JP4828279B2 - 耐水性組成物 - Google Patents
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エチレン単位を代表とするα−オレフィン単位の含有量は、1〜20モル%であることが好適であり、より好ましくは1.5モル%以上、さらに好ましくは2モル%以上であり、また好ましくは15モル%以下、さらに好ましくは12モル%以下である。エチレン単位を代表とするα−オレフィン単位がこの範囲にあるα−オレフィン変性PVAを用いる時、耐水性がより優れる水性樹脂またはその水分散液(a)が得られる。
高1,2−グリコール結合含有PVAの製造方法としては特に制限はなく、公知の方法が使用可能である。一例として、1,2−グリコール結合量が上記の範囲内の値になるようにビニレンカーボネートをビニルエステルと共重合する方法、ビニルエステルを通常の条件より高い温度、例えば75〜200℃にして加圧下に重合する方法などが挙げられる。後者の方法においては、ビニルエステルの重合温度は95〜190℃であることが好ましく、100〜180℃であることが特に好ましい。また加圧条件としては、重合系が沸点以下になるように選択することが重要であり、好適には0.2MPa以上、さらに好適には0.3MPa以上である。また加圧の上限は5MPa以下が好適であり、さらに3MPa以下がより好適である。上記したビニルエステルの重合はラジカル重合開始剤の存在下、塊状重合法、溶液重合法、懸濁重合法、乳化重合法などいずれの方法でも行うことができるが、溶液重合、とくにメタノールを溶媒とする溶液重合法が好適である。このようにして得られたビニルエステル重合体を通常の方法によりけん化することにより高1,2−グリコール結合含有PVAが得られる。PVAの1,2−グリコール結合量は1.9モル%以上であることが好適であり、より好ましくは1.95モル%以上、さらに好ましくは2.0モル%以上、最適には2.1モル%以上である。また、1,2−グリコール結合量は4モル%以下であることが好ましく、さらに好ましくは3.5モル%以下、最適には3.2モル%以下である。ここで、PVAの1,2−グリコール結合量はNMRスペクトルを解析することにより求めることができる。
ヒドラジド化合物としては、アジピン酸ジヒドラジド、シュウ酸ジヒドラジド、マロン酸ジヒドラジド、コハク酸ジヒドラジド、アゼライン酸ジヒドラジド、セバシン酸ジヒドラジド、ドデカン二酸ジヒドラジド、マレイン酸ジヒドラジド、フマル酸ジヒドラジド、ジグリコール酸ジヒドラジド、酒石酸ジヒドラジド、リンゴ酸ジヒドラジド、イソフタル酸ジヒドラジド、テレフタル酸ジヒドラジド等のジヒドラジド化合物が挙げられる。
アミン化合物としては、エチレンジアミン、1,2−プロピレンジアミン、1,3−プロピレンジアミン、1,4−ブチレンジアミン、ヘキサメチレンジアミン、2,4,4−トリメチルヘキサメチレンジアミン、ジエチレントリアミン、ジプロピレントリアミン、トリエチレントリアミン、テトラエチレンペンタミン、ジプロピレントリアミン、ジメチルアミノプロピルアミン、ジエチルアミノプロピルアミン等の脂肪族ポリアミン類;メンセンジアミン、1,3−ビス(アミノメチル)シクロヘキサン、イソホロンジアミン、N−3−アミノプロピルシクロヘキシルアミン、1,4−ジアミノシクロヘキサン、2,4−ジアミノシクロヘキサン、ビス(アミノシクロヘキシル)メタン、1,3−ビス(アミノシクロヘキシルプロパン)、ビス(3−メチル−4−アミノシクロヘキシル)メタン、1,4−ビス(エチルアミノ)シクロヘキサン等の脂環族ポリアミン類;m−キシリレンジアミン、p−キシリレンジアミン、4−(1−アミノエチル)アニリン、メタフェニレンジアミン、ジアミノジフェニルメタン、ジアミノジフェニルスルホン、ビス(3−エチル−4−アミノ−5−メチルフェニルメタン)、1,4−ビス[2−(3,5−ジメチル−4−アミノフェニル)プロピル]ベンゼン等の芳香族ポリアミン類;N−アミノエチルピペラジン、1,4−ビス(3−アミノプロピル)ピペラジン等のヘテロ環族ポリアミン類などのポリアミン系硬化剤;これらポリアミン類とダイマー酸などのジカルボン酸を定法によって反応させて得られるポリアミドポリアミン硬化剤などが挙げられる。
多価金属化合物としては、炭酸ジルコニウムアンモニウム、酸塩化ジルコニウム、硫酸ジルコニウム、硝酸ジルコニウム、酢酸ジルコニウム、炭酸ジルコニウム、ステアリン酸ジルコニウム、オクチル酸ジルコニウム、珪酸ジルコニウムなどジルコニウム化合物、およびチタンラクテートおよびその部分または完全中和物(例えば、チタンラクテート一アンモニウム塩、チタンラクテート二アンモニウム塩、チタンラクテート一ナトリウム塩、チタンラクテート二ナトリウム塩、チタンラクテート一カリウム塩、チタンラクテート二カリウム塩)、ジヒドロキシチタンビスラクテート、ジイソプロポキシチタンビス(トリエタノールアミナート)、ジ−n−ブトキシチタンビス(トリエタノールアミナート)、ジイソプロポキシチタンビス(アセチルアセトナート)、チタンテトラキス(アセチルアセトナート)、ポリチタンビス(アセチルアセトナート)などの有機チタン化合物などが挙げられる。
還流冷却器、温度計、窒素吹込口を備えた容量2リットルのガラス製重合容器に、イオン交換水900g、ポリビニルアルコール(PVA−1:重合度1700、けん化度98.5モル%:(株)クラレ製PVA−117)100gを仕込み、95℃でPVAを水に完全に溶解させた。このようにして得られたPVA水溶液を冷却し、窒素で置換した後、130rpmで撹拌しながら、温度を60℃に調整し、アセトアセトキシエチルメタクレート25g、酒石酸ナトリウムの10%水溶液を5g仕込んだ。その後、0.5%過酸化水素水50gを3時間にわたって連続的に滴下し、乳化重合を行った。3時間が経過した後、固形分が11.96%(アセトアセトキシエチルメタクリレートの重合率99.7%)の水性樹脂の分散液が得られた。
水性樹脂の分散液の固形分100重量部に対して、耐水化剤としてアジピン酸ジヒドラジド9.8重量部を加えて耐水性組成物を調製した。
水性樹脂および耐水性組成物を以下の方法により評価した。結果を表1に示す。
水性樹脂をイオン交換水により0.05%に希釈し、DLS平均粒子径を大塚電子製ELS−8000を用いて測定した。
(2)(A)成分の結合割合
水性樹脂を20℃、65%RH下で、PETフィルム上に流延し、7日間乾燥させて厚さ500μmの皮膜を得た。この皮膜を直径2.5cmの円盤状に打ち抜いたものを試料として用い、アセトンにて24時間ソックスレー抽出し、抽出物分から以下の式にしたがって(A)成分の結合割合を求めた。
(A)成分の結合割合(%)={1−(抽出物の絶乾重量/皮膜試料中の(A)成分の全重量)}×100
*抽出物の絶乾重量:抽出物を105℃、4時間で絶乾した重量。
(3)耐水性組成物の貯蔵安定性
耐水性組成物を40℃にて1週間放置し、目視により粘度変化を観察し、以下の基準により評価した。
○:粘度の変化なし、△:流動性はあるがやや増粘する、×:ゲル化する
(4)耐水性組成物の皮膜の耐水性
耐水性組成物を20℃、65%RH下で、ポリエチレンテレフタレート(以下、PETと略称する)フィルム上に流延し、7日間、室温下に乾燥させて500μmの皮膜を得た。この皮膜を直径2.5cmの円盤状に打ち抜いたものを試料として用い、40℃の水に24時間浸漬したときの、皮膜の吸水率および溶出率を以下の式に従って求めた。
吸水率(%):{(浸漬後の皮膜の吸水重量/浸漬前の皮膜の絶乾重量)−1}×100
溶出率(%):{1−(浸漬後の皮膜の絶乾重量/浸漬前の皮膜の絶乾重量)}×100
*浸漬前の皮膜の絶乾重量:浸漬前の皮膜の重量(含水)−{浸漬前の皮膜の重量(含水)×皮膜の含水率(%)/100}
*皮膜の含水率:皮膜(20℃水に浸漬する試料とは別の試料)を、105℃、4時間で絶乾し、皮膜の含水率をあらかじめ求める。
*浸漬後の皮膜の絶乾重量:浸漬後の皮膜を105℃、4時間で絶乾した重量。
*浸漬後の皮膜の吸水重量:浸漬後の皮膜を水中から引き上げた後、皮膜についた水分をガーゼで拭き取り秤量。
(5)耐水性組成物の皮膜の透明性
上記した(4)と同様にして、厚さ500μmの皮膜を得た。皮膜の透明性を目視により以下の基準で評価した。
○:透明、△:やや白濁、×:白濁
実施例1で用いたPVA−1に代えて、PVA−2を用いた以外は実施例1と同様にして水性樹脂の分散液および耐水性組成物を調製し、評価した。結果を表1に示す。
なお、PVA−2は以下の方法により合成した。
(PVA−2の合成)
容量5リットルのオートクレーブに酢酸ビニル2238gおよびメタノール753gを投入し、窒素で置換した後、系内の窒素をエチレンで置換した。エチレンで置換した後、内温を60℃に調整し、エチレンで加圧して系内の圧力を0.62MPaに調整した。圧力を調整した後、重合開始剤として0.5g/リットルの濃度に調整した2,2’−アゾビス(4−メトキシー2,4−ジメチルバレロニトリル)のメタノール溶液11.7ミリリットルをオートクレーブにフィードして重合を開始した。重合開始後、上述の重合開始剤溶液を37ミリリットル/時間の速度で重合終了時まで逐次添加した。重合開始から4時間後に系内の固形分濃度が29.3%になった時点で重合を停止した。この間、系内の圧力を逐次調整し、重合を停止した際の圧力は0.53MPaであった。得られたエチレン−酢酸ビニル共重合体の溶液にメタノール蒸気を通すことで、残存している酢酸ビニルを完全に除去して、固形分濃度が30%のエチレン−酢酸ビニル共重合体メタノール溶液を得た。
得られたエチレン−酢酸ビニル共重合体メタノール溶液333gにメタノール50gを加えて40℃に調整した後、10%水酸化ナトリウムメタノール溶液を16.3g加え、けん化反応を行った。得られたゲル状物を粉砕し、水酸化ナトリウムメタノール溶液を添加してから1時間後に、大過剰の酢酸メチルを添加してけん化反応を停止させた後、メタノールで洗浄し、65℃で1昼夜乾燥して、PVA−2(重合度1000、けん化度99.2モル%、エチレン含有量7モル%)を得た。
実施例1で用いたPVA−1に代えて、PVA−3を用いた以外は実施例1と同様にして水性樹脂の分散液および耐水性組成物を調製し、評価した。結果を表1に示す。
なお、PVA−3は以下の方法により合成した。
(PVA−3の合成)
容量5リットルのオートクレーブに酢酸ビニル2850gおよびメタノール150gを投入し、窒素で置換した後、内温を120℃、圧力を0.45MPaに調整した。重合開始剤として0.1%の濃度に調整した1,1’−アゾビス(シクロヘキサン−1−カルボニトリル)のメタノール溶液3ミリリットルをオートクレーブにフィードして重合を開始した。重合開始後、上述の重合開始剤溶液を12.7ミリリットル/時間の速度で重合終了時まで逐次添加した。重合開始から2.2時間後に系内の固形分濃度が14.14%になった時点で重合を停止した。酢酸ビニル重合体の溶液にメタノール蒸気を通すことで、残存している酢酸ビニルを完全に除去して、固形分濃度が30%のエチレン−酢酸ビニル共重合体メタノール溶液を得た。
得られたエチレン−酢酸ビニル共重合体メタノール溶液333gにメタノール57gを加えて40℃に調整した後、10%水酸化ナトリウムメタノール溶液を9.3g加え、けん化反応を行った。得られたゲル状物を粉砕し、水酸化ナトリウムメタノール溶液を添加してから1時間後に、大過剰の酢酸メチルを添加してけん化反応を停止させた後、メタノールで洗浄し、65℃で1昼夜乾燥して、PVA−3(重合度1700、けん化度98.5モル%、1,2−グリコール結合量2.2モル%)を得た。
実施例1において、PVA−1に代えて、PVA−4(重合度1700、けん化度88モル%:(株)クラレ製PVA−217)を用いたこと、およびPVA水溶液に加えるアセトアセトキシエチルメタクリレートの量を25gから50gに変更したこと以外は実施例1と同様にして水性樹脂の分散液を調製し、評価した。さらに、得られた水性樹脂の分散液に加えるアジピン酸ジヒドラジドの量を9.8重量部から16.3重量部に変えた以外は実施例1と同様にして耐水性組成物を調製し、評価した。結果を表1に示す。
実施例1において、アセトアセトキシエチルメタクレートを全く使用しなかった以外は実施例1と同様にして水性樹脂の分散液および組成物を調製し、評価した。結果を表1に示す。
実施例2において、アセトアセトキシエチルメタクレートを全く使用しなかった以外は実施例2と同様にして水性樹脂の分散液および組成物を調製し、評価した。結果を表1に示す。
実施例3において、アセトアセトキシエチルメタクレートを全く使用しなかった以外は実施例3と同様にして水性樹脂の分散液および組成物を調製し、評価した。結果を表1に示す。
実施例4において、アセトアセトキシエチルメタクレートを全く使用しなかった以外は実施例4と同様にして水性樹脂の分散液および組成物を調製し、評価した。結果を表1に示す。
実施例1において、水性樹脂の分散液に、耐水化剤としてエチレンジアミン3.4重量部を加えた以外は実施例1と同様にして耐水性組成物を調製し、評価した。結果を表1に示す。
実施例1において、水性樹脂の分散液に、耐水化剤としてジヒドロキシチタンビスラクテート14.7重量部を加えた以外は実施例1と同様にして耐水性組成物を調製し、評価した。結果を表1に示す。
アセトアセトキシエチルメタクリレートの使用量を25gから250gに変えた以外は実施例1と同様にして水性樹脂の分散液を調製し、評価した。さらに、得られた水性樹脂の分散液に加えるアジピン酸ジヒドラジドの量を9.8重量部から98重量部に変えた以外は実施例1と同様にして組成物を調製し、評価した。結果を表1に示す。
還流冷却器、温度計、窒素吹込口を備えた容量2リットルのガラス製重合容器に、イオン交換水900g、ノニオン系乳化剤(日本油脂(株)製ノニオンK−220)1gを仕込み、次に、この水溶液を窒素で置換した後、130rpmで撹拌しながら、温度を60℃に調整し、アセトアセトキシエチルメタクリレート100g、酒石酸ナトリウムの10%水溶液を5g仕込んだ。その後、0.5%過酸化水素水50gを3時間にわたって連続的に滴下し、乳化重合を行った。3時間が経過した後、固形分が9.94%(アセトアセトキシエチルメタクリレートの重合率99.7%)のポリアセトアセトキシエチルメタクリレートの分散液が得られた。この分散液25.15gを、別途PVAを溶解して準備したPVA−1の10%水溶液100gに加えて、ポリアセトアセトキシエチルメタクリレートとPVAの混合分散液を得た。
得られた混合分散液の固形分100重量部に対して、耐水化剤としてアジピン酸ジヒドラジド9.8重量部を加えて組成物を調製した。
混合分散液および組成物を実施例1と同様にして評価した。結果を表1に示す。
特開平9−124874号公報に記載の実施例1を参考にして、PVAとジケテンとの反応を行い、アセトアセチル基含有PVA(PVA−5:けん化度99.4モル%、重合度1200、アセトアセチル化度6.0モル%)を得た。得られたPVA−5を加熱溶解して10%水溶液を調製した。
得られた水溶液の固形分100重量部に対して、耐水化剤としてアジピン酸ジヒドラジド11.8重量部を加えて組成物を調製した。
水溶液および組成物を実施例1と同様にして評価した。結果を表1に示す。
実施例1において、アセトアセトキシメタクリレートを25g用いる代わりに、アセトアセトキシメタクリレート10gおよびメタクリル酸メチル40gを用いた以外は実施例1と同様にして水性樹脂の分散液を調製し、さらに得られた水性樹脂の分散液に加えるアジピン酸ジヒドラジドの量を9.8重量部から3.2重量部に変えた以外は実施例1と同様にして耐水性組成物を調製した。水性樹脂の分散液および耐水性組成物について評価した結果を表1に示す。
実施例1において、アセトアセトキシメタクリレートを25g用いる代わりに、アセトアセトキシメタクリレート2gおよびメタクリル酸メチル48gを用いた以外は実施例1と同様にして水性樹脂の分散液を調製し、さらに得られた水性樹脂の分散液に加えるアジピン酸ジヒドラジドの量を9.8重量部から3.2重量部に変えた以外は実施例1と同様にして組成物を調製した。水性樹脂の分散液および組成物について評価した結果を表1に示す。
Claims (6)
- アセトアセチル基を有するビニルモノマー単位を20〜100重量%含有する重合体(A)およびビニルアルコール系重合体(B)からなり、重量比(A)/(B)が2/100〜200/100であり、かつ(B)に結合した(A)の重量割合が(A)の全重量に対して50%以上である水性樹脂またはその水分散液(a)に耐水化剤(b)を配合した耐水性組成物。
- 前記重合体(A)が、アセトアセチル基を有するビニルモノマー単位100重量%からなる重合体、または、アセトアセチル基を有するビニルモノマー単位を少なくとも20重量%含有し、かつ、アセトアセチル基を有するビニルモノマーと共重合する単量体が、アクリル酸およびその塩、アクリル酸エステル類、メタクリル酸およびその塩、並びに、メタクリル酸エステル類からなる群より選ばれる少なくとも1種である重合体である請求項1に記載の耐水性組成物。
- ビニルアルコール系重合体(B)が、分子内に炭素数4以下のα−オレフィン単位を1〜20モル%含有し、けん化度80モル%以上のビニルアルコール系重合体である請求項1または2に記載の耐水性組成物。
- α−オレフィン単位がエチレン単位である請求項3に記載の耐水性組成物。
- ビニルアルコール系重合体(B)が、1,2−グリコール結合量を1.9モル%以上含有し、けん化度80モル%以上のビニルアルコール系重合体である請求項1〜4のいずれか1項に記載の耐水性組成物。
- 耐水化剤(b)が、ヒドラジド化合物、アミン化合物、多価金属化合物から選ばれる少なくとも一種の耐水化剤である請求項1〜5のいずれか1項に記載の耐水性組成物。
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