JP2004247280A - ランプ駆動用電源装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】1個の出力トランスで複数本の放電型ランプを明るさにムラが生じないように駆動できるようにする。
【解決手段】1入力複数出力の出力トランス44の二次側に第1と第2の少なくとも2本の放電型ランプ46を接続して該ランプを駆動する。出力トランス44の一次巻線には共振コンデンサC1が接続され一次側共振回路を構成している。出力トランス44の一次巻線に、共振電圧のフィードバック信号に基づいて共振周波数で自励発振する自励発振回路が接続される。第1と第2の2本の蛍光ランプ46の中、第1の蛍光ランプ46の一方の電極を出力トランス44の第1の二次巻線の二次高圧端子に接続し、第1の放電型ランプ46に直列に第2の放電型ランプ46を接続し、この第2の放電型ランプ46を出力トランス44の第2の二次巻線の二次高圧端子に接続する。
【選択図】図1

Description

本発明は、複数本の冷陰極型蛍光ランプなどを駆動する出力トランスを用いたランプ駆動用電源装置に関する。
従来、図8に示すように、冷陰極型蛍光ランプ46を巻線型トランスの出力で駆動する場合には、巻線型トランスTの二次側の巻線の高圧端子にコンデンサを介して蛍光ランプ46の一方の電極を接続し、蛍光ランプ46の他方の電極を抵抗を介してアースに接続している。また、4本の蛍光ランプを駆動する場合には、図9に示すように、蛍光ランプ44,46,46,46ごとに巻線型トランスT1,T2,T3,T4を用意し、2本の蛍光ランプ46,46を直列に接続し、この各一対の蛍光ランプの中、一方の蛍光ランプ46,46を対応する巻線トランスT1,T3の二次側高圧端子にバラストコンデンサを介して接続し、他方の蛍光ランプ44,44を対応する巻線トランスT2,T4の二次側高圧端子にバラストコンデンサを介して接続し、各巻線トランスT1,T2,T3,T4の二次側の他方の端子をアースに接続している。
また、多灯式リーケージトランスを用いたバラストレス型放電灯点灯回路において、一方の二次巻線の両端が接地線を介して放電灯の両端に接続され、また、他方の二次巻線も同様に接地線を介してもう一つの放電灯の両端に接続され、1つの入力に対して2つの放電灯を同時に駆動することができるようにしたDC/ACインバータ回路が知られている(例えば特許文献1参照)。
特開2002−075756号公報(段落0012,第11図)
蛍光ランプ(放電型ランプ)の一方の電極を巻線型トランスの二次側高圧端子に接続し、他方の電極をアースに落として蛍光ランプを駆動する方式は、蛍光ランプの一端側が高圧で他端側が低圧となり、トランス接続側が明るく、アース側が暗くなり、輝度にムラが生じてしまうという問題点がある。2本の蛍光ランプを直列に接続し、2個の巻線型トランスで2本の蛍光ランプを駆動する方式は、2本の蛍光ランプの両端に高圧がかかり、明るさのムラの発生を解消することができるが蛍光ランプごとに巻線トランスが必要となってしまい、巻線トランスの小型化に適しないという問題点がある。
本発明は上記問題点を解決することを目的とするものである。
上記目的を達成するため本発明は、1入力複数出力の出力トランスの二次側に第1と第2の少なくとも2本の放電型ランプを接続して該ランプを駆動するランプ駆動用電源装置において、第1と第2の2本の蛍光ランプの中、第1の蛍光ランプの一方の電極を前記出力トランスの第1の二次巻線の二次高圧端子に接続し、第1の放電型ランプに直列に第2の放電型ランプを接続し、該第2の放電型ランプを前記出力トランスの第2の二次巻線の二次高圧端子に接続したものである。
また本発明は、1入力複数出力の出力トランスの二次側に第1と第2の少なくとも2本の放電型ランプを接続して該ランプを駆動するランプ駆動用電源装置において、前記出力トランスの一次巻線に共振コンデンサを接続して一次側共振回路を設け、前記一次巻線に、共振電圧のフィードバック信号に基づいて共振周波数で自励発振する自励発振回路を接続し、第1と第2の2本の蛍光ランプの中、第1の蛍光ランプの一方の電極を前記出力トランスの第1の二次巻線の二次高圧端子に接続し、第1の放電型ランプに直列に第2の放電型ランプを接続し、該第2の放電型ランプを前記出力トランスの第2の二次巻線の二次高圧端子に接続したものである。
また本発明は、前記共振回路が前記出力トランスの一次側に設けられた直列共振回路であり、該直列共振回路の中点から前記フィードバック信号を生成するようにしたものである。
また本発明は、ボビンの中央部に一次巻線を装着し、この一次巻線の両側に第1と第2の二次巻線を装着し、前記一次巻線とその両側の第1及び第2の二次巻線との境界に絶縁耐圧用のパーティションを配設し、前記ボビンの一端に該ボビンの軸方向に対して直角方向に延びる第1の端子台を設け、前記ボビンの他端にボビンの軸方向に対して直角方向に延びる第2の端子台を設け、それぞれの端子台の一方側に二次高圧端子を設け、それぞれの端子台の他方側に前記二次高圧端子に対して距離を存した位置に一次入力端子とグランド端子を設け、前記第1の二次巻線の前記第1の端子台側の一端のリード線を前記第1の端子台の二次高圧端子に接続し、前記一次巻線の一端のリード線と前記第1の二次巻線の前記一次巻線と接する側の巻線の端部のリード線とを前記ボビンの一端に導き、該リード線をそれぞれ前記第1の端子台の対応する一次入力端子とグランド端子に接続し、前記第2の二次巻線の前記第2の端子台側の一端のリード線を前記第2の端子台の二次高圧端子に接続し、前記一次巻線の他端のリード線と前記第2の二次巻線の前記一次巻線と接する側の巻線の端部のリード線とを前記ボビンの他端に導き、該リード線をそれぞれ前記第2の端子台の対応する一次入力端子とグランド端子に接続し、前記ボビンにコアを装備し、一次側巻線とその両側の二次巻線とで1入力複数出力を構成し、1入力複数出力の出力トランスの二次側に第1と第2の少なくとも2本の放電型ランプを接続して該ランプを駆動するランプ駆動用電源装置において、前記出力トランスの一次巻線に共振コンデンサを接続して一次側共振回路を設け、前記一次巻線に、共振電圧のフィードバック信号に基づいて共振周波数で自励発振する自励発振回路を接続し、第1と第2の2本の蛍光ランプの中、第1の蛍光ランプの一方の電極を前記出力トランスの第1の二次巻線二次高圧端子に接続し、第1の放電型ランプに直列に第2の放電型ランプを接続し、該第2の放電型ランプを前記出力トランスの第2の二次巻線の二次高圧端子に接続したものである。
本発明は高圧出力用のトランスの複数出力を用いて複数の放電型ランプを明るさにムラが生じないように効率的に駆動することができる。
以下に本発明の実施の形態を添付した図面を参照して詳細に説明する。
図2において、2は巻線型トランス44のボビンであり、その角筒部には所定の間隔を存して四角形の絶縁耐圧用の板状のパーティション4,6,8,10,12,14が複数固設され、ボビン2上に、巻線用の凹入部を形成している。前記ボビン2の軸方向の両端には該ボビン2の軸方向に対して直角方向に延びる端子台16,18が固設され、これに端子20,22,24,26,28,30が固着されている。
ボビン2の一端側の端子台16には、その一方側に二次高圧端子24が配置され、その他方側に、一次入力端子22と二次グランド端子20が配置されている。一次入力端子22とグランド端子20は、二次高圧端子24の高電圧の影響を受けないように、できるだけ離して、端子台16の他方側に配置されている。ボビン2の他端側の端子台18には、その一方側に二次高圧端子30が配置され、これからできるだけ離れた他方側に一次入力端子28と二次グランド端子26が配置されている。前記端子台16,18の前記端子20,22と26,28取付側に形成されたガイド取付溝16a,18a間には細長状の絶縁体から成る遮蔽体34が架設され、該遮蔽体34の凹部34bが対応するパーティション4,6,8,10,12,14の外縁に嵌合している。前記遮蔽体34には、その長手方向に沿って、前記ボビン2と対面する側とは反対側に開放された溝から成るリード線ガイド部34aが設けられている。
ボビン2の中央のパーティション8,10で囲まれた凹入部には、一端側Aを巻始めとして、一次巻線32が例えば右巻きで巻回されている。一次巻線32の巻始め端側Aのリード線32aは、遮蔽体34に形成された、穴36を通じて、遮蔽体34のリード線ガイド部34a内に配置され、該リード線ガイド部34aを通って、ボビン2の一端側に導かれ、端子台16に形成された案内溝を介して一次側入力端子22に接続している。一次巻線32の終端側Dのリード線32aは、遮蔽体34に形成された、穴38を通じて、遮蔽体34のリード線ガイド部34a内に配置され、該リード線ガイド部34aを通って、ボビン2の他端側に導かれ、端子台18に形成された案内溝を介して一次側入力端子28に接続している。ボビン2上の一次巻線32の一方側には、ボビン2の一端側Bを巻始めとして、第1の二次巻線39が右巻きで、端子台16、パーティション4間、パーティション4,6間、パーティション6,8間の各凹入部に順次巻回されている。
二次巻線39の中間を複数のパーティション4,6,8によって区画したのは、二次巻線39の絶縁耐圧を考慮したものである。第1の二次巻線39の巻始め端側Bのリード線39aは、端子台16に形成された溝を通って、二次高圧端子24に導かれ、これに接続している。第1の二次巻線39の終端側Cのリード線39bは、穴36を介して遮蔽体34のリード線ガイド部34a内に配置され、リード線32aとともに該リード線ガイド部34aを通って、ボビン2の一端側に導かれ、端子台16に形成された案内溝を介して二次側グランド端子20に接続している。ボビン2の中央の一次巻線32の他方側には、パーティション10と接する側Dを巻始めとして、第2の二次巻線41が右巻きで、パーティション10,12間、パーティション12,14間、パーティション14、端子台18間の各凹入部に順次巻回されている。
一次巻線32の左右に対称に配置された第1と第2の二次巻線39,41は同一の構造である。第2の二次巻線41の終端側Eのリード線41bは、端子台18に形成された溝を通って、二次高圧端子30に導かれ、これに接続している。第2の二次巻線41の巻き始め端側Dのリード線41aは、穴38を介して遮蔽体34のリード線ガイド部34a内に配置され、一次巻線32のリード線32aとともに該リード線ガイド部34aを通って、ボビン2の他端側に導かれ、端子台18に形成された案内溝を介して二次側グランド端子26に接続している。以上の巻線構造から明らかなように、パーティション8,10間の一次側巻線32の両端は二次巻線39,41の電圧の低いグランド側と接することになり、隣接する、一次巻線35の電圧と二次巻線39,41の電圧との差が小さくなる。
そのため、一次巻線32と二次巻線39,41との間の絶縁耐圧構造を簡単な構造とすることができる。一次巻線32と、二次巻線39,41のグランド側は、電位差が小さいので、共通のリード線ガイド部34aを通して、両者を平行に配置しても絶縁耐圧に問題はない。なお、遮蔽体34に複数のリード線ガイド部を設け、リード線を一本ずつリード線ガイド部に配置するようにしても良い。42はコアであり、2個のE型コアが接合されて構成され、外縁部分がボビン2の外側に配置されるとともに、該コア42の内側部分42aがボビン2の筒部内に配置されている。上記した巻線型トランス44は、1入力2出力を構成し、このトランスを用いて2本の冷陰極蛍光ランプを明るさに明暗のムラのない状態で駆動することができる。この場合、2本のランプは、両端が二次巻線39,41の高圧側に接続されるので、ランプの両端に明るさの差が生じることがない。
上記した1入力2出力巻線型出力トランス44は、このトランスの一次側で直列あるいは並列共振回路を構成し、トランスの一次側に共振電圧を発生させる自励発振回路により駆動されることが望ましい。この場合、トランスの一次側に電源電圧より高い高電圧が発生することにより、二次側の巻線の量を少なくでき、結果として、従来の1入力1出力の巻線型トランスと同じ大きさで2出力を実現することができる。また、1入力2出力巻線型トランスは、トランスの中央部に一次コイルとコアによる発熱が集中するが、この発熱はトランスの中央部に発生するので、二次巻線との結合のバランスが良好な状態に保持され、トランスが効率的に動作する。従来の1入力1出力の巻線型トランスのように、発熱がトランスの片側に集中すると、一次巻線と二次巻線との結合にアンバランスが生じ効率化の妨げとなる。図6において、120は、遮蔽体の他の実施形態を示し、断面形状を三角形としている。
次に巻線型トランスの一次側に共振電圧を発生させる自励発振回路により巻線型トランス44を駆動する実施形態を図1を参照して説明する。
図1中、52,54,56,58はFETから成るスイッチング素子であり、各々のスイッチング素子のソース、ドレイン間には転流ダイオード60,62,64,66が接続されている。スイッチング素子52,54,56,58の各々のゲートにはゲート制御回路68,70,72,74が接続され、これらのうち、ゲート制御回路68,72はPWM制御回路76に接続し、ゲート制御回路70,74はロジック回路78に接続している。PWM制御回路76は、ランプ20に流れる電流を検出する整流平滑回路80から信号を受け取り、この信号のレベルがライン82から与えられる設定値になるように、スイッチング素子52,56の導通角を制御する。44は基板(図示省略)に固設された1入力2出力型の巻線型トランスであり、2本の冷陰極型蛍光ランプ46,46が直列に接続し、蛍光ランプ46,46の各一端は、巻線型トランス44の二次側コイル39,41の高圧端子側にそれぞれ接続している。二次側巻線39,41の各一端は、それぞれ抵抗を介して接地されている。
一方の抵抗48は、電流検出回路を構成し、リード線を介して、ランプオープン・ランプショート検出回路90と起動補償回路88に接続している。位相検出回路51は、リード線27を介して、LC直列共振回路の中点Pに接続している。ロジック回路78は、リード線27に接続する位相検出回路51からの一次側共振位相信号に基づいて、スイッチング素子をオンオフさせるための信号を造出し、PWM制御回路76を介してゲート制御回路68,72にオンオフ制御信号を送るとともに、ゲート制御回路70,74にオンオフ制御信号を送るように構成されている。位相検出回路51は、LC直列共振回路の中点Pの位相電圧信号から90度遅れた補正位相信号をロジック回路78に供給する。この信号は、一次側LC直列共振回路に流れる電流と同位相となる。一次側直列共振回路に流れる電流は、キャパシタC1の充電電圧が直流電源電圧に到達しても、トランス44の一次側端子の電圧は電気的に90度の位相時間が経過した後に0Vを越えて更に低下し、更に90度の位相時間が経過してマイナスの最大値になる。
この時、この電圧から90度遅れた信号は0Vとなるので、このタイミングでスイッチング制御信号をオンオフする。ロジック回路78はこのようにして交互にスイッチング制御信号を出力する。ロジック回路78は、調光信号が入力される調光制御回路84の出力信号に基づいて、調光制御信号を造出し、この調光制御信号によってスイッチング素子オンオフのバースト制御とPWM制御回路76のスイッチオンパルス幅を制御し、ランプ46,46の明るさを一定に保つことと、調光信号に基づいて、輝度ゼロから100%まで任意の値に設定し得るように構成されている。また、ロジック回路78には過電流検出回路86が接続し、ランプ20に過電流が流れたとき、ロジック回路78は、これを検出し、過電流を阻止する信号をPWM制御回路76に送り過電流を防止するように構成されている。
起動補償回路88は、ランプ46の通電回路に接続し、ランプ46の電流信号が入力されるように構成されている。起動補償回路88は、電源オンオフ時、自励発振回路が確実に起動するように、起動補償信号を位相検出回路51に入力する。位相検出回路51は、この起動補償信号を受けて、ロジック回路78に自励発振のための起動信号を出力する。起動補償回路88は、位相検出回路51から位相補正された信号がロジック回路78に入ってトランス一次側に電流がロジックで決められた方向に流れても、ランプ46が放電を開始しない事がある。起動補償回路88は、このような場合の起動補償のために設けられている。この場合、確実にランプ46を点灯させるために、起動補償回路88は、ランプ46を流れる電流を検出してランプ46が点灯したか否か判断し、点灯していない時は、点灯するまで起動補償信号を位相検出回路51に送り出す。
位相検出回路51はこの起動補償信号を受けてランプ46が点灯するまで起動信号をロジック回路78に出力する。調光制御回路84では、調光信号入力の電圧が、内蔵の三角波発振回路の出力電圧と比較されて、所定の周期のバースト調光信号を生成する。この信号のデューティサイクルに従って、全体のロジック信号をON−OFFさせ結果的に明るさを制御している。この方法は、消灯から全点灯まで自由に調整が可能であるが、ランプ46はこの調光信号の周期でON−OFFされているため、その周期ごとに起動確認と確実な起動が必要となる。そのため、起動補償回路88は、上記のごとく、確実な点灯を実現するために、はじめに起動補償信号を位相検出回路51に送り出している。起動補償の動作を図9を参照して説明すると、始めて電源を入れる時や、ランプが点灯していない時、例えば、電流がI1の方向に流れる様にスイッチング素子52と58とを決められたパルス幅でONにする。
これによりコンデンサ(C1)とトランス44の一次巻線に電流が流れ、位相検出回路51にリード線27を通じて信号が入り、I2,I1,I2,I1と交互に電流が流れ、自励発振回路は、検出した共振周波数で発振を開始する。起動補償回路88は、ロジック回路78の初期リセット(起動時)も作っている。もしランプ46が点灯しなかった場合は、再度リセットし、始めの起動信号を位相検出回路51を通じてロジック回路78に対し送出する。ランプオープン・ショート検出回路90は、巻線型トランス10の二次側に接続し、二次側の電圧及び電流を検出する。ランプ46が点灯していないか又はランプ46が取り付けられていない状態即ちランプオープンやランプの配線等がショートした状態即ちランプショートのとき、位相検出回路51を通じてロジック回路78に信号を送り、ロジック回路78、PWM制御回路76及びゲート制御回路68,70,72,74から成る制御回路を遮断するように構成されている。過電流検出回路86は、PWM制御回路76が不良であったり、又は、ランプ20の配線がショートした時等において、ロジック回路78に信号を送り、制御回路を遮断する。
上記した構成において、電源スイッチがオンとなり、ゲート制御回路68,74又は72,70のいずれかにPWM制御回路76及びロジック回路78からオン信号が瞬間的に供給されると、直流電源がスイッチング素子52,58を通じて、I1の方向に、あるいは、スイッチング素子56,54を通じて、I2の方向に、巻線型トランス10の一次側巻線に電流が流れる。これにより、自励発振回路が起動し、巻線型トランス44が共振電圧を発生する。巻線型トランス44の一次側の共振電圧の周波数は、リード線27により、位相検出回路51に供給される。ロジック回路78とPWM制御回路76は、位相検出回路51からの位相信号に基づいて、ゲート制御回路68,70,72,74を駆動し、スイッチング素子52,54,56,58をオンオフ制御する。
スイッチング素子52,54,56,58のオンオフによって電流は、I1とI2の方向に交互に流れ、自励発振回路は、巻線型トランス10の一次側共振周波数で自励発振する。2本の蛍光ランプ46,46の各両端電極には、トランスの二次側巻線の高電圧が印加されるため、明るさにムラが生じない。前記巻線型トランス44は、図7に示すように、基板に正しい向きで固定されると、ボビン2の軸方向に対して直角方向に延びる端子台16,18の右側に、ボビン2を挟んで、二次高圧端子24,30が並び、左側に、グランド端子20,26と、一次入力端子22,28とがボビン2を挟んで並ぶ。そのため、巻線型トランス44に、コネクタ128を介してランプ46,46を最短距離でシンプルに接続でき、トランス44とランプ46,46間の接続配線及び自励発振回路との接続配線をきわめてシンプルな構成とすることができる。
しかも、図7から明らかなように、巻線型トランスの右側に高圧端子、左側に低圧端子が配置されるので、トランスの高圧側と低圧側との縁面距離を広くとることができ、トランスの安定的動作と小型化を図ることができる。
尚、上記実施形態はいずれも、巻線型トランスの一次側共振周波数を、巻線型トランスの一次側からリード線を通じて取り出しているが、この構成に特に限定されるものではなく、巻線型トランスの二次側の共振周波数から、周波数解析回路により一次側共振周波数を検出し、この検出信号によってロジック回路78やPWM制御回路76等を動作させるようにしても良い。
本実施形態は上述の如く、巻線型トランスの一次側に入力電源電圧より高い共振電圧が得られるので、巻線型トランスの二次側の巻線数を少なくでき、小型化が可能である。そのため、本発明に使用される巻線型トランスは、普通の1入力1出力型の巻線型トランスとほぼ同じ大きさで、1入力2出力型の巻線型トランスとすることが可能となる。
本発明の電源装置のブロック回路図である。 出力トランスの説明的裏面図である。 遮蔽体の平面図である。 A−A線断面図である。 出力トランスの側面図である。 出力トランスの要部の断面図である。 本発明の説明図である。 従来技術の回路図である。 従来技術の回路図である。
符号の説明
2 ボビン
4 パーティション
6 パーティション
8 パーティション
10 パーティション
12 パーティション
14 パーティション
16 端子台
18 端子台
20 端子
22 端子
24 端子
26 端子
28 端子
30 端子
32 一次巻線
34 遮蔽体
39 二次巻線
41 二次巻線
42 コア
44 巻線型トランス
46 冷陰極型蛍光ランプ
48 抵抗
50 誤動作防止回路
51 位相差造出回路
52〜58 スイッチング素子
62〜66 転流ダイオード
68 ゲート制御回路
70 ゲート制御回路
72 ゲート制御回路
74 ゲート制御回路
76 PWM制御回路
78 ロジック回路
80 整流制御回路
82 ライン
84 調光制御回路
86 過電流検出回路
88 起動補償回路
90 ランプオープン・ショート検出回路
92 ボビン
94 二次巻線
96 端子台
98 リードピン
100 パーティション
102 端子台
104 リードピン
106 F巻線
108 一次巻線
110 リードピン
112 リードピン
114 リードピン
116 リードピン
118 リードピン
120 ガイド
122 切欠部
124 ガイド
126 穴
128 コネクター

Claims (4)

  1. 1入力複数出力の出力トランスの二次側に第1と第2の少なくとも2本の放電型ランプを接続して該ランプを駆動するランプ駆動用電源装置において、第1と第2の2本の蛍光ランプの中、第1の蛍光ランプの一方の電極を前記出力トランスの第1の二次巻線の二次高圧端子に接続し、第1の放電型ランプに直列に第2の放電型ランプを接続し、該第2の放電型ランプを前記出力トランスの第2の二次巻線の二次高圧端子に接続したことを特徴とするランプ駆動用電源装置。
  2. 1入力複数出力の出力トランスの二次側に第1と第2の少なくとも2本の放電型ランプを接続して該ランプを駆動するランプ駆動用電源装置において、前記出力トランスの一次巻線に共振コンデンサを接続して一次側共振回路を設け、前記一次巻線に、共振電圧のフィードバック信号に基づいて共振周波数で自励発振する自励発振回路を接続し、第1と第2の2本の蛍光ランプの中、第1の蛍光ランプの一方の電極を前記出力トランスの第1の二次巻線の二次高圧端子に接続し、第1の放電型ランプに直列に第2の放電型ランプを接続し、該第2の放電型ランプを前記出力トランスの第2の二次巻線の二次高圧端子に接続したことを特徴とするランプ駆動用電源装置。
  3. 前記共振回路が前記出力トランスの一次側に設けられた直列共振回路であり、該直列共振回路の中点から前記フィードバック信号を生成するようにしたことを特徴とする請求項2に記載のランプ駆動用電源装置。
  4. ボビンの中央部に一次巻線を装着し、この一次巻線の両側に第1と第2の二次巻線を装着し、前記一次巻線とその両側の第1及び第2の二次巻線との境界に絶縁耐圧用のパーティションを配設し、前記ボビンの一端に該ボビンの軸方向に対して直角方向に延びる第1の端子台を設け、前記ボビンの他端にボビンの軸方向に対して直角方向に延びる第2の端子台を設け、それぞれの端子台の一方側に二次高圧端子を設け、それぞれの端子台の他方側に前記二次高圧端子に対して距離を存した位置に一次入力端子とグランド端子を設け、前記第1の二次巻線の前記第1の端子台側の一端のリード線を前記第1の端子台の二次高圧端子に接続し、前記一次巻線の一端のリード線と前記第1の二次巻線の前記一次巻線と接する側の巻線の端部のリード線とを前記ボビンの一端に導き、該リード線をそれぞれ前記第1の端子台の対応する一次入力端子とグランド端子に接続し、前記第2の二次巻線の前記第2の端子台側の一端のリード線を前記第2の端子台の二次高圧端子に接続し、前記一次巻線の他端のリード線と前記第2の二次巻線の前記一次巻線と接する側の巻線の端部のリード線とを前記ボビンの他端に導き、該リード線をそれぞれ前記第2の端子台の対応する一次入力端子とグランド端子に接続し、前記ボビンにコアを装備し、一次側巻線とその両側の二次巻線とで1入力複数出力を構成し、1入力複数出力の出力トランスの二次側に第1と第2の少なくとも2本の放電型ランプを接続して該ランプを駆動するランプ駆動用電源装置において、前記出力トランスの一次巻線に共振コンデンサを接続して一次側共振回路を設け、前記一次巻線に、共振電圧のフィードバック信号に基づいて共振周波数で自励発振する自励発振回路を接続し、第1と第2の2本の蛍光ランプの中、第1の蛍光ランプの一方の電極を前記出力トランスの第1の二次巻線二次高圧端子に接続し、第1の放電型ランプに直列に第2の放電型ランプを接続し、該第2の放電型ランプを前記出力トランスの第2の二次巻線の二次高圧端子に接続したことを特徴とするランプ駆動用電源装置。
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