JP4826548B2 - 放電灯点灯装置及びこれを用いた照明装置、液晶表示装置 - Google Patents
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Description
図1は本発明の実施形態1の回路図である。直流電源DCは所定の直流電圧を出力する電源であり、例えば商用交流電源を全波整流し、周知の昇圧チョッパ回路により平滑化して出力する回路などで構成できる。直流電源DCの負極は1次側の基準電位(グランド)に接続されている。直流電源DCの正極と負極の間には、スイッチング素子Q1,Q2の直列回路よりなるハーフブリッジ回路が接続されている。スイッチング素子Q1,Q2は例えばパワーMOSFETよりなり、制御回路15の出力によりドライバ16を介して高周波で交互にオン・オフ駆動される。スイッチング素子Q2の両端には、直流カット用コンデンサC8を介して、絶縁トランスT1の1次巻線が接続されている。
低圧側フィラメントが正常時(断線なし、正常に装着)では、フィラメント抵抗が十分小さく、コンデンサC7から抵抗R2を介して流れる微弱な直流電流は、大部分が低圧側フィラメントを介して流れるので、低圧側フィラメントの非電源側端子の直流電圧成分はほぼ0となり、検出回路12の出力もほぼ0となる。
図2は高圧側フィラメント異常時の動作説明図である。図中の矢印は、直流電流の流れを示す。ランプ点灯時の等価抵抗をRlaとすると、Rla≪R11、R12である。
図3は本発明の実施形態2の回路図である。絶縁トランスT1に巻線n31、n32を設けて、その出力を一対のダイオードで全波整流し、コンデンサC7を正負各極性で充電することで、2次側の直流電圧源とした例である。巻線n31とその直列ダイオードは1つの直流電圧源回路を構成しており、巻線n32とその直列ダイオードは他の1つの直流電圧源回路を構成している。これら2つの直流電圧源回路の出力をコンデンサC7に充電することで、1つの直流電圧出力としている。n31、n32は略等しい巻数に設定してある。
本実施形態の検出動作は、低圧側のフィラメントについては実施形態1と同様である。低圧側のフィラメントの非電源側端子に接続された直流電圧成分検出回路12の構成は図1と同じで良い。
高圧側フィラメントの電源側端子が外れた場合、もしくはフィラメントが断線した場合、コンデンサC7の正極→抵抗R11→コンデンサC2→コンデンサC1→コンデンサC7の負極の経路でコンデンサC2を2次側基準電位G2に対して正方向に充電する電流が流れるから、検出回路11により平均化されて検出される高圧側フィラメントの電源側端子の直流電圧成分は、2次側基準電位G2に対して上昇する。
図5は本発明の実施形態3の回路図である。絶縁トランスT1の2次側出力端子から、それぞれダイオードD1、D2及び抵抗R11;R12、R2を介してランプフィラメントの一端に接続し、絶縁トランスT1の2次側出力電圧を正負各極性で半波整流し、直流パルス電圧(半波整流された高周波電圧)を用いて断線検出を行う例である。
低圧側のフィラメントの非電源側端子に接続された直流電圧成分検出回路12の構成は図1と同じで良い。図1では巻線n21からダイオードを介してコンデンサC7を充電しているが、図5の構成では、フィラメント断線時または端子外れ時には、直流電圧成分検出回路12の内部のコンデンサがダイオードD2、抵抗R2を介して充電されることになる。このコンデンサの電圧上昇を比較器14により判定することで、低圧側フィラメントの断線または端子外れを検出する。
高圧側フィラメントの電源側端子が外れた場合、もしくはフィラメントが断線した場合、トランスT1の2次巻線→コンデンサC1→コンデンサC2→抵抗R11→ダイオードD1→トランスT1の2次巻線の経路でコンデンサC2を2次側基準電位G2に対して負方向に充電する電流が流れるから、検出回路11により平均化されて検出される高圧側フィラメントの電源側端子の直流電圧成分は、2次側基準電位G2に対して低下する。
図6は本発明の実施形態4の回路図である。ランプ点灯のための共振回路の出力を抵抗R3、R4、R5で分圧し、抵抗R3に並列に、ダイオードD1を介してコンデンサC6を接続し、抵抗R5に並列にダイオードD2を介してコンデンサC7を接続することで、コンデンサC6,C7に略等しい直流電圧を蓄積する。そのため、抵抗R3とR5は略等しい抵抗値とする。
図9は本発明の実施形態5の回路図である。図6に示した実施形態4において、放電灯FLの非電源側のフィラメント端子の直流電圧成分を検出した例である。高圧側フィラメントにおいて、電源側端子と非電源側端子のどちらが外れてもコンデンサC4に同じ極性の直流電圧成分が充電されるので、検出回路11bは非電源側の直流電圧成分のみを検出している。
図10は本発明の実施形態6に用いる検出回路の回路図である。ここでは、高圧側フィラメントについて検出回路を図示しているが、低圧側フィラメントについても同様の構成の検出回路を具備しても良い。
図11に本発明の放電灯点灯装置を用いた液晶表示装置の概略構成を示す。液晶パネルLCPの背面(直下)にバックライトBLが配置されており、バックライトBLは、筐体21と、この上に設置された反射板22及び複数の放電灯1〜8と、その上方に設置された拡散板23、プリズムシート等の光学シート24とから構成されている。また筐体21の背面に放電灯1〜8を点灯する放電灯点灯装置10が設置されている。反射板22は各放電灯1〜8の光を有効に前面に指向させるものである。拡散板23は放電灯1〜8及び反射板22からの光を拡散させて前面への照明光の明るさ分布を平均化する機能を有する。液晶パネルLCPの各画素では、映像信号に応じて液晶が駆動され、バックライトBLから放射された光が透過され、液晶パネルLCP上に画像が表示される。
T1 絶縁トランス
T2 予熱トランス
Q1,Q2 スイッチング素子
C4,C5 予熱用コンデンサ
C6,C7 コンデンサ(2次側の直流電圧源)
R11;R12 抵抗(高圧側フィラメント検出用)
R2 抵抗(低圧側フィラメント検出用)
11,12 検出回路
13,14 比較器
15 制御回路
Claims (9)
- 直流電源に接続されたスイッチング素子を含み、該スイッチング素子のスイッチング動作により直流を高周波出力に変換するインバータ回路と、
前記スイッチング素子のスイッチング動作を制御する制御回路と、
前記インバータ回路の出力をフィラメントを有する放電灯に供給する端子と、
前記フィラメントに予熱電流を供給するためのフィラメント予熱巻線とを備え、
前記フィラメント予熱巻線の出力が、前記各フィラメントにそれぞれコンデンサを介して接続された放電灯点灯装置において、
前記インバータ回路は、電源側を1次とし、負荷側を2次とするトランスを含んで構成され、前記トランスの2次側基準電位に対して正負に交番する2次側電圧を入力とした2つの直流電圧源回路を備え、
前記2つの直流電圧源回路は、前記2次側基準電位に対して正負に交番する2次側電圧の正負で交互に略等しいエネルギーで電流供給され、
前記2つの直流電圧源回路出力には、それぞれ抵抗を介して前記放電灯の各フィラメントが接続され、
前記各フィラメントの少なくとも一端に、その一端の2次側基準電位に対する直流電圧成分を検出する検出回路を備え、
前記検出回路の出力を入力し、基準電圧と比較する比較器を備え、
前記制御回路は、前記比較器の出力を受けて前記インバータ回路の出力を制限若しくは前記インバータ回路の動作を停止させることを特徴とする放電灯点灯装置。 - 前記2つの直流電圧源回路の出力は、略等しい電圧であることを特徴とする請求項1記載の放電灯点灯装置。
- 前記トランスは、前記直流電圧源回路用の出力巻線を備え、該出力巻線の両端に一対の整流素子のアノードをそれぞれ接続し、前記各整流素子のカソード同士を接続することで、前記2つの直流電圧源回路の出力を1つの直流電圧出力としたことを特徴とする請求項2記載の放電灯点灯装置。
- 前記2つの直流電圧源回路は、前記トランスの2次側基準電位に対して正負略対称に交番する2次側の巻線電位を一対の整流素子によりそれぞれ半波整流したものであり、前記各整流素子はそれぞれのフィラメントに互いに逆方向に接続されていることを特徴とする請求項1記載の放電灯点灯装置。
- 前記直流電圧成分の検出回路は、前記フィラメント予熱巻線とフィラメントの間に接続されたコンデンサの直流電圧成分を検出することを特徴とする請求項1記載の放電灯点灯装置。
- 前記フィラメントの両端にそれぞれ2次側基準電位に対する直流電圧成分検出回路を備え、一方の直流電圧成分検出回路の検出電圧を前記比較器の基準電圧とすることで、前記各直流電圧成分検出回路の出力同士を前記比較器で比較することを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の放電灯点灯装置。
- 前記トランスは絶縁トランスであり、1次側と2次側の回路が絶縁されていることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の放電灯点灯装置。
- 請求項1〜7のいずれかに記載の放電灯点灯装置を含んでなる照明装置。
- 請求項1〜7のいずれかに記載の放電灯点灯装置を含んでなる液晶表示装置。
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