JP2000042632A - テンションレベラならびにストリップの矯正方法 - Google Patents
テンションレベラならびにストリップの矯正方法Info
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Abstract
ておこなう平坦矯正において、小さな量の張力差でも容
易に付与でき、かつ任意の張力分布の形成が可能なテン
ションレベラならびにそれを用いた矯正方法を提供す
る。 【解決手段】 ストリップ11の張力域を形成するブラ
イドルロールユニット4と、この張力域にストリップ1
1の進行方向に向かってそのストリップ11に伸びを付
与する伸張ロールユニット2と前記ストリップの反りを
矯正する矯正ロールユニット3とを順次配置し、伸張ロ
ールユニット2の入側にロール軸方向に温度勾配の形成
が可能な加熱ロール1を設け、この加熱ロール1にてス
トリップ11の幅方向に温度差を形成させた後に、伸長
ロールユニット2および矯正ロールユニット3で平坦矯
正をする。
Description
状不良を曲げと張力を付与して矯正するテンションレベ
ラに係わり、特に金属ストリップの幅端部や幅中央部な
どの平坦度不良を矯正するテンションレベラならびにそ
の矯正方法に関する。
下、単にストリップという)は完全に平坦ではなくいわ
ゆる中伸び、耳波などが生じており矯正処理を施し平坦
なコイルとした後に出荷される。この矯正には、従来よ
りテンションレベラが用いられている。
に示す概要図であり、上流、下流のブライドルロールユ
ニット4、4によってストリップ11の張力域を形成
し、この張力域に該ストリップ11に伸びを付与する伸
張ロールユニット2と矯正ロールユニット3を設け、被
矯正材である前記ストリップ11に張力と曲げによる複
合応力を与えてストリップ11を0.2〜1.5%伸長
することで、幅方向の伸び差を消去し平坦矯正がおこな
われる。なお、符号5は、デフレクターロールである。
下でロールに沿わせて曲げ伸ばす加工を行うと、ストリ
ップの幅端部は幅中央部に比べて幅方向の拘束がないこ
とや、幅中央部に比べ幅端部付近の降伏応力が低い等の
理由により幅端部と幅中央部で僅かに伸びが異なり、板
幅全体を矯正しても幅端部には平坦不良が残存する場合
がある。
も矩形でなく、エッジドロップやロール撓みによる板ク
ラウンがあり、このようなストリップを矯正しても、板
厚の幅方向における不均一が幅方向の伸び差として現
れ、形状不良や歩留まりの低下をもたらす。
いる。図2は、特公昭51−8830号公報に提示され
た技術の模式図で、ワークロール21の片側端部のロー
ル径を軸端に向かって漸次小径化させることによって幅
方向の伸び差を形成させるものである。なお、符号11
は被矯正材のストリップである。
41号公報に提示された技術の模式図で、ワークロール
21に隣接するアンチクリンピングローラ22の片側に
端部に向かって漸次小径となるようにテーパを形成させ
矯正材に幅方向伸び差を付与するものである。
クロールで曲げ引張り加工を受けるストリップに対して
張力差を付与することで、張力による加工量つまり伸び
量の差を発生させる方法である。
伸長ロールに対向して押えロールを配置し、それぞれの
ロールには互いに反対位置の一方端にロール端に向かっ
て直径が減少するようにクラウニングを設け、両ロール
にてストリップを挟んで矯正する方法が開示されてい
る。これは曲げ引張り加工を受けるストリップに対して
板厚方向応力の幅方向差を負荷することで伸び差を調整
する方法である。
れた従来技術は、幅方向に張力差を発生させて幅方向に
伸び差を付与することは可能であるが、ロールのクラウ
ニングとロールの押し込み量によって幅方向の伸び差を
調節するため、形成される張力差は通板経路長さの幅方
向差で決定され、ロールの加工精度や機械の製作精度の
影響をうけ微小量の設定が難しい。また、板端をテーパ
部の所定位置に合わせるには、ロールのシフトで対応で
きるが、テーパ形状の変更にはロールの交換が必要であ
り、作業能率の低下やロール在庫数の増加によるコスト
上昇の問題もある。更に、大きなクラウニングを有する
ロールを用いる場合には、テーパ部での折れや光沢差を
誘発する危険性も高い。
れる幅方向の張力分布を付与しておこなう平坦矯正にお
いて、小さな量の張力差でも容易に付与でき、かつ任意
の張力分布の形成が可能なテンションレベラならびにそ
れを用いた矯正方法を提供することにある。
では、ストリップに負荷される張力が増加するとロール
径やロール配置が適切であれば通常は伸び量が増加する
ことは周知であり、したがって、幅方向に張力差を形成
することで幅方向の伸び差が得られる。ここで、形成さ
せる張力差を精度良く設定できれば、正確な伸び差が得
られ、平坦度の改善効果を高めることが可能である。
力差を形成させる手段として、ストリップの熱膨張を利
用する方法を想到した。熱膨張歪みは 熱膨張係数と温
度変化量の積で求まるのは周知である。例えば普通鋼で
あれば10℃の温度差を付与すれば1.2×10-4程度
の歪み差を形成できる。この歪み差と弾性係数との積で
求まる応力差が形成される。よって、幅方向の所定の位
置を適宜加熱できればストリップに幅方向の温度差が発
生し、張力差が形成されるため、その状態でテンショレ
ベリングを行えば幅方向に伸び差を変更できる。すなわ
ち、通常のテンションレベリングでは伸び差が残存する
場合でも、温度差を与えて矯正することできわめて平坦
に矯正できると考えられる。
差を形成させる加熱方法を検討した。ストリップの加熱
では加熱炉内を通板して昇温する方法が一般的ではある
が、この方法では、ストリップの幅方向に温度差を形成
するのが困難である。また、誘導加熱による方法では部
分的な加熱は可能であるが、正確な幅方向位置に限定し
た加熱は難しい。そこで、本発明者らは、高温のロール
と接触させてストリップを加熱するロール加熱の適用を
試みた。ロール加熱ではストリップとロール間の接触熱
伝達で熱の授受が行われ、単位時間、単位面積当たりの
入熱量qは下記の式で与えられる。
プの巻き付き角度を変更し、ストリップとロールの接触
時間を変更してストリップへの入熱量を調節するのが一
般的であるが、従来の加熱ロールは、軸方向にロール表
面温度が均一であるため、基本的にはストリップは幅方
向に同じ温度となる。そこで、ロール内部に軸方向に分
割したヒータを備えた加熱ロールを製作し、ストリップ
の加熱を行ったところ、ストリップの幅方向に温度差が
形成され、ロール表面の温度と加熱前のストリップ温度
の差に比例した温度分布が形成された。加熱ロールへの
ストリップ巻き付け時の張力が小さいと熱膨張の影響で
加熱温度の高いところがロールから浮き上がるため大幅
な温度差の形成が難しいが、テンションレベリングを想
定した高張力下では、ストリップに形成される温度差を
大きくできることが判った。更に、加熱ロールの軸方向
における温度分布を変更することで、ストリップの幅方
向の温度分布の変更も可能であり、また、加熱ロールを
軸方向にシフトすることで、ストリップに形成される温
度分布も即座に移動(シフト)し、ロール温度そのもの
を変更するよりも早期にストリップの温度分布を変更で
きることが判った。
要旨は以下(1) 〜(5) の通りである。 (1) ストリップの張力域を形成するブライドルロールユ
ニットと、この張力域にストリップの進行方向に向かっ
て該ストリップに伸びを付与する伸張ロールユニットと
前記ストリップの反りを矯正する矯正ロールユニットと
を順次配置したテンションレベラであって、前記伸張ロ
ールユニットの入側にロール軸方向に温度勾配の形成が
可能な加熱ロールを設けたことを特徴とするテンション
レベラ。
ヒータを備えたことを特徴とする上記(1) 項に記載のテ
ンションレベラ。 (3) 加熱ロールへのストリップの巻き付き角度を変更す
るロール押し込み量の変更機構を設けたことを特徴とす
る上記(1) または(2) 項に記載のテンションレベラ。
ルシフト機構を設けたことを特徴とする上記(1) ないし
(3) 項のいずれかに記載のテンションレベラ。 (5) 上記(1) ないし(4) 項のいずれかに記載のテンショ
ンレベラにより、ストリップの幅方向に温度差を形成さ
せた後に伸長ロールユニットでストリップに伸びを付与
する事を特徴とするストリップの矯正方法。
レベラを模式的に示す概要図である。同図に示すよう
に、本発明のテンションレベラは、ストリップ11の張
力域を形成するブライドルロールユニット4、4と、こ
の張力域にストリップの進行方向に向かってそのストリ
ップ11に伸びを付与する伸張ロールユニット2と前記
ストリップ11に曲げを付与する矯正ロールユニット3
とを順次配置したテンションレベラであって、伸張ロー
ルユニット2の入側にロール軸方向に温度勾配の形成が
可能な加熱ロール1を設けたことを特徴とする。なお、
符号5はストリップのパスラインを規定するデフレクタ
ーロール、6はストリップの幅方向温度計で加熱ロール
1の出側に設けられる。
げ変形を与え伸びを付与することができれば常法の手段
でよく、図示例では、上下2対の小径の伸長ロール2−
1と、それぞれの伸長ロールを保持する中間ロール2−
2とバックアップロール2−3とで構成され、高張力下
でストリップに曲げ変形を加えることにより平坦矯正が
おこなわれる。なお、伸長ロールは上下1対でもよく、
伸長ロールの直径は、10〜60mm程度とすることが
できる。矯正ロールユニット3は、ストリップの反りを
矯正できれば常法の手段でよく、図示例では、小径の矯
正ロール3−1とその矯正ロールを保持する中間ロール
3−2とバックアップロール3−3を有し、更に、矯正
ロール3−1に対向し、その矯正ロールの前後に配置し
た大径のロール3−4を備え、これらのロール構成を上
下反転した1対のユニットから構成される。上流側の矯
正ロールで、伸長ロールで形成された幅方向反りが矯正
され、下流側の矯正ロールで、同じく長手方向反りが矯
正される。なお、矯正ロールおよび大径ロールの直径
は、それぞれ30〜120mm程度、150〜300m
m程度とすることができる。加熱ロール1は、その押圧
によりストリップに伸びを付与しないように、直径が2
50mm程度以上の大径ロールが望ましく、通常、直径
が300〜500mmのロールが用いられる。加熱ロー
ルの設置数は1個以上で、好ましくは、図4に示すよう
に、ライン方向に前後し、ストリップ11を挟んで対向
するように2個設けるのがよい。
温について説明する。幅方向に温度差のある加熱ロール
にストリップを巻き付けて通板することにより、ストリ
ップの温度上昇量ΔTは(1)式で求められる。なお、
(1)式は、加熱ロール1本の場合であるが、加熱ロー
ルが複数本ある場合にはそれぞれのロール出側位置での
ストリップの温度をベースとして昇温量が加算される。
弧長/ライン速度) a:板厚 ρ:密度 c:比熱 (1)式に示すように、加熱ロール表面温度Trを幅方
向に変更することにより幅方向におけるΔTが変化して
幅方向に温度差が形成される。例えば、ストリップの表
面温度Tsが幅方向に均一であり、加熱ロール表面温度
がTr1とTr2とすると、ストリップの温度差ΔTs
は、(2)式により求まり、この温度差が張力差として
得られる。
式的に示す概要図である。同図に示すように、加熱ロー
ル1の内部には軸方向に分割した電気ヒータ7が軸方向
中央部に対し対称に配置され、それぞれの電気ヒータ7
に付帯された温度センサ(図示せず)によって個別に温
度制御され、軸方向に温度差が形成される。なお、図示
例は、ロール軸方向に5分割した例であるが、分割数は
これに限定されない。
他の例を同じく縦断面で模式的に示す概要図である。同
図において、加熱ロール1の内部には軸方向に分割した
電気ヒータ8が軸方向中央部に対し非対称に配置され、
それぞれの電気ヒータ8は温度制御され、軸方向に温度
差が形成される。なお、図示例では、分割数を2とした
が、分割数はこれに限定されない。
へのストリップの巻き付き角度を変更するロール押し込
み量の変更機構を設けることを特徴とする。図7は、ロ
ール押し込み量の変更機構を説明する模式図である。
構は、昇降機構9と昇降量制御装置(図示無し)を有
し、昇降機構9は、加熱ロール1を保持するロールチョ
ックの昇降が可能な昇降スクリュウ9−1を有し、昇降
量制御装置によりハウジング9−2内で昇降スクリュウ
9−1を昇降作動させることにより加熱ロール1の巻き
付け角度の変更が可能となり、ストリップ11への入熱
量を調節することができる。例えば、ライン速度を変更
すると、ロール接触時間が変化してストリップ昇温量が
変化するが、巻き付け角度を変更することによってスト
リップの昇温量を一定に保つことができる。例えば、ラ
イン速度を2倍に変更したとき、巻き付け角度を2倍に
すれば、ストリップの昇温量はほとんど変化しない。
ールを軸方向に移送させるロールシフト機構を設けたこ
とを特徴とする。
概要図であり、ロールシフト機構10は、シフト駆動装
置10−1とシフト制御装置(図示無し)を有し、シフ
ト制御装置によりシフト駆動装置10−1を作動させる
ことにより加熱ロール1を矢印で示す軸方向に移動させ
ることができ、ストリップの板幅方向の温度差を変更す
ることができる。なお、符号9は昇降機構、12は加熱
ロール用回転駆動モータである。
向の温度差付与方法を説明する模式図である。図9に示
すように、加熱ロール1の軸方向における左右を反転し
てライン方向の前後に配置し、分割したヒータの温度を
それぞれT1、T2、T3、T4と個別の温度に設定す
れば、加熱ロール出側のストリップの温度を幅方向に分
割して設定できる。例えば、図9において、加熱ロール
出側のストリップ幅方向における位置をA、B、Cと
し、その温度をそれぞれTO(1、3)、TO(2、
3)、TO(2、4)で表示すると、TO(i、j)
は、次式で求めることができる。
×Δt1 ×E)×(1−Δt2 ×E)+Tj×Δt2 ×
E ここで、E=α/(a×ρ×c) Δt1 :第1加熱ロールとの接触時間 Δt2 :第2加熱ロールとの接触時間 図10は、ロールシフトによる幅方向の温度差付与方法
を説明する模式図である。図10に示すように、例えば
図8のロールシフト機構を用いて、加熱ロール1bを矢
印で示す幅方向にシフトすることにより、A、B、Cの
各温度域の幅を調整することができる。なお、図示例で
は、加熱ロール1bをシフトする場合であるが、加熱ロ
ール1aをシフトしてもよく、また、両方の加熱ロール
1a、1bをそれぞれ逆方向にシフトしてもよい。
方法は、ストリップの幅方向に温度差を形成させた後に
伸長ロールユニットでストリップに所定の伸びを付与す
ることを特徴とする。
巻き付け角度の変更、ロールシフトによるストリップの
加熱幅方向位置の変更などにより、ストリップの幅方向
温度分布を変更し、ストリップの張力分布を幅方向に変
更した後、通常のテンションレベリングによる伸長加工
で幅方向に伸び差を発生させることができ、平坦度の著
しい改善が可能となる。
示す主仕様の伸長ロールと矯正ロールを有し、図5と表
2にそれぞれ基本構造と主仕様を示す2本の加熱ロール
を備えたテンションレベラを用いて、0.8mm厚×1
200mm幅の冷延鋼帯をライン速度100mpm、張
力3kgf/mm2 で、伸長ロールの押し込み量を5m
mとし、伸び率設定0.8%の条件で矯正した。
m2 低下していたため、従来法(加熱ロールによるスト
リップの加熱無し)では若干の耳伸びとなる平坦不良が
発生したが、加熱ロール両端のヒータを用いて鋼帯のエ
ッジ部を約10℃高めたところ耳伸びは改善し極めて平
坦な鋼帯が得られた。次いで、ライン速度を150mp
mに高めるとエッジ部の昇温量が低下したため耳伸び改
善効果が薄らいだが、巻き付け角度の増加またはロール
設定温度の上昇の行ったところ、どちらの場合も再度平
坦な鋼板が得られた。
レベラを用い、1.6mm厚×1400mm幅の熱延酸
洗上がり鋼帯(板クラウン80μm)をライン速度15
0mpm、張力2kgf/mm2 で、伸長ロールの押し
込み量を4mmとし、伸び率設定1.0%の条件で矯正
した。従来法(加熱ロールによるストリップの加熱無
し)では中伸びが残存する傾向が見られたが、加熱ロー
ルの中央のヒータを用いて鋼板の中央部温度を15℃程
度高めると中伸びが改善し平坦な鋼帯が得られた。
と表3にそれぞれ基本構造と主仕様を示す加熱ロールの
左右を図9に示すように反転して配置したテンションレ
ベラを用いて、0.8mm厚×1200mm幅ならびに
1.0mm厚×1300mm幅の冷延鋼帯をライン速度
100mpm、張力3kgf/mm2 で、伸長ロールの
押し込み量を4〜5mmとし、伸び率設定1.0%の条
件で矯正した。
kgf/mm2 低下しており、従来法では、若干の耳波
が形成されたが、それぞれのロールの加熱幅の小さい側
の温度を高めるように加熱し、加熱ロール出側で鋼帯の
エッジ部の温度を約10℃高めるように設定することで
平坦な鋼帯が得られた。なお、鋼帯幅の変更の際には、
加熱ロールをそれぞれ50mmシフトし、鋼帯の加熱位
置を変更した。
中央部などの平坦度不良を改善できる。詳述すれば、特
に、幅方向に機械特性値が異なる場合や板クラウンの影
響などで十分な平坦が得られない場合に、ストリップの
幅方向に温度分布を付与することにより幅方向に張力分
布を変えた矯正が可能となり、平坦度の優れた鋼板を容
易に生産できる。
である。
の模式図である。
号公報に提示された技術の模式図である。
概要図である。
式的に示す概要図である。
面で模式的に示す概要図である
である。
る。
与方法を説明する模式図である。
を説明する模式図である。
Claims (5)
- 【請求項1】 ストリップの張力域を形成するブライド
ルロールユニットと、この張力域にストリップの進行方
向に向かって該ストリップに伸びを付与する伸張ロール
ユニットと前記ストリップの反りを矯正する矯正ロール
ユニットとを順次配置したテンションレベラであって、
前記伸張ロールユニットの入側にロール軸方向に温度勾
配の形成が可能な加熱ロールを設けたことを特徴とする
テンションレベラ。 - 【請求項2】 加熱ロールの内部に軸方向に分割したヒ
ータを備えたことを特徴とする請求項1に記載のテンシ
ョンレベラ。 - 【請求項3】 加熱ロールへのストリップの巻き付き角
度を変更するロール押し込み量の変更機構を設けたこと
を特徴とする請求項1または2に記載のテンションレベ
ラ。 - 【請求項4】 加熱ロールを軸方向に移動させるロール
シフト機構を設けたことを特徴とする請求項1ないし3
のいずれかに記載のテンションレベラ。 - 【請求項5】 請求項1ないし4のいずれかに記載のテ
ンションレベラにより、ストリップの幅方向に温度差を
形成させた後に伸長ロールユニットでストリップに伸び
を付与する事を特徴とするストリップの矯正方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21555998A JP4399872B2 (ja) | 1998-07-30 | 1998-07-30 | テンションレベラならびにストリップの矯正方法 |
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Publication Number | Publication Date |
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JP2000042632A true JP2000042632A (ja) | 2000-02-15 |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN109332386A (zh) * | 2018-09-29 | 2019-02-15 | 中冶南方工程技术有限公司 | 一种提高热轧带钢平直度的精整方法 |
CN110306115A (zh) * | 2019-07-31 | 2019-10-08 | 江苏省沙钢钢铁研究院有限公司 | 热轧spa-h带钢表面点状翘皮缺陷的控制方法 |
-
1998
- 1998-07-30 JP JP21555998A patent/JP4399872B2/ja not_active Expired - Fee Related
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CN109332386A (zh) * | 2018-09-29 | 2019-02-15 | 中冶南方工程技术有限公司 | 一种提高热轧带钢平直度的精整方法 |
CN110306115A (zh) * | 2019-07-31 | 2019-10-08 | 江苏省沙钢钢铁研究院有限公司 | 热轧spa-h带钢表面点状翘皮缺陷的控制方法 |
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