JPS6217513A - 固体装入物の連続式縦型熱処理装置用スライド・ダンパ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明は、粉状物や塊状物等の固体装入物全可燃性の
ガス雰囲気中で連続的に熱処理する縦型熱処理装置に使
用されるスライド・ダンパに関し。

特に廃タイヤ、廃プラスチック、等の高分子固体廃棄物
を連続的に熱処理して生成する可燃性の気体または液体
全回収する縦型の固体廃棄物熱処理装置に使用されるス
ライド・ダンパに関する。

この種の連続式、縦型熱処理装置、例えば廃タイヤの熱
処理装置においては、廃タイヤの熱分解によりＨ２，Ｃ
ｏ、ＣＨ４，Ｃ，Ｈ４，ｃ、Ｈ。

等の可燃性ガスが発生する。従って、装入量の円滑な調
節の外に空気中の酸素との結合による爆発の危険性をな
くするために、装置内部を外更から遮断すると共に、装
置内部の圧力を大気圧より少し高くシ、装置内部の非光
てん空間をできるだけ少なくする必要がある。

従来技術 廃タイヤの熱処理装置のような固体装入物の連続式縦型
熱処理装置に使用される従来のダンパとしては１例えば
特願昭５１１−１６９３９６．特願昭５１１−１６９３
９７．特開昭５１１！−１１５７７９号１等に開示され
ているものである。これらの刊行物に開示されているス
ライド・ダンパを第１図に模式的に示す。

第１図は、廃タイヤの連続式乾留炉と該乾留炉に使用さ
れるスライド・ダンパの部分縦断面略図であって、炉本
体１０頂部にあって廃タイヤを装入する装入口２と、上
部ホッパ３と、炉本体内部と外気とに遮断−ｆるシール
・ダンパ４と、シール・ダンパの下部に一次置換室９全
形成させる第１ダンパ５と、第１ダンパの下部に二次置
換室１０を形成させる第２ダンパ６と、第２ダンパの下
部に形成される乾留室７と、ガス取出口８とを示す。

第１図に示すように、第１ダンパ５および第２ダンパ６
のような従来のスライド・ダンパは、水平に配置された
左右対称の２枚のスライド・ダンパからなる。

発明が解決しようとする問題点 第１図に示したように、従来のスライド・ダンパ５，６
は左右対称の２枚のダンパが水平方向に移動して炉の中
心部で閉じる構造になっている。

これらのスライド・ダンパは、装置の稼動中、その開閉
動作を極めて多数回〈ジ返すため、スライド面の部分に
装入物の残渣１等の異物が詰り易く、ダンパの開閉動作
が不能となり、場合によっては装置の運転停止事故に至
る恐れがある。

また、特に第２スライド・ダンパ６のように乾留室７に
隣接するダンパは１例えば６００℃以上の高温にさらさ
れて、閉鎖時に２枚のスライド・ダンパは互に比較的大
きな衝撃力を受けるため。

ダンパ材の破損事故の発生確率が高い。

さらに、可燃性ガスの爆発防止の観点から、第１および
第２スライド・ダンパ５．６間の開閉時期の制御が不十
分であった。

本発明は５上記に鑑みてなされたものであり、固体装入
物の連続式縦型熱処理装置において、可燃性ガスの発生
する該装置内部と外気との遮断を確実にし１円滑に作動
させるため、固体装入物残渣等の異物が詰るのを防ぐ手
段を備えたスライド・ダンパを提供することを目的とす
る。

本発明のもう１つの目的は、固体装入物の連続式縦型熱
処理装置において、可燃性ガスの発生する該装置内部と
外気との遮断を確実にし１円滑な作動と共に耐熱性を向
上させるため、異物の詰り防止手段と共に耐熱手段とを
備えたスライド・ダンパを提供することである。

さらに１本発明の目的は、可燃性ガスの発生する装置内
部と外気との遮断を確実にし、該装置の円滑な作動をさ
せるため、異物の詰り防止手段および（または）耐熱手
段を備え、該装置の樅方向少なくとも２ケ所に配置され
、開閉を検知、制御すると共に２ケ所以上において同時
に開口しないダンパ制御手段を備えた固体装入物の連続
式縦型熱処理装置用スライド・ダンパを提供することで
ある。

本発明による固体装入物の連続式熱処理装置用スライド
・ダンパは、固体装入物の連続的熱処理により可燃性ガ
スが発生する装置本体の縦方向少なくとも２ケ所に所定
の間隔を置いてスライド・ダンパを配置し、該スライド
・ダンパに装入物残渣詰り防止手段および（または）耐
熱手段を設け。

且つスライド・ダンパの開閉を検知、制御すると共に２
ケ所以上において同時に開口しないダンパ制御手段を設
けたことｔ特徴とする。

前記装入物残渣詰り防止手段金偏えたスライド・ダンパ
は水平軸に対して所定の傾斜角をもった２等分割ｖ型ス
ライド・ダンパ、または装置内部を単独で閉鎖できる主
ダンパと小ダンパからなる不等分割水平型スライド・ダ
ンパからなる。また。

耐熱手段全備えたスライド・ダンパは装置内部を単独で
閉鎖できる主ダンパと小ダンパからなる不等分割水平型
スライド・ダンパからなる。

作用 本発明による２等分割Ｖ型スライド・ダンパの使用によ
り、装入物残渣の詰りか防止され、且つ装入物の円滑な
投入ができる。

本発明による不等分割水平型スライド・ダンパの使用に
より装入物残渣の詰りか防止されると共に、ダンパの耐
熱性が向上する。

本発明により装置本体の縦方向少なくとも２ケ所に不等
分割水平型および（または）２等分割Ｖ型のスライド・
ダンパを設け、これらのスライド・ダンパにダンパの開
閉を検知、制御すると共に２ケ所以上おいて同時に開口
しない手段を設けることによって、装入量の円滑な制御
と共に可燃性ガスによる爆発の危険が防止される。

実施例 第２図は本発明による各種スライド・ダンパ金模式的に
示す断面図である。第２図の（ａ）に示すスライド・ダ
ンパ２０ａは左右等寸法５水平配置であって１片方のダ
ンパで装置内部を閉鎖できると共に、交互又は数回毎に
一方のダンパを作動させる２等分割水平型スライド・ダ
ンパである。このスライド・ダンパ２０ａは耐久性、耐
熱性の点で優れるけれども、高コストになる欠点がある
。

第２図の（わ）に示すスライド・ダンパ２０ｂＦｉ生ダ
ンパと小ダンパからなり、王ダンパ単独で装置内部を閉
鎖できる不等分割水平型スライド・ダンパである。王ダ
ンパ開時に、小ダンパは必ず数回左右に動かして、すべ
り部分に詰る恐扛のある装入物残渣を除去する動きをす
る。また、この型式のスライド・ダンパ２０ｂは主ダン
パ単独で閉鎖できるので、乾留室のように比較的高温に
なる場所に設置することができる。

第２図（ｃ）に示すスライド・ダンパ２０ｃは、水平軸
に対して所定の傾斜角、例えばθ−５〜６０の傾斜角を
もって配置された２等分割Ｖ型スライド・ダンパである
。この型式のスライド・ダンパ２０ｃは、開閉時に装入
物残渣が容易に落下してスライド部分に残渣の詰る恐れ
がなくなる。また、この■型スライド・ダンパは装入物
全装置下部の中心部へ円滑に投入させることができる。

前記不等分割水平型スライド・ダンパ２０ｂは装入物金
片個に片寄って投入させる傾向にある。

第５図の（Ａ）および（Ｂ）は、前記本発明による各種
のスライド・ダンパを廃タイヤの連続熱処理炉に装着し
た場合の説明図である。第５図（Ａｌに示す廃タイヤの
連続熱処理炉は、炉本体ｌと、炉本体の上部てあって廃
タイヤ全投入する装入口２と、上部ホッパうと、炉本体
内部と外気とに遮断する２等分割Ｖ型スライド・ダンパ
からなるシール・ダンパ２０ｃと、上部ホッパ５の下部
に一次置換室９を画定する２等分割Ｖ型スライド・ダン
パからなる第１ダンパ２０ｃと、第１ダンパの下部に二
次置換室ｉｏｎ画定する２等分割■型スライド・ダンパ
からなる第２ダンパと、該第２ダンパの開閉状態全検知
する検知器と、第２ダンパ２０ｃの下部に画定される乾
留室７と、乾留室７の上部に設けられたガス取出口８か
らなる。

第５図の（Ａ）に示す廃タイヤの連続式縦型熱処理炉と
、企図の（Ｂ）に示すものと唯一の相違は、前者が第２
ダンパ２０ｃとして２等分割Ｖ型スライド・ダンパであ
るのに対して、後者が第２ダンパ２０ｂとして前記第２
図の（ｂ）に示した不等分割水平型スライド・ダンパを
使用していることであり、その外の構成は同一であるの
で詳細な説明は省略する。

第５図全参照して、本発明によるスライド・ダンパの操
作を以下に説明する。

２等分割Ｖ型スライド・ダンパからなるシール・ダンパ
２０ｃ’ｊ（開けて、閉鎖されている２等分割ｖ型スラ
イド・ダンパからなる第１ダンパ２０ｃ上の一次置換室
９に所定量の廃タイヤが装入されたとき、シール・ダン
パ２０ｃｌ閉じる。この状態で、第１ダンパを開けて、
−次置換室９の装入物を全て二次置換室１０に落下させ
て第１ダンパ２０ｃｆ閉じる。次に、乾留室Ｙ内の廃タ
イヤの熱分解が進行して、乾留室７の廃タイヤの体積が
減シ所定のレベル以下になったとき、第２ダンパ２０ｃ
または２０ｂ（（Ｂ）図参照）を開けて二次置換室１０
の装入物を乾留室７へ落下させる。二次置換室ｉｏの装
入物力；全て乾留室７に落下せず、一部残留して第２ダ
ンパ（２０Ｃまたは２０ｂ）の２枚のダンパの間に狭っ
ている場合には、これを検知器１１が検知して、第１ダ
ンパ２０ｃ’ｉ完全に閉鎖した状態で第２ダンパ２０ｃ
または２０ｂの開閉を比較的短時間の周期でくり返させ
、この動作を第２ダンパ２０ｃまたは２０ｂが完全に閉
鎖するまで反復する。このように、検知器１１によって
検出された信号により全ダンパの開閉を制御し、第１お
よび第２ダンパが同時に開口しない構成になっている。

以上、廃タイヤの連続式縦型熱処理炉に関して本発明に
よるスライド・ダンパを説明したが、これらのダンパは
他の種々の装置に利用することができる。例えば、粉状
、塊状またはそれらの混合物を酸化、還元、分解または
精製する装置５等に利用することができる。

発明の効果 装入物残渣等の異物詰り防止手段、耐熱手段。

および開閉の検出並びに制御手段を有するスライド・ダ
ンパを装置本体の縦方向少なくとも２ケ所に設けるよう
にしたため、スライド・ダンパの長期に渡る円滑な作動
、従って装置の安定操業と共に、装置内部と外気との遮
断が研実に維持されて爆発事故の危険が排除される。

【図面の簡単な説明】

第１図は、廃タイヤの熱処理炉に使用された従来のスラ
イド・ダンパの説明図。第２図は本発明による各種スラ
イド・ダンパの説明図。第５図の（Ａ）および（Ｂｌは
廃タイヤの連続式縦型熱処理装置に使用された本発明の
スライド・ダンパの説明図。 オ　１　囚 Ｏ大ｒＸグ （α）、−一 ／ｌ□ 弁　　２　　口

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、固体装入物の連続的熱処理により可燃性ガスが発生
   する連続式縦型熱処理装置本体の縦方向少なくとも２ケ
   所に所定の間隔を置いてスライド・ダンパを配置し、該
   スライド・ダンパに装入物残渣詰り防止手段または耐熱
   手段、またはこれら両方の手段を設け、且つスライド・
   ダンパの開閉を検知、制御すると共に２ケ所以上におい
   て同時に開口しないダンパ制御手段を設けたことを特徴
   とする固体装入物の連続式縦型熱処理装置用スライド・
   ダンパ。 ２、前記装入物残渣詰り防止手段を備えたスライド・ダ
   ンパは、水平軸に対して所定の傾斜角をもつた２等分割
   Ｖ型スライド・ダンパ、または装置内部を単独で閉鎖で
   きる主ダンパと小ダンパからなる不等分割水平型スライ
   ド・ダンパからなることを特徴とする特許請求の範囲第
   １項に記載のスライド・ダンパ。 ３、前記耐熱手段を備えたスライド・ダンパは、装置内
   部を単独で閉鎖できる主ダンパと小ダンパからなる不等
   分割水平型スライド・ダンパからなることを特徴とする
   特許請求の範囲第１項に記載のスライド・ダンパ。