JP4829939B2 - 廃棄物供給方法 - Google Patents

廃棄物供給方法 Download PDF

Info

Publication number
JP4829939B2
JP4829939B2 JP2008200757A JP2008200757A JP4829939B2 JP 4829939 B2 JP4829939 B2 JP 4829939B2 JP 2008200757 A JP2008200757 A JP 2008200757A JP 2008200757 A JP2008200757 A JP 2008200757A JP 4829939 B2 JP4829939 B2 JP 4829939B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
waste
damper
closing
caught
supply method
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2008200757A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2009092370A (ja
Inventor
公司 皆川
博之 細田
卓也 松村
豊 重森
正 伊藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shinko Pantec Co Ltd
Original Assignee
Kobelco Eco Solutions Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kobelco Eco Solutions Co Ltd filed Critical Kobelco Eco Solutions Co Ltd
Priority to JP2008200757A priority Critical patent/JP4829939B2/ja
Priority to PCT/JP2008/065057 priority patent/WO2009025378A1/ja
Priority to EP16174338.0A priority patent/EP3112753B1/en
Priority to EP08792666.3A priority patent/EP2180255B1/en
Priority to KR1020107003589A priority patent/KR101166848B1/ko
Priority to EP16174339.8A priority patent/EP3112754B1/en
Publication of JP2009092370A publication Critical patent/JP2009092370A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4829939B2 publication Critical patent/JP4829939B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Incineration Of Waste (AREA)
  • Gasification And Melting Of Waste (AREA)

Description

本発明は、下水汚泥、都市ごみ等の廃棄物を、ガス化炉に連続的に供給する廃棄物供給方法に係り、より詳しくは、外部空気のガス化炉内への流入を阻止するシール機能を有する上部ダンパおよび下部ダンパに噛込まれた廃棄物を容易に除去することを可能ならしめるようにした廃棄物供給方法に関するものである。
近年、下水汚泥、都市ごみ等の廃棄物の減容化と灰の無害化を同時に実現することを可能ならしめるようにしたガス化溶融炉が注目されている。このガス化溶融炉は、ガス化炉(500〜600℃)で下水汚泥、都市ごみ等の廃棄物をガス化して、廃棄物を可燃ガスと固定炭素分と灰分とに分解する。次いで、分解した可燃ガスと固定炭素分を溶融炉で燃焼させることにより溶融炉内の温度を1300℃以上にして灰分を溶融すると共に、溶融スラグを、例えば水冷することにより水冷スラグとするものである。
ガス化炉に廃棄物を供給する廃棄物供給装置には、廃棄物の定量供給性と、シール性が求められる。
(1)廃棄物の定量供給性
廃棄物の供給量の変動を極力少なくすることにより燃焼を安定させる。これにより、溶融炉の温度も安定するため、灰分の溶融性も安定する。
(2)シール性
ガス化炉への外部空気の流入と、ガス化炉からの可燃ガス(CO,H,CH等)の漏れ出しを防止する。
ガス化炉の廃棄物供給装置としては、例えば、シュート内に二重ダンパが設けられた構成のものが知られている。
以下、従来例に係るガス化炉の廃棄物供給装置(可燃物供給装置)を、添付図面を参照しながら説明する。図4は、従来例に係る流動層ガス化炉およびこの流動層ガス化炉に可燃物(以下、廃棄物という)を供給する可燃物供給装置(以下、廃棄物供給装置という)の概略構成を示す図である。図4に示す符号50は、流動層ガス化炉(以下、ガス化炉という)であって、このガス化炉50の廃棄物投入口53にモータ68で駆動されるスクリュコンベヤ64を具備する廃棄物供給機構62が設けられ、この廃棄物供給機構62に接続された二重のダンパ59,59を具備するシュート63が設けられると共に、このシュート63に接続されたコンベヤ65が設けられている。
クレーン61等によりホッパ66に投入された廃棄物54は、コンベヤ65により運び上げられ、このコンベヤ65の先端からシュート63の上部開口に投入される。このシュート63に投入された廃棄物54は、シール機能を有する二重のダンパ59,59の動作により間欠的に廃棄物供給機構62に投入される。廃棄物供給機構62はそのスクリュコンベヤ64により、間欠的に投入された廃棄物の間欠性を緩和して所定の一定量で連続的(定量的)にガス化炉50に投入される。
ガス化炉50に投入された廃棄物54は、底部の風箱から流入する流動化ガス52により流動している流動層51内の還元雰囲気下でガス化され、ガス化で生成された生成ガス57は流動層51内を抜け出し、フリーボード55を通って生成ガス出口56から図示しない溶融炉に導かれる。この場合、シュート63から間欠的に供給された廃棄物54は廃棄物供給機構62のスクリュコンベヤ64の作用により、略一定量で連続的(定量的)に供給されるから、流動化ガス52の供給制御や炉内温度制御等のガス化炉50の安定したガス化運転を行うための制御が極めて容易となる。しかも、二重のダンパ59,59のシール機能により、廃棄物投入口5からガス化炉50内にリークする外部空気も阻止することができる(例えば、特許文献1参照。)。
特開2003−56822号公報
上記従来例に係るガス化炉の廃棄物供給装置は、シュートに交互に開閉操作される上部ダンパと下部ダンパとからなる二重ダンパが設けられているから、シール性に関して優れており、またこの廃棄物供給機構はスクリュコンベヤを備えているから、ガス化炉に対する廃棄物の定量供給性も優れていると考えられる。しかしながら、ダンパに廃棄物が噛込まれると、シール性を確保することができなくなって、外部空気のガス化炉内への流入を阻止することができなくなる。このように、ダンパに廃棄物が噛込まれると、廃棄物供給装置の運転を停止すると共に、例えばシュートに設けられたマンホールを開いてダンパに噛込まれた廃棄物を除去しなければならない。従って、廃棄物供給装置の稼動率の低下を来たすだけでなく、廃棄物の除去作業に多大な労力を要するので好ましくない。そのため、上記従来例に係るガス化炉の廃棄物供給装置の場合には、ダンパによる廃棄物の噛込みを回避し得るようにした、下記のような運転がなされている。
即ち、開いているダンパが閉める場合に、このダンパが設けられたシュートに廃棄物を供給する上流側の機器類の運転を一時的に停止させる。そして、ダンパが完全に閉じたことを確認した後に上流側の機器類を稼動させている。廃棄物供給装置をこのような方法で運転すると、下記のような問題が生じる。
(1)上流側の機器類、つまり廃棄物元供給手段の起動・停止の回数が増加することによる廃棄物元供給手段の寿命が低下するため、ランニングコストがアップする。
(2)廃棄物の定量供給性が損なわれるだけでなく、廃棄物の処理能率が低下すると共に、ガス化炉内でガス化される生成ガス量の変動が大きくなるので、ガス化炉の安定したガス化運転制御や、ガス化炉に続く溶融炉の安定した運転制御が困難になる。
従って、本発明の目的は、外部空気のガス化炉内への流入を阻止するシール機能を有する上部ダンパおよび下部ダンパに噛込まれた廃棄物を容易に除去することを可能ならしめるようにした廃棄物供給方法を提供することである。
発明者らは、上部ダンパと下部ダンパとが、例えば15秒間毎に1回ずつ開閉操作されるとすると、各ダンパは1時間当たり240回ずつ開閉されることになるが、1時間のうちに上部ダンパに廃棄物が噛込まれる回数は、多くても2回(1/120)までであることを知見した。そこで、発明者らは、上流側の機器類の少なくとも238回もの1時間あたりの不必要な起動・停止をなくすれば、上記段落〔0008〕の(1),(2)に記載した問題を大幅に改善できると考えて本発明を具現するに至ったものである。なお、廃棄物が上部ダンパに噛込まれる1時間当たりの回数が多くて2回であるということは、下記のことに起因すると理解することができる。即ち、上部ダンパに破砕機で粗破砕された廃棄の塊が個別にある間隔で落下供給されるため、上部ダンパが閉まる瞬間に廃棄物の塊が所定位置に落下する頻度が少ないということである。また、長期間の運転によって、下部ダンパに泥状のものが付着することがある。
本発明は、上記実情に鑑みてなされたものであって、従って上記課題を解決するために、本発明の請求項1に係る廃棄物供給方法が採用した手段の要旨は、外部空気のガス化炉内への流入を阻止するシール機能を有し、交互に開閉操作される上部ダンパと下部ダンパとが上下方向に所定の間隔を隔てて設けられた垂直シュート部を備え、前記垂直シュート部を介して供給された廃棄物を前記ガス化炉の方向に搬送する廃棄物搬送装置を備えた廃棄物供給装置による廃棄物供給方法において、前記上部ダンパを開閉させる上部シリンダが前記上部ダンパを閉める方向に操作されたにもかかわらず、ダンパ閉信号を受信できない場合に、上部ダンパに廃棄物が噛込まれたと判断して前記垂直シュート部への廃棄物の投入を一時的に停止し、廃棄物の投入停止中に、噛込まれた廃棄物を除去するために前記上部ダンパを開くと共に、開いた上部ダンパを閉める方向に操作し、ダンパ閉信号を受信した場合に、上部ダンパに噛込まれた廃棄物が除去されたと判断して前記垂直シュート部への廃棄物の投入を開始することを特徴とするものである。
本発明の請求項2に係る廃棄物供給方法が採用した手段の要旨は、請求項1に記載の廃棄物供給方法において、前記上部ダンパを閉める方向への前記上部シリンダの操作開始時点からタイマーにより経過時間のカウントを開始し、予め設定した時間が経過したにもかかわらず、ダンパ閉信号が発信されない場合にカウントを停止して、前記上部ダンパに廃棄物が噛込まれたと判断することを特徴とするものである。
本発明の請求項3に係る廃棄物供給方法が採用した手段の要旨は、請求項1または2のうちの何れか一つの項に記載の廃棄物供給方法において、前記上部ダンパのダンパ閉信号を、前記上部シリンダのストロークを検知するリミットスイッチから発信させることを特徴とするものである。
本発明の請求項4に係る廃棄物供給方法が採用した手段の要旨は、請求項1に記載の廃棄物供給方法において、前記下部ダンパを開閉させる下部シリンダが前記下部ダンパを閉める方向に操作されたにもかかわらず、ダンパ閉信号を受信できない場合に、下部ダンパに廃棄物が噛込まれたと判断し、噛込まれた廃棄物を除去するために前記下部ダンパを開くと共に、開いた下部ダンパを閉める方向に操作し、ダンパ閉信号を受信した場合に、下部ダンパに噛込まれた廃棄物が除去されたと判断して前記上部ダンパを開く方向に操作することを特徴とするものである。
本発明の請求項5に係る廃棄物供給方法が採用した手段の要旨は、請求項4に記載の廃棄物供給方法において、前記下部ダンパを閉める方向への前記下部シリンダの操作開始時点からタイマーにより経過時間のカウントを開始し、予め設定した時間が経過したにもかかわらず、ダンパ閉信号が発信されない場合にカウントを停止して、前記下部ダンパに廃棄物が噛込まれたと判断することを特徴とするものである。
本発明の請求項6に係る廃棄物供給方法が採用した手段の要旨は、請求項4または5のうちの何れか一つの項に記載の廃棄物供給方法において、前記下部ダンパのダンパ閉信号を、前記下部シリンダのストロークを検知するリミットスイッチから発信させることを特徴とするものである。
本発明の請求項1に係る廃棄物供給方法では、上部ダンパを開閉させる上部シリンダが前記上部ダンパを閉める方向に操作されたにもかかわらず、ダンパ閉信号を受信できない場合に、上部ダンパに廃棄物が噛込まれたと判断して垂直シュート部への廃棄物の投入が一時的に停止される。そして、廃棄物の投入停止中に、噛込まれた廃棄物を除去するために前記上部ダンパを開くと共に、開いた上部ダンパを閉める方向に操作し、ダンパ閉信号を受信した場合に、上部ダンパに噛込まれた廃棄物が除去され、上部ダンパが完全に閉まったと判断して、垂直シュート部への廃棄物の投入を開始される。
従って、本発明の請求項1に係る廃棄物供給方法によれば、上部ダンパに廃棄物が噛込まれない場合には、垂直シュート部への廃棄物の投入が継続され、垂直シュート部に廃棄物を供給する上流側の廃棄物元供給手段の運転が停止されるようなことがないので、下記の効果を得ることができる。
(1)上流側の廃棄物元供給手段の起動・停止の回数が少なくなるので、この廃棄物元供給手段の寿命の低下が抑制され、ランニングコストの低減に寄与することができる。
(2)廃棄物の定量供給性が損なわれる割合が減少し、廃棄物の処理能率が向上すると共に、ガス化炉内でガス化される生成ガス量の変動を抑制することができるので、ガス化炉の安定したガス化運転制御や、ガス化炉に続く溶融炉の安定した運転制御が容易になる。
本発明の請求項2に係る廃棄物供給方法では、上部ダンパを閉める方向への上部シリンダの操作開始時点からタイマーにより経過時間のカウントを開始し、予め設定した時間が経過したにもかかわらず、ダンパ閉信号が発信されない場合にカウントを停止して、上部ダンパに廃棄物が噛込まれたと判断する。従って、本発明の請求項2に係る廃棄物供給方法によれば、廃棄物供給装置の無駄な停止時間を少なくすることができるので、上部ダンパに噛込まれた廃棄物の除去所要時間の短縮効果を得ることができる。
本発明の請求項3に係る廃棄物供給方法では、上部ダンパのダンパ閉信号を上部シリンダのストロークを検知するリミットスイッチから発信させる。従って、本発明の請求項3に係る廃棄物供給方法によれば、リミットスイッチが1個だけでよいから、ダンパ作動手段を制御する制御系の構成が極めて複雑になったり、高コストになったりするようなことがない。
本発明の請求項4に係る廃棄物供給方法では、下部ダンパを開閉させる下部シリンダが前記下部ダンパを閉める方向に操作されたにもかかわらず、ダンパ閉信号を受信できない場合に、下部ダンパに廃棄物が噛込まれたと判断し、噛込まれた廃棄物を除去するために前記下部ダンパを開くと共に、開いた下部ダンパを閉める方向に操作し、ダンパ閉信号を受信した場合に、下部ダンパに噛込まれた廃棄物が除去されたと判断して前記上部ダンパが開く方向に操作される。
従って、本発明の請求項4に係る廃棄物供給方法によれば、上記請求項1に係る廃棄物供給方法の効果に加えて、下部ダンパに廃棄物が噛込まれたことを知ることができ、そして下部ダンパに噛込まれた廃棄物を確実に除去することができる。そのため、廃棄物の噛込みに起因して下部ダンパ上に廃棄物が堆積して滞留することがなく、確実に廃棄物搬送装置により搬送してガス化炉の廃棄物投入口に投入することができるから、廃棄物の定量供給性が損なわれる割合が減少し、廃棄物の処理能率が向上する。
本発明の請求項5に係る廃棄物供給方法では、下部ダンパを閉める方向への下部シリンダの操作開始時点からタイマーにより経過時間のカウントを開始し、予め設定した時間が経過したにもかかわらず、ダンパ閉信号が発信されない場合にカウントを停止して、下部ダンパに廃棄物が噛込まれたと判断する。従って、本発明の請求項5に係る廃棄物供給方法によれば、廃棄物供給装置の無駄な停止時間を少なくすることができるので、下部ダンパに噛込まれた廃棄物の除去所要時間の短縮効果を得ることができる。
本発明の請求項6に係る廃棄物供給方法では、下部ダンパのダンパ閉信号を下部シリンダのストロークを検知するリミットスイッチから発信させる。従って、本発明の請求項6に係る廃棄物供給方法によれば、リミットスイッチが2個だけでよいから、ダンパ作動手段を制御する制御系の構成が極めて複雑になったり、高コストになったりするようなことがない。
以下、本発明の廃棄物供給方法を実施する実施の形態に係る廃棄物供給装置を、添付図面を順次参照しながら説明する。図1は本発明の実施の形態1に係り、廃棄物をガス化するためのガス化炉を併せて示す廃棄物供給装置の模式的構成説明図、図2は本発明の実施の形態1に係り、廃棄物供給装置の上部ダンパと下部ダンパの上・下部シリンダを作動させる圧力発生装置と圧力発生装置を制御する制御装置の模式的構成説明図である。
図に示す符号1は、本発明の廃棄物供給方法を実施する実施の形態1に係る廃棄物供給装置である。この廃棄物供給装置1は、後述する垂直シュート部6と、この垂直シュート部6から廃棄物が供給される廃棄物搬送装置7と、この廃棄物搬送装置7に連接され、ガス化炉20の廃棄物投入口21に斜めに連通して廃棄物9を供給する廃棄物供給シュート8を備えている。即ち、クレーン等の図示しない廃棄物投入装置により廃棄物ホッパ2に投入された廃棄物9はプッシャ3により押出され、押出された廃棄物9は破砕機4により粗破砕される。そして、前記破砕機4で粗破砕された廃棄物9は、気密可能なコンベヤハウジング内に設けられてなるコンベヤ5によって斜め上方に運び上げられ、前記垂直シュート部6に落下供給されるように構成されている。なお、本実施の形態の場合においては、廃棄物元供給手段は廃棄物ホッパ2、プッシャ3、破砕機4およびコンベヤ5から構成される。
前記垂直シュート部6は、後述するシール機能を有する二重ダンパが内設され、横断面が矩形状に形成されている。そして、この垂直シュート部6の下部に連なり、廃棄物9を前記ガス化炉20側に搬送する、後述するスクリュコンベヤや廃棄物解砕機が内設されてなる廃棄物搬送装置7が設けられている。さらに、この廃棄物搬送装置7の先端下部に、前記ガス化炉20の廃棄物投入口21に斜め下向きに連通する廃棄物供給シュート8の上端が接続されている。
前記垂直シュート部6に内設されてなる二重ダンパは、上部ダンパ11と、この上部ダンパ11の下方に所定の間隔を隔てて設けられた下部ダンパ12である。先ず、前記上部ダンパ11は、垂直シュート部6のガス化炉20の方向側の内壁側に設けられた上部支持軸11pを回動支点として、水平線に対して15°傾斜した閉位置から75°下側方向に回動して、水平線に対して直交する垂直位置になるまで開かれるように構成されている。
また、前記下部ダンパ12は垂直シュート部6の前記上部ダンパ11から所定距離下方に離れた位置に設けられ、垂直シュート部6のガス化炉20の方向側の内壁側に設けられた下部支持軸12pを回動支点として、水平線に対して15°傾斜した閉位置から75°下側方向に回動して、水平線に対して直交する垂直位置になるまで開かれるように構成されている。
ところで、本実施の形態1の場合にあっては、上記のとおり、上部支持軸11pと下部支持軸12pとは、何れも垂直シュート部6のガス化炉20の方向側(図1,2における右側)の内壁側に設けられている。しかしながら、これとは逆に、垂直シュート部6のガス化炉の反対方向側(図1,2における左側)の内壁側に設けられていても同等の効果を得ることができる。また、本実施の形態の場合にあっては、上部ダンパ11と下部ダンパ12は、閉状態においては、水平線に対して15°傾斜した状態になるように設定されているが、これら上部ダンパ11と下部ダンパ12の傾斜角度は適宜設定し得るものであるから、15°に限定されるものではない。
前記上部ダンパ11と下部ダンパ12は、図2に示すような制御装置の制御で圧縮空気の供給が切換えられる圧力発生装置Pで作動が操作される上・下部シリンダ11j,12jにより開閉されるように構成されている。より詳しくは、上部ダンパ11を回動支持する上部支持軸11pの垂直シュート部6から外方に突出する軸端に上部アーム11iの一端が固着されており、この上部アーム11iの先端に上部シリンダ11jの伸縮ロッドの先端が枢着されている。つまり、この上部シリンダ11jの伸縮ロッドの伸縮により、上部アーム11i,上部支持軸11pを介して上部ダンパ11が75°回動されて開閉(上部ダンパ11は伸縮ロッドの縮小で閉まり、伸長で開く)されるように構成されている。そして、前記上部アーム11iが上部ダンパ11を閉位置に回動させると、上部アーム11iに接触して、上部ダンパ11が閉位置に位置していることを検出し、その検出信号を後述する制御装置に送信するリミットスイッチ11swが設けられている。
また、下部ダンパ12を回動支持する下部支持軸12pの垂直シュート部6から外方に突出する軸端には、下部アーム12iの一端が固着されており、この下部アーム12iの先端に下部シリンダ12jの伸縮ロッドの先端が枢着されている。つまり、下部シリンダ12jの伸縮ロッドの伸縮により、下部アーム12i,下部支持軸12pを介して下部ダンパ12が75°回動されて開閉(下部ダンパ12は伸縮ロッドの縮小で閉まり、伸長で開く)されるように構成されている。以上の説明から良く理解されるように、前記上部ダンパ11と下部ダンパ12とを開閉操作するダンパ作動機構の構成は、リミットスイッチ11swを除けば、全く同一構成になるものである。
そして、上部ダンパ11と下部ダンパ12とを開閉作動させる上・下部シリンダ11j、12jの伸縮ロッドは、何れもリミットスイッチ11swから発信され、上部アーム11iに接触したというアーム検出信号、つまり上部ダンパ11が閉まったというダンパ閉信号を受信する制御装置Cで制御される圧力発生装置Pから給排される圧縮空気により制御されるように構成されている。より詳しくは、前記制御装置Cは、リミットスイッチ11swからダンパ閉信号を受信した場合には、上部ダンパ11に廃棄物が噛込まれていないと判断して、正規のプログラムに従って上・下部シリンダ11j、12jを交互に作動させるように圧力発生装置Pを制御する。
一方、前記リミットスイッチ11swからダンパ閉信号を受信できない場合には、前記上部ダンパ11に廃棄物が噛込まれていると判断して、前記プログラムによる上・下部シリンダ11j、12jを正規作動させる圧力発生装置Pの制御を停止し、この圧力発生装置Pを下記のように制御すると共に、前記プッシャ3、コンベヤ5を下記のように制御するように構成されている。
この場合、前記上部ダンパ11に廃棄物が噛込まれているとの判断は、下記のように行われる。即ち、前記上部ダンパ11を閉める方向に上部シリンダ11jの作動が開始(伸縮ロッド伸長開始)された時点から、図示しないタイマーにより経過時間のカウントを開始し、予め設定した時間(例えば、5〜10秒)が経過したにもかかわらず、前記リミットスイッチ11swからダンパ閉信号が発信されない場合にカウントを停止して、上部ダンパ11に廃棄物が噛込まれていると判断するものである。なお、前記タイマーの設定時間は、前記上部ダンパ11の開閉速度に応じて適宜変更される。この構成によれば、廃棄物供給装置1の無駄な停止時間を少なくすることができるので、前記上部ダンパ11に噛込まれた廃棄物の除去所要時間の短縮効果を得ることができる。
前記上部ダンパ11に廃棄物が噛込まれたと判断すると、前記制御装置Cによる前記プッシャ3、コンベヤ5の作動停止により、前記垂直シュート部6への廃棄物9の投入を一時的に停止させる。そして、廃棄物9の投入の停止中に、前記圧力発生装置Pを制御して、前記上部シリンダ11jを作動させることにより上部ダンパ11を開いて、この上部ダンパ11に噛込まれている廃棄物9を落下させて除去すると共に、噛込まれている廃棄物9の除去のために開いた前記上部ダンパ11を閉じさせた後に、前記垂直シュート部6への廃棄物9の投入を開始させるために、前記プッシャ3、コンベヤ5の作動を開始させるべく制御するように構成されている。
この場合には、前記上部ダンパ11に噛込まれている廃棄物の除去は、リミットスイッチ11swから発信されるダンパ閉信号を受信することにより判断される。なお、前記上部ダンパ11と下部ダンパ12とは、外部空気のガス化炉20内への流入を阻止するために、前記上部ダンパ11と下部ダンパ12のうち必ず一方が閉まるように、交互に開閉されるように構成されている。
さらに、前記廃棄物搬送装置7の内部には、前記下部ダンパ12から供給された廃棄物をガス化炉20の方向に搬送するスクリュコンベヤ13が収容されている。このスクリュコンベヤ13は、水平面上において互いに平行な回転軸を有する一対の搬送スクリュ13a(但し、図1においては、片方の搬送スクリュ13aだけが示されている)を備えている。また、前記スクリュコンベヤ13の先端側であって、かつその外方位置に、スクリュコンベヤ13で押出された廃棄物を解砕する廃棄物解砕機14が設けられている。なお、本実施の形態1における廃棄物解砕機14は回転式であるが、揺動式の構成のものを採用することが可能である。
以下、本発明の廃棄物供給方法を実施する上記構成になる廃棄物供給装置1の作用態様を説明する。廃棄物ホッパ2に供給された廃棄物9はプッシャ3によって押出され、押出された廃棄物は破砕機4によって粗破砕される。前記破砕機4で粗破砕された廃棄物は、コンベヤ5により斜め上方に運び上げられると共に、前記垂直シュート部6の上部ダンパ11の上に落下供給される。
前記上部ダンパ11の上に所定量の廃棄物が溜まると上部ダンパ11が開き、開いてから数秒後に閉じられるが、この間に、上部ダンパ11の上に溜められて所定量の廃棄物と、コンベヤ5により斜め上方に運び上げられた廃棄物とが下部ダンパ12の上に投入される。次いで、上部ダンパ11が閉じてから数秒後に、下部ダンパ12が開き、開いてから数秒間開状態で保持される。そのため、下部ダンパ12上に投入された廃棄物がスクリュコンベヤ13上に、具体的には一対の搬送スクリュ13aの上に落下する。
前記一対の搬送スクリュ13aの上に落下した廃棄物は、一対の搬送スクリュ13aの回転により搬送される。そして、スクリュコンベヤ13の先端から排出された廃棄物は廃棄物解砕機14によりさらに細かく解砕され、廃棄物供給シュート8を介して廃棄物投入口21からガス化炉20に投入される。このガス化炉20に投入された廃棄物は500〜600℃の温度でガス化され、可燃ガスと固定炭素分と灰分とに分解される。次いで、分解した可燃ガスと固定炭素分が図示しない溶融炉で燃焼され、溶融炉の1300℃以上の温度で灰分が溶融されて溶融スラグとなる。
ところで、本実施の形態1においては、前記下部ダンパ12は廃棄物をスクリュコンベヤ13に供給した後、数秒間で閉まると共に、先に閉められた上部ダンパ11が開かれるというように、これら上部ダンパ11と下部ダンパ12とは、例えば15秒〜3分間毎に1回ずつ開閉されることが繰り返される。なお、上部ダンパ11と下部ダンパ12とが1回ずつ開閉する時間間隔は適宜設定されるべきものであるから、1回ずつ開閉する時間間隔に限定されるものではない。
上記のような工程中において、上部ダンパ11に廃棄物9が噛込まれると、上部シリンダ11jの伸縮ロッドが縮小する上部ダンパ11閉操作になっているにもかかわらず伸縮ロッドが最小ストローク(最縮小状態)にならないためにリミットスイッチ11swが作動せず、制御装置Cにダンパ閉信号が送信されなくなる。すると、制御装置Cからの作動停止指令信号により前記プッシャ3、コンベヤ5の作動が停止され、垂直シュート部6への廃棄物9の停止が一時的に停止される。
そして、廃棄物9の投入が停止されている間に、制御装置Cによる制御により、圧力発生装置Pで上部シリンダ11jの伸縮ロッドが伸長する上部ダンパ11開操作に切換えて上部ダンパ11を開くことにより、この上部ダンパ11に噛込まれている廃棄物9を除去する。次いで、上部シリンダ11jの伸縮ロッドを縮小させて、噛込まれている廃棄物9を除去するために開いた上部ダンパ11を閉め、制御装置Cがダンパ閉信号を受信すると、垂直シュート部6への廃棄物9の投入を開始させるために、前記プッシャ3、コンベヤ5の作動が開始され、以後通常の作動状態に復帰する。
なお、本発明の廃棄物供給方法を実施する実施の形態1に係る廃棄物供給装置1の場合、噛込まれた廃棄物を除去するために開いた上部ダンパ11を閉める方向に操作したにもかかわらず、廃棄物を除去することができず、ダンパ閉信号を受信できない場合がある。
そのような場合には、ダンパ閉信号を受信するまで上部ダンパ11の開閉操作が繰り返される。上部ダンパ11の開閉操作の繰り返しにより、外部空気のガス化炉20内への外部空気の流入を確実に阻止することができるが、廃棄物供給装置1の稼働率や廃棄物の処理量の低下を来たすことになる。しかしながら、マンホールを開いての廃棄物の除去作業に比較して遥かに短時間で済むため、廃棄物供給装置1の稼働率や廃棄物の処理量の低下に対する悪影響を軽微にすることができる。
本発明の実施の形態1に係る廃棄物供給装置1による廃棄物供給方法によれば、上部ダンパ11に廃棄物8が噛込まれた場合には、上記のように操作されるが、制御装置Cがダンパ閉信号を受信して、上部ダンパ11が完全に閉まっていて上部ダンパ11に廃棄物9が噛込まれていないと判断された場合には、垂直シュート部6への廃棄物の投入が継続され、上流側の廃棄物元供給手段、つまり前記プッシャ3、コンベヤ5の運転が停止されるようなことがないので、下記のとおりの効果を得ることができる。
(1)上流側の廃棄物元供給手段の起動・停止の回数が少なくなるので、上流側の廃棄物元供給手段の寿命の低下が抑制され、ランニングコストの低減に寄与することができる。
(2)廃棄物の定量供給性が損なわれる場合が減少し、廃棄物の処理能率が向上すると共に、ガス化炉20内でガス化される生成ガス量の変動を抑制することができるので、ガス化炉20の安定したガス化運転制御や、ガス化炉20に続く溶融炉の安定した運転制御が容易になる。
(3)リミットスイッチを少なくとも1個だけ設ければ良いから、上部シリンダ11jの作動を制御する圧力発生装置、制御装置を含む制御系の構成が極めて複雑になったり、高コストになったりするようなことがない。
次に、本発明の廃棄物供給方法を実施する実施の形態2に係る廃棄物供給装置を、その上部ダンパと下部ダンパの上・下部シリンダを作動させる圧力発生装置と圧力発生装置を制御する制御装置の模式的構成説明図の図3を参照しながら説明する。なお、本実施の形態2が上記実施の形態1と相違するところは、下部ダンパを回動可能に支持する下部支持軸の配置位置の相違にあり、これ以外の構成は全く同構成であるから、同一のもの並びに同一機能を有するものに同一符号を付して、主としてその相違する点について説明する。
即ち、上部ダンパ11は、上記実施の形態1の場合と同様に、垂直シュート部6のガス化炉の方向側(図7における右側)の内壁側に設けられた上部支持軸11pを回動支点として、水平線に対して15°傾斜した閉位置から75°下側方向に回動して、水平線に対して直交する垂直位置になるまで開かれるように構成されている。一方、下部ダンパ12は、垂直シュート部6のガス化炉の反対方向側(図3における左側)の内壁側に設けられた下部支持軸12pを回動支点として、水平線に対して15°傾斜した閉位置から75°下側方向に回動して、水平線に対して直交する垂直位置になるまで開かれるように構成されている。
従って、本発明の廃棄物供給方法を実施する実施の形態2に係る廃棄物供給装置では、下部ダンパ12を回動可能に支持する下部支持軸12pの配置位置が相違するだけであるから、上記実施の形態1に係る廃棄物供給装置と同等の効果を得ることができる。さらに、本発明の実施の形態2に係る廃棄物供給装置では、上部ダンパ11から下部ダンパ12の下部支持軸12p側に落下する廃棄物が下部ダンパ12の上面を滑落して後工程側に落下する。従って、下部ダンパ12の上面への廃棄物の付着が抑制されるだけでなく、廃棄物の滑落による払拭作用により付着した廃棄物が下部ダンパ12の上面から除去されるため、下部ダンパ12の清掃間隔が延長され、廃棄物供給装置のランニングコストの低減と、稼働率の向上に寄与することができる。
ところで、上記実施の形態1,2においては、上部ダンパ11に廃棄物が噛込まれた場合に上部ダンパ11を開閉させ、リミットスイッチ11swからのダンパ閉信号により噛込まれた廃棄物が除去された判断する場合を例として説明した。しかしながら、上部ダンパ11に噛込まれた廃棄物を除去する構成の廃棄物供給装置に対して、下部ダンパ12に噛込まれた廃棄物を除去する構成を付加することが好ましい。勿論、廃棄物の噛込みトラブルの発生頻度は、上部ダンパ11の場合に比較して遥かに少ない。しかしながら、長期間の運転においてダンパ面に泥状のものが付着するなどの原因でダンパが完全に閉まりきらない場合があるからである。
即ち、本発明の実施の形態3では、下部シリンダ12jの最小ストローク時の下部アーム12iに接触して、下部ダンパ12が閉位置に位置していることを検出し、その検出信号を制御装置Cに送信するリミットスイッチ(図示省略)を設ける。そして、下部ダンパ12を開閉させる下部シリンダ12jが前記下部ダンパ12を閉める方向に操作されると共に、タイマーにより予め設定した時間が経過したにもかかわらず、制御装置Cがリミットスイッチからダンパ閉信号を受信できない場合に、下部ダンパ12に廃棄物が噛込まれたと判断し、噛込まれた廃棄物を除去するために前記下部ダンパ12を開くと共に、開いた下部ダンパ12を閉める方向に操作する。操作後に、制御装置Cがリミットスイッチからダンパ閉信号を受信した場合に、下部ダンパ12に噛込まれた廃棄物が除去されたと判断して前記上部ダンパ11を開く方向に操作して、上部ダンパ11の上に堆積している廃棄物を下部ダンパ12上に落下させて供給するものである。
従って、本発明の実施の形態3に係る廃棄物供給方法によれば、上記実施の形態1,2に係る廃棄物供給方法の効果に加えて、下部ダンパ12に廃棄物が噛込まれたことを知ることができ、そして下部ダンパ12に噛込まれた廃棄物を確実に除去することができる。
そのため、廃棄物の噛込みに起因して下部ダンパ12上に廃棄物が堆積して滞留することがなく、確実に廃棄物搬送装置により搬送してガス化炉の廃棄物投入口に投入することができるから、廃棄物の定量供給性が損なわれる割合が減少し、廃棄物の処理能率が向上する。また、廃棄物供給装置の無駄な停止時間を少なくすることができるので、下部ダンパ12に噛込まれた廃棄物の除去所要時間の短縮効果を得ることができる。そして、リミットスイッチが少なくとも2個だけでよいから、ダンパ作動手段を制御する制御系の構成が極めて複雑になったり、高コストになったりするようなことがない。
本発明の廃棄物供給方法を実施する実施の形態1,2,3の係る廃棄物供給装置においては、上・下部シリンダを縮小させると上・下部ダンパが閉まり、上・下部シリンダを伸長させると上・下部ダンパが開く場合を例として説明した。しかしながら、逆に、上・下部シリンダを伸長させると上・下部ダンパが閉まり、上・下部シリンダを縮小させると上・下部ダンパが開く構成(例えば、アームの向きを図2,3と逆向きにする構成、またアームの向きが図2,3と同じ向きである場合、伸縮ロッドが下方に伸縮するように、上・下部シリンダを配設する構成)にすることができる。従って、上記実施の形態に係る廃棄物供給装置の構成は、本発明の具体例に過ぎないから、上記実施の形態に係る廃棄物供給装置1の構成に限定されるものではなく、また本発明の技術思想を逸脱しない範囲内における設計変更等は自由自在である。
本発明の実施の形態1に係り、廃棄物をガス化するガス化炉を併せて示す廃棄物供給装置の模式的構成説明図である。 本発明の実施の形態1に係り、廃棄物供給装置の上部ダンパと下部ダンパの上・下部シリンダを作動させる圧力発生装置と圧力発生装置を制御する制御装置の模式的構成説明図である。 本発明の実施の形態1に係り、廃棄物供給装置の上部ダンパと下部ダンパの上・下部シリンダを作動させる圧力発生装置と圧力発生装置を制御する制御装置の模式的構成説明図である。 従来例に係る流動層ガス化炉およびこの流動層ガス化炉に廃棄物を供給する廃棄物供給装置の概略構成を示す図である。
符号の説明
1…廃棄物供給装置
2…廃棄物ホッパ
3…プッシャ
4…破砕機
5…コンベヤ
6…垂直シュート部
7…廃棄物搬送装置
8…廃棄物供給シュート
9…廃棄物
11…上部ダンパ,11i…上部アーム,11j…上部シリンダ,11p…上部支持軸,11sw…リミットスイッチ
12…下部ダンパ,12i…下部アーム,12j…下部シリンダ,12p…下部支持軸 13…スクリュコンベヤ,13a…搬送スクリュ
14…廃棄物解砕機
20…(流動層)ガス化炉,21…廃棄物投入口
…制御装置
…圧力発生装置

Claims (6)

  1. 外部空気のガス化炉内への流入を阻止するシール機能を有し、交互に開閉操作される上部ダンパと下部ダンパとが上下方向に所定の間隔を隔てて設けられた垂直シュート部を備え、前記垂直シュート部を介して供給された廃棄物を前記ガス化炉の方向に搬送する廃棄物搬送装置を備えた廃棄物供給装置による廃棄物供給方法において、前記上部ダンパを開閉させる上部シリンダが前記上部ダンパを閉める方向に操作されたにもかかわらず、ダンパ閉信号を受信できない場合に、上部ダンパに廃棄物が噛込まれたと判断して前記垂直シュート部への廃棄物の投入を一時的に停止し、廃棄物の投入停止中に、噛込まれた廃棄物を除去するために前記上部ダンパを開くと共に、開いた上部ダンパを閉める方向に操作し、ダンパ閉信号を受信した場合に、上部ダンパに噛込まれた廃棄物が除去されたと判断して前記垂直シュート部への廃棄物の投入を開始することを特徴とする廃棄物供給方法。
  2. 前記上部ダンパを閉める方向への前記上部シリンダの操作開始時点からタイマーにより経過時間のカウントを開始し、予め設定した時間が経過したにもかかわらず、ダンパ閉信号が発信されない場合にカウントを停止して、前記上部ダンパに廃棄物が噛込まれたと判断することを特徴とする請求項に記載の廃棄物供給方法。
  3. 前記上部ダンパのダンパ閉信号を、前記上部シリンダのストロークを検知するリミットスイッチから発信させることを特徴とする請求項1または2のうちの何れか一つの項に記載の廃棄物供給方法。
  4. 前記下部ダンパを開閉させる下部シリンダが前記下部ダンパを閉める方向に操作されたにもかかわらず、ダンパ閉信号を受信できない場合に、下部ダンパに廃棄物が噛込まれたと判断し、噛込まれた廃棄物を除去するために前記下部ダンパを開くと共に、開いた下部ダンパを閉める方向に操作し、ダンパ閉信号を受信した場合に、下部ダンパに噛込まれた廃棄物が除去されたと判断して前記上部ダンパを開く方向に操作することを特徴とする請求項1に記載の廃棄物供給方法。
  5. 前記下部ダンパを閉める方向への前記下部シリンダの操作開始時点からタイマーにより経過時間のカウントを開始し、予め設定した時間が経過したにもかかわらず、ダンパ閉信号が発信されない場合にカウントを停止して、前記下部ダンパに廃棄物が噛込まれたと判断することを特徴とする請求項4に記載の廃棄物供給方法。
  6. 前記下部ダンパのダンパ閉信号を、前記下部シリンダのストロークを検知するリミットスイッチから発信させることを特徴とする請求項4または5のうちの何れか一つの項に記載の廃棄物供給方法。
JP2008200757A 2007-08-21 2008-08-04 廃棄物供給方法 Active JP4829939B2 (ja)

Priority Applications (6)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008200757A JP4829939B2 (ja) 2007-09-18 2008-08-04 廃棄物供給方法
PCT/JP2008/065057 WO2009025378A1 (ja) 2007-08-21 2008-08-15 廃棄物供給装置、そのシール方法および廃棄物供給方法
EP16174338.0A EP3112753B1 (en) 2007-08-21 2008-08-15 Waste-feeding method
EP08792666.3A EP2180255B1 (en) 2007-08-21 2008-08-15 Waste feeding apparatus and waste feeding method
KR1020107003589A KR101166848B1 (ko) 2007-08-21 2008-08-15 폐기물 공급 장치, 그 시일 방법 및 폐기물 공급 방법
EP16174339.8A EP3112754B1 (en) 2007-08-21 2008-08-15 Waste-feeding apparatus and sealing method thereof

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007241197 2007-09-18
JP2007241197 2007-09-18
JP2008200757A JP4829939B2 (ja) 2007-09-18 2008-08-04 廃棄物供給方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009092370A JP2009092370A (ja) 2009-04-30
JP4829939B2 true JP4829939B2 (ja) 2011-12-07

Family

ID=40664518

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008200757A Active JP4829939B2 (ja) 2007-08-21 2008-08-04 廃棄物供給方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4829939B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6562858B2 (ja) * 2016-03-22 2019-08-21 日鉄エンジニアリング株式会社 廃棄物装入装置及び廃棄物処理装置

Family Cites Families (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6043830A (ja) * 1983-08-20 1985-03-08 Ulvac Corp フオトレジスト膜等の被膜の除去法
JPS6217513A (ja) * 1985-07-15 1987-01-26 株式会社 道前築炉工業 固体装入物の連続式縦型熱処理装置用スライド・ダンパ
GB2180358B (en) * 1985-07-16 1989-10-04 Mead Corp Photosensitive microcapsules and their use on imaging sheets
JP2757087B2 (ja) * 1992-03-24 1998-05-25 株式会社荏原製作所 燃焼炉への物体投入装置
JP2007147270A (ja) * 1994-03-10 2007-06-14 Ebara Corp 廃棄物の処理方法及びガス化及び熔融装置
JPH10160149A (ja) * 1996-11-29 1998-06-19 Furukawa Electric Co Ltd:The 高分子有機材料の加熱処理方法
JPH11248122A (ja) * 1998-03-03 1999-09-14 Ngk Insulators Ltd 雑固体廃棄物の投入方法
JP2000249321A (ja) * 1999-02-26 2000-09-12 Hitachi Zosen Corp 給塵装置
JP4283461B2 (ja) * 2001-06-18 2009-06-24 Jfeエンジニアリング株式会社 廃棄物の投入装置
JP2003056822A (ja) * 2001-08-16 2003-02-26 Ebara Corp 流動層ガス化炉の可燃物供給方法及び可燃物供給装置
JP2006046939A (ja) * 2004-07-30 2006-02-16 Tsukishima Kikai Co Ltd 炉の処理物供給量の計量装置および方法、ならびに炉の処理物供給設備

Also Published As

Publication number Publication date
JP2009092370A (ja) 2009-04-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN210885961U (zh) 危险废物处理等离子体气化炉
JP4829939B2 (ja) 廃棄物供給方法
KR101166848B1 (ko) 폐기물 공급 장치, 그 시일 방법 및 폐기물 공급 방법
JP2007032872A (ja) ダスト排出装置及びダスト排出装置の運転方法
JP2006275443A (ja) 廃棄物供給装置
JP2005131511A (ja) 廃棄物供給装置
US3933103A (en) Sluice for combustion furnaces as rotary kilns
KR102051166B1 (ko) 가압유동로 시스템의 불순물의 반송 방법
JP4365256B2 (ja) 焼却設備又はガス化設備、及びその運転方法
JP4546508B2 (ja) ガス化炉の廃棄物供給装置およびガス化炉への廃棄物供給方法
JP4829863B2 (ja) 廃棄物供給装置およびそのシール方法
JP2007255816A (ja) 廃棄物供給装置及び廃棄物処理装置
JP4770435B2 (ja) 廃棄物熱分解チャーの冷却方法及び装置
JP4173025B2 (ja) 給塵装置及び流動床炉システム
JP2006182805A (ja) 有機系燃料のガス化装置
JP2004256598A (ja) 可燃物のガス化方法及び装置並びにガス化溶融システム
CN210853946U (zh) 一种防止卸灰遇潮搭桥的飞灰下料装置和垃圾焚烧炉
JP2002089818A (ja) ガス化炉シール方法及び該方法を用いる可燃物供給装置
CN115355507A (zh) 低温热解装置耦合cfb焚烧炉处置生活垃圾的方法
JP2004325057A (ja) 可燃物の受け入れ供給方法およびその装置並びにガス化溶融システム
JP2009167424A (ja) 有機系燃料のガス化装置
JP2009167423A (ja) 有機系燃料のガス化装置
CN112696689A (zh) 一种干化污泥入炉焚烧系统及焚烧方法
JP2002147726A (ja) 焼却装置
JP2010223449A (ja) 廃棄物供給装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20090527

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110913

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110916

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140922

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4829939

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140922

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250