JP2006041468A - ランプ駆動用電源装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】巻線型トランスの多出力化を簡単な構造で実現でき、複数のランプの輝度を均一にできるようにする。
【解決手段】第1の二次側の複数の高圧端子S1,S2と、該第1の二次側の高圧端子S1,S2に対して逆相の第2の二次側の複数の高圧端子S3,S4を有する巻線型トランスの二次側の高圧出力によって複数本のランプを駆動する。ランプL1,L4の一方を第1の二次側の高圧端子S1,S2の中の1つの端子S1に接続し、ランプの他方を第2の二次側の高圧端子S3,S4の中の1つの端子S4に接続する。ランプL2,L3の一方を第1の二次側の高圧端子S1,S2の中の他の1つの端子S2に接続し、ランプL2,L3の他方を第2の二次側の高圧端子S3,S4の中の他の1つの端子S3に接続する。コアが挿入されたボビンに一次巻線と複数の二次巻線を装着し、二次巻線を複数本の平行に並べたワイヤで構成する。
【選択図】図4

Description

本発明は、冷陰極型蛍光ランプなどを駆動するインバータ等に用いられる巻線型トランス及び多出力に適した巻線型高圧用出力トランス及び巻線型出力トランスを用いた電源装置に関する。
放電型ランプなどの駆動回路に用いられる巻線型トランスは、一般的に、図19に示すように、コアCにボビン(図示省略)を介して一次巻線Pと二次巻線Sが装着され、トランスの入力側の端子台に、一次巻線Pに接続する一次入力端子T1,T2、出力側の端子台に、二次巻線Sの両端に接続する二次出力端子T3,T4が設けられている。また、通常、冷陰極型蛍光ランプを多数本同時に点灯させようとする場合には、図18に示すように、巻線型トランスの二次側Sに、バラストコンデンサZ1,Z3,Z5を介して、複数本のランプZ2,Z4,Z6を並列接続している。また、昇圧トランスを複数設け、昇圧トランスごとに冷陰極型蛍光ランプを接続して多数本の冷陰極型蛍光ランプを点灯させる多灯式冷陰極型蛍光ランプ点灯装置が知られている(例えば特許文献1参照)。
特開2001−319793号公報
プリント基板上に巻線型トランスを設置し、該巻線型トランスを用いて冷陰極型蛍光ランプなどの放電型ランプを駆動する場合、巻線型トランスはその二次出力端子が最短距離でプリント基板に設置されたコネクタに対向すべくプリント基板上に取り付けられ、コネクタを通じて二次出力側がランプに接続される。巻線型トランスの出力側がコネクタに対向配置されると、二次巻線の両端に接続する二次出力端子間の電位差が大きいため、両者間に十分な絶縁距離が必要となる。そのため、二次巻線の一端に接続する高圧側の二次出力端子及びこれに接続するリード線と、二次巻線の他端に接続する二次出力端子及びこれに接続するリード線との間の絶縁距離を大きくするため、プリント基板に絶縁用の溝を設け、二次出力端子間にエアーギャップを形成することなどが行われているが、二次出力端子間に放電が起こったり、両者間に漏れ電流が発生し、プリント基板上を高圧の電流が流れることがあり、必ずしも安全とは言えないという問題点があった。
また、巻線型トランスの二次側にバラストコンデンサを介して複数のランプを並列接続し、ランプを多数本同時に点灯させようとすると、各ランプの輝度にバラツキが生じてしまう。バラストコンデンサZ1,Z3,Z5を同一容量のものを使用しても特性にバラツキがあり同じではない。また、ランプZ2,Z4,Z6も点灯する時のインピーダンスの差、点灯後の温度変化によりインピーダンスが変化してしまう。よって、バラストコンデンサZ1とランプZ2のラインのインピーダンス、バラストコンデンサZ3とランプZ4のラインのインピーダンス、バラストコンデンサZ5とランプZ6のラインのインピーダンスの特性にバラツキが生じてしまう。一般的には、このような場合、複数の分流トランスやチョークを使用して各ランプを流れる電流を合わせているが、外付けの分流トランスやチョークを複数用いる必要があり、コスト高となるという問題点があった。また、多数の昇圧トランスごとにランプを接続する方式は、コスト高となり、また、昇圧トランスのスペースが大きくなり、小型化に適しないという問題点があった。
本発明は上記問題点を解決することを目的とする。
上記目的を達成するため本発明は、コアが挿入されたボビンに一次巻線と二次巻線を装着したトランスであって、該ボビンの高圧端子配置側に端子台を設け、前記二次巻線の一端に接続する第1の端子を前記高圧端子配置側の端子台に取り付け、ボビンに装着した二次巻線の他端に接続する第2の端子を前記ボビンの高圧端子配置側に対して所定距離を存した後方の低圧端子配置側に取り付け、前記第2の端子をグランド端子としたものである。
また本発明は、前記ボビンの高圧端子配置側は、筒状に巻かれた二次巻線の軸方向の一端側であり、前記低圧端子配置側は、二次巻線の軸方向の他端であることを特徴とするものである。
また本発明は、2本のボビンを並列に一体的に結合し、該2本のボビンにそれぞれ一次巻線と二次巻線を直列状に装着し、前記一次巻線に接続する入力端子を前記各ボビンの他端側の端子台に取り付け、各ボビンの各二次巻線の一端に接続する第1の端子を前記各ボビンの一端に取り付けた端子台に取り付け、各ボビンの各二次巻線の他端に接続する第2の端子を、一次巻線と二次巻線の境界に設けた端子台に取り付け、前記ボビンの一端を高圧端子配置側とし、前記二次巻線と一次巻線の境界を低圧端子配置側としたものである。
また本発明は、前記2本のボビンに装着された二次巻線は巻数が同数で互いに逆向きとなるように巻かれ、前記高圧端子配置側に取り付けられた第1と第2の端子が逆相となるようにしたものである。
また本発明は、前記二次巻線を複数平行に並べたワイヤで構成し、該ワイヤの各一端にそれぞれ第1の端子を接続し、各ワイヤの他端にそれぞれ第2の端子を接続したものである。
また本発明は、コアが挿入されたボビンに一次巻線と二次巻線を装着し、該ボビンの高圧端子配置側に端子台を設け、前記二次巻線の一端に接続する第1の端子を前記高圧端子配置側の端子台に取り付け、ボビンに装着した二次巻線の他端に接続する第2の端子を前記ボビンの高圧端子配置側に対して所定距離を存した後方の低圧端子配置側に取り付け、前記第2の端子をグランド端子とした巻線型トランスの二次側の高圧出力によってランプを駆動する電源装置であって、前記一次巻線を交流信号出力回路に接続し、前記第2の端子を接地し、前記第1の端子をランプに接続したものである。
また本発明は、コアが挿入されたボビンに一次巻線と二次巻線を装着し、該ボビンの高圧端子配置側に端子台を設け、前記二次巻線の一端に接続する第1の端子を前記高圧端子配置側の端子台に取り付け、ボビンに装着した二次巻線の他端に接続する第2の端子を前記ボビンの高圧端子配置側に対して所定距離を存した後方の低圧端子配置側に取り付け、前記第2の端子をグランド端子とし、前記ボビンの高圧端子配置側は、筒状に巻かれた二次巻線の軸方向の一端側であり、前記低圧端子配置側は、二次巻線の軸方向の他端である巻線型トランスの二次側の高圧出力によってランプを駆動する電源装置であって、前記一次巻線を交流信号出力回路に接続し、前記第2の端子を接地し、前記第1の端子をランプに接続したものである。
また本発明は、コアが挿入されたボビン2本のボビンを並列に一体的に結合し、該2本のボビンにそれぞれ一次巻線と二次巻線を直列状に装着し、前記一次巻線に接続する入力端子を前記各ボビンの他端側の端子台に取り付け、各ボビンの各二次巻線の一端に接続する第1の端子を前記各ボビンの一端に取り付けた端子台に取り付け、各ボビンの各二次巻線の他端に接続する第2の端子を、一次巻線と二次巻線の境界に設けた端子台に取り付け、前記第2の端子をグランド端子とし、前記ボビンの一端を高圧端子配置側とし、前記二次巻線と一次巻線の境界を低圧端子配置側としたた巻線型トランスの二次側の高圧出力によってランプを駆動する電源装置であって、前記一次巻線を交流信号出力回路に接続し、前記第2の端子を接地し、前記第1の端子をランプに接続したものである。
また本発明は、コアが挿入されたボビン2本のボビンを並列に一体的に結合し、該2本のボビンにそれぞれ一次巻線と二次巻線を直列状に装着し、前記一次巻線に接続する入力端子を前記各ボビンの他端側の端子台に取り付け、各ボビンの各二次巻線の一端に接続する第1の端子を前記各ボビンの一端に取り付けた端子台に取り付け、各ボビンの各二次巻線の他端に接続する第2の端子を、一次巻線と二次巻線の境界に設けた端子台に取り付け、前記第2の端子をグランド端子とし、前記ボビンの一端を高圧端子配置側とし、前記二次巻線と一次巻線の境界を低圧端子配置側とし、前記2本のボビンに装着された二次巻線は巻数が同数で互いに逆向きとなるように巻かれ、前記高圧端子配置側に取り付けられた第1と第2の端子が逆相となるようにした巻線型トランスの二次側の高圧出力によってランプを駆動する電源装置であって、前記一次巻線を交流信号出力回路に接続し、前記第2の端子を接地し、前記第1の端子をランプに接続したものである。
また本発明は、前記巻線型トランスの二次巻線を複数平行に並べたワイヤで構成し、該ワイヤの各一端にそれぞれ第1の端子を接続し、各ワイヤの他端にそれぞれ第2の端子を接続したものである。
また本発明は、前記巻線型トランス及びこれに交流信号を入力する回路をプリント基板上に取り付け、プリント基板上にランプと接続するコネクタを取り付け、前記巻線型トランスの高圧端子配置側を前記コネクタに対向配置し、前記第1の端子を前記コネクタに接続したものである。
また本発明は、第1の二次側の複数の高圧端子S1,S2と、該第1の二次側の高圧端子S1,S2に対して逆相の第2の二次側の複数の高圧端子S3,S4を少なくとも有する巻線型トランスの二次側の高圧出力によって複数本のランプを駆動する電源装置であって、1本のあるいは互いに直列に接続された複数本のランプL1,L4からなる第1のランプの一方を前記第1の二次側の高圧端子S1,S2の中の1つの端子S1に接続し、前記第1のランプの他方を前記第2の二次側の高圧端子S3,S4の中の1つの端子S4に接続し、1本のあるいは互いに直列に接続された複数本のランプL2,L3からなる第2のランプの一方を前記第1の二次側の高圧端子S1,S2の中の他の1つの端子S2に接続し、前記第2のランプの他方を前記第2の二次側の高圧端子S3,S4の中の他の1つの端子S3に接続し、前記巻線型トランスを、コアが挿入されたボビンに一次巻線と複数の二次巻線を装着し、前記二次巻線を複数本の平行に並べたワイヤで構成したものである。
また本発明は、第1の二次側の複数の高圧端子S1,S2と、該第1の二次側の高圧端子S1,S2に対して逆相の第2の二次側の複数の高圧端子S3,S4を少なくとも有する巻線型トランスの二次側の高圧出力によって複数本のランプを駆動する電源装置であって、1本のあるいは互いに直列に接続された複数本のランプL1,L4からなる第1のランプの一方を前記第1の二次側の高圧端子S1,S2の中の1つの端子S1に接続し、前記第1のランプの他方を前記第2の二次側の高圧端子S3,S4の中の1つの端子S4に接続し、1本のあるいは互いに直列に接続された複数本のランプL2,L3からなる第2のランプの一方を前記第1の二次側の高圧端子S1,S2の中の他の1つの端子S2に接続し、前記第2のランプの他方を前記第2の二次側の高圧端子S3,S4の中の他の1つの端子S3に接続し、前記巻線型トランスを、コアが挿入されたボビンに一次巻線と複数の二次巻線を装着し、前記ボビンに第1の二次巻線を巻き回し、該二次巻線の上に絶縁材を介して前記第1の二次巻線と同一巻き数の第2の二次巻線を巻き回し、ボビン上に複数個の二次巻線を積層した構成としたものである。
また本発明は、前記巻線型トランスの第1の二次側の低圧端子Aを分流トランス112の一対の巻線114,116,120,122の中の一方の巻線114,120を通じて接地し、前記巻線型トランスの第2の二次側の低圧端子Bを前記分流トランス112の一対の巻線114,116,120,122の中の他方の巻線116,122を通じて接地したものである。
また本発明は、コアが挿入されたボビンに一次巻線と二次巻線を装着し、該二次巻線を複数本の平行に並べたワイヤで構成した巻線型トランスの二次側の高圧出力によって複数本のランプを駆動する電源装置であって、一対の互いに直列に接続されたランプの一方を前記巻線型トランスの二次側の複数の高圧端子の中の1つの高圧端子S1に接続し、前記一対の互いに直列に接続されたランプの他方を前記巻線型トランスの二次側の複数の高圧端子の中の他の1つの高圧端子S2に接続し、前記一対の互いに直列に接続されたランプの接続点を接地したものである。
また本発明は、第1の二次側の複数の高圧端子S1,S2と、第2の二次側の複数の高圧端子S3,S4を少なくとも有する巻線型トランスの二次側の高圧出力によって複数本のランプを駆動する電源装置であって、互いに直列に接続された一対のランプL1,L2からなる第1のランプグループの一方を前記第1の二次側の高圧端子S1,S2の中の1つの端子S1に接続し、前記第1のランプグループの他方を前記第1の二次側の高圧端子S1,S2の中の他の1つの高圧端子S2に接続し、互いに直列に接続された一対のランプL3,L4からなる第2のランプグループの一方を前記第2の二次側の高圧端子S3,S4の中の1つの高圧端子S3に接続し、前記第2のランプグループの他方を前記第2の二次側の高圧端子S3,S4の中の他の1つの高圧端子S4に接続し、前記第1のランプグループの接続点と前記第2のランプグループの接続点とをそれぞれ接地し、前記巻線型トランスを、コアが挿入されたボビンに一次巻線と複数の二次巻線を装着し、該二次巻線を複数本の並列状に重なる線で構成したものである。
また本発明は、コアが挿入されたボビンに一次巻線と二次巻線を装着し、前記ボビンに第1の二次巻線を巻き回し、該二次巻線の上に絶縁材を介して前記第1の二次巻き線と同一巻き数の第2の二次巻き線を巻き回し、ボビン上に複数個の互いに同一巻き数の二次巻線を積層して形成した巻線型トランスの二次側の高圧出力によって複数本のランプを駆動する電源装置であって、一対の互いに直列に接続されたランプの一方を前記巻線型トランスの二次側の複数の高圧端子の中の1つの高圧端子S1に接続し、前記一対の互いに直列に接続されたランプの他方を前記巻線型トランスの二次側の複数の高圧端子の中の他の1つの高圧端子S2に接続し、前記一対の互いに直列に接続されたランプの接続点を接地したものである。
また本発明は、第1の二次側の複数の高圧端子S1,S2と、第2の二次側の複数の高圧端子S3,S4を少なくとも有する巻線型トランスの二次側の高圧出力によって複数本のランプを駆動する電源装置であって、互いに直列に接続された一対のランプL1,L2からなる第1のランプグループの一方を前記第1の二次側の高圧端子S1,S2の中の1つの端子S1に接続し、前記第1のランプグループの他方を前記第1の二次側の高圧端子S1,S2の中の他の1つの高圧端子S2に接続し、互いに直列に接続された一対のランプL3,L4からなる第2のランプグループの一方を前記第2の二次側の高圧端子S3,S4の中の1つの高圧端子S3に接続し、前記第2のランプグループの他方を前記第2の二次側の高圧端子S3,S4の中の他の1つの高圧端子S4に接続し、前記第1のランプグループの接続点と前記第2のランプグループの接続点とをそれぞれ接地し、前記巻線型トランスを、コアが挿入されたボビンに一次巻線と複数の二次巻線を装着し、前記ボビンに第1の二次巻線を巻き回し、該二次巻線の上に絶縁材を介して前記第1の二次巻線と同一巻き数の第2の二次巻線を巻き回し、ボビン上に複数個の二次巻線を積層した構成としたものである。
また本発明は、前記第1のランプグループの接続点を分流トランス120の一対の巻線122,124の中の一方の巻線122を通じて接地し、前記第2のランプグループの接続点を分流トランス120の一対の巻線の中の他方の巻線124を通じて接地したものである。
また本発明は、前記第1のランプグループの接続点を分流トランス120の一対の巻線122,124の中の一方の巻線122を通じて接地し、前記第2のランプグループの接続点を分流トランス120の一対の巻線の中の他方の巻線124を通じて接地したものである。
また本発明は、第1の二次側の複数の互いに同相の端子S1,S2と、第2の二次側の互いに同相で且つ前記第1の二次側の端子S1,S2とは逆相の端子S3,S4を少なくとも有する巻線型トランスの二次側の高圧出力によって複数本のランプを駆動する電源装置であって、1本のあるいは互いに直列に接続された複数本のランプL1,L4からなる第1のランプの一方を前記第1の二次側の高圧端子S1,S2の中の1つの端子S1に接続し、前記第1のランプの他方を、前記第2の二次側の端子S3,S4の中の、前記第1のランプの一方に接続する端子S1とは逆相の1つの端子S4に接続し、1本又は互いに直列に接続された複数本のランプL2,L3からなる第2のランプの一方を前記第1の二次側の高圧端子S1,S2の中の他の1つの端子S2に接続し、前記第2のランプの他方を、前記第2の二次側の高圧端子S3,S4の中の、前記第2のランプの一方に接続する端子S2とは逆相の1つの端子S3に接続し、第1の二次側の前記端子S1,S2とは逆相の複数の端子Q1,Q2と、前記第2の二次側の前記端子S3,S4とは逆相の複数の端子Q3,Q4を接続し、前記第1と第2の二次側の全ての端子とランプとが1つの閉ループを構成する電流回路上に直列に接続されるようにしたものである。
本発明は巻線型トランスを高圧端子配置側と低圧端子配置側に分割したので巻線型トランスを安全に駆動することができる。
また、簡単な構成で複数のランプの輝度のバラツキを防止することができる。
以下に本発明の実施の形態を添付した図面を参照して詳細に説明する。
図1において、182はコアであり、2個のコ字状のコアが接合してロの字状のコアを構成している。コア182の平行部分の一方には、一次用ボビン184が嵌挿配置されている。一次用ボビン184の中央には、端子台186が固設され、該端子台186に一次入力端子188,190が設けられている。前記ボビン184には、一次巻線192が装着され、該一次巻線192の両端はリード線を介して一次入力端子188,190に接続している。
前記一次用ボビン184の外側には、端子台186の両側に位置して、一対の二次用ボビン191,194が嵌挿配置されている。二次用ボビン191,194の各一端のパーティション196が、端子台186の両側面に当接している。図1においては、二次用ボビン191,194のパーティション196は、図面の複雑化を避けるため、図示省略してある。二次用ボビン191,194には、二重にした2本の線a,bによって、二次巻線198,200が巻かれている。二重線からなる二次巻線198,200の巻き始め端は、リード線を介して、二次用ボビン191,194の各々の端子台202,204に設けられた二次高圧端子206,208,210,212に接続し、巻き終わり端は、リード線を介して、グランド端子214,216,218,220に接続している。
二次巻線198と200は、図1に示すように、互いに逆向きに巻かれ、巻数は互いに同一である。前記端子206,208,210,212は、プリント基板(図示省略)上に巻線型トランスを設置したとき、プリント基板に設置された、冷陰極型蛍光ランプなどのランプに接続するコネクタ128と、最短距離で対面する側(高圧端子配置側)に配置されている。また、二次巻線214,216,218,220は、前記高圧端子配置側に対して所定距離を存した後方の低圧端子配置側に配置されている。上記二次端子の配置により、巻線型トランスは、ラインGを基準として、図1中、上方側が高圧領域E、下方側が低圧領域Fに分割されている。前記二次端子206,208と、二次端子210,212は、互いに逆相となっており、一方がプラスのとき他方はマイナスの関係にある。勿論、二次端子206,208と、二次端子210,212は、互いに同相であっても良い。
上記した構成において、一次巻線192と二次巻線198,200との関係はボビンの二層構造において、一次巻線の両側に二次巻線198,200が配置されることになり、単純な構造によって多出力を構成することができる。本実施形態において、二次巻線を構成する二重の平行線には高圧がかかるが、この高圧は互いに同電位であるため、平行二次巻線間にショートや電流の漏れが生じることはない。また、コア182の他方の平行部分182aも同様な構成とすることができ、この上下対称の構造とした場合には、一次側を直列又は並列に接続して一入力とし、8出力を実現できる。また、二次巻線の巻き線の本数を3本或いは4本等とすることにより、更に多出力が可能となる。
図1に示す上記実施形態の多出力型巻線トランス44は、図3に示す自励発振回路により駆動される。並列巻きにより、多出力構造の巻線トランスを構成する場合、ボビンの二層構造に特に限定されるものではなく、通常の構造のボビンに二次巻線を並列巻きとして多出力型巻線トランスを構成することができる。
次に、図3を参照して、フルブリッジ型自励発振回路により1入力8出力型巻線トランスを駆動する電源装置について説明する。
図3中、52,54,56,58はFETから成るスイッチング素子であり、各々のスイッチング素子のソース、ドレイン間には転流ダイオード60,62,64,66が接続されている。スイッチング素子52,54,56,58の各々のゲートにはゲート制御回路68,70,72,74が接続され、これらのうち、ゲート制御回路68,72はPWM制御回路76に接続し、ゲート制御回路70,74はロジック回路78に接続している。PWM制御回路76は、ランプ46に流れる電流を検出する管電流検出回路80から信号を受け取り、この信号のレベルがライン82から与えられる設定値になるように、スイッチング素子52,56の導通角を制御する。
44は基板(図示省略)に固設された1入力8出力型の巻線型トランスであり、2本の冷陰極型蛍光ランプ46を直列に接続したランプ対L1,L2,L3,L4が4対用意されている。ランプ対L1,L2,L3,L4の各一端は、巻線型トランス44の対応する一対の二次側巻線の高圧端子側にそれぞれ接続している。二次側巻線S1,S3,S5,S7の各一端は、それぞれ電流検出抵抗RSを介して接地され、二次側巻線S2,S4,S6,S8はリード線を介して接地されている。各抵抗RSの一端は、キャパシタCと整流用ダイオードD1を介して管電流検出回路に接続している。
位相検出回路51は、リード線27を介して、LC直列共振回路の中点Pに接続している。ロジック回路78は、リード線27に接続する位相検出回路51からの一次側共振位相信号に基づいて、スイッチング素子をオンオフさせるための信号を造出し、PWM制御回路76を介してゲート制御回路68,72にオンオフ制御信号を送るとともに、ゲート制御回路70,74にオンオフ制御信号を送るように構成されている。位相検出回路51は、LC直列共振回路の中点Pの位相電圧信号から90度遅れた補正位相信号をロジック回路78に供給する。この信号は、一次側LC直列共振回路に流れる電流と同位相となる。一次側直列共振回路に流れる電流は、キャパシタCTの充電電圧が直流電源電圧に到達しても、トランス44の一次側端子の電圧は電気的に90度の位相時間が経過した後に0Vを越えて更に低下し、更に90度の位相時間が経過してマイナスの最大値になる。
この時、この電圧から90度遅れた信号は0Vとなるので、このタイミングでスイッチング制御信号をオンオフする。ロジック回路78はこのようにして交互にスイッチング制御信号を出力する。ロジック回路78は、調光信号が入力される調光制御回路84の出力信号に基づいて、調光制御信号を造出し、この調光制御信号によってスイッチング素子オンオフのバースト制御とPWM制御回路76のスイッチオンパルス幅を制御し、ランプ46,46の明るさを一定に保つことと、調光信号に基づいて、輝度ゼロから100%まで任意の値に設定し得るように構成されている。また、ロジック回路78には過電流検出回路86が接続し、ランプ20に過電流が流れたとき、ロジック回路78は、これを検出し、過電流を阻止する信号をPWM制御回路76に送り過電流を防止するように構成されている。
起動補償回路88は、ランプ46の通電回路のシャント抵抗RSにそれぞれ接続し、各ランプ対の電流信号が入力されるように構成されている。起動補償回路88は、電源オンオフ時、自励発振回路が確実に起動するように、起動補償信号を位相検出回路51に入力する。位相検出回路51は、この起動補償信号を受けて、ロジック回路78に自励発振のための起動信号を出力する。起動補償回路88は、位相検出回路51から位相補正された信号がロジック回路78に入ってトランス一次側に電流がロジックで決められた方向に流れても、ランプ46が放電を開始しない事がある。起動補償回路88は、このような場合の起動補償のために設けられている。この場合、確実にランプ46を点灯させるために、起動補償回路88は、ランプ46を流れる電流を検出してランプ46が点灯したか否か判断し、点灯していない時は、点灯するまで起動補償信号を位相検出回路51に送り出す。
位相検出回路51はこの起動補償信号を受けてランプ46が点灯するまで起動信号をロジック回路78に出力する。調光制御回路84では、調光信号入力の電圧が、内蔵の三角波発振回路の出力電圧と比較されて、所定の周期のバースト調光信号を生成する。この信号のデューティサイクルに従って、全体のロジック信号をON−OFFさせ結果的に明るさを制御している。この方法は、消灯から全点灯まで自由に調整が可能であるが、ランプ46はこの調光信号の周期でON−OFFされているため、その周期ごとに起動確認と確実な起動が必要となる。そのため、起動補償回路88は、上記のごとく、確実な点灯を実現するために、はじめに起動補償信号を位相検出回路51に送り出している。起動補償の動作を説明すると、始めて電源を入れる時や、ランプが点灯していない時、例えば、電流がI1の方向に流れる様にスイッチング素子52と58とを決められたパルス幅でONにする。
これによりコンデンサCTとトランス44の一次巻線に電流が流れ、位相検出回路51にリード線27を通じて信号が入り、I2,I1,I2,I1と交互に電流が流れ、自励発振回路は、検出した共振周波数で発振を開始する。起動補償回路88は、ロジック回路78の初期リセット(起動時)も作っている。もしランプが点灯しなかった場合は、再度リセットし、始めの起動信号を位相検出回路51を通じてロジック回路78に対し送出する。ランプオープン検出回路90は、巻線型トランス44の二次側の各シャント抵抗RSに接続し、二次側の管電流を検出する。ランプ46が切れ、管電流が流れない状態即ちランプオープンの状態のとき、位相検出回路51を通じてロジック回路78に信号を送り、ロジック回路78、PWM制御回路76及びゲート制御回路68,70,72,74から成る制御回路を遮断するように構成されている。過電流検出回路86は、PWM制御回路76が不良であったり、又は、ランプ46の配線がショートした時等において、ロジック回路78に信号を送り、制御回路を遮断する。
上記した構成において、電源スイッチがオンとなり、ゲート制御回路68,74又は72,70のいずれかにPWM制御回路76及びロジック回路78からオン信号が瞬間的に供給されると、直流電源がスイッチング素子52,58を通じて、I1の方向に、あるいは、スイッチング素子56,54を通じて、I2の方向に、巻線型トランス10の一次側巻線に電流が流れる。これにより、自励発振回路が起動し、巻線型トランス44が共振電圧を発生する。巻線型トランス44の一次側の共振電圧の周波数は、リード線27により、位相検出回路51に供給される。ロジック回路78とPWM制御回路76は、位相検出回路51からの位相信号に基づいて、ゲート制御回路68,70,72,74を駆動し、スイッチング素子52,54,56,58をオンオフ制御する。
スイッチング素子52,54,56,58のオンオフによって電流は、I1とI2の方向に交互に流れ、自励発振回路は、巻線型トランス10の一次側共振周波数で自励発振する。各ランプ対L1,L2,L3,L4の各両端電極には、トランスの二次側巻線の高電圧が印加されるため、明るさにムラが生じない。本実施形態は上述の如く、巻線型トランスの一次側に入力電源電圧より高い共振電圧が得られるので、巻線型トランスの二次側の巻線数を少なくでき、二次側に巻線用のスペースの余裕ができる。このスペースの増大により、2本又はそれ以上の並列巻きが可能となり、多出力が実現できる。そのため、本発明に使用される巻線型トランスは、普通の1入力1出力型の巻線型トランスとほぼ同じ大きさで、1入力多出力型の巻線型トランスとすることが可能となる。
次に本発明の他の実施形態について説明する。
図4において、トランス100は、一対の互いに平行に結合されたボビン102,104を備え、それぞれのボビン102,104の端子台B1,B2間に、二重にした2本の線a,bによって二次巻線M1,M2が互いに同一の巻数で互いに逆向きに巻かれている。前記一対のボビン102,104の穴106には共通のコア108が挿入配置されている。コア108は、図6に示すように、ボビン102,104にそれぞれ挿入配置されるI型コア108b,108cと、これらに接続し、閉磁路を構成する結合コア108aとから構成されている。
端子台B1の端子S1,S2,S3,S4には、二次巻線M1,M2のそれぞれの巻き始め端側(高圧側)が接続し、ボビン102の端子台B2の端子Aと、ボビン104の端子台B2の端子Bには、二次巻線M1,M2のそれぞれの巻き終わり端側(低圧側)が接続している。前記ボビン102,104の端子台B2,B3間には、一次巻線110が巻かれている。一次巻線110は、ボビン102,104のそれぞれの端子台B2,B3間に巻かれ、互いに直列あるいは並列接続された構成でも、あるいはボビン102,104にまたがって巻かれた単一構成等、任意の構成を採用することができる。一次巻線110は、図3に示す、フルブリッジ型自励発振回路などのインバータ回路の出力側に接続される。
逆相の端子S1とS4との間には、互いに直列に接続されたCCFL(冷陰極型蛍光ランプ)からなる2本のランプL1,L4が配置され、一方のランプL1の一方の電極は、バラストコンデンサC1を介して、端子S1に接続し、他方のランプL4の一方の電極は、バラストコンデンサC4を介して、端子S4に接続している。互いに逆相の端子S2とS3間も同様に、互いに直列に接続されたCCFLからなる2本のランプL2,L3が配置され、一方のランプL2の一方の電極は、バラストコンデンサC2を介して、端子S2に接続し、他方のランプL3の一方の電極は、バラストコンデンサC4を介して、端子S3に接続している。前記端子Aは、抵抗Rsを介して、接地され、端子Bも同様に、抵抗Rsを介して接地されている。図7は、図4の回路を理解しやすいように図示したものである。トランス100の一次側巻線110に自励発振回路から交流電流が供給されると、トランス100の二次側に高電圧が発生する。端子S1,S2の高出力+HVと端子S3,S4の高出力−HVは互いに逆相の関係にあり、ランプL1,L4及びL2,L3にトランスの二次側によって高圧が印加される。ランプL1とL4との接続点O1及びランプL2とL3との接続点O2はみかけ上ゼロボルトとなる。
トランス100が駆動されると、一方のボビン102の端子Aから、一方のボビン102の二次巻線M1を通り、端子S1に出力され、バラストコンデンサC1を通り、ランプL1更にランプL4、コンデンサC4、端子S4、他のボビン104の二次巻線M1、端子Bそしてグランドを通り、端子Aに至るループができる。同様に、一方のボビン102の端子Aから、一方のボビン102の二次巻線M2を通り、端子S2に出力され、バラストコンデンサC2を通り、ランプL2更にランプL3、コンデンサC3、端子S3、他のボビン104の二次巻線M2、端子Bそしてグランドを通り、端子Aに至るループができる。
上記ループを流れる電流により、ランプL1,L2,L3,L4の管電流の大きさは均一となる。ボビン102の二次巻線M1とM2、及びボビン104の二次巻線M1とM2は、同一コア108上に巻かれているため、ボビン102の二次巻線M1とM2を流れる電流は同じになろうとして分流動作即ち電流バランス動作が働く。ボビン104の二次巻線M1とM2でも同じ分流動作が自動的に行われて、最終的には、4本のランプL1〜L4を流れる各電流は同じになる。図4に示すトランス100は、プリント基板上に設置され、ランプL1〜L4に接続するコネクタ(図示省略)と最短距離で対面する側の端子台B1が高圧端子配置側に配置され、高圧端子配置側に対して、所定の間隔を存して、後方に、端子台B2が配置され、ラインGを基準として、右側が高圧領域E、左側が低圧領域Fに分割されている。尚、上記実施形態に及び以下に説明する実施形態に示す、互いに直列に接続される一対の冷陰極型蛍光ランプは、例えば、図4中、ランプL1,L4、ランプL2,L3は、それぞれU型の曲がった長い1本の冷陰極型蛍光ランプとしても良い。また、本発明は、端子S1,S2に対し端子S3,S4が逆相の実施形態に特に限定されるものではなく、同相であってもよい。
図9は、端子A,B間に分流トランス(電流バランサ)112を配置し、端子Aを分流トランス112の一方の巻線114の一端に接続し、巻線114の他端を接地し、端子Bを分流トランス112の他方の巻線116の他端に接続し、該巻線116の一端を接地している。図9の他の構成は図8に示す回路と同一である。この構成により、ランプL1,L2,L3,L4の管電流をより均等にすることができる。図10は、端子A,Bを分流トランス118の各巻線120、122の一端に接続し、分流トランス118の各巻線120,122他端を共通として、グランドに接続している。この接続でも、図9と同様の効果が得られ、管電流の検出も、トランス100の巻線のシャント抵抗から最終のドロップ電圧を検出することにより可能となる。上記実施形態において、二次巻線の平行巻きの線(ワイヤ)の数は2本に限定されず、ワイヤを多数本、平行巻きにしても良く、また、ランプの直列接続も2本に限定されず、3本以上を直列に接続しても良い。
上記実施形態では、ボビンを2個使用して、図4のよう、二次巻線M1,M2が4個、一次巻線Pが2個でランプ4本の構成としたが、図11に示すように、ボビン1個を使用して、二次巻線が2個、一次巻線が1個でランプ2本の構成とすることもできる。図11において、トランス100の構成は、図4のトランス100の構成と同一である。なお、トランス10をボビン102,104ごとに独立した2個のトランスとしても良い。各トランスは、ボビン102,104ごとに一次巻線110が装着され、各一次巻線110は、直列あるいは並列に接続される。2本のランプL1,L2は互いに直列に接続され、一方のランプL1の一方の電極は、バラストコンデンサC1を介して端子S1に接続し、他方のランプL2の一方の電極はバラストコンデンサC2を介して、端子S2に接続している。2本のランプL1,L2の他方の電極は、グランドに接続されている。ランプL3,L4の接続も同様の構成である。
上記の構成でも、図4に示す実施形態と同様の効果が得られるが、トランス100の二次巻線のグループごとにランプの輝度に多少のバラツキが生じる。本実施形態において、ランプL1とL2は輝度が同じになり、ランプL3とL4は輝度が同じになる。上記ランプグループごとの輝度のバラツキは、図12に示すように、分流トランス120を追加することで解消できる。
分流トランス120の巻線122,124の各一端は、それぞれ、ランプL1,L2の共通接続点126と、ランプL3,L4の電極の共通接続点128に接続し、巻線122,124の各他端は、グランドに接続している。ランプL1,L2の電極は、それぞれ、バラストコンデンサC1,C2を介して、トランス100の端子S1,S2に接続し、ランプL3,L4の電極は、それぞれバラストコンデンサC3,C4を介して、トランス100の端子S3,S4に接続している。他の構成は、図4に示す構成と同一である。分流トランス120の巻線122,124は互いに逆相に巻かれ、巻線122,124を流れる電流の大きさが同一となるように動作し、このトランスの分流動作で、ランプL1,L2,L3,L4を流れる管電流が均一となる。
図13は、トランスにおけるワイヤの平行巻きの他の実施形態を示している。コア130が内蔵されたボビン132に絶縁材134を介して、第1の二次巻線136を積層して巻き回し、この第1の二次巻線136の上に、絶縁材138を介して、第1の二次巻線136と同じ巻き数で、第2の二次巻線140を積層して巻き回し、図4の2本の巻線a,bに相当する、第1と第2の二次巻線136,140を、積層構造として構成するようにしても良い。なお、上記第1の二次巻線136を2本以上の線からなるバイファイラ巻きとし、同様に第2の二次巻線140を2本以上の線からなるバイファイラ巻きとしても良い。図13において、第1と第2の二次巻線136,140をそれぞれ2本のワイヤ(線)により構成すれば、1入力4出力の巻線型トランスを構成することができる。
次に本発明の他の実施形態について説明する。
図14において、2は巻線型トランス44のボビン(絶縁体)であり、その角筒部には所定の間隔を存して四角形の絶縁耐圧用の板状のパーティション4,6,8,10,12,14が複数固設され、ボビン(絶縁体)2上に、巻線用の凹入部を形成している。前記ボビン(絶縁体)2の軸方向の両端には該ボビン(絶縁体)2の軸方向に対して直角方向に延びる端子台16,18が固設され、これに端子20,22,24,26,28,30が固着されている。前記端子中、端子24,30は、ラインGの右側の、トランス44の高圧側に配置され、端子20,22,26,28は、ラインGの左側の、低圧側に配置されている。
ボビン(絶縁体)2の一端側の端子台16には、その一方側に二次高圧端子24が配置され、その他方側に、一次入力端子22と二次グランド端子20が配置されている。一次入力端子22とグランド端子20は、二次高圧端子24の高電圧の影響を受けないように、できるだけ離して、端子台16の他方側に配置されている。ボビン(絶縁体)2の他端側の端子台18には、その一方側に二次高圧端子30が配置され、これからできるだけ離れた他方側に一次入力端子28と二次グランド端子26が配置されている。前記端子台16,18の前記端子20,22と26,28取付側に形成されたガイド取付溝16a,18a間には細長状の絶縁体から成る遮蔽体34が架設され、該遮蔽体34の凹部34bが対応するパーティション4,6,8,10,12,14の外縁に嵌合している。前記遮蔽体34には、その長手方向に沿って、前記ボビン(絶縁体)2と対面する側とは反対側に開放された溝から成るリード線ガイド部34aが設けられている。
ボビン(絶縁体)2の中央のパーティション8,10で囲まれた凹入部には、一端側Aを巻始めとして、一次巻線32が例えば右巻きで巻回されている。一次巻線32の巻始め端側Aのリード線32aは、遮蔽体34に形成された、穴36を通じて、遮蔽体34のリード線ガイド部34a内に配置され、該リード線ガイド部34aを通って、ボビン(絶縁体)2の一端側に導かれ、端子台16に形成された案内溝を介して一次側入力端子22に接続している。一次巻線32の終端側Dのリード線32aは、遮蔽体34に形成された、穴38を通じて、遮蔽体34のリード線ガイド部34a内に配置され、該リード線ガイド部34aを通って、ボビン(絶縁体)2の他端側に導かれ、端子台18に形成された案内溝を介して一次側入力端子28に接続している。ボビン(絶縁体)2上の一次巻線32の一方側には、ボビン(絶縁体)2の一端側Bを巻始めとして、第1の二次巻線39が右巻きで、端子台16、パーティション4間、パーティション4,6間、パーティション6,8間の各凹入部に順次巻回されている。
二次巻線39の中間を複数のパーティション4,6,8によって区画したのは、二次巻線39の絶縁耐圧を考慮したものである。第1の二次巻線39の巻始め端側Bのリード線39aは、端子台16に形成された溝を通って、二次高圧端子24に導かれ、これに接続している。第1の二次巻線39の終端側Cのリード線39bは、穴36を介して遮蔽体34のリード線ガイド部34a内に配置され、リード線32aとともに該リード線ガイド部34aを通って、ボビン(絶縁体)2の一端側に導かれ、端子台16に形成された案内溝を介して二次側グランド端子20に接続している。ボビン(絶縁体)2の中央の一次巻線32の他方側には、パーティション10と接する側Dを巻始めとして、第2の二次巻線41が右巻きで、パーティション10,12間、パーティション12,14間、パーティション14、端子台18間の各凹入部に順次巻回されている。
一次巻線32の左右に対称に配置された第1と第2の二次巻線39,41は同一の構造である。第2の二次巻線41の終端側Eのリード線41bは、端子台18に形成された溝を通って、二次高圧端子30に導かれ、これに接続している。第2の二次巻線41の巻き始め端側Dのリード線41aは、穴38を介して遮蔽体34のリード線ガイド部34a内に配置され、一次巻線32のリード線32aとともに該リード線ガイド部34aを通って、ボビン(絶縁体)2の他端側に導かれ、端子台18に形成された案内溝を介して二次側グランド端子26に接続している。以上の巻線構造から明らかなように、パーティション8,10間の一次側巻線32の両端は二次巻線39,41の電圧の低いグランド側と接することになり、隣接する、一次巻線35の電圧と二次巻線39,41の電圧との差が小さくなる。
そのため、一次巻線32と二次巻線39,41との間の絶縁耐圧構造を簡単な構造とすることができる。一次巻線32と、二次巻線39,41のグランド側は、電位差が小さいので、共通のリード線ガイド部34aを通して、両者を平行に配置しても絶縁耐圧に問題はない。なお、遮蔽体34に複数のリード線ガイド部を設け、リード線を一本ずつリード線ガイド部に配置するようにしても良い。42はコアであり、2個のE型コアが接合されて構成され、外縁部分がボビン(絶縁体)2の外側に配置されるとともに、該コア42の内側部分42aがボビン(絶縁体)2の筒部内に配置されている。上記した巻線型トランス44は、1入力2出力を構成し、このトランスを用いて2本の冷陰極蛍光ランプ46,46を明るさに明暗のムラのない状態で駆動することができる。この場合、2本のランプ46,46は、両端が二次巻線39,41の高圧側に接続されるので、ランプの両端に明るさの差が生じることがない。
上記した1入力2出力巻線型出力トランス44は、高圧端子24と30が互いに逆相の関係にあり、このトランスの一次側で直列あるいは並列共振回路を構成し、トランスの一次側に共振電圧を発生させる自励発振回路により駆動されることが望ましい。この場合、トランスの一次側に電源電圧より高い高電圧が発生することにより、二次側の巻線の量を少なくでき、結果として、従来の1入力1出力の巻線型トランスと同じ大きさで2出力を実現することができる。また、1入力2出力巻線型トランスは、トランスの中央部に一次コイルとコアによる発熱が集中するが、この発熱はトランスの中央部に発生するので、二次巻線との結合のバランスが良好な状態に保持され、トランスが効率的に動作する。従来の1入力1出力の巻線型トランスのように、発熱がトランスの片側に集中すると、一次巻線と二次巻線との結合にアンバランスが生じ効率化の妨げとなる。
次に巻線型トランス44の一次側に共振電圧を発生させる自励発振回路により巻線型トランス44を駆動する実施形態を図15を参照して説明する。自励発振回路は、図3に示す回路と同一であり、自励発振回路については、図3に示す回路を参照して説明する。
図15中、52,54,56,58はFETから成るスイッチング素子であり、各々のスイッチング素子のソース、ドレイン間には転流ダイオード60,62,64,66が接続されている。スイッチング素子52,54,56,58の各々のゲートにはゲート制御回路68,70,72,74が接続され、これらのうち、ゲート制御回路68,72はPWM制御回路76に接続し、ゲート制御回路70,74はロジック回路78に接続している。PWM制御回路76は、ランプ20に流れる電流を検出する整流平滑回路80から信号を受け取り、この信号のレベルがライン82から与えられる設定値になるように、スイッチング素子52,56の導通角を制御する。トランス44は、プリント基板(図示省略)に固設され、2本の冷陰極型蛍光ランプ46,46が直列に接続し、蛍光ランプ46,46の各一端は、巻線型トランス44の二次側コイル39,41の高圧端子側にそれぞれ接続している。二次側巻線39,41の各一端は、それぞれ抵抗を介して接地されている。
一方の抵抗48は、電流検出回路を構成し、リード線を介して、ランプオープン・ランプショート検出回路90と起動補償回路88に接続している。位相検出回路51は、リード線27を介して、LC直列共振回路の中点Pに接続している。ロジック回路78は、リード線27に接続する位相検出回路51からの一次側共振位相信号に基づいて、スイッチング素子をオンオフさせるための信号を造出し、PWM制御回路76を介してゲート制御回路68,72にオンオフ制御信号を送るとともに、ゲート制御回路70,74にオンオフ制御信号を送るように構成されている。位相検出回路51は、LC直列共振回路の中点Pの位相電圧信号から90度遅れた補正位相信号をロジック回路78に供給する。この信号は、一次側LC直列共振回路に流れる電流と同位相となる。一次側直列共振回路に流れる電流は、キャパシタC1の充電電圧が直流電源電圧に到達しても、トランス44の一次側端子の電圧は電気的に90度の位相時間が経過した後に0Vを越えて更に低下し、更に90度の位相時間が経過してマイナスの最大値になる。
この時、この電圧から90度遅れた信号は0Vとなるので、このタイミングでスイッチング制御信号をオンオフする。ロジック回路78はこのようにして交互にスイッチング制御信号を出力する。自励発振回路は、巻線型トランス10の一次側共振周波数で自励発振する。2本の蛍光ランプ46,46の各両端電極には、トランスの二次側巻線の高電圧が印加されるため、明るさにムラが生じない。前記巻線型トランス44は、図15に示すように、基板に正しい向きで固定されると、ボビン(絶縁体)2の軸方向に対して直角方向に延びる端子台16,18の右側に、ボビン(絶縁体)2を挟んで、二次高圧端子24,30が並び、左側に、グランド端子20,26と、一次入力端子22,28とがボビン(絶縁体)2を挟んで並ぶ。そのため、巻線型トランス44に、コネクタ128を介してランプ46,46を最短距離でシンプルに接続でき、トランス44とランプ46,46間の接続配線及び自励発振回路との接続配線をきわめてシンプルな構成とすることができる。
しかも、図15から明らかなように、巻線型トランスの右側に高圧端子、左側に低圧端子が配置されるので、トランスの高圧側Eと低圧側Fとの縁面距離を広くとることができ、トランスの安定的動作と小型化を図ることができる。
次に、図16及び図17を参照して、本発明の他の実施形態について説明する。
図16に示す巻線型トランス100は、図4に示すトランス100とほぼ同一であるが、図16に示すトランス100の端子台B2には、ボビン102,104ごとに、2個ずつ、端子Q1,Q2とQ3,Q4が設けられている。図17に示すように、端子Q1,Q4には、ボビン102,104側の二次巻線M1の終端がそれぞれ接続し、端子Q2,Q3には、ボビン102,104側の二次巻線M2の終端がそれぞれ接続している。端子Q2,Q4は、互いに接続し、それぞれ抵抗Rsを介して接地されている。端子Q1,Q3も同様に互いに接続し、それぞれ抵抗を介して接地されている。上記配線により、ランプ駆動回路は、端子S1を始点と仮定すると、端子S1,ランプL1,ランプL4,端子S4,端子Q4,端子Q2,端子S2,ランプL2,ランプL3,端子Q3,端子Q1を経て、端子S1に戻る1本の閉ループ電流路が形成され、ランプL1〜L4には同一の電流が流れ、各ランプの輝度が均一となる。
本発明の巻線型トランスの一部を省略した説明図である。 同上分解外観説明図である。 本発明の電源装置のブロック回路図である。 本発明の他の実施形態を示す説明図である。 巻線型トランスのボビンの外観説明図である。 巻線型トランスのコアの説明図である。 巻線型トランスの回路図である。 本発明の他の実施形態を示すブロック図である。 本発明の他の実施形態を示すブロック図である。 本発明の他の実施形態を示すブロック図である。 本発明の他の実施形態を示すブロック図である。 本発明の他の実施形態を示すブロック図である。 巻線型トランスの他の実施形態を示す断面図である。 本発明の巻線型トランスの他の実施形態を示す説明図である。 本発明の他の実施形態を示す回路説明図である。 本発明の他の実施形態を示す説明図である。 本発明の他の実施形態を示す回路説明図である。 従来技術の回路説明図である。 従来技術の説明図である。
符号の説明
2 ボビン
4 パーティション
6 パーティション
8 パーティション
10 パーティション
12 パーティション
14 パーティション
16 端子台
18 端子台
20 端子
22 端子
24 端子
26 端子
28 端子
30 端子
32 一次巻線
34 遮蔽体
39 二次巻線
41 二次巻線
42 コア
44 巻線型トランス
46 冷陰極型蛍光ランプ
48 抵抗
50 誤動作防止回路
51 位相差造出回路
52〜58 スイッチング素子
62〜66 転流ダイオード
68 ゲート制御回路
70 ゲート制御回路
72 ゲート制御回路
74 ゲート制御回路
76 PWM制御回路
78 ロジック回路
80 整流制御回路
82 ライン
84 調光制御回路
86 過電流検出回路
88 起動補償回路
90 ランプオープン・ショート検出回路
100 トランス
102 ボビン
104 ボビン
106 穴
108 コア
110 一次巻線
112 分流トランス
114 巻線
116 巻線
118 分流トランス
120 分流トランス
122 巻線
124 巻線
126 接続点
128 接続点
130 コア
132 ボビン
134 絶縁材
136 二次巻線
138 絶縁材
140 二次巻線
184 ボビン
186 端子台
188 入力端子
190 入力端子
192 ボビン
194 ボビン
196 パーティション
198 二次巻線
200 二次巻線
202 端子台
204 端子台
206 高圧端子
208 高圧端子
210 高圧端子
212 高圧端子
214 グランド端子
216 グランド端子
218 グランド端子
220 グランド端子

Claims (21)

  1. コアが挿入されたボビンに一次巻線と二次巻線を装着したトランスであって、該ボビンの高圧端子配置側に端子台を設け、前記二次巻線の一端に接続する第1の端子を前記高圧端子配置側の端子台に取り付け、ボビンに装着した二次巻線の他端に接続する第2の端子を前記ボビンの高圧端子配置側に対して所定距離を存した後方の低圧端子配置側に取り付け、前記第2の端子をグランド端子としたことを特徴とする巻線型トランス。
  2. 前記ボビンの高圧端子配置側は、筒状に巻かれた二次巻線の軸方向の一端側であり、前記低圧端子配置側は、二次巻線の軸方向の他端であることを特徴とする請求項1に記載の巻線型トランス。
  3. 2本のボビンを並列に一体的に結合し、該2本のボビンにそれぞれ一次巻線と二次巻線を直列状に装着し、前記一次巻線に接続する入力端子を前記各ボビンの他端側の端子台に取り付け、各ボビンの各二次巻線の一端に接続する第1の端子を前記各ボビンの一端に取り付けた端子台に取り付け、各ボビンの各二次巻線の他端に接続する第2の端子を、一次巻線と二次巻線の境界に設けた端子台に取り付け、前記ボビンの一端を高圧端子配置側とし、前記二次巻線と一次巻線の境界を低圧端子配置側としたことを特徴とする請求項1に記載の巻線型トランス。
  4. 前記2本のボビンに装着された二次巻線は巻数が同数で互いに逆向きとなるように巻かれ、前記高圧端子配置側に取り付けられた第1と第2の端子が逆相となるようにしたことを特徴とする請求項3に記載の巻線型トランス。
  5. 前記二次巻線を複数平行に並べたワイヤで構成し、該ワイヤの各一端にそれぞれ第1の端子を接続し、各ワイヤの他端にそれぞれ第2の端子を接続したことを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1つの請求項に記載の巻線型トランス。
  6. コアが挿入されたボビンに一次巻線と二次巻線を装着し、該ボビンの高圧端子配置側に端子台を設け、前記二次巻線の一端に接続する第1の端子を前記高圧端子配置側の端子台に取り付け、ボビンに装着した二次巻線の他端に接続する第2の端子を前記ボビンの高圧端子配置側に対して所定距離を存した後方の低圧端子配置側に取り付け、前記第2の端子をグランド端子とした巻線型トランスの二次側の高圧出力によってランプを駆動する電源装置であって、前記一次巻線を交流信号出力回路に接続し、前記第2の端子を接地し、前記第1の端子をランプに接続したことを特徴とする電源装置。
  7. コアが挿入されたボビンに一次巻線と二次巻線を装着し、該ボビンの高圧端子配置側に端子台を設け、前記二次巻線の一端に接続する第1の端子を前記高圧端子配置側の端子台に取り付け、ボビンに装着した二次巻線の他端に接続する第2の端子を前記ボビンの高圧端子配置側に対して所定距離を存した後方の低圧端子配置側に取り付け、前記第2の端子をグランド端子とし、前記ボビンの高圧端子配置側は、筒状に巻かれた二次巻線の軸方向の一端側であり、前記低圧端子配置側は、二次巻線の軸方向の他端である巻線型トランスの二次側の高圧出力によってランプを駆動する電源装置であって、前記一次巻線を交流信号出力回路に接続し、前記第2の端子を接地し、前記第1の端子をランプに接続したことを特徴とする電源装置。
  8. コアが挿入されたボビン2本のボビンを並列に一体的に結合し、該2本のボビンにそれぞれ一次巻線と二次巻線を直列状に装着し、前記一次巻線に接続する入力端子を前記各ボビンの他端側の端子台に取り付け、各ボビンの各二次巻線の一端に接続する第1の端子を前記各ボビンの一端に取り付けた端子台に取り付け、各ボビンの各二次巻線の他端に接続する第2の端子を、一次巻線と二次巻線の境界に設けた端子台に取り付け、前記第2の端子をグランド端子とし、前記ボビンの一端を高圧端子配置側とし、前記二次巻線と一次巻線の境界を低圧端子配置側としたた巻線型トランスの二次側の高圧出力によってランプを駆動する電源装置であって、前記一次巻線を交流信号出力回路に接続し、前記第2の端子を接地し、前記第1の端子をランプに接続したことを特徴とする電源装置。
  9. コアが挿入されたボビン2本のボビンを並列に一体的に結合し、該2本のボビンにそれぞれ一次巻線と二次巻線を直列状に装着し、前記一次巻線に接続する入力端子を前記各ボビンの他端側の端子台に取り付け、各ボビンの各二次巻線の一端に接続する第1の端子を前記各ボビンの一端に取り付けた端子台に取り付け、各ボビンの各二次巻線の他端に接続する第2の端子を、一次巻線と二次巻線の境界に設けた端子台に取り付け、前記第2の端子をグランド端子とし、前記ボビンの一端を高圧端子配置側とし、前記二次巻線と一次巻線の境界を低圧端子配置側とし、前記2本のボビンに装着された二次巻線は巻数が同数で互いに逆向きとなるように巻かれ、前記高圧端子配置側に取り付けられた第1と第2の端子が逆相となるようにした巻線型トランスの二次側の高圧出力によってランプを駆動する電源装置であって、前記一次巻線を交流信号出力回路に接続し、前記第2の端子を接地し、前記第1の端子をランプに接続したことを特徴とする電源装置。
  10. 前記巻線型トランスの二次巻線を複数平行に並べたワイヤで構成し、該ワイヤの各一端にそれぞれ第1の端子を接続し、各ワイヤの他端にそれぞれ第2の端子を接続したことを特徴とする請求項6乃至請求項9のいずれか1つの請求項に記載の電源装置。
  11. 前記巻線型トランス及びこれに交流信号を入力する回路をプリント基板上に取り付け、プリント基板上にランプと接続するコネクタを取り付け、前記巻線型トランスの高圧端子配置側を前記コネクタに対向配置し、前記第1の端子を前記コネクタに接続したことを特徴とする請求項6乃至請求項10のいずれか1つの請求項に記載の電源装置。
  12. 第1の二次側の複数の高圧端子S1,S2と、該第1の二次側の高圧端子S1,S2に対して逆相の第2の二次側の複数の高圧端子S3,S4を少なくとも有する巻線型トランスの二次側の高圧出力によって複数本のランプを駆動する電源装置であって、1本のあるいは互いに直列に接続された複数本のランプL1,L4からなる第1のランプの一方を前記第1の二次側の高圧端子S1,S2の中の1つの端子S1に接続し、前記第1のランプの他方を前記第2の二次側の高圧端子S3,S4の中の1つの端子S4に接続し、1本のあるいは互いに直列に接続された複数本のランプL2,L3からなる第2のランプの一方を前記第1の二次側の高圧端子S1,S2の中の他の1つの端子S2に接続し、前記第2のランプの他方を前記第2の二次側の高圧端子S3,S4の中の他の1つの端子S3に接続し、前記巻線型トランスを、コアが挿入されたボビンに一次巻線と複数の二次巻線を装着し、前記二次巻線を複数本の平行に並べたワイヤで構成したことを特徴とする電源装置。
  13. 第1の二次側の複数の高圧端子S1,S2と、該第1の二次側の高圧端子S1,S2に対して逆相の第2の二次側の複数の高圧端子S3,S4を少なくとも有する巻線型トランスの二次側の高圧出力によって複数本のランプを駆動する電源装置であって、1本のあるいは互いに直列に接続された複数本のランプL1,L4からなる第1のランプの一方を前記第1の二次側の高圧端子S1,S2の中の1つの端子S1に接続し、前記第1のランプの他方を前記第2の二次側の高圧端子S3,S4の中の1つの端子S4に接続し、1本のあるいは互いに直列に接続された複数本のランプL2,L3からなる第2のランプの一方を前記第1の二次側の高圧端子S1,S2の中の他の1つの端子S2に接続し、前記第2のランプの他方を前記第2の二次側の高圧端子S3,S4の中の他の1つの端子S3に接続し、前記巻線型トランスを、コアが挿入されたボビンに一次巻線と複数の二次巻線を装着し、前記ボビンに第1の二次巻線を巻き回し、該二次巻線の上に絶縁材を介して前記第1の二次巻線と同一巻き数の第2の二次巻線を巻き回し、ボビン上に複数個の二次巻線を積層した構成としたことを特徴とする電源装置。
  14. 前記巻線型トランスの第1の二次側の低圧端子Aを分流トランス112の一対の巻線114,116,120,122の中の一方の巻線114,120を通じて接地し、前記巻線型トランスの第2の二次側の低圧端子Bを前記分流トランス112の一対の巻線114,116,120,122の中の他方の巻線116,122を通じて接地したことを特徴とする請求項12又は請求項13に記載の電源装置。
  15. コアが挿入されたボビンに一次巻線と二次巻線を装着し、該二次巻線を複数本の平行に並べたワイヤで構成した巻線型トランスの二次側の高圧出力によって複数本のランプを駆動する電源装置であって、一対の互いに直列に接続されたランプの一方を前記巻線型トランスの二次側の複数の高圧端子の中の1つの高圧端子S1に接続し、前記一対の互いに直列に接続されたランプの他方を前記巻線型トランスの二次側の複数の高圧端子の中の他の1つの高圧端子S2に接続し、前記一対の互いに直列に接続されたランプの接続点を接地したことを特徴とする電源装置。
  16. 第1の二次側の複数の高圧端子S1,S2と、第2の二次側の複数の高圧端子S3,S4を少なくとも有する巻線型トランスの二次側の高圧出力によって複数本のランプを駆動する電源装置であって、互いに直列に接続された一対のランプL1,L2からなる第1のランプグループの一方を前記第1の二次側の高圧端子S1,S2の中の1つの端子S1に接続し、前記第1のランプグループの他方を前記第1の二次側の高圧端子S1,S2の中の他の1つの高圧端子S2に接続し、互いに直列に接続された一対のランプL3,L4からなる第2のランプグループの一方を前記第2の二次側の高圧端子S3,S4の中の1つの高圧端子S3に接続し、前記第2のランプグループの他方を前記第2の二次側の高圧端子S3,S4の中の他の1つの高圧端子S4に接続し、前記第1のランプグループの接続点と前記第2のランプグループの接続点とをそれぞれ接地し、前記巻線型トランスを、コアが挿入されたボビンに一次巻線と複数の二次巻線を装着し、該二次巻線を複数本の並列状に重なる線で構成したことを特徴とする電源装置。
  17. コアが挿入されたボビンに一次巻線と二次巻線を装着し、前記ボビンに第1の二次巻線を巻き回し、該二次巻線の上に絶縁材を介して前記第1の二次巻き線と同一巻き数の第2の二次巻き線を巻き回し、ボビン上に複数個の互いに同一巻き数の二次巻線を積層して形成した巻線型トランスの二次側の高圧出力によって複数本のランプを駆動する電源装置であって、一対の互いに直列に接続されたランプの一方を前記巻線型トランスの二次側の複数の高圧端子の中の1つの高圧端子S1に接続し、前記一対の互いに直列に接続されたランプの他方を前記巻線型トランスの二次側の複数の高圧端子の中の他の1つの高圧端子S2に接続し、前記一対の互いに直列に接続されたランプの接続点を接地したことを特徴とする電源装置。
  18. 第1の二次側の複数の高圧端子S1,S2と、第2の二次側の複数の高圧端子S3,S4を少なくとも有する巻線型トランスの二次側の高圧出力によって複数本のランプを駆動する電源装置であって、互いに直列に接続された一対のランプL1,L2からなる第1のランプグループの一方を前記第1の二次側の高圧端子S1,S2の中の1つの端子S1に接続し、前記第1のランプグループの他方を前記第1の二次側の高圧端子S1,S2の中の他の1つの高圧端子S2に接続し、互いに直列に接続された一対のランプL3,L4からなる第2のランプグループの一方を前記第2の二次側の高圧端子S3,S4の中の1つの高圧端子S3に接続し、前記第2のランプグループの他方を前記第2の二次側の高圧端子S3,S4の中の他の1つの高圧端子S4に接続し、前記第1のランプグループの接続点と前記第2のランプグループの接続点とをそれぞれ接地し、前記巻線型トランスを、コアが挿入されたボビンに一次巻線と複数の二次巻線を装着し、前記ボビンに第1の二次巻線を巻き回し、該二次巻線の上に絶縁材を介して前記第1の二次巻線と同一巻き数の第2の二次巻線を巻き回し、ボビン上に複数個の二次巻線を積層した構成としたことを特徴とする電源装置。
  19. 前記第1のランプグループの接続点を分流トランス120の一対の巻線122,124の中の一方の巻線122を通じて接地し、前記第2のランプグループの接続点を分流トランス120の一対の巻線の中の他方の巻線124を通じて接地したことを特徴とする請求項16に記載の電源装置。
  20. 前記第1のランプグループの接続点を分流トランス120の一対の巻線122,124の中の一方の巻線122を通じて接地し、前記第2のランプグループの接続点を分流トランス120の一対の巻線の中の他方の巻線124を通じて接地したことを特徴とする請求項18に記載の電源装置。
  21. 第1の二次側の複数の互いに同相の端子S1,S2と、第2の二次側の互いに同相で且つ前記第1の二次側の端子S1,S2とは逆相の端子S3,S4を少なくとも有する巻線型トランスの二次側の高圧出力によって複数本のランプを駆動する電源装置であって、1本のあるいは互いに直列に接続された複数本のランプL1,L4からなる第1のランプの一方を前記第1の二次側の高圧端子S1,S2の中の1つの端子S1に接続し、前記第1のランプの他方を、前記第2の二次側の端子S3,S4の中の、前記第1のランプの一方に接続する端子S1とは逆相の1つの端子S4に接続し、1本又は互いに直列に接続された複数本のランプL2,L3からなる第2のランプの一方を前記第1の二次側の高圧端子S1,S2の中の他の1つの端子S2に接続し、前記第2のランプの他方を、前記第2の二次側の高圧端子S3,S4の中の、前記第2のランプの一方に接続する端子S2とは逆相の1つの端子S3に接続し、第1の二次側の前記端子S1,S2とは逆相の複数の端子Q1,Q2と、前記第2の二次側の前記端子S3,S4とは逆相の複数の端子Q3,Q4を接続し、前記第1と第2の二次側の全ての端子とランプとが1つの閉ループを構成する電流回路上に直列に接続されるようにしたことを特徴とする電源装置。
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