JP2007128713A - 放電灯点灯装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】高圧トランスの二次側の高耐圧性部品を削減してコストを低減すると共に、回路動作の安定した高効率の放電灯点灯装置を提供する。
【解決手段】本発明に係る放電灯点灯装置1は、高圧トランス2と、高圧トランス2の一次側を駆動するスイッチ回路4と、スイッチ回路4の動作周波数を決定する三角波発生回路15とを備え、三角波発生回路15は、放電灯3の点灯前と点灯後とでスイッチ回路4の動作周波数を切替える周波数切替手段25を備えている。また、高圧トランス2の二次側には、容量成分が寄生容量CCFLのみからなる共振回路が形成されており、放電灯3の点灯前は、スイッチ回路4を二次側の共振回路の直列共振周波数近傍の周波数で動作させ、放電灯の点灯後は、スイッチ回路4を一次側の電圧と電流の位相差が最小となる周波数近傍の周波数で動作させるものである。
【選択図】図1

Description

本発明は、放電灯点灯装置に関し、特に、液晶表示装置に用いるバックライト装置の光源である放電灯を点灯するための放電灯点灯装置に関する。
液晶モニタ、液晶テレビジョン装置等の表示装置として利用されている液晶ディスプレイは非発光のため、バックライト装置のような照明装置を必要とする。このようなバックライト装置の光源としては、冷陰極ランプのような放電灯が広く使用されており、このような放電灯を点灯させるために必要な高圧の交流電圧は、通常、インバータ回路の出力を高圧トランスで昇圧することによって得ている。
近年、高圧トランスの二次側に直列共振回路を形成し、この直列共振回路の共振周波数未満であって、かつ、高圧トランスの一次側の電圧と電流の位相差が最小点より予め定めた範囲内にある周波数で、高圧トランスの一次側を駆動するHブリッジ回路を備えた放電灯点灯装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
図5は、このような放電灯点灯装置の回路構成を示すブロック図である。図5に示す放電灯点灯装置100では、高圧トランス101の二次側に、高圧トランス101のリーケージインダクタンスと、コンデンサ131、132と、放電灯109が持つ寄生容量103により直列共振回路が形成されており、高圧トランス101の一次側を駆動するHブリッジ回路117の動作周波数を、この直列共振回路の共振周波数未満であって、かつ、高圧トランス101の一次側の電圧と電流との位相差θが最小点より予め定めた範囲内にある周波数とすることによって、高圧トランス101の電力効率を向上させるものである。
ここで、高圧トランス101の二次側に接続されたコンデンサ131、132は、寄生容量103に対する補助容量として機能するものであり、コンデンサ131、132の容量を変更することによって、二次側に形成される直列共振回路の共振周波数を所望の値に設定することができる。また、コンデンサ131、132は、二次側開放時の電圧検知手段としても機能し、コンデンサ131、132で分圧された信号133は、電圧帰還用のエラーアンプ151に入力し、その出力電圧152は、プロテクト回路150及びPWM回路108に入力する。プロテクト回路150は、エラーアンプ151の出力電圧152が予め設定した閾値を越えた場合、ロジック回路129の動作を停止して放電灯109への過電流を防止するものである。また、放電灯109には、その管電流を電圧に変換する電流電圧変換回路110が接続されており、その出力電圧109aは、エラーアンプ111に入力し、エラーアンプ111は、放電灯109の電流に応じた出力電圧112をPWM回路108に出力することによって、パルス幅変調に基づく定電流制御が実施される。
特開2005−038683号公報
しかしながら、このような従来の放電灯点灯装置100は、二次側開放時の出力過電圧を防止するために、コンデンサ131、132で高圧トランス101の二次側出力の電圧を分圧し、その信号を用いて開放電圧を検知する構成を有するものである。したがって、コンデンサ131には、高耐圧性のコンデンサを使用する必要があり、コストの増大を招くという問題があった。特に、液晶テレビジョン装置等の表示装置として使用される大型の液晶ディスプレイでは、高輝度を達成するために複数本の放電灯を配置したバックライト装置が用いられるため、その放電灯点灯装置には放電灯数に応じたコンデンサ131、132が必要となり、コストの増大に対して一層大きな影響を及ぼすことになる。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、高圧トランスの二次側の高耐圧性部品を削減してコストを低減すると共に、回路動作の安定した高効率の放電灯点灯装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に係る放電灯点灯装置は、高圧トランスと、該高圧トランスの一次側を駆動するスイッチ回路とを備え、前記高圧トランスの二次側に接続された放電灯を点灯する放電灯点灯装置において、前記スイッチ回路は三角波発生回路から出力される三角波の周波数に基づいてスイッチング動作し、該三角波発生回路に、前記放電灯の点灯前と点灯後とで前記スイッチ回路の動作周波数を切替える周波数切替手段を備え、前記高圧トランスの二次側に容量成分が寄生容量のみからなる共振回路を形成し、前記放電灯の点灯前は、前記スイッチ回路を前記二次側の共振回路の直列共振周波数近傍の周波数でスイッチング動作させ、前記放電灯の点灯後は、前記スイッチ回路を前記一次側の電圧と電流の位相差が最小となる周波数近傍の周波数でスイッチング動作させることを特徴とする。
本発明によれば、放電灯の点灯前は、スイッチ回路を高圧トランスの二次側に形成される共振回路の直列共振周波数近傍の周波数で動作させ、放電灯の点灯後は、スイッチ回路を一次側の電圧と電流の位相差が最小となる周波数近傍の周波数で動作させることによって、放電灯の点灯前には、放電灯の始動電圧として必要十分な高電圧を得て放電灯を確実に点灯すると共に、放電灯の点灯後には、高圧トランスの電力効率が最大となる周波数領域で、放電灯点灯装置を動作させることが可能となる。
また、高圧トランスの二次側に形成される共振回路の容量成分は、二次側の寄生容量のみから構成されるため、高圧トランスの二次側に設けた高耐圧性のコンデンサが不要となる結果、放電灯点灯装置の大幅なコストダウンが可能となる共に、高圧トランスの二次側において高電圧の発生する箇所を削減してアーク放電等の危険性を低減させ、放電灯点灯装置の品質の向上に寄与するものである。
また、本発明の一態様では、開放電圧設定用のエラーアンプをさらに備え、該エラーアンプに入力する電源電圧と所定の基準電圧に基づいて、前記高圧トランスの二次側開放時の出力電圧を制御するものであり、これによって、高圧トランスの二次側からのフィードバックを要することなく所望の開放電圧を得ることが可能となる。
また、本発明に係る放電灯点灯装置において、好ましくは、前記スイッチ回路は、フルブリッジ回路またはハーフブリッジ回路であり、また、前記高圧トランスの二次側の共振回路の直列共振周波数は、二次巻線のリーケージインダクタンスと寄生容量によって与えられてなるものである。
また、本発明の一態様において、前記三角波発生回路は、抵抗とコンデンサにより発振周波数が調整され、前記周波数切替手段は、第1の抵抗と、トランジスタと、該トランジスタのコレクタに接続する第2の抵抗と、前記トランジスタのベースに接続するインバータ素子とを含んでおり、前記三角波発生回路の周波数は、前記放電灯の未点灯時には、前記第1の抵抗と前記第2の抵抗との並列接続による合成抵抗と前記三角波発生回路に接続したコンデンサとの値によって決定され、前記放電灯の点灯時には、前記第1の抵抗と前記三角波発生回路に接続したコンデンサとの値によって決定されるものである。
さらに、好ましくは、本発明に係る放電灯点灯装置において、前記放電灯は冷陰極ランプであり、また好ましくは、本発明に係る放電灯点灯装置は、液晶表示装置に用いるバックライト装置に用いられるものである。
本発明は、以上のように構成したため、従来の放電灯点灯装置と比較して、高圧トランスの一次側に新たな部品を追加することなく、高圧トランスの二次側の高耐圧性部品を削減してコストを低減すると共に、回路動作の安定した高効率の放電灯点灯装置を提供することが可能となる。
以下、本発明の実施の形態を、添付図面に基づいて説明する。図1は、本発明の第1の実施形態における放電灯点灯装置1を示す回路構成図である。
図1に示すように、本実施形態における放電灯点灯装置1は、高圧トランス2と、高圧トランス2の一次側を駆動するスイッチ回路4とを備え、高圧トランス2の二次側には、例えば冷陰極ランプからなる放電灯3が接続されている。本実施形態において、高圧トランス2は、その二次巻線に少なくとも40mH以上のリーケージインダクタンスを持つ漏洩磁束型のトランスであり、好ましくは、約300mHのリーケージインダクタンスを有するものである。図1において、放電灯3は、その一端側が高圧トランス2の二次巻線Nsに接続され、他端側は、ランプ電流検出抵抗19を介してGNDに接地されている。
ここで、図示されたコンデンサCCFLは、放電灯3が持つ寄生容量であり、本実施形態における放電灯点灯装置1では、高圧トランス2の二次側に容量成分が寄生容量CCFLのみからなる共振回路が形成されている。
図2は、放電灯点灯装置1の高圧トランス2部分を示す回路図であり、高圧トランス2の一次巻線Npと二次巻線Nsの巻数比はnとする。本実施形態において、高圧トランス2の二次側には、固有の共振周波数を有する共振回路が形成されており、その共振回路は、高圧トランス2の二次巻線Nsの自己インダクタンスLsと、放電灯3の持つ寄生容量CCFLとから構成される。
図3は、二次側の共振回路を示す等価回路図である。ここで、Mは、高圧トランス2の相互インダクタンス、Le1、Le2はリーケージインダクタンスである。このような共振回路において、その直列共振周波数fssは、二次側リーケージインダクタンスLe2と寄生容量CCFLによって与えられ、
fss=1/(2π√(Le2・CCFL))
で表される。また、この共振回路における並列共振周波数fspは、二次巻線Nsの自己インダクタンスLs(Ls=M+Le2)と寄生容量CCFLによって与えられ、
fsp=1/(2π√(Ls・CCFL))
で表される。
次に、再び図1を参照して、本実施形態における放電灯点灯装置1の動作について説明する。放電灯点灯装置1において、スイッチ回路4は、2個のスイッチング素子(例えば、パワーMOSFET)の直列回路を並列に接続してなるフルブリッジ回路、または2個のスイッチング素子の直列回路からなるハーフブリッジ回路であり、各スイッチング素子のオン・オフ制御は、ロジック回路5から出力される信号(ゲート信号)5aによって実施される。この際、スイッチ回路4のスイッチング動作の動作周波数は、三角波発生回路15から出力される三角波15aの周波数に基づいて決定され、本実施形態における放電灯点灯装置1は、その三角波発生回路15に、第1の抵抗14、トランジスタ12、トランジスタ12のコレクタに接続する第2の抵抗13、及びトランジスタ12のベースに接続するインバータ素子11からなる周波数切替手段25を備えるものである。
また、本実施形態における放電灯点灯装置1は、ランプ電流設定用のエラーアンプ8に加えて開放電圧設定用のエラーアンプ7を備えており、PWM回路6によるパルス幅変調制御は、これらのエラーアンプ7、8からの出力7a、8aと三角波15aとの比較に基づいて実施され、スイッチ回路4を構成する各スイッチング素子のオンデューティは、PWM回路6からのパルス信号6aによって制御される。
以下、放電灯3の未点灯時及び点灯時における放電灯点灯装置1の動作について、詳述する。まず、入力電圧VINの投入直後、放電灯3の未点灯時の動作について説明する。放電灯点灯装置1において、ランプ電流ILは、ランプ電流検出抵抗19によって帰還電圧信号19aに変換され、ダイオードD1を介して周波数切替手段25に入力する。入力電圧VINの投入直後にはランプ電流ILは流れていないため、周波数切替手段25のインバータ素子11の出力はHighレベルになり、それによって、トランジスタ12はオンになる。したがって、三角波発生回路15には、第1の抵抗14と第2の抵抗13との並列接続による合成抵抗が接続されることになり、三角波15aの周波数は、この合成抵抗値とコンデンサ26の値によって決定される。本実施形態では、このような放電灯3の未点灯時における三角波15aの周波数は、上述した二次側共振回路の直列共振周波数fss近傍の周波数(以下、foと記す)となるように、設定するものである。
また、帰還電圧信号19aは、ダイオードD1を介して、トランジスタ20のベースにも印加されるが、入力電圧VINの投入直後にはランプ電流ILは流れていないため、トランジスタ20はオフになる。したがって、開放電圧設定用のエラーアンプ7の反転入力端子には、電源電圧VIN、基準電圧回路21からの基準電圧Vref、および抵抗16、17、18によって決まる電圧が入力されることになり、非反転入力端子に入力された基準電圧Vrefとの誤差に応じた所定の設定電圧7aをPWM回路6に出力する。PWM回路6は、三角波発生回路15からの三角波15aと設定電圧7aとの比較に基づいて、所定のパルス幅を有するパルス信号6aをロジック回路5に出力する。スイッチ回路4を構成する各スイッチング素子は、ロジック回路5から出力されるゲート信号5aによりオンオフ制御され、スイッチ回路4は、矩形波電圧を出力して高圧トランス2の一次側を二次側共振回路の直列共振周波数fssの近傍foで駆動する。
本実施形態において、基準電圧回路21からの基準電圧Vref、および抵抗16、17、18によって定まるエラーアンプ7からの出力電圧7aは、高圧トランス2の二次側開放時の出力電圧を所望の開放電圧とするように設定されるものである。その際、スイッチ回路4を上記foで動作させることによって、その開放電圧を、二次側共振回路の直列共振によって、放電灯3の始動電圧として十分な高電圧とすることができ、それによって、放電灯3を確実に点灯するものである。なお、放電灯3の未点灯時には、二次側の寄生容量は、実質的に、配線間に発生する寄生容量等によって構成されてCCFLよりも小さくなると考えられるため、直列共振周波数fss近傍に設定される周波数foは、fss以上の値に設定することが好ましい。
本実施形態における放電灯点灯装置1では、三角波発生回路15で生成した信号によってシンメトリックな信号をスイッチ回路4に入力しているため、スイッチ回路4からはシンメトリックな矩形波電圧が出力され、このシンメトリックな矩形波電圧を高圧トランス2の一次側に入力することにより、高圧トランス2の一次側にトランスの偏磁防止用のコンデンサを設けることなく、スイッチング素子のオン時間の非対称により生じるトランスの偏磁を防止できる。そして、二次巻線Nsの出力電圧は、高圧トランス2の二次側に形成される共振回路により、放電灯3の未点灯時にも、高圧トランス2の出力波形の歪みや非対称性が低減し、正弦波に近い電圧波形を出力することができる。
次に、放電灯3の点灯時の動作について説明する。放電灯3の点灯後は、ランプ電流ILをランプ電流検出抵抗19によって変換した帰還電圧信号19aによって、周波数切替手段25のインバータ素子11の出力はLowレベルになり、それによって、トランジスタ12はオフになる。したがって、三角波発生回路15には、第1の抵抗14のみが接続されることになり、第1の抵抗14の抵抗値とコンデンサ26の値によって決定される三角波15aの周波数は、上述した未点灯時の周波数foよりも低い周波数に切替られる。本実施形態では、このときの三角波15aの周波数は、高圧トランス2の一次側の電圧と電流の位相差が最小となる周波数近傍の周波数(以下、fo’と記す)となるように、設定するものである。なお、高圧トランス2は、一次側の電圧と電流の位相差が小さい範囲の周波数において、良好な電力効率で動作するものであり、その周波数は直列共振周波数fssよりも低い領域に含まれることが知られている。本実施形態において、fo’は、例えば、このような位相差が0°〜―30°となる範囲内の周波数とすることができる。
また、放電灯3の点灯時には、ダイオードD1を介して帰還電圧信号19aが印加されるトランジスタ20はオンになるため、開放電圧設定用のエラーアンプ7の動作は停止する。この場合、PWM回路6は、三角波発生回路15からの三角波15aとランプ電流設定用のエラーアンプ8の出力電圧8aとの比較に基づいてパルス信号6aをロジック回路5に出力する。そして、スイッチ回路4を構成する各スイッチング素子は、ロジック回路5から出力されるゲート信号5aによりオンオフ制御されて、高圧トランス2の一次側を駆動する。
ここで、ランプ電流設定用のエラーアンプ8の反転入力端子には、帰還電圧信号19aがフィードバックされており、エラーアンプ8は非反転入力端子に入力される基準電圧Vrefとの誤差に応じた電圧8aを出力するものである。これによって、PWM回路6は、ランプ電流ILに応じて出力パルス信号6aのパルス幅を変調し、放電灯3の定電流制御を実施するものである。
さらに、プロテクト回路10は、内部にコンパレータ回路(図示は省略する)を備えており、高圧トランス2の低圧側に設けたトランス電流検出抵抗9からのトランス電流検出信号9aがコンパレータ回路の基準電圧よりも大きい場合、ロジック回路5の動作を停止させ、放電灯3の過電流や、高圧トランス2への過電圧を防止するものである。また、プロテクト回路10には、エラーアンプ7及びエラーアンプ8からの出力電圧7a、8bも入力され、同様にコンパレータ回路の基準電圧との比較により、その基準電圧を上回った場合には、ロジック回路5の動作を停止させるものである。
図4は、本発明の第2の実施形態における放電灯点灯装置30の要部を示す回路構成図である。本実施形態における放電灯点灯装置30は、上述した第1の実施形態における放電灯点灯装置1と比較して、その高圧トランス2部分のみが相違するものであり、以下では重複する部分の説明は省略する。
本実施形態における放電灯点灯装置30は、放電灯3を2灯接続する場合に好適に適用されるものである。放電灯点灯装置30において、高圧トランス40は、それぞれの一次巻線Np1、Np2が直列に接続され、二次巻線はNs1、Ns2として分割されており、二次巻線Ns1、Ns2の一端はそれぞれの放電灯3の一端に接続され、他端は、抵抗31を介してGNDに接続されている。また、抵抗31の両端にはそれぞれコンデンサ32が接続されており、2灯の放電灯3の低圧側同士は接続されている。なお、図に示すCCFLは、放電灯3が持つ寄生容量である。放電灯3に流れるランプ電流は、抵抗31によって帰還信号電圧31aに変換されて、図1に示すトランジスタ20、ランプ電流設定用のエラーアンプ8、および周波数切替手段25に入力するものである。
なお、図4に示す構成では、直管形状の2灯の放電灯3を直列に接続しているが、本実施形態における放電灯点灯装置30において、U字管またはコ字管等の屈曲管形状の1灯の放電灯の両端を、二次巻線Ns1、Ns2にそれぞれ接続されるものであってもよい。また、図4に示す構成において、2灯の放電灯3の直列接続箇所を、GNDに接地しても良い。さらに、高圧トランス40の一次巻線は、1つの巻線からなるものでもよく、あるいは、一次巻線Np1、Np2を並列に接続するものであってもよい。
本発明の第1の実施形態における放電灯点灯装置を示す回路構成図である。 図1に示す放電灯点灯装置の高圧トランス部分を示す回路図である。 図2に示す高圧トランスの二次側の共振回路を示す等価回路図である。 本発明の第2の実施形態における放電灯点灯装置を示す回路構成図である。 従来の放電灯点灯装置を示す回路構成図である。
符号の説明
1,30:放電灯点灯装置、2,40:高圧トランス、3:放電灯(冷陰極ランプ)、4:スイッチ回路、25:周波数切替手段、CCFL:寄生容量、Np:一次巻線、Ns:二次巻線

Claims (7)

  1. 高圧トランスと、該高圧トランスの一次側を駆動するスイッチ回路とを備え、前記高圧トランスの二次側に接続された放電灯を点灯する放電灯点灯装置において、
    前記スイッチ回路は三角波発生回路から出力される三角波の周波数に基づいてスイッチング動作し、該三角波発生回路に、前記放電灯の点灯前と点灯後とで前記スイッチ回路の動作周波数を切替える周波数切替手段を備え、前記高圧トランスの二次側に容量成分が寄生容量のみからなる共振回路を形成し、前記放電灯の点灯前は、前記スイッチ回路を前記二次側の共振回路の直列共振周波数近傍の周波数でスイッチング動作させ、前記放電灯の点灯後は、前記スイッチ回路を前記一次側の電圧と電流の位相差が最小となる周波数近傍の周波数でスイッチング動作させることを特徴とする放電灯点灯装置。
  2. 開放電圧設定用のエラーアンプをさらに備え、該エラーアンプに入力する電源電圧と所定の基準電圧に基づいて、前記高圧トランスの二次側開放時の出力電圧を制御することを特徴とする請求項1に記載の放電灯点灯装置。
  3. 前記スイッチ回路は、フルブリッジ回路またはハーフブリッジ回路であることを特徴とする請求項1または2に記載の放電灯点灯装置。
  4. 前記高圧トランスの二次側の共振回路の直列共振周波数は、二次巻線のリーケージインダクタンスと寄生容量によって与えられてなることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の放電灯点灯装置。
  5. 前記三角波発生回路は、抵抗とコンデンサにより発振周波数が調整され、
    前記周波数切替手段は、第1の抵抗と、トランジスタと、該トランジスタのコレクタに接続する第2の抵抗と、前記トランジスタのベースに接続するインバータ素子とを含んでおり、
    前記三角波発生回路の周波数は、前記放電灯の未点灯時には、前記第1の抵抗と前記第2の抵抗との並列接続による合成抵抗と前記三角波発生回路に接続したコンデンサとの値によって決定され、前記放電灯の点灯時には、前記第1の抵抗と前記三角波発生回路に接続したコンデンサとの値によって決定されることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の放電灯点灯装置。
  6. 前記放電灯は、冷陰極ランプであることを特徴とする請求項1に記載の放電灯点灯装置。
  7. 前記放電灯点灯装置は、液晶表示装置に用いるバックライト装置に用いられることを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載の放電灯点灯装置。
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