JP5703442B2 - 放電灯点灯装置および放電灯点灯装置を用いた照明器具 - Google Patents

放電灯点灯装置および放電灯点灯装置を用いた照明器具 Download PDF

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本発明は、フィラメントを有する放電灯を高周波点灯する放電灯点灯装置および放電灯点灯装置を用いた照明器具に関し、特に、負荷の接続不良やフィラメントの断線検知、および放電灯の寿命末期検知の技術に関する。
従来より、図35に示すように、バイパスコンデンサC15で放電灯FLの直流電圧のみを検出し、放電灯FLの寿命末期を検出する放電灯点灯装置100および放電灯点灯装置100を用いた照明器具500が知られている(例えば、特許文献1参照)。
この放電灯点灯装置100および放電灯点灯装置100を用いた照明器具500は、商用交流電源eにダイオードブリッジ等の全波整流回路101の入力端子を接続し、この全波整流回路101の出力端子間には平滑コンデンサC11が接続され、この平滑コンデンサC11には放電灯点灯手段としてのハーフブリッジ型のインバータ回路102が接続されている。
また、このインバータ回路102は、平滑コンデンサC11に電界効果トランジスタQ11および電界効果トランジスタQ12が直列に接続され、電界効果トランジスタQ11のゲートには抵抗R11を介して、電界効果トランジスタQ12のゲートには抵抗R12を介してドライブ回路103が接続されている。
さらに、電界効果トランジスタQ12の両端には直流カット手段となる直流カット用のコンデンサC12、バラストチョークの機能を有するトランスTr1の一次巻線Tr1aおよび直流カット手段としての直流カット用のコンデンサC13を介して放電灯FLのフィラメントFL1,FL2の一端間に接続され、これらフィラメントFL1,FL2はそれぞれトランスTr1のフィラメント予熱巻線Tr1b,Tr1cに接続されている。また、コンデンサC13を介した放電灯FLのフィラメントFL1,FL2間には、コンデンサC14が接続されている。
放電灯FLのフィラメントFL1,FL2間には、抵抗R13およびR14の直列回路の抵抗分圧回路104が接続され、抵抗R14には並列にバイパスコンデンサC15が接続され、これらにて直流電圧検出手段としての直流電圧検出回路105が形成され、この直流電圧検出回路105には、この直流電圧検出回路105のパイパスコンデンサC15に充電された電圧が所定値以上であるか否かを検出する比較回路106が接続され、この比較回路106は制御手段としての制御回路107に接続され、この制御回路107はドライブ回路103に接続されている。
放電灯点灯装置100および放電灯点灯装置100を用いた照明器具500は、まず、商用交流電源eの交流電圧を全波整流回路101で全波整流し、平滑コンデンサC11で平滑してドライブ回路103により電界効果トランジスタQ11および電界効果トランジスタQ12をスイッチングさせ、高周波交流を誘起させて放電灯FLを高周波点灯させる。また、この際に、フィラメント予熱巻線Tr1b,Tr1cに電圧を誘起して、フィラメントFL1,FL2を予熱する。
そして、放電灯FLが通常時には、放電灯FLには正負ほぼ対称の高周波交流電圧が印加されているので、パイパスコンデンサC15により高周波交流がパイパスされて、バイパスコンデンサC15は充電されず、比較回路106は制御回路107にドライブ回路103を通常通り動作させる。
一方、放電灯FLが寿命末期になり、例えばいずれかのフィラメントFL1,FL2がエミッタレス状態になると、放電灯FLには整流作用が生じ、抵抗R13および抵抗R14で分圧されてバイパスコンデンサC15が充電され、比較回路106でこのバイパスコンデンサC15が所定電圧以上になったことを検出して、制御回路107はドライブ回路103でインバータ回路102を放電灯FLのアークが消滅する電圧以下に出力を低下させたり、あるいは、インバータ回路102の出力を低下させたりすることにより、バイパスコンデンサC15で放電灯FLの直流電圧のみを検出し、放電灯FLの寿命末期を検出できる。
また、図36に示すように、図35に示した特許文献1の放電灯点灯装置100および放電灯点灯装置100を用いた照明器具500の異なる形態として、コンデンサC33の充電状態により放電灯FLの寿命末期を検出する放電灯点灯装置200および放電灯点灯装置200を用いた照明器具600が知られている(例えば、特許文献1参照)。
この放電灯点灯装置200および放電灯点灯装置200を用いた照明器具600は、商用交流電源eにトランスTr3の一次巻線Tr3aを接続し、このトランスTr3の二次巻線Tr3bにダイオードブリッジ等の全波整流回路201の入力端子を接続し、この全波整流回路201の出力端子間に、平滑コンデンサC31およびツェナダイオードZD1を接続し、さらに、制御手段としての制御回路203を接続し、この制御回路203は調光信号が入力されることにより、ドライブ回路103を制御し、インバータ回路102の出力を低下させて放電灯FLを調光点灯させる。
また、放電灯FLのフィラメントFL1,FL2の一端間に、抵抗R31,抵抗R32および抵抗R33の直列回路の抵抗分圧回路204が接続され、抵抗R33にバイパスコンデンサC32が並列に接続され、直流電圧検出手段としての直流電圧検出回路205が構成され、抵抗R32,抵抗R33およびバイパスコンデンサC32の接続点は、比較回路206に接続されている。
そして、この比較回路206は、抵抗R32,抵抗R33およびバイパスコンデンサC32の接続点から、ダイオードD21,ツェナダイオードZD2を介してトランジスタQ21のベースに接続され、このトランジスタQ21のエミッタは全波整流回路201の正極に、コレクタは抵抗R34およびコンデンサC33を介して全波整流回路201の負極に接続され、抵抗R34およびコンデンサC33の接続点は制御回路203に接続されている。さらに、トランジスタQ21のベース,エミッタには、抵抗R35が接続され、トランジスタQ21のベースは、抵抗R36およびトランジスタQ22のコレクタ,エミッタを介して全波整流回路201の負極に接続され、トランジスタQ22のベースは、ツェナダイオードZD3およびダイオードD22を介して抵抗R32,抵抗R33およびバイパスコンデンサC32の接続点に接続されている。
放電灯点灯装置200および放電灯点灯装置200を用いた照明器具600は、放電灯FLのフィラメントFL1がエミッタレスの場合には、バイパスコンデンサC32の抵抗R32が正極の状態でバイパスコンデンサC32が充電され、ツェナダイオードZD3がオンしてトランジスタQ22にベース電流を供給し、トランジスタQ22がオンすることによりトランジスタQ21のベースの電位が低下してトランジスタQ21もオンし、コンデンサC33を充電することにより、制御回路203は寿命末期であることを検出してドライブ回路103を制御して、インバータ回路102の出力を低下あるいは停止させる。
そして、放電灯点灯装置200および放電灯点灯装置200を用いた照明器具600は、放電灯FLのフィラメントFL2がエミッタレスの場合には、バイパスコンデンサC32の抵抗R32が負極の状態でバイパスコンデンサC32が充電され、ツェナダイオードZD2がオンしてトランジスタQ21のベース電流を引き抜き、トランジスタQ21がオンし、コンデンサC33を充電することにより、制御回路203は寿命末期であることを検出してドライブ回路103を制御して、同様にインバータ回路102の出力を低下あるいは停止させる。
一方、図37に示すように、フィラメント端子の一端が接続不良になっても、放電灯電流経路が存在するインバータ回路において、一端接続不良を容易に検出できる放電灯点灯装置300および放電灯点灯装置300を用いた照明器具700が知られている(例えば、特許文献2参照)。
放電灯点灯装置300および放電灯点灯装置300を用いた照明器具700は、直流電源Eにスイッチング素子Q1,Q2の直列回路が接続され、スイッチング素子Q1,Q2のゲートに抵抗R1,R2を介して制御回路部301の駆動回路302からドライブ信号が交互に供給される。スイッチング素子Q1,Q2を制御する制御回路部301は、スイッチング素子Q1,Q2が交互にオンオフ駆動される周波数を制御するための周波数制御回路303を備えている。制御回路部301には、コンパレータNL,ELが構成されている。そして、放電灯1aの低圧側フィラメントの接続の有無を検出すための低圧側無負荷検出回路、インバータ回路の起動時に放電灯1aの接続に有無を検出するための起動時無負荷検出回路、および放電灯1aの直流成分検出回路を備えている。
放電灯点灯装置300および放電灯点灯装置300を用いた照明器具700は、直流電源Eの正極と放電灯1aの高圧側のフィラメント端子Bの間には抵抗R5が接続されており、高圧側のフィラメント端子Aと直流電源Eの負極(グラウンドライン)の間には、抵抗R9、R10とツェナダイオードZD1の直列回路が接続されている。ツェナダイオードZD1の両端にはダイオードD1を介して抵抗R11とコンデンサC6が並列接続されており、その電位VCはコンパレータNLのプラス側入力端子に接続されている。これらの抵抗R5、フィラメント端子B,A、抵抗R9,R10、ツェナダイオードZD1、ダイオードD1、抵抗R11、コンデンサC6から起動時無負荷検出回路が構成されている。
放電灯点灯装置300および放電灯点灯装置300を用いた照明器具700は、フィラメント端子A,Bが接続の状態で電源が投入されると、直流電源Eより抵抗R5、フィラメント端子B、フィラメント端子A、抵抗R9、抵抗R10、ツェナダイオードZD1、ダイオードD1、抵抗R11、コンデンサC6の経路で直流バイアスが印加される。この時、トランジスタQ3はオフしているため、コンデンサC6の電位VCは抵抗R14の影響を受けず、起動時無負荷検出回路を構成する抵抗のみで決まる分圧比の電圧が印加される。これにより、コンパレータNLには基準電圧Ref−NL以上の直流バイアスが印加され、コンパレータNLの出力はハイレベルとなり、インバータ回路は発振開始される。
特開平11−31594号公報(図1、請求項1)(図9、段落番号0060) 特開2004−193074号公報(図1、請求項1)
ところが、図35に示した放電灯点灯装置100および放電灯点灯装置100を用いた照明器具500は、放電灯FLの寿命末期を検出する場合、放電灯FLで半波放電が発生し、直流成分がバイパスコンデンサC15に発生する。そして、バイパスコンデンサC15がグラウンドラインに対して負電位となるような半波放電が生じた場合、比較回路106には負電圧が入力される。このとき、比較回路106を集積回路で構成する場合、負電圧を入力することは集積回路内部での誤動作を誘起する原因となる。そのため、負電圧が入力されることを防止するために、バイパスコンデンサC15に並列にカソードを比較回路106側、アノードをグラウンドライン側となるようにダイオードを接続した場合、バイパスコンデンサC15がグラウンドラインに対して負電位となるように放電灯FLにて半波放電が生じても、グラウンドラインに対してダイオードのVf以上の負電圧は入力されることがないために検出できない。
図36に示した放電灯点灯装置200および放電灯点灯装置200を用いた照明器具600は、正方向と負方向の両方向について半波放電を検出して、保護動作に移行することが可能であるが、多くの半導体部品が必要であり、比較的高価となり、実装スペースを確保する必要性がある。
図37に示した放電灯点灯装置300および放電灯点灯装置300を用いた照明器具700は、起動時無負荷検出回路と、寿命末期検出回路がそれぞれ個別の回路となっており、部品点数が多くなる。また、起動時の負荷の有無を、直流電源E、抵抗R5、フィラメント端子B、フィラメント端子A、抵抗R9、抵抗R10、ツェナダイオードZD1、ダイオードD1、コンパレータNLの経路で判別する。そのため、フィラメント端子Bまたはフィラメント端子Aが外れている場合には、この経路がない為、定常的にコンデンサC6は充電されない。しかしながら、例えばフィラメントB端子が外れていた場合に、電源投入時のような過渡的な場合では、直流電源E、抵抗R5、コンデンサC2、フィラメント端子B、フィラメント端子A、抵抗R9、抵抗R10、ダイオードD1、コンパレータNLといった経路が存在し、フィラメント端子Aが外れている場合も同様である。従って、フィラメント端子Aが外れている場合にも、電源投入時には過渡的にコンデンサC6の両端電圧が上昇する為、起動時無負荷検出回路が誤検出し、インバータ回路が発振を開始する虞がある。一旦、インバータ回路が発振開始すると、放電灯1aの両端に発生する高周波電圧によってコンデンサC6が充電される。つまり、フィラメント端子が外れた状態であってもコンデンサC6は充電され続ける為、インバータ回路の発振は停止しない。従って、フィラメント端子が外れていても、インバータ回路が動作を開始して継続してしまう。
本発明は、前述した課題を解決するためになされたものであり、その目的は、放電灯負荷を高周波で点灯する放電灯点灯装置において、少ない回路部品で起動時にフィラメント端子の一端が外れたことを検知し、放電灯の寿命末期も検知できる安全性の優れた、安価で且つ装置を小型化できる放電灯点灯装置および放電灯点灯装置を用いた照明器具を提供することにある。
本発明に係る放電灯点灯装置は、直流電源と、前記直流電源に接続され少なくとも一つのスイッチング素子を有し直流電圧を高周波電圧に変換するインバータ回路と、前記インバータ回路に接続され少なくともコンデンサおよびインダクタを有し熱陰極形の放電灯を点灯させる共振回路と、前記インバータ回路の前記スイッチング素子をオンオフ制御するインバータ制御回路と、前記放電灯に対して並列に2個以上の抵抗が直列に接続された抵抗分圧回路と、前記抵抗分圧回路の分圧抵抗と並列に接続される交流バイパス用のバイパスコンデンサと、前記バイパスコンデンサに接続され直流バイアス電流を前記バイパスコンデンサに供給する直流電流源と、前記バイパスコンデンサの両端電圧と第1の基準電圧とを比較する第1の異常負荷検出回路と、前記バイパスコンデンサの両端電圧と第2の基準電圧とを比較する第2の異常負荷検出回路と、前記抵抗分圧回路が接続されたフィラメント端子と同じフィラメントの逆側のフィラメント端子に所定の直流バイアスを入力する直流バイアス回路と、前記バイパスコンデンサの両端電圧と第3の基準電圧を比較する無負荷検出回路と、を有し、前記第1の異常負荷検出回路が、前記バイパスコンデンサの両端電圧が前記第1の基準電圧を上回ったことを検出すると、前記インバータ制御回路は、前記スイッチング素子のオンオフを制御して、前記放電灯への高周波電力供給を低下もしくは停止させ、前記第2の異常負荷検出回路が、前記バイパスコンデンサの両端電圧が前記第2の基準電圧を下回ったことを検出すると、前記インバータ制御回路は、前記スイッチング素子のオンオフを制御して、前記放電灯への高周波電力供給を低下もしくは停止させ、前記無負荷検出回路は、前記バイパスコンデンサの両端電圧が前記第3の基準電圧を上回ったことを検出すると、前記インバータ制御回路の動作を開始させて、前記放電灯へ高周波電力の供給を開始させ、かつ、少なくとも前記無負荷検出回路が前記バイパスコンデンサの両端電圧が前記第3の基準電圧を上回っていることを検出する所定の期間は、前記直流電流源の、前記バイパスコンデンサへの前記直流バイアス電流の供給が低下もしくは停止する。
本発明に係る放電灯点灯装置は、前記第1の異常負荷検出回路および前記第2の異常負荷検出回路は、前記インバータ制御回路が動作を開始して所定の期間マスクされている。
本発明に係る放電灯点灯装置は、前記無負荷検出回路は前記インバータ制御回路が動作している期間中マスクされている。
本発明に係る放電灯点灯装置は、前記無負荷検出回路は所定の期間前記バイパスコンデンサの両端電圧が前記第3の基準電圧を上回ったことを検出して前記インバータ制御回路を動作開始させる。
本発明に係る放電灯点灯装置は、前記無負荷検出回路は前記バイパスコンデンサの両端電圧が前記第3の基準電圧を上回ったことを検出すると前記第3の基準電圧よりも小さい第4の基準電圧と前記バイパスコンデンサの両端電圧とを比較するヒステリシス機能を備えた。
本発明に係る放電灯点灯装置は、前記第1の異常負荷検出回路および前記第2の異常負荷検出回路が動作した後、前記無負荷検出回路の動作が所定の期間マスクされる。
本発明に係る放電灯点灯装置は、前記直流バイアス回路の電源は前記インバータ回路に接続される直流電源である。
本発明に係る照明器具は、放電灯点灯装置を備えた。
本発明の放電灯点灯装置および放電灯点灯装置を用いた照明器具によれば、放電灯負荷を高周波で点灯する放電灯点灯装置において、少ない回路部品で起動時にフィラメント端子の一端が外れたことを検知し、放電灯の寿命末期も検知できる安全性の優れた、安価で且つ装置を小型化できるという効果を奏する。
本発明に係る第1実施形態の放電灯点灯装置を適用した照明器具の斜め下方から視た外観斜視図 図1の放電灯点灯装置を適用した照明器具の回路構成図 図1の照明器具の放電灯点灯装置におけるインバータ回路の動作周波数と共振負荷回路の共振特性との関係グラフ 図1の放電灯点灯装置における正常な放電灯の接続時のタイミングチャート 図1の放電灯点灯装置における寿命末期の放電灯の接続時に放電灯がグラウンドに対して正方向に整流作用を生ずる場合のタイミングチャート 図1の放電灯点灯装置における寿命末期の放電灯の接続時に放電灯がグラウンドに対して負方向に整流作用を生ずる場合のタイミングチャート 本発明に係る第2実施形態の放電灯点灯装置を適用した照明器具の回路構成図 図7の放電灯点灯装置におけるフィラメント端子が正常に接続された場合のタイミングチャート 図7の放電灯点灯装置におけるフィラメント端子が外れた状態で接続された場合のタイミングチャート 図9の放電灯点灯装置における寿命末期の放電灯の接続時に放電灯がグラウンドに対して正方向に整流作用を生ずる場合のタイミングチャート 図9の放電灯点灯装置における寿命末期の放電灯の接続時に放電灯がグラウンドに対して負方向に整流作用を生ずる場合のタイミングチャート 本発明に係る第3実施形態の放電灯点灯装置を適用した照明器具の回路構成図 本発明に係る第4実施形態の放電灯点灯装置を適用した照明器具の回路構成図 本発明に係る第5実施形態の放電灯点灯装置を適用した照明器具の回路構成図 図14の放電灯点灯装置における正常な放電灯の接続時のタイミングチャート 図14の放電灯点灯装置におけるフィラメント端子が外れた状態で接続された場合のタイミングチャート 図14の放電灯点灯装置における寿命末期の放電灯の接続時に放電灯がグラウンドに対して正方向に整流作用を生ずる場合のタイミングチャート 図14の放電灯点灯装置における寿命末期の放電灯の接続時に放電灯がグラウンドに対して負方向に整流作用を生ずる場合のタイミングチャート 本発明に係る第6実施形態の放電灯点灯装置を適用した照明器具の回路構成図 図19の放電灯点灯装置における正常な放電灯の接続時のタイミングチャート 図19の放電灯点灯装置におけるフィラメント端子が外れた状態で接続された場合のタイミングチャート 本発明に係る第7実施形態の放電灯点灯装置を適用した照明器具の回路構成図 図22の放電灯点灯装置における正常な放電灯の接続時のタイミングチャート 図22の放電灯点灯装置におけるフィラメント端子が外れた状態で接続された場合のタイミングチャート 図22の放電灯点灯装置における寿命末期の放電灯の接続時に放電灯がグラウンドに対して正方向に整流作用を生ずる場合のタイミングチャート 図22の放電灯点灯装置における寿命末期の放電灯の接続時に放電灯がグラウンドに対して負方向に整流作用を生ずる場合のタイミングチャート 本発明に係る第8実施形態の放電灯点灯装置を適用した照明器具の回路構成図 図27の放電灯点灯装置における正常な放電灯の接続時のタイミングチャート 図27の放電灯点灯装置におけるフィラメント端子が外れた状態で接続された場合のタイミングチャート 図27の放電灯点灯装置における寿命末期の放電灯の接続時に放電灯がグラウンドに対して正方向に整流作用を生ずる場合のタイミングチャート 図27の放電灯点灯装置における寿命末期の放電灯の接続時に放電灯がグラウンドに対して負方向に整流作用を生ずる場合のタイミングチャート 本発明に係る第9実施形態の放電灯点灯装置を適用した照明器具の回路構成図 図32の放電灯点灯装置における寿命末期の放電灯の接続時に放電灯がグラウンドに対して正方向に整流作用を生ずる場合のタイミングチャート 図32の放電灯点灯装置における寿命末期の放電灯の接続時に放電灯がグラウンドに対して負方向に整流作用を生ずる場合のタイミングチャート 従来の放電灯点灯装置および放電灯点灯装置を用いた照明器具の回路構成図 図35とは異なる従来の放電灯点灯装置および放電灯点灯装置を用いた照明器具の回路構成図 図35とは異なる従来の放電灯点灯装置および放電灯点灯装置を用いた照明器具の回路構成図
以下、本発明の複数の実施形態に係る放電灯点灯装置および放電灯点灯装置を用いた照明器具について図面を参照して説明する。
(第1実施形態)
図1に示すように、本発明に係る第1実施形態である放電灯点灯装置10を適用した照明器具1は、器具本体2と、器具本体2の下方を覆って器具本体2に取り付けられた反射板3と、反射板3の下面に長手方向に配置される熱陰極形の直管型の放電灯FLと、反射板3の両端に配置される一対のソケット4とを備える。それぞれのソケット4には、不図示のばねを介して二対のピン接触孔5が設けられている。ピン接触孔5に放電灯FLが装着されることにより、放電灯FLの一端に有するフィラメント端子(図2参照)A,Bおよび放電灯FLの他端に有するフィラメント端子(図2参照)C,Dが放電灯点灯回路10に電気的に接続される。なお、放電灯FLは、図示した単一本に代えて複数本であってもよく、その場合は、放電灯FLの本数に応じてソケット4の数が決められる。また、放電灯FLは施設や店舗用途に用いられる直管型や、主に住宅用途に用いられる環状型、あるいは主にダウンライトの器具に用いられるコンパクト型のものであってもよい。
図2に示すように、放電灯点灯装置10は、直流電源Vdcと、直流電源Vdcに接続され、一対のスイッチング素子Q1,Q2を有し、直流電圧を高周波電圧に変換するインバータ回路11と、インバータ回路11に接続され、共振用コンデンサC1および共振用インダクタT1を有し、熱陰極形の放電灯FLを点灯させる共振回路12と、インバータ回路11のスイッチング素子Q1,Q2をオンオフ制御する制御回路部(インバータ制御回路)13と、放電灯FLに対して並列に2個の抵抗R1,R2が直列に接続された抵抗分圧回路14と、抵抗分圧回路14の分圧抵抗R1,R2と並列に接続される交流バイパス用のバイパスコンデンサC5と、バイパスコンデンサC5に接続され、直流バイアスをバイパスコンデンサC5に入力する電流源(直流電流源)I1と、バイパスコンデンサC5の両端電圧と第1基準電圧Vth1とを比較する第1電圧比較器(第1の異常負荷検出回路)EL1と、バイパスコンデンサC5の両端電圧と第2基準電圧Vth2とを比較する第2電圧比較器(第2の異常負荷検出回路)EL2とを備える。
インバータ回路11はハーフブリッジ型であり、直列回路を構成するNチャネル型のFETであるスイッチング素子Q1のドレインと同じくNチャネル型のFETであるスイッチング素子Q2のソースとが例えば商用交流電源であって整流平滑された電圧を有する直流電源Vdcに接続されている。スイッチング素子Q1のソースとスイッチング素子Q2のドレインとの接続点とグラウンド間には共振用インダクタT1と共振用コンデンサC1とが直列に接続され、共振用コンデンサC1の両端に共振兼直流阻止用コンデンサC2と放電灯FLとが接続されている。
放電灯FLのフィラメントf1,f2は、共振用インダクタT1の二次巻線および予熱制御用コンデンサC3,C4の直列回路に並列に接続されている。スイッチング素子Q1,Q2は制御回路部13により高周波で交互にオンオフ制御される。制御回路部13は、スイッチング素子Q1,Q2の動作周波数を制御する周波数制御回路15と、後述する先行予熱モードと、始動モードと、点灯モードとの時間を制御するためのタイマー回路16と、負荷の異常を検出する第1電圧比較器EL1,第2電圧比較器EL2と、スイッチング素子Q1,Q2の駆動を制御する駆動回路17と、直流電流を供給する電流源I1とからなる。第1電圧比較器EL1と第2電圧比較器EL2とには、放電灯FLの直流成分を検出する抵抗R1,R2、バイパスコンデンサC5からなる直流電圧検出回路18の出力が印加される。
スイッチング素子Q1,Q2は、制御回路部13からの駆動信号により交互にオンオフ動作され、共振用インダクタT1と、共振用コンデンサC1と、共振兼直流阻止用コンデンサC2、放電灯FLからなる共振負荷回路に矩形波状の高周波電圧を印加して、放電灯FLを正弦波状の高周波で点灯させる。
ここで、放電灯点灯装置10におけるインバータ回路11の動作周波数と共振負荷回路の共振特性との関係について説明する。
図3に示すように、インバータ回路11は、電源投入されると、共振用インダクタT1、共振用コンデンサC1により決まる無負荷共振周波数f0に対して十分に高い周波数fphにて発振開始し、放電灯FLには点灯できない程度の共振電圧が印加される。このとき共振用インダクタT1の2次巻線よりコンデンサC3,C4を介してフィラメントf1,f2を加熱する為の先行予熱電流が流れる。この動作を先行予熱モードと称する。本実施形態では電源投入後、放電灯点灯装置10内の集積回路の起動時間としてスタンバイモードを先行予熱モードの前に設けてある。
そして、所定の時間の先行予熱を行った後、インバータ回路11の動作周波数は放電灯FLを点灯できるように、その周波数が無負荷共振周波数f0に近い始動時周波数fstに変化し、放電灯FLが点灯できるような共振電圧が印加されて放電灯FLが点灯する。この動作を始動モードと称する。その後、インバータ回路11の動作周波数は点灯時の周波数ftに変化して、通常点灯状態に移行し、放電灯FLは所定の出力が得られる。この動作を点灯モードと称する。以上が放電灯FLを正常に接続した場合の電源投入から通常点灯に至るまでシーケンス動作である。先行予熱モードと、始動モードと、点灯モードとについては制御回路部13内のタイマー回路16によって制御され、タイマー回路16で計時する経過時間に応じて周波数設定回路の発振周波数が調整される。
図2に戻り、第1電圧比較器EL1は、入力電圧が予め設定された第1基準電圧Vth1を上回るとハイレベル(H)信号を出力し、ハイレベル信号出力時には周波数制御回路15を停止させ、スイッチング素子Q1,Q2への駆動信号が停止する。この結果、インバータ回路11は発振停止する。また、周波数制御回路15は、点灯モードのみ第1電圧比較器EL1からの停止信号を受け付ける。つまり、停止時、先行予熱モード、始動モードにおいては第1電圧比較器EL1からの信号がマスクされる。
第2電圧比較器EL2は、入力電圧が予め設定された第2基準電圧Vth2を下回るとハイレベル(H)信号を出力し、ハイレベル信号出力時には周波数制御回路15を停止させ、スイッチング素子Q1,Q2への駆動信号が停止する。この結果、インバータ回路11は発振停止する。また、周波数制御回路15は、点灯モードのみ第2電圧比較器EL2からの停止信号を受け付ける。つまり、停止時、先行予熱モード、始動モードにおいては第2電圧比較器EL2からの信号がマスクされる。
電流源I1は直流バイアスをバイパスコンデンサC5に入力する直流電流源であり、スイッチング素子Q1,Q2のオンオフデューティは略50%で動作する。放電灯FLが通常時、すなわち寿命に至っていない場合には、放電灯FLには正負ほぼ対称の高周波交流電圧が印加されている。放電灯FLの両端電圧が正負ほぼ対称の高周波交流電圧である場合、バイパスコンデンサC5は高周波電圧の周波数に対して十分低いインピーダンスとなる為、放電灯FLの両端に発生する高周波電圧によって直流的に充電されない。バイパスコンデンサC5は電流源I1と抵抗R1,R2とによって両端電圧が定まる。正常な放電灯FLの接続時には、第1基準電圧Vth1>バイパスコンデンサ両端電圧VC5>第2基準電圧Vth2の関係となる。従って、第1電圧比較器EL1および第2電圧比較器EL2の出力はいずれもローレベル(L)となり、駆動回路17は動作を継続できる。
次に、放電灯点灯装置10における正常な放電灯FLの接続時について説明する。
図4に示すように、T時点において電源が投入される。電源の投入に伴いバイパスコンデンサC5が充電される。これにより、T時点において、第1電圧比較器EL1がハイレベル信号を出力し、スタンバイモードにおいて、周波数制御回路15および駆動回路17によって放電灯FLへの高周波電力供給を低下もしくは停止する。そして、T時点からの先行予熱モード、T時点からの始動モードおよびT時点,T時点までの予め定められた時間、第1電圧比較器EL1についてマスクがかけられて動作が禁止され、T時点において点灯モードへ移行する。
次に、放電灯点灯装置10における寿命末期の放電灯FLの接続時に放電灯FLがグラウンドに対して正方向に整流作用を生ずる場合について説明する。
図5に示すように、放電灯FLが寿命末期となり、いずれかのフィラメントf1,f2(図2参照)がエミッタレスの状態となり、T時点において電源が投入されると、放電灯FLに整流作用が生じ、抵抗R1,R2で分圧され、バイパスコンデンサC5が充電される。このとき、放電灯FLが点灯中にグラウンドに対して正方向に整流作用を生じる方向に、放電灯FLのフィラメントf1(f2)が寿命を迎えた場合、バイパスコンデンサC5は正方向へ充電される。電流源I1と放電灯FLの整流作用により、T時点において、バイパスコンデンサ両端電圧VC5>第1基準電圧Vth1の関係が成立する。
これにより、T時点において、第1電圧比較器EL1がハイレベル信号を出力し、スタンバイモードにおいて、周波数制御回路15および駆動回路17によって放電灯FLへの高周波電力供給を低下もしくは停止する。そして、T時点からの先行予熱モード、T時点からの始動モードおよびT時点,T時点までの予め定められた時間、第1電圧比較器EL1についてマスクがかけられて動作が禁止される。T時点の先行予熱モードでは放電灯FLが放電していない為、放電灯FLのインピーダンスは無限大となり、直流電源Vdc,抵抗R3,抵抗R1,バイパスコンデンサC5の充電経路が形成されている。
時点からT時点までの間は第1基準電圧Vth1>バイパスコンデンサ両端電圧VC5の関係が成立し、T時点においてバイパスコンデンサ両端電圧VC5>第1基準電圧Vth1の関係が成立するために、第1電圧比較器EL1がハイレベル(H)信号を出力して周波数制御回路15を停止させ、スイッチング素子Q1,Q2への駆動信号が停止して保護モードに移行する。
従って、正常な放電灯FLが接続された状態で、先行予熱モードにバイパスコンデンサC5が充電されていても、先行予熱モード中に第1電圧比較器EL1をマスクしておくことにより、誤検知を回避することができる。また、先行予熱モード、始動モードについては、直流電源Vdcおよび放電灯FLの両端電圧が不安定な状態であり、正常な放電灯FLであっても放電灯FLの両端電圧に直流成分が発生し易い状態にある。このような不安定な動作モードにおいて第1電圧比較器EL1をマスクすることにより、誤検知を回避することができる。寿命末期の放電灯FLが接続された状態で電源が投入され、先行予熱モード、始動モードでバイパスコンデンサ両端電圧VC5>第1基準電圧Vth1の関係が成立しても、放電灯FLへの高周波電力供給を低下もしくは停止することは無い。点灯モード移行後にバイパスコンデンサ両端電圧VC5>第1基準電圧Vth1を検知した時に、放電灯FLへの高周波電力供給を低下もしくは停止する。
次に、放電灯点灯装置10における寿命末期の放電灯FLの接続時に放電灯FLがグラウンドに対して負方向に整流作用を生ずる場合について説明する。
図6に示すように、点灯中に放電灯FLが寿命を迎えグラウンドに対して負方向に整流作用が生じると、バイパスコンデンサC5は抵抗R1,放電灯FLを介して放電される。これにより、バイパスコンデンサC5の電荷が引き抜かれ、バイパスコンデンサ両端電圧VC5<第2基準電圧Vth2の関係が成立すると、第2電圧比較器EL2がハイレベル信号を出力する。そして、上記と同様にして、T時点においてバイパスコンデンサ両端電圧VC5<第2基準電圧Vth2の関係が成立するために、第2電圧比較器EL2がハイレベル(H)信号を出力して周波数制御回路15を停止させ、スイッチング素子Q1,Q2への駆動信号が停止して保護モードに移行する。なお、点灯モードに入るT時点において第1電圧比較器EL1および第2電圧比較器EL2のマスクを解除しているが、点灯モードに入ってしばらくしてから、第1電圧比較器EL1および第2電圧比較器EL2のマスクを解除してもよい。
従って、この第1実施形態の放電灯点灯装置10においては、第1電圧比較器EL1がバイパスコンデンサC5の両端電圧が第1基準電圧Vth1を上回ったことを検出すると放電灯FLへの高周波電力供給を低下もしくは停止し、第2電圧比較器EL2がバイパスコンデンサC5の両端電圧が第2基準電圧Vth2を下回ったことを検出すると放電灯FLへの高周波電力供給を低下もしくは停止する。
これにより、この第1実施形態の放電灯点灯装置10においては、放電灯FLが寿命末期時に正方向または負方向へ半波放電した場合に放電灯FLへの電力供給を低下もしくは停止する保護機能を少ない部品で実現でき、コストダウンや実装スペースを確保できる。
また、この第1実施形態の放電灯点灯装置10においては、第1電圧比較器EL1および第2電圧比較器EL2は、インバータ制御回路部13が動作を開始して所定の期間マスクされる。
これにより、この第1実施形態の放電灯点灯装置10においては、放電灯FLの先行予熱時、始動時のような過渡的な不安定状態は正常な放電灯FLであっても放電灯FLの両端電圧に直流成分が発生し易い不安定な動作状態に第1電圧比較器EL1および第2電圧比較器EL2をマスクすることにより、誤検知を回避できる。
また、この第1実施形態の照明器具1においては、第1電圧比較器EL1がバイパスコンデンサC5の両端電圧が第1基準電圧Vth1を上回ったことを検出すると放電灯FLへの高周波電力供給を低下もしくは停止し、第2電圧比較器EL2がバイパスコンデンサC5の両端電圧が第2基準電圧Vth2を下回ったことを検出すると放電灯FLへの高周波電力供給を低下もしくは停止する放電灯点灯装置10を備える。
これにより、この第1実施形態の照明器具1においては、放電灯FLが寿命末期時に正方向または負方向へ半波放電した場合に放電灯FLへの電力供給を低下もしくは停止する保護機能を少ない部品で実現でき、コストダウンや実装スペースを確保できる。
(第2実施形態)
次に、本発明に係る第2実施形態の放電灯点灯装置および放電灯点灯装置を用いた照明器具について説明する。なお、以下の各実施形態において、上述した第1実施形態と重複する構成要素や機能的に同様な構成要素については、図中に同一符号あるいは相当符号を付することによって説明を簡略化あるいは省略する。
図7に示すように、本発明に係る第2実施形態の放電灯点灯装置20は、制御回路部13が負荷の有無を検出する第3電圧比較器NLを含み、第3電圧比較器NLに放電灯FLのフィラメント端子Aもしくはフィラメント端子Bの接続およびフィラメント端子A,B側のフィラメント断線を検知するための直流電源Vdc,抵抗R3,抵抗R1,抵抗R2,バイパスコンデンサC5からなる無負荷検出回路21の出力が印加される。抵抗R1,抵抗R2,バイパスコンデンサC5は直流電圧検出回路18と無負荷検出回路21とを兼ねる。抵抗R3は、抵抗分圧回路14が接続されたフィラメント端子Aと同じフィラメントf1の逆側のフィラメント端子Bに所定の直流バイアスを入力する直流バイアス回路22である。
第3電圧比較器NLは、入力電圧が予め設定された第3基準電圧Vth3を下回るとローレベル信号(L)を出力する。第3電圧比較器NLが所定の期間ハイレベル信号(H)を出力すると、周波数制御回路15は動作し、スイッチング素子Q1,Q2への駆動信号も出力され、インバータ回路11は動作する。インバータ回路11が動作を開始した後に、第3電圧比較器NLの出力がローレベル(L)に落ちても、周波数制御回路15や駆動回路17の動作が変化したり停止したりすることはない。つまり、インバータ回路11の動作中はマスクされる。なお、第3基準電圧Vth3は第1基準電圧Vth1と同じ値に設定しているが、必ずしも同じ値に設定しなくてもよい。
次に、放電灯点灯装置20における正常な放電灯FLの接続時について説明する。
図8に示すように、放電灯FLのフィラメント端子A,Bが正常に接続された状態で電源が投入されると、無負荷検出回路21において、直流電源Vdcからの直流バイアスにより抵抗R3,R1を介して抵抗R2に電流が流れる。フィラメントf1(f2)の抵抗値は概ね数Ω〜数十Ωと低く、一方、抵抗R3,抵抗R1,抵抗R2は共振負荷回路に影響が無いような比較的大きな抵抗値(概ね数十kΩ〜数MΩ)で構成される。バイパスコンデンサC5は電流源I1と直流電源Vdcからの直流バイアスにより充電され、所定値まで上昇する。第3電圧比較器NLの+入力端子の電圧は第3基準電圧Vth3を上回り、第3電圧比較器NLの出力はハイレベル(H)が出力される。この結果、インバータ回路11は通常動作を開始する。
通常動作を開始すると、放電灯FLは点灯し、両端には高周波電圧が発生する。バイパスコンデンサC5は高周波電圧の周波数に対して十分に低いインピーダンスとなる為、放電灯FLの両端に発生する高周波電圧によって直流的に充電されない。放電灯FLは点灯すると、放電灯FLのインピーダンスは概ね数百Ωとなり、直流電源Vdcから抵抗R3を介しての直流バイアスは抵抗R1,抵抗R2へはほとんど流れない。従って、バイパスコンデンサC5は、電流源I1によって充電される。放電灯FLが正常である時は、放電灯FLの両端電圧は直流電圧成分をほぼ含ない。従って、バイパスコンデンサC5の両端電圧は抵抗R1,抵抗R2および電流源I1によって決定される。
放電灯FLが点灯した後は、バイパスコンデンサC5の両端電圧は第3基準電圧Vth3よりも低くなり、第3電圧比較器NLの出力はローレベル(L)に落ちるが、マスクされている為、インバータ回路11の動作に影響しない。また、正常な放電灯FLである時のバイパスコンデンサC5のバイパスコンデンサ両端電圧VC5を、第1基準電圧Vth1>バイパスコンデンサ両端電圧VC5>第2基準電圧Vth2となるように抵抗R1,抵抗R2および電流源I1を設定することにより、正常な放電灯FLの点灯モードにおいては第1電圧比較器EL1および第2電圧比較器EL2から停止信号が周波数制御回路15に入力されない為、通常点灯を維持できる。
次に、放電灯点灯装置20におけるフィラメント端子Aまたはフィラメント端子Bが外れた状態で電源が投入された場合について説明する。
図9に示すように、フィラメント端子A,フィラメント端子Bのいずれかが外れた状態でT時点において電源が投入されると、電源投入時のような過渡的な場合では、直流電源Vdc,抵抗R3,コンデンサC3,フィラメント端子B,フィラメント端子A,バイパスコンデンサC5の経路でバイパスコンデンサC5が充電される。過渡的には、T時点からT時点において上記経路でバイパスコンデンサC5の両端電圧が上昇するが、定常的にはバイパスコンデンサC5の充電経路がない為、T時点からバイパスコンデンサC5は抵抗R2を介して放電される。電源投入時には、一時的にバイパスコンデンサ両端電圧VC5>第3基準電圧Vth3となるが、抵抗R2を介して放電される為、所定の期間バイパスコンデンサ両端電圧VC5>第3基準電圧Vth3を維持することができない。従って、第3電圧比較器NLの出力はローレベル(L)が維持され、インバータ回路11は動作しない。このように、電流源I1が負荷の有無に関わらず、バイパスコンデンサC5にバイアス供給しているが、バイパスコンデンサ両端電圧VC5>第3基準電圧Vth3となる関係となるように、抵抗R1,抵抗R2,抵抗R3,電流源I1の関係を設定することにより、負荷が無い時に、インバータ回路11が動作することはない。
次に、放電灯点灯装置20における寿命末期の放電灯FLの接続時に放電灯FLがグラウンドに対して正方向に整流作用を生ずる場合について説明する。
図10に示すように、放電灯FLが寿命末期となり、いずれかのフィラメントf1,f2がエミッタレスの状態となり、T時点において電源が投入されると、放電灯FLに整流作用が生じ、抵抗R1,R2で分圧され、バイパスコンデンサC5が充電される。このとき、放電灯FLが点灯中にグラウンドに対して正方向に整流作用を生じる方向に、放電灯FLのフィラメントf1(f2)が寿命を迎えた場合、T時点からT時点までの予め定められた時間において第3電圧比較器NLがマスクされる。そして、図5と同様に、周波数制御回路15を停止させ、スイッチング素子Q1,Q2への駆動信号が停止して保護モードに移行する。
次に、放電灯点灯装置20における寿命末期の放電灯FLの接続時に放電灯FLがグラウンドに対して負方向に整流作用を生ずる場合について説明する。
図11に示すように、点灯中に放電灯FLが寿命を迎えグラウンドに対して負方向に整流作用が生じると、バイパスコンデンサC5は抵抗R1,放電灯FLを介して放電される。そして、図6と同様に、周波数制御回路15を停止させ、スイッチング素子Q1,Q2への駆動信号が停止して保護モードに移行する。
従って、この第2実施形態の放電灯点灯装置20においては、無負荷検出回路21によりバイパスコンデンサC5の両端電圧が第3基準電圧Vth3を上回ったことを検出してインバータ制御回路13を動作開始させ放電灯FLへ高周波電力を供給開始する。
これにより、この第2実施形態の放電灯点灯装置20においては、電源投入時に高圧側のフィラメントが接続されている場合にのみ放電灯FLへの電力供給を開始する起動時無負荷検出の保護機能と、放電灯FLが寿命末期時に半波放電した場合に放電灯FLへの電力供給を低下もしくは停止する寿命末期検出の保護機能とを備えた放電灯点灯装置20において、起動時無負荷検出と寿命末期検出との部品を共用化することによりコストダウンおよび実装スペースを確保できる。
また、この第2実施形態の放電灯点灯装置20においては、無負荷検出回路21はインバータ制御回路13が動作している期間中マスクされる。
これにより、この第2実施形態の放電灯点灯装置20においては、放電灯FLが正常点灯している時にバイパスコンデンサC5の両端電圧が下がっても、無負荷であると誤検出することを防止できる。
そして、この第2実施形態の放電灯点灯装置20においては、無負荷検出回路21が所定の期間バイパスコンデンサC5の両端電圧が第3基準電圧Vth3を上回ったことを検出してインバータ制御回路13を動作開始させる。
これにより、この第2実施形態の放電灯点灯装置20においては、無負荷時に電源が投入されて過渡的にバイパスコンデンサC5の両端電圧が上昇した場合に、負荷が接続されていると誤検出することを防止できる。
加えて、この第2実施形態の放電灯点灯装置20においては、無負荷検出回路21がバイパスコンデンサC5の両端電圧が第3基準電圧Vth3を上回っていることを検出する所定の期間、電流源I1はバイパスコンデンサC5への直流バイアス供給を低下もしくは停止する。
これにより、この第2実施形態の放電灯点灯装置20においては、バイパスコンデンサC5を充電する経路として、フィラメントを介した直流バイアス回路22と電流源I1の2経路がある。そのため、起動時の負荷の有無を判別する期間は、電流源I1からのバイアスを低下または停止することにより、負荷が外れているときの定常時のバイパスコンデンサ両端電圧VC5と第1基準電圧Vth1との差が広くなることと、負荷が外れている時の電源投入時に生じるバイパスコンデンサ両端電圧VC5の過渡的な上昇に対しても放電が早くなることによって、より確実な起動時の無負荷検出を実施できる。
更に、この第2実施形態の放電灯点灯装置20においては、直流バイアス回路22の電源がインバータ回路11に接続される直流電源Vdcである。
これにより、この第2実施形態の放電灯点灯装置20においては、インバータ回路11の直流電源Vdcと直流バイアス回路22の直流電源Vdcとを兼用することにより、部品点数の低減に伴うコストダウンや実装スペースを確保できる。
(第3実施形態)
次に、本発明に係る第3実施形態の放電灯点灯装置および放電灯点灯装置を用いた照明器具について説明する。
図12に示すように、本発明に係る第3実施形態の放電灯点灯装置30は、抵抗R3がフィラメント端子Aに、抵抗R1がフィラメント端子Bに接続されている。放電灯点灯装置30の各動作は、第2実施形態と同様であるために説明を省略する。
(第4実施形態)
次に、本発明に係る第4実施形態の放電灯点灯装置および放電灯点灯装置を用いた照明器具について説明する。
図13に示すように、本発明に係る第4実施形態の放電灯点灯装置40は、スイッチング素子Q1,Q2の接続点とグラウンド間に、直流阻止用コンデンサC2と共振用インダクタT1と、共振用コンデンサC1とが直列に接続され、共振用コンデンサC1の両端に放電灯FLが接続される。
放電灯点灯装置40は、インバータ回路11に電源が投入されると、共振用インダクタT1,共振用コンデンサC1により決まる無負荷共振周波数f0に対して十分に高い周波数fphにて発振開始し、放電灯FLには点灯できない程度の共振電圧が印加される。このとき、共振用インダクタT1,共振用コンデンサC1を介してフィラメントf1を加熱する為の先行予熱電流が流れる。所定の時間先行予熱を行った後、インバータ回路11の動作周波数は放電灯FLを点灯できるように無負荷共振周波数f0に近い始動時周波数fstに変化し、放電灯FLが点灯できるような共振電圧が印加され、放電灯FLは点灯する。その後、インバータ回路11の動作周波数は点灯時の周波数ftに変化して、通常点灯状態に移行し、放電灯FLは所定の出力が得られる。
放電灯点灯装置40は、フィラメント端子Aまたはフィラメント端子Bが外れている時に、バイパスコンデンサC5を充電する経路がない為、電源投入時に過渡的にバイパスコンデンサC5の両端電圧の上昇を考慮する必要はないが、起動時のフィラメント端子A(B)の外れを検知することと、放電灯FLの寿命末期を検知することができる。
(第5実施形態)
次に、本発明に係る第5実施形態の放電灯点灯装置および放電灯点灯装置を用いた照明器具について説明する。
図14に示すように、本発明に係る第5実施形態の放電灯点灯装置50は、電流源I1を駆動回路17が動作中にのみ供給し、負荷の有無を判別する所定の期間中は、バイパスコンデンサC5へのバイアス供給を遮断している。放電灯点灯装置50は、負荷の有無を判別する為のバイパスコンデンサC5の両端電圧は、無負荷検出回路21からの経路のみとなり、電流源I1による充電を考慮しなくていい為、負荷が外れているときの定常時のバイパスコンデンサC5の両端電圧と第1基準電圧Vth1との間隔が広くなることと、放電灯FLが外れている時の電源投入時に生じるバイパスコンデンサC5の両端電圧の過渡的な上昇に対しても放電が早くなる。これにより、上記各実施形態よりも確実な起動時の無負荷検出を実施することができる。
なお、前述した各実施形態と同様に、第5実施形態は、電流源I1を駆動回路17が動作中にのみ供給し、負荷の有無を判別する所定の期間中はバイパスコンデンサC5へのバイアス供給を停止する構成は適用できる。また、電流源I1は駆動回路17が動作していない時に、電流源I1からの供給を停止しているが、駆動回路17が動作している時に対して少ない供給を実施しても、前述した効果と同様な効果が得られる為、電流源I1からの供給は停止であっても低下であってもよい。これは前述した各実施形態にも適用できる。
次に、放電灯点灯装置50における正常な放電灯FLの接続時について説明する。
図15に示すように、放電灯FLのフィラメント端子A,Bが正常に接続された状態で電源が投入されると、バイパスコンデンサC5は電流源I1と直流電源Vdcからの直流バイアスにより充電され、所定値まで上昇する。この結果、インバータ回路11は通常動作を開始する。通常動作を開始すると、放電灯FLは点灯し、両端には高周波電圧が発生し、通常点灯が維持される。
次に、放電灯点灯装置50におけるフィラメント端子Aまたはフィラメント端子Bが外れた状態で電源が投入された場合について説明する。
図16に示すように、フィラメント端子A,フィラメント端子Bのいずれかが外れた状態で電源が投入されると、上記と同様にして、第3電圧比較器NLの出力はローレベル(L)が維持され、インバータ回路11は動作しない。
次に、放電灯点灯装置50における寿命末期の放電灯FLの接続時に放電灯FLがグラウンドに対して正方向に整流作用を生ずる場合について説明する。
図17に示すように、放電灯FLが寿命末期となり、いずれかのフィラメントf1,f2がエミッタレスの状態となり、T時点において電源が投入されると、放電灯FLに整流作用が生じ、抵抗R1,R2で分圧され、バイパスコンデンサC5が充電される。このとき、放電灯FLが点灯中にグラウンドに対して正方向に整流作用を生じる方向に、放電灯FLのフィラメントf1(f2)が寿命を迎えた場合、T時点からT時点までの予め定められた時間において第3電圧比較器NLがマスクされる。そして、図5と同様に、周波数制御回路15を停止させ、スイッチング素子Q1,Q2への駆動信号が停止して保護モードに移行する。
次に、放電灯点灯装置50における寿命末期の放電灯FLの接続時に放電灯FLがグラウンドに対して負方向に整流作用を生ずる場合について説明する。
図18に示すように、点灯中に放電灯FLが寿命を迎えグラウンドに対して負方向に整流作用が生じると、バイパスコンデンサC5は抵抗R1,放電灯FLを介して放電される。そして、上記と同様に、周波数制御回路15を停止させ、スイッチング素子Q1,Q2への駆動信号が停止して保護モードに移行する。
(第6実施形態)
次に、本発明に係る第6実施形態の放電灯点灯装置および放電灯点灯装置を用いた照明器具について説明する。
図19に示すように、本発明に係る第6実施形態の放電灯点灯装置60は、第3電圧比較器NLの基準電圧がヒステリシスを有する。すなわち、放電灯点灯装置60は、バイパスコンデンサC5の両端電圧が第3基準電圧Vth3を超えると、第3電圧比較器NLの基準電圧が第3基準電圧Vth3よりも低い第4基準電圧Vth4に変わる。
次に、放電灯点灯装置60における正常な放電灯FLの接続時について説明する。
図20に示すように、放電灯点灯装置60は、正常に放電灯FLが接続されている時に、外来ノイズ等の影響で、負荷の有無を判別する所定の期間において一時的にバイパスコンデンサC5の両端電圧が下がった時に、負荷が無いと判別する誤検知の可能性を低減することができる。
次に、放電灯点灯装置60におけるフィラメント端子Aまたはフィラメント端子Bが外れた状態で電源が投入された場合について説明する。
図21に示すように、放電灯点灯装置60は、バイパスコンデンサ両端電圧VC5が第4基準電圧Vth4を所定の期間上回っていない場合は、第3電圧比較器NLの出力はローレベル(L)が維持され、インバータ回路11は動作しない。また、負荷の有無を判別する所定の期間経過後は、基準電圧を第4基準電圧Vth4から第3基準電圧Vth3に戻しておく。これは、負荷が接続されていないと判断した後に、負荷が接続された時に、負荷の有無を高い基準電圧である第3基準電圧Vth3で検知する必要がある為である。なお、基準電圧にヒステリシスを設けることは、上記各実施形態に適用できる。
従って、この第6実施形態の放電灯点灯装置60においては、無負荷検出回路21がバイパスコンデンサC5の両端電圧が第3基準電圧Vth3を上回ったことを検出すると第3基準電圧Vth3よりも小さい第4基準電圧Vth4とバイパスコンデンサ両端電圧VC5とを比較するヒステリシス機能を有する。
これにより、この第6実施形態の放電灯点灯装置60においては、起動時に負荷の有無を判別する時は、バイパスコンデンサC5の両端電圧と比較する基準電圧を高くしておき、負荷が接続されていると判別した後は、基準電圧を低くすることにより、負荷が接続されているにも関わらず過渡的にバイパスコンデンサC5の両端電圧が落ちた時や、バイパスコンデンサC5の両端電圧がリップル成分を含む時に、バイパスコンデンサC5の両端電圧が基準電圧以下となり、無負荷と判別することを防止できる。
(第7実施形態)
次に、本発明に係る第7実施形態の放電灯点灯装置および放電灯点灯装置を用いた照明器具について説明する。
図22に示すように、本発明に係る第7実施形態の放電灯点灯装置70は、RSフリップフロップ71,AND論理回路AND_NL,AND論理回路AND_EL1,AND論理回路AND_EL2を更に備えて、第1電圧比較器EL1,第2電圧比較器EL2,第3電圧比較器NLのマスク方法を変更した。放電灯点灯装置70は、無負荷判定信号が負荷の有無を判別する所定の期間はローレベル(L)であり、その他の動作状態ではハイレベル(H)信号を出力する。無負荷判定信号と、第3電圧比較器NLの論理積をRSフリップフロップ71のS入力に入力する。一方、RSフリップフロップ71のR入力には停止信号を入力する。停止信号は、放電灯点灯装置70の不図示の他の制御回路部で何等かの異常が検出された時に、ハイレベル(H)信号となる。他の状態ではローレベル(L)信号が出力される。
次に、放電灯点灯装置70における正常な放電灯FLの接続時について説明する。
図23に示すように、放電灯点灯装置70は、無負荷判定信号は負荷の有無を判別する所定の期間はローレベル(L)信号であり、AND論理回路AND_NLはローレベル(L)信号を出力する。負荷が接続されている時は、バイパスコンデンサC5へは直流電源Vdcからのバイアスが供給されている状態であり、所定の期間経過後もバイパスコンデンサ両端電圧VC5>第3基準電圧Vth3の関係が成立している。所定の期間経過後に、無負荷判定信号はローレベル(L)へ切り替わる為、第3電圧比較器NLおよび無負荷判定信号は共にハイレベル(H)となり、AND論理回路AND_NLの出力はハイレベル(H)となり、RSフリップフロップ71はハイレベル(H)の出力となり、駆動回路17が動作を開始する。駆動回路17が動作開始後にバイパスコンデンサ両端電圧VC5>第3基準電圧Vth3となっても、停止信号(ハイレベル(H))が入力されない限り、RSフリップフロップ71のハイレベル出力は維持され、駆動回路17は動作を継続する。
次に、放電灯点灯装置70におけるフィラメント端子Aまたはフィラメント端子Bが外れた状態で電源が投入された場合について説明する。
図24に示すように、放電灯点灯装置70は、無負荷判定信号は負荷の有無を判別する所定の期間はローレベル(L)信号であり、AND論理回路AND_NLはローレベル(L)信号を出力する。フィラメント端子Aまたはフィラメント端子Bが外れた状態で電源が投入された時、過渡的にバイパスコンデンサC5の両端電圧が上昇し、第3電圧比較器NLの出力はハイレベル(H)となるが、所定の期間中は無負荷判定信号がローレベル(L)出力である為、AND論理回路AND_NLの出力はローレベル(L)が維持される。従って、RSフリップフロップ71の出力もローレベル(L)である為、駆動回路17は動作開始しない。
次に、放電灯点灯装置70における寿命末期の放電灯FLの接続時に放電灯FLがグラウンドに対して正方向に整流作用を生ずる場合および放電灯点灯装置70における寿命末期の放電灯FLの接続時に放電灯FLがグラウンドに対して負方向に整流作用を生ずる場合について説明する。
図25および図26に示すように、第1電圧比較器EL1,第2電圧比較器EL2の出力がAND論理回路AND_EL1,AND論理回路AND_EL2にそれぞれ入力される。AND論理回路AND_EL1,AND論理回路AND_EL2へは第1電圧比較器EL1,第2電圧比較器EL2のマスク信号も入力される。先行予熱モード、始動モード時にマスク信号がローレベル(L)であり、この信号と論理積を取ることにより、第1電圧比較器EL1,第2電圧比較器EL2の信号を先行予熱モードおよび始動モード中はマスクすることができる。なお、本タイミングチャートでは、電流源I1の供給は駆動回路17の動作前から供給しているが、駆動回路17が動作中のみ供給する形態でも構わない。
(第8実施形態)
次に、本発明に係る第8実施形態の放電灯点灯装置および放電灯点灯装置を用いた照明器具について説明する。
図27に示すように、本発明に係る第8実施形態の放電灯点灯装置80は、第3電圧比較器NLの出力部にNOR論理回路NOR_NLが接続され、NOR論理回路NOR_NLの入力として、無負荷判定信号が入力される。NOR論理回路NOR_NLの出力はスイッチング素子Q21のゲートに接続され、スイッチング素子Q21のドレインに電流源(直流電流源)I2とコンデンサC6とが接続される。コンデンサC6の両端電圧は第5基準電圧Vth5と電圧比較器CPとで比較される。無負荷判定信号は駆動回路17の動作時はハイレベル(H)であり、その他の状態ではローレベル(L)となる。
次に、放電灯点灯装置80における正常な放電灯FLの接続時について説明する。
図28に示すように、放電灯点灯装置80は、放電灯FLが正常に接続された状態で電源が投入された時、バイパスコンデンサ両端電圧VC5>第3基準電圧Vth3の関係になると、第3電圧比較器NLの出力がハイレベル(H)になる。第3電圧比較器NLの出力がハイレベル(H)となると、NOR論理回路NOR_NLの出力はローレベル(L)となり、スイッチング素子Q21がオフする。電流源I2は放電灯点灯装置80に電源が供給されている間に直流電流を供給する電流源である。電流源I2によりコンデンサC6が充電され、コンデンサC6の両端電圧が電圧比較器CPにて第5基準電圧Vth5と比較される。コンデンサC6の両端電圧VC6が第5基準電圧Vth5を上回ると、電圧比較器CPがハイレベル(H)出力となり、駆動回路17を動作開始させる。
放電灯点灯装置80は、放電灯FLが正常である時は、放電灯FLの両端電圧は直流電圧成分をほぼ含まない。従って、バイパスコンデンサC5の両端電圧は抵抗R1,抵抗R2および電流源I1によって決定される。放電灯FLが点灯した後は、バイパスコンデンサC5の両端電圧は第3基準電圧Vth3よりも低くなり、第3電圧比較器NLの出力はローレベル(L)に落ちるが、駆動回路17が動作すると、無負荷判定信号がハイレベル(H)出力となる。従って、第3電圧比較器NLの出力に関わらず、NOR論理回路NOR_NLはローレベル(L)出力となり、スイッチング素子Q21はオフを継続する。これにより、電圧比較器CPはハイレベル(H)を継続して出力し、駆動回路17は動作を継続する。放電灯点灯装置80は、コンデンサC6が電流源I2により充電される期間を、無負荷検出を判定する期間として用いている。
次に、放電灯点灯装置80におけるフィラメント端子Aまたはフィラメント端子Bが外れた状態で電源が投入された場合について説明する。
図29に示すように、放電灯点灯装置80は、フィラメント端子Aまたはフィラメント端子Bが外れた状態で電源が投入されると、過渡的にバイパスコンデンサC5の両端電圧が上昇する。これによって第3電圧比較器NLの出力がハイレベル(H)となり、NOR論理回路NOR_NLはローレベル(L)出力となり、スイッチング素子Q21はオフする。コンデンサC6は電流源I2によって充電されるが、バイパスコンデンサC5が放電され、バイパスコンデンサ両端電圧VC5>第3基準電圧Vth3となると第3電圧比較器NLの出力はローレベル(L)となり、NOR論理回路NOR_NLの出力はハイレベル(H)となる。スイッチング素子Q21はオンされ、コンデンサC6の電荷が引き抜かれる。従って、コンデンサC6の両端電圧は第5基準電圧Vth5に達さない為、電圧比較器CPの出力はローレベル(L)となり、駆動回路17は動作しない。駆動回路17が動作しない為、無負荷判定信号もローレベル(L)出力となり、駆動回路17は停止を継続する。
次に、放電灯点灯装置80における寿命末期の放電灯FLの接続時に放電灯FLがグラウンドに対して正方向に整流作用を生ずる場合および放電灯点灯装置80における寿命末期の放電灯FLの接続時に放電灯FLがグラウンドに対して負方向に整流作用を生ずる場合について説明する。
図30および図31に示すように、第1電圧比較器EL1,第2電圧比較器EL2の出力がAND論理回路AND_EL1,AND論理回路AND_EL2にそれぞれ入力される。AND論理回路AND_EL1,AND論理回路AND_EL2へは第1電圧比較器EL1,第2電圧比較器EL2のマスク信号も入力される。そして、上記と同様に、第1電圧比較器EL1,第2電圧比較器EL2の信号を先行予熱モードおよび始動モード中はマスクすることができる。
(第9実施形態)
次に、本発明に係る第9実施形態の放電灯点灯装置および放電灯点灯装置を用いた照明器具について説明する。
図32に示すように、本発明に係る第9実施形態の放電灯点灯装置90は、図22に示した放電灯点灯回路70に、タイマー回路16をリセットするリセット回路91と、寿命末期検出動作後の状態を保持するフリップフロップFFELと、寿命末期検出後の時間を計測するコンパレータCP2とをさらに備える。
通常、この種の放電灯点灯装置では、寿命末期検出回路が動作してインバータの発振が停止した後、正常な放電灯に交換されたことを検出すると、自動的にインバータを再起動させる機能が設けられていることが一般的である。第9実施形態は、この再起動の機能を装備する場合について説明する。
放電灯点灯装置90は、電源投入時に放電灯FLが装着されていると、無負荷検出回路21の第3電圧比較器NLの出力がハイレベル(H)となるので、この信号がタイマー回路16に入力されてタイマー回路16がスタートし、リセット回路91よりタイマーリセット信号が入力されるまでタイマーのカウントが継続される。
タイマー回路16がスタートすると無負荷判定信号としてローレベル(L)が出力され、無負荷検出判定期間が開始される。そして、点灯モードに移行するとタイマー回路16より出力される寿命末期検出の第1電圧比較器EL1,第2電圧比較器EL2のマスク信号がハイレベル(H)に反転し、寿命末期検出が有効となる。
図33に示すように、正方向の寿命末期状態に至ると、コンデンサC5の電圧が第1電圧比較器のしきい値Vth1よりも大きくなり、AND論理回路ANDEF1からハイレベル(H)信号が出力される。この信号がOR論理回路OR_ELを介してフリップフロップFFELのセット信号として入力され、反転出力端子よりローレベル(L)が出力される。この信号が反転論理素子を介して周波数制御回路15にハイレベル(H)信号が出力され、インバータ回路11の発振を停止、もしくは出力を低減させる。
また、フリップフロップFFELの反転出力信号はMOSFETQ22にも入力されており、この信号がローレベル(L)に反転すると、MOSFETQ22はオフする。よって、電流源I3よりコンデンサC7が充電されてコンデンサC7の電圧が上昇し、この電圧がコンパレータCP2のしきい値Vth6を超えるとコンパレータCP2の出力がローレベル(L)に反転する。この信号がリセット回路91のリセット入力Rに入力されるので、T10時点において寿命末期検出が動作してからコンパレータCP2の出力がローレベル(L)に反転するまでの期間中はリセット回路91の動作を遅らせることができる。
リセット回路91のセット入力Sには無負荷検出回路21の第3電圧比較器NLの出力が論理反転素子と第1電圧比較器EL1,第2電圧比較器EL2のマスク中の動作を禁止するAND論理回路AND_RSを介して入力されており、寿命末期検出が動作してから所定の時間が経過した後に放電灯FLが取り外されると、無負荷検出の第3電圧比較器NLがローレベル(L)となり、リセット回路91にセット信号が入力されてタイマー回路16がリセットされる。その後、放電灯FLが再度装着されると第3電圧比較器NLの出力がハイレベル(H)に反転してタイマー回路16にスタート信号が入力され、これらの動作が繰り返される。
このように、正方向の寿命末期検出しきい値Vth1と無負荷検出しきい値Vth3とが同じであれば、正方向の寿命末期状態の場合に、寿命末期検出と同時に第3電圧比較器NLの出力もハイレベル(H)となるのでリセット回路91にセット信号が入力されることはない。
図34に示すように、負方向の寿命末期状態に至った場合、寿命末期検出した直後はフィラメントf1が接続されているにも関わらず、第3電圧比較器NLの出力がローレベル(L)であるため、リセット回路91が動作してタイマー回路16が動作してしまうことがある。このため、インバータ回路11の動作が停止してからコンデンサC5の電圧が通常の電圧に復帰して無負荷検出が正常に動作可能となるまでの間はリセット91が動作しないようにする必要がある。
そこで、コンパレータCP2によって設定される寿命末期検出後の所定時間をコンデンサC5の電圧が無負荷検出のしきい値Vth3よりも大きな値に復帰するまでの時間よりも長くすることにより、負方向の寿命末期検出が動作した直後に無負荷検出回路21が動作することがないようにしている。
従って、この第9実施形態の放電灯点灯装置90においては、寿命末期検出後の無負荷検出回路21の動作を所定時間だけマスクすることができるので、簡単な回路構成で寿命末期状態と無負荷状態を確実に判定することができる。
なお、本明細書において、インダクタやコンデンサ等の電気部品の接続態様について言及する時、用語「接続される」は、2つあるいはそれ以上の電気部品の間に、追加の部品を含み得る導電路が存在するものとする。例えば、インダクタの一端がコンデンサの一端と接続されるという場合、インダクタとコンデンサとの間に、本発明の作用効果に直接関係ない他の電気部品が接続されていても、インダクタの一端がコンデンサの一端に接続されているというものとする。
また、本明細書において、「直流電源」とは単向性を有していればよく、例えば商用の交流電源を平滑コンデンサで平渇した後の脈動の電源でもよいし、平滑コンデンサの後段にさらにチョッパ回路を設けたものでもよい。もちろん、電池のように脈動しないものでもよい。要は、経時変化に対して実質的に負にならない全ての電源を含むものとする。
なお、第1実施形態,第2実施形態,第3実施形態,第4実施形態,第5実施形態,第6実施形態,第7実施形態,第8実施形態,第9実施形態で使用した放電灯FLは例示したものに限定するものではなく適宜変更が可能である。
1 照明器具
10,20,30,40,50,60,70,80,90 放電灯点灯装置
11 インバータ回路
12 共振回路
13 制御回路部(インバータ制御回路)
14 抵抗分圧回路
21 無負荷検出回路
22 直流バイアス回路
C1 共振用コンデンサ(コンデンサ)
C5 バイパスコンデンサ
EL1 第1電圧比較器(第1の異常負荷検出回路)
EL2 第2電圧比較器(第2の異常負荷検出回路)
FL 放電灯
I1 電流源(直流電流源)
NL 第3電圧比較器
Q1,Q2 スイッチング素子
R1,R2 抵抗
T1 共振用インダクタ(インダクタ)
Vdc 直流電源
Vth1 第1基準電圧(第1の基準電圧)(しきい値)
Vth2 第2基準電圧(第2の基準電圧)(しきい値)
Vth3 第3基準電圧(第3の基準電圧)(しきい値)
Vth4 第4基準電圧(第4の基準電圧)(しきい値)
Vth5 第5基準電圧(第5の基準電圧)(しきい値)

Claims (8)

  1. 直流電源と、
    前記直流電源に接続され少なくとも一つのスイッチング素子を有し直流電圧を高周波電圧に変換するインバータ回路と、
    前記インバータ回路に接続され少なくともコンデンサおよびインダクタを有し熱陰極形の放電灯を点灯させる共振回路と、
    前記インバータ回路の前記スイッチング素子をオンオフ制御するインバータ制御回路と、
    前記放電灯に対して並列に2個以上の抵抗が直列に接続された抵抗分圧回路と、
    前記抵抗分圧回路の分圧抵抗と並列に接続される交流バイパス用のバイパスコンデンサと、
    前記バイパスコンデンサに接続され直流バイアス電流を前記バイパスコンデンサに供給する直流電流源と、
    前記バイパスコンデンサの両端電圧と第1の基準電圧とを比較する第1の異常負荷検出回路と、
    前記バイパスコンデンサの両端電圧と第2の基準電圧とを比較する第2の異常負荷検出回路と
    前記抵抗分圧回路が接続されたフィラメント端子と同じフィラメントの逆側のフィラメント端子に所定の直流バイアスを入力する直流バイアス回路と、
    前記バイパスコンデンサの両端電圧と第3の基準電圧を比較する無負荷検出回路と、
    を有し、
    前記第1の異常負荷検出回路が、前記バイパスコンデンサの両端電圧が前記第1の基準電圧を上回ったことを検出すると、前記インバータ制御回路は、前記スイッチング素子のオンオフを制御して、前記放電灯への高周波電力供給を低下もしくは停止させ
    前記第2の異常負荷検出回路が、前記バイパスコンデンサの両端電圧が前記第2の基準電圧を下回ったことを検出すると、前記インバータ制御回路は、前記スイッチング素子のオンオフを制御して、前記放電灯への高周波電力供給を低下もしくは停止させ、
    前記無負荷検出回路は、前記バイパスコンデンサの両端電圧が前記第3の基準電圧を上回ったことを検出すると、前記インバータ制御回路の動作を開始させて、前記放電灯へ高周波電力の供給を開始させ、
    かつ、少なくとも前記無負荷検出回路が前記バイパスコンデンサの両端電圧が前記第3の基準電圧を上回っていることを検出する所定の期間は、前記直流電流源の、前記バイパスコンデンサへの前記直流バイアス電流の供給が低下もしくは停止する放電灯点灯装置。
  2. 請求項1に記載の放電灯点灯装置において、
    前記第1の異常負荷検出回路および前記第2の異常負荷検出回路は、前記インバータ制御回路が動作を開始して所定の期間マスクされている放電灯点灯装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載の放電灯点灯装置において、
    前記無負荷検出回路は前記インバータ制御回路が動作している期間中マスクされている放電灯点灯装置。
  4. 請求項1ないし請求項のうちのいずれか1項に記載の放電灯点灯装置において、
    前記無負荷検出回路は所定の期間前記バイパスコンデンサの両端電圧が前記第3の基準電圧を上回ったことを検出して前記インバータ制御回路を動作開始させる放電灯点灯装置。
  5. 請求項1ないし請求項のうちのいずれか1項に記載の放電灯点灯装置において、
    前記無負荷検出回路は前記バイパスコンデンサの両端電圧が前記第3の基準電圧を上回ったことを検出すると前記第3の基準電圧よりも小さい第4の基準電圧と前記バイパスコンデンサの両端電圧とを比較するヒステリシス機能を備えた放電灯点灯装置。
  6. 請求項1ないし請求項のうちのいずれか1項に記載の放電灯点灯装置において、
    前記第1の異常負荷検出回路および前記第2の異常負荷検出回路が動作した後、前記無負荷検出回路の動作が所定の期間マスクされる放電灯点灯装置。
  7. 請求項1ないし請求項のうちのいずれか1項に記載の放電灯点灯装置において、
    前記直流バイアス回路の電源は前記インバータ回路に接続される直流電源である放電灯点灯装置。
  8. 請求項1ないし請求項のうちのいずれか1項に記載の放電灯点灯装置を備えた照明器具。
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