,3,6,7,8,9−ヘキサヒドロ−1H−10−アザ−シクロヘプタ[e]インデン−10−カルボン酸イソプロピルエステルの調製
カルボン酸セシウム(383mg、2.52mmol),ボロン酸メチル(76mg、1.26mmol)及びジクロロメタン(1:1)(69mg、0.084mmol)との[1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)−フェロセン]ジクロロパラジウム(II)錯体を、ジオキサン(7mL)中の(S)−6−(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジルアミノ)−4−ブロモ−2,3,6,7,8,9−ヘキサヒドロ−1H−10−アザ−シクロヘプタ[e]インデン−10−カルボン酸イソプロピルエステル(500mg、0.84mmol)の溶液に添加した。混合物を窒素下、110℃で2時間撹拌した。混合物を室温まで冷却し、ジクロロメタンで洗いながらCelite(登録商標)パッドを通してろ過した。溶剤を蒸発させ、粗生成物を、ヘキサン/酢酸エチル(90/10)で溶出させるクロマトグラフィーにより精製することで、標記化合物(355mg、0.67mmol、80%)を得た。MS(ES+):529(M+H).
ステップ5 (S)−6−[(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−(2H−テトラゾール−5−イル)−アミノ]−4−メチル−2,3,6,7,8,9−ヘキサヒドロ−1H−10−アザ−シクロヘプタ[e]インデン−10−カルボン酸イソプロピルエステルの調製
実施例3、ステップ15−16に記述した手順に実質的に従い、(S)−tert−ブチル5−(3,5−ビストリフルオロメチルベンジルアミノ)−7メチル−8−トリフルオロメチル−2,3,4,5−テトラヒドロベンゾ[b]アゼピン−1−カルボン酸塩を実施例3、ステップ15の(S)−6−(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジルアミノ)−4−メチル−2,3,6,7,8,9−ヘキサヒドロ−1H−10−アザ−シクロヘプタ[e]インデン−10−カルボン酸イソプロピルエステルで代替することで、標記化合物を調製した。MS(ES+):597(M+H).
ステップ6 (S)−6−[(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)−アミノ]−4−メチル−2,3,6,7,8,9−ヘキサヒドロ−1H−10−アザ−シクロヘプタ[e]インデン−10−カルボン酸イソプロピルエステルの調製
実施例3、ステップ17に記述した手順に実質的に従い、(S)−tert−ブチル5−[(3,5−ビストリフルオロメチルベンジル)−(2H−テトラゾール−5−イル)アミノ]−7−メチル−8−トリフルオロメチル−2,3,4,5−テトラヒドロベンゾ[b]アゼピン−1−カルボキシレートを実施例3、ステップ17の(S)−6−[(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−(2H−テトラゾール−5−イル)−アミノ]−4−メチル−2,3,6,7,8,9−ヘキサヒドロ−1H−10−アザ−シクロヘプタ[e]インデン−10−カルボン酸イソプロピルエステルで代替することで、標記化合物を調製した。MS(ES+):611(M+H).
実施例56
(S)−イソプロピル5−[(3,5−ビストリフルオロメチル−ベンジル)−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)−アミノ]−8,9−ジメチル−2,3,4,5−テトラヒドロベンゾ[b]アゼピン−1−カルボン酸塩の合成
ステップ1 2−アミノ−4−ブロモ−3−メチル−安息香酸の調製
2−アミノ−3−メチル−4−トリフルオロメチル−安息香酸(実施例53,ステップ1からステップ2)の調製に記述した手順に実質的に従い、2−メチル−3−トリフルオロメチル−フェニルアミンをステップ1の3−ブロモ−2−メチル−フェニルアミンで代替することで、標記化合物を調製した。MS(ES−):229(M−H).
ステップ2 メチル2−アミノ−4−ブロモ−3−メチル安息香酸の調製
(トリメチルシリル)ジアゾメタン(16.5mL、33mmol、ヘキサン中2M)を、酢酸エチル(50mL)及びエタノール(50mL)中の2−アミノ−4−ブロモ−3−メチル−安息香酸(3.8g、16.5mmol)の溶液に、室温で添加し、溶液を16時間撹拌した。減圧下で溶剤を除去した。シリカゲル上、ヘキサン/酢酸エチルで溶出させるクロマトグラフにより、標記化合物(3.54g、88%)を得た。MS(ES+):245(M+H).
ステップ3 8−ブロモ−9−メチル−5−オキソ−2,3,4,5−テトラヒドロ−ベンゾ[b]アゼピン−1−カルボン酸イソプロピルエステルの調製
イソプロピル7−メチル−5−オキソ−8−トリフルオロメチル−2,3,4,5テトラヒドロベンゾ[b]アゼピン−1−カルボン酸塩(実施例3、ステップ5から8)の調製に記述した手順に実質的に従い、メチル2−アミノ−5−メチル−4−トリフルオロメチル安息香酸をステップ5のメチル2−アミノ−4−ブロモ−3−メチル安息香酸で代替することで、標記化合物を調製した。MS(ES+):341(M+H).
ステップ4 8、9−ジメチル−5−オキソ−2,3,4,5−テトラヒドロ−ベンゾ[b]アゼピン−1−カルボン酸イソプロピルエステルの調製
カルボン酸セシウム(456mg、3.0mmol)、ボロン酸メチル(90mg、1.5mmol)及びジクロロメタン(1:1)(82mg、0.1mmol)との[1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)−フェロセン]ジクロロパラジウム(II)錯体を、ジオキサン(8mL)中の8−ブロモ−9−メチル−5−オキソ−2,3,4,5−テトラヒドロ−ベンゾ[b]アゼピン−1−カルボン酸イソプロピルエステル(341mg、1.0mmol)の溶液に添加した。混合物を窒素下、110℃で1時間30分撹拌した。混合物を室温へ冷却し、酢酸エチルで洗いながらCelite(登録商標)パッドを通してろ過した。溶剤を蒸発させ、粗生成物を、ヘキサン/酢酸エチルで溶出させるクロマトグラフィーにより精製することで、標記化合物(239mg、87%)を得た。MS(ES+):276(M+H).
ステップ5 (S)イソプロピル5−[(3,5−ビストリフルオロメチル−ベンジル)−(1H−テトラゾール−5−イル)−アミノ]−8,9−ジメチル−2,3,4,5−テトラヒドロベンゾ[b]アゼピン−1−カルボン酸塩の調製
(S)−tert−ブチル5−[(3,5−ビストリフルオロメチルベンジル)−(2H−テトラゾール−5−イル)アミノ]−7−メチル−8−トリフルオロメチル−2,3,4,5−テトラヒドロベンゾ[b]アゼピン−1−カルボン酸塩(実施例3、ステップ11−16)の調製で記述した手順に実質的に従って、tert−ブチル7−メチル−5−オキソ−8−トリフルオロメチル−2,3,4,5−テトラヒドロベンゾ[b]アゼピン−1−カルボン酸塩をステップ11の8、9−ジメチル−5−オキソ−2,3,4,5−テトラヒドロ−ベンゾ[b]アゼピン−1−カルボン酸イソプロピルエステルで代替することで、標記化合物を調製した。MS(ES−):569(M−H).
ステップ6 (S)イソプロピル5−[(3,5−ビストリフルオロメチル−ベンジル)−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)−アミノ]−8,9−ジメチル−2,3,4,5−テトラヒドロベンゾ[b]アゼピン−1−カルボン酸塩の調製
(+/−)−イソプロピル5−[(3,5−ビストリフルオロメチル−ベンジル)−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)−アミノ]−9−メチル−8−トリフルオロメチル−2,3,4,5−テトラヒドロベンゾ[b]アゼピン−1−カルボン酸塩(実施例53、ステップ5)の調製に記述した手順に実質的に従い、(+/−)−イソプロピル5−[(3,5−ビストリフルオロメチル−ベンジル)−(1H−テトラゾール−5−イル)−アミノ]−9−メチル−8−トリフルオロメチル−2,3,4,5−テトラヒドロベンゾ[b]アゼピン−1−カルボン酸塩を(S)イソプロピル5−[(3,5−ビストリフルオロメチル−ベンジル)−(1H−テトラゾール−5−イル)−アミノ]−8,9−ジメチル−2,3,4,5−テトラヒドロベンゾ[b]アゼピン−1−カルボン酸塩で代替することで、標記化合物を調製した。MS(ES+):585(M+H).
実施例57
(S)−イソプロピル5−{(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−[2−(2−ヒドロキシ−エチル)−2H−テトラゾール−5−イル]−アミノ}−8,9−ジメチル−2,3,4,5−テトラヒドロベンゾ[b]アゼピン−1−カルボン酸塩の合成
カルボン酸カリウム(58mg、0.42mmol)及び2−ブロモエタノール(0.038mL、0.53mmol)を、DMF(0.4mL)中の(S)−イソプロピル5−[(3,5−ビストリフルオロメチル−ベンジル)−(1H−テトラゾール−5−イル)−アミノ]−8,9−ジメチル−2,3,4,5−テトラヒドロベンゾ[b]アゼピン−1−カルボン酸塩(実施例56、ステップ5)(120mg、0.21mmol)の溶液に、管内で、室温で添加した。管を密閉し、混合物を50℃で3時間撹拌した。混合物を室温へ冷却し、水及び酢酸エチルを添加した。層を分離し、有機層を無水硫酸ナトリウム上で乾燥し、ろ過し、減圧下で溶剤を除去した。ヘキサン/酢酸エチルで溶出させるフラッシュクロマトグラフィーにより、残留物を精製することで、標記化合物58mg(45%)を得た。MS(ES+):615(M+H).
実施例58
(+/−)−9−[(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−(2H−テトラゾール−5−イル)−アミノ]−4−メチル−2,3,6,7,8,9−ヘキサヒドロ−1H−5−アザ−シクロヘプタ[f]インデン−5−カルボン酸イソプロピルエステルの合成
ステップ1 メチル6−アミノ−1−メチル−インダン−5−カルボン酸塩の調製
N−ブロモスクシンイミド(1.87g、10.5mmol)を、酢酸(9.3mL)中のメチル6−アミノ−インダン−5−カルボン酸塩(1.82g、9.53mmol)(実施例49、ステップ3)に添加した。その混合物を1時間撹拌した。混合物を氷水に注ぎ、酢酸エチルを添加した。層を分離し、有機層を飽和炭酸水素ナトリウム及びブラインで洗い、硫酸ナトリウム上で乾燥した。減圧下で溶剤を除去した。ヘキサン/酢酸エチルで溶出させるシリカゲルカートリッジで精製することで、メチル5−アミノ−1−ブロモ−インダンカルボン酸塩(2.45g、95%):MS(ES+):271、272(M+H)を得た。ボロン酸メチル(1.6g、26.7mmol)、フッ化セシウム(4.6g、30.22mmol)及び1−ビス(ジフェニルホスフィノフェロセン)パラジウム塩化物(727mg、0.89mmol)を、ジオキサン(60ml)中のメチル5−アミノ−1−ブロモ−インダンカルボン酸塩(2.40g、8.89mmol)に添加し、90℃で12時間撹拌した。水及び酢酸エチルの間で分離した。更なる酢酸エチルで抽出し、次いで有機層を混合した。硫酸ナトリウム上で乾燥し、減圧下で溶剤を除去した。ヘキサン/酢酸エチルで溶出させるシリカゲルカートリッジで精製することで、標記化合物(1.73g、95%)を得た。MS(ES+):206(M+H).
ステップ2 (+/−)−9−[(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−(2H−テトラゾール−5−イル)−アミノ]−4−メチル−2,3,6,7,8,9−ヘキサヒドロ−1H−5−アザ−シクロヘプタ[f]インデン−5−カルボン酸イソプロピルエステルの調製
(+/−)−イソプロピル5−[(3,5−ビストリフルオロメチル−ベンジル)−(1H−テトラゾール−5−イル)−アミノ]−8−クロロ−2,3,4,5−テトラヒドロベンゾ[b]アゼピン−1−カルボン酸塩(実施例46、ステップ1から3)の調製の手順と類似する手順を用い、メチル−2−アミノ−4−クロロ安息香酸を実施例46、ステップ1のメチル6−アミノ−1−メチル−インダン−5−カルボキシレートで代替することで、標記化合物を調製できる。
実施例59
(+/−)−9−[(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)−アミノ]−4−メチル−2,3,6,7,8,9−ヘキサヒドロ−1H−5−アザ−シクロヘプタ[f]インデン−5−カルボン酸イソプロピルエステルの合成
(+/−)−9−[(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)−アミノ]−2,3,6,7,8,9−ヘキサヒドロ−1H−5−アザ−シクロヘプタ[f]インデン−5−カルボン酸イソプロピルエステル(実施例50)の調製に記述しているの手順と類似する手順を用い、(+/−)−9−[(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−(2H−テトラゾール−5−イル)−アミノ]−2,3,6,7,8,9−ヘキサヒドロ−1H−5−アザ−シクロヘプタ[f]インデン−5−カルボン酸イソプロピルエステルを(+/−)−9−[(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−(2H−テトラゾール−5−イル)−アミノ]−4−メチル−2,3,6,7,8,9−ヘキサヒドロ−1H−5−アザ−シクロヘプタ[f]インデン−5−カルボン酸イソプロピルエステル(実施例58)で代替することで、標記化合物を調製できる。
実施例60
(S)−9−[(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−(2H−テトラゾール−5−イル)−アミノ]−2,3,6,7,8,9−ヘキサヒドロ−1H−5−アザ−シクロヘプタ[f]インデン−5−カルボン酸tert−ブチルエステルの合成
(S)−tert−ブチル5−[(3,5−ビストリフルオロメチルベンジル)−(2H−テトラゾール−5−イル)アミノ]−7−メチル−8−トリフルオロメチル−2,3,4,5−テトラヒドロベンゾ[b]アゼピン−1−カルボン酸塩(実施例3、ステップ5〜16)の調製に記述した手順に実質的に従い、メチル2−アミノ−5−メチル−4−トリフルオロメチル安息香酸(実施例3、ステップ4)を実施例3、ステップ5の6−アミノ−インダン−5−カルボン酸メチルエステル(実施例49、ステップ3)で代替することで、標記化合物を調製した。MS(ES−):595(M−H).
実施例61から63は実施例4に記述した手順に従い、5−[(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−(1H−テトラゾール−5−イル)−アミノ]−7−メチル−8−トリフルオロメチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−ベンゾ[b]アゼピン−1−カルボン酸tert−ブチルエステルを実施例4、ステップ2の(S)−9−[(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−(2H−テトラゾール−5−イル)−アミノ]−2,3,6,7,8,9−ヘキサヒドロ−1H−5−アザ−シクロヘプタ[f]インデン−5−カルボン酸tert−ブチルエステル(実施例60)で、エチルクロロホルメートを実施例4、ステップ3の適切なクロロホルメートで代替することで、調製できる。
実施例61
(S)−9−[(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−(2H−テトラゾール−5−イル)−アミノ]−2,3,6,7,8,9−ヘキサヒドロ−1H−5−アザ−シクロヘプタ[f]インデン−5−カルボン酸1−エチル−プロピルエステルの合成
実施例62
(S)−9−[(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−(2H−テトラゾール−5−イル)−アミノ]−2,3,6,7,8,9−ヘキサヒドロ−1H−5−アザ−シクロヘプタ[f]インデン−5−カルボン酸シクロペンチルエステルの合成
実施例63
(S)−9−[(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−(2H−テトラゾール−5−イル)−アミノ]−2,3,6,7,8,9−ヘキサヒドロ−1H−5−アザ−シクロヘプタ[f]インデン−5−カルボン酸1−エチル−2−メチル−プロピルエステルの合成
実施例64
(S)−(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−(5−シクロペンチルメチル−1,2,3,5,6,7,8,9−オクタヒドロ−5−アザ−シクロヘプタ[f]インデン−9−イル)−(2H−テトラゾール−5−イル)−アミンの合成
実施例65
(S)−9−[(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)−アミノ]−2,3,6,7,8,9−ヘキサヒドロ−1H−5−アザ−シクロヘプタ[f]インデン−5−カルボン酸tert−ブチルエステル
実施例3、ステップ5−17に記述した手順に実質的に従い、(S)−tert−ブチル5−[(3,5−ビストリフルオロメチルベンジル)−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)アミノ]−7−メチル−8−トリフルオロメチル−2,3,4,5−テトラヒドロベンゾ[b]アゼピン−1−カルボン酸塩の調製のためにメチル2−アミノ−5−メチル−4−トリフルオロメチル安息香酸(実施例3、ステップ4)を実施例3、ステップ5の6−アミノ−インダン−5−カルボン酸メチルエステル(実施例49、ステップ3)で代替することで、標記化合物を調製した。MS(ES+):611(M+H)
実施例66
(S)−9−[(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)−アミノ]−2,3,6,7,8,9−ヘキサヒドロ−1H−5−アザ−シクロヘプタ[f]インデン−5−カルボン酸1−エチル−プロピルエステルの合成
実施例50(+/−)−9−[(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)−アミノ]−2,3,6,7,8,9−ヘキサヒドロ−1H−5−アザ−シクロヘプタ[f]インデン−5−カルボン酸イソプロピルエステルの調製に記述した手順と類似する手順を用い、イソプロピル(+/−)−9−[(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−(2H−テトラゾール−5−イル)−アミノ]−2,3,6,7,8,9−ヘキサヒドロ−1H−5−アザ−シクロヘプタ[f]インデン−5−カルボン酸塩を(S)−9−[(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−(2H−テトラゾール−5−イル)−アミノ]−4−メチル−2,3,6,7,8,9−ヘキサヒドロ−1H−5−アザ−シクロヘプタ[f]インデン−5−カルボン酸1−エチル−プロピルエステル(実施例61)で代替することで、標記化合物を調製できる。
実施例67
(S)−9−[(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)−アミノ]−2,3,6,7,8,9−ヘキサヒドロ−1H−5−アザ−シクロヘプタ[f]インデン−5−カルボン酸シクロペンチルエステルの合成
実施例50(+/−)−9−[(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)−アミノ]−2,3,6,7,8,9−ヘキサヒドロ−1H−5−アザ−シクロヘプタ[f]インデン−5−カルボン酸イソプロピルエステルの調製に記述した手順と類似する手順を用い、イソプロピル(+/−)−9−[(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−(2H−テトラゾール−5−イル)−アミノ]−2,3,6,7,8,9−ヘキサヒドロ−1H−5−アザ−シクロヘプタ[f]インデン−5−カルボン酸塩を(S)−9−[(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−(2H−テトラゾール−5−イル)−アミノ]−4−メチル−2,3,6,7,8,9−ヘキサヒドロ−1H−5−アザ−シクロヘプタ[f]インデン−5−カルボン酸シクロペンチルエステル(実施例62)で代替することで、標記化合物を調製できる。
実施例68
(S)−9−[(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)−アミノ]−2,3,6,7,8,9−ヘキサヒドロ−1H−5−アザ−シクロヘプタ[f]インデン−5−カルボン酸1−エチル−2−メチル−プロピルエステルの合成
実施例50(+/−)−9−[(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)−アミノ]−2,3,6,7,8,9−ヘキサヒドロ−1H−5−アザ−シクロヘプタ[f]インデン−5−カルボン酸イソプロピルエステルの調製に記述した手順と類似する手順を用い、イソプロピル(+/−)−9−[(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−(2H−テトラゾール−5−イル)−アミノ]−2,3,6,7,8,9−ヘキサヒドロ−1H−5−アザ−シクロヘプタ[f]インデン−5−カルボン酸塩を(S)−9−[(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−(2H−テトラゾール−5−イル)−アミノ]−4−メチル−2,3,6,7,8,9−ヘキサヒドロ−1H−5−アザ−シクロヘプタ[f]インデン−5−カルボン酸1−エチル−2−メチル−プロピルエステル(実施例63)で代替することで、標記化合物を調製できる。
実施例69から70は、実施例3,ステップ18−19に記述した手順に従い、(S)−tert−ブチル5[(3,5−ビストリフルオロメチルベンジル)−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)アミノ]−7−メチル−8−トリフルオロメチル−2,3,4,5−テトラヒドロベンゾ[b]アゼピン−1−カルボン酸塩を実施例3、ステップ18の(S)−9−[(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)−アミノ]−2,3,6,7,8,9−ヘキサヒドロ−1H−5−アザ−シクロヘプタ[f]インデン−5−カルボン酸tert−ブチルエステル(実施例65)で代替することで、実施例3、ステップ19対応するアルデヒドを用いて調製できる。
実施例69
(S)−4−{9−[(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)−アミノ]−2,3,6,7,8,9−ヘキサヒドロ−1H−5−アザ−シクロヘプタ[f]インデン−5−イルメチル}−シクロヘキサンカルボン酸の合成
実施例70
(S)−5−{9−[(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)−アミノ]−2,3,6,7,8,9−ヘキサヒドロ−1H−5−アザ−シクロヘプタ[f]インデン−5−イル}−3,3−ジメチル−ペンタン酸の合成
実施例71
(S)−(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−(5−シクロペンチルメチル−1,2,3,5,6,7,8,9−オクタヒドロ−5−アザ−シクロヘプタ[f]インデン−9−イル)−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)−アミンの合成
実施例3、ステップ18−19に記述した手順に実質的に従い、(S)−tert−ブチル5[(3,5−ビストリフルオロメチルベンジル)−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)アミノ]−7−メチル−8−トリフルオロメチル−2,3,4,5−テトラヒドロベンゾ[b]アゼピン−1−カルボン酸塩を実施例3、ステップ18の(S)−9−[(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)−アミノ]−2,3,6,7,8,9−ヘキサヒドロ−1H−5−アザ−シクロヘプタ[f]インデン−5−カルボン酸tert−ブチルエステル(実施例65)で代替することで、標記化合物を調製した。MS(ES+):593(M+H).
実施例72
9−[(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−(2−エチル−2H−テトラゾール−5−イル)−アミノ]−2,3,6,7,8,9−ヘキサヒドロ−1H−5−アザ−シクロヘプタ[f]インデン−5−カルボン酸イソプロピルエステルの合成
実施例50、(+/−)−9−[(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)−アミノ]−2,3,6,7,8,9−ヘキサヒドロ−1H−5−アザ−シクロヘプタ[f]インデン−5−カルボン酸イソプロピルエステルの調製に記述した手順と類似する手順を用い、メタノールをエタノールで代替することで、標記化合物は調製できる。
実施例73
(S)−(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−(5−シクロペンチルメチル−3,5,6,7,8,9−ヘキサヒドロ−1H−2−オキサ−5−アザ−シクロヘプタ[f]インデン−9−イル)−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)−アミンの合成
ステップ1 1,3−ジヒドロ−イソベンゾフラン−5−イルアミンの調製
氷浴内で冷却された硫酸(75mL)中の1,3−ジヒドロ−イソベンゾフラン(83.2mmol)の溶液に、硫酸(25mL)中の硝酸カリウム(83.2mmol)の溶液を滴下した。30分間の撹拌後、反応混合物を氷に注ぎ、グラスフリット上に得られる沈殿物を回収した。沈殿物を水(200mL)で洗い、減圧乾燥した。沈殿物をエタノール(250mL)に溶解し、スズ塩化物二水和物(273.6mmol)を添加した。70℃で2時間加熱した後、水(200mL)で希釈し、室温へ冷却し、反応物を5NNaOHで中和した。混合物を酢酸エチル(3×200mL)で抽出し、有機部分を硫酸ナトリウム上で乾燥した。減圧下で溶剤を除去することで、黄褐色の固体として標記化合物を得た。
1HNMR(CDCl
3、400MHz)(3.50(bs、2H)、5.02(s、4H)、6.56(d、J=2.4Hz、1H)、6.60(dd、J=2.4、8.0Hz、1H)、7.01(d、J=8.0Hz、1H).
ステップ2 6−ヨード−1,3−ジヒドロ−イソベンゾフラン−5−イルアミンの調製
ヨードモノクロライド(64mmol)の1.0M溶液を、ジクロロメタン(200 mL)中の1,3−ジヒドロ−イソベンゾフラン−5−イルアミン(64mmol)の溶液、メタノール(50mL)及び重炭酸ナトリウム(96mmol)の溶液に滴下した。1時間の撹拌後、反応物を水性メタ重亜硫酸ナトリウム(100mL)で急冷した。有機層を分離し、水性をジクロロメタン(2×100mL)で洗った。有機物を混合し、硫酸ナトリウム上で乾燥した。反応物をろ過し、減圧下で溶剤を除去した。粗混合物をシリカゲル上、クロマトグラフ(0−20%酢酸エチル/ヘキサン)することで、黄褐色の固体として標記化合物を得た。
1HNMR(CDCl
3、400MHz):□4.10(bs、2H)、4.97(s、4H)、6.63(s、1H)、7.49(s、1H).
ステップ3 6−アミノ−1,3−ジヒドロ−イソベンゾフラン−5−カルボン酸メチルエステルの調製
パラジウム(II)アセテート(2.8mmol)、1,1−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン(2.8mmol)、カルボン酸カリウム(86.1mmol)、及びトリエチル アミン(28.7mmol)を、アセトニトリル(150mL)及びメタノール(75mL)中の6−ヨード−1,3−ジヒドロ−イソベンゾフラン−5−イルアミン(28.7mmol)の溶液に添加した。一酸化炭素のバルーンを用い、反応混合物を数回減圧パージし、次いで、70℃で加熱した。一酸化炭素バルーン下、1.5時間加熱した後、反応物を室温へと冷却した。反応物を酢酸エチル(500mL)で希釈し、水(3×100mL)、続いてブラインで洗った。有機層を硫酸ナトリウム上で乾燥し、ろ過し、減圧下で溶剤を除去した。生成物を、シリカゲル上、酢酸エチル/ヘキサン(5〜35%)で溶出させるクロマトグラフすることで、オフホワイト色の固体として標記化合物を得た。
1HNMR(CDCl
3、400MHz)□3.85(s、3H)、4.97(s、4H)、6.54(s、1H)、7.71(s、1H).
ステップ4 (S)−9−(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジルアミノ)−1,3,6,7,8,9−ヘキサヒドロ−2−オキサ−5−アザ−シクロヘプタ[f]インデン−5−カルボン酸tert−ブチルエステルの調製
(S)tert−ブチル5−(3,5−ビストリフルオロメチルベンジルアミノ)−(7−メチル−8−トリフルオロメチル−2,3,4,5−テトラヒドロベンゾ[b]アゼピン−1−カルボン酸塩実施例3、ステップ5から14の合成に記述した手順に実質的に従い、メチル2−アミノ−5−メチル−4−トリフルオロメチル安息香酸を実施例3、ステップ5の6−アミノ−1,3−ジヒドロ−イソベンゾフラン−5−カルボン酸メチルエステルを代替することで、標記化合物を調製した。MS(ES+):531.2(M+H).
ステップ5 (S)−9−[(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−シアノ−アミノ]−1,3,6,7,8,9−ヘキサヒドロ−2−オキサ−5−アザ−シクロヘプタ[f]インデン−5−カルボン酸tert−ブチルエステルの調製
テトラヒドロフラン(7mL)及びジイソプロピルエチルアミン(5.25mmol)中の(S)−9−(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジルアミノ)−1,3,6,7,8,9−ヘキサヒドロ−2−オキサ−5−アザ−シクロヘプタ[f]インデン−5−カルボン酸tert−ブチルエステル(1.75mmol)に、臭化シアン(5.25mmol)を添加し、65℃へ加熱した。終夜撹拌した後、室温へ冷却し、酢酸エチル(10mL)で希釈した。有機部分を、水(10mL)、続いてブライン(10mL)で洗った。有機部分を硫酸ナトリウム上で乾燥し、ろ過し、減圧下で溶剤を除去した。生成物を、シリカゲル上、酢酸エチル/ヘキサン(5〜35%)で溶出させるクロマトグラフすることで、油として標記化合物を得た。MS(ES+):554.2(M−H).
ステップ6 (S)−9−[(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−(2H−テトラゾール−5−イル)−アミノ]−1,3,6,7,8,9−ヘキサヒドロ−2−オキサ−5−アザ−シクロヘプタ[f]インデン−5−カルボン酸tert−ブチルエステルの調製
トルエン(10mL)中の(S)−9−[(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−シアノ−アミノ]−1,3,6,7,8,9−ヘキサヒドロ−2−オキサ−5−アザ−シクロヘプタ[f]インデン−5−カルボン酸tert−ブチルエステル(1.61mmol)の溶液に、アジドトリブチルスズ(3.22mmol)を添加し、100℃へ加熱した。12時間の撹拌後、反応物を室温へ冷却し、メタノール(1mL)で急冷した。反応混合物を酢酸エチル(100mL)で希釈し、水性フッ化ナトリウム(50mL)及びブライン(50mL)で洗った。有機部分を、水(10mL)、続いてブライン(10mL)で洗った。有機部分を硫酸ナトリウム上で乾燥し、ろ過し、減圧下で溶剤を除去した。生成物を、シリカゲル上、メタノール/ジクロロメタン(1〜5%)で溶出させるクロマトグラフすることで、無色の泡として標記化合物を得た。MS(ES+):597.3(M−H).
ステップ7 (S)−(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−(3,5,6,7,8,9−ヘキサヒドロ−1H−2−オキサ−5−アザ−シクロヘプタ[f]インデン−9−イル)−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)−アミンの調製
ジクロロメタン(20mL)中の(S)−9−[(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−(2H−テトラゾール−5−イル)−アミノ]−1,3,6,7,8,9−ヘキサヒドロ−2−オキサ−5−アザ−シクロヘプタ[f]インデン−5−カルボン酸tert−ブチルエステル(1.17mmol)の溶液に、メタノール(5.85mmol)及びトリフェニルホスフィン(3.51mmol)を添加した。この溶液に、ジエチルアゾジカルボキシレート(3.51mmol)を室温で滴下した。12時間の撹拌後、減圧下で溶剤を除去し、中間体を、シリカゲル上で酢酸エチル/ヘキサン(2−35%)で溶出させるクロマトグラフすることで、無色の油として、(S)−9−[(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)−アミノ]−1,3,6,7,8,9−ヘキサヒドロ−2−オキサ−5−アザ−シクロヘプタ[f]インデン−5−カルボン酸tert−ブチルエステルを得た。ジクロロメタン(5mL)中のこの中間体に、TFA(2mL)を添加した。2時間の撹拌後、反応物を水性カルボン酸ナトリウム(5mL)で急冷し、ジクロロメタン(10mL)で希釈した。有機部分を硫酸ナトリウム上で乾燥し、ろ過し、減圧下で溶剤を除去した。これにより、粗油として標記化合物を得、この粗油は更なる精製を行うことなく使用した。
ステップ8 (S)−(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−(5−シクロペンチルメチル−3,5,6,7,8,9−ヘキサヒドロ−1H−2−オキサ−5−アザ−シクロヘプタ[f]インデン−9−イル)−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)−アミンの調製
ジクロロエタン(5mL)中の(S)−(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−(3,5,6,7,8,9−ヘキサヒドロ−1H−2−オキサ−5−アザ−シクロヘプタ[f]インデン−9−イル)−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)−アミン(0.195mmol)の溶液に、触媒量の酢酸とともにシクロペンタンカルバルデヒド(0.780mmol)を添加した。トリアセトキシホウ化水素ナトリウム(0.975mmol)を添加し、室温で終夜撹拌した。反応物を水性カルボン酸ナトリウム(5mL)で急冷し、ジクロロメタン(5mL)で希釈した。有機部分を硫酸ナトリウム上で乾燥し、ろ過し、減圧下で溶剤を除去した。生成物を、シリカゲル上、酢酸エチル/ヘキサン(5〜35%)で溶出させるクロマトグラフすることで、無色の泡として標記化合物を得た。MS(ES+):595.2(M+H).
実施例74
(S)−5−{9−[(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)−アミノ]−1,3,6,7,8,9−ヘキサヒドロ−2−オキサ−5−アザ−シクロヘプタ[f]インデン−5−イル}−3,3−ジメチル−ペンタン酸の合成
ステップ1 3,3−ジメチルペンタン二酸モノメチルエステルの調製
3,3−ジメチルグルタル無水物(1.00g、7.03mmol)及びナトリウムメトキシド(2.5mL、14.1mmol、メタノール中30wt%)を、メタノール(20mL)中で混合し、還流しながら3時間加熱した。反応物を室温へ冷却し、氷水(100mL)に注いだ。ジエチルエーテル(25mL)を添加し、2NHCl(10mL)で混合物のpHをpH=2に調節し、層を分離した。水層をジエチルエーテル(25mL)で抽出し、有機層を混合し、硫酸ナトリウム上で乾燥し、ろ過し、減圧下で溶剤を除去することで、無色の油(0.827g、68%)として、3,3−ジメチルペンタン二酸モノメチルエステルを得た。
1HNMR(CDCl
3、300MHz)(1.14(s、6H)、2.46(s、2H)、2.48(s、2H)、3.67(s、3H)、10.9(brs、1H);APCI MS(Negative mode) m/z 173[
C8H
14O
4−H]−.
ステップ2 3,3−ジメチル−5−オキソ−ペンタン酸メチルエステルの調製
Journal of Fluorine Chemistry、(1992)、56、373−383に記載された手順を用い、3,3−ジメチルペンタン二酸モノメチルエステルから標記化合物を得た。
ステップ3 (S)−5−{9−[(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)−アミノ]−1,3,6,7,8,9−ヘキサヒドロ−2−オキサ−5−アザ−シクロヘプタ[f]インデン−5−イル}−3,3−ジメチル−ペンタン酸メチルエステルの調製
ジクロロエタン(5mL)中の(S)−(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−(3,5,6,7,8,9−ヘキサヒドロ−1H−2−オキサ−5−アザ−シクロヘプタ[f]インデン−9−イル)−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)−アミン(0.195mmol)の溶液に、触媒量の酢酸とともに3,3−ジメチル−5−オキソ−ペンタン酸メチルエステル(0.585mmol)を添加した。この撹拌した溶液に、トリアセトキシホウ化水素ナトリウム(0.975mmol)を添加した。12時間の撹拌後、反応物を水性カルボン酸ナトリウム(5mL)で急冷し、減圧下で溶剤を除去した。生成物を、シリカゲル上、酢酸エチル/ヘキサン(2〜35%)で溶出させるクロマトグラフすることで、無色の油として標記化合物を得た。MS(ES+):655.2(M+H).
ステップ4 (S)−5−{9−[(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)−アミノ]−1,3,6,7,8,9−ヘキサヒドロ−2−オキサ−5−アザ−シクロヘプタ[f]インデン−5−イル}−3,3−ジメチル−ペンタン酸の調製
メタノール(3mL)中の(S)−5−{9−[(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)−アミノ]−1,3,6,7,8,9−ヘキサヒドロ−2−オキサ−5−アザ−シクロヘプタ[f]インデン−5−イル}−3,3−ジメチル−ペンタン酸メチルエステル(0.113mmol)の溶液に、5NNaOH(2mL)を添加し、60℃へ加熱した。6時間の撹拌後、反応物を室温へ冷却し、水(10mL)で希釈し、5MHClで中和した。有機物を酢酸エチル(2×20mL)で抽出した。有機部分を混合し、硫酸ナトリウム上で乾燥し、ろ過し、減圧下で溶剤を除去した。生成物を、シリカゲル上、酢酸エチル/ヘキサン(20〜60%)で溶出させるクロマトグラフすることで、無色の泡として標記化合物を得た。MS(ES+):641.3(M+H).
実施例75
(S)−5−(9−{(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−[2−(2−ヒドロキシ−エチル)−2H−テトラゾール−5−イル]−アミノ}−1,3,6,7,8,9−ヘキサヒドロ−2−オキサ−5−アザ−シクロヘプタ[f]インデン−5−イル)−3,3−ジメチル−ペンタン酸の合成
ステップ1 (S)−9−{(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−[2−(2−tert−ブトキシ−エチル)−2H−テトラゾール−5−イル]−アミノ}−1,3,6,7,8,9−ヘキサヒドロ−2−オキサ−5−アザ−シクロヘプタ[f]インデン−5−カルボン酸tert−ブチルエステルの調製
ジクロロメタン(20mL)中の(S)−9−[(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−(2H−テトラゾール−5−イル)−アミノ]−1,3,6,7,8,9−ヘキサヒドロ−2−オキサ−5−アザ−シクロヘプタ[f]インデン−5−カルボン酸tert−ブチルエステル(実施例73、ステップ6)(0.167mmol)の溶液に、2−tert−ブトキシ−エタノール(0.835mmol)及びトリフェニルホスフィン(0.501mmol)を添加した。この溶液に、ジエチルアゾジカルボキシレート(0.501mmol)を室温で添加した。12時間の撹拌後、減圧下で溶剤を除去した。生成物を、シリカゲル上、酢酸エチル/ヘキサン(2〜35%)で溶出させるクロマトグラフすることで、油として標記化合物を得た。MS(ES+):699(M+H).
ステップ2 (S)−2−{5−[(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−(3,5,6,7,8,9−ヘキサヒドロ−1H−2−オキサ−5−アザ−シクロヘプタ[f]インデン−9−イル)−アミノ]−テトラゾール−2−イル}−エタノール
(S)−9−{(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−[2−(2−tert−ブトキシ−エチル)−2H−テトラゾール−5−イル]−アミノ}−1,3,6,7,8,9−ヘキサヒドロ−2−オキサ−5−アザ−シクロヘプタ[f]インデン−5−カルボン酸tert−ブチルエステル(0.140mmol)を4M塩酸/ジオキサン(10mL)に溶解した。室温で終夜撹拌した後、反応物を水性カルボン酸ナトリウムで中和し、酢酸エチル(20mL)で希釈した。有機部分を硫酸ナトリウム上で乾燥し、ろ過し、減圧下で溶剤を除去した。生成物を、シリカゲル上、酢酸エチル/ヘキサン(10〜40%)で溶出させるクロマトグラフすることで、油として標記化合物を得た。
ステップ3 (S)−5−(9−{(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−[2−(2−ヒドロキシ−エチル)−2H−テトラゾール−5−イル]−アミノ}−1,3,6,7,8,9−ヘキサヒドロ−2−オキサ−5−アザ−シクロヘプタ[f]インデン−5−イル)−3,3−ジメチル−ペンタン酸の調製
(S)−5−{9−[(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)−アミノ]−1,3,6,7,8,9−ヘキサヒドロ−2−オキサ−5−アザ−シクロヘプタ[f]インデン−5−イル}−3,3−ジメチル−ペンタン酸(実施例74、ステップ1−4)の合成に記述した手順に実質的に従い、2−{5−[(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−(3,5,6,7,8,9−ヘキサヒドロ−1H−2−オキサ−5−アザ−シクロヘプタ[f]インデン−9−イル)−アミノ]−テトラゾール−2−イル}−エタノールで開始し、標記化合物を調製した。MS(ES+):671.3(M+H).
実施例76
(S)−9−[(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)−アミノ]−1,3,6,7,8,9−ヘキサヒドロ−2−オキサ−5−アザ−シクロヘプタ[f]インデン−5−カルボン酸イソプロピルエステルの合成
(+/−)−イソプロピル5−[(3,5−ビストリフルオロメチルベンジル)−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)アミノ]−7−ブロモ−2,3,4,5−テトラヒドロベンゾ[b]アゼピン−1−カルボン酸塩(実施例1)の合成記述した手順に実質的に従い、6−アミノ−1,3−ジヒドロ−イソベンゾフラン−5−カルボン酸メチルエステル(実施例73、ステップ3)で開始し、標記化合物を調製した。MS(ES+):599(M+H)
実施例77
(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−(1−シクロペンチルメチル−2,3,4,5,7,8,9,10−オクタヒドロ−1H−ナフト[2,3−b]アゼピン−5−イル)−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)−アミンの合成
ステップ1 5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イルアミンの調製
氷浴内で冷却されたテトラリン(0.30mol)の溶液に、硫酸(25mL)及び硝酸(0.60mol)を、30分間にわたって滴下した。0℃で更に30分間撹拌した後、混合物を氷に注ぎ、有機物をジクロロメタン(3×200mL)で抽出した。混合した有機部分をカルボン酸ナトリウム(200mL)で洗い、硫酸ナトリウム上で乾燥した。ろ過し、減圧下で溶剤を除去し、生成物を、シリカゲル上、酢酸エチル/ヘキサン(0〜20%)で溶出させるクロマトグラフした。これにより、油としてニトロ中間体を得た。この中間体をエタノール(200mL)に溶解し、RaNi(触媒)を添加した。混合物を水素で数回減圧パージした。水素バルーン下、室温で48時間撹拌した後、Celite(登録商標)パッドを通してろ過した。減圧下で溶剤を除去し、シリカゲル上、酢酸エチル/ヘキサン(0〜25%)で溶出させるクロマトグラフすることで、油として標記化合物を得た。
1HNMR(CDCl
3、400MHz)□1.80(m、4H)、2.68(m、4H)、3.39(bs、2H)、6.44(m、1H)、6.49(m、1H)、6.87(d、J=8.0Hz、1H).
ステップ2 (S)−5−[(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)−アミノ]−2,3,4,5,7,8,9,10−オクタヒドロ−ナフト[2,3−b]アゼピン−1−カルボン酸tert−ブチルエステルの調製
(S)−(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−(5−シクロペンチルメチル−3,5,6,7,8,9−ヘキサヒドロ−1H−2−オキサ−5−アザ−シクロヘプタ[f]インデン−9−イル)−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)−アミンの合成に記述した手順に実質的に従い、5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イルアミンで開始し、標記化合物を調製した。
ステップ3 (S)−(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)−(2,3,4,5,7,8,9,10−オクタヒドロ−1H−ナフト[2,3−b]アゼピン−5−イル)−アミンの調製
ジクロロメタン(18mL)中の(S)−5−[(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)−アミノ]−2,3,4,5,7,8,9,10−オクタヒドロ−ナフト[2,3−b]アゼピン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル(0.67mmol)の溶液に、トリフルオロ酢酸(2mL)を添加した。室温で1時間撹拌した後、濃縮したカルボン酸ナトリウム(10mL)で急冷し、ジクロロメタン(20mL)及び水(20mL)で希釈した。有機層を分離し、水性をジクロロメタン(2x10mL)で洗った。混合した有機物を硫酸ナトリウム上で乾燥し、ろ過し、減圧下で溶剤を除去した。生成物を、シリカゲル上、酢酸エチル/ヘキサン(5〜30%)で溶出させるクロマトグラフすることで、無色の泡として標記化合物を得た。MS(ES+):525(M+H).
ステップ4 (S)−(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−(1−シクロペンチルメチル−2,3,4,5,7,8,9,10−オクタヒドロ−1H−ナフト[2,3−b]アゼピン−5−イル)−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)−アミンの調製
(S)−(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−(5−シクロペンチルメチル−3,5,6,7,8,9−ヘキサヒドロ−1H−2−オキサ−5−アザ−シクロヘプタ[f]インデン−9−イル)−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)−アミンの合成に記述した手順に実質的に従い、(S)−(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)−(2,3,4,5,7,8,9,10−オクタヒドロ−1H−ナフト[2,3−b]アゼピン−5−イル)−アミンで開始し、標記化合物を調製した。MS(ES+):607.2(M+H).
実施例78
5−[(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)−アミノ]−2,3,4,5,7,8,9,10−オクタヒドロ−ナフト[2,3−b]アゼピン−1−カルボン酸イソプロピルエステルの合成
(+/−)−イソプロピル5−[(3,5−ビストリフルオロメチルベンジル)−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)アミノ]−7−ブロモ−2,3,4,5−テトラヒドロベンゾ[b]アゼピン−1−カルボン酸塩(実施例1)の合成で使用した手順に類似する手順を用い、3−アミノ−5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−カルボン酸メチルエステルで開始し、標記化合物を調製できる。実施例73、ステップ2及び3に記述した手順を用いて、5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イルアミンで開始し、3−アミノ−5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−カルボン酸メチルエステルを調製できる。
実施例79
(S)−9−{(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−[2−(2−ヒドロキシ−エチル)−2H−テトラゾール−5−イル]−アミノ}−2,3,6,7,8,9−ヘキサヒドロ−1H−5−アザ−シクロヘプタ[f]インデン−5−カルボン酸イソプロピルエステルの合成
ステップ1 (S)−9−[(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−(2H−テトラゾール−5−イル)−アミノ]−2,3,6,7,8,9−ヘキサヒドロ−1H−5−アザ−シクロヘプタ[f]インデン−5−カルボン酸イソプロピルエステルの調製
実施例3、ステップ11−16に記述した手順に実質的に従い、tert−ブチル−7−メチル−5−オキソ−8−トリフルオロメチル−2,3−4,5−テトラヒドロベンゾ[b]アゼピン−1−カルボン酸塩を実施例3、ステップ11の9−オキソ−2,3,6,7,8,9−ヘキサヒドロ−1H−5−アザ−シクロヘプタ[f]インデン−5−カルボン酸イソプロピルエステル(実施例49、ステップ4)で代替することで、標記化合物を調製した。MS(ES−):581(M−H).
ステップ2(S)−9−{(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−[2−(2−ヒドロキシ−エチル)−2H−テトラゾール−5−イル]−アミノ}−2,3,6,7,8,9−ヘキサヒドロ−1H−5−アザ−シクロヘプタ[f]インデン−5−カルボン酸イソプロピルエステルの調製
カルボン酸カリウム(40mg、0.29mmol)及びブロモエタノール(0.018mL、0.26mmol)を、ジメチルホルムアミド(0.3mL)中の(S)−9−[(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−(2H−テトラゾール−5−イル)−アミノ]−2,3,6,7,8,9−ヘキサヒドロ−1H−5−アザ−シクロヘプタ[f]インデン−5−カルボン酸イソプロピルエステル(50mg、0.086mmol)の溶液に添加した。密閉した管内で、室温で18時間撹拌した。次に、ブロモエタノール(0.018mL、0.26mmol)を添加し、2時間撹拌した。塩酸の1N溶液を添加し、ジクロロメタンで抽出した。有機層を無水硫酸マグネシウム上で乾燥し、ろ過し、減圧下で溶剤を除去した。残留物を、シリカゲル上、酢酸エチル/ヘキサンで溶出させるクロマトグラフすることで、標記化合物(26mg、49%)を得た。MS(ES+):627(M+H).
実施例80
(R)−9−[(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)−アミノ]−2,3,6,7,8,9−ヘキサヒドロ−1H−5−アザ−シクロヘプタ[f]インデン−5−カルボン酸イソプロピルエステルの合成
実施例50を、Chiralpak AD(20×250mm)、流速10−12mL/min(15min).グラジエント:ヘキサン中10−30%プロパン−2−オール0.05% TFA、Rf=5.2min、波長:215.16、e.e.>98%でキラル分割することで、標記化合物を得た。MS(ES+):597(M+H).
実施例81
(S)−9−[(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)−アミノ]−2,3,6,7,8,9−ヘキサヒドロ−1H−5−アザ−シクロヘプタ[f]インデン−5−カルボン酸イソプロピルエステルの合成
実施例50を、Chiralpak AD(20×250mm)、流速10−12mL/min(15min).グラジエント:ヘキサン中10−30%プロパン−2−オール 0.05% TFA、Rf=11.2min、波長:215.16、e.e.>98%でキラル分割することで、標記化合物を得た。MS(ES+):597(M+H).
実施例82
(S)−6−{(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−[2−(2−ヒドロキシ−エチル)−2H−テトラゾール−5−イル]−アミノ}−2,3,6,7,8,9−ヘキサヒドロ−1H−10−アザ−シクロヘプタ[e]インデン−10−カルボン酸イソプロピルエステルの合成
実施例79、ステップ2に記述した手順に実質的に従い、(S)−9−[(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−(2H−テトラゾール−5−イル)−アミノ]−2,3,6,7,8,9−ヘキサヒドロ−1H−5−アザ−シクロヘプタ[f]インデン−5−カルボン酸イソプロピルエステルを実施例79、ステップ2の(S)−6−[(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−(2H−テトラゾール−5−イル)−アミノ]−4−メチル−2,3,6,7,8,9−ヘキサヒドロ−1H−10−アザ−シクロヘプタ[e]インデン−10−カルボン酸イソプロピルエステル(実施例55、ステップ5)で代替することで、標記化合物を調製した。MS(ES+):641(M+H).
実施例83
(S)−6−{(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−[2−(2−ヒドロキシ−エチル)−2H−テトラゾール−5−イル]−アミノ}−4−メチル−2,3,6,7,8,9−ヘキサヒドロ−1H−10−アザ−シクロヘプタ[e]インデン−10−カルボン酸イソプロピルエステルの合成
ステップ1 (S)−6−[(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−(2H−テトラゾール−5−イル)−アミノ]−2,3,6,7,8,9−ヘキサヒドロ−1H−10−アザ−シクロヘプタ[e]インデン−10−カルボン酸イソプロピルエステルの調製
実施例3、ステップ11−16に記述した手順に実質的に従い、tert−ブチル−7−メチル−5−オキソ−8−トリフルオロメチル−2,3,4,5−テトラヒドロベンゾ[b]アゼピン−1−カルボン酸塩を実施例3、ステップ11の6−オキソ−2,3,6,7,8,9−ヘキサヒドロ−1H−10−アザ−シクロヘプタ[e]インデン−10−カルボン酸イソプロピルエステル(実施例48、ステップ6)で代替することで、標記化合物を調製した。MS(ES+):581(M−H).
ステップ2 (S)−6−{(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−[2−(2−ヒドロキシ−エチル)−2H−テトラゾール−5−イル]−アミノ}−4−メチル−2,3,6,7,8,9−ヘキサヒドロ−1H−10−アザ−シクロヘプタ[e]インデン−10−カルボン酸イソプロピルエステルの調製
実施例79、ステップ2に記述した手順に実質的に従い、(S)−9−[(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−(2H−テトラゾール−5−イル)−アミノ]−2,3,6,7,8,9−ヘキサヒドロ−1H−5−アザ−シクロヘプタ[f]インデン−5−カルボン酸イソプロピルエステルを実施例79、ステップ2の(S)−6−[(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−(2H−テトラゾール−5−イル)−アミノ]−2,3,6,7,8,9−ヘキサヒドロ−1H−10−アザ−シクロヘプタ[e]インデン−10−カルボン酸イソプロピルエステルで代替することで、標記化合物を調製した。MS(ES+):627(M+H).
実施例84
(S)−9−[(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)−アミノ]−2,3,6,7,8,9−ヘキサヒドロ−1H−5−アザ−シクロヘプタ[f]インデン−5−カルボン酸2−メトキシカルボニル−2−メチル−プロピルエステルの合成
ステップ1 (S)−(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)−(1,2,3,5,6,7,8,9−オクタヒドロ−5−アザ−シクロヘプタ[f]インデン−9−イル)−アミンの調製
実施例3、ステップ18に記述した手順に実質的に従い、(S)−tert−ブチル 5−[(3,5−ビストリフルオロメチルベンジル)−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)アミノ]−7−メチル−8−トリフルオロメチル−2,3,4,5−テトラヒドロベンゾ[b]アゼピン−1−カルボン酸塩を実施例3、ステップ18の(S)−9−[(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)−アミノ]−2,3,6,7,8,9−ヘキサヒドロ−1H−5−アザ−シクロヘプタ[f]インデン−5−カルボン酸tert−ブチルエステル(実施例65)で代替することで、標記化合物を調製した。MS(ES+):511(M+H).
ステップ2 (S)−9−[(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)−アミノ]−2,3,6,7,8,9−ヘキサヒドロ−1H−5−アザ−シクロヘプタ[f]インデン−5−カルボン酸2−メトキシカルボニル−2−メチル−プロピルエステルの調製
トルエン(0.43mL、0.78mmol)中のホスゲン20%溶液を、ジクロロメタン(1.8mL)中の3−ヒドロキシ−2,2−ジメチル−プロピオン酸メチルエステル(0.12mL、0.96mmol)及びジイソプロピルエチルアミン(0.16mL、0.96mmol)の混合物に、窒素下、0℃で添加した。混合物を0℃で10分間、次に室温で1時間撹拌した。前者の溶液に、ジクロロメタン(1.8mL)中の(S)−(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)−(1,2,3,5,6,7,8,9−オクタヒドロ−5−アザ−シクロヘプタ[f]インデン−9−イル)−アミン(80mg、0.16mmol)の溶液、続いて、ピリジン(0.064mL、0.78mmol)を添加した。混合物を室温で1時間かくはんした。ジクロロメタンで希釈した。1M塩酸及び水で洗った。有機層を無水硫酸マグネシウム上で乾燥し、減圧下で溶剤を除去した。残留物を、シリカゲル上、クロマトグラフ(ヘキサン/酢酸エチルで溶出させる)することで、標記化合物(78mg、73%)を得た。MS(ES+):669(M+H).
実施例85
(S)−9−[(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)−アミノ]−2,3,6,7,8,9−ヘキサヒドロ−1H−5−アザ−シクロヘプタ[f]インデン−5−カルボン酸2−カルボキシ−2−メチル−プロピルエステルの合成
水性5MNaOH(2.4mL、12mmol)を、メタノール(3.4mL)中の(S)−9−[(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)−アミノ]−2,3,6,7,8,9−ヘキサヒドロ−1H−5−アザ−シクロヘプタ[f]インデン−5−カルボン酸2−メトキシカルボニル−2−メチル−プロピルエステル(86mg、0.13mmol)の溶液に添加した。水で希釈し、2MHClで中和した。水層を酢酸エチルで抽出した。有機層を無水硫酸マグネシウム上で乾燥し、減圧下で溶剤を除去した。残留物を、シリカゲル上、クロマトグラフ(ジクロロメタン/メタノールで溶出させる)することで、標記化合物(62mg、73%)を得た。MS(ES+):655(M+H).
実施例86
(S)−1−{5−[(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)−アミノ]−7−メチル−8−トリフルオロメチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−ベンゾ[b]アゼピン−1−イル}−3−フラン−2−イルメトキシ)−プロパン−2−オンの合成
ステップ1 (S)−1−{5−[(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)−アミノ]−7−メチル−8−トリフルオロメチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−ベンゾ[b]アゼピン−1−イル}−3−フラン−2−イルメトキシ)−プロパン−2−オールの調製
アセトニトリル(1mL)中の(S)−(3,5−ビストリフルオロメチルベンジル)−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)−(7−メチル−8−トリフルオロメチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾ[b]アゼピン−5−イル)アミン(実施例3、ステップ18)(0.055g、0.10mmol)の溶液に、ルフリルグリシジルエーテル(0.068mL、0.50mmol)、続いてイッテルビウム(III)トリフルオロメタンスルホン酸水和物(0.012g、0.02mmol)を添加した。その後、室温で3日間撹拌し、減圧下で溶剤を除去した。酢酸エチル(20mL)で希釈し、水、ブラインで洗い、減圧下で乾燥及び濃縮した。シリカゲルカラム(グラジエント溶出剤、ヘキサン中0−50%酢酸エチル)上で精製することで、標記化合物(0.043g、61%)を得た。質量分析:MS(ES+):707(M+H).
ステップ2 (S)−1−{5−[(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)−アミノ]−7−メチル−8−トリフルオロメチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−ベンゾ[b]アゼピン−1−イル}−3−フラン−2−イルメトキシ)−プロパン−2−オンの調製
室温のジクロロメタン(1mL)中のクロロクロム酸ピリジニウム(0.037g、0.17mmol)、酢酸ナトリウム(0.014g、0.17mmol)及び4A0分子篩(0.10g)の混合物に、ジクロロメタン(1mL)中の(S)−1−{5−[(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)−アミノ]−7−メチル−8−トリフルオロメチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−ベンゾ[b]アゼピン−1−イル}−3−フラン−2−イルメトキシ)−プロパン−2−オール(0.041g、0.058mmol)を添加した。反応混合物を室温で60分間撹拌し、エーテルで希釈した。ろ過し、減圧下で溶剤を除去した。フラッシュクロマトグラフィーにより、ヘキサン/酢酸エチル(グラジエント溶出剤、ヘキサン中0−30%酢酸エチル)で溶出させるフラッシュクロマトグラフィーにより、標記化合物(0.026g、65%)を得た。MS(ES+):705(M+H).
実施例87
2−{5−[(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)−アミノ]−7−メチル−8−トリフルオロメチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−ベンゾ[b]アゼピン−1−イル}−1−フェニル−エタノール及び2−{5−[(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)−アミノ]−7−メチル−8−トリフルオロメチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−ベンゾ[b]アゼピン−1−イル}−2−フェニル−エタノールの合成
実施例86,ステップ1,に記述した手順に実質的に従い、2種の分離可能な位置異性体をカラムで得るために、(S)−(3,5−ビストリフルオロメチルベンジル)−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)−(7−メチル−8−トリフルオロメチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾ[b]アゼピン−5−イル)アミン(実施例3、ステップ18)(0.055g、0.10mmol)、スチレンオキシド(0.057mL、0.50mmol)及びイッテルビウム(III)トリフルオロメタンスルホン酸水和物(0.012g、0.02mmol)を用いて、標記化合物を調製した。シリカゲルカラム(グラジエント溶出剤、ヘキサン中0−40%酢酸エチル)上で精製することで、異性体−1:2−{5−[(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)−アミノ]−7−メチル−8−トリフルオロメチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−ベンゾ[b]アゼピン−1−イル}−1−フェニル−エタノール(0.015g、22%).MS(ES+):673(M+H)、及び異性体−2:2−{5−[(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)−アミノ]−7−メチル−8−トリフルオロメチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−ベンゾ[b]アゼピン−1−イル}−2−フェニル−エタノール(0.012g、18%)を得た。MS(ES+):673(M+H).
実施例88
(S)−4−{5−[(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)−アミノ]−7−メチル−8−トリフルオロメチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−ベンゾ[b]アゼピン−1−イルメチル}−安息香酸メチルエステルの合成
4−ホルミル安息香酸メチルエステル(133mg、0.815mmol)を、酢酸(1mL)及び1,2−ジクロロエタン(10mL)中の(S)−(3,5−ビス−トリフルオロメチルベンジル)−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)−(7−メチル−8−トリフルオロメチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾ[b]アゼピン−5−イル)アミン(実施例3、ステップ18)(150mg、0.272mmol)の溶液に、窒素下、室温で添加し、2時間撹拌した。トリアセトキシホウ化水素ナトリウム(231mg、1.08mmol)を添加し、3時間撹拌した。混合物を塩化メチレン(30mL)で希釈し、飽和水性重炭酸ナトリウム溶液(2×10mL)で洗った。混合した水性洗浄物を塩化メチレン(20mL)で抽出し、混合した有機抽出物をブライン(20mL)で洗い、無水硫酸ナトリウム上で乾燥した。減圧下で溶剤を除去し、シリカゲル上、酢酸エチル/ヘキサン(1:2)で溶出させるクロマトグラフィーで、残留物を精製することで、白色の固体(100mg、52%)として標記化合物を得た。mp71−74℃ dec;
1HNMR(CDCl
3、300MHz)(1.61−1.65(m、2H)、2.02−2.22(m、2H)、2.29(s、3H)、2.71−2.80(m、1H)、3.02−3.11(m、1H)、3.89(s、3H)、4.18(s、3H)、4.22−4.40(m、2H)、4.89−5.10(m、2H)、5.55−5.60(m、1H)、6.90(s、1H)、7.21(s、1H)、7.45−7.49(m、2H)、7.65−7.70(m、2H)、7.75−7.80(m、1H)、7.97−7.81(m、2H);ESIMSm/z701[C
32H
29F
9N
6O
2+H]
+;HPLC98.3%、tR 19.6min.
実施例89
(S)−4−{5−[(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)−アミノ]−7−メチル−8−トリフルオロメチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−ベンゾ[b]アゼピン−1−イルメチル}−安息香酸の合成
5N水酸化ナトリウム溶液(0.5mL)を、メタノール(1mL)中の(S)−4−{5−[(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)−アミノ]−7−メチル−8−トリフルオロメチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−ベンゾ[b]アゼピン−1−イルメチル}−安息香酸メチルエステル(70mg、0.100mmol)の溶液に添加し、60℃で4時間加熱した。反応物を室温へ冷却した後、2N塩酸溶液でpH4まで酸性化し、水性混合物を酢酸エチル(3×10mL)で抽出した。有機層を水及びブライン(各10mL)で洗った。有機層を硫酸ナトリウム上で乾燥し、ろ過し、減圧下で溶剤を除去することで、白色の固体(62mg、90%)として標記化合物を得た。mp95−98℃;
1HNMR(CDCl
3、300MHz)(1.63−1.71(m、2H)、1.99−2.05(m、2H)、2.29(s、3H)、2.75−2.84(m、1H)、2.98−3.10(m、1H)、4.15(s、3H)、4.31−4.50(m、2H)、4.82−5.12(m、2H)、5.51−5.60(m、1H)、6.95(s、1H)、7.31−7.37(m、1H)、7.51−7.60(m、2H)、7.65−7.70(m、2H)、7.78−7.82(m、1H)、8.10−8.17(m、2H);ESI MS m/z 687[C
31H
27F
9N
6O
2+H]
+;HPLC 98.1%、tR 17.0min.
実施例90
(S)−3−{5−[(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)−アミノ]−7−メチル−8−トリフルオロメチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−ベンゾ[b]アゼピン−1−イルメチル}−安息香酸メチルエステルの合成
3−ホルミル安息香酸メチルエステル(133mg、0.815mmol)を、酢酸(1mL)及び1,2−ジクロロエタン(10mL)中の(S)−(3,5−ビス−トリフルオロメチルベンジル)−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)−(7−メチル−8−トリフルオロメチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾ[b]アゼピン−5−イル)アミン(実施例3、ステップ18)(150mg、0.272mmol)の溶液に、窒素下、室温で添加し、2時間撹拌した。トリアセトキシホウ化水素ナトリウム(231mg、1.08mmol)を添加し、3時間撹拌した。混合物を塩化メチレン(30mL)で希釈し、飽和水性重炭酸ナトリウム溶液(2×10mL)で洗った。混合した水性洗浄物を塩化メチレン(20mL)で抽出し、混合した有機抽出物をブライン(20mL)で洗い、無水硫酸ナトリウム上で乾燥した。減圧下で溶剤を除去し、シリカゲル上、酢酸エチル/ヘキサン(1:2)で溶出させるクロマトグラフィーで、残留物を精製することで、白色の固体(101mg、53%)として標記化合物を得た。mp62−65℃ dec;
1HNMR(CDCl
3、300MHz)(1.50−1.70(m、2H)、2.07−2.25(m、2H)、2.29(s、3H)、2.73−2.85(m、1H)、2.95−3.09(m、1H)、3.89(s、3H)、4.18(s、3H)、4.31−4.40(m、2H)、4.81−5.02(m、2H)、6.93(s、1H)、7.31−7.42(m、2H)、7.55−7.63(m、4H)、7.79−7.82(m、1H)、7.89−7.92(m、1H)、8.10(s、1H);ESI MS m/z 701[C
32H
29F
9N
6O
2+H]
+;HPLC 97.6%、tR 19.7min.
実施例91
(S)−3−{5−[(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)−アミノ]−7−メチル−8−トリフルオロメチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−ベンゾ[b]アゼピン−1−イルメチル}−安息香酸の合成
5N水酸化ナトリウム溶液(0.5mL)を、メタノール(1mL)中の(S)−3−{5−[(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)−アミノ]−7−メチル−8−トリフルオロメチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−ベンゾ[b]アゼピン−1−イルメチル}−安息香酸メチルエステル(70mg、0.100mmol)の溶液に添加し、60℃で4時間加熱した。反応物を室温へ冷却した後、2N塩酸溶液でpH4まで酸性化し、水性混合物を酢酸エチル(3×10mL)で抽出した。有機層を水及びブライン(各10mL)で洗った。有機層を硫酸ナトリウム上で乾燥し、ろ過し、減圧下で溶剤を除去することで、白色の固体(67mg、>99%)として標記化合物を得た。mp83−86℃;
1HNMR(CDCl
3、300MHz)(1.51−1.71(m、2H)、2.00−2.12(m、2H)、2.29(s、3H)、2.78−2.85(m、1H)、3.02−3.09(m、1H)、4.17(s、3H)、4.31−4.43(m、2H)、4.86−5.16(m、2H)、5.51−5.60(m、1H)、6.98(s、1H)、7.25(s、1H)、7.43−7.49(m、1H)、7.60−7.82(m、4H)、7.99−8.03(m、1H)、8.15(s、1H);ESI MS m/z 687[C
31H
27F
9N
6O
2+H]
+;HPLC 97.6%、tR 17.0min.
実施例92
(S)−4−{5−[(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)−アミノ]−7−メチル−8−トリフルオロメチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−ベンゾ[b]アゼピン−1−イル}−安息香酸の合成
ステップ1(S)−4−{5−[(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)−アミノ]−7−メチル−8−トリフルオロメチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−ベンゾ[b]アゼピン−1−イル}−安息香酸メチルエステルの調製
トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0)(16mg、0.018mmol)、2−ジシクロヘキシルホスフィノ−2’−(N,N−ジメチルアミノ)ビフェニル(14mg、0.036mmol)及びナトリウムt−ブトキシド(43mg、0.452mmol)を、トルエン(5mL)中で混合し、この懸濁液を室温で5分間、窒素でパージした。(S)−(3,5−ビストリフルオロメチルベンジル)−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)−(7−メチル−8−トリフルオロメチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾ[b]アゼピン−5−イル)アミン(実施例3、ステップ18)(100mg、0.181mmol)、続いてメチル−4−ヨード安息香酸(47mg、0.181mmol)を添加し、この混合物を窒素下、100℃で2時間加熱した。混合物を室温へ冷却し、ジクロロメタンで希釈し、Celite(登録商標)パッドを通してろ過し、減圧下で濃縮した。残留物を、シリカゲル上、ヘキサン/酢酸エチル(20:1〜1:2)で溶出させるクロマトグラフすることにより、オフホワイト色の固体(50mg、40%)として標記化合物を得た。mp101−105℃;TLC Rf 0.50(3:1ヘキサン/酢酸エチル);
1HNMR(CDCl
3、300MHz)(1.72−1.89(m、1H)、2.00−2.32(m、3H)、2.29(s、3H)、3.33−3.40(m、1H)、3.89(s、3H)、3.99−4.09(m、1H)、4.19(s、3H)、4.69−5.33(m、3H)、6.68−6.73(m、2H)、7.15(s、1H)、7.45(s、1H)、7.62−7.72(m、2H)、7.79(s、1H)、7.96−8.05(m、2H);ESI MS m/z 687[C
31H
27F
9N
6O
2+H]
+.
ステップ2 (S)−4−{5−[(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)−アミノ]−7−メチル−8−トリフルオロメチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−ベンゾ[b]アゼピン−1−イル}−安息香酸の調製
5N水酸化ナトリウム溶液(0.5mL)を、メタノール(1mL)中の(S)−4−{5−[(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)−アミノ]−7−メチル−8−トリフルオロメチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−ベンゾ[b]アゼピン−1−イル}−安息香酸メチルエステル(40mg、0.058mmol)の溶液に添加し、60℃で4時間加熱した。反応物を室温へ冷却した後、2N塩酸溶液でpH4まで酸性化し、水性混合物を酢酸エチル(3×10mL)で抽出した。有機層を水及びブライン(各10mL)で洗った。有機層を硫酸ナトリウム上で乾燥し、ろ過し、減圧下で溶剤を除去することで、白色の固体(20mg、51%)として標記化合物を得た。mp101−105℃;
1HNMR(CDCl
3、300MHz)(1.75−1.91(m、1H)、2.05−2.36(m、3H)、2.29(s、3H)、3.35−3.43(m、1H)3.99−4.09(m、1H)、4.19(s、3H)、4.70−5.35(m、3H)、6.70−6.75(m、2H)、7.20(s、1H)、7.47(s、1H)、7.63−7.72(m、2H)、7.80(s、1H)、7.96−8.10(m、2H);ESI MS m/z 673[C
30H
25F
9N
6O
2+H]
+.
実施例93
(4−{5−[(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−(3−メチル−イソオキサゾール−5−イル)−アミノ]−7−メチル−8−トリフルオロメチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−ベンゾ[b]アゼピン−1−イルメチル}−シクロヘキシル)−酢酸メチルエステルの合成
ステップ1 (S)−5−[(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−(3−オキソ−ブチリル)−アミノ]−7−メチル−8−トリフルオロメチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−ベンゾ[b]アゼピン−1−カルボン酸tert−ブチルエステルの調製
窒素雰囲気下、0℃の乾燥テトラヒドロフラン(10mL)中の(S)−5−(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジルアミノ)−7−メチル−8−トリフルオロメチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−ベンゾ[b]アゼピン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル(実施例3、ステップ14)(1.0g、1.75mmol)及び4−ジメチルアミノピリジン(25mg、0.21mmol)の溶液に、ジケテン(0.147mL、1.93mmol)を添加した。0℃、1.5時間の撹拌後、減圧下で溶剤を除去した。ヘキサン/酢酸エチル(20:1〜1:2)で溶出させるフラッシュクロマトグラフィーで精製することで、オフホワイト色の固体(1.12g、97%)として標記化合物を得た。TLC Rf 0.40(3:1ヘキサン/酢酸エチル);
1HNMR(CDCl
3、300MHz)(1.10−2.10(m、13H)、2.29(s、3H)、2.52(s、3H)、3.41−3.53(m、1H)、4.14−4.54(m、4H)、4.89−5.12(m、1H)、5.57−5.69(m、1H)、6.89(s、1H)、7.24−7.92(m、4H).
ステップ2 (S)−5−[(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−(3−メチル−イソオキサゾール−5−イル)−アミノ]−7−メチル−8−トリフルオロメチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−ベンゾ[b]アゼピン−1−カルボン酸tert−ブチルエステルの調製
0℃のメタノール(5mL)中の(S)−5−[(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−(3−オキソ−ブチリル)−アミノ]−7−メチル−8−トリフルオロメチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−ベンゾ[b]アゼピン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル(600mg、0.916mmol)の溶液に、ヒドロキシルアミン塩酸塩(96mg、1.37mmol)及び酢酸ナトリウム(3mg、0.046mmol)を添加した。反応混合物を還流しながら4時間加熱した。冷却し、減圧下で溶剤を除去した。ヘキサン/酢酸エチル(20:1〜3:1)で溶出させるフラッシュクロマトグラフィーで精製することで、オフホワイト色の固体(100mg、17%)として標記化合物を得た。
1HNMR(CDCl
3、300MHz)(1.10−2.10(m、16H)、2.21(s、3H)、2.54(s、3H)、4.22−4.83(m、3H)、6.89−6.92(m、1H)、7.36−7.89(m、4H);ESI MS m/z 652[C
30H
30F
9N
3O
3+H]
+.
ステップ3 (S)−(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−(3−メチル−イソオキサゾール−5−イル)−(7−メチル−8−トリフルオロメチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾ[b]アゼピン−5−イル)−アミンの調製
トリフルオロ酢酸(10mL)を、塩化メチレン(5mL)中の(S)−5−[(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−(3−メチル−イソオキサゾール−5−イル)−アミノ]−7−メチル−8−トリフルオロメチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−ベンゾ[b]アゼピン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル(140mg、0.458mmol)の溶液に、窒素下、0℃で添加した。混合物を室温まで温め、4時間撹拌し、混合物を飽和水性重炭酸ナトリウム溶液(20mL)に注いだ。混合物を塩化メチレン(20mL)で抽出し、混合した有機抽出物をブライン(10mL)で洗い、無水硫酸ナトリウム上で乾燥し、ろ過した。減圧下で溶剤を除去することで、無色の油(90mg、76%)として標記化合物を得、この油は更なる精製を行うことなく次のステップで使用した。ESI MS m/z 552[C
25H
22F
9N
3O+H]
+.
ステップ4 4−{5−[(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−(3−メチル−イソオキサゾール−5−イル)−アミノ]−7−メチル−8−トリフルオロメチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−ベンゾ[b]アゼピン−1−イルメチル}−シクロヘキシル)−酢酸メチルエステルの調製
(4−ホルミル−シクロヘキシル)−酢酸メチルエステル(68mg、0.368mmol)を、酢酸(0.5mL)及び1,2−ジクロロエタン(5mL)中の(S)−(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−(3−メチル−イソオキサゾール−5−イル)−(7−メチル−8−トリフルオロメチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾ[b]アゼピン−5−イル)−アミン(80mg、0.122mmol)の溶液に、窒素下、室温で添加し、2時間撹拌した。トリアセトキシホウ化水素ナトリウム(231mg、1.08mmol)を添加し、3時間撹拌した。混合物を塩化メチレン(30mL)で希釈し、飽和水性重炭酸ナトリウム溶液(2×10mL)で洗った。混合した水性洗浄物を塩化メチレン(20mL)で抽出し、混合した有機抽出物をブライン(20mL)で洗い、無水硫酸ナトリウム上で乾燥した。減圧下で溶剤を除去し、シリカゲル上、酢酸エチル/ヘキサン(1:2)で溶出させるクロマトグラフィーで、残留物を精製することで、無色の半固体(73mg、85%)として標記化合物を得た。
1HNMR(CDCl
3、300MHz)(0.72−2.34(m、21H)、2.60−2.65(m,1H)、2.82−2.90(m、1H)、3.00−3.10(m、2H)、3.89(s、3H)、4.60−4.89(m、3H)、5.12−5.18(m、1H)、6.89(s、1H)、7.15(s、1H)、7.68−7.71(m、3H)、7.82(s、1H);ESI MS m/z 720[C
35H
38F
9N
3O
3+H]
+;HPLC96.1%、tR 22.1min.
実施例94
(4−{5−[(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−(3−メチル−イソオキサゾール−5−イル)−アミノ]−7−メチル−8−トリフルオロメチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−ベンゾ[b]アゼピン−1−イルメチル}−シクロヘキシル)−酢酸の合成
5N水酸化ナトリウム溶液(2mL)を、メタノール(5mL)中の(4−{5−[(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−(3−メチル−イソオキサゾール−5−イル)−アミノ]−7−メチル−8−トリフルオロメチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−ベンゾ[b]アゼピン−1−イルメチル}−シクロヘキシル)−酢酸メチルエステル(63mg、0.088mmol)の溶液に添加し、60℃で4時間撹拌した。反応物が室温へと冷却した後、2N塩酸溶液でpH4に酸性化し、水性混合物を酢酸エチル(3×10mL)で抽出した。有機層を水及びブライン(各10mL)で洗った。有機層を硫酸ナトリウム上で乾燥し、ろ過し、減圧下で溶剤を除去することで、白色の固体(58mg、95%)として標記化合物を得た。
1HNMR(CDCl
3、300MHz)(0.78−2.45(m、22H)、2.63−3.10(m、4H)、4.61−4.82(m、3H)、5.12−5.19(m、1H)、6.89(s、1H)、7.12−7.33(m、2H)、7.62−7.81(m、3H);ESI MS m/z 706[C
34H
36F
9N
3O
3+H]
+;HPLC96.3%、tR 18.9min.
実施例95
(S)−(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−(7−メチル−1−ピリジン−4−イルメチル−8−トリフルオロメチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾ[b]アゼピン−5−イル)−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)−アミンの合成
実施例3、ステップ19に記述した手順に実質的に従い、(S)−(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)−(7−メチル−8−トリフルオロメチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾ[b]アゼピン−5−イル)−アミン(実施例3、ステップ18)を用い、シクロペンタンカルボキアルデヒドを4−ピリジン−カルボキシアルデヒドで代替することで、標記化合物を調製した。MS(ES+):644(M+H).
実施例96
(S)−(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−(7−メチル−1−ピリジン−4−イルメチル−8−トリフルオロメチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾ[b]アゼピン−5−イル)−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)−アミン塩酸塩の合成
エチルエーテル(0.0500mL)中の1.0NHClを、エチルエーテル(0.500mL)中の(S)−(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−(7−メチル−1−ピリジン−4−イルメチル−8−トリフルオロメチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾ[b]アゼピン−5−イル)−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)−アミン(0.0230mg、0.0357mmol)の溶液に添加し、10分間撹拌した。溶剤を蒸発させることで、標記化合物を得た。MS(ES+):644(M+H).
実施例97
(S)−(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−(7−メチル−1−ピリジン−3−イルメチル−8−トリフルオロメチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾ[b]アゼピン−5−イル)−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)−アミンの合成
実施例3、ステップ19に記述した手順に実質的に従い、(S)−(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)−(7−メチル−8−トリフルオロメチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾ[b]アゼピン−5−イル)−アミン(実施例3、ステップ18)を用い、シクロペンタンカルボキアルデヒドを3−ピリジン−カルボキシアルデヒドで代替することで、標記化合物を調製した。MS(ES+):644(M+H).
実施例98
(S)−(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−(1−シクロプロピルメチル−7−メチル−8−トリフルオロメチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾ[b]アゼピン−5−イル)−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)−アミンの合成
実施例3、ステップ19に記述した手順に実質的に従い、(S)−(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)−(7−メチル−8−トリフルオロメチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾ[b]アゼピン−5−イル)−アミン(実施例3、ステップ18)を用い、シクロペンタンカルボキアルデヒドをシクロプロパンカルボキシアルデヒドで代替することで、標記化合物を調製した。MS(ES+):607(M+H).
実施例99
(S)−2−{5−[(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)−アミノ]−7−エチル−8−トリフルオロメチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−ベンゾ[b]アゼピン−1−イル}−エタノールの合成
実施例33に記述した手順に実質的に従い、(S)−(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)−(7−メチル−8−トリフルオロメチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾ[b]アゼピン−5−イル)−アミン(実施例3、ステップ18)を(S)−(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)−(7−エチル−8−トリフルオロメチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾ[b]アゼピン−5−イル)−アミン(実施例35、ステップ1)で代替することで、標記化合物を調製した。MS(ES+):611(M+H).
実施例100
(S)−(2−{5−[(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)−アミノ]−7−エチル−8−トリフルオロメチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−ベンゾ[b]アゼピン−1−イル}−エチル)−カルバミン酸tert−ブチルエステルの合成
実施例3、ステップ19に記述した手順に実質的に従い、(S)−(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)−(7−メチル−8−トリフルオロメチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾ[b]アゼピン−5−イル)−アミン(実施例3、ステップ18)を(S)−(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)−(7−エチル−8−トリフルオロメチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾ[b]アゼピン−5−イル)−アミン(実施例35、ステップ1)で代替することで、シクロペンタンカルボキアルデヒドを(2−オキソ−エチル)−カルバミン酸tert−ブチルエステルで代替することで、標記化合物を調製した。MS(ES+):710(M+H).
実施例101
(S)−4−{5−[(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)−アミノ]−7−エチル−8−トリフルオロメチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−ベンゾ[b]アゼピン−1−イルメチル}−安息香酸の合成
実施例3、ステップ19に記述した手順に実質的に従い、(S)−(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)−(7−メチル−8−トリフルオロメチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾ[b]アゼピン−5−イル)−アミン(実施例3、ステップ18)を(S)−(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)−(7−エチル−8−トリフルオロメチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾ[b]アゼピン−5−イル)−アミン(実施例35、ステップ1)で代替することで、シクロペンタンカルボキアルデヒドを4−カルボキシベンズアルデヒドで代替することで、標記化合物を調製した。MS(ES+):701(M+H).
実施例102
(S)5−{9−[(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)−アミノ]−1,3,6,7,8,9−ヘキサヒドロ−2−オキサ−5−アザ−シクロヘプタ[f]インデン−5−イルメチル}−チオフェン−2−カルボン酸の合成
ジクロロエタン(5mL)中の(S)−(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−(3,5,6,7,8,9−ヘキサヒドロ−1H−2−オキサ−5−アザ−シクロヘプタ[f]インデン−9−イル)−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)−アミン(実施例73、ステップ7)(0.16mmol)の溶液に、5−ホルミル−チオフェン−2−カルボン酸(0.63mmol)、続いて酢酸(触媒)を添加した。NaB(OAc)
3H(0.78mmol)を添加し、その混合物を室温で14時間撹拌した。反応物をジクロロメタン(10mL)で希釈し、水(5mL)で急冷した。有機物を分離し、水性をジクロロメタン(2×10mL)で洗った。混合した有機物を硫酸ナトリウム上で乾燥し、ろ過し、減圧下で溶剤を除去した。生成物を、シリカゲル上、MeOH/DCM(1−5%)で溶出させるクロマトグラフすることで、無色の泡として標記化合物を得た。MS(ES+):651(M−H).
実施例103
(S)−(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)−(5−ピリジン−4−イルメチル−3,5,6,7,8,9−ヘキサヒドロ−1H−2−オキサ−5−アザ−シクロヘプタ[f]インデン−9−イル)−アミンの合成
(S)−5−{9−[(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)−アミノ]−1,3,6,7,8,9−ヘキサヒドロ−2−オキサ−5−アザ−シクロヘプタ[f]インデン−5−イルメチル}−チオフェン−2−カルボン酸(実施例102)の合成に記述した手順に実質的に従い、(S)−(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−(3,5,6,7,8,9−ヘキサヒドロ−1H−2−オキサ−5−アザ−シクロヘプタ[f]インデン−9−イル)−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)−アミン(実施例73、ステップ7)及び4−ピリジンカルボキシアルデヒドで開始し、標記化合物を調製した。MS(ES+):604(M+H).
実施例104
(S)−(4−{9−[(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)−アミノ]−1,3,6,7,8,9−ヘキサヒドロ−2−オキサ−5−アザ−シクロヘプタ[f]インデン−5−イルメチル}−シクロヘキシル)−酢酸の合成
ステップ1(S)−(4−{9−[(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)−アミノ]−1,3,6,7,8,9−ヘキサヒドロ−2−オキサ−5−アザ−シクロヘプタ[f]インデン−5−イルメチル}−シクロヘキシル)−酢酸ベンジルエステルの調製
(S)5−{9−[(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)−アミノ]−1,3,6,7,8,9−ヘキサヒドロ−2−オキサ−5−アザ−シクロヘプタ[f]インデン−5−イルメチル}−チオフェン−2−カルボン酸(実施例102)の合成に記述した手順に実質的に従い、(S)−(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−(3,5,6,7,8,9−ヘキサヒドロ−1H−2−オキサ−5−アザ−シクロヘプタ[f]インデン−9−イル)−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)−アミン(実施例73、ステップ7)及び(4−ホルミル−シクロヘキシル)−酢酸ベンジルエステルで開始し、標記化合物を調製した。MS:757(M+H).
ステップ2(S)−(4−{9−[(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)−アミノ]−1,3,6,7,8,9−ヘキサヒドロ−2−オキサ−5−アザ−シクロヘプタ[f]インデン−5−イルメチル}−シクロヘキシル)−酢酸の調製
メタノール(5mL)中の(S)−(4−{9−[(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)−アミノ]−1,3,6,7,8,9−ヘキサヒドロ−2−オキサ−5−アザ−シクロヘプタ[f]インデン−5−イルメチル}−シクロヘキシル)−酢酸ベンジルエステル(0.07mmol)の溶液に、NaOH(5N、3mL)を添加し、60℃で2時間撹拌した。室温へ冷却した後、水(20mL)で希釈し、5MHClで中和した。有機物を酢酸エチル(3×10mL)で抽出した。混合した有機物を硫酸ナトリウム上で乾燥し、ろ過し、減圧下で溶剤を除去することで、無色の泡として標記化合物を得た。MS(ES+):667(M+H).
実施例105
(S)−2−{9−[(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)−アミノ]−1,3,6,7,8,9−ヘキサヒドロ−2−オキサ−5−アザ−シクロヘプタ[f]インデン−5−イル}−エタノールの合成
ステップ1 (S)−[5−(2−ベンジルオキシ−エチル)−3,5,6,7,8,9−ヘキサヒドロ−1H−2−オキサ−5−アザ−シクロヘプタ[f]インデン−9−イル]−(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)−アミンの調製
(S)−5−{9−[(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)−アミノ]−1,3,6,7,8,9−ヘキサヒドロ−2−オキサ−5−アザ−シクロヘプタ[f]インデン−5−イルメチル}−チオフェン−2−カルボン酸(実施例102)の合成に記述した手順に実質的に従い、(S)−(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−(3,5,6,7,8,9−ヘキサヒドロ−1H−2−オキサ−5−アザ−シクロヘプタ[f]インデン−9−イル)−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)−アミン(実施例73、ステップ7)及びベンジルオキシ−アセトアルデヒドで開始し、標記化合物を調製した。
ステップ2 (S)−2−{9−[(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)−アミノ]−1,3,6,7,8,9−ヘキサヒドロ−2−オキサ−5−アザ−シクロヘプタ[f]インデン−5−イル}−エタノールの調製
メタノール(20mL)中の(S)−[5−(2−ベンジルオキシ−エチル)−3,5,6,7,8,9−ヘキサヒドロ−1H−2−オキサ−5−アザ−シクロヘプタ[f]インデン−9−イル]−(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)−アミン(0.14mmol)の溶液を窒素でパージし、触媒量のPd/Cを添加した。得られる混合物を水素でパージし、室温で5時間撹拌した。反応物を窒素でパージし、Celite(登録商標)パッドを通してろ過し、メタノール(50mL)で洗った。減圧下で溶剤を除去した。生成物を、シリカゲル上、酢酸エチル/ヘキサン(5〜100%)で溶出させるクロマトグラフすることで、無色の泡として標記化合物を得た。MS(ES+):557(M+H).
実施例106
(S)−9−[[2−(2−アミノ−エチル)−2H−テトラゾール−5−イル]−(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−アミノ]−1,3,6,7,8,9−ヘキサヒドロ−2−オキサ−5−アザ−シクロヘプタ[f]インデン−5−カルボン酸tert−ブチルエステルの合成
ステップ1 (S)−9−((3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−{2−[2−(1,3−ジオキソ−1,3−ジヒドロ−イソインドール−2−イル)−エチル]−2H−テトラゾール−5−イル}−アミノ)−1,3,6,7,8,9−ヘキサヒドロ−2−オキサ−5−アザ−シクロヘプタ[f]インデン−5−カルボン酸tert−ブチルエステルの調製
ジクロロメタン(10mL)中の(S)−9−[(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−(2H−テトラゾール−5−イル)−アミノ]−1,3,6,7,8,9−ヘキサヒドロ−2−オキサ−5−アザ−シクロヘプタ[f]インデン−5−カルボン酸tert−ブチルエステル(実施例72、ステップ6)(0.84mmol)及びN−(2−ヒドロキシエチル)フタルイミド(2.51mmol)の溶液に、トリフェニルホスフィン(2.51mmol)を添加し、続いて、アゾジカルボン酸ジエチル(2.51mmol)を滴下した。室温で14時間撹拌した後、減圧下で溶剤を除去した。シリカゲル上、酢酸エチル/ヘキサン(5〜50%)で溶出させるクロマトグラフすることで、無色の泡として標記化合物を得た。MS(ES+):772(M+H).
ステップ2 (S)−9−[[2−(2−アミノ−エチル)−2H−テトラゾール−5−イル]−(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−アミノ]−1,3,6,7,8,9−ヘキサヒドロ−2−オキサ−5−アザ−シクロヘプタ[f]インデン−5−カルボン酸tert−ブチルエステルの調製
ヒドラジン水和物(1.94mmol)を、メタノール(5mL)中の(S)−9−((3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−{2−[2−(1,3−ジオキソ−1,3−ジヒドロ−イソインドール−2−イル)−エチル]−2H−テトラゾール−5−イル}−アミノ)−1,3,6,7,8,9−ヘキサヒドロ−2−オキサ−5−アザ−シクロヘプタ[f]インデン−5−カルボン酸tert−ブチルエステル(0.13mmol)の溶液に添加した。混合物を60℃で4時間加熱した後、14時間撹拌した。減圧下で溶剤を除去した。シリカゲル上、酢酸エチル/ヘキサン(0〜5%)で溶出させるクロマトグラフすることで、無色の泡として標記化合物を得た。MS(ES+):642(M+H).
実施例107
(S)−[2−(2−アミノ−エチル)−2H−テトラゾール−5−イル]−(5−ベンジル−3,5,6,7,8,9−ヘキサヒドロ−1H−2−オキサ−5−アザ−シクロヘプタ[f]インデン−9−イル)−(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−アミンの合成
ステップ1 (S)−2−(2−{5−[(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−(3,5,6,7,8,9−ヘキサヒドロ−1H−2−オキサ−5−アザ−シクロヘプタ[f]インデン−9−イル)−アミノ]−テトラゾール−2−イル}−エチル)−イソインドール−1,3−ジオンの調製
ジクロロメタン(5mL)中の(S)−9−((3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−{2−[2−(1,3−ジオキソ−1,3−ジヒドロ−イソインドール−2−イル)−エチル]−2H−テトラゾール−5−イル}−アミノ)−1,3,6,7,8,9−ヘキサヒドロ−2−オキサ−5−アザ−シクロヘプタ[f]インデン−5−カルボン酸tert−ブチルエステル(実施例106、ステップ1)(0.39mmol)の溶液に、トリフルオロ酢酸(2mL)を添加した。室温で3時間撹拌した後、反応物を濃縮したカルボン酸ナトリウムで急冷し、ジクロロメタン(20mL)、及び水(20mL)で希釈した。層を分離し、水性をジクロロメタン(2×10mL)で洗った。有機物を硫酸ナトリウム上で乾燥し、ろ過し、減圧下で溶剤を除去した。シリカゲル上、酢酸エチル/ヘキサン(10〜50%)で溶出させるクロマトグラフすることで、無色の泡として標記化合物を得た。MS(ES+):730(M+59).
ステップ2 (S)−2−(2−{5−[(5−ベンジル−3,5,6,7,8,9−ヘキサヒドロ−1H−2−オキサ−5−アザ−シクロヘプタ[f]インデン−9−イル)−(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−アミノ]−テトラゾール−2−イル}−エチル)−イソインドール−1,3−ジオンの調製
(S)−5−{9−[(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)−アミノ]−1,3,6,7,8,9−ヘキサヒドロ−2−オキサ−5−アザ−シクロヘプタ[f]インデン−5−イルメチル}−チオフェン−2−カルボン酸(実施例102)の合成に記述した手順に実質的に従い、(S)−2−(2−{5−[(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−(3,5,6,7,8,9−ヘキサヒドロ−1H−2−オキサ−5−アザ−シクロヘプタ[f]インデン−9−イル)−アミノ]−テトラゾール−2−イル}−エチル)−イソインドール−1,3−ジオン及びベンズアルデヒドで開始し、標記化合物を調製した。MS(ES+):762(M+H).
ステップ3 (S)−[2−(2−アミノ−エチル)−2H−テトラゾール−5−イル]−(5−ベンジル−3,5,6,7,8,9−ヘキサヒドロ−1H−2−オキサ−5−アザ−シクロヘプタ[f]インデン−9−イル)−(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−アミンの調製
(S)−9−[[2−(2−アミノ−エチル)−2H−テトラゾール−5−イル]−(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−アミノ]−1,3,6,7,8,9−ヘキサヒドロ−2−オキサ−5−アザ−シクロヘプタ[f]インデン−5−カルボン酸tert−ブチルエステル(実施例106、ステップ2)の合成に記述した手順に実質的に従い、(S)−2−(2−{5−[(5−ベンジル−3,5,6,7,8,9−ヘキサヒドロ−1H−2−オキサ−5−アザ−シクロヘプタ[f]インデン−9−イル)−(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−アミノ]−テトラゾール−2−イル}−エチル)−イソインドール−1,3−ジオンで開始し、標記化合物を調製した。MS(ES+):632(M+H).
実施例108
(S)−[2−(2−アミノ−エチル)−2H−テトラゾール−5−イル]−(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−[5−(3,3,3−トリフルオロ−プロピル)−3,5,6,7,8,9−ヘキサヒドロ−1H−2−オキサ−5−アザ−シクロヘプタ[f]インデン−9−イル]−アミンの合成
(S)−[2−(2−アミノ−エチル)−2H−テトラゾール−5−イル]−(5−ベンジル−3,5,6,7,8,9−ヘキサヒドロ−1H−2−オキサ−5−アザ−シクロヘプタ[f]インデン−9−イル)−(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−アミン(実施例107)の合成に記述した手順に実質的に従い、(S)−2−(2−{5−[(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−(3,5,6,7,8,9−ヘキサヒドロ−1H−2−オキサ−5−アザ−シクロヘプタ[f]インデン−9−イル)−アミノ]−テトラゾール−2−イル}−エチル)−イソインドール−1,3−ジオン及び実施例107、ステップ2の3,3,3−トリフルオロ−プロピオンアルデヒドで開始し、標記化合物を調製した。MS(ES+):638(M+H).
実施例109
(S)−5−{5−[(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)−アミノ]−2,3,4,5,7,8,9,10−オクタヒドロ−ナフト[2,3−b]アゼピン−1−イル}−3,3−ジメチル−ペンタン酸の合成
(S)−5−{9−[(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)−アミノ]−1,3,6,7,8,9−ヘキサヒドロ−2−オキサ−5−アザ−シクロヘプタ[f]インデン−5−イル}−3,3−ジメチル−ペンタン酸(実施例74)の合成に記述した手順に実質的に従い、(S)−(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−(3,5,6,7,8,9−ヘキサヒドロ−1H−2−オキサ−5−アザ−シクロヘプタ[f]インデン−9−イル)−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)−アミンを実施例74、ステップ3の(S)−(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)−(2,3,4,5,7,8,9,10−オクタヒドロ−1H−ナフト[2,3−b]アゼピン−5−イル)−アミン(実施例77、ステップ3)で代替することで、標記化合物を調製した。MS(ES+):653(M+H).
実施例110
(S)−(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−(1−シクロペンチルメチル−11−メチル−2,3,4,5,7,8,9,10−オクタヒドロ−1H−ナフト[2,3−b]アゼピン−5−イル)−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)−アミンの合成
ステップ1 (S)−(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−(11−メチル−2,3,4,5,7,8,9,10−オクタヒドロ−1H−ナフト[2,3−b]アゼピン−5−イル)−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)−アミンの調製
ジクロロメタン(5mL)中の(S)−(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)−(2,3,4,5,7,8,9,10−オクタヒドロ−1H−ナフト[2,3−b]アゼピン−5−イル)−アミン(実施例77、ステップ3)(0.19mmol)の溶液に、重炭酸ナトリウム(0.28mmol)及びメタノール(2mL)を添加した。ジクロロメタン中のヨードモノクロライド(0.28mmol)の溶液を添加した。室温で1時間撹拌した後、濃縮した水性メタ重亜硫酸ナトリウムで反応物を急冷した。有機層を分離し、水性をジクロロメタン(2×10mL)で洗った。粗中間物をジオキサン(5mL)中に溶解し、窒素でパージした。この溶液に、パラジウムアセテート(0.04mmol)、ジフェニルホスフィノフェロセン(0.04mmol)、フッ化セシウム(0.76mmol)、及びメチルボロン酸(0.76mmol)を添加した。混合物を60℃で4時間加熱し、次に室温まで冷却し、減圧下で溶剤を除去した。シリカゲル上、酢酸エチル/ヘキサン(5〜25%)で溶出させるクロマトグラフすることで、標記化合物を得た。MS(ES+):539(M+H).
ステップ2 (S)−(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−(1−シクロペンチルメチル−11−メチル−2,3,4,5,7,8,9,10−オクタヒドロ−1H−ナフト[2,3−b]アゼピン−5−イル)−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)−アミンの調製
(S)−5−{9−[(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)−アミノ]−1,3,6,7,8,9−ヘキサヒドロ−2−オキサ−5−アザ−シクロヘプタ[f]インデン−5−イルメチル}−チオフェン−2−カルボン酸(実施例102)の合成に記述した手順に実質的に従い、(S)−(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−(11−メチル−2,3,4,5,7,8,9,10−オクタヒドロ−1H−ナフト[2,3−b]アゼピン−5−イル)−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)−アミン及びシクロペンタンカルボキアルデヒドで開始し、標記化合物を調製した。MS(ES+):621(M+H).
実施例111
(S)−5−{5−[(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)−アミノ]−7−メチル−8−トリフルオロメチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−ベンゾ[b]アゼピン−1−イルメチル}−チオフェン−2−カルボン酸の合成
ジクロロエタン(5mL)中の(S)−(3,5−ビストリフルオロメチルベンジル)−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)−(7−メチル−8−トリフルオロメチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾ[b]アゼピン−5−イル)アミン(実施例3、ステップ18)(0.10mmol)の溶液に、5−ホルミル−チオフェン−2−カルボン酸(0.4mmol)、次いで酢酸(触媒)を添加した。NaB(OAc)
3H(0.5mmol)を添加し、混合物を室温で14時間撹拌した。反応物をジクロロメタン(10mL)で希釈し、水(5mL)で急冷した。有機物を分離し、水性をジクロロメタン(2×10mL)で洗った。混合した有機物を硫酸ナトリウム上で乾燥し、ろ過し、減圧下で溶剤を除去した。シリカゲル上、MeOH/DCM(1−5%)で溶出させるクロマトグラフすることで、無色の泡として標記化合物を得た。MS(ES+):693(M+H).
(S)−5−{5−[(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)−アミノ]−7−メチル−8−トリフルオロメチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−ベンゾ[b]アゼピン−1−イルメチル}−チオフェン−2−カルボン酸(実施例111)の合成に記述された手順に実質的に従って5−ホルミル−チオフェン−2−カルボン酸を適切なアルデヒドで代替することで、実施例112−119を調製した。
実施例120
(S)−(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−(7−メチル−1−ピペリジン−4−イルメチル−8−トリフルオロメチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾ[b]アゼピン−5−イル)−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)−アミンの合成
ステップ1 (S)−4−{5−[(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)−アミノ]−7−メチル−8−トリフルオロメチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−ベンゾ[b]アゼピン−1−イルメチル}−ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステルの調製
(S)−5−{5−[(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)−アミノ]−7−メチル−8−トリフルオロメチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−ベンゾ[b]アゼピン−1−イルメチル}−チオフェン−2−カルボン酸.(実施例111)の合成に記述した手順に実質的に従い、(S)−(3,5−ビストリフルオロメチルベンジル)−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)−(7−メチル−8−トリフルオロメチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾ[b]アゼピン−5−イル)アミン(実施例3、ステップ18)及び4−ホルミル−ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステルで開始し、標記化合物を調製した。MS(ES+):750(M+H).
ステップ2 (S)−(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−(7−メチル−1−ピペリジン−4−イルメチル−8−トリフルオロメチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾ[b]アゼピン−5−イル)−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)−アミンの調製
ジクロロメタン(10mL)中の(S)−4−{5−[(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)−アミノ]−7−メチル−8−トリフルオロメチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−ベンゾ[b]アゼピン−1−イルメチル}−ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル(0.09)の溶液に、トリフルオロ酢酸(2mL)を添加した。室温で1時間撹拌した後、濃縮したカルボン酸ナトリウム(10mL)で急冷し、ジクロロメタン(20mL)及び水(20mL)で希釈した。有機物を分離し、水性をジクロロメタン(2×10mL)で洗った。混合した有機物を硫酸ナトリウム上で乾燥し、ろ過し、減圧下で溶剤を除去した。生成物を、シリカゲル上、メタノール/ジクロロメタン(0−5%)で溶出させるクロマトグラフすることで、無色の泡として標記化合物を得た。MS(ES+):650(M+H).
実施例121
(S)−(4−{5−[(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)−アミノ]−7−メチル−8−トリフルオロメチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−ベンゾ[b]アゼピン−1−イルメチル}−ピペリジン−1−イル)−酢酸エチルエステルの合成
DMF(3mL)中の(S)−(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−(7−メチル−1−ピペリジン−4−イルメチル−8−トリフルオロメチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾ[b]アゼピン−5−イル)−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)−アミン(実施例120)(0.18mmol)の溶液に、ブロモ−酢酸エチルエステル(0.54mmol)及びカルボン酸セシウム(0.90mmol)を添加した。50℃で30分間加熱した後、室温へ冷却し、反応物を水(15mL)で希釈し、酢酸エチル(3×10mL)で抽出した。混合した有機層を硫酸ナトリウム上で乾燥し、ろ過し、減圧下で溶剤を除去した。生成物を、シリカゲル上、MeOH/DCM(1−5%)で溶出させるクロマトグラフすることで、無色の泡として標記化合物を得た。MS(ES+):736(M+H).
実施例122
(S)−(4−{5−[(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)−アミノ]−7−メチル−8−トリフルオロメチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−ベンゾ[b]アゼピン−1−イルメチル}−ピペリジン−1−イル)−酢酸の合成
メタノール(5mL)中の(S)−(4−{5−[(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)−アミノ]−7−メチル−8−トリフルオロメチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−ベンゾ[b]アゼピン−1−イルメチル}−ピペリジン−1−イル)−酢酸エチルエステル(0.11mmol)の溶液に、5.0N水酸化ナトリウム(2mL)を添加した。60℃で6時間加熱した後、室温へ冷却し、反応物を水(20mL)で希釈した。有機物を酢酸エチル(3×10mL)で抽出した。混合した有機層を硫酸ナトリウム上で乾燥し、ろ過し、減圧下で溶剤を除去することで、無色の泡として標記化合物を得た。MS(ES+):708(M+H)
実施例123
(S)−3−{5−[(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)−アミノ]−7−メチル−8−トリフルオロメチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−ベンゾ[b]アゼピン−1−イル}−2−メチル−プロピオン酸の合成
メタノール(5mL)中の(S)−3−{5−[(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)−アミノ]−7−メチル−8−トリフルオロメチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−ベンゾ[b]アゼピン−1−イル}−2−メチル−プロピオン酸エチルエステル(実施例112)(0.04mmol)の溶液に、5.0N水酸化ナトリウム(2mL)を添加した。60℃で6時間加熱した後、室温へ冷却し、反応物を水(20mL)で希釈した。有機物を酢酸エチル(3×10mL)で抽出した。混合した有機層を硫酸ナトリウム上で乾燥し、ろ過し、減圧下で溶剤を除去することで、無色の泡として標記化合物を得た。MS(ES+):639(M+H).
実施例124
(S)−(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−(7−メチル−1−ピロリジン−2−イルメチル−8−トリフルオロメチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾ[b]アゼピン−5−イル)−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)−アミンの合成
ステップ1 (S)−2−{5−[(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)−アミノ]−7−メチル−8−トリフルオロメチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−ベンゾ[b]アゼピン−1−イルメチル}−ピロリジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステルの調製
(S)−5−{5−[(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)−アミノ]−7−メチル−8−トリフルオロメチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−ベンゾ[b]アゼピン−1−イルメチル}−チオフェン−2−カルボン酸(実施例111)の合成に記述した手順に実質的に従い、(S)−(3,5−ビストリフルオロメチルベンジル)−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)−(7−メチル−8−トリフルオロメチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾ[b]アゼピン−5−イル)アミン(実施例3、ステップ18)及び(R)−(−)−2−ホルミル−ピロリジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステルで開始し、標記化合物を調製した。MS(ES+):736(M+H).
ステップ2 (S)−(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−(7−メチル−1−ピロリジン−2−イルメチル−8−トリフルオロメチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾ[b]アゼピン−5−イル)−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)−アミンの調製
(S)−(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−(7−メチル−1−ピペリジン−4−イルメチル−8−トリフルオロメチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾ[b]アゼピン−5−イル)−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)−アミン(実施例120、ステップ2)の合成に記述した手順に実質的に従い、(S)−2−{5−[(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)−アミノ]−7−メチル−8−トリフルオロメチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−ベンゾ[b]アゼピン−1−イルメチル}−ピロリジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステルで開始し、標記化合物を調製した。MS(ES+):636(M+H).
実施例125
(S)−{5−[(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)−アミノ]−7−メチル−8−トリフルオロメチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−ベンゾ[b]アゼピン−1−イル}−酢酸の合成
(S)−3−{5−[(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)−アミノ]−7−メチル−8−トリフルオロメチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−ベンゾ[b]アゼピン−1−イル}−2−メチル−プロピオン酸(実施例123)の合成に記述した手順に実質的に従い、(S)−{5−[(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)−アミノ]−7−メチル−8−トリフルオロメチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−ベンゾ[b]アゼピン−1−イル}−酢酸エチルエステル(実施例119)で開始し、標記化合物を調製した。MS(ES+):611(M+H)
実施例126
(S)−[2−(2−アミノ−エチル)−2H−テトラゾール−5−イル]−[1−(2−ベンジルオキシ−エチル)−7−メチル−8−トリフルオロメチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾ[b]アゼピン−5−イル]−(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−アミンの合成
ステップ1 (S)−5−((3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−{2−[2−(1,3−ジオキソ−1,3−ジヒドロ−イソインドール−2−イル)−エチル]−2H−テトラゾール−5−イル}−アミノ)−7−メチル−8−トリフルオロメチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−ベンゾ[b]アゼピン−1−カルボン酸tert−ブチルエステルの調製
(S)−9−((3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−{2−[2−(1,3−ジオキソ−1,3−ジヒドロ−イソインドール−2−イル)−エチル]−2H−テトラゾール−5−イル}−アミノ)−1,3,6,7,8,9−ヘキサヒドロ−2−オキサ−5−アザ−シクロヘプタ[f]インデン−5−カルボン酸tert−ブチルエステル(実施例106、ステップ1)の合成に記述した手順に実質的に従い、(S)−5−[(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−(2H−テトラゾール−5−イル)−アミノ]−7−メチル−8−トリフルオロメチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−ベンゾ[b]アゼピン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル(実施例3、ステップ16)で開始し、標記化合物を調製した。
ステップ2 (S)−2−(2−{5−[(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−(7−メチル−8−トリフルオロメチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾ[b]アゼピン−5−イル)−アミノ]−テトラゾール−2−イル}−エチル)−イソインドール−1,3−ジオンの調製
ジクロロメタン(4mL)中の(S)−5−((3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−{2−[2−(1,3−ジオキソ−1,3−ジヒドロ−イソインドール−2−イル)−エチル]−2H−テトラゾール−5−イル}−アミノ)−7−メチル−8−トリフルオロメチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−ベンゾ[b]アゼピン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル(0.12mmol)の溶液に、トリフルオロ酢酸(1mL)を添加した。室温で1時間撹拌した後、反応物を濃縮したカルボン酸ナトリウム(10mL)で急冷し、水(10mL)及びジクロロメタン(20mL)で希釈した。層を分離し、水性をジクロロメタン(2×10mL)で洗った。有機物を硫酸ナトリウム上で乾燥し、ろ過し、減圧下で溶剤を除去することで、無色の泡として標記化合物を得た。MS(ES+):712(M+H).
ステップ3 (S)−2−(2−{5−[[1−(2−ベンジルオキシ−エチル)−7−メチル−8−トリフルオロメチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾ[b]アゼピン−5−イル]−(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−アミノ]−テトラゾール−2−イル}−エチル)−イソインドール−1,3−ジオンの調製
(S)−5−{5−[(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)−アミノ]−7−メチル−8−トリフルオロメチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−ベンゾ[b]アゼピン−1−イルメチル}−チオフェン−2−カルボン酸(実施例111)の合成に記述した手順に実質的に従い、(S)−2−(2−{5−[(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−(7−メチル−8−トリフルオロメチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾ[b]アゼピン−5−イル)−アミノ]−テトラゾール−2−イル}−エチル)−イソインドール−1,3−ジオン及びベンジルオキシ−アセトアルデヒドで開始し、標記化合物を調製した。MS(ES+):846(M+H).
ステップ4 (S)−[2−(2−アミノ−エチル)−2H−テトラゾール−5−イル]−[1−(2−ベンジルオキシ−エチル)−7−メチル−8−トリフルオロメチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾ[b]アゼピン−5−イル]−(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−アミンの調製
(S)−9−[[2−(2−アミノ−エチル)−2H−テトラゾール−5−イル]−(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−アミノ]−1,3,6,7,8,9−ヘキサヒドロ−2−オキサ−5−アザ−シクロヘプタ[f]インデン−5−カルボン酸tert−ブチルエステル(実施例106、ステップ2)の合成に記述した手順に実質的に従い、(S)−2−(2−{5−[[1−(2−ベンジルオキシ−エチル)−7−メチル−8−トリフルオロメチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾ[b]アゼピン−5−イル]−(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−アミノ]−テトラゾール−2−イル}−エチル)−イソインドール−1,3−ジオンで開始し、標記化合物を調製した。MS(ES+):716(M+H).
実施例127
(S)−2−{5−[[2−(2−アミノ−エチル)−2H−テトラゾール−5−イル]−(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−アミノ]−7−メチル−8−トリフルオロメチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−ベンゾ[b]アゼピン−1−イル}−エタノールの合成
ステップ1 (S)−2−[2−(5−{(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−[1−(2−ヒドロキシ−エチル)−7−メチル−8−トリフルオロメチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾ[b]アゼピン−5−イル]−アミノ}−テトラゾール−2−イル)−エチル]−イソインドール−1,3−ジオンの調製
メタノール(20mL)中の(S)−2−(2−{5−[[1−(2−ベンジルオキシ−エチル)−7−メチル−8−トリフルオロメチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾ[b]アゼピン−5−イル]−(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−アミノ]−テトラゾール−2−イル}−エチル)−イソインドール−1,3−ジオン(実施例126、ステップ3)(0.09mmol)の溶液に、窒素でパージした後、触媒量の10%Pd/Cを添加した。水素バルーンでパージし、水素バルーン下、14時間撹拌した。窒素で反応物をパージし、Celite(登録商標)を通してろ過した。ろ過物を回収し、減圧下で溶剤を除去した。反応物を、シリカゲル上、酢酸エチル/ヘキサン(15−45%)で溶出させるカラムクロマトグラフすることにより、標記化合物を得た。
ステップ2 (S)−2−{5−[[2−(2−アミノ−エチル)−2H−テトラゾール−5−イル]−(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−アミノ]−7−メチル−8−トリフルオロメチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−ベンゾ[b]アゼピン−1−イル}−エタノールの調製
(S)−9−[[2−(2−アミノ−エチル)−2H−テトラゾール−5−イル]−(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−アミノ]−1,3,6,7,8,9−ヘキサヒドロ−2−オキサ−5−アザ−シクロヘプタ[f]インデン−5−カルボン酸 tert−ブチルエステル(実施例106、ステップ2)の合成に記述した手順に実質的に従い、(S)−2−[2−(5−{(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−[1−(2−ヒドロキシ−エチル)−7−メチル−8−トリフルオロメチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾ[b]アゼピン−5−イル]−アミノ}−テトラゾール−2−イル)−エチル]−イソインドール−1,3−ジオンで開始し、標記化合物を調製した。MS(ES+):626(M+H).
実施例128
(S)−5−[[2−(2−アミノ−エチル)−2H−テトラゾール−5−イル]−(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−アミノ]−7−メチル−8−トリフルオロメチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−ベンゾ[b]アゼピン−1−カルボン酸tert−ブチルエステルの合成
(S)−9−[[2−(2−アミノ−エチル)−2H−テトラゾール−5−イル]−(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−アミノ]−1,3,6,7,8,9−ヘキサヒドロ−2−オキサ−5−アザ−シクロヘプタ[f]インデン−5−カルボン酸tert−ブチルエステル(実施例106)の合成に記述した手順に実質的に従い、(S)−5−[(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−(2H−テトラゾール−5−イル)−アミノ]−7−メチル−8−トリフルオロメチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−ベンゾ[b]アゼピン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル(実施例3、ステップ16)で開始し、標記化合物を調製した。MS(ES+):682(M+H).
実施例129
(S)−[2−(2−アミノ−エチル)−2H−テトラゾール−5−イル]−(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−(7−メチル−1−チアゾール−2−イルメチル−8−トリフルオロメチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾ[b]アゼピン−5−イル)−アミンの合成
(S)−[2−(2−アミノ−エチル)−2H−テトラゾール−5−イル]−(5−ベンジル−3,5,6,7,8,9−ヘキサヒドロ−1H−2−オキサ−5−アザ−シクロヘプタ[f]インデン−9−イル)−(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−アミン(実施例107)の合成に記述した手順に実質的に従い、(S)−5−[(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−(2H−テトラゾール−5−イル)−アミノ]−7−メチル−8−トリフルオロメチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−ベンゾ[b]アゼピン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル(実施例3、ステップ16)で開始し、ベンズアルデヒドの代わりにチアゾール−2−カルボキシアルデヒドを用いることで、標記化合物を調製した。MS(ES+):679(M+H).
実施例130
(S)−(2−{5−[(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)−アミノ]−7−メチル−8−トリフルオロメチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−ベンゾ[b]アゼピン−1−イル}−エトキシ)−酢酸の合成
ステップ1 (S)−[1−(2−ベンジルオキシ−エチル)−7−メチル−8−トリフルオロメチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾ[b]アゼピン−5−イル]−(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)−アミンの調製
(S)−5−{9−[(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)−アミノ]−1,3,6,7,8,9−ヘキサヒドロ−2−オキサ−5−アザ−シクロヘプタ[f]インデン−5−イルメチル}−チオフェン−2−カルボン酸(実施例102)の合成に記述した手順に実質的に従い、(S)−(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)−(7−メチル−8−トリフルオロメチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾ[b]アゼピン−5−イル)−アミン(実施例3、ステップ18)及びベンジルオキシ−アセトアルデヒドで開始し、標記化合物を調製した。MS(ES+):687(M+H).
ステップ2 (S)−2−{5−[(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)−アミノ]−7−メチル−8−トリフルオロメチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−ベンゾ[b]アゼピン−1−イル}−エタノールの調製
(S)−2−{9−[(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)−アミノ]−1,3,6,7,8,9−ヘキサヒドロ−2−オキサ−5−アザ−シクロヘプタ[f]インデン−5−イル}−エタノール(実施例105、ステップ2)の合成に記述した手順に実質的に従い、(S)−[1−(2−ベンジルオキシ−エチル)−7−メチル−8−トリフルオロメチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾ[b]アゼピン−5−イル]−(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)−アミンで開始し、標記化合物を調製した。MS(ES+):597(M+H).
ステップ3 (S)−(2−{5−[(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)−アミノ]−7−メチル−8−トリフルオロメチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−ベンゾ[b]アゼピン−1−イル}−エトキシ)−酢酸の調製
テトラヒドロフラン(5mL)中の(S)−2−{5−[(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)−アミノ]−7−メチル−8−トリフルオロメチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−ベンゾ[b]アゼピン−1−イル}−エタノール(0.17mmol)の溶液に、室温で水素化カリウム(0.67mmol)を添加した。30分間撹拌した後、テトラヒドロフラン(1mL)中の溶液としてブロモ酢酸(0.25mmol)を添加した。更に0.5時間撹拌した後、湿テトラヒドロフラン(2mL)で反応物を急冷し、水(1mL)、及び酢酸エチル(5mL)で希釈した。5MHClで中和し、有機層を分離し、水性を酢酸エチル(2×5mL)で洗った。混合した有機物を硫酸ナトリウム上で乾燥し、ろ過し、溶剤を除去した。生成物を、シリカゲル上、メタノール/ジクロロメタン(0.5−4%)で溶出させるクロマトグラフすることで、無色の泡として標記化合物を得た。MS(ES+):655(M+H).
実施例131
(S)−酢酸2−{5−[(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)−アミノ]−7−メチル−8−トリフルオロメチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−ベンゾ[b]アゼピン−1−イル}−エチルエステルの合成
ジクロロメタン(5mL)中の(S)−2−{5−[(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)−アミノ]−7−メチル−8−トリフルオロメチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−ベンゾ[b]アゼピン−1−イル}−エタノール(実施例130、ステップ2)(0.12mmol)の溶液に、ピリジン(0.47mmol)、続いてアセチル塩化物(0.47mmol)を添加した。有機層を分離し、水性を酢酸エチル(2×5mL)で洗った。混合した有機物を硫酸ナトリウム上で乾燥し、ろ過し、減圧下で溶剤を除去した。混合物を、シリカゲル上、メタノール/ジクロロメタン(0.5−4%)で溶出させるクロマトグラフすることで、無色の泡として標記化合物を得た。MS(ES+):639(M+H).
実施例132
(S)−(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)−[7−メチル−1−(2H−テトラゾール−5−イルメチル)−8−トリフルオロメチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾ[b]アゼピン−5−イル]−アミンの合成
ステップ1 (S)−{5−[(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)−アミノ]−7−メチル−8−トリフルオロメチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−ベンゾ[b]アゼピン−1−イル}−アセトニトリルの調製
ジメチルホルムアミド(3mL)中の(S)−(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)−(7−メチル−8−トリフルオロメチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾ[b]アゼピン−5−イル)−アミン(実施例3、ステップ18)(0.09mmol)の溶液に、ブロモアセトニトリル(0.36mmol)及びカルボン酸セシウム(0.36mmol)を添加した。60℃で6時間撹拌した後、室温へ冷却し、水(20mL)及び酢酸エチル(30mL)で希釈した。有機層を分離し、水性を酢酸エチル(2×10mL)で洗った。混合した有機物を硫酸ナトリウム上で乾燥し、ろ過し、減圧下で溶剤を除去した。生成物を、シリカゲル上、メタノール/ジクロロメタン(0.5−4%)で溶出させるクロマトグラフすることで、無色の泡として標記化合物を得た。MS(ES+):592(M+H).
ステップ2 (S)−(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)−[7−メチル−1−(2H−テトラゾール−5−イルメチル)−8−トリフルオロメチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾ[b]アゼピン−5−イル]−アミンの調製
トルエン(6mL)中の(S)−{5−[(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)−アミノ]−7−メチル−8−トリフルオロメチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−ベンゾ[b]アゼピン−1−イル}−アセトニトリル(0.1mmol)の溶液に、アジドトリブチルスズ(0.1mmol)を添加し、100℃で加熱した。14時間加熱した後、室温へ冷却し、酢酸エチル(20mL)で希釈した。反応物を、濃縮したフッ化ナトリウム(2x20mL)で洗い、硫酸ナトリウム上で乾燥し、ろ過し、減圧下で溶剤を除去した。生成物を、シリカゲル上、メタノール/ジクロロメタン(0.5−5%)で溶出させるクロマトグラフすることで、無色の泡として標記化合物を得た。MS(ES+):633(M+H).
実施例133
(S)−5−[(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)−アミノ]−7−メチル−8−トリフルオロメチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−ベンゾ[b]アゼピン−1−カルボン酸2−アミノ−エチルエステルの合成
ステップ1 (S)−5−[(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)−アミノ]−7−メチル−8−トリフルオロメチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−ベンゾ[b]アゼピン−1−カルボニル塩化物の調製
トルエン(5mL)中の(S)−(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)−(7−メチル−8−トリフルオロメチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾ[b]アゼピン−5−イル)−アミン(実施例3、ステップ18)(0.91mmol)の溶液に、トルエン中の1.93溶液としてホスゲン(0.91mmol)を添加した。次に、室温でジイソプロピルエチルアミン(0.96mmol)を滴下した。室温で1時間撹拌した後、酢酸エチル(10mL)で反応物を希釈し、水(5mL)で洗った。硫酸ナトリウム上で乾燥し、ろ過し、窒素蒸気下で溶剤を除去した。生成物を、シリカゲル上、メタノール/ジクロロメタン(0.5−5%)で溶出させるクロマトグラフすることで、無色の泡として標記化合物を得た。MS(ES+):615(M+H).
ステップ2 (S)−5−[(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)−アミノ]−7−メチル−8−トリフルオロメチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−ベンゾ[b]アゼピン−1−カルボン酸2−アミノ−エチルエステルの調製
ジメチルホルムアミド(3mL)中の(S)−5−[(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)−アミノ]−7−メチル−8−トリフルオロメチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−ベンゾ[b]アゼピン−1−カルボニル塩化物(0.08mmol)の溶液に、(2−ヒドロキシ−エチル)−カルバミン酸tert−ブチルエステル(0.24mmol)及びジメチルアミノピリジン(0.08mmol)を添加した。次に、水素化ナトリウム(0.24mmol)を添加し、室温で0.5時間撹拌した。反応物を水(15mL)で急冷し、酢酸エチル(10mL)で希釈した。有機層を分離し、水性を酢酸エチル(2×10mL)で洗った。混合した有機物を、硫酸ナトリウム上で乾燥し、ろ過し、減圧下で溶剤を除去した。粗5−[(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)−アミノ]−7−メチル−8−トリフルオロメチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−ベンゾ[b]アゼピン−1−カルボン酸2−tert−ブトキシカルボニルアミノ−エチルエステル中間体をジクロロメタン(5mL)中に溶解し、トリフルオロ酢酸(2mL)を添加した。1時間撹拌した後、濃縮したカルボン酸ナトリウム(5mL)で急冷した。ジクロロメタン(10mL)及び水(10mL)で希釈した。有機層を分離し、水性をジクロロメタン(2x10mL)で洗った。混合した有機物を硫酸ナトリウム上で乾燥し、ろ過し、減圧下で溶剤を除去した。生成物を、シリカゲル上、メタノール/ジクロロメタン(0−5%)で溶出させるクロマトグラフすることで、無色の泡として標記化合物を得た。MS(ES+):640(M+H).
実施例134
(S)−5−[(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)−アミノ]−7−メチル−8−トリフルオロメチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−ベンゾ[b]アゼピン−1−カルボン酸2−カルボキシ−2−メチル−プロピルエステルの合成
ステップ1 (S)−5−[(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)−アミノ]−7−メチル−8−トリフルオロメチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−ベンゾ[b]アゼピン−1−カルボン酸2−メトキシカルボニル−2−メチル−プロピルエステルの調製
(S)−5−[(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)−アミノ]−7−メチル−8−トリフルオロメチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−ベンゾ[b]アゼピン−1−カルボン酸2−アミノ−エチルエステル(実施例133)の合成に記述した手順に実質的に従い、(2−ヒドロキシ−エチル)−カルバミン酸tert−ブチルエステルを実施例133、ステップ2の3−ヒドロキシ−2,2−ジメチル−プロピオン酸メチルエステルで代替することで、標記化合物を調製した。MS(ES+):711(M+H).
ステップ2 (S)−5−[(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)−アミノ]−7−メチル−8−トリフルオロメチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−ベンゾ[b]アゼピン−1−カルボン酸2−カルボキシ−2−メチル−プロピルエステルの調製
(S)−3−{5−[(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)−アミノ]−7−メチル−8−トリフルオロメチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−ベンゾ[b]アゼピン−1−イル}−2−メチル−プロピオン酸(実施例123)の合成に記述した手順に実質的に従い、(S)−5−[(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)−アミノ]−7−メチル−8−トリフルオロメチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−ベンゾ[b]アゼピン−1−カルボン酸2−メトキシカルボニル−2−メチル−プロピルエステルで開始し、標記化合物を調製した。MS(ES+):697(M+H).
実施例135
(S)−[2−(2−アミノ−エチル)−2H−テトラゾール−5−イル]−(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−(1−シクロプロピルメチル−7−メチル−8−トリフルオロメチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾ[b]アゼピン−5−イル)−アミンの合成
ステップ1 (S)−2−(2−{5−[(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−(1−シクロプロピルメチル−7−メチル−8−トリフルオロメチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾ[b]アゼピン−5−イル)−アミノ]−テトラゾール−2−イル}−エチル)−イソインドール−1,3−ジオンの調製
実施例3、ステップ19に記述した手順に実質的に従い、(S)−(3,5−ビストリフルオロメチルベンジル)−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)−(7−メチル−8−トリフルオロメチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾ[b]アゼピン−5−イル)アミンを(S)−2−(2−{5−[(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−(7−メチル−8−トリフルオロメチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾ[b]アゼピン−5−イル)−アミノ]−テトラゾール−2−イル}−エチル)−イソインドール−1,3−ジオン(実施例126、ステップ2)で代替することで、シクロペンタンカルボキアルデヒドをシクロプロパンカルボキシアルデヒドで代替することで、標記化合物を調製した。MS(ES+):766(M+H).
ステップ2 (S)−[2−(2−アミノ−エチル)−2H−テトラゾール−5−イル]−(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−(1−シクロプロピルメチル−7−メチル−8−トリフルオロメチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾ[b]アゼピン−5−イル)−アミンの調製
メタノール(2mL)中の(S)−2−(2−{5−[(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−(1−シクロプロピルメチル−7−メチル−8−トリフルオロメチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾ[b]アゼピン−5−イル)−アミノ]−テトラゾール−2−イル}−エチル)−イソインドール−1,3−ジオン(0.140g、0.183mmol)及びヒドラジン水和物(0.114mL、3.66mmol)の混合物を、60℃で終夜加熱した。溶剤を蒸発させた。残留物を、シリカゲル上、酢酸エチル/ヘキサン(0−100%)で溶出させるクロマトグラフすることで、無色の油(0.0700g、60%)として標記化合物を得た。MS(ES+):636(M+H).
実施例136
(S)−[2−(2−アミノ−エチル)−2H−テトラゾール−5−イル]−(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−(1−シクロプロピルメチル−7−メチル−8−トリフルオロメチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾ[b]アゼピン−5−イル)−アミン塩酸塩の合成
エチルエーテル(0.0500mL)中の1.0NHClを、エチルエーテル(0.500mL)中の(S)−[2−(2−アミノ−エチル)−2H−テトラゾール−5−イル]−(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−(1−シクロプロピルメチル−7−メチル−8−トリフルオロメチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾ[b]アゼピン−5−イル)−アミン(0.0300mg、0.0472mmol)の溶液に添加し、10分間撹拌した。溶剤を蒸発させることで、白色の粉末として標記化合物を得た。MS(ES+):636(M+H).
実施例137
(+/−)−5−[(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−ピリジン−3−イル−アミノ]−7−メチル−8−トリフルオロメチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−ベンズアゼピン−1−カルボン酸イソプロピルエステルの合成
ステップ1 (+/−)−7−メチル−5−(ピリジン−3−イルアミノ)−8−トリフルオロメチル−2,3,4,5−テトラヒドロベンゾ[b]アゼピン−1−カルボン酸イソプロピルエステルの調製
イソプロピル7−メチル−5−オキソ−8−トリフルオロメチル−2,3,4,5−テトラヒドロベンゾ[b]アゼピン−1−カルボン酸塩(実施例3、ステップ8)(1.16g、3.52mmol)、3−アミノピリジン(465mg、5.10mmol)、p−トルエンスルホン酸(210mg、1.10mmol)及びトルエン(8.0mL)を、密閉した管内に添加し、130℃で4日間激しく撹拌した。トルエンを蒸発させ、MeOH(10.0mL)で残留物を溶解し、ホウ化水素ナトリウム(146mg、3.86mmol)の一部を添加した。終夜還流させ、MeOHを蒸発させた。得られる残留物を水(10mL)及びEtOAc(10mL)の間で分離した。有機層を2mLの水及びブラインで洗い、硫酸マグネシウムで乾燥し、濃縮した。カラムクロマトグラフィー(シリカゲル;30%〜70%EtOAc:ヘキサン100%以下EtOAcグラジエント)を介して精製することで、白色の固体として標記化合物189mg(13%)を得た。APCI MS m/z 408[M+H]
+.
ステップ2 (+/−)5−[(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンゾイル)−ピリジン−3−イル−アミノ]−7−メチル−8−トリフルオロメチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−ベンゾ[b]アゼピン−1−カルボン酸イソプロピルエステルの調製
3,5−ビス(トリフルオロメチル)−ベンゾイル塩化物(0.220mL、1.22mmol)及びトリエチルアミン(0.180mL、1.29mmol)を、70℃のクロロホルム(1.9mL)中の7−メチル−5−(ピリジン−3−イルアミノ)−8−トリフルオロメチル−2,3,4,5−テトラヒドロベンゾ[b]アゼピン−1−カルボン酸イソプロピルエステル(114mg、0.280mmol)の溶液に、24時間にわたって添加した。反応物を冷却し、塩化メチレン(20mL)で希釈し、10%HCl、飽和水性重炭酸ナトリウム、水、ブラインの順で洗った。硫酸マグネシウムで乾燥し、濃縮し、カラムクロマトグラフィー(シリカゲル;20%〜40%EtOAc:ヘキサン)を介して精製することで、白色の固体として標記化合物92mg(51%)を得た。APCI MS m/z 648[M+H]
+.
ステップ3 (+/−)−5−[(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−ピリジン−3−イル−アミノ]−7−メチル−8−トリフルオロメチル−2,3,4,5−テトラヒドロベンゾ[b]アゼピン−1−カルボン酸イソプロピルエステルの調製
THF(1.0M、0.2mL、0.2mmol)中のボラン−THF錯体の溶液を、THF(1.6mL)中の5−[(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンゾイル)−ピリジン−3−イル−アミノ]−7−メチル−8−トリフルオロメチル−2,3,4,5−テトラヒドロベンゾ[b]アゼピン−1−カルボン酸イソプロピルエステル(90.1mg、0.139mmol)に添加した。密閉した管内で、70℃、14時間加熱した。飽和水性重炭酸ナトリウム(5mL)を添加し、EtOAc(3×5mL)で抽出した。硫酸マグネシウムで乾燥し、濃縮し、カラムクロマトグラフィー(シリカゲル;10%〜20%〜25%EtOAc:ヘキサン)を介して精製することで、黄色の固体として標記化合物19mg(22%)を得た。APCI MS m/z 634[M+H]
+.
実施例138
(S)−5−[(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−フェニル−アミノ]−7−メチル−8−トリフルオロメチル−2,3,4,5−テトラヒドロベンゾ[b]アゼピン−1−カルボン酸tert−ブチルエステルの合成
(S)−tert−ブチル5−(3,5−ビス−トリフルオロメチルベンジルアミノ)−7−メチル−8−トリフルオロメチル−2,3,4,5−テトラヒドロベンゾ[b]アゼピン−1−カルボン酸塩(実施例3、ステップ14)(307mg、0.538mmol)、ナトリウムt−ブトキシド(103mg、1.07mmol)、ブロモベンゼン(65.0□L、0.617mmol)、パラジウムアセテート(2.4mg、0.011mmol)、Q−Phos(15.3mg、0.022mmol)、及びトルエン(5.4mL)を、密閉した管内に添加し、130℃で24時間撹拌した。水(20mL)で急冷し、EtOAc(2×20mL)で抽出した。硫酸マグネシウムで乾燥し、濃縮し、カラムクロマトグラフィー(シリカゲル;5%〜10%〜20%EtOAc:ヘキサン)を介して精製することで、黄色の固体として標記化合物180mg(52%)を得た。APCI MS m/z 648[M+H]
+.
実施例139
(S)−(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−[7−メチル−1−(テトラヒドロ−ピラン−4−イル)−8−トリフルオロメチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾ[b]アゼピン−5−イル]−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)−アミンの合成
トリアセトキシホウ化水素ナトリウム(0.153g、0.724mmol)を、アセトニトリル(10mL)中の(S)−(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)−(7−メチル−8−トリフルオロメチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾ[b]アゼピン−5−イル)−アミン(実施例3、ステップ18)(0.100g、0.181mmol)、テトラヒドロ−4−ピラノン(0.054g、0.543mmol)及び氷酢酸(1mL)に、窒素雰囲気下、室温で滴下し、24時間撹拌した。層を分離し、有機層を飽和重炭酸ナトリウム及びブライン(各20mL)で洗った。有機層を硫酸マグネシウムで乾燥し、ろ過し、減圧下で溶剤を除去した。残留物を、シリカゲル上、ヘキサン/酢酸エチル(80:20)で溶出させるクロマトグラフすることで、オフホワイト色の固体(0.070g、61%)として標記化合物を得た。
1HNMR(CDCl
3、300MHz)δ0.87−0.95(m、1H)、1.24−1.34(m、1H)、1.61−2.10(m、6H)、2.30(s、3H)、2.75−2.90(m、1H)、3.15−3.22(m、1H)、3.41−3.62(m、3H)、3.96−4.10(m、2H)、4.14(s、3H)、4.75−4.95(m、2H)、5.37−5.50(m、1H)、6.96(s、1H)、7.20(s、1H)、7.30(s、1H)、7.65(s、1H)、7.72(s、1H);ESI MS m/z 637[C
28H
29F
9N
6O+H]
+.
実施例140
(S)−(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−(1−イソプロピル−7−メチル−8−トリフルオロメチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾ[b]アゼピン−5−イル)−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)−アミンの合成
(S)−(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−[7−メチル−1−(テトラヒドロ−ピラン−4−イル)−8−トリフルオロメチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾ[b]アゼピン−5−イル]−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)−アミン(実施例139)の調製に記述した手順に実質的に従い、テトラヒドロ−4−ピラノンをアセトンで代替することで、標記化合物を調製した。
1HNMR(CDCl
3、300MHz)δ1.10−1.31(m、6H)、1.55−1.87(m、2H)、1.90−2.15(m、1H)、2.10−2.20(m、4H)、2.78−2.90(m、1H)、3.00−3.13(m、1H)、3.64−3.80(m、1H)、4.14.(s、3H)、4.72−4.93(m、2H)、5.32−5.43(m、1H)、6.81(s、1H)、7.19(s、1H)、7.56(s、2H)、7.71(s、1H);ESI MS m/z 595[C
26H
27F
9N
6+H]
+.
実施例141
(S)−5−{5−[(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)−アミノ]−7−メチル−8−トリフルオロメチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−ベンゾ[b]アゼピン−1−イルメチル}−2−ヒドロキシ−安息香酸の合成
ステップ1 ホルミル−2−ヒドロキシ−安息香酸メチルエステルの調製
メタノール(100mL)中の5−ホルミル−2−ヒドロキシ−安息香酸(5.0g、30.09mmol)及び濃硫酸(5mL)の混合物を、還流しながら24時間加熱した。混合物を室温へ冷却し、減圧下で濃縮した。得られる残留物を、シリカゲル上、ヘキサン/酢酸エチル(80:20)で溶出させるクロマトグラフすることで、無色の油(4.28g、79%)として標記化合物を得た。
1HNMR(CDCl
3、300MHz)δ3.88(s、3H)、4.52(bs、1H)、7.05(d、J=8.56Hz、1H)、7.84(d、J=8.56Hz、1H)、8.40(s、1H)、9.85(s、1H);TLC Rf =0.34(3:1ヘキサン/酢酸エチル).
ステップ2 (S)−5−{5−[(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)−アミノ]−7−メチル−8−トリフルオロメチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−ベンゾ[b]アゼピン−1−イルメチル}−2−ヒドロキシ−安息香酸メチルエステル
トリアセトキシホウ化水素ナトリウム(0.115g、0.543mmol)を、アセトニトリル(10mL)中の(S)−(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)−(7−メチル−8−トリフルオロメチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾ[b]アゼピン−5−イル)−アミン(実施例3、ステップ18)(0.200g、0.362mmol)、5−ホルミル−2−ヒドロキシ−安息香酸メチルエステル(0.195g、1.08mmol)及び氷酢酸(1mL)の溶液に、窒素雰囲気下、室温で添加し、24時間撹拌した。反応物を飽和重炭酸ナトリウム(5mL)で急冷し、ジクロロメタン(15mL)で希釈した。層を分離し、有機層を飽和重炭酸ナトリウム及びブライン(各20mL)で洗った。有機層を硫酸マグネシウムで乾燥し、ろ過し、減圧下で溶剤を除去した。シリカゲル上、ヘキサン/酢酸エチル(80:20)で溶出させるフラッシュクロマトグラフィーにより、残留物を精製することで、オフホワイト色の泡(0.155g、60%)として標記化合物を得た。
1HNMR(CDCl
3、300MHz)δ10.63(s、1H)、7.89(s、1H)、7.67(s、1H)、7.56(m、2H)、7.28(s、1H)、6.96(m、2H)、5.56(m、1H)、4.85−4.98(m、2H)、4.14(s、3H)、3.89(s、3H)、2.95−3.00(m、1H)、2.73−2.80(m、1H)、2.30(s、3H)、2.00−2.13(m、2H)、1.43−1.72(m、2H)、1.21−1.34(m、3H);ESI MS m/z 717[C
32H
29F
9N
6O
3+H]
+.
ステップ3 (S)−5−{5−[(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)−アミノ]−7−メチル−8−トリフルオロメチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−ベンゾ[b]アゼピン−1−イルメチル}−2−ヒドロキシ−安息香酸の調製
2N水酸化ナトリウム溶液(2mL)を、メタノール(5mL)中の(S)−5−{5−[(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)−アミノ]−7−メチル−8−トリフルオロメチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−ベンゾ[b]アゼピン−1−イルメチル}−2−ヒドロキシ−安息香酸メチルエステル(0.100g、0.139mmol)の溶液に添加し、60℃で4時間加熱した。反応物を室温に冷却した後、2N塩酸溶液でpH4へと酸性化し、水性混合物を酢酸エチル(3×10mL)で抽出した。有機層を水及びブライン(各10mL)で洗った。有機層を硫酸マグネシウムで乾燥し、ろ過し、減圧下で溶剤を除去することで、白色の固体(0.076g、78%)として標記化合物を得た。
1HNMR(CDCl
3、300MHz)(1.23−1.32(m、2H)、1.51−1.52(m、2H)、1.94−2.05(m、1H)、2.25(s、3H)、2.65−2.71(m、1H)、2.95−3.04(m、1H)、4.10−4.21(m、5H)、4.76−5.03(m、2H)、5.50−5.61(m、1H)、6.68−6.89(m、2H)、7.31−7.40(m、2H)、7.49−7.62(m、2H)、7.70(s、1H)、7.98(s、1H)、10.43(s、1H);ESI MS m/z 703[C
31H
27F
9N
6O
3+H]
+.
実施例142
(S)−5−{5−[(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)−アミノ]−7−メチル−8−トリフルオロメチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−ベンゾ[b]アゼピン−1−イルメチル}−ニコチン酸塩酸塩の合成
ステップ1 5−ホルミル−ニコチン酸メチルエステルの調製
アセトニトリル(10mL)中のメチル−5−ブロモニコチン酸塩(1.0g、4.63mmol)、トリエチルシラン(0.807g、6.94mmol)、テトラキス(トリフェニルホスフィノ)パラジウム(0)(0.531g、0.460mmol)、及びトリエチルアミン(1.03g、10.18mmol)の混合物を、一酸化炭素ガス雰囲気(20psi)に曝し、60℃で5時間加熱した。反応物を室温へ冷却し、シリカゲルに直接吸着させた。シリカゲル上、ヘキサン/酢酸エチル(80:20)で溶出させるクロマトグラフすることで、油(0.114g、15%)として標記化合物を得た。
1HNMR(CDCl
3、300MHz)(3.90(s、3H)、7.35−7.50(m、1H)、8.32−8.42(m、1H)、8.77−8.90(m、1H)、9.23(s、1H);TLC Rf=0.37(4:1ヘキサン/酢酸エチル).
ステップ2 (S)−5−{5−[(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)−アミノ]−7−メチル−8−トリフルオロメチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−ベンゾ[b]アゼピン−1−イルメチル}−ニコチン酸メチルエステルの調製
トリアセトキシホウ化水素ナトリウム(0.153g、0.724mmol)を、アセトニトリル(10mL)中の(S)−(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)−(7−メチル−8−トリフルオロメチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾ[b]アゼピン−5−イル)−アミン(実施例3、ステップ18)(0.100g、0.181mmol)、5−ホルミル−ニコチン酸メチルエステル(0.089g、0.543mmol)及び氷酢酸(1mL)の溶液に、窒素雰囲気下、室温で滴下し、24時間撹拌した。反応物を飽和重炭酸ナトリウム(5mL)で急冷し、ジクロロメタン(15mL)で希釈した。層を分離し、有機層を飽和重炭酸ナトリウム及びブライン(各20mL)で洗った。有機層を硫酸マグネシウムで乾燥し、ろ過し、減圧下で溶剤を除去した。残留物を、シリカゲル上、ヘキサン/酢酸エチル(80:20)で溶出させるクロマトグラフすることで、オフホワイト色の泡(0.113g、90%)として標記化合物を得た。
1HNMR(CDCl
3、30MHz)δ1.21−1.43(m、1H)、1.61−1.71(m、1H)、2.04−2.13(m、2H)、2.32(s、3H)、2.71−2.83(m、1H)、3.10−3.18(m、1H)、3.89(s、3H)、4.14(s、3H)、4.32−4.50(m、2H)、4.83−5.10(m、2H)、5.64−5.0(m,1H)、6.89(s、1H)、7.21(s、1H)、7.65(s、2H)、7.72(s、1H)、8.35(s、1H)、8.83(s、1H)、9.12(s、1H);ESI MS m/z 702[C
31H
28F
9N
7O
2+H]
+
ステップ3 (S)−5−{5−[(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)−アミノ]−7−メチル−8−トリフルオロメチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−ベンゾ[b]アゼピン−1−イルメチル}−ニコチン酸塩酸塩の調製
2N水酸化ナトリウム溶液(2mL)を、メタノール(5mL)中の(S)−5−{5−[(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)−アミノ]−7−メチル−8−トリフルオロメチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−ベンゾ[b]アゼピン−1−イルメチル}−ニコチン酸メチルエステル(0.090g、0.128mmol)の溶液に添加し、60℃で加熱した。反応物を室温に冷却した後、2N塩酸溶液でpH4へと酸性化し、水性混合物を酢酸エチル(3×10mL)で抽出した。有機層を水及びブライン(各10mL)で洗った。有機層を硫酸マグネシウムで乾燥し、ろ過し、減圧下で溶剤を除去することで、白色の固体(0.076g、78%)として標記化合物を得た。
1HNMR(CDCl
3、300MHz)(1.23−2.34(m、1H)、1.57−1.64(m、2H)、2.03−2.13(m、2H)、2.32(s、3H)、2.67−2.73(m、1H)、3.04−3.14(m、1H)、4.14(s、3H)、4.32−4.56(m、2H)、4.89−5.10(m、2H)、5.67−5.70(m、1H)、6.89(s、1H)、7.23−7.30(m、1H)、7.60−7.70(m、3H)、8.45(s、1H)、8.89(s、1H)、9.22(s、1H);ESIMSm/z688[C
30H
26F
9N
7O
2+H]
+.
実施例143
(S)−5−{5−[(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)−アミノ]−7−メチル−8−トリフルオロメチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−ベンゾ[b]アゼピン−1−イルメチル}−2−フルオロ−安息香酸の合成
ステップ1 2−フルオロ−5−メチル−安息香酸メチルエステルの調製
アセトン(20mL)中の2−フルオロ−5−メチル−安息香酸(1.0g、6.48mmol)、ヨードメタン(1.38g、9.73mmol)、及びカルボン酸カリウム(2.68g、19.44mmol)の混合物を、還流しながら終夜加熱した。反応物を冷却し、Celite(登録商標)を通してろ過した。減圧下でろ過物を濃縮することで、無色のゴム(0.895g、82%)として標記化合物を得た。
1HNMR(CDCl
3、300MHz)(2.32(s、3H)、3.89(s、3H)、6.95−7.10(m、1H)、7.20−7.30(m1H)、7.75−7.80(m、1H);TLC Rf =0.45(2:1ヘキサン/酢酸エチル).
ステップ2 2−フルオロ−5−ホルミル−安息香酸メチルエステルの調製
N−ブロモスクシンイミド(2.46g、13.86mmol)及びベンゾイルパーオキサイド(0.152g、0.630mmol)を、炭素テトラクロライド(50mL)中の2−フルオロ−5−メチル−安息香酸メチルエステル(1.06g、6.30mmol)の溶液に添加した。混合物を還流しながら4時間加熱した。混合物を室温へ冷却し、飽和水性重炭酸ナトリウム溶液(10mL)及びブライン(10mL)で洗った。有機層を硫酸マグネシウムで乾燥し、ろ過し、減圧下で溶剤を除去した。得られる残留物をジメチルスルホキシド(30mL)中に溶解し、還流しながら16時間加熱した。混合物を室温に冷却し、水(100mL)及び酢酸エチル(100mL)で希釈した。混合した有機層を水(3×100mL)、続いてブライン(100mL)で洗った。有機層を硫酸マグネシウムで乾燥し、ろ過し、減圧下で溶剤を除去した。残留物を、シリカゲル上、ヘキサン/酢酸エチル(80:20)で溶出させるクロマトグラフすることで、黄褐色の固体(0.228g、20%)として標記化合物を得た。
1HNMR(CDCl
3、300MHz)(3.89(s、3H)、7.31−7.44(m、1H)、8.05−8.12(m,1H)、8.44−8.53(m、1H)、10.00(s、1H);TLC Rf=0.65(3:1ヘキサン/酢酸エチル).
ステップ3 (S)−5−{5−[(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)−アミノ]−7−メチル−8−トリフルオロメチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−ベンゾ[b]アゼピン−1−イルメチル}−2−フルオロ−安息香酸メチルエステルの調製
トリアセトキシホウ化水素ナトリウム(0.153g、0.724mmol)を、アセトニトリル(10mL)中の(S)−(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)−(7−メチル−8−トリフルオロメチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾ[b]アゼピン−5−イル)−アミン(実施例3、ステップ18)(0.100g、0.181mmol)、2−フルオロ−5−ホルミル−安息香酸メチルエステル(0.100g、0.543mmol)及び氷酢酸(1mL)の溶液に、窒素雰囲気下、室温で滴下し、24時間撹拌した。反応物を飽和重炭酸ナトリウム(5mL)で急冷し、ジクロロメタン(15mL)で希釈した。層を分離し、有機層を飽和重炭酸ナトリウム及びブライン(各20mL)で洗った。有機層を硫酸マグネシウムで乾燥し、ろ過し、減圧下で溶剤を除去した。残留物を、シリカゲル上、ヘキサン/酢酸エチル(80:20)で溶出させるフラッシュカラムクロマトグラフすることで、白色の泡(0.120g、92%)として標記化合物を得た。
1HNMR(CDCl
3、300MHz)(1.23−1.34(m、2H)、1.64−1.72(m、2H)、2.10−2.20(m、1H)、2.32(s、3H)、2.76−2.80(m、1H)、2.94−3.02(m、1H)、3.89(s、3H)、4.14(s、3H)、4.23−4.54(m、2H)、4.76−5.02(m、2H)、5.62−5.70(m、1H)、6.90(s、1H)、7.10(m、1H)、7.35−7.43(m、2H)、7.56−7.80(m、2H)、7.89−7.92(m、1H);ESI MS m/z 719[C
32H
28F
10N
6O
2+H]
+.
ステップ4 (S)−5−{5−[(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)−アミノ]−7−メチル−8−トリフルオロメチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−ベンゾ[b]アゼピン−1−イルメチル}−2−フルオロ−安息香酸の調製
2N水酸化ナトリウム溶液(2mL)を、メタノール(5mL)中の(S)−5−{5−[(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)−アミノ]−7−メチル−8−トリフルオロメチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−ベンゾ[b]アゼピン−1−イルメチル}−2−フルオロ−安息香酸メチルエステル(0.120g、0.167mmol)の溶液に添加し、60℃で4時間加熱した。反応物を室温に冷却した後、2N塩酸溶液でpH4へと酸性化し、水性混合物を酢酸エチル(3×10mL)で抽出した。有機層を水及びブライン(各10mL)で洗った。有機層を硫酸マグネシウムで乾燥し、ろ過し、減圧下で溶剤を除去することで、白色の固体(0.116g、98%)として標記化合物を得た。
1HNMR(CDCl
3、300MHz)(1.60−1.85(m、2H)、2.01−2.10(m、2H)、2.32(s、3H)、2.75−2.84(m、1H)、2.97−3.01(m、1H)、4.10−4.11(m、1H)、4.14(s、3H)、4.20−4.35(m、2H)、4.76−5.10(m、2H)、5.65−5.70(m、1H)、6.89(s、1H)、7.10−7.15(m、1H)、7.32−7.40(m、2H)、7.56−7.60(m、2H)、7.67(s、1H)、8.10(s、1H);ESI MS m/z 705 [C
31H
26F
10N
6O
2+ H]
+.
実施例144
(S)−1−{5−[(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)−アミノ]−7−メチル−8−トリフルオロメチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−ベンゾ[b]アゼピン−1−イル}−2−エチル−ブタン−1−オンの合成
2−エチル−ブチリル塩化物(0.014g、0.108mmol)を、塩化メチレン(5mL)中の0℃に冷却された(S)−(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)−(7−メチル−8−トリフルオロメチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾ[b]アゼピン−5−イル)−アミン(実施例3、ステップ18)(0.060g、0.108mmol)及びピリジン(0.010g、0.108mmol)の溶液に、窒素雰囲気下で添加した。1時間撹拌した後、反応物を、飽和水性重炭酸ナトリウム溶液(10mL)、2N水性水素塩化物溶液(10mL)、及びブライン(10mL)で洗った。有機層を硫酸マグネシウムで乾燥し、ろ過し、減圧下で濃縮することで、無色のゴム(0.075g、98%)として標記化合物を得た。
1HNMR(CDCl
3、300MHz)(0.71−2.16(m、16H)、2.34−2.43(m、1H)、2.43(s、3H)、2.50−2.41(m、1H)、4.14(s、3H)、4.25−4.67(m、2H)、6.89(bs、1H)、7.43(s、1H)、7.75(s、2H)、7.85(s、1H);ESI MS m/z 651[C
29H
31F
9N
6O+H]
+.
実施例145
(S)−1−{5−[(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)−アミノ]−7−メチル−8−トリフルオロメチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−ベンゾ[b]アゼピン−1−イル}−エタノンの合成
(S)−1−{5−[(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)−アミノ]−7−メチル−8−トリフルオロメチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−ベンゾ[b]アゼピン−1−イル}−2−エチル−ブタン−1−オン(実施例144)の調製に記述した手順に実質的に従い、2−エチル−ブチリル塩化物をアセチル塩化物に代替することで、標記化合物を調製した。.
1HNMR(CDCl
3、300MHz)(0.75−2.123(m、8H)、2.43(s、3H)、2.50−2.41(m、1H)、4.14(s、3H)、4.25−4.67(m、2H)、5.21−5.50(m、1H)、6.89(bs、1H)、7.43(s、1H)、7.75(s、2H)、7.85(s、1H);ESI MS m/z 595[C
25H
23F
9N
6O+H]
+.
実施例146
(S)−{5−[(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)−アミノ]−7−メチル−8−トリフルオロメチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−ベンゾ[b]アゼピン−1−イル}−シクロヘキシル−メタノンの合成
(S)−1−{5−[(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)−アミノ]−7−メチル−8−トリフルオロメチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−ベンゾ[b]アゼピン−1−イル}−2−エチル−ブタン−1−オン(実施例144)に記述した手順に実質的に従い、2−エチル−ブチリル塩化物をシクロヘキサンカルボニル塩化物で代替することで、標記化合物を調製した。
1HNMR(CDCl
3、300MHz)(0.75−2.123(m、16H)、2.43(s、3H)、2.50−2.41(m、1H)、4.14(s、3H)、4.25−4.67(m、2H)、5.21−5.50(m、1H)、6.89(bs、1H)、7.43(s、1H)、7.75(s、2H)、7.85(s、1H);ESI MS m/z 663 [C
30H
31F
9N
6O+H]
+.
実施例147
(S)−(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−(7−メチル−1−ピペリジン−4−イル−8−トリフルオロメチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾ[b]アゼピン−5−イル)−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)−アミンの合成
ステップ1 (S)−[1−(1−ベンジル−ピペリジン−4−イル)−7−メチル−8−トリフルオロメチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾ[b]アゼピン−5−イル]−(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)−アミンの調製
トリアセトキシホウ化水素ナトリウム(0.153g、0.724mmol)を、アセトニトリル(10mL)中の(S)−(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)−(7−メチル−8−トリフルオロメチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾ[b]アゼピン−5−イル)−アミン(実施例3、ステップ18)(0.200g、0.362mmol)、1−ベンジル−ピペリジン−4−オン(0.206g、1.09mmol)及び氷酢酸(1mL)の溶液に、窒素雰囲気下、室温で滴下し、24時間撹拌した。反応物を飽和重炭酸ナトリウム(5mL)で急冷し、ジクロロメタン(15mL)で希釈した。層を分離し、有機層を飽和重炭酸ナトリウム及びブライン(各20mL)で洗った。有機層を硫酸マグネシウムで乾燥し、ろ過し、減圧下で溶剤を除去した。残留物を、シリカゲル上、ヘキサン/酢酸エチル(80:20)で溶出させるフラッシュカラムクロマトグラフィーにより、残留物を精製することで、オフホワイト色の固体(0.070g、61%)として標記化合物を得た。
1HNMR(CDCl
3、300MHz)δ1.63−2.13(m、8H)、2.34(s、3H)、2.82−3.0(m、3H)、3.10−3.22(m、1H)、3.33−3.41(m、1H)、3.50(s、2H)、4.09−4.13(m、1H)、4.14(s、3H)、4.74−4.97(m、2H)、5.34−5.49(m、1H)、6.89(s、1H)、7.32(s、1H)、7.41(s、5H)、7.60(s、2H)、7.71(s、1H);ESI MS m/z 726 [C
35H
36F
9N
7+H]
+.
ステップ2 (S)−(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−(7−メチル−1−ピペリジン−4−イル−8−トリフルオロメチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾ[b]アゼピン−5−イル)−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)−アミンの調製
メタノール(10mL)中の(S)−[1−(1−ベンジル−ピペリジン−4−イル)−7−メチル−8−トリフルオロメチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾ[b]アゼピン−5−イル]−(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)−アミン(0.130g、0.179mmol)及び炭素(湿10重量%、0.050g)上のパラジウムの混合物を、Parr振盪機上、室温で、水素ガス(35psi)雰囲気下に曝した。5時間後、混合物をCeliteを通してろ過し、ろ過物を減圧下で濃縮した。シリカゲル上、ヘキサン/酢酸エチル(80:20)で溶出させるフラッシュカラムクロマトグラフィーにより、得られる残留物を精製することで、オフホワイト色の固体(0.055g、48%)として標記化合物を得た。
1HNMR(CDCl
3、300MHz)δ1.63−2.13(m、10H)、2.34(s、3H)、2.82−3.0(m、3H)、3.10−3.22(m、1H)、3.33−3.41(m、1H)、4.09−4.13(m、1H)、4.14(s、3H)、4.74−4.97(m、2H)、5.12(bs、1H)、5.34−5.49(m、1H)、6.89(s、1H)、7.32(s、1H)、7.60(s、1H)、7.71(s、1H);ESI MS m/z 726[C
28H
30F
9N
7+H]
+.
実施例148
(S)−(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−(1−シクロプロピルメチル−7,9−ジメチル−8−トリフルオロメチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾ[b]アゼピン−5−イル)−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)−アミンの合成
ステップ1 (S)−(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−(9−ブロモ−7−メチル−8−トリフルオロメチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾ[b]アゼピン−5−イル)−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)−アミンの調製
N−ブロモスクシンイミド(1.10g、6.19mmol)の一部を、酢酸(25mL)中の(S)−(3,5−ビストリフルオロメチルベンジル)−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)−(7−メチル−8−トリフルオロメチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾ[b]アゼピン−5−イル)アミン(2.85g、5.16mmol)(実施例3、ステップ18)の溶液に、室温で添加した。2時間撹拌した。減圧下で溶剤を蒸発させた。残留物を酢酸エチル(250mL)及び水性Na2CO
3(250mL)の間で分離した。層を分離し、硫酸マグネシウムで乾燥し、ろ過し、濃縮した。シリカゲル上、酢酸エチル/ヘキサン(0−30%)で溶出させるカラムクロマトグラフィーにより、残留物を精製することで、オフホワイト色の固体(2.99g、92%)として標記化合物を得た。MS(ES+):631、633(M+H).
ステップ2 (S)−(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−(7,9−ジメチル−8−トリフルオロメチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾ[b]アゼピン−5−イル)−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)−アミンの調製
フッ化セシウム(2.44g、16.1mmol)を、ジオキサン(50.0mL)中の(S)−(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−(9−ブロモ−7−メチル−8−トリフルオロメチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾ[b]アゼピン−5−イル)−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)−アミン及びボロン酸メチル(0.820g、13.8mmol)の混合物に添加した。混合物を窒素で15分間パージした。窒素下、ジクロロメタン(0.290g、0.355mmol)との1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセンパラジウム(II)塩化物錯体を添加した。反応物を3時間加熱した。室温に冷却し、次いで減圧下で溶剤を蒸発させた。残留物を酢酸エチル(100mL)及び水(100mL)の間で分離した。層を分離し、水性を更なる酢酸エチル(2×50mL)で抽出した。有機層を混合し、硫酸ナトリウム上で乾燥し、ろ過し、濃縮した。シリカゲル上、酢酸エチル/ヘキサン(0−35%)で溶出させるクロマトグラフィーにより、残留物を精製することで、オフホワイト色の固体(2.16g、83%)として標記化合物を得た。MS(ES+):567(M+H).
ステップ3 (S)−(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−(1−シクロプロピルメチル−7,9−ジメチル−8−トリフルオロメチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾ[b]アゼピン−5−イル)−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)−アミンの調製
実施例3、ステップ19に記述した手順に実質的に従い、シクロペンタンカルボキアルデヒドをシクロプロパンカルボキシアルデヒドで、(S)−(3,5−ビストリフルオロメチルベンジル)−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)−(7−メチル−8−トリフルオロメチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾ[b]アゼピン−5−イル)アミンを(S)−(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−(7,9−ジメチル−8−トリフルオロメチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾ[b]アゼピン−5−イル)−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)−アミンで代替することで、標記化合物を調製した。MS(ES+):621(M+H).
実施例149
(S)−(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−(1−シクロプロピルメチル−7,9−ジメチル−8−トリフルオロメチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾ[b]アゼピン−5−イル)−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)−アミン塩酸塩の合成
(S)−(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−(1−シクロプロピルメチル−7,9−ジメチル−8−トリフルオロメチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾ[b]アゼピン−5−イル)−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)−アミン(実施例148)(0.0210g、0.0338mmol)を、エチルエーテル(0.5mL)中に溶解した。エーテル(1.0N、0.0338mL)中の塩酸を添加した。溶剤を蒸発させ、次いで残留物をヘキサンで粉砕することで、オフホワイト色の粉末を得た。MS(ES+):621(M+H).
実施例150
(S)−(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−(1−シクロペンチルメチル−7,9−ジメチル−8−トリフルオロメチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾ[b]アゼピン−5−イル)−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)−アミンの合成
実施例148、ステップ3に記述した手順に実質的に従い、シクロプロパンカルボキシアルデヒドをシクロペンタンカルボキアルデヒドで代替することで、標記化合物を調製した。MS(ES+):649(M+H).
実施例151
(S)−(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−(7,9−ジメチル−1−ピリジン−4−イルメチル−8−トリフルオロメチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾ[b]アゼピン−5−イル)−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)−アミンの合成
実施例148、ステップ3に記述した手順に実質的に従い、シクロプロパンカルボキシアルデヒドをピリジン−4−カルバルデヒドで、1,2−ジクロロエタンをアセトニトリルで代替することで、標記化合物を調製した。MS(ES+):658(M+H).
実施例152
(S)−(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−(1−エチル−7,9−ジメチル−8−トリフルオロメチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾ[b]アゼピン−5−イル)−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)−アミンの合成
実施例148、ステップ3に記述した手順に実質的に従い、シクロプロパンカルボキシアルデヒドをアセトアルデヒドで代替することで、標記化合物を調製した。MS(ES+):595(M+H).
実施例153
(S)−(4−{5−[(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)−アミノ]−7,9−ジメチル−8−トリフルオロメチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−ベンゾ[b]アゼピン−1−イルメチル}−シクロヘキシル)−酢酸の合成
ステップ1(S)−(4−{5−[(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)−アミノ]−7,9−ジメチル−8−トリフルオロメチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−ベンゾ[b]アゼピン−1−イルメチル}−シクロヘキシル)−酢酸メチルエステルの調製
実施例148、ステップ3に記述した手順に実質的に従い、シクロプロパンカルボキシアルデヒドを(4−ホルミル−シクロヘキシル)−酢酸メチルエステルで代替することで、標記化合物を調製した。MS(ES+):735(M+H).
ステップ2 (S)−(4−{5−[(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)−アミノ]−7,9−ジメチル−8−トリフルオロメチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−ベンゾ[b]アゼピン−1−イルメチル}−シクロヘキシル)−酢酸の調製
(S)−(4−{5−[(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)−アミノ]−7,9−ジメチル−8−トリフルオロメチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−ベンゾ[b]アゼピン−1−イルメチル}−シクロヘキシル)−酢酸メチルエステル(0.0950g、0.129mmol)の混合物を、5.0NNaOH(1mL)及びメタノール(2mL)中で、還流しながら2時間加熱した。溶剤を蒸発させ、水(10mL)中に再溶解した。2.0NHClを添加することでpH=7に調節した。酢酸エチル(2×10mL)で抽出した。有機層を混合し、硫酸ナトリウム上で乾燥し、ろ過した。減圧下で溶剤を除去した。残留物を、シリカゲル上、酢酸エチル/ヘキサン(0−100%)で溶出させるクロマトグラフすることで、白色の泡(0.0620g、67%)として標記化合物を得た。MS(ES+):721(M+H);719(M−H).
実施例154
(S)−5−{5−[(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)−アミノ]−7,9−ジメチル−8−トリフルオロメチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−ベンゾ[b]アゼピン−1−イル}−3,3−ジメチル−ペンタン酸の合成
ステップ1 (S)−5−{5−[(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)−アミノ]−7,9−ジメチル−8−トリフルオロメチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−ベンゾ[b]アゼピン−1−イル}−3,3−ジメチル−ペンタン酸メチルエステルの調製
実施例148、ステップ3に記述した手順に実質的に従い、シクロプロパンカルボキシアルデヒドを3,3−ジメチル−5−オキソ−ペンタン酸メチルエステルで代替することで、標記化合物を調製した。MS(ES+):709(M+H).
ステップ2 (S)−5−{5−[(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)−アミノ]−7,9−ジメチル−8−トリフルオロメチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−ベンゾ[b]アゼピン−1−イル}−3,3−ジメチル−ペンタン酸の調製
(S)−5−{5−[(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)−アミノ]−7,9−ジメチル−8−トリフルオロメチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−ベンゾ[b]アゼピン−1−イル}−3,3−ジメチル−ペンタン酸メチルエステル(0.120g、0.169mmol)の混合物を、5.0NNaOH(1mL)及びメタノール(5mL)中で、還流しながら2時間加熱した。溶剤を蒸発させ、水(10mL)中に再溶解した。4.0NHClを添加することでpH=4に調節した。酢酸エチル(2×10mL)で抽出した。有機層を混合し、硫酸ナトリウム上で乾燥し、ろ過した。減圧下で溶剤を除去した。残留物を、シリカゲル上、酢酸エチル/ヘキサン(0−100%)で溶出させるクロマトグラフすることで、白色の泡(0.104g、88%)として標記化合物を得た。MS(ES+):695(M+H);693(M−H).
実施例155
(S)−{5−[(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)−アミノ]−7,9−ジメチル−8−トリフルオロメチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−ベンゾ[b]アゼピン−1−イル}−オキソ−酢酸メチルエステルの合成
(S)−(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−(7,9−ジメチル−8−トリフルオロメチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾ[b]アゼピン−5−イル)−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)−アミン(実施例148、ステップ2)(0.200g、0.353mmol)を、ジクロロメタン(4mL)に溶解し、溶液を氷水浴で冷却した。ピリジン(0.143mL、1.77mmol)、続いてクロロ−オキソ−酢酸メチルエステル(0.162mL、1.77mmol)を滴下した。反応物を室温に温め、終夜撹拌した。反応物を更なるジクロロメタン(10mL)で希釈し、水性NaHCO
3(10mL)で洗った。水層をジクロロメタン(10mL)で抽出した。有機層を混合し、硫酸ナトリウム上で乾燥し、ろ過した。減圧下で溶剤を除去した。残留物を、シリカゲル上、酢酸エチル/ヘキサン(0−30%)で溶出させるクロマトグラフすることで、標記化合物0.187g、81%を得た。MS(ES+):653(M+H).
実施例156
(S)−5−{5−[(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)−アミノ]−7,9−ジメチル−8−トリフルオロメチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−ベンゾ[b]アゼピン−1−イル}−5−オキソ−ペンタン酸メチルエステルの合成
実施例155に記述した手順に実質的に従い、クロロ−オキソ−酢酸メチルエステルを4−クロロカルボニル−酪酸メチルエステルで代替することで、標記化合物を調製した。MS(ES+):695(M+H).
実施例157
(S)−2−{5−[(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)−アミノ]−7,9−ジメチル−8−トリフルオロメチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−ベンゾ[b]アゼピン−1−イル}−エタノールの合成
実施例33に記述した手順に実質的に従い、(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)−(7−メチル−8−トリフルオロメチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾ[b]アゼピン−5−イル)−アミンを(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−(7,9−ジメチル−8−トリフルオロメチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾ[b]アゼピン−5−イル)−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)−アミンで代替することで、標記化合物を調製した。MS(ES+):611(M+H).
実施例158
(S)−[2−(2−アミノ−エチル)−2H−テトラゾール−5−イル]−(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−(1−シクロプロピルメチル−7,9−ジメチル−8−トリフルオロメチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾ[b]アゼピン−5−イル)−アミンの合成
ステップ1(S)−2−(2−{5−[(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−(7,9−ジメチル−8−トリフルオロメチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾ[b]アゼピン−5−イル)−アミノ]−テトラゾール−2−イル}−エチル)−イソインドール−1,3−ジオンの調製
実施例148、ステップ1及び2に記述した手順に実質的に従い、(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)−(7−メチル−8−トリフルオロメチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾ[b]アゼピン−5−イル)−アミンを2−(2−{5−[(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−(7−メチル−8−トリフルオロメチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾ[b]アゼピン−5−イル)−アミノ]−テトラゾール−2−イル}−エチル)−イソインドール−1,3−ジオン(実施例126、ステップ2)で代替することで、標記化合物を調製した。MS(ES+):726(M+H).
ステップ2 (S)−2−(2−{5−[(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−(1−シクロプロピルメチル−7,9−ジメチル−8−トリフルオロメチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾ[b]アゼピン−5−イル)−アミノ]−テトラゾール−2−イル}−エチル)−イソインドール−1,3−ジオンの調製
実施例148に記述した手順に実質的に従い、ステップ3、(S)−(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−(7,9−ジメチル−8−トリフルオロメチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾ[b]アゼピン−5−イル)−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)−アミンを(S)−2−(2−{5−[(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−(7,9−ジメチル−8−トリフルオロメチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾ[b]アゼピン−5−イル)−アミノ]−テトラゾール−2−イル}−エチル)−イソインドール−1,3−ジオンで代替することで、標記化合物を調製した。MS(ES+):780(M+H).
ステップ3 (S)−[2−(2−アミノ−エチル)−2H−テトラゾール−5−イル]−(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−(1−シクロプロピルメチル−7,9−ジメチル−8−トリフルオロメチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾ[b]アゼピン−5−イル)−アミンの調製
メタノール(2.0mL)中の(S)−2−(2−{5−[(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−(1−シクロプロピルメチル−7,9−ジメチル−8−トリフルオロメチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾ[b]アゼピン−5−イル)−アミノ]−テトラゾール−2−イル}−エチル)−イソインドール−1,3−ジオン(0.175g、0.224mmol)及びヒドラジン水和物(0.1ml)の混合物を、60℃で終夜加熱した。室温に冷却した。ろ過で沈殿物を除去し、溶剤を蒸発させることで、標記化合物(0.143g、98%)を得た。MS(ES+):650(M+H).
実施例159
(S)−tert−ブチル4−{5−[(3,5−ビストリフルオロメチルベンジル)−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)アミノ]−7,9−ジメチル−8−トリフルオロメチル−2,3,4,5−テトラヒドロベンゾ[b]アゼピン−1−イルメチル}−ピペリジン−1−カルボン酸塩の合成
トリアセトキシホウ化水素ナトリウム(0.374g、1.76mmol)を、1,2−ジクロロエタン(3mL)中の(S)−(3,5−ビストリフルオロメチルベンジル)−(7,9−ジメチル−8−トリフルオロメチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾ[b]アゼピン−5−イル)−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)−アミン(実施例148、ステップ2)(0.250g、0.441mmol)、tert−ブチル−4−ホルミルピペリジン−1−カルボン酸塩(0.282g、1.32mmol)及び氷酢酸(0.2mL)の溶液に、窒素雰囲気下、室温で滴下し、24時間撹拌した。反応物を飽和重炭酸ナトリウム(5mL)で急冷し、ジクロロメタン(15mL)で希釈した。層を分離し、有機層を飽和重炭酸ナトリウム及びブライン(各20mL)で洗った。有機層を硫酸ナトリウム上で乾燥し、ろ過し、減圧下で溶剤を除去した。シリカゲル上、ヘキサン/酢酸エチル(80:20)で溶出させるフラッシュカラムクロマトグラフィーで、残留物を精製することで、押しつぶせる泡(0.272g、81%)として標記化合物を得た。
1HNMR(CDCl
3、500MHz)δ0.87−1.14(m、3H)、1.24−1.34(m、1H)、1.45(s、9H)、1.61−1.97(m、7H)、2.30−2.33(m、6H)、2.65−2.75(m、2H)、2.86−2.89(m、2H)、2.95−3.11(m、1H)、3.25−3.28(m、1H)、4.13(s、3H)、4.81−4.88(m、1H)、5.21(brs、1H)、5.60(Brs、1H)、6.57(s、1H)、7.77(s、3H);ESI MS m/z 764[C
35H
42F
9N
7O
2+H]
+.
実施例160
(S)−(3,5−ビストリフルオロメチルベンジル)−(7,9−ジメチル−1−ピペリジン−4−イルメチル−8−トリフルオロメチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾ[b]アゼピン−5−イル)−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)−アミンの合成
ジクロロメタン(4mL)中の(S)−tert−ブチル4−{5−[(3,5−ビストリフルオロメチルベンジル)−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)アミノ]−7,9−ジメチル−8−トリフルオロメチル−2,3,4,5−テトラヒドロベンゾ[b]アゼピン−1−イルメチル}−ピペリジン−1−カルボン酸塩(実施例159)(0.251g、0.329mmol)の溶液に、トリフルオロ酢酸(1.7mL)を、窒素雰囲気下、0℃でゆっくり添加し、4.5時間撹拌した。反応物を飽和重炭酸ナトリウム(25mL)に注ぎ、ジクロロメタン(15mL)で希釈した。層を分離し、水層をジクロロメタン(10mL)で抽出した。有機層を混合し、飽和重炭酸ナトリウム(25mL)で洗い、硫酸ナトリウム上で乾燥し、ろ過し、減圧下で溶剤を除去した。シリカゲル上、ジクロロメタン/メタノール/濃縮水酸化アンモニウム(90:10:1)で溶出させるフラッシュカラムクロマトグラフィーで、残留物を精製することで、白色の固体(0.101g、46%)として標記化合物を得た。
1HNMR(CDCl
3、500MHz)δ1.01−1.11(m、2H)、1.47−1.66(m、3H)、1.73−1.95(m、5H)、2.34(s、6H)、2.55−2.60(m、2H)、2.84−2.87(m、2H)、2.98−3.09(m、3H)、3.25(brs、1H)、4.13(m、3H)、4.73−4.96(m、1H)、5.12(brs、1H)、5.56(Brs、1H)、6.58(s、1H)、7.77(s、3H);ESI MS m/z 664[C
30H
34F
9N
7+H]
+.
実施例161
(S)−(3,5−ビストリフルオロメチルベンジル)−[7,9−ジメチル−1−(1−メチルピペリジン−4−イルメチル)−8−トリフルオロメチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾ[b]アゼピン−5−イル]−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)−アミンの合成
アセトニトリル(2.5mL)中の(S)−(3,5−ビストリフルオロメチルベンジル)−(7,9−ジメチル−1−ピペリジン−4−イルメチル−8−トリフルオロメチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾ[b]アゼピン−5−イル)−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)−アミン(実施例160)(0.038g、0.057mmol)、37%水性ホルムアルデヒド(0.014mL、0.189mmol)及びナトリウムシアノホウ化水素(0.011g、0.172mmol)の溶液に、氷酢酸(0.25mL)を、窒素雰囲気下、室温で25分間にわたって添加し、18時間撹拌した。反応物をジクロロメタン(20mL)で希釈し、2N水酸化ナトリウム及びブライン(各10mL)で洗った。有機層を硫酸ナトリウム上で乾燥し、ろ過し、減圧下で溶剤を除去した。シリカゲル上、ジクロロメタン/メタノール/濃縮水酸化アンモニウム(90:10:1)で溶出させるフラッシュカラムクロマトグラフィーで、残留物を精製することで、押しつぶせる泡(0.028g、72%)として標記化合物を得た。
1HNMR(CDCl
3、500MHz)δ1.15−1.70(m、4H)、1.83−2.06(m、7H)、2.33−2.35(m、9H)、2.76−3.03(m、5H)、3.24(Brs、1H)、4.13(m、3H)、4.80−4.87(m、1H)、5.14(brs、1H)、5.58(Brs、1H)、6.58(m、1H)、7.77−7.78(m、3H);ESI MS m/z 678[C
31H
36F
9N
7+H]
+.
実施例162
(S)−(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)−(5−ピリジン−4−イルメチル−3,5,6,7,8,9−ヘキサヒドロ−1H−2−オキサ−5−アザ−シクロヘプタ[f]インデン−9−イル)−アミン塩酸塩の合成
ジエチルエチルエーテル中の(S)−(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)−(5−ピリジン−4−イルメチル−3,5,6,7,8,9−ヘキサヒドロ−1H−2−オキサ−5−アザ−シクロヘプタ[f]インデン−9−イル)−アミン(実施例103)の溶液に、ジエチルエーテル中の1.0M溶液として塩酸を添加した。窒素のゆるやかな蒸気下、続いて減圧下で溶剤を除去することで、オフホワイト色の固体として標記化合物を得た。MS(ES+):580(M+H).
実施例163
(S)−[2−(2−アミノ−エチル)−2H−テトラゾール−5−イル]−(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−(5−チアゾール−2−イルメチル−3,5,6,7,8,9−ヘキサヒドロ−1H−2−オキサ−5−アザ−シクロヘプタ[f]インデン−9−イル)−アミンの合成
(S)−[2−(2−アミノ−エチル)−2H−テトラゾール−5−イル]−(5−ベンジル−3,5,6,7,8,9−ヘキサヒドロ−1H−2−オキサ−5−アザ−シクロヘプタ[f]インデン−9−イル)−(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−アミン(実施例107)の合成に記述した手順に実質的に従い、(S)−2−(2−{5−[(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−(3,5,6,7,8,9−ヘキサヒドロ−1H−2−オキサ−5−アザ−シクロヘプタ[f]インデン−9−イル)−アミノ]−テトラゾール−2−イル}−エチル)−イソインドール−1,3−ジオン(実施例107、ステップ1)で開始し、ベンズアルデヒドを実施例107、ステップ2のチアゾール−2−カルバルデヒドで代替することで、標記化合物を調製した。MS(ES+):637(M−H).
実施例164
(S)−1−{9−[(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)−アミノ]−1,3,6,7,8,9−ヘキサヒドロ−2−オキサ−5−アザ−シクロヘプタ[f]インデン−5−イル}−2−エチル−ブタン−1−オンの合成
ジクロロメタン(3mL)中の(S)−(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−(3,5,6,7,8,9−ヘキサヒドロ−1H−2−オキサ−5−アザ−シクロヘプタ[f]インデン−9−イル)−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)−アミン(実施例73、ステップ7)(0.17mmol)の溶液に、ピリジン(0.35mmol)、続いて2−エチル−ブチリル塩化物(0.35mmol)を添加した。室温で14時間撹拌した後、反応物を、ジクロロメタン(10mL)、続いて水(10mL)で希釈した。有機層を分離し、水性をジクロロメタン(2×10mL)で洗った。混合した有機物を硫酸ナトリウム上で乾燥した。減圧下で溶剤を除去した。シリカゲル上、酢酸エチル/ヘキサン(10−50%)で溶出させるクロマトグラフィーで、残留物を精製することで、無色の泡として標記化合物を得た。MS(ES+):611(M+H).
実施例165
(S)−(4−{9−[(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)−アミノ]−4−メチル−1,3,6,7,8,9−ヘキサヒドロ−2−オキサ−5−アザ−シクロヘプタ[f]インデン−5−イルメチル}−シクロヘキシル)−酢酸の合成
ステップ1 (S)−(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−(4−ブロモ−3,5,6,7,8,9−ヘキサヒドロ−1H−2−オキサ−5−アザ−シクロヘプタ[f]インデン−9−イル)−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)−アミンの調製
クロロホルム(20mL)中の(S)−(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−(3,5,6,7,8,9−ヘキサヒドロ−1H−2−オキサ−5−アザ−シクロヘプタ[f]インデン−9−イル)−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)−アミン(実施例73、ステップ7)(2.64mmol)の溶液に、重炭酸ナトリウム(5.28mmol)とともにN−ブロモスクシンアミド(2.9mmol)を添加した。混合物を室温で20分間撹拌した後、水(20mL)を添加し、混合物をジクロロメタン(20mL)で希釈した。有機物を分離し、水性をジクロロメタン(2×10mL)で洗った。混合した有機物を硫酸ナトリウム上で乾燥した。減圧下で溶剤を除去した。粗中間体を、シリカゲル上、酢酸エチル/ヘキサンで溶出させるクロマトグラフすることで、白色の固体として標記化合物を得た。MS(ES+):593(M+H).
ステップ2 (S)−(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−(4−メチル−3,5,6,7,8,9−ヘキサヒドロ−1H−2−オキサ−5−アザ−シクロヘプタ[f]インデン−9−イル)−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)−アミンの調製
ジオキサン(150mL)中の(S)−(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−(4−ブロモ−3,5,6,7,8,9−ヘキサヒドロ−1H−2−オキサ−5−アザ−シクロヘプタ[f]インデン−9−イル)−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)−アミン(2.16mmol)の溶液に、ビス(ジフェニルホスフィノフェロセン)パラジウム(II)塩化物(0.22mmol)、続いてフッ化セシウム(9.32mmol)及びメチルボロン酸(6.48mmol)を添加した。混合物を、窒素下、95℃で加熱した。2時間加熱した後、反応混合物を室温に冷却し、酢酸エチル(50mL)及び水(50mL)で希釈した。有機物を分離し、水性を酢酸エチル(2×20mL)で洗った。混合した有機物を硫酸ナトリウム上で乾燥した。減圧下で溶剤を除去した。粗中間体を、シリカゲル上、酢酸エチル/ヘキサン(10−45%)で溶出させるクロマトグラフすることで、白色の固体として標記化合物を得た。MS(ES+):527(M+H).
ステップ3 (S)−(4−{9−[(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)−アミノ]−4−メチル−1,3,6,7,8,9−ヘキサヒドロ−2−オキサ−5−アザ−シクロヘプタ[f]インデン−5−イルメチル}−シクロヘキシル)−酢酸メチルエステルの調製
(S)5−{9−[(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)−アミノ]−1,3,6,7,8,9−ヘキサヒドロ−2−オキサ−5−アザ−シクロヘプタ[f]インデン−5−イルメチル}−チオフェン−2−カルボン酸(実施例102)の合成に記述した手順に実質的に従い、(S)−(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−(4−メチル−3,5,6,7,8,9−ヘキサヒドロ−1H−2−オキサ−5−アザ−シクロヘプタ[f]インデン−9−イル)−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)−アミンで開始し、5−ホルミル−チオフェン−2−カルボン酸を(4−ホルミル−シクロヘキシル)−酢酸メチルエステルで代替することで、標記化合物を調製した。
ステップ4 (4−{9−[(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)−アミノ]−4−メチル−1,3,6,7,8,9−ヘキサヒドロ−2−オキサ−5−アザ−シクロヘプタ[f]インデン−5−イルメチル}−シクロヘキシル)−酢酸の合成
メタノール(5mL)中の(S)−(4−{9−[(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)−アミノ]−4−メチル−1,3,6,7,8,9−ヘキサヒドロ−2−オキサ−5−アザ−シクロヘプタ[f]インデン−5−イルメチル}−シクロヘキシル)−酢酸メチルエステル(0.15mmol)の溶液に、5N水酸化ナトリウム(3mL)を添加した。混合物を60℃で2時間加熱し、次いで室温に冷却し、水(20mL)で希釈した。反応物を5M塩酸で中和し、有機物を酢酸エチル(3×10mL)で抽出した。混合した有機物を無水硫酸ナトリウム上で乾燥し、ろ過し、減圧下で溶剤を除去した。生成物を、シリカゲル上、酢酸エチル/ヘキサン(10−70%)で溶出させるクロマトグラフすることで、無色の泡として標記化合物を得た。MS(ES+):681(M+H).
実施例166
(S)−4−{9−[(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)−アミノ]−4−メチル−1,3,6,7,8,9−ヘキサヒドロ−2−オキサ−5−アザ−シクロヘプタ[f]インデン−5−イルメチル}−安息香酸の合成
(S)−(4−{9−[(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)−アミノ]−4−メチル−1,3,6,7,8,9−ヘキサヒドロ−2−オキサ−5−アザ−シクロヘプタ[f]インデン−5−イルメチル}−シクロヘキシル)−酢酸(実施例165)の合成に記述した手順に実質的に従い、(S)−(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−(4−メチル−3,5,6,7,8,9−ヘキサヒドロ−1H−2−オキサ−5−アザ−シクロヘプタ[f]インデン−9−イル)−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)−アミンで開始し、(4−ホルミル−シクロヘキシル)−酢酸メチルエステルを実施例165、ステップ3の4−ホルミル−安息香酸メチルエステルで代替することで、標記化合物を調製した。MS(ES+):661(M+H).
実施例167
(S)−5−{9−[(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)−アミノ]−4−メチル−1,3,6,7,8,9−ヘキサヒドロ−2−オキサ−5−アザ−シクロヘプタ[f]インデン−5−イルメチル}−チオフェン−2−カルボン酸の合成
(S)−(4−{9−[(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)−アミノ]−4−メチル−1,3,6,7,8,9−ヘキサヒドロ−2−オキサ−5−アザ−シクロヘプタ[f]インデン−5−イルメチル}−シクロヘキシル)−酢酸(実施例165)の合成に記述した手順に実質的に従い、(S)−(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−(4−メチル−3,5,6,7,8,9−ヘキサヒドロ−1H−2−オキサ−5−アザ−シクロヘプタ[f]インデン−9−イル)−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)−アミンで開始し、(4−ホルミル−シクロヘキシル)−酢酸メチルエステルを実施例165、ステップ3の5−ホルミル−チオフェン−2−カルボン酸で代替することで、標記化合物を調製した。MS(ES+):665(M−H).
実施例168
(S)−(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−(4−メチル−5−ピリジン−3−イルメチル−3,5,6,7,8,9−ヘキサヒドロ−1H−2−オキサ−5−アザ−シクロヘプタ[f]インデン−9−イル)−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)−アミンの合成
(S)5−{9−[(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)−アミノ]−1,3,6,7,8,9−ヘキサヒドロ−2−オキサ−5−アザ−シクロヘプタ[f]インデン−5−イルメチル}−チオフェン−2−カルボン酸(実施例102)の合成に記述した手順に実質的に従い、(S)−(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−(4−メチル−3,5,6,7,8,9−ヘキサヒドロ−1H−2−オキサ−5−アザ−シクロヘプタ[f]インデン−9−イル)−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)−アミン(実施例165、ステップ2)で開始し、5−ホルミル−チオフェン−2−カルボン酸をピリジン−3−カルバルデヒドで代替することで、標記化合物を調製した。MS(ES+):618(M+H).
実施例169
(S)−(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−(5−シクロプロピルメチル−4−メチル−3,5,6,7,8,9−ヘキサヒドロ−1H−2−オキサ−5−アザ−シクロヘプタ[f]インデン−9−イル)−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)−アミンの合成
(S)5−{9−[(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)−アミノ]−1,3,6,7,8,9−ヘキサヒドロ−2−オキサ−5−アザ−シクロヘプタ[f]インデン−5−イルメチル}−チオフェン−2−カルボン酸(実施例102)の合成に記述した手順に実質的に従い、(S)−(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−(4−メチル−3,5,6,7,8,9−ヘキサヒドロ−1H−2−オキサ−5−アザ−シクロヘプタ[f]インデン−9−イル)−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)−アミン(実施例165、ステップ2)で開始し、5−ホルミル−チオフェン−2−カルボン酸をシクロプロパンカルボキシアルデヒドで代替することで、標記化合物を調製した。MS(ES+):581(M+H).
実施例170
(S)−(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−(5−シクロペンチルメチル−4−メチル−3,5,6,7,8,9−ヘキサヒドロ−1H−2−オキサ−5−アザ−シクロヘプタ[f]インデン−9−イル)−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)−アミンの合成
(S)5−{9−[(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)−アミノ]−1,3,6,7,8,9−ヘキサヒドロ−2−オキサ−5−アザ−シクロヘプタ[f]インデン−5−イルメチル}−チオフェン−2−カルボン酸(実施例102)の合成に記述した手順に実質的に従い、(S)−(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−(4−メチル−3,5,6,7,8,9−ヘキサヒドロ−1H−2−オキサ−5−アザ−シクロヘプタ[f]インデン−9−イル)−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)−アミン(実施例165、ステップ2)で開始し、5−ホルミル−チオフェン−2−カルボン酸をシクロペンタンカルボキアルデヒドで代替することで、標記化合物を調製した。MS(ES+):609(M+H).
実施例171
(S)−(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−(5−シクロブチルメチル−4−メチル−3,5,6,7,8,9−ヘキサヒドロ−1H−2−オキサ−5−アザ−シクロヘプタ[f]インデン−9−イル)−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)−アミンの合成
(S)−5−{9−[(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)−アミノ]−1,3,6,7,8,9−ヘキサヒドロ−2−オキサ−5−アザ−シクロヘプタ[f]インデン−5−イルメチル}−チオフェン−2−カルボン酸(実施例102)の合成に記述した手順に実質的に従い、(S)−(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−(4−メチル−3,5,6,7,8,9−ヘキサヒドロ−1H−2−オキサ−5−アザ−シクロヘプタ[f]インデン−9−イル)−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)−アミン(実施例165、ステップ2)で開始し、5−ホルミル−チオフェン−2−カルボン酸をシクロブタンカルボキシアルデヒドで代替することで、標記化合物を調製した。MS(ES+):595(M+H).
実施例172
(S)−(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−(5−シクロブチル−4−メチル−3,5,6,7,8,9−ヘキサヒドロ−1H−2−オキサ−5−アザ−シクロヘプタ[f]インデン−9−イル)−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)−アミンの合成
(S)5−{9−[(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)−アミノ]−1,3,6,7,8,9−ヘキサヒドロ−2−オキサ−5−アザ−シクロヘプタ[f]インデン−5−イルメチル}−チオフェン−2−カルボン酸(実施例102)の合成に記述した手順に実質的に従い、(S)−(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−(4−メチル−3,5,6,7,8,9−ヘキサヒドロ−1H−2−オキサ−5−アザ−シクロヘプタ[f]インデン−9−イル)−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)−アミン(実施例165、ステップ2)で開始し、5−ホルミル−チオフェン−2−カルボン酸をシクロブタノンで代替することで、標記化合物を調製した。MS(ES+):581(M+H).
実施例173
(S)−(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−[4−メチル−5−(テトラヒドロ−ピラン−4−イル)−3,5,6,7,8,9−ヘキサヒドロ−1H−2−オキサ−5−アザ−シクロヘプタ[f]インデン−9−イル]−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)−アミンの合成
(S)5−{9−[(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)−アミノ]−1,3,6,7,8,9−ヘキサヒドロ−2−オキサ−5−アザ−シクロヘプタ[f]インデン−5−イルメチル}−チオフェン−2−カルボン酸(実施例102)の合成に記述した手順に実質的に従い、(S)−(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−(4−メチル−3,5,6,7,8,9−ヘキサヒドロ−1H−2−オキサ−5−アザ−シクロヘプタ[f]インデン−9−イル)−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)−アミン(実施例165、ステップ2)で開始し、5−ホルミル−チオフェン−2−カルボン酸をテトラヒドロ−ピラン−4−オンで代替することで、標記化合物を調製した。MS(ES+):611(M+H).
実施例174
(S)−(3−クロロ−5−トリフルオロメチル−ベンジル)−(5−シクロプロピルメチル−4−メチル−3,5,6,7,8,9−ヘキサヒドロ−1H−2−オキサ−5−アザ−シクロヘプタ[f]インデン−9−イル)−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)−アミンの合成
ステップ1(S)−(3−クロロ−5−トリフルオロメチル−ベンジル)−(3,5,6,7,8,9−ヘキサヒドロ−1H−2−オキサ−5−アザ−シクロヘプタ[f]インデン−9−イル)−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)−アミンの調製
(S)−(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−(3,5,6,7,8,9−ヘキサヒドロ−1H−2−オキサ−5−アザ−シクロヘプタ[f]インデン−9−イル)−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)−アミン(実施例73)の調製に記述した手順に実質的に従い、3−クロロ−5−トリフルオロメチル−ベンズアルデヒドを実施例73、ステップ4の3,5−ビス−トリフルオロメチルベンズアルデヒドで代替することで、標記化合物を調製した。MS(ES+):579(M+H).
ステップ2 (S)−(3−クロロ−5−トリフルオロメチル−ベンジル)−(4−メチル−3,5,6,7,8,9−ヘキサヒドロ−1H−2−オキサ−5−アザ−シクロヘプタ[f]インデン−9−イル)−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)−アミンの調製
(S)−(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−(4−メチル−3,5,6,7,8,9−ヘキサヒドロ−1H−2−オキサ−5−アザ−シクロヘプタ[f]インデン−9−イル)−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)−アミンの調製(実施例165、ステップ1及び2)の調製に記述した手順に実質的に従い、(S)−(3−クロロ−5−トリフルオロメチル−ベンジル)−(3,5,6,7,8,9−ヘキサヒドロ−1H−2−オキサ−5−アザ−シクロヘプタ[f]インデン−9−イル)−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)−アミンで開始し、標記化合物を調製した。.MS(ES+):491(M−H).
ステップ3 (S)−(3−クロロ−5−トリフルオロメチル−ベンジル)−(5−シクロプロピルメチル−4−メチル−3,5,6,7,8,9−ヘキサヒドロ−1H−2−オキサ−5−アザ−シクロヘプタ[f]インデン−9−イル)−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)−アミンの調製
(S)5−{9−[(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)−アミノ]−1,3,6,7,8,9−ヘキサヒドロ−2−オキサ−5−アザ−シクロヘプタ[f]インデン−5−イルメチル}−チオフェン−2−カルボン酸(実施例102)の合成に記述した手順に実質的に従い、(S)−(3−クロロ−5−トリフルオロメチル−ベンジル)−(4−メチル−3,5,6,7,8,9−ヘキサヒドロ−1H−2−オキサ−5−アザ−シクロヘプタ[f]インデン−9−イル)−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)−アミンで開始し、5−ホルミル−チオフェン−2−カルボン酸をシクロプロパンカルボキシアルデヒドで代替することで標記化合物を調製した。MS(ES+):547(M+H).
実施例175
(S)−4−{5−[(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)−アミノ]−7−メチル−8−トリフルオロメチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−ベンゾ[b]アゼピン−1−イル}−シクロヘキサンカルボン酸の合成
ステップ1 (S)−4−{5−[(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)−アミノ]−7−メチル−8−トリフルオロメチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−ベンゾ[b]アゼピン−1−イル}−シクロヘキサンカルボン酸エチルエステルの調製
(S)−(3,5−ビストリフルオロメチルベンジル)−(1−シクロペンチルメチル−7−メチル−8−トリフルオロメチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾ[b]アゼピン−5−イル)−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)アミン(実施例3、ステップ19)の合成に記述した手順に実質的に従い、シクロペンタンカルボキアルデヒドを4−オキソ−シクロヘキサンカルボン酸エチルエステルで代替することで、標記化合物を調製した。シリカゲル上、酢酸エチル/ヘキサンで溶出するクロマトグラフィーにより、標記化合物を単離した。MS(ES+):707(M+H).
ステップ2 (S)−4−{5−[(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)−アミノ]−7−メチル−8−トリフルオロメチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−ベンゾ[b]アゼピン−1−イル}−シクロヘキサンカルボン酸の調製
メタノール(5mL)中の(S)−4−{5−[(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)−アミノ]−7−メチル−8−トリフルオロメチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−ベンゾ[b]アゼピン−1−イル}−シクロヘキサンカルボン酸エチルエステル(0.14mmol)の溶液に、5N水酸化ナトリウム(14mmol)を添加した。混合物を、60℃で2時間加熱した後、室温に冷却し、反応物を水(20mL)で希釈した。5MHClを用いて混合物を中和し、酢酸エチル(3×5mL)を用いて有機物を抽出した。混合した有機層を硫酸ナトリウム上で乾燥し、ろ過し、減圧下で溶剤を除去した。粗生成物を、シリカゲル上、メタノール/ジクロロメタン(0−5%)で溶出させるクロマトグラフすることで、分離したシス及びトランス異性体を得た。MS(ES+):679(M+H).
実施例176
(S)−5−[(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)−アミノ]−7−メチル−8−トリフルオロメチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−ベンゾ[b]アゼピン−1−カルボン酸4−カルボキシ−シクロヘキシルエステルの合成
ステップ1 (S)−5−[(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)−アミノ]−7−メチル−8−トリフルオロメチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−ベンゾ[b]アゼピン−1−カルボン酸4−メトキシカルボニル−シクロヘキシルエステルの調製
(S)−5−[(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)−アミノ]−7−メチル−8−トリフルオロメチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−ベンゾ[b]アゼピン−1−カルボン酸1−エチル−プロピルエステル(実施例18)の合成に記述した手順に実質的に従い、ペンタン−3−オールを4−ヒドロキシ−シクロヘキサンカルボン酸メチルエステルで代替することで、標記化合物を調製した。MS(ES+):737(M+H).
ステップ2 (S)−5−[(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)−アミノ]−7−メチル−8−トリフルオロメチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−ベンゾ[b]アゼピン−1−カルボン酸4−カルボキシ−シクロヘキシルエステルの調製
メタノール(5mL)中の(S)−5−[(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)−アミノ]−7−メチル−8−トリフルオロメチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−ベンゾ[b]アゼピン−1−カルボン酸4−メトキシカルボニル−シクロヘキシルエステル(0.14mmol)の溶液に、5N水酸化ナトリウム(14mmol)を添加した。混合物を、60℃で2時間加熱した後、室温に冷却し、反応物を水(20mL)で希釈した。5MHClを用いて混合物を中和し、酢酸エチル(3×5mL)を用いて有機物を抽出した。混合した有機層を硫酸ナトリウム上で乾燥し、ろ過し、減圧下で溶剤を除去した。粗生成物を、シリカゲル上、メタノール/ジクロロメタン(0−5%)で溶出させるクロマトグラフすることで、分離したシス及びトランス異性体を得た。MS(ES+):723(M+H).
実施例177
(S)−9−[(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)−アミノ]−2,2−ジフルオロ−6,7,8,9−テトラヒドロ−1,3−ジオキサ−5−アザ−シクロヘプタ[f]インデン−5−カルボン酸tert−ブチルエステルの合成
(S)−(3,5−ビストリフルオロメチルベンジル)−(1−シクロペンチルメチル−7−メチル−8−トリフルオロメチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾ[b]アゼピン−5−イル)−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)アミン(実施例3、ステップ1−3)(メチル−2−(N−イソプロポシカルボニル)アミノ−5−メチル−4−トリフルオロメチルベンゾエートの代替)の合成記述した手順に実質的に従い、2,2−ジフルオロ−ベンゾ[1,3]ジオキソール−5−イルアミンで開始し、次いで実施例3、ステップ6−17に進むことで標記化合物を調製した。MS(ES+):543(M+H).
実施例178
(S)−(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−(5−シクロペンチルメチル−2,2−ジフルオロ−6,7,8,9−テトラヒドロ−5H−1,3−ジオキサ−5−アザ−シクロヘプタ[f]インデン−9−イル)−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)−アミンの合成
(S)−(3,5−ビストリフルオロメチルベンジル)−(1−シクロペンチルメチル−7−メチル−8−トリフルオロメチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾ[b]アゼピン−5−イル)−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)アミン(実施例3、ステップ18−19)の合成に記述した手順に実質的に従い、(S)−tert−ブチル5−[(3,5−ビストリフルオロメチルベンジル)−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)アミノ]−7−メチル−8−トリフルオロメチル−2,3,4,5−テトラヒドロベンゾ[b]アゼピン−1−カルボン酸塩を(S)−9−[(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)−アミノ]−2,2−ジフルオロ−6,7,8,9−テトラヒドロ−1,3−ジオキサ−5−アザ−シクロヘプタ[f]インデン−5−カルボン酸tert−ブチルエステル(実施例177)で代替することで、標記化合物を調製した。MS(ES+):525(M+H).
実施例179
(S)−5−(3−フルオロ−5−トリフルオロメチル−ベンジル)−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)−アミノ]−7−メチル−8−トリフルオロメチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−ベンゾ[b]アゼピン−1−カルボン酸tert−ブチルエステルの合成
ステップ1 (S)−5−(3−フルオロ−5−トリフルオロメチル−ベンジルアミノ)−7−メチル−8−トリフルオロメチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−ベンゾ[b]アゼピン−1−カルボン酸tert−ブチルエステルの調製
トリアセトキシホウ化水素ナトリウム(0.40g、1.89mmol)を、ジクロロエタン(3.0mL)中の3−フルオロ−5−トリフルオロメチルベンズアルデヒド(0.096mL、0.69mmol)、酢酸(0.030mL、0.625mmol))及び(S)−tert−ブチル5−アミノ−7−メチル−8−トリフルオロメチル−2,3,4,5−テトラヒドロベンゾ[b]アゼピン−1−カルボン酸塩(実施例3、ステップ13)(0.215g、0.63mmol)の混合物に添加した。混合物を、窒素雰囲気下、室温で20時間撹拌した。重炭酸ナトリウムの飽和溶液を添加し、層を分離し、水性をジクロロメタンで抽出した。混合した有機層を硫酸ナトリウム上で乾燥し、ろ過し、減圧下で溶剤を除去した。シリカゲル上、ヘキサン/酢酸エチル(グラジエント溶出剤、ヘキサン中0−30%酢酸エチル)で溶出させるフラッシュクロマトグラフィーにより、残留物を精製することで、標記化合物(0.32g、98%)を得た。MS(ES+):521(M+H).
ステップ2 (S)−5−[シアノ−(3−フルオロ−5−トリフルオロメチル−ベンジルアミノ)−7−メチル−8−トリフルオロメチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−ベンゾ[b]アゼピン−1−カルボン酸tert−ブチルエステルの調製
THF(2mL)中の(S)−5(3−フルオロ−5−トリフルオロメチル酸tert−ブチルエステル(0.32g、0.62mmol)の溶液に、シアンブロマイド(0.20g、1.88mmol)、続いてN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.43mL、2.48mmol)を添加した。65℃で12時間撹拌した後、溶剤を減圧下で除去した。エーテル(20mL)で希釈し、水、ブラインで洗い、減圧下で乾燥し濃縮した。生成物を、シリカゲル上、ヘキサン/酢酸エチル(グラジエント溶出剤、ヘキサン中0−50%酢酸エチル)で溶出させるフラッシュクロマトグラフすることで、標記化合物(0.32g、91%)を得た。MS(ES+):546(M+H).
ステップ3 (S)−5−(3−フルオロ−5−トリフルオロメチル−ベンジル)−(1H−テトラゾール−5−イル)−アミノ]−7−メチル−8−トリフルオロメチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−ベンゾ[b]アゼピン−1−カルボン酸tert−ブチルエステルの調製
(S)−5−[シアノ−(3−フルオロ−5−トリフルオロメチル−ベンジルアミノ)−7−メチル−8−トリフルオロメチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−ベンゾ[b]アゼピン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル(0.31g、0.57mmol)を、アジ化ナトリウム(0.11g、1.70mmol)及びトリエチルアミン塩酸塩(0.31g、2.28mmol)とともに、無水トルエン(3mL)中で撹拌し、110℃で16時間撹拌することで、標記化合物を調製した。冷却した混合物を水及び0.1NHClで希釈することで、pH6〜7とし、EtOAc(3×15mL)で抽出した。有機層を混合し、水及びブラインで洗い、硫酸ナトリウム上で乾燥し、ろ過し、減圧下で濃縮することで、残留物を得た。クロマトグラフィー(EtOAc中5%メタノールで溶出)により残留物を精製することで、標記化合物(0.27g、81%)を得た。MS(ES+):589(M+H).
ステップ4 (S)−5(3−フルオロ−5−トリフルオロメチル−ベンジル)−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)−アミノ]−7−メチル−8−トリフルオロメチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−ベンゾ[b]アゼピン−1−カルボン酸tert−ブチルエステルの調製
ジクロロメタン(2mL)中の(S)−5−(3−フルオロ−5−トリフルオロメチル−ベンジル)−(1H−テトラゾール−5−イル)−アミノ]−7−メチル−8−トリフルオロメチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−ベンゾ[b]アゼピン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル(0.19g、0.32mmol)及びメタノール(0.065mL、1.61mmol)の溶液に、トリフェニルホスフィン(0.084g、0.32mmol)、続いてDEAD(0.06mL、0.32mmol)を、窒素雰囲気下、室温で滴下した。反応混合物を室温で終夜撹拌した。減圧下で溶剤を除去した。ヘキサン/酢酸エチル(ヘキサン中30%酢酸エチルで溶出)で溶出させるクロマトグラフィーにより、残留物を精製することで、標記化合物(0.18g、93%)を得た。MS(ES+):503(M+−Boc+H).
実施例180〜185
(S)−5(3−フルオロ−5−トリフルオロメチル−ベンジル)−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)−アミノ]−7−メチル−8−トリフルオロメチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−ベンゾ[b]アゼピン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル(実施例179、ステップ1−4)の合成に記述した手順に実質的に従い、ステップ1の3−フルオロ−5−トリフルオロメチルベンズアルデヒドを適切な試薬で代替することで、以下の実施例180−185を調製した。
実施例186
(S)−(3−フルオロ−5−トリフルオロメチル−ベンジル)−(7−メチル−1−ピリジン−4−イルメチル−8−トリフルオロメチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾ[b]アゼピン−5−イル)−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)−アミンの合成
ステップ1 (S)−(3−フルオロ−5−トリフルオロメチル−ベンジル)−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)−(7−メチル−8−トリフルオロメチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾ[b]アゼピン−5−イル)−アミンの調製
塩化メチレン(2mL)中の(S)−5−(3−フルオロ−5−トリフルオロメチル−ベンジル)−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)−アミノ]−7−メチル−8−トリフルオロメチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−ベンゾ[b]アゼピン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル(実施例179、ステップ4)(0.14g、0.24mmol)の溶液に、トリフルオロ酢酸(0.37mL)を、窒素下、室温で添加した。反応物を1時間撹拌し、混合物を飽和水性重炭酸ナトリウム溶液(20mL)に注いだ。混合物を塩化メチレン(2×20mL)で抽出し、混合した有機抽出物をブライン(50mL)で洗い、無水硫酸ナトリウム上で乾燥し、ろ過した。減圧下で溶剤を除去することで、無色の油として標記化合物を得た。シリカゲル上、酢酸エチル/ヘキサン(0−30%)で溶出させるクロマトグラフィーにより、残留物を精製することで、標記化合物(0.12g、98%)を得た。MS(ES+):503(M+H).
ステップ2 (S)−(3−フルオロ−5−トリフルオロメチル−ベンジル)−(7−メチル−1−ピリジン−4−イルメチル−8−トリフルオロメチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾ[b]アゼピン−5−イル)−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)−アミンの調製
1,2−ジクロロエタン(10mL)及び酢酸(0.02mL)中の(S)−(3−フルオロ−5−トリフルオロメチル−ベンジル)−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)−(7−メチル−8−トリフルオロメチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾ[b]アゼピン−5−イル)−アミン(0.12g、0.23mmol)の溶液に、ピリジン−4−カルボキシアルデヒド(0.065mL、0.69mmol)を、窒素下、室温で添加し、5分間撹拌した。トリアセトキシホウ化水素ナトリウム(0.29g、1.38mmol)を添加し、12時間撹拌した。混合物を塩化メチレン(30mL)で希釈し、飽和水性重炭酸ナトリウム溶液(2×10mL)で洗った。混合した水性洗浄物を塩化メチレン(20mL)で抽出し、混合した有機抽出物をブライン(20mL)で洗い、無水硫酸ナトリウム上で乾燥した。減圧下で溶剤を除去し、シリカゲルカラム(グラジエント溶出剤、酢酸エチル中0−5%MeOH)により精製することで、標記化合物(0.12g、87%)を得た。MS(ES+):594(M+H).
実施例187
(S)−(3,5−ジクロロ−ベンジル)−(7−メチル−1−ピリジン−4−イルメチル−8−トリフルオロメチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾ[b]アゼピン−5−イル)−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)−アミンの合成
(S)−(3−フルオロ−5−トリフルオロメチル−ベンジル)−(7−メチル−1−ピリジン−4−イルメチル−8−トリフルオロメチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾ[b]アゼピン−5−イル)−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)−アミン(実施例186)の合成に記述した手順に実質的に従い、(S)−5(3−フルオロ−5−トリフルオロメチル−ベンジル)−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)−アミノ]−7−メチル−8−トリフルオロメチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−ベンゾ[b]アゼピン−1−カルボン酸tert−ブチルエステルを実施例186、ステップ1の(S)−5−[(3,5−ジクロロ−ベンジル)−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)−アミノ]−7−メチル−8−トリフルオロメチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−ベンゾ[b]アゼピン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル(実施例180)で代替することで、標記化合物を調製した。MS(ES+):576(M+H)
実施例188
(S)−(7−メチル−1−ピリジン−4−イルメチル−8−トリフルオロメチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾ[b]アゼピン−5−イル)−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)−(3−トリフルオロメトキシ−ベンジル)−アミンの合成
(S)−(3−フルオロ−5−トリフルオロメチル−ベンジル)−(7−メチル−1−ピリジン−4−イルメチル−8−トリフルオロメチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾ[b]アゼピン−5−イル)−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)−アミン(実施例186)の合成に記述した手順に実質的に従い、(S)−5(3−フルオロ−5−トリフルオロメチル−ベンジル)−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)−アミノ]−7−メチル−8−トリフルオロメチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−ベンゾ[b]アゼピン−1−カルボン酸tert−ブチルエステルを実施例186、ステップ1の(S)−7−メチル−5−[(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)−(3−トリフルオロメトキシ−ベンジル)−アミノ]−8−トリフルオロメチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−ベンゾ[b]アゼピン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル(実施例181)で代替することで、標記化合物を調製した。MS(ES+):592(M+H).
実施例189
(S)−(7−メチル−1−ピリジン−4−イルメチル−8−トリフルオロメチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾ[b]アゼピン−5−イル)−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)−(6−トリフルオロメチル−ピリジン−3−イルメチル)−アミンの合成
(S)−(3−フルオロ−5−トリフルオロメチル−ベンジル)−(7−メチル−1−ピリジン−4−イルメチル−8−トリフルオロメチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾ[b]アゼピン−5−イル)−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)−アミン(実施例186)の合成に記述した手順に実質的に従い、(S)−5(3−フルオロ−5−トリフルオロメチル−ベンジル)−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)−アミノ]−7−メチル−8−トリフルオロメチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−ベンゾ[b]アゼピン−1−カルボン酸tert−ブチルエステルを実施例186、ステップ1の(S)−7−メチル−5−[(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)−(6−トリフルオロメチル−ピリジン−3−イルメチル)−アミノ]−8−トリフルオロメチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−ベンゾ[b]アゼピン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル(実施例183)で代替することで、標記化合物を調製した。MS(ES+):577(M+H).
実施例190
(S)−(7−メチル−1−ピリジン−4−イルメチル−8−トリフルオロメチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾ[b]アゼピン−5−イル)−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)−(3−メチル−5−トリフルオロメチル−ベンジル)−アミンの合成
(S)−(3−フルオロ−5−トリフルオロメチル−ベンジル)−(7−メチル−1−ピリジン−4−イルメチル−8−トリフルオロメチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾ[b]アゼピン−5−イル)−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)−アミン(実施例186)の合成に記述した手順に実質的に従い、実施例186、ステップ1の(S)−5(3−フルオロ−5−トリフルオロメチル−ベンジル)−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)−アミノ]−7−メチル−8−トリフルオロメチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−ベンゾ[b]アゼピン−1−カルボン酸tert−ブチルエステルを(S)−7−メチル−5−[(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)−(3−メチル−5−トリフルオロメチル−ベンジル)−アミノ]−8−トリフルオロメチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−ベンゾ[b]アゼピン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル(実施例184)で代替することで、標記化合物を調製した。MS(ES+):590(M+H).
実施例191
(S)−(3−クロロ−5−トリフルオロメチル−ベンジル)−(7−メチル−1−ピリジン−4−イルメチル−8−トリフルオロメチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾ[b]アゼピン−5−イル)−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)−アミンの合成
(S)−(3−フルオロ−5−トリフルオロメチル−ベンジル)−(7−メチル−1−ピリジン−4−イルメチル−8−トリフルオロメチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾ[b]アゼピン−5−イル)−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)−アミン(実施例186)の合成に記述した手順に実質的に従い、(S)−5(3−フルオロ−5−トリフルオロメチル−ベンジル)−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)−アミノ]−7−メチル−8−トリフルオロメチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−ベンゾ[b]アゼピン−1−カルボン酸tert−ブチルエステルを実施例186、ステップ1の(S)−5−[(3−クロロ−5−トリフルオロメチル−ベンジル)−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)−アミノ]−7−メチル−8−トリフルオロメチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−ベンゾ[b]アゼピン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル(実施例185)で代替することで、標記化合物を調製した。MS(ES+):610(M+H).
実施例192
(S)−4−{5−[(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)−アミノ]−7−メチル−8−トリフルオロメチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−ベンゾ[b]アゼピン−1−イルメチル}−ベンゾニトリルの合成
(S)−(3,5−ビストリフルオロメチルベンジル)−(1−シクロペンチルメチル−7−メチル−8−トリフルオロメチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾ[b]アゼピン−5−イル)−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)アミン(実施例3、ステップ19)の合成に記述した手順に実質的に従い、シクロペンタンカルボキアルデヒドを4−シアノベンズアルデヒドで代替することで、標記化合物を調製した。MS(ES+):668(M+H).
実施例193
(S)−(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)−{7−メチル−1−[4−(1H−テトラゾール−5−イル)−ベンジル]−8−トリフルオロメチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾ[b]アゼピン−5−イル}−アミンの合成
無水トルエン(5mL)中の(S)−4−{5−[(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)−アミノ]−7−メチル−8−トリフルオロメチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−ベンゾ[b]アゼピン−1−イルメチル}−ベンゾニトリル(実施例192)(0.13g、0.19mmol)、アジ化ナトリウム(0.04g、0.60mmol)及びトリエチルアミン塩酸塩(0.08g、0.60mmol)の混合物を、窒素下、110℃で2時間加熱した。冷却した混合物を酢酸エチル(50mL)で希釈し、水性0.1NHCl(10mL)及びブライン(10mL)で洗った。無水硫酸ナトリウム上で乾燥した。ろ過し、減圧下で溶剤を除去した。シリカゲル上、MeOH/EtOAc(0−20%)で溶出させるクロマトグラフィーにより、残留物を精製することで、標記化合物(0.12g、82%)を得た。MS(ES+):711(M+H).
実施例194
(S)−2−{5−[(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)−アミノ]−7−メチル−8−トリフルオロメチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−ベンゾ[b]アゼピン−1−イルメチル}−ベンゾニトリルの合成
(S)−(3,5−ビストリフルオロメチルベンジル)−(1−シクロペンチルメチル−7−メチル−8−トリフルオロメチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾ[b]アゼピン−5−イル)−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)アミン(実施例3、ステップ19)の合成に記述した手順に実質的に従い、シクロペンタンカルボキアルデヒドを2−シアノベンズアルデヒドで代替することで、標記化合物を調製した。MS(ES+):668(M+H).
実施例195
(S)−3−{5−[(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)−アミノ]−7−メチル−8−トリフルオロメチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−ベンゾ[b]アゼピン−1−イルメチル}−ベンゾニトリルの合成
(S)−(3,5−ビストリフルオロメチルベンジル)−(1−シクロペンチルメチル−7−メチル−8−トリフルオロメチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾ[b]アゼピン−5−イル)−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)アミン(実施例3、ステップ19)の合成に記述した手順に実質的に従い、シクロペンタンカルボキアルデヒドを3−シアノベンズアルデヒドで代替することで、標記化合物を調製した。MS(ES+):668(M+H).
実施例196
(S)−(3−クロロ−5−トリフルオロメチル−ベンジル)−(1−シクロプロピルメチル−7−メチル−8−トリフルオロメチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾ[b]アゼピン−5−イル)−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)−アミンの合成
(S)−(3−クロロ−5−トリフルオロメチル−ベンジル)−(7−メチル−1−ピリジン−4−イルメチル−8−トリフルオロメチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾ[b]アゼピン−5−イル)−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)−アミン(実施例191)の合成にに記述した手順に実質的に従い、ピリジン−4−カルボキシアルデヒドをシクロプロパンカルボキシアルデヒドで代替することで、標記化合物を調製した。MS(ES+):573(M+H).
実施例197
(S)−(4−{5−[(3−クロロ−5−トリフルオロメチル−ベンジル)−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)−アミノ]−7−メチル−8−トリフルオロメチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−ベンゾ[b]アゼピン−1−イルメチル}−シクロヘキシル)−酢酸の合成
ステップ1 (S)−(4−{5−[(3−クロロ−5−トリフルオロメチル−ベンジル)−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)−アミノ]−7−メチル−8−トリフルオロメチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−ベンゾ[b]アゼピン−1−イルメチル}−シクロヘキシル)−酢酸メチルエステルの調製
(S)−(3−クロロ−5−トリフルオロメチル−ベンジル)−(7−メチル−1−ピリジン−4−イルメチル−8−トリフルオロメチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾ[b]アゼピン−5−イル)−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)−アミン(実施例191)の合成に記述した手順に実質的に従い、ピリジン−4−カルボキシアルデヒドを(4−ホルミル−シクロヘキシル)酢酸メチルエステルで代替することで、標記化合物を調製した。MS(ES+):687(M+H).
ステップ2 (S)−(4−{5−[(3−クロロ−5−トリフルオロメチル−ベンジル)−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)−アミノ]−7−メチル−8−トリフルオロメチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−ベンゾ[b]アゼピン−1−イルメチル}−シクロヘキシル)−酢酸の調製
メタノール(1mL)中の(S)−(4−{5−[(3−クロロ−5−トリフルオロメチル−ベンジル)−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)−アミノ]−7−メチル−8−トリフルオロメチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−ベンゾ[b]アゼピン−1−イルメチル}−シクロヘキシル)−酢酸メチルエステル(0.1mmol)の溶液に、4N水酸化ナトリウム(0.4mL)に添加した。混合物を60℃で3時間加熱した。冷却した混合物を酢酸エチル水及び1NHClで希釈して、pH6〜7とし、CH
2Cl
2(3×15mL)で抽出した。有機層を混合し、水及びブラインで洗い、硫酸ナトリウム上で乾燥し、ろ過し、減圧下で溶剤を除去することで、残留物を得た。シリカゲル上、クロマトグラフィー(EtOAc中5%−20%メタノールで溶出)により、残留物を精製することで、標記化合物を得た。MS(ES+):673(M+H).
実施例198
(S)−4−{7−メチル−5−[(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)−(3−メチル−5−トリフルオロメチル−ベンジル)−アミノ]−8−トリフルオロメチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−ベンゾ[b]アゼピン−1−イル}−シクロヘキサンカルボン酸の合成
(S)−4−{5−[(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)−アミノ]−7−メチル−8−トリフルオロメチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−ベンゾ[b]アゼピン−1−イル}−シクロヘキサンカルボン酸(実施例175)の合成に記述した手順に実質的に従い、(S)−(3,5−ビストリフルオロメチルベンジル)−(1−シクロペンチルメチル−7−メチル−8−トリフルオロメチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾ[b]アゼピン−5−イル)−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)アミンを実施例175、ステップ1の(S)−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)−(3−メチル−5−トリフルオロメチル−ベンジル)−(7−メチル−8−トリフルオロメチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾ[b]アゼピン−5−イル)−アミンで代替することで、標記化合物を調製した。MS(ES+):639(M+H).
実施例199
(S)−(3−クロロ−5−トリフルオロメチル−ベンジル)−(7,9−ジメチル−1−ピリジン−4−イルメチル−8−トリフルオロメチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾ[b]アゼピン−5−イル)−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)−アミンの合成
ステップ1 (S)−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)−(3−メチル−5−トリフルオロメチル−ベンジル)−(7−メチル−8−トリフルオロメチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾ[b]アゼピン−5−イル)−アミンの調製
(S)−(3−フルオロ−5−トリフルオロメチル−ベンジル)−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)−(7−メチル−8−トリフルオロメチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾ[b]アゼピン−5−イル)−アミン(実施例186、ステップ1)の合成に記述した手順に実質的に従い、(S)−5−(3−フルオロ−5−トリフルオロメチル−ベンジル)−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)−アミノ]−7−メチル−8−トリフルオロメチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−ベンゾ[b]アゼピン−1−カルボン酸tert−ブチルエステルを(S)−5−[(3−クロロ−5−トリフルオロメチル−ベンジル)−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)−アミノ]−7−メチル−8−トリフルオロメチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−ベンゾ[b]アゼピン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル(実施例185)で代替することで、標記化合物を調製した。MS(ES+):519(M+H).
ステップ2 (S)−(9−ブロモ−7−メチル−8−トリフルオロメチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾ[b]アゼピン−5−イル)−(3−クロロ−5−トリフルオロメチル−ベンジル)−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)−アミンの調製
(S)−(3−クロロ−5−トリフルオロメチル−ベンジル)−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)−(7−メチル−8−トリフルオロメチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾ[b]アゼピン−5−イル)−アミン(0.53g、1.02mmol)を、N−ブロモスクシンイミド(0.22g、1.22mmol)とともに、酢酸(2mL)中、室温で2時間撹拌した。減圧下で溶剤を蒸発させた。水で残留物を希釈し、飽和NaHCO
3で中和し、EtOAc(3×25mL)で抽出した。有機層を混合し、水及びブラインで洗い、硫酸ナトリウム上で乾燥し、ろ過し、減圧下で溶剤を除去することで、残留物を得た。ヘキサン/酢酸エチル(ヘキサン中5−40%EtOAc)で溶出するフラッシュクロマトグラフィーにより、残留物を精製することで、標記化合物(0.49g、83%)を得た。MS(ES+):599(M+H).
ステップ3 (S)−(3−クロロ−5−トリフルオロメチル−ベンジル)−(7,9−ジメチル−8−トリフルオロメチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾ[b]アゼピン−5−イル)−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)−アミンの調製
ジオキサン(5mL)中の(S)−(9−ブロモ−7−メチル−8−トリフルオロメチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾ[b]アゼピン−5−イル)−(3−クロロ−5−トリフルオロメチル−ベンジル)−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)−アミン(0.39g、0.65mmol)の溶液を、メチルボロン酸(0.12g、1.96mmol)、パラジウムジフェニルホスフィノフェロセン二塩化物(0.05g、0.06mmol)、及びフッ化セシウム(0.35g、2.32mmol)の混合物に添加し、窒素でパージし、室温で15分間、次いで100℃で4時間撹拌した。完了後、反応物を室温に冷却し、酢酸エチル(50mL)で希釈し、水及びブライン(各10mL)で洗った。有機層を硫酸ナトリウム上で乾燥し、ろ過し、減圧下で溶剤を除去した。シリカゲル上、ヘキサン/酢酸エチル(ヘキサン中0−30%EtOAc)で溶出するフラッシュカラムクロマトグラフィーにより、残留物を精製することで、白色の固体(0.32g、90%)として標記化合物を得た。MS(ES+):533(M+H).
ステップ4 (S)−(3−クロロ−5−トリフルオロメチル−ベンジル)−(7,9−ジメチル−1−ピリジン−4−イルメチル−8−トリフルオロメチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾ[b]アゼピン−5−イル)−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)−アミンの調製
(S)−(3−フルオロ−5−トリフルオロメチル−ベンジル)−(7−メチル−1−ピリジン−4−イルメチル−8−トリフルオロメチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾ[b]アゼピン−5−イル)−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)−アミン(実施例186、ステップ2)の合成で記述した手順に実質的に従い、ジクロロエタン(2mL)中の(3−クロロ−5−トリフルオロメチル−ベンジル)−(7,9−ジメチル−8−トリフルオロメチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾ[b]アゼピン−5−イル)−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)−アミン(0.08g、0.15mmol)及びピリジン−4−カルボキシアルデヒド(0.045mL、0.45mmol)を室温で15時間用いることで、標記化合物を調製できる。シリカゲルカラム(グラジエント溶出剤、酢酸エチル中0−5%MeOH)による精製で、標記化合物(0.09g、91%)を得た。MS(ES+):624(M+H).
実施例200
(S)−(3−クロロ−5−トリフルオロメチル−ベンジル)−(1−シクロプロピルメチル−7,9−ジメチル−8−トリフルオロメチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾ[b]アゼピン−5−イル)−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)−アミンの合成
(S)−(3−クロロ−5−トリフルオロメチル−ベンジル)−(7,9−ジメチル−1−ピリジン−4−イルメチル−8−トリフルオロメチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾ[b]アゼピン−5−イル)−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)−アミン(実施例199)の合成に記述した手順に実質的に従い、ピリジン−4−カルボキシアルデヒドをシクロプロパンカルボキシアルデヒドで代替することで、標記化合物を調製した。MS(ES+):587(M+H).
実施例201
(S)−(4−{5−[(3−クロロ−5−トリフルオロメチル−ベンジル)−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)−アミノ]−7,9−ジメチル−8−トリフルオロメチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−ベンゾ[b]アゼピン−1−イルメチル}−シクロヘキシル)−酢酸の合成
ステップ1 (S)−(4−{5−[(3−クロロ−5−トリフルオロメチル−ベンジル)−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)−アミノ]−7,9−ジメチル−8−トリフルオロメチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−ベンゾ[b]アゼピン−1−イルメチル}−シクロヘキシル)−酢酸メチルエステルの調製
(S)−(3−クロロ−5−トリフルオロメチル−ベンジル)−(7,9−ジメチル−1−ピリジン−4−イルメチル−8−トリフルオロメチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾ[b]アゼピン−5−イル)−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)−アミン(実施例199)の合成に記述した手順に実質的に従い、ピリジン−4−カルボキシアルデヒドを(4−ホルミル−シクロヘキシル)−酢酸メチルエステルで代替することで、標記化合物を調製した。MS(ES+):701(M+H).
ステップ2 (S)−(4−{5−[(3−クロロ−5−トリフルオロメチル−ベンジル)−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)−アミノ]−7,9−ジメチル−8−トリフルオロメチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−ベンゾ[b]アゼピン−1−イルメチル}−シクロヘキシル)−酢酸の調製
メタノール(1mL)中の(S)−(4−{5−[(3−クロロ−5−トリフルオロメチル−ベンジル)−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)−アミノ]−7,9−ジメチル−8−トリフルオロメチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−ベンゾ[b]アゼピン−1−イルメチル}−シクロヘキシル)−酢酸メチルエステル(0.1mmol)の溶液に、4N水酸化ナトリウム(0.5mL)を添加した。混合物を60℃で3時間加熱した。冷却した混合物を水及び1NHClで希釈してpH6〜7とし、CH
2Cl
2(3×15mL)で抽出した。有機層を混合し、硫酸ナトリウム上で乾燥し、ろ過し、減圧下で濃縮することで、残留物を得た。シリカゲル上、MeOH/DCM(1−5%)で溶出させるクロマトグラフィー(EtOAc中5%−10%メタノールで溶出)により残留物を精製することで、標記化合物を得た。MS(ES+):687(M+H).
実施例202
(S)−4−{5−[(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)−アミノ]−7,9−ジメチル−8−トリフルオロメチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−ベンゾ[b]アゼピン−1−イルメチル}−安息香酸の合成
ステップ1 (S)−4−{5−[(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)−アミノ]−7,9−ジメチル−8−トリフルオロメチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−ベンゾ[b]アゼピン−1−イルメチル}−安息香酸メチルエステルの調製
(S)−(3−フルオロ−5−トリフルオロメチル−ベンジル)−(7−メチル−1−ピリジン−4−イルメチル−8−トリフルオロメチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾ[b]アゼピン−5−イル)−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)−アミン(実施例186、ステップ2)の合成に記述した手順に実質的に従い、(S)−(3−フルオロ−5−トリフルオロメチル−ベンジル)−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)−(7−メチル−8−トリフルオロメチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾ[b]アゼピン−5−イル)−アミンを(S)−(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−(7,9−ジメチル−8−トリフルオロメチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾ[b]アゼピン−5−イル)−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)−アミン(実施例148、ステップ2)に、ピリジン−4−カルボキシアルデヒドを4−ホルミルメチル安息香酸塩に代替することで、標記化合物を調製した。MS(ES+):715(M+H).
ステップ2 (S)−4−{5−[(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)−アミノ]−7,9−ジメチル−8−トリフルオロメチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−ベンゾ[b]アゼピン−1−イルメチル}−安息香酸の調製
メタノール(1mL)中の(S)−4−{5−[(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)−アミノ]−7,9−ジメチル−8−トリフルオロメチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−ベンゾ[b]アゼピン−1−イルメチル}−安息香酸メチルエステル(0.1mmol)の溶液に、4N水酸化ナトリウム(0.5mL)を添加した。混合物を60℃で3時間加熱した。冷却した混合物を水及び1NHClで希釈してpH6〜7とし、CH
2Cl
2(3×15mL)で抽出した。有機層を混合し、硫酸ナトリウム上で乾燥し、ろ過し、減圧下で濃縮することで、残留物を得た。シリカゲル上、MeOH/DCM(1−5%)で溶出させるクロマトグラフィー(EtOAc中5%メタノールで溶出)により残留物を精製することで、標記化合物を得た。MS(ES+):701(M+H).
実施例203
(S)−3−{5−[(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)−アミノ]−7,9−ジメチル−8−トリフルオロメチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−ベンゾ[b]アゼピン−1−イルメチル}−安息香酸の合成
(S)−4−{5−[(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)−アミノ]−7,9−ジメチル−8−トリフルオロメチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−ベンゾ[b]アゼピン−1−イルメチル}−安息香酸(実施例202)の合成に記述した手順に実質的に従い、4−ホルミルメチル安息香酸塩を実施例202、ステップ13の−ホルミルメチル安息香酸塩に代替することで、標記化合物を調製した。MS(ES+):701(M+H).
実施例204
(S)−4−{5−[(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)−アミノ]−7,9−ジメチル−8−トリフルオロメチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−ベンゾ[b]アゼピン−1−イル}−酪酸の合成
(S)−4−{5−[(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)−アミノ]−7,9−ジメチル−8−トリフルオロメチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−ベンゾ[b]アゼピン−1−イルメチル}−安息香酸(実施例202)の合成に記述した手順に実質的に従い、4−ホルミルメチル安息香酸塩を実施例202、ステップ1のコハク酸セミアルデヒで代替することで、標記化合物を調製した。MS(ES+):653(M+H).
実施例205
(S)−4−{5−[(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)−アミノ]−7,9−ジメチル−8−トリフルオロメチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−ベンゾ[b]アゼピン−1−イルメチル}−ベンゾニトリルの合成
(S)−(3−フルオロ−5−トリフルオロメチル−ベンジル)−(7−メチル−1−ピリジン−4−イルメチル−8−トリフルオロメチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾ[b]アゼピン−5−イル)−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)−アミン(実施例186、ステップ2)の合成に記述した手順に実質的に従い、(S)−(3−フルオロ−5−トリフルオロメチル−ベンジル)−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)−(7−メチル−8−トリフルオロメチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾ[b]アゼピン−5−イル)−アミンを(S)−(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−(7,9−ジメチル−8−トリフルオロメチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾ[b]アゼピン−5−イル)−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)−アミン(実施例148、ステップ2)に、ピリジン−4−カルボキシアルデヒドを4−シアノベンズアルデヒドに代替することで、標記化合物を調製した。MS(ES+):682(M+H).
実施例206
(S)−(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−{7,9−ジメチル−1−[4−(1H−テトラゾール−5−イル)−ベンジル]−8−トリフルオロメチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾ[b]アゼピン−5−イル}−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)−アミンの合成
(S)−(3,5−ビス−トリフルオロメチル−ベンジル)−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)−{7−メチル−1−[4−(1H−テトラゾール−5−イル)−ベンジル]−8−トリフルオロメチル−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンゾ[b]アゼピン−5−イル}−アミン(実施例193)の合成に記述した手順に実質的に従い、標記化合物を調製した。MS(ES+):725(M+H).