JP4827383B2 - 厚鋼板の熱処理方法及びその装置 - Google Patents

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Description

本発明は、熱間圧延された鋼板を材質調整のために再加熱して熱処理する厚鋼板の熱処理方法及びその装置に関し、特に再加熱手段として誘導加熱装置を備えたものに関する。
従来、熱間圧延された鋼板を更に熱処理して厚鋼板の材質調整を行っているが、その材質調整は650℃程度の温度まで加熱することで行われており、具体的には、圧延された厚鋼板或いは圧延に引き続いて水冷が施された厚鋼板を熱処理用の炉に入れることで行われる。この熱処理用の炉はバッチ式のものであり、生産性が劣るという問題点がある。これに対して、熱間圧延機の下流側に誘導加熱装置を設置して誘導加熱による熱処理をすることにより生産性を上げる方法が提案されている(例えば特許文献1、2)。
特開昭48−25236号公報 特開昭48−25239号公報
しかしながら、生産性を上げるということは、温度の変化が激しくなるため、板の長手方向の温度変化が急峻になり、板の熱膨張によって板が変形するという問題点を生じることになる。これは、近年の誘導加熱装置の発展に伴って、板の発熱量、即ち電力密度が300W/cm2にも達するようになり、長さ方向で1m程度の加熱長さで、温度差が200℃も発生するようになったからである。
板の変形は、加熱前の板が初期の幅を保とうとするのに対して、加熱後の板が熱膨張で例えば9mm近く広がろうとし、互いに圧縮と膨張の応力を及ぼしあうために起きる。厚板は4m程度の製品幅をもつため、長手方向1mで10mmの寸法差が生じると例えば幅方向にC反りとなって応力が面外変形の形で解放される。このような反りは、数十mm程度の高さになり、例えばソレノイド型の誘導加熱装置の場合には、厚鋼板が誘導加熱装置で加熱中に大きく反ると誘導加熱装置を破壊することになる。また、誘導加熱装置が複数設置されている場合には、加熱後に反りが大きくなり、後続した加熱誘導加熱装置を損傷する場合があり、設備保護の面で問題がある。また、反りは搬送ロールへの偏った接触を生じる等、均一加熱の面でも問題がある。
本発明は、上記のような問題点を解決するためになされたものであり、厚鋼板の変形を抑えて加熱の温度精度を向上させることを可能にした厚鋼板の熱処理方法及び熱処理装置を提供することを目的とするものである。
本発明に係る厚鋼板の熱処理方法は、熱間圧延された厚鋼板又はそれに引き続いて水冷処理された厚鋼板を誘導加熱装置により誘導加熱することによって熱処理する厚鋼板の熱処理方法において、前記誘導加熱装置が1又は複数台配置され、その内の最上流側に配置された前記誘導加熱装置の入側に設けられたピンチロールによって厚鋼板を挟み込んで厚鋼板の変形を抑制できる圧下力により圧下し、厚鋼板を平坦化して前記誘導加熱装置により加熱処理する。
本発明に係る厚鋼板の熱処理装置は、熱間圧延された厚鋼板又はそれに引き続いて水冷処理された厚鋼板を誘導加熱装置により誘導加熱することによって熱処理する厚鋼板の熱処理装置において、前記誘導加熱装置が1又は複数台配置され、その内の最上流側に配置された前記誘導加熱装置の入側に、厚鋼板を挟み込んで厚鋼板の変形を抑制できる圧下力が設定されたピンチロールを設けたものである。
また、本発明に係る厚鋼板の熱処理装置は、前記誘導加熱装置の上流側にホットレベラーを設けたものである。
また、本発明に係る厚鋼板の熱処理装置において、前記ピンチロールは、前記誘導加熱装置の電磁的な吸引、反発力による速度変化を抑制し得る回転力を有する駆動型のロールである。
本発明においては、誘導加熱装置の少なくとも入側に設けられたピンチロールによって厚鋼板を平坦化するようにしたので、誘導加熱装置内の厚鋼板の変形が抑制され、誘導加熱装置による誘導加熱の温度精度を向上させるとともに、誘導加熱装置の破損を防止することができる。
実施形態1.
図1は本発明の実施形態1の厚鋼板の熱処理装置の構成を示す側面図である。厚鋼板1は熱間圧延又はそれに引き続いて水冷が施された後に、誘導加熱装置2によって熱処理される。この誘導加熱装置2はソレノイド型のものが用いられ、その入側には1対のロール3a,3bからなるピンチロール3が隣接して配置されており、搬送ロール4により搬送されてきた厚鋼板1を所定の圧下力で挟み込んで、厚鋼板1の変形を抑制して誘導加熱装置2に送り出す。なお、ピンチロール3の圧下力は、厚鋼板1がピンチロール3間を通過する際に厚鋼板1の変形又はスリップを防止できる程度に設定される。また、このピンチロール3の内、ロール3aは自由に回転できるものであり、ロール3bは搬送ロール4と同様に駆動源(図示せず)によって回転する駆動力を有するものである。
次に、本発明の実施形態1の厚鋼板の熱処理装置の動作を説明するが、それに先だって厚鋼板1に反りが生じた場合の問題点を説明する。
図2は熱処理装置2内で厚鋼板1にC反りが生じた状態の説明図である。図2に示されるように、厚鋼板1に例えば幅方向のC反りが発生すると、加熱しなければならない厚鋼板1の質量は1/cosθだけ大きくなり、その分、目標の温度より低めに加熱されることとなる。このことは、上反りや下反りの場合においても同様である。
また、厚鋼板1が下に反る変形をすると、搬送ロール4に衝突してスリップし、目標の搬送速度よりも遅くなるため、加熱される時間が長くなり、目標の温度より高く加熱されることとなる。
このように誘導加熱装置2によって厚鋼板1にC反り、上反り、下反り等の変形が生じたとしても、本実施形態1においては、ピンチロール3によってスリップが防止されるとともに、厚鋼板1のC反り、上反り、下反り等の変形が矯正され、厚鋼板1が平坦化されるため、目標の搬送速度が維持されることとなり、加熱時間も一定となって目標の温度で加熱されることとなる。
上述したように、温度の上昇量は厚鋼板1の変形による誘導加熱装置2内の質量増に反比例するから、cosθに比例することとなる。従って、厚鋼板1が真っ直ぐであるθ=0°、cosθ=1に対して、工業的にはcosθ>0.995、θ<5.7°であるようにするのが良く、これは加熱による温度上昇量が500℃の場合で2.5℃の偏差以内で目標温度に加熱できることに相当する。
本実施形態1においては、上述のように、搬送ロール4によって搬送されてきた厚鋼板1をピンチロール3が所定の圧下力で挟み込んで誘導加熱装置2に送り出しており、厚鋼板1が誘導加熱装置2の入り側において平坦化される(その変形が抑制される)ので、誘導加熱装置2内の厚鋼板1は平坦にものとなっており、目標の搬送速度が維持されることとなり、加熱時間も一定となって厚鋼板1がその長手方向及び幅方向において目標の温度で加熱されることとなり、誘導加熱装置2による加熱の温度精度が向上するとともに、誘導加熱装置2の破損を防止することができる。また、厚鋼板1が誘導加熱装置2で加熱処理されることにより厚鋼板1の残留応力が低減されることとなる。
なお、本実施形態1においては、ピンチロール3のロール3aは自由に回転できるものとしているが、ロール3a自体に駆動力を付与するような構成にしてもよい。その場合には、ピンチロール3の上下の1対のロール3a,3bの回転速度を同一にして両者の回転速度の同期を取ることが、厚鋼板1の搬送速度を一定にするために必要とされる。このことは、厚鋼板1の上反りや下反りが小さい場合には望ましいことであるが、逆に、厚鋼板1の上反りや下反りが大きい場合にはピンチロール3の上下のロールの回転速度を敢えて変えることにより、反りを矯正することが可能となる。また、ピンチロール3に駆動力を与えるようにするもう1つの理由は、誘導加熱装置2の電磁力により厚鋼板1の搬送速度が変化させられるような場合に、その電磁力による速度変化に対抗させるためにトルクを所定の圧下力と相俟って付与することにある。このピンチロール3の説明は後述の実施形態においては同様に適用される。また、誘導加熱装置2としてソレノイド型のものを説明したが、トランスバース型のものを用いてもよい。
実施形態2.
図3は本発明の実施形態2の厚鋼板の熱処理装置の構成を示す側面図である。本実施形態2においては、誘導加熱装置2の入側だけでなく出側にもピンチロール3が配置される。本実施形態2においては、誘導加熱装置2の入側に配置されたピンチロール3と、出側に配置されたピンチロール3とによって、誘導加熱装置2に装入された厚鋼板1を拘束しており、誘導加熱装置2による加熱によって厚鋼板1に発生する歪みを抑制することができる。
また、誘導加熱装置2を挟むようにして配置された入側及び出側のピンチロール3の間隔、言い換えると、誘導加熱装置2の長さは、例えば製品である厚鋼板1の長さが30mとした場合に厚鋼板1の先後のそれぞれの切り落とし量である1m未満に設定されている。その理由は、ピンチロール3が効果を持つのは、厚鋼板1の先端と後端を除く部分であり、先端と後端は加熱不良が発生する可能性がある。このため、この加熱不良部分は通常製品とはならない先後端の切り落とし部分と一致させることが望ましいからである。但し、厚鋼板1は極めて剛性が高く、このような短い距離ではピンチロール3に要求される圧下力が莫大になるため、先後端の切り落としする距離を経済的に許容できる範囲で大きく取り、ピンチロール3の構成を簡易化することが有効である。したがって、この経済的な距離、即ち誘導加熱装置2として利用可能な長さは、典型的な圧延長が30mの場合には2mであり1mとするのが限度である。
実施形態3.
図4は本発明の実施形態3の厚鋼板の熱処理装置の構成を示す側面図である。本実施形態3においては、誘導加熱装置2が複数台(図示の例では2台)配置されており、各誘導加熱装置2の入側及び出側にそれぞれピンチロール3が配置されており、上記の実施形態2と同様に動作する。即ち、このように誘導加熱装置2を複数台配置した場合においても、各誘導加熱装置2の入側及び出側にピンチロール3をそれぞれ配置するようにしたので、最上流側の誘導加熱装置2の入側のピンチロール3により厚鋼板1を平坦化し、誘導加熱装置2による誘導加熱により厚鋼板1に変形が生じた場合にはそれを出側に配置されたピンチロール3により矯正し、更に、それより下流側に配置された誘導加熱装置2のピンチロール3により同様な処理が繰り返されるこことにことになり、厚鋼板1が平坦化が確実に確保されるため、目標の搬送速度が維持されることとなり、加熱時間も一定となって厚鋼板1がその長手方向において目標の温度で加熱されることとなる。また、厚鋼板1が各誘導加熱装置2でそれぞれ加熱処理される毎に、厚鋼板1の残留応力が低減されることとなる。
なお、本実施形態3においては、各誘導加熱装置2の入側及び出側にピンチロール3をそれぞれ配置した例について説明したが、対象とする鋼板寸法や加熱温度によっては、上流側の誘導加熱装置2の出側に配置されるピンチロール3の設置を省略することも可能である。また、厚鋼板1の板厚や加熱温度によっては、厚鋼板1を複数台の誘導加熱装置2に1回通過させるだけでは厚鋼板1の温度が目標温度に到達しない場合がある。そのような場合には、1回加熱した後に厚鋼板1を逆方向に搬送して複数回加熱することで対応する。本実施形態3では、1台目及び2台目の誘導加熱装置2の前後にピンチロール3が設置されているため、逆方向に搬送、加熱された場合にも本発明の目的を達成することが可能となる。また、誘導加熱装置2が複数台配置された場合には、最上流側(最初の)の誘導加熱装置2が加熱による昇温量が大きく、最も加熱歪みが発生し易いので、最上流側の誘導加熱装置2にだけピンチロール3を設けて、その下流側の誘導加熱装置2のものは省略するようにしてもよい。
実施形態4.
図5は本発明の実施形態4の厚鋼板の熱処理装置の構成を示す側面図である。本実施形態4においては、誘導加熱装置2の上流側にホットレベラー5が配置されている。ホットレベラー5は複数本の上ロール及び下ロールが厚鋼板1の搬送方向に沿って交互に千鳥状に配置してなり、曲げ戻しを繰り返して圧延時や加速冷却時に生じた圧延歪や冷却歪を除去して厚鋼板1の形状不良を直して真直化を図るものである。
本実施形態4においては、ホットレベラー5により厚鋼板1を矯正して真直化を図り、圧延歪や冷却歪を除去してから誘導加熱装置2に装入するようにしているので、誘導加熱装置2の加熱歪みが抑制される。なお、本実施形態4のホットレベラー5は上記の実施形態2及び3にも同様に適用される。
(実施例1)
本発明の実施例1として、図5に示される実施形態4について、厚さ25mm、幅3m、長さ15mに熱間圧延され、500℃に水冷された後にホットレベラー5で板の変形が矯正された厚鋼板1に対して、550℃まで誘導加熱装置2により誘導加熱して、その効果を調べた。このとき、誘導加熱装置2は長さ約1mのソレノイド型であり、単機容量は約20MWであり、厚鋼板1を往復させて加熱した。ソレノイド型の誘導加熱装置2は効率を向上させるために開口面積を小さくするのが有効であり、開口部の高さを約150mmとしてあり、厚鋼板1は搬送ロール4によってそのほぼ中央を通過するために、上方には約50mmの余裕しかない状態になっている。厚鋼板1を初期速度20mpmで加熱したが、1台の誘導加熱装置2を通過することにより、約150℃の温度変化を生じた。この温度上昇では、厚鋼板1は高さ約100mmのC反りを生じようとするが、ピンチロール3によって20tonの押さえ力を与えることによって、厚鋼板1の変形は高さ方向5mmに止まった。
(比較例)
比較例(従来例)として、図5のピンチロール3のロール3aを上方に待避開放して、上記の実施例1と同じサイズの厚鋼板1を誘導加熱装置2により加熱した場合の反りの高さを調べた。ロール3aがない場合には、出力約5MW、1台の温度上昇量約40℃でC反りの高さは約30mm、出力8MWで約60℃、C反りの高さが約50mmであったが、上記の実施例1のように高出力にした場合には誘導加熱装置2を破壊することになるために、この出力(8MW)までしか与えられなかった。比較例の場合には、厚鋼板1が下に凸形状になる場合があり、そのような場合には搬送ロール4(及びロール3b)に接触する部分が選択的に搬送ロール4で冷やされて幅方向の中央部が低温化していたが、上記の実施例1ではそのようなことはなかった。上記の実施例1と比較例(ピンチロール無し)とを纏めると次のとおりである。
Figure 0004827383
(実施例2)
また、本発明の実施例2として、図1に示される実施形態1のように、誘導加熱装置2の入側だけにピンチロール3を配置した場合について調べた。誘導加熱装置2の出力が20MWの場合でも、C反りの高さは30mm程度に抑制することができた。
(実施例3)
また、本発明の実施例3として、誘導加熱装置2を3台配置し、それぞれにピンチロール3を配置した場合(図4の実施形態3参照)について調べた。どの場所においても厚鋼板1のC反りの高さを数mm程度の抑制することができた。このとき、最上流側に位置する誘導加熱装置2にのみピンチロール3を配置した場合においても、後続する誘導加熱装置2においてC反りが抑制され、その高さはどこも50mm以下であり、誘導加熱装置2に接触するような事態が避けられている。
本発明の実施形態1の厚鋼板の熱処理装置の構成を示す側面図。 誘導加熱装置内での厚鋼板の変形例を示す側面図。 本発明の実施形態2の厚鋼板の熱処理装置の構成を示す側面図。 本発明の実施形態3の厚鋼板の熱処理装置の構成を示す側面図。 本発明の実施形態4の厚鋼板の熱処理装置の構成を示す側面図。
符号の説明
1 厚鋼板、2 誘導加熱装置、3 ピンチロール、4 搬送ロール、5 ホットレベラー。

Claims (4)

  1. 熱間圧延された厚鋼板又はそれに引き続いて水冷処理された厚鋼板を誘導加熱装置により誘導加熱することによって熱処理する厚鋼板の熱処理方法において、
    前記誘導加熱装置が1又は複数台配置され、その内の最上流側に配置された前記誘導加熱装置の入側に設けられたピンチロールによって厚鋼板を挟み込んで厚鋼板の変形を抑制できる圧下力により圧下し、厚鋼板を平坦化して前記誘導加熱装置により加熱処理することを特徴とする厚鋼板の熱処理方法。
  2. 熱間圧延された厚鋼板又はそれに引き続いて水冷処理された厚鋼板を誘導加熱装置により誘導加熱することによって熱処理する厚鋼板の熱処理装置において、
    前記誘導加熱装置が1又は複数台配置され、その内の最上流側に配置された前記誘導加熱装置の入側に、厚鋼板を挟み込んで厚鋼板の変形を抑制できる圧下力が設定されたピンチロールを設けたことを特徴とする厚鋼板の熱処理装置。
  3. 前記誘導加熱装置の上流側にホットレベラーを設けたことを特徴とする請求項に記載の厚鋼板の熱処理装置。
  4. 前記ピンチロールは、前記誘導加熱装置の電磁的な吸引、反発力による速度変化を抑制し得る回転力を有する駆動型のロールであることを特徴とする請求項2又は3に記載の厚鋼板の熱処理装置。
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