JP4825328B2 - 電動ステアリングロック装置 - Google Patents

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本発明は、ステアリングコラムに取付けられるケーシングに、ステアリングシャフトに係合する位置ならびにステアリングシャフトとの係合を解除する位置間でのスライドを可能としてロック部材が支承されるとともに、回動に応じて前記ロック部材をスライド作動せしめる回動部材と、電動モータと、該電動モータの回転動力を減速して前記回動部材に伝達する遊星歯車機構とが収容される電動ステアリングロック装置に関する。
このような電動ステアリングロック装置は、たとえば特許文献1で知られている。
特公昭63−59903号公報
ところが、上記特許文献1で開示されたものの遊星歯車機構による減速は1段であり、ロック部材を充分な動力でスライド駆動せしめるには減速が不十分となる可能性がある。そこで遊星歯車機構で2段階の減速をすることも考えられるが、単純には、部品点数の増加および大型化を招いてしまう。
本発明は、かかる事情に鑑みてなされたものであり、部品点数の増加および大型化を回避し得る遊星歯車機構で2段階の減速を可能とした電動ステアリングロック装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1記載の発明は、ステアリングコラムに取付けられるケーシングに、ステアリングシャフトに係合する位置ならびにステアリングシャフトとの係合を解除する位置間でのスライドを可能としてロック部材が支承されるとともに、回動に応じて前記ロック部材をスライド作動せしめる回動部材と、電動モータと、該電動モータの回転動力を減速して前記回動部材に伝達する遊星歯車機構とが収容される電動ステアリングロック装置において、前記遊星歯車機構が、前記電動モータの出力軸に同軸かつ相対回転不能に連結される第1太陽歯車と、第1太陽歯車に噛合する複数の第1遊星歯車と、それらの第1遊星歯車に噛合する内歯を有して前記ケーシングに固定されるリング歯車と、第1太陽歯車の、前記電動モータとは反対側に隣接配置されて第1遊星歯車を回転自在に支承する第1キャリアと、第1太陽歯車と同軸上に配置されて第1キャリアに相対回転不能に結合される第2太陽歯車と、第2太陽歯車および前記内歯に噛合する複数の第2遊星歯車と、第2太陽歯車の、前記電動モータとは反対側に隣接配置した前記回動部材の端部に連結されて第2遊星歯車を回転自在に支承する第2キャリアとを備え、第1キャリアおよび第2太陽歯車を同軸に貫通して回転可能に支承する単一の支承軸の一端部が、第1太陽歯車の、第1キャリアとの対向面に凹設した第1の有底円孔に回転自在に挿通されるとともに、該単一の支承軸の他端部が、前記回動部材の、第2太陽歯車との対向面に凹設した第2の有底円孔に回転自在に挿通されることを特徴とする。
また請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明の構成に加えて、前記ケーシングに、前記回動部材の回動に応じてスイッチング態様を変化させるイグニッションスイッチが収容されるとともに、前記電動モータの作動を制御するようにして前記ケーシングに収容される制御ユニットに指令を与えるための操作スイッチが付設されることを特徴とする。
なお実施例のロックプレート30が本発明のロック部材に対応する。
請求項1記載の発明によれば、第1太陽歯車および第1キャリア間での第1段の減速と、第1キャリアと相対回転不能である第2太陽歯車および第2キャリア間での第2段の減速とで、電動モータの回転動力を充分に減速して回動部材に伝達することが可能であり、ロック部材を充分な動力でスライド駆動することができる。しかも遊星歯車機構のリング歯車が、第1段および第2段の減速に共通な単一のものであり、部品点数の増加を抑えるとともに遊星歯車機構の大型化を回避することができる。
また請求項2記載の発明によれば、操作スイッチの操作によって電動モータの作動を制御することでロック部材を駆動してステアリングロック状態およびステアリングロック解除状態を切換えることが可能であるとともにイグニッションスイッチのスイッチング態様を切換えることができる。而して電動モータおよび回動部材間の減速を遊星歯車機構で行うようにしており、遊星歯車機構を収容することでケーシングが遊星歯車機構の径方向に大型化することはなく、メカニカルキーを用いた従来型のステアリングロック装置よりも大きくなることはないので、同一車種でも、操作スイッチおよびイグニッションスイッチを有する電動ステアリングロック装置と、メカニカルキーを用いた従来型のステアリングロック装置とのいずれかを選択して採用することができる。
以下、本発明の実施の形態を、添付の図面に示した本発明の実施例に基づいて説明する。
図1〜図7は本発明の第1実施例を示すものであり、図1は電動ステアリングロック装置のステアリングコラムへの取付け状態を示す平面図、図2は図1の2矢視図、図3は図1の3矢視図、図4は図3の4−4線断面図、図5は図4の遊星歯車機構付近の拡大図、図6は図4の6−6線断面図、図7は電動モータの制御系を示すブロック図である。
先ず図1および図2において、車両の車体に固定されたステアリングコラム11にはステアリングシャフト12が挿通されており、ステアリングコラム11を覆うコラムカバー13からの前記ステアリングシャフト12の突出端部にステアリングホイール14が取付けられる。而してステアリングホイール14による操舵が許容される状態と、前記操舵が阻止される状態とが電動ステアリングロック装置15によって切換えられるものであり、この電動ステアリングロック装置15は、前記ステアリングコラム11の軸線を含む鉛直面と斜めに交差する方向に長く延びて前記ステアリングコラム11に取付けられるケーシング16を有し、該ケーシング16の大部分は前記コラムカバー13で覆われる。
図3および図4を併せて参照して、前記ケーシング16は、前記ステアリングコラム11と反対側に開放した略U字状の横断面形状を有するケーシング主体17と、該ケーシング主体17側に開放した略U字状の横断面形状を有するカバー18とが複数のねじ部材19…で締結されて成る。しかもケーシング主体17には、前記ステアリングコラム11の略半周を覆う円弧状の取付け部17aと、該取付け部17aの周方向両端から張り出す一対のフランジ部17b,17bとが一体に形成されており、前記取付け部17aとともにステアリングコラム11の略全周を覆うようにして円弧状に形成される取付け部材20の周方向両端部が前記両フランジ部17b…にボルト21…で締結されることにより、前記ケーシング16が、その一端部を車両の進行方向に沿う斜め右後方に向けるようにして、前記ステアリングコラム11に取付けられる。
前記ケーシング16は、その長手方向に間隔をあけて該ケーシング16の一端(図4の右端)側から順に並ぶ第1〜第6隔壁22,23,24,25,26,27を有するものであり、第1〜第6隔壁22〜27は前記ケーシング主体17および前記カバー18の協働により形成される。第1隔壁22は、ケーシング16の一端から内方側に間隔をあけた位置に配置されており、ケーシング16の一端側で前記ケーシング主体17および前記カバー18は、第1隔壁22を閉塞端として外方に開放した収容凹部28を協働して形成する。またケーシング16の他端を閉じる端壁29が前記ケーシング主体17および前記カバー18の協働により形成される。
前記ケーシング16には、ステアリングシャフト12に係合する位置およびステアリングシャフト12との係合を解除する位置間でのスライドを可能としてロック部材としてのロックプレート30が支承される。すなわち前記ケーシング16のケーシング主体17における取付け部17aの周方向中央部には、前記ステアリングシャフト12の半径方向に沿う摺動孔31が設けられており、前記ロックプレート30が摺動孔31に摺動可能に嵌合される。
またケーシング16内には、回動に応じて前記ロックプレート30をスライド作動せしめる回動部材32と、電動モータ33と、該電動モータ33の回転動力を減速して前記回動部材32に伝達する減速機構としての遊星歯車機構34と、前記回動部材32の回動に応じてスイッチング態様を変化させるイグニッションスイッチ35とが収容される。
電動モータ33のモータハウジング36は、第1および第2隔壁22,23間でケーシング16内に収容、固定されるものであり、モータハウジング36の第2隔壁23側の端部に同軸に突設された突部36aが、第2隔壁23に設けられた貫通孔37に挿通され、電動モータ33の出力軸38は前記突部36aから突出される。
図5および図6において、遊星歯車機構34は、前記電動モータ33の出力軸38に同軸かつ相対回転不能に連結される第1太陽歯車40と、第1太陽歯車40に噛合する複数たとえば一対の第1遊星歯車41,41と、それらの第1遊星歯車41…に噛合する内歯42を有して前記ケーシング16に固定されるリング歯車43と、第1太陽歯車40の、電動モータ33とは反対側に隣接配置されて第1遊星歯車41…を回転自在に支承する第1キャリア44と、第1太陽歯車40と同軸上に配置されて第1キャリア44に相対回転不能に結合される第2太陽歯車45と、第2太陽歯車45および前記内歯42に噛合する複数たとえば一対の第2遊星歯車46,46と、第2太陽歯車45の、電動モータ33とは反対側に隣接配置した回動部材32の端部に連結されて第2遊星歯車46…を回転自在に支承する第2キャリア47とを備える。
リング歯車43は、第3および第4隔壁24,25間でケーシング16内に収容されるものであり、リング歯車43の一直径線上で該リング歯車43の外周から突設される一対の係合突部48,48が、ケーシング16におけるケーシング主体17およびカバー18の内面側にそれぞれ設けられる係止凹部49,49に係合することにより、リング歯車43がケーシング16に固定されることになる。
第1および第2キャリア44,47は、第1キャリア44を第3隔壁24側とするとともに第2キャリア47を第4隔壁25側として第3および第4隔壁24,25間で同軸に並ぶようにしてケーシング16に収容されており、第3隔壁24側に突出するようにして第1キャリア44に一体に設けられた一対の第1支軸50,50で一対の第1遊星歯車41…が回転自在に支承される。また第1太陽歯車40は、第3隔壁24に設けられている収容孔51を貫通して配置されており、この第1太陽歯車40の一端は第1キャリア44に摺接される。
一対の第2遊星歯車46…は、第1キャリア44側に突出するようにして第2キャリア47に一体に設けられた一対の第2支軸52,52で回転自在に支承されており、第2太陽歯車45は、第2遊星歯車46…に噛合するようにして第1キャリア44に同軸にかつ一体に形成される。
再び図4において、ケーシング16の第5および第6隔壁26,27間には、前記摺動孔31に摺動自在に嵌合されるロックプレート30に連結されるスライダ55が、ロックプレート30の摺動方向にスライドすることを可能として収容されており、該スライダ55に設けられた開口部56を前記回動部材32が貫通する。
前記回動部材32は、第4および第5隔壁25,26を回転自在に貫通する第1軸部32aと、第1軸部32aと同軸にして第6隔壁27を回転自在に貫通する第2軸部32bと、第1および第2軸部32a,32b間を結んで前記スライダ55の開口部56を貫通するリフトカム部32cとを一体に有するものであり、前記ロックプレート30とは反対側で前記開口部56の内面を前記リフトカム部32cに当接させる側にスライダ55を付勢するばね57が、ケーシング16におけるカバー18および前記スライダ55間に縮設される。
而して前記回動部材32の回動に応じて前記リフトカム部32cの外周への前記開口部56の内面の接触位置が変化することにより、前記ロックプレート30が、前記ステアリングシャフト12に係合する位置と、前記ステアリングシャフト12との係合を解除する位置との間でスライドすることになる。
しかも前記回動部材32における第1軸部32aの一端部は、前記遊星歯車機構34における第2キャリア47の中心部に相対回動不能に結合されており、電動モータ33から出力される回転動力は遊星歯車機構34で減速されて回動部材32に伝達されることになる。
た第1キャリア44および第2太陽歯車45を同軸に貫通して回転可能に支承する単一の支承軸53の一端部が、第1太陽歯車40の、第1キャリア44との対向面に凹設した第1の有底円孔40aに回転自在に挿通されるとともに、該単一の支承軸53の他端部が、前記回動部材32における第1軸部32aの、第2太陽歯車45との対向面に凹設した第2の有底円孔32eに回転自在に挿通される。すなわち第1太陽歯車40の第1の有底円孔40aおよび前記回動部材32の第2の有底円孔32e一端部および他端部が同軸にかつ回転可能に連結される支承軸53に、第1キャリア44および第2太陽歯車45が回転可能に支承される。
第4および第5隔壁25,26間で前記ケーシング16には、イグニッションスイッチ35が収容されるものであり、このイグニッションスイッチ35のスイッチケース58は、第4隔壁25側の第1ケース半体59と、第5隔壁26側の第2ケース半体60とが相互に結合されて成り、スイッチケース58内に回動可能に収容された可動部材61が前記回動部材32の第1軸部32aに相対回動不能に結合される。したがって可動部材61は回動部材32とともに回動し、この可動部材61の回動によってイグニッションスイッチ35のスイッチング態様が切換えられる。
前記スイッチケース58における第2ケース半体60には、前記ケーシング16の下部側壁から突出したカプラ部60aが一体に形成され、このカプラ部60a内に、複数の接続端子62…が配置される。
前記ケーシング16の一端側の収容凹部28には操作部64が配設されており、この操作部64は、前記収容凹部28内に収容、固定される有底円筒状のボタンハウジング65と、該ボタンハウジング65に摺動可能に嵌合される押しボタン66と、前記ボタンハウジング65の閉塞端および前記押しボタン66間に縮設される戻しばね67と、該戻しばね67のばね力に抗して前記押しボタン66を押し込むのに応じてオン状態となるようにして前記ボタンハウジング65の閉塞端に配設される操作スイッチ68とから成る。
第6隔壁27および端壁29間でケーシング16内には、合成樹脂から成る支持部材69に固定される制御基板70が収容、固定される。また前記支持部材69には、前記ケーシング16の側部から外方に突出するカプラ部69aが一体に設けられる。
図7において、前記制御基板70上には、マイコンから成る制御ユニット71が取付けられるものであり、この制御ユニット71は、操作スイッチ68からの指令に応じて電動モータ33の作動を制御する。
前記制御基板70上には、前記制御ユニット71の他に、該制御ユニット71からの信号に応じて前記電動モータ33を駆動するモータ駆動回路72が配設されるとともに、エンジン作動時および車両走行時の少なくとも一方、この実施例ではエンジン作動時および車両走行時のいずれの状態でも前記ケーシング16に生じる振動を検知する振動センサ73が取付けられる。
ところで、図4で明示するように、前記回動部材32における第2軸部32bの前記制御基板70への対向端部には、第2軸部32bから半径方向外方に延びる腕部32dが一体に設けられており、この腕部32dの先端部には、前記制御基板70に対向するようにしてマグネット74が取付けられる。一方、前記制御基板70には、前記電動モータ33の作動に伴う回動部材32の回動に応じて前記マグネット74を検出することで電動モータ33の作動位置すなわちOFF(LOCK)位置、ACC位置、ON位置およびST位置を検出するための4つのホール素子75,76,77,78が配設される。
前記制御ユニット71には、前記操作スイッチ68、前記振動センサ73および前記ホール素子75〜78からの信号に加えて、車両運転者がブレーキペダルを踏んだことを検出するブレーキスイッチ79からの信号と、図示しない変速機のシフト位置を検出するシフト位置検出器80の検出信号とが入力されており、制御ユニット71は、それらの入力信号に応じて前記電動モータ33を作動せしめるための駆動信号を出力し、それに応じてモータ駆動回路72が作動することになる。
すなわちシフト位置検出器80がパーキング位置であることを検出するとともにブレーキペダルを踏み込んでいることをブレーキスイッチ79が検出している状態で、操作が許可された正規のユーザが操作部64の押しボタン66を押し込むと、制御ユニット71は、OFF(LOCK)位置、ACC位置およびON位置を順次経過してST位置となるように電動モータ33が作動するための駆動信号をモータ駆動回路72に入力し、それに応じてイグニッションスイッチ35がON状態となるとともにロックプレート30がステアリングシャフト12との係合を解除する位置にスライドしてアンロック状態となり、エンジンが始動した後に、電動モータ33はON位置となるように逆転作動する。
またシフト位置検出器80がパーキング位置であることを検出するもののブレーキペダルを踏み込んでいることをブレーキスイッチ79が検出していない状態で、操作部64の押しボタン66が押されたときには、制御ユニット71は、ACC位置まで電動モータ33を作動せしめ、引き続いて押しボタン66を押し込むと、OFF(LOCK)位置→ACC位置→ON位置→OFF(LOCK)位置→ACC位置→ON位置〜を繰り返すように電動モータ33が作動し、エンジンが始動することはない。さらにシフト位置検出器80がパーキング位置であることを検出していない状態では、前記押しボタン66を押し込んでも電動モータ33は作動せず、エンジンが始動することはない。
電動モータ33がON位置にある際に、シフト位置検出器77がパーキング位置を検出した状態で前記操作部64の押しボタン66を押すと、制御ユニット71は、OFF(LOCK)位置に戻る。
ところで振動センサ73は、エンジン作動時および車両走行時の少なくとも一方の状態、この実施例では両方の状態で前記ケーシング16に作用する振動を検知するものであり、この振動センサ73が振動を検知している状態では、前記制御ユニット71が、前記ステアリングシャフト12に係合する側に前記ロックプレート30をスライド作動せしめる側に前記電動モータ33を作動せしめることは禁止されている。したがって車両走行時に、前記操作部64の押しボタン66を誤って押したとしても前記ロックプレート30が前記ステアリングシャフト12に係合する側にスライド作動することはなく、車両停止時でもエンジンが作動している状態や、車両走行中にエンジンが停止した状態でも前記ロックプレート30が前記ステアリングシャフト12に係合する側にスライド作動することはない。
次にこの第1実施例の作用について説明すると、電動モータ33の回転動力を減速して回動部材32に伝達するようにしてケーシング16に収容される遊星歯車機構34が、前記電動モータ33の出力軸38に同軸かつ相対回転不能に連結される第1太陽歯車40と、第1太陽歯車40に噛合する複数の第1遊星歯車41…と、それらの第1遊星歯車41…に噛合する内歯42を有して前記ケーシング16に固定されるリング歯車43と、第1太陽歯車40の、電動モータ33とは反対側に隣接配置されて第1遊星歯車41…を回転自在に支承する第1キャリア44と、第1太陽歯車40と同軸上に配置されて第1キャリア44に相対回転不能に結合される第2太陽歯車45と、第2太陽歯車45および前記内歯42に噛合する複数の第2遊星歯車46…と、第2太陽歯車45の、電動モータ33とは反対側に隣接配置した回動部材32の端部に連結されて第2遊星歯車46…を回転自在に支承する第2キャリア47とを備え、第1キャリア44および第2太陽歯車45を同軸に貫通して回転可能に支承する単一の支承軸53の一端部が、第1太陽歯車40の、第1キャリア44との対向面に凹設した第1の有底円孔40aに回転自在に挿通されるとともに、該単一の支承軸53の他端部が、回動部材32の、第2太陽歯車45との対向面に凹設した第2の有底円孔32eに回転自在に挿通されている。
すなわち遊星歯車機構34は、第1太陽歯車40および第1キャリア44間での第1段の減速と、第1キャリア44と相対回転不能である第2太陽歯車45および第2キャリア47間での第2段の減速とで、電動モータ33の回転動力を充分に減速して回動部材32に伝達することが可能であり、ロックプレート30を充分な動力でスライド駆動することができる。しかも遊星歯車機構34のリング歯車43が、第1段および第2段の減速に共通な単一のものであり、部品点数の増加を抑えるとともに遊星歯車機構34の大型化を回避することができる。
またケーシング16には、回動部材32の回動に応じてスイッチング態様を変化させるイグニッションスイッチ35が収容されるとともに、電動モータ33の作動を制御するようにして前記ケーシング16に収容される制御ユニット71に指令を与えるための操作スイッチ68が付設されるので、操作スイッチ68の操作によって電動モータ33の作動を制御することでロックプレート30を駆動してステアリングロック状態およびステアリングロック解除状態を切換えることが可能であるとともにイグニッションスイッチ35のスイッチング態様を切換えることができる。而して電動モータ33および回動部材32間の減速を遊星歯車機構34で行うようにしており、遊星歯車機構34を収容することでケーシング16が遊星歯車機構34の径方向に大型化することはなく、メカニカルキーを用いた従来型のステアリングロック装置よりも大きくなることはないので、同一車種でも、操作スイッチ68およびイグニッションスイッチ35を有する電動ステアリングロック装置15と、メカニカルキーを用いた従来型のステアリングロック装置とのいずれかを選択して採用することができる。
さらにケーシング16内に収容、固定される制御基板70に、電動モータ33の作動を制御する制御ユニット71が配設されるとともにエンジン始動時および車両走行時の少なくとも一方、この実施例では両方の状態で前記ケーシング16で生じる振動を検知する振動センサ73が取付けられており、前記振動センサ73の振動検知時には前記ステアリングシャフト12に係合する側に前記ロックプレート30をスライド作動せしめる方向への前記電動モータ33の前記制御ユニット71による作動制御は禁止されているので、エンジン始動時および車両走行時にはロックプレート30がスライド作動しないようにしたフェールセーフ機能を有することになる。しかも振動センサ73は、制御ユニット71が配設されるとともにケーシング16内に収容、固定される制御基板70に取付けられるものであり、エンジン作動状態および車両走行状態を示す信号をケーシング16外から制御ユニット71に入力するための配線が不要であり、電動ステアリングロック装置15の構成を単純化することができ、組付け作業も容易となる。
図8は本発明の第2実施例を示すものであり、上記第1実施例に対応する部分には同一の参照符号を付して図示するのみとし、詳細な説明は省略する。
電動ステアリングロック装置85のケーシング86は、ケーシング主体87およびカバー88が複数のねじ部材89…で締結されて成り、ステアリングコラム11(図1〜図7の第1実施例参照)に取付けられるべくケーシング主体87に設けられた円弧状の取付け部87aの周方向中央部には、ロックプレート30を摺動可能に嵌合せしめる摺動孔90が設けられる。
前記ケーシング86は、その長手方向に間隔をあけて該ケーシング86の一端(図8の右端)側から順に並ぶ、一端壁91、第1〜第4隔壁92,93,94,95および他端壁96を有するものであり、一端壁91、第1〜第4隔壁92,93,94,95および他端壁96は前記ケーシング主体87および前記カバー88の協働により形成される。
またケーシング86内には、回動に応じて前記ロックプレート30をスライド作動せしめる回動部材97と、電動モータ33と、該電動モータ33の回転動力を減速して前記回動部材97に伝達する遊星歯車機構34とが収容される。
電動モータ33のモータハウジング36は、一端壁91および第1隔壁92間でケーシング86内に収容、固定される。また遊星歯車機構34は、前記電動モータ33の出力軸38に同軸かつ相対回転不能に連結される第1太陽歯車40と、第1太陽歯車40に噛合する複数たとえば一対の第1遊星歯車41,41と、それらの第1遊星歯車41…に噛合する内歯42を有して前記ケーシング86に固定されるリング歯車43と、第1太陽歯車40の、電動モータ33とは反対側に隣接配置されて第1遊星歯車41…を回転自在に支承する第1キャリア44と、第1太陽歯車40と同軸上に配置されて第1キャリア44に相対回転不能に結合される第2太陽歯車45と、第2太陽歯車45および前記内歯42に噛合する複数たとえば一対の第2遊星歯車46,46と、第2太陽歯車45の、電動モータ33とは反対側に隣接配置した回動部材97の端部に連結されて第2遊星歯車46…を回転自在に支承する第2キャリア47とを備え、第2および第3隔壁93,94間でケーシング86に収容される。
ケーシング86の第3および第4隔壁94,95間には、前記摺動孔90に摺動自在に嵌合されるロックプレート30に連結されるスライダ55が、ロックプレート30の摺動方向にスライドすることを可能として収容されており、該スライダ55に設けられた開口部56を前記回動部材97が貫通する。
前記回動部材97は、第3隔壁94を回転自在に貫通する第1軸部97aと、第1軸部97aと同軸にして第4隔壁95を回転自在に貫通する第2軸部97bと、第1および第2軸部97a,97b間を結んで前記スライダ55の開口部56を貫通するリフトカム部97cとを一体に有するものであり、前記ロックプレート30とは反対側で前記開口部56の内面を前記リフトカム部97cに当接させる側にスライダ55を付勢するばね57が、ケーシング86におけるカバー88および前記スライダ55間に縮設される。
しかも前記回動部材97における第1軸部97aの一端部は、前記遊星歯車機構34における第2キャリア47の中心部に相対回動不能に結合されており、電動モータ33から出力される回転動力は遊星歯車機構34で減速されて回動部材97に伝達されることになる。
た第1キャリア44および第2太陽歯車45を同軸に貫通して回転可能に支承する単一の支承軸98の一端部が、第1太陽歯車40の、第1キャリア44との対向面に凹設した第1の有底円孔40aに回転自在に挿通されるとともに、該単一の支承軸98の他端部が、回動部材97の、第2太陽歯車45との対向面に凹設した第2の有底円孔97eに回転自在に挿通される。すなわち第1太陽歯車40の第1の有底円孔40aおよび前記回動部材97の第2の有底円孔97e一端部および他端部が同軸にかつ回転可能に連結される支承軸98に、第1キャリア44および第2太陽歯車45が回転可能に支承される。
第4隔壁95および他端壁96間でケーシング86内には制御基板100が収容、固定され、該制御基板100には、第1実施例と同様に、制御ユニット(図示せず)と、該制御ユニットからの制御信号に応じて前記電動モータ33を駆動するモータ駆動回路(図示せず)と、エンジン始動時および車両走行時の少なくとも一方でケーシング86で生じる振動を検知する振動センサとが配設され、前記振動センサの振動検知時にはロック状態となる側ロックプレート30をスライド作動せしめる側への前記電動モータ33の前記制御ユニットによる作動制御は禁止されている。
また前記回動部材97における第2軸部97bの前記制御基板100への対向端部には、第2軸部97bから半径方向外方に延びる腕部97dが一体に設けられており、この腕部97dの先端部には、前記制御基板100に対向するようにしてマグネット74が取付けられる。一方、前記制御基板100には、前記電動モータ33の作動に伴う回動部材97の回動に応じて前記マグネット74を検出することで電動モータ33の作動位置すなわちOFF(LOCK)位置、ACC位置、ON位置およびST位置を検出するための4つのホール素子75,76,77,78が配設される。
この電動ステアリングロック装置85は、スマートエントリーシステムの1機能として用いられるものであり、正規ユーザが認識されることによって前記電動モータ33は制御ユニットによってアンロック状態となるように作動し、正規ユーザの降車に応じてドアロックがなされると同時に、前記電動モータ33は制御ユニットによってロック状態となるように作動する。
この第2実施例によっても、上記第1実施例と同様に、遊星歯車機構34は、第1太陽歯車40および第1キャリア44間での第1段の減速と、第1キャリア44と相対回転不能である第2太陽歯車45および第2キャリア47間での第2段の減速とで、電動モータ33の回転動力を充分に減速して回動部材97に伝達してロックプレート30を充分な動力でスライド駆動することができ、また部品点数の増加を抑えるとともに遊星歯車機構34の大型化を回避することができる。
また車両走行時にロック状態となる側への電動モータ33の作動を禁止するフェールセーフ機能を有するにあたってケーシング86外からエンジン作動状態および車両走行状態の少なくとも一方の状態を検出する信号を入力するための配線が不要であり、電動ステアリングロック装置85の構成を単純化することができ、組付け作業も容易となる。
以上、本発明の実施例を説明したが、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明を逸脱することなく種々の設計変更を行うことが可能である。
第1実施例の電動ステアリングロック装置のステアリングコラムへの取付け状態を示す平面図である。 図1の2矢視図である。 図1の3矢視図である。 図3の4−4線断面図である。 図4の遊星歯車機構付近の拡大図である。 図4の6−6線断面図である。 電動モータの制御系を示すブロック図である。 第2実施例の電動ステアリングロック装置の図4に対応した断面図である。
11・・・ステアリングコラム
12・・・ステアリングシャフト
15,85・・・電動ステアリングロック装置
16,86・・・ケーシング
30・・・ロック部材であるロックプレート
32,97・・・回動部材
32e,97e・・・有底円孔
33・・・電動モータ
34・・・遊星歯車機構
35・・・イグニッションスイッチ
38・・・出力軸
40・・・第1太陽歯車
40a・・・有底円孔
41・・・第1遊星歯車
42・・・内歯
43・・・リング歯車
44・・・第1キャリア
45・・・第2太陽歯車
46・・・第2遊星歯車
47・・・第2キャリア
53,98・・・支承
68・・・操作スイッチ
71・・・制御ユニット

Claims (2)

  1. ステアリングコラム(11)に取付けられるケーシング(16,86)に、ステアリングシャフト(12)に係合する位置ならびにステアリングシャフト(12)との係合を解除する位置間でのスライドを可能としてロック部材(30)が支承されるとともに、回動に応じて前記ロック部材(30)をスライド作動せしめる回動部材(32,97)と、電動モータ(33)と、該電動モータ(33)の回転動力を減速して前記回動部材(32,97)に伝達する遊星歯車機構(34)とが収容される電動ステアリングロック装置において、
    前記遊星歯車機構(34)が、前記電動モータ(33)の出力軸(38)に同軸かつ相対回転不能に連結される第1太陽歯車(40)と、第1太陽歯車(40)に噛合する複数の第1遊星歯車(41)と、それらの第1遊星歯車(41)に噛合する内歯(42)を有して前記ケーシング(16,86)に固定されるリング歯車(43)と、第1太陽歯車(40)の、前記電動モータ(33)とは反対側に隣接配置されて第1遊星歯車(41)を回転自在に支承する第1キャリア(44)と、第1太陽歯車(40)と同軸上に配置されて第1キャリア(44)に相対回転不能に結合される第2太陽歯車(45)と、第2太陽歯車(45)および前記内歯(42)に噛合する複数の第2遊星歯車(46)と、第2太陽歯車(45)の、前記電動モータ(33)とは反対側に隣接配置した前記回動部材(32,97)の端部に連結されて第2遊星歯車(46)を回転自在に支承する第2キャリア(47)とを備え
    1キャリア(44)および第2太陽歯車(45)を同軸に貫通して回転可能に支承する単一の支承軸(53,98)の一端部が、第1太陽歯車(40)の、第1キャリア(44)との対向面に凹設した第1の有底円孔(40a)に回転自在に挿通されるとともに、該単一の支承軸(53,98)の他端部が、前記回動部材(32,97)の、第2太陽歯車(45)との対向面に凹設した第2の有底円孔(32e,97e)に回転自在に挿通されることを特徴とする電動ステアリングロック装置。
  2. 前記ケーシング(16)に、前記回動部材(32)の回動に応じてスイッチング態様を変化させるイグニッションスイッチ(35)が収容されるとともに、前記電動モータ(33)の作動を制御するようにして前記ケーシング(16)に収容される制御ユニット(71)に指令を与えるための操作スイッチ(68)が付設されることを特徴とする請求項1記載の電動ステアリングロック装置。
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