JP4828279B2 - 耐水性組成物 - Google Patents

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Description

本発明は、室温下での乾燥においても、耐水性および透明性に優れた皮膜が得られ、かつ貯蔵安定性に優れた耐水性組成物に関する。
従来、ビニルアルコール系重合体(以下、ビニルアルコール系重合体をPVAと略記することがある)は各種バインダー、接着剤または表面処理剤として広く使用されており、造膜性および強度の点で他の水溶性樹脂の追随を許さぬ、優れた性能を有することが知られている。しかしながら、PVAは水溶性であるため、耐水性、特に低温(室温下)で乾燥する場合の耐水性が低いという欠点があり、従来、この欠点を改良するために種々の方法が検討されてきた。その方法のひとつとして例えば、PVAをグリオキザール、グルタルアルデヒドあるいはジアルデヒドデンプン、水溶性エポキシ化合物、メチロール化合物等で架橋させる方法が知られている。しかしながら、この方法でPVAを十分耐水化するためには100℃以上、特に120℃以上の高温で長時間熱処理することが必要である。また、PVAを低温乾燥により耐水化するためには、例えばpH2以下というような強酸性条件を用いることも知られているが、この場合にはPVA水溶液の粘度安定性が悪くなり、使用中にゲル化する等の問題を生じ、その上、耐水性が不十分であるという欠点を有している。さらに、カルボキシル基含有PVAをポリアミドエピクロルヒドリン樹脂で架橋させる方法も知られているが、この方法でも、耐水性が不十分であり、PVA水溶液の粘度安定性が悪い等の問題点を有している。
PVAの水酸基にジケテンを反応させて得られるアセトアセチル基含有PVAを、例えばグリオキザール等の多価アルデヒド化合物で架橋させる方法なども知られているが(特許文献1)、ジケテンとの反応条件が制約されたり、得られたアセトアセチル基含有PVA水溶液の安定性が悪いなどの問題を有している。これらの問題点を解決する目的で、例えば、アセトアセチル基含有PVA中の鉄分の含有量を制御する方法(特許文献2)、酢酸塩および酢酸含有量を制御する方法(特許文献3)などが提案されているが、いずれも十分に満足な方法であるとは言い難い。
特開昭55−157641号公報 特開平9−77948号公報 特開平9−124874号公報
本発明は、上記の従来技術の欠点を解消して、室温下での乾燥においても耐水性に優れる皮膜が得られ、かつ貯蔵安定性に優れた耐水性組成物を提供することを目的とするものである。
上記課題は、アセトアセチル基を有するビニルモノマー単位を20〜100重量%含有する重合体(A)およびビニルアルコール系重合体(B)からなり、重量比(A)/(B)が2/100〜200/100であり、かつ(B)に結合した(A)の重量割合が(A)の全重量に対して50%以上である水性樹脂またはその水分散液(a)に耐水化剤(b)を配合した耐水性組成物によって達成される。
本発明によれば、室温下での乾燥においても耐水性および透明性に優れる皮膜が得られ、かつ貯蔵安定性にも極めて優れた耐水性組成物を得ることができる。
本発明において、アセトアセチル基を有するビニルモノマーとしては、アセトアセトキシエチル(メタ)アクレート、アセトアセトキシエチル(メタ)アクリルアミド、アセトキシエチルアリルエーテル、アセトキシエチルビニルエーテルなどが挙げられ、特にアセトアセトキシエチル(メタ)アクリレートが好ましく用いられる。
本発明においては、上記アセトアセチル基を有するビニルモノマー単位全モノマーに対し20〜100重量%含有する重合体(A)を使用することが必要である。20重量%未満では、目的とする室温下での乾燥においても耐水性に優れる皮膜が得られないアセトアセチル基を有するビニルモノマーと共重合する単量体しては、アセトアセチル基を有するビニルモノマーと共重合するものであればとくに制限はなく、エチレン、プロピレン、n−ブテン、イソブチレンなどのα−オレフィン;アクリル酸およびその塩、アクリル酸メチル、アクリル酸エチル、アクリル酸n−プロピル、アクリル酸i−プロピル、アクリル酸n−ブチル、アクリル酸i−ブチル、アクリル酸t−ブチル、アクリル酸2−エチルヘキシル、アクリル酸ドデシル、アクリル酸オクタデシルなどのアクリル酸エステル類;メタクリル酸およびその塩、メタクリル酸メチル、メタクリル酸エチル、メタクリル酸n−プロピル、メタクリル酸i−プロピル、メタクリル酸n−ブチル、メタクリル酸i−ブチル、メタクリル酸t−ブチル、メタクリル酸2−エチルヘキシル、メタクリル酸ドデシル、メタクリル酸オクタデシルなどのメタクリル酸エステル類;アクリルアミド、N−メチルアクリルアミド、N−エチルアクリルアミド、N,N−ジメチルアクリルアミド、ジアセトンアクリルアミド、アクリルアミドプロパンスルホン酸およびその塩、アクリルアミドプロピルジメチルアミンおよびその塩またはその4級塩、N−メチロールアクリルアミドおよびその誘導体などのアクリルアミド誘導体;メタクリルアミド、N−メチルメタクリルアミド、N−エチルメタクリルアミド、メタクリルアミドプロパンスルホン酸およびその塩、メタクリルアミドプロピルジメチルアミンおよびその塩またはその4級塩、N−メチロールメタクリルアミドおよびその誘導体などのメタクリルアミド誘導体;メチルビニルエーテル、エチルビニルエーテル、n−プロピルビニルエーテル、i−プロピルビニルエーテル、n−ブチルビニルエーテル、i−ブチルビニルエーテル、t−ブチルビニルエーテル、ドデシルビニルエーテル、ステアリルビニルエーテルなどのビニルエーテル類;アクリロニトリル、メタクリロニトリルなどのニトリル類、塩化ビニル、フッ化ビニルなどのハロゲン化ビニル、塩化ビニリデン、フッ化ビニリデンなどのハロゲン化ビニリデン;酢酸アリル、塩化アリルなどのアリル化合物;マレイン酸およびその塩またはそのエステル;ビニルトリメトキシシランなどのビニルシリル化合物;酢酸イソプロペニルなどが挙げられる。


本発明において用いられるPVA(B)のけん化度について特に制限はなく、通常は80モル%以上、好ましくは85モル%以上、より好ましくは88モル%以上である。けん化度が80モル%未満の場合、目的とする皮膜の耐水性の向上効果が発揮されないことがある。またPVA(B)の重合度についても特に制限はなく、通常は100〜8000、好ましくは200〜3000、さらに好ましくは250〜2500である。PVAの重合度が100未満の場合には、PVAの分散安定剤としての特徴が発揮されないことがあり、また、8000を越えるPVAは工業的な製造に困難を伴うことがある。
本発明において、PVA(B)は、従来公知の方法にしたがい、ビニルエステル系単量体を重合し、得られた重合体を常法によりけん化することによって得ることができる。ビニルエステル系単量体を重合する方法としては、溶液重合法、塊状重合法、懸濁重合法、乳化重合法など、従来公知の方法を採用することができる。重合触媒としては、採用される重合方法に応じて、アゾ系触媒、過酸化物系触媒、レドックス系触媒などが適宜選ばれる。けん化反応は、従来公知のアルカリ触媒または酸触媒を用いる加アルコール分解、加水分解などを採用することができ、具体的には、メタノールを溶剤として用い、NaOH触媒の存在下にけん化反応を行うのが簡便であり最も好ましい。
ビニルエステル系単量体としては、例えば、ギ酸ビニル、酢酸ビニル、プロピオン酸ビニル、酪酸ビニル、イソ酪酸ビニル、ピバリン酸ビニル、バーサチック酸ビニル、カプロン酸ビニル、カプリル酸ビニル、ラウリル酸ビニル、パルミチン酸ビニル、ステアリン酸ビニル、オレイン酸ビニル、安息香酸ビニルなどが挙げられ、とりわけ酢酸ビニルが好ましい。
また、本発明において用いられるPVA(B)は、本発明の主旨を損なわない範囲で他の単量体単位を含有していても差し支えない。このような単量体として、上記したアセトアセチル基を有するビニルモノマーと共重合する単量体として例示したものと同様の単量体、例えば、α−オレフィンなどが挙げられる。
PVA(B)として、分子内に炭素数4以下のα−オレフィン単位を1〜20モル%含有するビニルアルコール系重合体(α−オレフィン変性PVAと略記することがある)を用いることは好ましい態様のひとつである。α−オレフィン変性PVAを用いることで、本発明において用いられる水性樹脂またはその水分散液(a)の耐水性がさらに向上する。α−オレフィン変性PVAは、ビニルエステルと炭素数4以下のα−オレフィンとの共重合体をけん化することにより得ることができる。ここで炭素数4以下のα−オレフィン単位としては、エチレン、プロピレン、ブチレン、イソブチレンなどに由来する単位が挙げられ、この中でもエチレン単位が好ましく用いられる。
エチレン単位を代表とするα−オレフィン単位の含有量は、1〜20モル%であることが好適であり、より好ましくは1.5モル%以上、さらに好ましくは2モル%以上であり、また好ましくは15モル%以下、さらに好ましくは12モル%以下である。エチレン単位を代表とするα−オレフィン単位がこの範囲にあるα−オレフィン変性PVAを用いる時、耐水性がより優れる水性樹脂またはその水分散液(a)が得られる。
さらに、本発明においては、PVAとして、1,2−グリコール結合量を1.9モル%以上有するPVA(高1,2−グリコール結合含有PVAと略記することがある)を用いることも好ましい態様のひとつである。高1,2−グリコール結合含有PVAを用いることで(B)に結合する(A)の割合が増加する。
高1,2−グリコール結合含有PVAの製造方法としては特に制限はなく、公知の方法が使用可能である。一例として、1,2−グリコール結合量が上記の範囲内の値になるようにビニレンカーボネートをビニルエステルと共重合する方法、ビニルエステルを通常の条件より高い温度、例えば75〜200℃にして加圧下に重合する方法などが挙げられる。後者の方法においては、ビニルエステルの重合温度は95〜190℃であることが好ましく、100〜180℃であることが特に好ましい。また加圧条件としては、重合系が沸点以下になるように選択することが重要であり、好適には0.2MPa以上、さらに好適には0.3MPa以上である。また加圧の上限は5MPa以下が好適であり、さらに3MPa以下がより好適である。上記したビニルエステルの重合はラジカル重合開始剤の存在下、塊状重合法、溶液重合法、懸濁重合法、乳化重合法などいずれの方法でも行うことができるが、溶液重合、とくにメタノールを溶媒とする溶液重合法が好適である。このようにして得られたビニルエステル重合体を通常の方法によりけん化することにより高1,2−グリコール結合含有PVAが得られる。PVAの1,2−グリコール結合量は1.9モル%以上であることが好適であり、より好ましくは1.95モル%以上、さらに好ましくは2.0モル%以上、最適には2.1モル%以上である。また、1,2−グリコール結合量は4モル%以下であることが好ましく、さらに好ましくは3.5モル%以下、最適には3.2モル%以下である。ここで、PVAの1,2−グリコール結合量はNMRスペクトルを解析することにより求めることができる。
本発明において、アセトアセチル基を有するビニルモノマー単位を有する重合体(A)とPVA(B)の重量比(A)/(B)は2/100〜200/100であることが必要であり、好ましくは5/100〜150/100、より好ましくは8/100〜120/100、最適には10/100〜100/100である。重量比(A)/(B)が2/100未満の場合、組成物に十分な耐水性を付与することができなくなる。一方、(A)と(B)の重量比が200/100以上の場合、得られる耐水性組成物の貯蔵安定性が低下する。
本発明において、アセトアセチル基を有するビニルモノマー単位を有する重合体(A)がPVA(B)と結合している割合{(A)の全重量に対する(B)に結合した(A)の重量割合}(以下、(A)の結合割合と記す)が50%以上であることも必要であり、好ましくは60%以上、より好ましくは70%以上、最適には80%以上である。(A)の結合割合が50%に満たない場合、組成物に十分な耐水性を付与することができないし、貯蔵安定性も十分優れたものとはならない。ここで、(A)の結合割合は、後述する実施例1に記載の方法により測定される。
本発明の耐水性組成物に用いられる水性樹脂は、水溶液または水分散液として使用されるが、水分散液として使用する場合は、水性樹脂の粒子径は、動的光散乱法による測定値が500nm以下であることが好適であり、好ましくは400nm以下、より好ましくは300nm以下、最適には200nm以下である。粒子径が500nmを超えた場合、得られる耐水性組成物の貯蔵安定性が低下する懸念が生じる。水性樹脂の粒子径の下限値はとくに限定されないが、20nm以上、さらには50nm以上が好適である。動的光散乱法による測定は、例えば、大塚電子(株)製のレーザーゼータ電位計ELS−8000等を用いて行うことができる。水性樹脂の粒子径は、(A)と(B)の重量比、さらには水性樹脂の製造条件(重合温度、重合時間、単量体、重合開始剤、分散剤の添加時期、連鎖移動剤の使用量など)を適宜選択することによって調整することができる。
本発明の耐水性組成物に用いられる水性樹脂またはその水分散液(a)の製法は、特に制限はなく、例えばPVA(B)の水溶液を分散剤として用い、アセトアセチル基を有するビニルモノマーを一時的又は連続的に添加し、過酸化水素、過硫酸アンモニウム、過硫酸カリウム等の過酸化物系等の重合開始剤を添加し、乳化重合する方法が挙げられる。前記重合開始剤は還元剤と併用して、レドックス系として用いる場合もある。その場合、通常、過酸化水素は酒石酸、酒石酸ナトリウム、L−アスコルビン酸、ロンガリットなどと共に用いられる。また、過硫酸アンモニウムおよび過硫酸カリウムは亜硫酸水素ナトリウム、炭酸水素ナトリウムなどと共に用いられる。中でも、過酸化水素は、これを用いてアセトアセチル基を有するビニルモノマーを乳化重合した場合に、上記した(A)の結合割合が増加するため、好適に用いられる。
本発明の耐水性組成物に用いられる耐水化剤(b)としては特に制限はなく、ヒドラジド化合物、アミン化合物、多価金属化合物から選ばれる少なくとも一種の耐水化剤が好適である。中でもヒドラジド化合物が安全性、組成物の耐水性の観点から好適に用いられる。
ヒドラジド化合物としては、アジピン酸ジヒドラジド、シュウ酸ジヒドラジド、マロン酸ジヒドラジド、コハク酸ジヒドラジド、アゼライン酸ジヒドラジド、セバシン酸ジヒドラジド、ドデカン二酸ジヒドラジド、マレイン酸ジヒドラジド、フマル酸ジヒドラジド、ジグリコール酸ジヒドラジド、酒石酸ジヒドラジド、リンゴ酸ジヒドラジド、イソフタル酸ジヒドラジド、テレフタル酸ジヒドラジド等のジヒドラジド化合物が挙げられる。
アミン化合物としては、エチレンジアミン、1,2−プロピレンジアミン、1,3−プロピレンジアミン、1,4−ブチレンジアミン、ヘキサメチレンジアミン、2,4,4−トリメチルヘキサメチレンジアミン、ジエチレントリアミン、ジプロピレントリアミン、トリエチレントリアミン、テトラエチレンペンタミン、ジプロピレントリアミン、ジメチルアミノプロピルアミン、ジエチルアミノプロピルアミン等の脂肪族ポリアミン類;メンセンジアミン、1,3−ビス(アミノメチル)シクロヘキサン、イソホロンジアミン、N−3−アミノプロピルシクロヘキシルアミン、1,4−ジアミノシクロヘキサン、2,4−ジアミノシクロヘキサン、ビス(アミノシクロヘキシル)メタン、1,3−ビス(アミノシクロヘキシルプロパン)、ビス(3−メチル−4−アミノシクロヘキシル)メタン、1,4−ビス(エチルアミノ)シクロヘキサン等の脂環族ポリアミン類;m−キシリレンジアミン、p−キシリレンジアミン、4−(1−アミノエチル)アニリン、メタフェニレンジアミン、ジアミノジフェニルメタン、ジアミノジフェニルスルホン、ビス(3−エチル−4−アミノ−5−メチルフェニルメタン)、1,4−ビス[2−(3,5−ジメチル−4−アミノフェニル)プロピル]ベンゼン等の芳香族ポリアミン類;N−アミノエチルピペラジン、1,4−ビス(3−アミノプロピル)ピペラジン等のヘテロ環族ポリアミン類などのポリアミン系硬化剤;これらポリアミン類とダイマー酸などのジカルボン酸を定法によって反応させて得られるポリアミドポリアミン硬化剤などが挙げられる。
多価金属化合物としては、炭酸ジルコニウムアンモニウム、酸塩化ジルコニウム、硫酸ジルコニウム、硝酸ジルコニウム、酢酸ジルコニウム、炭酸ジルコニウム、ステアリン酸ジルコニウム、オクチル酸ジルコニウム、珪酸ジルコニウムなどジルコニウム化合物、およびチタンラクテートおよびその部分または完全中和物(例えば、チタンラクテート一アンモニウム塩、チタンラクテート二アンモニウム塩、チタンラクテート一ナトリウム塩、チタンラクテート二ナトリウム塩、チタンラクテート一カリウム塩、チタンラクテート二カリウム塩)、ジヒドロキシチタンビスラクテート、ジイソプロポキシチタンビス(トリエタノールアミナート)、ジ−n−ブトキシチタンビス(トリエタノールアミナート)、ジイソプロポキシチタンビス(アセチルアセトナート)、チタンテトラキス(アセチルアセトナート)、ポリチタンビス(アセチルアセトナート)などの有機チタン化合物などが挙げられる。
水性樹脂またはその水分散液(a)と耐水化剤(b)との重量配合比[(a)/(b)](固形分換算)について特に制限はなく、通常、99.9/0.1〜50/50であり、好ましくは99.5/0.5〜70/30である。(a)/(b)が99.9/0.1を超える場合には、得られる耐水性組成物の耐水性向上効果が見られない場合があり、50/50未満の場合には耐水性組成物の貯蔵安定性が低下する懸念がある。
本発明の耐水性組成物には、必要に応じて溶媒、各種添加剤、他の水溶性樹脂または高分子水性分散体等を含有させることができる。溶媒としては水が好ましく用いられ、これに各種アルコール、ケトン、ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホキシド等の溶媒を併用することもでき、また添加剤としては、各種消泡剤、各種分散剤、ノニオン性またはアニオン性界面活性剤、シランカップリング剤、pH調節剤、および炭化カルシウム、クレー、タルク、小麦粉などの充填剤等が挙げられる。水溶性樹脂としてはカルボキシメチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース等のセルロース誘導体、ポリ(メタ)アクリル酸、ポリヒドロキシ(メタ)アクリレートまたはその共重合体、ポリアクリルアミド等の(メタ)アクリル系重合体、ポリビニルピロリドンまたはその共重合体等が挙げられる。高分子水性分散体としてはアクリル重合体または共重合体、エチレン-酢酸ビニル共重合体、ビニルエステル系重合体または共重合体、スチレン−ブタジエン共重合体等の水性分散体が挙げられる。
以下に実施例を挙げて本発明をさらに詳しく説明するが、本発明はこれらの実施例によってなんら限定されるものではない。なお、以下の実施例において「%」および「部」は特に断りのない限り、「重量%」および「重量部」を意味する。
実施例1
還流冷却器、温度計、窒素吹込口を備えた容量2リットルのガラス製重合容器に、イオン交換水900g、ポリビニルアルコール(PVA−1:重合度1700、けん化度98.5モル%:(株)クラレ製PVA−117)100gを仕込み、95℃でPVAを水に完全に溶解させた。このようにして得られたPVA水溶液を冷却し、窒素で置換した後、130rpmで撹拌しながら、温度を60℃に調整し、アセトアセトキシエチルメタクレート25g、酒石酸ナトリウムの10%水溶液を5g仕込んだ。その後、0.5%過酸化水素水50gを3時間にわたって連続的に滴下し、乳化重合を行った。3時間が経過した後、固形分が11.96%(アセトアセトキシエチルメタクリレートの重合率99.7%)の水性樹脂の分散液が得られた。
水性樹脂の分散液の固形分100重量部に対して、耐水化剤としてアジピン酸ジヒドラジド9.8重量部を加えて耐水性組成物を調製した。
水性樹脂および耐水性組成物を以下の方法により評価した。結果を表1に示す。
(1)粒子径の測定
水性樹脂をイオン交換水により0.05%に希釈し、DLS平均粒子径を大塚電子製ELS−8000を用いて測定した。
(2)(A)成分の結合割合
水性樹脂を20℃、65%RH下で、PETフィルム上に流延し、7日間乾燥させて厚さ500μmの皮膜を得た。この皮膜を直径2.5cmの円盤状に打ち抜いたものを試料として用い、アセトンにて24時間ソックスレー抽出し、抽出物分から以下の式にしたがって(A)成分の結合割合を求めた。
(A)成分の結合割合(%)={1−(抽出物の絶乾重量/皮膜試料中の(A)成分の全重量)}×100
*抽出物の絶乾重量:抽出物を105℃、4時間で絶乾した重量。
(3)耐水性組成物の貯蔵安定性
耐水性組成物を40℃にて1週間放置し、目視により粘度変化を観察し、以下の基準により評価した。
○:粘度の変化なし、△:流動性はあるがやや増粘する、×:ゲル化する
(4)耐水性組成物の皮膜の耐水性
耐水性組成物を20℃、65%RH下で、ポリエチレンテレフタレート(以下、PETと略称する)フィルム上に流延し、7日間、室温下に乾燥させて500μmの皮膜を得た。この皮膜を直径2.5cmの円盤状に打ち抜いたものを試料として用い、40℃の水に24時間浸漬したときの、皮膜の吸水率および溶出率を以下の式に従って求めた。
吸水率(%):{(浸漬後の皮膜の吸水重量/浸漬前の皮膜の絶乾重量)−1}×100
溶出率(%):{1−(浸漬後の皮膜の絶乾重量/浸漬前の皮膜の絶乾重量)}×100
*浸漬前の皮膜の絶乾重量:浸漬前の皮膜の重量(含水)−{浸漬前の皮膜の重量(含水)×皮膜の含水率(%)/100}
*皮膜の含水率:皮膜(20℃水に浸漬する試料とは別の試料)を、105℃、4時間で絶乾し、皮膜の含水率をあらかじめ求める。
*浸漬後の皮膜の絶乾重量:浸漬後の皮膜を105℃、4時間で絶乾した重量。
*浸漬後の皮膜の吸水重量:浸漬後の皮膜を水中から引き上げた後、皮膜についた水分をガーゼで拭き取り秤量。
(5)耐水性組成物の皮膜の透明性
上記した(4)と同様にして、厚さ500μmの皮膜を得た。皮膜の透明性を目視により以下の基準で評価した。
○:透明、△:やや白濁、×:白濁
実施例2
実施例1で用いたPVA−1に代えて、PVA−2を用いた以外は実施例1と同様にして水性樹脂の分散液および耐水性組成物を調製し、評価した。結果を表1に示す。
なお、PVA−2は以下の方法により合成した。
(PVA−2の合成)
容量5リットルのオートクレーブに酢酸ビニル2238gおよびメタノール753gを投入し、窒素で置換した後、系内の窒素をエチレンで置換した。エチレンで置換した後、内温を60℃に調整し、エチレンで加圧して系内の圧力を0.62MPaに調整した。圧力を調整した後、重合開始剤として0.5g/リットルの濃度に調整した2,2’−アゾビス(4−メトキシー2,4−ジメチルバレロニトリル)のメタノール溶液11.7ミリリットルをオートクレーブにフィードして重合を開始した。重合開始後、上述の重合開始剤溶液を37ミリリットル/時間の速度で重合終了時まで逐次添加した。重合開始から4時間後に系内の固形分濃度が29.3%になった時点で重合を停止した。この間、系内の圧力を逐次調整し、重合を停止した際の圧力は0.53MPaであった。得られたエチレン−酢酸ビニル共重合体の溶液にメタノール蒸気を通すことで、残存している酢酸ビニルを完全に除去して、固形分濃度が30%のエチレン−酢酸ビニル共重合体メタノール溶液を得た。
得られたエチレン−酢酸ビニル共重合体メタノール溶液333gにメタノール50gを加えて40℃に調整した後、10%水酸化ナトリウムメタノール溶液を16.3g加え、けん化反応を行った。得られたゲル状物を粉砕し、水酸化ナトリウムメタノール溶液を添加してから1時間後に、大過剰の酢酸メチルを添加してけん化反応を停止させた後、メタノールで洗浄し、65℃で1昼夜乾燥して、PVA−2(重合度1000、けん化度99.2モル%、エチレン含有量7モル%)を得た。
実施例3
実施例1で用いたPVA−1に代えて、PVA−3を用いた以外は実施例1と同様にして水性樹脂の分散液および耐水性組成物を調製し、評価した。結果を表1に示す。
なお、PVA−3は以下の方法により合成した。
(PVA−3の合成)
容量5リットルのオートクレーブに酢酸ビニル2850gおよびメタノール150gを投入し、窒素で置換した後、内温を120℃、圧力を0.45MPaに調整した。重合開始剤として0.1%の濃度に調整した1,1’−アゾビス(シクロヘキサン−1−カルボニトリル)のメタノール溶液3ミリリットルをオートクレーブにフィードして重合を開始した。重合開始後、上述の重合開始剤溶液を12.7ミリリットル/時間の速度で重合終了時まで逐次添加した。重合開始から2.2時間後に系内の固形分濃度が14.14%になった時点で重合を停止した。酢酸ビニル重合体の溶液にメタノール蒸気を通すことで、残存している酢酸ビニルを完全に除去して、固形分濃度が30%のエチレン−酢酸ビニル共重合体メタノール溶液を得た。
得られたエチレン−酢酸ビニル共重合体メタノール溶液333gにメタノール57gを加えて40℃に調整した後、10%水酸化ナトリウムメタノール溶液を9.3g加え、けん化反応を行った。得られたゲル状物を粉砕し、水酸化ナトリウムメタノール溶液を添加してから1時間後に、大過剰の酢酸メチルを添加してけん化反応を停止させた後、メタノールで洗浄し、65℃で1昼夜乾燥して、PVA−3(重合度1700、けん化度98.5モル%、1,2−グリコール結合量2.2モル%)を得た。
実施例4
実施例1において、PVA−1に代えて、PVA−4(重合度1700、けん化度88モル%:(株)クラレ製PVA−217)を用いたこと、およびPVA水溶液に加えるアセトアセトキシエチルメタクリレートの量を25gから50gに変更したこと以外は実施例1と同様にして水性樹脂の分散液を調製し、評価した。さらに、得られた水性樹脂の分散液に加えるアジピン酸ジヒドラジドの量を9.8重量部から16.3重量部に変えた以外は実施例1と同様にして耐水性組成物を調製し、評価した。結果を表1に示す。
比較例1
実施例1において、アセトアセトキシエチルメタクレートを全く使用しなかった以外は実施例1と同様にして水性樹脂の分散液および組成物を調製し、評価した。結果を表1に示す。
比較例2
実施例2において、アセトアセトキシエチルメタクレートを全く使用しなかった以外は実施例2と同様にして水性樹脂の分散液および組成物を調製し、評価した。結果を表1に示す。
比較例3
実施例3において、アセトアセトキシエチルメタクレートを全く使用しなかった以外は実施例3と同様にして水性樹脂の分散液および組成物を調製し、評価した。結果を表1に示す。
比較例4
実施例4において、アセトアセトキシエチルメタクレートを全く使用しなかった以外は実施例4と同様にして水性樹脂の分散液および組成物を調製し、評価した。結果を表1に示す。
実施例5
実施例1において、水性樹脂の分散液に、耐水化剤としてエチレンジアミン3.4重量部を加えた以外は実施例1と同様にして耐水性組成物を調製し、評価した。結果を表1に示す。
実施例6
実施例1において、水性樹脂の分散液に、耐水化剤としてジヒドロキシチタンビスラクテート14.7重量部を加えた以外は実施例1と同様にして耐水性組成物を調製し、評価した。結果を表1に示す。
比較例5
アセトアセトキシエチルメタクリレートの使用量を25gから250gに変えた以外は実施例1と同様にして水性樹脂の分散液を調製し、評価した。さらに、得られた水性樹脂の分散液に加えるアジピン酸ジヒドラジドの量を9.8重量部から98重量部に変えた以外は実施例1と同様にして組成物を調製し、評価した。結果を表1に示す。
比較例6
還流冷却器、温度計、窒素吹込口を備えた容量2リットルのガラス製重合容器に、イオン交換水900g、ノニオン系乳化剤(日本油脂(株)製ノニオンK−220)1gを仕込み、次に、この水溶液を窒素で置換した後、130rpmで撹拌しながら、温度を60℃に調整し、アセトアセトキシエチルメタクリレート100g、酒石酸ナトリウムの10%水溶液を5g仕込んだ。その後、0.5%過酸化水素水50gを3時間にわたって連続的に滴下し、乳化重合を行った。3時間が経過した後、固形分が9.94%(アセトアセトキシエチルメタクリレートの重合率99.7%)のポリアセトアセトキシエチルメタクリレートの分散液が得られた。この分散液25.15gを、別途PVAを溶解して準備したPVA−1の10%水溶液100gに加えて、ポリアセトアセトキシエチルメタクリレートとPVAの混合分散液を得た。
得られた混合分散液の固形分100重量部に対して、耐水化剤としてアジピン酸ジヒドラジド9.8重量部を加えて組成物を調製した。
混合分散液および組成物を実施例1と同様にして評価した。結果を表1に示す。
比較例7
特開平9−124874号公報に記載の実施例1を参考にして、PVAとジケテンとの反応を行い、アセトアセチル基含有PVA(PVA−5:けん化度99.4モル%、重合度1200、アセトアセチル化度6.0モル%)を得た。得られたPVA−5を加熱溶解して10%水溶液を調製した。
得られた水溶液の固形分100重量部に対して、耐水化剤としてアジピン酸ジヒドラジド11.8重量部を加えて組成物を調製した。
水溶液および組成物を実施例1と同様にして評価した。結果を表1に示す。
実施例7
実施例1において、アセトアセトキシメタクリレートを25g用いる代わりに、アセトアセトキシメタクリレート10gおよびメタクリル酸メチル40gを用いた以外は実施例1と同様にして水性樹脂の分散液を調製し、さらに得られた水性樹脂の分散液に加えるアジピン酸ジヒドラジドの量を9.8重量部から3.2重量部に変えた以外は実施例1と同様にして耐水性組成物を調製した。水性樹脂の分散液および耐水性組成物について評価した結果を表1に示す。
比較例8
実施例1において、アセトアセトキシメタクリレートを25g用いる代わりに、アセトアセトキシメタクリレート2gおよびメタクリル酸メチル48gを用いた以外は実施例1と同様にして水性樹脂の分散液を調製し、さらに得られた水性樹脂の分散液に加えるアジピン酸ジヒドラジドの量を9.8重量部から3.2重量部に変えた以外は実施例1と同様にして組成物を調製した。水性樹脂の分散液および組成物について評価した結果を表1に示す。
Figure 0004828279
実施例1〜4の結果と比較例1〜4の結果を比較することにより、請求項1を満たす水性樹脂またはその水分散液(a)と耐水化剤(b)とを配合することにより、貯蔵安定性、皮膜の耐水性、皮膜の透明性に優れた耐水性組成物が得られることが分かる。アセトアセチル基を有するビニルモノマー単位からなる重合体(A)およびビニルアルコール系重合体(B)の重量比(A)/(B)が200/100を超える場合には、耐水性組成物の貯蔵安定性および皮膜の透明性が低下する(比較例5)。また、(B)に結合した(A)の重量割合が(A)の全重量に対して50%に満たない場合には、耐水性組成物の貯蔵安定性、皮膜の耐水性および皮膜の透明性が低下する(比較例6)。また、本発明の耐水性組成物は、従来公知のPVAとジケテンの反応により得られるアセトアセチル基含有PVAを成分とする組成物(比較例7)と比較して、貯蔵安定性が顕著に優れている。また、アセトアセチル基を有するビニルモノマー単位を5重量%以上含有する重合体(A)を成分とする耐水性組成物(実施例7)は、アセトアセチル基を有するビニルモノマー単位の含有量が5重量%に満たない重合体を成分とする耐水性組成物(比較例8)と比較して、皮膜の耐水性の点で著しく優れている。
本発明の耐水性組成物は、貯蔵安定性に極めて優れている上、室温下の乾燥によって得られる被膜でも耐水性および透明性に優れているため、紙用オーバーコート剤、とりわけ高温で熱処理を施すことができない感熱紙オーバーコート剤等に好適に使用される。また、本発明の耐水性組成物は、合板二次加工用接着剤等の無機物または有機物用接着剤、セラミックス用バインダー、顔料分散用などの分散剤、架橋性エマルジョンの重合安定剤、ゼラチンブレンドまたは感光性樹脂等の画像形成材料、菌体固定ゲルまたは酵素固定ゲル等のハイドロゲル用基材、塗料用ビヒクル、無機質材料または有機質材料の処理剤、例えば表面コート剤にも有効に使用することができ、さらには従来水溶性樹脂が使用されていた用途にも広範に使用できる。さらに、本発明の耐水性組成物は、フィルム、シート、繊維などの成形物へと加工することもできる。

Claims (6)

  1. アセトアセチル基を有するビニルモノマー単位を20〜100重量%含有する重合体(A)およびビニルアルコール系重合体(B)からなり、重量比(A)/(B)が2/100〜200/100であり、かつ(B)に結合した(A)の重量割合が(A)の全重量に対して50%以上である水性樹脂またはその水分散液(a)に耐水化剤(b)を配合した耐水性組成物。
  2. 前記重合体(A)が、アセトアセチル基を有するビニルモノマー単位100重量%からなる重合体、または、アセトアセチル基を有するビニルモノマー単位を少なくとも20重量%含有し、かつ、アセトアセチル基を有するビニルモノマーと共重合する単量体が、アクリル酸およびその塩、アクリル酸エステル類、メタクリル酸およびその塩、並びに、メタクリル酸エステル類からなる群より選ばれる少なくとも1種である重合体である請求項1に記載の耐水性組成物。
  3. ビニルアルコール系重合体(B)が、分子内に炭素数4以下のα−オレフィン単位を1〜20モル%含有し、けん化度80モル%以上のビニルアルコール系重合体である請求項1または2に記載の耐水性組成物。
  4. α−オレフィン単位がエチレン単位である請求項3に記載の耐水性組成物。
  5. ビニルアルコール系重合体(B)が、1,2−グリコール結合量を1.9モル%以上含有し、けん化度80モル%以上のビニルアルコール系重合体である請求項1〜4のいずれか1項に記載の耐水性組成物。
  6. 耐水化剤(b)が、ヒドラジド化合物、アミン化合物、多価金属化合物から選ばれる少なくとも一種の耐水化剤である請求項1〜5のいずれか1項に記載の耐水性組成物。
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