JP4966055B2 - 放電灯点灯装置及びこれを用いた照明装置、液晶表示装置 - Google Patents

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Description

本発明は、直流電源を高周波に変換して放電灯を点灯させる放電灯点灯装置及びこれを有する照明装置、液晶表示装置に関する。
パーソナルコンピュータやOA機器、液晶テレビなどの液晶表示装置や看板灯などの照明装置において、表示面を背面から照明する光源(所謂バックライト)が用いられることが多く、その中でも広い発光面を高輝度に照明するために、反射板上に複数本の放電灯を配置し、放電灯上方に拡散板等を配置して構成される直下型バックライトが知られている。
図8に直下型バックライトを備えた液晶表示装置を説明する概略斜視図を示す。液晶パネルLCPの背面(直下)にバックライトBLが配置されており、バックライトBLは、筐体21と、この上に設置された反射板22及び複数の放電灯1〜8と、その上方に設置された拡散板23、プリズムシート等の光学シート24とから構成されている。また筐体21の背面に放電灯1〜8を点灯する放電灯点灯装置10が設置されている。
この放電灯点灯装置10に関して記載された文献として、例えば特開2002−231034に示されるようなものがある。これは、図7に示すように、隣接したランプ1,2の片側の電極を縦続接続(縦つなぎ)し、ランプ1,2の他側の電極をそれぞれコンデンサC1,C2を介してトランスT1,T2の各一端に接続し、トランスT1,T2の各他端を安定化回路13にて接続したものであり、トランスT1,T2とコンデンサC1,C2の接続点側は逆相となっている。安定化回路13は負荷電流を検出し、昇圧出力部10bの前段のプッシュプルインバータ10aのトランジスタQ1,Q2をフィードバック制御する。これにより複数ランプ1,2の電極線の配線構造を単純化することができるので、バックライトアセンブリ及び液晶表示装置の大きさを減少させ、その製造費用も節減するようにしたものである。
特開2002−231034号公報
放電灯点灯装置、特に高電圧である冷陰極ランプを用いたものであると、万一、コネクタ接触不良や半田付け不良などがあった場合、高圧火花放電等の異常放電が発生することがあり、放電状態が継続すると温度上昇などの不安全な問題が引き起こされる恐れがある。そこで、点灯装置との接続に異常が生じた場合、点灯装置の出力電圧上昇を検知して異常と判定し、点灯装置を停止させて安全性を確保することが考えられる。
しかしながら、ランプ電極が縦続接続(縦つなぎ)される部位において上記のような異常放電が発生したとしても点灯装置の出力電圧にさほど変化が現れない。これは、冷陰極ランプが高インピーダンスで高電圧を必要とする負荷のため、ランプと筐体の間に存在する寄生容量を介して流れる漏れ電流の影響があるので、たとえランプ電極が縦続接続されているところで異常放電が発生しても、点灯装置の出力電圧の変化としては小さいからである。
このようなことから、点灯装置の出力電圧の変化ではランプ電極が縦続接続される部位の異常放電検出は困難である。ランプ電極が縦続接続される部位に検出回路を設ければ簡単に検出は可能であるが、もともとの目的である配線構造の単純化、製造費用の節減から外れたものとなってしまう。
本発明は、上述のような課題に鑑みてなされたものであり、配線構造の単純化をそのままに、ランプ電極の縦続接続側で接続不良等が生じた場合でも確実に発振停止可能な、より安全性の高い放電灯点灯装置及びそれを用いた液晶表示装置や照明装置を提供することを目的とする。
請求項1の発明は、上記の課題を解決するために、図1に示すように、直流電源Eからの電圧を高周波電圧に変換して出力するインバータ回路INVと、前記インバータ回路INVを制御する制御回路11とを備え、前記インバータ回路INVは1次巻線及び2次巻線を有し、2次巻線高電圧側端子出力が互いに逆相である一対の昇圧トランスT1,T2を備え、前記一対の昇圧トランスT1,T2の2次巻線高電圧側端子それぞれに一端が接続され、他端同士を接続した一対の放電灯1,2を高周波点灯させる放電灯点灯装置10において、前記一対の昇圧トランスT1,T2の2次巻線低電圧側端子同士を接続し、前記2次巻線低電圧側端子同士の接続点と基準電位(グランド)間に第1のインピーダンス素子Z1を接続し、前記第1のインピーダンス素子Z1の電圧V1と、第1の基準電圧Vrefを比較する比較器12を備え、前記第1の基準電圧Vrefは、前記一対の放電灯1,2の前記他端同士の接続部分の異常放電による当該放電灯から前記基準電位への漏洩電流成分の正常時からの変化を検出できるように設定され、前記比較器12の出力によって前記インバータ回路INVの発振を停止させる機能を備えたことを特徴とするものである。
請求項2の発明は、請求項1の発明において、図1に示すように、前記一対の昇圧トランスT1,T2の2次巻線低電圧側端子の少なくとも一方が、第2のインピーダンス素子Z2を介して前記第1のインピーダンス素子Z1に接続され、前記第2のインピーダンス素子Z2の電圧を前記制御回路11に入力し、前記第2のインピーダンス素子Z2の電圧に応じて前記インバータ回路INVを制御することを特徴とする。
請求項3の発明は、同じ課題を解決するために、図5に示すように、直流電源Eからの電圧を高周波電圧に変換して出力するインバータ回路INVと、前記インバータ回路INVを制御する制御回路11とを備え、前記インバータ回路INVは1次巻線及び一対の2次巻線を有し、2次巻線高電圧側端子出力が互いに逆相である昇圧トランスT11を備え、前記昇圧トランスT11の2次巻線高電圧側端子それぞれに一端が接続され、他端同士を接続した一対の放電灯1,2を備え、前記一対の2次巻線を有する昇圧トランスT11と前記一対の放電灯1,2を一組として、これを複数組(例えば、他の一組として一対の2次巻線を有する昇圧トランスT12と一対の放電灯3,4を)備えてなる放電灯点灯装置において、隣接する組の昇圧トランスT11,T12の2次巻線高電圧側端子が互いに逆相出力となる巻線の低電圧側端子同士を接続し、前記低電圧側端子同士の接続点と基準電位(グランド)間に第1のインピーダンス素子Z1を備え、前記低電圧側端子同士で接続されていない昇圧トランス低電圧側端子をそれぞれ基準電位(グランド)に接続し、前記第1のインピーダンス素子Z1の電圧V1と、第1の基準電圧Vrefを比較する比較器12を備え、前記第1の基準電圧Vrefは、前記一対の放電灯1,2の前記他端同士の接続部分の異常放電による当該放電灯から前記基準電位への漏洩電流成分の正常時からの変化を検出できるように設定され、前記比較器12の出力によって前記インバータ回路INVの発振を停止させる機能を備えたことを特徴とするものである。
請求項4の発明は、請求項3の発明において、図5に示すように、前記低電圧側端子同士で接続されていない昇圧トランス低電圧側端子の少なくとも一箇所が、第2のインピーダンス素子Z2を介して基準電位(グランド)に接続され、前記第2のインピーダンス素子Z2の電圧を前記制御回路11に入力し、前記第2のインピーダンス素子Z2の電圧に応じて前記インバータ回路INVを制御することを特徴とする。
請求項5の発明は、請求項1〜4のいずれかの発明において、前記第1のインピーダンス素子Z1は少なくとも1kΩ以上のインピーダンスであることを特徴とする。
請求項6の発明は、請求項1〜5のいずれかに記載の放電灯点灯装置を含んでなる照明装置である。
請求項7の発明は、請求項1〜5のいずれかに記載の放電灯点灯装置を含んでなる液晶表示装置である。
請求項1、2、5の発明によれば、配線構造の単純化はそのままに、ランプ電極の縦続接続側の異常放電発生に対しても検出が可能で、インバータ回路を発振停止させることにより異常放電を止めることができ、より安全性が高まる。
請求項3、4の発明によれば、上記効果に加えて、正常点灯時の各ランプ電流のばらつきを抑制する効果がある。
請求項6、7の発明によれば、より安全性を高めた照明装置、液晶表示装置を提供することが可能となる。
(実施形態1)
図1に実施形態1の放電灯点灯装置の回路図を示す。本実施形態の放電灯点灯装置10は、昇圧用のトランスT1,T2と、このトランスT1,T2の漏れインダクタンス成分とLC共振回路を構成する共振用コンデンサC1,C2と、トランスT1,T2を駆動するためのプッシュプル回路を構成するスイッチング素子Q1,Q2とを備えるインバータ回路INVと、インバータ回路INVのスイッチング素子Q1,Q2を交互にオンオフ駆動させるための制御信号を発生する制御回路11を備えている。
また、トランスT1,T2の2次巻線高電圧側端子にそれぞれランプ1、2の一端を接続し、他端の電極同士を縦続接続(縦つなぎ)している。ランプ1、2は例えば冷陰極ランプである。図中のトランスT1,T2の黒点は巻線の巻き始めを表しており、トランスT1,T2の2次巻線高電圧側端子出力は互いに逆相となるようにしている。図中のコンデンサCs1、Cs2はそれぞれランプ1、2と基準電位間の寄生容量を表している。
さらに、トランスT1の2次巻線低電圧側端子はインピーダンス素子Z2を介してトランスT2の2次巻線低電圧側端子に接続され、トランスT2の2次巻線低電圧側端子とインピーダンス素子Z2の接続点と基準電位(グランド)間にインピーダンス素子Z1が接続されている。
トランスT1の2次巻線低電圧側端子の電圧は制御回路11に入力され、この電圧に応じてスイッチング素子Q1,Q2を制御する。インピーダンス素子Z1の電圧V1は比較器12に入力され、基準電圧Vrefよりも高くなったとき、比較器12から出力される信号を受けて制御回路11が発振停止するよう構成されている。
次に、上記構成の第1の実施形態の放電灯点灯装置の動作について説明する。正常な動作状態において、インバータ回路INVにより、直流電圧が高周波電圧に変換され、トランスT1,T2による昇圧及びトランスT1,T2の漏れインダクタンス成分と共振用コンデンサC1,C2による共振動作でランプ1、2に高周波高電圧が印加され、点灯を維持する。ランプ1、2が冷陰極ランプの場合、高インピーダンス負荷であるため、寄生容量Cs1、Cs2を介して流れる漏れ電流成分が存在する。
ここで、ランプ1、2は基本的に同じ負荷であり、トランスT1とT2、コンデンサC1とC2をそれぞれ同じ定数とするなら、ランプ1、2他端の電極同士を縦続接続した部分の電圧Vgは略0Vとなる(実際には部品、ランプのばらつき等による差分の電圧が発生するが、ランプ印加電圧に比べて十分小さい電圧である)。同様に、インピーダンス素子Z1がトランスT1,T2の2次側巻線のインピーダンスに比べて無視できるものであれば、電圧V1も略0Vとなる。このため、インピーダンス素子Z2の両端にはランプ電流に応じた電圧が発生するので、これを制御回路11に入力してフィードバック制御を行なうことにより、ランプ電流の安定化を図ることができる。インピーダンス素子Z2はフィードバック制御のためのランプ電流を検出できれば良く、電流検出抵抗に限らず電流検出トランスであっても良い。
今、ランプ1、2他端の電極同士を縦続接続した部分が接続不良等により異常放電が発生したとすると、当然のことながら電圧Vgに非常に高い(対地)電圧が発生する。前述したように、寄生容量Cs1、Cs2を介して流れる漏れ電流の影響があるので、たとえランプ電極が縦続接続されているところで異常放電が発生しても、トランスT1,T2の2次巻線高電圧側端子の出力電圧変化としては小さい。この差は、異常放電によってランプの電位勾配が大きく変化しているためと考えられる。そのため、異常放電は少なからず漏れ電流成分に変化をもたらす。
正常時に各ランプの漏れ電流成分は逆相で略同等のため、電圧V1は略0Vであるが、異常放電は不安定な放電のため、各ランプの漏れ電流成分に差が生じ、結果として図3に示すように、異常放電が発生すると電圧V1は上昇する。この電圧上昇をとらえ、基準電圧Vrefを超えたときに制御回路11の発振を停止させる。図3の電圧V1の破線は、発振停止させなかった場合の概略波形を示している。
インピーダンス素子Z1の構成は、例えば図2に示すような構成としても良い。これは抵抗R1に発生する電圧のピークを検出するものである。後述の図6に示すように、抵抗R1の電圧V1’は両極性で発生するので、その半波のピークをダイオードD1とコンデンサC8にて検出している。ここで、抵抗R1には漏れ電流成分の差電流が流れ、それに応じた電圧が発生する。抵抗R1が小さすぎると、発生する電圧は低く、異常放電を検出できなくなってしまう。そのため、抵抗R1をある程度大きくする必要がある。冷陰極ランプの場合、正常点灯時のランプ電流は10mA以下であり、差電流としてもせいぜい数mA程度と考えると、少なくとも1kΩ以上とすることが望ましい。
このように本実施形態では、配線構造の単純化はそのままに、ランプ電極が縦続接続された側の異常放電発生に対しても検出が可能で、制御回路を発振停止させることにより異常放電を止めることができ、より安全性が高まる。また、インバータ回路側で異常放電を検出可能なので、液晶表示装置などへの回路基板取り付け構造に大きな変更を伴うことがない。
また、本実施形態における別の回路例を図4に示す。図4では、1入力2出力のトランスT11を用いており、またトランスT11の駆動にハーフブリッジ回路構成を用いたものを示している。検出回路の構成は図1と同様であるので、図1の回路構成と同様に、ランプ1、2他端の電極同士を縦続接続した部分の異常放電検出が可能である。このように、トランス及びその駆動回路の構成は限定されるものではなく、適宜の構成を採用することが可能なことは言うまでもない。
(実施形態2)
図5に実施形態2の放電灯点灯装置の回路図を示す。本実施形態の放電灯点灯装置10は、高電圧側端子が互いに逆相出力である一対の2次巻線を有するトランスT11と、そのトランスT11の一対の2次巻線の高電圧側端子に一端を接続し、他端の電極同士を縦続接続した一対のランプ1,2を備えた構成を1組とし、他のトランスT12の一対の2次巻線の高電圧側端子に一端を接続し、他端の電極同士を縦続接続した一対のランプ3,4を備えた構成を他の1組とし、これらを複数組(ここでは2組)備えたものであり、隣接する組のトランスT11,T12の高電圧側端子出力が互いに逆相であるものの低電圧側端子同士を接続し、その接続点と基準電位(グランド)間にインピーダンス素子Z1を備え、低電圧側端子同士が接続されないところはインピーダンス素子Z2を介するかもしくは直接基準電位(グランド)に接続されたものである。
また、インピーダンス素子Z2の電圧は制御回路11に入力され、この電圧に応じてスイッチング素子Q1,Q2を制御する。インピーダンス素子Z1の電圧V1は比較器12に入力され、基準電圧Vrefよりも高くなったとき、比較器12から出力される信号を受けて制御回路11が発振停止するよう構成されている。
図5では、2組の回路構成で、トランスT11,T12に1入力2出力のものを用い、1つのハーフブリッジ回路でトランスT11,T12の1次側を並列接続してトランス駆動を行なうようにした例を示しているが、トランスの構成は図1、図7に示した1入力1出力タイプとしても良いし、その駆動回路の構成もプッシュプル回路やフルブリッジ回路であっても良い。
次に、上記構成の第2の実施形態の放電灯点灯装置10の動作について説明する。正常な動作状態において、インバータ回路INVにより、直流電圧が高周波電圧に変換され、トランスT11,T12による昇圧及びトランスT11,T12の漏れインダクタンス成分と共振用コンデンサC1〜C4による共振動作でランプ1〜4に高周波高電圧が印加され、点灯を維持する。また、ランプ1〜4は同じ負荷であり、それぞれの組の共振回路定数を同じとするなら、ランプ1、2及び3、4他端の電極同士を縦続接続した部分の電圧と、トランスT11、T12のそれぞれ一方の低電圧側端子同士の接続点の電圧V1は略0Vとなる。実際には部品、ランプのばらつき等があり、それによる差分の電圧が発生するが、この電圧の発生によって、隣接する組のランプ電流(ランプ1〜4の電流)をバランスさせる方向に作用する。このように、本構成によって各ランプ電流のばらつきを抑制する効果を奏する。インピーダンス素子Z2の両端にはランプ電流に応じた電圧が発生するので、これを制御回路11に入力してフィードバック制御を行なうことにより、ランプ電流の安定化を図ることができる。
今、ランプ1、2もしくは3、4の他端の電極同士を縦続接続した部分が接続不良等により、異常放電が発生したとする。この場合も実施形態1と同様に、異常放電による漏れ電流成分の変化が生じる。しかしながら、本実施形態はそれだけでなく、一方の組は正常に点灯しようとし、他方の組が異常放電でランプ電流波形が乱れるため、上述のように、隣接する組のランプ電流をバランスさせようとして、低電圧側端子同士の接続点の電圧V1に実施形態1よりも大きな電圧が発生する。
よって、本実施形態は実施形態1と比べ、より明確に異常放電を検出することが可能である。あとは実施形態1と同様に、この電圧上昇をとらえ、基準電圧Vrefを超えたときに制御回路11の発振を停止させる。
図6に実機回路による発振停止時の動作波形を示す。これはインピーダンス素子Z1に図2に示すような回路を用いたものであり、R1=10kΩとしている。図6(a)の波形は、図6(b)の波形の中心付近を拡大したものである。異常放電発生後V1’及びV1が上昇し、基準電圧Vrefを超えた後に発振停止している。この実機回路では、基準電圧Vrefを超えた後、ある一定期間後に発振停止するようにしている。これはノイズ等による誤動作を回避するためであり、ある一定時間は異常放電が持続したことを受けて発振停止すれば、異常放電検出の確実性が増す。
このように、本実施形態においても実施形態1と同様の効果を奏するとともに、正常点灯時の各ランプ電流のばらつきを抑制する効果があるので、図8に示す液晶表示装置等のバックライトに使用すれば、輝度むらを低減でき、より均一性の高いバックライトの提供が可能である。
以上本発明の実施形態に基づいて具体的に説明したが、本発明は前記実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々変更可能であることはもちろんである。
本発明の実施形態1の放電灯点灯装置の概略構成を示す回路図である。 本発明の実施形態1の第1のインピーダンス素子の構成例を示す回路図である。 本発明の実施形態1の動作説明図である。 本発明の実施形態1の一変形例を示す回路図である。 本発明の実施形態2の放電灯点灯装置の概略構成を示す回路図である。 本発明の実施形態2の動作波形図である。 従来例の概略回路図である。 本発明の放電灯点灯装置を用いた液晶表示装置の概略構成を示す分解斜視図である。
符号の説明
E 直流電源
INV インバータ回路
11 制御回路
12 比較器
1,2 ランプ(冷陰極放電灯)
T1,T2 トランス
C1,C2 共振用コンデンサ
Z1 第1のインピーダンス素子(異常放電検出用)
Z2 第2のインピーダンス素子(フィードバック制御用)

Claims (7)

  1. 直流電源からの電圧を高周波電圧に変換して出力するインバータ回路と、
    前記インバータ回路を制御する制御回路とを備え、
    前記インバータ回路は1次巻線及び2次巻線を有し、2次巻線高電圧側端子出力が互いに逆相である一対の昇圧トランスを備え、
    前記一対の昇圧トランスの2次巻線高電圧側端子それぞれに一端が接続され、他端同士を接続した一対の放電灯を高周波点灯させる放電灯点灯装置において、
    前記一対の昇圧トランスの2次巻線低電圧側端子同士を接続し、前記2次巻線低電圧側端子同士の接続点と基準電位間に第1のインピーダンス素子を接続し、前記第1のインピーダンス素子の電圧と、第1の基準電圧を比較する比較器を備え、前記第1の基準電圧は、前記一対の放電灯の前記他端同士の接続部分の異常放電による当該放電灯から前記基準電位への漏洩電流成分の正常時からの変化を検出できるように設定され、前記比較器の出力によって前記インバータ回路の発振を停止させる機能を備えたことを特徴とする放電灯点灯装置。
  2. 前記一対の昇圧トランスの2次巻線低電圧側端子の少なくとも一方が、第2のインピーダンス素子を介して前記第1のインピーダンス素子に接続され、前記第2のインピーダンス素子の電圧を前記制御回路に入力し、前記第2のインピーダンス素子の電圧に応じて前記インバータ回路を制御することを特徴とする請求項1記載の放電灯点灯装置。
  3. 直流電源からの電圧を高周波電圧に変換して出力するインバータ回路と、
    前記インバータ回路を制御する制御回路とを備え、
    前記インバータ回路は1次巻線及び2次巻線を有し、2次巻線高電圧側端子出力が互いに逆相である一対の昇圧トランスを備え、
    前記一対の昇圧トランスの2次巻線高電圧側端子それぞれに一端が接続され、他端同士を接続した一対の放電灯を備え、
    前記一対の昇圧トランスと前記一対の放電灯を一組として、これを複数組備えてなる放電灯点灯装置において、
    隣接する組の昇圧トランスの2次巻線高電圧側端子が互いに逆相出力となる巻線の低電圧側端子同士を接続し、前記低電圧側端子同士の接続点と基準電位間に第1のインピーダンス素子を備え、前記低電圧側端子同士で接続されていない昇圧トランス低電圧側端子をそれぞれ基準電位に接続し、前記第1のインピーダンス素子の電圧と、第1の基準電圧を比較する比較器を備え、前記第1の基準電圧は、前記一対の放電灯の前記他端同士の接続部分の異常放電による当該放電灯から前記基準電位への漏洩電流成分の正常時からの変化を検出できるように設定され、前記比較器の出力によって前記インバータ回路の発振を停止させる機能を備えたことを特徴とする放電灯点灯装置。
  4. 前記低電圧側端子同士で接続されていない昇圧トランス低電圧側端子の少なくとも一箇所が、第2のインピーダンス素子を介して基準電位に接続され、前記第2のインピーダンス素子の電圧を前記制御回路に入力し、前記第2のインピーダンス素子の電圧に応じて前記インバータ回路を制御することを特徴とする請求項3記載の放電灯点灯装置。
  5. 前記第1のインピーダンス素子は少なくとも1kΩ以上のインピーダンスであることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の放電灯点灯装置。
  6. 請求項1〜5のいずれかに記載の放電灯点灯装置を含んでなる照明装置。
  7. 請求項1〜5のいずれかに記載の放電灯点灯装置を含んでなる液晶表示装置。
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