JPH04138529U - 熱分解炉へのごみ供給装置 - Google Patents

熱分解炉へのごみ供給装置

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Publication number
JPH04138529U
JPH04138529U JP4071891U JP4071891U JPH04138529U JP H04138529 U JPH04138529 U JP H04138529U JP 4071891 U JP4071891 U JP 4071891U JP 4071891 U JP4071891 U JP 4071891U JP H04138529 U JPH04138529 U JP H04138529U
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JP
Japan
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chute
pyrolysis furnace
dampers
waste
lower positions
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Pending
Application number
JP4071891U
Other languages
English (en)
Inventor
仁四郎 藤田
喜一 松岡
賢士 保田
利雄 濱
和則 木場
俊彦 安田
完志 太田
直子 平田
Original Assignee
日立造船株式会社
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 熱分解炉に供給されるごみに含まれている水
分および空気を効率的に低減させる。、熱分解炉へごみ
を供給する際、熱分解炉で発生した有害ガスを外部に洩
らさないようにする。 【構成】 ホッパ11と熱分解炉13の間にシュート14を設
ける。異なるレベルにおいてシュート14内を開閉しうる
ように複数の可動ダンパ21〜23を配置する。複数のダン
パ21〜23のうち、少なくともいずれか1つのダンパ21〜
23によってシュート14内が常時閉じられるように複数の
タンパ21〜23を異なるタイミングで作動させる。シュー
ト14内の各ダンパ21〜23上下の少なくともいずれか一方
の位置へそれぞれ過熱水蒸気を供給する。シュート14内
の各ダンパ21〜23上下の少なくともいずれか一方の位置
からそれぞれシュート14内ガスを排気する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、ごみ焼却装置における熱分解炉へのごみ供給装置に関する。
【0002】
【考案が解決しようとする課題】
都市ごみの発熱量は年々増加する傾向にある。これにともない、ごみを単に焼 却するだけでなく、熱分解して高カロリーガスを発生させ、これを有効利用する プロセスの開発が望まれている。
【0003】 熱分解の過程において、高カロリーガスを発生させるには、ごみに含まれてい る水分および空気が少ないことが望ましい。
【0004】 また、熱分解炉へごみを供給する際、熱分解炉で発生した有害ガスが熱分解炉 から洩れれば、環境破壊の問題を引き起こすことになる。
【0005】 この考案の目的は、熱分解炉に供給されるごみに含まれている水分および空気 を効率的に低減させ、しかも、熱分解炉へごみを供給する際、熱分解炉で発生し た有害ガスを外部に洩らすことのない熱分解炉へのごみ供給装置を提供すること にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この考案による熱分解炉へのごみ供給装置は、ホッパと熱分解炉の間に設けら れているシュートと、異なるレベルにおいてシュート内をそれぞれ開閉しうるよ うに配置されている複数の可動ダンパと、複数のダンパのうち、少なくともいず れか1つのタンパによってシュート内が常時いずれかのレベルにおいて閉じられ るように複数のダンパを異なるタイミングで作動させる作動手段と、シュート内 の各ダンパ上下の少なくともいずれか一方の位置へそれぞれ過熱水蒸気を供給す る供給手段と、シュート内の各ダンパ上下の少なくともいずれか一方の位置から それぞれシュート内ガスを排気する排気手段とを備えているものである。
【0007】
【作用】
この考案による熱分解炉へのごみ供給装置には、ホッパと熱分解炉の間に設け られているシュートと、異なるレベルにおいてシュート内をそれぞれ開閉しうる ように配置されている複数の可動ダンパとが備わっているから、ダンパの開閉動 作によりシュート内をごみが順次送られる。
【0008】 また、同装置には、複数のダンパのうち、少なくともいずれか1つのタンパに よってシュート内が常時いずれかのレベルにおいて閉じられるように複数のダン パを異なるタイミングで作動させる作動手段とが備わっているから、シュート内 を自重で落下するごみが少なくともいずれか1つのタンパによって停止されるた め、シュート内をごみが自重で素通りすることがない。
【0009】 さらに、シュート内の各ダンパ上下の少なくともいずれか一方の位置へそれぞ れ過熱水蒸気を供給する供給手段が備わっているから、過熱水蒸気によってシュ ート内を送られるごみが、順次乾燥・脱気される。
【0010】 さらに、シュート内の各ダンパ上下の少なくともいずれか一方の位置からそれ ぞれシュート内ガスを排気する排気手段が備わっているから、シュートに過熱水 蒸気が供給されることと相俟って、シュート内がガスシールされる。
【0011】
【実施例】
この考案の実施例を、図面を参照して、つぎに説明する。
【0012】 図1を参照すると、ホッパ11の下端排出口には取出し装置12が配置され、取出 し装置12を介してホッパ11と熱分解炉13が垂直シュート14で接続されている。シ ュート14には、レベルの異なる3か所に位置する1段目、2段目および3段目の 可動ダンパ21,22,23が設けられている。これらダンパ21,22,23は水平移動自 在で、シュート14内に対し進退自在である。シュート14内における1段目タンパ 21移動経路より上方が乾燥ゾーン24、1段目ダンパ21移動経路と2段目ダンパ22 移動経路間が脱気ゾーン25、2段目ダンパ移動経路22と3段目ダンパ23移動経路 間がシールゾーン26となされている。そして、シュート14内の3つのゾーン24〜 26にそれぞれ連通するように過熱水蒸気供給管27および排気管28が接続されてい る。また、過熱水蒸気供給管27のみが3段目ダンパ23移動経路下方にも接続され ている。排気管28は、焼却炉31に導かれ、その途中には吸引ブロワ32が設けられ ている。
【0013】 3つのダンパ21〜23は、それぞれ異なるタイミングで作動させられる。すなわ ち、1段目ダンパ21が閉ー開ー閉の順に作動し、これの開閉と同じタイミングで 、2段目ダンパ22が開ー閉ー閉の順に作動し、3段目ダンパ23が閉ー閉ー開の順 に作動する。
【0014】 つぎに、図2を参照して、ごみ供給動作を説明する。
【0015】 過熱水蒸気は、焼却炉31のボイラからの蒸気を過熱器に通すことにより得られ たもので、圧力20kg/cm2、温度230℃である。
【0016】 ごみはホッパ11から取出し装置12によって順次一定量ずつ取出されてシュート 14に送られる。シュート14内に送られたごみは、1段目ダンパ21から3段目ダン パ23まで順番に受けられながらシュート14内を移動する。この間に、シュート14 内で過熱水蒸気と接触させられることにより、ごみの乾燥・脱気が行われ、乾燥 ・脱気されたごみは熱分解炉13へ送られる。乾燥・脱気によりシュート14内で発 生したガスは、ブロワ32で吸引されて焼却炉31へ送られる。
【0017】 図3は、シュート14を通過するごみの水分および酸素の含有量の変化を示すも のである。水分および酸素の含有量は、シュート14に投入される前はいずれも4 0%であったが、酸素については、2段目ダンパ22のところでほぼ0%となり、 水分は3段目ダンパ23のところでほぼ10%程度となる。
【0018】 熱分解炉13へ送られたごみは水分が少なく、空気の混入が少ないため、熱分解 炉13の運転が容易であり、発生した熱分解ガス中の不活性ガス(N2 、CO2 ) が少なく、高カロリーのガスが得られる。
【0019】
【考案の効果】
この考案によれば、ダンパの開閉動作によりシュート内をごみが順次送られ、 シュート内を自重で落下するごみが少なくともいずれか1つのタンパによって停 止されるため、シュート内をごみが自重で素通りすることがなく、過熱水蒸気に よってシュート内を送られるごみが、順次乾燥・脱気されるから、熱分解炉から 高カロリーのガスを発生させることができる。
【0020】 さらに、シュートに過熱水蒸気が供給されることと相俟って、シュート内がガ スシールされるから、熱分解炉で発生する有毒ガスを外部に漏らすことがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案装置の配置構成図である。
【図2】この考案装置の作動を示すブロック図である。
【図3】シュート内を通過するごみの水分および酸素の
含有量の変化を示すグラフである。 11 ホッパ 13 熱分解炉 14 シュート 21〜23 ダンパ 27 蒸気供給管 28 排気管
フロントページの続き (72)考案者 濱 利雄 大阪市此花区西九条5丁目3番28号 日立 造船株式会社内 (72)考案者 木場 和則 大阪市此花区西九条5丁目3番28号 日立 造船株式会社内 (72)考案者 安田 俊彦 大阪市此花区西九条5丁目3番28号 日立 造船株式会社内 (72)考案者 太田 完志 大阪市此花区西九条5丁目3番28号 日立 造船株式会社内 (72)考案者 平田 直子 大阪市此花区西九条5丁目3番28号 日立 造船株式会社内

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ホッパ11と熱分解炉13の間に設けられて
    いるシュート14と、異なるレベルにおいてシュート14内
    をそれぞれ開閉しうるように配置されている複数の可動
    ダンパ21〜23と、複数のダンパ21〜23のうち、少なくと
    もいずれか1つのタンパ21〜23によってシュート14内が
    常時いずれかのレベルにおいて閉じられるように複数の
    ダンパ21〜23を異なるタイミングで作動させる作動手段
    と、シュート14内の各ダンパ21〜23上下の少なくともい
    ずれか一方の位置へそれぞれ過熱水蒸気を供給する供給
    手段と、シュート14内の各ダンパ21〜23上下の少なくと
    もいずれか一方の位置からそれぞれシュート14内ガスを
    排気する排気手段と、を備えている、熱分解炉へのごみ
    供給装置。
JP4071891U 1991-05-31 1991-05-31 熱分解炉へのごみ供給装置 Pending JPH04138529U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010196924A (ja) * 2009-02-23 2010-09-09 Nippon Steel Engineering Co Ltd 廃棄物溶融炉の廃棄物装入装置の中間ホッパのパージ方法および廃棄物溶融炉の廃棄物装入装置の中間ホッパ

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