JP4365256B2 - 焼却設備又はガス化設備、及びその運転方法 - Google Patents

焼却設備又はガス化設備、及びその運転方法 Download PDF

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Description

本発明は、流動床焼却炉又は流動床ガス化炉を備えた焼却設備又はガス化設備、及びその運転方法に関し、特に流動媒体を有効に利用することに特徴を有する焼却設備又はガス化設備、及びそれらの運転方法に関するものである。
炉内の流動媒体(主に硅砂等の砂)を空気によって流動させる流動床焼却炉は一般廃棄物や産業廃棄物等の幅広い可燃物の焼却に用いられている。また、流動床焼却炉をベースとした流動床ガス化炉で廃棄物等の可燃物をガス化し、そのガスから有価物を得たり、ガス化した後に溶融炉に導いて高温燃焼により灰分を溶融スラグ化するガス化溶融炉も同様である。これらの可燃物は固形物や泥状物、液状物等様々な形態のものがあり、それらの成分の中には、設備の運転に悪影響を及ぼすものもある。
特に産業廃棄物の塩を含む食品廃棄物や中和廃液のように、Na、K、Cl、Sその他の成分を含む廃棄物を焼却又はガス化処理した場合、反応後に残った成分が塩として蓄積して塩濃度が高くなる。流動床は、焼却炉では550℃〜900℃、ガス化炉では500℃〜600℃程度で運転されることが多い。そして塩の種類や流動床温度によっては、塩が溶けて流動媒体をベタつかせたり、更には流動媒体を溶かしたりするため、流動媒体粒子どうしが付着して塊を形成したり、流動の動きがベタつくようになったりし、流動を阻害する場合がある。そして、塩の流動床中の濃度が高くなるほど、このような状態となり易い傾向が強い。従って塩濃度を一定以下に抑える必要がある。
塩の濃度が高いとちょっとしたきっかけで、最悪の場合は流動媒体が流動しなくなる。この場合、設備を停止し冷却してから流動媒体やその塊を全て除去し、即ち塩濃度の高い流動媒体を入れ替えなければならなくなり、運転再開までに数日を要してまう。流動床炉では、一般的に焼却物やガス化物に含まれる不燃物が流動床中に残って蓄積してゆくのを防ぐため炉内から流動媒体を不燃物と共に抜き出し、分級して不燃物を排除して流動媒体は炉に戻すという流動媒体循環を行なっている。この通常は炉に戻す流動媒体の一部を抜き出し、その代りに新しい流動媒体を補充することにより、流動媒体中の塩濃度を一定に保つことで対応するが、抜き出した流動媒体は廃棄物となるため、供給砂といランニングコストがかかる上に使用済みの塩を含む流動媒体という廃棄物が増えてしまうという問題があり、公知となっている流動媒体経路を有する流動床焼却装置(例えば特許文献1参照)では運転上の大きな負担であった。
図1は従来の流動床焼却炉を備えた焼却設備の、流動媒体である砂の流れを図解的に示したものである。なお、流動床ガス化炉の場合も同様である。図1において、流動床焼却炉1は流動床2を具備する。流動床2はその底部から押込空気(流動化空気)110を供給することにより、流動媒体である砂が流動するようになっている。流動床焼却炉1には流動床2上に廃棄物を供給する廃棄物供給装置3及び液状の廃棄物を供給する液状廃棄物供給装置4が設けられている。これら廃棄物供給装置3及び液状廃棄物供給装置4から固形状及び液状の廃棄物を流動床2上に投入することにより、これらの廃棄物が焼却され、排ガス出口5から排ガス101が排出される。
通常、炉内の砂102は不燃物103に同伴して流動床2の底部の抜出しシュート2aより不燃物排出装置6により抜き出され、振動篩や回転篩等の分級機7によって粒径に従って不燃物103と砂102に分級される。不燃物103は系外で再資源化もしくは廃棄されるが、砂102は砂エレベータ8によって運ばれ、経路L1を通って砂投入装置9まで運ばれ、砂投入装置9によって流動床焼却炉1内に再投入される。点検や工事等で炉内の砂102を全て抜き出す場合は、砂投入装置9を停止させて砂102をオーバフローさせ経路L2へと送り、経路L3の切替ダンパ10を開いておけば経路L3を経て砂は砂バンカ11に移送される。流動床焼却炉1を立ち上げる際は、該砂バンカ11に貯留されている砂102を流動床焼却炉1内へ投入して運転を開始する。
経路L2へと砂を送るために、経路L1から経路L2を分岐させてダンパで切り替えるようにしてもよい。塩濃度が高くなった砂102を系外に排出する場合は、砂投入装置9を停止させ、尚且つ切替ダンパ10を閉じておけば、経路L4から系外へ排出される。系外に排出された砂102は塩濃度が高いため再利用できないので廃棄され、その分新砂103を砂バンカ11へ投入し、該砂バンカ11から砂エレベータ8ヘ送ることにより、流動床焼却炉1内へ投入される。
特開平8−334219号公報
図1に示す従来の焼却設備では、焼却物に塩が含まれると流動媒体である砂の塩濃度が常時上昇し続ける傾向にあるため、流動床焼却炉1内の砂の一部を頻繁に塩をあまり含まない砂に入れ替えて流動媒体中の塩濃度を一定以下に抑える必要があり、ランニングコストが高くなるという問題があった。また、高い塩濃度の砂を廃棄する量も多くなり、環境への負担も大きくなる。
本発明は上述の点に鑑みてなされたもので、流動媒体(主に硅砂)の入れ替え無しに流動媒体の塩濃度上昇を抑えて一定以下に保つことができ、低いランニングコストで設備を運転できる焼却設備又はガス化設備、及びその運転方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため請求項1に記載の発明は、可燃物を焼却する流動床炉又はガス化する流動床炉を備えた焼却設備又はガス化設備において、流動媒体を前記流動床炉内から抜き出す流動媒体抜き出し手段と、流動床炉の塩濃度を監視する塩濃度監視手段と、抜き出した流動媒体を監視する撮像手段と、抜き出した流動媒体を水で洗浄する流動媒体洗浄手段と、洗浄した流動媒体を流動床炉に戻す流動媒体戻し手段と、塩濃監視手段は、撮像手段によって撮像された流動媒体の塊の大きさ及び/又は量に基づいて塩濃度の高低を推測する手段であり、該塩濃度監視手段により、塩濃度が高いと判断された場合、流動媒体抜き出し手段で抜き出した流動媒体を流動媒体洗浄手段に送る手段とを備えたことを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の焼却設備又はガス化設備において、流動媒体戻し手段は、洗浄した流動媒体を流動床炉に可燃物を供給する可燃物供給装置に搬送するように構成されることを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の焼却設備又はガス化設備において、流動媒体洗浄手段は、流動媒体を攪拌する攪拌手段を具備し、該流動媒体を攪拌しながら水洗浄するように構成されていることを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項1乃至3のいずれか1項に記載の焼却設備又はガス化設備において、流動媒体洗浄手段は、流動媒体を空気により攪拌する攪拌手段を具備し、該流動媒体を攪拌しながら水洗浄するように構成されていることを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、請求項1乃至4のいずれか1項に記載の焼却設備又はガス化設備において、流動媒体洗浄手段は、洗浄水を循環させる洗浄水循環手段を具備し、洗浄水を循環させながら流動媒体を水洗浄するように構成されていることを特徴とする。
請求項6に記載の発明は、請求項1乃至5のいずれか1項に記載の焼却設備又はガス化設備において、流動媒体抜出し手段により抜き出す流動媒体の量及び前記流動媒体戻し手段により戻す流動媒体の量を制御し、流動床焼却炉又は流動床ガス化炉の炉床温度を制御する炉床温度制御手段を設けたことを特徴とする。
請求項7に記載の発明は、可燃物を焼却する流動床炉を備えた焼却設備又はガス化する流動床炉を備えた焼却設備又はガス化設備の運転方法において、流動媒体を前記流動床炉内から抜き出す流動媒体抜き出し手段と、
前記流動床炉の塩濃度を監視する塩濃度監視手段と、抜き出した流動媒体を監視する撮像手段と、抜き出した流動媒体を水で洗浄する流動媒体洗浄手段と、洗浄した流動媒体を流動床炉に戻す流動媒体戻し手段とを備え、塩濃度監視手段は、撮像手段によって撮像された流動媒体の塊の大きさ及び/又は量に基づいて塩濃度の高低を推測する手段であり、塩濃度が高いと判断された場合、流動媒体抜き出し手段で抜き出した流動媒体を流動媒体洗浄手段に送り、洗浄した流動媒体を流動媒体戻し手段により流動床炉に戻すことを特徴とする。
請求項8に記載の発明は、請求項7に記載の焼却設備又はガス化設備の運転方法において、洗浄した流動媒体を可燃物供給装置により搬送して流動床炉に投入することを特徴とする。
請求項9に記載の発明は、請求項7又は8に記載の焼却設備又はガス化設備の運転方法において、流動媒体を水で洗浄する際、機械的に該流動媒体の攪拌を行うことを特徴とする。
請求項10に記載の発明は、請求項7乃至9のいずれか1項に記載の焼却設備又はガス化設備の運転方法において、流動媒体を水で洗浄する際、空気により該流動媒体の攪拌を行うことを特徴とする。もっと詳しくは、流動媒体を含む洗浄水の底部から空気を吹き込みその空気が洗浄水中を上昇等の動きにより洗浄水を振騰攪拌する。
請求項11に記載の発明は、請求項7乃至10のいずれか1項に記載の焼却設備又はガス化設備の運転方法において、流動媒体を水で洗浄する際、洗浄水を循環させて該流動媒体を洗浄することを特徴とする。
請求項12に記載の発明は、請求項7乃至11のいずれか1項に記載の焼却設備又はガス化設備の運転方法において、流動媒体の抜き出し量及び洗浄した流動媒体の投入量によって炉床温度の制御を行うことを特徴とする。
請求項1及び請求項7に記載の発明によれば、塩濃度が高くなった流動媒体を抜き出して水で洗浄し、該洗浄した流動媒体を流動床焼却炉又は流動床ガス化炉に戻すから、流動床の流動媒体の塩濃度を低い一定値に保つことができ、流動媒体粒子どうしが付着して塊となり、流動を阻害するという問題がなくなり、設備の安定した連続運転を低いランニングコストで実現できる。また、塩濃度の高くなった流動媒体を水洗浄して再利用するので、高い塩濃度の流動媒体を廃棄することが少なくなり、環境への負担が軽減できる。
請求項2及び請求項8に記載の発明によれば、洗浄した流動媒体を可燃物に混ぜて流動床焼却炉又は流動床ガス化炉に投入するので、洗浄した流動媒体を流動床焼却炉又は流動床ガス化炉に戻すための専用の設備を設ける必要がない。また、砂だけを流動床焼却炉に送ろうとすると、激しい摩耗が搬送機器に生じたり、大きな搬送動力を必要とするが、汚泥や固形物等と共に供給してやることで、摩耗が緩和されたり動力が軽減されたり、或いは一度に多量の砂が入って炉床温度も低下するのを防ぐことができる。
請求項3及び請求項9に記載の発明によれば、流動媒体を攪拌しながら水洗浄するので、まんべんなく洗浄水に曝すことができ、攪拌の際に砂どうしが衝突しあうことで物理作用も働いて塩濃度の高い或いは溶解度の低い塩に対しても流動媒体を効率よく洗浄できる。
請求項4及び請求項10に記載の発明によれば、流動媒体を空気により攪拌しながら水洗浄するので、塩濃度の高い或いは溶解度の低い塩に対しても流動媒体を効率よく洗浄できる。
請求項5及び請求項11に記載の発明によれば、洗浄水を循環させて該流動媒体を洗浄するので、洗浄水を何度も連続使用することになり、洗浄水の使用量を低減できるだけでなく、排水処理しなければならない排水洗浄水の量も低減できる。
請求項6及び請求項12に記載の発明によれば、流動媒体の抜出し量及び洗浄した流動媒体の投入量によって炉床温度の制御ができるので、可燃物のカロリーの変動により炉床温度が上昇した場合も容易に炉床温度を制御できる。また、流動媒体の抜出し量及び洗浄した流動媒体の投入量によって炉床温度を制御することにより、例えば流動床に水を注入して炉床温度を制御する炉床温度制御に比べて炉床全体を均一に、且つ緩やかに制御することが容易となる。
以下、本発明の実施の形態例を図面に基づいて説明する。
図2(a)は本発明に係る流動床焼却炉を備えた焼却設備の流動媒体である砂の流を図解的に示す図である。なお、流動床ガス化炉を備えたガス化設備の場合も同様である。また、図2において、図1と同一符号を付した部分は同一又は相当部分を示す。また、他の図においても同様とする。本焼却設備では、流動媒体である砂を洗浄する流動媒体洗浄装置12を備えている。該流動媒体洗浄装置12には経路L4から砂102が投入されると共に洗浄水104が供給されるようになっている。また、洗浄水104は循環して再利用するようになっており、塩濃度が所定以上になった洗浄水105は排水処理設備(図示せず)に送られ、排水処理されるようになっていいる。
流動床2の砂102の塩濃度が高くなったら、砂投入装置9を停止させ、切替ダンパ10を閉じることにより、高い塩濃度の砂102は経路L4を通って流動媒体洗浄装置12に投入され水洗浄される。水洗浄後の砂106は経路L5を通って、洗浄砂投入装置13に供給され、流動床焼却炉1内に供給される。このように、水洗浄後の砂106を経路L5を通して専用の洗浄砂投入装置13に供給し、洗浄砂投入装置13から流動床焼却炉1内に投入する。流動床の塩濃度の監視は定期的に砂102のサンプリングと分析で行うことが望ましい。なお、流動床2から排出される不燃物中の砂塊の大きさや量によってもある程度塩濃度を推測することができる。即ち、塩濃度が低ければ砂塊の大きさは小さく量も少ないが、塩濃度が高くなれば砂塊は大きく量も多くなる。この場合、カメラ等の撮像手段で流動床2から排出される砂塊を監視することにより、塩濃度の高低判断をしてもよい。なお、ここにおいて、図2(b)に示すように、洗浄工程を2段に分けて供給する新たな洗浄水104によって仕上洗浄するようにしてやれば、洗浄砂中に残る塩濃度を下げて且つ排水処理に送る排水(洗浄水105)中の温濃度を上げて、排水量を大幅に削減できる。勿論これは2段に限定されるものではなく、3段以上の多段にすることで効果は上がる。
図3は本発明に係る流動床焼却炉を備えた他焼却設備の流動媒体である砂の流れを図解的に示す図である。なお、流動床ガス化炉を備えたガス化設備の場合も同様である。図示するようにここでは、流動媒体洗浄装置12で水洗浄された砂106は経路L5を通って、廃棄物供給装置3に供給され、該廃棄物供給装置3で廃棄物に混入されて流動床焼却炉1内に供給される。このように、水洗浄後の砂106を経路L5を通して廃棄物供給装置3に供給することにより、実施例1の場合のように専用の洗浄砂投入装置13を設ける必要がなく、洗浄後の砂106を流動床焼却炉1内に戻すことができる。
図4は本発明に係る流動床焼却炉を備えた他焼却設備の流動媒体である砂の流れを図解的に示す図である。なお、流動床ガス化炉を備えたガス化設備の場合も同様である。図示するようにここでは、流動床焼却炉1に廃棄物供給装置3と液状廃棄物供給装置4の他に汚泥供給装置14を設け、廃棄物の性状によりその供給装置を切り替え、即ち廃棄物の投入経路を変える構成を採用している。ここでは、砂に性状が類似する汚泥を供給する汚泥供給装置14に経路L5を通して水洗浄後の砂106を供給している。該砂106は汚泥供給装置13で汚泥に混入され流動床焼却炉1内に供給される。このように、水洗浄後の砂106を汚泥供給装置13に供給することにより、実施例2の場合と同様、専用の洗浄砂投入装置13を設ける必要がなく、流動床焼却炉1内に戻すことができる。汚泥と混じることで流動性がよくなり、機器の摩耗や動力低減も可能である。
また、流動媒体洗浄装置12で水洗浄後の砂106を砂エレベータ8を利用して流動床焼却炉1内に戻す場合は、水洗浄後の砂106を乾燥させる必要があり、乾燥装置等を必要とするが、上記のように液状廃棄物供給装置4、廃棄物供給装置3、汚泥供給装置14に供給し、ここで液状廃棄物、廃棄物、汚泥と混合して流動床焼却炉1内に供給することにより、このような専用の乾燥装置等の設備を必要としない。また、廃棄物の形態が液状、固形状、汚泥状と異なる場合は、汚泥のように性状の近い廃棄物と混ぜることが望ましい。
図5は砂洗浄装置の構成例を示す図で、図5(a)は平面図、図5(b)は側断面である。図示するように、本砂洗浄装置20は箱状の容器21内に複数本(図では2本)の攪拌空気用パイプ22を配置すると共に、排水用パイプ23を取付けた構成である。攪拌空気用パイプ22には図示を省略するが、直径数mm程度の孔が複数個設けられている。また、攪拌空気用パイプ22には開閉バルブ24が設けられ、排水用パイプ23にも開閉バルブ25が設けられ、更に洗浄水の流入口には砂102の流出を防ぐため、砂粒径より細かいメッシュの網が設けられている。
上記構成の本砂洗浄装置20において、図示しない砂供給手段により容器21内に流動床焼却炉1から排出された塩濃度の高い砂102を図5(b)に示すように容器に対し半分のレベル程度入れて、更に図示しない洗浄水供給手段により洗浄水104で満たす。この状態で、開閉バルブ24を開き、攪拌空気用パイプ22に空気107を送り込むと該攪拌空気用パイプ22に設けられた複数の孔から洗浄水中に空気107が噴出し、砂102が攪拌され洗浄される。空気107は圧縮機による圧縮空気を用いてもよいし、流動床焼却炉1の流動床2底部に圧縮空気を押込む押込空気ラインから分岐させた圧縮空気を用いてもよい。なお、攪拌空気用パイプ22は容器21に固定せず攪拌状況を確認しながら砂102の層への挿入位置を変えられるようにすると便利である。洗浄の終了した水は排水用パイプ23の開閉バルブ25を開いて排出し、再利用することが可能である。排水用パイプ23の洗浄水流入口には上記のように砂粒径より細かいメッシュの網が設けられているので、この排水用パイプ23を通って砂102が流出することはない。なお、流動床では細い粒径のものは炉に戻しても飛散してしまうため、メッシュより細いものが排水と共に、流出しても支障はない。
図6は砂洗浄装置の他の構成例を示す図である。本砂洗浄装置30は汎用の小型コンクリートミキサー31を備えている。該小型コンクリートミキサー31を矢印Aに示すように回転させながら、流動床焼却炉1から排出された塩濃度の高い砂102と洗浄水104を供給しながら、砂102を洗浄する。なお、小型コンクリートミキサー31に替えてトロンメル(回転篩)、洗浄する砂102の量によってはコンクリートミキサー車等を用いて攪拌洗浄を行ってもよい。
水洗浄の終了した砂は図2に示すように、専用の洗浄砂投入装置13により流動床焼却炉1内へ再投入される。厨芥や汚泥のようにある程度水分を含んだ廃棄物を焼却処理する場合は、図3に示すように廃棄物供給装置3を介して、廃棄物に混ぜて流動床焼却炉1内へ再投入される。このように廃棄物と混ぜて再投入すれば洗浄済の砂を再投入するための専用の設備を設置する必要がない。廃棄物が複数種類あり、投入経路が異なる場合は、図4に示すように、汚泥のような性状が近い廃棄物と混ぜることが望ましい。
また、流動床炉では、流動床温度が燃焼やガス化の反応温度となるため、反応に適した温度に極力安定保持することが望ましいが、流動床焼却炉1内に投入する廃棄物のカロリーの変動により、流動床2の温度が変動する。温度が上昇した場合、砂の抜き出し量を増やして洗浄後の砂106を連続的に投入することにより炉床温度をコントロールすることも可能である。流動床2に水を注入することでも炉床温度をコントロールすることが可能であるが、注水の場合は局所的に温度が下がったり温度が下がり過ぎたりして温度コントロールが難しい場合がある、或いはしぶきが耐火物壁面にかかってスポーリングにより耐火物を傷める可能性があるが、水分を含んだ洗浄後の砂106を少量ずつ連続的に投入すれば、炉床温度が比較的均一に且つ緩慢にコントロールできるので制御し易いという利点がある。
また、一般的に、流動層(流動床2の流動媒体層)温度は低温になるに従い層内での燃焼又はガス化反応が緩慢になるため、僅かなきっかけで層内温度が低下しはじめるとそのまま下がり続けて運転不能に陥る虞がある。一方、層内温度を高温にしすぎると層内反応速度が速くなるため燃焼変動が激化し一酸化炭素発生量(すなわち、有機性ハロゲン発生量)が発生し易くなるなどの虞があると共に、クリンカーが発生し易くなる虞がある。従って、流動層温度を適切な温度範囲に維持することが重要である。ここで、最適な流動層温度の運転範囲は、各々の処理物や炉の特性によって、最適な範囲があることも考慮して決定することになる。
流動層温度を最適に制御するための具体的方法としては、タイマーを用いて間欠的に不燃物を流動層から排出するための流動媒体循環量を調整する方法がある。停止タイマーと起動タイマーを用い、停止タイマーの設定時間T1が経過した段階で、別途設けられた起動タイマーの設定時間T2だけ、高温の熱媒体として流動媒体を流動層炉から抜き出すための装置を起動させる。これを繰り返す。この装置は、図では不燃物排出装置(コンベヤ)6であり、連続運転の排出能力Qkg/hに対して、実際の流動媒体排出量はQ×T2÷(T1+T2)kg/hとなる。勿論、停止タイマーと起動タイマーによる調節ではなく、インバータや可変速減速機等を使っての、コンベヤ回転数又はコンベヤ速度変更によってこのコンベヤ排出能力を調整することでもよい。
これにより、流動媒体は不燃物とともに流動層から冷やされながら抜き出され、該不燃物が分別された後に流動床焼却炉1に返送される流動媒体循環を行なうが、この一連の過程で流動媒体が冷えて戻った分流動層の熱バランスで放出熱となる。このため、流動媒体循環の量を調節することでそれに伴う放出熱量を調節することができる。流動媒体の循環量を増やすことでより低い流動床温度で熱収支がバランスする。即ち、低い流動床温度となる。逆に流動媒体の循環量を減らすことにより高い流動床温度で熱収支がバランスする。即ち、高い流動床温度となる。
このように流動媒体の抜き出しの実行と停止を繰り返すことで、適切な流動層温度に維持することが可能となる。流動層内に注水を行なわずとも、廃棄物の投入量を適切に制御し、且つ/又は、上述した流動媒体循環量調節を使用した流動層温度の制御方法とを組み合わせることで、流動層温度を適切な範囲内に維持することが可能である。
(実施例1、実施例4の結果)
図2に示す構成の焼却設備で流動床2は600〜650℃で運転している。これにおいて、砂洗浄装置12に図5に示す構成の洗浄装置を用いて流動床焼却炉から排出された砂の洗浄を行い、塩測定を行った。ここでは、分級機7で4mm未満のものを砂として分級した。傾向として砂中塩濃度(Na+K)がある一定濃度以上になると流動不良が起こりやすくなるため(10cm以下の砂の塊が通常の倍以上排出されるようになる)、毎日サンプリング、分析を行い、適正な管理値を定め、該管理値以下で管理するようした。
塩濃度が高くなった砂102を抜き出して砂洗浄装置20の容積1m3の容器21に0.5m3程度入れ、更に洗浄水104を満たし、空気を用いて3分間攪拌洗浄を行った。圧縮空気を使用し、砂が飛散しないように開閉バルブ24の開度を調整して行った。洗浄水104を交換して合計3回洗浄を行い、洗浄前、1回洗浄、2回洗浄、3回洗浄のそれぞれの砂の塩濃度(Na及びK)の分析を行った結果を図7に示す。洗浄前(洗浄回数0回)Na+Kで3.65%あった塩濃度が3回洗浄後には1%以下の0.89%となり高い洗浄効果が確認できた。また、1回洗浄後でも1.31%となり十分低い値となることが確認できた(図7参照)。
砂バンカ11と流動床2に保持する砂約30m3において、1回0.5m3の砂を1日数回洗浄し流動床焼却炉1に戻すと、砂中塩濃度(Na+K)を管理値以下に維持することができ、新砂103の投入量を最低限に抑えた上で流動床焼却炉1の安定連続運転ができた。
また、流動床焼却炉1に投入する廃棄物のカロリー変動により炉床温度が上昇した場合も、砂の抜き出し量及び洗浄した砂の投入量をコントロールすることにより廃棄物の処理量(焼却量又はガス化量)が大きく低下することなく安定した運転をすることができた。
(実施例2、実施例3の結果)
図3、図4に示す構成の焼却設備で、洗浄した砂106を廃棄物供給装置3、汚泥供給装置14に供給し、廃棄物、汚泥に混ぜて流動床焼却炉1に再投入した場合も上記と同様の結果が得られた。
(実施例5の結果)
砂洗浄装置に図6に示す小型コンクリートミキサー31を備えた砂洗浄装置を用い、砂を機械的に攪拌して洗浄した場合も上記と同様の結果が得られた。
洗浄水を循環させて洗浄水の再利用を行いながら砂の洗浄を行った場合も上記と同様の結果が得られた。
なお、上記実施形態例は焼却設備を例として説明したが、本発明は焼却設備に限定されるものではなく、ガス化設備においても同様である。但しガス化の流動床は500℃〜600℃程度と低目に設定するのが普通で、流動床自体では塩濃度が上昇しても溶融点に至らずクリンカの生成はないが炉外に抜き出すシュート2aにおいて、焼却炉と異なり可燃物が混じることがあり、流動媒体よりも高温化してここでクリンカが生じ易い。クリンカの抑制のため、塩濃度上昇を抑えることが好ましいため、本発明が有効である。
以上本発明の実施形態を説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲、及び明細書と図面に記載された技術的思想の範囲内において種々の変形が可能である。
従来の流動床焼却炉を備えた焼却設備の流動媒体である砂の流れを図解的に示す図である。 本発明に係る流動床焼却炉を備えた焼却設備の流動媒体である砂の流れを図解的に示す図である。(実施例1) 本発明に係る流動床焼却炉を備えた焼却設備の流動媒体である砂の流れを図解的に示す図である。(実施例2) 本発明に係る流動床焼却炉を備えた焼却設備の流動媒体である砂の流れを図解的に示す図である。(実施例3) 砂洗浄装置の構成例を示す図である。 砂洗浄装置の構成例を示す図である。 実施例1、実施例4の結果を示す図である。
符号の説明
1 流動床焼却炉
2 流動床
3 廃棄物供給装置
4 液状廃棄物供給装置
5 排ガス出口
6 不燃物排出装置
7 分級機
8 砂エレベータ
9 砂投入装置
10 切替ダンパ
11 砂バンカ
12 流動媒体洗浄装置
13 洗浄砂投入装置
14 汚泥投入装置
20 砂洗浄装置
21 容器
22 攪拌空気用パイプ
23 排水パイプ
24 開閉バルブ
30 砂洗浄装置
31 汎用小型コンクリートミキサ

Claims (12)

  1. 可燃物を焼却する流動床炉又はガス化する流動床炉を備えた焼却設備又はガス化設備において、
    流動媒体を前記流動床炉内から抜き出す流動媒体抜き出し手段と、
    前記流動床炉の塩濃度を監視する塩濃度監視手段と、
    前記抜き出した流動媒体を監視する撮像手段と、
    前記抜き出した流動媒体を水で洗浄する流動媒体洗浄手段と、
    前記洗浄した流動媒体を前記流動床炉に戻す流動媒体戻し手段と、
    前記塩濃監視手段は、前記撮像手段によって撮像された流動媒体の塊の大きさ及び/又は量に基づいて塩濃度の高低を推測する手段であり、該塩濃度監視手段により、塩濃度が高いと判断された場合、前記流動媒体抜き出し手段で抜き出した流動媒体を前記流動媒体洗浄手段に送る手段とを備えたことを特徴とする焼却設備又はガス化設備。
  2. 請求項1に記載の焼却設備又はガス化設備において、
    前記流動媒体戻し手段は、前記洗浄した流動媒体を前記流動床炉に前記可燃物を供給する可燃物供給装置に搬送するように構成されることを特徴とする焼却設備又はガス化設備。
  3. 請求項1又は2に記載の焼却設備又はガス化設備において、
    前記流動媒体洗浄手段は、前記流動媒体を攪拌する攪拌手段を具備し、該流動媒体を攪拌しながら水洗浄するように構成されていることを特徴とする焼却設備又はガス化設備。
  4. 請求項1乃至3のいずれか1項に記載の焼却設備又はガス化設備において、
    前記流動媒体洗浄手段は、前記流動媒体を空気により攪拌する攪拌手段を具備し、該流動媒体を攪拌しながら水洗浄するように構成されていることを特徴とする焼却設備又はガス化設備。
  5. 請求項1乃至4のいずれか1項に記載の焼却設備又はガス化設備において、
    前記流動媒体洗浄手段は、前記洗浄水を循環させる洗浄水循環手段を具備し、洗浄水を循環させながら流動媒体を水洗浄するように構成されていることを特徴とする焼却設備又はガス化設備。
  6. 請求項1乃至5のいずれか1項に記載の焼却設備又はガス化設備において、
    前記流動媒体抜き出し手段により抜き出す流動媒体の量及び前記流動媒体戻し手段により戻す流動媒体の量を制御し、前記流動床焼却炉又は流動床ガス化炉の炉床温度を制御する炉床温度制御手段を設けたことを特徴とする焼却設備又はガス化設備。
  7. 可燃物を焼却する流動床炉を備えた焼却設備又はガス化する流動床炉を備えた焼却設備又はガス化設備の運転方法において、
    流動媒体を前記流動床炉内から抜き出す流動媒体抜き出し手段と、
    前記流動床炉の塩濃度を監視する塩濃度監視手段と、
    前記抜き出した流動媒体を監視する撮像手段と、
    前記抜き出した流動媒体を水で洗浄する流動媒体洗浄手段と、
    前記洗浄した流動媒体を前記流動床炉に戻す流動媒体戻し手段とを備え、
    前記塩濃度監視手段は、前記撮像手段によって撮像された流動媒体の塊の大きさ及び/又は量に基づいて塩濃度の高低を推測する手段であり、塩濃度が高いと判断された場合、前記流動媒体抜き出し手段で抜き出した流動媒体を前記流動媒体洗浄手段に送り、洗浄した流動媒体を前記流動媒体戻し手段により前記流動床炉に戻すことを特徴とする焼却設備又はガス化設備の運転方法。
  8. 請求項7に記載の焼却設備又はガス化設備の運転方法において、
    前記洗浄した流動媒体を前記可燃物供給装置により搬送し前記流動床炉に投入することを特徴とする焼却設備又はガス化設備の運転方法。
  9. 請求項7又は8に記載の焼却設備又はガス化設備の運転方法において、
    前記流動媒体を水で洗浄する際、機械的に該流動媒体の攪拌を行うことを特徴とする焼却設備又はガス化設備の運転方法。
  10. 請求項7乃至9のいずれか1項に記載の焼却設備又はガス化設備の運転方法において、
    前記流動媒体を水で洗浄する際、空気により該流動媒体の攪拌を行うことを特徴とする 焼却設備又はガス化設備の運転方法。
  11. 請求項7乃至10のいずれか1項に記載の焼却設備又はガス化設備の運転方法において、
    前記流動媒体を水で洗浄する際、洗浄水を循環させて該流動媒体を洗浄することを特徴とする焼却設備又はガス化設備の運転方法。
  12. 請求項7乃至11のいずれか1項に記載の焼却設備又はガス化設備の運転方法において、
    前記流動媒体の抜き出し量及び洗浄した流動媒体の投入量によって炉床温度の制御を行うことを特徴とする焼却設備又はガス化設備の運転方法。
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