JP2002089818A - ガス化炉シール方法及び該方法を用いる可燃物供給装置 - Google Patents
ガス化炉シール方法及び該方法を用いる可燃物供給装置Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 二重ダンパの上段ダンパのシールを向上し、
ガス化炉への漏れ込み空気を最小必要量に抑制する。 【解決手段】 給塵機26より可燃物供給シュート22を経
由して可燃物を供給する工程と、可燃物供給シート22に
内設した二重ダンパ7により供給空気を制御する工程
と、供給空気と可燃物とをガス化炉8に供給し低空気比
で部分燃焼する工程とよりなり、ガス化炉8で熱分解ガ
スと未燃チャーとを生成するとともに溶融炉9で高温燃
焼し、溶融炉9の排ガスを二次燃焼室10で完全燃焼する
ガス化溶融システムのガス化炉シール方法であって、可
燃物を供給する工程は、二重ダンパ7の開閉に連動して
給塵機26の可燃物供給量を制御する。
ガス化炉への漏れ込み空気を最小必要量に抑制する。 【解決手段】 給塵機26より可燃物供給シュート22を経
由して可燃物を供給する工程と、可燃物供給シート22に
内設した二重ダンパ7により供給空気を制御する工程
と、供給空気と可燃物とをガス化炉8に供給し低空気比
で部分燃焼する工程とよりなり、ガス化炉8で熱分解ガ
スと未燃チャーとを生成するとともに溶融炉9で高温燃
焼し、溶融炉9の排ガスを二次燃焼室10で完全燃焼する
ガス化溶融システムのガス化炉シール方法であって、可
燃物を供給する工程は、二重ダンパ7の開閉に連動して
給塵機26の可燃物供給量を制御する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、都市ごみや産業廃
棄物などの可燃性廃棄物であるごみ（可燃物）を処理す
るガス化溶融システムに係り、特にガス化炉への漏れ込
み空気量（供給空気量）を縮減するガス化炉シール方法
及び該方法を用いる可燃物供給装置に関する。
棄物などの可燃性廃棄物であるごみ（可燃物）を処理す
るガス化溶融システムに係り、特にガス化炉への漏れ込
み空気量（供給空気量）を縮減するガス化炉シール方法
及び該方法を用いる可燃物供給装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】近年、ごみの減容と、燃焼排ガス中に含
まれるダイオキシン類の低減と、灰の減容や無害化とを
同時に処理できる次世代型のガス化溶融システムが脚光
を浴びている。このガス化溶融システムでは、ガス化炉
におけるごみの部分燃焼を極力少なくして排ガス量を少
なくし、溶融炉への入熱量を多くして高温維持を図るた
め、ガス化炉を低空気比で運転する必要がある。従って
ガス化炉内へは流動層の最小必要限の流動空気のみを吹
き込み、流動に供さないごみ供給系からの空気漏れ込み
量は従来のガス化炉より厳しく制限する必要がある。す
なわち都市ごみなどを約600℃と比較的低温で部分燃焼
し、発生した熱分解ガス及び未燃チャーを溶融炉で1300
℃以上の高温で燃焼し、含有する灰分を溶融して無害化
するシステムである。従来技術による流動床式のガス化
溶融システムの系統図を図4に示す。
まれるダイオキシン類の低減と、灰の減容や無害化とを
同時に処理できる次世代型のガス化溶融システムが脚光
を浴びている。このガス化溶融システムでは、ガス化炉
におけるごみの部分燃焼を極力少なくして排ガス量を少
なくし、溶融炉への入熱量を多くして高温維持を図るた
め、ガス化炉を低空気比で運転する必要がある。従って
ガス化炉内へは流動層の最小必要限の流動空気のみを吹
き込み、流動に供さないごみ供給系からの空気漏れ込み
量は従来のガス化炉より厳しく制限する必要がある。す
なわち都市ごみなどを約600℃と比較的低温で部分燃焼
し、発生した熱分解ガス及び未燃チャーを溶融炉で1300
℃以上の高温で燃焼し、含有する灰分を溶融して無害化
するシステムである。従来技術による流動床式のガス化
溶融システムの系統図を図4に示す。
【０００３】ごみをピットよりクレーン（図示しない）
により断続的に破砕機1に投入し、約150mm以下に破砕し
てホッパを備えた乾燥機定量供給機2に供給する。そし
てごみを乾燥機3に供給し、熱風炉4からの約300℃の熱
風及び乾燥機用誘引通風機18からの熱風によりごみの水
分を約30％以下に乾燥し、供給コンベヤ5で給塵機6へ供
給する。給塵機6では負圧下で運転されるガス化炉8への
ごみ供給量が一定量になるように調整し、連続的にシュ
ート22及び二重ダンパ7を経てガス化炉8へ供給する。二
重ダンパ7はガス化炉8への空気の漏れ込み量を少なくす
るため、同時に開とならないように制御装置19で制御す
るようになっている。
により断続的に破砕機1に投入し、約150mm以下に破砕し
てホッパを備えた乾燥機定量供給機2に供給する。そし
てごみを乾燥機3に供給し、熱風炉4からの約300℃の熱
風及び乾燥機用誘引通風機18からの熱風によりごみの水
分を約30％以下に乾燥し、供給コンベヤ5で給塵機6へ供
給する。給塵機6では負圧下で運転されるガス化炉8への
ごみ供給量が一定量になるように調整し、連続的にシュ
ート22及び二重ダンパ7を経てガス化炉8へ供給する。二
重ダンパ7はガス化炉8への空気の漏れ込み量を少なくす
るため、同時に開とならないように制御装置19で制御す
るようになっている。
【０００４】すなわち上段ダンパ閉の後に下段ダンパを
開としてごみをガス化炉8へ供給し、下段ダンパ閉の後
に上段ダンパを開とし、この操作を繰り返す。ガス化炉
8に供給したごみは、風道43，44に接続する散気管20を
通して流動層40の下部に供給された流動空気により部分
燃焼し、H2、CO及びCH4などの可燃性ガス及び固体の未
燃チャーを生成する。ここで供給する流動空気量は流動
層40の形成維持に必要な最低量とし、なおかつ流動層温
度を約600℃に維持しごみ量を部分燃焼させるのに必要
な量とする。
開としてごみをガス化炉8へ供給し、下段ダンパ閉の後
に上段ダンパを開とし、この操作を繰り返す。ガス化炉
8に供給したごみは、風道43，44に接続する散気管20を
通して流動層40の下部に供給された流動空気により部分
燃焼し、H2、CO及びCH4などの可燃性ガス及び固体の未
燃チャーを生成する。ここで供給する流動空気量は流動
層40の形成維持に必要な最低量とし、なおかつ流動層温
度を約600℃に維持しごみ量を部分燃焼させるのに必要
な量とする。
【０００５】この流動空気量はごみの完全燃焼に必要な
理論空気量の0.2〜0.3倍であり、ガス化炉の流動層温度
により制御する。すなわち流動層温度が低下傾向時には
流動空気量を増加して部分燃焼量を多くし、流動層温度
を規定値まで上昇する。流動層温度が上昇傾向の時は逆
に流動空気を減少させて部分燃焼量を少なくし、流動層
温度を規定値まで低下させる。
理論空気量の0.2〜0.3倍であり、ガス化炉の流動層温度
により制御する。すなわち流動層温度が低下傾向時には
流動空気量を増加して部分燃焼量を多くし、流動層温度
を規定値まで上昇する。流動層温度が上昇傾向の時は逆
に流動空気を減少させて部分燃焼量を少なくし、流動層
温度を規定値まで低下させる。
【０００６】そして生成した可燃性ガスと未燃チャーと
は煙道31を通して溶融炉9に導入され、空気により高温
燃焼して含有する灰分を溶融し無害な溶融スラグとして
スラグコンベヤ21により系外に排出される。また高温ガ
ス中のダイオキシンは1300℃の高温により熱分解され、
高温ガスは二次燃焼室10で完全燃焼される。排ガスは、
煙道32を経てNO.1空気予熱器12に至り、NO.1空気予熱器
12において送風機17で吸引され風道41を経て送風された
空気に熱回収されるとともに、風道42内の空気にNO.2空
気予熱器11で熱回収された後、煙道33を経て減温塔13で
水冷され、煙道34を経てバグフィルター14でダスト、HC
l及びSO2などが除去され、煙道35を経て誘引通風機15に
より煙道36を経て煙突16より排出ガスとして大気に放出
される。
は煙道31を通して溶融炉9に導入され、空気により高温
燃焼して含有する灰分を溶融し無害な溶融スラグとして
スラグコンベヤ21により系外に排出される。また高温ガ
ス中のダイオキシンは1300℃の高温により熱分解され、
高温ガスは二次燃焼室10で完全燃焼される。排ガスは、
煙道32を経てNO.1空気予熱器12に至り、NO.1空気予熱器
12において送風機17で吸引され風道41を経て送風された
空気に熱回収されるとともに、風道42内の空気にNO.2空
気予熱器11で熱回収された後、煙道33を経て減温塔13で
水冷され、煙道34を経てバグフィルター14でダスト、HC
l及びSO2などが除去され、煙道35を経て誘引通風機15に
より煙道36を経て煙突16より排出ガスとして大気に放出
される。
【０００７】ごみはシュート及び二重ダンパを経てガス
化炉の流動層上面に供給される。給塵機からは連続的に
ごみが排出される一方で、二重ダンパは一定時間で開閉
を繰り返す。したがって上段ダンパではごみが連続落下
中でも閉となり、シート面にごみを挟み込むことは避け
られない。この繰返しによりシート面にごみが付着して
圧着堆積し、シール性が悪化する。したがって定期的に
ごみ供給を停止し、シート面に付着したごみを清掃除去
する必要がある。またごみとともに漏れ込み空気がガス
化炉に供給されると溶融炉で高温燃焼すべき可燃性ガス
及び未燃チャーが空塔部で無駄に燃焼して排ガス量が増
大し、溶融炉で必要な入熱量が低下する。温度が溶融温
度以下に低下した場合は、温度を維持するためバーナに
よる助燃を行わなければならなくなる。さらに排ガス量
が増大し後続の誘引通風機及びバグフィルタなどの機器
能力不足に陥るという問題が発生する。
化炉の流動層上面に供給される。給塵機からは連続的に
ごみが排出される一方で、二重ダンパは一定時間で開閉
を繰り返す。したがって上段ダンパではごみが連続落下
中でも閉となり、シート面にごみを挟み込むことは避け
られない。この繰返しによりシート面にごみが付着して
圧着堆積し、シール性が悪化する。したがって定期的に
ごみ供給を停止し、シート面に付着したごみを清掃除去
する必要がある。またごみとともに漏れ込み空気がガス
化炉に供給されると溶融炉で高温燃焼すべき可燃性ガス
及び未燃チャーが空塔部で無駄に燃焼して排ガス量が増
大し、溶融炉で必要な入熱量が低下する。温度が溶融温
度以下に低下した場合は、温度を維持するためバーナに
よる助燃を行わなければならなくなる。さらに排ガス量
が増大し後続の誘引通風機及びバグフィルタなどの機器
能力不足に陥るという問題が発生する。
【０００８】
【発明が解決しようとする課題】従来のガス化炉シール
方法にあっては、ごみは給塵機から連続的に排出される
一方で、二重ダンパは一定時間で開閉を繰り返す。した
がって上段ダンパではごみが連続落下中でも閉となり、
シート面にごみを挟み込むことは避けられない。この繰
返しによりシート面にごみが付着して圧着堆積し、シー
ル性が悪化する問題があった。またごみとともに漏れ込
み空気がガス化炉に供給されると溶融炉で高温燃焼すべ
き可燃性ガス及び未燃チャーが空塔部で無駄に燃焼して
排ガス量が増大し、溶融炉で必要な入熱量が低下する問
題があった。
方法にあっては、ごみは給塵機から連続的に排出される
一方で、二重ダンパは一定時間で開閉を繰り返す。した
がって上段ダンパではごみが連続落下中でも閉となり、
シート面にごみを挟み込むことは避けられない。この繰
返しによりシート面にごみが付着して圧着堆積し、シー
ル性が悪化する問題があった。またごみとともに漏れ込
み空気がガス化炉に供給されると溶融炉で高温燃焼すべ
き可燃性ガス及び未燃チャーが空塔部で無駄に燃焼して
排ガス量が増大し、溶融炉で必要な入熱量が低下する問
題があった。
【０００９】本発明の課題は、上段ダンパのシール性の
悪化を防止し、ガス化炉への漏れ込み空気を最小必要量
に抑制することのできるガス化炉シール方法及び該方法
を用いる可燃物供給装置を提供することにある。
悪化を防止し、ガス化炉への漏れ込み空気を最小必要量
に抑制することのできるガス化炉シール方法及び該方法
を用いる可燃物供給装置を提供することにある。
【００１０】
【課題を解決するための手段】前記の課題を達成するた
め、本発明に係るガス化炉シール方法は、給塵機より可
燃物供給シュートを経由して可燃物をガス化炉へ供給す
る工程と、可燃物供給シュートに内設した二重ダンパに
よりガス化炉へ供給する供給空気を制御する工程と、供
給空気と可燃物とをガス化炉に供給し低空気比で部分燃
焼する工程とよりなり、ガス化炉で熱分解ガスと未燃チ
ャーとを生成するとともに溶融炉で高温燃焼し、溶融炉
の排ガスを二次燃焼室で完全燃焼するガス化溶融システ
ムのガス化炉シール方法において、可燃物を供給する工
程は、二重ダンパの開閉に連動して給塵機の可燃物供給
量を制御する構成とする。
め、本発明に係るガス化炉シール方法は、給塵機より可
燃物供給シュートを経由して可燃物をガス化炉へ供給す
る工程と、可燃物供給シュートに内設した二重ダンパに
よりガス化炉へ供給する供給空気を制御する工程と、供
給空気と可燃物とをガス化炉に供給し低空気比で部分燃
焼する工程とよりなり、ガス化炉で熱分解ガスと未燃チ
ャーとを生成するとともに溶融炉で高温燃焼し、溶融炉
の排ガスを二次燃焼室で完全燃焼するガス化溶融システ
ムのガス化炉シール方法において、可燃物を供給する工
程は、二重ダンパの開閉に連動して給塵機の可燃物供給
量を制御する構成とする。
【００１１】そして供給空気を制御する工程は、二重ダ
ンパの開閉と連動して二重ダンパのシート面にパルスガ
スを吹き付けるとともに、パルスガスを二次燃焼室へ排
気する構成でもよく、また供給空気を制御する工程は、
給塵機に、二重ダンパの開閉信号に応じて回転数を変化
可能なスクリュー式給塵機を用い、二重ダンパの上段ダ
ンパが閉の後にスクリュー式給塵機を運転して可燃物を
供給し、上段ダンパが開または閉直前にスクリュー式給
塵機を停止するとともに、少なくとも上段ダンパのシー
ト面にパルスガスを吹き付ける構成でもよく、さらにパ
ルスガスは、空気、不燃性ガス、排出ガス又は砂を含む
ガスである構成でもよい。
ンパの開閉と連動して二重ダンパのシート面にパルスガ
スを吹き付けるとともに、パルスガスを二次燃焼室へ排
気する構成でもよく、また供給空気を制御する工程は、
給塵機に、二重ダンパの開閉信号に応じて回転数を変化
可能なスクリュー式給塵機を用い、二重ダンパの上段ダ
ンパが閉の後にスクリュー式給塵機を運転して可燃物を
供給し、上段ダンパが開または閉直前にスクリュー式給
塵機を停止するとともに、少なくとも上段ダンパのシー
ト面にパルスガスを吹き付ける構成でもよく、さらにパ
ルスガスは、空気、不燃性ガス、排出ガス又は砂を含む
ガスである構成でもよい。
【００１２】そして可燃物供給装置にあっては、前記い
ずれか一つのガス化炉シール方法を用い、パルスガス供
給手段と、パルスガス排気手段とを具備した構成とし、
また二重ダンパの開閉信号に応じてスクリュー式給塵機
の回転数を変化し可燃物供給量を制御する手段を備えた
構成でもよい。
ずれか一つのガス化炉シール方法を用い、パルスガス供
給手段と、パルスガス排気手段とを具備した構成とし、
また二重ダンパの開閉信号に応じてスクリュー式給塵機
の回転数を変化し可燃物供給量を制御する手段を備えた
構成でもよい。
【００１３】さらにガス化溶融システムにあっては、前
記いずれか一つの可燃物供給装置を備えてなる構成とす
る。
記いずれか一つの可燃物供給装置を備えてなる構成とす
る。
【００１４】
【発明の実施の形態】最初に図1及び図2を参照しながら
ガス化溶融システムの構造を説明する。可燃物（ごみ）
をピットよりクレーン（図示しない）により断続的に破
砕機1に投入し、約150mm以下に破砕してホッパを備えた
乾燥機定量供給機2に供給する。この乾燥機定量供給機2
はスクリュー式を採用することができ、スクリューの回
転数を変化させてごみ排出量の調整が可能である。そし
てごみを乾燥機3に供給し、熱風炉4からの熱風及び乾燥
機用誘引通風機18からの熱風によりごみの水分を約30％
以下に乾燥し、供給コンベヤ5で給塵機26へ供給する。
給塵機6では負圧下で運転されるガス化炉8へのごみ供給
量が一定量になるように調整し、連続的にシュート22及
び二重ダンパ7を経てガス化炉8へ供給する。二重ダンパ
7はガス化炉8への空気の漏れ込み量を少なくするため、
同時に開とならないように制御装置19で制御するように
なっており、上段ダンパ7-1閉の後に下段ダンパ7-2を開
としてごみをガス化炉8へ供給し、下段ダンパ7-2閉の後
に上段ダンパ7-1を開とし、この操作を繰り返すように
なっている。
ガス化溶融システムの構造を説明する。可燃物（ごみ）
をピットよりクレーン（図示しない）により断続的に破
砕機1に投入し、約150mm以下に破砕してホッパを備えた
乾燥機定量供給機2に供給する。この乾燥機定量供給機2
はスクリュー式を採用することができ、スクリューの回
転数を変化させてごみ排出量の調整が可能である。そし
てごみを乾燥機3に供給し、熱風炉4からの熱風及び乾燥
機用誘引通風機18からの熱風によりごみの水分を約30％
以下に乾燥し、供給コンベヤ5で給塵機26へ供給する。
給塵機6では負圧下で運転されるガス化炉8へのごみ供給
量が一定量になるように調整し、連続的にシュート22及
び二重ダンパ7を経てガス化炉8へ供給する。二重ダンパ
7はガス化炉8への空気の漏れ込み量を少なくするため、
同時に開とならないように制御装置19で制御するように
なっており、上段ダンパ7-1閉の後に下段ダンパ7-2を開
としてごみをガス化炉8へ供給し、下段ダンパ7-2閉の後
に上段ダンパ7-1を開とし、この操作を繰り返すように
なっている。
【００１５】本発明の一実施の形態としてガス化炉シー
ル方法を図1を参照しながら説明する。図1に示すように
可燃物（ごみ）1を定量供給機2へ乾燥機3へ送給する工
程と、送給された可燃物1を乾燥機3で熱風炉4からの熱
風により乾燥する工程と、可燃物1を乾燥機用誘因通風
機18からの高温空気とともに供給コンベア5を経由して
給塵機6へ送給する工程と、給塵機6より可燃物供給シュ
ート22を経由して可燃物1をガス化炉8へ供給する工程
と、可燃物供給シート22に内設した二重ダンパ7を制御
装置19により制御してガス化炉8への供給空気を制御す
る工程と、供給空気と可燃物1とをガス化炉8に供給し風
道44を経由して送給されたの高温空気により低空気比で
部分燃焼する工程とよりなり、ガス化炉8で熱分解ガス
と未燃チャーとを生成するとともに煙道31を経由して溶
融炉9で高温燃焼し、溶融炉9の排ガスを二次燃焼室10で
完全燃焼するガス化溶融システムのガス化炉シール方法
であって、可燃物を供給する工程は、二重ダンパ7の上
段，下段ダンパ7-1，7-2の開閉に連動して給塵機6の可
燃物供給量を制御する構成である。そして供給空気を制
御装置19により制御する工程は、二重ダンパ7の開閉と
連動して二重ダンパ7のシート面にパルスガス供給手段4
2を経由してパルスガス41を吹き付けるとともに、パル
スガス41をパルスガス排気手段43を経由して二次燃焼室
10へ排気する構成でもよい。
ル方法を図1を参照しながら説明する。図1に示すように
可燃物（ごみ）1を定量供給機2へ乾燥機3へ送給する工
程と、送給された可燃物1を乾燥機3で熱風炉4からの熱
風により乾燥する工程と、可燃物1を乾燥機用誘因通風
機18からの高温空気とともに供給コンベア5を経由して
給塵機6へ送給する工程と、給塵機6より可燃物供給シュ
ート22を経由して可燃物1をガス化炉8へ供給する工程
と、可燃物供給シート22に内設した二重ダンパ7を制御
装置19により制御してガス化炉8への供給空気を制御す
る工程と、供給空気と可燃物1とをガス化炉8に供給し風
道44を経由して送給されたの高温空気により低空気比で
部分燃焼する工程とよりなり、ガス化炉8で熱分解ガス
と未燃チャーとを生成するとともに煙道31を経由して溶
融炉9で高温燃焼し、溶融炉9の排ガスを二次燃焼室10で
完全燃焼するガス化溶融システムのガス化炉シール方法
であって、可燃物を供給する工程は、二重ダンパ7の上
段，下段ダンパ7-1，7-2の開閉に連動して給塵機6の可
燃物供給量を制御する構成である。そして供給空気を制
御装置19により制御する工程は、二重ダンパ7の開閉と
連動して二重ダンパ7のシート面にパルスガス供給手段4
2を経由してパルスガス41を吹き付けるとともに、パル
スガス41をパルスガス排気手段43を経由して二次燃焼室
10へ排気する構成でもよい。
【００１６】また図2及び図3に示すように、供給空気を
制御する工程は、給塵機6に、二重ダンパ7の開閉信号に
応じて回転数を変化可能なスクリュー式給塵機26を用
い、二重ダンパ7の上段ダンパ7-1が閉の後にスクリュー
式給塵機26を運転して可燃物を供給し、上段ダンパ7-が
開または閉直前にスクリュー式給塵機26を停止するとと
もに、少なくとも上段ダンパ7-1のシート面にパルスガ
ス41を吹き付ける構成でもよく、さらにパルスガス41
は、空気、不燃性ガス、煙突16からの排出ガス又は砂を
含むガスである構成でもよい。
制御する工程は、給塵機6に、二重ダンパ7の開閉信号に
応じて回転数を変化可能なスクリュー式給塵機26を用
い、二重ダンパ7の上段ダンパ7-1が閉の後にスクリュー
式給塵機26を運転して可燃物を供給し、上段ダンパ7-が
開または閉直前にスクリュー式給塵機26を停止するとと
もに、少なくとも上段ダンパ7-1のシート面にパルスガ
ス41を吹き付ける構成でもよく、さらにパルスガス41
は、空気、不燃性ガス、煙突16からの排出ガス又は砂を
含むガスである構成でもよい。
【００１７】すなわち、ごみをピットからクレーンによ
り断続的に破砕機1に投入し、約150mm以下に破砕し、乾
燥機定量供給機2に供給する。乾燥機3では熱風炉4から
の約300℃の熱風によりごみの水分を約30％以下に乾燥
し、スクリュー式給塵機26に連続供給する。スクリュー
式給塵機26では回転数によりガス化炉8へのごみ供給量
を一定量に調整し、連続的に可燃物供給シュート22及び
二重ダンパ7を経て供給する。二重ダンパ7はガス化炉8
の空気の漏れ込み量を少なくするため、同時に開となら
ないように制御装置19で開閉制御する。つまり上段ダン
パ7-1閉の後に下段ダンパ7-2を開とし、下段ダンパ7-2
閉の後に上段ダンパ7-1を開とする。スクリュー式給塵
機26は二重ダンパ7の開閉信号に連動しON・OFF制御され
る。
り断続的に破砕機1に投入し、約150mm以下に破砕し、乾
燥機定量供給機2に供給する。乾燥機3では熱風炉4から
の約300℃の熱風によりごみの水分を約30％以下に乾燥
し、スクリュー式給塵機26に連続供給する。スクリュー
式給塵機26では回転数によりガス化炉8へのごみ供給量
を一定量に調整し、連続的に可燃物供給シュート22及び
二重ダンパ7を経て供給する。二重ダンパ7はガス化炉8
の空気の漏れ込み量を少なくするため、同時に開となら
ないように制御装置19で開閉制御する。つまり上段ダン
パ7-1閉の後に下段ダンパ7-2を開とし、下段ダンパ7-2
閉の後に上段ダンパ7-1を開とする。スクリュー式給塵
機26は二重ダンパ7の開閉信号に連動しON・OFF制御され
る。
【００１８】そして上段ダンパ7-1が閉の後にスクリュ
ー式給塵機26を運転してごみを排出し、上段ダンパ7-1
が開又は閉直前にあっては停止しごみを排出させない。
こうすることによりスクリュー式給塵機26からのごみの
排出がゼロとなる時間が確保でき、この時間に上段ダン
パ7-1を閉とすることによりシート面にごみが挟み込
み、シート面にごみが付着堆積してシート性を悪化させ
ガス化炉8に漏れ込み空気を増大させるのを防止でき
る。さらにごみが落下した後の閉直前に上段ダンパ7-1
のシート面の清掃用ノズルV1，V2よりパルスエヤ41を噴
射し、シート面へのごみ付着を防止する。同時に上段ダ
ンパ7-1と、下段ダンパ7-2との間に設けた脱圧弁V3を開
とし、ガス化炉方向に流れるパルスエヤを二次燃焼室に
逃がし漏れ込み空気を防止する。なお下段ダンパについ
ては基本的には上段ダンパからのごみ落下終了後に閉と
なるように制御するため、シート面にごみを挟むことは
ない。したがってバルスエヤは必要ではないが、連続運
転性を高めるため定期的な清掃用に設置することが望ま
しい。
ー式給塵機26を運転してごみを排出し、上段ダンパ7-1
が開又は閉直前にあっては停止しごみを排出させない。
こうすることによりスクリュー式給塵機26からのごみの
排出がゼロとなる時間が確保でき、この時間に上段ダン
パ7-1を閉とすることによりシート面にごみが挟み込
み、シート面にごみが付着堆積してシート性を悪化させ
ガス化炉8に漏れ込み空気を増大させるのを防止でき
る。さらにごみが落下した後の閉直前に上段ダンパ7-1
のシート面の清掃用ノズルV1，V2よりパルスエヤ41を噴
射し、シート面へのごみ付着を防止する。同時に上段ダ
ンパ7-1と、下段ダンパ7-2との間に設けた脱圧弁V3を開
とし、ガス化炉方向に流れるパルスエヤを二次燃焼室に
逃がし漏れ込み空気を防止する。なお下段ダンパについ
ては基本的には上段ダンパからのごみ落下終了後に閉と
なるように制御するため、シート面にごみを挟むことは
ない。したがってバルスエヤは必要ではないが、連続運
転性を高めるため定期的な清掃用に設置することが望ま
しい。
【００１９】つぎに本実施の形態の作用を説明する。ガ
ス化炉8に供給したごみは、散気管20を通して流動層40
の下部に供給した流動空気で流動層40内で部分燃焼し、
H2、CO、CH4などの可燃性ガス及び固体の未燃チャーを
発生する。ここで供給する流動空気量は流動層40の形成
維持に必要な最低量とし、なおかつガス化炉層温度を約
600℃に維持しごみ量を部分燃焼させるに必要な量とす
る。この流動空気量はごみの完全燃焼に必要な理論空気
量の0.2〜0.3倍となり、ガス化炉層温度により流量制御
するものとする。
ス化炉8に供給したごみは、散気管20を通して流動層40
の下部に供給した流動空気で流動層40内で部分燃焼し、
H2、CO、CH4などの可燃性ガス及び固体の未燃チャーを
発生する。ここで供給する流動空気量は流動層40の形成
維持に必要な最低量とし、なおかつガス化炉層温度を約
600℃に維持しごみ量を部分燃焼させるに必要な量とす
る。この流動空気量はごみの完全燃焼に必要な理論空気
量の0.2〜0.3倍となり、ガス化炉層温度により流量制御
するものとする。
【００２０】そして可燃性ガス及び未燃チャーは煙道を
通して溶融炉9に導入し、空気により高温燃焼し含有す
る灰分を溶融し無害な溶融スラグとしてスラグコンベヤ
21により系外に排出する。高温ガス中のダイオキシンは
1300℃の高熱により熱分解する。高温ガスは二次燃焼室
10で完全燃焼する。排ガスは送風機17により送給された
空気にNO.2空気予熱器11及びNO.1空気予熱器12を介して
熱回収された後、減温塔13で水冷され、バグフィルター
14でダスト、HCl、SO2などが除去され、誘引通風機15及
び煙突16を経て大気に放出される。
通して溶融炉9に導入し、空気により高温燃焼し含有す
る灰分を溶融し無害な溶融スラグとしてスラグコンベヤ
21により系外に排出する。高温ガス中のダイオキシンは
1300℃の高熱により熱分解する。高温ガスは二次燃焼室
10で完全燃焼する。排ガスは送風機17により送給された
空気にNO.2空気予熱器11及びNO.1空気予熱器12を介して
熱回収された後、減温塔13で水冷され、バグフィルター
14でダスト、HCl、SO2などが除去され、誘引通風機15及
び煙突16を経て大気に放出される。
【００２１】本発明の他の実施の形態として清掃用パル
スエヤとして圧縮空気の代わりにバクフィルター出口の
排ガスを昇圧して用いることも可能である。この場合、
酸素濃度が通常10％程度であるため、パルスガスのガス
化炉への漏れ込みの影響をさらに小さくすることができ
る。
スエヤとして圧縮空気の代わりにバクフィルター出口の
排ガスを昇圧して用いることも可能である。この場合、
酸素濃度が通常10％程度であるため、パルスガスのガス
化炉への漏れ込みの影響をさらに小さくすることができ
る。
【００２２】また他の実施の形態として清掃用パルスエ
ヤとして圧縮空気の代わりにガス化炉の流動層の流動媒
体（砂）を用いることも可能である。この場合、シート
面の洗浄力はガスの場合より大きく、吹き込みガス量も
少なくできるので、さらにガス化炉への影響は少なくで
きる。
ヤとして圧縮空気の代わりにガス化炉の流動層の流動媒
体（砂）を用いることも可能である。この場合、シート
面の洗浄力はガスの場合より大きく、吹き込みガス量も
少なくできるので、さらにガス化炉への影響は少なくで
きる。
【００２３】さらに他の実施の形態として可燃物供給装
置は、図1に示すように前記のいずれか一つのガス化炉
シール方法を用い、また二重ダンパ7の開閉信号に応じ
てスクリュー式給塵機26の回転数を変化し可燃物供給量
を制御する手段を制御装置19に備えた構成とする。また
パルスガス供給手段42と、パルスガス排気手段43とを具
備した構成でもよい。
置は、図1に示すように前記のいずれか一つのガス化炉
シール方法を用い、また二重ダンパ7の開閉信号に応じ
てスクリュー式給塵機26の回転数を変化し可燃物供給量
を制御する手段を制御装置19に備えた構成とする。また
パルスガス供給手段42と、パルスガス排気手段43とを具
備した構成でもよい。
【００２４】そして他の実施の形態としてガス化溶融シ
ステムは、前記のいずれか一つの可燃物供給装置と、ガ
ス化炉、溶融炉及び二次燃焼炉と排ガス処理系統機器な
どを備えてなる構成である。
ステムは、前記のいずれか一つの可燃物供給装置と、ガ
ス化炉、溶融炉及び二次燃焼炉と排ガス処理系統機器な
どを備えてなる構成である。
【００２５】本発明によれば、二重ダンパのシールが改
善され、ガス化炉への漏れ込み空気が低減したため、空
塔部燃焼が抑制され、連続運転性能が向上するばかりで
なく、溶融炉の入熱量が増加して高温維持が容易とな
る。さらに漏れ込み空気によるガス化炉の熱損失低減、
排ガス量低減によるバグフィルタ、減温塔、などの排ガ
ス処理系統機器の小型化が図られる。
善され、ガス化炉への漏れ込み空気が低減したため、空
塔部燃焼が抑制され、連続運転性能が向上するばかりで
なく、溶融炉の入熱量が増加して高温維持が容易とな
る。さらに漏れ込み空気によるガス化炉の熱損失低減、
排ガス量低減によるバグフィルタ、減温塔、などの排ガ
ス処理系統機器の小型化が図られる。
【００２６】
【発明の効果】本発明によれば、パルスガスの注入によ
り二重ダンパのシールが向上するため、漏れ込み空気に
よるガス化炉の空塔部燃焼が抑制されとともに、溶融炉
の入熱量が増加して高温維持が容易となる。さらに漏れ
込み空気によるガス化炉の熱損失が低減し、かつ排ガス
量低減による排ガス処理系統機器の小型化が達成される
効果がある。
り二重ダンパのシールが向上するため、漏れ込み空気に
よるガス化炉の空塔部燃焼が抑制されとともに、溶融炉
の入熱量が増加して高温維持が容易となる。さらに漏れ
込み空気によるガス化炉の熱損失が低減し、かつ排ガス
量低減による排ガス処理系統機器の小型化が達成される
効果がある。
【図１】本発明の一実施の形態を示す系統図である。
【図２】図１の可燃物供給装置を示す構成図である。
【図３】図１の二重ダンパを示す構成図である。
【図４】従来の技術を示す系統図である。
１ 破砕機 ２ 定量供給機 ３ 乾燥機 ４ 熱風機 ５ 供給コンベヤ ６ 給塵機 ７ 二重ダンパ ７−１ 上段ダンパ ７−２ 下段ダンパ ８ ガス化炉 ９ 溶融炉 １０ 二次燃焼室 １１ NO．2空気予熱器 １２ NO．1空気予熱器 １４ バグフィルター １５ 誘引通風機 １６ 煙突 １７ 送風機 １８ 乾燥用誘引通風機 １９ 制御装置 ２０ 散気管 ２６ スクリュー式給塵機 ４０ 流動層 ４１ パルスガス ４２ パルスガス供給手段 ４３ パルスガス排気手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 ＦＩ テーマコート゛(参考） Ｃ１０Ｊ 3/00 ＺＡＢ Ｃ１０Ｊ 3/00 ＺＡＢＡ ４Ｇ０６８ Ｆ２３Ｇ 5/00 ＺＡＢ Ｆ２３Ｇ 5/00 ＺＡＢ ４Ｋ０６３ １１５ １１５Ｚ 5/027 ＺＡＢ 5/027 ＺＡＢＢ 5/16 ＺＡＢ 5/16 ＺＡＢＥ 5/44 ＺＡＢ 5/44 ＺＡＢＣ ＺＡＢＢ ＺＡＢＦ // Ｆ２７Ｄ 7/06 Ｆ２７Ｄ 7/06 Ｂ (72)発明者 榎本 博康 広島県呉市宝町６番９号 バブコック日立 株式会社呉事業所内 Ｆターム(参考） 3K061 AA11 AA23 AB02 AB03 AC01 AC19 BA01 BA03 BA06 CA01 CA07 DA05 DA13 DA18 DA19 DB02 DB10 DB16 DB18 DB20 EA01 EB07 EB14 3K062 AA11 AA23 AB02 AB03 AC01 AC19 BA04 CB01 DA08 DA32 DB03 DB05 DB27 DB30 3K065 AA11 AA23 AB02 AB03 AC01 AC19 BA01 BA03 BA06 EA07 EA15 EA23 EA26 EA47 EA48 GA07 GA12 GA22 GA33 GA43 GA46 GA48 GA53 GA55 3K078 AA01 AA03 AA06 BA03 BA21 BA22 BA26 CA02 CA09 CA13 CA21 CA24 4D004 AA46 CA27 CA28 CA29 CA42 CB36 CB42 DA02 DA12 4G068 AA02 AB21 AC01 AD01 AD33 AF01 AF31 4K063 AA13 AA15 BA13 CA01 CA02 DA23
Claims (7)
- 【請求項１】 給塵機より可燃物供給シュートを経由し
て可燃物をガス化炉へ供給する工程と、前記可燃物供給
シュートに内設した二重ダンパにより前記ガス化炉へ供
給する供給空気を制御する工程と、該供給空気と前記可
燃物とを前記ガス化炉に供給し低空気比で部分燃焼する
工程とよりなり、前記ガス化炉で熱分解ガスと未燃チャ
ーとを生成するとともに溶融炉で高温燃焼し、該溶融炉
の排ガスを二次燃焼室で完全燃焼するガス化溶融システ
ムのガス化炉シール方法において、前記可燃物を供給す
る工程は、前記二重ダンパの開閉に連動して前記給塵機
の可燃物供給量を制御することを特徴とするガス化炉シ
ール方法。 - 【請求項２】 請求項１記載のガス化炉シール方法にお
いて、前記供給空気を制御する工程は、前記二重ダンパ
の開閉と連動して該二重ダンパのシート面にパルスガス
を吹き付けるとともに、該パルスガスを二次燃焼室へ排
気することを特徴とするガス化炉シール方法。 - 【請求項３】 請求項１又は２記載のごみガス化炉シー
ル方法において、前記供給空気を制御する工程は、前記
給塵機に、二重ダンパの開閉信号に応じて回転数を変化
可能なスクリュー式給塵機を用い、前記二重ダンパの上
段ダンパが閉の後に前記スクリュー式給塵機を運転して
可燃物を供給し、前記上段ダンパが開または閉直前に前
記スクリュー式給塵機を停止するとともに、少なくとも
前記上段ダンパのシート面にパルスガスを吹き付けるこ
とを特徴とするガス化炉シール方法。 - 【請求項４】 請求項１、２又は３記載のガス化炉シー
ル方法において、前記パルスガスは、空気、不燃性ガ
ス、排出ガス又は砂を含むガスであることを特徴とする
ガス化炉シール方法。 - 【請求項５】 請求項１〜４のいずれか１項記載のガス
化炉シール方法を用い、パルスガス供給手段と、パルス
ガス排気手段とを具備したことを特徴とする可燃物供給
装置。 - 【請求項６】 請求項５記載の可燃物供給装置におい
て、二重ダンパの開閉信号に応じてスクリュー式給塵機
の回転数を変化し可燃物供給量を制御する手段を備えた
ことを特徴とする可燃物供給装置。 - 【請求項７】 請求項５又は６記載の可燃物供給装置を
備えてなることを特徴とするガス化溶融システム。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000277428A JP2002089818A (ja) | 2000-09-13 | 2000-09-13 | ガス化炉シール方法及び該方法を用いる可燃物供給装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000277428A JP2002089818A (ja) | 2000-09-13 | 2000-09-13 | ガス化炉シール方法及び該方法を用いる可燃物供給装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2002089818A true JP2002089818A (ja) | 2002-03-27 |
Family
ID=18762759
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2000277428A Pending JP2002089818A (ja) | 2000-09-13 | 2000-09-13 | ガス化炉シール方法及び該方法を用いる可燃物供給装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2002089818A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2010196924A (ja) * | 2009-02-23 | 2010-09-09 | Nippon Steel Engineering Co Ltd | 廃棄物溶融炉の廃棄物装入装置の中間ホッパのパージ方法および廃棄物溶融炉の廃棄物装入装置の中間ホッパ |
| JP2012110882A (ja) * | 2010-11-22 | 2012-06-14 | Th Elema Engineering Co Ltd | 廃棄物の熱分解装置 |
| JP2015197162A (ja) * | 2014-03-31 | 2015-11-09 | Ｊｆｅエンジニアリング株式会社 | ダンパ軸体シール装置及びこれを有する廃棄物を熱処理炉へ落下投入供給するためのシュート |
-
2000
- 2000-09-13 JP JP2000277428A patent/JP2002089818A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2010196924A (ja) * | 2009-02-23 | 2010-09-09 | Nippon Steel Engineering Co Ltd | 廃棄物溶融炉の廃棄物装入装置の中間ホッパのパージ方法および廃棄物溶融炉の廃棄物装入装置の中間ホッパ |
| JP2012110882A (ja) * | 2010-11-22 | 2012-06-14 | Th Elema Engineering Co Ltd | 廃棄物の熱分解装置 |
| JP2015197162A (ja) * | 2014-03-31 | 2015-11-09 | Ｊｆｅエンジニアリング株式会社 | ダンパ軸体シール装置及びこれを有する廃棄物を熱処理炉へ落下投入供給するためのシュート |
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