JP2009054413A - 放電灯点灯装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】部品点数を減らしても放電灯の輝度傾斜を小さくすることができる安価な放電灯点灯装置を提供する。
【解決手段】直流電圧Vinを入力してグランドを基準電位とする第1交番電圧V2およびグランドを基準電位とするとともに、第1交番電圧に対して電圧位相が逆位相で且つ電圧値が小さい第2交番電圧V3に変換し、第1交番電圧を第1出力端子から出力し、第2交番電圧を第2出力端子から出力するインバータ10bと、一端が第1出力端子に接続されたバラスト素子C1〜C4と、バラスト素子の他端と第2出力端子との間に接続された放電灯1a〜1dとを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、複数の冷陰極放電灯(CCFL:Cold Cathode Fluorescent Lamp)、外部電極蛍光灯や蛍光灯等の放電灯を点灯させる放電灯点灯装置に関し、特に、放電灯の輝度傾斜を改善する技術に関する。
冷陰極放電灯は、一般的に、インバータにより、数10kHzの周波数で且つ数百V〜千数百Vの電圧が印加されることにより点灯する。また、外部電極蛍光灯(EEFL:External Electrode Fluorescent Lamp)と呼ばれる蛍光管もある。外部電極蛍光灯と冷陰極放電灯とは電極の構造が相違し、それ以外の相違はほとんどなく、発光原理も冷陰極放電灯と同じである。このため、外部電極蛍光灯や冷陰極放電灯を点灯させるためのインバータは、原理的には同じである。このため、以下、冷陰極放電灯(放電灯と略称する。)を用いて説明する。
図5はこのようなインバータの構成を示す図である。このインバータ10は、交番電圧発生回路11と電圧変換回路12とから構成されている。
交番電圧発生回路11は、直流電源Vinの直流電圧を所定周波数でスイッチングして交番電圧を発生する。電圧変換回路12は、交番電圧発生回路11からの交番電圧を所望の交番電圧に変換し、第1出力端子および第2出力端子から出力する。
また、放電灯は負性抵抗特性を持つため、コンデンサやインダクタ等、正の抵抗特牲を持つ素子を放電灯に直列に接続し、その合成インピーダンスが正の抵抗特性になるようにしている。このときの接続されるコンデンサをバラストコンデンサと呼び、コイルをバラストコイルと呼ぶ。図6はインバータ10に、バラストコンデンサC1〜C4を介して放電灯1を接続した従来の放電灯点灯装置の構成を示す図である。
また、放電灯は、その長さが長くなるほど点灯に必要な電圧は高くなるので、インバータは高い電圧を発生させる必要がある。その結果、大きい耐圧の部品を使用してインバータを構成する必要があり、インバータが高価になるという問題がある。このような問題を解消するために、図7に示すような、小さい耐圧の部品を使用できるインバータ10aを用いた放電灯点灯装置が開発されている。
この放電灯点灯装置は、インバータ10aの電圧変換回路12aを構成するトランスTaの2次巻線の中点にセンタータップを設けて2次巻線を2次巻線S1(第1巻線)と2次巻線S2(第2巻線)に分割し、センタータップをグランド(例えば筐体など)に接続し、2次巻線S1の一端(非接地端子)を第1出力端子に接続し、第1出力端子をバラストコンデンサC1〜C4を介して放電灯1a〜1dの一端に接続し、2次巻線S2の一端(非接地端子)を第2出力端子に接続し、第2出力端子をバラストコンデンサC5〜C8を介して放電灯1a〜1dの他端に接続して構成される。
この構成において、トランスTaは2次巻線S1から出力される交番電圧V2をバラストコンデンサC1〜C4に出力し、2次巻線S2から出力される交番電圧V3をバラストコンデンサC5〜C8に出力する。交番電圧V3は交番電圧V2に対して逆位相である。この構成によれば、トランスTaの2次巻線S1,S2はインバータ出力電圧の半分の電圧の発生で良く、小さい耐圧のトランスを使用できる。なお、電圧変換回路12aは、逆位相の電圧を出力する2個のトランスで構成される場合もある。
放電灯を点灯させる放電灯点灯装置においては、一般に、放電灯と、放電灯が実装される筐体などとの間に寄生容量が存在し、その寄生容量を通してリーク電流が流れる。放電灯が長くなって印加される電圧が高くなるとリーク電流も増大し、その影響を無視できなくなる。放電灯の輝度は、主に放電灯に流れる電流値によって決定される。放電灯に流れる電流は、本来の放電電流と、寄生容量を流れるリーク電流との合計である。
図8(b)は、図7に示す放電灯点灯装置におけるリーク電流の分布を示す図である。図8(b)において、破線で示す寄生容量に平行に描かれている矢印は、各寄生容量を流れる電流を示し、矢印の長さは、流れる電流の大きさを示す。放電灯の動作上のグランド電位(GND電位)は放電灯の中心付近になり、リーク電流の大きさは、放電灯の中心付近の両側で対称である。
図9は放電灯に流れる電流の様子を示し、図9(a)は一方向へ、図9(b)は逆方向へ電流が流れる場合を示す。放電灯の管面から寄生容量を通してGND電位へ流れるリーク電流も放電灯の輝度に寄与する。図9における矢印の数は電流量を模しており、放電灯の両端での電流量は中心付近に較べて多く、且つ両端において等しい。したがって、放電灯の輝度は、図8(a)に示すように、放電灯の両端で高くなり中心付近で低くなるが、輝度傾斜は小さい。
上述したように、図7に示す従来の放電灯点灯装置は、放電灯の両端での輝度差がなく、また、放電灯の中心付近と両端間の輝度傾斜は小さく、実用上はそれほど問題にならないことが多いため、一般に広く用いられている。
特開平8−122776号公報
しかしながら、上述した図7に示す従来の放電灯点灯装置では、1本の放電灯に対して2個のバラストコンデンサが必要である。特に、大型液晶テレビジョンなどでは、使用される放電灯の数も多く、例えば20本の放電灯が使用される液晶テレビジョンでは、40個のバラストコンデンサが必要である。
今、図7に示す放電灯点灯装置の各放電灯に直列に接続されている2個のコンデンサのうちの1個を削除し、図10に示すような構成を有する放電灯点灯装置を考える。
2次巻線S1の巻数N2を2次巻線S2の巻数N3と同じにすれば、2次巻線S1から出力される交番電圧V2の電圧値の絶対値は、2次巻線S2から出力される交番電圧V3の電圧値の絶対値と等しくなる。この場合、放電灯1a〜1dの両端のグランドに対する電位は異なる。バラストコンデンサC1〜C4において電圧降下が発生するため、バラストコンデンサC1〜C4が接続されている方の放電灯1a〜1dの電極付近のグランドに対する電位は低く、他方の電極付近の電位は高い。
図11(b)は図10に示す放電灯点灯装置におけるリーク電流の分布を示す図である。放電灯の電極付近のグランドに対する電位の相違により、バラストコンデンサC1〜C4が接続されていない電極付近からのリーク電流の量が、他方の電極付近からのリーク電流の量より多い。図12は図10に示す放電灯点灯装置の放電灯に流れる電流の様子を示し、図12(a)は一方向へ、図12(b)は逆方向へ電流が流れる場合を示す。放電灯の両端付近における電流値が異なるため、図11(a)に示すように、放電灯の両端における輝度も異なる。即ち、放電灯に輝度傾斜が発生する。この輝度傾斜は、放電灯が長いほど顕著である。
図10に示す放電灯点灯装置においては、放電灯に輝度傾斜が発生するが、バラストコンデンサを削除できるというメリットがある。よって、図10に示す放電灯点灯装置は、ある程度の輝度傾斜を許容できる用途には好適であるが、液晶テレビジョンや照明装置などといった、人が直接見るシステムや直接見ることができるシステムの用途には不向きである。
本発明の課題は、部品点数を減らしても放電灯の輝度傾斜を小さくすることができる安価な放電灯点灯装置を提供することにある。
上記課題を解決するために、請求項1の発明は、直流電圧を入力してグランドを基準電位とする第1交番電圧およびグランドを基準電位とするとともに、第1交番電圧に対して電圧位相が逆位相で且つ電圧値が小さい第2交番電圧に変換し、第1交番電圧を第1出力端子から出力し、第2交番電圧を第2出力端子から出力するインバータと、一端が前記第1出力端子に接続されたバラスト素子と、前記バラスト素子の他端と前記第2出力端子との間に接続された放電灯とを備えることを特徴とする。
請求項2の発明は、請求項1記載の放電灯点灯装置において、前記インバータは、前記直流電圧を入力して交番電圧を発生させる交番電圧発生回路と、前記交番電圧発生回路で発生された交番電圧が入力される1次巻線と、一端が前記第1出力端子に接続され他端がグランドに接続されてグランドを基準電位とする第1交番電圧を発生させる第1巻線および一端がグランドに接続され他端が前記第2出力端子に接続されてグランドを基準電位とするとともに、第1交番電圧に対して電圧位相が逆位相で且つ電圧値が小さい第2交番電圧を発生させる第2巻線からなる2次巻線とを有するトランスとを備えることを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項1記載の放電灯点灯装置において、前記インバータは、前記直流電圧を入力して交番電圧を発生させる交番電圧発生回路と、前記交番電圧発生回路で発生された交番電圧が入力される1次巻線と、一端が前記第1出力端子に接続され他端がグランドに接続されてグランドを基準電位とする第1交番電圧を発生させる2次巻線とを有する第1トランスと、前記交番電圧発生回路で発生された交番電圧が入力される1次巻線と、一端がグランドに接続され他端が前記第2出力端子に接続されてグランドを基準電位とするとともに、前記第1交番電圧に対して電圧位相が逆位相で且つ電圧値が小さい第2交番電圧を発生させる2次巻線とを有する第2トランスとを備えることを特徴とする。
請求項4の発明は、請求項1記載の放電灯点灯装置において、前記バラスト素子は、コンデンサ又はコイルからなることを特徴とする。
請求項1の発明によれば、バラスト素子が接続される第1出力端子から出力される第1交流電圧の絶対値をバラスト素子が接続されない第2出力端子から出力される第2交流電圧の絶対値よりも大きくしたので、バラスト素子が放電灯の一方側にのみ接続される場合であっても、放電灯の両端の電位を等しくすることができる。したがって、バラスト素子を放電灯の一方側にのみ接続することにより発生する輝度傾斜を小さくすることができる。また、バラスト素子の数を減らすことができるので、放電灯点灯装置を安価に構成できる。
請求項2の発明によれば、インバータを、巻数が異なる第1巻線と第2巻線とからなる2次巻線を有するトランスで構成したので、放電灯点灯装置を少ない部品点数で構成できる。
請求項3の発明によれば、インバータを巻数比が異なる2つのトランス(第1トランスおよび第2トランス)で構成したので、安価な部品で構成できる。
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は本発明の実施例1に係る放電灯点灯装置の構成を示す図である。この放電灯点灯装置は、直流電源Vin、インバータ10b、バラストコンデンサC1〜C4及び放電灯1a〜1dを備えている。この放電灯点灯装置の構成は、インバータ10bに含まれる電圧変換回路12bを構成するトランスTbの2次巻線S1(第1巻線)の巻数N2と2次巻線S2(第2巻線)の巻数N3との関係を除き、図10に示した従来の放電灯点灯装置の構成と同じである。
図10に示した従来の放電灯点灯装置では、上述したように、放電灯1a〜1dの両端からのリーク電流の量が異なることによって輝度傾斜が発生する。これは、放電灯1a〜1dの両端のグランドからの電位の値の絶対値が異なることに起因する。
なお、絶対値を問題とするのは以下の理由による。即ち、一般に、点灯している放電灯は抵抗とみなすことができるため、インバータ(電圧変換回路12b)の負荷は、抵抗とコンデンサの直列回路である。この直列回路においては、抵抗とコンデンサの各々にかかる電圧の位相は異なるため、抵抗の両端のグランドからの電位の位相は異なる。しかし、リーク電流の量は位相とは関係ないため、絶対値だけが問題となる。
放電灯1a〜1dの片側だけにバラストコンデンサC1〜C4が入っていても、放電灯1a〜1dの両端のグランドからの電位の値の絶対値が等しければ輝度傾斜を小さくすることができる。実施例1に係る放電灯点灯装置は、トランスTbの2次巻線S1の巻数N2と2次巻線S2の巻数N3とを調整することにより、放電灯1a〜1dの両端のグランドからの電位の値の絶対値が等しくなるようにしている。
実施例1に係る放電灯点灯装置が、図10に示した従来の放電灯点灯装置と異なる点は、トランスTbの巻数比、換言すれば、トランスTbの出力電圧である。具体的には、トランスTbの2次巻線S1の巻数N2は、2次巻線S2の巻数N3より大きくなるように設定されている。その結果、2次巻線S1に発生する交番電圧V2(第1交番電圧)の電圧値は、2次巻線S2に発生する交番電圧V3(第2交番電圧)の電圧値より大きくなる。2次巻線S1の巻数N2は、バラストコンデンサC1〜C4での電圧降下分を考慮し、この降下電圧分をあらかじめ上乗せした電圧が2次巻線S1に発生するように設定されている。
以上のように構成された放電灯点灯装置において、トランスTbは、グランドを基準電位とする交番電圧V2を第1出力端子から出力し、グランドを基準電位とするとともに、交番電圧V2に対して電圧位相が逆位相で且つ電圧値が小さい交番電圧V3を第2出力端子から出力する。これにより、放電灯1a〜1dの両端の電位の絶対値が等しくなるように制御される。
以上説明したように本発明の実施例1に係る放電灯点灯装置によれば、トランスTbの2次巻線S1の巻数N2が、2次巻線S2の巻数N3より大きくなるように設定し、バラストコンデンサC1〜C4の入っている側の交番電圧V2を高くすることにより放電灯1a〜1dの両端のグランドからの電位の値の絶対値を等しくなるように構成したので、放電灯1a〜1dの両端のリーク電流の値が等しい値に近づき、輝度傾斜を小さくすることができる。
図2は本発明の実施例2に係る放電灯点灯装置の構成を示す図である。この放電灯点灯装置は、実施例1に係る放電灯点灯装置のインバータ10bがインバータ10cに、より詳しくは、インバータ10bに含まれる電圧変換回路12bが、他の電圧変換回路12cに置き換えられて構成されている。以下、実施例1と相違する部分についてのみ説明する。
電圧変換回路12cは、第1トランスT1と第2トランスT2とから構成されている。第1トランスT1は、巻数N1の1次巻線P1と、巻数N2の2次巻線S1とから構成されている。第2トランスT2は、巻数N3の1次巻線P2と、巻数N4の2次巻線S2とから構成されている。第1トランスT1の1次巻線P1と第2トランスT2の1次巻線P2とは、並列に接続されて交番電圧発生回路11の出力端子に接続されている。第1トランスT1の2次巻線S1の他端(巻き終わり端)と、第2トランスT2の2次巻線S2の一端(巻き始め端(●側))とが共通にグランドに接続されている。
第1トランスT1の巻数比N2/N1は、第2トランスT2の巻数比N4/N3より大きくなるように、換言すれば、第1トランスT1の2次巻線S1に発生する交番電圧V2の電圧値は、第2トランスT2の2次巻線S2に発生する交番電圧V3の電圧値より大きくなるように設定されている。この場合、第1トランスT1の2次巻線S1の巻数比N2/N1は、バラストコンデンサC1〜C4での電圧降下分を考慮し、この降下電圧分をあらかじめ上乗せした電圧が2次巻線S1に発生するように設定されている。
以上説明したように本発明の実施例2に係る放電灯点灯装置によれば、第1トランスT1の巻数比N2/N1が、第2トランスT2の巻数比N4/N3より大きくなるように設定し、バラストコンデンサC1〜C4の入っている側の交番電圧V2の電圧値の絶対値を交番電圧V3の電圧値の絶対値より大きくして放電灯1a〜1dの両端のグランドからの電位の値の絶対値を等しくなるように構成したので、放電灯1a〜1dの両端のリーク電流の値が等しい値に近づき、輝度傾斜を小さくすることができる。
実施例2に係る放電灯点灯装置において、実動作の検証を行ったので、その結果を以下に示す。図3は実施例2に係る放電灯点灯装置と比較するために、従来の放電灯点灯装置で計測された数値例を示す。第1トランスT1の巻数比N2/N1及び第2トランスT2の巻数比N4/N3は10で等しい。このときの放電灯1a〜1dの両端のグランドからの電位の値の絶対値は920Vrms(電圧実効値)と1000Vrmsであり、80Vrmsの差があった。
図4は本発明の実施例2に係る放電灯点灯装置で計測された数値例を示す。第1トランスT1の巻数比N2/N1を12.5、第2トランスT2の巻数比N4/N3を10とした。この場合、放電灯1a〜1dの両端のグランドからの電位の値の絶対値は、両端とも1000Vrmsとすることができた。即ち、グランドを基準電位として、放電灯の一端に印加される電圧値の絶対値と他端に印加される電圧値の絶対値とを等しくできる。これにより、輝度傾斜を悪化させることなく、コンデンサの使用数を削減することができる。
なお、実施例1、実施例2では、放電灯を複数個設けたが、この放電灯の数は、単数(1灯)であっても良い。
本発明の実施例1に係る放電灯点灯装置の構成を示す図である。 本発明の実施例2に係る放電灯点灯装置の構成を示す図である。 本発明の実施例2に係る放電灯点灯装置と比較するための従来の放電灯点灯装置で計測された数値例を示す図である。 本発明の実施例2に係る放電灯点灯装置において計測された数値例を示す図である。 従来の放電灯点灯装置で使用されているインバータの構成を示す図である。 従来の放電灯点灯装置の構成を示す図である。 従来の他の放電灯点灯装置の構成を示す図である。 図7に示す放電灯点灯装置におけるリーク電流および輝度の分布を示す図である。 図7に示す放電灯点灯装置において、放電灯に流れる電流の様子を示す図である。 従来の他の放電灯点灯装置からコンデンサの一部を削除した場合の構成を示す図である。 図10に示す放電灯点灯装置におけるリーク電流および輝度の分布を示す図である。 図10に示す放電灯点灯装置において、放電灯に流れる電流の様子を示す図である。
符号の説明
1a〜1d 放電灯
10,10a,10b,10c インバータ
11 交番電圧発生回路
12,12a,12b,12c 電圧変換回路
Vin 直流電源
T,Ta,Tb トランス
T1 第1トランス
T2 第2トランス
C1〜C4,C5〜C8 バラストコンデンサ
P1,P2 1次巻線
S1,S2 2次巻線

Claims (4)

  1. 直流電圧を入力してグランドを基準電位とする第1交番電圧およびグランドを基準電位とするとともに、第1交番電圧に対して電圧位相が逆位相で且つ電圧値が小さい第2交番電圧に変換し、第1交番電圧を第1出力端子から出力し、第2交番電圧を第2出力端子から出力するインバータと、
    一端が前記第1出力端子に接続されたバラスト素子と、
    前記バラスト素子の他端と前記第2出力端子との間に接続された放電灯と、
    を備えることを特徴とする放電灯点灯装置。
  2. 前記インバータは、
    前記直流電圧を入力して交番電圧を発生させる交番電圧発生回路と、
    前記交番電圧発生回路で発生された交番電圧が入力される1次巻線と、一端が前記第1出力端子に接続され他端がグランドに接続されてグランドを基準電位とする第1交番電圧を発生させる第1巻線および一端がグランドに接続され他端が前記第2出力端子に接続されてグランドを基準電位とするとともに、第1交番電圧に対して電圧位相が逆位相で且つ電圧値が小さい第2交番電圧を発生させる第2巻線からなる2次巻線とを有するトランスと、
    を備えることを特徴とする請求項1記載の放電灯点灯装置。
  3. 前記インバータは、
    前記直流電圧を入力して交番電圧を発生させる交番電圧発生回路と、
    前記交番電圧発生回路で発生された交番電圧が入力される1次巻線と、一端が前記第1出力端子に接続され他端がグランドに接続されてグランドを基準電位とする第1交番電圧を発生させる2次巻線とを有する第1トランスと、
    前記交番電圧発生回路で発生された交番電圧が入力される1次巻線と、一端がグランドに接続され他端が前記第2出力端子に接続されてグランドを基準電位とするとともに、前記第1交番電圧に対して電圧位相が逆位相で且つ電圧値が小さい第2交番電圧を発生させる2次巻線とを有する第2トランスと、
    を備えることを特徴とする請求項1記載の放電灯点灯装置。
  4. 前記バラスト素子は、コンデンサ又はコイルからなることを特徴とする請求項1記載の放電灯点灯装置。
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