JP2002022127A - ガス化溶融システムの非常用設備 - Google Patents

ガス化溶融システムの非常用設備

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JP2002022127A
JP2002022127A JP2000211572A JP2000211572A JP2002022127A JP 2002022127 A JP2002022127 A JP 2002022127A JP 2000211572 A JP2000211572 A JP 2000211572A JP 2000211572 A JP2000211572 A JP 2000211572A JP 2002022127 A JP2002022127 A JP 2002022127A
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gasification
furnace
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melting
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Naoki Fujiwara
直機 藤原
Manabu Yamamoto
学 山本
Kazuki Kobayashi
和樹 小林
Hiroyasu Enomoto
博康 榎本
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Babcock Hitachi KK
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  • Gasification And Melting Of Waste (AREA)
  • Processing Of Solid Wastes (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ガス化溶融システムプラントがトリップした
場合に、安全にガス化炉内の可燃性ガスを排出するこ
と。 【解決手段】 ガス化炉6と溶融炉9とを備えたガス化
溶融システムにおいて、溶融炉入り口に近い部分の煙道
にトリップ時に自動的に「閉」となる遮断弁34を設置
し、遮断弁34の近傍でガス化炉側にガス化ガスを放出
する放出管を設置するとともに、ガス放出管にトリップ
時には自動的に「開」となる遮断弁35を設置し、ガス
化炉前流側の給じんシュート部に設けたシール機構4の
内部又はシール機構の上流部とごみ供給機2出口との間
に不活性ガスの吹き込み配管39を設けるとともに、余
剰の不活性ガスを排出し不活性ガスの吹き込みによりガ
ス化炉内が正圧にならないようにする余剰不活性ガスの
抜き出し配管40を設けるガス化溶融システムの非常用
設備。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ごみガス化溶融発
電システムの設備の操作性改善、安全性、信頼性向上に
ついての技術、特に非常用設備に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、ごみの減容化とごみ灰の無害化を
同時に実現できるごみのガス化溶融システムが注目され
ている。従来技術による流動床式ごみガス化溶融システ
ムの系統を図5に示す。ごみは図示していない貯蔵ピッ
トから、給じんホッパ1に投入され、定量供給機2によ
り、所定量のごみが配管3、シール機構4を経由して、
ガス化炉6に供給される。
【0003】ガス化炉6に供給されたごみは、配管7を
通じて流動層8に供給された空気と部分酸化反応し、C
O、水素などの可燃性のガス、固体のチャー及び少量の
タールが生成する。未燃分及び灰を含む固体のチャーは
流動層8内の流動媒体(通常は砂)の激しい混合攪拌作
用により粉化し、生成ガス及びタールと共に煙道27を
通じて、溶融炉9に送られ、配管10を通じて供給され
た空気中の酸素と反応、燃焼し固体中の灰分は溶融し、
排出管11を通じて無害なスラグとして排出される。溶
融炉9からの高温燃焼ガスは煙道12を通じて、熱回収
部13、エアヒータ14を通じて冷却され、集じん器1
5により清浄な排ガスとなり誘因送風機16、煙突17
を通じて排気される。
【0004】ガス化炉6の炉内圧力は圧力検出器24で
監視し、制御器33で常に−10〜−50mmHOの
負圧になるように誘引送風機入り口のダンパー18の開
度調整により自動制御されている。
【0005】落雷などの原因により、全停電が生じた場
合、この従来システムは、全ての機器が停止し、COを
十数%も含むガス化炉6内の可燃性ガスは、煙突効果に
より徐々に煙突17を通じて大気に放出される。ごみの
ガス化溶融炉は、石炭のガス化とは異なり、通常の焼却
炉と同様、−10〜−50mmAq程度の負圧で運転す
るため、正常な運転時には、炉内から炉外への可燃性ガ
スの漏れ出しは考えられないが、炉自体は高圧で運転す
る石炭ガス化炉と比較すればシール性(密閉度)は低
い。
【0006】従って、全機器が停止(以下、トリップと
称する)した時、ガス化炉6内のガスが煙突効果により
少しずつ排出され、その排出分の容積を埋め合わせるた
め、シール性が低いごみの供給シュート5の部分及び流
動層下部の層内媒体排出機20の部分から大気がガス化
炉6内に侵入してくる。流動層下部より流動層8内に侵
入してきた大気は流動層8内に残留している未反応のご
みと反応(燃焼)し、不活性な燃焼ガスとなって炉内の
可燃性ガスを押し出す。しかし、供給シュート5から侵
入してきた大気は炉内の可燃性ガスと直接、接触する。
トリップ後、間も無い内は、炉内が高温のため直ちに炉
内ガスと反応(燃焼)し不活性な燃焼ガスとなるが、ト
リップ後、時間の経過と共に炉内が冷却されると、酸素
を含む大気と炉内の可燃性ガスが未反応のまま混合し爆
発性の混合気体が形成される。
【0007】流動層下部の層内媒体排出機から侵入して
くる大気にしても、層内の残留可燃分が燃焼し尽くして
しまえば、やはり炉内の可燃性ガスと爆発性の混合気体
を形成する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】全停電などでプラント
がトリップした場合、従来技術では、ごみの供給シュー
ト及び流動層下部の層内媒体抜き出し部から炉内に侵入
した大気と炉内の可燃性ガスが、爆発性の混合気体を形
成する、という解決すべき課題がある。本発明の目的は
前記課題を解決するための具体的な非常用設備を提供す
ることにる。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、本発明は主として次のような構成を採用する。
【0010】廃棄物又は化石燃料のガス化炉と、前記ガ
ス化炉で発生したダストを含む可燃性ガスを燃焼させる
溶融炉と、を備えたガス化溶融システムにおいて、前記
ガス化炉と溶融炉を接続する煙道であって溶融炉入り口
に近い部分の煙道にトリップ時に自動的に「閉」となる
遮断弁を設置し、前記遮断弁の近傍でガス化炉側にガス
化ガスを放出する放出管を設置するとともに、前記放出
管を非常用電源で作動するフレアスタックに接続し前記
ガス放出管にトリップ時には自動的に「開」となる遮断
弁を設置し、前記ガス化炉前流側の給じんシュート部に
設けたシール機構の内部又はシール機構の上流部とごみ
供給機出口との間に不活性ガスの吹き込み配管を設ける
とともに、余剰の不活性ガスを排出し前記不活性ガスの
吹き込みによりガス化炉内が正圧にならないようにする
余剰不活性ガスの抜き出し配管を設けるガス化溶融シス
テムの非常用設備。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明の実施形態に係るガス化溶
融システムの非常用設備について、図1〜図4を用いて
以下説明する。図1は本発明の実施形態に係るごみガス
化溶融システムの非常用設備を含めた系統構成図であ
り、図2は本実施形態の給じんホッパからごみの供給シ
ュートの間に設けた不活性ガス吹き込み部の構成例を示
す図であり、図3は本実施形態の給じんホッパからごみ
の供給シュートの間に設けた不活性ガス吹き込み部の他
の構成例を示す図であり、図4は本実施形態の層内媒体
抜出部の構成例を示す図である。
【0012】ごみは貯蔵ピットから給じんホッパ1に投
入され、定量供給機2により所定量のごみが配管3とシ
ール機構4を経由してガス化炉6に供給される。ガス化
炉6に供給されたごみは配管7を通じて供給された空気
と部分酸化反応し、CO、水素などの可燃性のガス、固
体のチャー及び少量のタールが生成する。未燃分及び灰
を含む固体のチャーは、流動層8内の流動媒体(通常は
砂)の激しい混合攪拌作用により粉化し、生成ガス及び
タールと共に煙道27を通じて溶融炉9に送られ、配管
10を通じて供給された空気中の酸素と反応して燃焼
し、固体中の灰分は溶融して排出管11を通じて無害な
スラグとして排出される。
【0013】溶融炉9からの高温燃焼ガスは煙道12を
通じて、熱回収部13、エアーヒータ14を通じて冷却
され、集じん器15により清浄な排ガスとなり誘因送風
機16、煙突17を通じて排気される。ガス化炉6の炉
内圧力は圧力検出器24で監視し、制御器33で常に−
10〜−50mmHOの負圧になるように誘引送風機
入り口のダンパー18の開度調整により自動制御されて
いる。
【0014】ここで、ガス化炉6と溶融炉9を接続する
煙道27で、極力、溶融炉9に近い部分の煙道に、電源
オフで自動的に「閉」となる遮断弁34を設ける。
【0015】また、ガス化炉と遮断弁の間の煙道で、極
力、遮断弁34に近い部分にガス放出管を設置し、且つ
その放出管を非常用電源48で作動するフレアスタック
36に接続する。このガス放出管は通常運転時には、
「閉」であるが、トリップ時には、自動的に「開」とな
る遮断弁35を設ける。
【0016】更に、トリップ時に、自動的に給じんシュ
ート部、層内媒体抜き出し部などの大気侵入部を窒素ガ
スなどの不活性ガスで封入する設備39,42等を設け
る。その際、窒素ガスなどの押し込みによりガス化炉内
が正圧にならない様に余剰窒素の抜き出し配管40,4
4を設ける。
【0017】また、ガス化炉6への全ての空気供給配管
に、極力、ガス化炉側に近い部分に、トリップ時に
「閉」となる遮断弁46,47を設ける。
【0018】いま、何らかの原因で全停電が生じた場
合、電源オフ時に閉となる遮断弁46,47が閉じて、
ガス化炉6への空気の流通配管を閉じる。また、同じく
電源オフ時に閉となる遮断弁34も閉じて、ガス化炉6
内の可燃性ガスをガス化炉内に封じこめる。同時に、電
源オフ時に開となる遮断弁35が開き、非常用電源48
で作動するフレアスタック36と煙道27を流通状態と
する。また、不活性ガスボンベ49と接続する配管3
9,42の入り口部に設けた遮断弁38及び余剰不活性
ガス排出管40,44に設けた弁41,45が開き、給
じん用の配管3、層内媒体抜出管50を不活性ガスで封
入する。
【0019】以上のように構成することにより、ガス化
炉6内の可燃性ガスは煙突効果により、フレアスタック
36に流入し、完全燃焼された後、燃焼ガスとして大気
に安全に放出される。遮断弁46,47でガス化炉6へ
の大気の侵入は防止できる。ガス化炉6内の可燃性ガス
がフレアスタック36に流出した後のガス化炉6内の空
間は、配管39,42を通じてガス化炉内に入った不活
性ガスによって置き換えられる。不活性ガスの押し込み
によりガス化炉6内が正圧になると、ガス化炉内のガス
が微量であっても炉外に押し出される危険性があるた
め、配管40,44を設け、余剰な不活性ガスを排出
し、不活性ガスの強制的な押し込み状態にならないよう
にしてある。更に、圧力検出器24で炉内圧力を検知し
制御器52で吸じん用配管3への不活性ガスの吹込み量
が過剰にならない様に弁53の開度を制御している。
【0020】配管42を通じて層内媒体抜出管50に吹
込む不活性ガスは、多少、過剰に吹込んだとしても、層
内媒体のマテリアルシール効果により大半が層内媒体排
出機20側に抜けるため、設備試運転時に、開度を設定
した手動弁43による調整で問題は生じない。
【0021】次に、図2はごみを供給するための配管
3、シール機構4、供給シュート5の部分の詳細を示し
た図である。図示の構成例では、シール機構4として、
ふたつのロータリー弁31と32を直列に組み合わせた
ものを示したが、この他にも二重ダンパー、二重ゲート
弁などのシール機構に対しても同様に行う事が出来る。
トリップ時は配管39から不活性ガスが入りふたつのロ
ータリー弁31と32の間の空間に充満する。吹き込ま
れた不活性ガスの一部はガス化炉内に、余剰の不活性ガ
スは配管40を通じて排出あるいはロータリー弁31を
通じて定量供給機2、給じんホッパ1の方に排出され
る。この様に、ガス化炉内と通ずる配管に設けたロータ
リ弁32の間に不活性ガスで充満した領域を設ける事に
より炉内の可燃性ガスと酸素を含む大気との接触を防止
する事が出来る。
【0022】次に、図3は二重ロータリー弁の上部に不
活性ガスを吹込んだ場合を示す。この場合、定量供給機
2のシール性が低いため、給じんホッパ側に抜ける不活
性ガス量が増すが、本発明の目的は達成できる。シール
機構4として図3では、ふたつのロータリー弁31と3
2を組み合わせたものを示したが、この方法は、一段の
ロータリー弁、ゲート弁など単段のシール機構に対して
も適用できる。
【0023】更に、図4は、ガス化炉6下部の層内媒体
抜出管50の部分の詳細を示した図である。トリップ時
には、層内媒体の下向きの流れ、配管7からの空気の流
れは停止する。しかし、煙突効果によりガス化炉6内か
ら可燃性ガスが吸い出されるに伴い、層内媒体抜出管5
0から炉外の大気がガス化炉6内に吸いこまれてしま
う。これを防止するため、トリップ時には、配管42か
ら不活性ガスを吹きこみ層内媒体抜出管50の一部を不
活性ガスで封入する。但し、吹き込んだ不活性ガスがガ
ス化炉6内の可燃性ガスを炉外に押し出してしまう事を
防止するため、配管44を設け、余剰の不活性ガスを外
部に放出できる構造とした。
【0024】本発明では、シール機構の構成例として2
つのロータリ弁を直列に組み合わせた例を取り上げた
が、図3に示した方法により、単段のロータリ弁、ゲー
ト弁、ダンパの場合にも本発明を適用できる。
【0025】以上説明したように、本発明の実施形態の
採用により、次のような機能乃至作用を奏することがで
きる。即ち、トリップ時、溶融炉より下流側は不燃性の
燃焼ガスで充満しているが、溶融炉よりも上流の煙道に
は、高濃度のCOガスを含む可燃性ガスが充満してい
る。溶融炉直前の前流側に設けた遮断弁という本実施形
態の採用により、上流側の可燃性ガスが溶融炉以降の下
流側に拡散する事を防止できる。
【0026】また、フレアスタックに繋がるガス放出管
設置という本実施形態の採用により、トリップ時にガス
化炉及びガス化炉と溶融炉を接続する煙道に滞留した可
燃性ガスを高温のガス化炉炉内ガスの煙突効果により、
フレアスタック側に排出、燃焼、無害化できる。
【0027】また、前記ガス放出管から放出される炉内
ガスの代わりとして、ガス化炉内に酸素を含む大気が侵
入しようとするが、窒素封入する事により大気の侵入を
防止できる。更に、ガス化炉への空気供給配管に遮断弁
を設けることで、通常運転時の空気供給管から、非常時
にガス化炉に空気が侵入する事を防止できる。
【0028】
【発明の効果】全停電などによりプラントがトリップし
た場合に、安全にガス化炉内の可燃性ガスを排出でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係るごみガス化溶融システ
ムの非常用設備を含めた系統構成図である。
【図2】本実施形態の給じんホッパからごみの供給シュ
ートの間に設けた不活性ガス吹き込み部の構成例を示す
図である。
【図3】本実施形態の給じんホッパからごみの供給シュ
ートの間に設けた不活性ガス吹き込み部の他の構成例を
示す図である。
【図4】本実施形態の層内媒体抜出部の構成例を示す図
である。
【図5】従来技術によるガス化溶融システムの系統構成
図である。
【符号の説明】
1 給じんホッパ 4 シール機構 5 供給シュート 6 ガス化炉 8 流動層 9 溶融炉 13 熱回収器 14 エアヒータ 15 集塵機 16 誘引送風機 17 煙突 20 層内媒体排出機 24 圧力検出器 34,35,46,47 遮断弁 36 フレアスタック 48 非常用電源 49 不活性ガスボンベ 50 層内媒体抜出管
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C10J 3/46 C10J 3/48 3/48 F23G 5/00 ZAB F23G 5/00 ZAB 115 115 5/14 ZABF 5/14 ZAB 5/30 ZABC 5/30 ZAB 5/50 ZABS 5/50 ZAB F27D 17/00 104A F27D 17/00 104 105K 105 21/00 A 21/00 Z B09B 3/00 303H (72)発明者 小林 和樹 広島県呉市宝町3番36号 バブコック日立 株式会社呉研究所内 (72)発明者 榎本 博康 広島県呉市宝町6番9号 バブコック日立 株式会社呉事業所内 Fターム(参考) 3K061 AA11 AB02 AB03 AC01 CA01 DA14 DA18 DA19 DB01 FA02 FA07 FA10 FA12 FA21 3K062 AA11 AB03 AC01 BA02 BA04 CB03 DA11 DB30 3K078 BA02 BA21 CA02 CA09 CA21 CA24 4D004 AA46 AC05 CA27 CA29 CB04 CB05 CB08 CB42 CB43 DA01 DA02 DA07 4K056 AA00 AA05 BA01 BB01 CA20 DA02 DA22 DA32 DA36 DB05 DB10 DB12 DC17 FA27

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 廃棄物又は化石燃料のガス化炉と、前記
    ガス化炉で発生したダストを含む可燃性ガスを燃焼させ
    る溶融炉と、を備えたガス化溶融システムにおいて、 前記ガス化炉と溶融炉を接続する煙道であって溶融炉入
    り口に近い部分の煙道にトリップ時に自動的に「閉」と
    なる遮断弁を設置し、 前記遮断弁の近傍で且つガス化炉側にガス化ガスを放出
    する放出管を設置するとともに、前記放出管を非常用電
    源で作動するフレアスタックに接続し前記ガス放出管に
    トリップ時には自動的に「開」となる遮断弁を設置し、 前記ガス化炉前流側の給じんシュート部に設けたシール
    機構の内部又はシール機構の上流部とごみ供給機出口と
    の間に不活性ガスの吹き込み配管を設けるとともに、余
    剰の不活性ガスを排出し前記不活性ガスの吹き込みによ
    りガス化炉内が正圧にならないようにする余剰不活性ガ
    スの抜き出し配管を設けることを特徴とするガス化溶融
    システムの非常用設備。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のガス化溶融システムの
    非常用設備において、 前記ガス化炉内の圧力を検知し、前記検知出力によって
    前記吹き込み配管に設けた弁の開度を制御して前記不活
    性ガスの吹き込み量が過剰にならないようにすることを
    特徴とするガス化溶融システムの非常用設備。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2に記載のガス化溶融シス
    テムの非常用設備において、 前記ガス化炉への全ての空気供給配管にトリップ時に
    「閉」となる遮断弁を設けることを特徴とするガス化溶
    融システムの非常用設備。
  4. 【請求項4】 請求項1、2又は3に記載のガス化溶融
    システムの非常用設備において、 前記ガス化炉の流動層内媒体の抜き出し管にトリップ時
    に不活性ガスを吹き込んでガス化炉内への大気の侵入を
    防止することを特徴とするガス化溶融システムの非常用
    設備。
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Cited By (6)

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